JP5891377B2 - 投写型映像表示装置及びこれを用いたマルチスクリーンシステム - Google Patents
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Description
特許文献1に記載のものは、投写面の照度と一定の関係にある、光源ランプから投写レンズまでの光路中の直接光又は間接光の明るさを測定して、この明るさを一定に調整することにより投写面の照度を一定に調整しようとするものである。すなわち、この特許文献1の場合には、光源ランプから投写レンズまでの光路中の直接光又は間接光の明るさを一定とすることにより、経時変化による光源ランプの輝度の低下を補正するものである。
このような構成によれば、光学系部品や照度センサの製品毎の特性のばらつき及び経時変化のばらつき、並びに、レンズシフトによる影響を受けることなく投写面の照度を一定に調整することができる。
請求項2記載の発明は、光源から出射された光を分光する分光手段と、前記分光手段により分光された光を変調する変調手段と、前記変調手段により変調された光を合成する光合成手段と、前記光合成手段により合成された光を投写する投写レンズと、前記投写レンズの光軸を左右方向及び上下方向に移動するように移動させるレンズシフト装置と、前記レンズシフトの位置を検出する位置検出器と、前記投写レンズに入射する光から発生する迷光を検出する照度センサと、操作部と、製品使用前にレンズシフトさせない状態で白色光を投写して測定された、基準投写面の画面照度である画面照度初期値と、前記照度センサにより測定された測定値であるセンサ照度初期値との相関を示す初期照度テーブル、並びに、レンズシフトさせた場合とさせない場合との基準投写面における画面照度の測定値を対比した照度比とレンズシフトの位置との相関を示す照度比テーブルを記憶した記憶部と、前記操作部から画面照度調整指令が出力されるとともに基準投写面における画面照度設定値が設定された場合に、この画面照度設定値を前記画面照度初期値とした場合のセンサ照度初期値を前記初期照度テーブルから算出してこれをセンサ照度設定値とし、さらに、このセンサ照度設定値を、前記位置検出器により測定されたレンズシフトの位置に対応するように前記照度比テーブルに基づき補正してセンサ照度目標値とし、実際に光源を点灯して白色光を投写したときに前記照度センサにより実測されるセンサ照度実測値が前記センサ照度目標値に一致するように前記投写レンズから出射される光の明るさを調整する制御部とを有することを特徴とする。
図1に示すように、本実施の形態に係る投写型映像表示装置は、光学系を構成する光学部品として、光源ランプ1、インテグレータレンズ2、偏光変換素子3、集光レンズ4、ダイクロイックミラー5,6、反射ミラー7.8,9、液晶ライトバルブ10R,10G,10B、及びクロスダイクロイックプリズム11、投写レンズ12等を備えている。
投写型映像表示装置における信号処理系は、図3のブロック図に示すように、制御部21、記憶部22、映像信号入力部23、映像信号処理部24、液晶パネル駆動部25、光源ランプ駆動部26、操作部27、位置検出器28等を備えている。
初期照度テーブル22aは、使用開始前の投写型映像表示装置をレンズシフトさせない状態とし、光源ランプ1の出力を変化させてデータ測定用の基準投写面の画面照度を変化させながら、基準投写面の画面照度と照度センサ14により測定されるセンサ照度とを測定し、両者の相関を示めしたテーブルである。なお、このとき基準投写面に投写される光は白色光としている。
画面照度演算値X1c
=(センサ照度初期値Y1−q1)×(p2−p1)/(q2−q1)+p1
上式中、センサ照度初期値Y1は任意に選定された画面照度初期値X1に対応するセンサ照度初期値Y1である。また、この場合、表1からよく分かるように画面照度演算値X1cが概ね画面照度初期値X1に一致している。
=(画面照度初期値X1−p1)×(q2−q1)/(p2−p1)+q1
上式中画面照度初期値X1は任意に選定されたものである。この結果から、例えば、目標とする画面照度、すなわち画面照度設定値X2を10000[lm]と設定した場合は、照度センサ14により測定されるべきセンサ照度初期値Y1が表2のセンサ照度演算値Y1cのようになればよいことが分かる。なお、表2には、画面照度設定値X2を10000[lm]と設定した場合に前記式から演算される画面照度演算値X1cをも記載している。
照度比テーブル22bは、投写レンズ12をレンズシフトさせない場合とさせた場合との基準投写面における画面照度の測定値を対比した照度比と、レンズシフト位置との相関を表すデータを保有する。これは、レンズシフト装置により投写レンズ12をシフトさせたときの、投写面の照度への影響を補償し、レンズシフトさせた場合において投写面の照度を一定にするためには、レンズシフトさせない状態における画面照度設定値X2をどのように補正すればよいかのデータを得るためのものである。
本発明に係る投写型映像表示装置では、次の照度調整処理により画面照度を初期値の状態として一定に調整することができる。
(1)投写型映像表示装置を実際に使用する現場において、ユーザが画面照度設定値X2を設定すると、機内に設置された照度センサ14により実測されるべきセンサ照度目標値Y3が算出される。そして、センサ照度実測値Y4が、前記センサ照度目標値Y3となるように投写レンズ12から出射される光の明るさが調整され、光学系部品や照度センサ14についての経時変化やその性能のばらつき、及びレンズシフト位置による影響を補償した製品使用前の初期状態の画面照度を得ることができ、一定の画面照度が得られる。
本発明は、上記実施の形態において以下のように変更することもできる。
・上記実施の形態においては、ユーザが、随時、画面照度調整を行うようにしているが、製品に定められた一定の条件を満たしたときに、画面照度の照度調整必要の表示がなされ、これを見てユーザが画面照度調整プログラムを作動させるようにしてもよい。
Claims (6)
- 光源から出射された光を分光する分光手段と、
前記分光手段により分光された光を変調する変調手段と、
前記変調手段により変調された光を合成する光合成手段と、
前記光合成手段により合成された光を投写する投写レンズと、
前記投写レンズの光軸を左右方向及び上下方向に平行移動するように移動させるレンズシフト装置と、
前記レンズシフトの位置を検出する位置検出器と、
前記投写レンズに入射する光から発生する迷光を検出する照度センサと、
前記照度センサにより実測されるセンサ実測値に基づいて投写レンズから出射される光の明るさを調整する制御部と、
レンズシフトさせた場合とさせない場合との基準投写面における画面照度の測定値を対比した照度比とレンズシフトの位置との相関を示す照度比テーブルを記憶した記憶部とを有し、
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記照度比テーブルを使用して、前記位置検出器により検出されたレンズシフトの位置に対する照度比を算出すると共に、この算出された照度比に基づき照度センサ目標値を算出し、前記センサ実測値が前記照度センサ目標値に一致するように投写レンズから出射される光の明るさを調整する
ことを特徴とする投写型映像表示装置。 - 光源から出射された光を分光する分光手段と、
前記分光手段により分光された光を変調する変調手段と、
前記変調手段により変調された光を合成する光合成手段と、
前記光合成手段により合成された光を投写する投写レンズと、
前記投写レンズの光軸を左右方向及び上下方向に移動するように移動させるレンズシフト装置と、
前記レンズシフトの位置を検出する位置検出器と、
前記投写レンズに入射する光から発生する迷光を検出する照度センサと、
操作部と、
製品の使用前にレンズシフトさせない状態で白色光を投写して測定された、基準値投写面の画面照度である画面照度初期値と、前記照度センサにより測定された測定値であるセンサ照度初期値との相関を示す初期照度テーブル、並びに、レンズシフトさせた場合とさせない場合との基準投写面における画面照度の測定値を対比した照度比とレンズシフトの位置との相関を示す照度比テーブルを記憶した記憶部と、
前記操作部から画面照度調整指令が出力されるとともに基準投写面における画面照度設定値が設定された場合に、この画面照度設定値を前記画面照度初期値とした場合のセンサ照度初期値を前記初期照度テーブルから算出してこれをセンサ照度設定値とし、さらに、このセンサ照度設定値を、前記位置検出器により測定されたレンズシフトの位置に対応するように前記照度比テーブルに基づき補正してセンサ照度目標値とし、実際に光源を点灯して白色光を投写したときに前記照度センサにより実測されるセンサ照度実測値が前記センサ照度目標値に一致するように前記投写レンズから出射される光の明るさを調整する制御部とを
有することを特徴とする投写型映像表示装置。 - 請求項2記載の投写型映像表示装置において、
前記初期照度テーブルは、製品毎に測定されたデータに基づくものであり、
前記制御部は、この製品毎の初期照度テーブルに基づき製品毎にセンサ照度設定値を算出する
ことを特徴とする投写型映像表示装置。 - 請求項2又は3記載の投写型映像表示装置において、
前記初期照度テーブルは、光源の最大出力時に前記照度センサにより測定された測定値であるセンサ照度初期値と、光源の最小出力時に前記照度センサにより測定された測定値であるセンサ照度初期値とからなり、
前記制御部は、前記初期照度テーブルとして記憶された前記二つのセンサ照度初期値から、補間方法により前記センサ照度設定値を算出するように構成されている
ことを特徴とする投写型映像表示装置。 - 請求項2〜4のいずれか1項に記載の投写型映像表示装置において、
前記初期照度テーブルは、レンズシフトの位置を、上下方向に最大シフトさせた上下位置とシフトさせない中央位置との3段階とし、左右方向には最大シフトさせた左右位置とシフトさせない中央位置との3段階とした計9個とし、上下方向及び左右方向にシフトさせない中央の画面照度の測定値に対する他の各位置における画面照度の測定値に対する他の各位置における画面照度の測定値の比を照度比として備えたテーブルであり、
前記制御部は、前記照度比テーブルに記憶された照度比に基づき、前記算出されたセンサ照度設定値を補間演算して補正し、これを前記センサ照度目標値とするように構成されている
ことを特徴とする投写型映像表示装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の複数の投写型映像表示装置を組み合わせ、各投写型映像表示装置から投写されるスクリーンで一つの画面が形成されることを特徴とするマルチスクリーンシステム。
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JP2011253103A JP5891377B2 (ja) | 2011-11-18 | 2011-11-18 | 投写型映像表示装置及びこれを用いたマルチスクリーンシステム |
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Family Applications (1)
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