JP5900133B2 - 光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、光モジュールに関し、特にWDM(Wavelength Division Multiplexing)用の小型光モジュールに関する。
近年、光モジュールのWDM化が求められている。例えば、複数の光源から発光された異なる波長の光信号を結合して波長多重化する光送信サブアセンブリ(TOSA:Transmitter Optical Sub Assembly)を備えた光モジュールに用いられるTOSAとして、LD(レーザーダイオード)を収納したCANパッケージを4つ同じ方向に向けて一列に並べて配置させたTOSAが知られている(特許文献1及び特許文献2参照)。
一方、近年、光トランシーバ等の光モジュールの更なる小型化が求められている。例えば、40GbE接続に対応する光ファイバのトランシーバ規格である「QSFP+(Quad Small Form-factor Pluggable Plus)」に対応した、小型光トランシーバが求められている。
特開2007−279507号公報 特開2008−203427号公報
しかしながら、WDM用小型光トランシーバ、例えばQSFP+規格に準拠したWDM用小型光トランシーバに、従来のTOSA、例えば上記の特許文献1等に記載のTOSAを用いようとすると、所定の大きさのCANパッケージを4つ横に並べるスペースを要する。したがって、その部分に基板を置くことができず、基板面積が減り、部品の高密度実装が難しくなる。また、基板が横長となるため、横方向に部品を配置することになり、縦方向への部品配置が難しく、配線効率が悪い。さらに、QSFP+規格に準拠した小型光トランシーバは、カードエッジをインターフェースとして外部とやり取りを行うが、小型化によりカードエッジ部までの基板面積が狭いため、配線が困難であり、このような場合に、狭ピッチで配線をするとクロストークの影響が懸念される。
すなわち、従来のTOSAを、WDM用小型光トランシーバ、例えばQSFP+規格に準拠したWDM用小型光トランシーバに用いることは困難であった。
そこで、本発明の目的は、WDM用小型光トランシーバ、例えばQSFP+規格に準拠したWDM用小型光トランシーバにおいても高密度実装を可能とする構造を備えた光モジュールを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、下記[1]〜[8]の光モジュールを提供する。
[1]筐体と、前記筐体の端部に取り付けられた光アダプタと、前記筐体内に搭載される光送受信アセンブリとを備えた光モジュールにおいて、
前記光送受信アセンブリは、光信号を出射する複数の発光素子を有するTOSAと、光信号を入射する受光素子を有するROSAと、前記TOSA及び前記ROSAと電気的に接続される回路基板とを備え、
前記回路基板は、前記TOSAが実装される第1のフレキシブル基板及び前記第1のフレキシブル基板と連結される第1のリジッド基板を備え、前記第1のフレキシブル基板は、前記TOSAと対向する面に前記複数の発光素子と接続される複数の接合部を有し、
前記TOSAは、前記筐体内において、前記光アダプタ側に配置され、前記第1のフレキシブル基板と対向する面に前記複数の発光素子が当該対向面とは反対側の面に向かって発光する向きで前記筐体の短辺方向に2つ並列配置され、かつ前記筐体の長辺方向に少なくとも2つ並列配置されたTOSAベースを有することを特徴とする光モジュール。
[2]前記回路基板は、2階建て構造を有しており、2階部分として、前記第1のフレキシブル基板及び前記第1のリジッド基板を備え、1階部分として、連結フレキシブル基板を介して前記第1のリジッド基板と連結される第2のリジッド基板を備えることを特徴とする前記[1]に記載の光モジュール。
[3]前記複数の発光素子は、それぞれCANパッケージに収納された形態で前記TOSAベースに配置されていることを特徴とする前記[1]又は前記[2]に記載の光モジュール。
[4]前記第1のリジッド基板には、送信用の部品が配置され、配線がなされており、前記第2のリジッド基板には、受信用の部品が配置され、配線がされていることを特徴とする前記[1]乃至[3]の何れか1つに記載の光モジュール。
[5]前記ROSAが実装される第2のフレキシブル基板が前記第2のリジッド基板に連結されていることを特徴とする前記[1]乃至[4]の何れか1つに記載の光モジュール。
[6]前記第2のリジッド基板は、その端部にエッジコネクタを備えることを特徴とする前記[1]乃至[5]の何れか1つに記載の光モジュール。
[7]前記複数の発光素子は、前記筐体の短辺方向に2つ並列配置される際に、前記筐体の長辺方向にずらして並列配置されることを特徴とする前記[1]乃至[6]の何れか1つに記載の光モジュール。
[8]前記複数の発光素子は、前記短辺方向に2つ並列配置された前記発光素子のそれぞれの列において、前記筐体の長辺方向に2つ並列配置されることを特徴とする前記[1]乃至[7]の何れか1つに記載の光モジュール。
本発明によれば、WDM用小型光トランシーバ、例えばQSFP+規格に準拠したWDM用小型光トランシーバにおいても高密度実装を可能とする構造を備えた光モジュールを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る光モジュールの外観を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光モジュール(上ケースを外した状態)の外観を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光モジュールに用いられる光送受信アセンブリを示す斜視図である。 (a)は、図3の光送受信アセンブリの上面図であり、(b)は、図3の光送受信アセンブリの下面図である。 図3の光送受信アセンブリに使用される回路基板の展開図である。 図3の光送受信アセンブリに使用されるTOSAの斜視図である。 図6のTOSAを構成するTOSAベースの斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光モジュールに用いられる光送受信アセンブリに使用される回路基板の展開図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光モジュールに用いられる光送受信アセンブリに使用されるTOSAの斜視図である。 (a)は、図9のTOSAの上面図(一部、透過図)であり、(b)は、(a)におけるB−B線断面図である。 (a)〜(d)は、本発明の第2の実施の形態に係る光モジュールに使用されるTOSAの動作を説明する図である。
〔本発明の第1の実施の形態〕
(光モジュールの構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光モジュールの外観を示す斜視図である。また、図2は、本発明の第1の実施の形態に係る光モジュール(上ケースを外した状態)の外観を示す斜視図である。
本発明の第1の実施の形態に係る光モジュール1は、QSFP+規格に準拠したWDM用の光トランシーバである。
光モジュール1は、光モジュール1の筐体を構成する上ケース2及び下ケース3と、下ケース3に取り付けられた光アダプタ4と、筐体内に搭載される光送受信アセンブリ10とを備える。
上ケース2及び下ケース3は、QSFP+規格に準拠した大きさで形成されている。光アダプタ4は、光モジュール1のフロント側の端部に設置されており、光コネクタが差し込まれる差し込み口(TX:送信、RX:受信)を有する。
(光送受信アセンブリの構成)
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る光モジュールに用いられる光送受信アセンブリを示す斜視図である。また、図4(a)は、図3の光送受信アセンブリの上面図であり、(b)は、図3の光送受信アセンブリの下面図である。
光送受信アセンブリ10は、4波WDM用の光送受信アセンブリであり、回路基板20と、回路基板20に電気的に接続されるTOSA30及びROSA(Receiver Optical Sub Assembly)40とを備える。
回路基板20は、図2に示すように、光モジュール1の筐体内において、光アダプタ4とは離れて配置され、TOSA30及びROSA40は、光アダプタ4側に配置される。
回路基板20には、外部装置と着脱可能なカードエッジ型のエッジコネクタ26が設けられている。エッジコネクタ26は、光モジュール1において、図2に示すように、光アダプタ4が設けられた端部とは逆側の端部に配置される。
回路基板20の構造の詳細は後述するが、回路基板20は、2階建て構造を有しており、2階部分(第1のリジッド基板としての上側リジッド基板21、第1のフレキシブル基板としての上側フレキシブル基板22)と1階部分(第2のリジッド基板としての下側リジッド基板23、第2のフレキシブル基板としての下側フレキシブル基板24)とは屈曲させた連結フレキシブル基板25により連結されている。
図2に示すように、光モジュール1の筐体内において、上側リジッド基板21及び下側リジッド基板23は、光アダプタ4とは逆側に配置され、上側フレキシブル基板22及び下側フレキシブル基板24は、光アダプタ4側に配置される。
TOSA30は、上側フレキシブル基板22に実装され、上側フレキシブル基板22と下側フレキシブル基板24とに挟まれた状態で、光モジュール1の筐体内に収納される。ROSA40は、下側フレキシブル基板24に実装される。
(回路基板の構成)
図5は、図3の光送受信アセンブリに使用される回路基板の展開図である。
回路基板20は、上側リジッド基板21、上側フレキシブル基板22、下側リジッド基板23、下側フレキシブル基板24(図4に示す。図5では省略)、連結フレキシブル基板25、及びエッジコネクタ26を備える。
回路基板20の大きさは、QSFP+規格に準拠した大きさで形成された上ケース2及び下ケース3に収納できるような大きさに調整される。
上側リジッド基板21は、回路基板の2階部分を構成し、その両面には送信用の部品が実装され、配線がなされている。
上側フレキシブル基板22は、上側リジッド基板21と共に回路基板の2階部分を構成し、その下面(連結フレキシブル基板25を屈曲させた際に下側フレキシブル基板24と対向する内側面)側にTOSA30が実装され、下面には送信用の配線がなされている。光モジュール1の長手方向に上側リジッド基板21と並んで下ケース3に収納できるように、上側フレキシブル基板22の一端部が上側リジッド基板21の光アダプタ4寄りの端部に連結される。
上側フレキシブル基板22は、TOSA30と対向する面(TOSAベース対向面)に複数の発光素子(CANパッケージ32A〜D)と接続される複数の接合部(CANパッケージ接合部22A〜D)を有する。
CANパッケージ接合部22A,22Bは、上側フレキシブル基板22において、上ケース2及び下ケース3の短辺方向に並列して設けられており、CANパッケージ接合部22Cは、CANパッケージ接合部22Aに対して上ケース2及び下ケース3の長辺方向に並列して設けられ、CANパッケージ接合部22Dは、CANパッケージ接合部22Bに対して上ケース2及び下ケース3の長辺方向に並列して設けられている。並列して設けられたCANパッケージ接合部はそれぞれ、上ケース2及び下ケース3の短辺と平行に、かつ長辺と平行に設けられている。CANパッケージ接合部の配置及び数は、後述するTOSAベースに形成されるCANパッケージ設置部の配置及び数に合わせて適宜、変更される。
CANパッケージ接合部22A〜Dのそれぞれには、CANパッケージの4本のリードピン32aを挿入するための孔が4つ設けられている。CANパッケージ接合部22A〜Dは、CANパッケージ32A〜Dと接合されることで、CANパッケージ32A〜Dと電気的に接続される。
下側リジッド基板23は、回路基板の1階部分を構成し、上面(連結フレキシブル基板25を屈曲させた際に上側リジッド基板21と対向する内側面)には制御系の部品が実装され、配線がなされており、下面(連結フレキシブル基板25を屈曲させた際に上側リジッド基板21と対向する内側面とは反対側の外側面)には受信用の部品が実装され、配線がなされている。
下側フレキシブル基板24は、下側リジッド基板23と共に回路基板の1階部分を構成し、その上面(連結フレキシブル基板25を屈曲させた際に上側フレキシブル基板22と対向する内側面)側にROSA40が実装され、上面には受信用の配線がなされている。光モジュール1の長手方向に下側リジッド基板23と並んで下ケース3に収納できるように、下側フレキシブル基板24の一端部が下側リジッド基板23の光アダプタ4寄りの端部に連結される。
なお、下側フレキシブル基板24は、下側リジッド基板と接続するフレキシブル基板であることが好ましいが、下側リジッド基板23を延長したリジッド基板、又は下側リジッド基板23からフレキ部を延長したリジッドフレキシブル基板とすることもできる。
連結フレキシブル基板25は、上側リジッド基板21と下側リジッド基板23とを長手方向のそれぞれの一側面で連結するものであり、本実施の形態においては、送信用の配線がなされている。
(TOSAの構成)
図6は、図3の光送受信アセンブリに使用されるTOSAの斜視図である。図7は、図6のTOSAを構成するTOSAベースの斜視図である。
TOSA30は、TOSAベース31と、TOSAベース31に形成された4つのCANパッケージ設置部31A〜D(円形凹状孔)に設置される4つのCANパッケージ32A〜Dと、TOSAベース31内に設置される光部品(ミラー、フィルタ、コリメータレンズ)と、TOSAベース31の光出射面(光アダプタ4側)に形成されたスリーブ設置部312に設置されるスリーブ33とを備える。
TOSA30の大きさは、回路基板20の配置スペースを考慮しつつ、QSFP+規格に準拠した大きさで形成された上ケース2及び下ケース3に収納できるような大きさに調整される。
TOSAベース31は、例えばSUS等の金属からなり、直方体形状を有し、上側フレキシブル基板22と対向する面(図7における上面)にCANパッケージ設置部31A〜Dが形成されている。CANパッケージ32A,32Bが並列配置されるように、CANパッケージ設置部31A,31Bが上ケース2及び下ケース3の短辺方向に並列して形成されており、CANパッケージ32C,32Dが並列配置されるように、CANパッケージ設置部31C,31Dが上ケース2及び下ケース3の短辺方向に並列して形成されている。すなわち、CANパッケージ設置部31A,31Cは、上ケース2及び下ケース3の長辺方向に並列して形成されており、CANパッケージ設置部31B,31Dは、上ケース2及び下ケース3の長辺方向に並列して形成されている。そして、並列して形成されたCANパッケージ設置部はそれぞれ、上ケース2及び下ケース3の短辺と平行に、かつ長辺と平行に並列して形成されている。本実施の形態においては、両列において長辺方向に2つ並列配置しているが、これに限られるものではなく、一方の列のみ並列配置としてもよい。また、3つ以上並列配置としてもよいが、小型化の観点からは3つ以下の並列配置が好ましい。
CANパッケージ32A〜Dはそれぞれ、光信号を出射する発光素子としてのLD(レーザーダイオード)(図示省略)と、CANパッケージ接合部22A〜Dの孔に挿入され接合されるリードピン32aと、発光された光を集光するレンズ(図示省略)とを備える。市販のCANパッケージをCANパッケージ32A〜Dとして使用することができる。
4つのCANパッケージ32A〜Dは、LD(レーザーダイオード)が上側フレキシブル基板22と対向するTOSAベース31の面とは反対側の面に向かって発光する向きで、すなわち、CANパッケージ設置部が設けられた面に対し垂直方向かつ上側フレキシブル基板22の方向にリードピン32aが向くように、CANパッケージ設置部31A〜Dに設置される。
光部品であるミラー、フィルタ、及びコリメータレンズは、TOSAベース31内に形成された光通路内に設置される。
スリーブ33は、市販されているものを使用することができ、光アダプタ4のTXに挿入された光コネクタと光接続される。
(TOSAの動作説明)
LD(レーザーダイオード)から上側フレキシブル基板22と対向するTOSAベース31の面(図6における上面)とは反対側の面(図6における下面)に向かって発光された光は、先ず4つのCANパッケージ32A〜Dの直下に設置されたミラーにてそれぞれ反射され、その後、光通路に設置されたコリメータレンズを通過して平行光とされ、更にミラー又はフィルタによって反射され、必要に応じフィルタを通過した後、各光(4波)が合波されて波長多重光となり、これがミラーで反射されて方向を変え、最終的にスリーブ33を経て出射される。
ミラー等の光部品は、CANパッケージの配置やTOSAベースの大きさ等に合わせて適宜、設置可能であるが、CANパッケージ32A〜Dの直下に設置されたミラーと同一平面上で波長多重光とし、その後、上側フレキシブル基板22と対向するTOSAベース31の面(図6における上面)に向かうように当該波長多重光の方向を変え、更に光出射面(スリーブ33が設置された面)に向かって方向を変えるように、設置されることが好ましい。
(ROSAの構成)
ROSA40は、公知のROSAを適宜、用いることができる。
(本発明の第1の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)WDM用小型光トランシーバ、例えばQSFP+規格に準拠したWDM用小型光トランシーバにおいても高密度実装を可能とする構造を備えた光モジュールを提供することができる。
(2)リジッド基板間にはTOSAを配置せず、リジッド基板(例えば1.0mm)よりも薄いフレキシブル基板(例えば0.2mm)にTOSAを実装するため、厚さ方向の小型化が可能となる、或いはTOSAの寸法を大きく取れる。また、リジッド基板の面積を縦横に広く取ることができるため、部品の配置の自由度が増し、かつ配線効率が良い。また、特にカードエッジに配線をするときに、狭ピッチ配線を減らせるため、クロストークの影響を軽減できる。
(3)送信側高速配線(上側リジッド基板両面)と、受信側高速配線(下側リジッド基板の下面(上側リジッド基板と対向しない面))との間を離すことができるため、クロストークの影響が軽減できる。
(4)上側リジッド基板との連結部位において上側フレキシブル基板に曲げを加えることでTOSAの大きさに合わせて高さ調節ができる。
(5)TOSAベースにおいてCANパッケージを上面に2×2で並列配置させる構成としたため、部品配置をコンパクト化できる。
(6)TOSAベースにおいてCANパッケージを並行配置させる構成としたため、送信側高速配線長を短くできる。
〔本発明の第2の実施の形態〕
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る光モジュールに用いられる光送受信アセンブリに使用される回路基板の展開図である。また、図9は、本発明の第2の実施の形態に係る光モジュールに用いられる光送受信アセンブリに使用されるTOSAの斜視図である。
本発明の第2の実施の形態に係る光モジュールは、回路基板及びTOSAの構造が上記第1の実施の形態に係る光モジュールと異なる。
すなわち、第1の実施の形態が上側フレキシブル基板22を備える回路基板20であったのに対し、第2の実施の形態は上側フレキシブル基板22とは異なる構造の上側フレキシブル基板122を備える回路基板120である点で相違する。また、第1の実施の形態がTOSAベース31を備えるTOSA30であるのに対し、第2の実施の形態はTOSAベース31とは異なる構造のTOSAベース131を備えるTOSA130である点で相違する。
TOSAベース131は、TOSAベース31とほぼ同様にCANパッケージ設置部が形成されているが、TOSAベース31のCANパッケージ設置部がケース短辺と平行に並列して形成されていたのに対し、TOSAベース131では、図9に示すように、ケース短辺方向に2つ並列して形成される際に、ケース長辺方向にずらして形成される点で異なる。ずらす量は、CANパッケージの直径の1/4〜3/4の長さ分であることが好ましく、CANパッケージの直径の1/2の長さ分(すなわち、半径の長さ分)であることがより好ましい。
上側フレキシブル基板122は、TOSAベース131のCANパッケージ設置部に設置されたCANパッケージ32A〜Dと接合できるように設けられたCANパッケージ接合部122A〜Dを有する。すなわち、上側フレキシブル基板22のCANパッケージ接合部がケース短辺と平行に並列して設けられていたのに対し、TOSAベース131では、図8に示すように、ケース短辺方向に2つ並列して設けられる際に、ケース長辺方向にずらして設けられる点で異なる。
(TOSAの動作説明)
図10(a)は、図9のTOSAの上面図(一部、透過図)であり、(b)は、(a)におけるB−B線断面図である。また、図11(a)〜(d)は、本発明の第2の実施の形態に係る光モジュールに使用されるTOSAの動作を説明する図である。
図11において、各CANパッケージから出射された光の経路を矢印で示しており、当該経路に沿ってTOSAベース31内部に光通路が形成されている。
以下に、光の経路を具体的に説明する。
CANパッケージ32Aから出射された光は、図11(a)に示すように、CANパッケージ32Aの直下に設けられたミラー34Aで反射されて方向を変え、光通路に設置されたコリメータレンズ35Aを通過して平行光とされ、次にフィルタ36Aで反射されて方向を変えたところでCANパッケージ32Cから出射された光と合波されて多重光とされ、更にミラー37で反射されて方向を変え、フィルタ38へ向かう。
CANパッケージ32Bから出射された光は、図11(b)に示すように、CANパッケージ32Bの直下に設けられたミラー34Bで反射されて方向を変え、光通路に設置されたコリメータレンズ35Bを通過して平行光とされ、次にフィルタ36Bで反射されて方向を変えたところでCANパッケージ32Dから出射された光と合波されて多重光とされ、フィルタ38へ向かう。
CANパッケージ32Cから出射された光は、図11(c)に示すように、CANパッケージ32Cの直下に設けられたミラー34Cで反射されて方向を変え、光通路に設置されたコリメータレンズ35Cを通過して平行光とされ、次にミラー36Cで反射されて方向を変えた後、フィルタ36Aを通過したところでCANパッケージ32Aから出射された光と合波されて多重光とされ、更にミラー37で反射されて方向を変え、フィルタ38へ向かう。
CANパッケージ32Dから出射された光は、図11(d)に示すように、CANパッケージ32Dの直下に設けられたミラー34Dで反射されて方向を変え、光通路に設置されたコリメータレンズ35Dを通過して平行光とされ、次にミラー36Dで反射されて方向を変えた後、フィルタ36Bを通過したところでCANパッケージ32Bから出射された光と合波されて多重光とされ、フィルタ38へ向かう。
多重光とされたCANパッケージ32A,32Cから出射された各光信号は、フィルタ38で反射された後、及び多重光とされたCANパッケージ32B,32Dから出射された各光信号は、フィルタ38を通過した後、それぞれが合波され、4波長多重光となり、これがミラー39Aで反射されて方向を変え、更にミラー39Bで反射されて方向を変え、スリーブ33を経て出射される。
本実施の形態においては、ミラー39B以外の光部品は同一平面上に設けられているが、これに限られるものではない。例えば、ミラー37及びフィルタ38の位置における反射によって、TOSAベース131の上面(上側フレキシブル基板22と対向する面)に向かうように各2波長多重光の方向を変え、その後、4波が合波するように、ミラー39Bに換えて複数のミラーを配置する構成としてもよい。
また、本実施の形態においては、反射により方向を変える際は、略90°の角度で反射するように各光部品が設置されているが、これに限られるものではない。
(本発明の第2の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
2×2で並行かつ平行配置させている第1の実施の形態の方がより小型化できる点においては第2の実施の形態よりも好ましいが、ミラー等の光部品の配置を設計しやすい点においては第1の実施の形態よりも第2の実施の形態の方が好ましい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
1:光モジュール、2:上ケース、3:下ケース、4:光アダプタ
10:光送受信アセンブリ
20,120:回路基板、30,130:TOSA、40:ROSA
21:上側リジッド基板(第1のリジッド基板)
22,122:上側フレキシブル基板(第1のフレキシブル基板)
23:下側リジッド基板(第2のリジッド基板)
24:下側フレキシブル基板(第2のフレキシブル基板)
25:連結フレキシブル基板、26:エッジコネクタ
22A〜D,122A〜D:CANパッケージ接合部
22a:リードピン挿入孔
31,131:TOSAベース
31A〜D:CANパッケージ設置部、312:スリーブ設置部
32A〜D:CANパッケージ、32a:リードピン
33,133:スリーブ
34A〜D:ミラー(第1の光部品)
35A〜D:コリメータレンズ(第2の光部品)
36A,B:フィルタ(第2の光部品)
36C,D:ミラー(第2の光部品)
37:ミラー(第2の光部品)
38:フィルタ(第2の光部品)
39A:ミラー(第3の光部品)
39B:ミラー(第4の光部品)

Claims (7)

  1. 筐体と、前記筐体の端部に取り付けられた光アダプタと、前記筐体内に搭載される光送受信アセンブリとを備えた光モジュールにおいて、
    前記光送受信アセンブリは、光信号を出射する複数の発光素子を有するTOSAと、光信号を入射する受光素子を有するROSAと、前記TOSA及び前記ROSAと電気的に接続される回路基板とを備え、
    前記回路基板は、前記TOSAが実装される第1のフレキシブル基板及び前記第1のフレキシブル基板と連結される第1のリジッド基板を備え、前記第1のフレキシブル基板は、前記TOSAと対向する面に前記複数の発光素子と接続される複数の接合部を有し、
    前記TOSAは、前記筐体内において、前記光アダプタ側に配置され、前記第1のフレキシブル基板と対向する面に前記複数の発光素子が当該対向面とは反対側の面に向かって発光する向きで前記筐体の短辺方向に2つ並列配置され、かつ前記筐体の長辺方向に少なくとも2つ並列配置されたTOSAベースを有し、
    前記複数の発光素子は、前記筐体の短辺方向に2つ並列配置されており、且つ、前記筐体の長辺方向にずらして並列配置されていることを特徴とする光モジュール。
  2. 前記複数の発光素子は、第1の発光素子、第2の発光素子、第3の発光素子、第4の発光素子からなり、前記筐体の短辺方向に前記第1の発光素子と前記第3の発光素子からなる列と前記第2の発光素子と前記第4の発光素子からなる列が並列配置され、前記筐体の長辺方向において前記第1の発光素子、前記第2の発光素子、前記第3の発光素子、前記第4の発光素子の順で並ぶように、前記第1の発光素子と前記第3の発光素子からなる列と前記第2の発光素子と前記第4の発光素子からなる列とが前記筐体の長辺方向にずらして配置されており、
    前記TOSAは、
    前記第1の発光素子が出射した光を前記筐体の短辺方向であって前記第2の発光素子と前記第4の発光素子からなる列側へ向かう方向に反射する第1のミラーと、
    前記第2の発光素子が出射した光を前記筐体の短辺方向であって前記第1の発光素子と前記第3の発光素子からなる列側へ向かう方向に反射する第2のミラーと、
    前記第3の発光素子が出射した光を前記筐体の短辺方向であって前記第2の発光素子と前記第4の発光素子からなる列側へ向かう方向に反射する第3のミラーと、
    前記第4の発光素子が出射した光を前記筐体の短辺方向であって前記第1の発光素子と前記第3の発光素子からなる列側へ向かう方向に反射する第4のミラーと、
    前記第4のミラーで反射された前記第4の発光素子からの光を前記筐体の長辺方向であって前記第1の発光素子側へ向かう方向に反射する第5のミラーと、
    前記第3のミラーで反射された前記第3の発光素子からの光を前記筐体の長辺方向であって前記第2の発光素子側へ向かう方向に反射する第6のミラーと、
    前記第2のミラーで反射された前記第2の発光素子からの光を前記筐体の長辺方向であって前記第1の発光素子側へ向かう方向に反射するとともに、前記第5のミラーで反射された前記第4の発光素子からの光を透過して、前記第2の発光素子からの光と前記第4の発光素子からの光を合波する、第1のフィルタと、
    前記第1のミラーで反射された前記第1の発光素子からの光を前記筐体の長辺方向であって前記第2の発光素子側へ向かう方向の反対方向に反射するとともに、前記第3のミラーで反射された前記第3の発光素子からの光を透過して、前記第1の発光素子からの光と前記第3の発光素子からの光を合波する、第2のフィルタと、
    前記第2のフィルタで合波された前記第1の発光素子からの光と前記第3の発光素子からの光を前記筐体の短辺方向であって前記第1の発光素子と前記第3の発光素子からなる列側へ向かう方向に反射する第7のミラーと、
    前記第7のミラーで反射された前記第1の発光素子からの光と前記第3の発光素子からの光を前記筐体の長辺方向であって前記第1の発光素子側へ向かう方向の反対方向に反射するとともに、前記第1のフィルタで合波された前記第2の発光素子からの光と前記第4の発光素子からの光を透過して、前記第1の発光素子からの光、前記第2の発光素子からの光、前記第3の発光素子からの光、前記第4の発光素子からの光を合波する、第3のフィルタと、
    を備える
    請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記回路基板は、2階建て構造を有しており、2階部分として、前記第1のフレキシブル基板及び前記第1のリジッド基板を備え、1階部分として、連結フレキシブル基板を介して前記第1のリジッド基板と連結される第2のリジッド基板を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の光モジュール。
  4. 前記複数の発光素子は、それぞれCANパッケージに収納された形態で前記TOSAベースに配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光モジュール。
  5. 前記第1のリジッド基板には、送信用の部品が配置され、配線がなされており、前記第2のリジッド基板には、受信用の部品が配置され、配線がされていることを特徴とする請求項3に記載の光モジュール。
  6. 前記ROSAが実装される第2のフレキシブル基板が前記第2のリジッド基板に連結されていることを特徴とする請求項に記載の光モジュール。
  7. 前記第2のリジッド基板は、その端部にエッジコネクタを備えることを特徴とする請求項3、5、6の何れか1項に記載の光モジュール。
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