JP5891265B2 - 摂食動作解析装置、摂食動作解析システム、摂食動作解析方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る摂食動作解析システム1の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る摂食動作解析システム1は、加速度センサ付きカトラリ10と、摂食動作解析装置30と、端末装置20と、表示装置40と、を含んで構成される。
端末装置20、摂食動作解析装置30、および表示装置40は、ネットワークNWに接続される。端末装置20と摂食動作解析装置30とは、ネットワークNWを介して互いに通信する。同様に、摂食動作解析装置30と表示装置40とは、ネットワークNWを介して互いに通信する。
カトラリとは、そのユーザによって把持される柄を備え、食物を保持または切断することによりユーザの摂食動作を補助する器具全般である。カトラリとは、例えば、箸、スプーンなどの匙、フォーク、およびナイフなどであり、これらに類するものであってもよい。以下では、一例としてカトラリ11が箸である態様について説明するが、カトラリ11は、箸以外のカトラリであってもよい。その場合、位置姿勢情報に基づく摂食動作抽出処理(後述)のための抽出条件は、それぞれのカトラリ11の使用方法に応じて適宜変更されてもよい。
以下では、ユーザとは、加速度センサ付きカトラリ10を用いて摂食動作を行う使用者のことを指す。
また、以下では、摂食動作とは、食物を保持し、口へ運ぶ一連の動作を指す。
表示装置40は、通信用インターフェイス(図示せず)を備え、摂食動作解析装置30に対して、ユーザの摂食動作および摂食パターンに基づくデータの取得要求を送信する。表示装置40は、当該データの取得要求に応じて摂食動作解析装置30から送信されたデータを取得する。表示装置40は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Organic Electro−Luminescence)ディスプレイなどの表示部(図示せず)を備え、当該表示部に、摂食動作解析装置30から取得したデータが表す情報を表示する。表示装置40は、例えば、Webブラウザソフトウェアを実行することにより、これらの機能を実行する。
まず、位置姿勢情報検出装置12について説明する。
位置姿勢情報検出装置12は、例えば、ON/OFFスイッチ(図示せず)と、加速度センサ(図示せず)と、制御部(図示せず)と、を備える。
以下では、ON状態からOFF状態までの間に、加速度センサが測定する加速度に係るセンサデータを一連のセンサデータと称する。
図3は、摂食動作解析装置の概略機能構成を示すブロック図である。
摂食動作解析装置30は、通信部31と、記憶部32と、制御部33と、を含んで構成される。
通信部31は、通信用インターフェイスを備え、ネットワークNWを介して、端末装置20および表示装置40と通信する。通信部31は、端末装置20および表示装置40から各種データを受信する受信部312と、表示装置40に各種データを送信する送信部と、を含んで構成される。
記憶部32に含まれる各構成と、当該構成が記憶するデータとについて説明する。
センサデータDB321は、センサデータを記憶するデータベースである。
図4は、センサデータの一例を示す図である。
この図に示される例において、センサデータは、利用者識別情報(利用者ID)、端末識別情報(端末ID)、記録日時情報(記録日時)、X軸加速度情報(加速度X値)、Y軸加速度情報(加速度Y値)、およびZ軸加速度情報(加速度Z値)を含み、これらの情報が対応付けられて構成される。
端末識別情報は、端末装置20の識別情報である。
記録日時情報は、位置姿勢情報に対応付けられている時間情報であり、位置姿勢情報検出装置12によって加速度が検出された日時または端末装置20によって演算された日時を示す。
X軸加速度情報、Y軸加速度情報、およびZ軸加速度情報は、位置姿勢情報検出装置12により検出された位置姿勢情報である。X軸加速度情報、Y軸加速度情報、およびZ軸加速度情報は、それぞれ、X軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向の加速度を示す。
ピークデータとは、後述する摂食動作抽出部332により抽出されたセンサデータであって、摂食動作に係るセンサデータである。すなわち、ピークデータの数は、摂食動作が行われた回数を示す。
摂食スタイルデータは、食事ごとの摂食動作に係る情報を対応付けたデータである。
図5は、摂食スタイルデータの一例を示す図である。
この図に示される例において、摂食スタイルデータは、利用者識別情報(利用者ID)処理番号情報(処理No)、開始時間情報(食事開始日時)、終了時間情報(食事終了日時)、所要時間情報(所要時間)、摂食動作回数情報(摂食動作回数)、摂食動作間隔情報(平均摂食動作間隔)、食べ残し推定情報(食べ残し推定)、休憩回数情報(休憩回数)、および摂食パターン識別情報(摂食パターン)を含み、これらの情報が対応付けられて構成される。
開始時間情報は、その食事の開始日時を示す情報である。食事の開始日時には、例えば、(a)位置姿勢情報検出装置12のON/OFFスイッチがONになった日時、および(b)位置姿勢情報検出装置12のON/OFFスイッチがONになってから最初に抽出されたピークデータが含む記録日時情報が示す日時、がある。
終了時間情報は、その食事の終了日時を示す情報である。食事の終了日時には、例えば、(c)位置姿勢情報検出装置12のON/OFFスイッチがOFFになった日時、および(d)位置姿勢情報検出装置12のON/OFFスイッチがOFFになる直前に抽出されたピークデータが含む記録日時情報が示す日時、がある。
摂食動作回数情報は、その食事において検出された摂食動作の回数を示す情報である。摂食動作の回数は、例えば、その食事に係るピークデータの数である。
摂食動作間隔情報は、その食事における摂食動作の時間間隔を示す情報である。摂食動作の時間間隔は、例えば、その食事に係るピークデータに含まれる記録日時情報が示す日時の間隔の平均値である。
休憩回数情報は、その食事における休憩(摂食の中断)の回数を示す情報である。
摂食パターン識別情報は、摂食パターンを識別する情報である。すなわち、摂食スタイルデータにおける摂食パターン識別情報は、その食事におけるユーザの摂食パターンを示す情報である。
分単位回数データは、食事ごとに、単位時間当たりの摂食動作回数に係る情報を示すデータである。本実施形態において、単位時間は、1分間であり、この値は、後述する情報解析部333による食べ残しの推定処理において経験的に適していた値である。単位時間は、任意の値であってもよい。
この図に示される例において、分単位回数データは、利用者識別情報(利用者ID)、処理番号情報(処理No)、繰り返し回数情報(繰り返し回数)、および単位時間回数情報(1分、2分、3分、…、150分)を含み、これらが対応付けられて構成される。
繰り返し回数情報は、単位時間回数情報の数を示す情報である。
なお、この図に示される例では、「1分」から「150分」までの各分に対応する単位時間回数情報が記録可能に示されているが、「151分」以上に対応する単位時間回数情報を記録可能としてもよいし、「150分」未満の単位時間回数情報までを記録可能としてもよい。また、その食事における最後の摂食動作に対応するピークデータ以降は、単位時間回数情報は、記録されないものとする。
摂食パターン判定条件データは、後述する摂食パターン推定処理において参照されるデータであり、摂食パターンごとの判定の条件を示すデータである。
図7は、摂食パターン判定条件データの一例を示す図である。
この図に示される例において、摂食パターン判定条件データは、摂食パターン名称情報(摂食パターン)、摂食パターン識別情報(設定値)、判定条件情報(条件)を含み、これらが対応付けられて構成される。また、判定条件情報は、所要時間条件情報(所要時間)、摂食動作間隔条件情報(平均摂食動作間隔)、食べ残し条件情報(食べ残し推定)、摂食動作回数条件情報(摂食動作回数)、および休憩回数条件情報(休憩回数)を含み、これらが対応付けられて構成される。
判定条件情報は、その摂食パターンであるか否かを判定するための情報である。
所要時間条件情報は、その摂食パターンであるか否かを判定するための所要時間情報についての条件を示す情報である。
摂食動作間隔条件情報は、その摂食パターンであるか否かを判定するための摂食間隔情報についての条件を示す情報である。
食べ残し条件情報は、その摂食パターンであるか否かを判定するための食べ残し推定情報についての条件を示す情報である。
摂食動作回数条件情報は、その摂食パターンであるか否かを判定するための摂食動作回数情報についての条件を示す情報である。
休憩回数条件情報は、その摂食パターンであるか否かを判定するための休憩回数情報についての条件を示す情報である。
「標準間隔範囲」は、摂食動作間隔条件情報が示す摂食動作間隔情報の判定条件において、当該条件に基づく判定における比較対象の値の範囲を示す。この値の範囲は、例えば、各食事における摂食動作の時間間隔として適した時間範囲、すなわち、標準的な摂食動作の時間間隔の範囲を示す。
「標準摂食動作回数」は、摂食動作回数情報が示す摂食動作回数の判定条件において、当該条件に基づく判定における比較対象の値の範囲を示す。この値の範囲は、例えば、各食事における摂食動作の回数として適した回数の範囲、すなわち、標準的な摂食動作の回数の範囲を示す。
以下では、「標準時間範囲」、「標準間隔範囲」、および「標準摂食動作回数」など、各判定条件情報に基づく摂食パターンの判定において、参照される標準的な値の範囲を示す情報を標準判定条件情報と呼ぶことがある。
実行管理データは、ユーザごとのセンサデータの解析状況を示すデータである。
図8は、実行管理データの一例を示す図である。
この図に示される例において、実行管理データは、利用者識別情報(利用者ID)、最終実行データ時間情報(最終実行データ記録日時)、および処理カウンタ情報(処理カウンタ)を含み、これらが対応付けられて構成される。
処理カウンタ情報は、処理番号情報を摂食スタイルデータごとに新規に付与するための情報である。処理カウンタ情報は、食事ごとのピークデータに対する情報解析処理が完了し、摂食スタイルデータを生成する度に更新され、新しい数値を示す。本実施形態では、摂食スタイルデータの生成後に、処理カウンタ情報の値には1が加算され、当該加算された処理カウンタ情報が示す数値が、次に生成された摂食スタイルデータの処理番号情報として採番される。
制御部33が備える構成の一部または全ては、例えば、摂食動作解析装置30が備えるCPUが記憶部32に記憶されているプログラムを実行することにより機能する。
制御部33は、通信処理部331と、摂食動作抽出部332と、情報解析部333と、を含んで構成される。
センサデータ登録部3311は、受信処理を実行する。受信処理において、センサデータ登録部3311は、端末装置20から送信された一連のセンサデータを、通信部31を介して受信する。センサデータ登録部3311は、受信した一連のセンサデータをセンサデータDB321に登録する。登録後、センサデータ登録部3311は、受信した一連のセンサデータのうち、その記録日時情報が示す日時が最初の日時であるセンサデータを記録開始情報として摂食動作抽出部332に出力する。
なお、所定数を5つとしたのは一例であり、摂食動作抽出部332は、任意の数の加速度情報から移動平均値を算出してよい。また、加速度の平滑化は、単純移動平均以外の手法により行われてもよい。例えば、摂食動作抽出部332は、他の統計量を算出することにより加速度の平滑化を行ってもよい。
情報解析部333は、開始時間情報が示す日時から終了時間情報が示す日時までの時間長を算出し、算出した時間長を示す情報を、その食事に係る摂食スタイルデータの所要時間情報として保持する。
情報解析部333は、分割ピークデータ系列が含むピークデータの数をその記録日時情報に基づいて、単位時間ごとにカウントする。例えば、分割ピークデータ系列が示す50個の時系列の加速度情報があり、その記録日時情報が示す日時が古い順に、それぞれ#1〜#50であるとする。情報解析部333は、加速度情報#2〜#50に対応する日時から、加速度情報#1に対応する日時を差し引いて、加速度情報#2〜#50の相対時刻を算出する。情報解析部333は、算出した相対時刻に基づいて、0分〜1分、1分〜2分、2分〜3分など、順に1分刻みに含まれるデータの数をカウントする。情報解析部333は、カウントした各分ごと(単位時間ごと)のデータの数を分単位回数データの単位時間回数情報として保持する。情報解析部333は、保持した単位時間回数情報の数をカウントする。情報解析部333は、カウントした数を分単位回数データの繰り返し回数情報として保持する。情報解析部333は、保持した単位時間回数情報、繰り返し回数情報、分割ピークデータ系列のピークデータが含む利用者識別情報、および実行管理データの処理番号情報を対応付けて分単位回数データを生成する。情報解析部333は、生成した分単位回数データを分単位回数DB324に登録する。
この図に示される例において、縦軸は、ピークデータ数[個]を示し、横軸は、時間[分]を示す。また、この図に示される例において、食事の所要時間は、12分間である。この図に示される例において、単位時間ごとのピークデータの数は平均的に5個前後で推移している。しかし、食事終了前の10分頃において、ピークデータの数に顕著な増加が見られる。このように、食事の終了前には、摂食動作の回数が増加する傾向にあることが経験的に分かっている。これは、食事が残り少なくなると1回に口に運ぶ量が少なくなり、咀嚼に時間がかからないため、次の摂食動作への移行が早いためと考えられる。これに対し、食事の終了前に摂食動作の回数に増加が見られない場合、食事が多く残っている状態で食事を終了したこと、すなわち、食べ残しがあることが推定される。
図12は、摂食動作解析装置30が備える制御部33(図3)による処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(ステップS101)まず、制御部33の通信処理部331は、端末装置20からの接続要求があるか否かを判定する。端末装置20からの接続要求がある場合(YES)、通信処理部331は、ステップS102に処理を進める。端末装置20からの接続要求がない場合(NO)、通信処理部331は、ステップS104に処理を進める。
(ステップS102)次に、通信処理部331は、受信処理(図13)を実行する。その後、制御部33は、ステップS103に処理を進める。
(ステップS103)次に、制御部33の摂食動作抽出部332は、摂食動作抽出処理(図14)を実行する。その後、制御部33は、ステップS104に処理を進める。
(ステップS105)次に、制御部33の情報解析部333は、情報解析処理(図16)を実行する。その後、制御部33は、ステップS101に処理を戻す。
(ステップS201)まず、通信処理部331は、端末装置20との通信を確立するための接続処理を実行する。このとき、確立される通信は、例えば、ソケット通信である。その後、通信処理部331は、ステップS202に処理を進める。
(ステップS202)次に、通信処理部331は、一連のセンサデータを受信する。その後、通信処理部331は、ステップS203に処理を進める。
(ステップS203)次に、通信処理部331は、一連のセンサデータのうち、その記録日時情報が最も古いセンサデータを記録開始情報として保持する。その後、通信処理部331は、ステップS204に処理を進める。
(ステップS205)次に、通信処理部331は、センサデータをセンサデータDB321に登録する。
(ステップS206)次に、通信処理部331は、端末装置20との通信を切断するための処理を実行する。そして、通信処理部331は、ステップS203の処理において保持した記録開始情報を摂食動作抽出部332に出力する。その後、通信処理部331は、この図に示される処理を終了する。
以下では、一例として、Y軸方向の加速度情報の経時変化(図15)に基づいて、ピークデータを抽出するとして説明する。
(ステップS301)まず、摂食動作抽出部332は、通信処理部331から記録開始情報を取得する。摂食動作抽出部332は、未処理のセンサデータを、取得した記録開始情報(センサデータ)に基づいてセンサデータDB321から取得する。その後、摂食動作抽出部332は、ステップS302に処理を進める。
(ステップS303)次に、摂食動作抽出部332は、加速度情報が示す加速度を平滑化する。加速度の平滑化において、摂食動作抽出部332は、まず、処理中のセンサデータに基づいて、時間的に連続する所定数の加速度情報を取得する。次に、摂食動作抽出部332は、取得した所定数の加速度情報が示す加速度の移動平均値を算出する。次に、摂食動作抽出部332は、算出した移動平均値を示す加速度情報、処理中のセンサデータの利用者識別情報、端末識別情報、および記録日時情報と対応付けて、新たにセンサデータを生成する。
(ステップS305)次に、摂食動作抽出部332は、時間的に連続する加速度情報を
比較して前後の加速度情報よりも加速度の値が大きいセンサデータを抽出する。具体的には、例えば、摂食動作抽出部332は、処理しているセンサデータの加速度情報を、時間的にその1つ前の加速度情報と比較する。同様に、摂食動作抽出部332は、処理しているセンサデータの加速度情報を、その1つ後の加速度情報と比較する。摂食動作抽出部332は、処理しているセンサデータの加速度情報が示す加速度が、1つ前の加速度情報が示す加速度および1つ後の加速度情報が示す加速度に比して大きい場合、処理しているセンサデータを、加速度のピーク値を示すピークデータ候補として抽出する。その後、摂食動作抽出部332は、ステップS306に処理を進める。また、処理しているセンサデータの加速度情報が示す加速度が、1つ前の加速度情報が示す加速度または1つ後の加速度情報が示す加速度に比して大きくない場合、摂食動作抽出部332は、処理しているセンサデータについての処理を終了する。
(ステップS308)次に、摂食動作抽出部332は、図15の(B)に示される処理を実行する。具体的には、摂食動作抽出部332は、処理しているセンサデータの記録日時情報が示す日時に基づいて、その日時から所定時間内の日時を示す記録日時情報を含むピークデータ候補のセンサデータを取得する。次に、摂食動作抽出部332は、取得したピークデータ候補のセンサデータのうち、その加速度情報が示す加速度が最も大きいセンサデータのみをピークデータ候補として保持し、それ以外のセンサデータをピークデータ候補から除外する。
(ステップS310)次に、摂食動作抽出部332は、図15の(C)に示される処理を実行する。具体的には、摂食動作抽出部332は、処理しているピークデータ候補と、時間的に1つ前のピークデータ候補との間の日時を示す記録日時情報を含むセンサデータを取得する。次に、摂食動作抽出部332は、取得したセンサデータの加速度情報が示す加速度を、第2の閾値(下限閾値)と比較する。取得したセンサデータの加速度情報に、第2の閾値に比して小さい加速度を示す加速度情報がある場合、摂食動作抽出部332は、処理しているセンサデータをピークデータとして保持する。取得したセンサデータの加速度情報に、第2の閾値に比して小さい加速度を示す加速度情報がない場合、摂食動作抽出部332は、処理しているセンサデータをピークデータ候補から除外する。
(ステップS311)次に、摂食動作抽出部332は、保持したピークデータをその食事に係る摂食動作を示すピークデータとして、摂食動作DB322に登録する。そして、摂食動作抽出部332は、この図に示される処理を終了する。
(ステップS401)まず、情報解析部333は、摂食動作DB322から、摂食動作DB322に記憶されているピークデータの全ての利用者識別情報を取得する。その後、情報解析部333は、ステップS402に処理を進める。
(ステップS402)次に、情報解析部333は、取得した各利用者識別情報について、ステップS403、S404の処理を実行する。情報解析部333は、未処理の利用者識別情報がなくなるまでステップS403、S404の処理を実行する。その後、情報解析部333は、ステップS405に処理を進める。
(ステップS404)次に、情報解析部333は、その利用者識別情報を含む実行管理データを生成する。情報解析部333は、生成した実行管理データを実行管理DB326に登録する。
(ステップS406)次に、情報解析部333は、摂食動作DB322から、実行管理データの最終実行データ時間情報が示す日時以降の全てのピークデータを取得する。次に、情報解析部333は、取得したピークデータを食事ごとに分け、分割ピークデータ系列を取得する。分割ピークデータ系列は、例えば、以下の処理により取得される。
(ステップS408)次に、情報解析部333は、ステップS407における処理に用いたピークデータの記録日時情報のうち、最も新しい日時を示す記録日時情報を、処理している実行管理データの最終実行データ時間情報として、実行管理DB326に登録する。
(ステップS501)まず、情報解析部333は、分割ピークデータ系列のピークデータが含む記録日時情報のうち、最初の日時および最後の日時を示す記録日時情報を、それぞれ、その食事に係る摂食スタイルデータの開始時間情報および終了時間情報として、保持する。その後、情報解析部333は、ステップS502に処理を進める。
(ステップS502)次に、情報解析部333は、ステップS501の処理で保持した終了時間情報が示す日時と開始時間情報が示す日時との差(時間長)を示す情報を、その食事に係る摂食スタイルデータの所要時間情報として保持する。その後、情報解析部333は、ステップS503に処理を進める。
(ステップS504)次に、情報解析部333は、分割ピークデータ系列が含むピークデータの数を1分単位でカウントして、分単位回数データを生成する。情報解析部333は、生成した分単位回数データを分単位回数DB324に登録する。その後、情報解析部333は、ステップS505に処理を進める。
(ステップS507)次に、情報解析部333は、摂食パターン推定処理(図18)を実行する。この処理により、情報解析部333は、その食事に係る摂食パターン情報を保持する。その後、情報解析部333は、ステップS508に処理を進める。
(ステップS509)次に、情報解析部333は、処理している実行管理データが含む処理カウンタ情報の値に1を加え、その処理カウンタ情報を更新する。その後、情報解析部333は、この図に示される処理を終了する。
(ステップS601)まず、情報解析部333は、摂食パターン名称情報が「標準」を示す摂食パターン判定条件データを、判定条件記憶部325から取得する。次に、取得した摂食パターン判定条件データの判定条件情報が含む各種情報と、その食事に係る摂食スタイルデータの各種情報として保持した各種情報とを、それぞれ、比較する。その後、情報解析部333は、ステップS602に処理を進める。
(ステップS602)次に、情報解析部333は、ステップS601の比較処理の結果、判定条件情報が含む各種情報が示す条件に、その食事に係る摂食スタイルデータの各種情報として保持した各種情報が合致すると判定した場合(YES)、情報解析部333は、ステップS603に処理を進める。合致しないと判定した場合(NO)、情報解析部333は、ステップS604に処理を進める。
(ステップS603)次に、情報解析部333は、摂食パターン「標準」を示す摂食パターン識別情報を、その食事に係る摂食スタイルデータの摂食パターン識別情報として保持する。その後、情報解析部333は、この図に示される処理を終了する。
(ステップS605)次に、情報解析部333は、ステップS604の比較処理の結果、判定条件情報が含む各種情報が示す条件に、その食事に係る摂食スタイルデータの各種情報として保持した各種情報が合致すると判定した場合(YES)、情報解析部333は、ステップS606に処理を進める。合致しないと判定した場合(NO)、情報解析部333は、ステップS607に処理を進める。
(ステップS606)次に、情報解析部333は、摂食パターン「早食い傾向」を示す摂食パターン識別情報を、その食事に係る摂食スタイルデータの摂食パターン識別情報として保持する。その後、情報解析部333は、この図に示される処理を終了する。
(ステップS608)次に、情報解析部333は、ステップS607の比較処理の結果、判定条件情報が含む各種情報が示す条件に、その食事に係る摂食スタイルデータの各種情報として保持した各種情報が合致すると判定した場合(YES)、情報解析部333は、ステップS609に処理を進める。合致しないと判定した場合(NO)、情報解析部333は、ステップS610に処理を進める。
(ステップS609)次に、情報解析部333は、摂食パターン「大口咀嚼傾向」を示す摂食パターン識別情報を、その食事に係る摂食スタイルデータの摂食パターン識別情報として保持する。その後、情報解析部333は、この図に示される処理を終了する。
(ステップS611)次に、情報解析部333は、ステップS610の比較処理の結果、判定条件情報が含む各種情報が示す条件に、その食事に係る摂食スタイルデータの各種情報として保持した各種情報が合致すると判定した場合(YES)、情報解析部333は、ステップS612に処理を進める。合致しないと判定した場合(NO)、情報解析部333は、ステップS613に処理を進める。
(ステップS612)次に、情報解析部333は、摂食パターン「小食傾向」を示す摂食パターン識別情報を、その食事に係る摂食スタイルデータの摂食パターン識別情報として保持する。その後、情報解析部333は、この図に示される処理を終了する。
(ステップS614)次に、情報解析部333は、ステップS613の比較処理の結果、判定条件情報が含む各種情報が示す条件に、その食事に係る摂食スタイルデータの各種情報として保持した各種情報が合致すると判定した場合(YES)、情報解析部333は、ステップS615に処理を進める。合致しないと判定した場合(NO)、情報解析部333は、ステップS616に処理を進める。
(ステップS615)次に、情報解析部333は、摂食パターン「のんびり傾向」を示す摂食パターン識別情報を、その食事に係る摂食スタイルデータの摂食パターン識別情報として保持する。その後、情報解析部333は、この図に示される処理を終了する。
(ステップS617)次に、情報解析部333は、ステップS616の比較処理の結果、判定条件情報が含む各種情報が示す条件に、その食事に係る摂食スタイルデータの各種情報として保持した各種情報が合致すると判定した場合(YES)、情報解析部333は、ステップS618に処理を進める。合致しないと判定した場合(NO)、情報解析部333は、ステップS619に処理を進める。
(ステップS618)次に、情報解析部333は、摂食パターン「意識分散傾向」を示す摂食パターン識別情報を、その食事に係る摂食スタイルデータの摂食パターン識別情報として保持する。その後、情報解析部333は、この図に示される処理を終了する。
(ステップS619)次に、情報解析部333は、摂食パターン「無」を示す摂食パターン識別情報を、その食事に係る摂食スタイルデータの摂食パターン識別情報として保持する。摂食パターン「無」は、例えば、それまでの判定に当てはまらなかった場合の摂食パターンである。その後、情報解析部333は、この図に示される処理を終了する。
図19は、表示装置40による表示態様の第1例を示す図である。
この図に示される例において、表示装置40が備える表示部(図示せず)は、加速度センサ付きカトラリ10のユーザ向けの情報50を表示している。ユーザ向けの情報50は、例えば、表示対象の期間情報501、アドバイス情報502、および食事状況情報503を含む。
アドバイス情報502は、例えば、その食事の摂食パターンに応じ、ユーザの食事方法に対するアドバイスを示す。このアドバイスの内容は、例えば、医療関係者など、食事に基づく健康管理の専門家により作成される。この図に示される例では、摂食パターン情報が「早食い傾向」である場合のアドバイス情報502が示されている。
この図に示される例において、表示装置40が備える表示部(図示せず)は、ユーザの健康状態を分析する医療関係者などの管理者向けの情報51を表示している。管理者向けの情報51は、例えば、絞込み条件情報511、検索結果情報512を含む。
なお、摂食動作解析装置30または表示装置40は、ユーザの属性に基づいて、ユーザを絞り込むためのデータベースを備えてもよい。この場合、当該データベースには、例えば、利用者識別情報と、ユーザの属性情報が対応付けられて記憶される。ユーザの属性情報は、例えば、ユーザの居住地、ユーザの年齢、ユーザの性別など、ユーザに係る各種情報を含んでよい。そして、表示装置40は、管理者により入力されたユーザの属性情報を検索条件として、当該データベースから利用者識別情報を抽出することにより、ユーザを絞り込んでよい。
検索結果情報512は、例えば、絞込み条件情報511により特定されたユーザおよび食事などの情報を示す。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を援用する。
図21は、本発明の第2の実施形態に係る摂食動作解析システム1aの概略構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る摂食動作解析システム1aは、摂食動作解析システム1(図1)において摂食動作解析装置30に代えて摂食動作解析装置30aを含んで構成される。また、摂食動作解析システム1aは、配食事業者注文サーバ60をさらに含んで構成される。
配食事業者注文サーバ60は、例えば、CPU(図示せず)や記憶装置(図示せず)を備えた電子機器であり、例えば、サーバ装置である。配食事業者注文サーバ60は、例え、場例えば、配食(宅食)事業者によって所有され、ユーザからの食事の注文を管理する。配食事業者注文サーバ60は、ユーザから食事の注文を受け付けると、当該受け付けた食事のメニューに係るメニューデータを摂食動作解析装置30aに送信する。
なお、メニューデータは、ユーザや管理者が端末装置20や表示装置40を介して入力し、摂食動作解析装置30aに送信してもよい。この場合、摂食動作解析システム1aは、配食事業者注文サーバ60を含まなくてもよい。メニューデータの詳細については後述する。
図22は、本実施形態に係る摂食動作解析装置30aの概略機能構成を示すブロック図である。
摂食動作解析装置30aは、摂食動作解析装置30(図3)において、記憶部32、制御部33に代え、記憶部32a、制御部33aを備える。
記憶部32aは、記憶部32(図3)の各機能部に加え、メニューマスタDB327および食事内容DB328を含んで構成される。制御部33aは、通信処理部331(図3)においてWebサーバ部3312に代えてWebサーバ部3312aを含み、情報解析部333に代えて情報解析部333aをさらに含んで構成される。
メニュー名情報は、メニューの名称を示す情報である。
メニュー識別情報は、メニューを識別する情報である。
標準判定条件情報は、摂食パターン判定条件データの判定条件情報において、そのメニューの食事における標準的な摂食動作に係る値の範囲を定める情報である。
標準所要時間範囲情報は、摂食パターン判定条件データの所要時間条件情報において基準とする標準的な食事の所要時間の範囲を定める情報である。
標準間隔範囲情報は、摂食パターン判定条件データの摂食動作間隔条件情報において基準とする標準的な摂食動作の時間間隔の範囲を定める情報である。
標準摂食動作回数情報は、摂食パターン判定条件データの摂食動作回数条件情報において基準とする標準的な摂食動作の回数の範囲を定める情報である。
なお、メニューマスタデータの各情報には、例えば、予め固定値が入力されていてもよいし、ユーザの摂食動作の解析結果を定期的に統計処理した結果が入力されてもよい。
メニューデータは、例えば、利用者識別情報、食事日付情報、食事帯情報または食事時間情報、およびメニュー名情報を含み、これらを対応付けて構成されるデータである。
食事日付情報は、その食事の日付を示す情報である。
食事帯情報は、その食事の時間帯を示す情報である。時間帯を示す情報は、例えば、朝、昼、夜、または間食などの値で表される。
食事時間情報は、その食事の時間を示す情報である。食事の時間を示す情報は、例えば、食事の開始時間や配食事業者が食事を配膳した時間などである。
メニュー名情報は、その食事のメニューの名称を示す情報である。メニュー名情報は、例えば、可変長の文字列からなる情報である。
Webサーバ部3312aは、通信部31を介して、配食事業者注文サーバ60からメニューデータを受信すると、受信したメニューデータを食事内容DB328に記憶させる。
また、Webサーバ部3312aは、配食事業者注文サーバ60に対して、メニューデータの入力支援用画面を表示させるためのデータを送信してもよい。
情報解析部333aは、分割ピークデータ系列の解析において、その食事に係るメニューデータを食事内容DB328から取得する。具体的には、情報解析部333aは、例えば、分割ピークデータ系列が含むピークデータのうち、その記録日時情報が最初の日時を示すピークデータを選択する。情報解析部333aは、選択したピークデータの利用者識別情報を検索条件として、食事内容DB328からメニューデータを特定する。情報解析部333aは、特定したメニューデータのうち、その食事日付情報と、食事帯情報または食事時間情報とが示す日時が、選択したピークデータの記録日時情報が示す日時と最も近い日時であるメニューデータを取得する。これにより、情報解析部333aは、分割ピークデータ系列に対応するメニューデータを取得する。
なお、メニューデータのメニュー名情報が示すメニューに対応するメニューマスタデータがメニューマスタDB327に登録されていない場合、情報解析部333aは、そのメニューに類似するキーワードによりメニューマスタデータの取得を試みてもよい。また、情報解析部333aは、当該類似キーワードに対して優先順位を設定し、その順位に応じてメニューマスタデータの取得を試みてもよい。また、情報解析部333aは、メニュー名情報が示すメニュー名の文字列を、例えば、形態素解析などにより分解して、当該分解した文字列を検索条件としてメニューマスタデータの取得を試みてもよい。
なお、情報解析部333aは、例えば、その食事に複数のメニューが含まれ、複数のメニューマスタデータが取得された場合、当該取得された複数のメニューマスタデータの標準判定条件情報各々を統合してもよい。
図23は、本実施形態に係る摂食動作解析装置30aによる標準判定条件取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に示される処理は、ステップS601の処理の直前に行われる。
(ステップS701)まず、情報解析部333aは、ピークデータの記録日時情報が示す日時に最も近い日時に対応するメニューデータを食事内容DB328から取得する。その後、情報解析部333aは、ステップS702に処理を終了する。
(ステップS703)次に、情報解析部333aは、メニューデータが複数のメニューを示し、例えば、その食事に複数のメニューが含まれ、複数の標準判定条件情報が取得された場合、当該取得された複数の標準判定条件情報を統合する。その後、情報解析部333aは、この図に示される処理を終了する。
これにより、摂食動作解析装置30、30aは、カトラリ11の位置や姿勢に基づいて、摂食動作を検出するため、食事のメニュー(汁物、麺類など)に依存せずに、摂食動作を解析することができる。従って、摂食動作解析装置30、30aは、摂食動作の解析精度を向上させることができる。
これにより、摂食動作解析装置30、30aは、カトラリ11のユーザの摂食パターンを判定するため、摂食動作解析装置30、30aは、ユーザごとの食事方法の癖などを医療関係者などに提示することができる。そして、医療関係者などは、提示されたユーザごとの摂食パターンに基づいて、食事方法に関して、ユーザごとに適切にアドバイスすることができる。また、摂食動作解析装置30、30aは、摂食動作の履歴からユーザの食事方法の変化を検出することが可能となり、医療関係者などにユーザの健康状況についての情報を提示することができる。
これにより、情報解析部333aは、メニューに応じて摂食パターンの判定条件を変更することができる。従って、摂食動作解析装置30aは、摂食パターンの判定精度を向上させることができる。
これにより、摂食動作解析装置30、30aは、ユーザによる食べ残しの有無を判定することができるため、摂食パターンの解析精度を向上させることができる。
これにより、表示装置40は、ユーザの摂食動作や摂食パターンについての情報を表示することができる。例えば、表示装置40は、健康管理のサポートを必要とする高齢者などのカトラリ11のユーザについて、民生委員や介護者などに、ユーザの食事方法についての情報を提供するため、民生委員や介護者などは、当該高齢者の健康についての情報を確認することができる。
摂食パターン「食事行動不安定傾向」の判定において、情報解析部333は、例えば、それまでの食事に係る摂食スタイルデータを複数取得し、取得した摂食スタイルデータの開始時間情報および終了時間情報が示す食事時間の変化を時系列に比較する。また、摂食動作解析装置30は、各日ごとの食事に係る摂食パターンを比較する。情報解析部333は、この比較において、各日ごとの食事時間に所定時間以上のずれが発生しており、また、各日ごとの食事に係る摂食パターンの種類が所定数以上であるか否かを判定する。情報解析部333は、例えば、この判定条件に合致する場合、摂食パターン「食事行動不安定傾向」を示す摂食パターン識別情報を、その食事に係る摂食スタイルデータの摂食パターン識別情報として保持する。
Claims (5)
- カトラリの位置または姿勢のうちの少なくともいずれかを示す位置姿勢情報を含むセンサデータを受信する受信部と、
前記受信部が受信したセンサデータが含む位置姿勢情報に基づいて、前記カトラリを用いた摂食動作に係るセンサデータを抽出する摂食動作抽出部と、
前記摂食動作抽出部が抽出したセンサデータに基づいて、前記カトラリを用いるユーザによる前記摂食動作の傾向を表す摂食パターンを判定する情報解析部と、
を備え、
前記受信部は、時間を表す時間情報と対応付けられた前記位置姿勢情報を含むセンサデータを受信し、
前記情報解析部は、前記摂食動作抽出部が抽出したセンサデータが含む時間情報に基づいて、単位時間当たりの前記センサデータの数について経時変化を解析し、解析した当該経時変化に基づいて前記カトラリを用いた食事における食べ残しの有無を判定する
ことを特徴とする摂食動作解析装置。 - 前記情報解析部は、前記カトラリを用いた食事のメニューごとの判定条件に基づいて、前記カトラリを用いるユーザの摂食パターンを判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の摂食動作解析装置。 - 位置姿勢情報検出装置と摂食動作解析装置とを備えるシステムであって、
前記位置姿勢情報検出装置は、
カトラリの位置または姿勢のうちの少なくともいずれかを示す位置姿勢情報を検出する検出部と、
前記検出部が検出した位置姿勢情報を含むセンサデータを送信する送信部と、
を備え、
前記摂食動作解析装置は、
前記位置姿勢情報検出装置が送信したセンサデータを受信する受信部と、
前記受信部が受信したセンサデータが含む位置姿勢情報に基づいて、前記カトラリを用いた摂食動作に係るセンサデータを抽出する摂食動作抽出部と、
前記摂食動作抽出部が抽出したセンサデータに基づいて、前記カトラリを用いるユーザによる前記摂食動作の傾向を表す摂食パターンを判定する情報解析部と、
を備え、
前記受信部は、時間を表す時間情報と対応付けられた前記位置姿勢情報を含むセンサデータを受信し、
前記情報解析部は、前記摂食動作抽出部が抽出したセンサデータが含む時間情報に基づいて、単位時間当たりの前記センサデータの数について経時変化を解析し、解析した当該経時変化に基づいて前記カトラリを用いた食事における食べ残しの有無を判定する
ことを特徴とする摂食動作解析システム。 - 受信部が、カトラリの位置または姿勢のうちの少なくともいずれかを示す位置姿勢情報を含むセンサデータを受信する受信過程と、
摂食動作抽出部が、前記受信部が受信したセンサデータが含む位置姿勢情報に基づいて、前記カトラリを用いた摂食動作に係るセンサデータを抽出する摂食動作抽出過程と、
情報解析部が、前記摂食動作抽出部が抽出したセンサデータに基づいて、前記カトラリを用いるユーザによる前記摂食動作の傾向を表す摂食パターンを判定する情報解析過程と、
を含み、
前記受信過程において、前記受信部は、時間を表す時間情報と対応付けられた前記位置姿勢情報を含むセンサデータを受信し、
前記情報解析過程において、前記情報解析部は、前記摂食動作抽出部が抽出したセンサデータが含む時間情報に基づいて、単位時間当たりの前記センサデータの数について経時変化を解析し、解析した当該経時変化に基づいて前記カトラリを用いた食事における食べ残しの有無を判定する
ことを特徴とする摂食動作解析方法。 - コンピュータに、
カトラリの位置または姿勢のうちの少なくともいずれかを示す位置姿勢情報を含むセンサデータを受信する受信手順、
前記受信手順において受信したセンサデータが含む位置姿勢情報に基づいて、前記カトラリを用いた摂食動作に係るセンサデータを抽出する摂食動作抽出手順、
前記摂食動作抽出手順において抽出したセンサデータに基づいて、前記カトラリを用いるユーザによる前記摂食動作の傾向を表す摂食パターンを判定する情報解析手順と、
を実行させ、
前記受信手順において、時間を表す時間情報と対応付けられた前記位置姿勢情報を含むセンサデータを受信し、
前記情報解析手順において、前記摂食動作抽出手順において抽出したセンサデータが含む時間情報に基づいて、単位時間当たりの前記センサデータの数について経時変化を解析し、解析した当該経時変化に基づいて前記カトラリを用いた食事における食べ残しの有無を判定する
ためのプログラム。
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