JP5881149B2 - 車両内でのアラーム対象者検知装置、アラーム対象者検知方法、プログラム、記録媒体およびアラーム対象者検知システム - Google Patents
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Description
車両内に存在する人の画像情報を取得する画像取得手段と、
前記画像情報から前記人の移動を検知する移動検知手段と、
前記画像情報から前記人の属性を判定する属性判定手段と、
前記移動検知手段による前記人の移動の検知、および、
前記属性判定手段による前記人が予め設定されていた特定の属性であるとの判定の少なくとも一方を満たす場合に、前記人をアラーム対象者として検知するアラーム対象者検知手段と
を含むことを特徴とする。
車両内に存在する人の画像情報を取得する画像取得工程と、
前記画像情報から前記人の移動を検知する移動検知工程と、
前記画像情報から前記人の属性を判定する属性判定工程と、
前記移動検知工程による前記人の移動の検知、および、
前記属性判定工程による前記人が予め設定されていた特定の属性であるとの判定の少なくとも一方を満たす場合に、前記人をアラーム対象者として検知するアラーム対象者検知工程と
を含むことを特徴とする。
車両内に存在する人の画像情報を取得する画像取得手段と、
前記画像情報から前記人の移動を検知する移動検知手段と、
前記画像情報から前記人の属性を判定する属性判定手段と、
前記移動検知手段による前記人の移動の検知、および、
前記属性判定手段による前記人が予め設定されていた特定の属性であるとの判定の少なくとも一方を満たす場合に、前記人をアラーム対象者として検知するアラーム対象者検知手段と、
前記アラーム対象者の検知結果を出力する出力手段とを含み、
前記画像取得手段および前記出力手段が、システム外の通信回線網を介して、前記移動検知手段および前記属性判定手段の少なくとも一方と接続されていることを特徴とする。
図2は、本発明の車両内でのアラーム対象者検知装置の実施形態1の構成を示すブロック図である。また、図3は、実施形態1におけるアラーム対象者検知方法のフローチャートである。図1は、図2および図3に示した車両内でのアラーム対象者検知装置およびアラーム対象者検知方法を用いた、車両内でのアラーム対象者の検知について説明する図である。図2に示すように、このアラーム対象者検知装置10は、画像取得手段11と、移動検知手段12と、属性判定手段13と、アラーム対象者検知手段14と、移動検知情報データベース15と、属性情報データベース16と、アラーム対象者検知情報データベース17とを備える。画像取得手段11は、移動検知手段12と属性判定手段13とに接続されている。移動検知手段12と属性判定手段13とは、アラーム対象者検知手段14に接続されている。そして、移動検知手段12は、移動検知情報データベース15に接続されている。属性判定手段13は、属性情報データベース16に接続されている。アラーム対象者検知手段14は、アラーム対象者検知情報データベース17に接続されている。本実施形態の対象物検出装置は、任意の構成部材として出力手段18を備えていることも好ましい。
通常、同一人物の位置は、連続するフレーム間で急激に変化しない。例えば、図4に示すように、n−1番目のフレームにおける任意の候補者の位置を(Xn−1,Yn−1)、n番目のフレームにおける人物の位置を(Xn,Yn)とした場合に、これらの2点間の距離diffdist=[(Xn−1−Xn)2+(Yn−1−Yn)2]1/2が小さいほど、人物の同一性が高いと考えられる。
あるフレームの画像に写っている人物が、次のフレームの画像においてどの位置に移動するかは、予測可能である。例えば、n−1番目のフレームの画像に写っている人物が次のn番目のフレームでどの位置に移動するかは、n−1番目のフレームの画像およびn−2番目以前のフレームの画像から予測可能である。n−1番目のフレームにおいて予測したn番目のフレーム画像での人物の位置と、n番目のフレームにおける実際の位置との2点間の距離が小さいほど、人物の同一性が高いと考えられる。
通常、同一人物の頭部の大きさは、連続するフレーム間で急激に変化しない。例えば、図5に示すように、n−1番目のフレームにおける任意の人物の頭部の大きさをhn−1、n番目のフレームにおける頭部の大きさをhnとすると、これらの大きさの差(diffhead−size)が小さいほど、人物の同一性が高いと考えられる。
一般的に、人間は一定の方向を向いて移動するため、あるフレームにおける頭部の向きとその次のフレームにおける頭部の向きが極端に異なることは稀である。よって、n−1番目のフレームにおける頭部の向きと、n番目のフレームにおける頭部の向きとを比較することで、人物の同一性を判定可能である。n−1番目のフレームにおける頭部の向きと、n番目のフレームにおける頭部の向きとの差が小さいほど、人物の同一性が高いと考えられる。
同一人物の衣服は、連続するフレーム間で急激に変化しない。よって、フレーム画像に写っている人物の服装を基に、人物の同一性を判定可能である。フレーム画像において人物の頭部を検出した場合、その直下の部分はその人物の胸部であると推定できる。したがって、あるフレーム画像における人物の頭部の直下の部分(胸部領域)における色成分のヒストグラム分布と、その後のフレーム画像における胸部領域における色成分のヒストグラム分布とは、同一人物であればほぼ同じとなる。したがって、n−1番目のフレームにおける胸部領域の色成分のヒストグラム分布と、n番目のフレームにおける胸部領域の色成分のヒストグラム分布との差が小さいほど、人物の同一性が高いと考えられる。
同一人物の顔は、連続するフレーム間で急激に変化しない。よって、フレーム画像に写っている人物の顔を基に、人物の同一性を判定可能である。フレーム間での人物の顔の相違は、テンプレートマッチング等によって数値化できる。これらの方法で数値化した値が小さいほど、人物の同一性が高いと考えられる。
同一人物の顔の女性らしさや男性らしさは、連続するフレーム間で急激に変化しない。よって、フレーム画像に写っている人物の女性らしさや男性らしさを基に、人物の同一性を判定可能である。ここで、女性らしさや男性らしさを性別度として定義すると、性別度は識別器によって顔画像を基に出力可能である。例えば、フレーム画像に写っている人物の顔が女性らしいほど0に近い値を出力し、男性らしいほど1に近い値を出力するようにすればよい。上記のように性別度を出力する場合、n−1番目のフレームにおける性別度と、n番目のフレームにおける性別度との差が小さいほど、人物の同一性が高いと考えられる。
同一人物の年齢は、連続するフレーム間で急激に変化しない。よって、フレーム画像に写っている人物の年齢を基に、人物の同一性を判定可能である。人間の年齢は連続量を扱う識別器によって、顔画像を基に推定可能である。n−1番目のフレームにおいて推定された年齢と、n番目のフレームにおいて推定された年齢との差が小さいほど、人物の同一性が高いと考えられる。
実施形態2は、前記アラーム対象者検知手段が、車両内の環境情報を加えてアラームの対象であるかを判定し、アラーム対象者を検知する態様である。図9は、本発明の車両内でのアラーム対象者検知装置の実施形態2の構成を示すブロック図である。また、図10は、実施形態2におけるアラーム対象者検知方法のフローチャートである。図8は、図9および図10に示した車両内でのアラーム対象者検知装置およびアラーム対象者検知方法を用いた、車両内でのアラーム対象者の検知について説明する図である。図9および図10において、図2および図3と同一部分には同一の符号を付している。図9に示すとおり、このアラーム対象者検知装置20は、アラーム対象者検知情報データベース27内に、前記車両内の環境情報データ等を有している点を除いて、実施形態1に係るアラーム対象者検知装置10と同様の構成である。本実施形態におけるアラーム対象者検知方法は、移動検知手段12において得られた移動情報および属性判定手段13において得られた属性情報を、アラーム対象者検知情報データベース27に参照し、アラームの対象であるかを判定し、検知する(ステップS40)前に、前記車両内の環境情報がある場合には(ステップS60:Yes)その情報を取得し(ステップS70)、得られた前記車両内の環境情報を加味してアラームの対象であるかを判定し、検知する(ステップS40)。本実施形態においては、前記車両内の環境情報データ等は、アラーム対象者検知情報データベース27内に格納されているが、本発明はこれに限定されない。前記車両内の環境情報データ等を、移動検知情報データベース15および属性情報データベース16に格納しておくこともできる。
本実施形態のプログラムは、前述の車両内でのアラーム対象者検知方法を、コンピュータ上で実行可能なプログラムである。または、本実施形態のプログラムは、例えば、記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体としては、特に限定されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
図11に、本発明の車両内でのアラーム対象者検知装置を用いた車両内でのアラーム対象者検知システムの一例の構成を示す。図11に示すとおり、このアラーム対象者検知システムは、画像取得手段41a、41b、41cと、出力手段42a、42b、42cと、通信インターフェイス43a、43b、43cと、サーバ44とを備える。画像取得手段41aおよび出力手段42aは、通信インターフェイス43aに接続されている。画像取得手段41a、出力手段42aおよび通信インターフェイス43aは、場所X(車両X内)に設置されている。画像取得手段41bおよび出力手段42bは、通信インターフェイス43bに接続されている。画像取得手段41b、出力手段42bおよび通信インターフェイス43bは、場所Y(車両Y内)に設置されている。画像取得手段41cおよび出力手段42cは、通信インターフェイス43cに接続されている。画像取得手段41c、出力手段42cおよび通信インターフェイス43cは、場所Z(車両Z内)に設置されている。そして、通信インターフェイス43a、43b、43cと、サーバ44とが、回線網45を介して接続されている。
11 画像取得手段
111a、111b カメラ(画像取得手段)
12 移動検知手段
13 属性判定手段
14 アラーム対象者検知手段
15 移動検知情報データベース(DB)
16 属性情報データベース(DB)
17、27 アラーム対象者検知情報データベース(DB)
18 出力手段
41a、41b、41c 画像取得手段
42a、42b、42c 出力手段
43a、43b、43c 通信インターフェイス
44 サーバ
45 回線網
Claims (13)
- 車両内に存在する人の画像情報を取得する画像取得手段と、
前記画像情報から前記人の移動を検知する移動検知手段と、
前記画像情報から前記人の属性を判定する属性判定手段と、
前記移動検知手段による前記人の移動の検知、および、
前記属性判定手段による前記人が予め設定されていた特定の属性であるとの判定の少なくとも一方を満たす場合に、前記人をアラーム対象者として検知するアラーム対象者検知手段と
を含むことを特徴とする車両内でのアラーム対象者検知装置。 - 前記画像情報が、前記人の位置情報および前記人の進行情報を含み、
前記移動検知手段が、前記人の位置情報および前記人の進行情報から前記人の移動を検知することを特徴とする、請求項1記載の車両内でのアラーム対象者検知装置。 - 前記属性判定手段が、前記人の年齢を判定する手段であって、
前記アラーム対象者検知手段が、前記人が特定の年齢以上であると判定される場合にアラーム対象者として検知する手段であることを特徴とする、請求項1または2記載の車両内でのアラーム対象者検知装置。 - 前記アラーム対象者検知手段が、さらに、前記車両内の環境情報を加えてアラーム対象者を検知することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両内でのアラーム対象者検知装置。
- さらに、前記アラーム対象者の検知結果を出力する出力手段を含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両内でのアラーム対象者検知装置。
- 請求項1から5のいずれか一項に記載の車両内でのアラーム対象者検知装置により、
車両内に存在する人の画像情報を取得する画像取得工程と、
前記画像情報から前記人の移動を検知する移動検知工程と、
前記画像情報から前記人の属性を判定する属性判定工程と、
前記移動検知工程による前記人の移動の検知、および、
前記属性判定工程による前記人が予め設定されていた特定の属性であるとの判定の少なくとも一方を満たす場合に、前記人をアラーム対象者として検知するアラーム対象者検知工程と
を含むことを特徴とする車両内でのアラーム対象者検知方法。 - 前記画像情報が、前記人の位置情報および前記人の進行情報を含み、
前記移動検知工程が、前記人の位置情報および前記人の進行情報から前記人の移動を検知することを特徴とする、請求項6記載の車両内でのアラーム対象者検知方法。 - 前記属性判定工程が、前記人の年齢を判定する工程であって、
前記アラーム対象者検知工程が、前記人が特定の年齢以上であると判定される場合にアラーム対象者として検知する工程であることを特徴とする、請求項6または7記載の車両内でのアラーム対象者検知方法。 - 前記アラーム対象者検知工程が、さらに、前記車両内の環境情報を加えてアラーム対象者を検知することを特徴とする、請求項6から8のいずれか一項に記載の車両内でのアラーム対象者検知方法。
- さらに、前記アラーム対象者の検知結果を出力する出力工程を含むことを特徴とする、請求項6から9のいずれか一項に記載の車両内でのアラーム対象者検知方法。
- 請求項6から10のいずれか一項に記載の車両内でのアラーム対象者検知方法をコンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
- 請求項11記載のプログラムを記録していることを特徴とする記録媒体。
- 車両内に存在する人の画像情報を取得する画像取得手段と、
前記画像情報から前記人の移動を検知する移動検知手段と、
前記画像情報から前記人の属性を判定する属性判定手段と、
前記移動検知手段による前記人の移動の検知、および、
前記属性判定手段による前記人が予め設定されていた特定の属性であるとの判定の少なくとも一方を満たす場合に、前記人をアラーム対象者として検知するアラーム対象者検知手段と、
前記アラーム対象者の検知結果を出力する出力手段とを含み、
前記画像取得手段および前記出力手段が、システム外の通信回線網を介して、前記移動検知手段および前記属性判定手段の少なくとも一方と接続されていることを特徴とする車両内でのアラーム対象者検知システム。
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