JP5897056B2 - 光学偏光計 - Google Patents

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Description

[関連出願への相互参照]
本出願は、2013年3月15日に出願した米国仮出願第61/798,153号の利益を主張するものであり、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、光学偏光計(optical polarimeter)に関し、より詳細には、平均ストークス・ベクトルとストークス・ベクトル(Stokes vector)を中心にした偏光状態の任意の回転を共に測定できる偏光計に関する。
偏光計は、入力光信号の偏光状態を測定する。光偏光および時間におけるその変化の測定は、電気通信およびファイバ・センサ(fiber sensor)を含む多くのフォトニック応用にとって重要である。アイソレータ、カプラ、増幅器等などのファイバ・ベースの光学デバイスの伝達特性は、ファイバ自体の偏光状態に依存する。したがって、これらのデバイスを完全に特徴付けるために、ファイバ・ベースのシステムの入力の偏光状態(SOP:state of polarization)と出力の偏光状態(SOP)の間の関係が知られていなければならない。
光ビームのSOPを測定する従来の方法は、ビームの光路中に波長板および直線偏光子を並べることを含む。この波長板は、光軸を中心にして回転可能であり、典型的には1/4波長板である。光検出器などの光学センサが、波長板および偏光子によって透過される光の強度を測定するように配置される。動作時、この波長板は、直線偏光子に対して光軸を中心にして最低でも4つの角度位置へ連続的に回転させられ、透過光の強度が、光検出器によって各位置で測定される。
この技術は、伝播している光信号のほんの僅かな散乱部分を吸収し、この信号の残りが各検出器に沿って移動し続け、次いで各検出器に当ることを可能にする4つのソリッドステート検出器のセットを利用する直列のファイバ偏光計の開発をもたらした。各検出器は、各検出器がファイバから吸収する光の偏光依存部分に比例した電気信号を生じさせる。次いで、これらの4つの電気出力信号は、較正によって決定されたインストルメント行列(instrument matrix)(ときには「較正行列」と呼ばれる)によってファイバ中の光の4つのストークス・パラメータを決定するために使用される。
4つのストークス・パラメータS、S、S、およびS(組み合わさって「ストークス・ベクトル」を形成する)は、一般的に以下のように定義される。Sは全出力(total power)であり、Sは直線偏光の水平成分−直線偏光の垂直成分であり、Sは直線偏光の45度の成分−直線偏光の−45度の成分であり、Sは右回りの円偏光の成分−左回りの円偏光の成分である。したがって、4×4の較正行列Cは、一組の4つの検出器出力信号D、D、D、Dと4つのストークス・パラメータS、S、S、Sの間の関係
Figure 0005897056
を定義するように発展させることができ、ただし、ストークス・ベクトルSは、4つのパラメータの成分の合計である。
上記の偏光計などの従来の偏光計は、光源の時間平均偏光状態(SOP)を正確に測定するように設計されている。偏光度(DOP:degree of polarization)が100%であるとき、時間平均偏光は、瞬間の偏光として見られる。例えば、信号が十分に狭い線幅を有するとき、時間平均SOPは、瞬間のSOPと同じである。しかし、大抵の場合、光信号は、信号の偏光がそのスペクトル帯域幅にわたって変化するような範囲にわたって広がる有限の帯域幅を示す。したがって、いずれかの時点で、「実際の」(瞬間の)SOPは、測定した平均値とは異なり得る。言い換えると、信号の偏光は、従来の検出器が追跡するにはあまりに大きい速度で時間変化し得る。この場合には、DOPは、100%未満となる。元の光信号が十分に大きい帯域幅を有する場合、ストークス・ベクトルSの値は光信号のスペクトルにわたって変化することが可能であることが分かっている。この場合には、SOPから測定されるDOPは、いずれかの所与の時間で1未満であり得る。
図1は、スペクトルにわたって存在し得る変化を示す平均ストークス・ベクトルSのポアンカレ球表示であり、この変化は、偏光状態のスペクトル「列(string)」s、または単に「SOP列(SOP string)」とも呼ばれる。SOP列sを形成する偏光のセットは、「平均SOP」とは対照的に、信号のSOPとも呼ばれ得る。平均ストークス・ベクトルSの太字の矢印表示は、標準的な偏光計によって測定される周波数/時間平均ベクトルである。例示的な単一の周波数成分ωについてのストークス・ベクトルの測定値は、図1中にSωとして表される。ストークス・ベクトルの時間領域表現について、(周波数の代わりに)時間の関数として変化する対応する列sも示され得、このストークス・ベクトルの時間領域表現は、スペクトル・データを時間データにフーリエ変換することから導かれることに留意されたい。
従来の偏光計は、平均偏光状態を測定することができるが、この偏光計は、時間平均SOPについてのSOP列の回転を測定することができない。伝播している光信号の偏光状態が時間の関数として変化する場合、(例えば、回転式半波長板および回転式1/4波長板を用いることによって測定される)平均ストークス・ベクトルSは一定のままである一方、基底スペクトル列はこの平均値を中心にして回転することが可能である。図2は、s’に対する球上の角度αによって例示的な列sの回転を示す一方、ストークス・ベクトルSは一定のままである(図2の場合については、スペクトル列(spectral string)の形状も一定のままである)この時間依存特性のポアンカレ球表示である。
帯域幅が比較的大きいまたは偏光の時間依存変化が大きい(または両方の)場合、平均SOPに対するスペクトル(および/または時間)のSOP列の回転についての情報は、従来の偏光計によって認識されず、測定を不完全にさせる。平均SOP値を中心にしてSOP列を回転させる偏光変換に対して偏光計を敏感にさせるように偏光計に機能を加えることが望ましい。
従来技術の分光偏光計は、広帯域応用のためにストークス・ベクトルの測定値を波長の関数として与えるように開発された。これらの構成(arrangements)では、波長のフィルタリング(または、十分な波長分散を有する偏光感受要素の使用)が、偏光特性が波長の関数として記録できるように使用されることが求められる。しかし、そのような測定は、複雑で分散的な要素、移動可能な偏光要素、大きい検出器アレイ、および/または低速でスキャンするフィルタを必要とし、それらすべてが、得られるデバイスを、大きく、低速で、高価で、および複雑なものにする。また、そのような分光偏光計は、平均SOPを中心にしたSOPの回転に関する情報を与えること必ずしも必要でない。したがって、平均SOPに対するSOP列の回転に関する情報を与えるためのより効率的でコンパクトであると共により高速である構成が必要とされている。
特開2012−018165号公報
従来技術に存在するこの必要性が、本発明によって対処されており、本発明は、光学偏光計に関し、より詳細には、平均ストークス・ベクトルと、平均ストークス・ベクトル値周りの偏光状態の任意の回転を共に決定するために追加のストークス・パラメータ測定値を利用する偏光計に関する。
本発明によれば、従来の平均ストークス・ベクトルと少なくとも1つの条件に依存したストークス・ベクトルを共にもたらす複数の異なる条件下でSOPを測定する光学偏光計が形成され、観測される平均ストークス・ベクトル値に対する伝播している光信号の偏光状態の何らかの波長依存変化および/または時間依存変化を可能にする。
一実施形態では、従来の直列のファイバ・ベースの光学偏光計は、第2のストークス測定構成(Stokes measurement arrangement)、ある場合には、「条件に依存した」ストークス・ベクトルを生成するために従来の回折格子および検出器のペアと組み合わされて使用されるスペクトル・フィルタを含むように強化され、この場合の「条件」はフィルタ特性である。第2のストークス測定構成を含めることは、ストークス・ベクトルの波長に依存した見方(すなわち、スペクトル「列」)をもたらす伝播している光信号の別個のセットの測定値を与える。加えて、測定が経時的に行われている場合、時間の関数としてのスペクトル列の変化についての情報が、伝播している信号の偏光状態および時間依存関数を定めるために計算および使用される。
別の実施形態では、複数の異なるフィルタが利用され、それぞれは、異なる特性のセットを有し、したがって異なるセットの測定値をもたらす。フィルタ自体は、任意の所望の形態をとることができ、実際には、電気的フィルタリングは、ストークス・ベクトルを計算する前に光検出器出力信号をフィルタ処理するために使用することができる。本発明のさらに別の実施形態は、単一の検出器/フィルタのペアを第2のストークス測定構成として利用する。したがって、概して、単一の測定が(したがって任意の追加の情報を含まない)第1のストークス測定構成によって測定される平均ストークス・ベクトルと平行ではない限り、第2のストークス・ベクトルの測定値を生成するためには、単一の測定が使用できる。
本明細書に提示される偏光計の例は、直列の偏光計を形成するためにファイバ・ベースの回折格子を利用することを述べるが、他のタイプの偏光計構成が使用されてもよいことを理解されたい。これらの構成は、回転式波長板偏光計および振幅分割偏光計を含むが、これらに限定されない。
本発明の偏光計の第2のストークス・ベクトル測定構成は、第1のストークス・ベクトル測定構成(すなわち、従来の偏光計の部分)に対して光信号経路の別個の部分に配設することができ、または従来の偏光計と同じ信号に沿った軸方向位置であるが従来の偏光計から空間的に分離して配設することができる(すなわち、ファイバ・ベースの偏光計の中で、第2の構成は、第1の構成から方位角方向に分離している)。
好ましい実施形態は直列の全ファイバ型偏光計を含むが、必要なら、個別要素から本発明の光学偏光計を形成することが可能である。
本発明の特定の実施形態は、光信号経路に沿って伝播している光信号の偏光状態を定める平均ストークス・ベクトルSを生成する第1のストークス測定構成と、少なくとも1つのフィルタ要素(filtering element)を含む第2のストークス測定構成であって、第2のストークス成分が平均ストークス・ベクトルSの部分集合(subset)であるように少なくとも1つのフィルタ要素の存在によって変更される(スカラ量またはベクトル量であり得る)第2のストークス成分を生成するように構成される第2のストークス測定構成とを備え、平均ストークス・ベクトルSと第2のストークス・ベクトルS’の組み合わせによって伝播している光信号の偏光変換に関する情報を与える、伝播している光信号の偏光変換を特定する光学偏光計として定義することができる。
本発明の別の特定の実施形態は、光信号の偏光変換を測定する方法であって、(1)光信号の一部に第1のストークス・ベクトル測定構成を通過させて伝播している光信号の偏光状態を定める平均ストークス・ベクトルSを測定する工程と、(2)光信号の一部に少なくとも1つのフィルタ要素を含む第2のストークス測定構成を通過させ、第2の構成が、平均ストークス・ベクトルの部分集合である第2の測定されたストークス成分を与える工程と、(3)波長および時間に対して平均ストークス・ベクトルSの変化に関する情報を与える工程とを含む方法として定義することができる。
本発明の他のおよびさらなる実施形態および態様は、以下の説明の過程中におよび添付図面を参照することによって明らかになる。
次に、図面を参照する。
平均ストークス・ベクトル、ならびに特定の周波数で測定した単一のストークス・ベクトルと、関連するスペクトルにわたるストークス・ベクトルの移動を示す関連するスペクトル列との3次元表示を示すポアンカレ球の図である。 この場合には、(一定の)平均ストークス・ベクトルを中心とした、時間の関数として生じ得るスペクトル列の回転を示す図1のものと同様の図である。 条件の部分集合を用いて生成される少なくとも1つの追加のストークス・ベクトルS’の生成に関連した本発明の態様のポアンカレ球表示であって、少なくとも1つの追加のストークス・ベクトルS’の利用に関連した追加の情報を示す表示である。 第2のストークス・ベクトルS’を生成するために光学フィルタを用いる本発明により形成された例示的な光学偏光計の図である。 光ファイバの長さに沿って同じ位置でそこから円周方向に変位して形成された第1のストークス測定構成と第2のストークス測定構成を共に有する偏光計を示す本発明の例示的な実施形態の端面図である。 平均ストークス・ベクトルSを用いた分析に使用するための2つの異なるストークス・ベクトルS’およびS’’を形成する2つの別個のフィルタを利用する本発明の代替の実施形態を示す高レベルの図である。 この場合には1つだけの回折格子および関連した光検出器を第2のストークス測定構成として使用する本発明の別の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態による第2のストークス測定構成に使用可能な3つの異なるフィルタ特性のセットを示す図である。 この場合では第2のストークス・ベクトルS’を形成するために電気的フィルタを利用する本発明のさらに別の実施形態を示す図である。 従来技術の偏光制御器の構成を示す図である。 図10の従来技術の構成に関連した出力ストークス・ベクトルのポアンカレ球表示である。 偏光計が2つの別個の測定を行うと共に、フィードバック経路がこれらの2つの測定を使用して偏光制御器用の制御信号を生成する、本発明により形成された偏光制御器の構成の図である。 図12の構成のポアンカレ球表示である。
上述のように、本発明は、従来の光学偏光計によって測定された従来の平均ストークス・ベクトルを補う追加のストークス・ベクトルを生成するように複数の異なる条件下で偏光状態(SOP)を測定することを含む。図3は、ポアンカレ球表示において本発明の前提を示す。前述と同様に、平均ストークス・ベクトルSおよびスペクトル列sが示されている。本発明によれば、第2のストークス・ベクトルS’は、おそらくフィルタ処理済の波長の部分集合を用いて測定され、S’についてのより細い線の使用は、その部分集合の性質を示す。第2の測定値は平均ストークス・ベクトルSの部分集合であるので、それは条件が変更される(すなわち、偏光変換が、経時的に帯域幅にわたって等で信号に適用される)ときに変化することになる。この「変化」は、列sの回転と同様に、Sを中心にしたS’の回転として現れる。したがって、S’(およびおそらく、追加の部分集合をもたらす図3に示されたような追加のベクトルS’’、S’’’など)を用いてこの追加の測定機会(measurement opportunity)をもたらすことによって、平均SOPを中心にして回転する信号の偏光変換を検出することができる。この回転は、図3中の角度αによって示されている。
図4は、スペクトル(光学)フィルタ12を含む本発明により形成された例示的な光学偏光計10であって、このスペクトル(光学)フィルタ12が、スペクトル列の特性の測定を行うために完全な平均ストークス・ベクトルSの「部分集合」が本発明による第2のストークス・ベクトルS’として生成される条件を作り出すためのものである、光学偏光計10を示す。図4に示された特定の実施形態は、光信号が光ファイバ14のコア領域16に結合される「全ファイバ型」偏光計である。光ファイバ14は、平均ストークス・ベクトルの測定中に偏光回転が生じることを確実にするためにある程度の複屈折を示すように選択される。代替として、本発明の偏光計は、個別部品で形成されてもよいことを理解されたい。実際には、これは、本発明の単なる1つの例示的な実施形態であり、一方、他のものは、以下に詳細に説明されることになる。
図4を参照すると、従来のファイバ・ベースの光学偏光計に見られた構成要素を含む第1のストークス測定構成20を備える光学偏光計10が示されている。詳細には、第1のストークス測定構成20は、光ファイバ14のコア領域16内に形成された特定の特性の4つの回折格子22〜22のセットを含む(例えば、各回折格子は、光軸OAに対して異なる向きで直線偏光される)。伝播している光信号が回折格子22〜22を通過するときに、ビームの一部は、出力結合され(out−coupled)、1対1の関係で回折格子22に関連した関連光検出器24〜24のセットに向けられる。検出器出力信号D、D、DおよびDは、完全を期すために上述すると共に以下に示すような4×4のインストルメント行列Cを用いることによって平均ストークス・ベクトルSを生成するために使用される電気信号であり、
Figure 0005897056
ただし、Eは所与の検出器24における電場である。示された「時間」平均は、すべての時間にわたってとられているが、検出器24として使用される特定のデバイスに適切である所与の時間間隔に一般化することができる。
本発明によれば、光学偏光計10は、第2のストークス成分、この場合には、平均ストークス・ベクトルを生成するために使用される情報の部分集合に基づいて生成されているベクトルS’を測定するために使用される第2のストークス測定構成30をさらに備えるように形成される。この図4の実施形態では、第2のストークス測定構成30は、スペクトル(波長)フィルタ12を含むように形成されており、したがって、このスペクトル(波長)フィルタ12が、平均ストークス・ベクトルSの形成に利用される波長値の一部を取り除き、波長値の部分集合に基づいて第2のストークス・ベクトルS’を生成する。
第1のストークス測定構成20と同様に、第2のストークス測定構成30は、伝播している光信号の一部を出力結合するために使用されるコア領域16の一部に沿って配設された回折格子32〜32のセットを含む。本発明の本実施形態によれば、まず、出力結合された信号の一部は、光検出器34〜34のセットに入る前に光学フィルタ12を通過し、このようにして光検出器34に伝えられる信号のスペクトル特性を変更する。図8に関連して以下により詳細に述べられる光学フィルタ12は、検出器34の通過および検出器34への到達が許容される特定の波長を制限する帯域通過フィルタを含む様々な異なる形態をとることができる。
図4の実施形態は、光ファイバ14の別個の部分に沿って位置する(すなわち、光軸OAに沿って長手方向に分離した)ストークス測定構成20および30を示すが、このストークス測定構成20および30は、ファイバ14に沿った実質的に同じ長手方向の位置に設けられてもよく、この場合には、ファイバの周囲の周りで空間的に分離される(すなわち、円周方向に分離される)ことが可能である。図5には、この円周方向に分離した実施形態の端面図が示されている。
長手方向に分離されたまたは円周方向に分離されたストークス測定構成のいずれ場合にも、第2のストークス測定構成30の一部としての光学フィルタ12の存在は、(検出器24に到達する信号と比べると)検出器34に到達する信号を変更する。結果として、第2のストークス・ベクトルS’は、元の平均ストークス・ベクトルSとは異なることになり、実際には元の平均ストークス・ベクトルSの部分集合であり、ただし、S’は、以下のように定義され、すなわち、
Figure 0005897056
であり、ただし、F(ω)は、フィルタ応答である。図3に示されるように、S’がSに平行でない限り、Sを中心にした回転は、S’の変化の測定によって測定することができる。特に、S’ベクトルは、Sに平行な成分および垂直な成分に分割することができる。Sに垂直である成分は、Sを中心にしたSOPの回転を与える。
図4に示されている実施形態は、第2のストークス測定構成30内の4つの検出器のセットを利用するが、測定精度を改善するために、この4つのセットを上回る追加の検出器が加えられてもよいことを理解されたい(概して、追加の検出器は、構成20または30に加えることができる)。
図6の図中の高レベルの形態に示されるように、この構成に第2のフィルタを加えることによって追加の測定をもたらすこともでき、これによって平均ストークス・ベクトルに対するSOPの回転を観察するために使用することができる測定値の第2の「部分集合」をもたらす。図6の上側部分Iは、図4に示された本発明の実施形態に相当し、平均ストークス・ベクトルSおよび第2のストークス・ベクトルS’ (すなわち、波長値の部分集合からもたらされた「フィルタ処理済」のバージョン)の相対位置も示す。上述のように、異なる波長が伝播している光信号の瞬間の偏光状態の変化によって影響を受けるので、第2のストークス・ベクトルS’は、平均ストークス・ベクトルSを中心にして経時的に回転する(この回転は、従来の平均ストークス・ベクトルの生成において「失われる」)。
図6の下側部分IIは、第3のストークス測定構成40が上記の構成に加えられると共に、(光学フィルタ12とは異なる特性を有する)第2の光学フィルタ42を備える本発明の実施形態を示す。異なるフィルタリングを用いることによって、波長の異なる部分集合が、測定値の中に含まれることになり、異なるストークス・ベクトルS’’を生成する。下側部分IIに関連したポアンカレ球は、平均ストークス・ベクトルSに対するS’とS’’の両方の位置が示された本実施形態を示す(ただし、S’とS’’の両方は、それらが値の部分集合に基づいているので「より細い」ベクトルとして示される)。S’とS’’の両方は、フィルタリングによってもたらされたので、両方は、周波数依存となる。したがって、S、S’およびS’’の組み合わせを使用して、時間平均ストークス・ベクトルSの基になる完全なスペクトル列を近似することができる。
説明したような本発明の実施形態は、第2のストークス・ベクトルの生成においてこのように回折格子および検出器の完全なセットを大いに使用したが、より少ない数の回折格子/検出器のペアが使用されてもよく、実際には、本発明により形成された例示的な第2のストークス測定構成は、(例えば、単一の回折格子/検出器のペアによって与えられるような)1つだけの(フィルタ処理済の)測定の利用に基づいて使用することができることを理解されたい。
図7は、本発明のこの「単一の測定」の実施形態により形成された例示的な光学偏光計100を示す。図示されるように、光学偏光計100は、上記の構成20と同様である第1のストークス測定構成200を含む。しかし、偏光計100の構成では、第2のストークス測定構成300が、伝播している光信号の一部を出力結合し、それをフィルタ12を通じて光検出器112に向けるために使用される1つだけの回折格子110を備えるものとして示されている。本実施形態では、光検出器112は、回折格子110に関連した偏光状態へのS’の投影を測定しており、この投影は、スカラ値Sgrとして示される。S’はSgrに沿ったいくらかの成分有する(すなわち、S’は、Sgrに平行でない)限り、本発明の単一検出器の実施形態は、(S’が、測定された偏光と並ばない限り)Sを中心にした偏光回転に関するいくらかの情報を与える。
このことは、較正行列Cの逆行列が単に測定偏光Sである行の要素を有し、ストークス・ベクトルが検出器Dの投影に使用されるので理解することができる。したがって、この場合には、検出器の値Dは、単に、測定偏光と入力ストークス・ベクトルSのドット積
Figure 0005897056
である。Sを中心にした回転は、1つの検出器出力信号
Figure 0005897056
でもその変化をもたらすことが示され得る。したがって、図7の単一の検出器構成は、この状況に対処するのに適した実施形態である。例えば、一般性を失うことなく、以下のパラメータ、ポアンカレ球上での
Figure 0005897056
を考え、Rは一定のストークス・ベクトルSを中心にした角度αの回転であり、S’は図7に示された構成に関連したストークス・ベクトルとすると、
Figure 0005897056
である。従来技術の従来の光学偏光計では、α、つまりストークス・ベクトルSに関連したスペクトル列の回転を測定することは可能でなかった。しかし、
Figure 0005897056
は、この回転に敏感である限り、本発明の教示に従って測定を見出すことができる。すなわち、
Figure 0005897056
である。
したがって、
Figure 0005897056
は、図7に示されるように、S’の生成に1つだけの検出器が使用される場合でも、平均ストークス・ベクトルSを中心にした回転に依存する。さらに、検出器および偏光光学系(polarization optics)の較正が十分である場合、この単一の検出器の実施形態を用いてそのようなデータの時系列からαを評価することができる。もちろん、
Figure 0005897056
変化はなく、単一の検出器はαを測定するのに十分なデータを与えるには不十分である。検出器の個数を増やすことが、この問題を克服することになるのは明らかである。
本発明の偏光計においては(1つまたは複数の)追加のストークス・ベクトルを形成するのに使用される光学フィルタの形状に対する制約はないことを理解することも大切である。例えば、フィルタは、周期的であってもよく、準周期的であってもよく、静的であってもよく、またはさらには周波数ωの関数として値が任意に変化してもよい。ある特殊な場合では、フィルタは、所定の自由スペクトル領域(FSR)およびフィネス値(finesse value)を用いたファブリ・ペロ・フィルタ(Fabry−Perot filter)などの周期的なフィルタとすることができ、ただし、FSRは、2つの連続した反射信号または伝達信号の間の光周波数(または波長)の間隔として定義され、フィネスは、FMHW帯域幅によって割られたFSRとして定義される。この場合には、信号があるFSR程度である場合、検出器は主としてある周波数成分を見ることになり、したがってS’はその成分でのストークス・ベクトルとなることが予期できる。実際には、この値は、フィルタのフィネスに依存するが、一般には、周波数(または時間)の平均ストークス・ベクトルSと同じストークス・ベクトルではない。
そのような周期的なフィルタの適切な使用の大切な例は、伝播している光信号が知られたチャンネル間隔で分離されているWDMシステムである。この場合には、FSRが知られたチャンネル間隔に設定される場合、F(ω)は、チャンネル帯域幅内の所与の点でストークス・ベクトルを測定する。したがって、本実施形態における光学偏光計は、列の回転角度を測定する能力を有する高度な「カラーレス(colorless)」の(すなわち、波長から独立した)偏光計として動作する。
図8は、本発明の偏光計に使用できる様々な他のフィルタの形態を示す。図8(a)は、ステップ・エッジ(step edge)が伝播している光信号の帯域幅内にある帯域通過フィルタを示す。図8(b)は、所定のFSRを有する周期的なフィルタを示し、図8(c)は、任意のフィルタ形状を示す。概して、本発明の偏光計に使用される光学フィルタは、薄膜エタロン(thin film etalon)、アレイ導波管(AWG)スプリッタ(splitter)、ファイバのブラッグ回折格子、長周期回折格子、バルク回折格子(bulk grating)、薄膜フィルタなどを含むことができる。
本発明のさらに別の態様では、フィルタが、SとS’の間の距離を最大にするように調整できる場合、やはり有利と考えらえる。この調整は、信号のスペクトルがフィルタと重なることを確実にする。また、S’が平均ストークス・ベクトルSにとても近いことが明らかである場合、フィルタを調整してSから離れるようにS’を移動させる能力が役に立つ。この調整は、その波長のシフト、その帯域幅の変更、またはこれらのパラメータの組み合わせによって達成することができる。調整が完了した後にフィルタが安定であり限り、適切な測定を行うことができる。
前述のように、第2のストークス測定構成の構成において、光学フィルタリングの使用を電気的フィルタリングに置き換えることが可能である。この場合には、元の平均ストークス・ベクトルSに関連したスペクトル列および(もしあれば)回転についての追加の情報を与えるのに使用するために、検出器からの電気出力信号(D)のフィルタリングを使用して追加のストークス・ベクトルS’、S’’等を生成する。図9は、第2のストークス・ベクトルS’を生成するために電気的フィルタリングを利用する本発明の例示的な光学偏光計500を示す。図示されるように、偏光計500の第1のストークス測定構成520は、上記の「第1の」ストークス測定構成と同じままであり、平均ストークス・ベクトルSを生成するために使用される。図9を参照すると、第1のストークス測定構成520は、平均ストークス・ベクトルSを測定するために4つの検出器524のセットと組み合わせて使用される4つの回折格子522のセットを含むものとして示される。
この特定の実施形態では、第2のストークス測定構成530は、4つの回折格子532のセットを含み、回折格子532によって出力結合された様々な散乱信号が、4つの光検出器534の関連したセットへの入力として直接加えられる。回折格子532が回折格子522と同じように向けられている限り、光検出器534によって受け取られる光信号は、光検出器532によって受け取られ、平均ストークス・ベクトルSを生成するために使用されるものと実質的に同じものとなる。
本発明の本実施形態によれば、平均ストークス・ベクトルの「部分集合」は、電気的フィルタ510を利用することによって第2のストークス測定構成530内で生成される。図9に示されるように、電気的フィルタ510は、検出器の出力に配置されて、信号D〜Dを電気的にフィルタ処理し、固有の電気出力信号De1、De2、De3、De4のセットを生成する。前と同じ較正行列Cを用いて、固有のフィルタ処理済のストークス・ベクトルS’が形成され、それを使用して上記のような追加の列/回転情報を与える。電気的フィルタ510(または複数の電気的フィルタ)は、第2のストークス・ベクトルS’を発生させるために使用される信号の部分集合を生成するために様々な形態で構成することができ、ただし、フィルタ510には、低域フィルタ、帯域通過フィルタ等が含まれ得る。フィルタは、フィルタ特性の観点で「一定」とすることができ、または平均ストークス・ベクトルSと第2のストークス・ベクトルS’の間に所望の分離をもたらすために上記のように調整可能であってもよい。実際には、本発明の一実施形態は、光学的フィルタリングと電気的フィルタリングの両方の組み合わせを利用して、追加のストークス・ベクトル測定値を生成することができると考えられる。
本発明により形成された偏光計は、従来技術の自動偏光制御器よりも性能が改善される自動偏光制御器を構築するのに利用することができることも考えられる。図10は、従来技術の偏光制御ループの構成を示す。OSinで示される変化する偏光を伴う入力光信号が、偏光制御器600(例えば、ファイバ・スクイーザ(fiber squeezer)、またはLiNbO)を通じて送信され、次いで、出力光信号OSoutのその偏光状態を測定する偏光計610への入力として加えられる。出力光信号OSoutの一部は、取り出され、フィードバック要素(feedback element)620へ入力として加えられることになり、ただし、フィードバック要素620は、偏光制御ループの偏光「設定点」として定められている入力として信号Ssetも有する。フィードバック要素は、コンピュータ制御の要素とすることができる。次いで、電気制御信号Cは、差|Sout−Sset|を決定することによって生成され、偏光制御器600に入力として加えられる。最終的に、Sout=Ssetであるときに、制御信号Cはゼロの値を有することになり、偏光制御器に対するさらなる変更は必要なくなる。
図11は、ループが安定化されてSout=Ssetになっているときの図10の構成の出力ストークス・ベクトルを示す。上述のように、偏光列Soutが、(偏光状態において他の変化がなく)Ssetを中心にして回転する場合、誤差信号は変化しない。すなわち、Soutの値は一定であり、これらの偏光列の回転は、ループが安定化されているときでも自由に起こり得る。
図12は、本発明の開示した偏光計を用いた改良型の偏光制御ループを示す。本実施形態では、Sを中心にした回転に対して敏感である追加の測定値S’を含むフィードバック信号が生成される。この制御ループは、図10に示された従来技術の構成の制御器600に類似した従来の偏光制御器700を含み、変化する偏光状態を伴った入力光信号OSinが、入力として偏光制御器700に加えられる。次いで、偏光制御器700からの出力は、2つの別個の測定値SおよびS’を行う本発明により形成された偏光計710を通過させられる。追加の測定値S’によって、Ssetを中心にした偏光例OSoutの回転を防ぐ誤差信号を生成することが可能になる。特に、制御信号Cは、|Sout−Sset|+|Sout’−Sset’|の量として定義される。したがって、フィードバック・ループが安定化させられるとき、ストークス・ベクトルが安定化されるだけでなく、ストークス・ベクトルを中心とした任意の回転も安定化される。図13には、このフィードバック・ループの安定化した出力が示されている。Ssetの値は一定とすることができる、または適用に応じて時間の関数として変化することができることを理解されたい。
これは、フィードバック・ループの単なる一例であることに留意されたい。種々の誤差信号、偏光制御器、および電子回路構成も可能であり得る。測定値S’は、上記のように完全な偏光の測定でなくてもよい。例えば、たった1つまたはことによって2つの追加の検出器がある場合、図12の強化されたフィードバック・ループは、従来技術の自動偏光制御器と同様の速度および複雑さとなり得る。フィード・フォワードの構成も可能であり得る。この例の意図は、本発明により形成された複数の測定偏光計を用いた強化された制御ループを示すことである。
実際、偏光状態の回転を利用する他の多くの偏光計の代替形態、変更形態、および改変形態が、上記の教示に鑑みて当業者には明らかであろう。もちろん、当業者は、本明細書に記載したものを超えて本発明の多数の応用例が存在することを容易に認識するであろう。1つまたは複数の特定の実施形態を参照して本発明を説明してきたが、当業者は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多くの変更が本発明になされてもよいことを認識するであろう。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物の範囲内においては、本発明は、本明細書に具体的に記載されたものとは異なる他のやり方で実施されてもよいことを理解されたい。

Claims (19)

  1. 伝播している光信号の偏光変換を特定する光学偏光計であって、
    光信号経路に沿って伝播している光信号の偏光状態を定める平均ストークス・ベクトルSを第1のストークス成分として生成するように構成された第1のストークス測定構成と、
    少なくとも1つのフィルタ要素を含む第2のストークス測定構成であって、第2のストークス成分が前記平均ストークス・ベクトルSの部分集合であるように前記少なくとも1つのフィルタ要素の存在によって変更される前記第2のストークス成分を生成するように構成される第2のストークス測定構成と
    を備え、前記平均ストークス・ベクトルSと前記第2のストークス成分の組み合わせによって前記伝播している光信号の偏光変換に関する情報を与える光学偏光計。
  2. 前記第2のストークス測定構成が、単一のフィルタ要素を含み、スカラのストークス成分Sgrの形態で第2のストークス成分を生成する、請求項1に記載の光学偏光計。
  3. 前記第2のストークス測定構成が、2つ以上のフィルタ要素を含み、第2のストークス・ベクトルS’の形態で第2のストークス成分を生成する、請求項1に記載の光学偏光計。
  4. 前記第1のストークス測定構成が、
    前記伝播している光信号の光軸に対して異なる信号経路の向きを示す複数の光信号部分の方向を前記光軸に垂直な方向に変える出力結合構成と、
    前記複数の光信号部分を前記複数の光信号部分の電気表現に変換して前記平均ストークス・ベクトルSを生成する複数の光電子デバイスと
    を備える、請求項1に記載の光学偏光計。
  5. 前記出力結合構成が、前記光軸に対して異なる向きに配設された複数の回折格子を含む、請求項4に記載の光学偏光計。
  6. 前記第2のストークス測定構成が、
    前記伝播している光信号の少なくとも1つの部分の方向を光軸に垂直な方向に変える出力結合構成と、
    前記伝播している光信号の前記少なくとも1つの部分を電気的に等価なものに変換する少なくとも1つの光電子デバイスと
    を備える、請求項1に記載の光学偏光計。
  7. 前記出力結合構成が、前記第2のストークス成分Sgrを生成するための単一の回折格子を含む、請求項6に記載の光学偏光計。
  8. 前記出力結合構成が、前記第2のストークス成分S’を生成するための一対の回折格子および一対の光検出器を含む、請求項6に記載の光学偏光計。
  9. 前記少なくとも1つのフィルタ要素が、少なくとも1つの光学フィルタを含む、請求項1に記載の光学偏光計。
  10. 前記少なくとも1つの光学フィルタが、複数の光学フィルタを含み、それぞれが異なるフィルタリング特性を示す、請求項9に記載の光学偏光計。
  11. 前記少なくとも1つのフィルタ要素が、少なくとも1つの電気的フィルタを含む、請求項1に記載の光学偏光計。
  12. 前記少なくとも1つの電気的フィルタが、複数の電気的フィルタを含み、各フィルタが異なるフィルタリング特性を示す、請求項11に記載の光学偏光計。
  13. 前記少なくとも1つの電気的フィルタが、単一の電気的フィルタを含む、請求項11に記載の光学偏光計。
  14. コア領域を有し、前記コア領域に沿って長手方向に伝播する前記光信号の偏光回転を確実にするのに十分な複屈折を示す光ファイバに沿って前記光学偏光計が形成される、請求項1に記載の光学偏光計。
  15. 前記第1のストークス測定構成および前記第2のストークス測定構成が、前記光ファイバの光軸に沿って別個の位置に配設されている、請求項14に記載の光学偏光計。
  16. 前記第1のストークス測定構成および前記第2のストークス測定構成が、前記光ファイバの円周の周りの別個の軸方向位置に配設されている、請求項14に記載の光学偏光計。
  17. 調節可能な偏光制御器と、
    伝播している光信号の偏光変換を特定する光学偏光計であって、前記調節可能な偏光制御器の出力に結合され、
    光信号経路に沿って伝播している光信号の偏光状態を定める平均ストークス・ベクトルSを生成する第1のストークス測定構成と、
    少なくとも1つのフィルタ要素を含む第2のストークス測定構成であって、第2のストークス成分が前記平均ストークス・ベクトルSの部分集合であるように前記少なくとも1つのフィルタ要素の存在によって変更される前記第2のストークス成分を生成するように構成される第2のストークス測定構成と
    を含み、前記平均ストークス・ベクトルSと前記第2のストークス成分の組み合わせによって、前記伝播している光信号の偏光変換に関する情報を与える光学偏光計と、
    前記光学偏光計から出力された第1のストークス測定値および第2のストークス測定値に応答するフィードバック要素であって、前記第1のストークス測定値と前記第2のストークス測定値を共に所定の偏光の設定点の値SsetおよびSset’と比較し、値|S−Sset|および|S’−Sset’|に基づいて前記偏光制御器に入力される制御信号を供給するフィードバック要素と
    を備える偏光制御ループ。
  18. 前記設定点の値Ssetが、時間の関数として一定である、請求項17に記載の偏光制御ループ。
  19. 前記設定点の値Ssetが、時間の関数として調節される、請求項17に記載の偏光制御ループ。
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