JP5879486B2 - 送風装置 - Google Patents

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Description

本発明は、換気空調機器等に使用される送風装置に関するものである。
従来、この種の送風装置は、天井埋込型の空気調和機や空気清浄機などに用いられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その送風装置について図10を参照しながら説明する。
図10の部分切開図に示すように、送風装置101は、スクロールケーシング104と前記スクロールケーシング内に設けられたターボファン105とから構成される。前記スクロールケーシング104は、円形の吸入口144が形成され、前記吸入口144の外周縁にベルマウス145が形成され、内部にターボファン105が設けられて前記吸入口144に吸入されたターボファン105の回転方向に案内する本体部106と、末端に吐出口146が形成され、前記本体部106から前記吐出口146側に漸次吐出面積が拡大されるように延長されて前記本体部106から流入された空気を案内し吐出口146から吐出させるホッパ部107と、から形成される。
特開2003‐74497号公報(第2図)
このような従来の送風装置においては、特に一方向へ空気を集めて送風される場合に用いられるが、ターボファンから回転しながら吹出される空気を効率的に集めるために、ターボファン回転方向への流れに沿って、ターボファン半径方向の幅が広がって断面積が大きくなるようなスクロール状のケーシングを備えていた。スクロール状のケーシングは、ターボファン直径に対して余裕のある大きさでないとターボファン部分で流路が閉塞し、空気の吐出が妨げられるため、ターボファン直径の1.3倍の最大幅を確保するのが一般的である。
しかし、限られた空間内にターボファンとケーシングを備えようとすると、ケーシングに対して1/1.3以下のターボファン直径になるため、ファンそのものが小さくなり、所望の風量を出すために高回転化が必要となって騒音増大を招き、高効率化と低騒音化の両立が困難という課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、限られた空間内において、スクロールケーシングを備えずにターボファン直径を大きくしても、騒音増大と効率の低下を避けることができる送風装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、略直方体のケーシング内部に、ターボファンとこれを駆動する電動機を有し、前記電動機の回転軸を中心に回転される前記ターボファンは、電動機に固定される主板と、ターボファン吸入口を有する側板と、前記主板と前記側板間に固定されるブレードで構成され、前記主板と前記側板の最大軸方向幅H1と最小軸方向幅H2とをH1>1.3×H2とし、前記ケーシングは、回転軸に垂直方向の面にターボファン吸入口に空気を流入させるためのオリフィスを有する吸入面と、前記吸入面と隣り合う一面を吐出口からなり、前記吐出口方向と垂直方向のケーシング幅Wと前記ターボファン直径DとをW<1.3×Dとする送風装置であって、前記回転軸より吐出口側に、前記ターボファンの回転方向となる作用面付近での前記ターボファンの昇圧作用によって前記側板周りから前記吐出口へ向かう逆流空気と、前記ターボファンの回転によって作用面に対向する反作用面側の前記側板周りから前記吐出口へ向かう循環空気の空気との衝突を抑制する空気衝突抑制手段を設けたことを特徴とした送風装置であり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、略直方体のケーシング内部に、ターボファンとこれを駆動する電動機を有し、前記電動機の回転軸を中心に回転される前記ターボファンは、電動機に固定される主板と、ターボファン吸入口を有する側板と、前記主板と前記側板間に固定されるブレードで構成され、前記主板と前記側板の最大軸方向幅H1と最小軸方向幅H2とをH1>1.3×H2とし、前記ケーシングは、回転軸に垂直方向の面にターボファン吸入口に空気を流入させるためのオリフィスを有する吸入面と、前記吸入面と隣り合う一面を吐出口からなり、前記吐出口方向と垂直方向のケーシング幅Wと前記ターボファン直径DとをW<1.3×Dとする送風装置であって、前記回転軸より吐出口側に、前記ターボファンの回転方向となる作用面付近での前記ターボファンの昇圧作用によって前記側板周りから前記吐出口へ向かう逆流空気と、前記ターボファンの回転によって作用面に対向する反作用面側の前記側板周りから前記吐出口へ向かう循環空気の空気との衝突を抑制する空気衝突抑制手段を設けた構成にしたことにより、ターボファン直径DがW<1.3Dとなるような大きいターボファンとしても、空気がH1>1.3×H2とされたブレードが存在せずに空間を設けられた側板周りを流れることで効率よく排出され、かつ回転軸より吐出口側でターボファンの回転方向となる作用面付近でのターボファンの昇圧作用によって側板周りから吐出口へ向かう逆流空気と、ファン回転によって作用面に対向する反作用面側の側板周りから吐出口へ向かう循環空気の空気との衝突を、空気衝突抑制手段の整流効果により抑制することができるので、衝突から発生する流れのロスや、流れが乱れて生じる騒音源が無くなり、限られた空間内において、スクロールケーシングを備えずにターボファン直径を大きくしても、騒音増大と効率の低下を避けることができる。
本発明の実施の形態1の送風装置の内部の斜視図 同部分切開図 同断面図 本発明の実施の形態2の送風装置の内部の斜視図 同部分切開図 同断面図 同凸部詳細図 同凸部詳細図 本発明の実施の形態2の断面図 従来技術の一例を示す部分切開図
本発明の請求項1記載の送風装置は、略直方体のケーシング内部に、ターボファンとこれを駆動する電動機を有し、前記電動機の回転軸を中心に回転される前記ターボファンは、電動機に固定される主板と、ターボファン吸入口を有する側板と、前記主板と前記側板間に固定されるブレードで構成され、前記主板と前記側板の最大軸方向幅H1と最小軸方向幅H2とをH1>1.3×H2とし、前記ケーシングは、回転軸に垂直方向の面にターボファン吸入口に空気を流入させるためのオリフィスを有する吸入面と、前記吸入面と隣り合う一面を吐出口からなり、前記吐出口方向と垂直方向のケーシング幅Wと前記ターボファン直径DとをW<1.3×Dとする送風装置であって、前記回転軸より吐出口側に、前記ターボファンの回転方向となる作用面付近での前記ターボファンの昇圧作用によって前記側板周りから前記吐出口へ向かう逆流空気と、前記ターボファンの回転によって作用面に対向する反作用面側の前記側板周りから前記吐出口へ向かう循環空気の空気との衝突を抑制する空気衝突抑制手段を設けたことを特徴としたものである。
これにより、ターボファン直径DがW<1.3Dとなるような大きいターボファンとしても、空気がH1>1.3×H2とされたブレードが存在せずに空間を設けられた側板周りを流れることで効率よく排出され、かつ回転軸より吐出口側でターボファンの回転方向となる作用面付近でのターボファンの昇圧作用によって側板周りから吐出口へ向かう逆流空気とファン回転によって作用面に対向する反作用面側の側板周りから吐出口へ向かう循環空気の空気との衝突を、空気衝突抑制手段の整流効果により抑制することができるので、衝突から発生する流れのロスや、流れが乱れて生じる騒音源が無くなり、限られた空間内において、スクロールケーシングを備えずにターボファン直径を大きくしても、騒音増大と効率の低下を避けることができる。また、ケーシング内部で発生する騒音を、ガイド部材により遮音できるため、ファン効率を低下することなく騒音低減することができる。
また、空気衝突抑制手段は、前記吸入面の、前記吐出口と前記吐出口側の前記側板との間で、前記オリフィスの前記吐出口側の端部より前記吐出口側に、回転軸と前記吐出口を前記吐出口に略垂直に結ぶ平面に横切るように、前記吸入面に略垂直に設けたガイド部材であり、前記ケーシング幅方向と垂直方向のケーシング高さHに対し、前記ガイド部材の軸方向幅AがH−H1≦A≦H1−H2であることを特徴としたものである。
これにより、ターボファン直径DがW<1.3Dとなるような大きいターボファンとしても、空気がH1>1.3×H2とされたブレードが存在せずに空間を設けられた側板周りを流れることで効率よく排出され、かつ回転軸より吐出口側でターボファンの回転方向となる作用面付近でのターボファンの昇圧作用によって側板周りから吐出口へ向かう逆流空気とファン回転によって作用面に対向する反作用面側の側板周りから吐出口へ向かう循環空気の空気との衝突を、ガイド部材の整流効果により抑制することができるので、衝突から発生する流れのロスや、流れが乱れて生じる騒音源が無くなり、限られた空間内において、スクロールケーシングを備えずにターボファン直径を大きくしても、騒音増大と効率の低下を避けることができる。また、ケーシング内部で発生する騒音を、ガイド部材により遮音できるため、ファン効率を低下することなく騒音低減することができる。
また、ガイド部材をオリフィスと同心円の円弧上に配置してもよい。
これにより、回転軸より吐出口側でターボファンの回転方向となる作用面付近でのターボファンの昇圧作用によって側板周りから吐出口へ向かう逆流空気と、ファン回転によって作用面に対向する反作用面側の側板周りから吐出口へ向かう循環空気の空気がガイド部材の円弧形状の曲率に沿って流れ緩やかに混ざり合うため、逆流空気と循環空気の衝突から発生する流れのロスや、流れが乱れて生じる騒音源が無くなり、ファン効率を低下することなく騒音低減することができる効果を奏する。
また、ガイド部材を配置した同心円の直径が、ターボファンの外径より小さくしてもよい。
これにより、回転軸より吐出口側でターボファンの回転方向となる作用面付近でのターボファンの昇圧作用によって側板周りから吐出口へ向かう逆流空気と、ファン回転によって作用面に対向する反作用面側の側板周りから吐出口へ向かう循環空気の空気がガイド部材の円弧形状の曲率に沿って流れ緩やかに混ざり合うため、逆流空気と循環空気の衝突から発生する流れのロスや、流れが乱れて生じる騒音源が無くなり、ファン効率を低下することなく騒音低減することができる効果を奏する。
また、ガイド部材が、回転軸より吐出口側でターボファンの回転方向となる作用面と、前記作用面に対向する反作用面に対し、作用面側に寄っているとしてもよい。
これにより、回転軸より吐出口側でターボファンの回転方向となる作用面付近でのターボファンの昇圧作用によって側板周りから吐出口へ向かう逆流空気を滑らかにガイド部材に沿って流せ、ファン回転によって作用面に対向する反作用面側の側板周りから吐出口へ向かう循環空気に対してはガイド部材に流入する流量以外の循環空気の流路を阻害しない構成とできるため、ガイド部材を設置することによる圧力損失を抑えることができ、逆流空気と循環空気の衝突から発生する流れのロスや、流れが乱れて生じる騒音源が無くなり、ファン効率を低下することなく騒音低減することができる効果を奏する。
また、ガイド部材の円弧の中心角が、吐出口の回転軸と略平行の2辺と回転軸とからなる角度が同程度であるようにしてもよい。
これにより、ガイド部材を設置することによる圧力損失を抑えた状態で、逆流空気と循環空気の衝突から発生する流れのロスや、流れが乱れて生じる騒音源が無くなり、ファン効率を低下することなく騒音低減することができる効果を奏する。
また、空気衝突抑制手段は、回転軸より吐出口側に設けたターボファンの回転方向となる作用面と前記吸入面とを接続する凸部であり、前記凸部は、前記作用面への接続箇所を前記ブレード位置よりも吸入面側とし、前記吸入面への接続箇所の一部をターボファン最大幅よりも回転軸側とし、これらを結ぶ線よりもターボファン側に凸としたことを特徴としたものである。
これにより、ターボファン直径DがW<1.3Dとなるような大きいターボファンとしても、空気がH1>1.3×H2とされたブレードが存在せずに空間を設けられた側板周りを流れることで効率よく排出され、かつ作用面付近でのターボファンの昇圧作用によって側板周りから吐出口へ向かう逆流空気とファン回転によってケーシング内部へ向かう循環流れとの衝突を、凸部の分流効果により抑制することができるので、衝突から発生する流れのロスや、流れが乱れて生じる騒音源が無くなり、限られた空間内において、スクロールケーシングを備えずにターボファン直径を大きくしても、騒音増大と効率の低下を避けることができる。
また、作用面から最も離れた凸部箇所の回転軸からの吐出口方向の距離を、側板内側半径とほぼ同じ吐出口方向の距離としてもよい。
これにより、ブレードから吹出された後に側板周りを流れた空気が作用面近傍でファン回転に引き寄せられて再循環しようとするものを、流れに接線方向に尖ったように対向することで抵抗を少なくして向きを変えることができるので、損失を低減して性能を向上することができる効果を奏する。
また、凸部の回転軸への最接近部の回転軸からの距離を、側板内側半径の1.1倍より大きくしてもよい。
これにより、側板の周りの流れは、特に側板付近でせん断力を受けて大きな乱れを生じているので、この乱れと干渉するとたくさんの渦が発生し騒音の増大を招くので、凸部をこの影響の小さい範囲かつ側板上部の逆流を押さえる範囲とすることで低騒音化と高性能化を両立できる凸部とすることができる効果を奏する。
また、凸部のケーシング吸入面への接続線の吐出方向に対する傾きを、回転軸と回転軸への最接近部を結ぶ線と同程度の傾きとしてもよい。
これにより、側板周りから接線方向へ向かう流れに対して、接続線が吐出側へ傾いた場合の凸部への衝突と作用面側に傾いた場合の作用面側への衝突とから発生する衝突損失を、浅い角度で凸部へ衝突することで抑制できるので、流れの抵抗を抑えて能を向上することができる効果を奏する。
また、回転軸を、ケーシング幅方向の中心に対して作用面側へずらしてもよい。
これにより、ブレードから吹出されて回転方向に流量が増えていく流れに対して、ケーシング内で回転の始まりの地点となる作用面側とターボファンとの隙間を小さくし、回転の終わりの地点となる作用面と対向する面とターボファンとの隙間を大きくすることになるので、流量に応じた断面積が確保できて流速の変化から生じる損失を小さくでき性能を向上することができる効果を奏する。
また、回転軸を挟んで吐出口と対向する面と回転軸周りに隣接する面とを、ターボファン直径Dよりも小さい円弧で接続してもよい。
これにより、略矩形のケーシングで流路を確保しながらも、渦が生じて流れの損失が最も発生し易い角部のみを滑らかな形状とすることで、流れの損失を小さくでき性能を向上することができる効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本構成は、図1の吸込み側の一面を除いた送風装置の内部の斜視図、および図2の部分切開図、図3の断面図に示すように、送風装置1は、略矩形の直方体のケーシング2の内部に、回転軸9に固定されたターボファン3とこれを駆動する電動機4を有する。
このターボファン3は、電動機4に固定される主板5と、ターボファン吸入口6を有する側板7と、主板5と側板7の間に固定される複数のブレード8で構成され、主板5と側板7の最大軸方向幅H1が最小軸方向幅H2の1.9倍となっており、ケーシング2は、ターボファン3の回転軸9に垂直方向の面にオリフィス10を有する吸入面11とし、吸入面11と隣り合う一面を吐出口12としたときに、吐出口12の方向と垂直方向のケーシング2の幅Wはターボファン3の直径Dの1.2倍となっている。
ここで、吸入面11の、吐出口12と吐出口12側の側板7との間で、オリフィス10の吐出口12側の端部より吐出口12側に、回転軸9と吐出口12を吐出口12に略垂直に結ぶ平面に横切るように、吸入面11に略垂直に空気衝突抑制手段としてガイド部材14を備え、ケーシング幅方向と垂直方向のケーシング高さHに対し、ガイド部材14の軸方向幅AがH−H1≦A≦H1−H2としたものである。
この構成によれば、電動機4の運転によりターボファン3が回転すると、ブレード8の遠心力により空気が動かされる。外部の空気は、ターボファン吸入口6からターボファン3のブレード8の間を通り、ケーシング2の内部へ回転しながら流れて、ケーシング2の内部を昇圧し、吐出口12から外部へ放出される。
送風装置としての効率を最重視する場合には、作用面13付近をターボファン3とケーシング2の最小隙間位置として回転方向に広がる渦巻状のスクロールケーシングを形成し、渦巻きの過程で増えていくスクロールケーシング内の通過風量を効率よく集めるためにはスクロールケーシング幅がターボファン3の直径Dの1.3倍以上となるように、制限された空間の中では直径Dを小さくしてターボファン3の回転数を増加させて風量を確保する送風装置が形成される。
しかし、本構成では、ターボファン3の直径Dと幅Wとの比がW<1.3Dとなるような大きいターボファン3とし低回転で風量を確保できる構成としても、空気がH1>1.3×H2とされたブレード8などの障害物が存在しない単純な流路として空間を設けられた側板7の周りを流れることでケーシング2内の通過風量に応じた風路になるので効率よく排出され、かつ作用面13の付近でターボファン3の昇圧作用によって側板7の周りから吐出口へ向かう逆流空気18と、ターボファン3の回転によって作用面13に対向する反作用面15側の側板7周りから吐出口12へ向かう循環空気19の空気との衝突を、ガイド部材14の整流効果により抑制することができるので、衝突から発生する流れのロスや、流れが乱れて生じる騒音源が無くなり、限られた空間内において、スクロールケーシングを備えずにターボファン3直径を大きくしても、騒音増大と効率の低下を避けることができる。また、ケーシング2内部で発生する騒音を、ガイド部材14により遮音できるため、ファン効率を低下することなく騒音低減することができる。
なお、矩形のケーシング2のみを用いた構成と、矩形のケーシング2に本構成のガイド部材14を付加した本構成との比較を行い、同体積を送風する条件下で、軸動力が約5.8%低下しオリフィス側の騒音も低下することを確認した。
また、本構成ではガイド部材14の形状が単一径の円弧形状であり、オリフィス10と同心円に配置している。
この構成によれば、回転軸9より吐出口12側でターボファン3の回転方向となる作用面13付近でのターボファン3の昇圧作用によって側板7周りから吐出口12へ向かう逆流空気18と、ターボファン3の回転によって作用面13に対向する反作用面15側の側板7周りから吐出口12へ向かう循環空気19の空気がガイド部材14の円弧形状の曲率に沿って流れ緩やかに混ざり合うため、逆流空気18と循環空気19の衝突から発生する流れのロスや、流れが乱れて生じる騒音源が無くなり、ファン効率を低下することなく騒音低減することができる効果を奏する。
また、本構成ではガイド部材14の円弧の直径が、ターボファン3の外径より小さくしている。
この構成によれば、回転軸9より吐出口12側でターボファン3の回転方向となる作用面13付近でのターボファン3の昇圧作用によって側板7周りから吐出口12へ向かう逆流空気18と、ターボファン3の回転によって作用面13に対向する反作用面15側の側板7周りから吐出口12へ向かう循環空気19の空気がガイド部材14の円弧形状の曲率に沿って流れ緩やかに混ざり合うため、逆流空気18と循環空気19の衝突から発生する流れのロスや、流れが乱れて生じる騒音源が無くなり、ファン効率を低下することなく騒音低減することができる効果を奏する。
また、図3に示すようにガイド部材14が、ケーシング幅方向と垂直方向で回転軸9を通過する軸中心線20に対し、作用面13側に寄っている構成となっている。
これにより、回転軸9より吐出口12側でターボファン3の回転方向となる作用面13付近でのターボファン3の昇圧作用によって側板7周りから吐出口12へ向かう逆流空気18を滑らかにガイド部材14に沿って流せ、ターボファン3の回転によって作用面13に対向する反作用面15側の側板7周りから吐出口12へ向かう循環空気19に対してはガイド部材14に流入する流量以外の循環空気19の流路を阻害しない構成とできるため、ガイド部材14を設置することによる圧力損失を抑えることができ、逆流空気18と循環空気19の衝突から発生する流れのロスや、流れが乱れて生じる騒音源が無くなり、ファン効率を低下することなく騒音低減することができる効果を奏する。
また、図3に示すようにガイド部材14の円弧の中心角αが、吐出口12の回転軸9と略平行の2辺と回転軸9とからなる2辺X、Yの角度βと同程度の構成となっており、本構成ではともに55°である。
これにより、ガイド部材14を設置することによる圧力損失を抑えた状態で、逆流空気18と循環空気19の衝突から発生する流れのロスや、流れが乱れて生じる騒音源が無くなり、ファン効率を低下することなく騒音低減することができる効果を奏する。
また、本構成は、回転軸9を、ケーシングの幅方向中心21に対して幅Dの3%程度、作用面13側へずらしている。
この構成によれば、図3に示すように、ブレード8から吹出されて回転方向に流量が増えていく流れに対して、ケーシング2の内部で回転の始まりの地点となる作用面13側とターボファン3との最小隙間22を小さくし、回転の終わりの地点となる反作用面15とターボファン3との拡大隙間23を大きくすることになるので、流量に応じた断面積が確保できて流速の変化から生じる損失を小さくでき性能を向上することができる。
また、奥側面16と作用面13、及び反作用面15をターボファン直径Dよりも小さいような、半径D/8程度の円弧で接続する円弧部17としている。
この構成によれば、2角が円弧部17となった略矩形のケーシング2で流路を確保しながらも、渦が生じて流れの損失が最も発生し易い角部のみを滑らかな形状とすることで、流れの損失を小さくでき性能を向上することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態を、図4の吸込み側の一面を除いた送風装置の内部の斜視図、および図5の部分切開図、図6の断面図に示す。本実施の形態において、実施の形態1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
送風装置1は、直方体のケーシング2の内部に、回転軸9に固定されたターボファン3とこれを駆動する電動機4を有する。このターボファン3は、電動機4に固定される主板5と、ターボファン吸入口6を有する側板7と、主板5と側板7の間に固定される複数のブレード8で構成され、主板5と側板7の最大軸方向幅H1が最小軸方向幅H2の1.9倍となっており、ケーシング2は、ターボファン3の回転軸9に垂直方向の面にオリフィス10を有する吸入面11とし、吸入面11と隣り合う一面を吐出口12としたときに、吐出口12の方向と垂直方向のケーシング2の幅Wはターボファン3の直径Dの1.2倍となっている。
ここで、送風装置1には、空気衝突抑制手段として、回転軸9よりも吐出口12の側でターボファン3の回転方向側にありケーシング2を構成する一面である作用面13と吸入面11とを接続する凸部52が備えられ、凸部52は、作用面13へ繋がる作用面接続箇所53をブレード8の位置よりも吸入面11の側とし、吸入面11に繋がる吸入面接続箇所54の一部をターボファン3の最大幅よりも回転軸9の側とし、これらを結ぶ基準線55よりもターボファン3の側へ凸としたものである。
この構成によれば、電動機4の運転によりターボファン3が回転すると、ブレード8の遠心力により空気が動かされる。外部の空気は、ターボファン吸入口6からターボファン3のブレード8の間を通り、ケーシング2の内部へ回転しながら流れて、ケーシング2の内部を昇圧し、吐出口12から外部へ放出される。
送風装置としての効率を最重視する場合には、作用面13付近をターボファン3とケーシング2の最小隙間位置として回転方向に広がる渦巻状のスクロールケーシングを形成し、渦巻きの過程で増えていくスクロールケーシング内の通過風量を効率よく集めるためにはスクロールケーシング幅がターボファン3の直径Dの1.3倍以上となるように、制限された空間の中では直径Dを小さくしてターボファン3の回転数を増加させて風量を確保する送風装置が形成される。
しかし、本構成では、ターボファン3の直径Dと幅Wとの比がW<1.3Dとなるような大きいターボファン3と低回転で風量を確保できる構成としても、空気がH1>1.3×H2とされたブレード8などの障害物が存在しない単純な流路として空間を設けられた側板7の周りを流れることでケーシング2内の通過風量に応じた風路になるので効率よく排出され、かつ作用面13の付近でターボファン3の昇圧作用によって側板7の周りから吐出口へ向かう逆流空気18とターボファン3の回転によってケーシング2の内部へ向かう循環流れ19との衝突を、凸部52により抑制できるので、衝突から発生する流れのロスや、流れが乱れて生じる騒音源が無くなり、限られた空間内において、スクロールケーシングを備えずにターボファン直径を大きくしても、騒音増大と効率の低下を避けることができる。
また、本構成は、図7の凸部詳細図に示すように作用面13から最も離れた凸部箇所である凸部先端部56の回転軸9からの吐出口方向の距離57を、側板内側半径58と同じ距離としている。
この構成によれば、ブレード8から吹出された後に側板7の周りを流れた空気が作用面13の近傍でターボファン3の回転に引き寄せられて再循環しようとする循環空気19の流れに接線方向に尖ったように対向することで抵抗を少なくして向きを変えた吐出流れ59とすることができるので、損失を低減して性能を向上することができる。
また、本構成は、図7に示すように凸部52の回転軸9への最接近部となる凸部最接近部60の回転軸からの距離61を、側板内側半径58の1.3倍としている。
この構成によれば、側板7の周りの流れは、特に側板7の付近で回転によるせん断力を受けて大きな乱れを生じているので、この乱れと干渉するとたくさんの渦62が発生し騒音の増大を招くので、凸部52をこの影響の小さくなる側板内側半径58の1.1倍以上の範囲とすることで低騒音化と高性能化を両立できる凸部とすることができる。
また、本構成は、図8の凸部詳細図に示すように凸部52のケーシング吸入面への接続線63の吐出方向に対する接続線傾き64が、回転軸9と回転軸9への凸部最接近部60を結ぶ最接近箇所線65と平行になるような同じ傾きとしている。
この構成によれば、側板7の周りから接線方向へ向かう流れに対して、接続線63が吐出口12の方向へ傾いた場合の凸部52への衝突と作用面13の方向に傾いた場合の作用面側への衝突とから発生する衝突損失を、浅い角度で凸部52へ衝突することで抑制できるので、流れの抵抗を抑えて送風性能を向上することができる。
また、本構成は、回転軸9を、ケーシングの幅方向中心66に対して幅Dの3%程度作用面側へずらしている。
この構成によれば、図6に示すように、ブレード8から吹出されて回転方向に流量が増えていく流れに対して、ケーシング2の内部で回転の始まりの地点となる作用面側とターボファンとの最小隙間67を小さくし、回転の終わりの地点となる作用面と対向する面とターボファンとの拡大隙間68を大きくすることになるので、流量に応じた断面積が確保できて流速の変化から生じる損失を小さくでき性能を向上することができる。
なお、矩形のケーシング2のみを用いた構成と、矩形のケーシング2に本構成の凸部52を付加した本構成との比較を行うと、同体積を送風する条件下で、軸動力が4%低下しケーシング吸入口側の騒音も低下する。
(実施の形態3)
図9において、図6と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図9は、回転軸9を挟んで吐出口12と対向する奥側面69と回転軸周りに隣接する面とを、ターボファン直径Dよりも小さいような、半径D/8程度の円弧で接続する円弧部70としている。
この構成によれば、2角が円弧部70となった略矩形ケーシング71で流路を確保しながらも、渦が生じて流れの損失が最も発生し易い角部のみを滑らかな形状とすることで、流れの損失を小さくでき性能を向上することができる。
本発明にかかる送風装置は、限られた空間内において、スクロールケーシングを備えずにターボファン直径を大きくしても、騒音増大と効率の低下を避けることができるので、換気空調機器等に使用される送風装置を提供することができる。
1 送風装置
2 ケーシング
3 ターボファン
4 電動機
5 主板
6 ターボファン吸入口
7 側板
8 ブレード
9 回転軸
10 オリフィス
11 吸入面
12 吐出口
13 作用面
14 ガイド部材
15 反作用面
16 奥側面
17 円弧部
18 逆流空気
19 循環空気
20 軸中心線
21 幅方向中心
22 最小隙間
23 拡大隙間
52 凸部
53 作用面接続箇所
54 吸入面接続箇所
55 基準線
56 凸部先端部
57 吐出口方向の距離
58 側板内側半径
59 吐出流れ
60 凸部最接近部
61 回転軸からの距離
62 渦
63 接続線
64 接続線傾き
65 最接近箇所線
66 幅方向中心
67 最小隙間
68 拡大隙間
69 奥側面
70 円弧部
71 略矩形ケーシング
101 送風装置
104 スクロールケーシング
105 ターボファン
106 本体部
107 ホッパ部
144 吸入口
145 ベルマウス
146 吐出口

Claims (12)

  1. 略直方体のケーシング内部に、ターボファンとこれを駆動する電動機を有し、前記電動機の回転軸を中心に回転される前記ターボファンは、電動機に固定される主板と、ターボファン吸入口を有する側板と、前記主板と前記側板間に固定されるブレードで構成され、前記主板と前記側板の最大軸方向幅H1と最小軸方向幅H2とをH1>1.3×H2とし、前記ケーシングは、回転軸に垂直方向の面にターボファン吸入口に空気を流入させるためのオリフィスを有する吸入面と、前記吸入面と隣り合う一面を吐出口からなり、前記吐出口方向と垂直方向のケーシング幅Wと前記ターボファン直径DとをW<1.3×Dとする送風装置であって、
    前記回転軸より吐出口側に、前記ターボファンの回転方向となる作用面付近での前記ターボファンの昇圧作用によって前記側板周りから前記吐出口へ向かう逆流空気と、前記ターボファンの回転によって作用面に対向する反作用面側の前記側板周りから前記吐出口へ向かう循環空気の空気との衝突を抑制する空気衝突抑制手段を設けたことを特徴とする送風装置。
  2. 空気衝突抑制手段は、
    前記吸入面の、前記吐出口と前記吐出口側の前記側板との間で、前記オリフィスの前記吐出口側の端部より前記吐出口側に、回転軸と前記吐出口を前記吐出口に略垂直に結ぶ平面に横切るように、前記吸入面に略垂直に設けたガイド部材であり、
    前記ケーシング幅方向と垂直方向のケーシング高さHに対し、前記ガイド部材の軸方向幅AがH−H1≦A≦H1−H2であることを特徴とする請求項1記載の送風装置。
  3. ガイド部材をオリフィスと同心円の円弧上に配置したことを特徴とする請求項2記載の送風装置。
  4. ガイド部材を配置した同心円の直径が、ターボファンの外径より小さいことを特徴とする請求項3記載の送風装置。
  5. ガイド部材が、回転軸より吐出口側でターボファンの回転方向となる作用面と、前記作用面に対向する反作用面に対し、作用面側に寄っていることを特徴とする請求項3または4記載の送風装置。
  6. ガイド部材の円弧の中心角が、吐出口の回転軸と略平行の2辺と回転軸とからなる角度が同程度であることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の送風装置。
  7. 空気衝突抑制手段は、
    回転軸より吐出口側に設けたターボファンの回転方向となる作用面と前記吸入面とを接続する凸部であり、
    前記凸部は、前記作用面への接続箇所を前記ブレード位置よりも吸入面側とし、前記吸入面への接続箇所の一部をターボファン最大幅よりも回転軸側とし、これらを結ぶ線よりもターボファン側に凸としたことを特徴とする請求項1記載の送風装置。
  8. 作用面から最も離れた凸部箇所の回転軸からの吐出口方向の距離を、側板内側半径とほぼ同じ吐出口方向の距離とした請求項7記載の送風装置。
  9. 凸部の回転軸への最接近部の回転軸からの距離を、側板内側半径の1.1倍より大きくした請求項7または8記載の送風装置。
  10. 凸部のケーシング吸入面への接続線の吐出方向に対する傾きを、回転軸と回転軸への最接近部を結ぶ線の傾きと同程度の傾きとした請求項7から9のいずれかに記載の送風装置。
  11. 回転軸を、ケーシング幅方向の中心に対して作用面側へずらした請求項1から10いずれかに記載の送風装置。
  12. 回転軸を挟んで吐出口と対向する面と回転軸周りに隣接する面とを、ターボファン直径Dよりも小さい円弧で接続した請求項1から11いずれかに記載の送風装置。
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