JP5880548B2 - データ割り当て方法およびデータ割り当てシステム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の通信端末を利用して並列処理をおこなう場合に端末間で共有するデータのデータ割り当て方法およびデータ割り当てシステムに関する。
複数の携帯電話機等の通信端末を利用して並列処理をおこなう手法としては、並列処理の受け入れが可能な通信端末を中央のサーバ等の処理管理装置が検索し、通信端末に実行依頼する手法(たとえば、下記特許文献1参照。)や、通信端末が搭載するCPUの処理能力やメモリ容量によって、通信端末に割り当てる処理を処理管理装置が決定する手法(たとえば、下記特許文献2参照。)が提案されている。
従来の通信端末は、通信帯域が狭く通信の遅延時間も大きかったため、通信端末同士の間で頻繁に通信をおこなうような並列処理には適していない。このため、処理の開始から処理の完了までの間は、通信端末同士の間で通信をおこなわない完全分散型の並列処理をおこなうことを想定していた。
近年では、通信技術の発達により通信端末間の通信が高速かつ低遅延でおこなえるようになってきている。このため、ある通信端末で生成したデータを別の通信端末で頻繁に参照しながら処理をおこなうような並列処理が可能になる。この場合、それぞれの通信端末の通信能力は同一ではないため通信端末の通信能力を考慮して各通信端末に対するデータの配置(割り当て)を決定する必要がある。
大型計算機などの分野では、分散メモリ型のマルチプロセッサシステムにおいて、処理ノード間の通信能力を考慮してデータ配置(割り当て)を決定する処理がおこなわれているが、通信端末では基地局との距離等の通信環境の要因により、通信端末の通信能力が常に変化するため、通信環境を考慮したデータ配置(割り当て)が必要となる。
特開2006−201896号公報 特開2007−241394号公報
しかしながら、従来の技術では、複数の通信端末の通信能力を考慮した並列処理をおこなうことができず、複数の通信端末を用い、通信能力や通信環境等の通信状態の変化に対応して並列処理を効率的に実行できる手法が望まれていた。
たとえば、通信端末間でデータを移動するためには、通信端末間で通信してデータを受け渡すだけではなく、データを持っている通信端末が変更したことを他の通信端末に広報するなど、通信端末内でいくつかの処理をおこなったり、通信端末同士で相互の通信をおこなう必要が生じる。このようなデータの移動には、時間等の移動コストが発生する。このため、単純に通信端末の通信速度が変わるたびに速度が速い通信端末と遅い通信端末との間でデータを入れ替えるだけの処理をおこなうと、通信端末間のデータ移動にかかるコストの方が大きくなる。このため、なるべく低い移動頻度で通信速度の変化に対応する必要がある。
開示のデータ割り当て方法およびデータ割り当てシステムは、上述した問題点を解消するものであり、複数の処理装置の通信状態の変化に対応して並列処理を効率的に実行できることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示技術は、複数の処理装置がデータにアクセスする頻度に関する通信情報を有する前記データを、前記複数の処理装置に含まれる第1処理装置に、前記第1処理装置の第1通信速度に基づいて割り当て、前記第1処理装置に第1優先度情報を付し、前記複数の処理装置の少なくとも一の処理装置の通信速度の変化に基づいて、前記データ前記複数の処理装置に含ま第2通信速度を有する第2処理装置に割り当てられたデータとの入れ替えと、前記第1優先度情報を前記第2処理装置に割り当てられた第2優先度情報との入れ替えと、のいずれかまたはいずれも行うことを要件とする。
開示のデータ割り当て方法およびデータ割り当てシステムによれば、複数の処理装置の通信状態の変化に対応して並列処理を効率的に実行できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかるデータ割り当て方法の処理概要を示すフローチャートである。 図2は、設計フェーズにおける処理およびデータの分割の工程を示す説明図である。 図3は、実施の形態1にかかるデータ割り当てシステムに含まれる通信端末の構成例を示すブロック図である。 図4は、通信速度が変化した場合の通信端末間での入れ替え処理を説明する図である。 図5は、並列処理を開始する通信端末の処理内容を示すフローチャートである。 図6は、入れ替え判断部がおこなう入れ替え判断の処理内容を示すフローチャートである。 図7−1は、並列処理用情報入れ替え部の情報送信時の処理内容を示すフローチャートである。 図7−2は、並列処理用情報入れ替え部の情報受信時の処理内容を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態2における入れ替え判断部がおこなう入れ替え判断の処理内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、開示技術の好適な実施の形態を詳細に説明する。開示技術は、複数の処理装置を用いてデータを並列処理するにあたり事前にデータを分割するデータ割り当てをおこなっておき、実際に複数の処理装置を用いてデータを並列処理する。複数の処理装置は、たとえば基地局を介して無線通信をおこなう携帯電話機等の複数の通信端末を用いることができる。そして、通信状態の変化に対応して通信端末同士の間でデータの入れ替えが必要であるか判断する。この際、データの入れ替えが適切であるかを自通信端末と他の通信端末の通信速度等の情報を用いて判断してからおこなうことにより、無駄にデータの入れ替えをおこなうことが無く、システム全体における並列処理を効率的におこなう。
(実施の形態1)
(データ割り当て方法の処理概要)
図1は、実施の形態1にかかるデータ割り当て方法の処理概要を示すフローチャートである。データ割り当ての実施は、並列処理用に処理とデータを分割する設計フェーズ(ステップS10)と、並列処理開始時に複数の処理装置(通信端末)に配置するデータを決定する配置フェーズ(ステップS11)と、並列処理開始後に複数の通信端末の通信状態を監視して再配置をおこなう稼働フェーズ(ステップS12)の3フェーズからなる。
設計フェーズ(ステップS10)は、プログラム作成時等にPC等のコンピュータ装置が実行する工程である。はじめに、並列処理用にデータ分割する(ステップS101)。すなわち、並列化対象の処理を解析し、複数の通信端末で並列化できるように処理とデータを並列化対象の通信端末数に分割する。つぎに、分割した各データの他の通信端末から参照されている通信情報としての参照量を解析する(ステップS102)。この通信情報は、複数の処理装置がデータにアクセスする頻度に関する情報である。また、分割された各データに対してペアとした処理以外からの参照量の総量を被参照量として算出して記録する。
配置フェーズ(ステップS11)は、並列処理を開始する親の通信端末が実行する工程である。配置フェーズ(ステップS11)では、並列処理対象となる割り当て対象の通信端末を決定する。並列処理を受け入れ可能な通信端末を設計フェーズ(ステップS10)で設定した通信端末数分だけ選定する。
そして、選定された対象の通信端末の通信速度を取得し(ステップS103)、各通信端末に通信速度が高い順に被参照量の大きなデータと処理のペアを割り当てていく。具体的には、各通信端末に通信速度順に通信端末の優先度を設定し(ステップS104)、各通信端末に対して優先度が上位と下位の通信端末へアクセスするための端末識別情報(上位端末識別情報および下位端末識別情報)を設定する(ステップS105)。これら優先度と端末識別情報は、優先度情報を構成している。そして、優先度順(すなわち通信速度が大きい順)に被参照量の多い処理とデータを割り当てる(ステップS106)。
この配置フェーズ(ステップS11)の処理は、並列処理を開始する親の通信端末が実行するに限らず、複数の通信端末の上位装置、たとえば、基地局あるいは基地局に接続される処理管理装置が各通信端末の情報を収集して実行することもできる。
稼働フェーズ(ステップS12)は、並列処理をおこなう各通信端末が実行する工程である。ステップS106により、処理とデータが割り当てられた各通信端末は、通信速度と通信量から閾値を算出し、自通信端末に設定する(ステップS107)。このため、各通信端末は、自通信端末と、上位および下位の通信端末の通信速度を監視する。
処理の詳細は後述するが、自通信端末の通信速度(第1処理装置)と、他の上位および下位の通信端末(第2処理装置)の通信速度を監視することにより、通信速度の変化時に、自通信端末と他の通信端末との間で相互に優先度の入れ替え、処理とデータの交換等の処理をおこない、複数の通信端末による並列処理を実行していく。
たとえば、自通信端末の通信速度が上位の通信端末を上回った場合は、上位の通信端末との間で優先度の入れ替えと、通信端末の端末識別情報(上位端末識別情報および下位端末識別情報)の並び替えをおこなう。自通信端末の通信速度が下位の通信端末より下回ったが、閾値よりは下回っていない場合も下位の通信端末との間で優先度の入れ替えと端末識別情報の並び替えをおこなう。
通信速度が閾値よりも下回った場合は、上位の通信端末との間でそれぞれの通信速度と割り当てられたデータの閾値を比較し、データを交換するとそれぞれの通信端末で通信速度が閾値以内に収まる場合は上位の通信端末と処理とデータのペアを交換する。交換しても閾値以内に収まらない場合は、上位の通信端末が持つ上位の通信端末の端末識別情報(上位端末識別情報)を取得してさらに上位の通信端末と同様の比較をおこなう。この比較を最上位(優先度が1)の通信端末まで繰り返して交換可能な通信端末が見つからなければ、並列処理を開始したときの性能が維持できないとして、再度、並列処理を開始した親の通信端末は並列処理の必要性を判断し、並列処理が必要な場合には初期配置と同様に配置変更をおこなう。
(設計フェーズにおける処理およびデータの分割の詳細)
図2は、設計フェーズにおける処理およびデータの分割の工程を示す説明図である。処理の分割は、はじめに対象処理のプログラムコード201を参照し、データ201aを解析して、並列化可能な複数の処理ブロック(処理ブロック1,2,…n)に分割する。また、各処理ブロック1〜nが利用するデータ202を解析して複数のデータブロック(データブロック1,2,…,n)に分割し、各処理ブロック1〜nがどのデータブロックに対してどれだけのデータ量をアクセスするかを参照量として解析しておく。
そして、各処理ブロックからみて最も参照量が大きな処理ブロックとデータブロックの組をペアとして、各データブロックにおいてペアとされた処理ブロック以外の処理ブロックからの参照量の総計を被参照量として設定する。
図2に示す例では、処理ブロック1は、データブロック1には200の参照量、データブロック2には150の参照量となっているため、処理ブロック1とデータブロック1をペアとする。データブロック1は、処理ブロック1以外に処理ブロック2からも参照量50でアクセスされているため、データブロック1の被参照量は50となる。同じように処理ブロック2は、データブロック2への参照量が最も大きくなるため、処理ブロック2とデータブロック2をペアとする、データブロック2の被参照量は、処理ブロック1からの150となる。
配置フェーズ(ステップS11)では、設計フェーズ(ステップS10)で分割した処理ブロック(プログラムブロックに相当)と、この処理ブロックにペアとなるデータブロックとデータブロックの被参照量を記録した情報を並列処理用情報としてまとめ、この並列処理用情報と、上記処理とデータを各通信端末に割り当てる。
(割り当てシステムの構成例)
図3は、実施の形態1にかかるデータ割り当てシステムに含まれる通信端末の構成例を示すブロック図である。通信端末300は、上述したように、基地局を介して親となる通信端末300との間で処理対象のデータ、および並列処理のための情報を無線により送受信する。この通信端末300は、ソフトウェアとハードウェアとを含む。ハードウェアは、CPU301と、ROM302と、RAM等のメモリ303と、通信モジュール304と、これらCPU301〜通信モジュール304を相互に接続するバス(BUS)305とを含む。ソフトウェアは、並列処理実行管理プログラム310からなり、ROM302にあらかじめ記録されている。
CPU301は、ROM302に記録された並列処理実行管理プログラム310を実行することにより、複数の通信端末300におけるデータの並列処理を実行する。この際、CPU301は、メモリ303を作業用領域として用い並列処理を実行する。また、CPU301は、この並列処理実行時に、通信モジュール304により、基地局を介して親となる通信端末300と相互通信し、他の通信端末300との並列処理の実行に必要な情報をやりとりする。
メモリ303には、並列処理時に必要な並列処理用情報320と、優先度情報321が格納される。優先度情報321は、通信モジュール304を介して受信した並列処理用情報320と、この並列処理用情報320に基づき、受信した通信端末300が生成する優先度情報321と、を含む。
並列処理実行管理プログラム310は、並列処理用情報受入部310aと、処理ブロック実行制御部310bと、通信速度監視部310cと、閾値決定部310dと、入れ替え判断部310eと、優先度入れ替え部310fと、並列処理用情報入れ替え部310gとを含む。
並列処理用情報受入部310aは、通信モジュール304により受信した並列処理用情報320を取り込む。処理ブロック実行制御部310bは、通信端末300に割り当てられた処理ブロックに対応する処理を実行する。通信速度監視部310cは、通信端末300の通信速度を監視する。閾値決定部310dは、通信速度等に対応した値を決定する。入れ替え判断部310eは、通信速度の変化に基づき、自通信端末300と他の通信端末との間で優先度、あるいは並列処理用情報320を入れ替えるか否かを判断する。優先度入れ替え部310fは、入れ替え判断部310eにより、優先度を入れ替えると判断された場合に、自通信端末300と他の通信端末に設定された優先度を入れ替える。並列処理用情報入れ替え部310gは、入れ替え判断部310eにより、並列処理用情報320を入れ替えると判断された場合に、自通信端末300と他の通信端末との間で並列処理用情報320を入れ替える。
並列処理用情報320は、処理ブロックに対応するプログラムコード320aと、被参照量(通信量)、および閾値、処理の停止位置等の付随情報320bと、処理対象のデータブロック320cとを含む。優先度情報321は、自通信端末300の優先度と、自通信端末300に対して優先度が高い上位端末識別情報と、優先度が低い下位端末識別情報とを含む。
(稼働フェーズにおける通信端末の処理の概要)
上記構成の通信端末300は、CPU301が並列処理実行管理プログラム310を実行する。そして、通信端末300に対して、並列処理を開始した親となる通信端末300から並列処理用情報320が割り当てられると、並列処理実行管理プログラム310の並列処理用情報受入部310aが通信モジュール304を介して送られてきた並列処理用情報320をメモリ303に配置する。また、並列処理用情報320とともに送られてきた優先度情報321である、自通信端末300の優先度と、端末識別情報(自通信端末300からみて上位の端末識別情報および下位の端末識別情報)をメモリ303に記録する。
その後、閾値決定部310dが閾値を算出して、並列処理用情報320内に記録し、処理ブロック実行制御部310bが割り当てられた処理ブロックに対応する処理を実行する。処理実行開始後は、通信速度監視部310cが通信モジュール304を利用して通信速度を監視し、通信速度が変化した場合は、入れ替え判断部310eで優先度のみを入れ替えるか、並列処理用情報320を入れ替えるか、入れ替えをおこなわないかを判断し、優先度のみを入れ替える場合は、優先度入れ替え部310fが対象の通信端末300と優先度情報の入れ替えをおこない、並列処理用情報を入れ替える場合は並列処理用情報入れ替え部310gで対象通信端末と並列処理用情報を入れ替える。
(通信速度が変化したときの入れ替え処理)
図4は、通信速度が変化した場合の通信端末間での入れ替え処理を説明する図である。入れ替えとは、以下に説明するように、優先度情報321の優先度の入れ替え、および並列処理用情報320の入れ替えである。図示の例では3台の通信端末300を利用して並列処理をおこなっている例である。図の上外方向が時刻の軸である。図中、通信端末は端末と表記し、上位(下位)の通信端末は上位(下位)端末と表記している。
時刻T1は、割り当てをおこなった直後の状態であり、このときの各通信端末の通信速度は通信端末1が10Mbps、通信端末2が8Mbps、通信端末3が5Mbpsであるとする。これにより、一番通信速度が速い通信端末1が優先度1となり、この通信端末1に最も被参照量の大きな並列処理用情報1を割り当てる。このとき、閾値は、たとえば、割り当て時の通信速度の80%の値となる8Mbpsを設定する。通信端末1からみて、上位の優先度の通信端末は無いため「無し」と設定され、下位の通信端末として2番目に通信速度の速い通信端末2を設定する。
同様に通信端末2には2番目に被参照量の大きな並列処理用情報2を割り当て、閾値は8Mbpsの80%で6.4Mbps、優先度は2で上位の通信端末は通信端末1、下位の通信端末は通信端末3となる。また、通信端末3には並列処理用情報3を割り当て、閾値は4Mbps、優先度は3で上位通信端末は通信端末2、下位通信端末はこの例ではこの3台で並列処理をするため「無し」となる。
つぎに、時刻T2のときに、通信端末3の通信速度が上昇し、9Mbpsに変化したとする。この場合、通信速度監視部310cが通信速度の上昇を検出する。そして、入れ替え判断部310eでは、通信速度が上昇したため、上位通信端末である通信端末2の通信速度を通信端末2から取得する。通信端末2の通信速度は8Mbpsで変わらないため、通信端末3の通信速度が通信端末2を上回ったことになる。これにより、通信端末3の入れ替え判断部310eは、通信端末2との優先度の入れ替えをおこなうと判断する。対応して、優先度入れ替え部310fは、通信端末2の優先度2と上位通信端末1の情報を取得して、自通信端末3の優先度を2とし上位通信端末を1と設定し、さらに下位通信端末として通信端末2を設定する。また、変更前の自通信端末3の優先度と、下位通信端末「無し」を通信端末2に通知する。通信端末2では、通知を受けて優先度を3とし、下位通信端末「無し」の値に変更し、さらに上位通信端末を通信端末3に変更する。
その後、時刻T3になったとき、通信端末2の通信速度が5Mbpsに低下したとする。これにより、通信端末2は、通信速度が並列処理用情報2に記録された閾値よりも下回ったことになる。このとき、通信端末2は、上位の通信端末である通信端末3に割り当てられている並列処理用情報3の閾値を取得する。通信端末2の通信速度が5Mbpsで割り当てられている並列処理用情報2の閾値が6.4Mbpsなのに対して、通信端末3の通信速度が9Mbpsで割り当てられている並列処理用情報3の閾値が4Mbpsであるため、通信端末2と通信端末3の間で並列処理用情報を入れ替えると互いの閾値に収まることになる。そこで、通信端末3の入れ替え判断部310eは、並列処理用情報320の入れ替えをおこなうと判断する。
そして、通信端末2の並列処理用情報入れ替え部310gは、処理ブロック実行制御部310bに対し、実行している処理ブロックの実行を停止させる。処理ブロックが停止すると、プログラムコード中の停止した位置を並列処理用情報320の付随情報320bに記録し、自通信端末2の並列処理用情報320を通信端末3に送る。また、通信端末3に並列処理用情報320の送信を依頼する。通信端末2は、通信端末3から並列処理用情報320を受け取ると、この並列処理用情報320をメモリ303に配置し、並列処理用情報320の付随情報320bに記録された停止位置から処理ブロックの実行を再開する。
上記処理によれば、通信速度が上昇した場合は、並列処理用情報320の入れ替えをおこなわないため、時刻T3における通信端末2のように、より通信速度が速い通信端末の中に通信端末2よりも被参照量の小さな並列処理用情報320を持っている通信端末が存在する可能性がある。そこで、優先度を利用してより通信速度が速い通信端末を検索し、閾値により交換可能かどうかを判断する。このように、閾値を用いることにより、あえて通信速度が上位の他の通信端末から被参照量が最小の並列処理用情報320を検索しなくても、データの処理性能を確保できる他の対象の通信端末を簡単に決定できるようになる。
この後、時刻T4では通信端末3の通信速度が6Mbpsに低下したとする。これにより通信端末3に割り当てられている並列処理用情報2の閾値を下回るが、通信端末3の上位となる通信端末1に割り当てられている並列処理用情報1の閾値は8Mbpsのため、入れ替えても閾値を満足できない。このような場合は、並列処理を開始した親の通信端末に、通信端末3と上位の他の通信端末(ここでは通信端末1)内での並列処理用情報320の再配置を依頼する。
データの再配置では、一旦、並列処理対象の複数の通信端末で処理ブロックの実行を停止させ、並列処理を開始した通信端末が並列処理用情報320を回収し、配置フェーズと同様に通信速度順に被参照量の大きな並列処理用情報320を割り当てる。割り当てられた通信端末は閾値を再設定し、並列処理用情報320の付随情報320bに記録されている停止位置から処理ブロックの処理を再開する。この例では、通信端末1は優先度、および通信速度ともに変わっていないため、そのまま並列処理用情報1が割り当てられ、閾値も8Mbpsのままとなる。通信端末3は、並列処理用情報2が割り当てられ、閾値は現在の通信速度が6Mbpsのため、その80%の4.8Mbpsに変更される。
また、上記処理例では、再配置時に通信端末の変更はおこなわなかったが、現在の並列処理対象の複数の通信端末では十分な性能が期待できない場合には、配置フェーズでおこなったときと同様に対象の通信端末を選び直したり、場合によっては並列処理をおこなっても意味が無いとして並列処理そのものを取りやめることもできる。
(並列処理を開始する通信端末における処理)
図5は、並列処理を開始する通信端末の処理内容を示すフローチャートである。上記の配置フェーズ(ステップS11)における並列処理を開始する通信端末300の処理を説明する。はじめに、並列処理対象となる複数の通信端末300を決定する(ステップS501)。この決定は、上記特許文献等に開示された技術を用いることができ、たとえば、並列処理を受け入れ可能な性能を有する通信端末300を設計フェーズ(ステップS10)で設定した通信端末数分だけ選定すればよい。選定された全ての通信端末300は、設計フェーズ(ステップS10)で分割した各処理および各データを受け入れられるだけの処理能力とメモリ容量を持っていることとする。
つぎに、選定された複数の通信端末300から通信速度が最も早い未選択の通信端末300を選択し(ステップS502)、選択した通信端末300に最も被参照量の大きな未割り当ての並列処理用情報320を割り当てる(ステップS503)。この後、未選択の通信端末300があるか判断し(ステップS504)、未選択の通信端末300があれば(ステップS504:Yes)、ステップS502に戻り同様の処理を実行する。未選択の通信端末300が無ければ(ステップS504:No)、配置フェーズの処理を終了する。なお、上述した再配置の場合においても、図5と同様の処理をおこなう。
(入れ替え判断部の処理)
図6は、入れ替え判断部がおこなう入れ替え判断の処理内容を示すフローチャートである。通信端末300の通信速度監視部310cは、通信速度が上昇したか否かを判断する(ステップS601)。通信速度が上昇していなければ(ステップS601:No)、下位通信端末の通信速度を取得する(ステップS602)。そして、下位通信端末の通信速度より通信速度が下であるか判断する(ステップS603)。判断結果、通信速度が下であれば(ステップS603:Yes)、優先度入れ替え部310fに対し、下位通信端末との間で優先度情報321の優先度と識別情報の並び替えを指示し(ステップS604)、ステップS602に戻る。
一方、ステップS603の判断結果、通信速度が同じあるいは上であれば(ステップS603:No)、つぎに、閾値が通信速度より上であるかを判断する(ステップS605)。閾値が通信速度より上であれば(ステップS605:Yes)、優先度情報321から上位端末識別情報を取得するが(ステップS606)、閾値が通信速度と同じあるいは下であれば(ステップS605:No)、処理を終了する。
ステップS606の実行により、入れ替え判断部310eは、上位通信端末に対応する通信端末があるか判断する(ステップS607)。対応する通信端末があれば(ステップS607:Yes)、対応する通信端末の通信速度と閾値を取得するが(ステップS608)、対応する通信端末が無ければ(ステップS607:No)、並列処理を開始した親となる通信端末に再配置を依頼し(ステップS609)、処理を終了する。
ステップS608の実行後、上位通信端末の閾値が自通信端末の通信速度以下であり、かつ、自通信端末の閾値が上位通信端末の通信速度以下の条件を満たすかを判断する(ステップS610)。判断の結果、条件を満たしている場合には(ステップS610:Yes)、並列処理用情報入れ替え部310gに対し、対応する通信端末との間で並列処理用情報320の入れ替えを指示し(ステップS611)、処理を終了する。ステップS610による判断の結果、条件を満たしていない場合には(ステップS610:No)、対応する通信端末の優先度情報321の上位端末識別情報を取得し(ステップS612)、ステップS607に戻る。
また、ステップS601において、通信速度が上昇している場合には(ステップS601:Yes)、上位通信端末の通信速度を取得し(ステップS613)、そして、上位通信端末の通信速度より通信速度が上であるか判断する(ステップS614)。判断結果、通信速度が上であれば(ステップS614:Yes)、優先度入れ替え部310fに対し、上位通信端末との間で優先度と識別情報の並び替えを指示し(ステップS615)、ステップS613に戻る。一方、ステップS614の判断結果、通信速度が同じあるいは下であれば(ステップS614:No)、処理を終了する。
(並列処理用情報の入れ替え処理)
図7−1は、並列処理用情報入れ替え部の情報送信時の処理内容を示すフローチャートである。並列処理用情報入れ替え部310gは、入れ替え判断部310eにより、並列処理用情報320を他の通信端末300に送信する入れ替えが指示されると、処理ブロックの実行を停止する(ステップS701)。そして、停止時に処理していたプログラムコード上の位置を付随情報320bに記録し(ステップS702)、並列処理用情報320を指示された通信端末に送信する(ステップS703)。また、指示された通信端末に入れ替えのための並列処理用情報320の送付を要求し(ステップS704)、処理を終了する。
図7−2は、並列処理用情報入れ替え部の情報受信時の処理内容を示すフローチャートである。並列処理用情報入れ替え部310gは、他の通信端末300から並列処理用情報320を受信すると、この受信した並列処理用情報320をメモリ303に配置し(ステップS710)、並列処理用情報320の付随情報320bに記録されている停止位置から処理ブロックの実行を再開し(ステップS711)、処理を終了する。
上記の実施の形態1によれば、並列処理をおこなう複数の通信端末には、閾値と、並列処理をしている複数の通信端末内での通信速度の順位(優先度)を設定しておき、通信端末の通信速度が変化したときには、閾値を用いて他の通信端末の通信速度等の情報を得るか否かを判断し、他の通信端末の情報を得るときには、通信端末ごとの優先度に基づき、対象となる通信端末を判断するようにしている。そして、他の通信端末から得た通信速度が閾値内あれば、データの移動はおこなわずに順位(優先度)だけを更新し、通信速度が閾値を下回った場合にのみデータの移動をおこなうようにしている。これにより、端末の通信速度に応じて最適なデータ配置をおこなうのではなく、極力少ないデータの移動で初期もしくは直前に行った再配置時の性能を維持するようにすることで、データの移動に伴う移動コストの増加を抑えることができる。
また、データの移動をおこなう場合は、順位(優先度)が上位の他の通信端末の中からデータを交換しても互いの閾値に収まる通信端末があれば、この通信端末間でデータの交換をおこない、交換可能な通信端末が無い場合には、データの再配置と閾値の再設定をおこなうようにしたので、複数の通信端末の通信状態を考慮して効率的に並列処理をおこなうことができるようになる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1同様に処理を分割して通信端末300の速度順に配置する。実施の形態1と異なる点は、通信速度に対応してあらかじめ設定した閾値を用いず、代わりに並列処理用情報320に並列処理用情報320のサイズを処理の分割時(設計フェーズ、図1のステップS10)に記録しておく。また、それぞれの通信端末300には、配置フェーズ(ステップS11)の際に通信速度を優先度情報321に記録しておく。
そして、稼働フェーズ(ステップS12)において、通信端末300の通信速度が変化し、速度が上昇した場合については実施の形態1と同様の処理をおこなう。一方、速度が低下した場合は、実施の形態1と同様に優先度の入れ替えをおこなう。また、推定移動コストと参照時間低下分を算出し、推定移動コスト÷参照時間低下分があらかじめ設定された閾値を下回った場合に並列処理用情報320の移動を判断する。この推定移動コストは、並列処理用情報320のサイズ÷通信速度で算出する。また、参照時間低下分は、被参照量÷(配置時の通信速度−現在の通信速度)で算出する。
並列処理用情報320の移動の判断については、上位通信端末それぞれに対して移動コストと参照時間変化分を算出し、参照時間変化分が0より大きく、かつ移動コスト÷参照時間変化分が最小となる通信端末との間で移動をおこなう。この移動コストは(自通信端末の並列処理用情報320のサイズ+移動候補通信端末の並列処理用情報320のサイズ)÷自通信端末の通信速度で算出する。参照時間変化分は、(自通信端末のデータブロック320cの被参照量−移動候補通信端末のデータブロック320cの被参照量)÷自通信端末の通信速度+(移動候補通信端末のデータブロック320cの被参照量−自通信端末のデータブロック320cの被参照量)÷移動候補通信端末の通信速度で算出する。入れ替えをおこなった場合は、双方の通信端末でそのときの通信速度を配置時の通信速度として優先度情報321に記録する。
図8は、実施の形態2における入れ替え判断部がおこなう入れ替え判断の処理内容を示すフローチャートである。通信端末300の通信速度監視部310cは、通信速度が上昇したか否かを判断する(ステップS801)。通信速度が上昇していなければ(ステップS801:No)、下位通信端末の通信速度を取得する(ステップS802)。そして、下位通信端末の通信速度より通信速度が下であるか判断する(ステップS803)。判断結果、通信速度が下であれば(ステップS803:Yes)、優先度入れ替え部310fに対し、下位通信端末との間で優先度と識別情報の並び替えを指示し(ステップS804)、ステップS802に戻る。
一方、ステップS803の判断結果、通信速度が同じあるいは上であれば(ステップS803:No)、つぎに、推定移動コストと、参照時間低下分を算出する(ステップS805)。そして、推定移動コスト÷参照時間低下分があらかじめ設定された閾値を下回ったか判断し(ステップS806)、閾値を下回った場合には(ステップS806:Yes)、全上位通信端末との間で移動コストと参照時間変化分を算出する(ステップS807)。そして、参照時間変化分が0より大きな通信端末があるか判断し(ステップS808)、ある場合には(ステップS808:Yes)、移動コスト÷参照時間変化分が最小となる上位端末を決定し(ステップS809)、並列処理用情報入れ替え部310gに対し、決定した通信端末との間で並列処理用情報320の入れ替えを指示し(ステップS810)、処理を終了する。
上記のステップS806,ステップS808において、それぞれ判断結果がNoである場合には(ステップS806:No),(ステップS808:No)、処理を終了する。
また、ステップS801において、通信速度が上昇している場合には(ステップS801:Yes)、上位通信端末の通信速度を取得し(ステップS811)、そして、上位通信端末の通信速度より通信速度が上であるか判断する(ステップS812)。判断結果、通信速度が上であれば(ステップS812:Yes)、優先度入れ替え部310fに対し、上位通信端末との間で優先度と識別情報の並び替えを指示し(ステップS813)、ステップS811に戻る。一方、ステップS812の判断結果、通信速度が同じあるいは下であれば(ステップS812:No)、処理を終了する。
上記の実施の形態2によれば、優先度の入れ替えは、通信速度に対応した固定の閾値を用いずに、速度変化時に推定移動コストと参照時間低下分の情報を用いて判断する。これら推定移動コストと参照時間低下分の情報は、稼働フェーズ時における通信速度を用いて判断するため、実際の通信速度の変化に対応して、より効率的に並列処理できるようになる。
また、以上説明した各実施の形態で説明した通信端末は、基地局との間で無線通信する携帯電話機を例に説明したが、開示の技術は、このような携帯電話網に適用するに限らない。たとえば、他の無線経路、たとえば、無線LAN等のアクセスポイントに切り替えて接続可能な通信端末にも同様に適用できる。この場合、携帯電話網と無線LANとでは通信速度が異なる場合があり、対応して実施の形態1で説明した上記の閾値は、たとえば、配置フェーズ(ステップS11)のとき携帯電話網と無線LANのそれぞれで異なる値を設定し、稼働フェーズ(ステップS12)のときには、無線経路の通信速度に対応した閾値を用いて処理することができる。この他、無線経路の種別に限らず、共通の閾値を用いることもできる。
以上説明した開示技術によれば、並列処理を実行中の通信端末の通信状態が変化しても、データの移動を直ぐにおこなうことはせず、自通信端末の通信速度の変化の程度や、他の通信端末の通信速度等の情報を得てから判断するので、無駄な処理をおこなわずに処理実行できるようになる。特に、極力少ないデータの移動で並列処理の実行開始時等に行ったデータ分割時の性能を維持でき、データの移動に伴う移動コスト(時間)の増加を抑え、複数の通信端末により実行する並列処理全体の効率を向上できるようになる。
上述した本実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)複数の処理装置がデータにアクセスする頻度に関する通信量情報を有する前記データを、前記複数の処理装置に含まれる第1処理装置に、前記第1処理装置の第1通信速度に基づいて割り当てるとともに第1優先度情報を付し、
前記複数の処理装置の少なくとも一の処理装置の通信速度の変化に基づいて、前記データまたは前記第1優先度情報と、前記複数の処理装置に含まれるとともに第2通信速度を有する第2処理装置に割り当てられたデータまたは第2優先度情報と、を入れ替えること
を特徴とするデータ割り当て方法。
(付記2)前記第1通信速度が前記複数の処理装置に含まれる第3処理装置の第3通信速度より大きいとき、前記第1処理装置に割り当てられるデータの通信量情報が示す頻度は、前記第3処理装置に割り当てられるデータの通信量情報が示す頻度よりも大きいこと
を特徴とする付記1に記載のデータ割り当て方法。
(付記3)前記第1通信速度が第3処理装置の第3通信速度より大きいとき、前記第1優先度情報が示す優先度は前記第3処理装置に付される第3優先度情報が示す優先度よりも高いこと
を特徴とする付記1に記載のデータ割り当て方法。
(付記4)前記第2通信速度が前記第1通信速度より大きくなるとき、前記第1優先度情報と前記第2優先度情報とを入れ替えること
を特徴とする付記1乃至付記3の何れか一に記載のデータ割り当て方法。
(付記5)前記第1通信速度が前記第1通信速度に対応する第1閾値より小さくなるとともに前記第2優先度情報が示す優先度が前記第1優先度情報が示す優先度よりも高いとき、前記第1通信速度と前記第2通信速度に対応する第2閾値とを比較すること
を特徴とする付記1乃至付記4の何れか一に記載のデータ割り当て方法。
(付記6)前記第1通信速度が前記第2閾値より大きいとき、前記第1処理装置のデータと前記第2処理装置のデータとを入れ替えること
を特徴とする付記5に記載のデータ割り当て方法。
(付記7)前記第1処理装置が実行するプログラムを停止し、停止したときのプログラムコードの停止位置を前記第1処理装置に割り当てられたデータに記録して前記データを前記第2処理装置に送信すること
を特徴とする付記6に記載のデータ割り当て方法。
(付記8)前記第1通信速度が前記第2閾値より小さいとき、データの入れ替えをおこなわないこと
を特徴とする付記5に記載のデータ割り当て方法。
(付記9)前記複数の処理装置の間でのデータの入れ替えをおこなわないときには、前記複数の処理装置に対する前記データの割り当て直しをおこなうとともに、前記通信速度に基づき前記第2閾値を再設定すること
を特徴とする付記8に記載のデータ割り当て方法。
(付記10)前記第1通信速度が低下するとともに前記第2優先度情報が示す優先度が前記第1優先度情報が示す優先度より高いとき、前記第1処理装置に割り当てられたデータのサイズ、前記第2処理装置に割り当てられたデータのサイズ、前記第1通信速度、前記第2通信速度、および前記第1通信速度の低下分に基づいて、前記第1処理装置のデータと前記第2処理装置のデータとの入れ替えを判断すること
を特徴とする付記1乃至付記4の何れか一に記載のデータ割り当て方法。
(付記11)前記複数の処理装置に含まれる所定の処理装置、または当該処理装置を管理する上位の管理装置が、データおよび優先度情報の割り当てをおこなうこと
を特徴とする付記1乃至付記10の何れか一に記載のデータ割り当て方法。
(付記12)複数の処理装置との間でデータ転送をおこなう処理装置内のCPUを含み、
前記CPUは、
複数の処理装置がデータにアクセスする頻度に関する通信量情報を有する前記データを、前記複数の処理装置に含まれる第1処理装置に、前記第1処理装置の第1通信速度に基づいて割り当てるとともに第1優先度情報を付し、
前記複数の処理装置の少なくとも一の処理装置の通信速度の変化に基づいて、前記データまたは前記第1優先度情報と前記複数の処理装置に含まれるとともに第2通信速度を有する第2処理装置に割り当てられたデータまたは第2優先度情報とを入れ替えること
を特徴とするデータ割り当てシステム。
(付記13)前記複数の処理装置は、基地局を介して相互に無線通信をおこなう通信端末であること
を特徴とする付記12に記載のデータ割り当てシステム。
300 通信端末
301 CPU
302 ROM
303 メモリ
304 通信モジュール
305 バス
310 並列処理実行管理プログラム
310a 並列処理用情報受入部
310b 処理ブロック実行制御部
310c 通信速度監視部
310d 閾値決定部
310e 入れ替え判断部
310f 優先度入れ替え部
310g 並列処理用情報入れ替え部
320 並列処理用情報
321 優先度情報

Claims (11)

  1. 複数の処理装置がデータにアクセスする頻度に関する通信情報を有する前記データを、前記複数の処理装置に含まれる第1処理装置に、前記第1処理装置の第1通信速度に基づいて割り当て、前記第1処理装置に第1優先度情報を付し、
    前記複数の処理装置の少なくとも一の処理装置の通信速度の変化に基づいて、前記データを前記複数の処理装置に含まれ第2通信速度を有する第2処理装置に割り当てられたデータとの入れ替えと、前記第1優先度情報を前記第2処理装置に割り当てられた第2優先度情報との入れ替えと、のいずれかまたはいずれも行うことを特徴とするデータ割り当て方法。
  2. 前記第1通信速度が前記第2処理装置の前記第2通信速度より大きいとき、前記第2処理装置に付される第2優先度情報が示す優先度よりも高い優先度を前記第1処理装置に付すことを特徴とする請求項1に記載のデータ割り当て方法。
  3. 前記第2通信速度が前記第1通信速度より大きくなるとき、前記第1優先度情報と前記第2優先度情報とを入れ替えること
    を特徴とする請求項1または2に記載のデータ割り当て方法。
  4. 前記第1処理装置が前記データを処理する際の前記第1通信速度が前記第1通信速度に対応して設定した第1閾値より小さくなるとともに前記第2優先度情報が示す優先度が前記第1優先度情報が示す優先度よりも高いとき、前記第1通信速度と、前記第2処理装置が前記データを処理する際の前記第2通信速度に対応して設定した第2閾値とを比較すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一に記載のデータ割り当て方法。
  5. 前記第1通信速度が前記第2閾値より大きいとき、前記第1処理装置のデータと前記第2処理装置のデータとを入れ替えること
    を特徴とする請求項4に記載のデータ割り当て方法。
  6. 前記第1処理装置と前記第2処理装置との間で前記データの入れ替えを行う際に、前記第1処理装置および前記第2処理装置はそれぞれ実行するデータ処理プログラムを停止し、前記第1処理装置は、停止したときのプログラムコードの停止位置を前記第1処理装置に割り当てられたデータに記録して前記第2処理装置が実行するデータ処理プログラムに送信すること
    を特徴とする請求項5に記載のデータ割り当て方法。
  7. 前記第1通信速度が前記第2閾値より小さいとき、データの入れ替えをおこなわないこと
    を特徴とする請求項4に記載のデータ割り当て方法。
  8. 前記複数の処理装置の間で、前記優先度のみを入れ替え、前記第1処理装置および前記第2処理装置にそれぞれ割り当てられた前記データの入れ替えをおこなわないときには、前記第1処理装置および前記第2処理装置それぞれの前記データの割り当て直しをおこなうとともに、前記第1処理装置の前記第1通信速度と前記第2処理装置の前記第2通信速度に基づき前記第2閾値を再設定すること
    を特徴とする請求項7に記載のデータ割り当て方法。
  9. 前記第1通信速度が低下するとともに前記第2優先度情報が示す優先度が前記第1優先度情報が示す優先度より高いとき、前記第1処理装置に割り当てられたデータのサイズ、前記第2処理装置に割り当てられたデータのサイズ、前記第1通信速度、前記第2通信速度、および前記第1通信速度の低下分に基づいて、前記第1処理装置のデータと前記第2処理装置のデータとの入れ替えを判断すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一に記載のデータ割り当て方法。
  10. 前記複数の処理装置に含まれる所定の処理装置、または当該処理装置を管理する上位の管理装置が、データおよび優先度情報の割り当てをおこなうこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか一に記載のデータ割り当て方法。
  11. 複数の処理装置との間でデータ転送をおこなう処理装置内のCPUを含み、
    前記CPUは、
    複数の処理装置がデータにアクセスする頻度に関する通信情報を有する前記データを、前記複数の処理装置に含まれる第1処理装置に、前記第1処理装置の第1通信速度に基づいて割り当て、前記第1処理装置に第1優先度情報を付し、
    前記複数の処理装置の少なくとも一の処理装置の通信速度の変化に基づいて、前記データを前記複数の処理装置に含まれ第2通信速度を有する第2処理装置に割り当てられたデータとの入れ替えと、前記第1優先度情報を前記第2処理装置に割り当てられた第2優先度情報との入れ替えと、のいずれかまたはいずれも行うこと
    を特徴とするデータ割り当てシステム。
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