JP5881807B2 - 開閉器のラッチ式の電磁操作装置を駆動する駆動回路 - Google Patents

開閉器のラッチ式の電磁操作装置を駆動する駆動回路 Download PDF

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Description

この発明は投入コイルおよびトリップコイルを有する開閉器のラッチ式の電磁操作装置を駆動する駆動回路に関するものである。
電磁接触器等の開閉器の開閉に使用される電磁操作装置は、電磁マグネットの付勢時に吸引される可動子の枢動によって電磁接触器等の投入を行う(特開平8−316028号公報参照)。また、ラッチ式の電磁操作装置では、トリップコイルによって開閉器のトリップが行われる。
特開平8−316028号公報(図1及びその説明)
電磁接触器等の開閉器の開閉に使用されるラッチ式の電磁操作装置では、入り指令操作スイッチをON操作することによって投入コイルに通電され開閉器が投入動作し、切り指令操作スイッチをON操作することによってトリップコイルに通電され開閉器がトリップ動作するが、入り指令操作スイッチと切り指令操作スイッチとを誤操作で同時にON操作した場合に、投入コイルとトリップコイルの交互付勢の繰り返しによる主接点の開閉動作の繰り返し(ポンピング動作)を防止する必要がある。
この発明は、前述のような実情に鑑みてなされたもので、入り指令操作スイッチと切り指令操作スイッチとを誤操作で同時にON操作した場合に、投入コイルとトリップコイルの交互付勢の繰り返しによる主接点の開閉動作の繰り返し(ポンピング動作)を、ノイズによる誤動作する可能性が或るマイコンを使用することなく防止できるようにすることを目的とするものである。
この発明に係る開閉器のラッチ式の電磁操作装置を駆動する駆動回路は、通電されると磁束を発生する投入コイルによって開閉器の可動接点が前記開閉器の固定接点に投入されて投入状態がラッチされ、通電されると磁束を発生するトリップコイルによって前記開閉器がトリップ動作する開閉器のラッチ式の電磁操作装置を駆動する駆動回路であって、
入力側が交流電源に接続され直流電力を出力する交直変換回路と、前記開閉器の入りを指令する第1のスイッチと、前記可動接点の動作に応動する第2のスイッチと、前記開閉器の切りを指令する第3のスイッチと、前記第1のスイッチと第2のスイッチのa接点とがONになると付勢されるポンピング防止用補助リレーと、前記第2のスイッチの接点と前記投入コイルとの間に直接続された前記ポンピング防止用補助リレーのb接点と、前記トリップコイルと直列に接続された開閉器補助接点とで構成され、
前記第1のスイッチをそのOFF状態からON状態にして入り指令を出すと、前記交直変換回路→前記第1のスイッチ→前記第2のスイッチのb接点→前記ポンピング防止用補助リレーのb接点→前記投入コイル→前記交直変換回路の経路で直流電流が流れて、前記投入コイルが付勢され、前記可動接点と前記固定接点とがOFFからONとなり、前記可動接点と前記固定接点とがONの状態にラッチされ、
前記交直変換回路→前記第1のスイッチ→前記第2のスイッチのa接点→前記ポンピング防止用補助リレーの経路で直流電流が流れて、前記ポンピング防止用補助リレーが付勢され、
前記第1のスイッチと前記第3のスイッチとが同時にONの状態となった場合、前記交直変換回路→前記第3のスイッチ→前記トリップコイル→前記開閉器の補助接点→前記交直変換回路の順に直流電流が流れて、前記トリップコイルに通電され、開閉器がトリップ動作し、前記ポンピング防止用補助リレーの付勢による前記ポンピング防止用補助リレーのb接点のOFFにより前記投入コイルへの通電が阻止されるものである。
この発明は、通電されると磁束を発生する投入コイルによって開閉器の可動接点が前記開閉器の固定接点に投入されて投入状態がラッチされ、通電されると磁束を発生するトリップコイルによって前記開閉器がトリップ動作する開閉器のラッチ式の電磁操作装置を駆動する駆動回路であって、
入力側が交流電源に接続され直流電力を出力する交直変換回路と、前記開閉器の入りを指令する第1のスイッチと、前記可動接点の動作に応動する第2のスイッチと、前記開閉器の切りを指令する第3のスイッチと、前記第1のスイッチと第2のスイッチのa接点とがONになると付勢されるポンピング防止用補助リレーと、前記第2のスイッチの接点と前記投入コイルとの間に直接続された前記ポンピング防止用補助リレーのb接点と、前記トリップコイルと直列に接続された開閉器補助接点とで構成され、
前記第1のスイッチをそのOFF状態からON状態にして入り指令を出すと、前記交直変換回路→前記第1のスイッチ→前記第2のスイッチのb接点→前記ポンピング防止用補助リレーのb接点→前記投入コイル→前記交直変換回路の経路で直流電流が流れて、前記投入コイルが付勢され、前記可動接点と前記固定接点とがOFFからONとなり、前記可動接点と前記固定接点とがONの状態にラッチされ、
前記交直変換回路→前記第1のスイッチ→前記第2のスイッチのa接点→前記ポンピング防止用補助リレーの経路で直流電流が流れて、前記ポンピング防止用補助リレーが付勢され、
前記第1のスイッチと前記第3のスイッチとが同時にONの状態となった場合、前記交直変換回路→前記第3のスイッチ→前記トリップコイル→前記開閉器の補助接点→前記交直変換回路の順に直流電流が流れて、前記トリップコイルに通電され、開閉器がトリップ動作し、前記ポンピング防止用補助リレーの付勢による前記ポンピング防止用補助リレーのb接点のOFFにより前記投入コイルへの通電が阻止されるので、入り指令操作スイッチ等の第1のスイッチと切り指令操作スイッチ等の第3のスイッチとを誤操作で同時にON操作した場合に、投入コイルとトリップコイルの交互付勢の繰り返しによる主接点の開閉動作の繰り返し(ポンピング動作)を、ノイズによる誤動作する可能性が或るマイコンを使用することなく防止できる効果がある。
この発明の参考例1を示す図で、開閉装置の電磁操作装置の一例を示す正面図である。 この発明の参考例1を示す図で、図1の矢印II−IIから見た側面断面図である。 この発明の参考例1を示す図で、図1の矢印III−IIIから見た要部の部分側面断面図である。 この発明の参考例1を示す図で、図1の電磁マグネット部を示す部分図である。 この発明の参考例1を示す図で、電磁操作装置の駆動回路の一例を示す接続図である。 この発明の参考例1を示す図で、図5の駆動回路の投入過程における電流経路を例示する動作説明図である。 この発明の参考例1を示す図で、図5の駆動回路の投入保持状態における電流経路を例示する動作説明図である。 この発明の参考例1を示す図で、図5の駆動回路における投入および投入保持の各部の動作タイミングを例示する動作タイミングチャートである。 この発明の実施の形態1を示す図で、ラッチ式の電磁操作装置の駆動回路の一例を示す接続図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図9の駆動回路の投入過程における電流経路を例示する動作説明図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図9の駆動回路の投入時のポンピング防止回路動作過程における電流経路を例示する動作説明図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図9の駆動回路のポンピング防止回路における電流経路を例示する動作説明図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図9の駆動回路の投入時の各部の動作タイミングを例示する動作タイミングチャートである。 この発明の実施の形態1を示す図で、図9の駆動回路のトリップ動作過程における電流経路を例示する動作説明図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図9の駆動回路のCTD(コンデンサ引き外し装置)トリップ動作過程における電流経路を例示する動作説明図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図9の駆動回路のトリップ動作時の各部の動作タイミングを例示する動作タイミングチャートである。
参考例1.
以下この発明の参考例1を図1から図8により説明する。
先ず、図1及び図2により電磁接触子器の全体構成を説明する。固定接点1aと可動接点1bとが内蔵された真空バルブ1が、絶縁フレーム2の内側に3相分収容されている。固定接点1aは固定ロッド1cに接続され、固定ロッド1cは真空バルブ1の容器の外部に導出されて固定側端子3に接続されると共に絶縁フレーム2に固定されている。
一方、可動接点1bは接点の接離方向に移動可能な可動ロッド1dに接続されている。可動ロッド1dは外部に導出されて可撓導体4を介して可動側端子5と接続されると共に、可動ロッド1dと同軸上にある絶縁ロッド6の一方と連結されている。絶縁ロッド6の他方には、両接点間に接触圧力を与える接圧ばね7が装着されている。
上記の、真空バルブ1、絶縁フレーム2、固定側端子3、可撓導体4、可動側端子5、絶縁ロッド6、接圧ばね7までの部分で主回路部8(図1参照)を構成する。この主回路部8は、絶縁フレーム2を介してベース9にボルト締めされて固定されている。
なお、ベース9の材料は金属板とし、例えば、鋼板をプレス加工して形成したものである。
また、主回路部8の各構成部品の形状は、一例を示しており、図の形状に限定するものではない。
絶縁ロッド6の先端側は接圧ばね7を介して開閉レバー10の一端に連結されている。開閉レバー10の他端は回動軸11に固着されており、回動軸11の軸心を支点に回動することで、接圧ばね7を介し絶縁ロッド6及びそれに連結された可動ロッド1dを、両接点1a,1bの接離方向に往復動させるようになっている。
更に、回動軸11には、開閉レバー10と連動して回動する可動子12が固着されている。そして、可動子12を電磁力によって吸引し、回動軸11を接点が投入される方向に回動させるための電磁マグネット13が、可動子12に対向してベース9に配設されている。この電磁マグネット13の詳細と回動軸11の支持部の構成については後述する。
また、ベース9には、可動子12の吸引方向とは反対方向の動きを規制するために、断面L字状をしたストッパ14が設けられている。
回動軸11には、前記の絶縁ロッド6を駆動する開閉レバー10とは別に、接点開放用のレバー15(図1参照)が設けられており、そのレバー15に対向して開放ばね16が設けられている。この部分の詳細を図3により説明する。図3は図1のIII−IIIから見た断面である。 レバー15の一端が回動軸11にボルト等によって固着されており、他端側が開放ばね16によって、可動子12の吸引方向とは反対方向に付勢されるように、開放ばね16が配置されている。開放ばね16のレバー15側とは反対側は、ベース9に支持固定されている。レバー15が開放ばね16に押圧されて回動軸11が回動しても、先に説明したストッパ14の作用により所定の角度以上は回動しない。
上記の、開閉レバー10、回動軸11、可動子12、電磁マグネット13、ストッパ14、レバー15、開放ばね16の部分で、接点を駆動する駆動機構部17(図1参照)を構成している。この駆動機構部17は、絶縁フレーム2を介すことなく、直接、ベース9側に固定されている。
なお、駆動機構部17の各構成部品の形状は、図に限定するものではない。例えば、レバー15は可動子12と兼用したものでも良い。
次に、電磁マグネット13と、回動軸11の組み付け構造の詳細について、図2の断面図及び図4の斜視図により説明する。
図2の断面図に示すように、電磁マグネット13の中心部には鉄心18があり、この鉄心18に電磁コイル19が巻回されている。電磁コイル19は、内側の投入コイルCCと、投入コイルCCと同心状をなす外側の保持コイルHCとで構成され、投入コイルCCと保持コイルHCとはコイル間絶縁体を介して絶縁されている。
電磁コイル19の3方を取り囲むようにヨーク20が配設されており、ヨーク20と鉄心18とは、ボルトによって一体に固着さている。ヨーク20の下部側には取付足20aが設けられており、ボルト締め等によってベース9に固定される。
溝形をしたヨーク20開口部側の上部に、回動軸11を支持するための軸受支持部20bが設けられており、軸受支持部20bに取り付けられた軸受21に、断面が四角形の回動軸11が挿入されて回動可能に支持されている。
電磁マグネット13に対向させて、回動軸11に可動子12が取り付けられており、電磁マグネット13を作動させて可動子12を吸引したときは、可動子12の面がヨーク20の開口部側の面にほぼ隙間無く当接するようになっている。
回動軸11の上面側の取付穴11aには、先に説明した開閉レバー10がボルト締め等により固着される。また、側面側の取付穴11bには先に説明したレバー15が取り付けられる。
なお、回動軸11の両軸受21の間のほぼ全長に亘って可動子12の取付部とすることで、回動軸11が軸方向にずれないように位置決めしている。
また、回動軸11の断面形状を四角形としているのは、可動子12や開閉レバー10,レバー15が固定しやすいためであるが、必ずしも4角形に限定するものではない。
以上のように構成された電磁接触器の動作について説明する。
真空バルブ1の接点が開成しているときは、電磁マグネット13のヨーク20と可動子12とは図3のような状態にある。電磁接触器に投入指令が出されると、電磁コイル19が励磁され、鉄心18とヨーク20と可動子12とを周回する磁束が発生し、電磁マグネット13に吸引力が発生する。この吸引力により、可動子12は、ヨーク20に引き付けられ、回動軸11を支点に図3において時計回りに回動する。それに連動して、開閉レバー10が接圧ばね7を介して絶縁ロッド6と可動ロッド1dを押し上げ、真空バルブ1の可動接点1bが固定接点1aに当接する。更に接圧ばね7が圧縮されて図2のような状態になり投入が完了する。両接点1a,1bは接圧ばね7の接圧力によって接点に必要な接触圧が付加されている。電磁コイル19に電流を流し続けることで投入状態が保持される。投入状態を保持するために、電磁マグネット13の吸引力は、接圧ばね7の接圧力と開放ばね16の開放力の合計を上回るように設計されている。
電磁コイル19の電流を遮断して励磁が解かれると、電磁マグネット13の吸引力が消失し、接圧ばね7の力と、開放ばね16がレバー15を押圧する力とによって、回動軸11が図2で反時計方向に回動し、開閉レバー10が押し下げられ、可動接点1bが固定接点1aから離れて遮断状態となる。
このとき、図3に示すように、可動子12はストッパ14に当接してそれ以上回動しないようになっている。
このため、組立時に可動子12とヨーク20(又は鉄心18)との隙間のばらつきが減少し、微調整などの調整作業を必要とせず調整が簡単となり、精度良く可動子12を組み付けることが可能となる。したがって、隙間を最小限に減少できるので、結果として、電磁マグネット13の小形化を図ることができる。
また、途中に介在部品が少ないので、経年劣化や摩耗等によって隙間寸法が変化するのが抑制され、品質の安定した電磁接触器を提供できる。
更に、電磁マグネット13部と、軸受21,回動軸11,開閉レバー10,レバー15,開放ばね16からなる駆動機構部17が、主回路部8側の絶縁フレーム2を介することなく、独立して直接、ベース9に固定されているので、主回路部8と駆動機構部17とを別個に組み立てることができ、各ユニット内で調整が可能となり、組立が容易となる。
電磁操作装置の駆動回路は図5から7に例示してあるように、ダイオードD1からD4で構成され入力側が交流電源に接続され直流電力を出力する交直変換回路REC、開閉器の入り切りを指令する人為的操作スイッチである第1のスイッチSMOと、回動軸11の回動位置を検出する位置検出スイッチであるリミットスイッチなどの第2のスイッチLS1、保持コイルHC、投入コイルCC、バイパス回路BPC、サージ吸収素子ZNR1からサージ吸収素子ZNR4、ダイオードD5で構成され、交直変換回路REC、第1のスイッチSMO、第2のスイッチLS1、保持コイルHC、投入コイルCC、バイパス回路BPC、サージ吸収素子ZNR1からサージ吸収素子ZNR4、ダイオードD5は図5から7に例示のように接続されている。
交直変換回路REC、バイパス回路BPC、サージ吸収素子ZNR1からサージ吸収素子ZNR4、ダイオードD5は点線で示す制御基板上に搭載されている。
点線で示す前記制御基板の外部に配設された第1のスイッチSMO、第2のスイッチLS1、保持コイルHC、投入コイルCCは、前記接続端子を介して、前記制御基板上の交直変換回路REC、バイパス回路BPC、サージ吸収素子ZNR1からサージ吸収素子ZNR4、ダイオードD5に、制御基板上の印刷配線により接続されている。
次いで、図5の電磁操作装置の駆動回路の動作を、図6から8により説明する。
先ず、第1のスイッチSMOにより、そのOFF状態からON状態にして入り指令を出すと、第2のスイッチLS1のON状態のb接点を介して投入コイルCCに交直変換回路RECの出力(直流電力)が供給され、図6に太線で表示した経路、即ちダイオードD2→第1のスイッチSMO→第2のスイッチLS1b接点→バイパス回路BPC→投入コイルCC→ダイオードD4の経路、で電流が流れる。
投入コイルCCに駆動電流が流れることにより投入コイルCCが付勢されると、図1から4の説明で前述したように、開閉装置の主接点である可動接点1bが、同じく主接点である固定接点1aに投入され、この投入動作と平行して、可動接点のON位置を検出するための位置検出スイッチである第2のスイッチLS1が動作して、第2のスイッチLS1のb接点がONからOFFに、第2のスイッチLS1のa接点がOFFからONに切り替わり、図7に例示のように、バイパス回路BPCの通電が解除され、保持コイルHCと投入コイルCCの直列回路に交直変換回路RECの出力が供給され、図7に太線で表示した経路、即ちダイオードD2→第1のスイッチSMO→第2のスイッチLS1b接点→保持コイルHC→投入コイルCC→ダイオードD4の経路、で電流が流れる。
保持コイルHCおよび投入コイルCCに流れることにより保持コイルHCが付勢され投入コイルCCの付勢が継続されると、可動接点1bの投入の保持は保持コイルHCおよび投入コイルCCの双方で行われる。
可動接点1bの投入の保持が、保持コイルHCおよび投入コイルCCの双方で行われることにより、より確実な投入保持が行われ、また、保持コイルHCのみで投入保持をする場合に比べて保持コイルHCを小型小容量化できる。
また、交直変換回路REC、バイパス回路BPC、サージ吸収素子ZNR1からサージ吸収素子ZNR4、ダイオードD5は点線で示す制御基板上に搭載され、制御基板の外部に配設された第1のスイッチSMO、第2のスイッチLS1、保持コイルHC、投入コイルCCが、接続端子を介して、制御基板上の交直変換回路REC、バイパス回路BPC、サージ吸収素子ZNR1からサージ吸収素子ZNR4、ダイオードD5に、制御基板上の印刷配線により接続される回路構成として、当該回路により開閉装置の接点の投入および投入保持の機能を実現するので、マイコンを使用してS/Wアプリケーションにより投入および投入保持の機能を実現する場合のように、ノイズの影響を受けた誤動作は無く、また誤動作を防止する複雑な対策を講じる必要もない。
投入状態にある可動接点1bを固定接点1aから引き離す遮断動作は、保護リレーによる自動遮断以外に、第1のスイッチSMOをOFFにすれば、保持コイルHCおよび投入コイルCCが消勢し、開放ばね16により可動接点1bは固定接点1aから離間する。
なお、第2のスイッチLS1は、可動接点のON位置を検出するための位置検出スイッチであるので、例えばリミットスイッチ、マイクロスイッチ、光スイッチなど市販のスイッチを、投入コイルCC付勢による投入動作により移動、回動部分に対応して設ければ、前述の動作を実現できる。
実施の形態1.
以下、実施の形態1を図9から16によりラッチ式の電磁操作装置の駆動回路の場合について説明する。
ラッチ式の電磁操作装置は、一般的には、前述の投入保持は永久磁石の吸引力を利用しており、投入状態にある可動接点1bを固定接点1aから引き離す遮断動作は、トリップコイルTCの付勢により行われる。
実施の形態1の電磁操作装置の駆動回路は図9から12,14,15に例示してあるように、ダイオードD1からダイオードD4で構成され入力側が交流電源に接続され直流電力を出力する交直変換回路REC、人為的操作スイッチである第1のスイッチSMO1、第4のスイッチSMO2、位置検出スイッチであるリミットスイッチなどの第3のスイッチLS0,第2のスイッチLS1、投入コイルCC、トリップコイルTC、サージ吸収素子ZNR1からサージ吸収素子ZNR4、ダイオードD5からダイオードD9、ポンピング動作防止用補助リレー52X、抵抗R1、抵抗R2で構成され、交直変換回路REC、第1のスイッチSMO1、第3のスイッチSMO2、第4のスイッチSMO3、第2のスイッチLS1、保持コイルHC、投入コイルCC、サージ吸収素子ZNR1からサージ吸収素子ZNR4、ダイオードD5からダイオードD9、ポンピング動作防止用補助リレー52X、抵抗R1,R2、コンデンサ引外し電源装置は、図9から12,14,15に例示のように接続されている。
次いで、図9のラッチ式の電磁操作装置の駆動回路の動作を、図9から16により説明する。
先ず、図13にも示すように、入り指令操作スイッチである第1のスイッチSMO1を、そのOFF状態からON状態にして入り指令を出すと、投入コイルCCに投入コイルCC電流が流れ、主接点(開閉器の可動接点および固定接点)がOFFからONとなり、一方、主接点(開閉器の可動接点および固定接点)がOFFからONとなると、投入コイル入切用リミットスイッチである第2のスイッチLS1のb接点がONからOFFとなり、第2のスイッチLS1のa接点がOFFからONとなり、ポンピング防止用補助リレー52Xが動作しそのa接点はOFFからONへ、そのb接点はONからOFFへ、切替接点52X−cはa側がOFFからONへ、b側がONからOFFへと、それぞれ動作する。
第1のスイッチSMO1のONによる前記投入の過程の電流経路は、図10における太線で例示の経路となる。
即ち、図10に太線で図示のように、交直変換回路RECのダイオードD2→第1のスイッチSMO1→第2のスイッチLS1のb接点→ポンピング防止用補助リレー52Xのb接点52X−b→投入コイルCC→交直変換回路RECのダイオードD3の経路で直流電流が流れ、投入コイルCCが付勢され、主接点(開閉器の可動接点および固定接点)がOFFからONとなり、この主接点(開閉器の可動接点および固定接点)がONの状態に前述の永久磁石等によりラッチされる。
主接点(開閉器の可動接点および固定接点)がOFFからONとなると、参考例1の場合と同様に(図7参照)、第2のスイッチLS1のa接点がONとなり、図11における太線で例示の経路のポンピング防止回路が形成される。つまり、第1のスイッチSMO1、第3のスイッチSMO2の誤操作による同時ON時に発生する投入コイルとトリップコイルの交互付勢の繰り返しによる主接点の開閉動作の繰り返し(ポンピング動作)を防止するポンピング防止回路の動作過程の電流経路は、図11における太線で例示の経路となる。
即ち、図11における太線で示すように、交直変換回路RECのダイオードD2→第1のスイッチSMO1→第2のスイッチLS1のa接点→ポンピング防止用補助リレー52Xの切替接点52X−cのb接点→ポンピング防止用補助リレー52X→交直変換回路RECのダイオードD3の経路で直流電流が流れ、ポンピング防止用補助リレー52Xが付勢される。
ポンピング防止用補助リレー52Xが付勢されると、図11における太線で示すように、ポンピング防止用補助リレー52Xの切替接点52X−cのb接点がOFF,a接点がONとなり、交直変換回路RECのダイオードD2→第1のスイッチSMO1→第2のスイッチLS1のa接点→ポンピング防止用補助リレー52Xの切替接点52X−cのa接点→ポンピング防止用補助リレー52X→交直変換回路RECのダイオードD3の経路で直流電流が流れ、ポンピング防止用補助リレー52Xの自己保持回路が形成される。
一方、投入コイルCCに直列接続されたポンピング防止用補助リレー52Xのb接点52X−bは、ポンピング防止用補助リレー52Xの付勢によりOFFとなる。
ここで、主接点(開閉器の可動接点および固定接点)がOFFからONとなっているので、開閉器の補助接点52aはONの状態であることから、入指令操作スイッチである第1のスイッチSMO1がONであるにも拘わらず切指令操作スイッチである第3のスイッチSMO2が誤操作でONに操作された場合、つまり、第1のスイッチSMO1と第3のスイッチSMO2とが同時にONの状態となった場合、交直変換回路RECのダイオードD2→第3のスイッチSMO2→トリップコイルTC→開閉器の補助接点52a→ダイオードD9→前記交直変換回路RECのダイオードD3の順に直流電流が流れ、トリップコイルTCは通電され、開閉器はトリップ動作する。
ここで、投入コイルCCと直列をなすポンピング防止用補助リレー52Xのb接点52X−bはOFFの状態であるので、第1のスイッチSMO1がON状態であっても投入コイルCCには通電されず、投入コイルCCは付勢されないので、開閉器はトリップした状態を維持し、開閉器の主接点(第2図の固定接点1aおよび可動接点1b)のポンピング動作は行われなくなる。
なお、ポンピング防止用補助リレー52XのON状態ではポンピング防止用補助リレー52Xのb接点52X−bを介して投入コイルCCに流れる電流は、ダイオードD5により、投入コイルCCと並列をなすダイオードD5とサージ吸収素子ZNR3との直列回路には流入しない。ポンピング防止用補助リレー52Xのb接点52X−bがON状態からOFFになると、ポンピング防止用補助リレー52Xのb接点52X−bにはアークが発生するが、このアークは、投入コイルCCの逆起電力による放出エネルギがダイオードD5とサージ吸収素子ZNR3との直列回路を還流することにより、抑制あるいは防止される。
図16に示すように、第3のスイッチSMO2により、そのOFF状態からON状態にして切指令を出すと、トリップコイルTCにトリップコイルTC電流が流れ、主接点(開閉装置の可動接点および固定接点)がONからOFFとなり、開閉器の補助接点52aはONからOFFとなる。
なお、コンデンサ引外し電源装置を利用したトリップ過程の電流経路は、図15における太線で例示の経路となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、参考例1および実施の形態1を適宜、組み合わせ、変形、省略することができる。
なお、各図中、同一符合は同一または相当部分を示す。
1a 固定接点、 1b 可動接点、
11 回動軸、 12 可動子、
18 鉄心、 20 ヨーク、
52X ポンピング防止用補助リレー
52X−b ポンピング防止用補助リレーのb接点
BPC バイパス回路、 CC 投入コイル、
D5 ダイオード、 HC 保持コイル、
LS1 第2のスイッチ、 REC 交直変換回路、
SMO1 第1のスイッチ、 SMO2 第3のスイッチ、
SMO3 第4のスイッチ、 TC トリップコイル、
ZNR3 サージ吸収素子。

Claims (3)

  1. 通電されると磁束を発生する投入コイルによって開閉器の可動接点が前記開閉器の固定接点に投入されて投入状態がラッチされ、通電されると磁束を発生するトリップコイルによって前記開閉器がトリップ動作する開閉器のラッチ式の電磁操作装置を駆動する駆動回路であって、
    入力側が交流電源に接続され直流電力を出力する交直変換回路と、前記開閉器の入りを指令する第1のスイッチと、前記可動接点の動作に応動する第2のスイッチと、前記開閉器の切りを指令する第3のスイッチと、前記第1のスイッチと第2のスイッチのa接点とがONになると付勢されるポンピング防止用補助リレーと、前記第2のスイッチの接点と前記投入コイルとの間に直列接続された前記ポンピング防止用補助リレーのb接点と、前記トリップコイルと直列に接続された開閉器補助接点とで構成され、
    前記第1のスイッチをそのOFF状態からON状態にして入り指令を出すと、前記交直変換回路→前記第1のスイッチ→前記第2のスイッチのb接点→前記ポンピング防止用補助リレーのb接点→前記投入コイル→前記交直変換回路の経路で直流電流が流れて、前記投入コイルが付勢され、前記可動接点と前記固定接点とがOFFからONとなり、前記可動接点と前記固定接点とがONの状態にラッチされ、
    前記交直変換回路→前記第1のスイッチ→前記第2のスイッチのa接点→前記ポンピング防止用補助リレーの経路で直流電流が流れて、前記ポンピング防止用補助リレーが付勢され、
    前記第1のスイッチと前記第3のスイッチとが同時にONの状態となった場合、前記交直変換回路→前記第3のスイッチ→前記トリップコイル→前記開閉器の補助接点→前記交直変換回路の順に直流電流が流れて、前記トリップコイルに通電され、開閉器がトリップ動作し、前記ポンピング防止用補助リレーの付勢による前記ポンピング防止用補助リレーのb接点のOFFにより前記投入コイルへの通電が阻止される
    ことを特徴とする開閉器のラッチ式の電磁操作装置を駆動する駆動回路。
  2. 請求項1に記載の開閉器のラッチ式の電磁操作装置を駆動する駆動回路において、
    前記投入コイルと並列をなすダイオードとサージ吸収素子との直列回路が設けられ、前記交直変換回路から前記投入コイルに流れる電流は、前記直列回路には流入せず、前記投入コイルの逆起電力による放出エネルギが前記直列回路を還流す
    とを特徴とする開閉器のラッチ式の電磁操作装置を駆動する駆動回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載の開閉器のラッチ式の電磁操作装置を駆動する駆動回路において、
    前記第1のスイッチおよび前記第3のスイッチは人為的操作スイッチであり、前記第2のスイッチは前記可動接点の位置を検出する位置検出スイッチである
    ことを特徴とする開閉器のラッチ式の電磁操作装置を駆動する駆動回路。
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