JP5870788B2 - 移動無線機および判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動無線機および判定方法に関する。
従来、無線通信システムにおいて、チャネル推定値に基づいて通信端末の移動速度を検出する技術が知られている(たとえば、下記特許文献1〜4参照。)。たとえば、下記特許文献1には、通信先装置によって互いに異なる期間に送信される複数の既知信号の受信レベルを検出し、既知信号ごとに検出された受信レベルの差分と閾値との比較結果に応じて伝搬路変動情報を取得する技術が知られている。
また、移動端末が、基地局からの複数のタイムスロットのパイロット信号の受信レベルの移動平均に基づいて送信電力を制御する技術が知られている(たとえば、下記特許文献5参照。)。また、印字装置において、デューティ情報のノイズを低減するために、デューティの複数のサンプルデータの移動平均を算出する技術が知られている(たとえば、下記特許文献6参照。)。
特開2008−278076号公報 特開2008−300923号公報 特開2006−74265号公報 特開2006−33207号公報 国際公開第2006/077647号 特開平10−138594号公報
しかしながら、上述した従来技術では、移動無線機の移動速度に対するチャネル推定値の特性は受信信号のバンドによって異なるため、チャネル推定値の変動量と閾値との比較を行っても移動速度を精度よく判定することができないという問題がある。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、移動速度の判定精度を向上させることができる移動無線機および判定方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、周波数帯が切り替わる無線信号を受信可能な移動無線機の移動速度の判定において、前記無線信号の周波数帯が第1周波数帯である場合に前記第1周波数帯に応じた第1閾値を設定し、前記無線信号が前記第1周波数帯から前記第1周波数帯と異なる第2周波数帯に切り替わった場合に、前記第1閾値と、前記第2周波数帯に応じた第2閾値と、の間の第3閾値を所定期間だけ設定した後に、前記第2閾値を設定し、前記移動無線機における前記無線信号の伝搬路特性の推定値の変動量を時系列的に蓄積して移動平均した移動平均値と、設定した閾値と、の比較に基づいて前記移動無線機の移動速度を判定する移動無線機および判定方法が提案される。
本発明の一側面によれば、移動速度の判定精度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる移動無線機の一例を示す図である。 図2−1は、閾値の設定例1を示す図である。 図2−2は、閾値の設定例2を示す図である。 図2−3は、閾値の設定例3を示す図である。 図3は、移動無線機の構成の一例を示す図である。 図4は、受信部の構成の一例を示す図である。 図5は、相関値の移動平均値の特性および閾値の一例を示す図である。 図6は、バンドと閾値係数との対応情報の一例を示す図である。 図7は、相関値の移動平均値の特性および複数の閾値の一例を示す図である。 図8は、バンドと複数の閾値係数との対応情報の一例を示す図である。 図9は、移動無線機による動作例1を示すフローチャートである。 図10は、移動無線機による動作例2を示すフローチャートである。 図11は、移動無線機による動作例3を示すフローチャートである。 図12−1は、閾値係数を補正しない場合の閾値および判定結果の一例を参考として示す図である。 図12−2は、閾値係数を補正する場合の閾値および判定結果の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる移動無線機および判定方法の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる移動無線機の一例を示す図である。図1に示す移動無線機100は、たとえば、基地局や他の移動無線機から、周波数帯(たとえばバンド)が切り替わる無線信号を受信可能な移動無線機である。また、図1に示すように、移動無線機100は、設定部101と、判定部102と、を備えている。
設定部101は、移動無線機100の移動速度を判定するための閾値を判定部102に設定する。また、設定部101は、判定部102に同時に1つの閾値を設定してもよいし、判定部102に同時に複数の閾値を設定してもよい。
また、設定部101は、移動無線機100が受信中の無線信号の周波数帯に応じて、設定する閾値を変化させる。たとえば、設定部101は、無線信号の周波数帯の切替時に、切替前の周波数帯に応じた第1閾値と、切替後の周波数帯に応じた第2閾値と、に基づいて、第1閾値と第2閾値との間の第3閾値を所定期間だけ設定する。そして、設定部101は、所定期間の経過後に第2閾値を設定する。
判定部102には、推定値変動量の移動平均値が入力される。推定値変動量の移動平均値は、移動無線機100が受信した無線信号の伝搬路特性の推定値(たとえばチャネル推定値)の変動量を時系列的に蓄積して移動平均した移動平均値である。移動平均値には、たとえば、各推定値変動量を一定の重みで平均した単純移動平均値や、新しい推定値変動量ほど重みを大きくして平均した加重移動平均値などを適用することができる。
たとえば、移動無線機100は、無線信号を受信する受信部と、受信部による受信信号に基づいて伝搬路特性の推定値を導出する推定部と、推定部によって導出された推定値を時系列的に蓄積して移動平均する算出部と、を備える。判定部102には、算出部によって算出された移動平均値が入力される。
判定部102は、入力された推定値変動量の移動平均値と、設定部101によって設定された閾値と、の比較に基づいて移動無線機100の移動速度を判定する。判定部102は、移動無線機100の移動速度の判定結果を出力する。
設定部101によって1つの閾値THが設定される場合は、判定部102は、たとえば、移動平均値と閾値THとの大小比較に基づいて、移動無線機100の移動速度を2段階で判定する。たとえば、判定部102は、移動平均値がTH以上であれば「低速」と判定し、移動平均値が閾値TH未満であれば「高速」と判定する。
設定部101によって2つの閾値TH1,TH2(TH1>TH2)が設定される場合は、判定部102は、たとえば、移動平均値と閾値TH1,TH2との大小比較に基づいて、移動無線機100の移動速度を3段階で判定する。たとえば、判定部102は、移動平均値がTH1以上であれば「低速」と判定し、移動平均値が閾値TH1未満かつ閾値TH2以上であれば「中速」と判定し、移動平均値が閾値TH2未満であれば「高速」と判定する。また、設定部101によって3つ以上の閾値が設定される場合は、判定部102は、移動無線機100の移動速度を4段階以上で判定してもよい。
または、判定部102は、たとえば「停止」(移動速度=0)と「移動」(移動速度>0)とを判定してもよい。たとえば、判定部102は、設定部101によって1つの閾値THが設定される場合において、移動平均値がTH以上であれば「停止」と判定し、移動平均値が閾値TH未満であれば「移動中」と判定する。
(閾値の設定例)
図2−1は、閾値の設定例1を示す図である。図2−1の横軸は、時間の推移を示している。横軸の時刻t1は、移動無線機100が受信中の無線信号の周波数帯が周波数帯A(第1周波数帯)から周波数帯B(第2周波数帯)に切り替わる時刻を示している。期間211は、無線信号の周波数帯が周波数帯Aである期間を示している。期間212は、無線信号の周波数帯が周波数帯Bである期間を示している。
算出周期220は、判定部102へ入力される、推定値変動量の移動平均値の算出周期を示している。移動無線機100は、たとえば算出周期220が示す各周期について、周期内の各推定値変動量を平均することにより移動平均値を算出する。時間長Lは、算出周期220が示す各周期の長さ、すなわち移動平均値の算出において平均をとる期間の長さを示している。
閾値230は、設定部101によって判定部102に設定される閾値を示している。閾値TH_A(第1閾値)は、周波数帯Aに応じた閾値である。閾値TH_B(第2閾値)は、周波数帯Bに応じた閾値である。閾値230に示すように、設定部101は、無線信号が周波数帯Aである期間211においては閾値TH_Aを判定部102に設定する。
また、設定部101は、時刻t1において無線信号が周波数帯Aから周波数帯Bに切り替わると、所定期間T1だけ、閾値TH_Aと閾値TH_Bとの間の閾値(第3閾値)を判定部102に設定する。そして、設定部101は、所定期間T1の経過後に、閾値TH_Bを判定部102に設定する。
所定期間T1の長さは、たとえば、算出周期220の時間長Lに相当する長さである。これにより、時刻t1以降、推定値変動量の移動平均値が周波数帯Aの影響を受ける期間、閾値230を閾値TH_Aと閾値TH_Bとの間の閾値に設定することができる。
たとえば、算出周期220のうちの算出周期221〜223において算出される移動平均値は、無線信号が周波数帯Bである期間212に算出されるが、周波数帯Aにおける推定値変動量を含む移動平均値である。このため、たとえば、時刻t1において閾値230が閾値TH_Aから閾値TH_Bに瞬時に切り替わると仮定すると、周波数帯Aにおける推定値変動量が含まれる算出周期221〜223の移動平均値を、周波数帯Bに応じた閾値TH_Bと比較することになる。このため、判定部102における移動速度の誤判定の可能性が高くなる(たとえば図12−1参照)。
これに対して、所定期間T1を時間長Lに相当する長さにすることにより、周波数帯Aにおける推定値変動量が含まれる算出周期221〜223の移動平均値が算出される間は、閾値TH_Aと閾値TH_Bとの間の閾値によって移動速度を判定することができる。このため、判定部102における移動速度の誤判定の可能性を低くすることができる。
また、所定期間T1は時間長Lより短くてもよい。この場合も、周波数帯Bに応じた閾値TH_Bと比較することになる移動平均値に含まれる、周波数帯Aにおける推定値変動量の割合を少なくすることができる。このため、判定部102における移動速度の誤判定の可能性を低くすることができる。すなわち、所定期間T1は、たとえば、所定期間T1の閾値230と移動平均値との比較が判定部102において少なくとも1回行われる長さ(判定部102の判定周期の1周期以上)であればよい。
図2−1に示す例においては、設定部101は、所定期間T1における閾値230を、閾値TH_Aから閾値TH_Bへ線形に変化する閾値に設定している。このように閾値TH_Aから閾値TH_Bへ線形に変化させる閾値230の設定例は、たとえば、推定値変動量の移動平均値が、各推定値変動量を一定の重みにより平均する単純移動平均によって算出されている場合に適用してもよい。これにより、無線信号が周波数帯Bである期間212における推定値変動量の、移動平均値への影響度の増加に追従して、閾値230を閾値TH_Bに近づけることができる。このため、判定部102における移動速度の誤判定の可能性をより低くすることができる。
図2−2は、閾値の設定例2を示す図である。図2−2において、図2−1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図2−2に示すように、設定部101は、所定期間T1における閾値230を、閾値TH_Aから閾値TH_Bへ対数関数的に変化する閾値に設定してもよい。すなわち、図2−2に示す例においては、所定期間T1において、時間の変化に対する閾値230の関係が対数関数となっている。
図2−2に示す設定例2は、たとえば、推定値変動量の移動平均値が、過去の推定値変動量ほど重みを小さくした加重移動平均によって算出されている場合に適用してもよい。これにより、無線信号が周波数帯Bである期間212における推定値変動量の、移動平均値への影響度の増加に追従して、閾値230を閾値TH_Bに近づけることができる。このため、判定部102における移動速度の誤判定の可能性をより低くすることができる。
図2−3は、閾値の設定例3を示す図である。図2−3において、図2−1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図2−3に示すように、設定部101は、所定期間T1における閾値230を、閾値TH_Aから閾値TH_Bへ段階的に変化する閾値に設定してもよい。図2−3に示す設定例3によれば、所定期間T1における閾値230の算出の処理量を低減することができる。
(移動無線機の構成)
図3は、移動無線機の構成の一例を示す図である。図3に示す移動無線機300は、図1に示した移動無線機100の構成例である。移動無線機300は、アンテナ311と、RF処理回路312と、受信部320と、相関値演算部331〜333と、加算部341と、平均部342と、閾値演算部351〜353と、加算部361と、平均部362と、を備えている。また、移動無線機300は、バンド情報取得部371と、対応情報記憶部372と、閾値係数選択部373と、閾値係数補正部374と、係数乗算部375と、速度判定部380と、送信部390と、上位アプリ実行部395と、を備えている。
図1に示した設定部101は、たとえば、閾値演算部351〜353、加算部361、平均部362、バンド情報取得部371、対応情報記憶部372、閾値係数選択部373、閾値係数補正部374および係数乗算部375によって実現することができる。図1に示した判定部102は、たとえば速度判定部380によって実現することができる。
アンテナ311は、無線信号を受信する。アンテナ311は、受信した信号をRF処理回路312へ出力する。また、アンテナ311は、RF処理回路312から出力された送信信号を無線信号により送信する。
RF処理回路312は、アンテナ311から出力された受信信号をRF(Radio Frequency:高周波)信号からベースバンド信号に変換する。RF処理回路312は、ベースバンド信号に変換した受信信号を受信部320へ出力する。
また、RF処理回路312は、送信部390から出力された送信信号をベースバンド信号からRF信号に変換する。RF処理回路312は、RF信号に変換した送信信号をアンテナ311へ出力する。
受信部320は、RF処理回路312から出力された受信信号の受信処理を行う(たとえば図4参照)。受信部320は、受信処理によって得られた受信データを上位アプリ実行部395へ出力する。また、受信部320は、チャネル推定部321を備えている(たとえば図4参照)。チャネル推定部321は、RF処理回路312から出力された受信信号に基づいて、受信信号に含まれる各パスについて伝搬路特性(たとえば減衰量や位相回転量)の推定値(チャネル推定値)を算出する。
図3に示す例では、移動無線機300の受信信号にはパスp1〜p3が含まれており、チャネル推定部321は、パスp1〜p3について伝搬路特性の推定値を算出する。チャネル推定部321は、パスp1の推定値を相関値演算部331および閾値演算部351へ出力する。また、チャネル推定部321は、パスp2の推定値を相関値演算部332および閾値演算部352へ出力する。また、チャネル推定部321は、パスp3の推定値を相関値演算部333および閾値演算部353へ出力する。
相関値演算部331は、チャネル推定部321から出力されたパスp1の推定値の変動量を示す相関値を算出する。相関値演算部332は、チャネル推定部321から出力されたパスp2の推定値の変動量を示す相関値を算出する。相関値演算部333は、チャネル推定部321から出力されたパスp3の推定値の変動量を示す相関値を算出する。たとえば、相関値演算部331〜333のそれぞれは、下記(1)式の演算によって相関値を算出することができる。
相関値 = I(x)×I(x+i)+Q(x)×Q(x+i) …(1)
上記(1)式において、xは、推定値の変動量の測定スロットを示している。I(x)は、測定スロットxにおいてチャネル推定部321から出力された推定値のI成分を示している。Q(x)は、測定スロットxにおいてチャネル推定部321から出力された推定値のQ成分を示している。iは、測定スロットの間隔を示している。
すなわち、相関値演算部331〜333のそれぞれは、測定スロットxにおける推定値と、測定スロットxの次の測定スロットx+iにおける推定値と、の内積(移動変動)の演算によって相関値を算出することができる。ただし、相関値演算部331〜333における相関値の算出には、内積の演算に限らず、振幅の分散量の演算などの各種の方法を用いることができる。相関値演算部331〜333のそれぞれは、算出した相関値を加算部341へ出力する。
加算部341は、相関値演算部331〜333から出力されたパスp1〜p3の相関値を加算する。これにより、マルチパスの各相関値が合成され、信頼性の向上を図ることができる。加算部341は、加算した相関値を平均部342へ出力する。
平均部342は、加算部341から出力された相関値の移動平均値を算出する。これにより、相関値が平滑化され、SN比(Signal Noise Ratio:信号雑音比)や信頼度の向上を図ることができる。平均部342による移動平均値の算出において平均をとる期間の長さは、たとえば、22サンプル、すなわち測定スロットの間隔i×22の長さとすることができる。平均部342は、算出した相関値の移動平均値を速度判定部380へ出力する。
閾値演算部351は、チャネル推定部321から出力されたパスp1の推定値に基づいて基準閾値(たとえば基準位相や基準電力)を算出する。閾値演算部352は、チャネル推定部321から出力されたパスp2の推定値に基づいて基準閾値を算出する。閾値演算部353は、チャネル推定部321から出力されたパスp3の推定値に基づいて基準閾値を算出する。たとえば、閾値演算部351〜353のそれぞれは、下記(2)式の演算によって基準閾値を算出することができる。
基準閾値 = SQRT[{I(x)2+Q(x)2
×{I(x+i)2+Q(x+i)2}] …(2)
上記(2)式において、xは、推定値の変動量の測定スロットを示している。I(x)は、測定スロットxにおいてチャネル推定部321から出力された推定値のI成分を示している。Q(x)は、測定スロットxにおいてチャネル推定部321から出力された推定値のQ成分を示している。iは、測定スロットの間隔を示している。SQRTは平方根を示している。
すなわち、閾値演算部351〜353のそれぞれは、チャネル推定部321から出力される推定値の振幅の変動量を算出することによって基準閾値を算出することができる。ただし、閾値演算部351〜353における基準閾値の算出には、上記(2)式の演算に限らず、各種の方法を用いることができる。閾値演算部351〜353のそれぞれは、算出した基準閾値を加算部361へ出力する。
加算部361は、閾値演算部351〜353から出力された基準閾値を加算する。これにより、マルチパスの各基準閾値が合成され、信頼性の向上を図ることができる。加算部361は、加算した基準閾値を平均部362へ出力する。
平均部362は、加算部361から出力された基準閾値の移動平均値を算出する。これにより、基準閾値が平滑化され、SN比や信頼度の向上を図ることができる。平均部362による移動平均値の算出において平均をとる期間の長さは、たとえば、平均部342による移動平均値の算出において平均をとる期間と同じ長さにすることができる。平均部362は、算出した基準閾値の移動平均値を係数乗算部375へ出力する。
バンド情報取得部371は、移動無線機300が受信中の受信信号のバンド(周波数帯)を示すバンド情報を取得する。たとえば、バンド情報取得部371は、上位アプリ実行部395からバンド情報を取得することができる。バンド情報取得部371は、取得したバンド情報を閾値係数選択部373へ出力する。
対応情報記憶部372には、受信信号のバンドと、閾値係数と、の対応情報(たとえば図6,図8参照)が記憶されている。閾値係数選択部373は、対応情報記憶部372に記憶された対応情報の中から、バンド情報取得部371から出力されたバンド情報が示すバンドに対応する閾値係数を選択する。閾値係数選択部373は、選択した閾値係数を閾値係数補正部374へ出力する。
閾値係数補正部374は、閾値係数選択部373から出力された閾値係数を補正し、補正した閾値係数を係数乗算部375へ出力する。たとえば、閾値係数補正部374は、閾値係数選択部373から出力された閾値係数を時系列的に蓄積し、蓄積した閾値係数の移動平均値を算出する。そして、閾値係数補正部374は、算出した移動平均値を補正後の閾値係数として係数乗算部375へ出力する(たとえば図9,図10参照)。
係数乗算部375は、平均部362から出力された基準閾値の移動平均値と、閾値係数補正部374から出力された閾値係数と、を乗算する。係数乗算部375は、乗算結果を速度判定の閾値として速度判定部380へ出力する。
このように、移動無線機300は、バンドごとに閾値係数が対応付けられた対応情報に基づいて、受信信号が第1バンドである場合には第1バンドに対応する第1係数により導出した第1閾値を設定する。また、移動無線機300は、受信信号が第1バンドから第2バンドに切り替わった場合に、第1係数と、第2バンドに対応する第2係数と、の間の第3係数により導出した第3閾値を所定期間だけ設定する。そして、移動無線機300は、所定期間の経過後に、第2係数により導出した第2閾値を設定する。
これにより、受信信号のバンドに応じて閾値を変化させることができる。また、受信信号のバンドの切替時に、切替前のバンドに応じた第1閾値と、切替後のバンドに応じた第2閾値と、の間の第3閾値を所定期間だけ設定し、所定期間の経過後に第2閾値を設定することができる。このため、速度判定部380における移動無線機300の移動速度の判定の精度を向上させることができる。
また、移動無線機300は、閾値演算部351〜353、加算部361および平均部362において、伝搬路特性の推定値の振幅に基づいて閾値を正規化することができる。このため、速度判定部380における移動無線機300の移動速度の判定の精度をさらに向上させることができる。
速度判定部380は、平均部342から出力された相関値の移動平均値と、係数乗算部375から出力された閾値と、の大小比較に基づいて、移動無線機300の移動速度を判定する。平均部342は、移動速度の判定結果を示す情報を出力する。
たとえば、移動無線機300は、速度判定部380から出力された判定結果を示す情報に基づいて、受信品質の測定のための間欠受信の周期などを制御する制御部を備えていてもよい。また、移動無線機300は、速度判定部380から出力された判定結果を示す情報に基づいて、AFC(Automatic Frequency Control:自動周波数制御)の間隔などを制御する制御部を備えていてもよい。これにより、移動無線機300によれば移動速度を精度よく判定することができるため、たとえば消費電流の低減や受信性能の改善を図ることができる。
送信部390には、上位アプリ実行部395からの送信データが入力される。送信部390は、入力された送信データに基づいてベースバンドの送信信号を生成する。送信部390は、生成した送信信号をRF処理回路312へ出力する。
上位アプリ実行部395は、上位アプリを実行する。上位アプリ実行部395によって実行される上位アプリは、送信部390によって送信させる送信データを生成し、生成した送信データを送信部390へ出力する。また、上位アプリ実行部395によって実行される上位アプリは、受信部320から出力された受信データに基づく処理を行う。また、上位アプリ実行部395によって実行される上位アプリは、受信データに基づいて、移動無線機300の受信信号のバンドの遷移を検出し、検出結果に基づくバンド情報をバンド情報取得部371へ出力してもよい。
このように、移動無線機300は、受信信号から得たチャネル推定値と、チャネル推定値を得た際のバンドに応じた閾値と、を対応付けて時系列的に蓄積する。そして、移動無線機300は、蓄積したチャネル推定値から算出した移動平均値と、蓄積した閾値から算出した移動平均値と、を用いて移動速度を判定する。
受信部320、相関値演算部331〜333、加算部341、平均部342、閾値演算部351〜353および加算部361は、たとえばFPGA(Field Programmable Gate Array)などの演算手段によって実現することができる。また、平均部362、バンド情報取得部371、閾値係数選択部373、閾値係数補正部374、係数乗算部375、速度判定部380および送信部390のそれぞれは、FPGAなどの演算手段によって実現することができる。
また、対応情報記憶部372は、たとえば磁気ディスクやフラッシュメモリなどの不揮発メモリによって実現することができる。また、上位アプリ実行部395は、たとえば、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)などの演算手段によって実現することができる。
(受信部の構成)
図4は、受信部の構成の一例を示す図である。図3に示した受信部320は、たとえば、図4に示すように、パスサーチ部410と、逆拡散部421〜423と、検波部430と、復号部440と、チャネル推定部321と、を備えている。
パスサーチ部410は、RF処理回路312(たとえば図3参照)から出力された受信信号に基づいて、伝搬遅延時間の異なる各パスを検出する。図3および図4に示す例においては、パスサーチ部410は、パスp1〜p3の3つのパスを検出している。パスサーチ部410は、検出した各パスをそれぞれ逆拡散部421〜423へ通知する。
逆拡散部421は、パスサーチ部410から通知されたパスp1について、RF処理回路312から出力された受信信号の逆拡散処理を行う。逆拡散部422は、パスサーチ部410から通知されたパスp2について、RF処理回路312から出力された受信信号の逆拡散処理を行う。逆拡散部423は、パスサーチ部410から通知されたパスp3について、RF処理回路312から出力された受信信号の逆拡散処理を行う。逆拡散部421〜423のそれぞれは、逆拡散処理により得られた信号系列を検波部430およびチャネル推定部321へ出力する。
検波部430は、逆拡散部421〜423から出力された信号系列と、チャネル推定部321から出力された伝搬路特性の推定値と、に基づく検波を行うことによって受信シンボルを生成する。検波部430は、生成した受信シンボルを復号部440へ出力する。復号部440は、検波部430から出力された受信シンボルを復号する。復号部440による復号には、たとえばターボビタビ復号を用いることができる。復号部440は、復号により得られた受信データを上位アプリ実行部395(たとえば図3参照)へ出力する。
チャネル推定部321は、パイロット検出部451〜453と、平均部461〜463と、DPRAM470と、を備えている。パイロット検出部451〜453は、それぞれ逆拡散部421〜423から出力された信号系列に含まれるパイロット信号を検出する。パイロット検出部451〜453は、検出したパイロット信号をそれぞれ平均部461〜463へ出力する。
平均部461〜463は、それぞれパイロット検出部451〜453から出力されたパイロット信号の移動平均値を算出することにより、それぞれパスp1〜p3の伝搬路特性(たとえば減衰量や位相回転量)の推定値を算出する。平均部461〜463のそれぞれは、算出した推定値をDPRAM470および検波部430へ出力する。
DPRAM470(Dual Port Random Access Memory:2ポートランダムアクセスメモリ)は、それぞれ平均部461〜463から出力されたパスp1〜p3の特性の推定値を記憶する。DPRAM470によって記憶されたパスp1の特性の推定値は、相関値演算部331および閾値演算部351(たとえば図3参照)へ出力される。DPRAM470によって記憶されたパスp2の伝搬路特性の推定値は、相関値演算部332および閾値演算部352(たとえば図3参照)へ出力される。DPRAM470によって記憶されたパスp3の伝搬路特性の推定値は、相関値演算部333および閾値演算部353(たとえば図3参照)へ出力される。
(2段階の移動速度の判定)
つぎに、速度判定部380が、移動無線機300の移動速度を「高速」および「低速」の2段階で判定する場合について説明する。
図5は、相関値の移動平均値の特性および閾値の一例を示す図である。図5の横軸は、移動無線機300の移動速度を示している。図5の縦軸は、平均部342から出力される相関値の移動平均値を示している。相関値特性510は、移動無線機300の移動速度に対する相関値の移動平均値の特性を示している。横軸の移動速度Vは、「高速」の範囲と「低速」の範囲との境界となる移動速度である。縦軸の閾値THは、相関値特性510において、移動速度Vに対応する移動平均値に相当する閾値である。
速度判定部380は、たとえば、平均部342から出力された相関値の移動平均値が閾値TH以上であった場合は移動速度を「低速」と判定する。また、速度判定部380は、平均部342から出力された相関値の移動平均値が閾値TH未満であった場合は移動速度を「高速」と判定する。
相関値特性510は、移動無線機300の受信信号のバンドによって異なる。これに対して、移動無線機300においては、受信信号のバンドに応じて閾値係数が選択されることにより、受信信号のバンドに応じた閾値THが設定される。
図6は、バンドと閾値係数との対応情報の一例を示す図である。図3に示した対応情報記憶部372には、たとえば図6に示す対応情報600が記憶される。対応情報600においては、移動無線機300の受信信号のバンド(800[MHz],2[GHz],1.7[GHz],…)ごとに、「高速」と「低速」を判定する閾値THを算出するための閾値係数a(0.7,0.6,0.65,…)が対応付けられている。
閾値係数選択部373は、バンド情報取得部371から出力されたバンド情報が示すバンドに対応する閾値係数aを、対応情報600の中から選択する。たとえば、バンド情報が示すバンドが800[MHz]であった場合は、閾値係数選択部373は、閾値係数aとして0.7を選択する。
たとえば、設計者は、図5に示した相関値特性510をバンドごとに測定しておき、バンドごとに測定した相関値特性510に基づいて、「高速」と「低速」の境界となる移動速度Vに対応するバンドごとの閾値THを求める。そして、設計者は、バンドごとに求めた閾値THを係数乗算部375によって算出するための閾値係数aをバンドごとに求めることにより、対応情報600を作成することができる。
(3段階の移動速度の判定)
つぎに、速度判定部380が、移動無線機300の移動速度を「高速」、「中速」および「低速」の3段階で判定する場合について説明する。この場合は、たとえば、係数乗算部375に対して2つの閾値係数a1,a2が入力される。係数乗算部375は、入力された閾値係数a1,a2のそれぞれと、平均部362からの基準閾値の移動平均値と、を乗算することによって2つの閾値TH1,TH2を算出する。速度判定部380は、平均部342からの相関値の移動平均値と、2つの閾値TH1,TH2と、の大小比較によって移動無線機300の移動速度を3段階で判定する。
図7は、相関値の移動平均値の特性および複数の閾値の一例を示す図である。図7において、図5に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。横軸の移動速度V1は、「低速」の範囲と「中速」の範囲との境界となる移動速度である。横軸の移動速度V2は、「中速」の範囲と「高速」の範囲との境界となる移動速度である。縦軸の閾値TH1は、相関値特性510において、移動速度V1に対応する移動平均値に相当する閾値である。縦軸の閾値TH2は、相関値特性510において、移動速度V2に対応する移動平均値に相当する閾値である。
速度判定部380は、たとえば、平均部342から出力された相関値の移動平均値が閾値TH1以上であった場合は移動速度を「低速」と判定する。また、速度判定部380は、平均部342から出力された相関値の移動平均値が閾値TH1未満かつ閾値TH2以上であった場合は移動速度を「中速」と判定する。また、速度判定部380は、平均部342から出力された相関値の移動平均値が閾値TH2未満であった場合は移動速度を「高速」と判定する。
移動無線機300においては、受信信号のバンドに応じて2つの閾値係数が選択されることにより、受信信号のバンドに応じた閾値TH1,TH2が設定される。
図8は、バンドと複数の閾値係数との対応情報の一例を示す図である。図8において、図6に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図3に示した対応情報記憶部372には、図8に示す対応情報800が記憶されてもよい。
対応情報800においては、移動無線機300の受信信号のバンドごとに、「低速」と「中速」を判定する閾値TH1を算出するための閾値係数a1(0.9,0.8,0.85,…)が対応付けられている。また、対応情報800においては、移動無線機300の受信信号のバンドごとに、「中速」と「高速」を判定する閾値TH2を算出するための閾値係数a2(0.6,0.4,0.5,…)が対応付けられている。
閾値係数選択部373は、バンド情報取得部371から出力されたバンド情報が示すバンドに対応する閾値係数a1,a2を、対応情報800の中から選択する。たとえば、バンド情報が示すバンドが800[MHz]であった場合は、閾値係数選択部373は、閾値係数a1として0.9を選択し、閾値係数a2として0.6を選択する。
たとえば、設計者は、図7に示した相関値特性510をバンドごとに測定しておき、バンドごとに測定した相関値特性510に基づいて、移動速度V1に対応するバンドごとの閾値TH1と、移動速度V2に対応するバンドごとの閾値TH2と、を求める。そして、設計者は、バンドごとに求めた閾値TH1,TH2を係数乗算部375によって算出するための閾値係数a1,a2をバンドごとに求めることにより、対応情報800を作成することができる。
図5〜図8において、速度判定部380が、移動無線機300の移動速度を2段階または3段階で判定する場合について説明したが、速度判定部380は、移動無線機300の移動速度を4段階以上で判定してもよい。たとえば、速度判定部380が移動速度をM+1段階(Mは3以上の自然数)で判定する場合は、対応情報記憶部372の対応情報においてM個の閾値係数をバンドごとに対応付けておく。
そして、閾値係数選択部373がM個の閾値係数を選択し、閾値係数補正部374がM個の閾値係数を補正する。これにより、係数乗算部375に対してM個の閾値係数が入力される。係数乗算部375は、入力されたM個の閾値係数のそれぞれと、平均部362からの基準閾値の移動平均値と、を乗算することによってM個の閾値を算出する。速度判定部380は、平均部342からの相関値の移動平均値と、M個の閾値と、の大小比較によって移動無線機300の移動速度をM+1段階で判定することができる。
(移動無線機による動作)
図9は、移動無線機による動作例1を示すフローチャートである。移動無線機300は、たとえば、平均部342による相関値の移動平均値の算出と、平均部362による基準閾値の移動平均値の算出と、を行いながら以下の各ステップを実行する。
まず、バンド情報取得部371が、現在の移動無線機300の受信信号のバンドを示すバンド情報を取得する(ステップS901)。つぎに、閾値係数選択部373が、ステップS901によって取得されたバンド情報が示すバンドに対応する閾値係数を選択する(ステップS902)。
つぎに、閾値係数補正部374が、ステップS902によって選択された閾値係数を単純移動平均によって補正する(ステップS903)。たとえば、閾値係数補正部374は、過去N回のステップS902によって選択されたN個の閾値係数を一定の重みで平均した値を、補正後の閾値係数として算出する。
つぎに、係数乗算部375が、平均部362から出力された基準閾値に、ステップS903によって補正された補正係数を乗算する(ステップS904)。つぎに、速度判定部380が、平均部342から出力された相関値の移動平均値と、ステップS904の乗算によって得られた閾値と、の大小比較に基づいて移動無線機300の移動速度を判定し(ステップS905)、ステップS901へ戻る。
以上の各ステップにより、現在の移動無線機300の受信信号のバンドに応じた閾値によって移動速度を判定することができる。また、受信信号のバンドに対応する閾値係数を時系列的に蓄積して単純移動平均した閾値係数(第3係数)を算出することにより、バンドの切替時には、所定期間、ステップS903によって線形補間された閾値によって移動速度を判定することができる。
所定期間は、ステップS903による単純移動平均において平均をとる期間の長さに相当する。たとえば、ステップS903による単純移動平均において平均をとる期間の長さは、平均部342,362の移動平均における平均をとる期間の長さと同じにすることができる。これにより、閾値を線形補間する所定期間の長さを、推定値変動量の移動平均値の算出において平均をとる期間の長さとすることができる。
なお、バンドの切替時に閾値を線形補間するための処理には、図9の各ステップのように単純移動平均を用いる処理に限らず、種々の処理を用いることができる。
図10は、移動無線機による動作例2を示すフローチャートである。移動無線機300は、たとえば、平均部342による相関値の移動平均値の算出と、平均部362による基準閾値の移動平均値の算出と、を行いながら図10に示す各ステップを実行してもよい。
図10に示すステップS1001,S1002,S1004,S1005は、図9に示したステップS901,S902,S904,S905と同様である。ステップS1002のつぎに、閾値係数補正部374が、ステップS1002によって選択された閾値係数を加重移動平均によって補正する(ステップS1003)。たとえば、閾値係数補正部374は、過去N回のステップS1002によって選択されたN個の閾値係数を、新しい閾値係数ほど対数関数的に増加する係数によって重み付けした平均値を、補正後の閾値係数として算出する。
図10に示した各ステップにより、現在の移動無線機300の受信信号のバンドに応じた閾値によって移動速度を判定することができる。また、受信信号のバンドに対応する閾値係数を時系列的に蓄積して加重移動平均した閾値係数(第3係数)を算出することにより、バンドの切替時には、所定期間、ステップS1003によって対数補間された閾値によって移動速度を判定することができる。
所定期間は、ステップS1003による加重移動平均において平均をとる期間の長さに相当する。たとえば、ステップS1003による加重移動平均において平均をとる期間の長さは、平均部342,362の移動平均において平均をとる期間の長さと同じにすることができる。これにより、閾値を対数補間する所定期間の長さを、推定値変動量の移動平均値の算出において平均をとる期間の長さとすることができる。
なお、バンドの切替時に閾値を対数補間するための処理には、図10の各ステップのように加重移動平均を用いる処理に限らず、種々の処理を用いることができる。
図11は、移動無線機による動作例3を示すフローチャートである。移動無線機300は、たとえば、平均部342による相関値の移動平均値の算出と、平均部362による基準閾値の移動平均値の算出と、を行いながら図11に示す各ステップを実行してもよい。図11に示すNは、バンドの切替時に閾値を変更する回数を示す情報である。Nは、2以上の自然数であり、たとえばあらかじめ移動無線機300のメモリに記憶されている。
変更中フラグFは、バンドの切替に伴う閾値の変更中か否かを示す情報である。変更回数カウンタCは、バンドの切替に伴う閾値の変更中において、閾値を変更した回数を示す情報である。変化前係数a0は、バンドの切替前の閾値係数を示す情報である。係数変化量δは、切替前後の各閾値係数の差分を示す情報である。変更単位量Δは、バンドの切替に伴う閾値の変更中において、1回あたりに閾値を変更する量を示す情報である。
変更中フラグF、変更回数カウンタC、変化前係数a0、係数変化量δおよび変更単位量Δは、閾値係数補正部374によってたとえば移動無線機300のメモリに記憶され、閾値係数補正部374によって参照される。
まず、閾値係数補正部374が、変更中フラグFをfalseに設定する(ステップS1101)。つぎに、バンド情報取得部371が、現在の移動無線機300の受信信号のバンドを示すバンド情報を取得する(ステップS1102)。つぎに、閾値係数選択部373が、ステップS1102によって取得されたバンド情報が示すバンドに対応する閾値係数を選択する(ステップS1103)。
つぎに、閾値係数補正部374が、ステップS1103によって選択された閾値係数が、前回の周期のステップS1103によって選択された閾値係数から変化したか否かを判断する(ステップS1104)。変化していない場合(ステップS1104:No)は、閾値係数補正部374が、変更中フラグFがtrueに設定されているか否かを判断する(ステップS1105)。変更中フラグFがtrueに設定されていない場合(ステップS1105:No)は、閾値係数補正部374が、ステップS1103によって選択された閾値係数を、補正係数として設定する(ステップS1106)。
つぎに、係数乗算部375が、平均部362から出力された基準閾値に、閾値係数補正部374によって設定された補正係数を乗算する(ステップS1107)。つぎに、速度判定部380が、平均部342から出力される相関値の移動平均値と、ステップS1107の乗算によって得られた閾値と、の大小比較に基づいて移動無線機300の移動速度を判定し(ステップS1108)、ステップS1102へ戻る。
ステップS1104において、選択された閾値係数が変化した場合(ステップS1104:Yes)は、閾値係数補正部374が、変更回数カウンタCを0に設定する(ステップS1109)。また、閾値係数補正部374が、変更中フラグFをtrueに設定する(ステップS1110)。また、閾値係数補正部374が、変化前の閾値係数(第1係数)を変化前係数a0として設定する(ステップS1111)。変化前の閾値係数は、前回の周期のステップS1103によって選択された閾値係数である。
また、閾値係数補正部374が、変化後の閾値係数(第2係数)から変化前の閾値係数を減算することによって係数変化量δを算出する(ステップS1112)。変化後の閾値係数は、今回の周期のステップS1103によって選択された閾値係数である。変化前の閾値係数は、前回の周期のステップS1103によって選択された閾値係数である。
つぎに、閾値係数補正部374が、ステップS1112によって算出した係数変化量δをNで除算することによって変更単位量Δを算出する(ステップS1113)。つぎに、閾値係数補正部374が、変更回数カウンタCをインクリメントする(ステップS1114)。つぎに、閾値係数補正部374が、補正係数(第3係数)を算出する(ステップS1115)。たとえば、閾値係数補正部374は、ステップS1113によって算出した変更単位量Δに現在の変更回数カウンタCの値を乗算した値を、ステップS1111によって設定した変化前係数a0に加算することによって補正係数を算出する。
つぎに、閾値係数補正部374が、変更回数カウンタCがNと等しくなったか否かを判断する(ステップS1116)。変更回数カウンタCがNと等しくなっていない場合(ステップS1116:No)は、移動無線機300は、ステップS1107へ移行する。変更回数カウンタCがNと等しくなった場合(ステップS1116:Yes)は、閾値係数補正部374が、変更中フラグFをfalseに設定し(ステップS1117)、ステップS1107へ移行する。
ステップS1105において、変更中フラグFがtrueに設定されている場合(ステップS1105:Yes)は、移動無線機300は、ステップS1114へ移行する。
以上の各ステップにより、現在の移動無線機300の受信信号のバンドに応じた閾値によって移動速度を判定することができる。また、バンドの切替時には、変化前の閾値係数および変化後の閾値係数に基づいて、所定期間、変化前の閾値係数から変化後の閾値係数へ段階的に変化させた補正係数(第3係数)を算出することができる。このため、所定期間、段階的に変化させた閾値によって移動速度を判定することができる。
所定期間は、ステップS1109から、ステップS1114の実行回数がNに達するまでの期間の長さに相当する。たとえば、ステップS1109から、ステップS1114の実行回数がNに達するまでの期間の長さが、平均部342,362の移動平均において平均をとる期間の長さと同じになるようにNを設定することができる。これにより、閾値を段階的に変化させる所定期間の長さを、推定値変動量の移動平均値の算出において平均をとる期間の長さとすることができる。
なお、バンドの切替時に閾値を段階的に変化させるための処理には、図11の各ステップに限らず種々の処理を用いることができる。
(閾値および判定結果)
図12−1は、閾値係数を補正しない場合の閾値および判定結果の一例を参考として示す図である。図12−2は、閾値係数を補正する場合の閾値および判定結果の一例を示す図である。図12−1および図12−2の横軸は時間の推移を示している。図12−1および図12−2の横軸に示す時間の推移においては、移動無線機300の移動速度は一定であるとする。
相関値移動平均1201は、平均部342から出力される相関値の移動平均値の推移を示している。閾値移動平均1202は、平均部362から出力される基準閾値の移動平均値の推移を示している。閾値乗算結果1203は、係数乗算部375から出力される閾値の推移を示している。速度判定結果1204は、速度判定部380から出力される移動速度の判定結果の推移を示している。
期間1211は、移動無線機300の受信信号のバンドが2[GHz]帯である期間である。期間1212は、移動無線機300の受信信号のバンドが800[MHz]帯である期間である。
閾値係数補正部374による閾値係数を補正しないと仮定すると、図12−1に示すように、閾値乗算結果1203が、期間1211から期間1212へ移行する際に瞬時に変化する。図12−1に示す例においては、期間1211から期間1212へ移行する際に閾値乗算結果1203が急激に増加して一時的に相関値移動平均1201を超えている。これは、閾値乗算結果1203がバンドの切替に伴って瞬時に変化するのに対して、相関値移動平均1201は移動平均のためにバンドが切り替わっても急激には変化しないためである。このため、移動無線機300の移動速度が変化していないにもかかわらず、速度判定結果1204が変化し、誤判定となる。
これに対して、閾値係数補正部374による閾値係数の補正を行うことにより、図12−2に示すように、閾値乗算結果1203が、期間1211から期間1212へ移行する際に緩やかに変化する。図12−2に示す例においては、閾値係数補正部374が閾値係数を単純移動平均することにより閾値乗算結果1203を線形補間している。閾値乗算結果1203がバンドの切替時に緩やかに変化することにより、閾値乗算結果1203が一時的に相関値移動平均1201を超えて誤判定となることを回避することができる。
以上説明したように、移動無線機および判定方法によれば、移動無線機の速度判定のためにチャネル推定値変動の移動平均値と比較する閾値を受信バンドに応じて設定することりより、移動速度の判定精度を向上させることができる。さらに、受信バンドの切替時に切替前後における各閾値の間の閾値を所定期間だけ設定することにより、受信バンドの切替時の誤判定を低減し、移動速度の判定精度をさらに向上させることができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)周波数帯が切り替わる無線信号を受信可能な移動無線機において、
前記無線信号が第1周波数帯である場合に前記第1周波数帯に応じた第1閾値を設定し、前記無線信号が前記第1周波数帯から前記第1周波数帯と異なる第2周波数帯に切り替わった場合に、前記第1閾値と、前記第2周波数帯に応じた第2閾値と、の間の第3閾値を所定期間だけ設定した後に、前記第2閾値を設定する設定部と、
前記無線信号の伝搬路特性の推定値の変動量を時系列的に蓄積して移動平均した移動平均値と、前記設定部によって設定された閾値と、の比較に基づいて前記移動無線機の移動速度を判定する判定部と、
を備えることを特徴とする移動無線機。
(付記2)前記所定期間は、前記移動平均値の算出において平均をとる期間に相当する長さであることを特徴とする付記1に記載の移動無線機。
(付記3)前記所定期間は、前記判定部によって前記移動平均値と前記第3閾値との比較が少なくとも1回行われる長さであることを特徴とする付記1または2に記載の移動無線機。
(付記4)前記第3閾値は、前記所定期間において前記第1閾値から前記第2閾値へ線形に変化する閾値であることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の移動無線機。
(付記5)前記第3閾値は、前記所定期間において前記第1閾値から前記第2閾値へ対数関数的に変化する閾値であることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の移動無線機。
(付記6)前記第3閾値は、前記所定期間において前記第1閾値から前記第2閾値へ段階的に変化する閾値であることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の移動無線機。
(付記7)前記設定部は、前記周波数帯ごとに係数が対応付けられた対応情報に基づいて、前記無線信号が前記第1周波数帯である場合に前記第1周波数帯に対応する第1係数により導出した前記第1閾値を設定し、前記無線信号が前記第1周波数帯から前記第2周波数帯に切り替わった場合に、前記第1係数と、前記第2周波数帯に対応する第2係数と、の間の第3係数により導出した前記第3閾値を前記所定期間だけ設定した後に、前記第2係数により導出した前記第2閾値を設定することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の移動無線機。
(付記8)前記第3係数は、前記無線信号の周波数帯に対応する係数を時系列的に蓄積して前記所定期間の長さによって単純移動平均した係数であることを特徴とする付記7に記載の移動無線機。
(付記9)前記第3係数は、前記無線信号の周波数帯に対応する係数を時系列的に蓄積して前記所定期間の長さによって加重移動平均した係数であることを特徴とする付記7に記載の移動無線機。
(付記10)前記第3係数は、前記第1係数および前記第2係数に基づいて、前記所定期間において前記第1係数から前記第2係数へ段階的に変化させた係数であることを特徴とする付記7に記載の移動無線機。
(付記11)前記設定部は、前記伝搬路特性の推定値の振幅に基づいて正規化した閾値を設定することを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載の移動無線機。
(付記12)周波数帯が切り替わる無線信号を受信可能な移動無線機の移動速度の判定方法において、
前記無線信号が第1周波数帯である場合に前記第1周波数帯に応じた第1閾値を設定し、
前記無線信号が前記第1周波数帯から前記第1周波数帯と異なる第2周波数帯に切り替わった場合に、前記第1閾値と、前記第2周波数帯に応じた第2閾値と、の間の第3閾値を所定期間だけ設定した後に、前記第2閾値を設定し、
前記移動無線機における前記無線信号の伝搬路特性の推定値の変動量を時系列的に蓄積して移動平均した移動平均値と、設定した閾値と、の比較に基づいて前記移動無線機の移動速度を判定することを特徴とする判定方法。
100,300 移動無線機
101 設定部
102 判定部
211,212,1211,1212 期間
220,221〜223 算出周期
230 閾値
311 アンテナ
312 RF処理回路
320 受信部
321 チャネル推定部
331〜333 相関値演算部
341,361 加算部
342,362,461〜463 平均部
351〜353 閾値演算部
371 バンド情報取得部
372 対応情報記憶部
373 閾値係数選択部
374 閾値係数補正部
375 係数乗算部
380 速度判定部
390 送信部
395 上位アプリ実行部
410 パスサーチ部
421〜423 逆拡散部
430 検波部
440 復号部
451〜453 パイロット検出部
470 DPRAM
510 相関値特性
600,800 対応情報
1201 相関値移動平均
1202 閾値移動平均
1203 閾値乗算結果
1204 速度判定結果

Claims (7)

  1. 周波数帯が切り替わる無線信号を受信可能な移動無線機において、
    前記無線信号の伝搬路特性の推定値の変動量を時系列的に蓄積して移動平均した移動平均値と閾値との比較に基づいて、前記移動無線機の移動速度を判定する判定部と、
    前記無線信号が第1周波数帯から前記第1周波数帯と異なる第2周波数帯に切り替わった場合に、前記判定部で前記移動平均値と比較される閾値の値を変更する設定部と、
    を備え
    前記設定部は、前記第1周波数帯から前記第2周波数帯への切替え時点から所定期間、切替前の閾値と切替後の閾値との間の何れかの値を有する第3閾値を設定し、前記所定期間の後に前記切替後の閾値を設定する、
    ことを特徴とする移動無線機。
  2. 前記所定期間は、前記移動平均値の算出において平均をとる期間に相当する長さであることを特徴とする請求項1に記載の移動無線機。
  3. 前記第3閾値は、前記所定期間において前記切替前の閾値から前記切替後の閾値へ線形に変化する閾値であることを特徴とする請求項1または2に記載の移動無線機。
  4. 前記第3閾値は、前記所定期間において前記切替前の閾値から前記切替後の閾値へ対数関数的に変化する閾値であることを特徴とする請求項1または2に記載の移動無線機。
  5. 前記第3閾値は、前記所定期間において前記切替前の閾値から前記切替後の閾値へ段階的に変化する閾値であることを特徴とする請求項1または2に記載の移動無線機。
  6. 前記設定部は、前記周波数帯ごとに係数が対応付けられた対応情報に基づいて、前記無線信号が前記第1周波数帯である場合に前記第1周波数帯に対応する第1係数を時系列的に蓄積して移動平均した移動平均値と、前記無線信号の伝搬路特性の推定値の振幅の変動量を時系列的に蓄積して移動平均した移動平均値と、を乗算して得られる前記切替前の閾値を設定し、前記無線信号が前記第1周波数帯から前記第2周波数帯に切り替わった場合に、前記第1係数と、前記第2周波数帯に対応する第2係数と、の間の第3係数を時系列的に蓄積して移動平均した移動平均値と、前記無線信号の伝搬路特性の推定値の振幅の変動量を時系列的に蓄積して移動平均した移動平均値と、を乗算して得られる前記第3閾値を前記所定期間だけ設定した後に、前記第2係数を時系列的に蓄積して移動平均した移動平均値と、前記無線信号の伝搬路特性の推定値の振幅の変動量を時系列的に蓄積して移動平均した移動平均値と、を乗算して得られる前記切替後の閾値を設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の移動無線機。
  7. 周波数帯が切り替わる無線信号を受信可能な移動無線機の移動速度の判定方法であって
    前記無線信号が第1周波数帯から前記第1周波数帯と異なる第2周波数帯に切り替わった場合に、前記移動無線機の移動速度の判定において、前記無線信号の伝搬路特性の推定値の変動量を時系列的に蓄積して移動平均した移動平均値との比較に用いられる閾値を変更し、
    前記閾値の変更において、前記第1周波数帯から前記第2周波数帯への切替え時点から所定期間、切替前の閾値と切替後の閾値との間の何れかの値を有する第3閾値を設定し、前記所定期間の後に前記切替後の閾値を設定する、
    ことを特徴とする判定方法。
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