JP5887501B2 - 系統連系装置 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池、燃料電池、或いは蓄電池等の直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換して、この交流電力を商用系統へ重畳する系統連系装置に関する。
従来より、太陽電池、燃料電池、或いは蓄電池等の直流電源が出力する直流電力を交流電力に変換し、系統連系用リレーを介して三相の商用電力系統へ連系する系統連系装置が提供されている。
系統連系装置は、インバータ回路、フィルタ回路、系統連系用リレー、及び制御回路制御回路等からなる。インバータ回路は、直流電源から出力される直流電力をU相、V相、W相を有する三相の交流電力へ変換し、この交流電力をU相線、V相線、W相線の3本の出力線に出力する。フィルタ回路は、複数のフィルタ用コンデンサを有し、インバータ回路の出力電流の一部を出力線からフィルタ用コンデンサに流し、出力電流の高調波成分を除去した電流を出力線に流す。系統連系用リレーは、フィルタ回路と商用電力系統との間に接続され、その開閉により直流電源と商用電力系統との解列/接続を行う。制御回路は、マイコンから成り、インバータ回路及び系統連系用リレーに信号を与え、インバータ回路及び系統連系用リレーの動作の制御を行う。
また、三相の系統連系装置には、商用電力系統が停電した場合に、商用電力系統と切り離して負荷へ供給する自立運転を行うものがある(特許文献1)。このような三相の系統連系装置は、3本の出力線から夫々分岐する3本の配線に、自立運転用のリレーを介して負荷を接続している。そして、自立運転を行う場合は、系統連系用リレーを開いて商用電力系統と系統連系装置とを切り離し、自立運転用リレーを閉じて3本の配線に三相の交流電力を供給する。
特開平11−27957号公報
しかしながら、停電になった場合に用いられる負荷は、非常用のものであるため、消費電力が小さい単相の交流電力を利用するものが多い。このため、自立運転時には単相の交流電力を利用する負荷を容易に利用できることが求められる。
本発明は上述の問題に鑑みて成された発明であり、単相の交流電力にて動作する負荷を容易に利用することができる系統連系装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、直流電力をU相、V相、W相を有する三相の交流電力へ変換し、該交流電力をU相線、V相線、W相線の3本の出力線に出力するインバータ回路と、前記3本の出力線に介在し、商用電力系統と前記インバータ回路との接続/解列を行う系統連系用リレーと、前記3本の出力線の内2本の出力線から夫々分岐し、自立運転用リレーを介して負荷と接続される配線と、を備え、前記商用電力系統と前記インバータ回路とが連系運転を行う場合に、前記系統連系用リレーを接続し、前記自立運転用リレーを解列し、前記インバータ回路は、前記三相の交流電力を前記商用電力系統へ重畳し、前記商用電力系統から前記インバータ回路を切り離して前記負荷へ電力を供給する自立運転を行う場合に、前記系統連系用リレーを解列し、前記自立運転用リレーを接続し、前記インバータ回路は、前記直流電力を単相の交流電力に変換して前記配線に出力することを特徴とする。
本発明によれば、自立運転時には三相の交流電力ではなく、単相の交流電力を自立運転用の配線に供給するため、単相の交流電力にて動作する負荷を容易に利用することができる。
また、上述の発明において、前記商用電力系統は、V相が接地されるV結線の電源系統であり、前記インバータ回路は、2つのスイッチ素子を直列接続した第1アーム回路と、2つのスイッチ素子を直列接続した第2アーム回路と、2つのコンデンサを直列接続した直列回路と、を並列接続してなり、前記第1アーム回路の2つのスイッチ素子の接続点と前記U相線とが接続され、前記第2アーム回路の2つのスイッチ素子の接続点と前記W相線とが接続され、前記直列回路の2つのコンデンサの接続点と前記V相線とが接続され、前記U相線と前記W相線から前記配線が分岐することを特徴とする。
また、上述の発明において、前記連系運転を行う場合は、前記第1アーム回路のスイッチ素子のスイッチングのタイミングを、前記U相線に流れる線電流に基づいて決定し、前記第2アーム回路のスイッチ素子のスイッチングのタイミングを、前記W相線に流れる線電流に基づいて決定し、前記自立運転を行う場合は、第1アーム回路のスイッチ素子、及び第2アーム回路のスイッチ素子のスイッチングタイミングを、前記U相線とW相線とに印加される電圧に基づいて決定することを特徴とする。
また、上述の発明において、前記インバータ回路は、2つのスイッチ素子を直列接続した第1アーム回路と、2つのスイッチ素子を直列接続した第2アーム回路と、2つのスイッチ素子を直列接続した第3アーム回路と、を並列接続してなり、前記第1アーム回路の2つのスイッチ素子の接続点と前記U相線とが接続され、前記第2アーム回路の2つのスイッチ素子の接続点と前記W相線とが接続され、前記第3アーム回路の2つのスイッチ素子の接続点と前記W相線とが接続され、前記自立運転を行う場合に、前記配線の分岐のない出力線に接続される前記アーム回路のスイッチ素子を遮断し、前記配線の分岐する出力線に接続される前記アーム回路のスイッチング素子をPWM制御して前記単相の交流電力を前記配線に供給することを特徴とする。
また、上述の発明において、前記3本の出力線の中から夫々配線を分岐し、3本の前記配線から前記2本を選択して負荷へ接続する選択回路を備えることを特徴とする。
また、上述の発明において、前記自立運転毎、或いは決められた前記自立運転の運転回数毎に、前記選択回路により選択される配線を変えることを特徴とする。
本発明によれば、単相の交流電力にて動作する負荷を容易に利用することができる系統連系装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る太陽光発電システム100を示す構成図である。 切替式の接片を有するリレーを用いた場合の接続を示す図である。 第2の実施形態に係る太陽光発電システム100aを示す構成図である。 2本の配線を選択する選択回路80の接続を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面に基づき本発明の第1の実施形態を詳述する。図1は第1の実施形態に係る太陽光発電システム100を示す構成図である。この図に示すように太陽光発電システム100は、太陽電池1(直流電源)、系統連系装置2を備える。
系統連系装置2は、昇圧回路4、インバータ回路5、フィルタ回路6、系統連系用リレー7、自立運転用リレー8、制御回路9を備える。系統連系装置2は、系統連系用リレー7を介してインバータ回路5の出力する三相の交流電力を商用電力系統3へ重畳する連系運転を行う。また、商用電力系統3が停電している場合は、インバータ回路5と商用電力系統3とを切り離して負荷10へ単相の交流電力を供給する自立運転を行う。
商用電力系統3は、図に示すようにU相、V相、W相を有するV結線の商用電力系統であり、V相が接地されている。U相は、V相よりも120°進んだ位相を有し、W相はV相よりも120°遅れた位相を有する。
昇圧回路4は、太陽電池1から出力された直流電圧を昇圧する。そして、昇圧回路4は、この昇圧した直流電圧をインバータ回路5へ出力する。昇圧回路4は、図1に示すように、リアクトル41、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)のようなスイッチ素子42、及びダイオード43を有して構成される。昇圧回路4の入力側には、太陽電池1が接続され、太陽電池1の正極と直列にリアクトル41とダイオード43とが接続される。スイッチ素子42は、リアクトル41及びダイオード43の接続点と太陽電池1の負極との間に接続され、その間を開閉する。
昇圧回路4は、制御回路9によって動作が制御される。具体的には、制御回路9がONデューティ比を決定し、そのデューティ比を有するパルス信号をスイッチ素子42のゲートに周期的に与える。すると、スイッチ素子42は、周期的に開閉し、昇圧回路4は、デューティ比に応じた(例えば、比例した)所定の昇圧比を得る。
インバータ回路5は、2つのコンデンサ51、52、及び複数のスイッチ素子53〜56を有し、昇圧回路4を介して太陽電池1から出力される直流電力を三相の交流電力へ変換する。コンデンサ51と52は、直列に接続されて直列回路を成している。この直列回路は、ダイオード43と太陽電池1の負極とに接続される。また、スイッチ素子53とスイッチ素子54は直列接続され第1アーム回路を成しており、スイッチ素子55とスイッチ素子56は直列接続され第2アーム回路を成している。インバータ回路5は、これらの直列回路、第1アーム回路、及び第2アーム回路を夫々並列に接続して、ハーフブリッジ型の三相インバータ回路を構成している。また、直列回路の2つのコンデンサ51、52の接続点はV相線Lvに接続され、第1アーム回路の2つのスイッチング素子53、54の接続点はU相線Luに接続され、第2アーム回路の2つのスイッチング素子55、56の接続点は、W相線Lwに接続される。
インバータ回路5のスイッチ素子53〜56には、IGBTのようなスイッチ素子を用いると良い。インバータ回路5は、制御回路9によってその動作が制御される。インバータ回路5の動作については後述する。
フィルタ回路6は、リアクトル61、62、及び3つのフィルタ用コンデンサ63a、63b、63cを有する。また、フィルタ回路6は、スイッチ素子51及びスイッチ素子52の接続点と、スイッチ素子53及びスイッチ素子54の接続点と、コンデンサ51及びコンデンサ51の接続点とに接続される(インバータ回路5の出力側に設けられる)。具体的には、U相線Luにリアクトル61が介在し、W相線Lwにリアクトル62が介在している。各フィルタ用コンデンサ63a、63b、63cは3本の出力線Lu、Lv、Lwの夫々の間に結線される。また、各フィルタ用コンデンサ63a〜63cは等しい容量のコンデンサが用いられる。フィルタ回路6は、インバータ回路5の出力電流をフィルタ用コンデンサ63a、63b、63cに流れるコンデンサ電流と、出力線Lu、Lv、Lwに流れるフィルタ電流とに分ける。これにより、インバータ回路5の出力電流の高調波成分が除去されたフィルタ電流が、フィルタ回路6より商用電力系統3側の出力線Lu、Lv、Lwに流れ、商用電力系統30に供給される。
系統連系用リレー7は、商用電力系統3に接続される出力線Lu、Lv、Lwに介在(フィルタ回路6と商用電力系統3との間に介在)する接片により出力線Lu、Lv、Lwの開閉を行う。この系統連系用リレー7は、制御回路9からの制御信号によって閉状態と開状態が制御され、インバータ回路5と商用系統30とを接続(連系)または解列するものである。
自立運転用リレー8は、U相線Lu、及びW相線Lwから夫々分岐する配線La、Lbに介在する接片により配線La、Lbの開閉を行う。この自立運転用リレー8は、制御回路9からの制御信号によって閉状態と開状態が制御され、インバータ回路5と負荷10とを接続または解列するものである。
制御回路9は、上述したように、昇圧回路4、インバータ回路5、系統連系用リレー7、及び自立運転用リレー8の動作を制御する。制御回路9は、インバータ回路5と商用電力系統3とを接続して連系運転を行う場合に、系統連系用リレー7を接続し、自立運転用リレーを解列する。また、制御回路9は自立運転を行う場合に、系統連系用リレー7を解列し、自立運転用リレーを接続する。
制御回路9は、太陽電池の出力電力が最大になるように昇圧回路4をMPPT動作させる。MPPT動作は、昇圧回路の入力電流Iinと、昇圧回路の入力電圧Vinにより電力Pnを演算し、電力Pnが最大になるよう昇圧回路の昇圧比を調整することにより行う。
制御回路9は、連系運転を行う場合と、自立運転を行う場合とでインバータ回路5の動作を変える。制御回路9は、連系運転を行う場合は、インバータ回路5を、PWM(Pulse Width Modulation)制御にしたがって各スイッチ素子53〜56を周期的に導通/遮断し、太陽電池から出力される直流電力を三相の交流電力に変換する。これにより、インバータ回路5は、変換した三相の交流電力を3本の出力線Lu、Lv、Lwに出力する。
連系運転を行う場合のPWM制御は、フィルタ回路6より後段のU相線Luを流れる電流(以下、U相線電流Iu)とフィルタ回路6より後段のW相線Luを流れる電流(以下、W相線電流Iw)とを検出し、線電流Iu、Iwが、夫々目標値Iut、Iwtになるような電流制御により行われる。具体的には、第1アーム回路のスイッチ素子53、54のスイッチングのタイミングは、線電流Iuに基づいて決定され、第2アーム回路のスイッチ素子55、56のスイッチングのタイミングは、線電流Iwに基づいて決定される。即ち、制御回路9は、各アーム回路毎に指令値Iut、Iwtを作成し、各アーム回路のスイッチ素子のスイッチタイミングを制御する。
制御回路9は、自立運転を行う場合は、インバータ回路5を、PWM(Pulse Width Modulation)制御にしたがって各スイッチ素子51〜54を周期的に導通/遮断し、太陽電池から出力される直流電力を単相の交流電力に変換する。これにより、インバータ回路5は、変換した単相の交流電力をU相線LuとW相線Lwとに出力する。
自立運転を行う場合のPWM制御は、フィルタ回路6より後段のU相線LuとW相線Lwとに印加される電圧V(或いは、配線La、Lb間の電圧)を検出し、この電圧Vが、目標値Vtになるような電圧制御により行われる。具体的には、第1アーム回路のスイッチ素子53、54、及び第2アーム回路のスイッチ素子55、56のスイッチングのタイミングは、電圧Vに基づいて決定される。即ち、制御回路9は、両第1、第2アーム回路に共通の指令値Vtを作成し、両第1、第2アーム回路のスイッチ素子のスイッチタイミングを制御する。
以上のように、第1の実施形態によれば、自立運転時には三相の交流電力ではなく、単相の交流電力を供給するため、単相の交流電力にて動作する負荷を容易に利用することができる。
また、ハーフブリッジ型の三相インバータ回路により、自立運転を行う場合に、三相の交流電力を生成し、各相の交流電力から単相の交流電力を取り出して負荷に電力を供給すると、各相に接続される負荷が平衡していない場合、コンデンサ51、52の電圧バランスが崩れて負荷へ電力の供給ができなくなる(即ち、接続する負荷が大きく制限される)。しかしながら、第1の実施例においては、自立運転を行う場合に、フルブリッジ型の単相インバータ回路として動作するため、コンデンサ51、52の電圧バランスを気にすることなく動作できるため、様々な負荷を利用することができる。
また、第1の実施形態では、系統連系用リレー7と自立運転用リレー8とに開閉式の接片を有するリレーを用いる例を説明したが、複数の出力経路の内1つを選択して切り替える切替式の接片を有するリレーを用いても良い。図2は切替式の接片を有する切替式リレー70を用いた場合の接続を示す図である。図2に示す切替式リレー70は、切替式の接片を3つ有している。切替式リレー70は、各接片の入力側接点と各入力側接点に対応する2つの出力側接点の内1つとを選択して接続することにより出力経路を切り替える。
切替式リレー70の各入力側接点には夫々の出力線Lu、Lw、Lvが接続され、2つの出力側接点の内一方には夫々商用電力系統3に接続される出力線Lu、Lw、Lvが接続される。また、2つの出力側接点の内他方には負荷10に接続される配線La、Lbが接続され、切替式リレー70の接片の接続先を切り替えることによりインバータ回路5により変換された交流電力の供給先を切り替えることができる。具体的には、出力線Lu、Lwに接続される出力側接点に配線La、Lbが接続され、出力線Lvに接続される出力側接点には何も接続されず開放状態になっている。自立運転時には、第1、第2アーム回路に接続される出力線Lu、Lwから配線La、Lbに交流電力が供給される。
切替式リレー70は、連系運転を行う場合にインバータ回路5と商用電力系統3とを接続するように、自立運転を行う場合など連系運転を行わない場合にインバータ回路5と負荷10とを接続するように接片を切り替える。切替式リレー70は、出力線Lu、Lv、Lw及び配線La、Lbに介在することになり、系統連系用リレーと自立運転用リレーを兼ねることになる。
リレー71は、3つの開閉式の接片を有し、この3つの接片は、出力線Lu、Lv、Lwに介在している。リレー71は、系統連系装置2と商用電力系統3及び負荷10とを切り離すためのものである。リレー71は、インバータ回路5が動作する際(連系運転時、及び自立運転時を含む)に出力線Lu、Lv、Lwを接続状態にし、インバータ回路5が停止する際に出力線Lu、Lv、Lwを開放状態にする。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、インバータ回路5に、ハーフブリッジ型の三相インバータ回路を適用したが、第2の実施形態では、フルブリッジ型の三相インバータ回路を適用する例について述べる。図3は、第2の実施形態に係る太陽光発電システム100bを示す構成図である。
フルブリッジ型の三相インバータ回路5aは、コンデンサ51、52からなる直列回路に変えて、コンデンサ59と、2つのスイッチ素子57、58を直列に接続した第3アーム回路とを用いる。フルブリッジ型の三相インバータ回路5aは、これらのコンデンサ59、及び第3アーム回路と、第1アーム回路、及び第2アーム回路とを並列に接続することで構成される。このときV相線Lvは、第3アーム回路の2つのスイッチング素子57、58の接続点に接続される。
連系運転を行う場合のPWM制御は、U相線電流Iu、W相線電流Iw、及びフィルタ回路6aより後段のV相線Lvを流れる電流(以下、V相線電流Iv)とを検出し、線電流Iu、Iv、Iwが、夫々目標値Iut、Ivt、Iwtになるような電流制御により行われる。具体的には、第1アーム回路のスイッチ素子53、54のスイッチングのタイミングは、線電流Iuに基づいて決定され、第2アーム回路のスイッチングのタイミングは、線電流Iwに基づいて決定され、第3アーム回路のスイッチングのタイミングは、線電流Ivに基づいて決定される。即ち、制御回路9は、各アーム回路毎に指令値Iut、Ivt、Iwtを作成し、各アーム回路のスイッチ素子のスイッチタイミングを制御する。
自立運転を行う場合のPWM制御は、フィルタ回路6より後段のU相線LuとW相線Luに印加される電圧V(或いは、配線La、Lb間の電圧)とを検出し、この電圧Vが、目標値Vtになるような電圧制御により行われる。第1アーム回路のスイッチ素子53、54、及び第2アーム回路のスイッチ素子55、56のスイッチングのタイミングは、電圧Vに基づいて決定され、第3アーム回路のスイッチング素子57、58は遮断(OFF)状態に制御される。即ち、制御回路9は、配線La、Lb分岐する出力線Lu、Lw線に接続される2つのアーム回路(第1、第2アーム回路)に共通の指令値Vtを作成し、第1、第2アーム回路のスイッチング素子53〜56のスイッチタイミングを制御する(PWM制御する)。また、配線La、Lbの分岐のない出力線Lvに接続されるアーム回路のスイッチ素子57、58を遮断する。
以上のように、第2の実施形態によれば、自立運転時には三相の交流電力ではなく、単相の交流電力を供給するため、単相の交流電力にて動作する負荷を容易に利用することができる。
また、第2の実施形態において、3本の出力線Lu、Lv、Lwから夫々配線Lc、La、Lbを分岐し、この3本の配線から2本の配線を選択して負荷へ接続し、単相の交流電力を負荷へ供給するようにしても良い。このようにしても実質、3本の出力線の内2本の出力線が夫々分岐することになる。図4は、2本の配線を選択する選択回路80の接続を示す図である。
図4に示すように、選択回路80は、自立連系用リレーを兼ねており、4つの切片81〜84を有している。接片81の一端は、配線Laに接続され、他端は、負荷10の一端に接続されている。接片82の一端は、配線Lcに接続され、他端は、負荷10の他端に接続されている。接片83の一端は、配線Lcに接続され、他端は負荷10の一端に接続されている。接片84の一端は配線Lbに接続され、他端は負荷10の他端に接続されている。
接片81、82を閉じ、接片83、84を開くと配線Lc、Laから単相の交流電力を負荷10に供給可能になり、第2アーム回路を休ませることができる。また、接片81、82を開き、接片83、84を閉じると配線Lc、Lbから単相の交流電力を負荷10に供給可能になり、第1アーム回路を休ませることができる。また、接片81、84を閉じ、接片82、83を開くと配線Lb、Laから単相の交流電力を負荷10に供給可能になり、第3アーム回路を休ませることができる。また、接片81〜84を全て開くとインバータ回路5と負荷10とを切り離すことができる。
このように3本の配線から2本の配線を選択できるようにすることで、動作するアーム回路を選択することができる。このため、第1、第2、第3アーム回路の内1つを休ませることができる。
また、自立運転毎、或いは決められた自立運転の運転回数毎に、選択する配線(PWM制御で利用されるアーム回路)を変えると、平均的にスイッチ素子53〜58を利用することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、以上の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
例えば、本実施形態において、直流電源として太陽電池1を利用する例を挙げたが、例えば、燃料電池や蓄電池など、その他の直流電源を利用することもできる。

1 太陽電池
2 系統連系装置
3 商用電力系統
4 昇圧回路
5 インバータ回路
6 フィルタ回路
7 系統連系用リレー
8 自立運転用リレー
9 制御回路
10 負荷

Claims (5)

  1. 直流電力をU相、V相、W相を有する三相の交流電力へ変換し、該交流電力をU相線、
    V相線、W相線の3本の出力線に出力するインバータ回路と、
    前記3本の出力線に介在し、商用電力系統と前記インバータ回路との接続/解列を行う
    系統連系用リレーと、
    前記3本の出力線の内2本の出力線から夫々分岐し、自立運転用リレーを介して負荷と
    接続される配線と、を備え、
    前記商用電力系統と前記インバータ回路とが連系運転を行う場合に、前記系統連系用リ
    レーを接続し、前記自立運転用リレーを解列し、前記インバータ回路は、前記三相の交流
    電力を前記商用電力系統へ重畳し、
    前記商用電力系統から前記インバータ回路を切り離して前記負荷へ電力を供給する自立
    運転を行う場合に、前記系統連系用リレーを解列し、前記自立運転用リレーを接続し、前
    記インバータ回路は、前記直流電力を単相の交流電力に変換して前記配線に出力すること
    を特徴とし、
    前記商用電力系統は、V相が接地されるV結線の電源系統であり、前記インバータ回路
    は、2つのスイッチ素子を直列接続した第1アーム回路と、2つのスイッチ素子を直列接
    続した第2アーム回路と、2つのコンデンサを直列接続した直列回路と、を並列接続して
    なり、
    前記第1アーム回路の2つのスイッチ素子の接続点と前記U相線とが接続され、
    前記第2アーム回路の2つのスイッチ素子の接続点と前記W相線とが接続され、
    前記直列回路の2つのコンデンサの接続点と前記V相線とが接続され、
    前記U相線と前記W相線から前記配線が分岐することを特徴とする請求項1に記載の系
    統連系装置。
  2. 前記連系運転を行う場合は、前記第1アーム回路のスイッチ素子のスイッチングのタイ
    ミングを、前記U相線に流れる線電流に基づいて決定し、前記第2アーム回路のスイッチ
    素子のスイッチングのタイミングを、前記W相線に流れる線電流に基づいて決定し、
    前記自立運転を行う場合は、第1アーム回路のスイッチ素子、及び第2アーム回路のス
    イッチ素子のスイッチングタイミングを、前記U相線とW相線とに印加される電圧に基づ
    いて決定することを特徴とする請求項に記載の系統連系装置。
  3. 直流電力をU相、V相、W相を有する三相の交流電力へ変換し、該交流電力をU相線、
    V相線、W相線の3本の出力線に出力するインバータ回路と、
    前記3本の出力線に介在し、商用電力系統と前記インバータ回路との接続/解列を行う
    系統連系用リレーと、
    前記3本の出力線の内2本の出力線から夫々分岐し、自立運転用リレーを介して負荷と
    接続される配線と、を備え、
    前記商用電力系統と前記インバータ回路とが連系運転を行う場合に、前記系統連系用リ
    レーを接続し、前記自立運転用リレーを解列し、前記インバータ回路は、前記三相の交流
    電力を前記商用電力系統へ重畳し、
    前記商用電力系統から前記インバータ回路を切り離して前記負荷へ電力を供給する自立
    運転を行う場合に、前記系統連系用リレーを解列し、前記自立運転用リレーを接続し、前
    記インバータ回路は、前記直流電力を単相の交流電力に変換して前記配線に出力すること
    を特徴とし、
    前記インバータ回路は、2つのスイッチ素子を直列接続した第1アーム回路と、2つの
    スイッチ素子を直列接続した第2アーム回路と、2つのスイッチ素子を直列接続した第3
    アーム回路と、を並列接続してなり、
    前記第1アーム回路の2つのスイッチ素子の接続点と前記U相線とが接続され、
    前記第2アーム回路の2つのスイッチ素子の接続点と前記W相線とが接続され、
    前記第3アーム回路の2つのスイッチ素子の接続点と前記V相線とが接続され、
    前記自立運転を行う場合に、前記配線の分岐のない出力線に接続される前記アーム回路
    のスイッチ素子を遮断し、前記配線の分岐する出力線に接続される前記アーム回路のスイ
    ッチング素子をPWM制御して前記単相の交流電力を前記配線に供給することを特徴とす
    る系統連系装置。
  4. 前記3本の出力線の中から夫々配線を分岐し、3本の前記配線から前記2本を選択して
    負荷へ接続する選択回路を備えることを特徴とする請求項に記載の系統連系装置。
  5. 前記自立運転毎、或いは決められた前記自立運転の運転回数毎に、前記選択回路により
    選択される配線を変えることを特徴とする請求項に記載の系統連系装置。
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