JP5876131B1 - 監視カメラ装置、およびそれを使用した報知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】赤外線センサなど各種センサを備えた監視カメラ装置を所定の箇所に取り付けた後でも、センサの検知方向だけを調節することが可能であり、センサ部で検知する領域と、撮影部で撮影する領域がずれるか、または異なるように設定したい場合も対応が容易な監視カメラ装置を提供する。【解決手段】監視カメラ装置1は、電源部と、被写体を検知するセンサと、センサの検知方向を調節するための調節手段とを有するセンサ部16、16aと、センサ部16、16aが被写体を検知すると、被写体の撮影を行い、撮影データを出力する撮影部と、撮影データを記憶する記憶部と、記憶部で記憶した撮影データの信号を送信するか、または前記撮影部から出力された撮影データの信号をリアルタイムで送信する通信部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、監視カメラ装置、およびそれを使用した報知システムに関するものである。更に詳しくは、例えば、赤外線センサなど各種センサを備えた監視カメラ装置を所定の箇所に取り付けた後でも、センサの検知方向だけを調節することが可能であり、検知する領域と撮影する領域がずれるか、または異なるように設定したい場合も対応が容易な監視カメラ装置、およびそれを使用した報知システムに関する。
近年、様々な施設や道路などにおいては、多くの監視カメラ装置が設置され、撮影された映像によって、様々な情報が収集されている。また、例えば、仕掛けた動物用罠の状況を確認したり、獣道(けものみち)を通る動物の数などを確認したりする場合にも、監視カメラ装置が使用されており、監視カメラ装置で撮影された映像を、通信手段を介して管理者側へ送ることにより、動物用罠にかかった動物が保護獣である場合の放獣や、捕獲対象獣がかかった場合の処分、或いは動物の生息域や生息数の把握などの管理に役立てられている。
上記のように使用される監視カメラ装置の一例としては、例えば特許文献1に記載の監視カメラがある。この監視カメラは、電源を取り入れる電源部と、前方の被写体を検知して検知信号を出力するセンサと、電源部からの電源供給を受けてオン状態となるとともに、センサからの検知信号を受けて撮影動作を行い画像データを出力する撮影部と、この撮影部から出力された画像データをACプラグ及びACコンセントを介してACラインに重畳して送信する画像データ送信部とからなり、撮影レンズとセンサは、特許文献1の図1に示されているように、本体の正面側に上下に所要間隔をもって配置してある。
特願2005−328190
しかしながら、上記従来の監視カメラには、次のような課題があった。すなわち、従来の監視カメラは、様々な状況で使用される汎用のものであるが、センサは本体に固定されており、検知方向も一方向に固定されている。
このため、センサの検知方向だけを調節することはできないので、監視カメラを所定の箇所に取り付けた後、センサの検知方向を調節する場合には、監視カメラ自体の方向を変えなければならず、手間のかかる煩雑な作業となっていた。また、センサ部で検知する領域と、撮影部で撮影する領域がずれるか、または異なるように設定したい場合は、対応が難しかった。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、赤外線センサなど各種センサを備えた監視カメラ装置を所定の箇所に取り付けた後でも、センサの検知方向だけを調節することが可能であり、センサ部で検知する領域と、撮影部で撮影する領域がずれるか、または異なるように設定したい場合も対応が容易な監視カメラ装置、およびそれを使用した報知システムを提供することを目的とする。
(1)本発明は、電源部と、被写体を検知するセンサと、該センサの検知方向を調節するための調節手段とを有するセンサ部と、前記センサ部が被写体を検知すると、被写体の撮影を行い、撮影データを出力する撮影部と、前記撮影データを記憶する記憶部と、該記憶部で記憶した撮影データの信号を送信するか、または前記撮影部から出力された撮影データの信号をリアルタイムで送信する通信部とを備える監視カメラ装置である。
(2)本発明は、前記センサ部が複数設けられている構成とすることもできる。
この場合は、センサの検知方向、または検知領域を複数設定することが可能になる。例えば、獣道を通る動物などの被写体を撮影する場合など、撮影部により撮影する撮影領域に動物がどちらから来るか予測できない場合がある。このようなときに、獣道において、撮影領域を挟む両側の二箇所、或いは撮影領域周辺の三箇所以上に各センサ部による検知領域を設定しておき、センサ部で動物を検知したときに撮影部を作動させて撮影領域の撮影を開始するようにすれば、動物がその後どちらから撮影領域に入っても、タイミングを逃さずに撮影することが可能になる。
(3)本発明は、前記センサ部を、取付部に対して着脱可能とする着脱手段を備える構成とすることもできる。
この場合は、センサ部を監視カメラ装置の取付部から分離することができるので、センサ部の設置に関して自由度が高まる。すなわち、センサの検知方向または検知領域の細かな調節ができることに加えて、センサ部を分離することができる。
これにより、例えば優先的にしっかりとした木や枝を選んでセンサ部を固定しておき、その上で前方の枝葉を避けるように調節してセンサの検知方向または検知領域を設定することなどが可能になり、センサ部を確実に固定できると共に、枝葉の動きなどに起因するセンサ部による誤検知が起こりにくく、被写体の検知(センシング)がより確実にできるようになる。また、センサ部を高い位置に取り付ければ、動物に気付かれにくいメリットもある。
(4)本発明は、上記(1)の監視カメラ装置と、該監視カメラ装置から送信される撮影データの信号を直接または間接的に受信し、受信した撮影データの信号を送信する所要数の中継装置と、携帯電話通信網に接続可能で、前記中継装置から送信される撮影データの信号を受信し、携帯電話通信網へ送信する終端中継装置と、携帯電話通信網と接続可能で、撮影データの信号を受信し、撮影データの信号を記憶するか、または再生表示する監視端末とを備える報知システムである。
監視端末には、携帯電話、或いはタブレット型コンピュータ、パーソナルコンピュータなどが含まれる。また、携帯電話通信網は、インターネットにつながり、撮影データの送受信には、携帯電話通信網だけでなく、インターネットを利用することもできる。
報知システムにおいては、例えば携帯電話通信網に含まれない所要の箇所に監視カメラ装置を設置しておき、監視カメラ装置と携帯電話通信網との間に所要数の中継装置を設置し、更に携帯電話通信網に近いところに終端中継装置を設置しておくことにより、管理者側の監視端末が携帯電話通信網内にあると、監視カメラ装置で撮影した動画や静止画を、管理者は監視端末で受信し、動画や静止画を表示するなどして確認することができる。
すなわち、監視カメラ装置の撮影部で撮影された撮影データの信号は、送信部で送信されて最初の中継装置へ送られ受信される。受信された撮影データの信号は、中継装置の送信部で送信されて次の中継装置へ送られ受信される。以降、同様に中継装置で撮影データの信号が受け渡され、終端中継装置から、携帯電話通信網の基地局へ送られる。
そして、携帯電話通信網内にある監視端末で受信操作を行うと、撮影データである動画や静止画を監視端末の画面でリアルタイムで再生表示することができる。また、撮影データを監視端末の記憶部で一旦記憶しておき、必要時に再生表示して確認することもできる。なお、特に動画については、データの圧縮技術、或いは画像解析によって動物などの被写体が写っていないデータを検出し、そのデータはカットして送信しないなど、各種公知手段によってデータサイズを小さくして、撮影データの信号の送受信をより短時間で行うことができるようにしてもよい。
また、報知システムにおいて、撮影部により撮影する撮影領域の、被写体の移動方向において上手側に、所要距離だけ離れた領域にセンサ部による検知領域を設定しておき、センサ部で被写体を検知したときに撮影部を作動させ、撮影を開始するようにすれば、動物などの被写体が撮影領域に移動してくるまでに、すでに撮影部による撮影領域の撮影が始まっているので、撮影部の起動にやや時間を要することによるタイムラグの影響は受けにくい。
したがって、従来のように撮影のタイミングを外してしまい、撮影を開始したときにはすでに被写体が撮影領域から外れており、撮影ができないというような失敗を防止することができる。
(5)本発明は、上記(4)の報知システムにおいて、前記終端中継装置が、前記携帯電話通信網の通信キャリアに対応したSIMカードを介し、前記携帯電話通信網と接続される構成としてもよい。
SIMカード(Subscriber Identity Module Card)は、携帯電話で使われている電話番号を特定するための固有のID番号が記録されたICカードであり、対応する通信キャリアの携帯電話通信網に終端中継装置を接続することができる。
この場合は、SIMカードを変えることで、より感度のよい通信キャリアに変更するなど、通信環境をよりよい状態に維持することが可能になる。
電源部は、商用電源または太陽光発電装置から電力が供給されるものでもよいし、予め充電されている一次電池を使用できるようにしたものでもよい。また、繰り返し充電および放電が可能な二次電池(蓄電池)を採用し、商用電源または太陽光発電装置からの電力を充電するようにしたものでもよい。
センサ部は、被写体に対応したセンサであれば、例えば、赤外線センサ、マイクロ波センサ、または光電センサなど、公知の各種センサを採用することができ、特に限定するものではない。
撮影部は、スチールカメラ、ビデオカメラ、ネットワークカメラなどが採用できるが、被写体の撮影が可能であれば、これらに限定はされない。記憶部としては、例えばハードディスクドライブやSDメモリカード、或いはUSBメモリなどの各種記録メディアが採用できるが、これらに限定はされない。なお、SDメモリカードとUSBメモリの場合は、データの持ち出しが簡単にできるので便利である。
(作用)
本発明の監視カメラ装置の作用を説明する。ここでは、監視カメラ装置を、獣道を通る動物の生息状態を確認するために設置するケースを例にとり説明する。
まず、監視カメラ装置を、獣道の近くに立っている木などに、撮影部の撮影領域に獣道の所要の部分が入るようにして固定する。
次に、センサ部の調節手段によりセンサの検知方向を適宜設定する。このとき、センサによる検知領域は、撮影部により撮影する撮影領域の、被写体である動物の移動方向において上手側に、所要距離だけ離れた領域に設定しておく。
そして、検知領域に動物が入ると、センサが動物を検知する。センサからは、例えば検知信号が出力され、センサが動物を検知したことが、通信部で受信され制御部などで認識されると、撮影部が作動し、撮影領域の撮影を開始する。このとき、撮影領域と検知領域の間は、撮影部の起動に若干時間を要しても問題ないように、充分な距離が開いているので、撮影領域に入った動物を確実に撮影することができる。
本発明の監視カメラ装置は、上記したように、監視カメラ装置を所定の箇所に取り付けた後でも、センサの検知方向だけを調節することが可能であり、センサ部で検知する領域と、撮影部で撮影する領域がずれるか、または異なるように設定したい場合も対応が容易である。
本発明は、赤外線センサなど各種センサを備えた監視カメラ装置を所定の箇所に取り付けた後でも、センサの検知方向だけを調節することが可能であり、検知する方向と撮影する方向が異なるように設定したい場合も対応が容易な監視カメラ装置、およびそれを使用した報知システムを提供することができる。
本発明の監視カメラ装置の構造を示す斜視図である。 図1に示す監視カメラ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の監視カメラ装置を使用した報知システムの実施形態を示す説明図である。 図3に示す報知システムのブロック図である。 報知システムに使用する中継装置の構造を示す斜視図である。 図5に示す中継装置の構成を示すブロック図である。 本発明の監視カメラ装置を使用した報知システムの他の実施形態を示す説明図である。
本発明を図面に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1および図2を参照し、監視カメラ装置の構造を説明する。まず、図2を参照する。
監視カメラ装置1は、電源部11と、制御部12と、制御部12で制御され、被写体の撮影を行い撮影データを出力する撮影部13、撮影データを記憶する記憶部14、および記憶部14で記憶した撮影データの信号を送信し、撮影部13から出力された撮影データの信号をリアルタイムで送信し、センサ部からの検知信号を受信する通信部15を備えている。
また、監視カメラ装置1は、図1に示すように、外形が直方体状の金属製のケース10を有している。ケース10は、本体101と、本体101の正面側にネジ止めされ、着脱が可能な蓋体102で構成されている。蓋体102の上部には、撮影部13を構成するカメラ130が設けられている。カメラ130は、広角レンズの採用で広角撮影が可能であり、動画と静止画を撮影することができ、撮影方向および撮影領域があらかじめ固定されている。なお、カメラ130を可動式として、撮影方向および撮影領域を調節可能とすることもできるし、被写体の動きに自動で追従するように制御することもできる。
カメラ130の下方には、夜間撮影時に必要に応じて点灯される照明用のLEDライト100が設けられている。LEDライト100の下方には、赤外線センサ17が設けられている。赤外線センサ17は、検知方向と検知領域があらかじめ固定されており、検知領域は、上記カメラ130の撮影領域と一部が重なるようにしてある。また、赤外線センサ17の更に下方には、マイク付きスピーカー18が設けられている。これにより、撮影データに静止画や動画と共に、動物の鳴き声などの音声を収録して含めることもできる。なお、ケース10の底部には、メインスイッチ、外部センサ接続口、固定金具取付口、電源部11を構成する外部電源ジャック(何れも図示省略)が設けられている。
ケース10の本体101の上部には、通信部15を構成するアンテナ150が設けられている。本体101の両側部には、センサ部16、16aが設けられている。センサ部16、16aは、互いに対称位置にあるだけで、同様の構造を有しているので、構造については、一方のセンサ部16についてのみ説明し、他方のセンサ部16aについては各部にセンサ部16と同じ符号を付して示し、詳しい説明は省略する。
センサ部16は、円筒形の腕管103を有している。腕管103は、本体101の側板と直角方向に延長されており、その先端部には、調節手段を構成する締付金具160がネジ163で着脱可能に固定されている。締付金具160は、金属板を上面視でコ字状に曲げた形状であり、互いに平行な挟持板(符号省略)の先部には、ほぼ円形の挟持孔164がそれぞれ形成されている。また、両挟持板は、調節手段を構成する蝶ネジ165によって両挟持孔164の間隔の調節が可能である。
締付金具160には、赤外線センサ166が、調節手段を構成し赤外線センサ166下部に固定されている丸棒状の脚167およびその先端に設けられている球形のボール168を介し、検知方向の調節ができるようにして取り付けられている。すなわち、ボール168は、上記締付金具160の両挟持孔164に嵌め入れてあり、蝶ネジ165の締付力を調節し、脚167の傾斜角度および軸周方向の角度を適宜位置で固定することにより、赤外線センサ166の検知方向および検知領域を調節することができる。なお、赤外線センサ166は、電源となるバッテリーを内蔵しており、上記通信部15と微弱な電波を介し無線でつながるようになっているが、有線でつないでもよい。
次に、図3ないし図6を参照して、上記監視カメラ装置1を使用した報知システムA1について説明する。
報知システムA1は、図4に示すように、赤外線センサである外部センサ19、19a(図2も合わせて参照)が接続されている監視カメラ装置1と、監視カメラ装置1から送信される撮影データの信号を直接または間接的に受信し、受信した撮影データの信号を送信する中継装置2、2aと、携帯電話通信網4に接続可能で、中継装置2aから送信される撮影データの信号を受信し、携帯電話通信網4へ送信する終端中継装置3と、携帯電話通信網4と接続可能で、撮影データの信号を受信し、撮影データの信号を記憶するか、または再生表示する監視端末5とを備えている。
なお、外部センサ19、19aと監視カメラ装置1の制御部12は、赤外線センサ166と同様に微弱な電波を介し無線でつながるようになっているが、有線でつないでもよい。
上記のうち、監視端末5(詳細は、図4のフキダシに図示)は、電源部50と、撮影データの信号を受信し、送信を行うこともできる通信部51と、通信部51で受信した撮影データの信号を記憶する記憶部52と、記憶部52で記憶した撮影データを再生表示するか、または通信部51で受信した撮影データをリアルタイムで再生表示する表示部53を備えている。
また、終端中継装置3は、図5および図6に示すように、電源部30と、撮影データの信号を送受信する通信部31を備えている。通信部31は、SIMカード32(図6参照)を装填できるスロット(図示省略)を備えており、通信キャリアに対応したSIMカードを使用することにより、携帯電話通信網4に接続することができる。
電源部30と通信部31は、ケース33内部に設けられている。ケース33の上部には、通信部31を構成する中継アンテナ34が設けられ、通信部31で受信した撮影データの信号は、外部アンテナ35から携帯電話通信網4へ送信される。
更に、中継装置2、2aは、次の中継装置(中継装置2→中継装置2a、中継装置2a→終端中継装置3)につながればよく、特に携帯電話通信網4につなぐ必要はないので、上記終端中継装置3において、通信部31にSIMカード32を使用しない場合(スロットを有していない場合)と同じ構造である。
なお、上記監視カメラ装置1、中継装置2、2aおよび終端中継装置3は、図3に示すように太陽光発電パネル9を備えており、太陽光発電パネル9で発電されて電源部11、30に供給された電力を電源部11、30に備えられた蓄電池(図示省略)に充電して電源としている。
そして、報知システムA1は、例えば、携帯電話通信網4から離れた山中の獣道6を通る動物の生息状態を確認するために使用する場合には、図3に示すように設置されて使用される。
獣道6において、撮影したい場所が撮影領域7となるように、監視カメラ装置1を柱(符号省略)に固定する。また、獣道6において、撮影領域7から所要の距離離れたところが検知領域191、192となるように、外部センサ19、19aを柱(符号省略)を介して設置する。
更に、監視カメラ装置1のセンサ部16、16aの各センサ166の検知方向を調節して、検知領域161、162が、上記検知領域191、192より撮影領域7側へより近い位置となるように設定する。なお、図3で撮影領域7より右側に位置する検知領域161、191と、左側に位置する検知領域162、192は、動物B1、B2の移動方向の違いによって、どちらも上手側になり得る。また、上記各検知領域の設定は、必ずしも全部が獣道6を含むようにする必要はなく、一部を獣道6から外して設定することにより、色々な方向からの動物の侵入を検知できるようにしてもよい。
次に、携帯電話通信網4から離れている監視カメラ装置1と、携帯電話通信網4の間には、中継装置2、2aと、終端中継装置3を配置する。その配置は、監視カメラ装置1に近い側から順に、中継装置2、中継装置2a、終端中継装置3であり、監視カメラ装置1から送信される映像データの信号が中継装置2、中継装置2a、終端中継装置3で中継され、携帯電話通信網4の基地局40に届くようになっている。
(作用)
図1ないし図6を参照して、監視カメラ装置1およびそれを使用した報知システムA1の作用について説明する。
報知システムA1においては、上記したように監視カメラ装置1を、獣道6の近くに立っている木などに、撮影部13の撮影領域7に獣道6の所要の部分が入るようにして固定し、センサ部16、16aの赤外線センサ166の検知方向の調節は、その後で行うことができる。これにより、センサ部16、16aで検知する検知領域161、162と、撮影部13で撮影する撮影領域7がずれるか、または異なるように設定したい場合も対応が容易である。
そして、監視カメラ装置1のメインスイッチをONとしておく。これにより、センサ部16、16a及び外部センサ19、19aは作動している。獣道6において移動する動物B1、B2が、外部センサ19、19aの検知領域191、192またはセンサ部16、16aの検知領域161、162に入ると、外部センサ19、19aまたはセンサ部16、16aが動物B1、B2を検知する。
外部センサ19、19aまたはセンサ部16、16aからは、検知信号が出力され、通信部15で受信されて、動物を検知したことが制御部12で認識されると、撮影部13に電源が入り、カメラ130が作動して撮影領域7の撮影を開始する。なお、撮影領域7と検知領域161、191、162、192の間は、撮影部13の起動に若干時間を要しても、そのタイムラグが撮影に影響しないように充分な距離をもって設定してあるので、撮影領域7に入った動物を確実に撮影することができる。したがって、従来のように撮影のタイミングを外してしまい、撮影を開始したときにはすでに動物が撮影領域7から外れており、撮影ができないというような失敗を防止することができる。
撮影部13のカメラ130で撮影された動画または静止画はデータ化され、記憶部14で記憶されるか、または通信部15からリアルタイムで送信される。なお、本実施の形態では、記憶部14としてSDメモリカードを採用しており、記録した撮影データの持ち出しが可能である。また、一旦記憶部14で記憶した撮影データを後で取り出して通信部15から送信することもできる。
監視カメラ装置1の通信部15から送信された撮影データは、次の中継装置2の通信部(図示省略)で受信されて、あらためて所定の出力で送信される。送信された撮影データの信号は、次の中継装置2aの通信部(図示省略)で受信されて、あらためて所定の出力で送信される。
送信された撮影データの信号は、終端中継装置3の通信部31で受信され、あらためて所定の出力で送信される。なお、撮影データの信号は、連続して送受信するようにしてもよいし、所要時間、例えば10秒、60秒、或いは180秒などで区切って送受信するようにしてもよい。この場合、中継装置2、2a及び終端中継装置3において、上記所要時間の信号の受信が終了したことを送信元の機器に知らせて、その分の送信を停止させるようにすることもできる。
また、例えば罠作動後の様子を見るために静止画を撮影する場合は、検知後、一回目撮影(5秒後)、二回目撮影(60秒後)、三回目撮影(1時間後)、四回目撮影(4時間後)・・・などのような撮影が可能である。
終端中継装置3から送信された撮影データの信号は、携帯電話通信網4の基地局40で受信され、監視カメラ装置1は、携帯電話通信網4と接続される。
そして、スマートフォンなどの管理者側の監視端末5が携帯電話通信網4内にあると、監視カメラ装置1で撮影した動画や静止画を、管理者は監視端末5で受信し、表示部53で動画や静止画を表示するなどして確認することができる。また、撮影データを監視端末5の記憶部52で一旦記憶しておき、必要時に再生表示して確認することもできる。
図7を参照して、監視カメラ装置1およびそれを使用した報知システムA2の作用について説明する。
報知システムA2では、外部センサ19、19aは備えておらず、監視カメラ装置1が有するセンサ部16、16aを取り外して、それぞれ別の木に固定した構成を有している。なお、センサ部16、16aは、木に対して固定された状態でも、上記監視カメラ装置1が有するものと同様の腕管と締付金具(何れも符号省略)を介して検知方向を調節できるようになっている。
なお、センサ部16、16aの赤外線センサ(符号省略)は、内蔵したバッテリーを電源として、微弱な電波を介し監視カメラ装置1の通信部15へ検知信号を送るようになっているが、有線で電源部11から給電を受け、検知信号を送るようにしてもよい。
作用については、動物B1、B2の検知をセンサ部16、16aだけで行う点が、上記報知システムA1と異なるが、その他の作用については、実質的に同様であるので、詳しい説明は省略する。
本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形が可能であるということは言うまでもない。
A 報知システム
1 監視カメラ装置
10 ケース
101 本体
102 蓋体
103 腕管
11 電源部
12 制御部
13 撮影部
130 カメラ
14 記憶部
15 通信部
150 アンテナ
16、16a センサ部
160 締付金具
163 ネジ
164 挟持孔
165 蝶ネジ
166 赤外線センサ
167 脚
168 ボール
161 検知領域
162 検知領域
100 LEDライト
17 赤外線センサ
18 マイク付きスピーカー
19、19a 外部センサ
2、2a 中継装置
3 終端中継装置
30 電源部
31 通信部
32 SIMカード
33 ケース
34 中継アンテナ
35 外部アンテナ
4 携帯電話通信網
40 基地局
5 監視端末
6 獣道
7 撮影領域
9 太陽光発電パネル

Claims (3)

  1. 電源部と、
    カメラを有し、該カメラで被写体の撮影を行い、撮影データを出力する撮影部と、
    前記カメラの両側に配して一体に設けられ、被写体を検知するセンサと、該センサの検知方向を調節するための調節手段とを有する複数のセンサ部と、
    前記撮影データを記憶する記憶部と、
    該記憶部で記憶した撮影データの信号を送信するか、または前記撮影部から出力された撮影データの信号をリアルタイムで送信する通信部とを備える
    監視カメラ装置。
  2. 前記センサ部を、取付部に対して着脱可能とする着脱手段を備える
    請求項1の監視カメラ装置。
  3. 電源部と、カメラを有し、該カメラで被写体の撮影を行い、撮影データを出力する撮影部と、前記カメラの両側に配して一体に設けられ、被写体を検知するセンサと、該センサの検知方向を調節するための調節手段とを有する複数のセンサ部と、前記撮影データを記憶する記憶部と、該記憶部で記憶した撮影データの信号を送信するか、または前記撮影部から出力された撮影データの信号をリアルタイムで送信する通信部とを備える監視カメラ装置と、
    該監視カメラ装置から送信される撮影データの信号を直接または間接的に受信し、受信した撮影データの信号を送信する所要数の中継装置と、
    携帯電話通信網に接続可能で、前記中継装置から送信される撮影データの信号を受信し、携帯電話通信網へ送信する終端中継装置と、
    携帯電話通信網と接続可能で、撮影データの信号を受信し、撮影データの信号を記憶するか、または再生表示する監視端末とを備える
    報知システム。
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