JP5889099B2 - 映像データ作成装置 - Google Patents

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本発明は映像データ作成装置に関し、特に映像中の各種イベントの選択的再生を可能とする記録媒体を作成する装置に関する。
従来から、監視カメラで得られた映像等を記録媒体に記録することが行われている。
特許文献1には、メディアの容量差を、記録できるコンテンツの差としてユーザに実感させることができる記録媒体を提供することを目的として、ディレクトリ階層を有する記録媒体であって、ディレクトリ階層のうち、ルートディレクトリの配下には、スタートアッププログラムが配置されたデフォルトのディレクトリと、サービスドメインディレクトリが存在し、サービスドメインディレクトリには、オンデマンドマニュファクチャ又はセルスルーサービスによってAVストリームの供給を受ける際に作成されるディレクトリであり、サービスドメインディレクトリの配下には、ムービーディレクトリが存在しており、ムービーディレクトリは、AVストリームが記録されるディレクトリであり、スタートアッププログラムは、記録媒体が再生装置に装填された際に最初に実行されるべきプログラムであり、ムービーディレクトリを選択する操作をユーザから受け付けるためのメニューを再生装置に表示させて、ルート変更機能を再生装置に実行させ、ルート変更機能は、メニューに対する選択操作がユーザによってなされた場合、選択されたムービーディレクトリが属するサービスドメインディレクトリをルートディレクトリとして認識させる機能であることが開示されている。
また、特許文献2には、光ディスクとネットワークで相互に関連付けた使い易いインタラクティブ記録再生方式を提供することを目的として、音声、映像、テキストなどからなる第1のマルチメディアデータと、第1のマルチメディアデータの再生手順を関連付けた第1のリンク情報をHTML(Hyper Text Markup Language)形式のファイルとして記録する第1のインタラクティブ映像記憶手段と、第1のリンク情報からネットワークを介して関連付けられた第2のリンク情報をHTML(Hyper Text Markup Language)形式のファイルとして記録する第2のインタラクティブ映像記憶手段と、ネットワークに接続されるインタラクティブ映像装置、を備えるインタラクティブ映像記録再生方式において、インタラクティブ映像装置は、インタラクティブ映像再生制御手段と、第1のインタラクティブ映像記憶手段の再生手段と、操作入力手段と、表示手段と、インタラクティブ映像一次格納手段を備え、第1又は第2のインタラクティブ映像記憶手段に記録されるリンク情報は、インタラクティブ映像装置のインタラクティブ映像一次格納手段に格納されるデータの記録または消去を制御する記述を含むことを特徴とするインタラクティブ映像記録再生方式が開示されている。
また、特許文献3には、管理ファイルが破壊された場合でも記録された動画を再生することができるデータ記録方法を提供することを目的として、時系列データを管理する第1管理ファイルを所定の時間間隔で生成して第1管理ファイルを順次に記録媒体に書き込む第1ステップと、すべての第1管理ファイルについて、記録媒体上の記録位置とサイズとを備える第2管理ファイルを生成して第2管理ファイルを記録媒体に書き込む第2ステップと、すべての時系列データを管理する第3管理ファイルを生成して第3管理ファイルを前記記録媒体に書き込む第3ステップと、第3管理ファイルが存在しないまたは読み出せなくなった場合に、第2管理ファイルに基づいて新たに第3管理ファイルを再生成する第4ステップとを備えるデータ記録方法が開示されている。
国際公開第2009/078157号 特開平9−307859号公報 特許第4114318号
ところで、監視カメラで撮影して得られた監視映像をBD−ROM等の可搬性記憶媒体に記憶させて配布するサービスがあり、例えばオフィスビスの管理会社が、監視カメラで得られた監視映像をBD−ROMに記憶させて当該ビルのテナントに配布する等である。この場合、第三者が閲覧できないようにパスワード等で映像データを保護することが望ましいが、たとえパスワードがなくてもパーソナルコンピュータ等でAVストリームファイルを直接開けば映像を再生することが可能であるため、保護が十分でない問題があった。
本発明の目的は、映像データを従来以上に安全に保護できる映像データ作成装置を提供することにある。
本発明の映像データ作成装置は、映像データをAVストリームファイルに変換するエンコード部と、エンコードされたAVストリームファイルを暗号化する暗号化部と、前記暗号化されたAVストリームファイルを復号化するためのプログラムを生成するプログラム生成部と、暗号化されたAVストリームファイル及び前記プログラムを可搬性記録媒体に書き込む書込部とを備え、前記復号化するためのプログラムは、前記暗号化されたAVストリームファイルの復号を行うと共に、仮想ファイルシステムを用いて前記復号されたAVストリームファイルの再生を可能とすることを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、前記暗号化部は、前記AVストリームファイルの一部若しくは全部を、暗号化した上で本来の格納ディレクトリと異なるディレクトリに格納することを特徴とする。
また、本発明の他の実施形態では、前記暗号化部は、前記AVストリームファイルの一部若しくは全部を、暗号化した上でStreamディレクトリと異なるJarディレクトリに格納することを特徴とする。
また、本発明のさらに他の実施形態では、前記復号化するためのプログラムは、本来の格納ディレクトリと異なるディレクトリに格納されたAVストリームファイルを、復号化した上で汎用再生装置のローカルストレージの特定ディレクトリに格納することを特徴とする。
また、本発明のさらに他の実施形態では、前記復号化するためのプログラムは、前記Jarディレクトリに格納されたAVストリームファイルを、復号化した上で汎用再生装置のローカルストレージのStreamディレクトリに格納することを特徴とする。
本発明のさらに他の実施形態では、前記復号化するためのプログラムは、ユーザから入力されたパスワードに応じ、ユーザ毎に予め設定されたAVストリームファイルのみを復号化することを特徴とする。
また、本発明のさらに他の実施形態では、映像データに付随するメタデータを解析して、前記映像データのイベント情報を抽出するメタデータ解析部と、前記映像データ及び前記イベント情報を用いて、イベントの開始及び終了を規定するイベントシーンのプレイリストを生成するプレイリスト生成部と、前記プレイリストにおけるイベントシーンと前記イベント情報とを関連付けることで前記映像データの前記イベント情報による検索を可能する制御プログラムを生成する制御プログラム生成部とをさらに備え、前記書込部は、前記暗号化されたAVストリームファイル、前記復号化するためのプログラム、前記プレイリスト、及び前記制御プログラムを前記可搬性記憶媒体に書き込むことを特徴とする。
本発明によれば、AVストリームファイルが暗号化されて可搬性記憶媒体に記憶されているため、たとえ第三者が当該記憶媒体を入手してAVストリームファイルに直接アクセスしても、元の映像データを再生することができず、安全性が確保される。また、復号化のためのプログラムは仮想ファイルシステムを用いて暗号化されたAVストリームファイルを復号化するため、例えばパスワードに応じて起動させる等して汎用の再生機を用いた映像データの再生が可能である。
実施形態のシステム構成図である。 BD−ROM規格の説明図である。 実施形態におけるオーサリング用コンピュータの構成ブロック図である。 暗号化の説明図である。 BD−ROMにおけるVFSの説明図である。 復号化の説明図(その1)である。 復号化の説明図(その2)である。 復号化の説明図(その3)である。 汎用再生装置の画面説明図である。 汎用再生装置のユーザ毎の画面説明図である。 他の実施形態の復号化の説明図である。 さらに他の実施形態におけるオーサリング用コンピュータの構成ブロック図である。 オーサリング時の画面説明図である。 イベント検索の説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1に、本実施形態における映像データ作成装置を含む映像データ記録再生システムの全体構成図を示す。映像データ記録再生システムは、監視カメラで取得した映像が記憶された映像サーバ10、映像データ作成装置としてのオーサリング用コンピュータ12、及びオーサリング用コンピュータ12で作成されたBD−ROM等の可搬性記録媒体14を再生する汎用再生装置16から構成される。
映像サーバ10は、1又は複数の監視カメラで取得した映像を記憶する。また、各種センサで検出された、映像データに付随するメタデータも映像データに関連付けて記憶する。
オーサリング用コンピュータ12は、映像サーバ10に記憶されている映像データを取り込み、編集してBD−ROM等の可搬性記憶媒体14に書き込む。この際、ストリームファイルを特定の形態に加工することで暗号化し、可搬性記憶媒体14に書き込む。本実施形態における暗号化は、ストリームファイルの可逆的破壊ということもでき、たとえパーソナルコンピュータでストリームファイル自体を直接開いたとしても、元の映像データを再生できないような形態で加工される。具体的な加工方法あるいは暗号化方法については後述する。
汎用再生装置16は、例えば汎用BDプレーヤであり、オーサリング用コンピュータ12で作成された可搬性記憶媒体14を再生して表示装置に表示する。この際、ユーザは、リモコン18を操作して汎用再生装置16の動作を制御するとともに、暗号化されたストリームファイルを復号化して映像データを再生する。
以下、可搬性記憶媒体14としてBD−ROMを例により、BD−ROM14として本実施形態を具体的に説明する。まず、本実施形態において前提となるBD−ROM規格について簡単に説明する。
図2に、BD−ROM規格で定められたディレクトリ及びファイル構造を示す。主なBD−ROMファイルは、ルートディレクトリ直下のBDMVディレクトリの下に格納される。BDMVディレクトリは、Stream、Clipinfo、PlayList、Jar、その他の各ディレクトリを含む。
Streamディレクトリは、「0100.m2ts」、「0200.m2ts」等の各AVストリームファイルを含む。なお、拡張子「m2ts」は、MPEG−2のTransport Streamであることを示す。
Clipinfoディレクトリは、クリップ(Clip)のデータベースファイルを含む。BD−ROM規格では、AVストリームファイルはクリップ(Clip)AVストリームファイルと呼ばれ、これに関連するデータベースファイルをClipinformationファイルと呼ぶ。Clipinformationファイルは、対応するAVストリームファイルのアクセスポイントのタイムスタンプを記憶する。このタイムスタンプを用いることで再生装置はAVストリームのどこからデータを読み出すべきかを認識する。ClipAVストリームファイルとClipinformationファイルとの間には1対1の関係がある。図において、「0100.m2ts」ファイルには「0100.cpli」ファイルが対応し、「0200.m2ts」ファイルには「0200.cpli」ファイルが対応する。
PlayListディレクトリは、PlayListのデータベースファイルを含む。PlayList(Movie PlayList)は、クリップ(Clip)の再生インターバルリストである。再生インターバルは、クリップ(Clip)の再生開始時点と再生終了時点から構成される。
Jarディレクトリは、Javaプラットフォームに基づくJavaアプリケーションファイルを含む。BD−ROM規格では、Javaプラットフォームに基づくプログラマブルなアプリケーションに対応しており、これを「BD−J」と称する。本実施形態では、このJarディレクトリに格納されるJavaアプリケーションを用いて暗号化された映像ストリームの復号と所定の位置への格納と行うと共に、復号された映像ストリームをBDの映像コンテンツとして認識させるためにVFSの制御を行う。また、このJarディレクトリに格納されるJavaアプリケーションを用いてイベント情報を用いた検索を可能とする。すなわち、オーサリング用コンピュータ12は、映像データ及びメタデータを用いてJavaアプリケーション(Java Xlet)を作成し、Jarディレクトリに格納する。Javaアプリケーションは、Xletインタフェースを介してアプリケーションマネージャにより制御される。
その他のディレクトリは、サウンドデータファイルやフォントデータファイル、バックアップファイル等を含む。
図3に、映像データ作成装置としてのオーサリング用コンピュータ12の構成ブロック図を示す。なお、オーサリング用コンピュータ12は、CPU、メモリ、データバス、入出力インタフェース、キーボード等の入力デバイス、表示装置等の出力デバイス及びBDレコーダを備え、CPUがメモリとの協働により各部の機能を実現することは言うまでもない。オーサリング用コンピュータ12は、図に示すように、エンコーダ12a、暗号化部12b、PlayList生成部12c、Java生成部12d及び書込部12eを含む。
エンコーダ12aは、映像サーバ10に記憶された映像データを取り込み、AVストリームファイル(図においてm2tsで示す)とクリップファイル(図においてclipで示す)を作成する。エンコーダ12aは、作成したAVストリームファイル及びクリップファイルを暗号化部12b、PlayList生成部12c、Java生成部12dに出力する。
暗号化部12bは、キーボード等の入力デバイスから入力されたパスワードを用いて、エンコーダ12aから供給されたAVストリームファイルを暗号化して書込部12eに出力する。暗号化部12bは、暗号化に際しては、Java生成部12dとの協働によりAVストリームファイルを暗号化する。具体的には、図2に示すようにAVストリームファイルは本来であればStreamディレクトリに格納されるべきところを、AVストリームファイルの一部又は全部に暗号化を行った上、BD−Jアプリケーションからアクセス可能なディレクトリ、例えばJarディレクトリの下に00000ディレクトリを作成してその下に格納する。暗号化されたストリームファイルの拡張子は例えば「.ents」とする。不正規入手者がストリームの探索を行ってもストリームファイルが暗号化されているため映像を再生することができない。
PlayList生成部12cは、エンコーダ12aからのAVストリームファイル及びクリップファイルに基づき、PlayListファイルを作成して書込部12eに出力する。
Java生成部12dは、エンコーダ12aからのAVストリームファイル、クリップファイル及びパスワードに基づき、Javaアプリケーションを作成して書込部12eに出力する。このパスワードは、暗号化部12bで暗号化する際に用いたパスワードであり、同時に、復号化の際に用いられるパスワードである。
書込部12eは、図2に示されたディレクトリ構造に従って各ファイルをそれぞれのディレクトリに格納し、BD−ROM14に書き込む。但し、本実施形態では上記のように、AVストリームファイルの一部若しくは全部が暗号化された上でStreamディレクトリではなくJarディレクトリに格納される。
次に、本実施形態におけるAVストリームファイルの暗号化及び復号化処理について、詳細に説明する。
図4に、本実施形態におけるディレクトリ及びファイル構造を示す。AVストリームファイルとして、説明の都合上、簡略化して
00001.m2ts
00002.m2ts
00003.m2ts
00004.m2ts
が存在するものとする。本来であれば、これらのAVストリームファイルは、エンコードされてStreamディレクトリに格納される。
ところが、本実施形態では、オーサリング時に入力されたパスワードと再生許可条件に基づき、AVストリームファイルの全部又は一部を抽出して暗号化部12bで暗号化を実施する。例えば、AVストリームファイルのうち、
00003.m2ts
00004.m2ts
を抽出して暗号化し、これらをJarディレクトリ下の00000ディレクトリの下に
00003.ents
00004.ents
として格納する。AVストリームファイルの一部を対象とするか、あるいは全部を対象とするかは、予め設定してもよく、あるいはパスワードに応じて決定してもよい。なお、Jarディレクトリにおける
00001.Jar
00002.Jar
は、Javaアプリケーションファイルである。
以上のようにしてAVストリームファイルの一部若しくは全部をパスワードに基づいて暗号化してStreamディレクトリからJarディレクトリ下の00000ディレクトリに移動して格納すると、このままでは汎用の再生機16では元の映像を再生することができない。このため、本実施形態では、BD−ROM規格において定められているVFS(Virtual File System)を巧みに利用して汎用の再生機での再生を可能としている。
図5に、VFSの概念図を示す。VFSは、BD−ROM内のファイルと、再生機内のローカルストレージのデータエリア(Binding Unit Data Area:BUDA)内に保存されたファイルを組み合わせて、1つの仮想的なディスクパッケージに見立ててコンテンツを更新する仕組みである。
図5(a)は、BD−ROM内のファイル構造であり、既述したようにStreamディレクトリ、Clipinfoディレクトリ、PlayListディレクトリ、Jarディレクトリが存在する。一方、図5(b)は、BUDA内のファイル構造であり、同様に
Streamディレクトリ、Clipinfoディレクトリ、PlayListディレクトリ、Jarディレクトリが存在する。VFSでは、Binding Unit Manifest File(BUMF)というXMLファイルで、更新するファイルのマッピングを定義する。すなわち、BD−ROM内のファイルと、BUDA内のファイルとを組み合わせた新たなファイルを定義する。
図5(c)に、BD−ROM内のファイルとBUDA内のファイルを組み合わせたVirtual packageのファイル構造を示す。Streamディレクトリには、BD−ROM内のStreamディレクトリに格納されていたAVストリームファイル
00001.m2ts
と、BUDA内のStreamディレクトリに格納されていたAVストリームファイル
00002.m2ts
が組み合わされ、
00001.m2ts
00002.m2ts
の2つのファイルが格納される。同様に、Clipinfoディレクトリには、BD−ROM内のClipinfoディレクトリに格納されていたクリップファイル
00001.clipi
と、BUDA内のClipinfoディレクトリに格納されていたクリップファイル
00002.clipi
が組み合わされ、
00001.clipi
00002.clipi
の2つのファイルが格納される。また、PlayListディレクトリには、BD−ROM内のPlayListディレクトリに格納されていたプレイリストファイル
00001.mpls
と、BUDA内のPlayLiatディレクトリに格納されていたプレイリストファイル
00002.mpls
が組み合わされ、
00001.mpls
00002.mpls
の2つのファイルが格納される。また、Jarディレクトリディレクトリには、BD−ROM内のJarディレクトリに格納されていたJavaアプリケーションファイル
00001.jar
と、BUDA内のJarディレクトリに格納されていたJavaアプリケーションファイル
00002.jar
が組み合わされ、
00001.jar
00002.jar
の2つのファイルが格納される。なお、BD−ROM内のファイル名とBUDA内のファイル名が同一である場合、2つを組み合わせる結果、BD−ROM内のファイルがBUDA内のファイルで置換されることでコンテンツがアップデートされることが理解されよう。
このようなVFSにおいて、Virtual PackageのStreamディレクトリに着目すると、BD−ROM内のStreamディレクトリにAVストリームファイルが存在していなくても、BUDA内のStreamディレクトリにAVストリームファイルが存在していれば、Virtual Package内のStreamディレクトリにはAVストリームファイルが存在することがわかる。これは、ネットワークからのダウンロードによるコンテンツの追加・更新を想定した仕組みである。本実施形態では、この仕組みを利用する。すなわち、暗号化されたAVストリームファイルの復号を行い、BUDA内のSTREAMディレクトリに格納することで、暗号化されたAVストリームファイルを再生可能としている。
図6に、本実施形態の復号化処理を模式的に示す。図6(a)は、暗号化された後のBD−ROMのファイル構造である。Jarディレクトリ下の00000ディレクトリに、
00003.ents
00004.ents
の2つの暗号化されたAVストリームファイルが存在する。このようなファイル構造を有するBD−ROM14を汎用再生装置16に装着すると、Jarディレクトリに格納されたJavaアプリケーションが起動して、汎用再生装置16のユーザにパスワードを要求する。入力されたパスワードが一致すると、Javaアプリケーションは、復号化処理を開始して、jarディレクトリ下の00000ディレクトリに格納されたファイルのうち、暗号化された
00003.ents
00004.ents
を抽出し、これらを復号化した上で汎用再生装置16のBUDA内のStreamディレクトリに格納する。図6(b)は、BUDA内のファイル構造であり、BD−ROM内のjarディレクトリ下の00000ディレクトリに格納されているAVストリームファイルが、BUDA内のStreamディレクトリに格納される様子を矢印で示す。本実施形態における復号化処理は、入力されたパスワードに応じて、BD−ROM内のjarディレクトリ下の00000ディレクトリに格納された暗号化AVストリームファイルを、復号化した上でBUDA内のStreamディレクトリに移動する処理と表現することができる。なお、BD−ROMに書き込まれたファイルは消去することができないので、AVストリームファイルの移動とは、実際にはAVストリームファイルをコピーしてBUDA内のStreamディレクトリに格納することを意味する。
図7に、復号化後のBD−ROM内のファイル構造及びBUDA内のファイル構造を示す。図7(a)は、BD−ROM内のファイル構造であり、Streamディレクトリには
00001.m2ts
00002.m2ts
が格納されている。なお、Jarディレクトリには、
00001.jar
00002.jar
が格納されており、さらに、図6(a)に示すように、00000ディレクトリに
00003.ents
00004.ents
が格納されているが、これらのファイルはもはや不要であるため説明の都合上省略してある。
図7(b)は、BUDA内のファイル構造であり、Streamディレクトリには、復号化して移動(コピー)された
00003.m2ts
00004.m2ts
が格納されている。
図8に、図7(a)に示すBD−ROM内のファイル構造と、図7(b)に示すBUDA内のファイル構造を組み合わせたVirtual Packageのファイル構造を示す。Streamディレクトリには、BD−ROM内のAVsストリームファイルと、BUDA内のAVストリームファイルが組み合わされ、
00001.m2ts
00002.m2ts
00003.m2ts
00004.m2ts
の完全なAVストリームファイルが格納されることになり、元の映像データを再生することが可能となる。
図9に、汎用再生装置16の表示装置16aに表示される画面の一例を示す。BD−ROM14を汎用再生装置16に装着すると、Jarディレクトリに格納されたJavaアプリケーションが起動し、表示装置16aにパスワードの入力を要求する画面を表示する。この要求に応じ、ユーザがリモコン18を操作してパスワードを入力すると、Javaアプリケーションは、入力されたパスワードが暗号化時に用いたパスワードと一致するか否か、あるいは暗号化時のパスワードに対応する復号パスワードであるか否かを判定する。入力されたパスワードが一致、あるいは対応する場合、Javaアプリケーションは、図6に示す復号化処理を実行し、AVストリームファイルを再生可能とする。この後は通常のBD−ROMの再生処理と同様であり、プレイリストファイルに従ってクリップファイルを順次再生していく。
入力されたパスワードが一致しない、あるいは対応しない場合、Javaアプリケーションは図6に示す復号化処理を実行しない。この場合、汎用再生装置16では元の映像を再生することができない。また、仮に第三者がBD−ROM14を入手したとしても、Streamディレクトリには完全なAVストリームファイルが存在しないため、これを直接開いても元の映像を再生することができない。従って、パスワードを入手した正規のユーザのみが汎用再生装置16を用いて元の映像を再生することができ、映像コンテンツの保護が図られる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、パスワードを入力することで暗号化されたAVストリームファイルを復号化して汎用再生装置16での再生を可能としているが、複数のユーザを想定し、ユーザ毎に再生できる映像コンテンツを制限することもできる。例えば、BD−ROM14の配布を受けるユーザとして、ユーザA、ユーザB、ユーザCが存在し、BD−ROM14には複数のチャンネルの映像が記録されている場合、
ユーザAにはチャンネル1(CH1)のみ
ユーザBにはチャンネル2(CH2)のみ
ユーザCにはチャンネル3(CH3)のみ
再生を許可する等である。ユーザA,ユーザB、ユーザCがともに同一ビルのテナントであり、それぞれのテナントの監視カメラの映像をそれぞれのチャンネルに割り当てて記録している場合が一つの例であろう。あるいは、あるテナントの朝、昼、夜の映像をそれぞれのチャンネルに割り当てて記録している場合も考えられる。
図10に、本実施形態における再生の概念図を示す。図10(a)は、ユーザAの場合であり、汎用再生装置16の表示装置16aにパスワードを要求する画面が表示され、これに応じてユーザAがパスワード「0000」を入力した場合である。この場合、Javaアプリケーションは、入力されたパスワード「0000」に応じたAVストリームファイル、例えばCH1のAVストリームファイルのみを復号化して再生する。汎用再生装置16では、CH1のみが再生されるため、ユーザAは他のチャンネルの映像を再生することができない。
また、図10(b)は、ユーザBの場合であり、汎用再生装置16の表示装置16aにパスワードを要求する画面が表示され、これに応じてユーザBがパスワード「1234」を入力した場合である。この場合、Javaアプリケーションは、入力されたパスワード「1234」に応じたAVストリームファイル、例えばCH2のAVストリームファイルのみを復号化して再生する。汎用再生装置16では、CH2のみが再生されるため、ユーザBは他のチャンネルの映像を再生することができない。
図11に、本実施形態における復号化処理を示す。図11(a)は、BD−ROM内のファイル構造であり、図11(b)はBUDA内のファイル構造である。Javaアプリケーションが起動されると、ユーザに対してパスワードを要求し、これに応じてパスワードが入力されると、入力されたパスワードがそれぞれのチャンネル毎に設定されたパスワードに一致あるいは対応するか否かを判定する。今、
CH1のパスワードは「0000」
CH2のパスワードは「1234」
に設定されているものとする。
BD−ROM内のJarディレクトリ下の00000ディレクトリには、暗号化の際にCH1用のAVストリームファイル及びCH2用のAVストリームファイルが暗号化された上で格納されているが、入力されたパスワードがCH1のパスワード「0000」の場合、Javaアプリケーションは、Jarディレクトリ下の00000ディレクトリ内のCH1用AVストリームファイルのみを復号化してBUDA内のStreamディレクトリに格納する。また、入力されたパスワードがCH2のパスワード「1234」の場合、Javaアプリケーションは、Jarディレクトリ下の00000ディレクトリ内のCH2用AVストリームファイルのみを復号化してBUDA内のStreamディレクトリに格納する。図では、パスワード「0000」に応じてCH1用AVストリームファイルが復号化されてBUDA内のStreamディレクトリに格納され、パスワード「1234」に応じてCH2用AVストリームファイルが復号化されてBUDA内のStreamディレクトリに格納される様子を矢印で示す。パスワード「0000」を入力した場合、CH2用AVストリームファイルはJarディレクトリ下の00000ディレクトリに格納されたままであり、BUDA内のStreamディレクトリには存在しないので、VFSを用いてもCH2の映像を再生することができず、再生制限される。同様に、パスワード「1234」を入力した場合、CH1用AVストリームファイルはJarディレクトリ下の00000ディレクトリに格納されたままであり、BUDA内のStreamディレクトリには存在しないので、VFSを用いてもCH1の映像を再生することができず、再生制限される。
なお、本実施形態において、暗号化の際にCH1用AVストリームファイルの全てを暗号化してJarディレクトリ下の00000ディレクトリに格納しておく必要はなく、その一部のみを格納してもよいのは言うまでもなく、CH2についても同様である。
<第3実施形態>
第1実施形態では、パスワードを入力することで暗号化されたAVストリームファイルを復号化して汎用再生装置16での再生を可能としているが、さらに、復号化し再生した映像のイベント検索を可能とすることもできる。通常、カメラの監視映像をBD−ROM規格の映像フォーマットに変換すると、オリジナルの監視映像に付加されていた各種イベント情報が欠落してしまう。すなわち、監視映像には、各種センサの動作、画像の動きの有無、タイマ動作等のイベント情報が付加されており、これらのイベント情報を用いて監視映像から所望のイベント情報に関連する映像を検索することが可能となっているが、当該監視映像をBD−ROM規格の映像フォーマットに変換すると、これらのイベント情報が欠落してしまうため、汎用の再生装置16を用いてイベント情報を用いた検索が不可能となる。そこで、本実施形態では、パスワードによるAVストリームファイルの復号化とともに、イベント情報を用いた検索を可能とする場合について説明する。
図12に、本実施形態における映像データ作成装置としてのオーサリング用コンピュータ12の構成ブロック図を示す。オーサリング用コンピュータ12は、図に示すように、エンコーダ12a、暗号化部12b、PlayList生成部12c、Java生成部12d、書込部12eに加え、映像サーバ10に記憶されたメタデータ11を取り込むメタデータ解析部12gを含む。
エンコーダ12aは、映像サーバ10に記憶された映像データを取り込み、AVストリームファイルとクリップファイルを作成する。エンコーダ12aは、作成したAVストリームファイル及びクリップファイルを暗号化部12b、PlayList生成部12c、Java生成部12dに出力する。
暗号化部12bは、キーボード等の入力デバイスから入力されたパスワードを用いて、エンコーダ12aから供給されたAVストリームファイルを暗号化して書込部12eに出力する。
メタデータ解析部12gは、映像サーバ10に記憶されたメタデータ20を取り込み、映像データに付随するイベント情報を解析する。イベント情報は、センサの動きや画像内の動きタイマ動作等であり、キーボードやマウス等の入力デバイスからユーザにより入力されたイベント選択データに基づき、選択されたイベント情報が存在するか否か解析する。メタデータ解析部12bは、解析結果をPlayList生成部12c及びJava生成部12dに出力する。
PlayList生成部12cは、エンコーダ12aからのAVストリームファイル及びクリップファイル並びにメタデータ解析部12gでの解析結果に基づき、PlayListファイルを作成して書込部12eに出力する。
Java生成部12dは、エンコーダ12aからのAVストリームファイル、クリップファイル及びパスワード並びにメタデータ解析部12gでの解析結果に基づき、Javaアプリケーションを作成して書込部12eに出力する。
書込部12eは、図2に示されたディレクトリ構造に従って各ファイルをそれぞれのディレクトリに格納し、BD−ROM14に書き込む。本実施形態でも第1実施形態と同様に、AVストリームファイルの一部若しくは全部が暗号化された上でJarディレクトリ下の00000ディレクトリに格納される。
図13に、オーサリング用コンピュータ12の表示装置12fに表示される画面の一例を示す。画面12fには、映像サーバ10から取り込んだ映像データが表示されるとともに、イベントを選択するためのチェックボックスが表示される。図では、イベントを検知するか否かのチェックボックスに加え、「動き検知」、「暴れ検知」、「エリア侵入」、「顔検出」、「センサ01入力」、「停電検知」の各イベントを選択するためのチェックボックスが表示される。各イベントは、映像サーバ10のメタデータ20に含まれており、監視カメラで監視映像を取得するとともに各種センサで検知したデータを用いて作成されたものである。例えば、「動き検知」は、動体センサで検出され、動きを示すデータがメタデータとして付加される。もちろん、映像を処理することで動きの有無を検出しメタデータとして付加してもよい。「暴れ検知」は、映像内の人物が所定の動きを行った場合に暴れとしてメタデータとして付加される。例えば、エレベータ内において人物が腕を振り回す動きをした場合に暴れとしてメタデータが付加される。
図では、オーサリング用コンピュータ12のユーザが、マウスを用いてイベント検知のチェックボックスをチェックし、かつ、暴れ検知のチェックボックスをチェックした場合を示す。すなわち、イベント選択データとして、暴れ検知のイベントを選択した場合である。イベント選択データは、上記のようにPlayList生成部12cに供給される。PlayList生成部12cは、このイベント選択データに基づき、メタデータ20から暴れ検知のメタデータを抽出し、暴れ検知のメタデータの開始タイミングを再生開始時点、暴れ検知のメタデータの終了タイミングを再生終了時点とするPlayListを作成する。すなわち、PlayList生成部12cは、クリップの再生開始時点として暴れ検知の開始タイミングを設定し、かつ、クリップの再生終了時点として暴れ検知の終了タイミングを設定することでPlayListを作成する。メタデータ20に複数回の暴れ検知のメタデータが存在する場合、全ての暴れ検知の開始タイミングと終了タイミングを用いてPlayListが作成される。PlayListの一例は以下の通りである。
PlayList
チャプター#1 1:30
チャプター#2 3:00
チャプター#3 10:00
チャプター#4 12:00
ここで、チャプター#1は再生開始時点、チャプター#2は再生終了時点、チャプター#3は再生開始時点、チャプター#4は再生終了時点を表す。
また、イベント選択データは、上記のようにJava生成部12dにも供給される。Java生成部12dは、このイベント選択データに基づき、PlayListの各チャプターと選択したイベントとの関連付けを行うアプリケーションファイルを作成する。具体的には、上記のようにPlayListのチャプターとしてチャプター#1〜チャプター#4が存在する場合、それぞれを選択したイベントと関連付けて、
チャプター#1=暴れの開始
チャプター#2=暴れの終了
チャプター#3=暴れの開始
チャプター#4=暴れの終了
とする。なお、図13の画面において、オーサリングコンピュータ12のユーザが暴れ検知のみならず、動き検知やエリア侵入のチェックボックスもチェックした場合、Java生成部12dは、これらのイベント選択データに基づいて、各チャプターとイベントとの関連付けを行う。具体的には、
チャプター#1=暴れの開始
チャプター#2=暴れの終了
チャプター#3=動きの開始
チャプター#4=動きの終了
チャプター#5=エリア侵入の開始
チャプター#6=エリア侵入の終了
等である。さらに、Java生成部12dは、イベント選択データに基づき、汎用再生装置16で再生される際に、汎用再生装置16のリモコン18の操作に応じて表示装置に表示されるイベントリストを表示するアプリケーションファイルを作成する。
なお、図13において、イベントを選択するためのチェックボックスに加え、イベント連動で高画質化のチェックボックス、及びイベント用プレイリスト作成のチェックボックスが表示される。イベント用プレイリストのチェックボックスがチェックされた場合の処理は上記の通りであり、PlayList生成部12cでPlayListが生成される。一方、イベント連動で高画質化のチェックボックスがチェックされた場合、このデータもイベント選択データの一部としてメタデータ解析部12bに供給される。メタデータ解析部12bは、イベント選択データに基づいてメタデータを解析するが、選択されたイベントに相当するメタデータが存在する場合、そのメタデータが付随する映像データをその他の映像よりも高画質化してエンコードすべき指令をエンコーダ12aに出力する。
以上のようにしてユーザが各チェックボックスをチェックして「書出し」ボタンを操作すると、CPU、メモリ及びBDレコーダで構成される図3の各機能ブロックが処理を実行し、BD−ROM14が作成される。暗号化については第1実施形態と同様である。
このようにしてBD−ROM14が作成され、汎用再生装置16に装着されると、第1実施形態と同様に汎用再生装置16の画面16aにパスワードを要求する画面が表示され、汎用再生装置16のユーザがパスワードを入力し、このパスワードが正しいパスワードである場合、Javaアプリケーションは暗号化されたAVストリームファイルを復号化して再生する。すなわち、00000ディレクトリに格納されている暗号化されたAVストリームファイルを復号化した上でStreamディレクトリに格納することで再生可能な状態とする。
また、プレイリストには選択イベントの発生時点及び終了時点でそれぞれチャプターが生成されているので、ユーザがリモコン18を用いてチャプター選択することで、特定のチャプターまで飛んで再生することができる。そして、各チャプターとイベントは関連付けられているから、選択したイベントに対応するチャプターに飛んで再生することができる。
図14に、AVストリームファイルとクリップファイル及びプレイリストとの関係を示す。図に示すように、AVストリームファイルの「Stream004」のある時点で選択イベントが発生し、「Stream006」のある時点で当該選択イベントが終了したものとする。この場合、プレイリストには選択イベントの発生時点及び終了時点でそれぞれチャプターが生成される。図において、選択イベントの発生時点に対応したチャプターマークが生成されることを示す。各チャプターとイベントはJavaアプリケーションで関連付けされる。
従って、汎用再生装置16において、BD−ROM14を再生すると、復号化されたAVストリームファイルが最初から順次再生されるとともに、リモコン18を用いてチャプター選択することで特定のチャプターまでジャンプして再生できる。そして、各チャプターとイベントは関連付けられているから、選択したイベントに対応するチャプターまでジャンプして再生することができる。
なお、このように特定のチャプターにジャンプして再生する際には、ジャンプ先のAVストリームファイルが復号化されていなければ、ジャンプ後の再生に時間を要してしまう。すなわち、ジャンプ先のAVストリームファイルが暗号化されたままである(BD−ROMのJarディレクトリ下の00000ディレクトリに暗号化されて格納されたままであり、BUDAのStreamディレクトリに存在していない)と、これをBUDAのStreamディレクトリに格納するのに時間を要してしまう。そこで、選択イベントの発生時点及び終了時点を意味するチャプターを含む一例のAVストリームファイルに関しては、事前に復号化しておくことが望ましい。これにより、ジャンプした後の再生再開時間を短縮することができる。イベント検索を多用する監視業務では特に効果的であろう。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、エンコードされたAVストリームファイルを暗号化した上でJarディレクトリ下の00000ディレクトリに格納しているが、Jarディレクトリに限られず、Streamディレクトリ以外の他のディレクトリに格納してもよい。また、AVストリームファイルをStreamディレクトリ以外の他の複数のディレクトリに拡散して格納してもよい。また、AVストリームファイルを暗号化した上でJarディレクトリ下の00000ディレクトリに格納する方法は一例であり、他の方法で暗号化することもできる。要するに、Jarディレクトリに格納されるJarアプリケーションが復号化プログラムとして機能し、入力されたパスワードに応じてこのJarアプリケーションが起動して暗号化されたAVストリームファイルを復号化し、仮想ファイルシステム(VFS)を用いて再生すればよい。
また、本実施形態では、記憶媒体としてBD−ROMを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、USBメモリやフレッシュメモリ等の任意の可搬性記憶媒体にも適用し得る。
10 映像データ、12 オーサリング用コンピュータ、12a エンコーダ、12b 暗号化部、12c PlayList生成部、12d Java生成部、12e 書込部、14 可搬性記憶媒体(BD−ROM)、16 汎用再生装置、18 リモコン。

Claims (7)

  1. 映像データをAVストリームファイルに変換するエンコード部と、
    エンコードされたAVストリームファイルを暗号化する暗号化部と、
    前記暗号化されたAVストリームファイルを復号化するためのプログラムを生成するプログラム生成部と、
    暗号化されたAVストリームファイル及び前記プログラムを可搬性記録媒体に書き込む書込部と、
    を備え、前記復号化するためのプログラムは、前記暗号化されたAVストリームファイルの復号を行うと共に、仮想ファイルシステムを用いて前記復号されたAVストリームファイルの再生を可能とすることを特徴とする映像データ作成装置。
  2. 前記暗号化部は、前記AVストリームファイルの一部若しくは全部を、暗号化した上で本来の格納ディレクトリと異なるディレクトリに格納する
    ことを特徴とする請求項1記載の映像データ作成装置。
  3. 前記暗号化部は、前記AVストリームファイルの一部若しくは全部を、暗号化した上でStreamディレクトリと異なるJarディレクトリに格納する
    ことを特徴とする請求項2記載の映像データ作成装置。
  4. 前記復号化するためのプログラムは、本来の格納ディレクトリと異なるディレクトリに格納されたAVストリームファイルを、復号化した上で汎用再生装置のローカルストレージの特定ディレクトリに格納する
    ことを特徴とする請求項2記載の映像データ作成装置。
  5. 前記復号化するためのプログラムは、前記Jarディレクトリに格納されたAVストリームファイルを、復号化した上で汎用再生装置のローカルストレージのStreamディレクトリに格納する
    ことを特徴とする請求項3記載の映像データ作成装置。
  6. 前記復号化するためのプログラムは、ユーザから入力されたパスワードに応じ、ユーザ毎に予め設定されたAVストリームファイルのみを復号化する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の映像データ作成装置。
  7. 映像データに付随するメタデータを解析して、前記映像データのイベント情報を抽出するメタデータ解析部と、
    前記映像データ及び前記イベント情報を用いて、イベントの開始及び終了を規定するイベントシーンのプレイリストを生成するプレイリスト生成部と、
    前記プレイリストにおけるイベントシーンと前記イベント情報とを関連付けることで前記映像データの前記イベント情報による検索を可能する制御プログラムを生成する制御プログラム生成部と、
    をさらに備え、前記書込部は、前記暗号化されたAVストリームファイル、前記復号化するためのプログラム、前記プレイリスト、及び前記制御プログラムを前記可搬性記媒体に書き込むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の映像データ作成装置。
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