JP5412838B2 - レンズ構造体、表示装置、電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ構造体、レンズ構造体を用いた表示装置、電子機器に関する。
レンズ構造体として、表示装置の観察側に配置され、表示装置の光出力(自発光に限定されない)の方向を制御して、観察者が認識する表示を、2D(平面表示)と3D(立体表示)とに切り換えることが可能なレンチキュラー手段(特許文献1)または複屈折レンズアレイ(特許文献2)あるいは立体画像変換パネル(特許文献3)が知られている。
特許文献1〜3に記載されたレンズ構造体は、いずれも凸状または凹状のレンズ部と液晶層とを備えており、液晶層に対する電圧の選択的な印加により液晶層における屈折率を変化させ、上記光出力の方向を制御している。
また、他のレンズ構造体を備えた表示装置としては、十分な立体表示特性を得るために表示エリアにおけるレンズ部と画素間のギャップを均一とすべく、レンズアレイユニットと表示ユニットとの間に所定のギャップを形成するギャップ制御層を備えた表示装置(特許文献4)が知られている。
特表2000−503424号公報 特表2006−516753号公報 特開2007−219526号公報 特開2008−191325号公報
上記特許文献4に記載の技術思想を上記特許文献1〜3の液晶層を有するレンズ構造体に適用する場合、液晶層の厚みを均一にすることが求められる。しかしながら、特許文献1〜3には、液晶層の厚みを均一とするための構成や方法などが開示されていない。
特許文献4では、球状、柱状、あるいはシート状のいずれかの形状のギャップ制御層に対してレンズ部を当接させて画素との間のギャップを一定としている。例えば、このような方法を特許文献1のレンチキュラー手段に適用し、レンチキュラーシートと透明板とを当接させると、レンチキュラー素子と透明板との隙間が一定の距離となるものの、当接によって生じるすべての隙間に液晶をむらなく充填することは困難であるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例のレンズ構造体は、透明性を有して対向する第1の基板および第2の基板と、前記第1の基板の前記第2の基板と対向する側に配置され、所定の方向に配列した複数のシリンドリカルな凹状のレンズ面を有する樹脂層と、前記第2の基板の前記第1の基板と対向する側に設けられた透光層と、前記樹脂層と前記透光層とを当接させた状態で前記第1の基板と前記第2の基板とを接合させる額縁状のシール部と、前記樹脂層と前記透光層とにより挟持された液晶層と、前記樹脂層および前記透光層の前記液晶層に面する側にそれぞれ設けられ、配向処理が施された配向膜と、前記第1の基板の前記液晶層側に設けられた透明性を有する第1電極と、前記第2の基板の前記液晶層側に設けられた透明性を有する第2電極とを備え、前記透光層は、額縁状の前記シール部から離間して前記シール部の内側の領域に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、樹脂層と透光層とが当接した状態でシール部により第1の基板と第2の基板とが接合され、その隙間に液晶層が挟持されている。したがって、樹脂層の複数のシリンドリカルな凹状のレンズ面と透光層との間に液晶層が挟持されるので、各レンズ面に対応する液晶層の厚みをほぼ一定とすることができる。
第1電極と第2電極との間、すなわち一対の電極間に液晶層を駆動する電圧を与えると、液晶層における液晶分子の初期配向状態が一対の電極間に生ずる電界方向に変化する。それゆえに、レンズ構造体を透過する光の進行方向を液晶分子の複屈折性を利用して制御することができる。すなわち、液晶層の厚みがレンズ面ごとにほぼ一定であるため、レンズ構造体を透過する光の指向性を安定的に制御することができる。
また、透光層をシール部から離間した位置に設けているため、樹脂層と透光層とを当接させた状態においても、透光層の周縁部とシール部との間に隙間が生ずる。この隙間は液晶の流路として利用することができるため、例えば、真空注入などの方法を用いて液晶を充填する際に、樹脂層のレンズ面と透光層との間に隈なく液晶を行き渡らせることができる。
[適用例2]上記適用例のレンズ構造体において、前記第1電極は、前記樹脂層と前記第1の基板の表面との間に設けられ、前記第2電極は、前記透光層と前記第2の基板の表面との間に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、樹脂層と透光層とが当接しても、第1電極と第2電極とが接触して電気的に短絡することがなく、液晶層に対して適正に電圧を印加することができる。
[適用例3]上記適用例のレンズ構造体において、前記第1電極は、前記樹脂層と前記第1の基板の表面との間に設けられ、前記第2電極は、前記透光層と前記配向膜との間に設けられていることがより好ましい。
この構成によれば、第2電極と液晶層との間には配向膜しか介在していないので、第2電極を透光層と第2の基板の表面との間に設ける場合に比べて、液晶層を駆動するために要する電圧を低く設定することができる。すなわち、低電圧駆動が可能となる。
[適用例4]上記適用例のレンズ構造体において、前記樹脂層は、平面的に前記シール部よりも内側であって少なくとも前記透光層が設けられた領域に対応して配設されていることが好ましい。
この構成によれば、第1の基板の全面に亘って樹脂層を配設する場合に比べて、樹脂層および透光層の周縁部とシール部との間の隙間をより拡大することができる。すなわち、液晶の流路を十分に確保することが可能となる。
また、第1の基板と第2の基板とは、樹脂層を介さずにシール部によって接合されるので、安定したシール形状と接合強度とを実現できる。
[適用例5]上記適用例のレンズ構造体において、前記シール部は、前記第1の基板と前記第2の基板との間隔を規定するギャップ材を含んでいることが好ましい。
この構成によれば、例えば、第1の基板と第2の基板とをシール部を挟んで押圧し接合しても、第1の基板と第2の基板の隙間がギャップ材により確保され、必要以上に該隙間が小さくならない。よって、液晶層の厚みはシール部における接合状態に左右されず、より安定した状態となる。
[適用例6]上記適用例のレンズ構造体において、前記シール部は、前記第1の基板と前記第2の基板との間に液晶を注入するための注入口を有し、前記注入口が前記レンズ面の長手方向に向かって開口するように前記シール部の辺部に少なくとも1つ設けられていることが好ましい。
この構成によれば、例えば、真空注入などの方法を用いて液晶を注入する際に、注入口から注入された液晶は、レンズ面の長手方向に沿って凹状のレンズ面と透光層との隙間にスムーズに流れ込む。
[適用例7]本適用例の表示装置は、複数のサブ画素がマトリクス状に配置された表示領域を有する表示パネルと、前記複数のサブ画素の配列状態に合わせて複数の前記レンズ面が配列されてなる上記適用例のレンズ構造体とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、液晶層を電気的に駆動し、表示パネルからレンズ構造体に入射する光の指向性を変化させることにより、観察者に異なった画像を認識させることができる。例えば、視角方向により異なって見える画像表示と、どの方向から見ても同じ画像表示とを切り換えることが可能な表示装置を提供することができる。
[適用例8]上記適用例の表示装置において、前記表示領域における所定の方向に配列した少なくとも2個の前記サブ画素に対して跨るように前記レンズ面の前記所定の方向における幅が設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、レンズ面の所定の方向における幅は、光の指向性を制御可能な液晶層からなる液晶レンズの幅であり、液晶レンズの幅を所定の方向に配列した少なくとも2個のサブ画素に対して跨るように設定することにより、視角方向によって少なくとも2つ以上の画像表示を観察者に認識させることができる。すなわち、多視点の画像表示が可能な表示装置を提供できる。
[適用例9]上記適用例の表示装置において、前記レンズ面は、前記表示領域における前記サブ画素の配列方向に対して交差するように配列されていることが好ましい。
この構成によれば、レンズ面をサブ画素の配置に沿って平行に配置する場合に比べて、マトリクス状に配置されたサブ画素と樹脂層との光学的な干渉を低減することができる。すなわち、レンズ構造体と表示パネルとを組み合わせたときの干渉縞の発生を低減することができる。
[適用例10]本適用例の電子機器は、上記適用例の表示装置を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、画像情報に応じてより視認し易い状態の画像表示を行うことが可能な電子機器を提供することができる。例えば、文字情報ならば平面的な表示がなされ、映像情報ならば多視点の立体表示が可能となる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。なお、使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大または縮小して表示している。
(実施形態1)
<レンズ構造体>
本実施形態のレンズ構造体について、図1〜図3を参照して説明する。図1(a)は実施形態1のレンズ構造体の概略正面図、同図(b)は同図(a)のA−A'線で切った概略断面図、図2(a)および(b)はレンズ構造体における液晶層の配向状態を示す概略斜視図、図3(a)および(b)はレンズ構造体における光指向性の制御を説明する模式図である。
図1(a)および(b)に示すように、本実施形態のレンズ構造体10は、第1の基板としてのレンズ基板1と第2の基板としての対向基板2とを備えている。レンズ基板1と対向基板2とは、額縁状に設けられたシール部11によって接合されている。また、対向配置されたレンズ基板1と対向基板2との間に挟持された液晶層20を備えている。
レンズ基板1は、透明性を有するものであって、例えば、ガラス基板や樹脂基板などを用いる。レンズ基板1の表面1aには第1電極3が設けられ、第1電極3上には複数のシリンドリカルな凹状のレンズ面5bを有する樹脂層5が設けられている。また、樹脂層5のレンズ面5bは液晶層20に面しており、レンズ面5bを覆うように配向膜7が設けられている。
第1電極3は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明な導電膜からなり、スパッタリング法や蒸着法などにより成膜することができる。
図1(b)に示すようにシリンドリカルな凹状(湾曲した樋状)のレンズ面5bは、第1電極3上において複数配列している。また、図1(a)に示すように、レンズ基板1の辺部に対してレンズ面5bが傾斜した状態で配列している(図1(a)において鎖線5aはレンズ面5bの稜線を示すものである)。レンズ面5bの設計寸法の詳細については、後述する表示装置において説明する。
複数のレンズ面5bを有する樹脂層5は、レンズ基板1とほぼ同等な屈折率を有する材料で構成されることが好ましい。例えば、透明なアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などを用いて所定の形状に成形したものを第1電極3上に接着または融着する方法や、これらの樹脂を第1電極3上に塗布した後に型押し成形する方法が挙げられる。
配向膜7は、例えば、ポリイミドなどの配向膜材料からなり、その表面は液晶分子を所定の方向に配向させるための配向処理が施されている。
対向基板2は、レンズ基板1と同様に、例えば、透明性を有するガラス基板や樹脂基板などを用いる。対向基板2の表面2aには第2電極4が設けられ、第2電極4上に透光層6が設けられている。また、透光層6が設けられた対向基板2の表面を覆うように配向膜8が設けられている。
第2電極4は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明な導電膜からなり、スパッタリング法や蒸着法などにより成膜することができる。
透光層6は、図1(a)に示すように平面的に四角形であり、第2電極4上において周縁部6a(四辺)がシール部11から離間してシール部11の内側の領域に配設されている。
透光層6は、一定の厚みを有し表面が平坦であると共に、レンズ基板1や対向基板2とほぼ同等な屈折率を有する透明な材料で構成されていることが好ましい。例えば、透明なアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などを用いて所定の形状に成形したものを第2電極4上に接着または融着する方法が挙げられる。
配向膜8は、レンズ基板1側の配向膜7と同様に、例えば、ポリイミドなどの配向膜材料からなり、その表面は液晶分子を所定の方向に配向させるための配向処理が施されている。
図1(b)に示すように、レンズ基板1と対向基板2とは、樹脂層5と透光層6とが当接した状態でシール部11により接合されている。レンズ基板1と対向基板2とが接合されることにより、透光層6の周縁部6aとシール部11との間に隙間9aが形成され、樹脂層5のレンズ面5bと透光層6の表面6bとの間に隙間9bが形成される。
シール部11はギャップ材14を含んでおり、レンズ基板1と対向基板2とは所定の大きさを有するギャップ材14の作用により所定の間隔を保って接合されている。したがって、上記隙間9a,9bは、シール部11におけるレンズ基板1と対向基板2の接合状態に影響されず、それぞれほぼ一定の断面形状が保たれている。
シール部11は、例えば、熱硬化性や紫外線硬化性のエポキシ系接着剤と、ギャップ材14としてのガラスビーズや樹脂ビーズとの混合物を印刷等の方法により対向基板2に配置し、レンズ基板1を対向基板2に押圧して硬化させることにより形成する方法が挙げられる。
図1(a)に示すように、シール部11の辺部には注入口12が設けられており、注入口12は透光層6の周縁部6aを取り囲む隙間9aに連通している。また、隙間9aは隙間9bとも連通している。したがって、真空注入などの方法により、注入口12を経由して内部に注入された液晶は、上記隙間9a,9bに充填される。すなわち、上記隙間9aは、隙間9bに液晶を充填する流路となっている。
注入口12は、レンズ面5bの長手方向に向かって開口するようにシール部11の辺部に設けられている。これにより、注入された液晶がレンズ面5bの長手方向に沿ってスムーズに注入される。
対向基板2は、レンズ基板1と接合されたときに、一方の辺部がレンズ基板1から突出する大きさとなっている。対向基板2の突出部は端子部となっており、該端子部には、対向基板2側の第2電極4が接続された端子16と、レンズ基板1側の第1電極3が上下導通部15を介して接続された端子17とが設けられている。端子16と端子17とは、該端子部の両端の位置に一対ずつ設けられている。
また、シール部11に設けられた注入口12は該端子部側に開口しており、液晶注入後に封止部材13により封止されている。注入口12は1つに限らず、液晶を注入する面積に応じて複数設けてもよい。また、注入口12と封止部材13は該端子部側でなく、該端子部とは逆側の辺に設けてもよい。
なお、図1(a)に示した四角形の有効表示エリアAEは、後述する表示パネルの有効表示エリアの位置を示すものである。また、同図では有効表示エリアAEに5つのレンズ面5bが跨っているように表示したが、これは、レンズ面5bの構成を分かりやすく図示したものであって、実際には、表示パネルにおけるサブ画素の配列に対応して微細なレンズ面5bがレンズ基板1に多数配列して設けられている。
次に、レンズ構造体10における液晶層20の配向状態について、図2(a)および(b)を参照して説明する。同図(a)は電気的なOFF状態を示し、同図(b)は電気的なON状態を示すものである。
本実施形態において、レンズ構造体10は正の誘電異方性を有するネマチック型の液晶(液晶分子)を用いている。液晶層20に面する配向膜7,8はそれぞれ一定の方向に液晶分子が配列するように配向処理が施されている。
具体的には、図2(a)に示すように、樹脂層5のレンズ面5bの表面を覆う配向膜7は、レンズ面5bの長手方向に沿ってラビングを行う配向処理が施されている。これに対して、対向基板2側の配向膜8には、配向膜7のラビング方向に対して180度反転した方向にラビングを行う配向処理が施されている。
したがって、液晶層20を挟む第1電極3と第2電極4との間に電圧が印加されないOFF状態では、液晶分子の長軸とレンズ面5bの長手方向とが同一方向となるように液晶分子が配向した状態となっている。
液晶層20を挟む第1電極3と第2電極4との間に電圧が印加されたON状態では、液晶分子は第1電極3と第2電極4との間に生ずる電界方向に沿って配列する。したがって、図2(b)に示すように、液晶分子の長軸がレンズ基板1と対向基板2とを貫く方向に合致するように液晶分子が配向した状態となる。すなわち、電気的にON状態とすることにより、配向処理面に対してほぼ平行な状態に寝ていた液晶分子が電界方向に立ち上がる。
ネマチック型の液晶分子は、複屈折性を有しており、液晶分子の長軸方向における光の屈折率と短軸方向における光の屈折率とが異なっている。具体的には、長軸方向の屈折率をne、短軸方向の屈折率をnoとすると、ne>noの関係にある。
言い換えれば、液晶分子に対してどのような方向から光が入射するかによって、液晶分子の長軸方向と短軸方向とに係る光の伝播速度が変化し、結果的に光の進行方向すなわち指向性が変化することになる。
次に、レンズ構造体10における光指向性の制御について、図3を参照して説明する。同図(a)は電気的にOFF状態のときの制御を示し、同図(b)は電気的にON状態のときの制御を示している。
本実施形態のレンズ構造体10において、レンズ基板1や対向基板2並びに樹脂層5や透光層6の屈折率nを例えば、n=1.5とする。そして、屈折率noが同じく1.5、屈折率neが1.65のネマチック型液晶を隙間9bに充填する。
図3(a)に示すように、第1電極3と第2電極4との間に電圧が印加されないOFF状態では、液晶分子はレンズ面5bの長手方向に沿って配向している。すなわち、液晶分子の長軸は、紙面に対して略垂直な方向に向いている。
例えば、レンズ基板1の法線方向から入射した光は、樹脂層5の部分を直進し液晶層20に入射する。液晶層20に入射した光は、屈折率が樹脂層5よりも大きいne=1.65となるように液晶分子が配向した液晶層20により屈折し、透光層6や対向基板2を透過して焦点を結ぶ。すなわち、液晶層20は、焦点距離fのシリンドリカルな液晶レンズ20Lとなる。
各液晶層20は、樹脂層5と透光層6とが当接することにより生じた隙間9bに液晶を充填することにより構成されているため、ほぼ一定の厚みDを有する。
図3(b)に示すように、第1電極3と第2電極4との間に電圧が印加されたON状態では、液晶分子は第1電極3と第2電極4との間に生ずる電界方向に沿って配列する。したがって、液晶層20における屈折率は短軸方向の屈折率no=1.5となる。それゆえに、液晶層20を取り囲む部材との屈折率の差がほぼなくなるので、例えば、レンズ基板1の法線方向から入射した光は、そのまま直進して対向基板2を透過する。すなわち、焦点が結ばれず液晶層20はレンズ機能を失う。
なお、液晶層20に面する配向膜7,8や透明導電膜からなる第1電極3および第2電極4が、n=1.5よりも大きな屈折率を有する材料を用いて形成されていても、これらの厚みは実質的に10nm〜100nm程度であって、液晶層20の厚みDに比べてはるかに薄いため、配向膜7,8や第1電極3および第2電極4を透過する光の屈折は無視できる。
このように液晶分子の配向方向が変化するように液晶層20を電気的に駆動すれば、レンズ構造体10を透過する光の指向性を制御することができる。
本実施形態のレンズ構造体10によれば、各液晶層20の厚みDがほぼ一定しているので安定した焦点距離fが得られる。言い換えれば、安定した焦点距離fを有する液晶レンズ20Lが得られる。
なお、本実施形態では正の誘電異方性を有するネマチック型の液晶を用いたが、これに限定されない。例えば、負の誘電異方性を有するネマチック型の液晶を用いることができる。その場合、配向処理は、液晶分子の長軸が配向膜面に対してほぼ垂直な方向に配列する垂直配向膜材料を用いる。すると、電気的なOFF状態では、レンズ構造体10に入射した光は液晶層20をそのまま直進して透過する。一方、ON状態では、電界方向に対して液晶分子の長軸が直交する方向に配向するため、液晶層20に入射した光は焦点を結ぶ。すなわち、正の誘電異方性を有する液晶を用いた場合に対して光指向性の制御が全く逆となる。
(実施形態2)
次に、実施形態2のレンズ構造体について図4を参照して説明する。図4(a)は実施形態2のレンズ構造体の概略正面図、同図(b)は同図(a)のB−B'線で切った概略断面図である。図4において実施形態1と同じ構成の部分には同じ符号を付し、詳細の説明は省略するものとし、主に異なる構成の部分について説明を行う。
図4(a)および(b)に示すように、本実施形態のレンズ構造体30は、第1の基板としてのレンズ基板1と第2の基板としての対向基板2とを備えている。レンズ基板1と対向基板2とは、額縁状に設けられたシール部11によって接合されている。また、樹脂層5のレンズ面5bと透光層36の表面36bとにより構成された隙間9bに液晶が充填されてなる液晶層20を備えている。すなわち、上記実施形態1のレンズ構造体10とほぼ同じ構成を有するものである。
ただし、図4(b)に示すように、透明な透光層36は対向基板2の表面2aに設けられ、透光層36が設けられた対向基板2の表面を覆うように、液晶層20に向かって順に第2電極34、配向膜38が設けられている。言い換えれば、第2電極34は透光層36と配向膜38との間に設けられている。樹脂層5と透光層36とは、配向膜7,38および第2電極34を介して当接している。
したがって、実施形態1に比べて、実施形態2の第2電極34はより液晶層20に近づいた状態で設けられている。
実施形態2のレンズ構造体30によれば、実施形態1のレンズ構造体10と同様の作用・効果を奏することに加えて、液晶層20を電気的により低電圧で駆動することができる。
(実施形態3)
次に、実施形態3のレンズ構造体について図5を参照して説明する。図5(a)は実施形態3のレンズ構造体の概略正面図、同図(b)は同図(a)のC−C'線で切った概略断面図である。図5において実施形態2と同じ構成の部分には同じ符号を付し、詳細の説明は省略するものとし、主に異なる構成の部分について説明を行う。
図5(a)および(b)に示すように、本実施形態のレンズ構造体50は、第1の基板としてのレンズ基板1と第2の基板としての対向基板2とを備えている。レンズ基板1と対向基板2とは、額縁状に設けられたシール部11によって接合されている。また、樹脂層55のレンズ面55bと透光層36の表面36bとにより構成された隙間59bに液晶が充填されてなる液晶層20を備えている。レンズ面55bを覆うように配向膜57が設けられている。
第2電極34は、透光層36と配向膜38との間に設けられている。すなわち、レンズ構造体50は、上記実施形態2のレンズ構造体30とほぼ同じ構成を有するものであり、樹脂層55と透光層36とは、配向膜57,38および第2電極34を介して当接している。
ただし、樹脂層55は、平面的にシール部11よりも内側であって少なくとも透光層36が設けられた領域に対応してレンズ基板1側に配設されている。それゆえに、樹脂層55および透光層36の周縁部36aとシール部11との間に隙間59aが形成され、該隙間59aにも液晶が充填されている。なお、図5(a)において、鎖線55aは、レンズ面55bの稜線を示すものである。
実施形態3のレンズ構造体50によれば、実施形態2の作用・効果に加えて、レンズ基板1の全面に亘って樹脂層5が設けられた実施形態2に比べて、樹脂層55および透光層36の周縁部36aとシール部11との間の隙間59aをより拡大することができる。すなわち、液晶の流路を十分に確保することが可能となる。
また、レンズ基板1と対向基板2とは、樹脂層55を介さずにシール部11によって接合されるので、安定したシール形状と接合強度とを実現できる。
(実施形態4)
<表示装置>
次に、レンズ構造体を備えた表示装置について、図6および図7を参照して説明する。図6は表示装置の構成を示す概略斜視図、図7は表示装置における指向性表示の方法を説明する模式図である。
図6に示すように、本実施形態の表示装置100は、実施形態1のレンズ構造体10と表示パネル110とを備えている。
表示パネル110は、例えば、液晶装置、プラズマ装置、有機EL装置などの非自発光または自発光の表示パネルを用いることができる。
表示パネル110は、表示領域においてマトリクス状に配置された複数のサブ画素SGを有している。サブ画素SGは、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色のうちいずれかの色要素を含むものであって、ブラックマトリクスと呼ばれる遮光部BMによりそれぞれ区画されている。本実施形態では、同色の色要素を有するサブ画素SGが列方向(Y軸方向)に直線的に配置され、異なる色の色要素を有するサブ画素SGが行方向(X軸方向)に順に配列している。すなわち、ストライプ方式のサブ画素SGの配置となっている。なお、サブ画素SGの配置は、これに限定されず、例えば、同色の色要素を含むサブ画素SGが斜め方向に配列するモザイク方式としてもよい。
このような表示パネル110に対して、レンズ構造体10は、対向基板2側が表示パネル110の表示面と対向するように組み合わされる。なお、レンズ構造体10は、レンズ基板1側が表示パネル110の表示面と対向するように組み合わせても良い。また、レンズ基板1の法線方向(Z軸方向)から見て、対向基板2における透光層6が設けられた領域が少なくとも表示領域における有効表示エリアAEを含むように組み合わされる。
なお、表示パネル110と組み合わされるレンズ構造体は、実施形態1のレンズ構造体10に限定されず、実施形態2のレンズ構造体30または実施形態3のレンズ構造体50を組み合わせてもよい。
図7は、表示装置100における指向性表示の方法を説明する模式図であって、行方向(X軸方向)において表示装置100を切断したときの断面を拡大したものである。また、各サブ画素SGから射出される表示光の進行方向が示されている。
図7に示すように、レンズ構造体10の樹脂層5は、表示パネル110において所定の方向としての行方向に配列する1〜4の番号が付された4つのサブ画素(例えば、サブ画素120R,120G,120B,120R)に跨るように配置されている。言い換えれば、レンズ面5bの行方向の幅L0は、行方向における4つのサブ画素分の幅とほぼ同一となっている。
樹脂層5は、液晶レンズ20L(レンズ面5bと透光層6とにより挟持された液晶層20)の焦点が4つのサブ画素の中央近傍になるように、液晶層20の厚みDすなわち樹脂層5のレンズ面5bの深さと、液晶の複屈折率などが調整されている。
第1電極3上に設けられた樹脂層5の最も薄い部分の厚みL1や透光層6の厚みL2は、一対の電極としての第1電極3と第2電極4とに印加される液晶層20を駆動するための電圧を考慮すると、可能な限り薄い方が好ましい。一方で樹脂層5や透光層6の形成し易さを考慮すると、厚みL1は10μm〜20μm程度が好ましく、厚みL2は1μm〜3μm程度が好ましい。実施形態2で示したように、対向基板2側の第2電極4は、透光層6を覆うように形成して液晶層20側に近づけることができる。
このような液晶レンズ20Lの構成によれば、例えば、4つのサブ画素120R(1),120G(2),120B(3),120R(4)から射出される表示光は、液晶レンズ20Lの光学的作用により、レンズ構造体10が電気的にOFF状態では以下のように観察される。なお、表示光は、R光、G光、B光の3種類存在する。
図面上において左側に位置するサブ画素120Rから射出されたR光は、液晶レンズ20Lに入射して視点1から観察される。サブ画素120R(1)に隣接するサブ画素120G(2)から射出されたG光は、液晶レンズ20Lに入射して視点2から観察される。サブ画素120G(2)に隣接するサブ画素120B(3)から射出されたB光は、液晶レンズ20Lに入射して視点3から観察される。同様にしてサブ画素120B(3)に隣接するサブ画素120R(4)から射出されたR光は、液晶レンズ20Lに入射して視点4から観察される。
つまり、4つのサブ画素120R(1),120G(2),120B(3),120R(4)は、液晶レンズ20Lを介して行方向における配列順が反転した状態で視点1〜視点4において、それぞれ分離されて観察される。
すなわち、多視点(この場合は4つ)から表示画像を観察できるので、各視点から観察されるサブ画素の表示情報を異ならせることにより、立体表示を実現できる。
また、レンズ構造体10が電気的にON状態では、液晶層20のレンズ機能が失われることにより、どの方向から見ても同一の画像が表示される(通常表示)。
実施形態4の表示装置100によれば、例えば、表示される画像情報の内容により、レンズ構造体10を電気的に制御して立体表示と通常表示とを切り換えることが可能な表示装置100を提供することができる。
また、図1(a)に示したように、樹脂層5は、サブ画素SGの列方向に対して傾斜して配列されているため、サブ画素SGの配列との間での光学的な干渉が抑制され、レンズ構造体10と表示パネル110とを組み合わせたときに生ずる干渉縞が低減されている。
なお、レンズ基板1における樹脂層5の設計は、対応する表示パネル110におけるサブ画素SGの配列や、どのように画像表示を行うかによって決められるものである。したがって、多視点に亘る光指向性を制御する観点から、少なくとも2つのサブ画素SGに跨るように樹脂層5の行方向における幅L0を決めればよい。
(実施形態5)
次に、実施形態4の表示装置を備えた電子機器について図8を参照して説明する。図8は、電子機器としてのマルチメディアプレーヤーを示す概略斜視図である。
図8に示すように、本実施形態の電子機器としてのマルチメディアプレーヤー(MMP)200は、音楽や、動画、写真などの情報を記憶する記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)や半導体メモリを内蔵している。また、これらの記憶された情報を再生するための複数の操作ボタン210と表示部220とを備えている。
表示部220には、上記実施形態4の表示装置100が搭載されている。したがって、複数の操作ボタン210を操作することにより、例えば、動画や写真などの画像情報は立体的に観察可能な状態として表示させ、曲名などの音楽情報は通常のテキスト表示として表示させることができる。
すなわち、実施形態5の電子機器としてのマルチメディアプレーヤー200によれば、記憶された情報の内容によって、より視認し易い表示状態に切り換えることが可能なマルチメディアプレーヤー200を提供することができる。
上記実施形態以外にも様々な変形例が考えられる。以下、変形例を挙げて説明する。
(変形例1)上記実施形態1のレンズ構造体10において、シール部11における注入口12は必須ではない。例えば、対向基板2にシール部11を印刷して形成した後に、対向基板2とレンズ基板1とを減圧可能なチャンバー内で対向させ、対向基板2に必要量の液晶を滴下してからレンズ基板1と接合する方法を採用すれば、注入口12は不要である。
その際も隙間9a(図1(b)参照)は液晶の流路として機能するので、万遍なく液晶を行き渡らせることができる。
(変形例2)上記実施形態2のレンズ構造体30において、透光層36の構成はこれに限定されない。透光層36は凹状のレンズ面5bを有する樹脂層5に対する当接部材であって、例えば、対向基板2と透光層36とを樹脂材料を用いて一体成形する方法やガラス基板の表面を選択的にエッチングして一体成形する方法が挙げられる。
(変形例3)上記実施形態4の表示装置100を搭載可能な電子機器は、実施形態5のMMP200に限定されない。例えば、パーソナルコンピューター、携帯型電話機やPDA(Personal Digital Assistants)などの携帯型情報端末、カーナビゲーションシステム、デジタルカメラ、ビデオカメラ、AV(Audio Visual)機器などの各種電子機器に適用可能である。
(a)は実施形態1のレンズ構造体の概略正面図、(b)は(a)のA−A'線で切った概略断面図。 (a)および(b)はレンズ構造体における液晶層の配向状態を示す概略斜視図。 (a)および(b)はレンズ構造体における光指向性の制御を説明する模式図。 (a)は実施形態2のレンズ構造体の概略正面図、(b)は(a)のB−B'線で切った概略断面図。 (a)は実施形態3のレンズ構造体の概略正面図、(b)は(a)のC−C'線で切った概略断面図。 実施形態4の表示装置の構成を示す概略斜視図。 表示装置における指向性表示の方法を説明する模式図。 実施形態5の電子機器としてのマルチメディアプレーヤーを示す概略斜視図。
1…第1の基板としてのレンズ基板、2…第2の基板としての対向基板、3…第1電極、4…第2電極、5,55…樹脂層、6,36…透光層、7,8,38,57…配向膜、10,30,50…レンズ構造体、11…シール部、12…注入口、14…ギャップ材、20…液晶層、100…表示装置、110…表示パネル、200…電子機器としてのマルチメディアプレーヤー、SG…サブ画素。

Claims (10)

  1. 透明性を有して対向する第1の基板および第2の基板と、
    前記第1の基板の前記第2の基板と対向する側に配置され、所定の方向に配列した複数のシリンドリカルな凹状のレンズ面を有する樹脂層と、
    前記第2の基板の前記第1の基板と対向する側に設けられた透光層と、
    前記樹脂層と前記透光層とを当接させた状態で前記第1の基板と前記第2の基板とを接合させる額縁状のシール部と、
    前記樹脂層と前記透光層とにより挟持された液晶層と、
    前記樹脂層および前記透光層の前記液晶層に面する側にそれぞれ設けられ、配向処理が施された配向膜と、
    前記第1の基板の前記液晶層側に設けられた透明性を有する第1電極と、
    前記第2の基板の前記液晶層側に設けられた透明性を有する第2電極とを備え、
    前記透光層は、額縁状の前記シール部から離間して前記シール部の内側の領域に配置されていることを特徴とするレンズ構造体。
  2. 前記第1電極は、前記樹脂層と前記第1の基板の表面との間に設けられ、
    前記第2電極は、前記透光層と前記第2の基板の表面との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ構造体。
  3. 前記第1電極は、前記樹脂層と前記第1の基板の表面との間に設けられ、
    前記第2電極は、前記透光層と前記配向膜との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ構造体。
  4. 前記樹脂層は、平面的に前記シール部よりも内側であって少なくとも前記透光層が設けられた領域に対応して配設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ構造体。
  5. 前記シール部は、前記第1の基板と前記第2の基板との間隔を規定するギャップ材を含んでいることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレンズ構造体。
  6. 前記シール部は、前記第1の基板と前記第2の基板との間に液晶を注入するための注入口を有し、
    前記注入口が前記レンズ面の長手方向に向かって開口するように前記シール部の辺部に少なくとも1つ設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のレンズ構造体。
  7. 複数のサブ画素がマトリクス状に配置された表示領域を有する表示パネルと、
    前記複数のサブ画素の配列状態に合わせて複数の前記レンズ面が配列されてなる請求項1乃至6のいずれか一項に記載のレンズ構造体とを備えたことを特徴とする表示装置。
  8. 前記表示領域において所定の方向に配列した少なくとも2個の前記サブ画素に対して跨るように前記レンズ面の前記所定の方向における幅が設定されていることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記レンズ面は、前記表示領域における前記サブ画素の配列方向に対して交差するように配列されていることを特徴とする請求項7または8に記載の表示装置。
  10. 請求項7乃至9のいずれか一項に記載の表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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