JP5881302B2 - スローアウェイ式ホブの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インサートを着脱可能な分割ホブを組み立てて多巻ホブとして構成したスローアウェイ式ホブの製造方法に関する。
従来から、インボリュート歯車を創成法を用いて歯切りする工具として、インサート(歯切り用チップ)を着脱可能とした、スローアウェイ式のホブが周知となっている。更に、このスローアウェイ式ホブの中には、複数の1巻ホブを組み立てて多巻ホブとして構成したものが提供されている。そして、このような、分割構造を採用したスローアウェイ式ホブは、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2000−233321号公報
しかしながら、上記従来のスローアウェイ式ホブでは、インサートをホブ回転軸の平行線上に並列しているため、当該インサートの着脱作業時に、ボルトや、このボルトを締め付け及び緩めるためのレンチを、隣接した1巻ホブに干渉させるおそれがある。この結果、インサートの着脱作業性の低下を招いていた。
更に、従来のスローアウェイ式ホブでは、1巻ホブのウォーム巻数が1巻に規定されているので、インサートのホブ回転方向の装着間隔によっては、ウォームの巻軸方向の端面が、インサートを取り付けるための取付座面や、この取付座面付近を、分断するように配置されてしまう。このように、ウォームの巻軸方向の端面が配置されると、インサートの取付剛性を低下させるおそれがある。そこで、このような問題を解消するため、インサートの装着間隔を変更することも可能ではあるが、インサートの配置を所望のものにできなくなってしまう。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、インサートの着脱作業性及び取付剛性を向上させると共に、インサートの配置の自由度を大きくすることができるスローアウェイ式ホブの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明に係るスローアウェイ式ホブの製造方法は、
軸部の外周部に螺旋状に形成されるウォームにインサートをウォーム巻軸方向に等角度間隔で着脱可能に装着する円盤状の分割ホブを重ね合わせ、隣接した前記分割ホブ間におけるウォーム巻軸方向の端面同士を突き合わせることにより、前記分割ホブを多巻ホブとして組み立てるようにしたスローアウェイ式ホブの製造方法であって、
前記インサートのウォーム巻軸方向の装着間隔を、360°を等分できない角度に設定し、
前記端面が、ウォーム巻軸方向に隣接した前記インサート間のウォーム巻軸方向中間位置よりも、ウォーム巻軸方向上流側に配置されるように、前記ウォームの巻数を1巻未満に設定する
ことを特徴とする。
従って、本発明に係るスローアウェイ式ホブの製造方法によれば、インサートのホブ回転方向の装着間隔を、360°を等分できない角度に設定すると共に、ウォームの巻数を1巻未満に設定することにより、インサートを装着するためのボルト及びレンチの分割ホブへの干渉を抑えることができるので、インサートの着脱作業性を向上させることができる。また、ウォームの巻数を設定する際に、ウォームの端面を、ホブ回転方向に隣接したインサート間の中間位置よりも、ホブ回転方向上流側に配置することにより、インサートの取付剛性を向上させることができる。更に、インサートのホブ回転方向の装着間隔を設定してから、ウォームの巻数及びその端面の配置を設定することにより、インサートの配置の自由度を大きくすることができる。
本発明の一実施例に係る製造方法が適用されるスローアウェイ式ホブの斜視図である。 本発明の一実施例に係る製造方法が適用されるスローアウェイ式ホブの正面図である。 (a)は端部分割ホブの斜視図、(b)は端部分割ホブの正面図、(c)は端部分割ホブの側面図である。 (a)は中間部分割ホブの斜視図、(b)は中間部分割ホブの正面図、(c)は中間部分割ホブの側面図である。 インサートの取付作業を示した図である。
以下、本発明に係るスローアウェイ式ホブの製造方法について、図面を用いて詳細に説明する。
図1及び図2に示したスローアウェイ式のホブ1は、円盤状の端部分割ホブ11及び中間部分割ホブ12を重ね合わせて組み立てることにより多巻ホブとした、分割構造を採用している。即ち、ホブ1は、そのホブ回転軸方向両側に配置した端部分割ホブ11間に、複数の中間部分割ホブ12を挟持した構造となっている。
図3(a),(b)及び図4(a),(b)に示すように、端部分割ホブ11及び中間部分割ホブ12の軸部21には、取付用孔22及び組立用孔23が開口されている。取付用孔22は、ホブ1をホブ盤に装着する際に、その主軸が嵌入されるものであって、ホブ回転軸と同軸上に形成されている。一方、組立用孔23は、端部分割ホブ11及び中間部分割ホブ12を組み立てる際に使用するボルトが嵌入されるものであって、取付用孔22の径方向外側で、且つ、その周方向に等角度間隔で形成されている。
また、軸部21の外周部には、略台形の縦断面を有するウォーム24が螺旋状に形成されている。このウォーム24の巻軸方向両側には、凹状の取付座面25が、所定の間隔で左右交互に形成されており、この取付座面25には、ボルト孔26が形成されている。更に、ウォーム24には、溝状のチップポケット27が、取付座面25のホブ回転方向下流側で、且つ、取付座面25と面するように形成されている。
即ち、取付座面25には、インサート(歯切り用チップ)31がボルト32によって着脱可能に装着されている。そして、インサート31を取付座面25に装着することにより、当該インサート31の切れ刃が、チップポケット27を臨むようになっている。
なお、取付座面25に装着されたインサート31は、ホブ回転方向に等角度間隔に配置されることになるが、その装着間隔は、360°を等分できない角度に設定されている。
従って、ホブ1がホブ回転軸周りに回転して歯切りを行うときには、インサート31の切れ刃によって発生した切屑(チップ)は、そのインサート31のホブ回転方向(巻軸方向)直下に形成されたチップポケット27に排出される。
ここで、ウォーム24は、その巻数(巻状態)が、1周に満たない1巻(360°)未満となっている。また、ウォーム24の巻軸方向の端面24aは、ホブ回転方向に隣接した取付座面25間の中間位置(中間角度)よりも、ホブ回転方向上流側に設定されている。即ち、ウォーム24は、その端面24aがインサート31間の中間位置よりもホブ回転方向上流側に配置されるような、1巻未満の巻数(巻状態)となっている。なお、図1乃至図5においては、1つの例として、ウォーム24の巻数を0.97巻としている。
よって、ホブ1を組み立てる場合には、先ず、被加工歯車の諸元や加工条件(被加工歯車の回転速度、ホブ1の回転速度、切り込み量等)に基づいて、取付座面25の巻軸方向の設置間隔、即ち、インサート31のホブ回転方向の装着間隔を設定する。
次いで、ウォーム24の端面24aが取付座面25間の中間位置よりもホブ回転方向上流側に配置されるように、ウォーム24の巻数を1巻未満に設定した後、このようなウォームを備える端部分割ホブ11及び中間部分割ホブ12を製造する。
そして、端部分割ホブ11及び中間部分割ホブ12の軸部21をホブ回転軸方向に重ね合わせると共に、それらの端面24a同士を、ウォーム24が巻軸方向に連続するように突き合わせる。
次いで、軸部21の重ね合わせにより連通した組立用孔23に、ボルトを貫通させる。これにより、端部分割ホブ11と中間部分割ホブ12との間の連結が完了する。
そして、インサート31をボルト32により取付座面25に固定する。これにより、ホブ1の最終的な組み立てが完了する。
従って、本発明に係るスローアウェイ式ホブ1の製造方法によれば、インサート31のホブ回転方向の装着間隔を、360°を等分できない角度に設定すると共に、ウォーム24の巻数を1巻未満に設定することにより、図5に示すように、隣接した端部分割ホブ11と中間部分割ホブ12との間、及び、隣接した中間部分割ホブ12間において、チップポケット27とインサート31とを、ホブ回転軸方向に対向させることができる。これにより、ボルト32や、このボルト32を締め付け及び緩めるためのレンチ33が、インサート31を装着しようとする端部分割ホブ11及び中間部分割ホブ12と隣接した端部分割ホブ11及び中間部分割ホブ12に干渉することがないので、インサート31の着脱作業性を向上させることができる。
また、ウォーム24の巻数を設定する際に、ウォーム24の端面24aを、ホブ回転方向に隣接した取付座面25間の中間位置よりも、ホブ回転方向上流側に配置することにより、端面24aが取付座面25やその付近に配置されないため、インサート31の取付剛性を向上させることができる。
更に、インサート31のホブ回転方向の装着間隔を設定してから、ウォーム24の巻数及びその端面24aの配置を設定することにより、ウォーム24の巻数及びその端面24aの配置による制限を受けることなく、インサート31を任意の装着間隔で配置することができる。これにより、インサート31の配置の自由度を大きくすることができる。
本発明は、歯切り時おけるインサートの振動を防止して、加工精度の向上を図るようにしたスローアウェイ式ホブに適用可能である。
1 ホブ
11 端部分割ホブ
12 中間部分割ホブ
21 軸部
22 取付用孔
23 組立用孔
24 ウォーム
24a 端面
25 取付座面
26 ボルト孔
27 チップポケット
31 インサート
32 ボルト
33 レンチ

Claims (1)

  1. 軸部の外周部に螺旋状に形成されるウォームにインサートをウォーム巻軸方向に等角度間隔で着脱可能に装着する円盤状の分割ホブを重ね合わせ、隣接した前記分割ホブ間におけるウォーム巻軸方向の端面同士を突き合わせることにより、前記分割ホブを多巻ホブとして組み立てるようにしたスローアウェイ式ホブの製造方法であって、
    前記インサートのウォーム巻軸方向の装着間隔を、360°を等分できない角度に設定し、
    前記端面が、ウォーム巻軸方向に隣接した前記インサート間のウォーム巻軸方向中間位置よりも、ウォーム巻軸方向上流側に配置されるように、前記ウォームの巻数を1巻未満に設定する
    ことを特徴とするスローアウェイ式ホブの製造方法
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