JP5897519B2 - 電圧調整装置、電圧調整方法 - Google Patents

電圧調整装置、電圧調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、電圧調整装置、電圧調整方法に関する。
例えば、電力負荷と太陽光発電装置とが接続されている電力線の電圧を調整する電圧調整装置が知られている(例えば特許文献1)。
特開2012−114989号公報
特許文献1の電圧調整装置は、電力線の実績電圧値と日射量計の計測結果とに基づいて、電力線の電圧値が所定範囲内となるように、電力線の電圧を調整している。例えば、日射量計の故障等に基づいて日射量計による日射量の計測結果に誤差が発生した場合、電力線の電圧の調整精度が低下し、電力線の電圧値が所定範囲内となるように電力線の電圧を調整することが困難となる虞がある。
前述した課題を解決する主たる本発明は、電力負荷と、前記電力負荷に対して電力を供給する分散型電源と、が接続されている電力線の電圧を調整する電圧調整装置であって、第1時間における前記電力負荷の実績電力消費量と、前記第1時間よりも後の第2時間における前記電力負荷の実績電力消費量と、前記第2時間に応じた第3時間における気象実績との相関を示す相関データを算出する第1演算装置と、前記第2時間よりも後の第4時間である現時点における前記電力負荷の実績電力消費量と、前記第2時間と前記第3時間との関係と同様な関係を前記第4時間よりも後の第5時間との間において持っている第6時間における気象予測と、前記第1演算装置によって算出された前記相関データとに基づいて、前記第5時間における前記電力負荷の予測電力消費量を算出する第2演算装置と、前記第4時間において前記電力線の電圧値が所定範囲内となるように前記電力線の電圧を調整した後に、前記第2演算装置の演算結果に基づいて、前記第5時間における前記電力線の電圧値が前記所定範囲内となるように、前記電力線の電圧を調整する調整装置と、を備えたことを特徴とする電圧調整装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、電力線の電圧値が所定範囲内となるように、電力線の電圧を調整することができる。
本発明の第1実施形態における配電系統を示す図である。 本発明の第1実施形態におけるメッシュを示す図である。 本発明の第1及び第2実施形態における制御装置のハードを示すブロック図である。 本発明の第1及び第2実施形態における制御装置を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における気温及び湿度と第2電力との関係のイメージを示す図である。 本発明の第1実施形態における雲量と第1電力との関係のイメージを示す図である。 本発明の第1実施形態における第1電圧分布情報を示す図である。 本発明の第1実施形態における第2電圧分布情報を示す図である。 本発明の第1実施形態における配電線の電圧値が変更された後の第2電圧分布情報を示す図である。 本発明の第1実施形態における制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における配電系統を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
[第1実施形態]
===配電系統===
以下、図1を参照して、本実施形態における配電系統について説明する。図1は、本実施形態における配電系統を示す図である。
配電系統100は、負荷R1乃至R4に対して変電所200からの電力を供給するための電力系統である。配電系統100は、変電所200、配電線L1、L2(電力線)、需要家11乃至14、気象情報装置5(観測装置)、制御装置6(電圧調整装置)を有する。尚、配電線は、配電系統100に複数設けられているが、説明の便宜上、例えば2本設けられていることとする。需要家は、配電系統100に複数設けられているが、説明の便宜上、例えば4個設けられていることとする。
変電所200は、上流側から供給された電力を降圧して、当該降圧された電力を配電線L1、L2に供給する、例えば配電用変電所である。変電所200は、配電用変圧器201、送出電圧調整装置202を有する。
配電用変圧器201は、例えば一次側の電圧を変圧して、当該変圧された電圧を二次側から出力する装置である。配電用変圧器201の変圧比は、制御信号S6に応じたタップの切替により段階的に調整される。配電用変圧器201の二次側は、配電線L1、L2の一端に接続される。配電用変圧器201の一次側は、送電線L200の一端に接続される。尚、送電線L200は、例えば上流側の一次変電所(不図示)からの66キロボルトの電圧を、下流側の変電所200に供給するための電力線である。送出電圧調整装置202は、制御信号S7に基づいて、配電線L1の送出端P10の電圧値及び配電線L2の送出端P20の電圧値夫々を調整するための装置である。つまり、配電線L1及びL2の電圧は、制御信号S6、S7に基づいて調整されることになる。
配電線L1は、変電所200からの電力を需要家11及び12に供給するための電力線であり、上流側の変電所200から下流側に向かって延びている。配電線L2は、変電所200からの電力を需要家13及び14に供給するための電力線であり、上流側の変電所200から下流側に向かって延びている
需要家11及び12は配電線L1に接続されており、需要家13及び14は配電線L2に接続されている。
気象情報装置5は、例えば、気象庁又は気象協会等に設けられ、GPV(Grid Point Value)データを示す気象信号S5を出力する装置である。尚、GPVデータには、例えば、メッシュN1乃至N4夫々における、雲量、風速、気圧、気温、湿度を示すデータが含まれているものとする。GPVデータには、過去の雲量、風速、気圧、気温、湿度夫々の実績値、未来の雲量、風速、気圧、気温、湿度夫々の予測値が含まれている。尚、GPVデータは、気象情報装置5による気象の観測結果に基づいて、算出されるデータであることとする。尚、メッシュN1乃至N4の詳細については、後述する。
制御装置6は、配電系統100を制御し、配電線L1、L2の電圧を調整するための装置である。
===メッシュ===
以下、図2を参照して、本実施形態におけるメッシュについて説明する。図2は、本実施形態におけるメッシュを示す図である。
メッシュN1乃至N4は、例えば日本列島における中国地方等の所定地域N100及び当該所定地域N100の周辺を所定の規則に基づいて区画して形成される区域である。メッシュN1乃至N4は、例えば、気象情報装置5から出力される気象信号S5に示されるGPVデータに対応した区域である。メッシュN1乃至N4は夫々、例えば、5キロメートル四方の略矩形の区域である。尚、メッシュN1乃至N4は夫々、例えば、20キロメートル四方の略矩形の区域であることとしてもよい。尚、メッシュN1乃至N4には夫々、説明の便宜上、需要家11乃至14が設けられていることとする。
===需要家===
以下、図1を参照して、本実施形態における需要家について説明する。
需要家11は、メッシュN1内に設けられる。需要家11は、測定装置M1、負荷R1、発電機G1を有する。
負荷R1は、配電線L1に接続される電力負荷である。負荷R1は、負荷R1の稼動状態に応じた電力消費量に基づいて第2電力W12が供給される。つまり、第2電力W12は、負荷R1の電力消費量に対応している。
発電機G1は、配電線L1及び負荷R1に接続される、例えば太陽光発電装置等の分散型電源である。発電機G1は、発電機G1が設けられている位置の日射量に応じた発電量に基づいて第1電力W11を出力する。つまり、第1電力W11は、発電機G1の発電量に対応している。ここで、発電機G1が設けられている位置の日射量は、発電機G1が設けられている位置の雲量に応じて定まる。従って、発電機G1の発電量は、発電機G1が設けられている位置の雲量に応じた量となる。
測定装置M1は、例えばスマートメータ等の通信機能付きの電力計である。測定装置M1は、発電機G1から出力される第1電力W11及び負荷R1に供給される第2電力W12を測定し、当該測定結果を示す測定信号S1を出力する。測定装置M1は、例えば30分等の一定時間毎に測定を行い、測定結果を示す測定信号S1を一定時間毎に出力する。
測定装置M1は、更に、測定装置M1が設けられている位置を示す位置情報を有している。位置情報は、例えば、GPS(Global Positioning System)に基づくものであってもよい。測定装置M1の位置情報は、測定信号S1として出力される。つまり、測定信号S1は、上述の測定結果と共に測定装置M1の位置情報も示していることになる。
需要家12、13、14は夫々、メッシュN2、N3、N4内に設けられる。尚、需要家12乃至14の構成は夫々、需要家11の構成と同様である。つまり、測定装置M2、M3、M4の構成は、測定装置M1の構成と同様であり、発電機G2、G3、G4の構成は、発電機G1の構成と同様であり、負荷R2、R3、R4の構成は、負荷R1の構成と同様であり、測定信号S2、S3、S4の構成は、測定信号S1の構成と同様である。
===制御装置===
以下、図3及び図4を参照して、本実施形態における制御装置について説明する。図3は、本実施形態における制御装置のハードを示すブロック図である。図4は、本実施形態における制御装置を示すブロック図である。
制御装置6は、測定信号S1乃至S4及び気象信号S5を受信してこれらに示されている情報に基づいて、制御信号S6、S7を出力する。制御装置6は、CPU(Central Processing Unit)61、通信装置62、記憶装置63、表示装置64、入力装置65を有する。CPU61は、記憶装置63に記憶されているプログラムを実行することにより制御装置6の各種機能を実現し、制御装置6を統括制御する。記憶装置63には、前述のプログラム、各種情報が記憶されている。尚、記憶装置63に記憶されている各種情報には、気象信号S5に示されるGPVデータ、測定信号S1乃至S4に示される情報が含まれている。具体的には、記憶装置63に記憶されている各種情報には、例えば、雲量、風速、気圧、気温、湿度夫々の実績値、雲量、風速、気圧、気温、湿度夫々の予測値、第1電力W11、W21、W31、W41夫々の実績値、第2電力W12、W22、W32、W42夫々の実績値が含まれている。記憶装置63に記憶されている各種情報には、更に、測定装置M1乃至M4夫々の位置を示す位置情報が含まれている。表示装置64は、制御装置6の情報を表示するディスプレイである。入力装置65は、制御装置6に対して情報を入力するための例えばキーボード、マウス等である。通信装置62は、ネットワーク600を介して測定装置M1乃至M4、気象情報装置5、送出電圧調整装置202、タップ切替装置(不図示)との間で通信を行う。尚、タップ切替装置は、変電所200における配電用変圧器201のタップの切替を制御信号S6に基づいて行う装置である。
制御装置6は、更に、予測部66(第1演算装置、第2演算装置)、第1電圧分布作成部67、第2電圧分布作成部68(第3演算装置)、制御部69(「制御装置6の各種機能」とも称する)を有する。尚、制御装置6の各種機能は、記憶装置63に記憶されているプログラムのCPU61による実行により実現される。
予測部66は、記憶装置63に記憶されている各種情報に基づいて、未来の予測対象時間における需要家11乃至14夫々の第1電力W11、W21、W31、W41の予測値を算出する。又、予測部66は、記憶装置63に記憶されている各種情報に基づいて、未来の予測対象時間における需要家11乃至14夫々の第2電力W12、W22、W32、W42の予測値を算出する。
第1電圧分布作成部67は、記憶装置63に記憶されている各種情報に基づいて、第1電圧分布情報101(図7)を算出する。第2電圧分布作成部68は、予測部66の算出結果及び記憶装置63に記憶されている各種情報に基づいて、第2電圧分布情報102(図8)を算出する。
制御部69(調整装置)は、第1電圧分布作成部67によって作成(算出)された第1電圧分布情報101、第2電圧分布作成部68によって作成(算出)された第2電圧分布情報102に基づいて、配電系統100を制御することにより配電線L1及びL2の電圧を調整する。
===予測部===
以下、図1、図5及び図6を参照して、本実施形態における予測部について説明する。図5は、本実施形態における気温及び湿度と第2電力との関係のイメージを示す図である。図6は、本実施形態における雲量と第1電力との関係のイメージを示す図である。
<第2電力の予測値(図5)>
予測部66は、記憶装置63に記憶されている各種情報に基づいて、未来の予測対象時間における需要家11の第2電力W12の予測値を算出する。
予測部66は、記憶装置63に記憶されている各種情報に基づいて、第2電力W12についての相関データを算出する。尚、第2電力W12についての相関データとは、第1時間における第2電力W12の実績値D11と、第1時間よりも後の第2時間における第2電力W12の実績値D12と、第3時間におけるメッシュN1の気温の実績値D22及び、第3時間におけるメッシュN1の湿度の実績値D32との相関を示すデータである。相関データは、これらの相関を示す相関式を表していることとしてもよい。この相関式に対して実績値D11、D22、D32を適用したとき、第2電力W12の実績値D12が算出されることになる。尚、第3時間は、第2時間に応じた時間であり、例えば、第2時間と同じ時間であってもよいし、第2時間から例えば30分程度等の所定時間だけずれた異なる時間であってもよい。
この後、予測部66は、算出された第2電力W12についての相関データ等に基づいて、予測対象時間における第2電力W12の予測値D14を算出する。具体的には、例えば、予測部66は、第2電力W12についての相関データに示されている相関式に対して、第2時間よりも後の第4時間における第2電力W12の実績値D13と、第4時間よりも後の予測対象時間としての第5時間に応じた第6時間におけるメッシュN1の気温の予測値D24と、第6時間におけるメッシュN1の湿度の予測値D34とを適用して、予測対象時間としての第5時間における第2電力W12の予測値D14を算出する。
尚、第6時間は、第6時間と第5時間との関係が第3時間と第2時間との関係と同様な関係となるような時間である。つまり、例えば、第3時間と第2時間とが同じ時間ある場合、第6時間は、第5時間と同じ時間とされる。又、例えば、第3時間が第2時間の30分後の時間である場合、第6時間は、第5時間の30分後の時間とされる。
又、第4時間は、第4時間と第5時間との関係が第1時間と第2時間との関係と同様な関係となるような時間である。つまり、例えば、第1時間が第2時間よりも100分前の時間である場合、第4時間は、第5時間よりも100分前の時間とされる。
尚、第4時間は、予測部66が第2電力W12の予測値を算出する現在の時間であることとしてもよい。又、第1乃至第6時間は、例えば時刻であることとしてもよい。尚、予測値D24、D34は前述したように気象情報装置5におけるGPVデータに含まれているデータであり、所定のシミュレーション等によって求められることとする。
予測部66は、記憶装置63に記憶されている各種情報に基づいて、未来の予測対象時間における需要家12、13、14夫々の第2電力W22、W32、W42の予測値を算出する。尚、予測部66が第2電力W22、W32、W42夫々の予測値を算出する構成は、予測部66が第2電力W12の予測値を算出する構成と同様であるので、その説明については省略する。
<第1電力の予測値(図6)>
予測部66は、記憶装置63に記憶されている各種情報に基づいて、未来の予測対象時間における需要家11の第1電力W11の予測値を算出する。
予測部66は、記憶装置63に記憶されている各種情報に基づいて、第1電力W11についての相関データを算出する。尚、第1電力W11についての相関データとは、第1時間における第1電力W11の実績値D41と、第1時間よりも後の第2時間における第1電力W11の実績値D42と、第3時間におけるメッシュN1の雲量の実績値D52との相関を示すデータである。相関データは、これらの相関を示す相関式を表していることとしてもよい。この相関式に対して実績値D41、D52を適用したとき、第1電力W11の実績値D42が算出されることになる。尚、第3時間は、前述したように、第2時間に応じた時間であり、例えば、第2時間と同じ時間であってもよいし、第2時間から例えば30分程度等の所定時間だけずれた異なる時間であってもよい。
この後、予測部66は、算出された第1電力W11についての相関データ等に基づいて、予測対象時間における第1電力W12の予測値D44を算出する。具体的には、例えば、予測部66は、第1電力W11についての相関データに示されている相関式に対して、第2時間よりも後の第4時間における第1電力W11の実績値D43と、第4時間よりも後の予測対象時間としての第5時間に応じた第6時間におけるメッシュN1の雲量の予測値D54とを適用して、予測対象時間(第5時間)における第1電力W11の予測値D44を算出する。
尚、第1電力W11の予測値が算出されるときの第1乃至第6時間は、第2電力W12の予測値が算出されるときの第1乃至第6時間に対応していることとする。
予測部66は、記憶装置63に記憶されている各種情報に基づいて、未来の予測対象時間における需要家12、13、14夫々の第1電力W21、W31、W41の予測値を算出する。尚、予測部66が第1電力W21、W31、W41夫々の予測値を算出する構成は、予測部66が第1電力W11の予測値を算出する構成と同様であるので、その説明については省略する。
===第1電圧分布作成部===
以下、図1及び図7を参照して、本実施形態における第1電圧分布作成部について説明する。図7は、本実施形態における第1電圧分布情報を示す図である。尚、横軸は配電線L1、L2夫々における送出端P10、P20からの距離を示し、縦軸は配電線L1、L2の電圧値を示している。
<第1電圧分布情報>
第1電圧分布情報101においては、電圧W17、W27、上限値Vt1、下限値Vt2を示す情報が含まれている。電圧W17は、配電線L1における各位置の予測実施時としての第4時間の電圧値を示している。電圧W27は、配電線L2における各位置の予測実施時としての第4時間の電圧値を示している。つまり、電圧W17、W27は夫々、配電線L1、L2夫々の長手方向における電圧値の分布を示している。上限値Vt1は、配電線L1、L2の電圧の上限値を示している。下限値Vt2は、配電線L1、L2の電圧の下限値を示している。上限値Vt1、下限値Vt2は、配電系統100に設けられる柱上変圧器(不図示)のタップ区間T1乃至T3毎にレベルが定められる。
配電線L1、L2の電圧値が、上限値Vt1と下限値Vt2との間の範囲(「適正電圧範囲」とも称する)から逸脱した場合、負荷R1乃至R4の誤動作が引き起こされる虞がある。従って、負荷R1乃至R4の誤動作が引き起こされないように、配電線L1、L2の電圧値を適正電圧範囲(所定範囲)内とするべく、例えば配電用変圧器201のタップの切替等により配電線L1、L2の電圧を調整する必要がある。配電線L1、L2の電圧値が適正電圧範囲内となっているとき、負荷R1乃至R4は、例えば誤動作等が引き起こされずに安定的に動作することになる。
<第1電圧分布作成部>
第1電圧分布作成部67は、記憶装置63に記憶されている各種情報等に基づいて、第1電圧分布情報101を作成する。具体的には、第1電圧分布作成部67は、例えば第1電力W11、W21、W31、W41夫々の実績値、第2電力W12、W22、W32、W42夫々の実績値、位置情報に示されている測定装置M1乃至M4夫々の位置等に基づいて、第1電圧分布情報101を作成(算出)する。尚、第1電圧分布情報101には、測定装置M1乃至M4の位置が反映されるので、電圧W17、W27の算出精度が向上されることとなる。
===第2電圧分布作成部===
以下、図1及び図8を参照して、本実施形態における第2電圧分布作成部について説明する。図8は、本実施形態における第2電圧分布情報を示す図である。尚、横軸は配電線L1、L2夫々における送出端P10、P20からの距離を示し、縦軸は配電線L1、L2の電圧値を示している。
<第2電圧分布情報>
第2電圧分布情報102においては、電圧W18、W28、上限値Vt1、下限値Vt2を示す情報が含まれている。電圧W18は、配電線L1における各位置の未来の予測対象時間としての第5時間の電圧値を示している。電圧W28は、配電線L2における各位置の未来の予測対象時間としての第5時間の電圧値を示している。つまり、電圧W18、W28は夫々、配電線L1、L2夫々の長手方向における電圧値の予測分布を示している。
<第2電圧分布作成部>
第2電圧分布作成部68は、予測部66の算出結果及び記憶装置63に記憶されている各種情報等に基づいて、第2電圧分布情報102を算出する。具体的には、第2電圧作成部68は、予測対象時間における第1電力W11、W21、W31、W41夫々の予測値、第2電力W12、W22、W32、W42夫々の予測値、位置情報に示されている測定装置M1乃至M4夫々の位置等に基づいて第2電圧分布情報102を作成(算出)する。尚、第2電圧分布情報102には、測定装置M1乃至M4の位置が反映さていれるので、電圧W18、W28の算出精度が向上されることとなる。尚、記憶装置63には、例えば、配電線L1、L2の線路インピーダンス、送出端P10、P20の電圧等を示す情報を含む、配電線L1、L2の電圧を算出するための系統情報が更に記憶されていることとする。第2電圧分布作成部68は、記憶装置63に記憶されている各種情報と共に系統情報に基づいて、第2電圧分布情報102を算出することとする。
===制御部===
以下、図1、図6乃至図9を参照して、本実施形態における制御部について説明する。
図9は、本実施形態における配電線の電圧値が変更された後の第2電圧分布情報を示す図である。尚、横軸は配電線L1、L2夫々における送出端P10、P20からの距離を示し、縦軸は配電線L1、L2の電圧値を示している。
<第2電圧分布情報>
第2電圧分布情報103においては、電圧W19、W29、上限値Vt1、下限値Vt2を示す情報が含まれている。電圧W19は、配電線L1における各位置の未来の予測対象時間としての第5時間の電圧値を示している。電圧W29は、配電線L2における各位置の未来の予測対象時間としての第5時間の電圧値に対応している。
<予測実施時における制御>
制御部69は、第1電圧分布情報101に基づいて、電圧W17、W27夫々が適正電圧範囲から逸脱しているか否かを判定し、判定結果に基づいて配電系統100を制御する。
例えば、電圧W17が適正電圧範囲から逸脱していると判定された場合、制御部69は、電圧W17が適正電圧範囲内となるように、制御信号S6、S7を出力して配電線L1の電圧を調整する。又、例えば、電圧W27が適正電圧範囲から逸脱していると判定された場合、制御部69は、電圧W27が適正電圧範囲内となるように、制御信号S6、S7を出力して配電線L2の電圧を調整する。又、例えば、電圧W17及びW27の双方が適正電圧範囲内となっていると判定された場合、制御部69は、制御信号S6、S7を出力しない。
<予測対象時間における制御>
制御部69は、第2電圧分布情報102に基づいて、電圧W18、W28夫々が適正電圧範囲から逸脱しているか否かを判定する。
例えば、電圧W18が適正電圧範囲から逸脱していると判定された場合、制御部69は、電圧W18を適正電圧範囲内の電圧W19(図9)とするための、配電線L1の電圧の調整量を算出する。この後、時間が経過して予測対象時間になった際、制御部69は、算出された調整量が反映された制御信号S6、S7を出力して、配電線L1の電圧を調整する。又、例えば、電圧W28が適正電圧範囲から逸脱していると判定された場合、制御部69は、電圧W28を適正電圧範囲内の電圧W29(図9)とするための、配電線L2の電圧の調整量を算出する。この後、時間が経過して予測対象時間になった際、制御部69は、算出された調整量が反映された制御信号S6、S7を出力して、配電線L2の電圧を調整する。又、例えば、電圧W18及びW28の双方が適正電圧範囲内となっていると判定された場合、制御部69は、制御信号S6、S7を出力しない。
===動作===
以下、図1及び図10を参照して、本実施形態における制御装置の動作について説明する。図10は、本実施形態における制御装置の動作を示すフローチャートである。
制御装置6は、測定信号S1乃至S4、気象信号S5を受信する(ステップSt11)。受信した信号に示されている各種情報は、記憶装置63に記憶される。制御装置6は、記憶装置63に記憶されている各種情報等に基づいて、第1電圧分布情報101を算出する(ステップSt12)。この後、制御装置6は、電圧W17、W27夫々が適正電圧範囲から逸脱しているか否かに応じて配電系統100を制御する。
制御装置6は、気象信号S5を再受信する(ステップSt13)。再受信した気象信号S5に基づくGPVデータが、記憶装置63に更に記憶される。尚、記憶装置63には、気象信号S5を受信する毎にGPVデータが蓄積されることとする。制御装置6は、記憶装置63に記憶されている各種情報に基づいて、予測対象時間における第1電力W11、W21、W31、W41の予測値を算出する(ステップSt14)。制御装置6は、記憶装置63に記憶されている各種情報に基づいて、予測対象時間における第2電力W12、W22、W32、W42の予測値を算出する(ステップSt15)。制御装置6は、予測部66の算出結果及び記憶装置63に記憶されている各種情報等に基づいて、第2電圧分布情報102を算出する(ステップSt16)。
第2電圧分布情報102においては、例えば、電圧W18の一部が上限値Vt1を上回っており、電圧W28の一部が下限値Vt2を下回っていることとして説明する。制御装置6は、電圧W18が電圧W19(図9)となるように電圧W18を下降させるための、配電線L1の電圧についての第1調整量を算出する。制御装置6は、電圧W28が電圧W29(図9)となるように電圧W28を上昇させるための、配電線L2の電圧についての第2調整量を算出する。時間が経過して予測対象時間になった際、制御装置6は、第1及び第2調整量が反映された制御信号S6、S7を出力して、配電線L1及びL2の電圧を調整する(ステップSt17)。この後、制御装置6は、動作を終了する。
[第2実施形態]
===配電系統===
本実施形態における配電系統100Bは、第1実施形態の配電系統100において需要家11乃至14、制御装置6を夫々、需要家11B乃至14B、制御装置6Bに変更したものである。配電系統100Bにおける需要家11B乃至14B、制御装置6B以外の構成は、配電系統100の構成と同様である。
以下、図11を参照して、本実施形態における配電系統について説明する。図11は、本実施形態における配電系統を示す図である。尚、図1と同様な構成については、同一の符号を付し、その説明については省略する。
配電系統100Bは、需要家11B乃至14B、制御装置6Bを有する。
需要家11Bは、メッシュN1内に設けられる。需要家11Bは、測定装置M11を有する。
測定装置M11は、例えばスマートメータ等の通信機能付きの電力計である。測定装置M11は、需要家11Bから配電線L1に供給される余剰電力としての第1電力W13、配電線L1から需要家11Bに供給される第2電力W14を測定し、当該測定結果を示す測定信号S11を出力する。測定装置M11は、例えば30分等の一定時間毎に測定を行い、測定結果を示す測定信号S11を一定時間毎に出力する。
測定装置M11は、更に、測定装置M11が設けられている位置を示す位置情報を有していることとする。位置情報は、例えば、GPS(Global Positioning System)に基づくものであってもよい。測定装置M11の位置情報は、測定信号S11として出力される。つまり、測定信号S11は、上述の測定結果と共に測定装置M11の位置情報も示していることになる。
需要家12B、13B、14Bは夫々、メッシュN2、N3、N4内に設けられる。尚、需要家12B乃至14Bの構成は夫々、需要家11Bの構成と同様である。つまり、測定装置M12、M13、M14の構成は、測定装置M11の構成と同様であり、測定信号S12、S13、S14の構成は、測定信号S11の構成と同様である。
制御装置6Bは、配電系統100Bを制御し、配電線L1、L2の電圧を調整するための装置である。
===制御装置===
以下、図3及び図4を参照して、本実施形態における制御装置について説明する。
制御装置6Bは、測定信号S11乃至S14及び気象信号S5を受信してこれらに示されている情報に基づいて、制御信号S6、S7を出力する。制御装置6Bは、記憶装置63Bを有する。記憶装置63Bには、各種情報が記憶されている。尚、記憶装置63Bに記憶されている各種情報には、気象信号S5に示されるGPVデータ、測定信号S11、S12、S13、S14に示される情報が含まれている。具体的には、記憶装置63Bに記憶されている各種情報には、例えば、雲量、風速、気圧、気温、湿度夫々の実績値、雲量、風速、気圧、気温、湿度夫々の予測値、第1電力W13、W23、W33、W43夫々の実績値、第2電力W14、W24、W34、W44夫々の実績値が含まれている。記憶装置63Bに記憶されている各種情報には、更に、測定装置M11乃至M14夫々の位置を示す位置情報が含まれている。
制御装置6Bは、更に、予測部66Bを有する。予測部66Bは、記憶装置63Bに記憶されている各種情報に基づいて、未来の予測対象時間における需要家11B乃至14B夫々の第1電力W13、W23、W33、W43の予測値を算出する。又、予測部66Bは、記憶装置63Bに記憶されている各種情報に基づいて、未来の予測対象時間における需要家11B乃至14B夫々の第2電力W14、W24、W34、W44の予測値を算出する。尚、予測部66Bにおける予測値を算出する構成は、予測部66(第1実施形態)における予測値を算出する構成と同様であることとする。
前述したように、制御装置6は、予測部66、制御部69を有する。制御装置6は、配電線L1及びL2の電圧を調整する装置である。尚、配電線L1には、電力負荷としての負荷R1及びR2と、負荷R1及びR2に電力を供給する分散型電源としての発電機G1及びG2とが接続されている。配電線L2には、電力負荷としての負荷R3及びR4と、負荷R3及びR4に電力を供給する分散型電源としての発電機G3及びG4とが接続されている。予測部66は、第1時間における第2電力W12の実績値D11(実績電力消費量)と、第1時間よりも後の第2時間における第2電力W12の実績値D12(実績電力消費量)と、第3時間における気温の実績値D22(気象実績)及び第3時間における湿度の実績値D32(気象実績)との相関を示す相関データを算出する。予測部66は、算出された上述の相関データと、第2時間よりも後の第4時間における第2電力W12の実績値D13(実績電力消費量)と、第4時間よりも後の予測対象時間としての第5時間に応じた第6時間における気温の予測値D24(気象予測)と、第6時間における湿度の予測値D34(気象予測)とに基づいて、予測対象時間としての第5時間における第2電力W12の予測値D14(予測電力消費量)を算出する。尚、第6時間は、第2時間と第3時間との関係と同様な関係を第4時間よりも後の第5時間との間において持っている時間である。予測部66は、同様にして第5時間における第2電力W22、W32、W42の予測値を算出する。制御部69は、予測部66によって算出された第2電力W12の予測値D14、第2電力W22、W32、W42の予測値等に基づいて、第5時間における配電線L1及びL2の電圧値が適正電圧範囲内となるように、配電線L1及びL2の電圧を調整する。これらの構成により、配電線L1及びL2の電圧値が適正電圧範囲内となるように、配電線L1及びL2の電圧を調整することができる。
又、制御装置6は、第2電圧分布作成部68を更に有する。第2電圧分布作成部68は、予測部66の演算結果に基づいて、配電線L1及びL2夫々の長手方向における電圧値の予測分布としての電圧W18及びW28(図8)を算出する。制御部69は、第2電圧分布作成部68の演算結果に基づいて、配電線L1及びL2の電圧を調整する。これらの構成により、配電線L1及びL2における長手方向の各位置の電圧値が適正電圧範囲内となるように、配電線L1及びL2の電圧を調整することができる。よって、配電線L1及びL2の長手方向の各位置に設けられている負荷R1乃至R4に対して、適正電圧範囲に応じた範囲内の電圧値を有する電圧を供給することが可能となる。つまり、負荷R1乃至R4に対して、負荷R1乃至R4を安定的に動作させる電圧を供給することが可能となる。
又、第2電圧分布作成部68は、配電線L1及びL2における負荷R1乃至R4が接続されている位置に応じた位置を示す位置情報(位置データ)に基づいて、第2電圧分布情報102の電圧W18及びW28を算出する。この構成により、第2電圧分布情報102における電圧W18及びW28の算出の際に、位置情報を反映させることにより、電圧W18及びW28の算出精度を向上させることが可能となる。従って、配電線L1及びL2の電圧値が適正電圧範囲内となるように、配電線L1及びL2の電圧を確実に調整することができる。
又、制御部69は、配電線L1及びL2夫々における送出端P10及びP20の電圧を調整する。つまり、制御部69は、配電線L1における負荷R1及びR2、発電機G1及びG2よりも上流側で発生する電圧を調整する。又、制御部69は、配電線L2における負荷R3及びR4、発電機G3及びG4よりも上流側で発生する電圧を調整する。よって、配電線L1及びL2の長手方向の各位置における一部のみの電圧値を調整するのではなく、配電線L1及びL2全体の電圧値を上昇させたり下降させたりすることができる。従って、配電線L1及びL2の長手方向における各位置の電圧値が適正電圧範囲内となるように、配電線L1及びL2の電圧を確実に調整することができる。
又、予測部66は、負荷R1乃至R4が設けられている位置の気象を観測する気象情報装置5の観測結果を気象実績として、相関データを算出する。例えば、負荷R1乃至R4が設けられている位置の気温を計測するための温度計を設ける必要がないので、配電線L1及びL2の電圧を調整するためのコストを低減させることができる。
又、予測部66は、気象実績としての気温の実績値D22に基づいて相関データを算出する。予測部66は、気象予測としての気温の予測値D24に基づいて予測電力消費量としての第2電力W12の予測値D14を算出する。つまり、相関データの算出の際に、負荷R1乃至R4の電力消費量との間において相関の度合いが比較的高い(大きい)気温の実績値が用いられることになる。更に、予測電力消費量の算出の際に、当該相関データと気温の予測値が用いられることになる。従って、予測電力消費量の算出精度を向上させることにより、配電線L1及びL2の電圧値が適正電圧範囲内となるように、配電線L1及びL2の電圧を確実に調整することができる。
尚、上記第1及び第2実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
第1実施形態においては、雲量及び第1電力W11に応じた第1電力の相関に基づいて、第1電力W11の予測値を予測部66が算出することについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、GPVデータに示されている雲量、風速、気圧、気温、湿度のうちの少なくとも一つのデータ及び第1電力W11に応じた第1電力の相関に基づいて、第1電力W11の予測値を予測部66が算出することとしてもよい。又、例えば、気象情報装置5が、風速、雲量等に基づいてメッシュN1乃至N4夫々における日射量を算出し、当該算出された日射量を示す情報が気象信号S5に示されるGPVデータに含まれていることとしてもよい。この場合、予測部66は、当該GPVデータに含まれている日射量を示すデータ及び第1電力W11に応じた第1電力の相関に基づいて、第1電力の相関に基づいて、第1電力W11を算出する。
又、第1実施形態においては、配電線L1及びL2夫々における送出端P10及びP20の電圧を制御装置6が調整することについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、配電線L1及びL2における負荷R1乃至R4が接続されている位置に対応する位置に電力用コンデンサ、分路リアクトル等を設けて、これらの電力用コンデンサ、分路リアクトル等を制御することにより配電線L1及びL2における電力用コンデンサ、分路リアクトル等が設けられている位置の電圧を制御装置6が調整することとしてもよい。
5 気象情報装置
6、6B 制御装置
66、66B 予測部
68 第2電圧分布作成部
69 制御部
L1、L2 配電線

Claims (7)

  1. 電力負荷と、前記電力負荷に対して電力を供給する分散型電源と、が接続されている電力線の電圧を調整する電圧調整装置であって、
    第1時間における前記電力負荷の実績電力消費量と、前記第1時間よりも後の第2時間における前記電力負荷の実績電力消費量と、前記第2時間に応じた第3時間における気象実績との相関を示す相関データを算出する第1演算装置と、
    前記第2時間よりも後の第4時間である現時点における前記電力負荷の実績電力消費量と、前記第2時間と前記第3時間との関係と同様な関係を前記第4時間よりも後の第5時間との間において持っている第6時間における気象予測と、前記第1演算装置によって算出された前記相関データとに基づいて、前記第5時間における前記電力負荷の予測電力消費量を算出する第2演算装置と、
    前記第4時間において前記電力線の電圧値が所定範囲内となるように前記電力線の電圧を調整した後に、前記第2演算装置の演算結果に基づいて、前記第5時間における前記電力線の電圧値が前記所定範囲内となるように、前記電力線の電圧を調整する調整装置と、
    を備えたことを特徴とする電圧調整装置。
  2. 前記第2演算装置の演算結果に基づいて、前記電力線の長手方向における前記電圧値の予測分布を算出する第3演算装置、を更に備え、
    前記調整装置は、前記第3演算装置の演算結果に基づいて、前記電力線の電圧を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧調整装置。
  3. 前記第3演算装置は、前記電力線における前記電力負荷が接続されている位置に応じた位置を示す位置データに基づいて、前記予測分布を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電圧調整装置。
  4. 前記調整装置は、前記電力線における前記電力負荷及び前記分散型電源よりも上流側で発生する電圧を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧調整装置。
  5. 前記第1演算装置は、前記電力負荷が設けられている位置の気象を観測する観測装置の観測結果を前記気象実績として、前記相関データを算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧調整装置。
  6. 前記第1演算装置は、前記気象実績としての気温の実績値に基づいて前記相関データを算出し、
    前記第2演算装置は、前記気象予測としての気温の予測値に基づいて前記予測電力消費量を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧調整装置。
  7. 電力負荷と、前記電力負荷に対して電力を供給する分散型電源と、が接続されている電力線の電圧を調整する電圧調整方法であって、
    第1時間における前記電力負荷の実績電力消費量と、前記第1時間よりも後の第2時間における前記電力負荷の実績電力消費量と、前記第2時間に応じた第3時間における気象実績との相関を示す相関データを算出する第1ステップと、
    前記第2時間よりも後の第4時間である現時点における前記電力負荷の実績電力消費量と、前記第2時間と前記第3時間との関係と同様な関係を前記第4時間よりも後の第5時間との間において持っている第6時間における気象予測と、前記第1ステップにおいて算出された前記相関データとに基づいて、前記第5時間における前記電力負荷の予測電力消費量を算出する第2ステップと、
    前記第4時間において前記電力線の電圧値が所定範囲内となるように前記電力線の電圧を調整した後に、前記第2ステップの演算結果に基づいて、前記第5時間における前記電力線の電圧値が前記所定範囲内となるように、前記電力線の電圧を調整する第3ステップと、を含む
    ことを特徴とする電圧調整方法。
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