JP5882899B2 - 超音波振動子用超音波電源 - Google Patents

超音波振動子用超音波電源 Download PDF

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Description

本発明は超音波システムの制御に関し、特に超音波振動子を駆動するための電力の変調に関する。
癌治療の進歩は、遊離型薬物投与と比較して患者への全身性副作用を減らすことができる局所化学療法を含む。こうした方法の1つはドキソルビシンなどの細胞毒性薬のリポソームカプセル化である。近年の研究は病変をターゲットとする温度感受性のリポソームの開発につながった。温度感受性リポソーム(TSL)は42℃から45℃の範囲でトリガされる従来のものか、又は39.5℃から42℃の範囲でそのペイロードを放出する低温感受性リポソーム(LTSL)であり得る。TSLを活性化させるために温度上昇をもたらす様々な方法が利用可能である。これらは高周波、マイクロ波及び超音波を含む。
超音波は急速に特定の治療インターベンションにとって望ましい方法となりつつある。特に、高密度焦点式超音波の使用は子宮筋腫に対する温熱治療インターベンションのための方法として現在使用されており、肝臓、脳、前立腺及び他の癌病巣の治療における使用可能性が調べられている。組織アブレーションのための超音波治療は、吸収されて熱に変換され、組織の温度を上昇させる高密度超音波で関心組織を照射することによって作用する。温度が55℃を超えると、組織の凝固壊死が起こり直ちに細胞死に至る。治療に使用される振動子は体外にあるか、又は例えば血管、尿道、直腸などを通して体内に挿入されることができる。同じ振動子は、超音波処理の出力及び持続期間の適切な調節を通してほんの数度の非アブレーション温度上昇を生じるために使用されることができ、これはTSLを用いる薬物送達を可能にする。
米国特許5,323,779は、患者内の特定組織内の領域を選択的に加熱して組織を破壊するパルス熱発生装置を開示する。一実施形態においてパルス熱発生装置は特定組織内の焦点に超音波エネルギーを集中させる集束型超音波振動子である。
本発明は超音波電源、超音波システム、コンピュータプログラム、及び超音波電源を操作する方法を独立請求項において提供する。実施形態は従属請求項において与えられる。
本発明の実施形態は、尿道内に置かれる超音波振動子素子のアレイを持つアプリケータを用いる前立腺癌治療のための癌治療にとって有用であり得るが、例えば乳房、肝臓、脳、及び骨など他の身体部位における癌にも適用可能である。前立腺癌は後方へ向かう被膜の辺縁付近にしばしば見られる。神経血管束などの重要構造が腫瘍部位の近くに位置することが多く、保存される必要がある。
隣接する組織、例えば前立腺治療の場合は神経束を保存しながら、腫瘍を含む部位においてLTSLを活性化することが有利である。腫瘍部位における治療温度(39.5℃から42℃)は、薬物ペイロードを持つリポソームが循環によって補充されるために相当の時間、例えば30分間維持される必要があり得る。連続超音波処理スキームがこの期間中に使用される場合、治療部位の外側にすぐ近くに位置する重要構造における望ましくない治療温度上昇につながり得る。この問題は、重要構造が治療スポットに接近している、例えば前立腺治療の場合は神経束が腫瘍に接近している、集束型及び非集束型振動子の両方で存在する。
以前に、経尿道的超音波アプリケータを用いる前立腺の治療が従来技術で記載されており、単素子振動子が尿道に挿入され、その前の部位を超音波照射し、全断面をカバーするために時々回転させる。こうした振動子は設計の簡潔さと低コストのために集束型振動子よりも有利である。経尿道的設計は、介在組織の影響なしに前立腺への直接音響アクセスを提供するため、有利である。実際には、3Dボリュームをカバーするために複数の振動子素子が尿道軸に沿って置かれる。全治療過程は磁気共鳴イメージング(MRI)、超音波若しくは他の技術を用いる画像ガイダンス下で実行されることができる。MRIは特に空間領域内の組織内の温度上昇についての情報を与える能力を持つ。こうしたアプリケータは感熱リポソームを用いて薬物を送達するためにも利用されることができる。
本発明の実施形態は、LTSLを通じた薬物送達に必要な温度に治療部位を維持しながら、外側のただし近くにある部位をこの閾値未満の温度レベルに維持することを可能にし得る。従って治療は真に局所的であり、望ましくない副作用を軽減し得る。
本発明は被験者と接する超音波振動子を駆動するための電力を供給するのに適した超音波電源を提供する。被験者と接するとは、超音波振動子が被験者と直接接するか、又は超音波振動子が超音波伝導媒体を介して被験者と接し得ることを意味し得ることが理解される。本明細書で使用される非集束型超音波振動子は、被験者のボリュームを加熱することができるが、特定点に集束しない超音波を発する超音波振動子と定義される。非集束型超音波振動子は複数の超音波振動子素子を持ち得るが、これらは集束しない。個々の超音波振動子素子の位相と振幅を制御することによって、非集束型超音波振動子によって付与される超音波エネルギーのボリュームは小さな程度まで調節され得る。複数の超音波振動子の使用は、より均一なボリュームにわたって超音波が分布することも可能にし得る。非集束型超音波振動子は超音波振動子素子の線形アレイの形であり得、また被験者の開口部に挿入されることができるようにパッケージ化され得る。本明細書で使用される集束型超音波振動子は、焦点領域に超音波エネルギーを集束する超音波振動子である。
超音波電源は被験者の第1のボリュームの第1の温度測定と被験者の第2のボリュームの第2の温度測定を受信するのに適した通信インターフェースを有する。コンピュータ通信インターフェースは様々な方法で実現され得、第1のボリュームと第2のボリュームの温度測定を行うために使用される方法に依存し得る。従って通信インターフェースは様々な形をとり得る。例えば通信インターフェースはデジタルインターフェースであり得、ネットワーク接続であり得、単一機器内の内部バス若しくはインターフェースであり得、又はアナログインターフェースでさえあり得る。例えば電圧若しくは電流を供給する熱電対が第1の温度測定と第2の温度測定を通信インターフェースへ送信するために使用され得る。第1の温度測定を受信するための個別の通信インターフェースと、第2の温度測定を受信するための個別の通信インターフェースがあり得る。代替的に、第1及び第2の温度測定のための通信インターフェースは統合されてもよい。
超音波電源は、超音波振動子による超音波加熱を介して、第1の温度測定が第1の所定閾値よりも上で第2の所定閾値よりも下に維持されるように超音波振動子を駆動するための電力の出力を変調するのに適したコントローラをさらに有する。第2の温度測定は第3の所定閾値よりも下に維持される。第1の所定閾値は第3の所定閾値以上である。第1のボリュームは超音波振動子と第2のボリュームの間にあり得る。この実施形態は、被験者に特定効果を持ち得る温度まで第1のボリュームが加熱されることができるため有益である。例えば第1の所定閾値は薬物放出が起こる温度であり得る。第3の所定閾値は、それよりも下では被験者の第2のボリュームに効果がない又は永続効果がある温度であり得る。この実施形態は、一部の温度活性化薬物が所定温度範囲内で最高化学反応性を持つため有益である。
別の実施形態において、超音波振動子は非集束型超音波振動子である。第1のボリュームは超音波振動子と第2のボリュームの間にある。
別の実施形態において、超音波振動子は集束型超音波振動子である。別の実施形態において、コントローラは電力の出力をゲートすることによって電力の出力を変調するのに適している。この電力変調は超音波振動子を構成する全超音波振動子素子への電力の出力を変調することによって達成され得る。代替的に電力は超音波振動子を構成する超音波振動子素子の部分選択についてゲートされ得る。この方法の別の変形例は、時間の関数としてデューティサイクルを変化させることである。例えば電力を増すために、デューティサイクルが増加され得、電力を減らすためにデューティサイクルが減少され得る。
別の実施形態においてコントローラは超音波振動子に供給される電力を持続的にベアリングすることによって電力の出力を変調するのに適している。これは電力を単純にゲートする代わりに超音波振動子に供給される電力が増加若しくは減少され得るので、有利である。超音波振動子に供給される電力は経時的にランプされ得る。この実施形態は超音波振動子への電力が単純にオン・オフされる場合よりも第1及び第2のボリューム内の温度がより安定し得るため、有利である。超音波振動子の個々の超音波振動子素子間の振幅は時間にわたって超音波出力の分布を変化させるために相互に対して変化し得る。
別の実施形態において第1のボリュームと第2のボリュームは0.25mm及び5mmの間の直線距離で分離される。これは被験者の第2のボリュームを損傷することなく被験者の第1のボリュームが第1の所定閾値を超えて加熱されることができるため、有利である。
別の実施形態において、第1の温度測定は第1の所定閾値と第2の所定閾値の間に維持され、第2の温度測定は10秒及び1時間の間の期間にわたって第3の所定閾値よりも下に維持される。
別の実施形態において第1の所定閾値は39.5℃であり第2の所定閾値は42℃である。この実施形態はこれらの温度において薬物ペイロードを放出するために使用されることができる温度感受性リポソームがあるため、有利である。
別の実施形態において第1の所定閾値は42℃であり第2の所定閾値は45℃である。この実施形態はこれらの温度において薬物ペイロードを放出するために使用されることができる温度感受性リポソームがあるため、有利である。
別の態様において本発明は超音波システムを提供する。超音波システムは本発明の一実施形態にかかる超音波電源を有する。超音波システムは第1のボリュームと第2のボリュームの温度を測定するのに適した温度測定システムをさらに有する。超音波システムは超音波振動子をさらに有する。温度測定システムは様々な異なる方法で実現され得る。侵襲法が使用され得るか、又は医用画像法が使用され得る。侵襲法の一実施例は第1のボリュームと第2のボリュームに針によって挿入される熱電対を使用することであり得る。温度は超音波技術を用いて第1のボリュームと第2のボリュームにおいて測定される。代替的に、第1のボリュームと第2のボリュームにおける温度は磁気共鳴温度測定を用いて測定され得る。
別の実施形態において超音波システムは磁気共鳴イメージングシステムをさらに有する。超音波電源は第1及び第2の温度測定を磁気共鳴イメージングシステムから受信するのに適している。磁気共鳴イメージングシステムはイメージングボリューム内に位置する被験者の核磁気スピンを配向させるための磁場を発生させるのに適した磁石を有する。イメージングは第1のボリュームと第2のボリュームを含む。第1のボリュームと第2のボリュームはイメージングボリューム内にある。磁気共鳴イメージングシステムは磁気共鳴イメージングデータを取得するのに適したコイルを有する高周波システムをさらに有する。コイルは個別の送信及び受信コイルであり得るか、又はコイルは統合機能を持ち、高周波システムからの信号の送信及び受信の両方のために使用され得る。本明細書で使用される磁気共鳴イメージングデータは、磁気共鳴イメージングシステムによって取得され、磁気共鳴イメージングシステムが動作しているときに取得される画像若しくは温度マップなどの他の情報を再構成するために使用され得るデータである。磁気共鳴イメージングシステムはイメージングボリューム内の核磁気スピンの空間エンコーディングに適した傾斜磁場コイルをさらに有する。磁気共鳴イメージングシステムは磁気共鳴イメージングデータから画像を構成し、磁気共鳴イメージングシステムの操作を制御するのに適したコンピュータシステムをさらに有する。
コンピュータシステムは磁気共鳴イメージングデータを用いて第1のボリュームと第2のボリュームにおける温度を計算するのに適している。コンピュータシステムは超音波システムをガイドするためにも使用され得る。超音波電源のコントローラがコンピュータシステムでもあり得る。コンピュータシステムの機能は一部の実施形態では磁気共鳴イメージングシステムに限定されない。本明細書で使用されるコンピュータシステムは機械実行可能命令を実行するのに適した機械である。コンピュータシステムの実施例は単一コンピュータシステム、内蔵コントローラ、マイクロコントローラ、コンピュータのネットワーク、若しくはコントローラであり得る。この実施形態は、第1及び第2のボリュームの温度測定が非侵襲性である上に、磁気共鳴イメージングシステムの撮像能力が超音波システムをガイドするために使用され得るため、特に有利である。別の実施形態において温度測定システムは第1のボリュームと第2のボリュームの温度を測定するために熱電対を使用する。前述の通り熱電対は被験者の第1のボリュームと第2のボリュームに挿入され得る。
別の実施形態において温度測定システムは第1のボリュームと第2のボリュームの温度を測定するために超音波を使用する。この実施形態は非侵襲性であるため有利である。
別の実施形態において超音波システムは被験者に温度感受性リポソームを注射するのに適した注射器をさらに有する。この実施形態は、温度感受性リポソームが領域の温度に基づいて薬物送達を制御するために使用されることができるため有利である。第1のボリュームの温度を制御することによって、温度感受性リポソームが第2のボリュームではなく第1のボリュームへ選択的に送達されることができる。
別の実施形態において超音波システムは超音波振動子を動かす及び/又は回転させるのに適した超音波振動子アクチュエータをさらに有する。超音波振動子は超音波電源から制御信号を受信するのに適している。超音波電源は超音波振動子を回転させる及び/又は動かすことによって第1のボリュームと第2のボリュームの温度を制御するのに適している。
本発明は被験者と接する超音波振動子を駆動するための電力を供給するのに適した超音波電源のための、コントローラによる実行のための機械実行可能命令を有するコンピュータプログラムを提供する。コンピュータプログラムは被験者の第1のボリュームの第1の温度測定と第2のボリュームの第2の温度測定を受信するステップを実行するための命令を有する。コンピュータプログラムは電力の出力を変調し、第1の温度測定が第1の所定閾値よりも上で第2の所定閾値よりも下に維持されるように超音波振動子を駆動するステップをさらに有する。第2の温度測定は第3の所定閾値よりも下に維持される。第1の所定閾値は第3の所定閾値よりも上である。第1のボリュームは超音波振動子と第2のボリュームの間にあり得る。
別の実施形態において第1の温度測定と第2の温度測定は磁気共鳴イメージングシステムから受信される。コンピュータプログラムは実施形態に応じてコンピュータシステム上でも実行可能であり得る。コンピュータプログラムは複数のコントローラ若しくはコンピュータにわたっても分布し得る。
別の態様において本発明は被験者と接する超音波振動子を駆動するための電力を供給するのに適した超音波電源を操作する方法を提供する。方法は被験者の第1のボリュームからの第1の温度測定と被験者の第2のボリュームからの第2の温度測定を受信するステップを有する。方法は第1の温度測定が第1の所定閾値よりも上で第2の所定閾値よりも下に維持されるように超音波振動子を駆動する電力の出力を変調するステップをさらに有する。第2の温度測定は第3の所定閾値よりも下に維持される。第1の所定閾値は第3の所定閾値以上である。第1のボリュームは超音波振動子と第2のボリュームの間にあり得る。
本発明の一実施形態にかかる超音波システムは被験者の超音波を介した薬物送達のための方法を実行するために使用され得る。方法は被験者の治療計画データにアクセスするステップを有する。治療計画データは被験者の解剖学を説明するものであり、被験者の治療部位の磁気共鳴画像などの画像を含み得る。方法は治療部位の近くに超音波振動子を置くステップをさらに有する。方法は第1のボリュームと第2のボリュームの温度をモニタリングするステップをさらに有する。第1及び第2のボリュームは治療計画データにおいて特定され得る。温度は様々な方法でモニタリングされ得、超音波、磁気共鳴イメージング、若しくは熱電対が使用され得る。磁気共鳴イメージングの場合、磁気共鳴イメージング温度測定が使用され得る。第1のボリュームは超音波振動子と第2のボリュームの間にあり得る。方法は温度感受性リポソームを静脈内に若しくは治療部位へ直接注射するステップをさらに有する。方法は超音波振動子を用いて第1のボリュームの温度を第1の所定閾値よりも上で第2の所定閾値よりも下に維持するステップをさらに有する。方法は第2のボリュームの温度を第3の所定閾値よりも下に維持するステップをさらに有する。第2のボリュームの温度は超音波振動子を駆動する電力を制御することによって第3の所定閾値よりも下に維持される。超音波振動子を駆動する電力は電力をゲートすることによって変調され得る。代替的に、超音波振動子への電力は第1及び第2のボリュームの温度を制御するために連続的に変更され得る。
以下、本発明の好適な実施形態が、ほんの一例として図面を参照して記載される。
超音波電源の一実施形態を図示する。 本発明の一実施形態にかかる超音波システムを図示する。 本発明の一実施形態にかかる統合磁気共鳴イメージングシステムを持つ超音波システムを図示する。 本発明にかかる方法の一実施形態を図示する。 中に尿道がある前立腺の形状を図示する。 音響及び生体熱シミュレーションの結果を示す。 本発明のさらなる実施形態にかかる統合磁気共鳴イメージングシステムを持つ超音波システムを図示する。 被験者の超音波を介した薬物送達の方法を図示する。
これらの図中の同様の数字の要素は均等な要素であるか若しくは同じ機能を実行する。前に論じられた要素は機能が均等である場合は後の図において必ずしも論じられない。
図1は超音波電源100の一実施形態を示す。超音波電源100は通信インターフェース102と超音波振動子用付属部品104を持つ。超音波振動子用付属部品104は電圧発生器106へ接続される。電圧発生器は超音波振動子素子を駆動するために使用される電圧を発生させるのに適している。コントローラ108も図1に示される。コントローラ108は第1の温度測定と第2の温度測定を通信インターフェース102から受信する。コントローラ108は電圧発生器106を制御するためのコマンドを生成するのに適している。これはデジタル信号によって若しくはアナログ制御信号を生成することによって達成されることができる。コントローラ108は機械実行可能命令を実行するのに適した中央処理ユニット110を有する。揮発性若しくは不揮発性コンピュータメモリ内又はコンピュータ可読媒体上のいずれかにコンピュータプログラム112が含まれる。コンピュータプログラム112は電圧発生器106を制御するためのコマンドを生成するために中央処理ユニット110が使用する命令を含む。
図2は本発明の一実施形態にかかる超音波システムを図示する。超音波電源100が図2に示される。非集束型超音波振動子用付属部品104が非集束型超音波振動子202に取り付けられる。この図に図示される非集束型超音波振動子202は長い円筒振動子である。エポキシなどの超音波媒体で充填される空洞206が存在する。空洞206内には超音波振動子素子204の線形アレイがある。非集束型超音波振動子202によって生成される超音波の指向性は非集束型超音波振動子を動かす若しくは回転させることによって制御される。
非集束型超音波振動子202によって生成される超音波のパターンは超音波振動子素子204の各々に印加される電力の位相及び/又は振幅を制御することによって調節されることができる。非集束型超音波振動子202は被験者208の開口部210へ挿入される。この図には非集束型超音波振動子202によって生成される超音波によって加熱される第1のボリューム211が図示される。線212は振動子202から第1のボリュームへの超音波の経路を示す。第1のボリューム211に隣接して第2のボリューム214がある。第2のボリュームは距離216だけ離れている。第1のボリューム211内の温度と第2のボリューム214内の温度を測定するために、熱電対218が被験者208へ挿入されている。この実施形態において通信インターフェース102は熱電対218を用いて温度を測定するための電子機器としても機能する。
図2は空洞内若しくは間質応用において使用されることができる非集束型超音波振動子202を示す。典型的な実施例は前立腺治療であり、このアプリケータが尿道を通して挿入され尿道前立腺部に置かれる。装置は各々4mm×5mmの面積を持つ9個の素子を持つ。これらの素子が適切な周波数で電力供給されるとき、超音波が組織に放出される。超音波は前立腺組織によって吸収され、これは温度上昇を引き起こす。温度上昇は磁気共鳴温度測定技術によって測定されることができる。磁気共鳴温度測定は温度感受性パラメータにおける変化を測定することによって機能する。磁気共鳴温度測定中に測定され得るパラメータの例としては、プロトン共鳴周波数シフト、拡散係数、若しくはT1及び/又はT2緩和時間における変化が、磁気共鳴を用いて温度を測定するために使用され得る。プロトン共鳴周波数シフトは個々のプロトン、水素原子が経験する磁場が周辺分子構造に依存するため、温度依存性である。温度は水素結合に影響を及ぼすため、温度の増加は分子スクリーニングを減少させる。これはプロトン共鳴周波数の温度依存性につながる。
図3は本発明の一実施形態にかかる統合磁気共鳴イメージングシステム300を持つ超音波システムを図示する。磁石302があり、磁石302のボア内に被験者208が被験者支持台312上にある。イメージングボリューム314内の磁気共鳴イメージングデータを取得するのに適した高周波コイル306が被験者208の上にある。高周波コイル306は高周波送受信機304に接続される。磁石のボア内には傾斜磁場電源310に接続される傾斜磁場コイル308もある。非集束型超音波振動子202は被験者208の開口部に挿入される。
非集束型超音波振動子202を回転させる若しくは動かすのに適した超音波振動子アクチュエータ316がある。イメージングボリューム314内に第1のボリューム318と第2のボリューム320がある。第1のボリューム318は非集束型超音波振動子202と第2のボリューム320の間にある。温度感受性リポソームを被験者へ注射するのに適した、被験者208に接続される注射器322も存在する。超音波電源100はコンピュータシステム324のハードウェアインターフェース326に接続される。同様に傾斜磁場電源310、注射器322及び送受信機304も全てハードウェアインターフェース326に接続される。コンピュータシステム324はユーザインターフェース330、ハードウェアインターフェース326、コンピュータストレージ332及びコンピュータメモリ334に接続されるマイクロプロセッサ328も有する。コンピュータメモリ334はコンピュータプログラム336を含む。
コンピュータプログラム336は超音波システム若しくは磁気共鳴イメージングシステム300の様々な機能を操作するためのモジュールを含む。この実施形態においてコンピュータプログラムは、磁気共鳴温度測定を用いて温度マップを計算するために磁気共鳴イメージングデータを使用するための機械実行可能命令を含む磁気共鳴温度計算モジュール338を含む。コンピュータプログラム336は超音波システム制御モジュール340の形のコードも有する。超音波システム制御モジュール340はマイクロプロセッサ328が超音波電源100を制御するための命令を送信することを可能にする命令を有する。コンピュータプログラムはマイクロプロセッサ328が磁気共鳴イメージングシステムの機能と操作を制御することを可能にする命令を含む磁気共鳴システム制御モジュール342も含む。コンピュータプログラム336は画像再構成モジュール344も有する。画像再構成モジュール344はマイクロプロセッサ328が取得した磁気共鳴イメージングデータを用いて被験者208の画像若しくは視覚化を計算することを可能にする機械実行可能命令を含む。
コンピュータストレージ332はデータ用若しくは機械実行可能命令用のストレージを含む。例えばストレージは磁気共鳴イメージングデータのアーカイブ346を含み得る。ストレージ332はコンピュータプログラムのコピー348も含み得る。
操作中、図3に示す装置は磁気共鳴イメージングシステム300と超音波システムの機能を統合する。オペレータは最初に磁気共鳴イメージングシステムを用いて画像をとり、非集束型超音波振動子202で加熱されることが意図される被験者208の特徴若しくは生体構造を特定し得る。次に温度感受性リポソーム322が注射器322によって被験者208に注射され得る。温度感受性リポソームが体中に拡散した後、第1の領域318を温度感受性リポソームを活性化させる温度に加熱するために非集束型超音波振動子202が使用される。第2のボリューム320は第1のボリューム318に隣接する繊細な領域であり、温度感受性リポソームが第2のボリューム320内で活性化される場合損傷する可能性がある。超音波電源100は磁気共鳴温度測定を用いて磁気共鳴イメージングシステム300によって取得された第1のボリューム318と第2のボリューム320の温度測定を受信する。第1の線318の位置は超音波振動子アクチュエータ316を用いることによってさらに制御され得る。
図4は本発明にかかる方法の一実施形態を図示する。ステップ400において第1及び第2のボリュームに対する第1及び第2の温度測定がそれぞれ受信される。ステップ402において、第2の温度が第3の所定閾値よりも下のままであるように、第1の温度を第1の所定閾値よりも上で第2の所定閾値よりも下に維持するために超音波振動子を駆動する電力が変調される。第3の所定閾値温度の温度は第1の所定閾値未満である。
図5は中に尿道500がある前立腺の形状を図示する。非集束型超音波振動子は尿道500に挿入され得る。前立腺の境界502が示される。点504は非集束型超音波振動子による加熱処理から利益を得る前立腺の境界502内の第1のボリュームをあらわす。506とラベルされた点は、非集束型超音波振動子によって第3の所定閾値を超えて加熱された場合損傷する可能性がある神経血管束をあらわし得る第2のボリュームをあらわす。
図5は中に尿道500がある前立腺502の形状を示す。点504は尿道から2cmの前立腺502被膜の端にある治療点としてとられ得る。点506は尿道から2.4cm離れ、患者の能力のために必要な好適には保存される神経血管束をあらわす。目的は、点504におけるボリュームをLTSLの活性化を引き起こす温度に長時間点維持しながら同時に、点506におけるボリュームをその閾値未満の温度に維持することである。尿道内に置かれる治療アプリケータは通常、尿道を保存し、及び振動子温度を安全レベル内に維持するために冷却機構を持つ。
図6は音響及び生体熱シミュレーションの結果を示す。シミュレーションは図5に図示した状況を説明するために選ばれた。x軸600は時間を秒で示す。y軸は尿道から様々な距離の領域の温度をセ氏で示す。曲線マーク602は尿道から2cmである。これは図5に示す第1のボリューム504をあらわす。604とラベルした曲線は尿道から2.4cm離れ、図5に示す第2のボリューム506をあらわす。606とラベルした曲線は尿道から1cm離れ、608とラベルした曲線は尿道から7mm離れ、610とラベルした曲線は尿道から5mm離れる。
図6に示す結果を生じるために使用されるシミュレーションに対して、電力変調が使用された。LTSLは時間ゼロにおいて注射されるものと仮定した。音響シミュレーションは尿道内に置かれるアプリケータで3MHzの超音波処理周波数を仮定する有限要素シミュレーションを用いて実行された。尿道は20℃に維持される温度で冷却水を循環させて冷却される。前立腺媒体の特性は文献からとられた:密度=1050kg/m3、音速=1530m/s、超音波減衰=5.3Np/m/MHz(線形周波数依存性を伴う)、比熱=3639J/Kg/K、熱伝導率=0.56W/m/K、血液かん流速度=5Kg/m3/s。血液の比熱容量は3650J/Kg/Kとされる。出力音響強度は10W/cm2に設定された。時間の関数としての温度特性は領域全体にわたって取得され、5つの位置に対してプロットされる:図5において尿道から5mm(線610)、7mm(線608)、1cm(線606)、2cm(線602)、及び2.4cm(線604)。制御スキームは2cmにおける図5の点504が少なくとも39.5℃に達するまで素子への電力をオンにし、2.4cmにおける図5の点506がちょうど39.5℃に達するまでさらに電力を維持し続けた。この時点において、超音波処理電力はオフにされ組織が冷却できるようになった。点504及び点506における温度は両方ともこの時間内に減少した。点504における温度が39.5℃に低下すると、電力は点506における温度が39.5℃に達したときの点までオンにされた。このプロセスが繰り返された。結果として点504における温度プロファイルは常にLTSLの活性化のための温度である39.5℃よりも上になるよう維持されながら、同時に点506における温度を39.5℃未満になるよう維持した。約150秒後くらいで、温度プロファイルは予測可能になり定常状態パターンに達した。従って、シミュレーションはその時間を超えて継続されなかったが、実際の治療は10〜30分などかなりの長時間継続される。実際にはこのスキームはMRI若しくは超音波法からの温度測定情報を用いて達成されることができる。
上記スキームにおいて、例えば5mm(線610)及び7mm(線608)離れている尿道に近い位置は治療温度に達せず、39.5℃をはるかに下回ることもまたわかる。これは尿道内の冷却の存在のためである。7mm(線608)から10mm(不図示)離れた位置も、温度プロファイルの全体的な減少特性のために、患者への薬物の注射のタイミングを適切にすることによって保存されることができる。
非集束型超音波振動子への電力をオン及びオフにスイッチすることによって電力を変調するステップの代替案として、複数の他の実施形態がある。
‐冷却フェーズ中に異なる部位へ治療を施すためにアプリケータが回転されるか若しくは動かされる。
‐電源をオン及びオフにする代わりにスキームはより滑らかな温度プロファイルを得るために電力レベルを漸増若しくは漸減し、これは温度測定に必要な時間更新速度を減少させ、その結果温度マップの空間精度を増加させる。
図7は本発明のさらなる実施形態にかかる統合磁気共鳴イメージングシステムを持つ超音波システムを図示する。この実施形態において高密度焦点式超音波システム700が示される。高密度焦点式超音波システムは集束型超音波振動子702を有する。高密度焦点式超音波システムは超音波の通過を可能にするのに適した超音波窓704をさらに有する。患者支持台312の中に超音波の通過を可能にするのに適した開口708が見えている。開口708は高密度焦点式超音波システム700から患者208への経路を確立するためにゲルパッド若しくは超音波伝導ゲルなどの超音波伝導媒体を受けるのに適し得る。線708は第1のボリューム318への超音波の経路をマークする。第1のボリューム318は集束型超音波振動子702と第2のボリューム320の間にある。集束型超音波振動子702では、第1のボリューム318は第2のボリューム320と集束型超音波振動子702の間にある必要はない。
図8は超音波を介した薬物送達を実行する方法を図示する。本発明の一実施形態にかかる超音波システムがこの方法を実行するために使用され得る。ステップ800において治療計画データがアクセスされる。治療計画データは治療される被験者の1つ若しくは複数のボリュームをあらわす解剖学データを含み得る。治療計画データは被験者の第1のボリュームが加熱される温度範囲をあらわすデータも含み得る。加えて治療計画データは被験者の第1のボリュームが加熱される期間をあらわすデータも含み得る。治療計画データは被験者の第2のボリュームと、第2のボリュームが加熱され得る最大温度をあらわすデータも含み得る。ステップ802において第1のボリュームと第2のボリュームの温度が治療計画データに基づいてモニタリングされる。温度は連続的にモニタリングされ得るか、又は周期的にモニタリングされ得る。ステップ804において、温度感受性リポソームが被験者に注射される。温度感受性リポソームは静脈注射され得るか、又は第1のボリューム内に直接注射され得る。代替的に温度感受性リポソームは隣接ボリュームに注射され得る。隣接ボリュームは第1のボリュームに隣接する被験者のボリュームである。ステップ806において、超音波システムの超音波振動子を用いて加熱することによって第1のボリュームの温度が第1の所定閾値と第2の所定閾値の間で維持される。ステップ808において、第2のボリュームの温度が第3の所定閾値よりも下に維持される。第2のボリュームの温度は超音波振動子に供給される電力を制御することによって第3の所定閾値よりも下に維持される。超音波振動子への電力はゲートされ得るか又は連続的に変更され得る。例えば、超音波振動子への電力は時間の関数として変化するランプ関数であり得る。

Claims (15)

  1. 被験者と接する超音波振動子を駆動するための電力を供給する超音波電源であって、
    前記被験者の第1のボリュームの第1の温度測定と前記被験者の第2のボリュームの第2の温度測定とを受信する通信インターフェースであり、前記第1のボリュームは、前記被験者内に供給された温度感受性リポソームが活性化される部位であり、前記第1のボリュームが前記超音波振動子と前記第2のボリュームとの間にある、前記通信インターフェースと、
    前記被験者の前記第1のボリュームにおける前記温度感受性リポソームの活性化のため、前記超音波振動子による超音波加熱を介して、
    a.前記第1の温度測定が第1の所定閾値よりも上に維持され、
    b.前記第1の温度測定が第2の所定閾値よりも下に維持され、
    c.前記第2の温度測定が第3の所定閾値よりも下に維持され、
    前記第1の所定閾値が前記第3の所定閾値よりも上である、ように、前記超音波振動子を駆動するための電力の出力を変調するコントローラであり、前記超音波加熱中、前記第1及び前記第2の温度測定が、前記a、b及びcを実現する予め決められた時間的な温度プロファイルを達成するように、前記超音波振動子への電力を時間の関数として変調する、コントローラと、
    を有する、超音波電源。
  2. 前記超音波振動子が非集束型超音波振動子である、請求項1に記載の超音波電源。
  3. 前記コントローラが前記超音波振動子の素子の少なくとも1つへの前記電力の出力をゲートすることによって前記電力の出力を変調する、請求項1に記載の超音波電源。
  4. 前記コントローラが前記超音波振動子の素子の少なくとも1つへ供給される前記電力を連続的に変化させることによって前記電力の出力を変調する、請求項1又は2に記載の超音波電源。
  5. 前記第1のボリュームと前記第2のボリュームが0.25mm乃至5mmの直線距離で分離される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の超音波電源。
  6. 10秒乃至1時間の期間にわたって、前記第1の温度測定が前記第1の所定閾値と前記第2の所定閾値の間に維持され、前記第2の温度測定が前記第3の所定閾値よりも下に維持される、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の超音波電源。
  7. 前記第1の所定閾値が39.5℃であり、前記第2の所定閾値が42℃である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の超音波電源。
  8. 超音波システムであって、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の超音波電源と、
    前記第1のボリュームと前記第2のボリュームの温度を測定する温度測定システムと、
    超音波振動子と、
    を有する、超音波システム。
  9. 前記超音波システムが磁気共鳴イメージングシステムをさらに有し、前記超音波電源が前記磁気共鳴イメージングシステムから前記第1及び第2の温度測定を受信し、前記磁気共鳴イメージングシステムが、
    前記第1のボリュームと前記第2のボリュームを有するイメージングボリューム内に位置する被験者の核磁気スピンを配向させるための磁場を発生させる磁石と、
    磁気共鳴イメージングデータを取得するコイルを有する高周波システムと、
    前記イメージングボリューム内の前記核磁気スピンを空間エンコードする傾斜磁場コイルと、
    前記傾斜磁場コイルに電流を供給する傾斜磁場コイル電源と、
    前記磁気共鳴イメージングデータから画像を構成し、前記磁気共鳴イメージングシステムの操作を制御するコンピュータシステムであって、前記磁気共鳴イメージングデータを用いて前記第1のボリュームと前記第2のボリュームの温度を計算する、コンピュータシステムと、
    を有する、請求項8に記載の超音波システム。
  10. 前記温度測定システムが前記第1のボリュームと前記第2のボリュームの温度を測定するために熱電対を使用する、請求項8に記載の超音波システム。
  11. 前記温度測定システムが前記第1のボリュームと前記第2のボリュームの温度を測定するために超音波を使用する、請求項8乃至10のいずれか一項に記載の超音波システム。
  12. 前記超音波システムが温度感受性リポソームを前記被験者へ注射する注射器をさらに有する、請求項8乃至10のいずれか一項に記載の超音波システム。
  13. 前記超音波システムが、前記超音波振動子を動かす及び/又は回転させる超音波振動子アクチュエータをさらに有し、前記超音波振動子が前記超音波電源から制御信号を受信し、前記超音波電源が前記超音波振動子を回転させる及び/又は動かすことによって前記第1のボリュームと前記第2のボリュームの温度を制御する、請求項8乃至12のいずれか一項に記載の超音波システム。
  14. 被験者と接する超音波振動子を駆動するための電力を供給する超音波電源のための、コントローラによる実行のための機械実行可能命令を有するコンピュータプログラムであって、
    前記被験者の第1のボリュームの第1の温度測定と前記被験者の第2のボリュームの第2の温度測定とを受信するステップであり、前記第1のボリュームは、前記被験者内に供給された温度感受性リポソームが活性化される部位であり、前記第1のボリュームが前記超音波振動子と前記第2のボリュームとの間にある、受信するステップと、
    前記被験者の前記第1のボリュームにおける前記温度感受性リポソームの活性化のため、前記超音波振動子による超音波加熱を介して、
    a.前記第1の温度測定が第1の所定閾値よりも上に維持され、
    b.前記第1の温度測定が第2の所定閾値よりも下に維持され、
    c.前記第2の温度測定が第3の所定閾値よりも下に維持され、
    前記第1の所定閾値が前記第3の所定閾値以上であるように、前記超音波振動子を駆動する電力の出力を変調するステップであり、前記超音波加熱中、前記第1及び前記第2の温度測定が、前記a、b及びcを実現する予め決められた時間的な温度プロファイルを達成するように、前記超音波振動子への電力を時間の関数として変調する、ステップと、
    を実行させるための命令を有する、コンピュータプログラム。
  15. 被験者と接する超音波振動子を駆動するための電力を供給する超音波電源を操作する方法であって、前記超音波電源が通信モジュール及びコントローラを有し、前記方法が、
    前記通信モジュールが、前記被験者の第1のボリュームからの第1の温度測定と前記被験者の第2のボリュームからの第2の温度測定とを受信するステップであり、前記第1のボリュームは、前記被験者内に供給された温度感受性リポソームが活性化される部位であり、前記第1のボリュームが前記超音波振動子と前記第2のボリュームとの間にある、受信するステップと、
    前記コントローラが、前記被験者の前記第1のボリュームにおける前記温度感受性リポソームの活性化のため、前記超音波振動子による超音波加熱を介して、
    a.前記第1の温度測定が第1の所定閾値よりも上に維持され、
    b.前記第1の温度測定が第2の所定閾値よりも下に維持され、
    c.前記第2の温度測定が第3の所定閾値よりも下に維持され、
    前記第1の所定閾値が前記第3の所定閾値以上であるように、前記超音波振動子を駆動する電力の出力を変調するステップであり、前記超音波加熱中、前記第1及び前記第2の温度測定が、前記a、b及びcを実現する予め決められた時間的な温度プロファイルを達成するように、前記超音波振動子への電力を時間の関数として変調する、ステップと、
    を有する、方法。
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