JP5876734B2 - 液晶レンズ - Google Patents

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本発明は、液晶レンズに関する。
従来、屈折率が可変な液晶レンズが提案されている。例えば1層の液晶層を有する液晶レンズでは、通常、特定の偏光のみが屈折し、その他の偏光は屈折しない。このため、液晶レンズの前方に偏光板を配し、液晶層により屈折する特定の偏光のみが液晶層に入射するようにする必要がある。従って、光量損失が大きいという問題がある。
このような問題に鑑み、例えば特許文献1では、第1の液晶レンズと、第2の液晶レンズとを互いの配向方向が光軸と垂直な面内で直交するように配置することにより偏光板を要さない液晶レンズを得ることが提案されている。
また、特許文献1では、第1の液晶レンズ及び第2の液晶レンズのうち、像面側の液晶レンズの焦点距離を、物体側の液晶レンズの焦点距離よりも短くすることが提案されている。このようにすることにより、例えばP偏光とS偏光との結像位置のずれを抑制し、優れた結像性能が得られる旨が特許文献1に記載されている。
特開2010−107686号公報
近年、液晶レンズの結像性能をさらに改善したいという要望がある。
本発明は、優れた結像性能を有する液晶レンズを提供することを主な目的とする。
本発明に係る液晶レンズは、光軸上にこの順番で配置された、第1の液晶層、第2の液晶層、第3の液晶層及び第4の液晶層を備える。第1の液晶層における配向方向と、第2の液晶層における配向方向とが光軸と垂直な面内において90°異なっている。第1の液晶層における配向方向と、第4の液晶層における配向方向とが光軸と垂直な面内において180°異なっている。第2の液晶層における配向方向と、第3の液晶層における配向方向とが光軸と垂直な面内において180°異なっている。
第1の偏光方向の入射光に対する第1の液晶層と第4の液晶層との合成焦点距離と、第2の偏光方向の入射光に対する第2の液晶層と第3の液晶層との合成焦点距離が等しいことが好ましい。
本発明に係る液晶レンズは、第1〜第4の液晶層を挟持しており、第1〜第4の液晶層に電界を印加する第1の電極及び第2の電極をさらに備えていてもよい。
本発明に係る液晶レンズは、第1及び第2の液晶層を挟持しており、第1及び第2の液晶層に電界を印加する第1の電極及び第2の電極と、第3及び第4の液晶層を挟持しており、第3及び第4の液晶層に電界を印加する第3の電極及び第4の電極とをさらに備えていてもよい。
本発明によれば、優れた結像性能を有する液晶レンズを提供することができる。
第1の実施形態に係る液晶レンズの略図的断面図である。 第1の実施形態における第1の電極の略図的平面図である。 第1の参考例に係る液晶レンズの略図的断面図である。 第2の実施形態に係る液晶レンズの略図的断面図である。 第3の実施形態に係る液晶レンズの略図的断面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る液晶レンズ1の略図的断面図である。液晶レンズ1は、液晶分子を含む第1〜第4の液晶層11〜14を備えている。第1〜第4の液晶層11〜14は、光軸C上にこの順番で配されている。これら第1〜第4の液晶層11〜14は、第1及び第2の電極21,22により挟持されている。第1及び第2の電極21,22により、第1〜第4の液晶層11〜14に電界が印加され、これにより液晶レンズ1の屈折率が変化する。なお、光軸Cは、液晶レンズ1全体としての光軸であって、第1〜第4の液晶層11〜14のそれぞれの光軸は、光軸Cと必ずしも一致していない。
より具体的には、液晶レンズ1は、互いに対向するように配された第1の基板31と第2の基板32とを有する。第1の基板31と第2の基板32との間には、3枚の中間基板33〜35が配されている。これら3枚の中間基板33〜35と、第1及び第2の基板31,32と、隔壁部材36〜39とにより区画形成された4つの空間に第1〜第4の液晶層11〜14が設けられている。
さらに具体的には、第1の基板31と、第1の基板31に対向するように配された中間基板33と、隔壁部材36とにより区画形成された略円柱状の空間内に、第1の液晶層11が設けられている。
第1の基板31、中間基板33及び隔壁部材36は、例えばガラスにより構成することができる。第2の基板32、中間基板34,35及び隔壁部材37〜39も、同様に、ガラスにより構成することができる。
第1の基板31及び第2の基板32の厚みは、例えば、0.1mm〜1mm程度とすることができる。中間基板33〜35の厚みは、例えば、3μm〜80μm程度とすることができる。隔壁部材36〜39の厚みは、得ようとする光学的パワーにより決定される第1〜第4の液晶層11〜14の厚みや、第1〜第4の液晶層11〜14に要求される応答速度等に応じて適宜設定することができる。隔壁部材36〜39の厚みは、例えば、1μm〜80μm程度とすることができる。
第1の基板31の第1の液晶層11側の表面31aの上には、第1の電極21が配されている。第1の電極21の形状は、特に限定されない。本実施形態では、図2に示すように、第1の電極21は、円形の第1の部分21aと、第1の部分21aを包囲する第2の部分21bとを有する。第1の電極21は、例えば、インジウムスズ酸化物(ITO)等の透明導電性酸化物により構成することができる。
なお、図示は省略するが、本実施形態では、第1の基板31の表面31aの上には、絶縁膜が第1の電極21を覆うように配されている。絶縁膜は、高抵抗膜により覆われている。高抵抗膜は、配向膜により覆われている。また、中間基板33の第1の液晶層11側の表面の上にも配向膜が配されている。これら配向膜により、第1の液晶層11中の液晶分子の配向が行われている。もっとも、絶縁膜や高抵抗膜等は本発明において必ずしも必須ではない。
なお、絶縁膜は、例えば酸化ケイ素などにより構成することができる。高抵抗膜は、例えば酸化亜鉛などにより構成することができる。配向膜は、例えば、ラビング処理されたポリイミド膜などにより構成することができる。本実施形態において登場する他の絶縁膜、高抵抗膜、配向膜も、同様の材料により構成することができる。
中間基板33と、中間基板33に対向するように配された中間基板34と、隔壁部材37とにより区画形成された略円柱状の空間内に、第2の液晶層12が設けられている。
なお、図示は省略するが、中間基板33,34のそれぞれの第2の液晶層12側の表面の上には、配向膜が配されている。これら配向膜により、第2の液晶層12中の液晶分子の配向が行われている。
中間基板34と、中間基板34に対向するように配された中間基板35と、隔壁部材38とにより区画形成された略円柱状の空間内に、第3の液晶層13が設けられている。
なお、図示は省略するが、中間基板34,35のそれぞれの第3の液晶層13側の表面の上には、配向膜が設けられている。これら配向膜により、第3の液晶層13中の液晶分子の配向が行われている。
中間基板35と、中間基板35に対向するように配された第2の基板32と、隔壁部材39とにより区画形成された略円柱状の空間内に、第4の液晶層14が設けられている。
第2の基板32の第4の液晶層14側の表面32aの上には、第2の電極22が設けられている。第2の電極22は、第1の電極21の第1及び第2の部分21a、21bに対向するように、面状に設けられている。第2の電極22は、表面32aの液晶層11〜14が設けられた領域の実質的に全体の上に配されている。図示は省略するが、表面32aの上には、第2の電極22を覆うように配向膜が設けられている。また、中間基板35の第4の液晶層14側の表面の上にも配向膜が設けられている。これら配向膜によって、第4の液晶層14中の液晶分子の配向が行われている。
液晶レンズ1においては、第1の液晶層11における配向方向と、第2の液晶層12における配向方向とが光軸Cと垂直な面内において90°異なっている。第1の液晶層11における配向方向と、第4の液晶層14における配向方向とが光軸Cと垂直な面内において180°異なっている。第2の液晶層12における配向方向と、第3の液晶層13における配向方向とが光軸Cと垂直な面内において180°異なっている。
例えば、第1及び第4の液晶層11,14のそれぞれが、P偏光の入射光に対して光線偏光作用を持つ場合は、第2及び第3の液晶層12,13のそれぞれは、S偏光の入射光に対して光線偏光作用を持つ。逆に、例えば、第1及び第4の液晶層11,14のそれぞれが、S偏光の入射光に対して光線偏光作用を持つ場合は、第2及び第3の液晶層12,13のそれぞれは、P偏光の入射光に対して光線偏光作用を持つ。このように、液晶レンズ1では、例えば、P偏光及びS偏光のうちの一方の偏光の入射光に対して光線偏光作用を持つ2つの液晶層11,14を光軸C方向における両側に配し、それら2つの液晶層11,14の間に、P偏光及びS偏光のうちの他方の偏光の入射光に対して光線偏光作用を持つ2つの液晶層12,13が配されている。そして、4つの液晶層11〜14のうち、同じ偏光に対して光線偏光作用を有する2つの液晶層で、光軸Cと垂直な面内において配向方向が180°異なっている。
ところで、例えば、液晶層をひとつのみ有する液晶レンズにおいては、その液晶層が光線偏光作用を有する偏光以外の光が液晶層に入射しないように、液晶レンズの前方に偏光板を配する必要がある。このため、光量損失が大きくなる。
それに対して図3に示すように、例えば、P偏光の入射光に対して光線偏光作用を持つ第1の液晶層111と、S偏光の入射光に対して光線偏光作用を持つ第2の液晶層112とを有する液晶レンズ100は、偏光板を要さない。従って、光量損失を抑制することができる。
しかしながら、第1の液晶層111の光学的パワーと第2の液晶層112の光学的パワーとが等しいと、P偏光の入射光に対する第1の液晶層111の焦点位置と、S偏光の入射光に対する第2の液晶層112の焦点位置とが光軸方向において異なる。従って、P偏光とS偏光とが光軸方向において異なる位置に集光するため、十分な結像性能が得られない。
例えば、第2の液晶層112を第1の液晶層111よりも厚くし、S偏光の入射光に対する第2の液晶層112の光学的パワーを、P偏光の入射光に対する第1の液晶層111の光学的パワーよりも強くすることにより、P偏光の入射光に対する第1の液晶層111の焦点位置と、S偏光の入射光に対する第2の液晶層112の焦点位置とを整合させることも考えられる。この手法では、例えば、第1及び第2の液晶層111,112の屈折率が所定の屈折率である場合にP偏光の焦点位置とS偏光の焦点位置とを整合させることはできる。しかしながら、第1の液晶層111及び第2の液晶層112の屈折率に関わらず、P偏光の焦点位置とS偏光の焦点位置とを整合させることは困難である。従って、液晶レンズ100では、特定の屈折率のときに優れた結像性能が得られるものの、それ以外の屈折率のときにおいて優れた結像性能を得ることは困難である。
また、液晶レンズ100では、第1の液晶層111の両側に配されている配向膜のラビング方向と、第2の液晶層112の両側に配されている配向膜のラビング方向とは、直交している。ここで、第1の液晶層111の両側に配されている配向膜のラビング方向をx方向とし、第2の液晶層112の両側に配されている配向膜のラビング方向をy方向とする。すると、第1の液晶層111の焦点は、第1及び第2の液晶層111,112のz方向から視たときの幾何学的な中心からx方向にずれる。それに対して、第2の液晶層112の焦点は、第1及び第2の液晶層111,112のz方向から視たときの幾何学的な中心からy方向にずれる。従って、P偏光の焦点位置と、S偏光の焦点位置とは、光軸に対して垂直な面内において相互に異なる。従って、仮に、P偏光の焦点位置とS偏光の焦点位置とを一致させることができたとしても、P偏光の焦点位置とS偏光の焦点位置とを合致させることはできない。従って、液晶レンズ100では、十分に優れた結像性能が得られない。
さらに、第1及び第2の液晶層111,112のz方向から視たときの幾何学的な中心と、z方向に垂直な面内におけるP偏光及びS偏光の焦点位置との間の距離は、第1または第2の液晶層111,112の屈折率と共に変化するという問題も生じる。
それに対して、液晶レンズ1では、第1の偏光方向の入射光に対して光線偏光作用を持つ第1及び第4の液晶層11,14が光軸C方向の両側に配されており、第2の偏光方向の入射光に対して光線偏光作用を持つ第2及び第3の液晶層12,13が光軸C方向において第1の液晶層11と第4の液晶層14との間に配されている。このため、第1の偏光方向の入射光と、第2の偏光方向の入射光との焦点位置の差を小さくすることができる。従って、優れた結像性能を実現することができる。
より優れた結像性能を実現する観点からは、第1の偏光方向の入射光に対する第1の液晶層11と第4の液晶層14との合成焦点距離と、第2の偏光方向の入射光に対する第2の液晶層12と第3の液晶層13との合成焦点距離とが等しいことが好ましい。
ここで、第1の液晶層と第4の液晶層との合成焦点距離と、第2の液晶層と第3の液晶層との合成焦点距離とが等しいとは、第1の液晶層と第4の液晶層との合成焦点距離と、第2の液晶層と第3の液晶層との合成焦点距離との差が、第1の液晶層と第4の液晶層との合成焦点距離と、第2の液晶層と第3の液晶層との合成焦点距離との平均値の85%〜115%の範囲内にあることをいう。
さらに、液晶レンズ1では、第1の液晶層11に対して配向方向が180°異なる第4の液晶層14が設けられている。第1の液晶層11単体としての光軸Cに対して垂直な面内における焦点位置のズレ方向と、第4の液晶層14単体としての光軸Cに対して垂直な面内における焦点位置のズレ方向とが180°異なる。従って、第1の液晶層11による光軸Cに対して垂直な面内における焦点位置のズレと、第4の液晶層14による光軸Cに対して垂直な面内における焦点位置のズレとが打ち消しあい、第1の偏光方向の入射光に対する光軸Cに垂直な面内における液晶レンズ1全体としての焦点位置の光軸Cに対するズレ量を小さくすることができる。同様に、液晶レンズ1では、第2の液晶層12に対して配向方向が180°異なる第3の液晶層13が設けられている。このため、第2の液晶層12による光軸Cに対して垂直な面内における焦点位置のズレと、第3の液晶層13による光軸Cに対して垂直な面内における焦点位置のズレとが打ち消しあい、第2の偏光方向の入射光に対する光軸Cに垂直な面内における液晶レンズ1全体としての焦点位置の光軸Cに対するズレ量を小さくすることができる。従って、さらに優れた結像性能を得ることができる。
また、第1の電極21と第2の電極22とにより、第1〜第4の液晶層11〜14に電界が印加されるため、液晶レンズ1では、第1の電極21と第2の電極22との間の電圧が変化したときに、第1の液晶層11の光学的パワーと第4の液晶層14の光学的パワーとが連動して変化し、第2の液晶層12の光学的パワーと第3の液晶層13の光学的パワーとが連動して変化する。従って、第1〜第4の液晶層11〜14の光学的パワーが変化しても、液晶レンズ1の光軸Cに対して垂直な面内における焦点位置が光軸Cからずれにくい。
ところで、液晶レンズの光学的パワーの制御の自由度を高める観点からは、第1〜第4の液晶層のそれぞれに対して、電界を印加する電極対を個別に設けることが考えられる。しかしながら、その場合は、ある電極対により発生した電界のz方向における方向と、別の電極対により発生した電界のz方向における方向とが異なる場合がある。その場合は、液晶層に対して、その液晶層を挟持している電極対により発生した電界の影響に加え、他の電極対により発生した、z方向における電界方向が異なる電界の影響が加わることとなる。従って、このような場合には、電気力線の形状が所望の形状からずれやすくなるため、波面収差が大きくなる場合がある。
それに対して本実施形態では、一対の第1及び第2の電極21,22により第1〜第4の液晶層11〜14が挟持されており、一対の第1及び第2の電極21,22により第1〜第4の液晶層11〜14に電界が印加される。よって、第1〜第4の液晶層11〜14のそれぞれには、単一の電界のみが加わる。従って、波面収差を低減することができる。
なお、以下のような構成を採用することも考えられる。
例えば、図4に示される液晶レンズ2は、第1及び第2の液晶層11,12を挟持しており、第1及び第2の液晶層11,12に電界を印加する第1及び第2の電極23a、23bと、第3及び第4の液晶層13,14を挟持しており、第3及び第4の液晶層13,14に電界を印加する第3及び第4の電極24a、24bとを有する。第1及び第2の電極23a、23bのうち、z1側に位置する第1の電極23aが第1及び第2の部分21a、21bを有し、第3及び第4の電極24a、24bのうち、z1側に位置する第3の電極24aが第1及び第2の部分21a、21bを有する。
また、図5に示されるように、液晶レンズ3を、第1及び第2の液晶層11,12を有する第1の光学部材41と、第3及び第4の液晶層13,14を有する第2の光学部材42とにより構成してもよい。この場合、第1の光学部材41と第2の光学部材42とは密着するように配されていてもよし、空気層を介して配されていてもよい。
以上のように、第1及び第2の液晶層に対して一対の電極を設け、第3及び第4の液晶層に対して一対の電極を設けることにより、液晶レンズの応答速度を速くし得る。
1〜3…液晶レンズ
11…第1の液晶層
12…第2の液晶層
13…第3の液晶層
14…第4の液晶層
21、23a…第1の電極
21a…第1の部分
21b…第2の部分
22、23b…第2の電極
31…第1の基板
31a…第1の基板の表面
32…第2の基板
32a…第2の基板の表面
33〜35…中間基板
36〜39…隔壁部材
41…第1の光学部材
42…第2の光学部材

Claims (4)

  1. 光軸上にこの順番で配置された、第1の液晶層、第2の液晶層、第3の液晶層及び第4の液晶層を備え、
    前記第1の液晶層における配向方向と、前記第2の液晶層における配向方向とが前記光軸と垂直な面内において90°異なっており、
    前記第1の液晶層における配向方向と、前記第4の液晶層における配向方向とが前記光軸と垂直な面内において180°異なっており、
    前記第2の液晶層における配向方向と、前記第3の液晶層における配向方向とが前記光軸と垂直な面内において180°異なっている、液晶レンズ。
  2. 1の偏光方向の入射光に対する前記第1の液晶層と前記第4の液晶層との合成焦点距離と、第2の偏光方向の入射光に対する前記第2の液晶層と前記第3の液晶層との合成焦点距離が等しい、請求項1に記載の液晶レンズ。
  3. 前記第1〜第4の液晶層を挟持しており、前記第1〜第4の液晶層に電界を印加する第1の電極及び第2の電極をさらに備える、請求項1または2に記載の液晶レンズ。
  4. 前記第1及び第2の液晶層を挟持しており、前記第1及び第2の液晶層に電界を印加する第1及び第2の電極と、
    前記第3及び第4の液晶層を挟持しており、前記第3及び第4の液晶層に電界を印加する第3及び第4の電極と、
    をさらに備える、請求項1または2に記載の液晶レンズ。
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