JP5870687B2 - コンテンツ管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンツを管理する技術に関する。
近年、オリジナルの創作物を用いて二次創作や三次創作が行われることがある。特許文献1には、共同作成や二次著作物の作成が行われた場合においても、利益分配を客観的かつ公平に行うシステムが記載されている。
特開2008−165625号公報
しかし、特許文献1に記載されたシステムでは、著作物の利用料をロイヤリティ分配率に従って各著作者に分配しているため、著作者が増えるほど一人当たりの取り分が少なくなる。そのため、著作者は、自分の著作物に対して必ずしも所望の対価を得ることができない。
本発明は、他のコンテンツを改変したコンテンツが利用された場合に、他のコンテンツの作成者と改変したコンテンツの作成者とにそれぞれ設定された対価の額を分配することができるような仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、作成者により作成されたコンテンツと、前記コンテンツに対して設定された対価の額と、前記コンテンツが他のコンテンツを改変したものであるか否かを示す改変情報とを取得する取得部と、前記取得部により取得された前記コンテンツ、前記対価の額及び前記改変情報と、前記取得されたコンテンツの作成者に分配される分配額とを対応付けて記憶する記憶部と、前記取得部により取得された前記改変情報が、前記取得されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものではないことを示す場合には、前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された前記対価の額に応じた課金額を算出し、前記算出した課金額を前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶させる算出部と、前記記憶部に記憶された前記コンテンツが利用されると、前記利用されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された対価の額を、前記利用されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された分配額に加算する加算部とを備え、前記算出部は、前記取得部により取得された前記改変情報が、前記取得されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものであることを示す場合には、前記他のコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された課金額と、前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された対価の額との総和を課金額として算出し、前記算出した課金額を前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶させ、前記取得部により取得された前記改変情報が、前記取得されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものではないことを示し、且つ、前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された前記対価の額が有料である場合には、当該対価の額と予め定められた管理費の額との総和を前記課金額として算出し、前記加算部は、前記利用されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された改変情報が、前記利用されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものであることを示す場合には、さらに前記他のコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された対価の額を、前記他のコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された分配額に加算することを特徴とするコンテンツ管理装置を提供する。
本発明の好ましい態様において、前記算出部は、前記取得部により取得された前記改変情報が、前記取得されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものではないことを示し、且つ、前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された前記対価の額が無料である場合には、無料の課金額を算出し、前記取得部により取得された前記改変情報が、前記取得されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものであることを示し、前記他のコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された前記課金額が無料であり、且つ、前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された前記対価の額が有料である場合には、前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された前記対価の額と前記管理費の額との総和を前記課金額として算出してもよい。
本発明の好ましい態様において、前記コンテンツは、楽曲又は楽曲を構成するトラックであってもよい。
本発明によれば、他のコンテンツを改変したコンテンツが利用された場合に、他のコンテンツの作成者と改変したコンテンツの作成者とにそれぞれ設定された対価の額を分配することができる。
実施形態に係るコンテンツ取引システムの構成を示す図 サーバ装置の構成を示す図 コンテンツ管理テーブルの一例を示す図 分配管理テーブルの一例を示す図 クライアント装置の構成を示す図 サーバ装置の機能構成を示す図 コンテンツの登録処理を示すシーケンスチャート 登録画面の一例を示す図 コンテンツの購入処理を示すシーケンスチャート コンテンツ一覧画面の一例を示す図 コンテンツの改変処理を示すシーケンスチャート 編集画面の一例を示す図 音声合成処理を説明する図 分配管理テーブルの一例を示す図
1.構成
図1は、本実施形態に係るコンテンツ取引システム1の構成を示す図である。このコンテンツ取引システム1は、サーバ装置10(コンテンツ管理装置の一例)と複数のクライアント装置20とを備える。図1では、この複数のクライアント装置20のうち、クライアント装置20A、20B及び20Cが示されている。サーバ装置10と各クライアント装置20とは、例えばインターネットなどの通信ネットワーク2を介して接続されている。
図2は、サーバ装置10の構成を示す図である。サーバ装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、通信インターフェース(図2では、「通信I/F」)14と、操作部15と、表示部16と、記憶部17とを備える。CPU11は、プログラムを実行することにより、サーバ装置10の各部を制御する。ROM12は、CPU11により実行される基本的なシステムプログラムを記憶した読み出し専用メモリである。RAM13は、CPU11によりワークエリアとして使用される揮発性メモリである。通信インターフェース14は、クライアント装置20との間のデータ通信を制御する。操作部15は、例えばキーボードとマウスとを備える。操作部15は、ユーザの操作に応じた操作信号をCPU11に供給する。表示部16は、例えば液晶ディスプレイである。表示部16は、CPU11による制御の下、各種の画像を表示する。記憶部17は、例えばハードディスクである。記憶部17には、コンテンツ管理テーブル18と、分配管理テーブル19とが記憶されている。また、記憶部17には、各種のサウンド処理に必要なデータが記憶されている。
図3は、コンテンツ管理テーブル18の一例を示す図である。コンテンツ管理テーブル18には、コンテンツIDと、ユーザIDと、対価の額と、管理費の額と、改変情報と、改変可否を示す情報と、課金額とが格納される。コンテンツIDは、コンテンツを識別する識別情報である。ユーザIDは、ユーザを識別する識別情報である。対価の額は、コンテンツに対してその作成者により設定された値段である。管理費の額は、サーバ装置10を管理する管理者の手数料である。改変情報は、コンテンツが他のコンテンツを改変したものであるか否かを示す情報である。コンテンツが他のコンテンツを改変したものではない場合には、「−」という情報が格納される。一方、コンテンツが他のコンテンツを改変したものである場合には、他のコンテンツのコンテンツIDが格納される。なお、この「他のコンテンツ」は、直接の改変元となるコンテンツだけではなく、間接的に改変元となるコンテンツも含む。例えば、コンテンツC1を改変してコンテンツC2が作成され、さらにコンテンツC2を改変してコンテンツC3が作成された場合には、コンテンツC1のコンテンツIDとコンテンツC2のコンテンツIDの両方がコンテンツC3の改変情報として格納される。改変可否を示す情報は、コンテンツの改変を許可するか否かを示す情報である。コンテンツの改変を許可する場合には「改変可」という情報が格納され、コンテンツの改変を許可しない場合には、「改変不可」という情報が格納される。課金額は、コンテンツを購入するユーザに課金される金額である。
図4は、分配管理テーブル19の一例を示す図である。分配管理テーブル19には、ユーザIDと、コンテンツIDと、分配額とが対応付けて格納される。ユーザID及びコンテンツIDは、上述したコンテンツ管理テーブル18に格納されたものと基本的には同じである。ただし、分配管理テーブル19には、サーバ装置10の管理者を示す「admin」というユーザIDが予め格納されている。分配額は、コンテンツが購入されたときにそのコンテンツの作成者や管理者に分配される金額である。
図5は、クライアント装置20の構成を示す図である。クライアント装置20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、通信インターフェース(図5では、「通信I/F」)24と、操作部25と、表示部26と、記憶部27と、MIDIインターフェース(図5では、「MIDI I/F」)28と、音源部29と、サウンドシステム30とを備える。CPU21は、プログラムを実行することにより、クライアント装置20の各部を制御する。ROM22は、CPU21により実行される基本的なシステムプログラムを記憶した読み出し専用メモリである。RAM23は、CPU21によりワークエリアとして使用される揮発性メモリである。通信インターフェース24は、サーバ装置10との間のデータ通信を制御する。操作部25は、例えばキーボードとマウスとを備える。操作部25は、ユーザの操作に応じた操作信号をCPU21に供給する。表示部26は、例えば液晶ディスプレイである。表示部26は、CPU21による制御の下、各種の画像を表示する。記憶部27は、例えばハードディスクである。記憶部27は、各種のデータを記憶する。MIDIインターフェース28は、電子楽器31との間でMIDI信号のやり取りを制御する。サウンドシステム30は、D/A変換器とアンプとスピーカとを備える。D/A変換器は、CPU21から供給されたデジタルデータをアナログ信号に変換して出力する。アンプは、D/A変換器から出力されたアナログ信号を増幅する。スピーカは、アンプにより増幅されたアナログ信号を音に変換して出力する。
図6は、サーバ装置10のCPU11の機能構成を示す図である。CPU11は、取得部41と、算出部42と、加算部43とを備える。これらの構成は、CPU11がプログラムを実行することにより実現される。取得部41は、作成者により作成されたコンテンツと、このコンテンツに対して設定された対価の額と、このコンテンツが他のコンテンツを改変したものであるか否かを示す改変情報とを取得する。算出部42は、取得部41により取得された改変情報が、取得されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものではないことを示す場合には、取得されたコンテンツと対応付けてコンテンツ管理テーブル18に格納された対価の額に応じた課金額を算出し、算出した課金額を取得されたコンテンツと対応付けてコンテンツ管理テーブル18に格納する。また、算出部42は、取得部41により取得された改変情報が、取得されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものであることを示す場合には、他のコンテンツと対応付けてコンテンツ管理テーブル18に格納された課金額と、取得されたコンテンツと対応付けてコンテンツ管理テーブル18に格納された対価の額との総和を課金額として算出し、算出した課金額を取得されたコンテンツと対応付けてコンテンツ管理テーブル18に格納する。加算部43は、記憶部17に記憶されたコンテンツが利用されると、利用されたコンテンツと対応付けてコンテンツ管理テーブル18に格納された対価の額を、利用されたコンテンツと対応付けて分配管理テーブル19に格納された分配額に加算する。また、加算部43は、利用されたコンテンツと対応付けてコンテンツ管理テーブル18に格納された改変情報が、利用されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものであることを示す場合には、他のコンテンツと対応付けてコンテンツ管理テーブル18に格納された対価の額を、他のコンテンツと対応付けて分配管理テーブル19に格納された分配額に加算する。
2.動作
(1)登録処理
ユーザは、オリジナルのコンテンツを作成すると、作成したコンテンツを他のユーザに公開するためにサーバ装置10に登録する。この「オリジナルのコンテンツ」とは、ユーザが独自に創作したコンテンツをいう。
図7は、コンテンツの登録処理を示すシーケンスチャートである。ここでは、クライアント装置20Aを使用するユーザA(作成者の一例)が、電子楽器31や操作部25を用いて楽曲のコンテンツm1を作成した場合を想定する。ユーザAは、クライアント装置20Aの操作部25を用いて、サーバ装置10へのアクセスを指示する操作を行う。クライアント装置20Aは、この指示に従って、サーバ装置10へアクセスし、サーバ装置10から提供される登録画面50を表示部26に表示させる(ステップS11)。
図8は、登録画面50の一例を示す図である。この登録画面50は、コンテンツの登録に必要な登録情報の入力を受け付ける。登録画面50が表示されると、ユーザAは、操作部25を用いて、自分のユーザID「userA」と、コンテンツm1のコンテンツID「music1」とを入力する操作を行う。また、ユーザAは、操作部25を用いて、コンテンツm1の対価の額と、改変の可否を示す情報とを入力する操作を行う。この対価の額は、有料であってもよいし無料(0円)であってもよい。ここでは、対価の額として「100円」が入力されるとともに、改変を許可することを示す「改変可」という情報が入力された場合を想定する。さらに、ユーザAは、操作部25を用いて、コンテンツm1の改変情報を入力する操作を行う。コンテンツm1は、ユーザAのオリジナルのコンテンツであり、他のコンテンツを改変したものではない。この場合、コンテンツm1が他のコンテンツを改変したものではないことを示す「−」という情報が入力される。登録情報を入力した後、ユーザAは、操作部25を用いて、コンテンツm1を選択してアップロードボタン51を押す操作をする。
アップロードボタン51が押されると、クライアント装置20Aは、コンテンツm1と入力された登録情報とをサーバ装置10に送信する(ステップS12)。この登録情報には、ユーザID「userA」と、コンテンツID「music1」と、対価の額「100円」と、改変情報「−」と、改変を許可することを示す「改変可」という情報とが含まれる。
サーバ装置10のCPU11は、クライアント装置20からコンテンツm1と登録情報とを受信すると、このコンテンツm1を記憶部17に記憶させる(ステップS13)。また、CPU11は、コンテンツ管理テーブル18及び分配管理テーブル19にコンテンツm1の登録情報を追加する(ステップS14)。具体的には、CPU11は、受信した登録情報に含まれるユーザID、コンテンツID、対価の額、改変情報及び改変の可否を示す情報を対応付けてコンテンツ管理テーブル18に格納する。これにより、図3に示すように、コンテンツm1のコンテンツID「music1」と、ユーザID「userA」と、対価の額「100円」と、改変情報「−」と、改変を許可することを示す「改変可」という情報とが対応付けて記憶される。また、CPU11は、受信した登録情報に含まれるユーザID及びコンテンツIDと分配額とを対応付けて分配管理テーブル19に格納する。このとき格納される分配額は、初期値の0円である。これにより、ユーザID「userA」とコンテンツID「music1」と分配額「0円」とが対応付けて記憶される。なお、コンテンツID「music1」はコンテンツm1を識別するものであるため、コンテンツID「music1」と対応付けて格納された情報は、このコンテンツIDを介してコンテンツm1と対応付けて記憶されることになる。
次に、CPU11は、コンテンツ管理テーブル18を用いて、コンテンツm1の課金額を算出する(ステップS15)。具体的には、CPU11は、まずコンテンツ管理テーブル18に基づいて、管理費を追加するか否かを判断する。図3に示すコンテンツ管理テーブル18では、コンテンツm1のコンテンツID「music1」と改変情報「−」と対価の額「100円」とが対応付けて格納されている。これは、コンテンツm1がオリジナルのコンテンツであり、且つ、コンテンツm1の対価の額が有料であることを示している。この場合、CPU11は、管理費を追加すると判断し、コンテンツm1のコンテンツID「music1」と対応付けて管理費の額「70円」を格納する。続いて、CPU11は、コンテンツ管理テーブル18からコンテンツm1のコンテンツID「music1」と対応付けて格納された対価の額「100円」及び管理費の額「70」を抽出し、抽出した対価の額「100円」と管理費の額「70」との総和である170円を課金額として算出する。つまり、CPU11は、クライアント装置20から取得した改変情報が、クライアント装置20から取得したコンテンツが他のコンテンツを改変したものではないことを示し、且つ、取得したコンテンツと対応付けて記憶された対価の額が有料である場合には、この対価の額と管理費の額との総和を課金額として算出する。そして、CPU11は、算出した課金額「170円」をコンテンツID「music1」と対応付けてコンテンツ管理テーブル18に格納する。
(2)購入処理
ユーザは、サーバ装置10に登録されたコンテンツを購入することができる。ここでは、クライアント装置20Bを使用するユーザBが、ユーザAの作成したコンテンツm1を購入する場合を想定する。
図9は、コンテンツの購入処理を示すシーケンスチャートである。ユーザBは、クライアント装置20Bの操作部25を用いて、サーバ装置10へのアクセスを指示する操作を行う。クライアント装置20Bは、この指示に従って、サーバ装置10へアクセスし、サーバ装置10から提供されるコンテンツ一覧画面60を表示部26に表示させる(ステップS21)。
図10は、コンテンツ一覧画面60の一例を示す図である。このコンテンツ一覧画面60には、サーバ装置10に登録されたコンテンツの内容やコンテンツ管理テーブル18に格納された課金額が表示される。コンテンツ一覧画面60が表示されると、ユーザBは、操作部25を用いて、ユーザAの作成したコンテンツm1を選択して購入ボタン61を押す操作を行う。
購入ボタン61が押されると、クライアント装置20Bは、サーバ装置10にコンテンツm1を要求する(ステップS22)。サーバ装置10のCPU11は、この要求を受け付けると、コンテンツ管理テーブル18に基づき、コンテンツm1の改変が許可されているか否かを判断する(ステップS23)。図3に示すコンテンツ管理テーブル18には、コンテンツm1のコンテンツID「music1」と改変を許可することを示す「改変可」という情報とが対応付けて格納されている。この場合、CPU11は、コンテンツm1の改変が許可されていると判断する(ステップS23:YES)。コンテンツm1の改変が許可されている場合、CPU11は、記憶部17に記憶されているコンテンツm1を複製して、クライアント装置20に送信する(ステップS24)。クライアント装置20Bは、サーバ装置10からコンテンツm1を受信すると、受信したコンテンツm1を記憶部27に記憶させる(ステップS25)。
なお、コンテンツ管理テーブル18において、コンテンツm1のコンテンツID「music1」と改変を許可しないことを示す「改変不可」という情報とが対応付けて格納されている場合には、CPU11は、コンテンツm1の改変が許可されていないと判断する(ステップS23:NO)。この場合、CPU11は、ステップS24のコンテンツm1の送信を行わない。
このようにユーザBによりコンテンツm1が購入されると、コンテンツ管理テーブル18においてコンテンツm1のコンテンツID「music1」と対応付けて格納された課金額「170円」に基づき、ユーザBに対してこの課金額を課金する処理が行われる。この処理では、例えば請求書の発行やクレジットカード決済が行われる。このとき、CPU11は、コンテンツ管理テーブル18からコンテンツID「music1」に対応付けて格納された課金額「170円」を抽出して表示部16に表示させてもよい。
また、CPU11は、コンテンツm1の購入に応じて、分配管理テーブル19に格納された分配額を更新する(ステップS26)。具体的には、CPU11は、まずコンテンツ管理テーブル18に格納された改変情報に基づいて、コンテンツm1が他のコンテンツを改変したものであるか否かを判断する。上述したように、図3に示すコンテンツ管理テーブル18には、コンテンツm1のコンテンツID「music1」と改変情報「−」とが対応付けて格納されている。これは、コンテンツm1が他のコンテンツを改変したものではないことを示している。この場合、CPU11は、図3に示すコンテンツ管理テーブル18からコンテンツm1のコンテンツID「music1」に対応付けて格納された対価の額「100円」を抽出する。そして、CPU11は、分配管理テーブル19において、コンテンツm1のコンテンツID「music1」に対応付けて格納された分配額「0円」に抽出した100円を加算する。つまり、CPU11は、記憶部17に記憶されたコンテンツが購入されると、購入されたコンテンツと対応付けて記憶された対価の額を、購入されたコンテンツと対応付けて記憶された分配額に加算する。これにより、図4に示すように、ユーザAのユーザID「userA」と、コンテンツm1のコンテンツID「music1」と、分配額「100円」とが対応付けて記憶される。
また、CPU11は、コンテンツ管理テーブル18に基づいて、コンテンツm1の課金額に管理費が含まれているか否かを判断する。図3に示すコンテンツ管理テーブル18には、コンテンツm1のコンテンツID「music1」と管理費「70円」とが対応付けて格納されている。これは、コンテンツm1の課金額には管理費が含まれていることを意味する。したがって、CPU11は、コンテンツm1の課金額に管理費が含まれていると判断する。この場合、CPU11は、分配管理テーブル19において、管理者のユーザID「admin」に対応付けて格納された分配額に管理費の70円を加算する。
月に1回などの決められたタイミングになると、分配管理テーブル19に格納された分配額に基づき、各ユーザに支払いが行われる。この支払いは、例えばユーザの貯金口座に分配額を振り込むことにより行われる。例えば、図4に示すように、ユーザID「userA」と分配額「100円」とが対応付けて格納されている場合には、ユーザAに対して100円の支払いが行われる。このとき、CPU11は、分配管理テーブル19を表示部16に表示させてもよい。
(3)コンテンツの改変処理
ユーザは、購入したコンテンツを自由に改変することができる。ここでは、ユーザB(作成者の一例)が、購入したコンテンツm1を改変して新たなコンテンツm2を作成する場合を想定する。なお、この「作成」とは、コンテンツを独自に創作することだけではなく、他のコンテンツを改変することも含む。したがって、コンテンツの作成者には、コンテンツを独自に創作した創作者だけではなく、他のコンテンツを改変した改変者も含まれる。
図11は、コンテンツの改変処理を示すシーケンスチャートである。ユーザBは、クライアント装置20Bの操作部25を用いて、サーバ装置10へのアクセスを指示する操作を行う。クライアント装置20は、この指示に従って、サーバ装置10へアクセスし、サーバ装置10から提供される編集画面70を表示部26に表示させる(ステップS31)。
図12は、編集画面70の一例を示す図である。編集画面70が表示されると、ユーザBは、操作部25を用いて、コンテンツm1を改変する操作を行う。コンテンツm1は、楽譜情報t1のトラックと演奏情報t2のトラックとにより構成されている。楽譜情報t1は、楽曲の楽譜を表すMIDI形式のデータである。楽譜情報t1には、楽曲のメロディを構成する音符と、このメロディに対応する歌詞の時系列を表すデータとが含まれている。演奏情報t2は、楽曲の演奏音を表すオーディオデータである。各トラックには、コントロールデータを設定することができる。このコントロールデータは、そのトラックに対して施されるサウンド処理を示す。このサウンド処理には、例えば音量の調整、エフェクト処理、音声合成処理が含まれる。ここでは、ユーザBが、操作部25を用いて、楽譜情報t1のトラックのコントロールデータを、歌手Mの声で音声合成処理を行うことを示すものに変更して実行ボタン71を押す操作を行った場合を想定する。
実行ボタン71が押されると、クライアント装置20Bは、楽譜情報t1と変更後のコントロールデータとをサーバ装置10に送信する(ステップS32)。なお、演奏情報t2は、変更が加えられていないため、サーバ装置10には送信されない。サーバ装置10のCPU11は、クライアント装置20Bから楽譜情報t1と変更後のコントロールデータとを受信すると、このコントロールデータが表すサウンド処理を楽譜情報t1に施す(ステップS33)。具体的には、CPU11は、楽譜情報t1に従って歌手Mの声で音声合成処理を行う。
図13は、音声合成処理を説明する図である。サーバ装置10の記憶部17には、歌手毎に音声素片データベース81が記憶されている。この音声素片データベース81には、歌手の声からサンプリングされた複数の音声素片が格納されている。また、記憶部17には、音声合成プログラムが記憶されている。CPU11は、この音声合成プログラムを実行することにより、選択部82及び音声合成部83の機能を実現する。選択部82は、変更後のコントロールデータに基づき、歌手Mに対応する音声素片データベース81を選択する。音声合成部83は、選択部82により選択された音声素片データベース81を用いて、楽譜情報t1をオーディオデータに変換する。具体的には、音声合成部83は、楽譜情報t1に従って音声素片データベース81から音声素片を選択し、ピッチや音色を調整して連結することにより、合成音声を表すオーディオデータを生成する。
これにより、コンテンツm1の楽譜情報t1及び変更後のコントロールデータ、又は、サウンド処理により生成されたオーディオデータと、コンテンツm1の演奏情報t2により構成されるコンテンツm2が作成される。
ユーザBは、上述したユーザAと同様の操作を行うことにより、作成したコンテンツm2をサーバ装置10に登録することができる。具体的には、ステップS11において登録画面50が表示されると、ユーザBは、操作部25を用いてコンテンツm2の登録情報を入力する操作を行う。ここでは、ユーザBのユーザIDとして「userB」が入力され、コンテンツm2のコンテンツIDとして「music2」が入力され、対価の額として「50円」が入力され、改変を許可することを示す「改変可」という情報が入力された場合を想定する。また、ユーザBは、ユーザAが作成したコンテンツm1を改変してコンテンツm2を作成しているため、コンテンツm2の改変情報として、コンテンツm1のコンテンツIDである「music1」が入力される。
コンテンツm2が選択されアップロードボタン51が押されると、上述したステップS12〜S14と同様の処理が行われる。これにより、コンテンツ管理テーブル18には、図3に示すようにコンテンツm2のコンテンツID「music2」と、ユーザID「userB」と、対価の額「50円」と、改変情報「music1」と、改変を許可することを示す「改変可」という情報とが対応付けて格納される。また、分配管理テーブル19には、図4に示すようにユーザID「userB」とコンテンツID「music2」と分配額「0円」とが対応付けて格納される。
ステップS15において、CPU11は、コンテンツ管理テーブル18を用いて、コンテンツm2の課金額を算出する。具体的には、CPU11は、まずコンテンツ管理テーブル18に基づいて、管理費を追加するか否かを判断する。図3に示すコンテンツ管理テーブル18では、コンテンツm2のコンテンツID「music2」と改変情報「music1」とが対応付けて格納されている。また、図3に示すコンテンツ管理テーブル18では、コンテンツm1のコンテンツID「music1」と管理費の額「70円」とが対応付けて格納されている。これは、コンテンツm2がコンテンツm1を改変したものであり、且つ、コンテンツm1の課金額には管理費が含まれていることを示している。この場合、CPU11は、管理費を追加しないと判断する。続いて、CPU11は、コンテンツ管理テーブル18からコンテンツm2のコンテンツID「music2」と対応付けて格納された対価の額「50円」と、コンテンツm1のコンテンツID「music1」と対応付けて格納された課金額「170円」とを抽出し、抽出した対価の額「50円」と課金額「170円」との総和である220円を課金額として算出する。つまり、CPU11は、クライアント装置20から取得した改変情報が、クライアント装置20から取得したコンテンツが他のコンテンツを改変したものであることを示す場合には、他のコンテンツと対応付けて記憶された課金額と、取得したコンテンツと対応付けて記憶された対価の額との総和を課金額として算出する。そして、CPU11は、算出した課金額「220円」をコンテンツID「music2」と対応付けてコンテンツ管理テーブル18に格納する。
サーバ装置10に他のコンテンツを改変したコンテンツが登録されると、ユーザは、この改変したコンテンツを購入することができる。ここでは、クライアント装置20Cを使用するユーザCが、ユーザBの作成したコンテンツm2を購入する場合を想定する。ユーザCは、上述したユーザBと同様の操作を行うことにより、コンテンツm2を購入することができる。具体的には、ステップS21においてコンテンツ一覧画面60が表示されると、ユーザCは、クライアント装置20Cの操作部25を用いて、ユーザBの作成したコンテンツm2を選択して購入ボタン61を押す操作を行う。購入ボタン61が押されると、上述したステップS22〜25と同様の処理が行われる。ユーザCによりコンテンツm2が購入されると、コンテンツ管理テーブル18においてコンテンツm2のコンテンツID「music2」と対応付けて格納された課金額「220円」に基づき、ユーザCに対してこの課金額を課金する処理が行われる。
ステップS26において、CPU11は、コンテンツm2の購入に応じて、分配管理テーブル19に格納された分配額を更新する。具体的には、CPU11は、コンテンツ管理テーブル18に格納された改変情報に基づいて、コンテンツm2が他のコンテンツを改変したものであるか否かを判断する。上述したように、図3に示すコンテンツ管理テーブル18には、コンテンツm2のコンテンツID「music2」と改変情報「music1」とが対応付けて格納されている。これは、コンテンツm2がコンテンツm1を改変したものであることを示している。この場合、CPU11は、まず図3に示すコンテンツ管理テーブル18からコンテンツm2のコンテンツID「music2」に対応付けて格納された対価の額「50円」を抽出する。そして、CPU11は、分配管理テーブル19において、コンテンツm2のコンテンツID「music2」に対応付けて格納された分配額「0円」に抽出した50円を加算する。これにより、図14に示すように、ユーザBのユーザID「userB」と、コンテンツm2のコンテンツID「music2」と、分配額「50円」とが対応付けて記憶される。また、CPU11は、図3に示すコンテンツ管理テーブル18からコンテンツm1のコンテンツID「music1」に対応付けて格納された対価の額「100円」を抽出する。そして、CPU11は、分配管理テーブル19において、コンテンツm1のコンテンツID「music1」に対応付けて格納された分配額「100円」に抽出した100円を加算する。つまり、CPU11は、購入されたコンテンツと対応付けて記憶された改変情報が、購入されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものであることを示す場合には、さらに他のコンテンツと対応付けて記憶された対価の額を、他のコンテンツと対応付けて記憶された分配額に加算する。これにより、図14に示すように、ユーザAのユーザID「userA」と、コンテンツm1のコンテンツID「music1」と、分配額「200円」とが対応付けて記憶される。
なお、例えばユーザCが、購入したコンテンツm2を改変してコンテンツm3を作成し、対価の額を「30円」を設定してコンテンツm3をサーバ装置10に登録した場合、コンテンツm3の課金額は、図3に示すように、コンテンツm2の課金額「220円」とコンテンツm3の対価の額「30円」との総和である250円となる。また、このコンテンツm3が購入された場合には、コンテンツm1に対応する分配額に100円が加算され、コンテンツm2に対応する分配額に50円が加算され、コンテンツm3に対応する分配額に30円が加算されることになる。
以上説明した実施形態によれば、他のコンテンツを改変したコンテンツが購入された場合には、他のコンテンツを作成したユーザと購入されたコンテンツを作成したユーザとにそれぞれ設定された対価の額を分配することができる。
3.変形例
本発明は、上述した実施形態に限定されない。実施形態を以下のように変形してもよい。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
(1)変形例1
上述した実施形態において、オリジナルのコンテンツに対して設定された対価の額が無料である場合には、そのコンテンツの課金額を無料にしてもよい。例えば、コンテンツm1の対価の額が0円である場合を想定する。この場合、コンテンツ管理テーブル18には、コンテンツm1のコンテンツID「music1」と対価の額「0円」と改変情報「−」とが対応付けて格納される。これは、コンテンツm1が他のコンテンツを改変したものではなく、且つ、コンテンツm1に設定された対価の額が無料であることを示している。この場合、CPU11は、ステップS15において無料の課金額を算出する。つまり、CPU11は、クライアント装置20から取得したコンテンツが他のコンテンツを改変したものではなく、且つ、このコンテンツと対応付けて記憶された対価の額が無料である場合には、無料の課金額を算出する。これにより、オリジナルのコンテンツの作成者が対価の額を無料に設定した場合には、管理費も無料となる。したがって、ユーザは、このコンテンツを無料で取得することができる。
また、この場合において、課金額が無料のコンテンツを改変したコンテンツに対して有料の対価の額が設定されたときに、その改変したコンテンツの課金額に管理費を追加してもよい。例えば、コンテンツm1の課金額が0円であり、コンテンツm1を改変したコンテンツm2の対価の額として「50円」が設定された場合を想定する。この場合、コンテンツ管理テーブル18には、コンテンツm2のコンテンツID「music2」と改変情報「music1」とが対応付けて格納される。また、コンテンツ管理テーブル18には、コンテンツm1のコンテンツID「music1」と課金額「0円」とが対応付けて格納される。これは、コンテンツm2がコンテンツm1を改変したものであり、且つ、コンテンツm1の課金額には管理費が含まれていないことを示している。この場合、CPU11は、ステップS15において、コンテンツm2の対価の額「50円」と管理費の額「70円」との総和である120円を課金額として算出する。つまり、CPU11は、クライアント装置20から取得した改変情報が、クライアント装置20から取得したコンテンツが他のコンテンツを改変したものであることを示し、他のコンテンツと対応付けて記憶された課金額が無料であり、且つ、取得したコンテンツと対応付けて記憶された対価の額が有料である場合には、取得したコンテンツと対応付けて記憶された対価の額と管理費の額との総和を課金額として算出する。
(2)変形例2
コンテンツは、楽曲に限定されない。例えば、楽曲が複数のトラックにより構成されている場合、コンテンツは、楽曲を構成するトラックであってもよい。この場合、ユーザは、上述した登録情報をトラック毎に入力する。また、上述した実施形態の処理もトラック毎に行われる。これにより、ユーザは、コンテンツをトラック単位で取引することができる。
また、コンテンツは、映像であってもよいし、映像と音楽の組み合わせであってもよい。また、コンテンツは、電子書籍であってもよい。つまり、コンテンツは、ユーザにより作成され、電子的な取引の対象となるものであればよい。
(3)変形例3
上述した実施形態では、ユーザによりコンテンツが購入され、サーバ装置10の記憶部17に記憶されたコンテンツがクライアント装置20に送信されるときに、コンテンツの課金額がユーザに課金されていた。しかし、課金が行われる対象は、コンテンツの送信に限定されない。例えば、上述した実施形態では、サーバ装置10からクライアント装置20にコンテンツが送信されなくても、ユーザは、サーバ装置10上で、購入したコンテンツを改変して新たなコンテンツを作成することができる。この場合、サーバ装置10上でコンテンツを改変するときに、コンテンツの課金額がユーザに課金されてもよい。また、図10に示すコンテンツ一覧画面60では、コンテンツを選択し再生ボタン62を押すことにより、クライアント装置20においてコンテンツを再生することができる。このコンテンツの再生とは、例えばコンテンツが楽曲である場合には、その楽曲をサウンドシステム30から出力することをいう。また、コンテンツが映像や電子書籍である場合には、その映像や電子書籍を表示部26に表示させることをいう。このコンテンツの再生が有料で行われる場合、コンテンツの再生のためにサーバ装置10の記憶部17に記憶されたコンテンツがクライアント装置20に送信されるときに、コンテンツの課金額がユーザに課金されてもよい。なお、このときユーザに課金される課金額は、コンテンツが購入されたときに課金される課金額に予め決められた割合を乗じたものであってもよいし、予め決められた再生用の課金額であってもよい。つまり、本発明では、ユーザによりコンテンツが利用されると、そのユーザにコンテンツの課金額が課金されるとともに、そのコンテンツに対応する分配額が更新される。このコンテンツの利用は、コンテンツの送信であってもよいし、コンテンツの改変や再生であってもよい。
(4)変形例4
コンテンツの改変は、実施形態で説明した例に限定されない。例えば、トラックに設定されたコントロールデータを、「音量レベルを50%にする」ことを示すものに変更してもよい。この場合、ステップS33では、音量レベルを50%に下げる処理が行われる。また、トラックに設定されたコントロールデータを、「リバーブをかける」ことを示すものに変更してもよい。この場合、ステップS33では、リバーブをかける処理が行われる。また、トラックに設定されたコントロールデータを、「特定の音源でオーディオデータに変換する」ことを示すものに変更してもよい。この場合、ステップS33では、特定の音源でオーディオデータに変換する処理が行われる。また、コンテンツの一部が変更されてもよい。
(5)変形例5
対価の額、課金額又は分配額は、金銭の額に限定されない。例えば、金銭価値を有するポイントの量であってもよい。また、管理費は、必ずしも追加されなくてもよい。管理費が追加されない場合、オリジナルのコンテンツの課金額は、オリジナルのコンテンツの対価の額と同じ額であってもよい。
(6)変形例6
サーバ装置10の機能は、複数の装置により実現されてもよい。例えば、コンテンツを格納しサウンド処理を行う第1の装置と、コンテンツを管理する第2の装置と、ユーザへの分配額を管理する第3の装置とが設けられていてもよい。この場合、第1の装置は、ステップS13、S24及びS33の処理を行う。第2の装置は、コンテンツ管理テーブル18を記憶し、ステップS14のコンテンツ管理テーブル18に係る処理、S15及びS23の処理を行う。第3の装置は、分配管理テーブル19を記憶し、ステップS14の分配管理テーブル19に係る処理及びS26の処理を行う。また、これらの装置は、処理の連携を図るために、他の装置と必要な情報のやり取りを行う。
(7)変形例7
サーバ装置10のCPU11又はクライアント装置20のCPU21において実行されるプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリなどの記録媒体に記録した状態で提供され、サーバ装置10又はクライアント装置20にインストールされてもよい。また、このプログラムは、インターネット等の通信回線を介してサーバ装置10又はクライアント装置20にダウンロードされてもよい。
(8)変形例8
上述した実施形態では、ユーザがコンテンツIDを入力していたが、コンテンツIDはサーバ装置10により付与されてもよい。この場合、サーバ装置10のCPU11は、クライアント装置20からコンテンツを受信すると、このコンテンツに一意のコンテンツIDを割り当てる。このように、サーバ装置10が一意のコンテンツIDを付与することにより、コンテンツIDの重複を防止することができる。
また、上述した実施形態では、ユーザが改変情報を入力していたが、改変情報はサーバ装置10により設定されてもよい。この場合、サーバ装置10のCPU11は、上述したコンテンツの改変処理により或るコンテンツを改変して新たなコンテンツを作成すると、このコンテンツの改変を示す改変履歴を記憶部17に記憶させる。この改変履歴には、改変元となるコンテンツのコンテンツIDが含まれる。CPU11は、クライアント装置20からコンテンツを受信すると、記憶部17に記憶された改変履歴に基づいて、受信したコンテンツが他のコンテンツを改変したものであるか否かを判断する。受信したコンテンツが他のコンテンツを改変したものである場合、CPU11は、受信したコンテンツの改変情報として他のコンテンツのコンテンツIDを設定する。このように、サーバ装置10が改変情報を設定することにより、例えばユーザによる改変情報の詐称を防止することができる。
(9)変形例9
上述した実施形態では、改変可否を示す情報が「改変不可」である場合には、コンテンツを購入することができないように制限されていた。しかし、改変可否を示す情報が「改変不可」であっても、再生専用等の改変を伴わない利用に制限してコンテンツを購入できるようにしてもよい。
1…コンテンツ取引システム、10…サーバ装置、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…通信インターフェース、15…操作部、16…表示部、17…記憶部、20…クライアント装置、41…取得部、42…算出部、43…加算部

Claims (3)

  1. 作成者により作成されたコンテンツと、前記コンテンツに対して設定された対価の額と、前記コンテンツが他のコンテンツを改変したものであるか否かを示す改変情報とを取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記コンテンツ、前記対価の額及び前記改変情報と、前記取得されたコンテンツの作成者に分配される分配額とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記取得部により取得された前記改変情報が、前記取得されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものではないことを示す場合には、前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された前記対価の額に応じた課金額を算出し、前記算出した課金額を前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶させる算出部と、
    前記記憶部に記憶された前記コンテンツが利用されると、前記利用されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された対価の額を、前記利用されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された分配額に加算する加算部とを備え、
    前記算出部は、前記取得部により取得された前記改変情報が、前記取得されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものであることを示す場合には、前記他のコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された課金額と、前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された対価の額との総和を課金額として算出し、前記算出した課金額を前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶させ、前記取得部により取得された前記改変情報が、前記取得されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものではないことを示し、且つ、前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された前記対価の額が有料である場合には、当該対価の額と予め定められた管理費の額との総和を前記課金額として算出し、
    前記加算部は、前記利用されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された改変情報が、前記利用されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものであることを示す場合には、さらに前記他のコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された対価の額を、前記他のコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された分配額に加算する
    ことを特徴とするコンテンツ管理装置。
  2. 前記算出部は、
    前記取得部により取得された前記改変情報が、前記取得されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものではないことを示し、且つ、前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された前記対価の額が無料である場合には、無料の課金額を算出し、
    前記取得部により取得された前記改変情報が、前記取得されたコンテンツが他のコンテンツを改変したものであることを示し、前記他のコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された前記課金額が無料であり、且つ、前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された前記対価の額が有料である場合には、前記取得されたコンテンツと対応付けて前記記憶部に記憶された前記対価の額と前記管理費の額との総和を前記課金額として算出する
    ことを特徴とする請求項に記載のコンテンツ管理装置。
  3. 前記コンテンツは、楽曲又は楽曲を構成するトラックである
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ管理装置。
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