JP5903620B2 - 通信性能チェッカ - Google Patents
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Description
本実施形態は、以下に説明する実施形態の基本構成であり、送信側の出力電力(以下、「送信電力」という)と伝送路上で許容される最大の減衰量(以下、「許容減衰量」という)とが定められていると仮定している。すなわち、受信限界は、送信電力から許容減衰量を減算することにより求められる。許容減衰量は、過去の施工事例において計測された結果に基づいて定められ、建物の態様(床面積、階数、用途など)が決まれば、許容減衰量が推定される。言い換えると、受信限界は、伝送路についてあらかじめ定められた受信電力の最小値に相当する。
実施形態1は、伝送信号を用いることなく伝送信号の受信可否を判定しているが、本実施形態は受信限界に相当する送信電力の仮想信号を発生させ、この仮想信号を受信する構成を採用している。したがって、伝送路20に接続した状態で仮想信号を受信することにより、伝送信号の受信可否が実証されることになる。仮想信号は、伝送信号と同じフォーマットを持つように生成され、たとえば、ヘッダとデータと誤り訂正符号とからなる仮想的なフレームないしパケットを構成する。また、仮想信号は、伝送信号と同じ周波数帯域が用いられるとともに、伝送信号と同じ変調方式で変調される。したがって、仮想信号を受信することは、伝送信号を受信することと等価になる。
本実施形態は、実施形態2と同様に、仮想信号を発生させることによりエラーレートを評価する構成を採用している。ただし、本実施形態3は、図4に示すように、実施形態2における増幅器16に代えてボルテージフォロワからなるバッファ17を用い、伝送路20から入力されるノイズ成分とバッファ17から出力される仮想信号とを加算する加算器18を設けている。バッファ17が設けられていることにより、信号生成部114から出力される仮想信号の信号電力は、伝送路20などのインピーダンスの影響を受けることなく加算器18に入力される。また、加算器18を設けていることにより、仮想信号がフロントエンド回路12に漏洩することがなく、設定された通りの信号電力の仮想信号を判定処理部11に与えることが可能になる。
本実施形態は、実施形態2あるいは実施形態3と同様に仮想信号を発生させる構成であり、図5に示すように、仮想信号の信号電力を調節するためにレベル制御部19が付加されている。図5に示す例は、図4に示した実施形態3の構成にレベル制御部19を付加しているが、図3に示した実施形態2の構成にレベル制御部19を付加した構成を採用してもよい。
ところで、伝送信号は、変調方式によって所要SNRが異なり、また、同じ信号電力であっても変調方式によってエラーレートが異なることが知られている。ここでは、通信装置が用いる変調方式を、QAM、QPSK、BPSKの3種類から選択する場合を想定する。表1に示すように、変調方式によって、通信可能なノイズレベルと所要SNRとが異なる。変調方式としてQPSKを選択したときに、伝送信号の受信が可能である場合のノイズレベルと比較すると、QAMはノイズレベルをより小さくしなければならず、BPSKはノイズレベルがより大きくても通信可能であることが知られている。
実施形態5で示した図8(a)の動作は、伝送路20に伝送信号が伝送されていない期間に設定した比較的短い取得期間PgにおけるSNRの変動を示しているが、SNRは、1日、1週間、1ヶ月、1年間などの比較的長い期間においても当然ながら変動する。このような比較的長い期間におけるSNRの変動を計測するには時間を要し、伝送路20の受信地点において通信信号の受信可否を簡易に計測するという目的に反している。
11 判定処理部
15 報知装置
17 バッファ
18 加算器
19 レベル制御部
20 伝送路
111 取得部
112 演算部
113 判断部
114 信号生成部
115 ルックアップテーブル
Claims (8)
- 通信に用いられる伝送路から伝送信号に影響するノイズ成分を取得する取得部と、
前記伝送路についてあらかじめ定められた受信電力の最小値と前記取得部が取得したノイズ成分の電力との比率を信号対雑音比として算出する演算部と、
前記演算部が算出した前記信号対雑音比をあらかじめ定められた基準値と比較することにより前記伝送路においてノイズ成分を取得した位置における伝送信号の受信可否を判定する判断部と、
前記演算部が用いる前記受信電力の最小値を設定する入力装置とを備える
ことを特徴とする通信性能チェッカ。 - 伝送信号と等価な仮想信号を生成する信号生成部と、
通信に用いられる伝送路から伝送信号に影響するノイズ成分を取得する機能と、前記仮想信号を取得する機能とを有した取得部と、
前記取得部が取得した前記仮想信号の信号電力が前記伝送路についてあらかじめ定められた受信電力の最小値であるときに、前記仮想信号の信号電力と前記取得部が取得したノイズ成分との比率を信号対雑音比として算出する演算部と、
前記演算部が算出した前記信号対雑音比をあらかじめ定められた基準値と比較することにより前記伝送路においてノイズ成分を取得した位置における伝送信号の受信可否を判定する判断部とを備える
ことを特徴とする通信性能チェッカ。 - 前記信号生成部から出力される前記仮想信号が通過するボルテージフォロワからなるバッファと、
前記伝送路から取得するノイズ成分と前記バッファから出力される前記仮想信号とを加算する加算器とをさらに備える
ことを特徴とする請求項2記載の通信性能チェッカ。 - 前記仮想信号の信号電力を調節するレベル制御部をさらに備える
ことを特徴とする請求項2又は3記載の通信性能チェッカ。 - 前記伝送信号の変調方式が複数種類から選択され、かつ変調方式に応じて信号対雑音比に対する基準値が異なる場合に用いられ、
変調方式に基準値を対応付けて記憶させたルックアップテーブルをさらに備え、
前記判断部は、前記演算部が算出した信号対雑音比を前記ルックアップテーブルに記憶された前記基準値と比較することにより適正な変調方式を選択する機能を有する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信性能チェッカ。 - 前記取得部は、取得期間において前記伝送路からノイズ電力を所定の時間間隔で複数回計測し、
前記演算部は、信号対雑音比の分布を求め、
前記判断部は、前記演算部が求めた信号対雑音比の分布から求めた判定閾値を前記ルックアップテーブルに照合する信号対雑音比として用いる
ことを特徴とする請求項5記載の通信性能チェッカ。 - 前記判断部は、変調方式を時間帯に対応付けたタイムスケジュールを記憶する機能と、タイムスケジュールに従って変調方式を選択する機能とをさらに有する
ことを特徴とする請求項5又は6記載の通信性能チェッカ。 - 前記判断部の判断結果を提示する報知装置をさらに備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の通信性能チェッカ。
Priority Applications (1)
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JP2011262446A JP5903620B2 (ja) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | 通信性能チェッカ |
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JP2011262446A JP5903620B2 (ja) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | 通信性能チェッカ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2013115735A JP2013115735A (ja) | 2013-06-10 |
JP5903620B2 true JP5903620B2 (ja) | 2016-04-13 |
Family
ID=48710864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011262446A Active JP5903620B2 (ja) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | 通信性能チェッカ |
Country Status (1)
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JP4008804B2 (ja) * | 2002-12-18 | 2007-11-14 | 日本テレビ放送網株式会社 | デジタル信号伝送システムの受信マージン検出装置及び受信マージン検出方法 |
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2011
- 2011-11-30 JP JP2011262446A patent/JP5903620B2/ja active Active
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