JP5895901B2 - 文書編集装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、アンドゥ・リドゥ機能を備えた文書編集装置およびプログラムに関する。
文書編集装置の多くは、ユーザから受けた編集作業の履歴を記憶しておき、既に行われた編集作業を最新のものから時系列に遡って順に取り消すアンドゥ(Undo)や、アンドゥした編集作業を再び実行(アンドゥを取り消し)するリドゥ(Redo)の機能を備えている。
通常は、アンドゥ釦とリドゥ釦を備え、アンドゥ釦が1回操作されると、最新の1つの編集作業が取り消されて元の状態に戻り、アンドゥ釦が繰り返し操作されると、次々と編集作業が時系列に遡るようにして取り消される。同様にリドゥ釦が押下されると、最新のアンドゥによって取り消された編集作業が再実行され、リドゥ釦が続けて操作されると、アンドゥによって取り消された複数の編集作業が、取り消されたときと逆の順序に実行されて取り消し前の状態に戻すことができる。
特許文献1には、アンドゥ釦等の操作を繰り返す手間を省く等の目的から、スライダーバーなどで過去の任意の時点を指定して、その指定した時点の編集内容に戻すことのできるアンドゥ・リドゥ機構が開示されている。
また、一般に、アンドゥ操作によって文字を削除または追加してから新たな入力を行うと、当該アンドゥによって削除又は追加された文字はもはや復元することができなくなる問題がある。この問題に対応する技術として特許文献2には、アンドゥの操作自体も新たな編集の履歴として追加記録し、この記録を順に遡ることで、過去の任意の時点における文字入力状態を復元可能にする技術が開示されている。
特開2010−515516号公報 特開2008−257318号公報
複数ページからなる文書を編集する場合、あるページに対する文字の追加・削除等の編集作業を行っている際に、以前に行った他のページの編集内容の誤りに気付くことがある。このとき、その誤りを修正するためにアンドゥ機能を使用すると、現時点から時系列に遡って編集作業が順に取り消されるので、目的のページでの編集作業がアンドゥされる前に、現在のページに対して行った編集作業も取り消されてしまう。
特許文献1、2に開示の技術を用いたとしても上記の問題は解決されない。
なお、ページに限らず、たとえば、あるページの一部を拡大表示して編集するような場合においても同様の問題は生じる。すなわち。現在、拡大表示している範囲の編集作業を取り消すことなく、過去に別の範囲で行った編集作業をアンドゥしたい、といった場合にも同様の問題が生じる。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、現在の表示範囲で行われた編集作業をアンドゥすることなく、過去に別の表示範囲で行った編集作業のアンドゥやリドゥが可能な文書編集装置およびプログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]文書の一部の範囲を表示する表示部と、
前記表示部に表示される前記一部の範囲を切り換える表示範囲切り換え部と、
前記文書に対する編集の操作を受ける操作部と、
前記操作部で受けた編集の操作に従って前記文書を編集する編集部と、
前記文書に対する編集の履歴を記憶する記憶部と、
前記編集部によって行われた編集に対するアンドゥの指示の受け付けおよびリドゥの指示の受け付けを行うアンドゥ・リドゥ指示部と、
を有し、
前記編集部は、前記アンドゥ・リドゥ指示部でアンドゥの指示を受け付けたときは、前記記憶部に記憶されている前記履歴の中で、前記アンドゥの指示を受け付けた時点で前記表示部に表示されていた前記一部の範囲に対する編集の履歴のみを辿ってアンドゥを行い、前記アンドゥ・リドゥ指示部でリドゥの指示を受け付けたときは、前記記憶部に記憶されている前記履歴の中で、前記リドゥの指示を受け付けた時点で前記表示部に表示されていた前記一部の範囲に対する編集の履歴のみを辿ってリドゥを行い、
前記一部の範囲に対するアンドゥとリドゥの上限回数を変更する上限回数変更部をさらに有し、
前記上限回数変更部は、前記一部の範囲別に前記上限回数を有し、任意の前記一部の範囲に対する前記上限回数を、該一部の範囲に対して追記されたオブジェクトの数に応じて増加させる
ことを特徴とする文書編集装置。
上記発明および下記[2][3]に記載の発明では、アンドゥ、リドゥは上限回数内でのみ可能にされる。一部の範囲(ページや領域)別に編集の履歴を記憶する場合、ページ数や領域の数が増えると編集の履歴を記憶するために確保すべき記憶容量が増大するので、アンドゥ・リドゥの上限回数を設けることで、編集の履歴を記憶するための記憶容量の増大を防ぐ。
上記発明では、追加されたオブジェクトが多いページや領域ほど、アンドゥ・リドゥの上限回数が増えるので、編集操作の多いページや領域のアンドゥ・リドゥ用に、より多くのメモリを振り分けることができる。
]文書の一部の範囲を表示する表示部と、
前記表示部に表示される前記一部の範囲を切り換える表示範囲切り換え部と、
前記文書に対する編集の操作を受ける操作部と、
前記操作部で受けた編集の操作に従って前記文書を編集する編集部と、
前記文書に対する編集の履歴を記憶する記憶部と、
前記編集部によって行われた編集に対するアンドゥの指示の受け付けおよびリドゥの指示の受け付けを行うアンドゥ・リドゥ指示部と、
を有し、
前記編集部は、前記アンドゥ・リドゥ指示部でアンドゥの指示を受け付けたときは、前記記憶部に記憶されている前記履歴の中で、前記アンドゥの指示を受け付けた時点で前記表示部に表示されていた前記一部の範囲に対する編集の履歴のみを辿ってアンドゥを行い、前記アンドゥ・リドゥ指示部でリドゥの指示を受け付けたときは、前記記憶部に記憶されている前記履歴の中で、前記リドゥの指示を受け付けた時点で前記表示部に表示されていた前記一部の範囲に対する編集の履歴のみを辿ってリドゥを行い、
前記一部の範囲に対するアンドゥとリドゥの上限回数を変更する上限回数変更部をさらに有し、
前記上限回数変更部は、前記一部の範囲別に前記上限回数を有し、任意の前記一部の範囲に対する上限回数を、該一部の範囲の文書に最初に含まれていた余白のサイズに応じて変更する
ことを特徴とする文書編集装置。
上記発明では、初期の余白が多いページや領域ほど、そのページや領域に追記されるオブジェクトが多いと想定されるので、初期の余白のサイズに応じて上限回数を増減させる。
]文書の一部の範囲を表示する表示部と、
前記表示部に表示される前記一部の範囲を切り換える表示範囲切り換え部と、
前記文書に対する編集の操作を受ける操作部と、
前記操作部で受けた編集の操作に従って前記文書を編集する編集部と、
前記文書に対する編集の履歴を記憶する記憶部と、
前記編集部によって行われた編集に対するアンドゥの指示の受け付けおよびリドゥの指示の受け付けを行うアンドゥ・リドゥ指示部と、
を有し、
前記編集部は、前記アンドゥ・リドゥ指示部でアンドゥの指示を受け付けたときは、前記記憶部に記憶されている前記履歴の中で、前記アンドゥの指示を受け付けた時点で前記表示部に表示されていた前記一部の範囲に対する編集の履歴のみを辿ってアンドゥを行い、前記アンドゥ・リドゥ指示部でリドゥの指示を受け付けたときは、前記記憶部に記憶されている前記履歴の中で、前記リドゥの指示を受け付けた時点で前記表示部に表示されていた前記一部の範囲に対する編集の履歴のみを辿ってリドゥを行い、
前記一部の範囲に対するアンドゥとリドゥの上限回数を変更する上限回数変更部をさらに有し、
前記上限回数変更部は、前記一部の範囲別に前記上限回数を有し、任意の前記一部の範囲に対する上限回数を、該一部の範囲の文書に含まれる図が多いほど減少させる
ことを特徴とする文書編集装置。
上記発明では、図に対する追記は、余白や文書に対する追記より少ないと想定されるので、図が多いページや領域については、アンドゥ・リドゥが可能な上限回数を少なくする。
]前記記憶部は、前記一部の範囲別に前記履歴を記憶する
ことを特徴とする[]乃至[]のいずれか1つに記載の文書編集装置。
上記発明では、一部の範囲別に編集の履歴が記憶される。これにより、現在表示中の一部の範囲に対応する編集の履歴だけを容易に辿ることができる。
]前記一部の範囲は、任意の一のページである
ことを特徴とする[]乃至[]のいずれか1つに記載の文書編集装置。
上記発明では、表示部に表示する範囲をページ単位に切り換えることができ、編集操作に対するアンドゥ・リドゥは、ページ別に行うことができる。
]前記一部の範囲は、任意の一のページの中の一部の領域である
ことを特徴とする[]乃至[]のいずれか1つに記載の文書編集装置。
上記発明では、たとえば、拡大表示する場合にページの一部の領域だけが表示部に表示され、アンドゥ・リドゥは、拡大表示中の一部の領域に対してのみ行われる。
]前記編集の操作は、手書き入力を含む
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1つに記載の文書編集装置。
]前記記憶部は、文書の記憶領域にも利用され、
前記上限回数変更部は、前記記憶部に記憶された文書のページ数に応じて前記上限回数を変更する
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の文書編集装置。
上記発明では、文書のページ数が増えると、それだけ記憶部の記憶領域が消費されるので、履歴の記憶に割り当て可能な記憶容量が減る。さらにページ数が増えれば、それだけ記憶すべき履歴が増加する。そこで、記憶部に記憶されている文書のページ数に応じてアンドゥ・リドゥ可能な上限回数を増減させる。
]前記文書に対する編集の操作は、手書き入力による追記または削除であり、
1つの前記履歴は、手書き入力によって追記または削除された1つのストロークの内容を示すものであり、
前記アンドゥ・リドゥ指示部は、前記記憶部に記憶されている前記履歴の中から任意の一の履歴の選択を受け付ける機能を更に備え、
前記編集部は、前記選択された一の履歴に対応する編集をアンドゥもしくはリドゥする機能をさらに備える
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1つに記載の文書編集装置。
上記発明では、表示中の一部の範囲において、時系列に編集の履歴を辿ることなく、任意の編集をアンドゥ・リドゥすることができる。
10]前記記憶部は、前記履歴を不揮発に記憶する
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1つに記載の文書編集装置。
上記発明では、電源オフ/オンしても、電源オフ前の編集作業に対するアンドゥ・リドゥが可能になる。
[11]情報処理装置を、[1]乃至[10]のいずれか1つに記載の文書編集装置として機能させるプログラム。
本発明に係る文書編集装置およびプログラムによれば、現在の表示範囲で行われた編集作業をアンドゥすることなく、過去に別の表示範囲で行った編集作業のアンドゥやリドゥを行うことができる。
本発明の実施の形態に係る文書編集装置を示す正面図である。 文書編集装置の電気的概略構成を示す図である。 文書に対する編集の履歴を記憶する記憶部としてのアンドゥメモリとリドゥメモリの構成例を示す図である。 文書編集装置が行う、手書き入力中のアンドゥ・リドゥに係る処理を示す流れ図である。 図4の続きを示す流れ図である。 アンドゥ、リドゥが行われた場合の動作の具体例を示す図である。 図6の続きを示す図である。 文書編集装置において通常表示した場合と拡大表示した場合の表示範囲の一例を示す図である。 通常表示の状態で、ストロークaからストロークjまでの10個のストロークを順に手書きし終えた場合の各部の状態を示す図である。 図9の状態から領域A、領域Bのみを140%拡大表示した場合の各部の状態を示す図である。 図10に示す状態からアンドゥの操作を2回連続して受けた場合の各部の状態を示す図である。 図11の状態からリドゥの操作を1回受けた場合の各部の状態を示す図である。 図11の状態で領域Bに新たなストロークkを手書きした場合の各部の状態を示す図である。 図13の状態で、通常表示に戻した場合の各部の状態を示す図である。 図14の状態からアンドゥの操作を2回連続して受けた場合の各部の状態を示す図である。 図9の状態から領域Aのみを200%拡大して表示した場合の各部の状態を示す図である。 拡大表示機能に対応した文書編集装置が行う、手書き入力中のアンドゥ・リドゥに係る処理を示す流れ図である。 図17の続きを示す流れ図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る文書編集装置10を示す正面図である。文書編集装置10は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置などの外部装置と、無線LANなどのネットワークを通じて無線通信可能であり、情報処理装置等から文書のデータを受信し、その文書を表示し、編集したり、手書きによるメモ書きを付加したりする機能を備えている。また手書きメモを付加するなどした編集後の文書を、情報処理装置や印刷装置などの外部装置に送信する機能を備えている。文書編集装置10は、たとえば、印刷前の文書の校閲、校正などに利用される。
文書編集装置10は、A4サイズほどの平板形状を成した携帯端末であり、表面のほぼ全域が表示部15の表示面になっている。表示部15は、電力の消費なしに表示内容を保持でき、表示内容の書き換え時に電力を消費する表示装置である。たとえば、表示部15は、電気泳動式の電子ペーパで構成される。
また、表示部15の表示面上には、指やペンなどでタッチされた位置を検出するタッチパネルが設けてある。文書編集装置10の表示部15の表示面には、ユーザの操作によって表示内容の書き換えが行われるページ表示領域21と、当該文書編集装置10が自動的に表示内容を更新するシステム情報領域22と、ツールバー23が表示される。システム情報領域22は表示部15の表示面の上部に設けられ、ツールバー23は表示部15の表示面の右端に縦帯状に設けられている。表示部15の表示面のうちのシステム情報領域22とツールバー23を除く部分はすべてページ表示領域21になっている。
ページ表示領域21には、閲覧、編集対象の文書や画像が1ページずつ、もしくはページの一部が拡大されて表示される。また、ページ表示領域21においてユーザは文字や図形を、手書き入力によって追記することができる。
システム情報領域22には、時計、日付、無線通信の電波強度、バッテリー残量などの情報が表示される。システム情報領域22の表示内容はシステムにより自動更新される。
ツールバー23には、手書き入力のための各種ツール(ペン、消しゴムなど)を選択するための釦やリフレッシュ釦25、アンドゥ釦26、リドゥ釦27などが表示される。アンドゥ釦26は、アンドゥを1回行う指示を入力するための操作釦である。リドゥ釦27はリドゥを1回行う指示を入力するための操作釦である。
アンドゥは、最新の編集操作を取り消してその編集操作前の状態に戻す動作であり、リドゥは最新のアンドゥを取り消して、アンドゥされる前の状態に戻す動作である。アンドゥの指示を複数回続けると、最新のものから複数回分の編集操作が時系列に順に遡って取り消される。アンドゥを複数回行った後、リドゥを複数回続けると、最新のものから複数回分のアンドゥが時系列に順に遡って取り消される。
文書編集装置10の正面のうち、表示部15の右横の額縁部分には、表示部15のページ表示領域21に表示されるページを前後のページに切り換えるための操作(ページめくり操作)をユーザから受けるページめくり釦28が設けてある。ページめくり釦28は、ページ表示領域21に表示されるページを、次ページに進めるための次ページ釦28aと、1ページ前のページに戻す前ページ釦28bで構成される。
図2は、文書編集装置10の電気的概略構成を示している。文書編集装置10は、当該文書編集装置10の動作を統括制御するシステム制御部11に、記録部12と、操作部13と、表示処理部14と、通信部16と、電源状態監視部17とを接続して構成される。表示部15は表示処理部14の配下に接続されている。また、各部に電力を供給するための電源ユニット(バッテリー(電池))18を有する。
システム制御部11は主にデータの送信、受信の制御、データの格納、読み出しの制御、表示部15への文書の表示制御、ユーザから各種の操作や手書き入力を受ける制御などシステム全体の制御を行う。システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを主要部として構成され、ROMに格納されたプログラムをCPUが実行することで文書編集装置10としての機能が実現される。RAMはCPUがプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に記憶するためのワークメモリとして使用される。
記録部12は、表示対象の文書や画像のデータ、システム制御で使用するための設定等を格納するためのメモリである。記録部12は不揮発のメモリであり、文書に対する編集の履歴を記憶するための記憶領域(後述するアンドゥメモリ、リドゥメモリ)として使用される。
操作部13はユーザからの操作を受け付ける機能を有し、キースイッチやタッチパネルで構成される。具体的には、操作部13は、前述したツールバー23の各釦、ページめくり釦28などを含む。
表示処理部14はシステム制御部11の指令に従って表示部15の表示内容を書き換える制御を行う。表示部15は前述した電気泳動方式の電子ペーパである。表示部15は縦横の行列状に画素を配列した、所謂、ドットマトリクス型の表示装置である。
通信部16は、外部装置とデータを送受信する機能を果たす。たとえば、文書や画像など表示対象となるデータの受信、当該文書編集装置10で編集後の文書や手書きされた内容を示すデータを外部装置へ送信する等の機能を果たす。
電源状態監視部17は、電源ユニット18の状態を監視し、供給可能な電力の残量を検知し、その情報をシステム制御部11に通知する機能を果たす。電源ユニット18は文書編集装置10の各部へ電力を供給する電源であり、アルカリ蓄電池、リチウムイオン電池等の二次電池などから構成される。
次に、文書編集装置10が有するアンドゥ、リドゥの機能について説明する。
文書編集装置10は、アンドゥの指示を受け付けたとき、当該アンドゥの指示を受け付けた時点で表示部15のページ表示領域21に表示されていた範囲(ページもしくはページの中の拡大表示された一部)に対する編集の履歴のみを時系列に辿ってアンドゥを行う。また、リドゥの指示を受け付けたときは、当該リドゥの指示を受け付けた時点で表示部15のページ表示領域21に表示されていた範囲(ページもしくはページの中の拡大表示された一部)に対する編集の履歴のみを時系列に辿ってリドゥを行う。
たとえば、第1ページを表示して第1ページに対する第1編集操作を行った後、第2ページに表示を切り換えて第2ページに対して第2編集操作を行い、その後、第1ページに表示を切り換えて、アンドゥを指示すると、第1編集操作がアンドゥされる。
図3は、文書に対する編集の履歴を記憶する記憶部としてのアンドゥメモリとリドゥメモリの構成例を示している。図3の例では、ページ別にアンドゥメモリとリドゥメモリが設けられており、ページ別に編集履歴を記憶することができる。たとえば、文書編集装置10が編集対象とする文書がXページで構成される場合、Xページ分のアンドゥメモリとリドゥメモリがページ別に設けられる。
アンドゥメモリは、ユーザから受けた編集操作の内容を示す履歴データを最新の編集操作からN回分前までを上限として時系列に記憶するためのメモリである。リドゥメモリは、アンドゥによって取り消された編集操作の内容を示す履歴データを最新のアンドゥからM回分前までを上限として時系列に記憶するためのメモリである。
それぞれのページにおいて、アンドゥ可能な上限回数はN回、リドゥ可能な上限回数はM回となっている。N、Mは任意の正整数である。
たとえば、1ページ目のアンドゥメモリに記憶される履歴データを新しいものから順に、U11、U12・・・とすると、1ページ目のアンドゥメモリに記憶される一番古い履歴データはU1Nである。1ページ目のアンドゥメモリには、U11〜U1Nまでの履歴データは保持されるが、それよりも古いデータ(N+1以上の履歴データ)は保持されない。
同様に、たとえば、1ページ目のリドゥメモリに記憶される履歴データを新しいものから順にR11、R12・・・とすると、1ページ目のリドゥメモリに記憶される一番古い履歴データはR1Mである。1ページ目のリドゥメモリには、R11〜R1Mまでの履歴データが保持され、それよりも古いデータ(M+1以上の履歴データ)は保持されない。
なお、UやRの文字に続く1つ目の数字はページ番号を示し、2つ目の数字は履歴の新旧を示す番号である。
ここでは、編集操作として、手書き入力が行われるものとし、各編集操作の内容を示す履歴データとして、手書き入力によって追記・削除された各ストロークの内容を記憶するものとする。
図4、図5は、文書編集装置10が行う、手書き入力中のアンドゥ・リドゥに係る処理の流れを示している。まず、表示対象の文書が選択されると、その文書の1ページ目を表示し(ステップS101)、該表示したページに対応するアンドゥメモリとリドゥメモリを選択する(ステップS102)。
何らかの手書き入力を受けると(ステップS103;Yes)、表示中のページに対応する選択中のアンドゥメモリが満杯か否かを調べる(ステップS104)。たとえば、アンドゥメモリに対する上限回数がN回に設定されている場合、N個の履歴データが既にアンドゥメモリに記憶されていれば該アンドゥメモリは満杯の状態である。
表示中のページに対応する選択中のアンドゥメモリが満杯でなければ(ステップS104;No)、ステップS106へ移行する。満杯ならば(ステップS104;Yes)、該アンドゥメモリに記憶されている中で最も古い履歴データを削除して(ステップS105)、ステップS106へ移行する。
ステップS106では、表示中のページに対応する選択中のアンドゥメモリに最新の手書き入力の内容を示す履歴データを追加記憶する。そして、表示中のページに対応する選択中のリドゥメモリの記憶内容をすべてリセット(削除)して(ステップS107)、ステップS103に戻って処理を継続する。
アンドゥ釦26が操作されてユーザからアンドゥの指示を受けた場合は(ステップS103;No、ステップS108;Yes)、表示中のページに対応する選択中のアンドゥメモリに履歴データが記憶されているか否かを調べる(ステップS109)。
表示中のページに対応する選択中のアンドゥメモリに履歴データが記憶されていなければ(ステップS109;No)、アンドゥする編集操作(手書き入力)が存在しないので、ステップS103に戻って処理を続ける。
表示中のページに対応する選択中のアンドゥメモリに履歴データが記憶されている場合は(ステップS109;Yes)、該アンドゥメモリに記憶されている中の最新の履歴データに従ってアンドゥを実行する(ステップS110)。
次に、表示中のページに対応する選択中のリドゥメモリが満杯か否かを調べ(ステップS111)、満杯でなければ(ステップS111;No)、ステップS113に移行する。たとえば、リドゥメモリに対する上限回数がM回に設定されている場合に、M個の履歴データが既にリドゥメモリに記憶されていれば該リドゥメモリは満杯になっている。
表示中のページに対応する選択中のリドゥメモリが満杯ならば(ステップS111;Yes)、該リドゥメモリに記憶されている中で最も古い履歴データを削除して(ステップS112)、ステップS113に移行する。
ステップS113では、ステップS110のアンドゥで使用した履歴データを、表示中のページに対応する選択中のリドゥメモリに移動して記憶する。その後、ステップS103に戻って処理を続ける。
リドゥ釦27が操作されてユーザからリドゥの指示を受けた場合は(ステップS108;No、ステップS114;Yes)、表示中のページに対応する選択中のリドゥメモリに履歴データが記憶されているか否かを調べる(ステップS115)。
該リドゥメモリに履歴データが記憶されていなければ(ステップS115;No)、リドゥする編集操作が存在しないので、ステップS103に戻って処理を続ける。
表示中のページに対応する選択中のリドゥメモリに履歴データが記憶されている場合は(ステップS115;Yes)、該リドゥメモリに記憶されている中の最新の履歴データに従ってリドゥを実行する(ステップS116)。次に、表示中のページに対応する選択中のアンドゥメモリが満杯か否かを調べ(ステップS117)、満杯でなければ(ステップS117;No)、ステップS119に移行する。該アンドゥメモリが満杯ならば(ステップS117;Yes)、該アンドゥメモリに記憶されている中で最も古い履歴データを削除して(ステップS118)、ステップS119に移行する。
ステップS119では、ステップS116のリドゥで使用した履歴データを表示中のページに対応する選択中のアンドゥメモリに移動して記憶する。その後、ステップS103に戻って処理を続ける。
ページめくり釦28が操作されてユーザからページ切り換えの指示を受けた場合は(ステップS114;No、ステップS120;Yes)、該ページ切り換えの指示に応じて表示部15のページ表示領域21に表示するページを切り換え(ステップS121)、切り換え後に表示したページのアンドゥメモリおよびリドゥメモリを選択する(ステップS122)。その後、ステップS103に戻って処理を継続する。ページ切り換えの指示を受けない場合は(ステップS120;No)、ステップS103に戻って処理を継続する。
このように、文書編集装置10では、ページ別にアンドゥメモリ、リドゥメモリを有し、表示するページが切り換えられると、表示されたページのアンドゥメモリ、リドゥメモリが選択されて有効になる。これにより、たとえば、第1ページで編集作業を行った後、第2ページに切り換えてさらに編集作業を行っているときに、以前に第1ページで行った編集内容の誤りに気付いた場合、第1ページに表示を切り換えてアンドゥ釦26を操作すれば、第2ページでの編集作業をアンドゥすることなく、第1ページでの編集作業をアンドゥすることができる。なお、各ページのアンドゥメモリ、リドゥメモリの記憶内容は、表示するページを切り換えても保持されている。
次に、あるページでアンドゥ、リドゥが行われた場合の動作の具体例を図6、図7に基づいて説明する。
図6、図7において、編集操作の欄には、ユーザから受けた手書き入力の内容を時系列に模擬表示してある。また、アンドゥ・リドゥメモリの欄には、そのときのアンドゥメモリ・リドゥメモリの記憶内容を示してある。表示内容の欄には、その時点でのページ表示領域21の表示内容を示してある。
図6(a)は、空白の1ページ目に対して、ストロークa、ストロークb、ストロークc、ストロークdをこの順に手書きした場合を示している。なお、表示内容の欄では、ストロークaをaの文字で、ストロークbをbの文字で、というように、各ストロークの表示内容をそのストロークに割り当てた符号に対応する文字で示してある。
ストロークaはアンドゥメモリのU14に、ストロークbはアンドゥメモリのU13に、ストロークcはアンドゥメモリのU12に、ストロークdはアンドゥメモリのU11に記憶される。表示内容は「abcd」になる。
図6(b)は、図6(a)の状態からアンドゥの操作を2回連続して受けた場合を示している。ストロークaはアンドゥメモリのU12に、ストロークbはアンドゥメモリのU11に、ストロークcはリドゥメモリのR11に、ストロークdはリドゥメモリのR12にそれぞれ移動して記憶される。表示内容はストロークdとストロークcが削除されて、「ab」になる。
図6(b)の状態でリドゥの操作を1回受けると、図7(a)に示す状態になる。ストロークaはアンドゥメモリのU13に、ストロークbはアンドゥメモリのU12に、ストロークcはアンドゥメモリのU11に、ストロークdはリドゥメモリのR11にそれぞれ移動して記憶される。表示内容はストロークcが復活して「abc」となる。
図6(b)の状態で、新たなストロークが追加されると図7(b)に示す状態に遷移する。リドゥメモリはリセットされる。すなわち、リドゥメモリにあったストロークc、ストロークdの履歴データは消去される。アンドゥメモリには新たなストロークeが追加される。その結果、ストロークaはアンドゥメモリのU13に、ストロークbはアンドゥメモリのU12に移動し、ストロークeはアンドゥメモリのU11に記憶される。表示内容はストロークeが追加されて「abe」になる。
なお、履歴データは電源がオフされても記憶内容が保持される不揮発メモリに保存するので、文書編集装置10の電源をオフ/オンしても履歴データは保持される。これにより、文書編集装置10の電源をオフ/オンしていた場合に、電源オフ前の編集作業に対するアンドゥ・リドゥを、電源オン後に行うことができ、たとえば、編集日が異なる編集作業に対しても、アンドゥ・リドゥを行うことができる。
次に、文書編集装置10に、あるページの一部の範囲を表示部15のページ表示領域21に拡大表示する機能を付加した場合について説明する。
図8は、文書編集装置10において通常表示した場合と拡大表示した場合の表示範囲の一例を示している。文書編集装置10は、拡大率100%の通常表示(拡大なし)と、140%拡大表示と、200%拡大表示とに拡大率を切り換えて表示することができる。
通常表示(拡大率100%)の状態では、1つのページ全体が丁度ページ表示領域21の全体に表示される。表示部15のページ表示領域21は4等分された4つの矩形の領域A、B、C、Dに分けて管理されている。通常表示(拡大率100%)の状態では、領域A、B、C、Dのそれぞれに1ページのうちの4分の1の範囲が表示される。
140%拡大表示の状態では、通常表示(拡大率100%)の状態で領域Aと領域Bに表示されていた内容のみがそれぞれ140%に拡大されてページ表示領域21に表示される。200%拡大表示の状態では、通常表示(拡大率100%)の状態で領域Aに表示されていた内容のみが200%に拡大されてページ表示領域21に表示される。
なお、140%拡大表示においては、表示範囲として領域Cと領域Dを選択することができる。また、200%拡大表示においては、表示範囲として領域Bのみ、あるいは領域Cのみ、あるいは領域Dのみを選択することができる。
拡大表示機能を備えた文書編集装置10は、前述したようにページ別にアンドゥメモリとリドゥメモリを備えるが、さらに、各ページのアンドゥメモリ、リドゥメモリがそれぞれ領域A、B、C、Dに分けて管理されている。すなわち、1つのページに対して、領域Aのアンドゥメモリ、リドゥメモリと、領域Bのアンドゥメモリ、リドゥメモリと、領域Cのアンドゥメモリ、リドゥメモリと、領域Dのアンドゥメモリ、リドゥメモリを備えている。
文書編集装置10は、ページ表示領域21に表示されている領域に対応するアンドゥメモリとリドゥメモリのみを有効とする。通常表示の状態では、領域A、領域B、領域C、領域Dに対応するすべてのアンドゥメモリとリドゥメモリが有効にされる。140%拡大表示の状態では領域Aと領域B(あるいは領域Cと領域D)に対応するアンドゥメモリとリドゥメモリのみが有効にされる。200%拡大表示の状態では領域A〜Dの中のいずれか1つの表示中の領域に対応するアンドゥメモリとリドゥメモリのみが有効にされる。
アンドゥメモリ、リドゥメモリに記憶される各履歴データには、その履歴データに係る手書き入力を受けたとき(ストロークの入力を受けたとき)の時間情報が付加される。時間情報は、たとえば、西暦の年、月、日、時分秒を含む。時間情報は手書き入力の順序を特定可能な情報、たとえば、手書き入力毎に+1されるようなシリアル番号等でもよい。
また、各手書き入力のストロークは、そのストロークの始点が存在する領域に帰属するものとする。
文書編集装置10は、手書き入力を受けたとき、その手書き入力を受けた時点に対応する時間情報を含む履歴データを作成し、これをその手書き入力に係るストロークの始点が含まれる領域のアンドゥメモリに記憶する。
ユーザからアンドゥの指示を受けると、その時点で有効にされているアンドゥメモリ、すなわち表示中の領域に対応するアンドゥメモリ、に記憶されている履歴データの中で時間情報の示す時点が最も新しいものを選択し、その履歴データの示す編集操作をアンドゥする。そして、この履歴データを、この履歴データが記憶されていたアンドゥメモリと同じ領域のリドゥメモリに移動させる。
同様に、ユーザからリドゥの指示を受けると、その時点で表示中の領域に対応するリドゥメモリに記憶されている履歴データの中で時間情報の示す時点が最も新しいものを選択し、その履歴データの示す編集操作をリドゥする。そして、この履歴データを、この履歴データが記憶されていたリドゥメモリと同じ領域のアンドゥメモリに移動させる。
次に、拡大表示機能を有する文書編集装置10でアンドゥ、リドゥが行われた場合の動作の具体例を、図9〜図16に基づいて説明する。
編集操作の欄には、ユーザから受けた手書き入力を領域A、領域B、領域C,領域Dに分けて時系列に模擬表示してある。アンドゥ・リドゥメモリの欄には、そのときの領域A、領域B、領域C、領域Dそれぞれのアンドゥメモリ・リドゥメモリの記憶内容を示してある。ページメモリの欄には、その時点でのページ全体の内容を示し、表示内容の欄には、その時点でのページ表示領域21の表示内容を示してある。
この具体例では、文書の1ページ目に対する編集操作を行うものとする。また、時間情報はT1、T2…のように示す。数字が小さいほど古い編集操作とする。また、ページメモリの欄および表示内容の欄では、ストロークaをaの文字で、ストロークbをbの文字で、というように、各ストロークの表示内容をそのストロークに割り当てた符号に対応する文字で示してある。
図9は、通常表示の状態で、ストロークaからストロークjまでの10個のストロークを順に手書きし終えた状態を示している。この例では、まず、領域Aに始点のあるストロークaが手書きされ(T1)、続いて領域Aに始点のあるストロークbが手書きされ(T2)、続いて領域Bに始点のあるストロークcが手書きされ(T3)、続いて領域Aに始点のあるストロークdが手書きされ(T4)、続いて領域Aに始点のあるストロークeが手書きされ(T5)、続いて領域Cに始点のあるストロークfが手書きされ(T6)、続いて領域Cに始点のあるストロークgが手書きされ(T7)、続いて領域Bに始点のあるストロークhが手書きされ(T8)、続いて領域Cに始点のあるストロークiが手書きされ(T9)、最後に領域Dに始点のあるストロークjが手書きされ(T10)ている。
通常表示の状態では、ページ表示領域21に表示された領域A〜領域Dの各アンドゥ・リドゥメモリがすべて有効にされており、各ストロークの履歴データは、それぞれのストロークの始点が存在する領域のアンドゥメモリに、手書きされた順に従って記憶されている。
図10は、図9の状態から領域A、領域Bのみを140%拡大表示した場合を示している。領域A、領域Bのみを140%拡大表示すると、領域A、領域Bのみがページ表示領域21に拡大表示され、領域Aと領域Bのアンドゥ・リドゥメモリのみが有効にされる。ページ表示領域21に表示されない領域Cと領域Dのアンドゥ・リドゥメモリは非有効にされる。ここでは、編集操作の欄およびアンドゥ・リドゥメモリの欄において、非有効にされた部分を半透明のグレー色でマスクして示してある。
図11は、図10に示す状態からアンドゥの操作を2回連続して受けた場合を示している。領域A、領域Bのアンドゥメモリに記憶されている履歴データの中で最も新しい編集操作はT8のストロークhなので、1回目のアンドゥの操作に対してページメモリの領域Bからストロークhを取り消し、該ストロークhの履歴データを領域Bのアンドゥメモリから領域Bのリドゥメモリに移動させる。
移動後の状態において領域A、領域Bのアンドゥメモリに記憶されている履歴データの中で最も新しい編集操作はT5のストロークeになるので、2回目のアンドゥの操作に対してページメモリの領域Aからストロークeを取り消し、該ストロークeの履歴データを領域Aのアンドゥメモリから領域Aのリドゥメモリに移動させる。
図12は、図11の状態からリドゥの操作を1回受けた場合を示している。有効な領域A、領域Bのリドゥメモリに記録されている履歴データの中で最も新しいアンドゥの操作に対応するものは、時間情報が一番古いものになる。図11の例では、領域A、領域Bのリドゥメモリに記憶されている履歴データの中で時間情報が最も古い履歴データはT5のストロークeになる。そこで、図12に示すように、今回のリドゥの操作に対してページメモリの領域Aにストロークeを再描画し、該ストロークeの履歴データを領域Aのリドゥメモリから領域Aのアンドゥメモリに移動させる。
図13は、図11の状態で領域Bに新たなストロークkを手書きした場合を示している。領域Bのアンドゥメモリに、ストロークkの履歴データ(時間情報T11を含む)が追加される。また、領域Bのリドゥメモリはリセットされ、領域Bのリドゥメモリに記憶されていた履歴データは削除される。
図14は、図13の状態で、通常表示に戻した場合を示している。領域A〜領域Dのすべてがページ表示領域21に表示される。また領域A〜領域Dのアンドゥ・リドゥメモリがすべて有効にされる。領域C、領域Dのアンドゥ・リドゥメモリの内容は、非有効にされていた間も保持されており、有効になったときの状態は、前回非有効になる直前の状態と同一である。
図15は、図14の状態からアンドゥの操作を2回連続して受けた場合を示している。図14の状態において、領域Aから領域Dのアンドゥメモリに記憶されている履歴データの中で最も新しい編集操作はT11のストロークkなので、1回目のアンドゥの操作に対してページメモリの領域Bからストロークkを取り消し、該ストロークkの履歴データを領域Bのアンドゥメモリから領域Bのリドゥメモリに移動させる。
移動後の状態において領域Aから領域Dのアンドゥメモリに記憶されている履歴データの中で最も新しい編集操作はT10のストロークjなので、2回目のアンドゥの操作に対してページメモリの領域Dからストロークjを取り消し、該ストロークjの履歴データを領域Dのアンドゥメモリから領域Dのリドゥメモリに移動させる。
図16は、図9の状態から領域Aのみを200%拡大表示した場合を示している。領域A内でアンドゥ、リドゥ、ストロークの追加を行った後に拡大表示を解除した場合、領域Aには拡大表示を解除する前と同じ状態が表示され、領域Bから領域Dにはそれぞれ、領域Aを拡大表示する前と同じ状態が表示される。
図17、図18は、拡大表示機能に対応した文書編集装置10が行う、手書き入力中のアンドゥ・リドゥに係る処理の流れを示している。まず、文書の1ページ目を通常表示し(ステップS201)、該通常表示したページに対応する全領域(A〜D)のアンドゥメモリとリドゥメモリを選択する(ステップS202)。さらに、該全領域のアンドゥメモリとリドゥメモリを有効にする(ステップS203)。
何らかの手書き入力を受けると(ステップS204;Yes)、その手書き入力のストロークの始点のある領域のアンドゥメモリが満杯か否かを調べる(ステップS205)。該始点のある領域のアンドゥメモリが満杯でなければ(ステップS205;No)、ステップS207へ移行する。満杯ならば(ステップS205;Yes)、該始点のある領域のアンドゥメモリに記憶されている中で最も古い履歴データを削除して(ステップS206)、ステップS207へ移行する。
ステップS207では、該始点のある領域のアンドゥメモリに最新の手書き入力の内容(ストローク)を示す履歴データを追加記憶する。この履歴データには手書きされた時点の時間情報が含まれる。次に、該始点のある領域のリドゥメモリの記憶内容をすべてリセット(削除)し(ステップS208)、ステップS204に戻って処理を継続する。
アンドゥ釦26が操作されてユーザからアンドゥの指示を受けた場合は(ステップS204;No、ステップS209;Yes)、表示中の領域(たとえば、領域A、Bが140%拡大表示されている場合は領域A、B)に対応する有効なアンドゥメモリに履歴データが記憶されているか否かを調べる(ステップS210)。
表示中の領域に対応する有効なアンドゥメモリに履歴データが記憶されていなければ(ステップS210;No)、アンドゥする編集操作が存在しないので、ステップS204に戻って処理を続ける。
表示中の領域に対応する有効なアンドゥメモリに履歴データが記憶されている場合は(ステップS210;Yes)、該有効なアンドゥメモリに記憶されている中で時間情報が最新の履歴データを選択し、この履歴データに従ってアンドゥを実行する(ステップS211)。たとえば、領域A、Bが140%拡大表示されている場合は、領域A、Bのアンドゥメモリに記憶されている履歴データの中で時間情報が最新の履歴データを選択してアンドゥする。
次に、アンドゥした履歴データが記憶されていたアンドゥメモリと同じ領域のリドゥメモリが満杯か否かを調べ(ステップS212)、満杯でなければ(ステップS212;No)、ステップS214に移行する。満杯ならば(ステップS212;Yes)、該リドゥメモリに記憶されている中で最も古い履歴データを削除して(ステップS213)、ステップS214に移行する。
ステップS214では、ステップS211でのアンドゥで使用した履歴データを、該アンドゥした履歴データが記憶されていたアンドゥメモリと同じ領域のリドゥメモリに移動して記憶する。その後、ステップS204に戻って処理を続ける。
リドゥ釦27が操作されてユーザからリドゥの指示を受けた場合は(ステップS209;No、ステップS215;Yes)、表示中の領域(たとえば、領域A、Bが140%拡大表示されている場合は領域A、B)に対応する有効なリドゥメモリに履歴データが記憶されているか否かを調べる(ステップS216)。
表示中の領域に対応する有効なリドゥメモリに履歴データが記憶されていなければ(ステップS216;No)、リドゥする編集操作が存在しないので、ステップS204に戻って処理を続ける。
表示中の領域に対応する有効なリドゥメモリに履歴データが記憶されている場合は(ステップS216;Yes)、表示中の領域に対応する有効なリドゥメモリに記憶されている中の最新の履歴データに従ってリドゥを実行する(ステップS217)。たとえば、領域A、Bが140%拡大表示されている場合は、領域A、Bのリドゥメモリに記憶されている履歴データの中で時間情報が最新の履歴データを選択してリドゥする。
次に、リドゥした履歴データが記憶されていたリドゥメモリと同じ領域のアンドゥメモリが満杯か否かを調べ(ステップS218)、満杯でなければ(ステップS218;No)、ステップS220に移行する。リドゥした履歴データが記憶されていたリドゥメモリと同じ領域のアンドゥメモリが満杯ならば(ステップS218;Yes)、該アンドゥメモリに記憶されている中で最も古い履歴データを削除して(ステップS219)、ステップS220に移行する。
ステップS220では、ステップS217でのリドゥで使用した履歴データを、該リドゥした履歴データが記憶されていたリドゥメモリと同じ領域のアンドゥメモリに移動して記憶する。その後、ステップS204に戻って処理を続ける。
拡大率が変更された場合は(ステップS215;No、ステップS221;Yes)、変更後の拡大率で表示すべき領域のみをページ表示領域21に表示し(ステップS222)、該表示中の領域に対応するアンドゥメモリとリドゥメモリのみを有効にして(ステップS223)、ステップS204に戻って処理を継続する。たとえば、領域Aが200%拡大表示されるように表示が切り換えられた場合は、領域Aのアンドゥメモリとリドゥメモリのみを有効にする。
ページめくり釦28が操作されてユーザからページ切り換えの指示を受けた場合は(ステップS221;No、ステップS224;Yes)、ページ切り換えの指示に従って、次に表示すべきページを、現在の拡大率で表示部15のページ表示領域21に表示する(ステップS225)。たとえば、ページ切り換え前に領域Aのみが200%拡大表示されている場合は、切り換え後のページの領域Aのみを200%拡大表示する。該表示したページの全領域のアンドゥメモリおよびリドゥメモリを選択し(ステップS226)、表示中の領域に対応するアンドゥメモリとリドゥメモリのみを有効にする(ステップS227)。その後、ステップS204に戻って処理を継続する。
ページ切り換えの指示を受けない場合は(ステップS224;No)、ステップS204に戻って処理を継続する。
このように、文書編集装置10では、ページ別、領域別にアンドゥメモリ、リドゥメモリを有し、表示するページを切り換えると、表示中のページのすべての領域のアンドゥメモリとリドゥメモリを選択し、さらに拡大率が変更されると、その拡大率で表示される領域のアンドゥメモリとリドゥメモリのみを有効にする。これにより、ページ内の一部の領域を拡大表示しているときは、拡大表示されている領域に始点のあるストロークのみを対象に、他の領域に影響を与えることなく、アンドゥ・リドゥを行うことができる。
次に、アンドゥメモリ、リドゥメモリにおける上限回数の設定について説明する。
文書編集装置10では、ページ毎、さらに拡大表示機能を備える場合には領域毎にアンドゥメモリとリドゥメモリを持つので、文書のページ数が増えるほどアンドゥ・リドゥメモリとして確保すべき記憶容量が多くなる。そのため、アンドゥ・リドゥメモリとして確保すべき記憶容量を状況によって変更する。ここでは、アンドゥメモリ、リドゥメモリに記憶可能な履歴データの上限回数を変更することで、記憶容量を制限する。文書編集装置10では、以下に示す各方式のいずれか1または2以上の組み合わせを採用して上限回数を変更する。なお、文書の記憶と履歴データの記憶は共通のメモリを使用するものとする。
(第1方式)メモリの残容量に応じて上限回数を変更する。たとえば、メモリの残容量に関する任意の閾値(%)を設定し、メモリの残容量がその閾値(%)を下回った場合に自動的に全ページについてアンドゥ・リドゥの上限回数を1回ずつ減らして、アンドゥ・リドゥできなくなることを予防する。任意の閾値(%)は2段階、もしくは3段階に設定してもよい。
(第2方式)メモリに記憶されている文書のページ数に応じて上限回数を変更する。たとえば、文書編集装置10内に保持されている文書のページ数と、メモリの残容量の内で履歴データ用に割り当て可能な記憶容量とに基づいて、ページ毎のアンドゥ・リドゥの上限回数を自動的に設定する。
これにより、PC端末等から文書編集装置10に対して複数ファイルを送信し、文書編集装置10内で保持するページ数が多くなった場合でも、アンドゥ・リドゥの上限回数を適切な値に自動で設定することができる。たとえば、残容量とページ数とを入力値としてページ毎の上限回数を出力するルックアップテーブルを用意しておき、これを参照して現在の状況に応じた上限回数を求める。
(第3方式)各ページや領域に対する上限回数を、そのページや領域に追記されたオブジェクトの数に応じて増加させる。たとえば、最初は各ページ3回というように上限回数を初期設定する。その後、手書きのストロークなどのオブジェクトを追記したページには、メモリの残容量の内、履歴データ用に割り当て可能な範囲内で、その都度1回分追加をしていく。
これにより、ページ毎(あるいは領域毎)にアンドゥ・リドゥできる回数を自動的に変えることができ、多く書き込みしたいページ(あるいは領域)は、特別なユーザ操作を必要とせずに自動的にアンドゥ・リドゥの上限回数を増やすことができる。なお、オブジェクトは手書きのストロークに限定されず、任意のオブジェクト、たとえば、図形や文字コードによる文字などでもよい。
(第4方式)ページや領域などに最初に含まれていた余白のサイズに応じてそのページや領域に対するアンドゥ・リドゥの上限回数を変更する。たとえば、ページ内の余白に任意の閾値(%)を設定し、あるページにおいて、その閾値(%)よりも空白が多い場合は自動的にアンドゥ・リドゥの上限回数を任意の数だけ増やす。これにより、書き込むスペースが多いページは、より多い回数のアンドゥ・リドゥが可能になる。上記の空白は、文書を外部のPC端末などから文書編集装置10へロードしたときの最初の状態での空白とする。
(第5方式)ページや領域などに含まれる図が多いほどそのページや領域に対するアンドゥ・リドゥの上限回数を少なくする。図に対しては丸などの記号を追記することはあっても、いろいろと書きこむことは少ないと思われる。そこで、ページや領域内の図の割合に任意の閾値(%)を設定し、あるページや領域において、その閾値(%)よりも図が多い場合は自動的にアンドゥ・リドゥの上限回数を任意の数だけ減らす。これにより、書き込みが少ないと思われるページや領域ではアンドゥ・リドゥメモリの記憶領域を少なくでき、メモリを有効活用することができる。
第1方式、第2方式はすべてのページ(あるいは領域)について同じ上限回数を設定することが望ましい。ただし、他の方式と組み合わせて上限回数を設定する場合にはページ別、領域別に設定される。第3方式から第5方式については、ページ毎(あるいは領域毎)に上限回数を設定する。
次に、文書編集装置10が有するジャンプ編集機能について説明する。
ジャンプ編集機能は、編集履歴を時系列に順に辿ることなく、編集履歴の一覧の中から任意の編集履歴を選択し、その選択した編集履歴に係る編集操作をアンドゥ・リドゥできる機能である。
文書編集装置10は、ジャンプ編集機能を指定する操作釦をツールバー23に備えている。文書編集装置10は該操作釦が押下されると、その時点でページ表示領域21に表示されているページや領域のアンドゥメモリとリドゥメモリに記憶されている履歴データを時系列に一覧にして表示する。そして、ユーザにより一覧の中から特定の履歴データが選択されたら、その履歴データに係る編集操作をアンドゥもしくはリドゥする。すなわち、選択された履歴データがアンドゥメモリに記憶された履歴データであれば、その履歴データの示す編集内容をアンドゥし、選択された履歴データがリドゥメモリに記憶された履歴データであれば、その履歴データの示す編集内容をリドゥする。
たとえば、図7(a)に示す状態でU13の履歴データが選択されると、U13の履歴データが示す編集内容をアンドゥする。具体的には、ストロークaをページ表示領域21から削除する。U13に記憶されていた履歴データは削除する、あるいは、リドゥメモリに移動する。
ジャンプ編集機能では、ユーザによる操作の手間は増えるが、他の履歴データと無関係に、任意の履歴データをアンドゥ・リドゥできる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、編集操作が手書き入力である場合について説明したが、履歴を残す対象の編集操作は手書き入力に限定されるものではない。ただし、ページを切り換える操作や拡大率を変更する操作など表示される領域を切り換える操作は編集履歴の対象に含めない。
実施の形態では、1つの履歴データとして、手書き入力されたストロークの内容を記憶したが、編集操作を受けた時点で表示中のページや領域の内容全体を1つの履歴データとして記憶するように構成されてもかまわない。この場合、アンドゥ・リドゥすると、履歴データとして保存されている表示内容がそのまま表示される。
実施の形態では、アンドゥメモリとリドゥメモリを別々のメモリ領域とし、これらの間で履歴データを移動させる例を示したが、アンドゥメモリとリドゥメモリを1つの共通のメモリ領域で構成してもよい。
実施の形態では手書き入力の可能な文書編集装置10を例に説明したが、手書き入力の機能を具備しない装置でもよい。また、情報処理装置に所定のプログラムを実行させることで情報処理装置を本発明の文書編集装置として動作させてもよい。
実施の形態では、拡大表示の機能を、通常表示と、140%拡大と、200%拡大に限定した例を示したが、拡大率を任意に設定できるように構成されてもよい。この場合、たとえば、領域別にアンドゥ・リドゥメモリを持つ必要はなく、アンドゥ・リドゥメモリはページ単位に設ける。そして、各履歴データにストロークの始点の位置座標を含める。ページ内の任意の一部の範囲を表示中にアンドゥ、リドゥの操作を受けたら、表示中の範囲に始点の位置座標が含まれる履歴データのみを対象にし、それらの中から時間情報に基づいて選択した履歴データでアンドゥ・リドゥすればよい。
なお、拡大表示に対応した実施の形態では、ストロークの履歴データを、そのストロークの始点のある領域に帰属させ、その帰属させた領域のアンドゥ・リドゥメモリに記憶するようにしたが、各ストロークがどの領域に帰属するかの基準はストロークの始点に限定されない。たとえば、ストロークが複数の領域に跨る場合、そのストロークのうち最も多くの部分を含む領域をそのストロークが帰属する領域としてもよい。
上限回数は、自動的に変更するほか、ユーザが任意に設定変更できるように構成されてもよい。
実施の形態では、アンドゥされた後に手書き入力などの編集操作を受けると、対応するリドゥメモリをリセットするようにしたが、リドゥメモリをリセットしない構成としてもよい。すなわち、アンドゥした状態で受けた新たな手書き入力に係る履歴データをアンドゥメモリに追加記憶し、リドゥメモリはそのまま保持する。手書き入力の場合、文字コードで文字列を入力したような場合と異なり、それぞれのストロークが独立に配置されるので、他の手書き入力との関連性がない。したがって、アンドゥした状態で新たな手書き入力を受けた場合にリドゥメモリをリセットしなくても、表示が破綻するといったことはない。
実施の形態では、記録部12に文書のデータと履歴データの双方を記憶するようにしたが、第1の記憶部と第2の記憶部を設け、第1の記憶部に文書のデータを、第2の記憶部に履歴データを分けて記憶するように構成されてもよい。
実施の形態では、電力の消費なしに表示内容を保持でき、表示内容の書き換え時に電力を消費する電子ペーパを表示部15として採用した例を示したが、表示部はこれに限定されるものではなく、液晶ディスプレイなどでもかまわない。
10…文書編集装置
11…システム制御部
12…記録部
13…操作部
14…表示処理部
15…表示部
16…通信部
17…電源状態監視部
18…電源ユニット
21…ページ表示領域
22…システム情報領域
23…ツールバー
25…リフレッシュ釦
26…アンドゥ釦
27…リドゥ釦
28…ページめくり釦
28a…次ページ釦
28b…前ページ釦

Claims (11)

  1. 文書の一部の範囲を表示する表示部と、
    前記表示部に表示される前記一部の範囲を切り換える表示範囲切り換え部と、
    前記文書に対する編集の操作を受ける操作部と、
    前記操作部で受けた編集の操作に従って前記文書を編集する編集部と、
    前記文書に対する編集の履歴を記憶する記憶部と、
    前記編集部によって行われた編集に対するアンドゥの指示の受け付けおよびリドゥの指示の受け付けを行うアンドゥ・リドゥ指示部と、
    を有し、
    前記編集部は、前記アンドゥ・リドゥ指示部でアンドゥの指示を受け付けたときは、前記記憶部に記憶されている前記履歴の中で、前記アンドゥの指示を受け付けた時点で前記表示部に表示されていた前記一部の範囲に対する編集の履歴のみを辿ってアンドゥを行い、前記アンドゥ・リドゥ指示部でリドゥの指示を受け付けたときは、前記記憶部に記憶されている前記履歴の中で、前記リドゥの指示を受け付けた時点で前記表示部に表示されていた前記一部の範囲に対する編集の履歴のみを辿ってリドゥを行い、
    前記一部の範囲に対するアンドゥとリドゥの上限回数を変更する上限回数変更部をさらに有し、
    前記上限回数変更部は、前記一部の範囲別に前記上限回数を有し、任意の前記一部の範囲に対する前記上限回数を、該一部の範囲に対して追記されたオブジェクトの数に応じて増加させる
    ことを特徴とする文書編集装置。
  2. 文書の一部の範囲を表示する表示部と、
    前記表示部に表示される前記一部の範囲を切り換える表示範囲切り換え部と、
    前記文書に対する編集の操作を受ける操作部と、
    前記操作部で受けた編集の操作に従って前記文書を編集する編集部と、
    前記文書に対する編集の履歴を記憶する記憶部と、
    前記編集部によって行われた編集に対するアンドゥの指示の受け付けおよびリドゥの指示の受け付けを行うアンドゥ・リドゥ指示部と、
    を有し、
    前記編集部は、前記アンドゥ・リドゥ指示部でアンドゥの指示を受け付けたときは、前記記憶部に記憶されている前記履歴の中で、前記アンドゥの指示を受け付けた時点で前記表示部に表示されていた前記一部の範囲に対する編集の履歴のみを辿ってアンドゥを行い、前記アンドゥ・リドゥ指示部でリドゥの指示を受け付けたときは、前記記憶部に記憶されている前記履歴の中で、前記リドゥの指示を受け付けた時点で前記表示部に表示されていた前記一部の範囲に対する編集の履歴のみを辿ってリドゥを行い、
    前記一部の範囲に対するアンドゥとリドゥの上限回数を変更する上限回数変更部をさらに有し、
    前記上限回数変更部は、前記一部の範囲別に前記上限回数を有し、任意の前記一部の範囲に対する上限回数を、該一部の範囲の文書に最初に含まれていた余白のサイズに応じて変更する
    ことを特徴とする文書編集装置。
  3. 文書の一部の範囲を表示する表示部と、
    前記表示部に表示される前記一部の範囲を切り換える表示範囲切り換え部と、
    前記文書に対する編集の操作を受ける操作部と、
    前記操作部で受けた編集の操作に従って前記文書を編集する編集部と、
    前記文書に対する編集の履歴を記憶する記憶部と、
    前記編集部によって行われた編集に対するアンドゥの指示の受け付けおよびリドゥの指示の受け付けを行うアンドゥ・リドゥ指示部と、
    を有し、
    前記編集部は、前記アンドゥ・リドゥ指示部でアンドゥの指示を受け付けたときは、前記記憶部に記憶されている前記履歴の中で、前記アンドゥの指示を受け付けた時点で前記表示部に表示されていた前記一部の範囲に対する編集の履歴のみを辿ってアンドゥを行い、前記アンドゥ・リドゥ指示部でリドゥの指示を受け付けたときは、前記記憶部に記憶されている前記履歴の中で、前記リドゥの指示を受け付けた時点で前記表示部に表示されていた前記一部の範囲に対する編集の履歴のみを辿ってリドゥを行い、
    前記一部の範囲に対するアンドゥとリドゥの上限回数を変更する上限回数変更部をさらに有し、
    前記上限回数変更部は、前記一部の範囲別に前記上限回数を有し、任意の前記一部の範囲に対する上限回数を、該一部の範囲の文書に含まれる図が多いほど減少させる
    ことを特徴とする文書編集装置。
  4. 前記記憶部は、前記一部の範囲別に前記履歴を記憶する
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1つに記載の文書編集装置。
  5. 前記一部の範囲は、任意の一のページである
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1つに記載の文書編集装置。
  6. 前記一部の範囲は、任意の一のページの中の一部の領域である
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1つに記載の文書編集装置。
  7. 前記編集の操作は、手書き入力を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の文書編集装置。
  8. 前記記憶部は、文書の記憶領域にも利用され、
    前記上限回数変更部は、前記記憶部に記憶された文書のページ数に応じて前記上限回数を変更する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の文書編集装置。
  9. 前記文書に対する編集の操作は、手書き入力による追記または削除であり、
    1つの前記履歴は、手書き入力によって追記または削除された1つのストロークの内容を示すものであり、
    前記アンドゥ・リドゥ指示部は、前記記憶部に記憶されている前記履歴の中から任意の一の履歴の選択を受け付ける機能を更に備え、
    前記編集部は、前記選択された一の履歴に対応する編集をアンドゥもしくはリドゥする機能をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の文書編集装置。
  10. 前記記憶部は、前記履歴を不揮発に記憶する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の文書編集装置。
  11. 情報処理装置を、請求項1乃至10のいずれか1つに記載の文書編集装置として機能させるプログラム。
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