JP5883375B2 - 制御信号伝送装置および伝送制御方法 - Google Patents

制御信号伝送装置および伝送制御方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、放送局の放送機器等の制御信号伝送装置および伝送制御方法に関
する。
放送局では番組時刻表に従って番組放送に係わる多数の放送機器間接続先の切り替え、
動作開始、停止などの制御が一斉に行われる。各機器でこれらの動作制御信号は、切替タ
イミングまでに確実に受信される様にリアルタイム伝送と呼ばれる伝送方式が用いられる
(例えば、特許文献1。)。リアルタイム伝送では機器間で着実に信号が伝送されるよう
トークンパッシング方式が採られるものがあるが、伝送プロトコルが複雑になる。また、
伝送網にアクセスする機器の全ノードに順番にトークン(送信権)を渡すため、制御信号
の伝送対象以外の機器のノードとも通信するので実行上のスループットが低くなる。
現在では、放送機器数が増大し、制御装置側からコマンドの信号を送信すると全数の応
答に時間が掛かるため、上記のトークンを用いる方法では物理的な伝送速度を上げること
も行われているが、対応が困難になりつつあり更に高速で効率的な制御信号の伝送装置、
伝送制御方法が求められるようになってきた。
この問題を解決するために、共通の伝送路で複数機器が通信するマルチプルアクセスが
効率的に実施出来るために広く使われているCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Ac
cess/Collision Detect)方式を採用した制御信号伝送システムの導入も行われている。し
かし同方式は、パケット衝突などにより信号が不達となる可能性があるので、制御信号が
被制御側に正しく受信されたことを送信側で確認するための受信側からの返信信号である
ACK応答が制御側で受信出来無い場合に再送を行うことが必須となる。
また、制御信号を伝送する場合、ネットワーク障害を避けるため伝送路を2重化する方
策が採られるが、重複削除などの確認応答がその分複雑になり制御信号の伝送制御が複雑
となる。
図11は、2重伝送系でACK応答を用いて制御信号を伝送する制御信号伝送装置の処
理手順を説明する機能ブロックである。
図11において、制御側機器の送信側のアプリケーションTAは被制御側機器のアプリ
ケーションRAとの間で系統Aと、系統Bとからなる2重化伝送路200にそれぞれの伝
送路に対応して、データを送受信するトランシーバ106a、106b、107a、10
7bを介してコマンドを送信し、ACK応答を受信する確認手順を実行している。
制御装置側では、2重化部101からトランシーバ106までが信号伝送装置として機
能し、被制御装置側では、トランシーバ107から統合部111までが伝送装置として機
能する。ここでは、これらの伝送装置と、2重化伝送路200とを制御信号伝送装置とし
て説明を行う。
アプリケーションTAから送出されたコマンドは2重化部101で2つの独立した系統
A、系統Bに分離され、送達確認部102へ出力される。A、B両系統はそれぞれの系統
でコマンドが被制御側機器へ伝送され、ACK送信部108a、108bで各系統毎にコ
マンドが受信された場合はACK応答がトランシーバ106、107を介して返信される
と共に受信弁別部109a、109bへそのコマンドが出力される。
受信弁別部109a、109bは、そのコマンドの識別情報を判読し、以前に重複して
受信しているか、又はいないかを調べ、重複している場合は廃棄し、いない場合は更に統
合部111へ出力する。統合部111は、系統Aか、系統Bのいずれか一方の系統から入
力するコマンドの1つを採用し他方を廃棄し、採用した系統からのコマンドを受信側のア
プリケーションRAへ通知する。
また、送達確認部102では、送信処理部103が、2重化部101を介して受信した
コマンドに識別情報を付与して、トランシーバ106を介して送信すると共にそのコマン
ドをACK応答を受信するまでバッファする。そして図示しないが内部タイマにより所定
のタイミングまでにACK応答が受信されれば新たなコマンドを送信し、ACK応答が無
ければそのコマンドを再送する。
この以上の処理手順は、原則的なものではあるが送達確認部102から受達確認部11
0の間の受信確認処理は同じ内容が行われるので、プログラム処理が重複し、更に同じコ
マンドを2回受信するので一方を廃棄しなければならない。このため、信号処理が複雑化
するのみならず、ネットワークレイヤの下位でもメモリを始めとして、ハードウェア資源
が大きくなる問題があった。
特開2011−61623号公報
リアルタイム伝送を確保するためにコマンド、メッセージの送達確認を行う場合、伝送
路を2重化すると受信確認や重複受信データの削除のための信号処理が複雑になるのみな
らず、メモリなどハードウェア資源が大きくなる問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、ハードウェア資源を抑えリアルタイム伝送を確保す
る2重化伝送系の制御信号伝送装置と伝送制御方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本実施形態の制御信号伝送装置の伝送制御方法は、バッフ
ァメモリを備える送信手段と、メモリとリストバッファとリング状のカウンタバッファと
を備える受信手段と、第1、第2の伝送系統とを備え、放送局で垂直同期信号を基準とし
て番組送出の切替に係わるコマンドやデータの制御情報のパケットを、伝送媒体とトラン
シーバとをそれぞれ有する前記第1、第2の伝送系統を介して制御装置側から送信し、送
信先の被制御装置側からACK応答を受信しない場合、制御装置側から当該制御情報パケ
ットの再送をする制御信号伝送装置の伝送制御方法において、前記制御装置側に設置され
る前記送信手段は、前記制御装置から所定の初期化待機時間以上前記コマンドが入力され
ない場合、前記バッファメモリに一時記憶保持している前記制御情報をクリヤして前記バ
ッファメモリを初期状態とし、前記クリヤ以降に前記被制御装置が前記切替を行う垂直同
期フィールドよりも所定の周期以上前の垂直同期フィールドから前記制御装置より入力さ
れる前記各コマンドにそのクリヤしたタイミングおよび連続する新たなID番号を組合せ
たそれぞれの識別情報を付与した前記制御情報パケットを生成して前記バッファメモリに
記憶保存し、前記生成された各パケットを前記所定の周期前の垂直同期フィールドから垂
直同期フィールド毎に前記第1、第2の伝送系統を介して前記被制御装置へ並列送信する
と共に、その送信後前記所定のフィールド回数よりも1回少ない回数が経過しても前記送
信したパケットに対するACK応答を前記いずれかの伝送系統から受信しない場合、その
再送を取りやめ、前記被制御装置側に設置される前記受信手段は、前記所定の初期化待機
時間以上前記第1、第2のいずれかの伝送系統からも前記制御情報パケットの受信が無い
場合、前記メモリに記憶された前記クリヤのタイミングと、前記リストバッファに記憶さ
れた各ID番号と、前記各カウンタバッファに記憶されたID番号の最大値とをクリヤし
て前記メモリ及び前記各バッファを初期状態として新たに前記制御情報パケットを受信し
、前記第1、第2のうち少なくとも一つの伝送系統から前記制御情報パケットを受信した
場合、前記制御制御装置に向けて前記第1、第2の伝送系統を介してACK応答を並列送
信し、前記垂直同期信号を参照して前記受信した各前記制御情報パケットの前記識別情報
を判読し、現在受信した前記制御情報パケットの前記ID番号を前記バッファが記憶する
リストと参照し、一致するものが無い場合は、新たに受信したコマンドと判定して前記タ
イミング情報をメモリに記憶し、受信した前記ID番号をリストして記憶するリストバッ
ファに記憶し、更に、現在の同期フィールドから溯り最古となる周期の前記所定の同期フ
ィールドまで各同期フィールドに対して準備されるリング状の前記カウンタバッファへ前
記各同期フィールドで受信した前記ID番号の最大値を記憶し、前記最古となる同期フィ
ールドに準備された前記カウンタバッファに記憶される最大番号のIDまでは既に連続し
て受信済みとして前記リストバッファのリストを更新し、一致するものが有る場合は、既
に受信済みとして当該パケットを廃棄することを特徴とする。
また、本実施形態の制御信号伝送装置は、放送局で垂直同期信号を基準として番組送出
の切替に係わるコマンドやデータの制御情報パケットを、伝送媒体とトランシーバとをそ
れぞれ有する第1、第2の伝送系統を介して制御装置側から送信し、送信先の被制御装置
側からACK応答を受信しない場合、制御装置側から当該制御情報パケットの再送をする
制御信号伝送装置において、前記制御装置に設置され、自己の内部タイマを参照して前記
制御装置から所定の初期化待機時間以上前記コマンドが入力されない場合、前記制御情報
を記憶保持しているバッファメモリをクリヤして前記バッファメモリを初期状態とし、前
記クリヤ以降に前記被制御装置が前記切替を行う垂直同期フィールドよりも所定の周期以
上前の垂直同期フィールドから前記制御装置より入力される前記各コマンドにそのクリヤ
したタイミングおよび連続する新たなID番号を組合せたそれぞれの識別情報を付与した
前記制御情報パケットを生成して前記バッファメモリに記憶保存し、前記生成された各パ
ケットを前記所定の周期前の垂直同期フィールドから垂直同期フィールド毎に前記第1、
第2の伝送系統を介して前記被制御装置へ並列送信すると共に、その送信後前記所定のフ
ィールド回数よりも1回少ない回数が経過しても前記送信したパケットに対するACK応
答を前記いずれかの伝送系統からも受信しない場合、その再送を取りやめる前記制御装置
側の送信手段と、前記被制御装置に設置され、自己の内部タイマを参照して前記所定の初
期化待機時間以上前記第1、第2のいずれかの伝送系統からも前記制御情報パケットの受
信が無い場合、前記メモリに記憶された前記クリヤのタイミングと、前記リストバッファ
に記憶された各ID番号と、前記各カウンタバッファに記憶されたID番号の最大値とを
クリヤして前記メモリと前記両バッファを初期状態として新たに前記制御情報パケットを
受信し、前記第1、第2のうち少なくとも一つの伝送系統から前記制御情報パケットを受
信した場合、前記制御制御装置に向けて前記第1、第2の伝送系統を介してACK応答を
並列送信し、前記垂直同期信号を参照して前記受信した各前記制御情報パケットの前記識
別情報を判読して、現在受信した前記制御情報パケットの前記ID番号を前記リストバッ
ファが記憶するリストと参照し、一致するものが無い場合は、新たに受信したコマンドと
判定して前記クリヤのタイミング情報を前記メモリへ記憶し、受信した前記ID番号をリ
ストして記憶する前記リストバッファに記憶し、更に、現在の同期フィールドから溯り最
古となる周期の前記所定の同期フィールドまで各同期フィールドに対して準備されるリン
グ状の前記カウンタバッファに前記各同期フィールドで受信した前記ID番号の最大値を
記憶し、前記最古となる同期フィールドに準備された前記カウンタバッファに記憶される
最大番号のIDまでは既に連続して受信済みとして前記リストバッファのリストを更新し
、前記リストと参照し、一致するものが有る場合は、既に受信済みとして当該パケットを
廃棄する前記被制御装置側の受信手段とを具備することを特徴とする。
本実施形態に係わる制御信号伝送装置の基本動作を説明する機能ブロック図。 本実施形態の制御信号伝送装置における基本処理手順を説明するシーケンス図。 制御信号伝送装置の基本処理手順を説明する機能ブロック図。 コマンドとACK信号のパケットのフレーム構成の概念図。 放送局のスタジオシステムでのコマンド送信パターンを示す概念図。 送達確認部の詳細機能ブロック図。 受達確認部の詳細機能ブロック図。 受信したコマンドが既受信か、または新しく受信したかを判定してアプリケーションへ伝える基本処理手順を説明するフローチャート。 統合受信弁別部およびID情報バッファの動作手順を説明するための機能ブロック図。 コマンドの送受信と区間IDバッファ、および周期バッファの動作を説明するシーケンス図。 2重伝送系でACK応答を用いる制御信号伝送装置の処理手順を説明する機能ブロック図。
以下実施形態の制御信号伝送装置を図面を参照して説明する。
図1は、本願発明の実施形態に係わる制御信号伝送装置の基本動作を説明する機能ブロ
ック図である。
図1において制御伝送装置CXは、送信側アプリケーションTAによって入力されるコ
マンド・データを送信する送信ノードCSと、送信されたコマンド・データを受信し、受
信側アプリケーションRAへ出力する受信ノードCRと、これらの両ノードの間を接続す
る伝送路Lとを備えている。ここでは、放送局のスタジオ等に収容される複数の放送機器
の間の制御信号を伝送する制御伝送装置を代表的な実施形態として機能構成や動作、及び
処理手順を説明する。
送信側となる制御装置としては、放送局のスタジオシステムのスイッチャやスイッチャ
に接続される複数の放送機器に対して切替や、動作の開始および停止を指示するコマンド
、データを送信するAPC(自動番組送出制御装置)の中央制御装置が代表的である。ま
た、受信側の被制御装置としては、スイッチャや、コンテンツを収録しているビデオサー
バー等が対象である。このスタジオシステムは、放送信号の垂直同期タイミングを基準と
して多くの装置が一斉に切替動作等を実施する。
従って、図1には表示されていないが、伝送路Lには複数の被制御装置が接続され、制
御装置側から、それぞれの被制御装置に対してCSMA/CDのプロトコルでコマンドが
送信され、受信側の被制御装置からそのコマンドを受信した場合受信確認を通知するAC
K応答を返信する。
送信側アプリケーションTAは、被制御装置が実施する動作タイミングよりも所定の垂
直同期フレームのN回分(ここでは3回)先立つ同期フレームから送信ノードCSにコマ
ンドを出力する。送信ノードCSは、受信ノードCRとの間でACK応答手順を実施し、
ACK応答が得られない場合の再送制御は両ノード間で送受信側のアプリケーションによ
らず制御信号伝送装置内の確認手順として実施される。
さて、コマンドが入力された送信ノードCSは、送達確認部1の送信処理部11が識別
情報(ID)を付された所定のパケットフォーマットに整えたコマンド信号を2重送信部
13へ出力し、2重送信部13は、コマンド信号を並列化して系統A、Bの各トランシー
バ14a、14bへ出力する。
受信側ノードCRでは、伝送路Lを介してコマンド信号を系統A、Bの各トランシーバ
24a、24bが受信し、ACK信号受信部22へ転送する。
ACK信号受信部22は、各トランシーバ24a、24bからコマンド信号を受信する
と、統合受信弁別部21へ転送すると共に、直ちにIDが記述されたACK応答信号を生
成し2重送信部23へ出力する。2重送信部23はACK信号を並列出力し、系統A、B
の各トランシーバ24a、24bから送信側ノードCSへ向けて返信する。統合受信弁別
部21は、受信したコマンドのIDを判読して、例えば先に到着したコマンドを更に受信
アプリケーションへ出力する一方、重複受信したコマンドを廃棄する。
系統A、Bの各トランシーバ14a、14bは、ACK応答信号を受信するとACK受
信部12へ転送し、ACK受信部12は、その受信を送信処理部11へ通知する。通知を
受けた送信処理部11は、再送に備えバッファしていたコマンドをクリヤする。また、コ
マンド送信後、所定の時間が経過してもACK信号を受信しない場合、送信処理部11は
、そのコマンドを次のフレームフィールドで再送する。
この制御信号伝送装置CXは、図11に示される構成に比べ、送達確認部1と、受達確
認部2とが1つだけになり、構成が少なくハード資源が節約されている。
図2は、本実施形態の制御信号伝送装置における基本処理手順を説明するシーケンス図
、図3は、制御信号伝送装置の基本処理手順を説明する詳細な機能ブロック図である。図
4は、コマンドとACK信号のパケットのフレーム構成の概念図である。
以下、図2〜図4を参照して制御信号伝送の基本処理手順の説明を行う。
図3に示される機能ブロック図は、図1を元にするもので重複部分は説明を省略する。
送信ノードCS、受信ノードCR共に、本体装置である制御装置と、被制御装置にそれぞ
れI/F部19、29を介して接続される。多くは、本体のCPU(図示せず)とデータ
を出入可能なバスラインを介して接続される。
また、図示されている部分は、制御装置TA側からのコマンド又は、データを送信する
場合の機能構成表示であるが、反対に被制御装置RA側がデータを制御装置TAに向けて
送信する場合は、機器の対応関係を逆にすればよい。
図2において、送信ノードCSは、垂直同期「周期0」の開始タイミングt0に続いて
ある被制御装置に向けて送信するコマンドが制御装置アプリケーションTAから入力され
る(ステップs1)。送達確認部1の送信処理部11では、入力されたコマンドのパケッ
トに、図4(a)で示されるコマンドIDフレームfiにコマンドの識別情報として送信
順に並ぶ連続ID番号であるCi(#1)とコマンドの制御情報フレームf4に実行タイ
ミングtaに実行する制御情報とを書き込む。(初期化タグtgを含めた詳細については
後に述べる。)。
そして、このコマンドは、送信側アプリケーションで指定された実行される同期タイミ
ングtaのフィールドより予め決められた「N」(ここでは「3」)周期先行して送信ノ
ードCSの送達確認部1で送受確認用の識別情報の#1が付与されて受信側ノードCRへ
向けて送信される(ステップs2)。また、この送信タイミングt0で送信処理部1に接
続されたタイマ15が起動される。
Nは、最大送信回数でもあり、ここでは、「3」にされるが、被制御装置によってはス
タンバイ時間を長く取る場合や、重要なコマンドである場合は、再送回数を増やすために
先行タイミングがより長く取られてもよい。タイマ15は、コマンド送信後、次の垂直同
期信号の開始タイミングまで(最長で垂直フィールド分の16.6msec)経過しても
ACK信号が受信されないと再送要求を出力し、N(ここでは3)回以上の再送要求とな
るとタイムアウトする。そして、送信処理部11から送信側アプリケーションTAへアラ
ームが返される。
送達確認部1から出力されたコマンドパケットは、2重化部13でA、B系統毎に並列
出力され、それぞれのトランシーバ14a、14bへ入力する。各トランシーバは、ベー
スバンド信号に所定の符号化を施すコーダCDと、コーダ出力を更に伝送路Lに従って光
信号や電気信号、無線信号等に変換して送信する送信機(TX)40と、伝送路L信号を
受信し電気信号に変換する受信機(RX)50、変換された信号を更にベースバンド信号
へ復調するデコーダDECを備えている。
コマンドは2重化された伝送路Lを経て受信側ノードCRの受達確認部2のACK送信
部22にある解読バッファ224でコマンドのID(#1)が読み出される(ステップs
3)。そして、ID(#1)のコマンドが統合受信弁別部21へ出力される。統合受信弁
別部21は、このID(#1)を内部のバッファメモリ(図示せず)に記憶されているI
Dと照合する。そして、記憶されていない場合、内部のバッファメモリにIDを記憶して
から更に被制御装置RA(アプリケーション)へ通知する手順を実施する(ここでは、詳
細説明を略す)。
解読バッファ224から受信したコマンドのID(#1)は、OR回路223を経てA
CK組立バッファ221に通知される。ACK組立バッファ221では、後記の図4(b
)に示される様なコマンドIDフレームfiaにコマンドの識別情報である「#1」が書
き込まれたACK信号のパケットが生成され、送信側ノードCSへ向けて送信される(ス
テップs4)。
送達確認部1では、ACK受信部12のOR手段123を経ていずれか一方の解読バッ
ファ124でID(#1)が付与されたACK信号を受信次第、該当するコマンドのAC
K受信として送信処理部11へ通知され、タイマ15がクリヤされ、新たなコマンド送信
等の次処理を行う(ステップs41)。
受信側ノードCRが、このステップs4のACK信号を送信しても、何らかの理由によ
り送信側ノードCSでACK信号が受信できない場合、送信処理部11のCPU116は
、タイマ15からの再送要求通知により、次の「周期1」でID(#1)のコマンドを再
送する制御を行い(ステップs7)そして、再度受信側ノードCRからは、前述の如く生
成されたACKの信号が再び送信される(ステップs8)。送信側ノードCSでは、この
ACKを受信するとID(#1)に係わる処理を「周期1」内のタイミングで終了する(
ステップs81)。
受信側ノードCRでは、解読バッファ224からID(#1)のコマンドが統合受信弁
別部21転送されるが、既にバッファメモリに記憶されているのでアプリケーションへ伝
える必要は無いので廃棄する(ステップs9)。
図2(b)は、本実施形態と同様にハード資源を節約するために伝送路Lとトランシー
バとだけを2重化し、受信コマンドを先に重複したコマンドであるか否かを判定し、初め
て受信したコマンドであることを確認してからACK応答を送信する処理手順を示したシ
ーケンス図である。
しかし、図2(b)に示す処理手順では、始めにACK信号を送信した際に当該コマン
ドを受信済みと判定しているので、それ以上ACK信号を送ることはしない。従って、受
信側でコマンドが実行されるにも拘わらず、ACKを受信しない送信側からタイムアウト
するまでコマンド再送が不要に繰り返されてしまう問題がある。
これに対し本実施形態の構成に基づく図2(a)に示される処理手順では、コマンド受
信後に応答送信したACK信号が消滅しても、コマンド再送時に重複受信されたコマンド
であっても必ずACK信号が再送信され、送信側ノードでは再送信されたACK信号によ
り所要の終了処理を実行することが出来る。
この様に、本実施形態では、伝送路とトランシーバ部分のみを2重化することに留め、
2重系統化された伝送路からコマンドを受信次第ACK応答を行ってから次に重複したコ
マンドか否かを判定することによりハードウェア資源を少なく抑えた制御伝送装置を提供
することを可能としている。
本実施形態は、放送局のスタジオシステムでは、コマンドを垂直同期信号に同期して送
受信することと、番組コンテンツ切替タイミングに集中してコマンド送信を行う特徴があ
るので更に以下の処理を行うことにより、一層の効率的な再送処理を可能としている。
図5は、放送局のスタジオシステムでのコマンドの送信パターンを示す概念図である。
図5において、t0、t1・・・nt3、ntaは、垂直同期タイミングである。t3
、nt3、ta、・・・ntaは、番組コンテンツ切替のコマンドを一斉に実行する垂直
同期フィールドの開始タイミングである。t3の垂直同期フィールドに3フィールド分先
行するt0で始まるフィールドでは、IDが(C#1)、(C#2)が送信され、次のt
1および、その後のt2で始まるフィールドでは、ACK受信が無かったコマンドの再送
を含めて更に多くのコマンドが制御装置から次々にCSMA/CD手順で各被制御装置に
順次送信される。
つまり、t3フィールドに送信中のコンテンツを送出しているサーバを停止させる、次
に送出するコンテンツを記憶しているサーバをスタンバイさせる、予備のサーバをスタン
バイさせる、またスイッチャに対し、taフィールドで現在送出中のサーバを切り離す、
続くコンテンツを送出するサーバを接続する、その次に送出していたサーバを停止させる
・・・等々の一連の切替コマンドが切替タイミングのt3、taフィールドに3垂直フィ
ールド分先駆けて(前に)送出される。また、ここでは、t2で始まる垂直フィールドで
送信された(c#q)のコマンドがt3で始まるフィールドで再送される場合が点線で示
されている。
更に、例えば、録画プログラムの番組放送の場合、数分間毎にビデオサーバからコンテ
ンツが出力されるが、切り替えに際しては多数のコマンドが連続して送出された後、図5
ではtaのタイミングで切り替えられた後次の切替タイミングであるntaまでのCTで
示される切替間隔は先の数分間と長くなる。その間コマンドは伝送されない。
一方、この番組切替のタイミングnta前後に広告番組が予定されている場合、短い間
隔で切替が次々に行われるのでコマンドもそれに応じて図5では、nt0からバースト状
に多くのコマンドが送信される。
送信側ノードCSから次々にコマンドが送信され、受信側のノードCRでも、自分宛に
多くのコマンドが連続して入力される。単純にコマンドに連続番号の様なIDを割り付け
る前述の説明であったが、コマンドが再送されてきた場合前後が入れ替わる場合もある。
この様に被制御装置側では受信したコマンドが重複しているかどうかを効率よく判別して
、再送コマンドとして取り込むか、または廃棄するかの処理をしなければならない。
図6は、送達確認部の詳細機能ブロック図、図7は、受達確認部の詳細機能ブロック図
である。
以下、図6、図7を参照してコマンドの識別情報の処理方法について説明する。図6に
おいて送達確認部1は、バスラインで相互接続された、CPU116、組立バッファ11
1、送信バッファ112、ID情報バッファ113、タイマ15、解読バッファ124a
、124bと、バスラインに設けられたトランシーバ14からの入力ポート、2重化部1
3への出力ポートとを備えている。
CPU116は、内部の送達確認プログラムによりこれらの各構成との間のデータ入出
力制御を行う。CPU116、組立バッファ111、送信バッファ112と、ID情報バ
ッファ113とは送信処理部11を構成する。また、解読バッファ124aと解読バッフ
ァ124bとは、ACK受信部12を構成する。
各バッファは、大容量の共通メモリ素子を機能ブロック化して用いても良く、組立バッ
ファ111、解読バッファ124は、所定のビット割付をしたレジスタを構成するもので
も良い。送信バッファ112は、組立バッファ111で構成されたコマンドパケットをA
CK応答を受信するまで記憶保存する。ID情報バッファ113は、コマンド毎に割り当
てられた後述のID情報をリスト記憶するバッファである。CPU116は、トランシー
バ14を経由して受信し解読バッファ124でバッファされたACKパケットに記述され
たIDをID情報バッファ113と比較照合する。そして、一致した場合、送達確認が出
来たとして送信バッファ112とID情報バッファ113で保存中の当該コマンド情報を
クリヤする。
図7において受達確認部2は、バスラインで相互接続された、CPU216、ACK組
立バッファ221、受信バッファ212、ID情報バッファ211、タイマ25、解読バ
ッファ224a、224bと、バスラインに設けられたトランシーバ24からの入力ポー
ト、2重化部への出力ポートとを備えている。
CPU216は、内部の送達確認プログラムによりこれらの各構成との間のデータ入出
力制御を行う。CPU216、受信バッファ212と、ID情報バッファ211とは、統
合受信弁別部を構成する。解読バッファ224a、224bと、ACK組立バッファ22
1とはACK送信部22を構成する。
上記の各バッファは、大容量の共通メモリを機能ブロック化して割り当てても良く、A
CK組立バッファ221、解読バッファ224は、所定のビット割付をしたレジスタを構
成するものでも良い。
ID情報バッファ211は、コマンド毎に割り当てられた後述の各種のID情報をリス
ト記憶するバッファであり、2重化されたいずれかの一方から受信したコマンドのID番
号を小さいものから大きい番号の順にリスト化して記憶する。
ACK応答は、ID情報バッファ211で記憶されているかいないかに係わらず、受信
して識別情報を確認したパケットに対してACKを返送する。CPU216は、トランシ
ーバ24を経由して受信し解読バッファ224でバッファされたコマンドに記述されたI
DをID情報バッファ211と比較照合する。そして、一致した場合、重複受信したコマ
ンドとして当該コマンド情報をクリヤする。リストに掲載されて居らず初めて受信したと
判断されたものであれば、インタフェース部29を介して上位の受信アプリケーションに
転送し、既に受信されたものであればこのリストに掲載されているので後から受信したパ
ケットを廃棄する。
上述の制御信号伝送装置は、伝送路とトランシーバ部分のみを2重化することに留め、
2重系統化された伝送路からコマンドを受信次第、ACK応答を行ってから次に重複した
コマンドか否かを判定することによりハードウェア資源を少なく抑えている。
この制御信号伝送装置の様な2重化経路でACK応答を確認する伝送確認方法では、I
D情報バッファ211が、受信したコマンドのIDをリスト化して記憶するためにID番
号を記憶するバッファメモリ容量を予め大きく備えなければならない。
放送局では、番組切り替えタイミングの前後で、垂直同期毎に数多くのコマンドを連続
して送出する。しかし、一連のコマンドにより広告を含めた番組の切替イベントが実行さ
れると、視聴上の不快さを避けるため、その後更に継続してコマンドが送出されることは
なく、例えば、1分間以内に次の新たな番組切替イベントのコマンドは出されない。
そこで、送信処理部1のCPU116、受信処理部2のCPU216は、それぞれタイ
マ15、25を参照して最後のコマンドの送信、受信後1分以上経つても新たにコマンド
の送受信が無い場合(図5のcrが1分以上経過した場合)、送信側では、図5のリセッ
トタイミングRPに連続ID番号をそれぞれ一旦クリヤし、受信側でもID情報バッファ
211をクリヤする。
この1分間は、初期化設定待機時間として予め設定される値であって、番組切替の一連
のコマンドが連続して送出された後、次の新たな番組に切替るコマンド送出開始までの最
短時間以上であれば良く、必ずしも1分間に限定されることは無い。タイマ15、25は
、先に述べた垂直同期信号に関わる計時機能に加え、コマンド送受信後経過した計時機能
を備えているクロックカウンタである。
制御装置側から送信されるコマンドは、制御装置から送信ノードCSへ入力されるコマ
ンドに連動している。タイマ15は、被制御装置へ向けてコマンドが送信されるタイミン
グを監視するか、又は、制御装置から送信ノードCSへコマンドが入力されるタイミング
を監視して1分以上経過しても新しいコマンドの送信又は入力が無い場合クリヤするため
のタイムアウト信号を出力する。
送信側は、リセット(クリヤ)後、コマンドに付与する識別(ID)番号を#1から再
開する処理を行うことによりIDの番号数を少なく抑えてバッファメモリ容量を少なくす
ると共に、受信側でもバッファメモリ容量とリストとの参照時間を少なく抑える効果を生
み出している。
図8は、CPU216が制御する受信したコマンドが既受信か、または新しく受信した
かを判定してアプリケーションへ伝える基本処理手順を説明するフローチャートである。
図8において、初期リセット(ステップs11)を行うとID情報バッファ211がク
リヤ(ステップs12)される。そしてコマンドを受信するとID情報バッファ211を
参照し(ステップs13)リストに無い場合(ステップs14がNo)は、受信したコマ
ンドID番号をID情報バッファ211に書込記憶(ステップs15)する。
そして、当該コマンドを受信アプリケーションへ通知し(ステップs16)待機する。
待機時間1分以内に次のコマンドを受信しない場合(ステップs17がNo)は、ID情
報バッファ211がクリヤされる(ステップs12)。
一分以内に受信した(ステップs17がYes)場合は、ID情報バッファ211を参
照し(ステップs13)そのコマンドIDが受信済みか否かを調べ、もし受信済みであれ
ば(ステップs14がYes)廃棄し(ステップs18)、次のコマンドの受信待機をす
る。
本実施形態では、上記ステップs17にあたる受信判定の構成と処理手順を以下の様に
してID情報バッファでのコマンド記憶管理を行い、更にバッファ記憶容量を少なくして
いる。
図9は、統合受信弁別部21とID情報バッファ211との動作手順を説明するための
機能ブロック図である。
ID情報バッファ211は、初期化タグ記憶部2111、区間IDバッファ2112、
周期バッファ2113を備えている。
初期化タグとは、図5のリセットタイミングにID番号を初期化した際の時刻を示すタ
イムタグである。送信(制御)側では、コマンドを受信(被制御)側へ図4(a)に示さ
れるようにこの初期化タグtgと連続ID番号ci(#1、#2・・・)とを組にして送
信する。
受信側では、受信バッファ212でバッファされたコマンドを初期化タグtgと連続I
D番号ci(#1、#2・・・)とに分離しそれぞれ初期化タグ記憶部2111と区間I
Dバッファ2112とに書込記憶する。
CPU216は、垂直同期信号を参照し、受信するコマンドから周期バッファ2113
に、ここでは最新の垂直同期フィールド3フィールド分(現周期0V、1つ前の周期―1
V、2つ前の周期―2V)それぞれで受信した連続ID番号ciの最大値を書込み記憶す
る制御を行う。図8のステップs12のID情報バッファのクリヤは、ID情報バッファ
211は、初期化タグ記憶部2111、区間IDバッファ2112、周期バッファ211
3の3つについて行われる。
図10は、コマンドの送受信と受信側の区間IDバッファ2112、周期バッファ21
13の動作について説明するシーケンス図である。
図10(a)は、送信側のアプリケーション、送受信各ネットワークプロトコル層、受
信側アプリケーションを通してのコマンドとACK信号の授受、図10(b)は、区間I
Dバッファ2112、周期バッファ2113の記憶データについてのリストを示している
この事例は、ID番号#1、#2、#3のコマンドciが、ACK未受信、コマンド未
受信などの受信障害が発生するため、受信側でのIDが番号順に受信できない場合の対応
手順を示している。以下プロセス番号P0〜P9に亘り段階的に動作説明する。
P0:初期化リセット(クリヤ)される。この垂直同期フィールドでは最初に区間ID
バッファ2112と周期バッファ2113とは、いずれも空(0)状態になって新しい番
組切替処理サイクルとなる。また、初期化タグ記憶部は、例えば、「01:01:01:
00」の様なタイムタグがリセットされるまで保持され、次のプロセスからコマンドは、
(#1)から、大きな番号のコマンドが受信バッファ212に到着する。
P1:ci(#1)を受信する。図では、1:Aとあるのは、リセットされた後に最初
に発行されたID番号1と、コマンドデータ「A」を意味している(以下、各プロセス番
号同様である。)区間IDバッファ2112には、「1」が書込記憶され、周期バッファ
2113の現レジスタ「0V」は最大値「1」を記憶するとともにコマンドデータ「A」
がアプリケーションへ通知される。また図1のACK送信部22からは、2重送信部23
を介してACK#1が返信されるが、途中消失してしまう。一方、コマンドデータB〜D
がそれぞれIDを付与され、コマンド「2:B」、「3:C」、「4:D」が送信される
P2:コマンド「2:B」、「3:C」は受信部へ未到着となり、コマンド「4:D」
のみ正常にACK受信応答まで実行される。区間IDバッファ2112には、「1」、「
4」が記憶されるとともにコマンドデータ「D」がアプリケーションへ通知される、周期
バッファ2113の現レジスタ「0V」は最大値「4」を記憶する。
P3:垂直同期信号を受信する。現周期レジスタ「0V」の最大ID番号「4」が1つ
前の周期レジスタ「−1V」へシフト記憶される。現周期の最大ID番号は「4」が保持
される。−2Vの最大ID番号は「0」である。
P4:ACK応答が無く再送された「1:A」を受信する。ACK応答が正しく送信側
で受信されるが、ID番号(#1)は、区間IDレジスタ2112にリストされており受
信済であるためデータパケットは破棄される。
P5:再送された「2:B」を受信する。ACK応答が正しく送信側で受信され、ID
番号(#2)は、区間IDレジスタ2112にリストされておらず、新しいコマンドであ
ると判定され、コマンドデータ「B」がアプリケーションへ通知されると共に区間IDレ
ジスタ2112に「2」が追加して記憶される。
P6:再送された「3:C」は受信部へまたも未到着となる。そして、新たなコマンド
「5:E」を受信し、区間IDバッファには「5」が追加され、現周期レジスタ「0V」
は、「5」で上書きされる。「−1V」、「―2V」は「4」、「0」が継続される。な
お、ここではACK#5が途中消失する場合を扱っている。
P7:垂直同期信号を受信する。各周期レジスタが一段シフトする。現周期レジスタ「
0V」と1つ前の周期レジスタ「―1V」は「5」、2つ前の周期レジスタ「−2V」は
「4」となる。
P8:コマンド「3:C」、「5:E」が再送され、コマンド「5:D」のみが受信さ
れる。「#5」は、区間IDレジスタ2112にリストされ受信済であるので「E」デー
タパケットは破棄される。
P9:垂直同期信号を受信する。送信側では、コマンド「3:C」にACK応答が無い
のでタイムアウトとし、不達通知を送信側アプリケーションへ通知する。受信側では、周
期レジスタは1つずつシフトし「―2V」の最大ID番号も「5」となる。また、この最
大値M=4が区間IDバッファへ通知される。このMを受信した区間IDバッファは、M
以下の番号に欠落しているものがあったとしても、3回送信されたコマンドは受信済みで
あるとして、5以下のIDすべてを受信済みとする区間IDバッファバッファは、このM
以下の個別のID番号をリストしなくてもよいのでバッファ容量を節約することができ、
また、参照する時間も少なくて済む様になる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したも
のであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様
々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、
置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に
含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるもので
ある。
1 送達確認部
11 送信処理部
15,25 タイマ
2 受達確認部
21 統合受信弁別部
211 ID情報バッファ
212 受信バッファ
216 CPU
2111 初期化タグ記憶部
2112 区間IDバッファ
2113 周期バッファ

Claims (3)

  1. バッファメモリを備える送信手段と、メモリとリストバッファとリング状のカウンタバ
    ッファとを備える受信手段と、第1、第2の伝送系統とを備え、放送局で垂直同期信号を
    基準として番組送出の切替に係わるコマンドやデータの制御情報のパケットを、伝送媒体
    とトランシーバとをそれぞれ有する前記第1、第2の伝送系統を介して制御装置側から送
    信し、送信先の被制御装置側からACK応答を受信しない場合、制御装置側から当該制御
    情報パケットの再送をする制御信号伝送装置の伝送制御方法において、
    前記制御装置側に設置される前記送信手段は、
    前記制御装置から所定の初期化待機時間以上前記コマンドが入力されない場合、前記バッ
    ファメモリに一時記憶保持している前記制御情報をクリヤして前記バッファメモリを初期
    状態とし、
    前記クリヤ以降に前記被制御装置が前記切替を行う垂直同期フィールドよりも所定の周
    期以上前の垂直同期フィールドから前記制御装置より入力される前記各コマンドにそのク
    リヤしたタイミングおよび連続する新たなID番号を組合せたそれぞれの識別情報を付与
    した前記制御情報パケットを生成して前記バッファメモリに記憶保存し、
    前記生成された各パケットを前記所定の周期前の垂直同期フィールドから垂直同期フィー
    ルド毎に前記第1、第2の伝送系統を介して前記被制御装置へ並列送信すると共に、その
    送信後前記所定のフィールド回数よりも1回少ない回数が経過しても前記送信したパケッ
    トに対するACK応答を前記いずれかの伝送系統から受信しない場合、その再送を取りや
    め、
    前記被制御装置側に設置される前記受信手段は、
    前記所定の初期化待機時間以上前記第1、第2のいずれかの伝送系統からも前記制御情報
    パケットの受信が無い場合、前記メモリに記憶された前記クリヤのタイミングと、前記リ
    ストバッファに記憶された各ID番号と、前記各カウンタバッファに記憶されたID番号
    の最大値とをクリヤして前記メモリ及び前記各バッファを初期状態として新たに前記制御
    情報パケットを受信し、
    前記第1、第2のうち少なくとも一つの伝送系統から前記制御情報パケットを受信した
    場合、前記制御制御装置に向けて前記第1、第2の伝送系統を介してACK応答を並列送
    信し、
    前記垂直同期信号を参照して前記受信した各前記制御情報パケットの前記識別情報を判読
    し、現在受信した前記制御情報パケットの前記ID番号を前記バッファが記憶するリスト
    と参照し、
    一致するものが無い場合は、新たに受信したコマンドと判定して前記タイミング情報をメ
    モリに記憶し、受信した前記ID番号をリストして記憶するリストバッファに記憶し、更
    に、現在の同期フィールドから溯り最古となる周期の前記所定の同期フィールドまで各同
    期フィールドに対して準備されるリング状の前記カウンタバッファへ前記各同期フィール
    ドで受信した前記ID番号の最大値を記憶し、前記最古となる同期フィールドに準備され
    た前記カウンタバッファに記憶される最大番号のIDまでは既に連続して受信済みとして
    前記リストバッファのリストを更新し、
    一致するものが有る場合は、既に受信済みとして当該パケットを廃棄する
    ことを特徴とする伝送制御方法。
  2. 前記所定の初期化待機時間は少なくとも1分間であることを特徴とする請求項1記載の
    制御信号伝送装置の伝送制御方法。
  3. 放送局で垂直同期信号を基準として番組送出の切替に係わるコマンドやデータの制御情
    報パケットを、伝送媒体とトランシーバとをそれぞれ有する第1、第2の伝送系統を介し
    て制御装置側から送信し、送信先の被制御装置側からACK応答を受信しない場合、制御
    装置側から当該制御情報パケットの再送をする制御信号伝送装置において、
    前記制御装置に設置され、自己の内部タイマを参照して前記制御装置から所定の初期化
    待機時間以上前記コマンドが入力されない場合、前記制御情報を記憶保持しているバッフ
    ァメモリをクリヤして前記バッファメモリを初期状態とし、
    前記クリヤ以降に前記被制御装置が前記切替を行う垂直同期フィールドよりも所定の周
    期以上前の垂直同期フィールドから前記制御装置より入力される前記各コマンドにそのク
    リヤしたタイミングおよび連続する新たなID番号を組合せたそれぞれの識別情報を付与
    した前記制御情報パケットを生成して前記バッファメモリに記憶保存し、
    前記生成された各パケットを前記所定の周期前の垂直同期フィールドから垂直同期フィー
    ルド毎に前記第1、第2の伝送系統を介して前記被制御装置へ並列送信すると共に、その
    送信後前記所定のフィールド回数よりも1回少ない回数が経過しても前記送信したパケッ
    トに対するACK応答を前記いずれかの伝送系統からも受信しない場合、その再送を取り
    やめる前記制御装置側の送信手段と、
    前記被制御装置に設置され、自己の内部タイマを参照して前記所定の初期化待機時間以
    上前記第1、第2のいずれかの伝送系統からも前記制御情報パケットの受信が無い場合、
    前記メモリに記憶された前記クリヤのタイミングと、前記リストバッファに記憶された各
    ID番号と、前記各カウンタバッファに記憶されたID番号の最大値とをクリヤして前記
    メモリと前記両バッファを初期状態として新たに前記制御情報パケットを受信し、
    前記第1、第2のうち少なくとも一つの伝送系統から前記制御情報パケットを受信した場
    合、前記制御制御装置に向けて前記第1、第2の伝送系統を介してACK応答を並列送信
    し、
    前記垂直同期信号を参照して前記受信した各前記制御情報パケットの前記識別情報を判読
    して、現在受信した前記制御情報パケットの前記ID番号を前記リストバッファが記憶す
    るリストと参照し、
    一致するものが無い場合は、新たに受信したコマンドと判定して前記クリヤのタイミング
    情報を前記メモリへ記憶し、受信した前記ID番号をリストして記憶する前記リストバッ
    ファに記憶し、更に、現在の同期フィールドから溯り最古となる周期の前記所定の同期フ
    ィールドまで各同期フィールドに対して準備されるリング状の前記カウンタバッファに前
    記各同期フィールドで受信した前記ID番号の最大値を記憶し、前記最古となる同期フィ
    ールドに準備された前記カウンタバッファに記憶される最大番号のIDまでは既に連続し
    て受信済みとして前記リストバッファのリストを更新し、
    前記リストと参照し、一致するものが有る場合は、既に受信済みとして当該パケットを廃
    棄する前記被制御装置側の受信手段とを
    具備することを特徴とする制御信号伝送装置。
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