JP5905223B2 - 誘導加熱装置及び誘導加熱方法並びに焼嵌め装置及び焼嵌め方法 - Google Patents
誘導加熱装置及び誘導加熱方法並びに焼嵌め装置及び焼嵌め方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5905223B2 JP5905223B2 JP2011206985A JP2011206985A JP5905223B2 JP 5905223 B2 JP5905223 B2 JP 5905223B2 JP 2011206985 A JP2011206985 A JP 2011206985A JP 2011206985 A JP2011206985 A JP 2011206985A JP 5905223 B2 JP5905223 B2 JP 5905223B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical body
- induction coil
- heater panel
- holding
- induction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
Description
スプリングクリップ5の組み立てには、外クリップ5aを加熱して拡径した後、外クリップ5aの内周に内クリップ5bを嵌め込み、そのまま自然冷却させて、図14に示すWの範囲で全周にわたって焼き嵌めして一体化する焼き嵌め工法が採用されている。具体的には、まず、外クリップ5aを回転テーブル上に載置し、外クリップ5aを回転させながらガスバーナーで加熱する。外クリップ5aが十分に加熱されたらガスバーナーを止めて、内クリップ5bを外クリップ5aの内周に嵌め込み、スプリングクリップ5を完成させている。
そして、特許文献1に記載された方法では、直径の異なる複数種のベアリング外輪を加熱することについての記載が無かった。
直径の異なる複数種の円筒体を誘導コイルで加熱する誘導加熱装置において、
前記円筒体の周りに設けられて、前記円筒体を外周側から加熱する誘導コイルと、
前記円筒体が前記誘導コイルに対して同芯円上に配置された状態を維持しながら、前記円筒体の内周面に当接可能に前記円筒体を保持する保持手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る焼嵌め装置は、
直径の異なる複数種の第1円筒体を誘導コイルで加熱して、該第1円筒体の内周側の第2円筒体に対して前記第1円筒体を焼嵌めで固定する焼嵌め装置において、
前記第1円筒体の周りに設けられて、前記第1円筒体を外周側から加熱する誘導コイルを含むヒーターパネルと、
前記第1円筒体が前記誘導コイルに対して同芯円上に配置された状態を維持しながら、前記第1円筒体の内周面に当接可能に前記第1円筒体を保持する保持手段と、を備え、
前記焼嵌め装置は、前記保持手段によって保持された第1円筒体の内周側に前記第2円筒体を嵌め込んで前記ヒーターパネル内にて組み立てられた焼嵌め品が、前記ヒーターパネルから取出し可能に構成される。
また、保持手段は直径の異なる複数種の円筒体の内周面に当接可能なので、複数種の円筒体を誘導コイル内で保持することができる。
前記円筒体の内周面に当接して前記円筒体を保持する複数の爪部と、
前記複数の前記爪部が前記誘導コイルに対して同芯円上に配置された状態を維持しながら、前記複数の前記爪部を径方向に移動させる爪部移動手段と、を備えていてもよい。
前記保持手段は、前記昇降手段の上部に着脱自在に接続されており、
前記昇降手段により前記保持手段を前記誘導コイルよりも下方に移動させた際に、前記保持手段の高さが前記案内レールで案内される前記ヒーターパネルの下面よりも低い位置に収まるように、前記昇降手段は加熱装置本体に支持されていてもよい。
また、保持手段は昇降手段に対して着脱可能なので、保持手段を取り外すこともできる。
前記加熱装置本体側には、前記受電端子に着脱自在に嵌合される給電端子が設けられており、
前記ヒーターパネルは、前記加熱装置本体側に対して着脱自在に取り付けられていてもよい。
また、ヒーターパネルは誘導加熱装置本体側に対して脱着可能なので、内径の異なる誘導コイルをそれぞれ収納したヒーターパネルを準備することで、直径の異なる円筒体を加熱することが可能となる。そして、ヒーターパネルの脱着は、受電端子と給電端子との嵌合を解除したり、受電端子と給電端子とを嵌合をしたりするだけなので、短時間で容易に行うことができる。
また、ヒーターパネルを誘導加熱装置本体から取り外す際は、ヒーターパネルを案内レールに沿ってストッパー側とは反対の方向に移動させることにより、受電端子と送電端子との嵌合を解除することができる。
調整ダイアルと、
前記誘導コイルの中心軸方向に沿って配置されて、前記調整ダイアルの回転操作によって回転する回転軸と、
前記回転軸に接続された第1歯車と、
前記第1歯車に噛み合う複数の第2歯車と、
前記複数の前記第2歯車にそれぞれ取り付けられて、前記回転軸と直交するように径方向に沿って設けられた複数の送りネジと、
前記複数の前記送りネジにそれぞれ螺合し、且つ前記爪部に接続された複数の送りナットと、を備え、
前記爪部は、前記調整ダイアルの回転操作によって一括して径方向に移動することとしてもよい。
前記保持手段を前記円筒体の内周面に当接させて前記円筒体を保持するとともに、前記円筒体を前記誘導コイルに対する同芯円上に配置して、前記円筒体の外周と前記誘導コイルの内周との隙間を前記円筒体の全周に沿って一定にすることを特徴とする。
また、本発明に係る焼嵌め方法は、
上述した焼嵌め装置を用いて、直径の異なる複数種の第1円筒体を加熱して、該第1円筒体を第2円筒体に対して焼嵌めで固定する焼嵌め方法において、
前記保持手段を前記第1円筒体の内周面に当接させて前記第1円筒体を保持するとともに、前記第1円筒体を前記誘導コイルに対する同芯円上に配置して、前記第1円筒体の外周と前記誘導コイルの内周との隙間を前記第1円筒体の全周に沿って一定にする。
図1〜図3は、それぞれ第1実施形態に係る誘導加熱装置の斜視図、側面図、正面図である。本実施形態に適用する処理対象物は、背景技術で説明した図14に示すスプリングクリップ5と同じである。加熱処理される外クリップ5aは、図14に示す図の下端において、φ150〜400mmの直径を有する複数の異なる寸法の円筒状材料である。
誘導加熱装置1は、コンベア6によって搬送された外クリップ5aをヒーターパネル10内で加熱した後、外クリップ5aの内周に内クリップ5bを嵌め込んでスプリングクリップ5を組み立てる際に用いられる。その後、ヒーターパネル10からスプリングクリップ5を取り出して作業台2に載置し、自然冷却する。
図4及び図5に示すように、ヒーターパネル10は、複数のヒーターパネル固定用ボルト12で誘導加熱装置本体3に固定されている。また、ヒーターパネル10には、その中央部に貫通穴14が形成されており、当該貫通穴14を囲うように誘導コイル11がヒーターパネル10内に内包されている。貫通穴14内に外クリップ5aを配置し、加熱する。また、貫通穴14内には、外クリップ5aを保持する保持装置20が設けられている。
爪部21は、外クリップ5aを支持する支持体と、支持体の上面に設けられた当接体と、から構成されている。当接体の径方向の長さは、支持体の径方向の長さよりも短い。このため、爪部21の外方側の側部には段差24が形成されている。爪部21で外クリップ5aを保持する際は、この段差24に外クリップ5aを配置する。具体的には、段差24の支持体の上面で外クリップ5aが落下しないように支持しつつ、段差24の当接体の側面を外クリップ5aの内周面に当接させて、外クリップ5aが水平方向へ移動しないように保持する。本実施形態においては、4台の爪部21を用いているため、外クリップ5aを安定して保持することができる。
爪部移動装置25は、第1調整ダイアル26と、誘導コイル11の中心軸方向に沿って配置されて、第1調整ダイアル26の回転操作によって回転する回転軸27と、回転軸27に接続された第1かさ歯車28と、第1かさ歯車28に噛み合う4個の第2かさ歯車29と、各第2かさ歯車29にそれぞれ取り付けられて、回転軸27と直交するように径方向に沿って設けられた送りネジ30と、各送りネジ30にそれぞれ螺合し、且つ爪部21に接続された送りナット31と、を備えている。
第1調整ダイアル26を回転させると、回転軸27に噛み合う4個の第2かさ歯車29が回転するとともに、各第2かさ歯車29にそれぞれ接続されている送りネジ30も回転する。これらの送りネジ30が回転すると、各送りネジ30にそれぞれ螺合している送りナット31が縮径方向又は拡径方向へ移動する。4個の爪部21はそれぞれ各送りネジ30に接続されているので、各爪部21は、第1調整ダイアル26の回転操作によって一括して拡径方向又は縮径方向に移動することとなる。第1調整ダイアル26は、保持装置20の中央部に設けられているため、操作性に優れている。この例では、爪部21が4個の場合を説明したが、少なくとも3個以上であればよく、4個に限定されない。
第2調整ダイアル32を回転させると、ピニオンギア33が回転するとともに、ピニオンギア33に係合するラックギア34が上方向又は下方向へ移動する。ラックギア34の上端部は保持装置20の下端部底板20aに接続されているので、保持装置20は、第2調整ダイアル32の回転操作によって上方向又は下方向へ移動することとなる。第2調整ダイアル32は、誘導加熱装置1の正面側、即ち作業員が作業する側に設けられているため、操作性に優れている。
昇降装置31によって、保持装置20で保持された外クリップ5aの誘導コイル11に対する相対的な高さ位置を調整することができる。したがって、図6に示すように、外クリップ5aの加熱したい範囲Wをヒーターパネル10内に設置することにより、所望の範囲のみを加熱することができる。
図7及び図8に示すように、ヒーターパネル10は、誘導コイル11に供給される交流電流を受電する受電端子42を備えている。また、誘導加熱装置本体3には、受電端子42を接続するための電極部46が設けられている。電極部46は、受電端子42に着脱自在に嵌合される給電端子44を備えている。受電端子42と給電端子44とを嵌合することにより、ヒーターパネル10を電極部46に取り付けることができる。また、受電端子42と給電端子44との嵌合を解除することにより、ヒーターパネル10を電極部46から取り外すことができる。受電端子42及び給電端子44に作業員が接触しないように電極部46には電極カバー48(図7及び図8には図示していない)が設けられている。
ヒーターパネル10を案内レール40に沿って作業台2側へ向かって摺動させることにより、ヒーターパネル10を誘導加熱装置本体3から取り外すことができる。また、ヒーターパネル10を取り付ける際には、ヒーターパネル10を案内レール40に沿って作業台2側から電極部46側へ向かって摺動させることにより、ヒーターパネル10を誘導加熱装置本体3に取り付けることができる。ヒーターパネル10を取り付ける際には、ヒーターパネル10の受電端子42が給電端子44に嵌合するまで移動させることにより、それ以上摺動することはない。即ち電極部46は、受電端子42と給電端子44とが嵌合する位置でヒーターパネル10を停止させるストッパーの機能を有している。なお、電極部46にストッパーとしての機能を持たせずに、案内レール40の電極部46側の端部にストッパーを別途設けてもよい。
冷却水は、ポンプ8で誘導コイル11に送給され、誘導コイル11内を流れてタンク7内へ戻る。
図9は、スプリングクリップの組み立て順を示すフローである。
図9に示すように、まず、誘導加熱装置本体3に設けられた電源スイッチ66(図1参照)をONにして誘導加熱装置1を稼働させる(ステップS10)。これにより、ポンプ8が稼働して冷却水の供給を開始する。
次に、誘導加熱装置1の使用前点検を行う(ステップS12)。例えば、冷却水の流量が十分であるか、冷却ファンは作動しているか等を確認する。
次に、外クリップ5aを加熱する設定条件をチェックする(ステップS14)。例えば、誘導コイル11の第3調整ダイアル62が予め設定された出力値に設定されているか、タイマー64の加熱時間が予め設定された時間に設定されているか等を確認する。
次に、外クリップ5aをヒーターパネル10内に設置する(ステップS16)。保持装置20の爪部21を外クリップ5aの内周面に当接させて外クリップ5aを保持するとともに、爪部移動装置25を拡縮して外クリップ5aを誘導コイル11に対する同芯円上に配置して、外クリップ5aの外周と誘導コイル11の内周との隙間Lを外クリップ5aの全周に沿って一定にする。
続いて、昇降装置31で、外クリップ5aの誘導コイル11に対する相対的な高さ位置を調整して、外クリップ5aの加熱したい範囲Wを誘導コイル11内に配置する。
次に、誘導コイル11の起動スイッチ68(図1参照)をONにして誘導コイル11に交流電流を供給し、外クリップ5aの加熱を開始する(ステップS18)。起動スイッチ68をONにすると同時に、タイマー64が作動し、加熱時間の計測を開始する。誘導コイル11の出力が、予め設定された出力値に固定されているため、外クリップ5aを所定の温度に加熱することができる。
タイマー64による計測時間が、予め設定された時間に到達したら、加熱が自動的に停止するとともに、アラームが発報する(ステップS20)。
アラームが発報したら、作業員は、外クリップ5aの内周面に内クリップ5bを嵌め込んで、スプリングクリップ5を組み立てる(ステップS22)。
次に、ヒーターパネル10内で組み立てられたスプリングクリップ5を取り出して、作業台2に載置する(ステップS24)。そして、スプリングクリップ5を作業台2上で自然冷却させる。
上述したステップS16からステップS24までを所定の回数だけ繰り返した後、誘導加熱装置1の電源をOFFにして(ステップS26)、作業を終了する。
図10は、ヒーターパネル10の交換手順を示すフローである。
図10に示すように、まず、誘導加熱装置1の電源がOFF状態であることを確認する(ステップS30)。
次に、ヒーターパネル10を誘導加熱装置本体3に固定しているヒーターパネル固定用ボルト12を取り外して(ステップS32)、ヒーターパネル10を摺動可能な状態にする。
続いて、保持装置20の第1調整ダイアル26とヒーターパネル10が干渉しない位置まで昇降装置31を下方向に下げておく(ステップS34)。
次に、電極カバー48を開放して、受電端子42と給電端子44を露出させる(ステップS36)。
続いて、ヒーターパネル10を案内レール40に沿って作業台2側へ向かって摺動させて、受電端子42と給電端子44との嵌合を解除するとともに、誘導加熱装置本体3からヒーターパネル10を取り外す(ステップS38)。
次に、誘導コイル11の内径が異なる他のヒーターパネル10を案内レール40に沿って作業台2側から電極部46側へ向かって、受電端子42が給電端子44に嵌合するまで摺動させる(ステップS40)。電極部46は、受電端子42と給電端子44とが嵌合する位置でヒーターパネル10を停止させるストッパーの機能を有しているため、ヒーターパネル10は、それ以上摺動しない。
次に、作業員が受電端子42及び給電端子44に接触しないように電極カバー48を閉じる(ステップS42)。
次に、保持装置20がヒーターパネル10内に配置されるまで昇降装置31を上昇させる(ステップS44)。
続いて、ヒーターパネル固定用ボルト12を取り付けて(ステップS46)、ヒーターパネル10を誘導加熱装置本体3に固定する。
その後、外クリップ5aを加熱する場合には、上述したステップS10以降を実施する。
また、ヒーターパネル10を誘導加熱装置本体3から取り外す際は、ヒーターパネル10を案内レール40に沿って作業台2側へ摺動させることにより、受電端子42と送電端子との嵌合を解除することができる。さらに、ヒーターパネル10を案内レール40に沿って電極部46側へ摺動させることにより、受電端子42と送電端子とを嵌合して導通させることができる。
また、ヒーターパネル10は誘導加熱装置本体3側に対して脱着可能なので、内径の異なる誘導コイル11をそれぞれ収納したヒーターパネル10を準備することで、直径の異なる外クリップ5aを加熱することが可能となる。そして、ヒーターパネル10の脱着は、受電端子42と給電端子44との嵌合を解除したり、受電端子42と給電端子44との嵌合をしたりするだけなので、短時間で容易に行うことができる。
さらに、制御手段で誘導コイル11の出力及び誘導コイル11の加熱時間を制御することで、外クリップ5aを一定の温度に加熱することができる。
以下に、爪部移動装置25を備えない簡易な構造の保持装置を備えた誘導加熱装置を第2実施形態として説明する。本実施形態は、異なる直径の外クリップ5aを加熱する場合は、ヒーターパネルと爪部をその都度交換する必要がある。以下の説明において、上記の第1実施形態に対応する部分には同一の符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図11〜図13に示すように、誘導加熱装置49のヒーターパネル50には、ヒーターパネル10と同様に、その中央部に貫通穴54が形成されている。当該貫通穴54を囲うように誘導コイル51がヒーターパネル50内に内包されている。誘導コイル51は、誘導コイル11よりも内径の小さいものを用いる。ヒーターパネル50の外形や寸法等は、ヒーターパネル10と同じに形成されている。また、貫通穴54内には、外クリップ5aを保持する保持装置60が設けられている。
保持装置60は、4台の爪部61を備えている。保持装置60は、外クリップ5aを保持するため、図13に示す爪部61を取付板20b上に固定し、径方向にスライド可能な構造としている。爪部61は、長孔61aを介して取付板20b上を径方向にスライドさせ、爪部61の先端が所定の位置となる位置でボルト固定(図示しない)する。この保持装置60は、保持装置20と同様に、昇降装置31に保持装置固定用ボルト35で接続されているため、昇降装置31に対して着脱可能である。
外クリップ5aを保持装置60の爪部61に載せた後、爪部61を径方向の外側にスライドさせ、外クリップ5aの内周面に爪部61の先端を当接させることにより、外クリップ5aを径方向の外側に張出させ、外クリップ5aの外周と誘導コイル11の内周との隙間Lを全周に沿って一定にできる。
本実施形態では、爪部移動装置25を備えないため、第1実施形態より構造が簡単になり、装置コストが安価ですむ。その他の作用及び効果は、第1実施形態と同様である。
2 作業台
3 誘導加熱装置本体
4 制御装置
5 スプリングクリップ
5a 外クリップ
5b 内クリップ
6 コンベア
7 タンク
8 ポンプ
10 ヒーターパネル
11 誘導コイル
12 ヒーターパネル固定用ボルト
14 貫通穴
20 保持装置
20a 下端部底板
20b 爪部取付板
21 爪部
24 段差
25 爪部移動装置
26 第1調整ダイアル
27 回転軸
28 第1かさ歯車
29 第2かさ歯車
30 送りネジ
31 昇降装置
32 第2調整ダイアル
33 ピニオンギア
34 ラックギア
35 保持装置固定用ボルト
40 案内レール
42 受電端子
44 給電端子
46 電極部
48 電極カバー
49 誘導加熱装置
50 ヒーターパネル
51 誘導コイル
54 貫通穴
60 保持装置
61 爪部
61a 長孔
62 第3調整ダイアル
64 タイマー
66 電源スイッチ
68 起動スイッチ
Claims (10)
- 直径の異なる複数種の円筒体を誘導コイルで加熱する誘導加熱装置において、
前記円筒体の周りに設けられて、前記円筒体を外周側から加熱する誘導コイルと、
前記円筒体が前記誘導コイルに対して同芯円上に配置された状態を維持しながら、前記円筒体の内周面に当接可能に前記円筒体を保持する保持手段と、
前記保持手段を昇降させ、前記保持手段に保持された前記円筒体の前記誘導コイルに対する相対的な高さ位置を調整する昇降手段と、
前記誘導コイルを含むヒーターパネルと、
前記ヒーターパネルを摺動自在に案内する案内レールと、を備え、
前記保持手段は、前記昇降手段の上部に着脱自在に接続されており、
前記昇降手段により前記保持手段を前記誘導コイルよりも下方に配置した際に、前記保持手段の高さが前記案内レールで案内される前記ヒーターパネルの下面よりも低い位置に収まるように、前記昇降手段は加熱装置本体に支持されていることを特徴とする誘導加熱装置。 - 前記ヒーターパネルは、前記誘導コイルに供給される交流電流を受電する受電端子を含んで構成されており、
前記加熱装置本体側には、前記受電端子に着脱自在に嵌合される給電端子が設けられており、
前記ヒーターパネルは、前記加熱装置本体側に対して着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱装置。 - 前記受電端子と前記給電端子とが嵌合する位置で、前記案内レールに沿った前記ヒーターパネルの摺動を停止させるストッパーを更に備えることを特徴とする請求項2に記載の誘導加熱装置。
- 直径の異なる複数種の円筒体を誘導コイルで加熱する誘導加熱装置において、
前記円筒体の周りに設けられて、前記円筒体を外周側から加熱する誘導コイルと、
前記円筒体が前記誘導コイルに対して同芯円上に配置された状態を維持しながら、前記円筒体の内周面に当接可能に前記円筒体を保持する保持手段と、を備え、
前記保持手段は、
前記円筒体の内周面に当接して前記円筒体を保持する複数の爪部と、
前記複数の前記爪部が前記誘導コイルに対して同芯円上に配置された状態を維持しながら、前記複数の前記爪部を径方向に移動させる爪部移動手段と、
を含み、
前記爪部移動手段は、
調整ダイアルと、
前記誘導コイルの中心軸方向に沿って配置されて、前記調整ダイアルの回転操作によって回転する回転軸と、
前記回転軸に接続された第1歯車と、
前記第1歯車に噛み合う複数の第2歯車と、
前記複数の前記第2歯車にそれぞれ取り付けられて、前記回転軸と直交するように径方向に沿って設けられた複数の送りネジと、
前記複数の前記送りネジにそれぞれ螺合し、且つ前記爪部に接続された複数の送りナットと、
を含み、
前記爪部は、前記調整ダイアルの回転操作によって一括して径方向に移動することを特徴とする誘導加熱装置。 - 前記保持手段は、
前記円筒体の内周面に当接して前記円筒体を保持する複数の爪部と、
前記複数の前記爪部が前記誘導コイルに対して同芯円上に配置された状態を維持しながら、前記複数の前記爪部を径方向に移動させる爪部移動手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の誘導加熱装置。 - 前記保持手段を昇降させ、前記保持手段に保持された前記円筒体の前記誘導コイルに対する相対的な高さ位置を調整する昇降手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の誘導加熱装置。
- 前記誘導コイルの出力及び前記誘導コイルの加熱時間を制御する制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1から6のうち何れか一項に記載の誘導加熱装置。
- 直径の異なる複数種の第1円筒体を誘導コイルで加熱して、該第1円筒体の内周側の第2円筒体に対して前記第1円筒体を焼嵌めで固定する焼嵌め装置であって、
請求項1乃至7の何れか一項に記載の誘導加熱装置を備え、
前記誘導加熱装置は、
前記第1円筒体の周りに設けられて、前記第1円筒体を外周側から加熱する前記誘導コイルを含むヒーターパネルと、
前記第1円筒体が前記誘導コイルに対して同芯円上に配置された状態を維持しながら、前記第1円筒体の内周面に当接可能に前記第1円筒体を保持する前記保持手段と、
を含み、
前記焼嵌め装置は、前記保持手段によって保持された第1円筒体の内周側に前記第2円筒体を嵌め込んで前記ヒーターパネル内にて組み立てられた焼嵌め品が、前記ヒーターパネルから取出し可能に構成されたことを特徴とする焼嵌め装置。 - 請求項8に記載の焼嵌め装置を用いて、直径の異なる複数種の第1円筒体を加熱して、該第1円筒体を第2円筒体に対して焼嵌めで固定する焼嵌め方法において、
前記保持手段を前記第1円筒体の内周面に当接させて前記第1円筒体を保持するとともに、前記第1円筒体を前記誘導コイルに対する同芯円上に配置して、前記第1円筒体の外周と前記誘導コイルの内周との隙間を前記第1円筒体の全周に沿って一定にすることを特徴とする焼嵌め方法。 - 前記保持手段を昇降させる昇降手段で、前記保持手段に保持された前記第1円筒体の前記誘導コイルに対する相対的な高さ位置を調整して、前記第1円筒体の加熱したい部位のみを誘導コイル内に配置することを特徴する請求項9に記載の焼嵌め方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011206985A JP5905223B2 (ja) | 2011-09-22 | 2011-09-22 | 誘導加熱装置及び誘導加熱方法並びに焼嵌め装置及び焼嵌め方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011206985A JP5905223B2 (ja) | 2011-09-22 | 2011-09-22 | 誘導加熱装置及び誘導加熱方法並びに焼嵌め装置及び焼嵌め方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013069523A JP2013069523A (ja) | 2013-04-18 |
JP5905223B2 true JP5905223B2 (ja) | 2016-04-20 |
Family
ID=48474992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011206985A Active JP5905223B2 (ja) | 2011-09-22 | 2011-09-22 | 誘導加熱装置及び誘導加熱方法並びに焼嵌め装置及び焼嵌め方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5905223B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114959871A (zh) * | 2022-06-16 | 2022-08-30 | 西安交通大学 | 一种铸造单晶炉的散热结构及铸造单晶炉 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0613778Y2 (ja) * | 1987-01-30 | 1994-04-13 | 三菱自動車工業株式会社 | リングギヤの焼嵌装置 |
JP2543322Y2 (ja) * | 1990-12-26 | 1997-08-06 | トヨタ自動車株式会社 | 高周波プラグ焼入れ装置 |
JP3827171B2 (ja) * | 1996-07-12 | 2006-09-27 | 高周波熱錬株式会社 | 環状ワークの高周波焼入れ方法 |
JP2005146316A (ja) * | 2003-11-12 | 2005-06-09 | Dai Ichi High Frequency Co Ltd | 金属旋回輪転動接触面の焼入れ方法及び装置 |
-
2011
- 2011-09-22 JP JP2011206985A patent/JP5905223B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013069523A (ja) | 2013-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100609940B1 (ko) | 변압기용 방열기 자동용접장치 | |
CN102698926B (zh) | 一种uv镜套环自动涂油装置 | |
JP5905223B2 (ja) | 誘導加熱装置及び誘導加熱方法並びに焼嵌め装置及び焼嵌め方法 | |
KR101762180B1 (ko) | 플랜트 시공방법 | |
CN107952502A (zh) | 一种恒温加热且能伸缩的升降旋转式试管架 | |
CN109455577B (zh) | 一种输液器自动缠绕装置 | |
JP2012055930A (ja) | 溶接用予熱装置及び溶接用予熱方法 | |
KR101782541B1 (ko) | 반응기 설치를 위한 수평조정방법 | |
CN205096777U (zh) | 焊接工装 | |
KR200412447Y1 (ko) | 회전기기용 커플링을 분해 또는 조립하는 장치 | |
CN115156359B (zh) | 用于航空发动机钣金筒体径向孔局部加热成型装置 | |
CN114069110B (zh) | 一种转盘式电池烫边设备 | |
CN208156083U (zh) | 电阻测试治具 | |
CN210755987U (zh) | 一种齿轮焊接预热装置 | |
CN208787758U (zh) | 一种用于多工位激光焊接机器人的气动装置 | |
KR101988289B1 (ko) | 전극봉 조립장치 | |
KR20220034377A (ko) | 스테이터 모듈 정렬 장치 | |
TWI445853B (zh) | 長晶爐之熱遮罩安裝方法及其使用的升降定位治具 | |
CN104801870A (zh) | 一种辐射段端板自动焊接工作站 | |
CN217479312U (zh) | 一种联动阻热石英坩埚熔制设备 | |
CN211734458U (zh) | 一种蒸镀装置 | |
CN110138151A (zh) | 一种电机定子整形系统及其使用方法 | |
JP4338088B2 (ja) | 環状部材の回転位置決め装置 | |
CN107803231A (zh) | 一种恒温加热的升降旋转式试管架 | |
CN220057121U (zh) | 晶体生长装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140624 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20150123 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150410 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150522 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150721 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151211 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160219 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160316 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5905223 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |