JP5897700B2 - 腫瘍崩壊におけるトリメタニューモウイルス - Google Patents

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Description

本発明は、治療に使用されるトリメタニューモウイルス(AMPV)、および治療に使用されるトリメタニューモウイルス(AMPV)を含む医薬組成物に関する。
幾つかのウイルスは腫瘍を消失させる能力を有しうることが公知である。そのようなウイルスは腫瘍崩壊性ウイルスとして一般に公知である。とりわけ、以下の属の腫瘍崩壊性メンバーが公知である:アデノウイルス、ヘルペスウイルス、ポリオーマウイルス、ポックスウイルス、パルボウイルス、レオウイルス、オルトミクソウイルス、パラミクソウイルス、ラブドウイルス、コロナウイルス、ピコルナウイルス、トガウイルスおよびレトロウイルス。Vaha−Koskela,M.らによる最近の概説は癌治療における腫瘍崩壊性ウイルスの概観を示している(Cancer Letters 254:178−216(2007))。
全ての腫瘍崩壊性ウイルスが直面する問題は、最初の用量の投与後に、使用されたウイルスに対する免疫が生じ始めることである。また、腫瘍細胞における予測不可能な分化および脱分化経路を考慮すると、ある腫瘍塊の個々の腫瘍細胞の幾つかが、癌治療に使用される腫瘍崩壊性ウイルスに対して耐性になるのももっともである。これは、例えば、そのような腫瘍細胞がその腫瘍崩壊性ウイルスに対する受容体を喪失することによるものでありうる。これらの理由からだけでも、癌治療を開始する際に使用されうる、あるいは他の腫瘍崩壊性ウイルスが癌治療において有効でない場合の代替手段としての新規腫瘍崩壊性ウイルスが必要とされている。
驚くべきことに、生きたトリウイルスであるシチメンチョウ鼻気管炎ウイルス(現在はトリメタニューモウイルス(AMPV)としても公知である)が意外にも哺乳類細胞に対する腫瘍崩壊作用を有することが、本発明において見出された。
シチメンチョウ鼻気管炎(TRT)ウイルスまたはトリメタニューモウイルスはパラミクソウイルス科のメタニューモウイルス属のメンバーである。メタニューモウイルスはアンチセンス極性の一本鎖非セグメント化RNAゲノムを有する。パラミクソウイルス科内には、現在までに、4つのウイルス属が腫瘍崩壊性メンバーを含むことが公知である。1つのメンバーはアブラウイルス属内(ニューカッスル病ウイルス)、1つはモルビリウイルス属内(特異的麻疹ウイルス株)、1つはレスピロウイルス属内(センダイウイルス)、そして1つはルブラウイルス属内(ムンプスウイルス)である。
パラミクソウイルス科のメタニューモウイルス属が、腫瘍崩壊特性を示すメンバーを有することは、従前公知ではなく、また、そのように推測されることもなかった。メタニューモウイルス属は2つのメンバーを有し、そのうちの1つは前記のAMPVであり、もう1つのメンバーはヒトメタニューモウイルス(HMPV)である。どちらのウイルスも、HMPVはヒトにおいて、AMPVは家禽において、気道疾患を引き起こす。向性における相違をもたらすのはメタニューモウイルスの融合タンパク質(F)である。HMPVは家禽に感染し得ないことが、De Graafらにより、説得力を伴って示されている。同様に、AMPVが哺乳類において疾患を引き起こすことや、いずれかの臨床症状を引き起こすことさえも全く報告されていない(De Graaf M.ら,J.Gen.Virol.90:1408−1416(2009))。更に、HMPVに関してもAMPVに関しても、抗腫瘍作用は何ら記載されていない。
生AMPVは哺乳類腫瘍細胞を選択的に殺すが、同じ用量で哺乳類正常分化細胞および哺乳類正常増殖細胞を殺さない。哺乳類腫瘍細胞を選択的に殺すというこの特性を更に、抗腫瘍作用と称することとする。
抗腫瘍作用は、腫瘍の個々の細胞が、どのような作用様態であろうと、該ウイルスにより殺されることを意味する。ウイルスが例えば細胞に抗腫瘍作用を及ぼすのは、それがこれらの細胞に対して細胞溶解性であるからであり、細胞溶解性ウイルス株は感染細胞の細胞膜を損傷すると考えられている。もう1つの形態の抗腫瘍作用は、例えば、非細胞溶解性ウイルスで見られ、それは細胞の代謝を妨げ、この作用様態により細胞死を招くらしい。AMPVの抗腫瘍作用は該ウイルスを癌治療における使用に好適なものにする。
したがって、本発明の第1の実施形態は、哺乳動物における癌治療に使用される生トリメタニューモウイルス(AMPV)に関する。
好ましくは、AMPVは、乳癌、肺癌、前立腺癌、神経膠芽細胞腫、線維肉腫、卵巣癌、子宮頸癌、膀胱癌もしくは結腸癌に対する又はメラノーマに対する癌治療に使用される。
より好ましくは、AMPVは結腸癌に対する癌治療に使用される。
抗腫瘍作用を得るためには、AMPウイルスは、腫瘍細胞に対して細胞毒性である量で投与される必要がある。この量は細胞毒性量と称される。したがって、AMPVの細胞毒性量は、腫瘍細胞死の誘導に必要なウイルスの量である。
理論的に言うと、1個のAMPVは1個の腫瘍細胞に感染し、それを殺す。したがって、腫瘍細胞死に必要なAMPVの細胞毒性量は細胞当たりウイルス1個であろう。しかし、実際の状況においては、感染されるべき腫瘍細胞の数の何倍もの量を投与することになろう。それでも、抗腫瘍作用を誘導するために非常に少量のウイルスが必要とされるに過ぎないであろう。少量の腫瘍細胞を攻撃するためには、用量当たり10プラーク形成単位(pfu)のウイルス数で、もはや十分であろう。したがって、多数の実際の目的には、もはや僅か10 pfuのウイルス数で細胞毒性量だとみなされうるであろう。しかし、投与されるウイルス量が非常に少なくて少数の腫瘍細胞だけしか感染しない場合には、他の腫瘍細胞に感染しうる新たな後代ウイルスが第1段階の感染から生じるまでに或る程度の時間がかかることは明らかであろう。後続の複製段階にも同じことが言え、そのうちに該ウイルスに対する免疫応答が生じ、該ウイルスを阻害するであろう。したがって、好ましくは、より多数のウイルスを一度に投与することになろう。その場合、多数の腫瘍細胞が一度に感染し、したがって、該ウイルスに対する免疫が生じる前に、多数の腫瘍細胞が感染するであろう。該ウイルスが哺乳類における非腫瘍細胞に対して非常に軽度な作用を及ぼし又は更には全く作用を及ぼさないことは、そのような比較的高い用量の投与を可能にする。したがって、10〜1012 pfuの広い範囲内の用量が許容用量となるが、10〜1012 pfuの範囲の用量が、高用量のウイルスから利益を受ける大部分の用途に好ましい用量となろう。10〜1012 pfuの範囲の用量がより好ましいであろう。
本発明のもう1つの実施形態は、生トリメタニューモウイルス(AMPV)の細胞毒性量と医薬上許容される担体とを含むことを特徴とする、哺乳動物における癌治療に使用される医薬組成物に関する。
「医薬上許容される担体」の概念は別の箇所において説明されている(後記を参照されたい)。
腫瘍が、数層の細胞層の厚さに達している巨大腫瘍である場合には特に、内層はウイルス攻撃に直接的にさらされない可能性がある。これは、低レベルの血管形成を伴う腫瘍に特に当てはまる。したがって、死んだ腫瘍細胞から生じた後代ウイルスまたは新たに投与されたウイルスが、上層細胞層が死んだ後で腫瘍内の更に深い細胞層の感染に利用可能であることが重要である。この理由により、そして遅かれ早かれAMPVに対する免疫応答が生じることを考慮すると、AMPVでの治療の前および/または途中に免疫抑制物質を患者に投与することが有益であろう。これは、全ての感受性腫瘍細胞が死ぬまで後続段階の感染が生じうるように、該ウイルスに対する免疫応答を遅らせ又は抑制するであろう。免疫抑制物質は当技術分野で詳細に公知である。そのような免疫抑制剤の例としては、とりわけ、インターロイキンおよびTNF−γをコードする遺伝子を抑制するグルココルチコイド;静細胞物質、例えばメトトレキセートおよびアザスリオピン(azathriopine);CD25およびCD3に対する抗生物質、例えばダクチノマイシン(Dactinomycin);イムノフィリンに作用する薬物、例えばシクロスポリン(ciclosporin)およびタクロリムス(tacrolimus);ならびに他の薬物、例えばインターフェロン、オピオイド、TNF結合性タンパク質、ミコフェノラートおよび小型生物学的物質、例えばフィンゴリモド(Fingolimod)およびミリオシン(Myriocin)が挙げられる。そのような免疫抑制物質の用法はこれらの物質の販売業者により示されるであろう。
したがって、この実施形態の好ましい形態は、免疫抑制物質を更に含むことを特徴とする、本発明の医薬組成物に関する。
免疫抑制物質は一度に投与されうるが、例えば免疫抑制作用を経時的に維持するために、それらは、より長期にわたって反復用量で投与されることも可能である。したがって、本発明の医薬組成物は、それが免疫抑制物質を含むかどうかに無関係に、好ましくは、免疫抑制物質での治療を受ける哺乳動物に投与される。
前記のとおり、免疫抑制物質の投与を行わないと、遅かれ早かれ、AMPVに対する免疫応答が生じ、これは、感染の第1段階において該ウイルスに感染しなかった細胞が感染する可能性に対して負の影響を及ぼす。この問題は、抗腫瘍作用(例えば、前記を参照されたい)を有する別の(今度は非AMP)ウイルスの投与による代替方法により回避されうる。そのようなウイルスはAMPVに対する免疫応答により阻害されないであろう。
好ましくは、AMPVおよび非AMPV(または非AMPVおよびAMPV;後記を参照されたい)の投与の時間的間隔は2〜56週間である。第1ウイルスの投与と第2ウイルスの投与との間の2〜56週間の期間は以下の論理的根拠を有する。幾つかの腫瘍は成長が速く、一方、他の腫瘍または更には転移腫瘍細胞は成長が遅く、または更にはかなりの時間にわたって「休眠」していることがある。したがって、腫瘍の特性に応じて、時間的に、より早く又はより遅く、第2のウイルスを投与することが有益でありうるであろう。多くの場合、第1ウイルスの投与と第2ウイルスの投与との間の期間はより短いであろう。なぜなら、「休眠」期間は56週未満だからである。そして更に、より早い細胞成長のリスクを回避することを望むこともあるであろう。したがって、好ましい期間は2〜28週間であり、より好ましいのは2〜20週間、2〜16週間、2〜12週間または更には2〜8週間であり、その順序でより好ましくなる。
したがって、この実施形態のもう1つの形態は、哺乳動物における癌治療に使用される本発明の医薬組成物に関するものであり、該癌治療は、生AMPVの細胞毒性量を該哺乳動物に投与する工程、およびそれに続く、前記の生AMPVの細胞毒性量の投与から2〜56週間のうちに非AMPVの細胞毒性量を該哺乳動物に投与する工程を含むことを特徴とする。
癌治療におけるこの使用は、必要に応じて変更を加えて、より早期に非AMPVで治療された動物にも適用されうることは明らかである。そのような使用は、非AMPVの細胞毒性量の投与後の2〜56週間のうちに生AMPVの細胞毒性量を投与する工程を含む治療に適用されるであろう。したがって、また、この実施形態のもう1つの形態は、哺乳動物における癌治療に使用される本発明の医薬組成物に関するものであり、該癌治療は、非AMPVの細胞毒性量を該哺乳動物に投与する工程の後の2〜56週間のうちに生AMPVの細胞毒性量を該哺乳動物に投与する工程を含むことを特徴とする。
前記の腫瘍崩壊性非AMPウイルスのうち、癌治療において最も頻繁に使用されるウイルスは、もう1つの細胞毒性パラミクソウイルスであるニューカッスル病ウイルス(NDV)である。NDVの使用に関する十分な説明が後記に記載されている。したがって、好ましい実施形態においては、該非AMPVはNDVである。
AMPVの使用の前または直前直後の免疫抑制物質の使用および他の細胞毒性(非AMPV)ウイルスの使用に加えて、腫瘍細胞へのウイルス運搬を増強するための幾つかのアプローチがある。1つのアプローチはタンパク質分解酵素、例えばヒアルロニダーゼおよびコラゲナーゼのような化合物での腫瘍組織の前処理である(McKee,T.D.ら,Cancer Res.66:2509−2513(2006),Cairns,R.ら,Mol.Cancer Res.4:61−70(2006),Minchinton,A.I.ら,Nat.Rev.Cancer 6:583−592(2006))。血液−腫瘍透過性を増加させるためのもう1つのアプローチは、血管作用性または血管正常化化合物、例えばブラジキニン(bradikynin)、パクリタクセル(paclitaxel)またはロイコトリエン(leukotrine)の投与によるものである。そのような化合物の用法は該化合物の販売業者により示されるであろう。そのような処理はウイルス透過、ひいては腫瘍細胞へのウイルスの運搬を促進する。そのような化合物は更に、ウイルス運搬を増強する化合物と称される。
したがって、この実施形態のもう1つの好ましい形態は、ウイルス運搬を増強する化合物を更に含むことを特徴とする、本発明の医薬組成物に関する。
また、ウイルス運搬を増強する物理的方法に基づく方法、例えば、腫瘍の酸素化を増加させることによる方法も、血液−腫瘍透過性を増加させる方法として提示されている。そのような方法は、例えば、酸素過剰ガスの吸入に基づく。そのような方法は更に、ウイルス運搬を増強する方法と称される。
ウイルス運搬を増強する化合物は一度に投与されうるが、例えば該作用を経時的に維持するために、それらは、より長期にわたって反復用量で投与されることも可能である。
したがって、本発明の医薬組成物は、それが、ウイルス運搬を増強する化合物を含むかどうかに無関係に、好ましくは、ウイルス運搬を増強する化合物での治療を受ける哺乳動物に投与される。
同様に、ウイルス運搬を増強する方法は長期的に動物に適用されうる。したがって、本発明の医薬組成物は、それが、ウイルス運搬を増強する化合物を含むかどうかに無関係に、好ましくは、ウイルス運搬を増強する方法での治療を受ける哺乳動物に投与される。
本発明のAMPV治療と組合せて成功裏に適用されうるもう1つのアプローチは、静細胞化合物を使用する、より古典的なアプローチである。そのような化合物は当技術分野でよく知られており、それらはアルキル化物質、例えばクロラムブシル(chlorambucil)およびイホスファミド(ifosfamide)、代謝拮抗物質、例えばメルカプトプリン(mercaptopurine)、植物アルカロイドおよびテルペノイド、例えばビンクリスチン(vincristine)、ポドフィロトキシン(podophyllotoxin)およびタンナン(tannane)、ならびにトポイソメラーゼインヒビター、例えばイリノテカン(irinotecan)およびアムサクリン(amsacrine)を含む。そして前記の免疫抑制物質、酵素および化合物の場合と同様に、そのような酵素または化合物の用法は該静細胞化合物の販売業者により示されるであろう。
したがって、また、この実施形態のもう1つの好ましい形態は、静細胞化合物を更に含むことを特徴とする、本発明の医薬組成物に関する。
静細胞物質は一度に投与されうるが、例えば静細胞作用を経時的に維持するために、それらは、より長期にわたって反復用量で投与されることも可能である。したがって、本発明の医薬組成物は、それが静細胞物質を含むかどうかに無関係に、好ましくは、静細胞化合物での治療を受ける哺乳動物に投与される。
該哺乳動物に関しては、以下のことが言われうる。言うまでもなく、癌治療のための本発明の使用はヒトに非常に適している。非ヒト哺乳動物における使用、すなわち、獣医用途のための使用は、とりわけ経済的な理由により、ウマ、イヌまたはネコ種のような随伴動物において特に適用可能であろう。
したがって、もう1つの好ましい実施形態は、哺乳動物がヒト、ウマ、イヌまたはネコ種に属することを特徴とする、本発明の医薬組成物に関する。
投与経路に関しては、原則として、該ウイルスは経口的に、吸入により、および全身適用により投与されうる。全身適用は、筋肉内、腹腔内、皮下、静脈内および腫瘍内または腫瘍周辺投与を含む。気道内の腫瘍に関しては、静脈内経路および吸入経路が好ましい経路であろう。ほとんどの他の腫瘍に関しては、静脈内ならびに/または腫瘍内および/もしくは周辺投与が、選ばれる好ましい方法であろう。したがって、この実施形態のもう1つの好ましい形態は、医薬組成物の投与部位が腫瘍内であることを特徴とする、本発明の医薬組成物に関する。腫瘍内投与は腫瘍塊内への投与である。また、この実施形態のもう1つの好ましい形態は、医薬組成物の投与部位が腫瘍周辺であることを特徴とする、本発明の医薬組成物に関する。腫瘍周辺投与は腫瘍塊の周辺への投与である。また、この実施形態のもう1つの好ましい形態は、医薬組成物の投与部位が静脈内であることを特徴とする、本発明の医薬組成物に関する。この実施形態の更にもう1つの好ましい形態は、医薬組成物の投与経路が吸入によるものであることを特徴とする、本発明の医薬組成物に関する。
また、もう1つの細胞毒性パラミクソウイルスであるニューカッスル病ウイルス(NDV)の投与に関して当技術分野で得られている十分な知見は、十分な指針を当業者に与えるはずである。該技術の単なる具体例として、以下に概観を示す。動物研究に関しては、Schirrmacher V.,Griesbach A.,Ahlert T.,Int.J.Oncol.18:945−52,2001に概説されているとおり、とりわけ腫瘍内、腹腔内および静脈内経路により、NDV感染が達成されている。筋肉内または皮下経路によるNDV感染は、とりわけ、Heicappell R.,Schirrmacher V.,von Hoegen P.ら,Int.J.Cancer 37:569−577(1986)に概説されている。NDVの細胞溶解性株を患者に感染させた場合のヒト研究においては、腫瘍内、静脈内または筋肉内注射が用いられている(Cassel W.A.,Garrett R.E.,Cancer 18:863−868(1965),Csatary L.K.,Moss R.W.,Beuth J.ら,Anticancer Res.19:635−638(1999),Pecora A.L.,Rizvi N.,Cohen G.I.ら,J.Clin.Oncol.20:2251−2266(2002),Csatary L.K.,Bakacs T.,JAMA 281:1588−1589(1999),Wheelock E.F.,Dingle J.H.,N.Engl.J.Med.271:645−651(1964),Csatary L.K.,Lancet 2(7728):825(1971))。また、以下の経路も用いられる:吸入および結腸内への直接注射(すなわち、人工肛門形成開口を介したもの)(Csatary L.K.,Moss R.W.,Beuth J.ら,Anticancer Res.19:635−638(1999),Csatary L.K.,Eckhardt S.,Bukosza I.ら,Cancer Detect.Prev.17:619−27(1993))。
本発明の医薬組成物は、原則として、AMPVの投与を可能にするための医薬上許容される担体中にAMPVを含む。
「医薬上許容される担体」は、それが投与される動物の健康に(重篤な)有害作用を引き起こすことなく、化合物の有効な投与を補助すると意図される。医薬上許容される担体は、例えば無菌水または無菌生理的塩溶液でありうる。より複雑な形態においては、該担体は、例えばバッファーであることが可能であり、これは、添加剤、例えば安定剤または保存剤を更に含みうる。該担体の性質は、とりわけ、投与経路に左右される。投与経路が吸入によるものである場合、該担体は無菌水、生理的塩溶液またはバッファーと同じくらい単純でありうるであろう。注射が好ましい経路である場合、該担体は、好ましくは、等張性であり、それを注射に適したものにするpH制限を有するべきである。しかし、そのような担体は当技術分野で詳細に公知である。詳細および具体例は、例えば、よく知られたハンドブック、例えば“Remington:the science and practice of pharmacy”(2000,Lippincot,USA,ISBN:683306472)に記載されている。本発明で有用な医薬上許容される担体の例には、安定剤、例えばSPGA、炭水化物、(例えば、ソルビトール、マンニトール、デンプン、スクロース、グルコース、デキストラン)、タンパク質、例えばアルブミンまたはカゼイン、タンパク質含有物質、例えばウシ血清または脱脂乳およびバッファー(例えば、リン酸塩バッファー)が含まれる。好ましくは、該安定剤は動物由来の化合物を含有しないか、または更には、WO 2006/094,974に開示しているとおりに化学的に規定されている。そのような安定剤を医薬組成物に加える場合には特に、該医薬組成物は凍結乾燥に非常に適している。凍結乾燥は、AMPVの不活性化を防ぐ非常に好適な方法である。したがって、より好ましい形態においては、本発明の医薬組成物は凍結乾燥形態である。
TRTの感染の後の細胞溶解の発現。細胞集団の代表的イメージ。写真a〜c:CIPp細胞(感染後7日の時点で撮影された写真)。写真d〜f:HMPOS細胞(感染後3日の時点で撮影された写真)。写真g〜i:Mel−T4細胞(感染後3日の時点で撮影された写真)。a、d、gにおける細胞は模擬感染したものであり、b、e、hにおける細胞は0.1の感染多重度(MOI)で感染したものであり、c、f、Iにおける細胞は1のMOIで感染したものである。 実施例 実施例1 細胞培養: ATCCオーダー番号CL188を有するヒト結腸癌細胞系LS 174Tを、ATCCにより提供された説明に従い、半コンフルエンシーまで増殖させた。
ウイルスの前処理:
以下のとおりにトリプシンで前処理された細胞培養培地内のTRTウイルス懸濁液で感染を行った。10 USP TU/ml トリプシンを該ウイルス懸濁液に加え、該混合物を30分間インキュベートした。トリプシン活性を阻害するために、10% FBS(Biochrome AG)を該ウイルス懸濁液に加えた。
ヒト結腸癌細胞系LS 174Tの感染:
培地をCL188細胞から除去し、1mlのウイルス懸濁液を感染多重度(MOI)0.1およびMOI 0.01で加えた。組織培養条件(37℃、5% CO)で1時間のインキュベーションの後、10% ウシ胎児血清、細胞培養において一般に使用される標準量のネオマイシン、ピマフシン(pymafusin)およびチロシン(tylosin)ならびに2μg/ml フンジゾン(Fungizone)(Gibco)を含む4mlの完全組織培養培地を加え、細胞を組織培養条件で3日間維持した。ついで細胞上清を集め、−70℃で保存した。新鮮な完全組織培養培地を該細胞に加え、感染の7日後に細胞上清を集めた。ついで1mlのPBS−レッドを該細胞に加え、ついでこれをこすって該細胞を細胞培養表面から解離させた。最後に、接種物、細胞上清収集物および収集細胞の両方のウイルス力価(Log10 TCID50/ml)を決定した。
結果
表1は、接種物、接種後3日および7日の時点の細胞上清収集物ならびに収集細胞のTRT力価(Log10 TCID50/ml)を示す。
Figure 0005897700
ついで該ウイルス力価を用いて、感染の経過中にウイルス複製が生じたかどうかを判定した。その目的のために、接種物、細胞上清および細胞収集物中に存在するウイルスの絶対量を計算した。該細胞上清に関しては、この量を上清の体積(5ml)について補正した。感染後3日および7日の時点の細胞上清中のウイルス量の和を感染後7日の時点の細胞におけるウイルスの量に加えた。この全ウイルス量を接種物中のウイルスの量で割り算した。1を超える複製係数は、ウイルス複製が生じたことを示している(表2)。
Figure 0005897700
結論
TRTによる0.01のMOIでのCL188ヒト結腸癌細胞の感染はウイルス複製を引き起こす。0.1のMOIでの感染は該ウイルスの複製を引き起こさなかった。
実施例2
イヌ腫瘍細胞に対するシチメンチョウ鼻気管炎ウイルス(TRT)の細胞溶解作用を調べるために、3つの細胞系にTRTを2つの感染多重度(MOI)で感染させた。未感染細胞を陰性対照として用いた。細胞溶解の発生をモニターし、感染の3日後から5日間連続で顕微鏡検査により評価した。
材料
細胞系:
CIPp:10% ウシ胎児血清(FBS)、ピルビン酸ナトリウムおよびL−グルタミンで補足されたDMEM/F12内で維持された、一次病変から誘導されたイヌ乳癌細胞。起源:Nobuo Sasaki教授,Laboratory of Veterinary Surgery,Graduate School of Agricultural and Life Sciences,University of Tokyo,Japan。
HMPOS:10% FBSおよびピルビン酸ナトリウムで補足されたRPMI1640内で維持された高転移性イヌ骨肉種細胞。起源:dr.Jolle Kirpensteijn教授,Faculty of Veterinary Medicine,University of Utrecht,The Netherlands。
Mel−T4:10% FBSおよびピルビン酸ナトリウムで補足されたM199/F10内で維持されたイヌメラノーマ細胞。起源:MSD Animal Health,Boxmeer,The Netherlands。
ウイルス:シチメンチョウ鼻気管炎ウイルス(TRT)、株1194。5.86 10log TCID50/バイアル。
方法
細胞を96ウェル組織培養プレート内で6000細胞/ウェル(CIPp)または15000細胞/ウェルで播いた(HMPOS、Mel−T4)。細胞を組織培養プレートに付着させ、ついで、PBS中で希釈されたTRTにMOI 1またはMOI 0.1で感染させた。未感染細胞を陰性対照として使用した。30分後、培地(4% FCSで補足されたもの)を全ウェルに加えて、2%のFCSの最終濃度を得た。該細胞を37℃、5% COでインキュベートした。感染の3日後から、5日間連続で、Olympus CKX41倒立位相差顕微鏡を使用して、細胞溶解の発生に関して該細胞を視覚的に検査した。
結果
全ての感染細胞系において、様々な現れかた及び度合ではあったが、細胞溶解が観察できた。感染CIPp集団においては、円形細胞が観察された。感染HMPOS細胞は塊状で増殖して、単層における間隙を残した。個々の細胞は円形化した。感染Mel−T4集団においては、単層の著しい破壊および塊状での優先的増殖も観察された(図1)。
細胞溶解のレベルおよびその開始時機は細胞系およびMOIの両方に左右されることが認められた。細胞溶解のレベルは経時的に増加した。表1に示されているとおり、CIPp細胞はTRTによる感染に対して最も抵抗性である。第5日(MOI 1)または第6日(MOI 0.1)に、細胞溶解の最初の徴候が視認可能となった。HMPOS細胞に対するTRTの腫瘍崩壊作用は、MOI 1において、感染の3日の時点で既に明らかである。これとは対照的に、MOI 0.1での感染は細胞溶解を引き起こさない。Mel−T4細胞はTRTによる感染に最も感受性である。早くも感染後3日で、MOI 1で細胞溶解が観察された。MOI 0.1で感染した細胞では、この作用は1日遅れた。
Figure 0005897700
結論
TRTはイヌ腫瘍細胞系CIPp、HMPOSおよびMel−T4に対する明らかな細胞溶解作用を有する。細胞溶解のレベルおよび時機は、問題の細胞系および用いられたMOIに左右される。

Claims (13)

  1. 生トリメタニューモウイルス(AMPV)の細胞毒性量と医薬上許容される担体とを含むことを特徴とする、イヌ種の哺乳動物における癌治療用の医薬組成物。
  2. 免疫抑制物質を更に含むことを特徴とする、請求項1記載の医薬組成物。
  3. 該哺乳動物を免疫抑制物質での治療に付すことを特徴とする、請求項1または2記載の医薬組成物。
  4. 静細胞化合物を更に含むことを特徴とする、請求項1記載の医薬組成物。
  5. 該哺乳動物を静細胞化合物での治療に付すことを特徴とする、請求項1または4記載の医薬組成物。
  6. ウイルス運搬を増強する化合物を更に含むことを特徴とする、請求項1記載の医薬組成物。
  7. 該哺乳動物を、ウイルス運搬を増強する化合物および/または方法での治療に付すことを特徴とする、請求項1または6記載の医薬組成物。
  8. 該癌治療が、生AMPVの細胞毒性量を該哺乳動物に投与する工程、およびそれに続く、前記のAMPVの細胞毒性量の投与から2〜56週間のうちに生非AMPVの細胞毒性量を該哺乳動物に投与する工程を含むことを特徴とする、請求項1記載の医薬組成物。
  9. 該癌治療が、非AMPVの細胞毒性量を該哺乳動物に投与する工程の後の2〜56週間のうちに生AMPVの細胞毒性量を該哺乳動物に投与する工程を含むことを特徴とする、請求項1記載の医薬組成物。
  10. 該医薬組成物の投与部位が腫瘍内であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項記載の医薬組成物。
  11. 該医薬組成物の投与部位が腫瘍周辺であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項記載の医薬組成物。
  12. 該医薬組成物の投与部位が静脈内であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項記載の医薬組成物。
  13. 該医薬組成物の投与経路が吸入によるものであることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項記載の医薬組成物。
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