JP5892625B2 - コード読取装置、コード読取方法、及びコード読取プログラム - Google Patents

コード読取装置、コード読取方法、及びコード読取プログラム Download PDF

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本発明は、コード読取装置、コード読取方法、及びコード読取プログラムに関する。特に、バーコードを対象とするバーコードリーダとしてのコード読取装置、コード読取方法、及びコード読取プログラムに関する。
なお、本願で述べるところの「コード」とは、ラベルや容器の外面等に印刷されたコード、特に、バーコードを含む。
CCD方式のバーコードリーダでは、バーコードラベルへ投光するための投光部として複数のLEDを光源として使用するものがあり、個々のLEDのばらつきや光学系のばらつき等により光源である複数のLEDの発光量若しくは発光期間又はこれらの組合せを調整することによって、バーコードリーダ毎に投光部の投光量を調整する必要がある。バーコードリーダの投光部を個別に調整する方法の例としては、LEDがバーコードラベルに照射する時間を一定にして光源の発光量を調整する方法と、LEDがバーコードラベルに照射する光量を一定にして光源が発光する期間を調整する方法とがある。
バーコードリーダ毎の投光部の調整には、所定のラベル(白色バーと黒色バーが等間隔のバーパターン等)を用い、CCD(受光素子)から出力された信号(受光信号)をオシロスコープ等で確認しながら個々のLEDの発光量、もしくは発光期間を、手動、又は、半自動で調整することによって行う。
図1は、通常のバーコードリーダの構成図である。投光部には、例えば、図2のように4個のLEDが配置される。左側の2個は、それぞれ所定の角度左側外向きに配置され、右側の2個は、それぞれ所定の角度右側外向きに配置される。各LEDは、図3(a)のように、ディジタル値で制御可能な可変抵抗器を用いてLEDに流れる電流を制御することにより発光量を調整するか、図3(b)のように、投光用LEDドライブトランジスタのオン・オフを制御することによってLEDを発光させる発光期間を調整する。調整時は、予め定めたバーコードを用いてもよいが、図4のような白色バーと黒色バーが等間隔のバーパターンを用いることが望ましい。
図5は、バーコードラベル面での理想的な光量分布を示す。バーコードラベル面は通常平面であり、また、バーコードリーダが縮小型光学系を用いているため、バーコードの両端に行くに従って受光量が低下する。そのため、両端の投光量が、中心と比較して増加するように調整を行う必要がある。従って、投光部のLEDの調整は、図5のような光量分布の光が、バーコードラベルに投光されるように行われる。また、バーコードラベルの一端から他端まで振幅に差の無い、理想的な受光信号を得るには、個々のLED自体の発光量や発光方向等のばらつきだけでなく、LEDから発せられる投光間の相互の干渉によって生じる、バーコードラベル面における光量分布のムラの影響も考慮して、個々のLEDの投光量を決定する必要がある。
特許文献1には、バーコードスキャナの感度調整回路において、最初に、CCDラインセンサで白ベタ紙を読み取り、その読み取り出力をA/D変換した際の並列ディジタル出力に基づき、受光感度が平坦になるような各LEDの通電電流の大きさの設定を行うとともにこの設定量をメモリに記憶させ、以後、その記憶された設定量を、各LEDの通電電流の大きさとすることが記載されている。しかし、単に各LEDの光照射量のばらつきを補正するものでしかない。
特開平06−176185号公報
本発明は、光源として複数のLEDを使用する投光部を有するバーコードリーダにおいて、LED間の相互の干渉による影響も考慮した、投光部の投光量調整を行うことができるコード読取装置、コード読取方法、及びコード読取プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、複数の光源を備える投光手段と、前記投光手段によってスキャンされたコードによって変化した光を読み取るセンサと、前記センサからの読取信号に基づいた検出信号のレベルを複数の閾値と比較する比較手段と、各光源の発光量及び発光期間のうちの一方又は双方についての前記複数の光源の間で取った組合せと、前記比較手段による比較結果との対応関係を、複数の前記組合せについて調べ、前記投光手段の投光量の不足を示さない前記比較結果に対応する前記組合せを前記複数の光源に設定する投光手段調整手段と、を備え、前記投光手段の投光量の不足を示さない比較結果とは、前記複数の閾値のうちの少なくとも一部の閾値に含まれる閾値毎のその閾値と前記検出信号との間の交差数に関するものであり、前記コードのパターンに対応して期待される所定の交差数と、前記コードのパターンに対応して実測された交差数とが一致することが、前記複数の閾値のうちの前記少なくとも一部の閾値に含まれる所定の閾値に対して満たされているという比較結果であることを特徴とするコード読取装置を提供する。
本発明の第2の観点によれば、複数の光源を備える投光手段が、コードをスキャンするステップと、センサが、前記スキャンされたコードによって変化した光を読み取るステップと、比較手段が、前記センサからの読取信号に基づいた検出信号のレベルを複数の閾値と比較するステップと、投光手段調整手段が、各光源の発光量及び発光期間のうちの一方又は双方についての前記複数の光源の間で取った組合せと、前記比較手段による比較結果との対応関係を、複数の前記組合せについて調べ、前記投光手段の投光量の不足を示さない前記比較結果に対応する前記組合せを前記複数の光源に設定するステップと、を有し、前記投光手段の投光量の不足を示さない比較結果とは、前記複数の閾値のうちの少なくとも一部の閾値に含まれる閾値毎のその閾値と前記検出信号との間の交差数に関するものであり、前記コードのパターンに対応して期待される所定の交差数と、前記コードのパターンに対応して実測された交差数とが一致することが、前記複数の閾値のうちの前記少なくとも一部の閾値に含まれる所定の閾値に対して満たされているという比較結果であることを特徴とするコード読取方法を提供する。
本発明の第3の観点によれば、複数の光源を備える投光手段と、前記投光手段によってスキャンされたコードによって変化した光を読み取るセンサとを備えるコード読取装置として、コンピュータを機能させるためのコード読取用プログラムであって、コンピュータを、前記センサからの読取信号に基づいた検出信号のレベルを複数の閾値と比較する比較手段と、各光源の発光量及び発光期間のうちの一方又は双方についての前記複数の光源の間で取った組合せと、前記比較手段による比較結果との対応関係を、複数の前記組合せについて調べ、前記投光手段の投光量の不足を示さない前記比較結果に対応する前記組合せを前記複数の光源に設定する投光手段調整手段と、として機能させ、前記投光手段の投光量の不足を示さない比較結果とは、前記複数の閾値のうちの少なくとも一部の閾値に含まれる閾値毎のその閾値と前記検出信号との間の交差数に関するものであり、前記コードのパターンに対応して期待される所定の交差数と、前記コードのパターンに対応して実測された交差数とが一致することが、前記複数の閾値のうちの前記少なくとも一部の閾値に含まれる所定の閾値に対して満たされているという比較結果であるコード読取用プログラムを提供する。
本発明によれば、光源として複数のLEDを使用する投光部を有するバーコードリーダにおいて、LED間の相互の干渉による影響も考慮した、投光部の投光量調整を行うことができるコード読取装置、コード読取方法、及びコード読取プログラムを提供することができる。
通常のバーコードリーダの構成図である。 通常の投光部におけるLEDの配置例を示す図である。 通常の投光用LEDの発光量及び発光期間の制御方法を示す図である。 投光部を調整するために用いられるバーパターンである。 バーコードラベル面での理想的な光量分布を示す図である。 本発明の実施形態によるコード読取装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態によるセンサからの出力波形のゲイン調整方法を示す図である。 本発明の実施形態によるセンサからの出力波形のオフセット調整方法を示す図である。 本発明の実施形態によるコード読取装置の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態によるコード読取装置の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるコード読取装置の動作の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明の第1の実施形態について記す。なお、本発明に係るコード読取装置としてバーコードリーダを一例として説明するが、本発明の実施形態はバーコードリーダに限られるものではない。
[第1の実施形態]
(構成の説明)
本実施例のバーコードリーダは、図1の構成に加えて、図6の構成を備えている。図9は、図6の構成の回路図である。図1は、通常のバーコードリーダのブロック図である。図1に記載の通常のバーコードリーダでは、CCDから出力される(電圧)波形を増幅器(図1の例ではAMP1)で増幅した波形をアナログ−ディジタル変換器(図1の例ではADC)を用いて電圧値としてメモリに記憶する。CPUはCCDから出力された1ライン(バーコードの1回のスキャンで出力されるデータ全ての)分の電圧値が蓄えられたら電圧値を先頭から検索していき、黒バー又は白バーのどちらであるか決定(二値化処理)し、決定した黒(又は白)バーのバー幅の幅を求め(バー幅取得処理)、バーコードをデコード(デコード処理)する。コントラスト比などの規格を守っているバーコードであれば問題なくデコード可能である。しかし、規格を守っていないバーコード、又は時間の経過とともにバーコードが劣化して規格外となってしまったバーコードを読み取る場合、バーコードに対してバーコードリーダのセンサを高さ方向に傾いて翳すなどの異常なバーコードの読ませ方をした場合、投光部の光源からの光量分布にばらつきがある場合等に、二値化処理を実施した時点でデータの欠損が生じてしまう。
そこで、バーコードリーダ等のリーダに、以下のように図6に示される構成を付加する。
コード読取装置100は、調整装置200と可変アンプ300とセンサ350と投光部800とを有する。調整装置200は、比較部201−1、201−2、・・・201−nと検出部204と出力波形調整部205と投光調整部207とを有する。検出部204は、カウンタ202−1、202−2、・・・202−nと制御部203とを有する。
比較部201−1〜201−n、及び、カウンタ202−1〜202−nの個数nは、動作範囲内に設定される複数の閾値の個数に対応し、各比較部201−1〜201−n及び各カウンタ202−1〜202−nは、各閾値に対応する。該複数の閾値は、出力信号の波形の振幅及びオフセット位置を検知するための基準値であり、動作範囲を等間隔に区切ることが望ましいが、必ずしも等間隔であることには限定されない。
比較部201−1〜201−nは、可変アンプ300に接続されている。該比較部201〜201−nは、可変アンプからの出力信号を検出信号として入力し、対応する閾値との大小関係を比較し、比較結果を各々が対応する各カウンタ202−1〜202−nに出力する。
各カウンタ202−1〜202−nは、各々が対応する各比較部201−1〜201−nに接続されている。該カウンタ202−1〜202−nは、各々が対応する各比較部201−1〜201−nから入力した比較結果を基に、各閾値における検出信号と閾値との間の交点の個数、交点における検出信号の立ち上がりの個数、又は、交点における立ち下がりの個数をカウントし、カウント値を制御部203に送信する。すなわち、閾値毎のカウント値が、全ての閾値について制御部203に出力される。
制御部203は、各カウンタ202−1〜202−nに接続されている。該制御部203は、各カウンタ202−1〜202−nから入力されたカウント数を基に、可変ゲインアンプ300のゲイン調整量、オフセット調整量のいずれか又はその双方を求め、それらの調整量を示す信号を出力波形調整部205に出力する。
出力波形調整部205は、制御部203に接続されている。該出力波形調整部205は、制御部203からの信号を受け取り、その信号に基づいて、可変アンプ300のゲイン、オフセットのいずれか又はその双方を調整する。
更に、制御部は、各カウンタ202−1〜202−nから入力されたカウント数を基に、後述する方法で、投光部800の全光源の発光量及び発光期間の少なくとも一方の設定値を求め、それらの設定値を示す信号を投光調整部207に出力する。
投光調整部207は、制御部203に接続されている。該投光調整部207は、制御部203からの信号を受け取り、その信号に基づいて、投光部800の全光源の発光量及び発光期間の少なくとも一方を設定する。
(可変アンプからの出力信号のオフセット及びゲインの調整方法)
本実施形態のバーコードリーダにおける投光部の調整について説明する前に、本実施例のバーコードリーダが備える可変アンプのオフセットのずれ、可変アンプのゲインの過不足のいずれか又はその双方を検出し、可変アンプのオフセット、ゲインのいずれか又はその双方を調整可能で、かつ、投光部のLEDの調整が可能である点について説明する。なお、投光部の各LEDは、後述する投光部の調整方法によって、適正に調整されたものであるとする。
可変アンプ300が電圧を出力信号とし、その電圧の範囲が0V以上3V以下であり、閾値が0.5V、1.0V、1.5V、2.0V、2.5Vの5つであり、比較部201及びカウンタ202の個数がそれぞれ5であり、出力波形の振幅が小さい場合、及び、出力波形のオフセットが下方に外れている場合を例に説明するが、本発明の態様はこれに限定されるものではない。また、出力波形の振幅が大きい場合、及び、出力波形のオフセットが上方に外れている場合にも、以下に説明する動作と同様な動作により、可変アンプ300の出力電圧の振幅とオフセットをそれぞれ目的の値にすることができる。
図7の実線は本実施形態のゲイン調整機能により(電圧)波形のゲインを調整した後の電圧波形である。図7の破線は可変アンプ300から出力される電圧波形の振幅が小さい場合における、ゲイン調整前の電圧波形である。
また図8の実線部分は本実施形態のオフセット調整機能により(電圧)波形のオフセットを調整した後の電圧波形である。図8の破線は可変アンプ300から出力される電圧波形のオフセットが下限方向に外れている場合における、オフセット調整前の電圧波形である。
図7及び図8の動作電圧範囲内でいくつかの閾値電圧(図7及び図8の例では、Vref1〜Vref5)を決定し、それぞれの閾値電圧と可変アンプ300から出力される電圧波形を比較部201−1、201−2・・・201−n(ここで、n=5)に入力する。比較部201−i(i=1、2、・・・、n(ここで、n=5))は、それぞれ、閾値電圧Vref(i)(i=1、2、・・・、n(ここで、n=5))と、可変アンプ300から出力される電圧Vout(t)とを比較する。閾値電圧Vref(i)より可変アンプ300から出力される電圧Vout(t)の方が大きければ、比較部201−iの出力は、Highレベルとなり、可変アンプ300から出力される電圧Vout(t)より閾値電圧Vref(i)の方が大きければ、比較部201−iの出力は、Lowレベルとなる。カウンタ202−1、202−2、・・・、202−n(ここで、n=5)は、それぞれ、比較部201−1・・・201−5から出力される波形に基づいて、比較部201−1・・・201−5から出力される波形がLOWからHIGHに立ち上がる時及びHIGHからLOWに立ち下がる時の双方において、カウントアップする。これは、比較部201の出力の立ち上がり及び立ち下がりを検出するゲートを通った信号を、カウンタ202としての非同期カウンタが、カウントすることによりできる。なお、カウンタ202−1、202−2、・・・、202−5は、それぞれ、比較部201−1、201−2、・・・、201−5から出力される波形に基づいて、比較部201−1、201−2、・・・201−5から出力される波形がLOWからHIGHに立ち上がる時のみにおいて、カウントアップしてもよい。これは、比較部201の出力の立ち上がりを検出するゲートを通った信号を、カウンタ202としての非同期カウンタが、カウントすることによりできる。また、カウンタ202−1、202−2、・・・、202−5は、それぞれ、比較部201−1、201−2、・・・、201−5から出力される波形に基づいて、比較部201−1、201−2、・・・、201−5から出力される波形がHIGHからLOWに立ち下がる時のみにおいて、カウントアップしてもよい。これは、比較部201の出力の立ち下がりを検出するゲートを通った信号を、カウンタ202としての非同期カウンタが、カウントすることによりできる。本発明で、「回数を共通に選択する」とは、例えば、全ての閾値に対して、波形がLOWからHIGHに立ち上がる時及びHIGHからLOWに立ち下がる時の双方において、カウントアップすることや、全ての閾値に対して、波形がLOWからHIGHに立ち上がる時のみカウントアップすることや、全ての閾値に対して、波形がHIGHからLOWに立ち下がる時のみカウントアップすることをいう。
理想的な設計上の波形は、中心電圧が動作電圧範囲の中央(図7及び図8の例では1.5V)と一致し、上側ピーク及び下側ピークが動作電圧範囲の上限及び下限近くまで届く波形である。理想的な波形を可変アンプ300が出力できた場合は、所定期間内の各カウンタ202−1、202−2、・・・、202−5のカウント数は全て同じカウント数になる。
図7を例に、可変アンプ300から出力される電圧波形の振幅が小さい場合について説明する。図7の時刻t1から時刻t2の範囲では、動作電圧範囲の中央であるVref3(=1.5V)と可変アンプ300から出力される波形(図7の破線)の交点は3点あるので、1.5ボルトの閾値に対応するカウンタ202−3のカウント数は、“3”となる。しかし、この出力電圧は、常に、1ボルトを超え、また、常に、2ボルト未満である。従って、1ボルトの閾値に対応するカウンタ202−2及び2ボルトの閾値に対応するカウンタ202−4のカウント数は共に“0”となる。同様に、0.5ボルトの閾値に対応するカウンタ202−1及び2.5ボルトの閾値に対応するカウンタ202−5のカウント数も共に“0”となる。この場合、制御部203は、可変アンプ300から出力された波形は、Vref3(=1.5V)を中心に片側振幅が0.5V未満である波形と判断し、片側振幅が1.5V以上となるように、すなわち、可変アンプ300のゲインが現状の3倍となるように、出力波形調整部205に制御信号を送出する。そして、出力波形調整部205は、可変アンプ300のゲインが現状の3倍となるように調整をする。その結果、フィードバックを行った次のスキャンでは、可変アンプ300の出力波形は、図7の実線であらわした波形となる。
しかし、例えば、可変アンプ300から出力される波形の振幅が0.1Vの場合は、上記の可変アンプ300のゲインを3倍とするためのフィードバックを行っても、カウンタ202−2及びカウンタ202−4のカウント数は“0”のままであるから、その場合は同じ処理、すなわちフィードバックを複数回繰り返す。
なお、例えばバーコードがない場合は、可変アンプ300から出力される波形はないので上記のフィードバックを何度行ってもカウンタ202−2及びカウンタ202−4のカウント数は“0”のままである。これにより、無限にフィードバックを繰り返すことになってしまう。従って、この点を考慮し、フィードバックの打ち切り回数などをあらかじめ決めておく必要がある。
すなわち、可変アンプ300のゲインを増加させるためのフィードバックは、カウンタ202−1〜202−nのカウント値が全て一致するという条件、及び、フィードバック回数が所定回数に達するという条件、のうちの一方が満たされるまで行なわれる。
また、1回のフィードバック当たりのゲイン調整量は、適宜、選択される。例えば、フィードバック後のゲインをフィードバック前のゲインの数パーセントから数十パーセントとして、必要に応じて、フォードバック数を増やすようにしてもよい。
図8を例に、可変アンプ300から出力される電圧波形のオフセットが動作電圧範囲の中央から外れている場合について説明する。図8の例の可変アンプ300から出力される電圧波形が破線で示しているような波形だった場合は、図8の時刻t3から時刻t4の範囲では、各カウンタの値については、カウンタ202−1に対しては“5”、カウンタ202−2に対しては“5”、カウンタ202−3に対しては“0”、カウンタ202−4に対しては“0”、カウンタ202−5に対しては“0”となる。閾値電圧Vref1及びVref2に対してしか、可変アンプ300から出力された電圧波形が交差しないため、制御部203は、動作電圧範囲の中央の閾値電圧Vref3よりも下の電圧を中心に振幅していると判断し、オフセットが上限側に1V加わるように出力波形調整部205に制御信号を送出する。そして、出力波形調整部205は、可変アンプ300の出力オフセット電圧を上限側に1V加えるための制御信号を可変アンプ300に出力する。その結果、フィードバックを行った次のスキャンでは、可変アンプ300の出力波形は、図8の実線で示した波形になる。なお、ここで、可変アンプ300がオフセット調整機能を有することとしている。
図8の破線で示したように、0V以下となった部分については、オフセット変更前はどのような波形になっているかは判断できないため、フィードバック後に更に上記と同様な判断をする。フィードバック後の可変アンプ300の出力電圧波形の中心電圧が動作電圧範囲の中央電圧(1.5ボルト)でない場合は、更にオフセットを調整することになる。
オフセット調整は、可変アンプ300の出力電圧波形の中心電圧が動作電圧範囲の中央電圧(1.5ボルト)となるように行なう。例えば、(1)閾値Vref3に対応するカウント値が所定値であり、それ以外の全ての値に対応するカウント値がゼロとなるように、(2)閾値Vref2、Vref3、Vref4に対応するカウント値が全て所定値であり、それ以外の全ての値に対応するカウント値がゼロとなるように、(3)閾値Vref1、Vref2、Vref3、Vref4、Vref5に対応するカウント値が全て所定値になるように、オフセット調整を行なう。
なお、例えばバーコードがない場合は、可変アンプ300から出力される波形はないので上記のフィードバックを何度行っても上記条件(1)〜(3)の何れも満たされない。これにより、無限にフィードバックを繰り返すことになってしまう。従って、この点を考慮し、フィードバックの打ち切り回数などをあらかじめ決めておく必要がある。
すなわち、上記条件(1)〜(3)の何れかが満たされる時、又は、フィードバック回数が所定回数に達する時まで行なわれる。
また、1回のフィードバック当たりのオフセット調整量は、適宜、選択される。例えば、フィードバック後のオフセット量とフィードバック前のオフセット量との差の絶対値を0.1ボルト程度として、必要に応じて、フォードバック数を増やすようにしてもよい。なお、オフセットの調整方向は、それぞれの閾値に対応するカウント値に基づいて決定する。例えば、低い閾値に対応するカウント値が所定値であり、高い閾値に対応するカウント値がゼロであれば、オフセットをプラス方向に調整し、逆に、高い閾値に対応するカウント値が所定値であり、低い閾値に対応するカウント値がゼロであれば、オフセットをマイナス方向に調整する。
通常は、オフセット調整をした後にゲイン調整を行なう。すなわち、上記条件(1)〜(3)の何れかが満たされるようにオフセット調整を行ない、その後に上記条件(3)が満たされるようにゲイン調整を行なう。
なお、可変アンプ300の出力の振幅が大き過ぎる場合には、全てのカウンタに対応するカウント値が等しくなり、正常であると判断する。このような場合、バーコードのデコードが可能な場合もあれば、不可能な場合もある。実用上、可変アンプ300の出力の振幅が大き過ぎるためにバーコードのデコードが不可能な場合に、可変アンプ300の出力の振幅を規定の振幅にするための制御をする必要があれば、0ボルトとVref1の間の閾値に対応する比較部201とカウンタ202を設け、更に、Vref5と3ボルトの間の閾値に対応する比較部201とカウンタ202を設け、これらに対応するカウント値が0となるように制御を行なえばよい。すなわち、閾値Vref1、Vref2、Vref3、Vref4、Vref5に対応するカウント値が全て所定値となり、ここで追加することとした閾値に対応するカウント値が両方ともゼロとなるように制御を行なえばよい。
図6の構成の回路図である図9において、5つの閾値に対応する5つの各比較部201−1、201−2、・・・、201−5として第1のコンパレータ201−1、第2のコンパレータ201−2、・・・第5のコンパレータ201−5を用いている。また、調整装置200として、CPU700を用いている。
更に、可変アンプ300は、上述したように、オフセット調整機能とゲイン調整機能を有する。オフセット調整は、CPU700が、ディジタルポテンショメータ302−1の抵抗値を調整して、これにより、オペレーショナルアンプ301の非反転入力端子の中心電圧を調整することにより実現する。ゲイン調整機能は、CPU700が、ディジタルポテンショメータ302−2の抵抗値を調整し、これにより、オペレーショナルアンプの反転入力端子と出力端子との間の抵抗値を調整することにより実現する。
図6のカウンタ202−1、202−2、・・・、202―5、制御部203、出力波形調整部205は、CPU700に内蔵される。ここで、カウンタ202−1、202−2、・・・、202―5は、CPU700がプログラムを読み込んで実行することにより実現される。なお、CPU700は、カウンタ202−1、202−2、・・・、202―5の機能のみならず、制御部203、出力波形調整部205の機能も、プログラムを読み込んで実行することにより実現する。
図9の2つのディジタルポテンショメータ302−1及び302−2は、可変抵抗器の一種であり、ワイパーをディジタル信号(SPIなどのインターフェース信号など)で制御できるICである。
動作電圧範囲内でいくつかの閾値電圧を設ける。図9の例ではVref1〜Vref5、動作範囲内を0.5V刻みで閾値電圧を設ける。第1〜第5のコンパレータ201−1〜201−5は、それぞれ、Vref1からVref5の閾値電圧と、可変アンプ300の出力電圧を比較し、その比較結果を、例えば、それが出力する信号のレベル(LOWレベルとHIGHレベル)であって、CPU700が識別することが可能なレベルにより表すためのデバイスである。カウンタ202−1〜202−5は、上述したように、それぞれに対応するコンパレータ201−1〜201−5の出力レベルが、所定期間内にLOWレベルからHIGHレベルに変化する回数、HIGHレベルからLOWレベルに変化する回数のいずれか又はそれらを合わせた回数をカウントする。なお、カウンタは上述したように、CPU700がプログラムを読み込んで実行することによって実現しても良いが、CPU700が内蔵するハードウェアによって実現してもよい。
第1の実施形態に示す信号処理装置の動作を、図10を参照して説明する。
1)まず、制御部203がバーコードへの投光回数のカウントをクリアする(ステップS1)。
2)次に、バーコードへの投光回数が所定数以上である場合(ステップS2のY)、Aを経由して、制御部203がデコード不可を上位装置へ送信し(ステップS11)、終了する。バーコードへの投光回数が所定数未満である場合(ステップS2のN)、ステップS3へ移行する。
3)次に、投光部800がバーコードへ投光する(ステップS3)。
4)次に、制御部203がバーコードへの投光回数に1を加算する(ステップS4)。
5)次に、CCD350がバーコードからの反射光を受光して、CPU700がデコードする(ステップS5)。なお、CCD350がバーコードからの反射光を受光して、CPU700がデコードするまでについては、従来技術なので省略する。
6)デコード出来た場合(ステップS6のY)、CPU700がデコード結果を上位装置へ送信し(ステップS12)、終了する。デコード出来なかった場合(ステップS6のN)、ステップS7へ移行する。
7)ステップS7では、制御部203がオフセット電圧の調整が必要であるか否かを判断する。オフセット電圧の調整が必要である場合(ステップS7のY)、出力波形調整部205がオフセット電圧を調整し(ステップS8)、ステップS2に戻る。オフセット電圧の調整が必要でない場合(ステップS7のN)、ステップS9へ移行する。オフセット電圧の調整が必要であるか否かの判断と、オフセット電圧の調整の詳細については、後述する。
8)ステップS9では、制御部203がゲインの調整が必要であるか否かを判断する。ゲインの調整が必要である場合(ステップS9のY)、出力波形調整部205がゲインを調整し(ステップS10)、ステップS2に戻る。ゲインの調整が必要でない場合(ステップS9のN)、CPU700がデコード不可を上位装置へ送信し(ステップS11)、終了する。ゲインの調整が必要であるか否かの判断と、ゲインの調整の詳細については、後述する。
上記の動作手順において、オフセット電圧の調整が必要であるか否かの判断とオフセット電圧の調整と、ゲインの調整が必要であるか否かの判断とゲインの調整は、順序が逆であってもよい。
オフセット電圧の調整が必要であるか否かの判断とオフセット電圧の調整、及びゲインの調整が必要であるか否かの判断とゲインの調整は、以下のようにして行う。
CCD350の動作電圧上限値をVmax、またCCD350の動作電圧下限値をVminとする。コンパレータ201−1のレファレンス電圧値Vref1を(Vmax−Vmin)/2−(Vmax−Vmin)/3の値とする。コンパレータ201−2のレファレンス電圧値Vref2を、(Vmax−Vmin)/2−(Vmax−Vmin)/6の値とする。コンパレータ201−3のレファレンス電圧値Vref3を、(Vmax−Vmin)/2の値とする。コンパレータ201−4のレファレンス電圧値Vref4を、(Vmax−Vmin)/2+(Vmax−Vmin)/6の値とする。コンパレータ201−5のレファレンス電圧値Vref5を、(Vmax−Vmin)/2+(Vmax−Vmin)/3とする。また、コンパレータ201−1に対応するカウンタ202−1のカウント数をCP1、コンパレータ201−2に対応するカウンタ202−2のカウント数をCP2、コンパレータ201−3に対応するカウンタ202−3のカウント数をCP3、コンパレータ201−4に対応するカウンタ202−4のカウント数をCP4、コンパレータ201−5に対応するカウンタ202−5のカウント数をCP5とする。
オフセット電圧の調整が必要であるか否かの判断とオフセット電圧の調整は、以下のように場合分けされて処理される。
(i−1)CP1=0、CP2=0、CP3=0、CP4=0、CP5≠0の場合、制御部203が、出力信号の波形がVref4を超えた範囲にのみ存在するものと判断し、従って、オフセットが所望値である1.5ボルトよりも(Vref5−Vmin)/2だけ上側にずれていると判断し、オフセット電圧を(現在値)−(Vref5−Vmin)/2に設定する。
(i−2)CP1=0、CP2=0、CP3=0、CP4≠0、CP5≠0の場合、制御部203が、出力信号の波形がVref3を超えた範囲にのみ存在するものと判断し、従って、オフセットが所望値である1.5ボルトよりも(Vref4−Vmin)/2だけ上側にずれていると判断し、オフセット電圧を(現在値)−(Vref4−Vmin)/2に設定する。
(i−3)CP1=0、CP2=0、CP3≠0、CP4≠0、CP5≠0の場合、制御部203が、出力信号の波形がVref2を超えた範囲にのみ存在するものと判断し、従って、オフセットが所望値である1.5ボルトよりも(Vref3−Vmin)/2だけ上側にずれていると判断し、オフセット電圧を、(現在値)−(Vref3−Vmin)/2に設定する。
(i−4)CP1≠0、CP2=0、CP3=0、CP4=0、CP5=0の場合、制御部203が、出力信号の波形がVref2未満の範囲にのみ存在するものと判断し、従って、オフセットが所望値である1.5ボルトよりも(Vmax−Vref1)/2だけ下側にずれていると判断し、オフセット電圧を、(現在値)+(Vmax−Vref1)/2に設定する。
(i−5)CP1≠0、CP2≠0、CP3=0、CP4=0、CP5=0の場合、制御部203が、出力信号の波形がVref3未満の範囲にのみ存在するものと判断し、従って、オフセットが所望値である1.5ボルトよりも(Vmax−Vref2)/2だけ下側にずれていると判断し、オフセット電圧を、(現在値)+(Vmax−Vref2)/2に設定する。
(i−6)CP1≠0、CP2≠0、CP3≠0、CP4=0、CP5=0の場合、制御部203が、出力信号の波形がVref4未満の範囲にのみ存在するものと判断し、従って、オフセットが所望値である1.5ボルトよりも(Vmax−Vref3)/2だけ下側にずれていると判断し、オフセット電圧を、(現在値)+(Vmax−Vref3)/2に設定する。
(i−7)上記(i−1)〜(i−6)以外の場合は、制御部203が、オフセット電圧の調整は不要と判断する。
ゲインの調整が必要であるか否かの判断とゲインの調整は、以下のように場合分けされて処理される。
(ii−1)CP1=0、CP2=0、CP3≠0、CP4=0、CP5=0の場合、制御部203が、出力信号の波形が、Vref2を超えVref4未満の範囲にのみ存在するものと判断し、従って、ゲインが所望値の1/3倍であるものと判断し、ゲインを(現在値)×3に設定する。
(ii−2)CP1=0、CP2≠0、CP3≠0、CP4=0、CP5=0の場合、制御部203が、出力信号の波形が、Vref1を超えVref4未満の範囲にのみ存在するものと判断し、従って、ゲインが所望値の1.5/2.5倍であるものと判断し、ゲインを、(現在値)×2.5/1.5に設定する。
(ii−3)CP1=0、CP2=0、CP3≠0、CP4≠0、CP5=0の場合、制御部203が、出力信号の波形が、Vref2を超えVref5未満の範囲にのみ存在するものと判断し、従って、ゲインが所望値の1.5/2.5倍であるものと判断し、ゲインを、(現在値)×2.5/1.5に設定する。
(ii−4)CP1=0、CP2=0、CP3=0、CP4≠0、CP5=0の場合、制御部203が、出力信号の波形が、Vref3を超えVref5未満の範囲にのみ存在するものと判断し、従って、ゲインが所望値の1/2倍であるものと判断し、ゲインを、(現在値)×2に設定する。
(ii−5)CP1=0、CP2≠0、CP3=0、CP4=0、CP5=0の場合、制御部203が、出力信号の波形が、Vref1を超えVref3未満の範囲にのみ存在するものと判断し、従って、ゲインが所望値の1/2倍であるものと判断し、ゲインを、(初期値)×2に設定する。
(ii−6)上記(ii−1)〜(ii−5)以外の場合は、制御部203が、ゲインの調整は不要と判断する。
なお、CP1〜CP5のカウント数については、ノイズの影響を除去するため、所定数(例えば、バーコードの反射光から得られる各カウンタのカウント数の最大値の10%程度の数)以下の場合は、0とみなす。
(第1の変形例)
ここで、上記の可変アンプからの出力信号のオフセット及びゲインの調整方法における変形例を示す。
本発明の第1の変形例は、図9に示された第1の実施形態に類似するが、第1の変形例では、第1の実施形態における中心の閾値、及びそれに対応するコンパレータ201−3及びカウンタ202−3が存在せず、4つの閾値に対応する4つの各比較部としてコンパレータ201−1、コンパレータ201−2、コンパレータ201−4、コンパレータ201−5を用いている。また、信号処理装置200として、CPU200を用いている。
さらに、図6のカウンタ202−1、202−2、202−4、202―5、制御部203、出力波形調整部205は、CPU700に内蔵される。ここで、カウンタ202−1、202−2、202−4、202―5は、CPU700がプログラムを読み込んで実行することにより実現される。なお、CPU700は、カウンタ202−1、202−2、202−4、202―5の機能のみならず、制御部203、出力波形調整部205の機能も、プログラムを読み込んで実行することにより実現する。
第1の変形例で開示される信号処理装置は、第1の実施形態と同様、図10に示されるフローチャートに従って動作する。
第1の変形例のバーコードリーダのオフセット電圧の調整が必要であるか否かの判断とオフセット電圧の調整、及びゲインの調整が必要であるか否かの判断とゲインの調整は、第1の実施形態のバーコードリーダのものとは異なり、以下のようにして行う。
CCD350の動作電圧上限値をVmax、またCCD350の動作電圧下限値をVminとする。コンパレータ201−1のレファレンス電圧値Vref1を(Vmax−Vmin)/2−(Vmax−Vmin)/3の値とする。コンパレータ201−2のレファレンス電圧値Vref2を、(Vmax−Vmin)/2−(Vmax−Vmin)/6の値とする。中間値V3を、(Vmax−Vmin)/2の値とする。コンパレータ201−4のレファレンス電圧値Vref4を、(Vmax−Vmin)/2+(Vmax−Vmin)/6の値とする。コンパレータ201−5のレファレンス電圧値Vref5を、(Vmax−Vmin)/2+(Vmax−Vmin)/3とする。また、コンパレータ201−1のカウント数をCP1、コンパレータ201−2のカウント数をCP2、コンパレータ201−4のカウント数をCP4、コンパレータ201−5のカウント数をCP5とする。
オフセット電圧の調整が必要であるか否かの判断とオフセット電圧の調整は、以下のように場合分けされて処理される。
(i−1)CP1=0、CP2=0、CP4=0、CP5≠0の場合、制御部203が、出力信号の波形がVref4を超えた範囲にのみ存在するものと判断し、従って、オフセットが所望値である1.5ボルトよりも(Vref5−Vmin)/2だけ上側にずれていると判断し、オフセット電圧を(現在値)−(Vref5−Vmin)/2に設定する。
(i−2)CP1=0、CP2=0、CP4≠0、CP5≠0の場合、制御部203が、出力信号の波形がVref2を超えた範囲にのみ存在するものと判断し、従って、オフセットが所望値である1.5ボルトよりも(Vref3−Vmin)/2だけ上側にずれていると判断し、オフセット電圧を(現在値)−(Vref3−Vmin)/2に設定する。
(i−3)CP1≠0、CP2=0、CP4=0、CP5=0の場合、制御部203が、出力信号の波形がVref2未満の範囲にのみ存在するものと判断し、従って、オフセットが所望値である1.5ボルトよりも(Vmax−Vref1)/2だけ下側にずれていると判断し、オフセット電圧を(現在値)+(Vmax−Vref1)/2に設定する。
(i−4)CP1≠0、CP2≠0、CP4=0、CP5=0の場合、制御部203が、出力信号の波形がVref4未満の範囲にのみ存在するものと判断し、従って、オフセットが所望値である1.5ボルトよりも(Vmax−Vref3)/2だけ下側にずれていると判断し、オフセット電圧を(現在値)+(Vmax−Vref3)/2に設定する。
(i−5)上記(i−1)〜(i−4)以外の場合は、制御部203が、オフセット電圧の調整は不要と判断する。
ゲインの調整が必要であるか否かの判断とゲインの調整は、以下のように場合分けされて処理される。
(ii−1)CP1=0、CP2=0、CP4≠0、CP5=0の場合、制御部203が、出力信号の波形がVref2を超えVref5未満の範囲にのみ存在するものと判断し、従って、ゲインが所望値の1/2倍であるものと判断し、ゲインを(現在値)×2に設定する。
(ii−2)CP1=0、CP2≠0、CP4=0、CP5=0の場合、制御部203が、出力信号の波形がVref1を超えVref4未満の範囲にのみ存在するものと判断し、従って、ゲインが所望値の1/2倍であるものと判断し、ゲインを(現在値)×2に設定する。
(ii−3)上記(ii−1)〜(ii−2)以外の場合は、制御部203が、ゲインの調整は不要と判断する。
なお、CP1、CP2、CP4、CP5のカウント数については、ノイズの影響を除去するため、所定数(例えば、バーコードの反射光から得られる各カウンタのカウント数の最大値の10%程度の数)以下の場合は、0とみなす。
上記第1の実施形態と第1の変形例では、Vref2をCCD動作電圧の中心値より、(Vmax−Vmin)/6だけ低い電圧に、Vref4をCCD動作電圧の中心値より、(Vmax−Vmin)/6だけ高い電圧に設定したが、その前後の電圧値としてもよい。また、Vref1をCCD動作電圧の中心値より、(Vmax−Vmin)/3だけ低い電圧に、Vref5をCCD動作電圧の中心値より、(Vmax−Vmin)/3だけ高い電圧に設定したが、その前後の電圧値としてもよい。
第1の変形例における可変アンプからの出力信号のオフセット及びゲインの調整方法は、上記の通りである。
上記第1の変形例を含む第1の実施形態では、ゲイン及びオフセットを調整するためにディジタルポテンショメータを用いているが、抵抗とアナログスイッチを用いてフィードバック量を決定することも可能である。例えば、ラダー抵抗に含まれる直列に相互に接続される複数の抵抗素子の一部をアナログスイッチにより短絡すればよい。抵抗値が変更できれば、手段はディジタルポテンショメータに限らない。
また、上記第1の変形例を含む第1の実施形態では、制御部及び出力波形調整部がCPUに内蔵されているが、制御部及び出力波形調整部をCPU外部に設けても実現することは可能である。つまり、ソフトウェアを用いずに、ハードウェアのみによっても、制御部を実現することもできる。
(投光部の調整方法)
次に、図7,図9,図11を参照して、第1の変形例を含む第1の実施形態のバーコードリーダにおける投光部の調整について説明する。なお、投光部の光源としてLEDを用いた場合を例に説明するが、本発明の実施形態はこれに限られるものではない。
まず、調整の考え方について記す。
図9において、コンパレータ201−2のレファレンス電圧Vref2は、当該バーコードリーダが黒色バーを検出したときの検出信号の出力波形の限界値(これより上の電圧であってはならない値)に設定されている。図9の場合は、1.0Vである。コンパレータ201−1のレファレンス電圧Vref1は、コンパレータ201−2のレファレンス電圧Vref2より所定値だけ低い電圧に設定されている。図9の場合は、0.5Vである。
コンパレータ201−4のレファレンス電圧Vref4は、当該バーコードリーダが白色バーを検出したときの検出信号の出力波形の限界値(これより下の電圧であってはならない値)に設定されている。図9の場合は、2.0Vである。コンパレータ201−5のレファレンス電圧Vref5は、コンパレータ201−4のレファレンス電圧Vref4より所定値だけ高い電圧に設定されている。図9の場合は、2.5Vである。
図7において、各LEDからバーコードに適正に投光された場合(実線の出力波形)は、コンパレータ201−2、及びコンパレータ201−4のそれぞれのレファレンス電圧Vref2及びVref4と、すべての白色バーと黒色バーに対応する出力波形とが交差する。図7の場合では、コンパレータ201−1、及びコンパレータ201−5のそれぞれのレファレンス電圧Vref1及びVerf5と、すべての白色バーと黒色バーに対応する出力波形とが交差している。バーコードへの投光が不適正であって光量不足となった箇所がある場合は、図7のゲイン不足の出力波形の場合(破線の出力波形)と同様に、コンパレータ201−2、及びコンパレータ201−4のそれぞれのレファレンス電圧Vref2及びVref4と、出力波形とが交差しない箇所が出てくる。
調整時に用いる白色バーと黒色バーが等間隔のバーパターンや所定のバーコードの白色バーと黒色バーの数は、予め、分かっている。これに基づいて、すべての白色バーと黒色バーに対応する検出信号の出力波形と各コンパレータのレファレンス電圧とが交差すると仮定した時の個数(以後、「全理想交点数」と記す。)を知ることができる。この全理想交点数と、各コンパレータに対応するカウンタの実測値とを比較すれば、すべての白色バーと黒色バーに対応する検出信号の出力波形とコンパレータの電圧とが交差したか否かがわかる。全理想交点数と各コンパレータに対応するカウンタの実測値が等しければ、すべての白色バーと黒色バーに対応する検出信号の出力波形と各コンパレータのレファレンス電圧とが交差したことになる。全理想交点数より各コンパレータに対応するカウンタの実測値が小さければ、出力波形と各コンパレータの電圧とが交差していない箇所があることになる。具体的には、コンパレータ201−2に対応するカウンタの実測値と全理想交点数、及びコンパレータ201−4に対応するカウンタの数の各々と全理想交点数が等しければ、各LEDからバーコードに適正に投光されたことになり、さらに、コンパレータ201−1に対応するカウンタの実測値と全理想交点数、及びコンパレータ201−5に対応するカウンタの数と全理想交点数が等しければ、各LEDからバーコードに、より適正に投光されたことになる。なお、「全理想交点数」は、すべての理想交点数ではなく、出力信号の立ち上がり時の交点の個数、又は、立ち下がり時の交点の個数であってもよい。
次に、調整の手順について記す。
(1)各LEDについての設定範囲の決定
各LEDについて、本実施例では、図2のLED1〜LED4について、設定範囲を決定する。ここで、CCDはバーコードラベルからの反射光により発生した電荷を蓄積することが可能である(つまり、バーコードの各位置からの反射光の強度に対応した信号を位置毎に時間積分することが可能である)。従って、LEDの発光量を調整することにより、オペレーショナルアンプ301からの出力電圧を調整することもできるが、この他に、LEDの発光期間を調整することにより、オペレーショナルアンプ301からの出力電圧を調整することもでき、更には、LEDの発光量及び発光期間の組合せを調整することによっても、オペレーショナルアンプ301からの出力電圧を調整することもできる。
従って、前述の設定範囲の対象は、調整対象により異なる。個々のLEDに着目すると、LEDの発光量が調整対象であれば、設定範囲の対象も発光量である。LEDの発光時間が調整対象であれば、設定範囲の対象も発光時間である。LEDの発光量及び発光時間の組合せが調整対象であれば、設定範囲の対象も発光量及び発光時間の組合せである。複数のLED間で調整範囲は、共通であってもよいし、個々のLED毎に異なっていてもよい。
設定範囲は、設計値、従来のデータ等を参照して設定する。また、設定範囲の中心値には、適正な投光量を期待できる値を対応させるようにしてもよいし、それからずらしてもよい。また、設定範囲の広さは、素子寿命、線形動作範囲、消費電力、適正値の予想分布範囲などを考慮して決定してもよい。
(2)試行条件の設定
以下のA、Bのいずれかで、試行条件を設定する。
A)(1)項の設定範囲内で、各LEDに対する設定値を設け、これらの設定値のLED1〜LED4の間で取った組合せを1つの試行条件とする。設定範囲内(例えば、LED毎の設定範囲の組合せの全部又は一部)で、設定値を異ならせることにより、複数の試行条件を設ける。
B)LED1〜LED4について、(1)項の設定範囲内で、それぞれのLEDに対して、電流量及び発光期間のうち少なくとも一方の初期設定値、及び、設定値を変化させるステップ値を決定する。ステップ値は、LED1〜LED4について、すべて共通でもよいし、異なるものであってもよい。また、初期設定値を低く設定し、ステップ値を加算することにより設定値を変化させてもよい。あるいは、初期設定値を高く設定し、ステップ値を減算することにより設定値を変化させてもよい。この場合、試行条件の数は、LED1〜LED4それぞれの設定範囲、初期設定値、ステップ値に依存する。具体的な一例として、LED1〜LED4のそれぞれの設定範囲を、s1min〜s1max、s2min〜s2max、s3min〜s3max、s4min〜s4max、それぞれのステップ値を、v1、v2、v3、v4とした場合、LED1={s1min、s1min+v1、s1min+v1×2、・・・、s1max}、LED2={s2min、s2min+v2、s2min+v2×2、・・・、s2max}、LED3={s3min、s3min+v3、s3min+v3×2、・・・、s3max}、LED4={s4min、s4min+v4、s4min+v4×2、・・・、s4max}の全ての{LED1、LED2、LED3、LED4}の組み合わせを試行条件として生成しても良い。すなわち、各LED毎の設定範囲、初期設定値、ステップ値のみを予め決定することにより、各LED毎にステップ値を加算しながら、{LED1、LED2、LED3、LED4}={s1min、s2min、s3min、s4min}、{s1min+v1、s2min、s3min、s4min}、{s1min+v1×2、s2min、s3min、s4min}・・・{s1max、s2min、s3min、s4min}、{s1min、s2min+v2、s3min、s4min}、{s1min+v1、s2min+v2、s3min、s4min}、{s1min+v1×2、s2min+v2、s3min、s4min}・・・{s1max、s2min+v2、s3min、s4min}・・・{s1max、s2max、s3max、s4max}の全てを試行条件として生成してもよい。
(3)試行条件の記憶
(2)項で設定した試行条件を、外部装置より、バーコードリーダの図示しない通信部を介して、投光部の調整を行うバーコードリーダのメモリに記憶する。なお、上記B)項の場合は、LED1〜LED4それぞれの設定範囲、初期設定値、ステップ値をバーコードリーダに記憶し、バーコードリーダが試行条件を設定するようにしてもよい。
(4)試行
以下、投光部の調整のための試行と各LEDの設定値の決定のための動作を、図11のフローチャートに従って説明する。
4−1)投光部の調整を行うバーコードリーダを、所定の位置に白色バーと黒色バーが等間隔のバーパターンもしくは所定のバーコードが配置してあり、外光を遮断可能であるボックス内に固定する。バーコードリーダは、図示しない通信部を有し、ボックス外の外部装置と有線もしくは無線で通信可能である。
4−2)外部装置より、バーコードリーダに試行を指示する。
4−3)バーコードリーダは、(3)項で記憶した試行条件の数だけ、投光調整部207によって各LEDの設定値を変更しながら試行を行い、検出信号の出力波形が、コンパレータ201−1,201−2,201−4,及び201−5それぞれのレファレンス電圧Vref1、Vref2、Vref4、及びVref5と交差したカウント数であるCP1、CP2、CP4、及びCP5のそれぞれを、カウンタ202−1,202−2,202−4,及び202−5に記憶する(図11、ステップS101)。
(5)各LEDの設定値の決定
5−1)バーコードリーダは、4−2)項の試行で得られたデータから、コンパレータ201−2,及び201−4のそれぞれに対応するカウンタ値CP2及びCP4の各々と全理想交点数とが等しい試行条件があるか否かを判断する(図11、ステップS102)。
5−2)バーコードリーダは、コンパレータ201−2及び201−4のそれぞれに対応するカウンタ値CP2及びCP4の各々と全理想交点数とが等しい試行条件がない場合(ステップS102でNo)、調整不可である旨を外部装置に出力し、終了する(図11、ステップS107)。この時、バーコードリーダを識別可能なID番号と、試行時のすべてのデータを外部装置に出力するようにしてもよい。
5−3)バーコードリーダは、コンパレータ201−2及び201−4のそれぞれに対応するカウンタ値CP2及びCP4の各々と全理想交点数とが等しい試行条件がある場合(ステップS102でYes)、その試行条件においてコンパレータ201−1及び201−5に対応するカウンタ値CP1及びCP5の各々と全理想交点数とが等しいか否かを判断する(図11、ステップS103)。
5−4)バーコードリーダは、コンパレータ201−1及び201−5のそれぞれに対応するカウンタ値CP1及びCP5の各々と全理想交点数とが等しい試行条件が無い場合(ステップS103でNo)、コンパレータ201−2及び201−4のそれぞれに対応するカウンタ値CP2及びCP4と全理想交点数とが等しい試行条件が一つであれば、その試行条件の設定値を、バーコードリーダ稼働時のLED1〜LED4の設定値として決定し、バーコードリーダのメモリに記憶する(図11、ステップS104)。等しい試行条件が複数であれば、それらの試行条件のうち最も消費電力の少ない試行条件の設定値を、バーコードリーダ稼働時のLED1〜LED4の設定値として決定し、バーコードリーダのメモリに記憶する(図11、ステップS104)。その後、調整が終了した旨を外部装置に出力(図11、ステップS106)し、終了する。この時、バーコードリーダを識別可能なID番号と、試行時のすべてのデータを外部装置に出力するようにしてもよい。また、実際のカウント値CP1及びCP2も出力するようにしてもよいし、ステップS104を経由して出力していることを判別できるような情報を出力してもよい。
5−5)バーコードリーダは、コンパレータ201−1及び201−5のそれぞれに対応するカウンタ値CP1及びCP5の各々と全理想交点数とが等しい試行条件が有る場合、等しい試行条件が一つであれば、その試行条件の設定値を、バーコードリーダ稼働時のLED1〜LED4の設定値として決定し、バーコードリーダのメモリに記憶する。等しい試行条件が複数であれば、最も消費電力の少ない試行条件の設定値を、バーコードリーダ稼働時のLED1〜LED4の設定値として決定し、バーコードリーダのメモリに記憶する(図11、ステップS105)。その後、調整が終了した旨を外部装置に出力(図11、ステップS106)し、終了する。この時、バーコードリーダを識別可能なID番号と、試行時のすべてのデータを外部装置に出力するようにしてもよい。また、実際のカウント値CP1及びCP2も出力するようにしてもよいし、ステップS105を経由して出力していることを判別できるような情報を出力してもよい。
個々のLED自体の発光量や発光方向等のばらつきのみならず、LEDから発せられる投光間の相互の干渉によって、バーコードラベル面において光量分布に大きなムラが生じる試行条件においては、各コンパレータに対応する各カウンタの実測値と全理想交点数とが一致しない。本実施においては、干渉が生じえる条件下での光量分布に当該大きなムラが生じない設定値の組がバーコードリーダ稼働時の設定値の組として記憶されるため、複数のLEDからの光の間の相互の干渉による影響も考慮した上で、投光部の投光量調整を行うことが可能である。
[第2の実施形態]
第1の実施形態は、可変アンプのオフセットのずれ、可変アンプのゲインの過不足のいずれか又はその双方を検出し、可変アンプのオフセット、ゲインのいずれか又はその双方を調整可能で、かつ、投光部のLEDの調整が可能であった。一方、第2の実施形態は、可変アンプのオフセットのずれ、可変アンプのゲインの過不足のいずれか又はその双方を検出し、可変アンプのオフセット、ゲインのいずれか又はその双方を調整する機能は備えず、投光部のLEDの調整のみが可能である。
第2の実施形態は、図9において、以下の点が異なる。
1)ディジタルポテンショメータ302−1(DPM1)は備えず、代わりに固定抵抗を備える。また、ディジタルポテンショメータ302−1(DPM1)制御のための信号線は備えない。
2)ディジタルポテンショメータ302−2(DPM2)は備えず、代わりに固定抵抗を備える。また、ディジタルポテンショメータ302−2(DPM2)制御のための信号線は備えない。
3)コンパレータ201−3、カウンタ202−3は備えない。
上記第1の変形例を含む第1の実施形態、及び第2の実施形態では、動作電圧の下限とコンパレータ201−2のレファレンス電圧Vref2との間に、コンパレータ201−1を、動作電圧の上限とコンパレータ201−4のレファレンス電圧Vref4との間に、コンパレータ201−5を設けていたが、さらに、それぞれ1つ以上のコンパレータを設け、より適正な条件を選択できるようにしてもよい。
上記第1の変形例を含む第1の実施形態、及び第2の実施形態では、コンパレータから出力されるパルス波をCPU内蔵のカウンタを使用してカウントしているが、カウンタをCPU外部に設けても実現することは可能である。
上記第1の変形例を含む第1の実施形態、及び第2の実施形態では、ハードウェア構成のコンパレータを用いて閾値電圧と比較をしているが、可変アンプ300から出力される電圧波形の電圧値はメモリに内蔵されているため、ソフトウェアを用いてコンパレータと同じ処理をすることも可能である。つまり、ハードウェア構成のコンパレータの機能を、CPUがプログラムを読み込んで実行することによっても実現することができる。具体的には、CPUが可変アンプ300の出力電圧をA/D変換器により読み込んで、A/D変換器の出力である電圧を表す数値と、閾値電圧を表す数値とを比較することにより、可変アンプ300の出力電圧と閾値電圧との比較をすることができる。
本発明においては、上記の構成により、光源として複数のLEDを使用する投光部を有するバーコードリーダにおいて、LED間の干渉の影響も考慮した、投光部の投光量調整を行うことができるバーコードリーダを提供することができる。
なお、上記のコード読取装置の各部分は、ハードウェア、ソフトウェアのいずれか又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記の信号処理装置により行われる信号処理方法も、ハードウェア、ソフトウェアのいずれか又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されるが、以下には限られない。
(付記1)
複数の光源を備える投光手段と、
前記投光手段によってスキャンされたコードによって変化した光を読み取るセンサと、
前記センサからの読取信号に基づいた検出信号のレベルを複数の閾値と比較する比較手段と、
各光源の発光量及び発光期間のうちの一方又は双方についての前記複数の光源の間で取った組合せと、前記比較手段による比較結果との対応関係を、複数の前記組合せについて調べ、前記投光手段の投光量の不足を示さない前記比較結果に対応する前記組合せを前記複数の光源に設定する投光手段調整手段と、
を備えることを特徴とするコード読取装置。
(付記2)
付記1に記載のコード読取装置であって、
前記投光手段の投光量の不足を示さない比較結果とは、前記複数の閾値のうちの少なくとも一部の閾値に含まれる閾値毎のその閾値と前記検出信号との間の交差数に関するものであり、前記コードのパターンに対応して期待される所定の交差数と、前記コードのパターンに対応して実測された交差数とが一致することが、前記複数の閾値のうちの前記少なくとも一部の閾値に含まれる所定の閾値に対して満たされているという比較結果であることを特徴とするコード読取装置。
(付記3)
付記2に記載のコード読取装置であって、
前記交差数における交差とは、前記検出信号のレベルが前記閾値を下回るレベルからその閾値を上回るレベルに変化する事象、前記検出信号のレベルが前記閾値を上回るレベルからその閾値を下回るレベルに変化する事象のうちの双方又は何れか一方であることを特徴とするコード読取装置。
(付記4)
付記2又は3に記載のコード読取装置であって、
前記所定の閾値とは、前記複数の閾値のうちの中心の閾値から両側においてそれぞれ数えた1番目から所定番目の閾値であることを特徴とするコード読取装置。
(付記5)
付記1乃至4の何れか1に記載のコード読取装置であって、
前記投光手段調整手段は、前記投光手段の投光量の不足を示さない前記比較結果に対応する前記組合せが複数検出された場合には、それらの組合せのうち、消費電力が最も少ない組合せを前記複数の光源に設定することを特徴とするコード読取装置。
(付記6)
付記1乃至5の何れか1に記載のコード読取装置であって、
前記センサからの読取信号を入力信号とし、前記検出信号を出力信号とし、オフセットとゲインを調整することが可能な可変アンプと、
前記投光手段調整手段による前記複数の光源の調整後に、前記比較手段が、前記可変アンプからの前記出力信号のレベルを前記複数の閾値と比較した再度の比較結果を用いて、前記可変アンプのオフセットのずれ、前記可変アンプのゲインの過不足のいずれか又はその双方を検出し、該検出結果に基づいて、前記可変アンプのオフセット、ゲインのいずれか又はその双方を調整するアンプ調整手段と、
を更に備えることを特徴とするコード読取装置。
(付記7)
付記6に記載のコード読取装置において、
前記再度の比較結果として、前記複数の閾値のそれぞれに対して、所定期間内に前記可変アンプからの出力信号のレベルがその閾値を下回るレベルからその閾値を上回るレベルに変化する回数、前記所定期間内に前記可変アンプからの出力信号のレベルがその閾値を上回るレベルからその閾値を下回るレベルに変化する回数のいずれか又はそれらを合わせた回数のうちから選択された回数を利用することを特徴とするコード読取装置。
(付記8)
複数の光源を備える投光手段が、コードをスキャンするステップと、
センサが、前記スキャンされたコードによって変化した光を読み取るステップと、
比較手段が、前記センサからの読取信号に基づいた検出信号のレベルを複数の閾値と比較するステップと、
投光手段調整手段が、各光源の発光量及び発光期間のうちの一方又は双方についての前記複数の光源の間で取った組合せと、前記比較手段による比較結果との対応関係を、複数の前記組合せについて調べ、前記投光手段の投光量の不足を示さない前記比較結果に対応する前記組合せを前記複数の光源に設定するステップと、
を有することを特徴とするコード読取方法。
(付記9)
付記8に記載のコード読取方法であって、
前記投光手段の投光量の不足を示さない比較結果とは、前記複数の閾値のうちの少なくとも一部の閾値に含まれる閾値毎のその閾値と前記検出信号との間の交差数に関するものであり、前記コードのパターンに対応して期待される所定の交差数と、前記コードのパターンに対応して実測された交差数とが一致することが、前記複数の閾値のうちの前記少なくとも一部の閾値に含まれる所定の閾値に対して満たされているという比較結果であることを特徴とするコード読取方法。
(付記10)
付記9に記載のコード読取方法であって、
前記交差数における交差とは、前記検出信号のレベルが前記閾値を下回るレベルからその閾値を上回るレベルに変化する事象、前記検出信号のレベルが前記閾値を上回るレベルからその閾値を下回るレベルに変化する事象のうちの双方又は何れか一方であることを特徴とするコード読取方法。
(付記11)
付記9又は10に記載のコード読取方法であって、
前記所定の閾値とは、前記複数の閾値のうちの中心の閾値から両側においてそれぞれ数えた1番目から所定番目の閾値であることを特徴とするコード読取装置。
(付記12)
付記8乃至11の何れか1に記載のコード読取方法であって、
前記投光手段調整手段は、前記投光手段の投光量の不足を示さない前記比較結果に対応する前記組合せが複数検出された場合には、それらの組合せのうち、消費電力が最も少ない組合せを前記複数の光源に設定することを特徴とするコード読取方法。
(付記13)
付記8乃至12の何れか1に記載のコード読取方法であって、
アンプ調整手段が、前記投光手段調整手段による前記複数の光源の調整後に、前記センサからの読取信号を入力信号とし、前記検出信号を出力信号とし、オフセットとゲインを調整することが可能な可変アンプからの前記出力信号のレベルを、前記比較手段が前記複数の閾値と比較した再度の比較結果を用いて、前記可変アンプのオフセットのずれ、前記可変アンプのゲインの過不足のいずれか又はその双方を検出し、該検出結果に基づいて、前記可変アンプのオフセット、ゲインのいずれか又はその双方を調整するステップを更に有することを特徴とするコード読取方法。
(付記14)
付記13に記載のコード読取方法であって、
前記再度の比較結果として、前記複数の閾値のそれぞれに対して、所定期間内に前記可変アンプからの出力信号のレベルがその閾値を下回るレベルからその閾値を上回るレベルに変化する回数、前記所定期間内に前記可変アンプからの出力信号のレベルがその閾値を上回るレベルからその閾値を下回るレベルに変化する回数のいずれか又はそれらを合わせた回数のうちから選択された回数を利用することを特徴とするコード読取方法。
(付記15)
複数の光源を備える投光手段と、前記投光手段によってスキャンされたコードによって変化した光を読み取るセンサとを備えるコード読取装置として、コンピュータを機能させるためのコード読取用プログラムであって、
コンピュータを、
前記センサからの読取信号に基づいた検出信号のレベルを複数の閾値と比較する比較手段と、
各光源の発光量及び発光期間のうちの一方又は双方についての前記複数の光源の間で取った組合せと、前記比較手段による比較結果との対応関係を、複数の前記組合せについて調べ、前記投光手段の投光量の不足を示さない前記比較結果に対応する前記組合せを前記複数の光源に設定する投光手段調整手段と、
として機能させるためのコード読取用プログラム。
(付記16)
付記15に記載のコード読取用プログラムであって、
前記投光手段の投光量の不足を示さない比較結果とは、前記複数の閾値のうちの少なくとも一部の閾値に含まれる閾値毎のその閾値と前記検出信号との間の交差数に関するものであり、前記コードのパターンに対応して期待される所定の交差数と、前記コードのパターンに対応して実測された交差数とが一致することが、前記複数の閾値のうちの前記少なくとも一部の閾値に含まれる所定の閾値に対して満たされているという比較結果であることを特徴とするコード読取用プログラム。
(付記17)
付記16に記載のコード読取用プログラムであって、
前記交差数における交差とは、前記検出信号のレベルが前記閾値を下回るレベルからその閾値を上回るレベルに変化する事象、前記検出信号のレベルが前記閾値を上回るレベルからその閾値を下回るレベルに変化する事象のうちの双方又は何れか一方であることを特徴とするコード読取用プログラム。
(付記18)
付記16又は17に記載のコード読取用プログラムであって、
前記所定の閾値とは、前記複数の閾値のうちの中心の閾値から両側においてそれぞれ数えた1番目から所定番目の閾値であることを特徴とするコード読取用プログラム。
(付記19)
付記15乃至18の何れか1に記載のコード読取用プログラムであって、
前記投光手段調整手段は、前記投光手段の投光の不足を示さない前記比較結果に対応する前記組合せが複数検出された場合には、それらの組合せのうち、消費電力が最も少ない組合せを前記複数の光源に設定することを特徴とするコード読取用プログラム。
(付記20)
付記15乃至19の何れか1に記載のコード読取用プログラムであって、
前記投光手段調整手段による前記複数の光源の調整後に、前記センサからの読取信号を入力信号とし、前記検出信号を出力信号とし、オフセットとゲインを調整することが可能な可変アンプからの前記出力信号のレベルを、前記比較手段が前記複数の閾値と比較した再度の比較結果を用いて、前記可変アンプのオフセットのずれ、前記可変アンプのゲインの過不足のいずれか又はその双方を検出し、該検出結果に基づいて、前記可変アンプのオフセット、ゲインのいずれか又はその双方を調整するアンプ調整手段として更にコンピュータを機能させることを特徴とするコード読取用プログラム。
(付記21)
付記20に記載のコード読取用プログラムであって、
前記再度の比較結果として、前記複数の閾値のそれぞれに対して、所定期間内に前記可変アンプからの出力信号のレベルがその閾値を下回るレベルからその閾値を上回るレベルに変化する回数、前記所定期間内に前記可変アンプからの出力信号のレベルがその閾値を上回るレベルからその閾値を下回るレベルに変化する回数のいずれか又はそれらを合わせた回数のうちから選択された回数を利用することを特徴とする読取用プログラム。
センサ等を用いて同じデータ(本発明でのバーコード等)から、アナログ信号を連続して出力する装置に応用可能である。
100 コード読取装置
200 調整装置
201−1 比較部
201−2 比較部
201−n 比較部
202−1 カウンタ
202−2 カウンタ
202−n カウンタ
203 制御部
204 検出部
205 出力波形調整部
207 投光調整部
300 可変アンプ
301 オペレーショナルアンプ
302−1 ディジタルポテンショメータ
302−2 ディジタルポテンショメータ
350 センサ
400 ADC(アナログ・ディジタル変換器)
500 メモリ
600−1 SPI/GPIO
600−2 SPI/GPIO
700 CPU
800 投光部

Claims (8)

  1. 複数の光源を備える投光手段と、
    前記投光手段によってスキャンされたコードによって変化した光を読み取るセンサと、
    前記センサからの読取信号に基づいた検出信号のレベルを複数の閾値と比較する比較手段と、
    各光源の発光量及び発光期間のうちの一方又は双方についての前記複数の光源の間で取った組合せと、前記比較手段による比較結果との対応関係を、複数の前記組合せについて調べ、前記投光手段の投光量の不足を示さない前記比較結果に対応する前記組合せを前記複数の光源に設定する投光手段調整手段と、
    を備え
    前記投光手段の投光量の不足を示さない比較結果とは、前記複数の閾値のうちの少なくとも一部の閾値に含まれる閾値毎のその閾値と前記検出信号との間の交差数に関するものであり、前記コードのパターンに対応して期待される所定の交差数と、前記コードのパターンに対応して実測された交差数とが一致することが、前記複数の閾値のうちの前記少なくとも一部の閾値に含まれる所定の閾値に対して満たされているという比較結果であることを特徴とするコード読取装置。
  2. 請求項に記載のコード読取装置であって、
    前記交差数における交差とは、前記検出信号のレベルが前記閾値を下回るレベルからその閾値を上回るレベルに変化する事象、前記検出信号のレベルが前記閾値を上回るレベルからその閾値を下回るレベルに変化する事象のうちの双方又は何れか一方であることを特徴とするコード読取装置。
  3. 請求項又はに記載のコード読取装置であって、
    前記所定の閾値とは、前記複数の閾値のうちの中心の閾値から両側においてそれぞれ数えた1番目から所定番目の閾値であることを特徴とするコード読取装置。
  4. 請求項1乃至の何れか1項に記載のコード読取装置であって、
    前記投光手段調整手段は、前記投光手段の投光量の不足を示さない前記比較結果に対応する前記組合せが複数検出された場合には、それらの組合せのうち、消費電力が最も少ない組合せを前記複数の光源に設定することを特徴とするコード読取装置。
  5. 請求項1乃至の何れか1項に記載のコード読取装置であって、
    前記センサからの読取信号を入力信号とし、前記検出信号を出力信号とし、オフセットとゲインを調整することが可能な可変アンプと、
    前記投光手段調整手段による前記複数の光源の調整後に、前記比較手段が、前記可変アンプからの前記出力信号のレベルを前記複数の閾値と比較した再度の比較結果を用いて、前記可変アンプのオフセットのずれ、前記可変アンプのゲインの過不足のいずれか又はその双方を検出し、該検出結果に基づいて、前記可変アンプのオフセット、ゲインのいずれか又はその双方を調整するアンプ調整手段と、
    を更に備えることを特徴とするコード読取装置。
  6. 請求項に記載のコード読取装置において、
    前記再度の比較結果として、前記複数の閾値のそれぞれに対して、所定期間内に前記可変アンプからの出力信号のレベルがその閾値を下回るレベルからその閾値を上回るレベルに変化する回数、前記所定期間内に前記可変アンプからの出力信号のレベルがその閾値を上回るレベルからその閾値を下回るレベルに変化する回数のいずれか又はそれらを合わせた回数のうちから選択された回数を利用することを特徴とするコード読取装置。
  7. 複数の光源を備える投光手段が、コードをスキャンするステップと、
    センサが、前記スキャンされたコードによって変化した光を読み取るステップと、
    比較手段が、前記センサからの読取信号に基づいた検出信号のレベルを複数の閾値と比較するステップと、
    投光手段調整手段が、各光源の発光量及び発光期間のうちの一方又は双方についての前記複数の光源の間で取った組合せと、前記比較手段による比較結果との対応関係を、複数の前記組合せについて調べ、前記投光手段の投光量の不足を示さない前記比較結果に対応する前記組合せを前記複数の光源に設定するステップと、
    を有し、
    前記投光手段の投光量の不足を示さない比較結果とは、前記複数の閾値のうちの少なくとも一部の閾値に含まれる閾値毎のその閾値と前記検出信号との間の交差数に関するものであり、前記コードのパターンに対応して期待される所定の交差数と、前記コードのパターンに対応して実測された交差数とが一致することが、前記複数の閾値のうちの前記少なくとも一部の閾値に含まれる所定の閾値に対して満たされているという比較結果であることを特徴とするコード読取方法。
  8. 複数の光源を備える投光手段と、前記投光手段によってスキャンされたコードによって変化した光を読み取るセンサとを備えるコード読取装置として、コンピュータを機能させるためのコード読取用プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記センサからの読取信号に基づいた検出信号のレベルを複数の閾値と比較する比較手段と、
    各光源の発光量及び発光期間のうちの一方又は双方についての前記複数の光源の間で取った組合せと、前記比較手段による比較結果との対応関係を、複数の前記組合せについて調べ、前記投光手段の投光量の不足を示さない前記比較結果に対応する前記組合せを前記複数の光源に設定する投光手段調整手段と、
    として機能させ
    前記投光手段の投光量の不足を示さない比較結果とは、前記複数の閾値のうちの少なくとも一部の閾値に含まれる閾値毎のその閾値と前記検出信号との間の交差数に関するものであり、前記コードのパターンに対応して期待される所定の交差数と、前記コードのパターンに対応して実測された交差数とが一致することが、前記複数の閾値のうちの前記少なくとも一部の閾値に含まれる所定の閾値に対して満たされているという比較結果であるコード読取用プログラム。
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