JP5899149B2 - 無線基地局及びユーザ端末 - Google Patents

無線基地局及びユーザ端末 Download PDF

Info

Publication number
JP5899149B2
JP5899149B2 JP2013077104A JP2013077104A JP5899149B2 JP 5899149 B2 JP5899149 B2 JP 5899149B2 JP 2013077104 A JP2013077104 A JP 2013077104A JP 2013077104 A JP2013077104 A JP 2013077104A JP 5899149 B2 JP5899149 B2 JP 5899149B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
interference
base station
radio base
user terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013077104A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014204200A (ja
Inventor
真平 安川
真平 安川
祥久 岸山
祥久 岸山
聡 永田
聡 永田
佑一 柿島
佑一 柿島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2013077104A priority Critical patent/JP5899149B2/ja
Priority to US14/781,355 priority patent/US20160056909A1/en
Priority to CN201480019162.8A priority patent/CN105103588A/zh
Priority to PCT/JP2014/056194 priority patent/WO2014162826A1/ja
Publication of JP2014204200A publication Critical patent/JP2014204200A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5899149B2 publication Critical patent/JP5899149B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J11/00Orthogonal multiplex systems, e.g. using WALSH codes
    • H04J11/0023Interference mitigation or co-ordination
    • H04J11/005Interference mitigation or co-ordination of intercell interference
    • H04J11/0053Interference mitigation or co-ordination of intercell interference using co-ordinated multipoint transmission/reception
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J11/00Orthogonal multiplex systems, e.g. using WALSH codes
    • H04J11/0023Interference mitigation or co-ordination
    • H04J11/005Interference mitigation or co-ordination of intercell interference
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/02Arrangements for optimising operational condition
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/23Control channels or signalling for resource management in the downlink direction of a wireless link, i.e. towards a terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J2211/00Orthogonal indexing scheme relating to orthogonal multiplex systems
    • H04J2211/001Orthogonal indexing scheme relating to orthogonal multiplex systems using small cells within macro cells, e.g. femto, pico or microcells
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/32Hierarchical cell structures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、次世代移動通信システムにおける無線基地局及びユーザ端末に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。LTEではマルチアクセス方式として、下り回線(下りリンク)にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用い、上り回線(上りリンク)にSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用いている。
また、LTEからのさらなる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継システムも検討されてきた(例えば、LTEアドバンスト又はLTEエンハンスメントと呼ぶこともある(以下、「LTE−A」という))。LTE−Aシステムでは、半径数キロメートル程度の広範囲のカバレッジエリアを有するマクロセル内に、半径数十メートル程度の局所的なカバレッジエリアを有するスモールセル(例えば、ピコセル、フェムトセルなど)が形成されるHetNet(Heterogeneous Network)が検討されている(例えば、非特許文献2)。また、HetNetでは、マクロセルとスモールセル間で異なる周波数帯のキャリアを用いることも検討されている。
上述のHetNetでは、マクロセル内に多数のスモールセルを配置することが想定される。この場合、スモールセルの配置密度が高い場所では、スモールセル間で干渉が生じるおそれがある。例えば、あるセルを形成する無線基地局(例えば、スモール基地局)に対して、周辺セルのユーザ端末から送信される上りリンク信号が干渉となるおそれがある。
スモールセル間の干渉を低減するために干渉コーディネーションが検討されている。干渉コーディネーションでは、干渉元となるセルを特定して干渉を制御することが望ましい。しかし、マクロセルとスモールセル間で共通の周波数帯のキャリアを用いた場合、スモールセルはマクロセル(配下のユーザ端末)から支配的な干渉を受ける。その一方で、マクロセルとスモールセル間で異なる周波数帯のキャリアを用いた場合、高い密度で配置されたスモールセルにおいて、いずれのスモールセル(配下のユーザ端末)から干渉を受けているか特定することが困難となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、複数のセルが高い密度で配置される場合であっても、セル間の干渉を効果的に抑制することができる無線基地局及びユーザ端末を提供することを目的とする。
本発明の無線基地局は、マクロセル内にスモールセルを形成する無線基地局であって、ユーザ端末から送信される上りリンク信号を受信する受信部と、他スモールセルのユーザ端末から送信される上りリンク信号に基づいて、他スモールセルから受ける干渉レベルを推定する干渉推定部と、を有し、前記干渉推定部は、スモールセル毎に異なるリソース位置がブランク状態とされた上りリンク信号に基づいてスモールセル毎の干渉レベルを推定し、前記リソース位置は、セル識別情報に対応付けて設定されることを特徴とする。
本発明によれば、複数のセルが高い密度で配置される場合であっても、干渉元となるセルを特定してセル間の干渉を抑制することができる。
HetNetの概念図である。 マクロ基地局とスモール基地局間、スモール基地局間の接続方法を説明する図である。 上りDM−RSを説明する図である。 上りDM−RSの所定RE位置をブランキングした場合を示す図である。 第1の態様における干渉元特定方法の一例を示す図である。 被干渉セルから与干渉セルへ干渉特定通知を行う場合の一例を示す図である。 SRSを説明する図である。 第2の態様における干渉元特定方法の一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るスモール基地局の機能構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の説明図である。
図1は、HetNetの概念図である。図1に示すように、HetNetは、マクロセルMとスモールセルSとの少なくとも一部が地理的に重複して配置される無線通信システムである。HetNetは、マクロセルMを形成する無線基地局(以下、マクロ基地局という)と、スモールセルSを形成する無線基地局(以下、スモール基地局という)と、マクロ基地局とスモール基地局と通信するユーザ端末UEとを含んで構成される。
図1に示すように、マクロセルMでは、例えば、800MHzや2GHzなど、相対的に低い周波数帯のキャリア(以下、低周波数帯キャリアという)F1が用いられる。一方、多数のスモールセルSでは、例えば、3.5GHzなど、相対的に高い周波数帯のキャリア(以下、高周波数帯キャリアという)F2が用いられる。なお、800MHzや2GHz、3.5GHzはあくまでも一例である。マクロセルMのキャリアとして、3.5GHzが用いられてもよいし、スモールセルSのキャリアとして、800MHzや2GHz、800MHzや2GHz、1.7GHz等が用いられてもよい。
このように、LTE−A(Rel.12以降)の無線通信システムとして、スモールセルSとマクロセルMが異なる周波数を適用するシナリオ(Separate frequency)が検討されている。この場合、異なる周波数を用いるマクロセルMとスモールセルSを、CA(キャリアアグリゲーション)により同時に使用することも想定される。
図2にスモールセルSとマクロセルMが異なる周波数を適用するシナリオ(Separate frequency)における基地局間の接続の一例を示す。図2に示すように、マクロ基地局とスモール基地局間、あるいはスモール基地局間の接続は、光ファイバ(Optical fiber)や非光ファイバ(X2インターフェース)等の有線接続や、無線接続で行うことが考えられる。基地局間の接続において、光ファイバを用いて低遅延で情報の送受信を行う場合をideal backhaulと呼ぶ。一方で、X2インターフェース等の非光ファイバを用いて行う場合をNon−ideal backhaulと呼ぶ。ideal backhaulは、Non−ideal backhaulと比較して、基地局間の情報の送受信を低遅延で制御することができる。
スモールセルS間の接続をideal backhaulで行う場合には、低遅延で信号の送受信が可能となるため、他のスモールセルSのリソース割当てや参照信号の系列を把握することができる。基地局間の情報共有の観点からは、基地局間の接続をideal backhaulで行うことが望ましい。一方で、スモール基地局Sを多く設置する場合には、コスト等の観点からスモール基地局S間の接続をNon−ideal backhaulで行うことも想定される。
スモールセルS間の接続をNon−ideal backhaulで行う場合でも、各スモールセルS間の同期は、一定レベル(シンボルレベル又はフレームレベル)でとることは可能となる。しかし、Backhaul遅延が大きい場合には他のスモールセルSにおけるリソース割当てや参照信号等の系列は、全く又は一部しか把握することができない。そのため、スモール基地局S間の動作を制御する場合には、少なくとも準静的(Semi static)な制御で行うことが必要となる。
ところで、無線通信システムにおいては、一般にユーザ分布やトラヒックロードは一定でなく、時間的、あるいは、場所的に変動する。そのため、マクロセルM内に多数のスモールセルSを配置する場合、上記図1に示すように、場所に応じて密度や環境の異なる(sparse and dense)形態で、スモールセルが配置されることが想定される。
設置するスモールセル数が多くなる場合、エリア設計を行ってセルの設置場所を詳細に検討する従来のマクロセルとは異なり、スモールセルは柔軟なエリア設計で配置されることが想定される。例えば、ユーザ端末が多く集まる駅やショッピングモール等では、スモールセルSの配置密度を高くし(Dense small cell)、ユーザ端末が集まらない場所では、スモールセルSの配置密度を低くする(Sparse small cell)ことが考えられる。
このように、場所に応じてスモールセルSが異なる密度で配置される場合、高密度で配置されたエリアにおいてスモールセル間の干渉も局所的に大きくなることが想定される。また、スモールセルSが密集したホットスポットの周辺では、スモールセル配置やユーザの分布に偏りが生じるため、干渉にも偏りが生じることが想定される。密集したスモールセル(混雑スモールセル)から、低密度で配置されたスモールセル(閑散スモールセル)へのオフローディングを行う際にも、局所的な干渉の増大が生じる可能性がある。
一般的に、スモールセル環境はパスロスが小さいため、ユーザ端末の送信電力は、マクロセル環境と比較して小さくすることができるが、スモールセル密度が高い場合には、干渉が生じてしまう。また、スモールセル間の干渉として、特定のユーザ端末が原因で周辺セルが大きな干渉を受ける場合や、複数のユーザ端末からの干渉が問題となる場合等が考えられる。
そのため、スモールセル間の干渉コーディネーションとして、被干渉セルの周辺セルにおいてTPCパラメータを制御することにより平均的な干渉レベル(干渉量)を調整することが考えられる。しかし、スモールセルでは、マクロセルと比較して局所的にIoT(Interference over thermal noise)が高くなる要因が多い。したがって、各セルからの干渉レベルに応じてセル毎にそれぞれ干渉制御を行うことが望ましい。
マクロセルMとスモールセルSが同じ周波数を用いるCo−channel HetNetでは、干渉元(干渉源)となるユーザ端末(与干渉UE)は主にマクロ基地局配下のユーザ端末であった。これに対し、上記図1、図2に示すシナリオでは、干渉元(与干渉UE)がどのスモールセルに接続しているか簡単に判別することができない。
なお、干渉元(与干渉UEが存在するセル)を特定しない周辺セルからの干渉レベルだけであれば、既存のDM−RS等を利用して推定することが可能である。しかし、スモールセル間の干渉コーディネーションをより適切に行うためには、どのセルから干渉を受けているか推定することが必要となる。
そこで、本発明者等は、与干渉セル(又は特定の与干渉UE)を特定するために、他セルのユーザ端末から送信される上りリンク信号に着目し、当該上りリンク信号を干渉測定用に調整して干渉元(与干渉セル及び/又は与干渉UE)や干渉レベル(干渉量)を推定することを着想した。
具体的には、上りリンク信号(PUSCH及び/又は上りDM−RS)の一部のリソース(RE:Resource Element)を、セル毎に異なった位置でブランキング(ミューティング)することにより各セルの干渉レベルを推定することを見出した。この場合、各セル(被干渉セル)は、トラフィック量も含めた干渉元セル(与干渉セル)を推定することが可能となる。
また、他の方法として、チャネル品質測定用の参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)をセル毎に直交(時間/符号直交)させ、周辺セルのユーザ端末からの信号レベルを測定することにより各セルからの干渉レベルを推定することを見出した。このように、被干渉セルにおいて他セルのユーザ端末のSRSを復調することで、高精度に干渉元セルを推定することが可能となる。
以下に、本実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の第1の態様と第2の態様は適宜組み合わせて適用することができる。
(第1の態様)
第1の態様では、上りリンク信号をセル毎に異なるRE位置でブランキング(ミューティング)して、各セルからの干渉レベル(干渉量)を推定する場合について説明する。
第1の態様において、上りリンク信号としては、PUSCH信号及び/又はDM−RS等を利用することができる。PUSCHは、ユーザデータを送信するために利用するデータチャネルである。DM−RSは、PUSCH/PUCCHを復調するため(チャネル推定)に用いる参照信号であり、PUSCH/PUCCHを送信するリソースブロック(RB)に多重して送信される(図3参照)。PUSCH用のDM−RSの場合、各スロットの第3SC−FDMAシンボルに多重される。
図4に、各セル(ここでは、Cell#1とCell#2)配下のユーザ端末が、それぞれ上りDM−RSの所定のRE位置をブランキング(Blanking)する場合の一例を示す。具体的には、Cell#1において、時間軸に対して後半側に配置されたDM−RSの2REをZero powerとし、Cell#2において、時間軸に対して前半側に配置されたDM−RSの2REをZero powerとする場合を示している。
つまり、各セルの無線基地局は、配下のユーザ端末に対して、上りリンク信号の所定リソース位置をブランク状態にして送信するように制御する。この場合、同じセル(例えば、Cell#1)に接続している各ユーザ端末は、同一のブランキングパターン(ミューティングパターン)を利用する。
また、図4では、ブランキングする所定のREの送信電力をゼロ(Zero power)とする場合を示しているが、ブランキングするREをZero powerとせずに送信電力を低減して送信することも可能である。この場合、ユーザ端末は、ブランキングパターンとなるREの送信電力を他のREより低く設定して上りリンク信号の送信を行う。
また、各セルでそれぞれブランキングするREパターン(シフトパターン)は各PRB間で共通とすることができる。この場合、各セルでブランキングするREパターン(シフトパターン)はセルIDに対応づけて設定することができる。あるいは、ブランキングするREパターンを上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)等を用いて準静的(Semi-static)に他セルへ通知してもよい。また、PRB毎に取り得るパターン数は、シンボルごとに12/Zero powerとするRE数となる。図4では、パターン数が6通りとなる。
ブランキングするREパターンは、全シンボル及び/又はサブフレームで共通とすることができる。あるいは、ブランキングを行うシンボル及び/又はサブフレームを複数パターン用意してもよい。この場合、ブランキングするREパターン数を多くすることができる。
各セル(被干渉セル)は、他セルのユーザ端末から送信される上りリンク信号に基づいてセル毎の干渉レベルを推定する。なお、上述したように、他セルのユーザ端末から送信される上りリンク信号は、セル毎に異なるリソース位置がブランク状態となっている。
具体的には、各セルにおいてブランキングパターン毎の電力を測定し、セル毎の干渉レベルを推定する。例えば、あるセルkからの干渉レベル(I)は、以下の(式1)、又は(式2)を用いて計算することができる。
Figure 0005899149
Figure 0005899149
(式1)、(式2)において、
k:セルID
Ω:セル固有のBlanking pattern(Blankingしたシンボル番号、サブキャリア番号の集合)
:周波数軸上のBlanking patternの総数
i:シンボル番号
j:サブキャリア番号
SC:PUSCH又はDM−RSの総サブキャリア数
i,j:REの受信電力
K:ブランキングのパターン数
である。
上記(式1)では、セルk(配下のユーザ端末)でブランキングされたREの電力と、全REとの電力とを比較している。また、上記(式2)では、セルkでブランキングされたREの電力と、セルkでブランキングしていないREとの電力を比較している。つまり、(式1)、(式2)では、セルkにおけるブランク状態のREと、他のREとの送信電力比を示しており、Iが小さい場合には、セルkからの干渉レベルが大きいと判断することができる。
このように、各セルにおいてブランキングされたREの電力に基づいて、各セルからの干渉レベルを推定することができる。なお、干渉レベルの推定は、全帯域を考慮して行ってもよいし、サブバンド毎に計算することも可能である。
また、他セルから受ける干渉レベルは、特定のサブフレームで行って判断してもよいし、サブフレーム間で平均して判断してもよい。また、各セルは、干渉レベルを計算する(電力の測定)を行う際に、自セル配下のユーザ端末からの信号電力を減算してもよい。
ところで、ブランキングに伴いCubic Metric(CM)が増大し(PAPRの変動が大きくなり)、シングルキャリア特性が低下するおそれがある。そのため、ブランキングパターンに応じたMPR(Maximum Power Reduction)を規定して適用する(送信電力を低減する)ことが好ましい。なお、スモールセル環境では所要送信電力は小さいため、MPRが大きくなっても影響は小さい。
また、各セルは、常には干渉元セルを特定する方法(干渉レベル推定)を実施しなくてもよく、所定のタイミングで行うことができる。例えば、他セルから強い干渉を受けているセルが選択的に上述した干渉元セルの特定方法を実施することができる。
また、各セルは、常にブランキングを実施しなくてもよい。例えば、周辺に高い干渉を受けているセルがある場合に限ってブランキングを実施する構成とすることができる。この場合、周辺に高い干渉を受けているセル(被干渉セル)があるかどうかの判断は、例えば、被干渉セルからバックホールを用いた干渉通知に基づいて行うことができる。
これにより、各セルは、被干渉セルを含む周辺セルで干渉コーディネーションが行われる間に限定してブランキングを実施する構成とすることができる。その結果、ユーザ端末が利用する無線リソースの利用効率を向上し、オーバーヘッド及び信号品質の劣化を低減することが可能となる。
<干渉元推定方法>
以下に、第1の態様における干渉元(与干渉セル)の特定方法の一例について、図5を参照して具体的に説明する。
図5Aは、第1の態様における無線通信システムの一例を示している。図5Aの無線通信システムは、複数の送受信ポイント(ここでは、セル#1〜#3をそれぞれ形成する無線基地局#1〜#3)と、各無線基地局#1〜#3にそれぞれ接続するユーザ端末#1〜#3とを含んで構成されている。なお、無線基地局#1〜#3同士は、X2インターフェース等の有線接続、又は無線接続により情報の伝達を行うことができる。
以下に、図5Bを参照して、無線基地局#1が、セル#2(無線基地局#2配下のユーザ端末#2)から高い干渉を受ける場合に、無線基地局#1が干渉元を特定する場合について説明する。なお、以下の説明では、被干渉セルからの干渉通知に基づいて周辺セルがブランキングするリソース(RE)を設定する場合について説明するが、本実施の形態はこれに限られない。各セルにおいて、所定のタイミングでブランキングするリソースを設定することも可能である。
まず、各セルは、周辺セルからの干渉レベル(干渉量)を測定する(S101)。干渉元セル(与干渉セル)を特定しない干渉レベルは、既存のDM−RS等を用いて推定することができる。図5では、セル#1の無線基地局#1が、周辺セル(ここでは、セル#2)から所定値以上の干渉レベルを受ける場合を示している。
他セルから所定値以上の干渉レベルを受けていると判断した無線基地局#1は、他セルの無線基地局#2、#3に対して、干渉を受けている旨の干渉通知(OI:Overload Indicator)を行う(S102)。
無線基地局#1から干渉通知を受けた他セルの無線基地局#2、#3は、配下のユーザ端末に対して、上りリンク信号の所定リソース位置をブランク状態にして送信するように制御する(S103)。上りリンク信号としては、PUSCH及び/又はDM−RSを利用することができる。各ユーザ端末が適用するブランキングのREパターンは、接続するセルのセルIDに対応づけられたパターンとすることができる。
各ユーザ端末は、接続する無線基地局から下り制御信号を介して指示されるスケジューリングに基づいて、上りリンク信号を送信する(S104)。図5Bでは、無線基地局#1(被干渉セル)が、他セルのユーザ端末#2、#3からの上りリンク信号を受信する場合を示している。無線基地局#1は、他セルのユーザ端末から送信されるブランキングREを含む上りリンク信号に基づいてセル毎の干渉レベルを推定する(S105)。
例えば、無線基地局#1は、上述した(式1)、又は(式2)を用いて各セルの干渉レベルを計算することができる。その結果、無線基地局#1は、干渉を及ぼす与干渉セル(ここでは、セル#2)を特定することができる。また、ブランキングパターンが各セルのセルIDに対応づけられている場合には他セルのセルIDからブランキングパターンに対応するセルを判断する。ブランキングパターンがセルIDに対応づいていない場合には、他セルから通知されるブランキングパターン情報に基づいて判断することができる。
<干渉元セルへの通知方法>
被干渉セル(図5における無線基地局#1)は、高い干渉を与えている与干渉セル(セル#2)に対し、高干渉を及ぼしている旨の通知(干渉特定通知)を行う(図5のS106)。この場合、無線基地局#1は、バックホール(例えば、X2インターフェース)を用いて、既に規定されている「UL High Interference Information」や「UL Interference Overload Indication(Low/Mid/High)」を送信することができる(図6参照)。
また、無線基地局#1は、新たに規定されたフォーマットを用いて干渉元セルが特定できていることを示して通知することも可能である。なお、被干渉セル(無線基地局#1)は、干渉特定通知において、干渉の影響があるリソースブロック(RB)情報に加えて、高い干渉が観測された時間情報を付加してもよい。これにより、与干渉セル(無線基地局#2)は、自セルのスケジューリング情報の履歴に基づいて、干渉を与えている配下のユーザ端末を特定することが可能となる。
また、干渉元セル(無線基地局#2)に対する通知とは別に、干渉元セルを示さずに干渉レベルを報告する場合、既に推定できている与干渉セル(例えば、セル#2)の干渉分は減じて報告してもよい。これにより、干渉元でないセルで不要な干渉コーディネーションを実施することを抑制することができる。
<与干渉UEの特定方法>
被干渉セル(無線基地局#1)から干渉特定通知を受けた無線基地局#2は、配下のユーザ端末の中から被干渉セルに大きな干渉を与えているユーザ端末を特定してもよい(図5BのS107)。例えば、被干渉セルから送信される干渉特定通知に、干渉リソースブロック情報に加えて時間情報も含まれている場合、無線基地局#2はスケジューリング履歴から与干渉UE(図5AにおけるUE#2a)を特定することができる。
また、被干渉セルから送信される干渉特定通知に、干渉リソースブロック情報や時間情報が含まれていない場合、配下のユーザ端末の中から特定のユーザ端末を選択して、上りリンク信号を送信させるよう制御することができる。具体的には、特定のユーザ端末(例えば、パスロスが大きいユーザ端末)にDM−RSやPRACH等を送信させる。そして、被干渉セル側で当該DM−RSやPRACH等に基づいて干渉レベルを測定することで与干渉となるユーザ端末を特定することができる。この際、特定のユーザ端末が送信する上りリンク信号のパラメータ(タイミング等)は、被干渉セルにあらかじめ通知しておけばよい。
あるいは、与干渉ユーザ端末の候補となる特定のユーザ端末(例えば、パスロスが大きいユーザ端末)の中の一部又は全てに対して、上りリンク信号の送信・非送信を制御する。これにより、被干渉セルにおける干渉レベルの変動に応じて、次回の干渉通知時にユーザ端末の候補を絞り込むことも可能である。
干渉元となるユーザ端末(与干渉UE)が特定できた場合には、被干渉セルと与干渉セルとの関係に基づいて、適切な干渉コーディネーションを行うことができる。例えば、被干渉セルと与干渉セルのスケジューラが共通である場合には、無線基地局#1及び無線基地局#2間でセル間協調送信(CoMP)を適用することができる。
また、被干渉セルと与干渉セルのスケジューラがそれぞれ独立して設けられている場合には、与干渉UEの送信電力を所定値まで低減する(図5BのS108)。また、与干渉UEの送信電力を低減しても干渉レベルが定常的に高い場合には、当該ユーザ端末(又はセル端ユーザ端末、全ユーザ端末)に対するリソース割当てをRB単位で制限することも可能である。
なお、支配的な干渉元(与干渉UE)がない場合には、被干渉セルからの干渉通知に基づいて、干渉レベルが定常的に高いセル周辺で干渉コーディネーションを行うことができる。この場合、トラフィックが高いセルでは干渉コーディネーションを行わない構成とすることができる。
(第2の態様)
第2の態様では、チャネル品質測定用の参照信号(SRS)をセル毎に直交させ、周辺セルのユーザ端末からの信号レベルを測定して、各セルからの干渉レベル(干渉量)を推定する場合について説明する。
チャネル品質測定用のSRSは、上りリンクのチャネル品質を測定するためにユーザ端末から送信される参照信号である。無線基地局は、チャネル品質の測定結果に基づいて、ユーザ端末が上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)信号を送信するためのスケジューリングを行い、下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)を用いて指示する。
また、SRSは、LTE(Rel.8)において上りリンクの無線フレームを構成するサブフレームの最終シンボルに多重され、周期的にユーザ端末から無線基地局に送信することが規定されている。さらに、LTE−A(Rel.11)において、PUSCH信号の送信タイミングを考慮して、任意のタイミングでSRSの送信タイミングを制御する非周期SRS(Aperiodic SRS)の適用が規定されている(図7参照)。
また、SRSを送信する場合には、SRSの送信条件を制御するSRS送信パラメータ(comb、周波数位置、サイクリックシフト番号、帯域幅等)に関する情報が、無線基地局からユーザ端末に通知される。
第2の態様では、各セルが他セル(他セルのスモール基地局に接続するユーザ端末)から送信されるSRSを復調して、当該SRSの信号レベルから各セルの干渉レベルを推定する。そして、各セルの干渉レベルに基づいて、強い干渉を及ぼすセル(与干渉セル)を特定する。
他セルのユーザ端末から送信されるSRSを復調するためには、他セルで適用されるSRS送信パラメータ(セル固有及びUE固有パラメータ)が必要となる。各セルのSRS送信パラメータは、バックホール等を用いて他セルへ直接通知することができる。あるいは、SRS送信パラメータを他セルへ直接通知しない方法を適用することも可能である。
以下に、SRS送信パラメータを直接通知しない場合(仮想セルID(Virtual cell ID)を利用する場合)について図8を参照して説明する。なお、図8Aは、第2の態様における無線通信システムの一例を示している。図8Aの無線通信システムは、上記図5Aと同様にセル#1〜#3をそれぞれ形成する無線基地局#1〜#3と、各無線基地局#1〜#3にそれぞれ接続するユーザ端末#1〜#3とを含んで構成されている。また、ここでは、無線基地局#1が、セル#2(無線基地局#2配下のユーザ端末#2)から高い干渉を受ける場合に、無線基地局#1が干渉元を特定する場合について説明する。
まず、各セルは、周辺セルからの干渉レベル(干渉量)を測定する(S201)。他セルの無線基地局から所定値以上の干渉レベルを受けていると判断した無線基地局#1は、他セルの無線基地局#2、#3に対して、干渉を受けている旨の干渉通知(OI)を行う(S202)。
被干渉セル(無線基地局#1)から干渉通知を受けた各セルは、通知元の被干渉セルのセルIDと対応づけられた仮想セルID(Virtual cell ID)の系列を用いて非周期SRS(Aperiodic SRS)を生成して送信する。具体的には、無線基地局#1から干渉通知を受けた他セルの無線基地局#2、#3は、配下のユーザ端末に対して、仮想セルIDの系列を用いた非周期SRSの生成・送信(A−SRSトリガ)を指示する(S203)。なお、Rel.11において、SRSには仮想セルIDが定義されていないため、仮想セルIDを適用する場合にはSRS用の仮想セルIDを新たに定義する。
この場合、干渉通知を受けた各セルのユーザ端末は、接続するセルのセルIDと異なる仮想セルIDに基づいてSRSを生成して送信する(S204)。また、SRSパラメータ(巡回シフト量、Comb、送信帯域幅等)は、セル内の各ユーザ端末で共通とすることができる。例えば、各ユーザ端末は、巡回シフト量を接続セルのセルIDから算出し(例えば、[セルID/2]%6)、Combを接続セルのセルIDから算出し(例えば、セルID%2)、送信帯域幅を全帯域とし、送信UEを全UE又は一部のUEとする。なお、各セルからのSRSの送信タイミングについては、被干渉セル(無線基地局#1)から指定してもよいし、SRSを送信する各セルから通知してもよいし、任意のタイミングとしてもよい。
干渉通知を行った無線基地局#1は、自セルID及び周辺セルIDから判断できるSRS送信パラメータに基づいて、他セルのユーザ端末から送信されたSRSの復調を試みて、各セルの干渉レベルを推定する(S205)。この場合、被干渉セル(無線基地局#1)は、最終シンボルうちの全て又は一部のシンボルを用いてSRSの復調を行うことができる。
このように、ユーザ端末のSRSパラメータを共通化し、各セルからそれぞれ所定のタイミングで通知される非周期SRSの信号レベルに基づいて干渉レベルを推定することにより、干渉元セル(与干渉セル)を特定することが可能となる。この場合、各セル間でセル毎のSRS送信パラメータを交換しなくてもよい。なお、被干渉セル(無線基地局#1)が周辺セルに干渉通知を行った際に、周辺セル(無線基地局#2及び/又は無線基地局#3)においても、他セルから送信される非周期SRSを用いて干渉レベルの測定を行うことも可能である。
なお、被干渉セル(無線基地局#1)において、干渉元のセル(セル#2)を特定した後は、上記図5で説明したように干渉元セルへの干渉特定通知、さらに与干渉UEの特定等を行うことができる。例えば、図8Bに示す場合、被干渉セル(無線基地局#1)は、干渉元のセル#2に対して干渉特定通知を行う(S206)。干渉特定通知を受けた無線基地局#2は、配下のユーザ端末の中から被干渉セルに対して大きな干渉を与えているユーザ端末を特定する(S207)。さらに、無線基地局#2は、特定した与干渉UEの送信電力を所定値まで低減することができる(S208)。
また、与干渉UEの特定ステップ(S207)において、干渉特定通知に干渉リソースブロック情報や時間情報が含まれていない場合、無線基地局#2は特定のユーザ端末に非周期SRSを選択的に送信させるよう制御することができる。これにより、被干渉セルで干渉レベルを測定することで与干渉となるユーザ端末を特定することができる。なお、図8BのS205〜S208における具体的な動作方法は、上記図5BのS105〜S108と同様に行うことができる。
<SRSの系列拡張>
また、SRSの系列を既存の系列より拡張してセル間の直交化(準直交化)を行うことも可能である。例えば、Rel.12以降のユーザ端末に対して、Rel.11までのユーザ端末に規定される系列(CAZAC系列)より長い系列を適用する。
Rel.11までは、CAZAC系列のうち、最大60個のみを使用している。しかし、実際にはRB数×12より小さい最大の素数Nを用いて、(N−1)の系列を生成可能である。そのため、広帯域で送信を行う場合には、未使用の系列が存在することとなる。
そこで、Rel.12以降のユーザ端末に対しては、SRSの系列を拡張して適用する。これにより、仮想セルID(Virtual cell ID)を用いた場合であっても、各ユーザ端末から送信するSRSの干渉を回避することが可能となる。なお、Rel.11までのユーザ端末に対しては、既存の系列を適用すればよい。
また、上述のようにSRSの系列を拡張する場合、既存の系列と比較して、多くの系列数を取ることができるため、セル間ユーザ端末の直交も実現可能となる。したがって、周辺スモールセル全体で系列を拡張させた直交SRSを利用することにより、全てのユーザ端末の信号レベルを検出することが可能となる。
(無線通信システムの構成)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムについて、詳細に説明する。この無線通信システムでは、上述の第1、第2の態様に係る干渉元(与干渉セル)の特定方法が適用される。
図9は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成図である。なお、図9に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム或いは、SUPER 3Gが包含されるシステムである。この無線通信システムでは、LTEシステムのシステム帯域幅を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)が適用することができる。また、この無線通信システムは、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4G、FRA(Future Radio Access)と呼ばれても良い。
図9に示す無線通信システム1は、マクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12a及び12bとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。ユーザ端末20は、無線基地局11及び無線基地局12の双方に接続すること(dual connectivity)ができる。この場合、ユーザ端末20は、異なる周波数を用いるマクロセルC1とスモールセルC2を、CA(キャリアアグリゲーション)により同時に使用可能となる。
ユーザ端末20と無線基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)で帯域幅が狭いキャリア(既存キャリア、Legacy carrier等と呼ばれる)を用いて通信が行なわれる。一方、ユーザ端末20と無線基地局12との間は、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHz等)で帯域幅が広いキャリアが用いられてもよいし、無線基地局11との間と同じキャリアが用いられてもよい。ユーザ端末20と無線基地局12間のキャリアタイプとしてニューキャリアタイプ(NCT)を利用してもよい。無線基地局11と無線基地局12(又は、無線基地局12間)は、有線接続(Optical fiber、X2インターフェース等)又は無線接続されている。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置に接続されてもよい。
なお、無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、eNodeB、マクロ基地局、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、スモール基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、Home eNodeB、RRH(Remote Radio Head)、マイクロ基地局、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。以下、無線基地局11及び12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。各ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
無線通信システムにおいては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、図9に示す無線通信システムで用いられる通信チャネルについて説明する。下りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有されるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)と、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH、拡張PDCCH)とを有する。PDSCHにより、ユーザデータ及び上位制御情報が伝送される。PDCCH(Physical Downlink Control Channel)により、PDSCHおよびPUSCHのスケジューリング情報等が伝送される。PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)により、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)により、PUSCHに対するHARQのACK/NACKが伝送される。また、拡張PDCCH(EPDCCH)により、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報等が伝送されてもよい。このEPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重される。
上りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有される上りデータチャネルとしてのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とを有する。このPUSCHにより、ユーザデータや上位制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、ACK/NACK等が伝送される。
図10は、本実施の形態に係る無線基地局10(無線基地局11及び12を含む)の全体構成図である。無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下りリンクの制御チャネルの信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
また、ベースバンド信号処理部104は、報知チャネルにより、ユーザ端末20に対して、当該セルにおける通信のための制御情報を通知する。当該セルにおける通信のための情報には、例えば、上りリンク又は下りリンクにおけるシステム帯域幅等が含まれる。各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。
一方、上りリンクによりユーザ端末20から無線基地局10に送信されるデータについては、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力されたベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
図11は、本実施の形態に係るスモール基地局(無線基地局12)が有するベースバンド信号処理部104の主な機能構成図である。図11に示すように、無線基地局12が有するベースバンド信号処理部104は、スケジューラ301と、データ信号生成部302と、制御信号生成部303と、参照信号生成部304と、干渉推定部305と、通知制御部306とを含んで構成されている。
スケジューラ301は、PDSCHで送信される下りユーザデータ、PDCCH及び/又は拡張PDCCH(EPDCCH)で伝送される下り制御情報、下り参照信号のスケジューリングを制御する。また、スケジューラ301は、PUSCHで伝送される上りユーザデータ、PUCCHで伝送される上り制御情報、上り参照信号のスケジューリング(割当て制御)の制御も行う。上りリンク信号に関する割当て制御に関する情報は、下り制御信号(DCI)を用いてユーザ端末に通知される。
具体的に、スケジューラ301は、上位局装置30からの指示情報や各ユーザ端末20からのフィードバック情報(例えば、CQI、RIなどを含むCSI)に基づいて、下りリンク信号及び上りリンク信号に対する無線リソースの割り当てを制御する。なお、マクロ基地局(無線基地局11)からの指示に基づいて無線リソースの割当てを行う場合には、スケジューラ301を設けない構成としてもよい。
上記第1の態様を適用する場合、スケジューラ301は、他セル(被干渉セル)からの干渉通知等に基づいて、配下のユーザ端末が送信する上りリンク信号の所定リソース位置をブランク状態とするように制御する。上記第2の態様を適用する場合、スケジューラ301は、他セル(被干渉セル)からの干渉通知等に基づいて、配下のユーザ端末が非周期SRSを送信するように制御する。
なお、スケジューラ301で決定した情報は、制御信号生成部303で生成される下り制御信号に含めてもよいし、上位レイヤシグナリングとしてデータ信号生成部302で生成される下りデータ信号に含めてもよい。例えば、非周期SRSのトリガ情報は、下り制御情報(DCI)に含めて通知することができる。また、スケジューラ301は、被干渉セルに干渉を与えているユーザ端末が特定された場合には、当該ユーザ端末の送信電力を低減するように制御することができる。
データ信号生成部302は、スケジューラ301によりリソースへの割当てが決定されたデータ信号(PDSCH信号)を生成する。データ信号生成部302により生成されるデータ信号には、各ユーザ端末20からのCSI等に基づいて決定された符号化率、変調方式に従って符号化処理、変調処理が行われる。
制御信号生成部303は、スケジューラ301により各サブフレームへの割当てが決定されたユーザ端末20に対する制御信号(PDCCH信号及び/又はEPDCCH信号)を生成する。具体的に、制御信号生成部303は、スケジューラ301からの指示に基づいて、配下のユーザ端末が、他セルからの干渉を測定する干渉測定用SRSを送信するように下り制御情報を生成する。
参照信号生成部304は、下りリンクで送信する各種参照信号を生成する。例えば、参照信号生成部304は、セル固有参照信号(CRS)、チャネル状態測定用(CSI−RS)、PDSCH用のユーザ固有参照信号(DM−RS)、EPDCCH用の復調用参照信号(DM−RS)、位置調整用参照信号(PRS)等を生成する。
干渉推定部305は、他セルのユーザ端末から送信される上りリンク信号に基づいて、他セルから受ける干渉レベルを推定し、干渉元となるセルを特定する。上記第1の態様を適用する場合、干渉推定部305は、セル毎に異なるリソース位置がブランク状態となっている上りリンク信号(PUSCH信号及び/又はDM−RS)に基づいてセル毎の干渉レベルを推定する。この場合、干渉推定部305は、各セルにおいてブランキングパターン毎の電力を測定し、セル毎の干渉レベルを推定する。例えば、あるセルkからの干渉レベル(I)は、上記(式1)、又は(式2)を用いて計算することができる。
上記第2の態様を適用する場合、干渉推定部305は、他セル(他セルのスモール基地局に接続するユーザ端末)から送信されるSRSを復調して、当該SRSの信号レベルから各セルの干渉レベルを推定する。そして、各セルの干渉レベルに基づいて、強い干渉を及ぼすセル(被干渉セル)を特定する。
また、干渉推定部305は、周辺セルから干渉を受けているか否かについて判断することも可能である。この場合、干渉推定部305は、干渉元セル(与干渉セル)を特定しない干渉レベルについて、既存のDM−RS等を用いて推定することができる。
通知制御部306は、干渉推定部305において、周辺セルの無線基地局から所定値以上の干渉レベルを受けていると判断した際に、周辺セルに対する干渉を受けている旨の干渉通知(OI)を制御する。あるいは、通知制御部306は、干渉推定部305において、自セルに対して高い干渉を与えている干渉元セル(与干渉セル)を特定した場合に、当該干渉元セルに対する干渉特定通知を制御する。
通知制御部306は、例えば、バックホール(例えば、X2インタフェース)等を用いて、干渉通知や干渉特定通知を行うことができる。また、通知制御部306は、干渉特定通知において、干渉リソースブロック(RB)情報に加えて、高い干渉が観測された時間情報を付加してもよい。これにより、与干渉セルのスケジューラ301は、自セルのスケジューリング情報の履歴に基づいて、干渉を与えている配下のユーザ端末を特定することが可能となる。この場合、スケジューラ301は、与干渉UEを特定する特定部として機能する。
図12は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部(受信部)203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205とを備えている。
下りリンクのデータについては、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部204でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。この下りリンクのデータの内、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(H−ARQ (Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理等が行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
図13は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204の主な機能構成図である。図13に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、下りリンク信号復調部401、送信電力制御部402、多重部403、上りデータ信号生成部404、上り制御信号生成部405、上り参照信号生成部406を少なくとも有している。
下りリンク信号復調部401は、接続する無線基地局(例えば、無線基地局12)から送信される下りリンク信号を復調する。具体的に、下りリンク信号復調部401は、下りデータ信号や下り制御信号を復調する。下り制御信号には、上りリンク伝送のためのスケジューリング情報(上りリンク信号のリソース割当て情報、非周期SRSのトリガ情報、送信電力情報等)が含まれている。また、下りデータ信号には、上位レイヤシグナリングで通知される情報が含まれている。
送信電力制御部402は、上りリンク信号(PUSCH信号、PUCCH信号、上り参照信号)の送信電力を制御する。例えば、無線基地局から通知された電力制御コマンド(TPC)に基づいて、各上りリンク信号の送信電力の制御を行う。無線基地局12において、被干渉セルへ大きな干渉を与えるユーザ端末と特定された場合には、無線基地局12から送信電力を低減するように通知される。また、上りリンク信号(PUSCH及び/又はDM−RS)の一部のリソースをZero powerとする場合には、送信電力制御部402で制御することができる。
上りデータ信号生成部404は、下り制御情報に含まれる上りスケジューリング情報に基づいて、上りデータ信号(PUSCH信号)を生成する。また、PUSCHの一部のリソースをブランキングする場合には、上りデータ信号生成部404は、セルIDに関連付けられたブランキングのREパターンに基づいて上りデータ信号を生成することができる。ブランキングパターンに関する情報(ブランキングするタイミング等)は、上位レイヤシグナリングや下り制御情報等で通知される。
上り参照信号生成部406は、上りリンクの参照信号であるDM−RSやSRSを生成する。上記第1の態様を適用する場合、上り制御信号生成部405は、DM−RSの所定リソース位置がブランク状態となるように参照信号を生成する。また、上記第2の態様を適用する場合、上り制御信号生成部405は、非周期SRSを生成する。なお、上り制御信号生成部405は、通知元の被干渉セルのセルIDと対応づけられた仮想セルIDの系列を用いて非周期SRSを生成することができる。
上り制御信号生成部405は、PDSCHに対する送達確認信号(ACK/NACK)、チャネル状態情報(CSI)等の上り制御信号(PUCCH信号)を生成する。また、多重部403は、上りデータ信号生成部404で生成された上りデータ信号、上り制御信号生成部405で生成された上り制御信号、上り参照信号生成部406で生成された上り参照信号を多重して送受信部203へ出力する。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。例えば、上述した複数の態様を適宜組み合わせて適用することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…無線通信システム
10…無線基地局
11…無線基地局(マクロ基地局)
12、12a、12b…無線基地局(スモール基地局)
20…ユーザ端末
30…上位局装置
40…コアネットワーク
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…伝送路インターフェース
201…送受信アンテナ
202…アンプ部
203…送受信部
204…ベースバンド信号処理部
205…アプリケーション部
301…スケジューラ
302…データ信号生成部
303…制御信号生成部
304…参照信号生成部
305…干渉推定部
306…通知制御部
401…下りリンク信号復調部
402…送信電力制御部
403…多重部
404…上りデータ信号生成部
405…上り制御信号生成部
406…上り参照信号生成部

Claims (10)

  1. マクロセル内にスモールセルを形成する無線基地局であって、
    ユーザ端末から送信される上りリンク信号を受信する受信部と、
    スモールセルのユーザ端末から送信される上りリンク信号に基づいて、他スモールセルから受ける干渉レベルを推定する干渉推定部と、を有し、
    前記干渉推定部は、スモールセル毎に異なるリソース位置がブランク状態とされた上りリンク信号に基づいてスモールセル毎の干渉レベルを推定し、
    前記リソース位置は、セル識別情報に対応付けて設定されることを特徴とする無線基地局。
  2. 前記セル識別情報は、セルID又は仮想セルIDであることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局
  3. 配下のユーザ端末が送信する上りリンク信号の所定リソース位置をブランク状態に制御する制御部をさらに有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記制御部は、他スモールセルから干渉通知を受けた場合に、配下のユーザ端末が送信する上りリンク信号の所定リソース位置をブランク状態に制御することを特徴とする請求項に記載の無線基地局。
  5. 前記制御部は、上り共有チャネル信号及び/又は復調用参照信号の一部のリソースがブランク状態となるように制御することを特徴とする請求項又は請求項に記載の無線基地局。
  6. 前記干渉推定部は、上りリンク信号におけるブランク状態のリソースの送信電力に基づいて、他スモールセルからの干渉レベルを決定することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の無線基地局。
  7. 周辺スモールセルから受ける干渉レベルが所定値以上の場合に、周辺スモールセルに対して干渉通知を行う通知部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  8. 前記通知部は、前記干渉推定部において所定値以上の干渉レベルであると判断された特定のスモールセルに対して、干渉リソースブロック及び/又は干渉時間に関する情報を含む干渉特定通知を行うことを特徴とする請求項に記載の無線基地局。
  9. スモールセルから干渉特定通知を受けた場合に、配下のユーザ端末から他スモールセルに干渉を及ぼすユーザ端末を特定する特定部をさらに有することを特徴とする請求項に記載の無線基地局。
  10. マクロセル内にスモールセルを形成する無線基地局から下りリンク信号を受信する受信部と、
    前記下りリンク信号に含まれる情報に基づいて、上りリンク信号を生成する生成部と、を有し、
    前記生成部は、上りリンク信号に対して前記スモールセルを形成する無線基地局に接続するユーザ端末間で共通のリソース位置をブランク状態として生成し、
    前記リソース位置は、セル識別情報に対応付けて設定されることを特徴とするユーザ端末。
JP2013077104A 2013-04-02 2013-04-02 無線基地局及びユーザ端末 Expired - Fee Related JP5899149B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013077104A JP5899149B2 (ja) 2013-04-02 2013-04-02 無線基地局及びユーザ端末
US14/781,355 US20160056909A1 (en) 2013-04-02 2014-03-10 Radio base station, user terminal and radio communication method
CN201480019162.8A CN105103588A (zh) 2013-04-02 2014-03-10 无线基站、用户终端以及无线通信方法
PCT/JP2014/056194 WO2014162826A1 (ja) 2013-04-02 2014-03-10 無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013077104A JP5899149B2 (ja) 2013-04-02 2013-04-02 無線基地局及びユーザ端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014204200A JP2014204200A (ja) 2014-10-27
JP5899149B2 true JP5899149B2 (ja) 2016-04-06

Family

ID=51658129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013077104A Expired - Fee Related JP5899149B2 (ja) 2013-04-02 2013-04-02 無線基地局及びユーザ端末

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20160056909A1 (ja)
JP (1) JP5899149B2 (ja)
CN (1) CN105103588A (ja)
WO (1) WO2014162826A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9413502B2 (en) * 2012-10-15 2016-08-09 Headwater Partners LLC Backhaul assisted by user equipment
FR3018656A1 (fr) * 2014-03-13 2015-09-18 Cassidian Sas Procede d'allocation de ressources et systeme mettant en oeuvre le procede
CN106341828B (zh) * 2015-07-10 2020-04-03 华为技术有限公司 一种信道测量方法及sta
JP6997701B2 (ja) 2016-03-25 2022-01-18 株式会社Nttドコモ 端末、基地局及び無線通信方法
CN109845206B (zh) * 2016-08-11 2022-02-25 弗劳恩霍夫应用研究促进协会 使用多用户叠加编码的传输概念
US11283582B2 (en) * 2017-01-06 2022-03-22 Motorola Mobility Llc Uplink transmission blanking
JP6999134B2 (ja) * 2017-02-24 2022-02-04 国立大学法人京都大学 管理装置、コンピュータに実行させるためのプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US11330496B2 (en) * 2017-08-10 2022-05-10 Ntt Docomo, Inc. User equipment and base station apparatus
JP7293198B2 (ja) * 2018-04-13 2023-06-19 株式会社Nttドコモ 端末、無線通信方法、基地局及びシステム
CN111246508B (zh) 2018-11-28 2022-05-13 华为技术有限公司 干扰源识别方法、相关设备及计算机存储介质
WO2023152341A2 (en) * 2022-02-11 2023-08-17 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Demodulation reference signal muting

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050163194A1 (en) * 2004-01-28 2005-07-28 Qualcomm Incorporated Interference estimation in a wireless communication system
US8180391B2 (en) * 2007-10-10 2012-05-15 Ntt Docomo, Inc. Combined communications system, prohibiting-signal transmitting apparatus, wireless base station, and method
US8521206B2 (en) * 2008-04-22 2013-08-27 Qualcomm Incorporated Interference management with reduce interference requests and interference indicators
US8559879B2 (en) * 2008-04-22 2013-10-15 Qualcomm Incorporated Null pilots for interference estimation in a wireless communication network
CN102202310A (zh) * 2010-03-25 2011-09-28 上海贝尔股份有限公司 在微小区的接入设备中消减微小区间干扰的方法及装置
EP2583388A4 (en) * 2010-06-21 2017-04-19 Nokia Solutions and Networks Oy Method and apparatus for reducing interference
JP5388955B2 (ja) * 2010-06-21 2014-01-15 株式会社Nttドコモ 通信制御方法、通信システム、及び基地局装置
JP5345111B2 (ja) * 2010-08-16 2013-11-20 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ Csi−rsのシグナリング方法及び基地局装置
US20130225192A1 (en) * 2010-11-12 2013-08-29 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Base station device, communication system, management device, and methods relating to the same
WO2012086135A1 (ja) * 2010-12-21 2012-06-28 パナソニック株式会社 送信装置及び送信制御方法
US20130288696A1 (en) * 2011-02-10 2013-10-31 Panasonic Corporation Server apparatus, small base-station apparatus, and interference control method
CN102781030A (zh) * 2011-05-11 2012-11-14 中兴通讯股份有限公司 无线通信系统中的载频信息测量方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
CN105103588A (zh) 2015-11-25
US20160056909A1 (en) 2016-02-25
JP2014204200A (ja) 2014-10-27
WO2014162826A1 (ja) 2014-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5899149B2 (ja) 無線基地局及びユーザ端末
US10880912B2 (en) User terminal and radio communication method
US9813996B2 (en) Radio communication method, local area base station apparatus, mobile terminal apparatus and radio communication system
US11223466B2 (en) User terminal and radio communication method
EP2706799B1 (en) Wireless base station device, mobile terminal device, wireless communication method, and wireless communication system
US11399386B2 (en) User terminal and radio communication method
WO2014069163A1 (ja) 無線通信方法、無線通信システム、無線基地局及びユーザ端末
JP4987113B2 (ja) 基地局装置、移動端末装置及び通信制御方法
EP2950470A1 (en) Wireless base station, user terminal and wireless communication method
US9742534B2 (en) Radio communication method, radio communication system, radio base station and user terminal
JP6698519B2 (ja) 無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法
JP4897918B1 (ja) 移動端末装置、基地局装置及び通信制御方法
US9419771B2 (en) Communication system, base station apparatus, mobile terminal apparatus and communication method
JP6161347B2 (ja) ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法
JPWO2017175818A1 (ja) ユーザ端末、基地局及び無線通信方法
WO2011162112A1 (ja) 基地局装置、移動端末装置および通信制御方法
JP5918507B2 (ja) 無線通信システム、干渉測定方法、無線基地局装置、及びユーザ端末
JP5544351B2 (ja) 移動端末装置、基地局装置、csiフィードバック方法、通信制御方法及び無線通信システム
JP6320675B2 (ja) 無線基地局、ユーザ端末及びフェージング周波数推定方法
JP2023029987A (ja) 端末、無線通信方法、基地局及びシステム
US10609652B2 (en) User terminal, radio base station and radio communication method
AU2017427495B2 (en) User terminal and radio communication method

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5899149

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees