JP5871784B2 - ネットワーク選択システム及び方法 - Google Patents

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本発明は、ネットワーク選択システム及び方法に係り、特に、FMCネットワークにおける新たなポリシ制御を実現するためのネットワーク選択システム及び方法に関する。
現在SSID(Service Set Identifier)とパスワードを予め設定し、Wi-Fi(登録商標)電波の送受信をONにしておくことで、Wi-Fi(登録商標)の電波を受信した際に、自動的にWi-Fi (登録商標)にネットワークを切り替えるアプリケーションが存在する(例えば、非特許文献1参照)。本技術は、予め登録した設定の範囲内でしかネットワークの切り替え制御を行っていないため、例えば、通信品質の悪いWi-Fi(登録商標)に切り替えてしまい、切り替え前の回線よりも品質が劣化するといった問題が発生する可能性がある。また、キャリアが提供するサービスのように3G/LTE(Long Term Evolution)でなければ利用できないサービスも存在する。以上から、Wi-Fi(登録商標)を受信した際に単純に回線を切り替えるのではなく、3G/LTEとWi-Fi(登録商標)間でのポリシ情報等を用いたより高度なネットワーク選択が必要だと考えられる。
ポリシ情報を用いてシームレスに回線を切り替える従来技術としては、3GPP(Third Generation Partnership Project)で検討されているANDSF(Access Network Discovery and Selection Function)がある(例えば、非特許文献2参照)。これは、ユーザ端末(UE)をクライアントとしたClient-Server型として動作する。UEの位置情報(接続先基地局やSSID等)を取得し、サーバ側に予め設定されたポリシ情報に則って制御することで、Wi-Fi(登録商標)・WiMAX(World Wide Interoperability for Microwave Access)・3G等の中から最適なネットワークを選択して接続させることができる。しかし、この技術は、端末のロケーションに結び付いたポリシでしか制御できず、これらのポリシは、キャリアの要望しか反映されていない。このため、ユーザに基づくクライアント型の接続制御は行えず、コンテンツ事業者等の第3者に基づく制御も行えない。さらに、例えば、YouTube(登録商標)のような日々コンテンツが増加していくサービスについて、コンテンツ毎の制御を行う場合、ANDSFのような予めポリシ情報を保持しておく形態では、実現が困難である。
"docomo Wi-Fiかんたん接続あぷり"http://www.nttdocomo.co.jp/service/data/docomo_wifi/easy_connect/ "Architecture enhancements for non-3GPP access,"3GPP TS 23.402,http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/23402.htm
現在、ユーザ、ネットワーク事業者(キャリア)、コンテンツ事業者の3者の立場から、シームレスな回線選択を行えるポリシ制御技術は存在しない。そのため、例えば、VoD(Video on Demand)の事業者が高品質な映像を提供したいため、LTEか固定回線(Wi-Fi(登録商標))でしか送りたくないといったコンテンツ事業者のポリシを反映した回線選択等も行えない。また、ANDSFのように、予めサーバに情報を保持しておく形態において、コンテンツ毎に制御を行うことは困難だと考えられる。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、回線毎に最適な映像品質に変換してコンテンツを送信することや、ある期間に公開されたコンテンツだけを高品質な回線を用いて送信するといったコンテンツ事業者の要望に応じたネットワーク制御を可能にするネットワーク選択システム及び方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明(請求項1)は、ポリシ情報に基づいてユーザ端末が用いる回線選択を行うためのネットワーク選択システムであって、
ユーザ端末、ポリシサーバ、コンテンツ事業者装置、ネットワーク状態監視装置を有し、
前記ポリシサーバは、
キャリアが予め設定した静的ポリシ情報を保持する静的ポリシ情報データベースと、
記ネットワーク状態監視装置又は前記コンテンツ事業者装置から受信した動的ポリシ情報を保持する動的ポリシ情報データベースと、
前記静的ポリシ情報及び前記動的ポリシ情報を制御すると共に、前記ユーザ端末の要求に基づいて前記静的ポリシ情報を該ユーザ端末に送信するポリシ制御手段と、
を有し、
前記ユーザ端末は、
前記ポリシサーバとの通信を行うための通信手段と、
他のアプリケーションの通信を監視する通信監視手段と、
前記ポリシサーバから取得した前記静的ポリシ情報を保持する静的ポリシ情報記憶手段と、
ユーザによって設定された回線選択の優先度を含むユーザ設定情報を格納するユーザ設定情報記憶手段と、
前記静的ポリシ情報記憶手段の前記静的ポリシ情報と、前記ユーザ設定情報に基づいて、利用可能な回線の中から回線選択を行う回線選択手段と、
前記回線選択手段で選択された回線に切り替える通信制御手段と、
を有し、
前記ポリシサーバの前記ポリシ制御手段は、
前記コンテンツ事業者装置から受信した動的ポリシの登録要求を受信すると、該動的ポリシを前記動的ポリシ情報データベースに登録する手段と、
前記動的ポリシ情報データベースの前記動的ポリシ情報と、前記静的ポリシ情報データベースの前記静的ポリシ情報に基づいて、回線の優先度リストを生成し、前記ユーザ端末に送信する手段を含む
また、本発明(請求項2)は、前記ポリシ制御手段において、
前記ユーザ端末からの要求がない場合は、前記静的ポリシ情報データベースの静的ポリシを該ユーザ端末に送信する手段を含む。
また、本発明(請求項3)は、前記ユーザ端末の前記回線選択手段において、
前記静的ポリシ情報記憶手段の前記静的ポリシ情報と当該ユーザ端末が利用可能な回線リストに基づいて生成した第1の優先度リストの上位の回線から順に利用可能な回線を選択する手段を含む。
また、本発明(請求項4)は、前記回線選択手段において、
前記ポリシサーバから受信した動的ポリシに基づく第2の優先度リストの上位の回線から順に利用可能な回線を選択する手段を含む。
また、本発明(請求項5)は、前記回線選択手段において、
前記第2の優先度リストが受信された場合は、前記第2の優先度リストと、前記ユーザ設定情報記憶手段のユーザ設定情報に基づいて、回線を選択する手段を含む。
また、本発明(請求項)は、前記ポリシサーバの前記ポリシ制御手段において、
前記ユーザ端末から切り替え可能な回線リストを取得すると、前記ネットワーク状態監視装置にネットワークの状態を問い合わせ、得られたネットワーク状態情報を前記動的ポリシ情報データベースに登録する手段と、
前記動的ポリシ情報データベースの前記ネットワーク状態情報に基づいて、前記回線の優先度リストを更新する手段と、を含む。
上記のように、本発明は、ポリシ情報に基づき、シームレスに回線選択を行うネットワーク制御を実現するため、従来のポリシ制御では実現できなかったユーザ、キャリア、コンテンツ事業者の3者それぞれの立場からシームレスな回線選択が行えるようになり、一例として、コンテンツ事業者の要望を反映したネットワーク制御やコンテンツ毎のシームレスな回線選択が可能となる。
本発明の一実施の形態におけるネットワーク構成の一例である。 本発明の一実施の形態におけるユーザ端末の構成である。 本発明の一実施の形態におけるポリシサーバの構成である。 本発明の一実施の形態におけるユーザの回線契約情報テーブルの例である。 本発明の一実施の形態におけるユーザ情報テーブルの例である。 本発明の一実施の形態におけるユーザ属性テーブルの例である。 本発明の一実施の形態におけるネットワーク情報テーブルの例である。 本発明の一実施の形態における通信速度テーブルの例である。 本発明の一実施の形態における料金テーブルの例である。 本発明の一実施の形態におけるキャリア定義の優先ネットワークテーブルの例である。 本発明の一実施の形態における特定のネットワークでした利用できないサービスのリストの例である。 本発明の一実施の形態におけるネットワーク詳細テーブルの例である。 本発明の一実施の形態におけるサービス毎のおすすめ回線リストの例である。 本発明の一実施の形態における回線情報のみを用いた静的なポリシによる回線選択動作の一例である。 本発明の一実施の形態におけるサービス種別での静的なポリシによる回線選択動作の一例である。 本発明の一実施の形態におけるコンテンツ単位での動的なポリシによる回線動作の一例である。 本発明の一実施の形態におけるコアネットワークの状態を考慮した回線選択動作の一例である。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明の概要について説明する。
本発明は、ポリシ情報に基づき、シームレスに回線選択を行うネットワーク制御を実現するものである。ポリシ情報とは、キャリアが予め設定した静的なポリシ情報の他に、コンテンツ、アクセス毎といった適宜追加できる動的なポリシ情報で構成される。これらのポリシ情報は、コンテンツ事業者、キャリア、ユーザの3者が追加または利用できるが、セキュリティの観点から、例えば、キャリア情報をユーザが利用する場合、ポリシサーバ内で優先度リストに変換され、元のポシリが分からない形でユーザに提供される。本発明により、回線ごとに最適的な映像品質に変換して、コンテンツを送信することやある期間に公開されたコンテンツだけ高品質な回線を用いて送信するといったコンテンツ事業者の要望に応じたネットワーク制御が実現可能となる。
図1は、本発明の一実施の形態におけるネットワーク構成の一例を示す。
ユーザ端末1には、ポリシサーバ2との通信機能やポリシサーバ2からの情報に基づく回線選択機能、他のアプリケーションの通信を監視する機能等が存在する(ここでは、これら一連の機能を専用アプリケーションと記述しているが、OS、ハードウェア等様々な形態での実装が考えられる)。
ポリシサーバ2は、コンテンツ事業者3、ネットワーク状態監視装置(固定網、移動網等のコアネットワークの状態を監視する)4、ユーザ端末1に接続されている。なお、図1において、移動網5、固定網6は、キャリアネットワークだが、ISP(Internet Services Provider)を含む場合と含まない場合のどちらのケースでもよい。また、図1では、ポリシサーバ2は、インターネット7、ISP,コアネットワーク等とは独立した場所に存在するように記述しているが、実際には、インターネット上、ISP上、移動網/固定網のコアネットワーク等どこに存在してもよい。また、アクセスネットワーク(WiMAX,3G/LTE,公衆Wi-Fi(登録商標))も図のように3つである必要性はなく、その接続元のコアネットワークも3つでなくてもよい。
図2は、本発明の一実施の形態におけるユーザ端末の構成を示す。
ユーザ端末1は、ポリシサーバ2から送られる静的ポリシ情報を保持する静的ポリシ情報DB11と、ユーザが設定した情報を保持するユーザ設定情報DB12、これらデータベース11,12の情報に基づき回線切り替えの判断等を行う回線選択部13、ユーザ端末1で生成した優先度リスト、または、ポリシサーバ2から取得した優先度リストを格納する優先度リスト記憶部17を備えている。また、タップ14を用いて他サービスのアプリケーションから送信されたパケットを監視する通信監視部15を備え、回線選択機能部13と連携し、通信を制御する。これらの機能は、例えば、アプリケーション、OS、ハードウェアのような様々な形態での実装が考えられる。
図3は、本発明の一実施の形態におけるポリシサーバの構成を示す。
ポリシサーバ2には、キャリアが予め設定した静的なポリシ情報を保持するための静的ポリシ情報記憶部20と、コンテンツ事業者装置3、ISP、ネットワーク状態監視装置4、ユーザ端末1から送られる動的ポリシ情報を保持するコンテンツ毎のポリシ情報DB27等を有する動的ポリシ情報記憶部30が存在する。また、静的、動的の2種類のポリシから、回線に対する優先順位をつけ、それを1位から順にリスト化する(以後、この処理を「優先度リストを作成する」と呼ぶ)ポリシ判断アルゴリズムを有するポリシ制御部28が存在する。静的ポリシ情報記憶部20に格納される静的ポリシの一例としては、ユーザの回線契約情報テーブル21、ネットワーク情報テーブル22、キャリア定義のネットワークと優先度テーブル23のほか、特定のネットワークでしか利用できないサービスのリスト24(例えば、キャリアサービス)やキャリアや事業者・ユーザが任意に設定できるサービス毎のお勧め回線リスト(ストリーミングならWi-Fi(登録商標)かLTE)25といった情報がある。また、動的ポリシ情報記憶部30に格納される動的ポリシ情報の一例として、コンテンツ毎のポリシ情報(後述の例では、この具体的な中身の一例として、動画Aは10Mbps以上の通信速度が出る回線でのみ送信するという通信速度による制御を挙げる)を記述しているが、VPN(Virtual Private Network)の場合は、QoS(Quality of Service)に関するポリシを設定するというように、あらゆる情報を動的ポリシとして保持できる。図3では、コンテンツ事業者からユーザに対して、動的ポリシ制御をしたい場合の信号の流れを示したが、ユーザからコンテンツ事業者、コンテンツ事業者からコンテンツ事業者など、全てのパターンでポリシを適用できる。
次に、図4〜図13を用いて、ポリシサーバ2が保持する各テーブルの構成を説明する。
図4は、ユーザの回線契約情報テーブルの例である。
ユーザの回線契約情報テーブル21は、ユーザを一意に識別するユーザ情報と、そのユーザの年齢等の属性を表すユーザ属性、ユーザが優先利用したいキャリア情報、そのユーザの契約回線を示す契約回線の対応関係を保持するものである。
ユーザ情報は、図5のユーザ情報テーブル211により構成され、例えば、ユーザ名や電話番号、SIM(Subscriber Identity)シリアル番号等の情報の一部、あるいは全てが保持されている。また、ユーザ属性は、図6のユーザ属性テーブル212により構成され、年齢・性別等の情報の一部、あるいは全てが保持されている。
図7は、ネットワーク情報テーブル213の構成を示す図である。ネットワーク情報テーブル213には、UQ WiMAX(登録商標)やau Wi-Fi SPOT(登録商標)、Xi(登録商標)等のキャリアに紐付いたネットワークの一覧情報であるネットワーク名と、各ネットワークの通信速度、料金、モビリティ等の情報が保持されている。また、通信速度や料金等の各項目については、図8の通信速度テーブル214、図9の料金テーブル215のように、更に詳細な項目に分けて保持されている。図7において、ユーザが複数キャリアと同時契約していた場合、図4のユーザが優先利用したいキャリア情報に登録されたキャリアが優先される。
図10は、キャリア定義の優先ネットワークテーブル23の構成を示す。キャリア定義の優先ネットワークテーブル23には、キャリア名と、そのキャリアが優先して利用したいネットワークが1位から任意の順位まで保持されている。これらの優先順位は、ネットワークの利用状況などを見て、キャリアが設定変更することも可能である(動的ポリシほど頻繁には変わらないが、完全に固定的なものではない)。
図11は、特定のネットワークでした利用できないサービスのリスト24の構成を示す。サービス名とそのサービスが利用できるネットワーク名が保持されている。また、各ネットワークの詳細な情報を保持するテーブルが、図12のネットワーク詳細テーブル241である。ネットワーク詳細テーブル241では、SSID、パスワード、ネットワークID等の図11のネットワークを認証、識別するための情報が含まれる。
図13は、キャリアが設定するサービス毎のおすすめ回線リスト25の構成を示す。サービス毎のおすすめ回線リスト25には、サービス名とそのサービスの利用におすすめのネットワークが1位から任意の順位まで保持されている。
図14、図15、図16、図17を用いて、本実施の形態におけるポリシ制御の例を説明する。
ケース0<回線情報のみを用いた静的なポリシによる回線選択動作>
ポリシサーバ2には、予めいくつかの情報が静的ポリシとして保持されている。
ユーザ端末1に含まれる通信制御部10はポリシサーバ2と通信を行い、静的ポリシを定期的にダウンロードし、回線選択機能部13を通して、静的ポリシ情報DB11に保持する。その後、回線選択機能部13は、この静的ポリシ情報とユーザ設定情報DB12のユーザ設定情報に基づき、回線を選択する。
図2で示した各機能を有する端末1を所持し、3G回線を用いて通信中のユーザが、契約済みのWi-Fi(登録商標)スポットに移動した場合の制御の一例を、図14を用いて説明する。ここでは、ユーザの契約回線はWi-Fi(登録商標)と3Gの2つと仮定する。
ステップ1) ユーザ端末1内の回線選択機能部13は、定期的にポリシサーバ2に静的ポリシ情報のリクエストを送信する。
ステップ2) ポリシサーバ2は、通信制御部29でユーザ端末1からのリクエストを受信し、ポリシ制御機能部28を通して、静的ポリシ情報記憶部20から静的ポリシ情報を取得する。その後、ポリシ制御機能部28は、静的ポリシ情報を通信制御部29からユーザ端末1に送信する。
ステップ3) ユーザ端末3は、静的ポリシ情報を受信し、静的ポリシ情報DB11に保持する。
なお、上記のステップ1〜3は、予め静的ポリシをユーザ端末1に送信することにより省略可能である。
ステップ4) ユーザ端末1の通信制御部15が複数の電波を検知すると、回線契約情報やアクセスポイント探索等により、利用可能な回線を調べる。
ステップ5) ユーザ端末1の回線選択機能部13は、静的ポリシDB11にダウンロードした静的ポリシ情報に基づき、利用可能な回線の中から回線選択を行う。この際、通信速度、回線料金、モビリティ等、どの情報に基づいて回線に優先度を設定するか(優先度リストを作成するか)は、ユーザの好みに合わせて設定できる。例えば、専用アプリケーションのオプション内で設定し、ユーザ設定情報DB12に情報を保持することで、ユーザ設定情報と静的ポリシ情報を組み合わせて回線選択が可能となる。作成された優先度リストは優先度リスト記憶部17に格納される。
ステップ6) 回線選択機能部13は、通信制御部10を通して、選択された回線に切り替える。
ケース1<サービス種別での静的なポリシによる回線選択動作>
ユーザからコンテンツへのリクエストがあった際に、そのコンテンツのサービス種別によって、適切な回線を選択する場合の動作の一例を図15に示す。ここでは、図2で示した各機能を有するユーザ端末1を所持し、3Gサービスを利用中のユーザ(3G回線で通信中)が、新たに動画を見る場合の制御の一例を説明する。ここでは、ユーザの契約回線はWi-Fi(登録商標)とLTE/3Gの2つ、Wi-Fi(登録商標)スポットに在圏していると仮定する。
以下に、動作の一例を示す。
ステップ10) ユーザ端末1内の回線選択機能部13は、定期的にポリシサーバ2にリクエストを送り、ポリシサーバ2から静的ポリシ情報をダウンロードする。
ステップ11) ユーザが動画Aへのリクエストを送信する。
ステップ12) ユーザ端末1内の通信監視部15が動画のリクエストを検知し、回線選択機能部13に通知する。この際、動画等のサービス種別は、例えば、リクエスト先のURLや送信元のアプリケーション等の情報を参照して判別する。また、回線制御機能部13は、ユーザ端末1外にリクエストのパケットが送信される前にバッファリングする。
ステップ13) 回線選択機能部13は、静的ポリシ情報DB11にダウンロードした静的ポリシ情報に基づき、回線選択のための優先度リストを作成する。今回の場合、静的ポリシ情報DB11に格納されている図13に示したサービス毎のおすすめ回線リスト25の情報を利用し、サービスが動画の場合、Wi-Fi(登録商標)が1番おすすめで、LTEが2番目におすすめ、WiMAX(登録商標)が3番目におすすめということがわかる。これから、1位Wi-Fi(登録商標)、2位LTE、3位WiMAX(登録商標)という優先度リストを作成し、優先度リスト記憶部17に格納する。
ステップ14) ユーザ端末1は、回線契約情報やアクセスポイント探索等により、ユーザ端末1が利用可能な回線リスト(契約回線、切り替え可能な回線、切り替え先の回線の通信速度・電波強度、使用端末、位置情報)を取得し、優先度リスト記憶部17の優先度リストの上位の回線から順に利用可能かを調べ、回線選択機能部13による切り替え処理を行う。今回の場合、Wi-Fi(登録商標)への切り替えを試行し、失敗した場合2位のLTEへと続く。
ステップ15) 切り替え処理後、回線選択機能部13がバッファリングしていた動画Aのリクエストのパケットを送出する。
ステップ16) コンテンツ事業者装置3から動画Aの送信を開始する。
ここで、電波強度の問題等で優先度リストの回線に着替えできなかった場合には、元の3G回線のまま動画Aへのリクエストを送出する他に、3G回線で通信することをポリシサーバ2に通知し、ポリシサーバ2経由でコンテンツ事業者装置3に3G用に画質を落として動画を送るように指定するなども考えられる。また、ステップ12では、サービス毎のおすすめ回線リスト(図13)を用いて、優先度リストを作成したが、他にも、例えば、図7で示される通信速度や回線価格、モビリティ等の情報から回線を比較し、優先度リストを複数枚作成した後で、ユーザの好みでどの優先度リストを用いるかを選択することができる。例えば、回線選択機能部13がアプリケーション形式なら、ユーザがオプション内で指定することができる。
ケース2<コンテンツ単位での動的なポリシによる回線選択動作>
コンテンツ事業者から要望を反映したポリシ制御を行う場合、コンテンツ事業者装置3からポリシサーバ2へ適用したいポリシ制御を要求し、ポリシサーバ2は、静的ポリシ情報記憶部20に保持する静的情報とコンテンツ事業者装置3から取得したポリシを付き合わせることで、コンテンツ事業者の要求を満たす優先度リストを作成し、ユーザ端末1に送信する。ユーザ端末1内の回線選択機能部13は、ポリシサーバ2から取得した優先度リストを優先度リスト記憶部17に格納し、当該優先度リストを用いて回線選択の判断を行い、適切な回線選択が完了した場合、コンテンツ事業者装置3はコンテンツの送信を開始する。ここで、コンテンツ事業者装置3が使用するポリシは、予め登録された静的ポリシ情報のほか、コンテンツ事業者装置3がポリシを指定して利用することも可能である。例えば、特定のコンテンツだけ10Mbps以上の回線で送りたい等を指定することができる。上記は、コンテンツ事業者の要望を反映したポリシ制御を行う場合を示したが、ユーザ、キャリアの要望を動的なポリシ情報として反映したポリシ制御も同様に可能である。
一例として、コンテンツ事業者が特定の動画Aを高品質で見てもらいたいため、通信速度が10Mbps以上のネットワークのみでユーザに提供したい場合の動作の一例を、図16を用いて説明する。
前述のケース1と同様に、ユーザは図2で示した各機能を有するユーザ端末1を所持し、3Gサービスを利用中であり(3G回線で通信中)、新規に動画を見ようとしていること、ユーザの契約回線は、Wi-Fi(登録商標)とLTE/3Gの2つで、Wi-Fi(登録商標)スポットに在圏していると仮定する。
ステップ21) ユーザから、コンテンツ事業者の提供する動画Aに視聴のリクエストが入る。
ステップ22) コンテンツ事業者装置3はポリシサーバ2に静的ポリシ情報をリクエストする。
ステップ23) ポリシサーバ2は、リクエストの応答として、静的ポリシ情報をコンテンツ事業者装置3に提供する。
ここで、ステップ22とステップ23は、予め静的ポリシをコンテンツ事業者装置3に送っておくことで省略可能である。
ステップ24) コンテンツ事業者装置3は提供された静的ポリシ情報を参照し、適用したいポリシがある場合は、当該静的ポリシ情報を用いてポリシ制御を行う。ここでは、特定の動画Aに関しての制御であり、コンテンツ毎のポリシは、静的ポリシ情報には含まれていないため、コンテンツ事業者装置3は、動画Aに関する動的ポリシ情報(動画Aは10Mbps以上で提供)をポリシサーバ2に一時的に登録する。
ステップ25) ポリシサーバ2は、コンテンツ事業者装置3からの新たな動的ポリシ情報を通信制御部29で受信すると、動的ポリシ情報のコンテンツのポリシ情報DB27に登録する。ポリシ制御機能部28は、この動的ポリシと予め保持されている静的ポリシ情報に基づき、回線の優先度リストを算出する。ここでは、例えば、図7の情報から、10Mbps以上出そうな回線は、Wi-Fi(登録商標)、LTE、WiMAX(登録商標)の3つであり、図4のユーザ回線契約情報テーブル21の情報から、ユーザの契約回線には、Wi-Fi(登録商標)とLTEがある。また、図10のキャリア定義の優先ネットワークテーブル23のキャリア定義より、LTEよりもWi-Fiが優先という情報から、1位Wi-Fi(登録商標)かつ10Mbps以上、2位LTEかつ10Mbps以上というリストになる。もし、ユーザがLTEを利用できない場合、1位Wi-Fi(登録商標)かつ10Mbpsだけのリストになる。
ステップ26) ポリシサーバ2からユーザ端末1の回線選択機能部13にポリシ制御のリクエストと併せて作成した優先度リストを送信する。
ステップ27) ユーザ端末1内の回線選択機能部13は、優先度リストを優先度リスト記憶部17に格納し、アクセスポイントの探索等を通して、ユーザ端末1が利用可能な回線リスト(契約回線、切り替え可能な回線、切り替え先の回線の通信速度・電波強度、使用端末、位置情報)を取得する。
ステップ28) 次に、ユーザ端末1の回線選択機能部13は、切り替え可能な回線等の情報と、優先度リスト記憶部17に保存されている優先度リストに基づき、コンテンツ事業者の要求に応じることが可能かを判断する。今回の場合、ユーザがコンテンツ事業者の要求に応えられるのは、以下の1通りになる。
a) ユーザが利用可能なWi-Fi(登録商標)またはLTEが存在し、10Mbps以上で通信可能。ユーザがどちらのネットワークも利用可能な場合、ポリシサーバ2から受信した優先度リストに基づき、3GからWi-Fi(登録商標)に切り替える。この際、ユーザ端末1で取得されるWi-Fi(登録商標)の通信速度が10Mbps未満かつLTEが10Mbps以上の場合には、優先度リストではWi-Fi(登録商標)が上位だが、LTEが切り替え先として選択される。
また、ユーザがコンンテンツ事業者の要求に応えられないのは、以下の2通りになる。
b) Wi-Fi(登録商標)もLTEも利用不可の場合。
c) 両方または一方のネットワークは利用可能だが、10Mbps以上で通信できない場合。
ステップ29) ユーザ端末1は、回線選択の結果をポリシサーバ2に通知する。
ステップ30) ポリシサーバ2は、ユーザ端末1から応答結果をコンテンツ事業者装置3に通知する。
ステップ31) コンテンツ事業者装置3は、通知された情報が要求通りなら、ユーザに向けて、コンテンツの送信を開始する。
ここで、ステップ26において、ユーザ端末1が利用可能なネットワークに実際に接続することで、10Mbps以上出るかを調査している(すなわち、無線区間における通信速度の調査)が、コアネットワーク部分のネットワーク状態から回線選択を行うことも可能である。このときの動作例を図17で説明する。ここでは、図16のステップ28からの続きとして記述する。
ステップ49) ユーザ端末1からポリシサーバ2に切り替え可能な回線リストを通知する。
ステップ50) ポリシサーバ2は、ネットワーク状態監視装置4に、切り替え可能な回線のネットワーク状態情報をリクエストする。
ステップ51) ネットワーク状態監視装置4は、リクエストされた回線について、混雑状況等を取得する。ここでは、ユーザ端末1から通知された回線を、Wi-Fi(登録商標)、LTE、3Gとし、Wi-Fi(登録商標)が5Mbps、LTEが10Mbps、3Gが1Mbpsであったとする。なお、混雑状況等を取得する方法としては、例えば、通常、トラフィック量はキャリアが監視しているため、当該キャリアのデータベースの情報を参照することや、PCRF,RACS等に問い合わせることで、情報を取得することなどが考えられる。
ステップ52) ネットワーク状態監視装置4は、ポリシサーバ2に、リクエストされたネットワークの状態情報を動的ポリシとして通知する。
ステップ53) ポリシサーバ2は、ネットワーク状態情報を動的ポリシ情報記憶部30のデータベース(コンテンツ毎のポリシ情報DB27)に登録し、この情報と図16のステップ25で作成した優先度リスト(1位Wi-Fi(登録商標)かつ10Mbps以上、2位LTEかつ10Mbps以上)から、優先度リストを1位LTE、2位Wi-Fi(登録商標)に更新する。
ステップ54) ポリシサーバ2は、ユーザ端末1に更新された優先度リストを送信する。
ステップ55) ユーザ端末1は、優先度リスト記憶部17の更新された優先度リストに基づき回線選択をする。
ステップ56) ユーザ端末1は、ポリシサーバ2に回線選択結果を通知する。
以降は、図16のステップ30と同様に動作する。
図16と図17の利用シーンの一例としては、ユーザ端末1の性能が低く、ユーザ端末1で全てを処理するのが難しい場合には、図17の手順を用いてポリシサーバ2で回線選択制御を行い、処理の負荷が大きく全てをポリシサーバ2で行うのが望ましくない場合には、ユーザ端末1で回線選択判断を行うといった使い分けが考えられる。
図16、図17において、コンテンツ事業者の望むポリシ要求に応えられなかった場合、コンテンツ事業者に向けて、ネットワーク上で画質を劣化させて送信してもよいかの判断を仰ぐことも可能である。さらに、ケース1と同様に、図16のステップ25において、通信速度や回線価格、モビリティ等の情報から回線についての優先度リストを複数算出し、ユーザの好みでどの優先度リストを用いるかを選択することができる。
上記のように、本発明は、ユーザ、キャリア事業者、コンテンツ事業者の3者の各装置からの動的制御のリクエストをポリシサーバの持つ静的ポリシ情報と突き合わせることで、要求に沿った回線の優先度リストを作成する。この優先度リストとユーザ端末1で取得した当該ユーザ端末1が利用可能な回線リストとを組み合わせて回線選択の判断を行うことで、上記の3者のポリシを反映したシームレスな回線選択を実現する。
なお、上記の図2に示すユーザ端末及び図3に示すポリシサーバの各構成要素の動作をプログラムとして構築し、ユーザ端末、ポリシサーバとして利用される端末、コンピュータにそれぞれインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
1 ユーザ端末
2 ポリシサーバ
3 コンテンツ事業者装置
4 ネットワーク状態監視装置
5 移動網
6 固定網
7 インターネット
10 通信制御部
11 静的ポリシ情報DB
12 ユーザ設定情報DB
13 回線選択機能部
14 タップ
15 通信監視部
16 他サービスのアプリケーション
17 優先度リスト記憶部
20 静的ポリシ記憶部
21 ユーザの回線契約情報テーブル
22 ネットワーク情報テーブル
23 キャリア定義の優先ネットワークテーブル
24 特定のネットワークでしか利用できないサービスのリスト
25 サービス等のおすすめ回線リスト
27 コンテンツ毎のポリシ情報DB
28 ポリシ制御機能部
29 通信制御部
30 動的ポリシ情報記憶部

Claims (12)

  1. ポリシ情報に基づいてユーザ端末が用いる回線選択を行うためのネットワーク選択システムであって、
    ユーザ端末、ポリシサーバ、コンテンツ事業者装置、ネットワーク状態監視装置を有し、
    前記ポリシサーバは、
    キャリアが予め設定した静的ポリシ情報を保持する静的ポリシ情報データベースと、
    記ネットワーク状態監視装置又は前記コンテンツ事業者装置から受信した動的ポリシ情報を保持する動的ポリシ情報データベースと、
    前記静的ポリシ情報及び前記動的ポリシ情報を制御すると共に、前記ユーザ端末の要求に基づいて前記静的ポリシ情報を該ユーザ端末に送信するポリシ制御手段と、
    を有し、
    前記ユーザ端末は、
    前記ポリシサーバとの通信を行うための通信手段と、
    他のアプリケーションの通信を監視する通信監視手段と、
    前記ポリシサーバから取得した前記静的ポリシ情報を保持する静的ポリシ情報記憶手段と、
    ユーザによって設定された回線選択の優先度を含むユーザ設定情報を格納するユーザ設定情報記憶手段と、
    前記静的ポリシ情報記憶手段の前記静的ポリシ情報と、前記ユーザ設定情報に基づいて、利用可能な回線の中から回線選択を行う回線選択手段と、
    前記回線選択手段で選択された回線に切り替える通信制御手段と、
    を有し、
    前記ポリシサーバの前記ポリシ制御手段は、
    前記コンテンツ事業者装置から受信した動的ポリシの登録要求を受信すると、該動的ポリシを前記動的ポリシ情報データベースに登録する手段と、
    前記動的ポリシ情報データベースの前記動的ポリシ情報と、前記静的ポリシ情報データベースの前記静的ポリシ情報に基づいて、回線の優先度リストを生成し、前記ユーザ端末に送信する手段を含む
    ことを特徴とするネットワーク選択システム。
  2. 前記ポリシ制御手段は、
    前記ユーザ端末からの要求がない場合は、前記静的ポリシ情報データベースの静的ポリシを該ユーザ端末に送信する手段を含む
    請求項1記載のネットワーク選択システム。
  3. 前記ユーザ端末の前記回線選択手段は、
    前記静的ポリシ情報記憶手段の前記静的ポリシ情報と当該ユーザ端末が利用可能な回線リストに基づいて生成した第1の優先度リストの上位の回線から順に利用可能な回線を選択する手段を含む
    請求項1記載のネットワーク選択システム。
  4. 前記回線選択手段は、
    前記ポリシサーバから受信した動的ポリシに基づく第2の優先度リストの上位の回線から順に利用可能な回線を選択する手段を含む
    請求項1記載のネットワーク選択システム。
  5. 前記回線選択手段は、
    前記第2の優先度リストが受信された場合は、前記第2の優先度リストと、前記ユーザ設定情報記憶手段のユーザ設定情報に基づいて、回線を選択する手段を含む
    請求項記載のネットワーク選択システム。
  6. 前記ポリシサーバの前記ポリシ制御手段は、
    前記ユーザ端末から切り替え可能な回線リストを取得すると、前記ネットワーク状態監視装置にネットワークの状態を問い合わせ、得られたネットワーク状態情報を前記動的ポリシ情報データベースに登録する手段と、
    前記動的ポリシ情報データベースの前記ネットワーク状態情報に基づいて、前記回線の優先度リストを更新する手段と、
    を含む請求項1乃至5いずれか一項記載のネットワーク選択システム。
  7. ポリシ情報に基づいてユーザ端末が用いる回線選択を行うためのネットワーク選択方法であって、
    ユーザ端末、ポリシサーバ、コンテンツ事業者装置、ネットワーク状態監視装置を有するシステムにおいて、
    前記ポリシサーバが、
    キャリアが予め設定した静的ポリシ情報を保持する静的ポリシ情報データベースと、前記ネットワーク状態監視装置又は前記コンテンツ事業者装置から受信した動的ポリシ情報を保持する動的ポリシ情報データベースと、ポリシ制御手段と、を有し、
    前記ポリシ制御手段が、前記静的ポリシ情報及び前記動的ポリシ情報を制御すると共に、前記ユーザ端末の要求に基づいて前記静的ポリシ情報を該ユーザ端末に送信するポリシ制御ステップを行い、
    前記ユーザ端末が、
    前記ポリシサーバとの通信を行うための通信手段と、他のアプリケーションの通信を監視する通信監視手段と、前記ポリシサーバから取得した前記静的ポリシ情報を保持する静的ポリシ情報記憶手段と、ユーザによって設定された回線選択の優先度を含むユーザ設定情報を格納するユーザ設定情報記憶手段と、回線選択手段と、通信制御手段と、を有し、
    前記回線選択手段が、前記静的ポリシ情報記憶手段の前記静的ポリシ情報と、前記ユーザ設定情報に基づいて、利用可能な回線の中から回線選択を行う回線選択ステップと、
    前記通信制御手段が、前記回線選択ステップで選択された回線に切り替える通信制御ステップと、
    を行い、
    前記ポリシ制御ステップにおいて、
    前記ポリシサーバが、前記コンテンツ事業者装置から受信した動的ポリシの登録要求を受信すると、該動的ポリシを前記動的ポリシ情報データベースに登録するステップと、
    前記動的ポリシ情報データベースの前記動的ポリシ情報と、前記静的ポリシ情報データベースの前記静的ポリシ情報に基づいて、回線の優先度リストを生成し、前記ユーザ端末に送信するステップを行う
    ことを特徴とするネットワーク選択方法。
  8. 前記ポリシ制御ステップにおいて、
    前記ユーザ端末からの要求がない場合は、前記静的ポリシ情報データベースの静的ポリシを該ユーザ端末に送信する
    請求項記載のネットワーク選択方法。
  9. 前記回線選択ステップにおいて、
    前記ユーザ端末が、前記静的ポリシ情報記憶手段の前記静的ポリシ情報と当該ユーザ端末が利用可能な回線リストに基づいて生成した第1の優先度リストの上位の回線から順に利用可能な回線を選択する
    請求項記載のネットワーク選択方法。
  10. 前記回線選択ステップにおいて、
    前記ポリシサーバから受信した動的ポリシに基づく第2の優先度リストの上位の回線から順に利用可能な回線を選択する
    請求項記載のネットワーク選択方法。
  11. 前記回線選択ステップにおいて、
    前記第2の優先度リストが受信された場合は、前記第2の優先度リストと、前記ユーザ設定情報記憶手段のユーザ設定情報に基づいて、回線を選択する
    請求項10記載のネットワーク選択方法。
  12. 前記ポリシ制御ステップにおいて、
    前記ユーザ端末から切り替え可能な回線リストを取得すると、前記ネットワーク状態監視装置にネットワークの状態を問い合わせ、得られたネットワーク状態情報を前記動的ポリシ情報データベースに登録し、
    前記動的ポリシ情報データベースの前記ネットワーク状態情報に基づいて、前記回線の優先度リストを更新する、
    請求項7乃至11いずれか一項記載のネットワーク選択方法。
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