JP5899858B2 - 出力制御装置、文書出力システム及び出力制御プログラム - Google Patents

出力制御装置、文書出力システム及び出力制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、出力制御装置、文書出力システム及び出力制御プログラムの分野に関する。
会議などプレゼンテーションの場においては、サーバ等に保存している1つの文書を複数の出力手段により出力する場面がある。具体的に例えば、ユーザは予め文書を電子ファイルとしてサーバに保存しておく。そしてサーバに保存されている文書を、プロジェクタに投影したり、紙資料として配布するために印刷装置で印刷したり、またもしくは参加者のPC端末に電子的に配布する。
ここで、サーバに保存されている文書を出力する場合、ある特定の出力手段においては、文書の全ページの出力を行うが、その一方、ある別の出力手段では文書の一部ページのみ出力を行い一部のページの出力は行わないといった使い方がありうる。
具体的に例えば、プレゼンテーションの場では、文書の全ページをプロジェクタでスライド式に投影しながら口頭で文書内容の説明を行うが、その文書の一部に機密資料等が含まれる場合は、手元に配布する紙資料としては、機密資料のページを除く文書の一部ページのみ印刷し、紙資料として参加者の手元に配布する。なおこの場合の機密資料は、プロジェクタでのレビューを行うのはよいが、証拠として具体的な紙資料には残したくはないといった性格のものである。
またこれとは逆に、手元に配布する紙資料としては、機密資料のページを含む文書の全ページを印刷するが、一部の参加者のみの手元に機密度の高い紙資料として配布する。プロジェクタではスライド式に投影しながら口頭で文書内容の説明を行うが、機密資料のページは投影しないようにし、機密資料のページを除く文書の一部ページのみ投影するといった使い方もありうる。
これに関する技術として、特許文献1には、文書登録時に文書に対してアクセス可能なユーザを設定可能な会議室システムが記載されている。文書を出力する場においては、認証手段によりユーザ認証を実施し、先に設定したアクセス可能なユーザ以外が参加者に含まれる場合は出力不可とする。
しかしながら、特許文献1のように、文書ごとにアクセス権を付与することで文書そのものを出力させないようにする場合、文書そのものの出力制限をかけることはできるが、文書のページ毎に対する出力制限をかけることはできない。
そのため、上述の如く、ある特定の出力手段においては、文書の全ページの出力を行うが、その一方、ある別の出力手段では文書の一部ページのみ出力を行い一部のページの出力は行わないといった使い方をしたい場合、出力手段毎に文書を編集・作成しなければならない。例えば投影用の文書、印刷用の文書をそれぞれ作成する。この場合、編集・作成に要する手間の発生や、作成した複数の文書を管理する煩雑さ、その分の記憶領域を多く使用してしまうといった問題があった。
なお、文書を印刷装置で印刷する場合に限っていえば、印刷設定時、印刷ページを指定することで、機密資料のページを除く文書の一部ページのみ印刷出力することが可能であるが、同文書をプロジェクタでスライド式に投影する場合、印刷用紙のように投影ページを指定することができなければ、文書内の機密資料のページの投影は回避できない。
そこで本発明では上記のような点に鑑みて、複数の出力手段を用いて1の文書を出力する場合、出力手段に応じて出力対象とするページの制御を行う出力制御装置、文書出力システム及び出力制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る出力制御装置は、文書を入力する入力装置と、前記出力制御装置から取得した前記文書を出力する複数の出力装置とネットワークを介し接続され、前記文書の出力制御を行う出力制御装置であって、前記入力装置から受信した前記文書を含む文書登録要求に基づき、前記文書と、前記文書の各ページに対し前記複数の出力装置毎に出力装置から出力許可するか否かを示す情報を含む第1の出力制御情報とを記憶する記憶手段と、前記複数の出力装置のうち、1の出力装置から、前記文書の取得要求を受信すると、前記第1の出力制御情報を参照し、該1の出力装置から出力許可されている該文書のページを、該1の出力装置に対し送信する出力文書制御手段とを有する。
また上記課題を解決するため、本発明に係る文書出力システムは、文書を入力する入力装置と、前記文書の出力制御を行う出力制御装置と、前記出力制御装置から取得した前記文書を出力する複数の出力装置とがネットワークを介し接続された文書出力システムであって、前記入力装置は、前記出力制御装置に対し、前記文書を含む文書登録要求を送信する文書登録要求手段と、前記出力制御装置に対し、前記文書の各ページに対し前記複数の出力装置毎に出力装置から出力許可するか否かを示す情報を含む出力制御情報を設定する設定手段と、を有し、前記出力制御装置は、前記文書登録要求に基づき、前記文書と、前記出力制御情報とを記憶する記憶手段と、前記複数の出力装置のうち、1の出力装置から、前記文書の取得要求を受信すると、前記出力制御情報を参照し、該1の出力装置から出力許可されている該文書のページを、該1の出力装置に対し送信する出力文書制御手段とを有する。
また上記課題を解決するため、本発明に係る文書出力システムは、文書の出力制御を行う出力制御装置と、前記出力制御装置から取得した前記文書を出力する複数の出力装置とがネットワークを介し接続された文書出力システムであって、前記出力制御装置は、前記文書の各ページに対し前記複数の出力装置毎に出力装置から出力許可するか否かを示す情報を含む出力制御情報を設定する設定手段と、前記文書と、前記出力制御情報とを記憶する記憶手段と、前記複数の出力装置のうち、1の出力装置から、前記文書の取得要求を受信すると、前記出力制御情報を参照し、該1の出力装置から出力許可されている該文書のページを、該1の出力装置に対し送信する出力文書制御手段とを有する。
また上記課題を解決するため、本発明に係る出力制御プログラムは、文書を入力する入力装置と、前記出力制御装置から取得した前記文書を出力する複数の出力装置とネットワークを介し接続され、前記文書の出力制御を行う出力制御装置を、前記入力装置から受信した前記文書を含む文書登録要求に基づき、前記文書と、前記文書の各ページに対し前記複数の出力装置毎に出力装置から出力許可するか否かを示す情報を含む第1の出力制御情報とを記憶する記憶手段と、前記複数の出力装置のうち、1の出力装置から、前記文書の取得要求を受信すると、前記第1の出力制御情報を参照し、該1の出力装置から出力許可されている該文書のページを、該1の出力装置に対し送信する出力文書制御手段として機能させる。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、複数の出力手段を用いて1の文書を出力する場合、出力手段に応じて出力対象とするページの制御を行う出力制御装置、文書出力システム及び出力制御プログラムを提供することができる。
本実施形態に係るシステム構成図である。 本実施形態に係る出力制御サーバ1の主要構成を示すハードウェア構成図である。 本実施形態に係る出力制御サーバ1の主要機能を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る出力装置情報の一例を示す。 本実施形態に係る文書ファイル、ページ画像、文書情報の一例を示す。 本実施形態に係る出力制御情報の設定画面の一例を示す。 本実施形態に係る出力制御情報の一例を示す。 本実施形態に係る文書登録処理を説明するシーケンス図である。 本実施形態に係る文書出力処理を説明するシーケンス図である。 本実施形態に係る出力文書データの一例を示す。 本変形例1に係る出力制御情報の設定画面の一例を示す。 本変形例1に係る出力制御情報の一例を示す。 本変形例2に係る出力制御情報の設定画面の一例を示す。 本変形例2に係る出力制御情報の一例を示す。 本変形例3に係る出力制御情報の設定画面の一例を示す。 本変形例3に係る出力制御情報の一例を示す。 本変形例3に係る出力文書データの一例を示す。 本変形例4に係る出力制御情報の設定画面の一例を示す。 本変形例4に係る出力制御情報の一例を示す。 本変形例4に係る出力許可期間を説明する図である。 本変形例4に係る出力文書データの一例を示す。 本変形例5に係る差替画像ページの一例を示す。 本変形例5に係る出力文書データの一例を示す。
以下、本発明を実施するための形態を各実施形態において図面を用いて説明する。
[システム構成]
(全体構成)
はじめに、具体的な発明の内容を説明する前に、本発明を実施するにあたっての全体構成について説明する。図1は、本実施形態に係るシステム構成図である。図に示されるように、本実施形態に係る文書出力システム100は、出力制御サーバ1、端末2、画像形成装置3、プロジェクタ4がネットワーク5を介し接続される。
出力制御サーバ1は、出力対象となる文書の制御を行うサーバである。ユーザの端末2から文書(電子ファイル)が入力されると、一旦この文書を蓄積する。その後、出力装置(画像形成装置3、プロジェクタ4等)から出力文書の取得要求を受信すると、出力装置に対し、出力装置に応じたページのデータのみを送信する。出力装置は受信したページのデータを出力するので、出力装置に応じてページレベルでの文書出力制御が可能となる(詳細後述)。
端末2は、ユーザの使用する端末2であり、具体的にはPC、携帯端末、タブレット端末等である。ユーザはこの端末2を使用して、出力対象となる文書を出力制御サーバ1に入力する。
画像形成装置3は、出力装置の一例であって、コピー、スキャナ、プリンタ、ファックスなどの複数の機能を一つの筐体内に収納した画像形成装置(MFP:Multi-Function Peripheral)である。出力対象(印刷対象)となる出力文書は、出力制御サーバ1に蓄積されているので、画像形成装置3は、出力制御サーバ1から受信したページのデータを印刷用紙へ印刷する。
プロジェクタ4は、出力装置の一例であって、画像投影を行う画像投影装置である。本実施形態において、出力対象(投影対象)となる出力文書は、出力制御サーバ1に蓄積されているので、プロジェクタ4は、出力制御サーバ1から受信したページのデータを投影先(ホワイトボード等)へ投影する。
ネットワーク5は、出力制御サーバ1、端末2、画像形成装置3、プロジェクタ4を接続する通信ネットワークである。本実施形態においては、出力制御サーバ1及び端末2間の通信、出力制御サーバ1及び出力装置(画像形成装置3、プロジェクタ4)間の通信がネットワーク5により実現される。
なお、本実施形態においては、出力装置の一例として、上述の画像形成装置3、プロジェクタ4を取り上げているが、出力装置はこれらのみに限られるものではない。他にも出力装置として例えば、PC、携帯端末、タブレット端末等がありうる。この場合、出力は携帯端末、タブレット端末等の各画面への出力表示となる。
なおまた、ユーザは端末2を使用して出力対象となる文書を出力制御サーバ1に入力する他、出力制御サーバ1においても文書を入力するための手段(例えば後述の記憶媒体読取装置15や入力装置16等)を備えるため、ユーザは出力制御サーバ1の入力装置16を操作し、記憶媒体読取装置15を介して出力対象となる文書を入力することも可能である。
(ハードウェア)
ここで、本実施形態に係る出力制御サーバ1のハードウェア構成について説明しておく。図2は、本実施形態に係る出力制御サーバ1の主要構成を示すハードウェア構成図である。出力制御サーバ1は、主要な構成として、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、補助記憶装置14、記憶媒体読取装置15、入力装置16、表示装置17、及び通信装置18を含む構成である。
CPU11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路から構成され、装置全体を制御する回路である。また、ROM12は、CPU11で実行される所定の制御プログラム(ソフトウェア部品)を格納するメモリであり、RAM13は、CPU11がROM12に格納された所定の制御プログラム(ソフトウェア部品)を実行して各種の制御を行うときの作業エリア(ワーク領域)として使用するメモリである。
補助記憶装置14は、汎用のOS(Operating System)、プログラムを含む各種情報を格納する装置であり、不揮発性の記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)などが用いられる。記憶媒体読取装置15には、USBメモリ、CD、DVD等の携帯型メディアをセットすることで、外部からの情報を取得できる。
入力装置16は、ユーザが各種入力操作を行うための装置である。入力装置16は、マウス、キーボード、表示装置17の表示画面上に重畳するように設けられたタッチパネルスイッチなどを含む。表示装置17は、各種データを表示画面に表示する装置である。例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)などから構成される。
通信装置18は、ネットワーク5を介して他の機器との通信を行う装置である。有線ネットワークや無線ネットワークなど含む各種ネットワーク形態に応じた通信をサポートする。
なお端末2、画像形成装置3、プロジェクタ4については、従来の端末2、画像形成装置3、プロジェクタ4等により実現されればよく、その説明は省略する。
(機能)
次に、出力制御サーバ1の機能構成について説明する。図3は、本実施形態に係る出力制御サーバ1の主要機能を示す機能ブロック図である。図に示されるように出力制御サーバ1は、主要な機能として、記憶部101、通信部102、出力装置管理部103、文書登録部104、出力文書制御部105を含み構成される。
通信部102は、ネットワーク5を介し、例えば出力制御サーバ1及び端末2間の通信、出力制御サーバ1及び出力装置(画像形成装置3、プロジェクタ4)間の通信を行う。
出力装置管理部103は、記憶部101の出力装置情報を管理する。出力装置情報は、現在利用可能な出力装置(画像形成装置3、プロジェクタ4等)の一覧を保持した情報である。各出力装置は、起動時、出力制御サーバ1の出力装置管理部103に対し、自身の起動を通知する。出力装置管理部103は、この通知を受けると、その出力機器を利用可能な出力装置として出力装置情報の中に追加する。また出力装置は、終了時(シャットダウン等)、出力装置管理部103に対し、自身の終了を通知する。出力装置管理部103は、この通知を受けると、その出力機器を出力装置情報の中から削除する。このように出力装置情報は、現在利用可能な出力装置が動的にアップデートされ管理される。出力装置情報の具体例は再度後述する。
文書登録部104は、端末2から文書登録要求(登録対象の文書ファイル・データ含む)を受信すると、記憶部101の文書DB(Data Base)に対し、その文書を登録(保存)する。このときまた、文書登録部104は文書の出力制御を行うため、文書登録時、文書の各々のページ情報から、全出力装置共通で取り扱い可能な形式での画像データを生成する。画像データは文書内の1ページにつき1つ生成されるため、1つの文書に対してページ分の画像データ(ページ画像と呼ぶ)が生成されることになる。文書登録部104は、オリジナルのその文書と、生成されたページ分のページ画像とを文書DBに登録する。文書DBでは、文書情報として、オリジナルの文書とページ画像とは対応付けて管理される。これらページ画像等の具体例は再度後述する。
またさらに、文書登録部104は、文書の各ページに対し出力装置毎にその出力装置からの出力許可/不許可の情報を取得することにより、その文書に対する出力制御情報を作成し、出力制御情報を記憶部101に登録(保存)する。具体的には、文書登録要求を行ったユーザの端末2に対し、文書のページ毎に、そのページの出力を許可しない出力装置(又はそのページの出力を許可する出力装置)を指定させ、その指定に基づいて、出力制御情報を作成することができる。この点出力制御情報の具体例を挙げて再度説明する。
出力文書制御部105は、現在利用可能な複数の出力装置のうち、いずれか1の出力装置から、出力制御サーバ1に登録されている文書の取得要求を受信すると、記憶部101の出力制御情報を参照し、その出力装置に対しその出力装置から出力許可されている該文書のページ画像だけを、通信部102を介して送信する。つまり出力制御情報には、文書のページ毎に、そのページの出力を許可しない出力装置(又はそのページの出力を許可する出力装置)が指定されているので、文書の取得要求を行ってきた出力装置が出力許可されているページ画像だけをその出力装置に対し送信する。
記憶部101は、各種情報を記憶する記憶手段である。例えば上述の補助記憶装置14等により実現される。本実施形態に係る記憶部101は、図に示されるように、上述の出力装置情報、文書DB、出力制御情報等が記憶されるが、これら情報について具体的に続いて説明する。
なお、以上説明したこれらの機能は、実際にはCPU11が実行するプログラムにより実現される。
(出力装置情報の一例)
図4は、本実施形態に係る出力装置情報の一例を示す。出力装置情報は図に示されるように、出力装置の「デバイスID」、「デバイス種別」、「機能種別」の項目等からなる。「デバイスID」は、その出力装置を固有に識別する識別子である。「デバイス種別」は、その出力装置の装置種別、装置種類を示す。例えば「MFP」であればその出力装置は画像形成装置を示し、「PJ」であればその出力装置はプロジェクタを示す。「機能種別」は、その出力装置の保有する機能種別、機能種類を示す。出力装置の保有する機能は、当然ながらその出力装置に依存するが、ここでは例えば「MFP」であれば印刷機能やFAX機能等を保有し、「PJ」であれば投影機能を保有するものとする。
上述のしたように出力装置管理部103は、各出力装置から起動又は終了の通知を受信することで、利用可能な出力装置の一覧を出力装置情報として記憶部101上で管理する。そして各出力装置からの起動又は終了の通知には、その装置の機器名(ホスト名)、機器種別、保有機能の情報が含まれて通知されてくるので、出力装置管理部103はこれら情報を元にそれぞれ「デバイスID」、「デバイス種別」、「機能種別」の各項目値とし、出力装置情報を作成することができる。
なお、本実施形態においては、画像形成装置3aは「デバイスID」:MFP_01、画像形成装置3bは「デバイスID」:MFP_02、プロジェクタ4aは「デバイスID」:PJ_01、プロジェクタ4bは「デバイスID」:PJ_02であるものとする。
(文書、ページ画像、文書情報の一例)
図5は、本実施形態に係る文書ファイル、ページ画像、文書情報の一例を示す。上述したように、文書登録部104は文書登録時、文書ファイルの各々のページ情報から、全出力装置共通で取り扱い可能な形式での画像データ(ページ画像)を生成する。例えば図のように、文書ファイル「presentaion1」は3ページからなる文書ファイルであるので、文書登録時、3ページ分のページ画像「a.jpg」、「b.jpg」、「c.jpg」が生成される。
文書登録部104は、オリジナルの文書ファイル「presentaion1」と、生成されたページ分のページ画像「a.jpg」、「b.jpg」、「c.jpg」とを文書DBに登録するが、文書DBでは、「文書情報」として、オリジナルの文書とページ画像とは対応付けて管理される。この点図に示されるように、文書ファイル「presentaion1」の1ページ目は「a.jpg」、2ページ目は「b.jpg」、3ページ目は「c.jpg」が対応付けされる。
(出力制御情報の設定画面、出力制御情報の一例)
図6は、本実施形態に係る出力制御情報の設定画面の一例を示す。上述したように文書登録部104は、文書の各ページに対し出力装置毎に出力装置からの出力許可/不許可の情報を取得することにより、その文書に対する出力制御情報を作成するが、具体的には、文書登録要求を行ったユーザの端末2に対し、文書のページ毎に、そのページの出力を許可しない出力装置を設定画面等から指定させ、その指定に基づいて、出力制御情報を作成する。
ユーザの端末2が出力制御サーバ1に対し文書ファイル「presentaion1」を登録すると、続けて出力制御サーバ1から端末2に対し、出力制御情報の設定画面が送信され、端末2上、同設定画面が表示される。図に示されるように、設定画面上、登録文書「presentaion1」は3ページからなる旨、現在利用可能な出力機器(出力装置情報の「デバイスID」に基づく)が表示される。ユーザは設定画面上、ページ毎に、出力を禁止したい出力装置を選択する。ここでは例えば図に示されるように、出力を禁止したい出力装置として、2ページ目についてはMFP_02、3ページ目についてはMFP_01及びMFP_02を選択するものとする。なお設定画面上、併せて各ページ画像のサムネイル画像を出力・表示するようにすると、文書中のどのページを禁止すべきかなどそのページ内容を認識しやすい。
図7は、本実施形態に係る出力制御情報の一例を示す。図に示される出力制御情報は、登録文書「presentaion1」に対し作成された出力制御情報である。出力制御情報は文書毎に作成する。上述の設定画面により、2ページ目については「出力不可デバイスID」:MFP_02、3ページ目については「出力不可デバイスID」:MFP_01及びMFP_02が、出力禁止の出力装置として選択されたので、出力制御情報では、ページ毎に、出力を禁止する出力装置の「出力不可デバイスID」として、その情報が反映されて作成されることになる。
[情報処理]
本実施形態に係る出力制御サーバ1の情報処理について説明する。流れとして、ユーザの端末2はまず出力制御サーバ1に対し文書登録を行う。その後利用可能な任意の出力装置を操作し、出力制御サーバ1から文書登録を取得、これをその出力装置で出力させる。以下、文書登録、文書出力という場面に分けて説明する。
(文書登録)
図8は、本実施形態に係る文書登録処理を説明するシーケンス図である。図を参照しながら以下説明する。
S1:ユーザの端末2は出力制御サーバ1に対し、文書ファイル・データとともに文書登録要求を送信する。この文書は後に出力装置から出力させる文書であり、出力制御サーバ1にこの文書を一旦保存する。
S2:出力制御サーバ1の文書登録部104は、通信部102を介し、文書登録要求を受信すると、まず受信した文書の各々のページ情報から、全出力装置共通で取り扱い可能なデータ形式でページ画像を生成する。ここではそのデータ形式は例えばJPEG形式とする。
再び図5を参照し、例えば受信した文書が文書ファイル「presentaion1」である場合、3ページ分のページ画像「a.jpg」、「b.jpg」、「c.jpg」が生成される。
S3:文書登録部104は、受信した文書、ページ分のページ画像を文書情報とともに記憶部101へ保存する。即ち例えば、オリジナルの文書ファイル「presentaion1」と、生成されたページ分のページ画像「a.jpg」、「b.jpg」、「c.jpg」とを文書DBに登録する。
S4:次に文書登録部104は出力装置管理部103に対し、出力装置一覧要求を送信する。ネットワーク5上、現在利用可能な出力装置の情報を得るためである。出力装置管理部103は、出力装置情報を管理しているので、出力装置一覧要求を受信すると、記憶部101から出力装置情報を取得する。この出力装置情報は、現在利用可能な出力装置(画像形成装置3、プロジェクタ4等)の情報が保持されている。
S6:出力装置管理部103は出力装置情報を参照することにより、文書登録部104に対し出力装置一覧を送信する。ここでは例えば、現在利用可能な出力装置として、デバイスID:MFP_01(画像形成装置3a)、MFP_02(画像形成装置3b)、PJ_01(プロジェクタ4a)、PJ_02(プロジェクタ4b)が送信される。
S7:文書登録部104は出力装置一覧を受信すると、この情報を使用し、端末2に表示させるための出力制御情報の設定画面を生成する。
S8:文書登録部104は端末2に対し、生成した出力制御情報の設定画面を送信する。端末2の表示装置17上、同設定画面が表示される。再び図6を参照し、端末2が文書ファイル「presentaion1」を登録した場合、設定画面上、登録文書「presentaion1」は3ページからなる旨、現在利用可能な出力機器(出力装置一覧が反映される)が表示される。
S9:ユーザが設定画面上、入力装置16を操作し、ページ毎に出力を禁止する出力装置を選択(指定)すると、端末2はこの操作に従い、出力制御サーバ1の文書登録部104に対し、ページ毎の出力禁止の出力装置の情報を送信する。ここでは例えば、2ページ目についてはMFP_02、3ページ目についてはMFP_01及びMFP_02が送信される。
S10:文書登録部104は、端末2からページ毎の出力禁止の出力装置の情報を受信すると、その文書に対する出力制御情報を作成する。再び図7を参照し、ここでは登録文書「presentaion1」の2ページ目についてはMFP_02、3ページ目についてはMFP_01及びMFP_02からの出力を禁止するように出力制御情報を作成する。
S11:文書登録部104は、作成した出力制御情報を記憶部101へ保存する。ここで保存された出力制御情報は、後に文書が出力装置から出力される際に使用される。
S12:文書登録部104は端末2に対し、文書登録完了の通知を行う。ユーザはこの通知を受けて、文書の登録完了を確認する。以上出力制御サーバ1の文書登録処理である。
なお、S9において、ユーザは出力制御情報の設定画面から、ページ毎に出力を「禁止」する出力装置を選択(指定)するものとした。しかし、ページ毎に出力を「禁止」するか、又は「許可」するかは表裏一体の関係であるので、これとは逆に、ページ毎に出力を「許可」する出力装置を選択(指定)するものとすることも可能である。この場合、併せて出力制御情報にもまた、ページ毎に出力を「許可」する出力装置の情報が反映される。この点、選択する出力操作が少なくなるよういずれかに決定され、管理者又はユーザ自身により設定されればよい。例えば、使用上、出力を許可する出力装置の方が多くなると考えられる場合には、出力装置の中から出力を「禁止」すべき数台の出力装置を選択させるように設定し、一方、出力を禁止する出力装置の方が多くなると考えられる場合には、出力装置の中から出力を「許可」すべき数台の出力装置を選択させるように設定すると、ユーザ選択操作の手間等を削減できる。
なおまた、上述したように、ユーザは端末2を使用して出力対象となる文書を出力制御サーバ1に入力する他、出力制御サーバ1においても文書を入力するための手段(例えば後述の記憶媒体読取装置15や入力装置16等)を備えるため、ユーザは出力制御サーバ1の入力装置16を操作し、記憶媒体読取装置15を介して出力対象となる文書を入力することも可能である。この場合、S1の文書登録要求、S8の設定画面の送信、S9のページ毎に出力を禁止する出力装置の選択及びその情報の送信は、出力制御サーバ1内部で行われる処理に置き換えることができる。
(文書出力)
図9は、本実施形態に係る文書出力処理を説明するシーケンス図である。出力制御サーバ1に対し文書登録後、ユーザは利用可能な任意の出力装置を操作し、出力制御サーバ1から文書登録を取得し、出力装置から出力させる。以下説明する。
S21:出力装置は出力制御サーバ1に対し、まず登録文書一覧要求を行う。出力装置上で登録文書の一覧を参照するためである。
S22:ここで、文書登録部104が文書管理を担うものとする。文書登録部104は、出力装置から登録文書一覧要求を受信すると、記憶部101に保存されている全ての「文書ID」を取得し、その出力装置に対し登録文書一覧として送信する。
S23:出力装置は登録文書一覧を受信すると、ユーザに対し例えばこれを表示する。ユーザ操作により、登録文書一覧の中から任意の登録文書が指定されると、出力装置は出力制御サーバ1に対し、指定された登録文書の取得要求を送信する。この文書取得要求には、登録文書を特定するための「文書ID」、要求元である出力装置の「デバイスID」が含まれる。ここでは、「文書ID」:presentation1、「デバイスID」:MFP_01であるとする。この場合、登録文書一覧要求を行った出力装置は画像形成装置3aである。
なお、出力装置が画像形成装置3である場合には、登録文書一覧を操作パネル等に表示したり、出力装置がプロジェクタ4である場合には、登録文書一覧を投影し投影先を表示画面代わりにして表示する。ユーザは、画像形成装置3の操作パネル上のタッチ操作やハードキーからの操作、またもしくはプロジェクタ4のハードキーからの操作により、登録文書一覧の中から取得したい登録文書を指定する。
S24:出力文書制御部105は、登録文書取得要求を受信すると、記憶部101から、要求された登録文書(登録文書のページ画像)と、その登録文書用の出力制御情報とを取得する。ここでは、「文書ID」:presentation1の登録文書が要求されているので、出力文書制御部105は、記憶部101から3ページ分のページ画像「a.jpg」(1ページ目)、「b.jpg」(2ページ目)、「c.jpg」(3ページ目)を取得する。また出力制御情報は図7に示されるものを取得するものとする。
S25:出力文書制御部105は、出力制御情報を参照し、登録文書取得要求を行った出力装置から出力許可されている該文書のページ画像だけを、その出力装置に対し送信すべきページ画像と決定する。具体的に、出力文書制御部105は、出力装置情報を参照し、登録文書取得要求を行った出力装置の「デバイスID」が各ページに対し「出力不可デバイスID」において登録されているか否かを判断する。そして「出力不可デバイスID」においてその「デバイスID」が登録されているページの出力を禁止する。つまり、「出力不可デバイスID」においてその「デバイスID」が登録されていない文書のページ画像だけを、その出力装置に対し送信すべきページ画像と決定する。
ここでは、登録文書取得要求を行った出力装置は「デバイスID」:MFP_01である。出力制御情報(図7)によれば、このMFP_01に対し、「c.jpg」(3ページ目)は出力が禁止されているので、出力文書制御部105は、「a.jpg」(1ページ目)、「b.jpg」(2ページ目)だけを、MFP_01に対し送信するページ画像と決定する。
S26:出力文書制御部105は、送信するページ画像と決定したページ画像を登録文書取得要求を行った出力装置に対し通信部102を介し送信する。即ちここでは画像形成装置3aに対し、登録文書「a.jpg」(1ページ目)、「b.jpg」(2ページ目)が送信される。
S27:出力装置は受信した登録文書を出力する。ここではこの出力装置画は像形成装置3aであるので、登録文書「a.jpg」(1ページ目)、「b.jpg」(2ページ目)を印刷する。
図10は、本実施形態に係る出力文書データの一例を示す。出力制御情報(図7)によれば、各出力装置において出力される出力文書データは図に示される通りである。プロジェクタ4a及び4bからは、登録文書「presentation1」の3ページのうち、全ての1〜3ページ目が投影される。また画像形成装置3aからは、上述の如く、登録文書「presentation1」の3ページのうち、1、2ページ目だけが印刷される。そして画像形成装置3bからは、登録文書「presentation1」の3ページのうち、1ページ目だけが印刷される。
以上このように、出力対象となる文書を登録する際、その文書のページ毎に、出力を許可しない出力装置を併せて出力制御サーバ1に対し登録しておくようにする。そして複数の出力装置から1の文書を出力する場合、出力制御サーバ1は、その出力装置に応じて出力が許可されるページのみの出力文書データを送信し、出力が許可されていないページは送信しない。よって出力装置は受信した出力文書データを出力するので、登録文書のうち、その出力装置で出力を許可されていないページは出力されないものである。
従って、複数の出力装置から1の文書を出力する場合であっても、ユーザが出力装置毎に文書を編集・作成する必要はなく、ユーザは出力制御サーバ1に対しあくまで1の文書だけを登録しておけばよい。そして上述の如く、文書のページ毎に、出力を許可しない出力装置を併せて出力制御サーバ1に対し登録しておくと、ある特定のページは特定の出力装置からは出力させないといったページレベルでの文書の出力制御を行うことが可能となる。
[変形例1]
図11は、本変形例1に係る出力制御情報の設定画面の一例を示す。上述の「文書登録時」の例(図6)では、文書のページ毎に、そのページの出力を許可しない出力装置を設定画面等から指定したが、本変形例では、そのページの出力を許可しない出力装置の「種別」を指定するようにしたものである。つまり出力装置の種別というくくりから禁止すべき出力装置を指定する。
ユーザの端末2が出力制御サーバ1に対し文書ファイル「presentaion1」を登録すると、続けて出力制御サーバ1から、出力制御情報の設定画面が送信され、端末2上、同設定画面が表示される。設定画面上、登録文書「presentaion1」は3ページからなる旨、現在利用可能な出力機器の種別(出力装置情報「デバイス種別」に基づく)が表示され、ユーザはページ毎に、出力を禁止したい出力装置の種別を選択する。ここでは例えば、図に示されるように2ページ目については「PJ」、3ページ目については「MFP」を選択するものとする。
図12は、本変形例1に係る出力制御情報の一例を示す。本変形例に係る出力制御情報では、出力を禁止する出力装置を特定する情報として、「出力不可デバイスID」に代え、「出力不可デバイス種別」を使用する。図に示されるように、上述の設定画面により、2ページ目については「PL」、3ページ目については「MFP」が、出力禁止の出力装置の種別として選択されたので、出力制御情報はこれら情報が反映されて作成されることになる。
本変形例の場合、出力制御情報において出力を禁止する出力装置は、出力機器の種別により表現されている。よって出力制御情報(図12)によれば、各出力装置において出力される出力文書データは、出力装置の種別が「PL」であるプロジェクタ4a及び4bからは、登録文書「presentation1」の3ページのうち、1、3ページ目が投影される。また出力装置の種別が「MFP」である画像形成装置3a及び3bからは、登録文書「presentation1」の3ページのうち、1、2ページ目だけが印刷される。
なお出力装置がどの種別に該当するかは、「デバイスID」に基づき、出力装置情報(図4)の「デバイス種別」により特定できる。つまり登録文書取得要求時、要求を行った出力装置の「デバイスID」を取得し、出力装置情報を参照すれば、その出力装置の「デバイス種別」が特定できる。上述のS25において、登録文書取得要求を行った出力装置は「デバイスID」:MFP_01である場合、出力装置情報を参照し、「デバイス種別」:MFPと特定する。そして出力制御情報(図12)を参照し、「デバイス種別」:MFPであるMFP_01に対し、「c.jpg」(3ページ目)は出力が禁止されているので、出力文書制御部105は、「a.jpg」(1ページ目)、「b.jpg」(2ページ目)だけを、MFP_01に対し送信するページ画像と決定する。
以上このように本変形例によれば、ユーザがページの出力を許可しない出力装置を指定する場合、出力装置の種別という観点から禁止すべき出力装置を指定できるので、出力装置の種別単位で出力制限を行うことができる。
[変形例2]
図13は、本変形例2に係る出力制御情報の設定画面の一例を示す。本変形例では、そのページの出力を許可しない出力装置の「機能」を指定するようにしたものである。つまり出力装置の機能種別というくくりから禁止すべき出力装置を指定する。
ユーザの端末2が出力制御サーバ1に対し文書ファイル「presentaion1」を登録すると、続けて出力制御サーバ1から端末2に対し、出力制御情報の設定画面が送信され、端末2上、同設定画面が表示される。設定画面上、登録文書「presentaion1」は3ページからなる旨、現在利用可能な出力機器の機能(出力装置情報「機能種別」に基づく)が表示される。ユーザはページ毎に、出力を禁止したい出力装置の機能を選択する。ここでは例えば、図に示されるように2ページ目については「印刷」、3ページ目については「印刷」、「FAX」を選択するものとする。
図14は、本変形例2に係る出力制御情報の一例を示す。本変形例に係る出力制御情報では、出力を禁止する出力装置を特定する情報として、「出力不可機能種別」を使用する。図に示されるように、上述の設定画面により、2ページ目については「印刷」、3ページ目については「印刷」、「FAX」が、出力禁止の出力装置の機能種別として選択されたので、出力制御情報はこれら情報が反映されて作成されることになる。
本変形例の場合、出力制御情報において出力を禁止する出力装置は、出力機器の機能種別により表現されている。よって出力制御情報(図14)によれば、各出力装置において出力される出力文書データは、出力装置の機能種別「投影」を保有するプロジェクタ4a及び4bからは、登録文書「presentation1」の3ページのうち、全ての1〜3ページ目が投影される。また出力装置の機能種別「印刷」、「FAX」を保有する画像形成装置3a及び3bからは、「印刷」する場合、登録文書「presentation1」の3ページのうち、1ページ目だけが印刷される。また出力装置の機能種別「印刷」、「FAX」を保有する画像形成装置3a及び3bからは、「FAX」する場合、登録文書「presentation1」の3ページのうち、1、2ページ目だけが印刷される。
なお本変形例の場合、例えば画像形成装置などは複数の機能を保有しているので、文書取得要求時に、どの機能により文書が出力されるのかを判断する必要がある。出力装置からの「デバイスID」だけでは、複数保有する機能のうちいずれの機能で出力しようとしているのかを特定できない。よって文書取得要求時、出力制御サーバ1は文書が出力される機能を問い合わせるようにする。つまり本変形例のように、出力制御情報は出力機器の機能種別により表現されている場合、登録文書取得要求時、出力装置から、要求を行った出力装置の「デバイスID」を取得するとともに、文書を出力する「機能種別」を取得する。
そして、上述のS25において、登録文書取得要求を行った出力装置は「デバイスID」:MFP_01、「機能種別」:印刷である場合、出力制御情報(図14)を参照し、「機能種別」:印刷で文書を出力しようとするMFP_01に対し、「b.jpg」(2ページ目)、「c.jpg」(3ページ目)は出力が禁止されているので、出力文書制御部105は、「a.jpg」(1ページ目)だけを、MFP_01に対し送信するページ画像と決定する。
またもしくは、登録文書取得要求を行った出力装置は「デバイスID」:MFP_01、「機能種別」:FAXである場合、出力制御情報(図14)を参照し、「機能種別」:FAXで文書を出力しようとするMFP_01に対し、「c.jpg」(3ページ目)は出力が禁止されているので、出力文書制御部105は、「a.jpg」(1ページ目)、「b.jpg」(2ページ目)だけを、MFP_01に対し送信するページ画像と決定する。
以上このように本変形例によれば、ユーザがページの出力を許可しない出力装置を指定する場合、出力装置の機能という観点から禁止すべき出力装置を指定できるので、出力装置の機能単位で出力制限を行うことができる。
[変形例3]
図15は、本変形例3に係る出力制御情報の設定画面の一例を示す。本変形例では、そのページの出力を許可しない出力装置を指定する際、加えて「出力許可回数」を指定できるようにしたものである。この場合、「出力許可回数」分の出力は許可され、「出力許可回数」分が出力された以降はその出力装置からの出力が禁止されるようになる。
ユーザの端末2が出力制御サーバ1に対し文書ファイル「presentaion1」を登録すると、続けて出力制御サーバ1から端末2に対し、出力制御情報の設定画面が送信され、端末2上、同設定画面が表示される。設定画面上、登録文書「presentaion1」は3ページからなる旨、現在利用可能な出力機器が表示され、ユーザはページ毎に、出力を禁止したい出力装置を選択する。またこの際、「出力許可回数」を指定できる。ここでは例えば、図に示されるように2ページ目については「MFP_02」を選択するとともに、「出力許可回数」は「0」(初期値)を指定する。また3ページ目については「MFP_01」及び「MFP_02」を選択するとともに、「MFP_01」の「出力許可回数」には「0」を、「MFP_02」の「出力許可回数」には例えば「2」を指定する。
図16は、本変形例3に係る出力制御情報の一例を示す。図16(a)に示されるように、上述の設定画面により、2ページ目については「出力不可デバイスID」:MFP_02、「出力許可回数」:0(−)、3ページ目については「出力不可デバイスID」:MFP_01、「出力許可回数」:0(−)、及び「出力不可デバイスID」:MFP_02、「出力許可回数」:2が、出力禁止の出力装置として選択されたので、出力制御情報はこれら情報が反映されて作成されることになる。
ここで本変形例の場合、上述のS25において、出力文書制御部105は、登録文書取得要求を行った出力装置が「デバイスID」:MFP_02であるとし、出力装置情報(図16(a))を参照する。「出力不可デバイスID」において、MFP02は、「b.jpg」(2ページ目)、「c.jpg」(3ページ目)に登録されている。次に出力文書制御部105は、「b.jpg」(2ページ目)の「出力許可回数」:0(−)、「c.jpg」(3ページ目)の「出力許可回数」:2を参照する。ここで、「出力許可回数」:0(−)の場合、出力許可される回数分はもう残っておらず、即ち出力禁止を意味するから、「b.jpg」(2ページ目)は出力禁止であると判断する。一方、「出力許可回数」:0(−)でなく、正の整数である場合(例えば2)、出力許可される回数分は残っており、即ち出力許可を意味するから、「c.jpg」(3ページ目)は出力禁止ではないと判断する。よって最終的に出力文書制御部105は、「a.jpg」(1ページ目)、「c.jpg」(3ページ目)だけを、MFP_02に対し送信するページ画像と決定する。なお、出力文書制御部105は「出力許可回数」:0(−)でなく正の整数であった場合、出力許可の度に「出力許可回数」の値から、1を減算する。この結果、「c.jpg」(3ページ目)の「出力許可回数」は1となる(図16(b))。
再び、「デバイスID」:MFP_02の出力装置から登録文書取得要求が行われると、出力文書制御部105は、上述と同様に、出力装置情報(図16(b))を参照する。「出力不可デバイスID」において、MFP02は、「b.jpg」(2ページ目)、「c.jpg」(3ページ目)に登録されている。次に出力文書制御部105は、「b.jpg」(2ページ目)の「出力許可回数」:0(−)、「c.jpg」(3ページ目)の「出力許可回数」:1を参照し、「a.jpg」(1ページ目)、「c.jpg」(3ページ目)だけを、MFP_02に対し送信するページ画像と決定する。また出力文書制御部105は、「出力許可回数」が正の整数であった場合、出力許可の度に「出力許可回数」の値から、1を減算するので、この結果、「c.jpg」(3ページ目)の「出力許可回数」は0(−)となる(図16(c))。
再び、「デバイスID」:MFP_02の出力装置から登録文書取得要求が行われると、出力文書制御部105は、上述と同様に、出力装置情報(図16(c))を参照する。「出力不可デバイスID」において、MFP02は、「b.jpg」(2ページ目)、「c.jpg」(3ページ目)に登録されている。次に出力文書制御部105は、「b.jpg」(2ページ目)の「出力許可回数」:0(−)、「c.jpg」(3ページ目)の「出力許可回数」:0(−)を参照し、「a.jpg」(1ページ目)だけを、MFP_02に対し送信するページ画像と決定する。
図17は、本変形例3に係る出力文書データの一例を示す。出力制御情報(図16)によれば、各出力装置において出力される出力文書データは図に示される通りである。プロジェクタ4a及び4bからは、登録文書「presentation1」の3ページのうち、全ての1〜3ページ目が投影される。また画像形成装置3aからは、登録文書「presentation1」の3ページのうち、1、2ページ目だけが印刷される。そして画像形成装置3bからは、上述の如く、登録文書「presentation1」の3ページのうち、1、2回目は1、3ページ目だけが印刷され、3回目以降は1ページ目だけが印刷される。
なお、本変形例に係る出力制御情報の設定画面において、そのページの出力を許可しない出力装置を指定する際、「出力許可回数」を指定するのに代え、「出力禁止回数」を指定できるようにすることも可能である。この場合、「出力禁止回数」分の出力が禁止された以降はその出力装置からの出力が許可されるため、出力制御情報からそのデバイスIDを「出力不可デバイスID」からそのエン通り自体を削除するようにすればよい。
以上このように本変形例によれば、ユーザがページの出力を許可しない出力装置を指定する場合、一時的にその指定を無効とし、例外的に指定回数分だけは出力を許可することできるので、ユーザの使用形態に応じてより柔軟な出力制限を行うことができる。
[変形例4]
図18は、本変形例4に係る出力制御情報の設定画面の一例を示す。本変形例では、そのページの出力を許可しない出力装置を指定する際、加えて「出力許可期間」を指定できるようにしたものである。この場合、「出力許可期間」内の出力は許可され、「出力許可期間」が経過した以降はその出力装置からの出力が禁止されるようになる。
ユーザの端末2が出力制御サーバ1に対し文書ファイル「presentaion1」を登録すると、続けて出力制御サーバ1から、出力制御情報の設定画面が送信され、端末2上、同設定画面が表示される。設定画面上、登録文書「presentaion1」は3ページからなる旨、現在利用可能な出力機器が表示され、ユーザはページ毎に、出力を禁止したい出力装置を選択する。またこの際、「出力許可期間」を指定できる。ここでは例えば、図に示されるように2ページ目については「MFP_01」及び「MFP_02」を選択するとともに、「MFP_01」の「出力許可期間」には「2011/01/01 0:00」〜「なし」(初期値)を、「MFP_02」の「出力許可期間」には例えば「なし」〜「2011/01/31 23:59」を指定する。また3ページ目については「MFP_01」及び「MFP_02」を選択するとともに、「MFP_01」の「出力許可期間」には「なし」〜「なし」を、「MFP_02」の「出力許可期間」には例えば「2011/01/01 0:00」〜「2011/01/31 23:59」を指定する。
図19は、本変形例4に係る出力制御情報の一例を示す。図19に示されるように、上述の設定画面により、2ページ目については「出力不可デバイスID」:MFP_01、「出力許可開始日時」:2011/01/01 0:00〜「出力許可終了日時」:なし(−)、及び「出力不可デバイスID」:MFP_02、「出力許可開始日時」:なし(−)〜「出力許可終了日時」:2011/01/31 23:59が出力禁止の出力装置として選択された。また3ページ目については「出力不可デバイスID」:MFP_01、「出力許可開始日時」:なし(−)〜「出力許可終了日時」:なし(−)、及び「出力不可デバイスID」:MFP_02、「出力許可開始日時」:2011/01/01 0:00〜「出力許可終了日時」:2011/01/31 23:59が、出力禁止の出力装置として選択された。よって出力制御情報はこれら情報が反映されて作成されることになる。
図20は、本変形例4に係る出力許可期間を説明する図である。上述の設定画面では、「出力許可期間」として、「出力許可開始日時」、「出力許可終了日時」の両方又はいずれか片方を設定可能である。そして「出力許可期間」内においては、出力装置からの出力は許可されるので、「出力許可開始日時」と「出力許可終了日時」に応じて、図の通り、出力禁止期間(出力不可期間)、出力許可期間(出力可能期間)とで示される。
(a)は、「出力許可開始日時」、「出力許可終了日時」がともになしの場合を示す。日時に限らず出力装置からの出力は禁止される。(b)は、「出力許可開始日時」がなく、「出力許可終了日時」が指定されている場合を示す。「出力許可終了日時」迄は出力装置からの出力は許可され、それ以降出力装置からの出力は禁止される。(c)は、「出力許可開始日時」が指定され、「出力許可終了日時」がない場合を示す。「出力許可開始日時」迄は出力装置からの出力は禁止され、それ以降出力装置からの出力は許可される。(d)は、「出力許可開始日時」、「出力許可終了日時」がともに指定されている場合を示す。「出力許可開始日時」と「出力許可終了日時」と間の期間のみ出力装置からの出力は許可される。
ここで本変形例の場合、上述のS25において、出力文書制御部105は、登録文書取得要求を行った出力装置が「デバイスID」:MFP_02であるとし、装置内の時計から現在の年月日時刻を取得後、出力装置情報(図16(a))を参照する。「出力不可デバイスID」において、MFP02は、「b.jpg」(2ページ目)、「c.jpg」(3ページ目)に登録されている。次に出力文書制御部105は、2ページ目について「出力許可開始日時」:なし(−)、「出力許可終了日時」:2011/01/31 23:59を参照する。また3ページ目について「出力許可開始日時」:2011/01/01 0:00、「出力許可終了日時」:2011/01/31 23:59を参照する。
ここで、例えば現在の年月日時刻が「2011/01/05 10:00」であったとすると、2ページ目、3ページ目いずれもが出力許可されている期間内に該当するから、「b.jpg」(2ページ目)、「c.jpg」(3ページ目)は出力許可であると判断する。よって最終的に出力文書制御部105は、「a.jpg」(1ページ目)、「b.jpg」(2ページ目)、「c.jpg」(3ページ目)を、MFP_02に対し送信するページ画像と決定する。
一方、例えば現在の年月日時刻が「2011/02/05 10:00」であったとすると、2ページ目、3ページ目いずれもが出力許可されている期間内に該当しない、「b.jpg」(2ページ目)、「c.jpg」(3ページ目)は出力禁止であると判断する。よって最終的に出力文書制御部105は、「a.jpg」(1ページ目)だけを、MFP_02に対し送信するページ画像と決定する。
図21は、本変形例4に係る出力文書データの一例を示す。出力制御情報(図19)によれば、各出力装置において出力される出力文書データは図に示される通りである。プロジェクタ4a及び4bからは、登録文書「presentation1」の3ページのうち、現在日時に限らず、全ての1〜3ページ目が投影される。また画像形成装置3aからは、登録文書「presentation1」の3ページのうち、現在日時が「2011/01/01 0:00」よりも前の場合、1ページ目だけが印刷され、現在日時が「2011/01/01 0:00」以降の場合、1、2ページ目だけが印刷され、そして画像形成装置3bからは、上述の如く、登録文書「presentation1」の3ページのうち、現在日時が「2011/01/01 0:00」よりも前の場合、1、2ページ目だけが印刷され、現在日時が「2011/01/01 0:00」以降且つ「2011/01/31 23:59」よりも前の場合、1〜3ページ目だけが印刷され、現在日時が「2011/01/31 23:59」以降の場合、1ページ目だけが印刷される。
なお、本変形例に係る出力制御情報の設定画面において、そのページの出力を許可しない出力装置を指定する際、「出力許可期間」を指定するのに代え、「出力禁止期間」を指定できるようにすることも可能である。この場合、「出力禁止期間」が経過した以降はその出力装置からの出力が許可されるため、出力制御情報からそのデバイスIDを「出力不可デバイスID」からそのエントリー自体を削除するようにすればよい。
なおまた、情報量の削減に寄与すべく、「出力許可期間」の経過に応じて出力制御情報を更新してもよい。例えば出力制御情報(図19)の場合、2ページ目に登録される「出力不可デバイスID」:MFP_01は、「2011/01/01 0:00」経過後以降、常に出力が許可されるので、出力制御情報内からそのエントリー自体を削除できる。また例えば、2ページ目に登録される「出力不可デバイスID」:MFP_02は、「2011/01/31 23:59」経過後以降、常に出力が禁止されるので、出力制御情報内において、「出力許可終了日時」の値を「2011/01/31 23:59」から「なし(−)」へ更新できる。同様に、3ページ目に登録される「出力不可デバイスID」:MFP_02は、「2011/01/31 23:59」経過後以降、常に出力が禁止されるので、出力制御情報内において、「出力許可終了日時」の値を「2011/01/31 23:59」から「なし(−)」へ更新できる。
以上このように本変形例によれば、ユーザがページの出力を許可しない出力装置を指定する場合、一時的にその指定を無効とし、例外的に指定期間の間だけは出力を許可することできるので、ユーザの使用形態に応じてより柔軟な出力制限を行うことができる。
[変形例5]
これまでの実施形態及び各変形例においては、上述のS25において、出力文書制御部105は、出力制御情報を参照し、登録文書取得要求を行った出力装置から出力許可されている該文書のページ画像だけを、その出力装置に対し送信すべきページ画像と決定した。そしてまた、上述のS26において、出力文書制御部105は、送信するページ画像と決定したページ画像のみを登録文書取得要求を行った出力装置に対し送信した。そして上述のS27において、出力装置は受信した登録文書を出力した。登録文書のページ画像において、出力が禁止されたページについては、そもそも出力装置に送信されないため、結果としてその出力装置からは出力が禁止されたページが出力されることはない。
本変形例においては、上述のS26において、出力文書制御部105は、登録文書のページ画像において、送信するページ画像と決定したページ画像に加え、出力が禁止されたページ分については代替となる差替画像ページに差し替えて、登録文書取得要求を行った出力装置に対し送信するようにする。
図22は、本変形例5に係る差替画像ページの一例を示す。差替画像ページでは、例えば「この装置からは、本ページの出力は禁止されています。」なる旨が記載されている。ユーザに対し、その装置からは当ページの出力が禁止されている旨を告知するためである。なお、予め1枚の差替画像ページ(例えば「NG.jpg」)を記憶部101の文書DB等に準備しておけばよい。
図23は、本変形例5に係る出力文書データの一例を示す。図10に対し、本変形例を適用した。つまり図10では、プロジェクタ4a及び4bに対して、登録文書「presentation1」の3ページのうち、全ての1〜3ページ目が送信されて投影された。また画像形成装置3aに対して、1、2ページ目だけが送信されて印刷され、そして画像形成装置3bに対して、1ページ目だけが送信されて印刷された。一方、本変形例においては、送信されなかったページ画像は、差替画像ページに差し替えられて、出力装置に送信されるので、図23に示されるように、出力装置上では、差し替えられた差替画像ページを含めて出力される。なお言うまでもなく、差替画像ページが差し替えられるページ順序は、差し替え前のページ順序が保持される。
一般に、文書中で各ページは一定のある順序をもって文書内容がページ順に記載されていることが多く、途中のあるページが削除されていたとしても、ユーザは、削除を認識できないので、そのページまでの文書内容の流れから文書内容に違和感を覚える場合が考えられる。本変形例のように、ユーザが出力装置から登録文書を出力する場合、登録文書のうち、出力が禁止されているページがあるときには、そのページを差替画像ページへ差し替える。差替画像ページには、その装置からは当ページの出力が禁止されている旨が記載されているので、ユーザは、ページ自体の存在、またそのページは出力が禁止されている旨を認識することができるので、唐突なページ削除に起因する違和感等に対しても、その理由を理解することができる。
[総括]
以上本実施形態によれば、複数の出力手段を用いて1の文書を出力する場合、出力手段に応じて出力対象とするページの制御を行う出力制御装置等を提供することが可能となる。なお、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば上述の実施形態、各変形例を組み合わせることもでき、ページ毎に出力を禁止する装置を指定する場合、装置自体、装置種別、装置機能のいずれかを選択又は複数を同時に組み合わせて対象となる出力装置を指定できる。加えて「出力許可回数」や「出力許可期間」の有無も選択又は同時に組み合わせて例外的な出力許可を指定できる。
1 出力制御サーバ
2 端末
3 画像形成装置
4 プロジェクタ
5 ネットワーク
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 補助記憶装置
15 記憶媒体読取装置
16 入力装置
17 表示装置
18 通信装置
100 文書出力システム
101 記憶部
102 通信部
103 出力装置管理部
104 文書登録部
105 出力文書制御部
特開2009−042964号

Claims (10)

  1. 文書を入力する入力装置と、出力制御装置から取得した前記文書を出力する複数の出力装置とネットワークを介し接続され、前記文書の出力制御を行う出力制御装置であって、
    前記入力装置から受信した前記文書を含む文書登録要求に基づき、前記文書と、前記文書の各ページに対し前記複数の出力装置毎に出力装置から出力許可するか否かを示す情報を含む第1の出力制御情報とを記憶する記憶手段と、
    前記複数の出力装置のうち、1の出力装置から、前記文書の取得要求を受信すると、前記第1の出力制御情報を参照し、該1の出力装置に対して出力許可されている該文書のページを、該1の出力装置に対し送信する出力文書制御手段と、
    を有することを特徴とする出力制御装置。
  2. 前記記憶手段は、前記文書の各ページに対し前記複数の出力装置の装置種別毎に出力装置から出力許可するか否かを示す情報を含む第2の出力制御情報を記憶し、
    前記出力文書制御手段は、前記複数の出力装置のうち、1の出力装置から、前記文書の取得要求を受信すると、前記第2の出力制御情報を参照し、該1の出力装置の装置種別を特定し、該装置種別の出力装置に対して出力許可されている該文書のページを、該1の出力装置に対し送信すること、
    を特徴とする請求項1記載の出力制御装置。
  3. 前記記憶手段は、前記文書の各ページに対し前記複数の出力装置の機能種別毎に出力装置から出力許可するか否かを示す情報を含む第3の出力制御情報を記憶し、
    前記出力文書制御手段は、前記複数の出力装置のうち、1の出力装置から、前記文書の取得要求を受信すると、前記第3の出力制御情報を参照し、該1の出力装置が出力に使用する機能種別を特定し、該機能種別を使用し出力を行う出力装置に対して出力許可されている該文書のページを、該1の出力装置に対し送信すること、
    を特徴とする請求項1記載の出力制御装置。
  4. 前記記憶手段は、前記出力許可するか否かを示す情報とともに、該情報を無効とする無効情報を含む第4の出力制御情報を記憶し、
    前記出力文書制御手段は、前記複数の出力装置のうち、1の出力装置から、前記文書の取得要求を受信すると、前記第4の出力制御情報を参照し、前記無効情報が有効である場合には、前記出力許可するか否かを示す情報に従わず、前記無効情報が無効である場合には、前記出力許可するか否かを示す情報に従って、該文書のページを、該1の出力装置に対し送信すること、
    を特徴とする請求項1ないし3何れか一項記載の出力制御装置。
  5. 前記無効情報は、出力許可しないと設定された出力装置に対しては、出力許可する回数を指定する出力許可回数、又は、出力許可すると設定された出力装置に対しては、出力不許可する回数を指定する出力不許可回数であること、
    を特徴とする請求項4記載の出力制御装置。
  6. 前記無効情報は、出力許可しないと設定された出力装置に対しては、出力許可する期間を指定する出力許可期間、又は、出力許可すると設定された出力装置に対しては、出力不許可する期間を指定する出力不許可期間であること、
    を特徴とする請求項4記載の出力制御装置。
  7. 前記記憶手段は、差替画像を記憶し、
    前記出力文書制御手段は、出力許可されている該文書のページを前記該1の出力装置に対し送信するとともに、出力許可されていない該文書のページについては前記差替画像へ差し替えて該1の出力装置に対し送信すること、
    を特徴とする請求項1ないし6何れか一項記載の出力制御装置。
  8. 文書を入力する入力装置と、文書の出力制御を行う出力制御装置と、前記出力制御装置から取得した前記文書を出力する複数の出力装置とがネットワークを介し接続された文書出力システムであって、
    前記入力装置は、
    前記出力制御装置に対し、前記文書を含む文書登録要求を送信する文書登録要求手段と、
    前記出力制御装置に対し、前記文書の各ページに対し前記複数の出力装置毎に出力装置から出力許可するか否かを示す情報を含む出力制御情報を設定する設定手段と、
    を有し、
    前記出力制御装置は、
    前記文書登録要求に基づき、前記文書と、前記出力制御情報とを記憶する記憶手段と、
    前記複数の出力装置のうち、1の出力装置から、前記文書の取得要求を受信すると、前記出力制御情報を参照し、該1の出力装置に対して出力許可されている該文書のページを、該1の出力装置に対し送信する出力文書制御手段と、
    を有することを特徴とする文書出力システム。
  9. 文書の出力制御を行う出力制御装置と、出力制御装置から取得した前記文書を出力する複数の出力装置とがネットワークを介し接続された文書出力システムであって、
    前記出力制御装置は、
    前記文書の各ページに対し前記複数の出力装置毎に出力装置から出力許可するか否かを示す情報を含む出力制御情報を設定する設定手段と、
    前記文書と、前記出力制御情報とを記憶する記憶手段と、
    前記複数の出力装置のうち、1の出力装置から、前記文書の取得要求を受信すると、前記出力制御情報を参照し、該1の出力装置に対して出力許可されている該文書のページを、該1の出力装置に対し送信する出力文書制御手段と、
    を有することを特徴とする文書出力システム。
  10. 文書を入力する入力装置と、出力制御装置から取得した前記文書を出力する複数の出力装置とネットワークを介し接続され、前記文書の出力制御を行う出力制御装置を、
    前記入力装置から受信した前記文書を含む文書登録要求に基づき、前記文書と、前記文書の各ページに対し前記複数の出力装置毎に出力装置から出力許可するか否かを示す情報を含む第1の出力制御情報とを記憶する記憶手段と、
    前記複数の出力装置のうち、1の出力装置から、前記文書の取得要求を受信すると、前記第1の出力制御情報を参照し、該1の出力装置に対して出力許可されている該文書のページを、該1の出力装置に対し送信する出力文書制御手段として機能させるための出力制御プログラム。
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