JP5902393B2 - 液滴吐出ヘッドの検査方法、液滴吐出ヘッドの製造方法及び検査液 - Google Patents
液滴吐出ヘッドの検査方法、液滴吐出ヘッドの製造方法及び検査液 Download PDFInfo
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Description
着色剤として顔料を含む水性インク又は前記顔料を凝集させる凝集剤を含む処理液のいずれかを吐出する液滴吐出ヘッドの検査方法であって、
検査液を前記液滴吐出ヘッドに導入する検査液導入工程と、
前記液滴吐出ヘッドから前記検査液を記録媒体に吐出させて吐出特性を検査し、前記液滴吐出ヘッドを、前記水性インク用吐出ヘッドにするか、又は、前記処理液用吐出ヘッドにするかを判定する検査工程とを含み、
前記検査液として、C.I.アシッドレッド52、C.I.アシッドレッド289、C.I.アシッドブルー9、C.I.アシッドバイオレット15、C.I.アシッドバイオレット49、C.I.アシッドブルー1、C.I.アシッドブルー7、C.I.アシッドブルー15、C.I.アシッドブルー22、C.I.アシッドブルー59、C.I.アシッドブルー83、C.I.アシッドブルー90、C.I.アシッドブルー93、C.I.アシッドブルー100、C.I.アシッドブルー102、C.I.アシッドブルー103、C.I.アシッドブルー104、C.I.アシッドグリーン3、C.I.アシッドグリーン9、C.I.アシッドグリーン16、フードブルー2、フードグリーン3から選択される分子内にカチオン基及びアニオン基を有する染料分子内にカチオン基及びアニオン基を有する染料(以下、「両性染料」と言うことがある)を含む検査液を使用することを特徴とする。
前記検査液導入工程は、検査液を前記液滴吐出ヘッドに導入する工程である。本発明の液滴吐出ヘッドの検査方法は、前記検査液として、前記両性染料を含む本発明の検査液を使用することを特徴とする。
前記検査工程は、前記液滴吐出ヘッドから前記検査液を記録媒体に吐出させて吐出特性を検査し、前記液滴吐出ヘッドを、前記水性インク用吐出ヘッドにするか、又は、前記処理液用吐出ヘッドにするかを判定する工程である。
検査液組成(表3)の各成分を、均一に混合して、実施例1〜7及び比較例1〜3の検査液を得た。
(処理液の調製)
処理液組成(表1)の各成分を、均一に混合して、処理液を得た。
(表1)
成分 配合量(重量%)
PAA(登録商標)−3 (*2) 15.00
ポリエチレングリコール#200 21.50
ジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル 1.00
マイドール10 (*3) 1.00
酢酸 2.00
ベンゾトリアゾール 0.10
純水 残部
*2:ポリアリルアミン未中和品(重量平均分子量3000);日東紡績(株)製;有
効成分量=20重量%;表中の数値は有効成分量を示す
*3:ノニオン界面活性剤;花王(株)製
水性インク組成(表2)における、顔料の水分散体を除く成分を、均一に混合しインク溶媒を得た。つぎに、前記顔料の水分散体に前記インク溶媒を加え、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製のセルロースアセテートタイプメンブレンフィルタ(孔径3.00μm)でろ過することで、インクジェット記録用水性インクを得た。
(表2)
成分 配合量(重量%)
Cab−O−Jet(登録商標) 300 (*4) 40.0
グリセリン 28.0
ジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル 2.0
オルフィン(登録商標)E1010 (*1) 0.2
純水 残部
*4:顔料の水分散体;キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ社製;顔料濃度=1
0重量%
*1:アセチレングリコール系界面活性剤(ジオールのエチレンオキサイド(10mo
l)付加物);日信化学工業(株)製
G :処理液及び水性インクのいずれの場合においても、前記2液の界面15に、凝集物が生じなかった。
NG:処理液及び水性インクのいずれか又は双方において、前記2液の界面15に、凝集物が生じた。
(a)凝集評価の結果が「G」であった検査液を、インクジェット記録装置に搭載されたライン型液滴吐出ヘッドに導入し、前記検査液にて、記録媒体に画質評価パターンを記録した。前記画質評価パターンを目視で観察し、前記ライン型液滴吐出ヘッドの吐出特性を、下記の評価基準によって評価した。
A:前記ライン型液滴吐出ヘッドの不吐出及び吐出曲がりの双方を確認可能であった。
B:前記ライン型液滴吐出ヘッドの不吐出は確認可能であったが、吐出曲がりは確認が不可能であった。
C:前記ライン型液滴吐出ヘッドの不吐出及び吐出曲がりの双方が確認不可能であった。
(a)凝集評価の結果が「G」であった検査液を、インクジェット記録装置に搭載されたライン型液滴吐出ヘッドに導入し、前記検査液にて、記録媒体に画質評価パターンを記録した。前記画質評価パターンに紫外線を照射し、前記ライン型液滴吐出ヘッドの吐出特性を、下記の評価基準によって評価した。
A:前記ライン型液滴吐出ヘッドの不吐出及び吐出曲がりの双方を確認可能であった。
B:前記ライン型液滴吐出ヘッドの不吐出は確認可能であったが、吐出曲がりは確認が不可能であった。
C:前記ライン型液滴吐出ヘッドの不吐出及び吐出曲がりの双方が確認不可能であった。
12 検査液
13 処理液(水性インク)
14 カバーガラス
15 界面
Claims (7)
- 着色剤として顔料を含む水性インク又は前記顔料を凝集させる凝集剤を含む処理液のいずれかを吐出する液滴吐出ヘッドの検査方法であって、
検査液を前記液滴吐出ヘッドに導入する検査液導入工程と、
前記液滴吐出ヘッドから前記検査液を記録媒体に吐出させて吐出特性を検査し、前記液滴吐出ヘッドを、前記水性インク用吐出ヘッドにするか、又は、前記処理液用吐出ヘッドにするかを判定する検査工程とを含み、
前記検査液として、C.I.アシッドレッド52、C.I.アシッドレッド289、C.I.アシッドブルー9、C.I.アシッドバイオレット15、C.I.アシッドバイオレット49、C.I.アシッドブルー1、C.I.アシッドブルー7、C.I.アシッドブルー15、C.I.アシッドブルー22、C.I.アシッドブルー59、C.I.アシッドブルー83、C.I.アシッドブルー90、C.I.アシッドブルー93、C.I.アシッドブルー100、C.I.アシッドブルー102、C.I.アシッドブルー103、C.I.アシッドブルー104、C.I.アシッドグリーン3、C.I.アシッドグリーン9、C.I.アシッドグリーン16、フードブルー2、フードグリーン3から選択される分子内にカチオン基及びアニオン基を有する染料を0.025重量%〜0.3重量%含む検査液を使用することを特徴とする液滴吐出ヘッドの検査方法。 - 前記染料が、紫外線照射により蛍光を発する蛍光染料であり、
前記検査工程において、前記検査液が吐出された前記記録媒体に紫外線を照射し、前記照射で発生する蛍光により前記吐出特性を検査することを特徴とする請求項1記載の液滴吐出ヘッドの検査方法。 - 前記蛍光染料が、C.I.アシッドレッド52を含むことを特徴とする請求項2記載の液滴吐出ヘッドの検査方法。
- 前記染料の前記検査液全体に対する濃度が、0.1重量%〜0.25重量%であり、
前記検査工程において、目視により前記吐出特性を検査することを特徴とする請求項1記載の液滴吐出ヘッドの検査方法。 - 前記検査工程において、前記液滴吐出ヘッドを、前記水性インク用吐出ヘッドにすると判定した場合、前記検査工程後、前記液滴吐出ヘッド内の前記検査液を、直接、前記水性インクに置換することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッドの検査方法。
- 前記検査工程において、前記液滴吐出ヘッドを、前記処理液用吐出ヘッドにすると判定した場合、前記検査工程後、前記液滴吐出ヘッド内の前記検査液を、直接、前記処理液に置
換することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッド。 - 液滴吐出ヘッドの製造方法であって、
製造された液滴吐出ヘッドの検査工程を含み、
前記検査工程が、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法によって実施されることを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
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