JP5900442B2 - 切り出し装置及び切り出し方法 - Google Patents

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Description

本発明は、切り出し装置及び切り出し方法に関する。
高炉等においては、粒状の原料を所望の量で切り出して供給する必要がある。従来、原料を貯留する貯留槽と、原料を秤量するための秤量槽と、貯留槽から秤量槽に原料を切り出すフィーダと、秤量槽の重量を測定する重量計とを備える切り出し装置が広く用いられている。このような切り出し装置では、フィーダに停止指令を出した後にもフィーダの惰性運動等により原料が流れ込む現象(以下、「流れ込み」という。)が生じるため、原料を正確な量で切り出すことが難しい。これに対し、例えば特許文献1には、フィーダを高速で運転する高速動作と、フィーダを低速で運転する低速動作との切り替えを可能とし、原料の切り出し量が所望の値に近付くのに応じて高速動作から低速動作に切り替える切り出し装置が開示されている。
特許第2608968号
上述した切り出し装置において切り出し量の正確性を向上させるためには、低速動作時の切り出し速度を低く抑えると共に、低速動作期間を長くすることが望ましい。しかしながら、低速動作の切り出し速度を低くし又は低速動作期間を長くすると、切り出しの高速性は低下することとなる。このため、切り出す量の正確さ及び切り出しの速さの両立を図ることが難しい。
そこで本発明は、粒状物を正確な量で迅速に切り出すことができる装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明に係る切り出し装置は、粒状物を貯留する貯留槽と、粒状物を秤量するための秤量槽と、貯留槽から秤量槽に粒状物を切り出すフィーダと、秤量槽の重量を測定する重量計と、予め設定された漸減規則に従ってフィーダの動作速度を漸減させた場合に、フィーダの停止までに切り出される粒状物の量を推定切り出し量として算出する推定量算出部と、重量計の測定値から求まる切り出し済みの粒状物の量を目標切り出し量から減算した量を必要切り出し量として算出する必要量算出部と、推定切り出し量が必要切り出し量を下回っているときには漸減規則に比べ漸減の程度を小さくし、推定切り出し量が必要切り出し量を上回っているときには漸減規則に比べ漸減の程度を大きくして、動作速度を漸減させるようにフィーダを制御するフィーダ制御部と、を備える。
本発明に係る切り出し方法は、粒状物を貯留する貯留槽から粒状物を秤量するための秤量槽に、フィーダにより粒状物を切り出すこと、重量計により秤量槽の重量を測定すること、予め設定された漸減規則に従ってフィーダの動作速度を漸減させた場合に、フィーダの停止までに切り出される粒状物の量を推定切り出し量として算出すること、重量計の測定値から求まる切り出し済みの粒状物の量を目標切り出し量から減算した量を必要切り出し量として算出すること、推定切り出し量が必要切り出し量を下回っているときには漸減規則に比べ漸減の程度を小さくし、推定切り出し量が必要切り出し量を上回っているときには漸減規則に比べ漸減の程度を大きくして、動作速度を漸減させるようにフィーダを制御すること、を含む。
本発明によれば、粒状物を正確な量で迅速に切り出すことができる。
本実施形態に係る切り出し装置の概略構成を示す模式図である。 コントローラの機能的な構成を示すブロック図である。 切り出し速度の制御手順を示すフローチャートである。 データ採用範囲を例示するグラフである。 切り出し速度の推移を例示するグラフである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示すように、切り出し装置1は、貯留槽2と、フィーダ3と、インバータ4と、秤量槽5と、重量計6と、コントローラ10とを備える。切り出し装置1は、高炉に送る粒状の原料又は粒状の還元材等を切り出して秤量するための装置である。粒状の原料は、例えば鉄鉱石である。粒状の還元材は例えばコークスである。以下、これらの原料又は還元材を「粒状物」という。
貯留槽2は、切り出し対象である粒状物を貯留するための槽である。フィーダ3は、貯留槽2の下部に設けられ、振動により貯留槽2内の粒状物を切り出す。インバータ4は、フィーダ3の動作速度を調節する。動作速度は、例えば単位時間当たりのフィーダ3の作動量である。具体的に、インバータ4は、例えばフィーダ3が発生する振動の振幅及び周波数の少なくとも一方を調節する。フィーダ3が発生する振幅及び周波数の少なくとも一方を大きくすることが、フィーダ3の動作速度を大きくすることに相当する。なお、フィーダ3は振動型に限られず、ロータリーフィーダ又はベルトフィーダ等であってもよい。
秤量槽5は、貯留槽2から切り出された粒状物を秤量するための槽である。秤量槽5は、貯留槽2の下方に配置され、貯留槽2の下部から切り出された粒状物を収容する。重量計6は、例えばロードセルにより秤量槽5の重量を測定する装置である。
コントローラ10は、例えば制御用コンピュータであり、インバータ4を介してフィーダ3を制御する。図2に示すように、コントローラ10は、目標値取得部11と、重量取得部12と、記憶部13と、必要量算出部14と、推定量算出部15と、フィーダ制御部16と、相関情報設定部20とを有する。これらの各部は機能上の構成を示しており、ハードウェア上では互いに分離している必要はない。コントローラ10は、演算とインバータ4への指令出力とを一定の周期(以下、「制御周期」という。)で繰り返すことで、フィーダ3を制御する。
目標値取得部11は、ユーザーにより入力された目標切り出し量を取得する。重量取得部12は、重量計6から秤量槽5の重量を取得する。記憶部13は、例えば半導体メモリーであり、後述の各種値等を記憶する。
必要量算出部14は、重量計6の測定値から求まる切り出し済みの粒状物の量を、目標切り出し量から減算した量(以下、「必要切り出し量」という。)を算出する。
推定量算出部15は、予め設定された漸減規則に従ってフィーダ3の動作速度を漸減させた場合に、フィーダ3の停止までに切り出される粒状物の量(以下、「推定切り出し量」という。)を算出する。
漸減規則は、例えば一定の割合で動作速度を漸減させるように設定されている。この場合、漸減規則は、一定の量(以下、「漸減量」という。)を制御周期ごとに動作速度から減算するように設定される。漸減量(漸減規則)は記憶部13に記憶されており、推定量算出部15は、記憶部13から漸減量を取得する。漸減量はユーザーにより設定可能となっていてもよい。
推定量算出部15は、動作速度に応じて求まる切り出し速度を積分することで、推定切り出し量を算出する。切り出し速度は、単位時間あたりに貯留槽2から切り出される粒状物の重量である。切り出し速度は、動作速度と切り出し速度との相関情報を動作速度に適用して求められる。相関情報は記憶部13に記憶され、推定量算出部15は記憶部13から相関情報を取得する。相関情報は例えば関数で表され、当該関数のパラメータ(以下、「相関パラメータ」という。)が記憶部13に記憶される。
フィーダ制御部16は、フィーダ3の動作速度を算出し、当該動作速度で動作するようにインバータ4を介してフィーダ3を制御する。算出された動作速度は記憶部13に書き込まれる。
フィーダ制御部16は、以前の処理で設定された最新の動作速度(以下、「設定済の動作速度」という。)、必要切り出し量及び推定切り出し量を記憶部13、必要量算出部14及び推定量算出部15からそれぞれ取得し、これらを用いて動作速度を設定する。
推定切り出し量と必要切り出し量とが一致するときに、フィーダ制御部16は、記憶部13に記憶された上記漸減量を取得し、これを設定済の動作速度から減算して動作速度を設定する。すなわち、上記漸減規則に従って動作速度を漸減させる。
推定切り出し量が必要切り出し量を下回るときに、フィーダ制御部16は、設定済の動作速度を変更しない。すなわち、動作速度を減らさない。これは、動作速度の漸減の程度を漸減規則に比べて小さくすることに含まれる。
推定切り出し量が必要切り出し量を上回るときに、フィーダ制御部16は、記憶部13に記憶された上記漸減量を取得し、それよりも大きな漸減量を設定し、設定した漸減量を設定済の動作速度から減算して動作速度を設定する。すなわち、動作速度の漸減の程度を上記漸減規則に比べて大きくする。
なお、切り出し開始時には、動作速度が初期値に設定される。この初期値は記憶部13に記憶される。動作速度の初期値は、ユーザーにより設定可能であってもよい。
相関情報設定部20は、推定量算出部15により用いられる上記相関情報を設定する。例えば、相関情報設定部20は上記相関パラメータを設定し、これを記憶部13に書き込む。相関情報設定部20は、切出速度算出部21と、データ採用判定部22と、フィルタ演算部23と、相関パラメータ設定部24とを有する。
切出速度算出部21は、重量取得部12により取得された重量計6の測定値を用いて切り出し速度を算出する。例えば切出速度算出部21は、重量計6の測定値と、前回の制御周期における重量計6の測定値との差を切り出し速度として算出する。以下、切出速度算出部21により算出される切り出し速度を「実測切り出し速度」という。
データ採用判定部22は、以前の処理で設定された最新の相関情報(以下、「設定済の相関情報」という。)に基づいて、実測切り出し速度の採用可否を判定する。
フィルタ演算部23は、データ採用判定部22により採用された実測切り出し速度にフィルタリングを施す。以下、フィルタリングが施された切り出し速度を「修正切り出し速度」という。フィルタ演算部23は、例えばカルマンフィルターであり、設定済の相関情報をフィーダ3の動作速度に適用して求まる切り出し速度と、実測切り出し速度とを用いて修正切り出し速度を算出する。
相関パラメータ設定部24は、フィーダ3の動作速度と、修正切り出し速度とに基づいて上記相関パラメータを算出し、この相関パラメータをフィーダ3に上書きする。例えば、相関パラメータは、上記関数を用いて算出される切り出し速度が修正切り出し速度に近い値となるように設定される。相関パラメータは、今回の制御周期と過去複数回の制御周期とでそれぞれ算出され複数の修正切り出し速度を用いて設定されてもよい。なお、切り出し開始時には、相関パラメータ(相関情報)が初期値に設定される。この初期値は記憶部13に記憶される。相関パラメータの初期値はユーザーにより設定可能となっていてもよい。
コントローラ10は、フィーダ3を制御することで、本実施形態に係る切り出し方法を実行する。以下、コントローラ10により実行される制御の手順を説明する。
図3に示すように、コントローラ10は、まず目標値取得部11により目標切り出し量Wsを取得する(ステップS01)。次に、コントローラ10は、動作速度V及び相関情報を記憶部13に記憶された初期値に設定する(ステップS02)。
次に、コントローラ10は、重量取得部12により秤量槽5の重量を取得する(ステップS03)。次に、コントローラ10は、必要量算出部14により切り出し済みの粒状物の量(以下、「切り出し済み重量」という。)Wpを算出する(ステップS04)。切り出し済み重量Wpは、重量取得部12により取得された重量から、空の秤量槽5の重量を減算することで算出される。次に、コントローラ10は、必要量算出部14により必要切り出し量Wrを算出する(ステップS05)。必要切り出し量Wrは、目標切り出し量Wsから切り出し済み重量Wpを減算することで算出される。
次に、コントローラ10は、推定量算出部15により推定切り出し量Wxを算出する(ステップS06)。推定切り出し量Wxは、例えば次式により算出される。
Figure 0005900442

V:動作速度
F(V):動作速度Vを切り出し速度に変換する関数
α:単位時間当たりの漸減量
t:時間
tr:漸減量αにより動作速度Vをゼロにするのに要する時間
次に、コントローラ10は、フィーダ制御部16により動作速度Vを設定する。フィーダ制御部16は、推定切り出し量Wxが必要切り出し量Wr以上であるかどうかを確認する(ステップS07)。
推定切り出し量Wxが必要切り出し量Wr以上ではない場合、すなわち推定切り出し量Wxが必要切り出し量Wrを下回っている場合、フィーダ制御部16は設定済みの動作速度Vを変更しない。すなわち、フィーダ制御部16は動作速度Vを減らさない。
推定切り出し量Wxが必要切り出し量Wr以上である場合、フィーダ制御部16は、推定切り出し量Wxが必要切り出し量Wrを上回っているかどうかを確認する(ステップS08)。
推定切り出し量Wxが必要切り出し量Wrを上回っていない場合、すなわち推定切り出し量Wxが必要切り出し量Wrに一致する場合、フィーダ制御部16は、記憶部13に記憶された漸減量α0を漸減量αとし(ステップS10)、この漸減量αを動作速度Vから減算する(ステップS11)。すなわち、フィーダ制御部16は、漸減規則に従って動作速度Vを漸減させる。
なお、予め許容差を設定しておき、推定切り出し量Wxと必要切り出し量Wrとの差異が許容差より小さい場合には、推定切り出し量Wxが必要切り出し量Wrに一致するものと判定してもよい。
推定切り出し量Wxが必要切り出し量Wrを上回っている場合、フィーダ制御部16は、記憶部13に記憶された漸減量α0に所定の調整値α1を加算して漸減量αを設定し(ステップS09)、この漸減量αを設定済みの動作速度Vから減算する(ステップS11)。すなわち、フィーダ制御部16は、漸減規則に比べ漸減の程度を大きくして動作速度Vを漸減させる。調整値α1は、漸減量α0に対して例えば10〜50%であり、5〜80%であってもよい。なお、調整値α1の加算に代えて、漸減量α0に所定の拡大率を乗算して漸減量αを設定してもよい。
ステップS11において、動作速度Vを減らした場合、コントローラ10は、設定後の動作速度Vがゼロ以下であるかどうかを確認する(ステップS12)。動作速度Vがゼロ以下であれば、コントローラ10は、フィーダ制御部16によりフィーダ3を停止させて制御を完了する。
動作速度Vがゼロ以下でなければ、コントローラ10は、フィーダ制御部16によりフィーダ3を制御する。フィーダ制御部16は、ステップS07〜S11で設定された動作速度Vでフィーダ3を動作させるための指令をインバータ4に出力する(ステップS13)。
このように、フィーダ制御部16は、推定切り出し量が必要切り出し量を下回っているときには漸減規則に比べ漸減の程度を小さくし、推定切り出し量が必要切り出し量に一致しているときには漸減規則に従い、推定切り出し量が必要切り出し量を上回っているときには漸減規則に比べ漸減の程度を大きくして、動作速度を漸減させるようにフィーダ3を制御する。なお、動作速度を漸減させるようにフィーダ3を制御することは、フィーダ3の動作速度を常に漸減させることを意味するものではない。例えば本実施形態では、推定切り出し量が必要切り出し量を下回るときに動作速度は減らされない。
次に、コントローラ10は、相関情報設定部20により相関情報を設定する。相関情報設定部20は、切出速度算出部21により実測切り出し速度を算出する(ステップS14)。
次に、相関情報設定部20は、データ採用判定部22により、実測切り出し速度の採用可否を判定する(ステップS15)。具体的に、データ採用判定部22は、設定済の相関情報に基づき算出される切り出し速度(以下、「基準切り出し速度」という)に所定の許容値を加算した上限値と、設定済の相関情報に基づき算出される切り出し速度から所定の許容値を減算した下限値との間をデータ採用範囲に設定する。許容値は、例えば基準切り出し速度に対して10〜20%であり、5〜30%であってもよい。
データ採用判定部22は、実測切り出し速度がデータ採用範囲にあれば当該実測切り出し速度を採用する。データ採用判定部22は、実測切り出し速度がデータ採用範囲以外にあれば、当該実測切り出し速度を採用しない。
図4は、データ採用範囲を例示するグラフである。横軸はフィーダ3の動作速度であり、縦軸は切り出し速度である。実線L1は、基準切り出し速度を示す。破線L2は、データ採用範囲R1の下限値を示す。破線L3は、データ採用範囲R1の上限値を示す。このグラフにおいて、破線L2,L3の間に位置する実測切り出し速度P1〜P5は採用される。破線L2,L3の間に位置しない実測切り出し速度P6〜P8は採用されない。
データ採用判定部22が実測切り出し速度を採用しない場合、相関情報設定部20は設定済の相関情報を変更しない。
実測切り出し速度を採用する場合、相関情報設定部20は、フィルタ演算部23により実測切り出し速度にフィルタリングを行い、修正切り出し速度を算出する(ステップS16)。次に、相関情報設定部20は、相関パラメータ設定部24により相関パラメータを設定し、これを記憶部13に書き込む(ステップS17)。
次に、コントローラ10は、制御周期の経過を待機し(ステップS18)、制御周期が経過したらステップS04に戻る。以後、動作速度Vがゼロ以下となるまでは、一定の制御周期でフィーダ3の制御が繰り返される。
図5は、上記制御が行われる場合の切り出し速度の推移を例示するグラフである。横軸は経過時間であり、縦軸は切り出し速度である。図5に示すように、必要切り出し量の減少に伴い推定切り出し量が必要切り出し量に一致する時刻t1までは、漸減規則に比べ漸減の程度が小さくされる。これにより、フィーダ3の動作速度が高く保たれるので、粒状物を迅速に切り出すことができる。漸減規則に比べ漸減の程度を小さくする一例として、本実施形態では動作速度Vは減らされない。このため、推定切り出し量が必要切り出し量に一致するまでのフィーダの動作速度がより高く保たれるので、粒状物をより迅速に切り出すことができる。
推定切り出し量が必要切り出し量に一致すると、漸減規則に従ってフィーダ3の動作速度が漸減させられる。漸減により、フィーダ3の停止直前の動作速度が極めて小さくなるので流れ込みが抑制される。
更に、推定切り出し量が必要切り出し量に一致した後にも、動作速度の漸減の程度は適宜調節される。推定切り出し量が必要切り出し量を下回っているときには漸減規則に比べ漸減の程度が小さくされる。図5の時刻t2,t3の間に示されるように、本実施形態では動作速度Vが減らされない。推定切り出し量が必要切り出し量を上回っているときには、図5の時刻t4,t5の間に示されるように、漸減規則に比べ漸減の程度が大きくされる。これらの調整により、粒状物の平均粒径等が切り出し中に変化したとしても、切り出し量への影響を抑制するように切り出し速度が自動調整される。更に、フィーダ3の特性等、切り出し装置1側の特性が経時的に変化した場合にも、これに応じて切り出し速度が自動調整される。
従って、切り出し装置1によれば、粒状物を正確な量で迅速に切り出すことができる。なお、動作速度を漸減させることは、動作速度の急変に伴うフィーダの負担を低減し、装置寿命を長くすることにも寄与する。
コントローラ10は、相関情報設定部20を更に備える。相関情報設定部20は、重量計6の測定値から切り出し速度を求め、当該切り出し速度とフィーダ3の動作速度とに基づいて、切り出し速度とフィーダ3の動作速度との相関情報を設定する。推定量算出部15は、相関情報設定部20により設定された相関情報をフィーダ3の動作速度に適用して求まる切り出し速度を積分して推定切り出し量を算出する。このように、実測結果に基づいて相関情報を設定し、その相関情報を用いて推定切り出し量を算出することにより、推定切り出し量の精度が向上する。これにより、動作速度の漸減の程度がより適切に調節されるので、粒状物をより正確な量で切り出すことができる。
相関情報設定部20は、設定済の相関情報をフィーダ3の動作速度に適用して求まる切り出し速度を基準にしてデータ採用範囲を設定し、重量計6の測定値から求まる切り出し速度がデータ採用範囲外であるときには、当該切り出し速度に基づく相関情報の設定を行わない。このため、重量計6の測定値のばらつきによる相関情報の変動を抑制することで、相関情報の信頼性を高めることができる。これにより、動作速度の漸減の程度がより適切に調節されるので、粒状物をより正確な量で切り出すことができる。
相関情報設定部20は、設定済の相関情報をフィーダ3の動作速度に適用して求まる切り出し速度と、重量計6の測定値から求まる切り出し速度とを用いて修正切り出し速度を算出し、修正切り出し速度に基づいて相関情報を設定する。設定済の相関情報と、重量計6の測定値との両方に基づいて相関情報が設定されるので、相関情報の信頼性を更に高めることができる。これにより、動作速度の漸減の程度がより適切に調節されるので、粒状物をより正確な量で切り出すことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、推定切り出し量が必要切り出し量を下回るときに、動作速度を減らさないことは必須ではなく、漸減規則に比べ漸減の程度を小さくした上で動作速度を減らしてもよい。
1…切り出し装置、2…貯留槽、3…フィーダ、5…秤量槽、6…重量計、14…必要量算出部、15…推定量算出部、16…フィーダ制御部、20…相関情報設定部、R1…データ採用範囲。

Claims (10)

  1. 粒状物を貯留する貯留槽と、
    前記粒状物を秤量するための秤量槽と、
    前記貯留槽から前記秤量槽に前記粒状物を切り出すフィーダと、
    前記秤量槽の重量を測定する重量計と、
    予め設定された漸減規則に従って前記フィーダの動作速度を漸減させた場合に、前記フィーダの停止までに切り出される前記粒状物の量を推定切り出し量として算出する推定量算出部と、
    前記重量計の測定値から求まる切り出し済みの前記粒状物の量を目標切り出し量から減算した量を必要切り出し量として算出する必要量算出部と、
    前記推定切り出し量が前記必要切り出し量を下回っているときには前記漸減規則に比べ漸減の程度を小さくし、前記推定切り出し量が前記必要切り出し量を上回っているときには前記漸減規則に比べ漸減の程度を大きくして、動作速度を漸減させるように前記フィーダを制御するフィーダ制御部と、を備える切り出し装置。
  2. 前記フィーダ制御部は、前記推定切り出し量が前記必要切り出し量を下回っているときには、動作速度を減らさないように前記フィーダを制御する、請求項1記載の切り出し装置。
  3. 前記重量計の測定値から切り出し速度を求め、当該切り出し速度と前記フィーダの動作速度とに基づいて、切り出し速度と前記フィーダの動作速度との相関情報を設定する相関情報設定部を更に備え、
    前記推定量算出部は、前記相関情報設定部により設定された前記相関情報を前記フィーダの動作速度に適用して求まる切り出し速度を積分して前記推定切り出し量を算出する、請求項1又は2記載の切り出し装置。
  4. 前記相関情報設定部は、設定済の前記相関情報を前記フィーダの動作速度に適用して求まる切り出し速度を基準にしてデータ採用範囲を設定し、前記重量計の測定値から求まる切り出し速度が前記データ採用範囲外であるときには、当該切り出し速度に基づく前記相関情報の設定を行わない、請求項3記載の切り出し装置。
  5. 前記相関情報設定部は、設定済の前記相関情報を前記フィーダの動作速度に適用して求まる切り出し速度と、前記重量計の測定値から求まる切り出し速度とを用いて修正切り出し速度を算出し、前記重量計の測定値から求まる切り出し速度と前記フィーダの動作速度とに基づいて前記相関情報を設定する際に前記修正切り出し速度を用いて前記相関情報を設定する、請求項3又は4記載の切り出し装置。
  6. 粒状物を貯留する貯留槽から前記粒状物を秤量するための秤量槽に、フィーダにより前記粒状物を切り出すこと、
    重量計により前記秤量槽の重量を測定すること、
    予め設定された漸減規則に従って前記フィーダの動作速度を漸減させた場合に、前記フィーダの停止までに切り出される前記粒状物の量を推定切り出し量として算出すること、
    前記重量計の測定値から求まる切り出し済みの前記粒状物の量を目標切り出し量から減算した量を必要切り出し量として算出すること、
    前記推定切り出し量が前記必要切り出し量を下回っているときには前記漸減規則に比べ漸減の程度を小さくし、前記推定切り出し量が前記必要切り出し量を上回っているときには前記漸減規則に比べ漸減の程度を大きくして、動作速度を漸減させるように前記フィーダを制御すること、を含む切り出し方法。
  7. 前記推定切り出し量が前記必要切り出し量を下回っているときには、動作速度を減らさないように前記フィーダを制御する、請求項6記載の切り出し方法。
  8. 前記重量計の測定値から切り出し速度を求め、当該切り出し速度と前記フィーダの動作速度とに基づいて、切り出し速度と前記フィーダの動作速度との相関情報を設定することを更に含み、
    前記相関情報を前記フィーダの動作速度に適用して求まる切り出し速度を積分して前記推定切り出し量を算出する、請求項6又は7記載の切り出し方法。
  9. 設定済の前記相関情報を前記フィーダの動作速度に適用して求まる切り出し速度を基準にしてデータ採用範囲を設定し、前記重量計の測定値から求まる切り出し速度が前記データ採用範囲外であるときには、当該切り出し速度に基づく前記相関情報の設定を行わない、請求項8記載の切り出し方法。
  10. 設定済の前記相関情報を前記フィーダの動作速度に適用して求まる切り出し速度と、前記重量計の測定値から求まる切り出し速度とを用いて修正切り出し速度を算出し、前記重量計の測定値から求まる切り出し速度と前記フィーダの動作速度とに基づいて前記相関情報を設定する際に前記修正切り出し速度を用いて前記相関情報を設定する、請求項8又は9記載の切り出し方法。
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