JP5889476B2 - パッケージ - Google Patents

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    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
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Description

本発明は、パッケージに関する。
従来、たばこ等の各種商品を包装するパッケージの1つの形態として、商品を収納する収納部を紙で形成したハード型パッケージがある(例えば、特許文献1〜2を参照)。また、ハード型パッケージの1つの形態として、ヒンジを介してパッケージ本体に開閉自在に連結された上蓋(ヒンジリッド)を備えたヒンジ蓋付きハード型パッケージが知られている。この種のハード型パッケージは、通常、ボックス状の外形を有し、商品等の各種収納物を収納する収納部を形成するパッケージ本体と、収納部を開閉する蓋とが、ヒンジを介して回動自在に連結されている。
国際公開第2007/029472号 特表2010−524801号公報
外箱の中から内箱を出して使用するタイプのパッケージは、内箱が外箱から完全に出てしまうと、内箱を外箱の中へ再び入れる操作が煩わしい。そこで、内箱が外箱から完全に出ることが無いよう、内箱が外箱内を摺動し或いはスイングできる範囲をストッパーで規制したものが従来から提案されている。しかし、内箱が外箱から完全に出ることが無いように可動範囲をストッパーで規制したパッケージは、内箱を外箱から完全に出した場合に比べると開口部が狭く、収納物の出し入れが難しい。
そこで、本発明は、外箱から出た内箱を外箱の中へ容易に入れることが可能でありながら収納物の出し入れも容易なパッケージを提供することを課題とする。
本発明は、上述した課題を解決するため、内箱と外箱とを連結するジョイント部材に、互いに平行なヒンジの組み合わせの他、互いに非平行なヒンジの組み合わせを設けることで、内箱と外箱とが捻りながら相対移動し、収納部のスムーズな開閉を実現することにした。
詳細には、パッケージであって、収納部を形成する内箱と、前記内箱を出し入れ可能な外箱と、前記内箱と前記外箱とを接続する板状のジョイント部材であって、前記内箱の長手方向と前記外箱の長手方向とを互いに平行な状態に維持しながら前記外箱と前記内箱との相対移動を許容する互いに平行なヒンジの組み合わせと、前記内箱の長手方向と前記外箱の長手方向との相対角を変化させながら前記外箱と前記内箱との相対移動を許容する互いに非平行なヒンジの組み合わせとを有するジョイント部材と、を備える。
ここで、非平行なヒンジとは、少なくとも2以上のヒンジが各々有する回転軸が互いに平行で無いことを意味する。上記パッケージであれば、互いに平行なヒンジが動作することで、外箱内における内箱の移動が許容される。また、互いに非平行なヒンジが動作することで、内箱と外箱とが捻りながら相対移動する。このため、収納部のスムーズな開閉が実現され、収納物の出し入れが容易になる。
また、前記内箱は、略直方体状の外形を有し、前記収納部を開口する開口部を前記内箱の長手方向の一端に形成し、前記非平行なヒンジの組み合わせは、前記内箱の長手方向における前記開口部と反対側の端部において、前記非平行なヒンジの組み合わせを形成する各ヒンジが交差するものであってもよい。このようなパッケージであれば、ジョイント部材を介して内箱に接続される外箱を内箱から引き離すと、外箱は、収納部を開口する開口部の側が収納部の底部の側に比べて内箱からより離れるため、開口部に外箱が干渉することなく、収納物の出し入れが容易になる。
また、前記内箱の長手方向と前記外箱の長手方向との相対角が変化しながら前記外箱と前記内箱とが相対移動すると、前記内箱に干渉する干渉部材を備えるものであってもよい。このようなパッケージであれば、収納部を閉鎖した状態の外箱が内箱から離れにくいため、ユーザの意図しない収納部の開放を防ぐことができる。
また、前記パッケージは、シガレットパッケージであってもよい。このようなパッケージであれば、収納部に収納されているたばこの取り出しが容易であり、且つ、収納部の閉鎖も容易に行うことができる。
本発明によれば、外箱から出た内箱を外箱の中へ容易に入れることが可能でありながら収納物の出し入れも容易となる。
実施形態に係るパッケージを示した第1の図(収納部を閉じた状態)である。 実施形態に係るパッケージを図1とは異なる方向から示した第2の図(収納部を閉じた状態)である。 実施形態に係るパッケージを示した第3の図(収納部をやや開いた状態)である。 実施形態に係るパッケージを図3とは異なる方向から示した第4の図(収納部をやや開いた状態)である。 ジョイント部材が引き伸ばされた状態のパッケージを示した図である。 収納部が閉じられている時のジョイント部材の状態を示した図である。 収納部がやや開かれた時のジョイント部材の状態を示した図である。 収納部を閉じた状態のパッケージを、パッケージの長手方向において開口部の反対側に位置する底部がある方から斜めに見た図である。 収納部を開いた状態のパッケージを収納部の底部がある方から斜めに見た図である。 パッケージを構成する第1のブランクを示した図である。 パッケージを構成する第2のブランクを示した図である。 ブランク同士を接合する状態を示した図である。 変形例に係るジョイント部材を引き伸ばした状態のパッケージを示した図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本発明の実施形態を例示するものであり、本発明の技術的範囲を以下の態様に限定するものではない。
図1は、実施形態に係るパッケージを示した第1の図(収納部を閉じた状態)である。また、図2は、実施形態に係るパッケージPを図1とは異なる方向から示した第2の図(収納部を閉じた状態)である。パッケージPは、厚紙あるいはプラスチックシート等で形成したいわゆるハードボックス型パッケージである。
パッケージPは、直方体形状であり、ジョイント部材を介して接続された外箱1と内箱2とを備える。パッケージPは、収納部を内箱2が形成しているため、外箱1はパッケージPの収納部を開閉する蓋としての役割を担うことになる。パッケージPは、あらゆる種類の収納物を収納可能なパッケージであり、例えば、紙巻たばこ(フィルタ付きシガレット、フィルタの無い両切たばこ)、シガー(葉巻)、シガリロ、電子たばこ、無煙たばこ(かみたばこ、かぎたばこ)等のたばこ商品を収納可能である。また、パッケージPは、表面に銘柄や社名、内容表示等を印刷可能である。パッケージPにたばこ商品を収納して販売する場合、パッケージPはシガレットパッケージとして把握することができる。
外箱1は、通常は6面によって形成される直方体のうちの5面を、図1に示す平らな板材1A,1B,1E,1Fや図2に示す板材1D,1Eが形成しており、その他の1面については外箱1の内側を開放する開口部とした略直方体の形態を採用している。板材1A,1B,1Dは、外観視略直方体の形態を呈する外箱1の長手方向に沿って延在する面を形成しており、特に、板材1Bと板材1Dは対向する位置関係にあり、板材1Aは板材1Bの長辺と板材1Dの長辺とに接続され且つ板材1A及び板材1Bに直交している。板材1Eと板材1Fは、互いに対向する位置関係にあり、外観視略直方体の形態を呈する外箱1の長手方向における両端面を形成しているため、板材1A,1B,1Dの各短辺に接続され且つ板材1A,1B,1Dに直交している。なお、板材1Bに至っては、図1に示すように、外箱1の外観を呈する略直方体のうちの1面を形成する役割を担っているものの、当該1面を全面的には形成しておらず、当該1面のうち対角線によって分割される2領域のうちの一方の領域のみを形成している。従って、外箱1は、完全なる直方体としての外観を呈しておらず、直方体に近似した略直方体状の外観を呈している。なお、外箱1の板材1Dには、内箱2を掴むための切り欠き6が形成されている。
図3は、実施形態に係るパッケージPを示した第3の図(収納部をやや開いた状態)である。また、図4は、実施形態に係るパッケージPを図3とは異なる方向から示した第4の図(収納部をやや開いた状態)である。外箱1を掴んだ状態で、切り欠き6や非矩形状の板材1Bによって露出している部分で内箱2を掴み、その状態で内箱2と外箱1とを引き離すと、パッケージPは、ジョイント部材3による内箱2と外箱1との相対的な変形スイング動作を開始する。そして、内箱2と外箱1とを引き離すと、図3に示すように、内箱2に形成されているパッケージPの収納部4と、内箱2と外箱1とを接続するジョイント部材3の一部とが出現する。
収納部4は、内箱2の内部に形成された空間であり、直方体状のパッケージPの長手方向における一端側に形成される開口部5と、パッケージPの長手方向における他端側に形成される底面との間に形成された細長い収納空間である。よって、パッケージPは、例えば、タバコのような細長い収納物を多数収納した場合にユーザの取り出し操作を容易にする。しかし、パッケージPには、細長くない収納物を多数収納してもよい。細長くない収納物が例えば収納部4の底部から開口部5へ向けて順に多数詰め込まれていても、ユーザはこれらの収納物を手前から順に取り出し可能である。
ところで、内箱2は、図3に示す平らな板材2A,2B,2E,2Fや図4に示す板材2C,2Dを形成している。板材2A,2B,2C,2Dは、外観視略直方体の形態を呈する内箱2の長手方向に沿って延在する面を形成しており、特に、板材2Bと板材2Dは対向する位置関係にあり、板材2Aと板材2Cは対向する位置関係にある。よって、板材2B,2Dは、板材2A,2Cの各長辺に接続され且つ板材2A及び板材2Cに対して直交している。板材2Eと板材2Fは、互いに対向する位置関係にあり、外観視略直方体の形態を呈する外箱1の長手方向における両端面を形成している。内箱2を形成する各板材のうち、板材2A,2B,2Eは、板材2C,2D等とは異なる形態を採っている。すなわち、内箱2は、板材2Eが略直角三角形の形状を成し、板材2Bが4つ角のうちの2つが直角の略台形状の形状を成し、板材2Aが板材2Bとの境界部分に相当する長さの矩形状の形状を成している。よって、板材2Fは板材2A,2B,2C,2Dの各短辺に接続され且つ板材2A,2B,2C,2Dに直交しているのに対し、板材2Eは板材2C,2Dの各短辺にのみ接続され且つ板材2C,2Dに直交している。これにより、内箱2は、略直方体の内箱2の端部を斜めに切り落としたような形態を成す開口部5を形成する。
図5は、ジョイント部材が引き伸ばされた状態のパッケージを示した図である。ジョイント部材3は、内箱2と外箱1とを接続する板状の部材であり、直角三角形の形状を成す板材3JAと矩形状の板材3JBとを備える。板材3JAは、板材1Bと略同一の形状および大きさとなっている。内箱2と板材3JBとの境界に位置し、パッケージPの長手方向に沿って延在する折り目は、板材3JBを内箱2に対して回動可能に連結するヒンジH1を形成する。また、板材3JBと板材3JAとの境界に位置し、パッケージPの長手方向に沿って延在する折り目は、板材3JAを板材3JBに対して回動可能に連結するヒンジH2を形成する。また、板材3JAと外箱1の板材1Bとの境界に位置し、ヒンジH2の回転軸に対して斜めの方向に延在する折り目は、外箱1を板材3JAに対して回動可能に連結するヒンジH3を形成する。板材3JAは、板材1Bと略同一の形状および大きさとなっているため、ヒンジH3を軸にした回動動作によって板材1Bに接触すると、板材1Bと完全に重なり合う状態となる。また、板材3JBは、板材1Aと略同一の形状および大きさとなっているため、板材3JAがヒンジH3を軸にした回転動作によって板材1Bに接触し、更に、板材3JBがヒンジH2を軸にした回転動作によって板材1Aに接触すると、板材1Aと完全に重なり合う状態となる。
ヒンジH1とヒンジH2との組み合わせは、内箱2の長手方向と外箱1の長手方向とを互いに平行な状態に維持しながら外箱1と内箱2との相対移動を許容する互いに平行なヒンジの組み合わせである。一方、ヒンジH2とヒンジH3との組み合わせは、内箱2の長手方向と外箱1の長手方向との相対角を変化させながら外箱1と内箱2との相対移動を許容する互いに非平行なヒンジの組み合わせである。ジョイント部材3は、上記ヒンジH1,ヒンジH2,ヒンジH3が協働し、以下のような外箱1と内箱2との相対移動を実現する。
図6は、収納部が閉じられている時のジョイント部材の状態を示した図である。収納部4が閉じられている時のジョイント部材3は、板材3JAが板材1Bの裏面に接触し、板材3JBが板材1Aの裏面に接触している。この場合、板材3JAは、板材1Bと略同一の形状および大きさであるため、板材1Bと重なり合う。また、板材3JBは、板材1Aと略同一の形状および大きさであるため、板材1Aと重なり合う。この状態においては、外箱1の長手方向と内箱2の長手方向とが一致する。
図7は、収納部がやや開かれた時のジョイント部材の状態を示した図である。外箱1と内箱2とが互いに離間する方向に引き離され始めると、内箱2に接続されているジョイント部材3の板材3JBは、内箱2に引かれ、ヒンジH1を軸とした回転動作を開始する。そして、板材3JBが回転動作を伴いながら内箱2に引かれ始めると、ヒンジH2を介して板材3JBに接続されている板材3JAが板材3JBに引かれ、ヒンジH3を軸とする回転動作を開始する。
ヒンジH1を軸とした板材3JBの回転動作は、板材3JBが矩形であり、ヒンジH1とヒンジH2とが互いに平行であるため、ヒンジH2を経由して板材3JBと間接的に接続されている外箱1と、ヒンジH1を経由して板材3JBと接続されている内箱2との相対移動を、内箱2の長手方向と外箱1の長手方向とが互いに平行な状態を維持しながら許容する。
また、ヒンジH3を軸とした板材3JAの回転動作は、板材3JAが三角形であり、ヒンジH2とヒンジH3とが互いに非平行であるため、ヒンジH2を経由して板材3JAと間接的に接続されている内箱2と、ヒンジH3を経由して板材3JAと接続されている外箱1との相対移動を、内箱2の長手方向と外箱1の長手方向との相対角を変化させながら許容する。
ところで、外箱1と内箱2とが互いに離間する方向に引き離され始めると、ジョイント部材3では、内箱2に接続されている板材3JBが内箱2に引かれてヒンジH1を軸とした回転動作が開始される。そして、次に、板材3JBが回転動作を伴いながら内箱2に引かれ始め、ヒンジH2を介して板材3JBに接続されている板材3JAが板材3JBに引かれ、ヒンジH3を軸とする回転動作が開始される。従って、ジョイント部材3は、以下のような外箱1と内箱2とを以下のように相対移動させることになる。
すなわち、外箱1と内箱2とが互いに離間する方向に引き離され始めると、引き離し動作の開始初期段階においては、ヒンジH1を軸とした板材3JBの回転動作がジョイント部材3の動作において支配的となる。このため、ジョイント部材3は、外箱1と内箱2との引き離し動作の開始初期段階において、内箱2の長手方向と外箱1の長手方向とを概ね平行な状態に維持しながら外箱1と内箱2との相対移動を許容することになる。そして、ヒンジH1を軸とした板材3JBの回転動作が概ね完了した後の、外箱1と内箱2との引き離し動作の中期あるいは後期段階においては、ヒンジH3を軸とした板材3JAの回転動作がジョイント部材3の動作において支配的となる。このため、ジョイント部材3は、外箱1と内箱2との引き離し動作の中期あるいは後期段階において、内箱2の長手方向と外箱1の長手方向との相対角を変化させながら外箱1と内箱2との相対移動を許容することになる。この結果、ジョイント部材3は、外箱1と内箱2とを捻りながら相対移動させる変形スイング動作を実現する。
パッケージPは、ジョイント部材3がこのような動作を実現するため、外箱1と内箱2とが相対移動する際の板材3JAと板材2Bとの接触面積の低減や、収納部4に収納されている収納物の出し入れ容易を図るべく、略直方体の内箱2の端部を斜めに切り落としたような形態を成す開口部5を形成している。略直方体の内箱2の端部が斜めに切り落とされているため、外箱1と内箱2とが捻りながら相対移動する際、板材3JAと板材2Bとの接触が抑制され、外箱1と内箱2との相対移動が制限されることがない。
図8は、収納部を閉じた状態のパッケージを、パッケージの長手方向において開口部の反対側に位置する底部がある方から斜めに見た図である。また、図9は、収納部を開いた状態のパッケージを収納部の底部がある方から斜めに見た図である。図8と図9とを見比べると明らかなように、上述したジョイント部材3は、収納部4を閉じた状態では板材1Fが板材2Fに重なり、外箱1の長手方向と内箱2の長手方向とを平行な状態にする。また、上述したジョイント部材3は、外箱1と内箱2とを捻りながら相対移動させる変形スイング動作を実現するものであるため、収納部4を開いた状態では板材1Fが板材2Fから引き離し方向に対して斜めの方向に移動し、外箱1の長手方向と内箱2の長手方向とを非平行な状態にする。
また、外箱1は、ジョイント部材3によって内箱2の長手方向と外箱1の長手方向との相対角が変化しながら移動するため、内箱2から離間する方向に相対移動する際、板材1Fの内側面が板材2Fの外側面を押圧する。よって、板材1Fは、内箱2の長手方向と外箱1の長手方向との相対角が変化しながら外箱1と内箱2とが相対移動する際、内箱2の板材2Fに干渉する干渉部材として作用する。すなわち、板材1Fは、収納部4を閉じた状態の外箱1がユーザの意図に反して内箱2から離間し、収納部4が開いてしまうのを抑制する役割を担う。
ところで、ジョイント部材3は、2つの板材3JA,3JBを組み合わせた部材であるため、ヒンジH2を介して連結する板材3JAと板材3JBが同一平面上に展開されるとそれ以上は伸張できない。よって、ジョイント部材3は、内箱2と外箱1との相対的な可動範囲を、自身が伸張可能な長さの範囲内に制限可能である。従って、ジョイント部材3は、例えば、内箱2と外箱1との相対的な可動範囲を、収納部4を閉鎖する際の外箱1の操作に関してユーザに煩わしさを感じさせない範囲、換言すると、外箱1が開き過ぎない範囲に制限することができる。内箱2と外箱1との相対的な可動範囲をジョイント部材3でこのような範囲内に制限することにより、外箱1の開き過ぎを予防できるため、ジョイント部材3が無い場合にユーザへ与える可能性のあった開閉操作の煩わしさを抑制することが可能となる。
また、ジョイント部材3は、例えば、内箱2と外箱1との相対的な可動範囲を、少なくとも外箱1によって塞がれる内箱2の開口部5が完全に開かれた状態となるように、内箱2と外箱1との相対的な可動範囲を制限することにより、内箱2の開口部5を完全に開いた状態とすることができるため、開口部5が大きく開かない場合にユーザへ与える可能性のあった収納物の取り出し操作の煩わしさを解消することが可能となる。
また、ジョイント部材3は、板材で形成したものなので表面に各種情報の印刷等を施すことが可能である。よって、外箱1や内箱2の表面だけでは収納物等に関する各種情報の表示領域が不足する場合であっても、ジョイント部材3の表面を印刷面として有効活用し、ジョイント部材3を露出させることにより、表示領域の不足を解消し得る。
上記実施形態に係るパッケージPは、各種の厚紙やプラスチックシート等を折り曲げて組み立て可能である。パッケージPを構成する厚紙としては、例えば、平滑性が高く光沢があるキャストコート紙やアルミニウムを蒸着したPET(Polyethylene terephthalate)フィルムを貼り合わせた紙、フィルムに蒸着したアルミニウムを転写した紙等を用いることができる。
また、パッケージPには、各種の印刷を施してもよい。また、パッケージPには、エンボス加工やデボス加工、型押し加工等を施してもよい。また、パッケージPは、例えば、シュリンクフィルムといった密着性の高いフィルムで包装してもよい。
上記パッケージPは、例えば、2つのブランクから組み立て可能である。図10は、パッケージを構成する第1のブランクを示した図である。第1のブランクB1は、パッケージPを構成する部材のうち主に外箱1とジョイント部材3の部分を形成するブランクである。
第1のブランクB1は、外箱1の板材1Aを形成する矩形状の領域R1Aを中心とし、領域R1Aの短手方向における両端部分に、領域R1Aの長手方向に沿って延在する2つの領域R1B,R1Dを形成している。領域R1Bは、板材1Bを形成する略三角形状の領域である。また、領域R1Dは、板材1Dを形成する略矩形状の領域である。また、第1のブランクB1は、領域R1Bの更に隣に、領域R1Bの長手方向に沿って延在し、ジョイント部材3の板材3JAを形成する略三角形状の領域R3JAを形成している。また、第1のブランクB1は、領域R3JAの更に隣に、領域R3JAの長手方向に沿って延在し、ジョイント部材3の板材3JBを形成する矩形状の領域R3JBを形成している。また、第1のブランクB1は、領域R3JBの更に隣に、領域R3JBの長手方向に沿って延在し、ジョイント部材3を内箱2に接続するための略矩形状の領域R3JCを形成している。また、第1のブランクB1は、領域R1Dの部分にパッケージPの切り欠き6を形成するための切り欠きB6を形成する。
領域R3JCの裏面は、第1のブランクB1をもう一つのブランクと接合するための接合面を形成する。この接合面は、パッケージPの内箱2を主に形成するもう一つのブランクに接合される面である。故に、領域R3JBと領域R3JCとの間にある折り目は、ジョイント部材3を内箱2に接続するヒンジH1を形成することになる。なお、領域R3JBと領域R3JAとの間にある折り目はヒンジH2を形成し、領域R3JAと領域R1Bとの間にある折り目はヒンジH3を形成する。
また、第1のブランクB1は、領域R1Aの長手方向における両端に各々隣接配置した、板材1Eの外側面を形成する矩形状の領域R1E1、及び、板材1Fの外側面を形成する矩形状の領域R1F1を形成している。また、第1のブランクB1は、領域R1Dの長手方向における一端側に隣接配置した三角形の領域R1E2と、領域R1Dの長手方向における他端側に隣接配置した矩形状の領域R1F2とを形成している。また、第1のブランクB1は、領域R1Bの長手方向における一端側に隣接配置した三角形の領域R1E3を形成している。領域R1E2,R1E3は、領域R1E1の裏面に接合されることにより、板材1Eの内側面を形成する。また、領域R1F2は、領域R1F1の裏面に接合されることにより、板材1Fの内側面を形成する。
図11は、パッケージを構成する第2のブランクを示した図である。第2のブランクB2は、パッケージPを構成する部材のうち主に内箱2の部分を形成するブランクである。
第2のブランクB2は、内箱2の板材2Fを形成する矩形状の領域R2F1を中心とし、領域R2F1の一端側に、領域R2F1からの方向に沿って延在する矩形状の領域R2Dを形成し、領域R2F1の他端側に、領域R2F1からの方向に沿って延在し、4つ角のうちの2つが直角の略台形状の領域R2Bを形成している。領域R2Dは板材2Dを形成し、領域R2Bは板材2Bを形成する。
また、第2のブランクB2は、領域R2Dの隣に、領域R2Dの長手方向に沿って延在し、板材2Cの内側面を形成する矩形状の領域R2C2と、領域R2Dの長手方向に沿って延在するものの領域R2Dよりもやや短い、板材2Aの内側面を形成する矩形状の領域R2A2を形成している。また、第2のブランクB2は、領域R2Dの長手方向における一端側に隣接配置した三角形の領域R2E2を形成し、領域R2A2の長手方向における一端側に隣接配置した略三角形の領域R2F2を形成し、領域R2C2の長手方向における一端側に隣接配置した三角形の領域R2F3を形成している。領域R2E2は後述する領域R2E1の裏面に接合され、領域R2F2,R2F3は領域R2F1の裏面に接合される。
また、第2のブランクB2は、領域R2Bの隣に、領域R2Bの長手方向に沿って延在し、板材2Cの外側面を形成する矩形状の領域R2C1と、領域R2Bの長手方向に沿って延在するものの略台形状の領域R2Bの辺の長さに合わせるために長手方向の長さが領域R2C1よりも短い、板材2Aの外側面を形成する矩形状の領域R2A1を形成している。領域R2A1の裏面には領域R2A2が接合される。また、第2のブランクB2は、領域R2C1の長手方向における一端側に隣接配置した三角形の領域R2E1を形成している。領域R2E1は、裏面に領域R2E2が接合されることにより、内箱2の板材2Eを形成する。
図12は、ブランク同士を接合する状態を示した図である。上記のように形成された第1のブランクB1および第2のブランクB2で内箱2や外箱1、ジョイント部材3を組み立てた後は、図12に示すように、内箱2と外箱1とをジョイント部材3を介して相互に接合する。これにより、上記実施形態に係るパッケージPが完成する。
なお、上記実施形態に係るパッケージPは、上記のような態様に限定されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、パッケージPは、上記実施形態で示したブランクによって形成されるもののみならず、その他の形状のブランクから形成してもよい。また、パッケージPは、例えば、ジョイント部材が、互いに平行なヒンジの組み合わせと互いに非平行なヒンジの組み合わせの1つずつのみならず、互いに平行なヒンジの組み合わせを複数有し、或いは、互いに非平行なヒンジの組み合わせを複数有していてもよい。また、ジョイント部材3は、内箱2と外箱1のどちらのブランクに接続されていてもよく、例えば、外箱1を形成する第1のブランクB1ではなく、内箱2を形成する第2のブランクB2から形成することも可能である。また、ジョイント部材3は、内箱2や外箱1を形成するブランクとは別のブランクから形成されていてもよい。
また、パッケージPは、例えば、ジョイント部材が以下のように形成されていてもよい。図13は、変形例に係るジョイント部材を引き伸ばした状態のパッケージを示した図である。上述した実施形態に係るパッケージPの板材3JAと板材3JBは、パッケージの閉鎖時に重なり合う板材1B、板材1Aの形状と必ずしも一致している必要はない。例えば、板材3JBは、板材1Aの短手方向の長さが一致していれば十分であり、板材3JBの長手方向の長さは板材1Aよりも短くてもよい。板材3JAについても板材3JBと同様であり、板材3JAの長手方向の長さは板材1Bよりも短くてもよい。よって、例えば、図13に示す本変形例のパッケージP’のように、板材3JA’と板材3JB’の長手方向における一端に装飾的な要素を加え、形状にデザイン性のあるジョイント部3’を採用することにより、デザイン性に優れるパッケージP’の実現が可能となるため、ユーザへ与える印象を高めることができる。
P,P’・・・パッケージ
1・・・外箱
2・・・内箱
3,3’・・・ジョイント部材
4・・・収納部
5・・・開口部
6、B6・・・切り欠き
1A,1B,1D,1E,1F・・・板材
2A,2B,2C,2D,2E,2F・・・板材
3JA,3JB,3JA’,3JB’・・・板材
H1、H2,H3・・・ヒンジ
B1・・・第1のブランク
B2・・・第2のブランク

Claims (4)

  1. 収納部を形成する内箱と、
    前記内箱を出し入れ可能な外箱と、
    前記内箱と前記外箱とを接続する板状のジョイント部材であって、前記内箱の長手方向と前記外箱の長手方向とを互いに平行な状態に維持しながら前記外箱と前記内箱との相対移動を許容する互いに平行なヒンジの組み合わせと、前記内箱の長手方向と前記外箱の長手方向との相対角を変化させながら前記外箱と前記内箱との相対移動を許容する互いに非平行なヒンジの組み合わせとを有するジョイント部材と、を備える、
    パッケージ。
  2. 前記内箱は、略直方体状の外形を有し、前記収納部を開口する開口部を前記内箱の長手方向の一端に形成し、
    前記非平行なヒンジの組み合わせは、前記内箱の長手方向における前記開口部と反対側の端部において、前記非平行なヒンジの組み合わせを形成する各ヒンジが交差する、
    請求項1に記載のパッケージ。
  3. 前記内箱の長手方向と前記外箱の長手方向との相対角が変化しながら前記外箱と前記内箱とが相対移動すると、前記内箱に干渉する干渉部材であり、前記外箱の長手方向の端部であって、前記内箱の開口部とは反対側に設けられる干渉部材を備える、
    請求項1または2に記載のパッケージ。
  4. 前記パッケージは、シガレットパッケージであることを特徴とする、
    請求項1から3の何れか一項に記載のパッケージ。
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