JP5888951B2 - タッチパネル装置 - Google Patents

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Description

この発明は、タッチパネル部の各センサ出力を用いてタッチパネル部上のスタイラスペンや指等の物体の位置座標を高精度に求めるタッチパネル装置に関する。
タッチパネル装置において、タッチパネル部上の物体(タッチしている指など)の位置を高精度に算出することを目的としたものとしては、例えば、特開2010−191778号公報に示されるものがある。この技術では、タッチパネル部に配置された複数のセンサとタッチパネル部上の指との間の静電容量の出力値を得て、最も大きな出力値のセンサをピークセンサとして検出し、ピークセンサの出力値の情報およびピークセンサ周辺のセンサの出力値の情報を基に、所定の算出式でタッチパネル部上の指の位置座標を計算する。
特開2010−191778号公報
従来のタッチパネル装置では、単一の計算方法で指の位置座標を計算するため、タッチパネル部上に設置される保護部材の材質(ガラスや樹脂)や厚みが変わった場合など、タッチパネル装置の構造が変わり、座標計算の算式も変更する必要が生じた場合に、煩雑な設定作業が必要になるという課題があった。
また、タッチパネル部の利用方法として、細いスタイラスペンでタッチされる場合と、太い指でタッチされる場合も、望ましい座標計算方法が異なるが、このような違いにも簡単に対応できないという課題があった。
この発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、タッチパネル装置の構造や利用方法が変わっても、少ない手間で、または自動的に、望ましい座標計算方法に調整でき、高精度な座標が得られるタッチパネル装置を得ることを目的としている。
この発明に係るタッチパネル装置は、
複数のセンサを配置したタッチパネル部と、タッチパネル部を走査して各センサの出力値を取得するセンシング部と、最大の出力値に対応したセンサをピークセンサとして検出するピークセンサ検出部と、タッチパネル部の構造またはタッチパネル部上に存在する物体の種類に応じた複数の異なる重みデータを格納した重みテーブルと、タッチパネル部の構造関連情報またはタッチパネル部上存在物体の種類に関連する情報を格納した重み情報格納部と、所定の計算方式を有し、重み情報格納部の情報に対応する重みデータを重みテーブルから選択して、所定の計算方式と重みデータを出力する座標計算方法決定部と、座標計算方法決定部が出力した計算方式と重みデータおよびピークセンサとその周辺のセンサの出力値とからタッチパネル部上に存在する物体の位置座標を計算する座標算出部とを備える。
この発明に係るタッチパネル装置によれば、タッチパネル部の構造またはタッチパネル部上に存在した物体の種類に応じた複数の異なる計算方式を記憶する算式情報部と、タッチパネル部上に存在する物体の種類またはタッチパネル部の構造に応じてタッチパネル部上に存在する物体の位置座標の計算をする計算方式を決定し、算式情報部から選択し出力する算式選択部を有する座標計算方法決定部と、ピークセンサとその周辺のセンサの出力値と前記座標計算方法決定部が決定した計算方式からタッチパネル部上に存在する物体の位置座標を計算する座標算出部とを備えるので、算式情報部が記憶するタッチパネル部の構造またはタッチパネル部上に存在した物体の種類に応じた複数の異なる計算方式はタッチパネル装置外部から取得・格納可能であり、簡単な構成で、タッチパネル上に設置される保護部材の材質や厚みの変更など、タッチパネル装置の構造の変化、また、タッチパネル部上に存在する物体が指やスタイラスペン等にかかわらず対応することが可能となる。
この発明の実施の形態1を示す概略構成図である。 この発明の実施の形態1に係る処理フロー図である。 タッチパネル部の構成例を示す概略平面図である。 図3のように指がタッチパネル部センサ上の位置にある場合の各Xセンサの出力値を示す特性図である。 実施の形態1に係る座標計算方法決定部の構成例を示す構成図である。 実施の形態2に係る処理フロー図である。 実施の形態2に係る座標計算方法決定部の構成例を示す構成図である。 実施の形態3に係る処理フロー図である。 実施の形態3に係る座標計算方法決定部の構成例を示す構成図である。 実施の形態4に係る処理フロー図である。 実施の形態4に係る座標計算方法決定部の構成例を示す構成図である。 センサ出力値の広がり度合が小さい場合のセンサの出力値を示す特性図である。 センサ出力値の広がり度合が大きい場合のセンサの出力値を示す特性図である。 実施の形態5に係る処理フロー図である。。 実施の形態5に係る座標計算方法決定部の構成例を示す構成図である。 シグモイド関数の特性図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図について説明する。図1はこの発明の実施の形態1を示す概略構成図である。図において、1は複数のセンサを配置したタッチパネル部、2はタッチパネル部1を走査して各センサの出力値を取得するセンシング部、3は最大の出力値に対応したセンサをピークセンサとして検出するピークセンサ検出部、4はタッチパネル部1上に存在する物体の位置座標の計算方法を決定する座標計算方法決定部、5はピークセンサ及びその周辺のセンサの出力値と座標計算方法決定部4が決定した座標計算方法からタッチパネル部1上に存在する物体の位置座標を計算する座標算出部である。
次に動作を図により説明する。図2はこの発明の実施の形態1に係る処理フロー図である。ここでは、図3〜5を用いて動作を説明する。図3は、タッチパネル部1の構成例を示す概略平面図であり、6はタッチパネル部1を構成するセンサで、X座標を検出するためのXセンサが9個、Y座標を検出するためのYセンサが8個ある。また、7はタッチパネル部1上に存在する指である。図4は、図3に示すようなセンサ6上の位置に指7がある場合の各Xセンサ(Xセンサ番号1〜9)の出力値を示す特性図であり、8はピーク-センサの出力値である。図4に示すように、Xセンサの中では、指7の接触位置に最も近いXセンサ6の出力値が最も大きく、それに隣接する右隣のXセンサ7の出力値が次に大きく、さらに、Xセンサ6の左隣のXセンサ5も指7による影響を受けて、その他のセンサに比べて出力値が大きくなっている。図5は、座標計算方法決定部4の構成を示す例であり、9は座標計算の算式を決定する算式選択部であり、10が具体的な算式を表わす算式情報である。
まず、センシング部2がタッチパネル部1の各センサを走査して出力値を得る(図2のステップSA1)。ここでは、例えば、指7とタッチパネル部1の各センサとの間の静電容量を検出する方法を用いるものとする。この場合、指が近くあるセンサほど、出力値が大きくなる。
次に、ピークセンサ検出部3は、XセンサとYセンサそれぞれから、最大の出力値に対応したセンサをピークセンサとして検出する(図2ステップSA2)。図4のXセンサの例では、Xセンサ6の出力値8が最も大きく、Xセンサ6がピークセンサとなる。この実施の形態では、本ステップで、座標計算に必要となるピークセンサ周辺のセンサ情報も検出するものとし、例えば、特許文献1と同じように、ピークセンサに隣接するセンサのうち、出力値が大きい方を2ndピークセンサ、小さい方を3rdピークセンサとする。図4の例では、Xセンサ7が2ndピークセンサ、さらに、Xセンサ5が3rdピークセンサとなる。
その後、座標計算方法決定部4が、センサ出力値から指7の位置座標を計算するための計算方法を決定する(図2ステップSA3)。この実施の形態では、座標計算方法決定部4は、図5に示すように、算式選択部9と算式情報10で構成されているものとする。例えば、算式選択部9はハードウエア的なスイッチで、設定される情報、あるいは、タッチパネル装置外部から通信によって設定される情報などを参照し、算式情報10に格納されている下記に示す二つの式(式1と式2)のうち、どちらかを選択するものとする。算式情報10に格納されているX軸座標Xを求める算式の例を以下に示す。
X=Xp+k×(S2÷(S1+S2))×L ・・・ 式1
X=Xp+k×((S2−S3)÷(S1+S2−2×S3))×L・・・ 式2
ただし、XpはピークセンサのX座標、
kはピークセンサと2ndピークセンサの位置関係に応じて定まる定数、
Lは個々のセンサの幅、
S1はピークセンサの出力値、
S2は2ndピークセンサの出力値、
S3は3rdピークセンサの出力値である。
式1はピークセンサと2ndピークセンサの二つのセンサの出力値を、式2はピークセンサと2ndピークセンサおよび3rdピークセンサの三つのセンサの出力値を用いているが、一般に、タッチパネル部上の保護部材(ガラスなど)の厚みが大きいほど、静電容量は広がるため、多くのセンサの出力値を参照した方が高精度に計算できる。しかし、必要以上に参照範囲を広げることは、誤差の成分を取り込むことになり、好ましくない。この実施の形態では、保護部材が厚めのガラスであるとし、算式選択部9は、事前に設定された情報によって、式2を選択するものとし、これが座標計算方法決定部4の出力となる。
最後に、座標算出部5は、座標計算方法決定部4が出力した式2に対して、ピークセンサ、2ndピークセンサ、3rdピークセンサの出力値を適用し、指7の位置座標を計算する(図2ステップSA4)。なお、ここまでのステップSA2〜SA4の説明では、XセンサからX座標を求める場合で説明したが、同様の処理をYセンサに対しても実施し、Y座標も求めるものとする。
この実施の形態では、以上の工程を経ることで、ハードウエア的なスイッチと、通信によってタッチパネル装置外部から取得・格納される算式情報を参照し、タッチパネル部上の物体の位置座標を高精度に計算することができるので、簡単な構成で、タッチパネル部上に設置される保護部材の材質や厚みの変更など、タッチパネル装置の構造の変化にかかわらず対応することが可能となる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を図について説明する。概略構成図は実施の形態1と同じ図1である。この実施の形態の処理フローは図6である。ここでは、図7を用いて動作を説明する。図7は座標計算方法決定部4の構成を示す例であり、11はタッチパネル部の構造情報を格納した重み情報格納部としての構造情報格納部であり、12は構造情報に対応した重みデータを格納した重みテーブルである。この実施の形態では、構造情報は、タッチパネル部上の保護部材の材質と厚みとし、重みテーブル12には、保護部材の材質と厚みに応じた重みデータが格納されているものとする。
この実施の形態の処理における図6のステップSB1〜SB2は、図2に示す実施の形態1のステップSA1〜SA2と同じであり、実施の形態1と同様の手順で、センシング部2がタッチパネル部1の各センサを走査して出力値を得て(図6ステップSB1)、ピークセンサ検出部3が、最大の出力値に対応したセンサをピークセンサとして検出する(図6ステップSB2)。
その後、座標計算方法決定部4が、構造情報格納部11から構造情報を読み出し(図6ステップSB3)、その情報で、重みテーブル12の中から使用する重みデータを選択する(図6ステップSB4)。この実施の形態では、構造情報格納部11の構造情報が“ガラス・2mm”に対応したものであったとし、この情報から図7における重みデータBが選択されるものとする。
その後、座標計算方法決定部4が、図6のステップSB2で求めたセンサ出力値と、図6ステップSB4で求めた重みデータから、下記の式3で位置座標を計算する(図6ステップSB5)。
X=Xp+k×((W2×S2−W3×S3)÷(W1×S1+W2×S2−2×W3×S3))×L
・・・ 式3
ただし、W1はピークセンサの出力値に対する重み、
W2は2ndピークセンサの出力値に対する重み、
W3は3rdピークセンサの出力値に対する重みであり、重みデータBに含まれ る値とする。
その他の記号は前記式2と同じである。
ここで、式3は、W1とW2を1とし、W3を0にすると、式1に一致する。また、W1とW2とW3を1とすると、式2に一致する。両者の中間となる設定も可能であり、式3は、式1と式2を包含して拡張したものととらえることができる。すなわち、W1〜W3の値を変えるだけで細かな調整が可能である。
この実施の形態では、以上の工程を経ることで、タッチパネルの構造情報に依存した調整を、簡単に行うことができる。また、算式そのものではなく、算式に適用する重みを選択するようにしたため、格納情報がシンプルになり、記憶容量を削減できる。なお、この実施の形態では、ピークセンサの位置などにかかわらず重みデータを選択する例で説明したが、例えば、重みテーブル12に、ピークセンサがタッチパネル部1の端にある場合と中央にある場合に応じて、別々の重みデータを格納しておき、ピークセンサの位置でどちらかを選択するようにしても良い。この場合、タッチパネル部1の位置に依存した特性の違いも反映できる。
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3を図について説明する。概略構成図は実施の形態1と同じ図1である。この実施の形態の処理フローは図8である。ここでは、図9を用いて動作を説明する。図9は座標計算方法決定部4の構成を示す例であり、13はタッチパネルの利用情報を格納した重み情報格納部としての利用情報格納部、14は利用情報に対応した重みデータを格納した重みテーブルである。この実施の形態では、利用情報は、タッチパネル部にタッチする形態(指でタッチするか、あるいはスタイラスペンでタッチするか)を示す情報とし、ユーザが事前に設定しておくものとする。また、重みテーブル14には、タッチ形態に応じた重みデータが格納されているものとする。
この実施の形態の処理における図8のステップSC1〜SC2は、図2に示す実施の形態1のステップSA1〜SA2と同じであり、実施の形態1と同様の手順で、センシング部2がタッチパネル部1の各センサを走査して出力値を得て(図8ステップSC1)、ピークセンサ検出部3が、最大の出力値に対応したセンサをピークセンサとして検出する(図8ステップSC2)。
その後、座標計算方法決定部4が、利用情報格納部13から利用情報を読み出し(図8ステップSC3)、その情報で、重みテーブル14の中から使用する重みデータを選択する(図8ステップSC4)。例えば、利用情報格納部13の構造情報が“指”に対応したものであったとすると、その情報から図9における重みデータAが選択される。一般に、スタイラスペンよりも指の方が静電容量が広く分布するため、指ではスタイラスペンよりも多くのセンサの出力値を参照した方がよい。あるいは、3rdピークセンサといった下位のセンサに対する重みを大きくした方がよい。このため、例えば図9の重みテーブル14において、3rdピークセンサの重みデータの値は重みデータAが最もが大きく、続いて、重みデータC,重みデータBとなるのが望ましい。
その後、座標計算方法決定部4が、図8のステップSC2で求めたセンサ出力値と、ステップSC4で求めた重みデータから、前記の式3で位置座標を計算する(図8ステップSC5)。
この実施の形態では、以上の工程を経ることで、タッチパネルの利用形態に応じた調整を、簡単に行うことができる。
実施の形態4.
以下、この発明の実施の形態4を図について説明する。概略構成図は実施の形態1と同じ図1である。この実施の形態の処理フローは図10である。ここでは、図11〜13を用いて動作を説明する。図11は座標計算方法決定部4の構成を示す例であり、15はセンサ出力値の広がり度合いを抽出するセンサ値広がり度合い抽出部、15bはセンサ値広がり度合い抽出部15が抽出したセンサ出力値の広がり度合いの情報を格納する重み情報格納部としてのセンサ値広がり度合い情報格納部、16はセンサ値の広がり度合い情報に対応した重みデータを格納した重みテーブルである。また、重みテーブル16において、V1とV2は、センサ値の広がり度合いを示す閾値(定数)である。
この実施の形態の処理における図10のステップSD1は、図2に示す実施の形態1のステップSA1と同じであり、実施の形態1と同様の手順で、センシング部2がタッチパネル部1の各センサを走査して出力値を得る(図10ステップSD1)。その後、ピークセンサ検出部3が、最大の出力値に対応したセンサをピークセンサとして検出するが(図10ステップSD2)、この実施の形態では、実施の形態1で説明したピークセンサ、2ndピークセンサ、3rdピークセンサに加え、4thピークセンサも検出するものとする。この4thピークセンサは、例えば、2ndピークセンサと3rdピークセンサに隣接するセンサ(ただしピークセンサは除く)のうち、出力値の大きい方とする。
その後、座標計算方法決定部4が、センサ値広がり度合い抽出部15に、センサ値の広がり度合いを抽出させる(図10ステップSD3)。例えば、広がり度合いPは、下記の式4で計算されるものとする。
P=(S1+S2+S3+S4)÷(S1+S2) ・・・ 式4
ただし、S4は4thピークセンサの出力値を意味し、
S1〜S3は式2と同じ意味である。
センサ出力値が、図12の場合と図13の場合を比較すると、センサ番号6がピークセンサ、センサ番号7が2ndピークセンサ、センサ番号5が3rdピークセンサ、センサ番号8が4thピークセンサ、であるところは同じであるが、図12ではピークセンサと他のセンサの出力値の差が図13よりも大きいため、式4の広がり度合いは、図12の方が図13よりも小さい値となる。
そして、座標計算方法決定部4は、重みテーブル16の中から、図10のステップSD3で抽出したセンサ値広がり度合いに対応する重みデータを読み出す(図10ステップSD4)。図11の重みテーブル16では、センサ値広がり度合いが大きいほど、下位のセンサの影響が大きい状態であると言えるため、3rdピークセンサなどの下位センサの重みを大きくすることが望ましい。このため、例えば3rdピークセンサの重みは、重みデータCが最も大きく、続いて、重みデータB,重みデータAとなる。
その後、座標計算方法決定部4が、図10のステップSD2で求めたセンサ出力値と、図10のステップSD4で求めた重みデータから、前記の式3で位置座標を計算する(図10ステップSD5)。
この実施の形態では、以上の工程を経ることで、タッチパネル装置の構造や利用形態によらず、自動的に最適な座標計算を行うことができ、高精度な位置座標を取得できる。なお、この実施の形態では、センサ値の広がり度合いを式4で求めたが、これは、別の計算式で求めても良い。
実施の形態5.
以下、この発明の実施の形態5を図について説明する。概略構成図は実施の形態1と同じ図1である。この実施の形態の処理フローは図14である。ここでは、図14〜図16を用いて動作を説明する。図15は座標計算方法決定部4の構成を示す例であり、15はセンサ値広がり度合い抽出部、15bは重み情報格納部としてのセンサ値広がり度合い情報格納部、17はセンサ値広がり度合い情報格納部15bからのセンサ値の広がり度合い情報から重みデータを計算する重みテーブルとしての重みデータ算出部である。図16はシグモイド関数を示す特性図である。
この実施の形態の処理における図14のステップSE1〜SE3は、実施の形態4のステップSD1〜SD3と同じであり、実施の形態4と同様の手順で、センシング部2がタッチパネル部1の各センサを走査して出力値を得て(図14ステップSE1)、ピークセンサ検出部3が、最大の出力値に対応したセンサをピークセンサとして検出し(図14ステップSE2)、座標計算方法決定部4が、センサ値広がり度合い抽出部15に、センサ値の広がり度合いを抽出させる(図14ステップSE3)。その後、座標計算方法決定部4は、センサ値広がり度合い抽出部15が抽出した広がり度合いの値から、重みデータ算出部17に重みデータを計算させる(図14ステップSE4)。この計算では、重みデータは例えば、下記の式5に示すシグモイド関数を用いる。広がり度合いPに対するシグモイド関数値W(P)は、図16のグラフに示す通り、定数θの位置で大きく変化し、これら定数θの値を適正に定めることで、連続性を保ちつつ、望ましい重みデータを計算できる。
Figure 0005888951
その後、座標計算方法決定部4が、ステップSE2で求めたセンサ出力値と、ステップSE4で求めた重みの値から、前記の式3で位置座標を計算する(ステップSE5)。
この実施の形態では、以上の工程を経ることで、タッチパネル装置の構造や利用形態によらず、自動的に最適な座標計算を行うことができる。また、テーブルから離散的な重みの値を読み出すのではなく、関数で計算することで、連続性を持った安定な座標計算を行うことができる。なお、この実施の形態では、重みの計算にシグモイド関数を用いたが、これは、別の関数を用いても良い。
なお、実施の形態1〜5では、ピークセンサ及びその周辺のセンサについて、最大3個のセンサ値を参照して位置座標を計算する例で説明したが、2ndピークセンサや3rdピークセンサに隣接するセンサから、4番目以降のセンサも選んで、座標計算に適用するようにしてもよい。また、重みデータは、センサ値と1対1対応する値を、センサ値と乗算する例で説明したが、算式の定数値を重みデータに含んでも良く、また、同一のセンサ値が算式に複数回出てくる場合は、それぞれに対して異なる重みを設定できるようにしても良い。
この発明によるタッチパネル装置は、パーソナルコンピュータや携帯端末等に装備するタッチパネル装置として利用可能である。
1;タッチパネル部、2;センシング部、3;ピークセンサ検出部、4;座標計算方法決定部、5;座標算出部、7;指、9;算式選択部、10;算式情報、11;構造情報格納部、12、14、16;重みテーブル、13;利用情報格納部、15;センサ値広がり度合い抽出部、15b;センサ値広がり度合い情報格納部、17;重みデータ算出部。

Claims (6)

  1. 複数のセンサを配置したタッチパネル部と、前記タッチパネル部を走査して各センサの出力値を取得するセンシング部と、最大の出力値に対応したセンサをピークセンサとして検出するピークセンサ検出部と、前記タッチパネル部の構造または前記タッチパネル部上に存在する物体の種類に応じた複数の異なる重みデータを格納した重みテーブルと、前記タッチパネル部の構造関連情報または前記タッチパネル部上存在物体の種類に関連する情報を格納した重み情報格納部と、所定の計算方式を有し、前記重み情報格納部の情報に対応する重みデータを前記重みテーブルから選択して、前記所定の計算方式と前記重みデータを出力する座標計算方法決定部と、前記座標計算方法決定部が出力した前記計算方式と前記重みデータおよび前記ピークセンサとその周辺のセンサの出力値とから前記タッチパネル部上に存在する物体の位置座標を計算する座標算出部とを備えたタッチパネル装置。
  2. 前記座標計算方法決定部は、前記重み情報格納部が前記タッチパネル部の構造情報を格納する構造情報格納部であり、前記重みテーブルに格納される前記重みデータは前記タッチパネル部の構造に応じた複数の異なる重みデータであることを特徴とする請求項記載のタッチパネル装置。
  3. 前記座標計算方法決定部は、前記重み情報格納部が、前記タッチパネル部上に存在する物体の種類情報を格納する利用情報格納部であり、前記重みテーブルに格納される前記重みデータはタッチパネル部上存在物体の種類に応じた複数の異なる重みデータであることを特徴とする請求項記載のタッチパネル装置。
  4. 前記座標計算方法決定部は、前記ピークセンサ周辺のセンサについて出力値の広がり度合いを求めるセンサ値広がり度合い抽出部を有し、前記重み情報格納部はセンサ値広がり度合い抽出部から求めた広がり度合い情報を格納するセンサ値広がり度合い情報格納部であり、前記重みテーブルに格納される前記重みデータは広がり度合い情報に対応した複数の異なる重みデータであることを特徴とする請求項記載のタッチパネル装置。
  5. 前記タッチパネル部は、複数の領域に分割され、
    前記座標計算方法決定部は、前記重み情報格納部に格納される情報が、複数の領域に分割された前記タッチパネル部の分割領域の位置情報であり、前記重みテーブルに格納される前記重みデータは前記タッチパネル部を複数に分割した領域毎に設定された複数の異なる重みデータであることを特徴とする請求項記載のタッチパネル装置。
  6. 前記座標計算方法決定部は、前記重みテーブルが、前記センサ値広がり度合い情報格納部からの広がり度合い情報から重みデータを計算する重みデータ算出部であることを特徴とする請求項記載のタッチパネル装置。
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