JP5878581B2 - 無線アクセスポイント制御装置、無線通信システム、及び無線アクセスポイント選択方法 - Google Patents

無線アクセスポイント制御装置、無線通信システム、及び無線アクセスポイント選択方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線アクセスポイント制御装置、無線通信システム、及び無線アクセスポイント選択方法に関する。
近年、無線LAN(Local Area Network)が広く普及している。無線LANアクセスポイント(以下、「無線AP」と記載する。)の設置場所は、オフィスや家庭に限らず、公衆エリアの店舗などにも広がっている。これに伴い、無線APの設置数は増加の一途を辿っており、様々なユーザに利用されている。例えば、公衆エリアにおいては、FONと呼ばれるサービスも始まっている。FONでは、FONコミュニティメンバーが自宅に設置した専用の無線LANルーターを、他のメンバーにアクセスポイントとして共有することに同意する代わりに、世界中のFONのアクセスポイント(FONスポット)を無料で利用することができる。
一方、複数の無線APの中から、受信レベルとトラヒック情報に基づいて最適な無線APを選択する技術がある(例えば、特許文献1参照。)
特開2007−129380号公報
宅内やオフィスなど使用ユーザが管理された環境とは異なり、公衆エリアでは、IEEE802.11a、b、g、n、ac等の様々な種類の無線LAN子機(以下、「STA」と記載する。)が存在する。そのため、無線APの占有時間にばらつきが生じ、STAの接続先となる最適な無線APを選択できないという問題が発生することがあった。例えば、IEEE802.11の無線LAN通信システムにおいて、無線APが高速に通信可能なIEEE802.11acであったとしても、低速なIEEE802.11bのSTAが通信を始めると、そのSTAと通信する間は動作がIEEE802.11bとなる。これにより無線APの占有時間が長くなって通信機会が減少するため、必ずしも最適な通信先とは言えない場合がある。引用文献1の技術は、複数の種類のSTAが存在することによって無線APの占有時間にばらつきが生じる場合に最適な無線APを選択するものではない。
上記事情に鑑み、本発明は、様々な種類の無線子機が存在する場合に、無線子機の通信先となるアクセスポイントを適切に選択することができる無線アクセスポイント制御装置、無線通信システム、及び無線アクセスポイント選択方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、帰属先選択対象の無線子機が複数の無線アクセスポイントそれぞれと通信した場合のリンク速度と、複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している無線子機それぞれのリンク速度とを取得するリンク速度取得部と、帰属先選択対象の前記無線子機の通信データ量と複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している前記無線子機それぞれの通信データ量とを受信し、帰属先選択対象の前記無線子機が複数の前記無線アクセスポイントそれぞれと通信した場合のデータ通信時間を、帰属先選択対象の前記無線子機の前記通信データ量及び帰属先選択対象の前記無線子機が前記無線アクセスポイントと通信した場合の前記リンク速度に基づいて算出する処理と、複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している前記無線子機それぞれのデータ通信時間を、前記無線子機の前記通信データ量及び前記リンク速度に基づいて算出する処理とを行うデータ通信時間算出部と、複数の前記無線アクセスポイント毎に、前記無線アクセスポイントに帰属している前記無線子機それぞれのデータ通信時間と、帰属先選択対象の前記無線子機が前記無線アクセスポイントと通信した場合のデータ通信時間とを合計して占有時間を算出する占有時間算出部と、前記占有時間算出部が算出した前記占有時間が最も短い前記無線アクセスポイントを帰属先選択対象の前記無線子機の帰属先として決定する帰属先決定部と、を備えることを特徴とする無線アクセスポイント制御装置である。
本発明の一態様は、上述の無線アクセスポイント制御装置であって、無線通信システムが有する各無線アクセスポイントの位置情報を記憶する記憶部と、帰属先選択対象の前記無線子機における複数の前記無線アクセスポイントそれぞれからの電波の受信電力及び複数の前記無線アクセスポイントの前記位置情報を用いて帰属先選択対象の前記無線子機の位置情報を算出し、算出した前記位置情報及び前記記憶部に記憶されている前記無線アクセスポイントの位置情報から求められる帰属先選択対象の前記無線子機と前記無線アクセスポイントとの距離に基づいて帰属先の候補となる前記無線アクセスポイントを複数決定する位置情報算出部とをさらに備え、前記帰属先決定部は、前記位置情報算出部が選択した帰属先の候補となる複数の前記無線アクセスポイントの中から、前記占有時間算出部が算出した合計のデータ通信時間が最も短い前記無線アクセスポイントを帰属先選択対象の前記無線子機の帰属先として決定する、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、上述の無線アクセスポイント制御装置であって、前記位置情報算出部は、帰属先選択対象の前記無線子機と前記無線アクセスポイントの距離、及び、帰属先選択対象の前記無線子機における前記無線アクセスポイントからの電波の受信電力に基づいて帰属先の候補となる前記無線アクセスポイントを複数決定する、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、上述の無線アクセスポイント制御装置であって、前記リンク速度取得部は、帰属先選択対象の前記無線子機の無線規格と、帰属先選択対象の前記無線子機における複数の前記無線アクセスポイントそれぞれからの電波の受信状態とを少なくとも含んだリンク速度決定情報を受信し、受信した前記リンク速度決定情報に基づいて帰属先選択対象の前記無線子機と複数の前記無線アクセスポイントそれぞれとの間のリンク速度を取得する、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、複数の無線アクセスポイントと接続される無線アクセスポイント制御装置と、前記無線アクセスポイントと通信する無線子機とを有する無線通信システムであって、前記無線アクセスポイント制御装置は、帰属先選択対象の前記無線子機が複数の無線アクセスポイントそれぞれと通信した場合のリンク速度と、複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している前記無線子機それぞれのリンク速度とを取得するリンク速度取得部と、帰属先選択対象の前記無線子機の通信データ量と複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している前記無線子機それぞれの通信データ量とを受信し、帰属先選択対象の前記無線子機が複数の前記無線アクセスポイントそれぞれと通信した場合のデータ通信時間を、帰属先選択対象の前記無線子機の前記通信データ量及び帰属先選択対象の前記無線子機が前記無線アクセスポイントと通信した場合の前記リンク速度に基づいて算出する処理と、複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している前記無線子機それぞれのデータ通信時間を、前記無線子機の前記通信データ量及び前記リンク速度に基づいて算出する処理とを行うデータ通信時間算出部と、複数の前記無線アクセスポイント毎に、前記無線アクセスポイントに帰属している前記無線子機それぞれのデータ通信時間と、帰属先選択対象の前記無線子機が前記無線アクセスポイントと通信した場合のデータ通信時間とを合計して占有時間を算出する占有時間算出部と、前記占有時間算出部が算出した前記占有時間が最も短い前記無線アクセスポイントを帰属先選択対象の前記無線子機の帰属先として決定する帰属先決定部とを備え、前記無線子機は、前記無線アクセスポイントを介して前記無線アクセスポイント制御装置に通信データ量を通知する通知部と、前記無線アクセスポイント制御装置が決定した帰属先の前記無線アクセスポイントに接続する通信制御部とを備える、ことを特徴とする無線通信システムである。
本発明の一態様は、無線アクセスポイント制御装置が実行する無線アクセスポイント選択方法であって、リンク速度取得部が、帰属先選択対象の無線子機が複数の無線アクセスポイントそれぞれと通信した場合のリンク速度と、複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している無線子機それぞれのリンク速度とを取得するリンク速度取得過程と、データ通信時間算出部が、帰属先選択対象の前記無線子機の通信データ量と複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している前記無線子機それぞれの通信データ量とを受信し、帰属先選択対象の前記無線子機が複数の前記無線アクセスポイントそれぞれと通信した場合のデータ通信時間を、帰属先選択対象の前記無線子機の前記通信データ量及び帰属先選択対象の前記無線子機が前記無線アクセスポイントと通信した場合の前記リンク速度に基づいて算出する処理と、複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している前記無線子機それぞれのデータ通信時間を、前記無線子機の前記通信データ量及び前記リンク速度に基づいて算出する処理とを行うデータ通信時間算出過程と、占有時間算出部が、複数の前記無線アクセスポイント毎に、前記無線アクセスポイントに帰属している前記無線子機それぞれのデータ通信時間と、帰属先選択対象の前記無線子機が前記無線アクセスポイントと通信した場合のデータ通信時間とを合計して占有時間を算出する占有時間算出過程と、帰属先決定部が、前記占有時間算出過程において算出した前記占有時間が最も短い前記無線アクセスポイントを帰属先選択対象の前記無線子機の帰属先として決定する帰属先決定過程と、を有することを特徴とする無線アクセスポイント選択方法である。
本発明により、様々な種類の無線子機が存在する場合に、無線子機の通信先となるアクセスポイントを適切に選択することが可能となる。
本発明の一実施形態による無線通信システムの構成図である。 同実施形態による無線AP制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態によるAP位置情報の例を示す図である。 同実施形態による受信電力情報と距離情報を示す図である。 同実施形態によるSTA位置情報を示す図である。 同実施形態による位置関係情報を示す図である。 同実施形態によるリンク速度情報の例を示す図である。 同実施形態による帰属STA情報、帰属STA数情報、通信データ量情報、及びデータ通信時間情報を示す図である。 同実施形態による無線AP制御装置のハードウェア構成例を示す装置構成図である。 同実施形態による STAの構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態による無線通信システムにおけるSTA接続処理のシーケンス図である。 同実施形態による無線通信システムにおける帰属先切替要求処理のシーケンス図である。 同実施形態による無線通信システムの処理フローを示す図である。 同実施形態による各STAのデータ通信時間の例を示す図である。 同実施形態によるSTAが表示する無線APの通信状況情報の例である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による無線通信システムの構成図である。同図に示すように、無線通信システムは、無線アクセスポイント制御装置1と、複数の無線アクセスポイント2と、複数の無線子機3とを備えて構成される。以下では、無線アクセスポイント制御装置1を「無線AP制御装置1」と記載し、無線アクセスポイント2を「無線AP2」と記載し、無線子機3を「STA3」と記載する。
無線AP制御装置1と各無線AP2とは、通信網を介して通信する。いずれかの無線AP2が無線AP制御装置1を備えるように構成してもよい。無線AP2は、無線LAN通信を行う親機であり、STA3は、無線LAN通信を行う子機である。無線AP2と、その無線AP2に帰属するSTA3とは、無線LANにより通信する。同図においては、5台の無線AP2をそれぞれ、無線AP2−1、2−2、2−3、2−4、2−5と記載している。セルC1は、無線AP2−1の電波到達範囲、セルC2は、無線AP2−2の電波到達範囲、セルC3は無線AP2−3の電波到達範囲である。無線AP2−4、2−5のセルについては省略している。
無線LANの標準規格には、IEEE802.11a、b、g、n、acなどの無線規格があり、それぞれ最大伝送速度が決まっている。同図では、IEEE802.11bにより通信するSTA3をSTA3−1−1と記載し、IEEE802.11nにより通信する2台のSTA3をそれぞれSTA3−2−1、3−2−2と記載している。また、IEEE802.11acにより通信するSTA3のうち、GPSを備える2台のSTA3をそれぞれSTA3−3−1、3−3−2と記載し、GPSを備えていないPC(パーソナルコンピュータ)などの2台のSTA3をそれぞれ、STA3−4−1、3−4−2と記載している。無線AP2は全てIEEE802.11acであり、自機に帰属しているSTA3と無線LAN通信を行うときには、そのSTA3の種別(無線規格)に従って無線LAN通信を行う。
同図において無線AP2−1には、セルC1内に位置するSTA3−2−1、STA3−3−1が帰属している。また、無線AP2−2には、セルC2内に位置するSTA3−1−1、STA3−2−2、STA3−4−2が帰属している。無線AP2−3にはセルC3内に位置するSTA3−4−1が帰属している。STA3−2−2は、新たに通信を始めるための帰属先選択対象である。以下では、帰属先選択対象のSTA3を、「対象STA3」と記載する。各STA3のリンク速度は、無線規格により最大伝送速度までの範囲内で段階的に決められた速度のうちいずれかとなる。
通常、無線AP2については設置の際に工事設計をするために位置情報がある。一方、STA3と無線AP2の距離は、STA3における無線AP2からの電波の受信電力に基づいて推定される。複数の無線AP2からの距離と、無線AP2の位置情報が分かれば、STA3の位置を推定することができる。そこで、無線AP制御装置1に各無線AP2の位置情報を予め登録しておく。無線AP制御装置1は、対象STA3における複数の無線AP2それぞれからの電波の受信電力を示す情報を収集し、収集した受信電力の情報を用いて対象STA3と無線AP2それぞれとの距離を算出する。無線AP制御装置1は、対象STA3と複数の無線AP2それぞれとの距離と、登録しておいたそれら無線AP2の位置情報とに基づいて対象STA3の位置情報を算出し、距離が近い無線AP2を帰属先の候補として選択する。
無線AP制御装置1は、対象STA3の周辺に存在する他のSTA3のリンク速度や通信データ量などの通信状況を収集している。無線AP制御装置1は、これらのSTA3の通信状況から、対象STA3が帰属先の候補として選択した各無線AP2に帰属したときの各無線AP2の占有時間を演算する。無線AP制御装置1は、この演算結果に基づいて、帰属先の候補の中から対象STA3の帰属先として最適な無線AP2を選択する。仮に対象STA3が早いリンク速度で通信可能な無線AP2であっても、他のSTA3の影響で占有時間が長ければ、他の無線AP2を帰属先として選択することができる。また、周辺からのノイズが少なく、対象STA3からの距離が近いとして選択された無線AP2であっても、受信電力が低い場合はリンク速度が不十分なため、帰属先を変更することができる。
加えて、対象STA3が無線AP制御装置1にアクセスして周辺の無線AP2の使用状況を取得し、その使用状況を参照してユーザが任意で帰属先の無線AP2を選択することもできる。
図2は、無線AP制御装置1の構成を示す機能ブロック図であり、本実施形態と関係する機能ブロックのみを抽出して示してある。同図に示すように、無線AP制御装置1は、通信部11、記憶部12、及び制御部13を備えて構成される。
通信部11は、通信網を介して無線AP2とデータを送受信する。記憶部12は、AP位置情報、受信電力情報、距離情報、STA位置情報、位置関係情報、リンク速度情報、帰属STA情報、帰属STA数情報、通信データ量情報、データ通信時間情報などの各種データを記憶する。
図3は、AP位置情報の例を示す図である。AP位置情報は、各無線AP2の設置位置を座標値により示した位置情報からなる。
図4は、受信電力情報と距離情報を示す図である。同図では、受信電力情報と距離情報を統合して示している。受信電力情報は、STA3が、各無線AP2から受信した電波の受信電力、及び雑音レベルを示す。また、距離情報は、各無線AP2とSTA3との間の距離を示す。
図5は、STA位置情報を示す図である。STA位置情報は、各STA3の位置を、座標値により示した位置情報からなる。
図6は、位置関係情報を示す図である。位置関係情報は、STA3と各無線AP2との位置関係を示す。同図において、位置関係情報は、各STA3について、3台の無線AP2を距離が近い順に示している。
図7は、リンク速度情報の例を示す図である。IEEE802.11a、b、g、n、acなどの各無線規格のリンク速度を示す。これらのリンク速度は、無線規格で決められている。なお、同図では、各無線規格のリンク速度の一部のみを示している。
図8は、帰属STA情報、帰属STA数情報、通信データ量情報、及びデータ通信時間情報を示す図である。同図では、帰属STA情報、帰属STA数情報、通信データ量情報、及びデータ通信時間情報を統合して示している。
帰属STA情報は、各無線AP2に帰属しているSTA3とそのSTA3のリンク速度を示す。帰属STA数情報は、各無線AP2に帰属しているSTA3の数と、帰属しているSTA3の種別を示す。通信データ量情報は、各STA3の通信データ量を示す。データ通信時間情報は、各STA3のデータ通信時間を示す。
図2に示す制御部13は、位置情報算出部131、リンク速度取得部132、データ通信時間算出部133、占有時間算出部134、帰属先決定部135、及び通信状況通知部136を備えて構成される。
位置情報算出部131は、複数の無線AP2から、対象STA3が無線AP2からの電波を受信したときの受信電力の情報を受信し、記憶部12に受信電力情報を書き込む。位置情報算出部131は、複数の無線AP2毎に、対象STA3における無線AP2からの電波の受信電力を用いて、対象STA3と当該無線AP2との距離を算出する。位置情報算出部131は、対象STA3と各無線AP2との距離、及び、記憶部12のAP位置情報により示されるそれら無線AP2の設置位置の情報とに基づいて、対象STA3の位置情報を算出する。位置情報算出部131は、算出した対象STA3の位置情報と、記憶部12のAP位置情報により示される各無線AP2の設置位置とに基づいて、対象STA3と各無線AP2との位置関係を取得し、帰属先の候補となる複数の無線AP2を選択する。以下では、選択された無線AP2を「選択無線AP2」と記載する。
リンク速度取得部132は、対象STA3が各選択無線AP2と通信した場合のリンク速度と、いずれかの選択無線AP2に帰属しているSTA3のリンク速度を取得する。例えば、リンク速度取得部132は、複数の選択無線AP2から、対象STA3のリンク速度の決定に用いられるリンク速度決定情報を受信する。リンク速度取得部132は、リンク速度決定情報を用い、無線規格に従って対象STA3のリンク速度を決定する。なお、リンク速度取得部132は、選択無線AP2が対象STA3との間で無線規格に従って決定した、対象STA3のリンク速度の情報を取得してもよい。また、リンク速度取得部132は、各選択無線AP2から、選択無線AP2に帰属しているSTA3のリンク速度の情報を取得し、記憶部12に帰属STA情報、帰属STA数情報、及びリンク速度情報を書き込む。
データ通信時間算出部133は、無線AP2から、対象STA3の通信データ量を取得する。データ通信時間算出部133は、対象STA3の通信データ量とリンク速度取得部132が決定した対象STA3のリンク速度とに基づいて、対象STA3が複数の選択無線AP2それぞれと通信したときのデータ通信時間を算出する。また、データ通信時間算出部133は、選択無線AP2それぞれから、選択無線AP2に帰属している各STA3の通信データ量を取得し、記憶部12に通信データ量情報を書き込む。データ通信時間算出部133は、選択無線AP2のいずれかに帰属しているSTA3のリンク速度を記憶部12の帰属STA情報から読み出し、それらSTA3のそれぞれについて、リンク速度及びデータ通信時間に基づいてデータ通信時間を算出する。
占有時間算出部134は、選択無線AP2毎に、選択無線AP2に帰属しているSTA3それぞれについて算出されたデータ通信時間と、対象STA3がその選択無線AP2と通信したときのデータ通信時間とを合計して占有時間を算出する。帰属先決定部135は、占有時間算出部134が算出した占有時間が最も短い選択無線AP2を対象STA3の帰属先として決定する。
なお、無線AP制御装置1の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
図9は、無線AP制御装置1のハードウェア構成例を示す装置構成図である。無線AP制御装置1は、CPU51、メインメモリ52、記憶装置53、及び通信制御部54を備えて構成される。CPU51は演算や制御を行う中央演算装置であり、CPU51がメインメモリ52に記憶されている制御プログラムを読み出して実行することにより、図2の制御部13を実現する。記憶装置53は、ハードディスクなどであり、図2の記憶部12を実現する。記憶装置53は、記憶部12が記憶する各情報の保持領域を有する。通信制御部54は、外部と通信可能に接続するものであり、図2の通信部11を実現する。
図10は、STA3の構成を示す機能ブロック図であり、本実施形態と関係する機能ブロックのみを抽出して示してある。同図に示すように、STA3は、無線LAN送受信部31、通信制御部32、入力部33、及び表示部34を備えて構成される。無線LAN送受信部31は、無線LANにより無線AP2と無線信号を送受信する。通信制御部32は、無線LAN送受信部31を制御する。入力部33は、ユーザが情報を入力するためのユーザインターフェースである。表示部34は、ディスプレイであり、画像を表示する。
なお、STA3の通信制御部32の機能は、専用のハードウェアにより実現してもよく、CPUが記録媒体に記憶されている制御プログラムを読み出して実行することにより実現してもよい。
図11は、無線通信システムにおけるSTA接続処理のシーケンス図である。
対象STA3において通信要求が発生すると、通信制御部32は、無線AP探索を開始する(ステップS105)。無線AP探索の開始後、無線LAN送受信部31が複数の無線AP2から電波を受信すると、通信制御部32は、各無線AP2から受信した電波の受信電力を測定する(ステップS110)。通信制御部32は、電波の送信元の無線AP2を宛先として、その無線AP2から受信した電波の受信電力と、自機の識別情報と、自機が使用する無線規格を示す種別とを設定した電波情報を送信するよう無線LAN送受信部31に指示する(ステップS115)。このとき、通信制御部32は、受信電力が所定以上である無線AP2のみを宛先とするようにしてもよい。無線LAN送受信部31は、通信制御部32からの指示に従い、宛先の無線AP2に対して無線により電波情報を送信する(ステップS120)。
ステップS120において送信された電波情報の宛先の各無線AP2は、無線により受信した電波情報を無線AP制御装置1に送信する(ステップS125)。無線AP制御装置1の制御部13は、ステップS125において受信した電波情報など、帰属先の無線AP2を選択するために必要な各種情報に基づき、対象STA3の帰属先として最適な無線AP2を決定する(ステップS130)。制御部13は、帰属先の無線AP2を選択するために必要な情報の一部については、対象STA3の周辺の無線AP2などから取得する。制御部13は、帰属先として最適として決定した無線AP2を示す最適無線AP情報を、その帰属先として最適な無線AP2に送信する(ステップS135)。最適無線AP情報を受信した無線AP2は、受信した最適無線AP情報を無線により対象STA3に送信する(ステップS140)。
対象STA3の無線LAN送受信部31は、無線により受信した最適無線AP情報を通信制御部32に出力する。通信制御部32は、最適無線AP情報により示される最適な無線AP2に接続するよう無線LAN送受信部31に指示する(ステップS145)。これにより、対象STA3は、無線AP制御装置1が最適な帰属先として決定した無線AP2との間で帰属の処理を行い、接続する(ステップS150)。
図12は、無線通信システムにおける帰属先切替要求処理のシーケンス図である。
ユーザが、対象STA3の入力部33により、無線AP情報取得要求を入力する(ステップS205)。通信制御部32は、無線AP情報取得要求を無線LAN送受信部31に出力し、送信を指示する。無線LAN送受信部31は、帰属先の無線AP2に対して、無線により無線AP情報取得要求を送信する(ステップS210)。無線AP2は、無線により受信した無線AP情報取得要求を、無線AP制御装置1に送信する(ステップS215)。
無線AP制御装置1は、各無線AP2における通信状況の情報を収集している。通信状況は、無線AP2がいずれの種別のSTA3と通信したかの履歴を含む。無線AP制御装置1の制御部13は、無線AP情報取得要求を受信すると、対象STA3の周辺の各無線AP2における通信状況の情報を無線AP情報に設定し、無線AP2に返送する(ステップS220)。無線AP2は、無線AP制御装置1から受信した無線AP情報を対象STA3に無線により送信する(ステップS225)。対象STA3の無線LAN送受信部31は、無線により受信した無線AP情報を通信制御部32に出力する。通信制御部32は、無線AP情報を表示部34に表示させる(ステップS230)。
ユーザは表示された無線AP情報を見て帰属先を変更すると判断した場合、対象STA3の入力部33により新たな帰属先として選択した無線AP2の情報を入力する(ステップS235)。通信制御部32は、選択された無線AP2を特定する情報を切替要求に設定する。通信制御部32は、切替要求を無線LAN送受信部31に出力し、送信を指示する。無線LAN送受信部31は、無線AP2に対して無線により切替要求を送信する(ステップS240)。無線AP2は、無線により受信した切替要求を、無線AP制御装置1に送信する(ステップS245)。
無線AP制御装置1の制御部13は、切替要求を受信すると、受信した切替要求から新たな帰属先として選択された無線AP2の情報を読み出す。制御部13は、対象STA3の帰属先を、切替要求に設定されている無線AP2に変更することを示す無線AP切替情報を生成し、新たな帰属先の無線AP2に通知する(ステップS250)。無線AP切替情報を受信した新たな帰属先の無線AP2は、無線AP切替情報が示す対象STA3に対して無線により無線AP切替情報を送信する(ステップS255)。
対象STA3の無線LAN送受信部31は、無線により受信した無線AP切替情報を通信制御部32に出力する(ステップS260)。通信制御部32は、無線AP切替情報により示される新たな帰属先の無線AP2に接続するよう無線LAN送受信部31に指示する(ステップS265)。これにより、対象STA3は、新たな帰属先として要求した無線AP2との間で帰属の処理を行い、接続する(ステップS270)。
図13は、無線通信システムの処理フローを示す図である。
図11のステップS105〜S120の処理によって、複数の無線AP2が、対象STA3から無線により電波情報を受信する。電波情報は、対象STA3の識別情報、対象STA3における無線AP2からの電波の受信電力、及び雑音レベルを含む。電波情報を受信した各無線AP2は、無線により受信した電波情報に、自機の識別情報及び自機の送信電力を付加して無線AP制御装置1に通知する(ステップS305)。
無線AP制御装置1の通信部11は、各無線AP2から受信した情報を制御部13に出力する。位置情報算出部131は、電波情報に付加されている無線AP2の識別情報から送信元の無線AP2を特定する。位置情報算出部131は、各無線AP2の識別情報と、それら無線AP2それぞれから受信した電波情報が示す対象STA3の識別情報、受信電力、及び雑音レベルとを対応付けて記憶部12の受信電力情報に書き込む。
STA3における受信電力と、無線AP2からの送信電力とには、以下の式(1)に示す関係がある。
STA3の受信電力=無線AP2からの送信電力−自由空間損失 …(1)
式(1)における自由空間損失は、以下の式(2)に示すように距離dに依存する。ただし、式(2)における波長λは、式(3)により算出される。
自由空間損失=20log(4πd/λ) …(2)
波長λ=3×10/周波数 …(3)
位置情報算出部131は、無線AP2からの送信電力と、対象STA3におけるその無線AP2からの電波の受信電力とを用いて、上記の式(1)〜式(3)により無線AP2と対象STA3との距離dを算出する。周波数は、記憶部12に予め無線AP2と対応付けて記憶しておいてもよく、対象STA3において電波情報に設定してもよく、無線AP2において電波情報に付加してもよい。位置情報算出部131は、無線AP2の識別情報、対象STA3の識別情報、及び無線AP2と対象STA3の距離を対応づけて記憶部12の距離情報に書き込む。
位置情報算出部131は、各無線AP2の位置情報を記憶部12のAP位置情報から読み込む。位置情報算出部131は、対象STA3と各無線AP2との距離、及び、それら無線AP2の設置位置とに基づいて対象STA3の位置情報を算出する(ステップS310)。
例えば、位置情報算出部131が、無線AP2−1、2−2、2−3、2−5それぞれと対象STA3との距離をd1、d2、d3、d5と算出する。また、無線AP2−1、2−2、2−3、2−5の位置情報をそれぞれ(X21,Y21)、(X22,Y22)、(X23,Y23)、(X25,Y25)とする。位置情報算出部131は、(X21,Y21)を中心とした半径d1の円と、(X22,Y22)を中心とした半径d2の円と、(X23,Y23)を中心とした半径d3の円と、(X25,Y25)を中心とした半径d5の円との交点を、対象STA3の位置情報として算出する。
位置情報算出部131は、算出した対象STA3の位置情報と、記憶部12のAP位置情報から読み出した各無線AP2の設置位置とから、対象STA3と各無線AP2との距離を算出する(ステップS315)。位置情報算出部131は、距離が近い順に所定数の無線AP2を選択し、帰属先の候補となる選択無線AP2とする(ステップS320)。なお、遠距離の無線AP2を選択しないために、距離や受信電力に閾値を設けてもよい。つまり、位置情報算出部131は、対象STA3からの距離が閾値以内であるという条件と、受信電力が閾値以上であるという条件のいずれかまたは両方を満たす無線AP2の中から、距離が近い順に所定数の無線AP2を選択する。
位置情報算出部131は、ステップS310において算出した対象STA3の位置情報を記憶部12のSTA位置情報に書き込む(ステップS325)。さらに、位置情報算出部131は、記憶部12の位置関係情報に、対象STA3の識別情報と対応させて、選択無線AP2の識別情報をステップS320において算出した距離が近い順に書き込む(ステップS330)。
リンク速度取得部132は、対象STA3の種別を取得する。例えば、リンク速度取得部132は、距離が近いものから選択した1以上の選択無線AP2に対して対象STA3の種別の通知を指示する。指示を受けた無線AP2は、対象STA3から種別を取得して無線AP制御装置1に通知する(ステップS335)。なお、対象STA3が電波情報に種別を設定した場合、リンク速度取得部132は、ステップS305において受信した電波情報から種別を取得してもよい。
リンク速度取得部132は、対象STA3が各選択無線AP2と通信した場合のリンク速度と、各選択無線AP2に帰属しているSTA3のリンク速度を取得する(ステップS340)。
対象STA3が各選択無線AP2と通信した場合のリンク速度を取得するために、リンク速度取得部132は、選択無線AP2にリンク速度決定情報の通知を指示する。指示を受けた選択無線AP2は、リンク速度決定情報を無線AP制御装置1に通知する。リンク速度決定情報は、リンク速度を決定に用いられる情報として無線規格で規定される情報であり、無線規格によって異なり得る。例えば、リンク速度決定情報には、電波の受信状態や、ガードインターバル、バンド幅、ストリーム数、変調方式、符号化率などが用いられる。また、受信状態には、対象STA3における選択無線AP2からの電波の受信電力、選択無線AP2における対象STA3からの電波の受信電力、対象STA3や選択無線AP2における誤り率などが用いられる。なお、リンク速度決定情報の一部を、ステップS305において受信した電波情報(例えば、受信電力や雑音レベル)から取得してもよい。リンク速度取得部132は、記憶部12のリンク速度情報を参照し、選択無線AP2それぞれについて、対象STA3の種別とリンク速度決定情報とを用いて、対象STA3が選択無線AP2と通信した場合のリンク速度を得る。なお、リンク速度取得部132は、無線規格に従って対象STA3と選択無線AP2との間で決定したリンク速度を、各選択無線AP2から受信してもよい。
さらに、リンク速度取得部132は、各選択無線AP2に対して、帰属しているSTA3のリンク速度の通知を指示する。選択無線AP2は、自機に帰属しているSTA3の識別情報と、それらSTA3のリンク速度を無線AP制御装置1に通知する。リンク速度取得部132は、通知に基づいて記憶部12に帰属STA情報、帰属STA数情報、及びリンク速度情報を書き込む。なお、リンク速度取得部132は、無線AP2に帰属している各STA3のリンク速度を各無線AP2から随時取得し、帰属STA情報、帰属STA数情報、及びリンク速度情報を更新してもよい。
データ通信時間算出部133は、対象STA3の通信データ量及びいずれかの選択無線AP2に帰属している各対象STA3の通信データ量を受信する(ステップS345)。
例えば、リンク速度取得部132は、距離が近いものから選択した1以上の選択無線AP2に対して、対象STA3の通信データ量の通知を指示する。指示を受けた無線AP2は、対象STA3から通信データ量を取得して無線AP制御装置1に通知する。なお、対象STA3が電波情報に通信データ量を設定した場合、リンク速度取得部132は、ステップS305において受信した電波情報から通信データ量を取得してもよい。
さらに、リンク速度取得部132は、各選択無線AP2に対して、帰属しているSTA3の通信データ量の通知を指示する。指示を受けた選択無線AP2は、自機に帰属しているSTA3から通信データ量を取得し、無線AP制御装置1に通知する。リンク速度取得部132は、通知された各STA3の通信データ量を記憶部12の通信データ量情報に書き込む。なお、データ通信時間算出部133は、無線AP2に帰属している各STA3の通信データ量を各無線AP2から随時取得し、通信データ量情報を更新してもよい。
データ通信時間算出部133は、対象STA3が各選択無線AP2と通信した場合のデータ通信時間と、各選択無線AP2に帰属しているSTA3のデータ通信時間を算出する(ステップS350)。
そこで、データ通信時間算出部133は、選択無線AP2のそれぞれについて、対象STA3の通信データ量を、リンク速度取得部132が決定したリンク速度により除算してデータ通信時間を算出する。続いて、データ通信時間算出部133は、以下のようにいずれかの選択無線AP2に帰属している各STA3の通信データ量を算出する。つまり、データ通信時間算出部133は、いずれかの選択無線AP2に帰属しているSTA3とそのリンク速度を、記憶部12の帰属STA情報から読み出す。さらに、データ通信時間算出部133は、それらSTA3の通信データ量を、記憶部12の通信データ量情報から読み出す。データ通信時間算出部133は、それらSTA3それぞれについて、通信データ量をリンク速度により除算してデータ通信時間を算出する。
図14は、STA3のデータ通信時間の例を示す図である。同図では選択無線AP2が無線AP2−1、2−2、2−3である場合を示している。無線AP2−2に属しているSTA3−1−1のデータ通信時間t1−1[s]は、通信データ量D1−1[MB]を実際のリンク速度11[Mbps]で除算した値である。同様に、無線AP2−1に属しているSTA3−2−1のデータ通信時間t2−1[s]は、通信データ量D2−1[MB]を実際のリンク速度600[Mbps]で除算した値である。STA3−2−2、3−3−1、3−4−1、3−4−2それぞれのデータ通信時間t2−2、t3−1、t4−1、t4−2も同様に、通信データ量を実際のリンク速度により除算した値である。
対象STA3であるSTA3−3−2が無線AP2−1と通信した場合のデータ通信時間t3−2−1は、通信データ量D3−2を、無線AP2−1と通信した場合のリンク速度600[Mbps]により除算した値である。同様に、STA3−3−2が無線AP2−2と通信した場合のデータ通信時間t3−2−2は、通信データ量D3−2を、無線AP2−1と通信した場合のリンク速度450[Mbps]により除算した値である。また、STA3−3−2が無線AP2−3と通信した場合のデータ通信時間t3−2−3は、通信データ量D3−2を、無線AP2−1と通信した場合のリンク速度450[Mbps]により除算した値である。
なお、各STA3の最大伝送速度は、STA3の種別(無線規格)に対応している。
占有時間算出部134は、対象STA3が各選択無線AP2と通信した場合の占有時間を算出する(ステップS355)。そこで、占有時間算出部134は、同じ選択無線AP2に帰属している全てのSTA3のデータ通信時間の合計と、対象STA3がその選択無線AP2と通信した場合のデータ通信時間とを加算して占有時間を算出する。
図14の例の場合、無線AP2−1の占有時間T1は、無線AP2−1に帰属しているSTA3−2−1、STA3−3−1それぞれのデータ通信時間t2−1、t3−1と、STA3−3−2が無線AP2−1と通信した場合のデータ通信時間t3−2−1とを加算した値である。また、無線AP2−2の占有時間T2は、無線AP2−2に帰属しているSTA3−1−1、STA3−2−2、STA3−4−2それぞれのデータ通信時間t1−1、t2−2、t4−2と、STA3−3−2が無線AP2−2と通信した場合のデータ通信時間t3−2−2を加算した値である。同様に、無線AP2−3の占有時間T3は、無線AP2−3に帰属しているSTA3−4−1のデータ通信時間t4−2と、STA3−3−2が無線AP2−3と通信した場合のデータ通信時間t3−2−3を加算した値である。
帰属先決定部135は、占有時間算出部134が算出した占有時間が最も短い選択無線AP2を対象STA3の帰属先として決定する。例えば、STA3−3−2のリンク速度は、無線AP2−3に帰属したときよりも、無線AP2−1に帰属したときのほうが早い。しかし、占有時間T3<占有時間T1<占有時間T2であれば、帰属先決定部135は、無線AP2−3をSTA3−3−2の帰属先として選択する。
帰属先決定部135は、占有時間により帰属先として選択した選択無線AP2が、最も受信電力が高い(あるいは、対象STA3との距離が最も短い)選択無線AP2と同一であるかを判断する(ステップS360)。帰属先決定部135は、同一と判断した場合(ステップS360:YES)、最も受信電力が高い(あるいは、対象STA3との距離が最も短い)選択無線AP2をそのまま帰属先として決定する(ステップS365)。帰属先決定部135は、決定した帰属先の選択無線AP2に対して、その選択無線AP2が対象STA3の最適な帰属先であることを示す最適無線AP情報を送信する。これにより、無線通信システムは、図11のステップS135以降の処理を行う。
一方、帰属先決定部135は、占有時間により帰属先として選択した選択無線AP2が、最も受信電力が高い(あるいは、対象STA3との距離が最も短い)選択無線AP2と異なると判断した場合(ステップS360:NO)、帰属先を占有時間により選択した選択無線AP2に切り替える。帰属先決定部135は、切り替えにより帰属先となった選択無線AP2に対して、その選択無線AP2が対象STA3の最適な帰属先であることを示す最適無線AP情報を送信する。これにより、無線通信システムは、図11のステップS135以降の処理を行う(ステップS370)。
そして、無線通信システムは、図12のステップS205〜ステップS230の処理を行う。つまり、無線AP制御装置1の通信部11は、対象STA3の帰属先の選択無線AP2から受信した無線AP情報取得要求を制御部13に出力する。通信状況通知部136は、記憶部12の位置関係情報から対象STA3の選択無線AP2を読み出す。通信状況通知部136は、各無線AP2から受信して記憶部12に記憶していた通信状況から、現在よりも所定時間遡った選択無線AP2の通信状況情報を読み出す。通信状況通知部136は、読み出した選択無線AP2の通信状況情報と、選択無線AP2のそれぞれと通信した場合のリンク速度とを示す無線AP情報を、無線AP2を介して対象STA3に送信する。ユーザは、対象STA3の表示部34が表示する無線AP情報により、帰属先の切り替えが不要であると判断した場合(ステップS375:YES)、対象STA3はそのまま現在の帰属先の無線AP2と通信を継続する(ステップS380)。
一方、対象STA3の表示部34が表示する無線AP情報により、帰属先を切り替えるとユーザが判断した場合(ステップS375:NO)、無線通信システムは、図12のステップS235〜ステップS270の処理を実行する。つまり、無線AP制御装置1の通信部11は、対象STA3の帰属先の選択無線AP2から切替要求を受信し、制御部13に出力する。帰属先決定部135は、対象STA3の帰属先を、現在帰属している無線AP2から帰属先切替要求に設定されている無線AP2に変更することを示す無線AP切替情報を生成し、新たな帰属先の無線AP2に通知する(ステップS385)。新たな帰属先の無線AP2は、対象STA3に対して無線AP切替情報を送信し、対象STA3は、新たな帰属先として要求した無線AP2との間で帰属の処理を行い、接続する。
図15は、対象STA3が表示する無線AP2の通信状況情報の例である。同図示すように、表示部34は、現在から所定時間遡った時間において、選択無線AP2である無線AP2−1、2−2、2−3のそれぞれが各種別のSTA3と通信している時間を示す。
上述した実施形態によれば、無線AP制御装置1は、各無線AP2に帰属するSTA3のスループット、及び、新たに通信を行うSTA3が各無線AP2と通信した場合のスループットに基づいて各無線AP2の占有時間を算出する。そして、無線AP制御装置1は、占有時間が最も短い無線AP2を帰属先として選択する。よって、IEEE802.11a、b、g、n、acなど様々な種類のSTA3が無線AP2に帰属して通信している場合でも、帰属先として最適な無線AP2を適切に選択することができる。これにより、無線通信システム全体として、安定した無線通信を行うことが可能となる。
また、従来、STAは、自機に備えられたGPS(Global Positioning System)が取得した位置情報に基づき、通信のために帰属する最適な無線APを選択していた。このように、STAはGPSにより位置情報を取得しているため、GPS機能付き、かつ、GPSの電波を受信できる屋外利用に限られていた。上述した実施形態によれば、無線AP制御装置1は、STA3における各無線AP2からの電波の受信状態に基づいてSTA3の位置情報を算出する。無線AP2が多数設置された環境下では、GPS利用よりも位置情報の精度が向上(数m単位の誤差)する場合もある。よって、GPSを備えていないSTA3や、屋外のみならずGPSを使用できない屋内についても、帰属先として最適な無線AP2を適切に選択することができる。
そして、位置情報や受信状態から選択される帰属先の無線AP2を、上述した各無線AP2の占有状況に従って変更し、最適な通信を行うことができる。
また、STA3は、無線AP制御装置1から周辺の無線AP2の利用状況を取得して表示することで、利用状況に基づいてユーザが選択した無線AP2を帰属先とすることも可能となる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…無線アクセスポイント制御装置(無線AP制御装置), 2、2−1、2−2、2−3…無線アクセスポイント(無線AP), 3、3−1−1、3−2−1、3−2−2、3−3−1、3−3−2、3−4−1、3−4−2…無線子機(STA), 11…通信部, 12…記憶部, 13…制御部, 31…無線LAN送受信部, 33…通信制御部, 33…入力部, 34…表示部, 51…CPU, 52…メインメモリ, 53…記憶装置, 54…通信制御部, 131…位置情報算出部, 132…リンク速度取得部, 133…データ通信時間算出部, 134…占有時間算出部, 135…帰属先決定部, 136…通信状況通知部

Claims (6)

  1. 帰属先選択対象の無線子機が複数の無線アクセスポイントそれぞれと通信した場合のリンク速度と、複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している無線子機それぞれのリンク速度とを取得するリンク速度取得部と、
    帰属先選択対象の前記無線子機の通信データ量と複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している前記無線子機それぞれの通信データ量とを受信し、帰属先選択対象の前記無線子機が複数の前記無線アクセスポイントそれぞれと通信した場合のデータ通信時間を、帰属先選択対象の前記無線子機の前記通信データ量及び帰属先選択対象の前記無線子機が前記無線アクセスポイントと通信した場合の前記リンク速度に基づいて算出する処理と、複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している前記無線子機それぞれのデータ通信時間を、前記無線子機の前記通信データ量及び前記リンク速度に基づいて算出する処理とを行うデータ通信時間算出部と、
    複数の前記無線アクセスポイント毎に、前記無線アクセスポイントに帰属している前記無線子機それぞれのデータ通信時間と、帰属先選択対象の前記無線子機が前記無線アクセスポイントと通信した場合のデータ通信時間とを合計して占有時間を算出する占有時間算出部と、
    前記占有時間算出部が算出した前記占有時間が最も短い前記無線アクセスポイントを帰属先選択対象の前記無線子機の帰属先として決定する帰属先決定部と、
    を備えることを特徴とする無線アクセスポイント制御装置。
  2. 無線通信システムが有する各無線アクセスポイントの位置情報を記憶する記憶部と、
    帰属先選択対象の前記無線子機における複数の前記無線アクセスポイントそれぞれからの電波の受信電力及び複数の前記無線アクセスポイントの前記位置情報を用いて帰属先選択対象の前記無線子機の位置情報を算出し、算出した前記位置情報及び前記記憶部に記憶されている前記無線アクセスポイントの位置情報から求められる帰属先選択対象の前記無線子機と前記無線アクセスポイントとの距離に基づいて帰属先の候補となる前記無線アクセスポイントを複数決定する位置情報算出部とをさらに備え、
    前記帰属先決定部は、前記位置情報算出部が選択した帰属先の候補となる複数の前記無線アクセスポイントの中から、前記占有時間算出部が算出した合計のデータ通信時間が最も短い前記無線アクセスポイントを帰属先選択対象の前記無線子機の帰属先として決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線アクセスポイント制御装置。
  3. 前記位置情報算出部は、帰属先選択対象の前記無線子機と前記無線アクセスポイントの距離、及び、帰属先選択対象の前記無線子機における前記無線アクセスポイントからの電波の受信電力に基づいて帰属先の候補となる前記無線アクセスポイントを複数決定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線アクセスポイント制御装置。
  4. 前記リンク速度取得部は、帰属先選択対象の前記無線子機の無線規格と、帰属先選択対象の前記無線子機における複数の前記無線アクセスポイントそれぞれからの電波の受信状態とを少なくとも含んだリンク速度決定情報を受信し、受信した前記リンク速度決定情報に基づいて帰属先選択対象の前記無線子機と複数の前記無線アクセスポイントそれぞれとの間のリンク速度を取得する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の無線アクセスポイント制御装置。
  5. 複数の無線アクセスポイントと接続される無線アクセスポイント制御装置と、前記無線アクセスポイントと通信する無線子機とを有する無線通信システムであって、
    前記無線アクセスポイント制御装置は、
    帰属先選択対象の前記無線子機が複数の無線アクセスポイントそれぞれと通信した場合のリンク速度と、複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している前記無線子機それぞれのリンク速度とを取得するリンク速度取得部と、
    帰属先選択対象の前記無線子機の通信データ量と複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している前記無線子機それぞれの通信データ量とを受信し、帰属先選択対象の前記無線子機が複数の前記無線アクセスポイントそれぞれと通信した場合のデータ通信時間を、帰属先選択対象の前記無線子機の前記通信データ量及び帰属先選択対象の前記無線子機が前記無線アクセスポイントと通信した場合の前記リンク速度に基づいて算出する処理と、複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している前記無線子機それぞれのデータ通信時間を、前記無線子機の前記通信データ量及び前記リンク速度に基づいて算出する処理とを行うデータ通信時間算出部と、
    複数の前記無線アクセスポイント毎に、前記無線アクセスポイントに帰属している前記無線子機それぞれのデータ通信時間と、帰属先選択対象の前記無線子機が前記無線アクセスポイントと通信した場合のデータ通信時間とを合計して占有時間を算出する占有時間算出部と、
    前記占有時間算出部が算出した前記占有時間が最も短い前記無線アクセスポイントを帰属先選択対象の前記無線子機の帰属先として決定する帰属先決定部とを備え、
    前記無線子機は、
    前記無線アクセスポイントを介して前記無線アクセスポイント制御装置に通信データ量を通知する通知部と、
    前記無線アクセスポイント制御装置が決定した帰属先の前記無線アクセスポイントに接続する通信制御部とを備える、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 無線アクセスポイント制御装置が実行する無線アクセスポイント選択方法であって、
    リンク速度取得部が、帰属先選択対象の無線子機が複数の無線アクセスポイントそれぞれと通信した場合のリンク速度と、複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している無線子機それぞれのリンク速度とを取得するリンク速度取得過程と、
    データ通信時間算出部が、帰属先選択対象の前記無線子機の通信データ量と複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している前記無線子機それぞれの通信データ量とを受信し、帰属先選択対象の前記無線子機が複数の前記無線アクセスポイントそれぞれと通信した場合のデータ通信時間を、帰属先選択対象の前記無線子機の前記通信データ量及び帰属先選択対象の前記無線子機が前記無線アクセスポイントと通信した場合の前記リンク速度に基づいて算出する処理と、複数の前記無線アクセスポイントのいずれかに帰属している前記無線子機それぞれのデータ通信時間を、前記無線子機の前記通信データ量及び前記リンク速度に基づいて算出する処理とを行うデータ通信時間算出過程と、
    占有時間算出部が、複数の前記無線アクセスポイント毎に、前記無線アクセスポイントに帰属している前記無線子機それぞれのデータ通信時間と、帰属先選択対象の前記無線子機が前記無線アクセスポイントと通信した場合のデータ通信時間とを合計して占有時間を算出する占有時間算出過程と、
    帰属先決定部が、前記占有時間算出過程において算出した前記占有時間が最も短い前記無線アクセスポイントを帰属先選択対象の前記無線子機の帰属先として決定する帰属先決定過程と、
    を有することを特徴とする無線アクセスポイント選択方法。
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