JP5870428B2 - フロントフォーク - Google Patents

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Description

この発明は、フロントフォークの改良に関する。
一般的に、フロントフォークは、二輪車や三輪車等の鞍乗型車両において、車体と前輪との間に介装されており、前輪に入力された路面凹凸による衝撃が車体に伝達されることを抑制している。
例えば、特許文献1に開示のフロントフォークは、図4に示すように、アウターチューブとこのアウターチューブ内に出没可能に挿入されたインナーチューブとからなり車体と前輪との間に介装された懸架装置本体Fと、この懸架装置本体Fの内部に形成されて気体を収容する気室Aと、上記懸架装置本体F内に収容されて所定の減衰力を発生する緩衝器(図示せず)とを備えている。
そして、上記気体は、上記気室A内に圧縮されながら封入されて懸架装置本体Fを常に伸張方向に附勢し、車体を弾性支持しており、上記懸架装置本体Fの圧縮量に応じた反力を発生して、懸架ばね(エアばね)として機能している。
さらに、フロントフォークは、上記気室Aに気体を給排して気体(エアばね)による反力を調整するためのエアバルブ200及び、上記緩衝器の発生する減衰力を調整するためのアジャスタ300を備えている。そして、これらは、懸架装置本体Fの車体側開口を塞ぐキャップ部材100にそれぞれ垂直に取り付けられており、アジャスタ300がキャップ部材100の軸心部に配置され、エアバルブ200が上記アジャスタ300を避けてキャップ部材100の外周側に配置されている。
また、上記フロントフォークにおいて、エアバルブ200は、懸架装置本体側(図4中下側)からキャップ部材100に螺合されており、エアバルブ200の外周に形成される環状のフランジ部201がキャップ部材100の懸架装置本体側面101に当接することにより、位置決めされている。
特開2011−122699号公報
ここで、上記従来のフロントフォークでは、エアバルブ200が気室A内に突出しているため、キャップ部材100と、このキャップ部材100に取り付けられたエアバルブ200及びアジャスタ300とからなるキャップ部材組立体が大型化するとともに、気室Aの容積がエアバルブ200で侵食されてフロントフォークの軸方向の長さが長くなる。しかしながら、フロントフォーク周辺部品の取り付けスペースの都合上、フロントフォークの最伸張時の長さが規制されるため、フロントフォークのストローク長を制限する必要があった。
また、上記従来のフロントフォークにおいては、アジャスタ300でキャップ部材100の軸心部に配置されたプッシュロッド63を軸方向に移動させるため、アジャスタ300をキャップ部材100の軸心部に配置している。このため、エアバルブ200をキャップ部材100に設けるには、エアバルブ200の取り付けスペースが狭く、エアバルブ200及びアジャスタ300が極めて接近した状態に配置される。したがって、エアバルブ200を介して気室Aに気体を給排する作業やアジャスタ300の操作が難しい。
そこで、本発明の目的は、キャップ部材と、このキャップ部材に取り付けられたエアバルブ及びアジャスタとからなるキャップ部材組立体を従来よりも小型化してフロントフォークのストローク長を従来よりも長くすることが可能で、エアバルブを介して気室に気体を給排する際の作業性やアジャスタの操作性を良好にすることが可能なフロントフォークを提供することである。
上記課題を解決するための手段は、アウターチューブとこのアウターチューブ内に出没可能に挿入されたインナーチューブとからなり車体と車輪との間に介装された懸架装置本体と、この懸架装置本体の内部に形成されて気体を収容する気室と、上記懸架装置本体の車体側開口を塞ぐキャップ部材と、このキャップ部材に取り付けられて上記気室内に気体を給排するエアバルブと、上記キャップ部材に取り付けられるアジャスタとを備えているフロントフォークにおいて、上記アジャスタが上記キャップ部材の軸心線に対して斜めに配置されるとともに、上記アジャスタの外気側端部が上記エアバルブの外気側端部と同じ高さか、上記エアバルブの上記外気側端部よりも懸架装置本体側に配置されるように設定されており、上記キャップ部材は、外周に螺子溝が形成された螺子部と、この螺子部の外気側に起立して外周に断面コ字状の環状溝が形成される円柱状のシール係止部と、このシール係止部の外気側に起立する把持部と、この把持部を避けて上記キャップ部材を軸方向に貫通するエアバルブ取り付け孔と、上記把持部からキャップ部材の上記軸心線に向けて斜めに形成されるアジャスタ取り付け孔とを備えており、上記エアバルブ取り付け孔に上記エアバルブが取り付けられるとともに、上記アジャスタ取り付け孔に上記アジャスタが取り付けられていることである。
本発明によれば、キャップ部材と、このキャップ部材に取り付けられたエアバルブ及びアジャスタとからなるキャップ部材組立体を従来よりも小型化してフロントフォークのストローク長を従来よりも長くすることが可能となる。また、エアバルブを介して気室に気体を給排する際の作業性やアジャスタの操作性を良好にすることが可能となる。
本発明の一実施の形態を示すフロントフォークの主要部を示した縦断面図である。 図1のキャップ部材部分を拡大して示した縦断面図である。 本発明の一実施の形態を示すフロントフォークのキャップ部材部分を拡大して示した斜視図である。 従来のフロントフォークのキャップ部材部分を拡大し、部分的に切り欠いて示した正面図である。
以下に本発明の一実施の形態に係るフロントフォークについて、図面を参照しながら説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品か対応する部品を示す。
図1に示すように、本実施の形態に係るフロントフォークは、アウターチューブTとこのアウターチューブT内に出没可能に挿入されたインナーチューブ(図示せず)とからなり車体と車輪との間に介装された懸架装置本体Fと、この懸架装置本体Fの内部に形成されて気体を収容する気室Aと、上記懸架装置本体Fの車体側開口を塞ぐキャップ部材1と、このキャップ部材1に取り付けられて上記気室A内に気体を給排するエアバルブ2と、上記キャップ部材1に取り付けられるアジャスタ3とを備えている。
そして、上記アジャスタ3が上記キャップ部材1の軸心線Xに対して斜めに配置されるとともに、上記アジャスタ3の外気側端部3aが上記エアバルブ2の外気側端部2aと同じ高さか、上記エアバルブ2の上記外気側端部2aよりも懸架装置本体側(図1中下側)に配置されるように設定されている。
以下、詳細に説明すると、本実施の形態に係るフロントフォークは、二輪車や三輪車等の鞍乗型車両において、その前輪を懸架するものであり、図示しないが、アウターチューブTが車体側ブラケット及びこの車体側ブラケットに取り付けられるステアリングシャフトを介して車体フレームのヘッドパイプに連結されるとともに、インナーチューブが車輪側ブラケットを介して前輪の車軸に連結されて、倒立型に設定されている。
そして、上記懸架装置本体Fの車体側及び車輪側の開口がキャップ部材1及び上記車輪側ブラケット(図示せず)で塞がれている。また、図示しないが、アウターチューブTとインナーチューブ(図示せず)の重複部の間に形成される筒状隙間は、アウターチューブTの車輪側開口端部内周に保持されてインナーチューブの外周面に摺接する環状のシール部材で塞がれている。このため、懸架装置本体Fの内部が外気側と区画され、懸架装置本体Fの内部に収容される作動流体や気体が外気側に漏れることが防がれている。
さらに、本実施の形態に係るフロントフォークは、上記懸架装置本体F内に収容される緩衝器Dと、上記懸架装置本体Fと緩衝器Dとの間に形成されるリザーバRとを備えている。
そして、本実施の形態において、上記懸架装置本体Fの内部に形成されて気体を収容する上記気室Aは、上記リザーバR内に形成されるとともに、上記気体は、空気からなり、上記気室A内に圧縮されながら封入されている。このため、上記気体は懸架装置本体Fを常に伸長方向に附勢し、車体を弾性支持している。また、上記気室Aは、図示しないインナーチューブがアウターチューブT内に出没するフロントフォークの伸縮に伴い膨縮するため、上記気室A内の気体は、フロントフォークの圧縮量に応じた反力を発生し、懸架ばね(エアばね)として機能する。そして、上記気室A内に収容される気体による反力は、上記キャップ部材1に取り付けられるエアバルブ2によって調整することができる。
つづいて、懸架装置本体F内に収容される緩衝器Dの構成は、公知であり、如何なる構成を採用してもよいが、本実施の形態においては、緩衝器Dのシリンダ4が筒状のケース5を介して車体側のアウターチューブTに連結されている。さらに、図示しないが、上記シリンダ4内に出没可能に挿入される緩衝器Dのピストンロッドが車輪側ブラケット(図示せず)に起立してインナーチューブ(図示せず)の軸心部に配置され、緩衝器Dは倒立型に設定されている。
また、上記倒立型の緩衝器Dの構成も公知であるため、詳細に図示しないが、上記シリンダ4内には、ピストンロッド側(図1中下側)から伸側室(図示せず)、圧側室40、液溜室41、シリンダ内気室42が軸方向に並んで形成されている。そして、図示しないが、上記伸側室(図示せず)と圧側室40は、上記ピストンロッド(図示せず)の先端に保持されてシリンダ4の内周面に摺接するピストンで区画されている。また、上記圧側室40と上記液溜室41は、キャップ部材1に吊り下げた状態に固定されたベースロッド6の先端に保持されるベース部材60で区画され、上記液溜室41と上記シリンダ内気室42は、上記ベースロッド6の外周面及び上記シリンダ4の内周面に摺接するフリーピストン61で区画されている。
そして、上記伸側室(図示せず)、圧側室40、液溜室41には、油、水、水溶液等の液体からなる作動流体が充填されている。また、上記シリンダ内気室42には、気室Aと同じ気体が収容されるとともに、上記シリンダ内気室42は、ケース5に形成される孔50を介して上記気室Aと連通しているため、上記気室Aと同圧となり、フリーピストン6を図1中下側に附勢して上記液溜室41を加圧している。
さらに、緩衝器Dは、図示しない上記ピストンに形成されて上記伸側室(図示せず)と圧側室40とを連通するピストン流路(図示せず)と、上記ピストンに積層されて上記ピストン流路を通過する作動流体に抵抗を与えるリーフバルブ(図示せず)と、ベース部材60に形成されて上記圧側室40と上記液溜室41とを連通するベース部材流路L1,L2と、ベース部材60に積層されて上記ベース部材流路L1,L2を通過する作動流体に抵抗を与える伸側と圧側のリーフバルブV1,V2とを備えており、図示しないピストン及びベース部材60に積層されるリーフバルブV,V2(ピストンに積層されるリーフバルブは図示せず)で減衰力発生手段を構成している。
そして、図示しないピストンロッドがシリンダ4内に出没するフロントフォークの伸縮時には、作動流体がピストン流路(図示せず)を通過して、伸側室(図示せず)と圧側室40との間を移動するとともに、シリンダ4に出没するピストンロッド体積分の作動流体がベース部材流路L1,L2を通過して液溜室41と圧側室40との間を移動する。
このため、緩衝器Dは、フロントフォークの伸縮時に、上記ピストン流路(図示せず)及び上記ベース部材流路Lを作動流体が通過する際の、上記減衰力発生手段の抵抗に起因する減衰力を発生し、フロントフォークの伸縮運動を抑制することができる。
つづいて、本実施の形態において、上記キャップ部材1に取り付けられる上記アジャスタ3は、上記緩衝器Dの減衰力を調整するための減衰力調整手段を構成している。尚、この減衰力調整手段の構成も公知であり、如何なる構成を採用してもよいが、本実施の形態においては、上記アジャスタ3に加えて、上記リーフバルブV1,V2を迂回して圧側室40と液溜室41とを連通するバイパス路Bと、このバイパス路B内に尖端部が進退可能に挿入されるニードル弁62と、このニードル弁62とアジャスタ3との間に介装されるプッシュロッド63とを備えている。
そして、上記アジャスタ3で上記プッシュロッド63を介して上記ニードル弁62を駆動し、ニードル弁62をバイパス路B内に進退させることで、ニードル弁62の尖端部外周とバイパス路Bとの間に形成される隙間量を変化させている。このため、上記アジャスタ3を操作することにより、リーフバルブV1,V2を通過する作動流体の流量を変更し、緩衝器Dの減衰力を調整することができる。
つづいて、上記気室A内に封入される気体による反力を調整するエアバルブ2や、上記減衰力調整用のアジャスタ3が取り付けられるキャップ部材1は、本実施の形態において、シリンダ4を保持する上記ケース5を介して懸架装置本体Fの車体側開口部に取り付けられている。
さらに、図2に示すように、上記キャップ部材1は、外周に螺子溝10aが形成されて上記ケース5の図2中上端部内周に螺合する螺子部10と、この螺子部10の懸架装置本体側(図2中下側)の中央部から懸架装置本体F内に突出する筒状の保持部11と、上記螺子部10の外気側に起立して外周に断面コ字状の環状溝12aが形成される円柱状のシール係止部12と、このシール係止部12の外気側に起立する把持部13と、この把持部13と上記保持部11を避けてキャップ部材1を軸方向に貫通するエアバルブ取り付け孔14と、上記把持部13からキャップ部材1の軸心線Xに向けて斜めに形成され上記保持部11の内側に連なるアジャスタ取り付け孔15とを備えている。
そして、上記保持部11の内周には、筒状に形成されるベースロッド6の基端部が螺合されている。さらに、このベースロッド6の軸心部には、上記アジャスタ3とともに減衰力調整手段を構成する上記プッシュロッド63が移動可能に挿入されている。
また、上記シール係止部12の環状溝12aには、環状のシールリングsが取り付けられており、キャップ部材1は上記シールリングsを介してケース5の内周面に密接している。
つづいて、上記把持部13は、エアバルブ取り付け孔14を避けて、シール係止部12(キャップ部材1)の直径方向に沿って起立している。このため、キャップ部材1を懸架装置Fに取り付ける際、若しくは分解する際に、把持部13を工具等でつかんでキャップ部材1を回転させることができる。
また、上記把持部13の外周には、図3に示すように、上記シール係止部12から起立してエアバルブ2に対向するエアバルブ側面13aと、上記シール係止部12の反エアバルブ側の外周部から起立して上記エアバルブ側面13aと対向する外周側面13bと、シール係止部12から起立して上記エアバルブ側面13aと上記外周側面13bの両端の間に配置される前後一対の把持面13c,13cと、上記エアバルブ側面13aの外気側端(図3中上端)から外周側面13bに向けて延びるとともにキャップ部材1の軸心線X(図1,2)に対して垂直に配置される水平面13dと、この水平面13dと外周側面13bとの間に配置され上記キャップ部材1の軸心線Xに対して傾斜して配置されるテーパ面13eとが形成されている。
そして、上記エアバルブ側面13aは、エアバルブ取り付け孔14の外周縁に沿って湾曲している。このため、エアバルブ2とエアバルブ側面13aが離れて、エアバルブ2を介して気室A内に気体を給排する際の作業スペースを確保することができる。尚、上記作業スペースを確保するため、エアバルブ側面13aの外気側端部(図2中上端)がエアバルブ2から離れる方向にエアバルブ側面13aが傾斜していてもよい。
また、上記前後一対の把持面13c,13cは、シール係止部12の直径に対して対称かつ平行に配置された平面である。このため、把持部13を工具等でつかんでキャップ部材1を懸架装置本体Fに取り付ける際、若しくは分解する際に、上記両把持面13c,13cに工具等を引っ掛け易い。
つづいて、上記水平面13dは、キャップ部材1の外気側端部となる。そして、図2に示すように、エアバルブ2の外気側端部2aからキャップ部材1の軸心線Xに向けて垂直に形成された仮想面y1に対して、この仮想面y1上か、この仮想面y1よりも図2中上側(反懸架装置本体側)に位置している。このため、エアバルブ2の外気側端部2aは、上記水平面13dと同じ高さか、この水平面13dよりも懸架装置本体側(図2中下側)に配置されるように設定されている。
また、上記テーパ面13eは、水平面側(図2中右側)から反エアバルブ側(図2中左側)にかけて懸架装置本体側に傾斜するように配置されている。そして、このテーパ面13eの中心から保持部11の内側に向けてアジャスタ取り付け孔15が形成されており、このアジャスタ取り付け孔15は、テーパ面13eに対して垂直で、且つ、シール係止部12の直径方向に沿って配置されている。
また、上記アジャスタ取り付け孔15は、上記テーパ面13eに連なりアジャスタ3が挿入される筒状のアジャスタケース31を収容するケース収容孔15aと、このケース収容孔15aの保持部側に連なるアジャスタ収容孔15bと、このアジャスタ収容孔15b及び保持部11の内側に連なるアジャスタ保持孔15cとを備えている。
このため、アジャスタ3は、上記アジャスタ取り付け孔15に取り付けられる際、キャップ部材1の反エアバルブ側の外周部に位置するテーパ面側からキャップ部材1の軸心線側に向けてキャップ部材1内に挿入されるとともに、アジャスタ3の外気側端部3aがキャップ部材1の外周側に配置されている。
また、アジャスタ3の先端に形成されるアジャスタ螺子部30が上記アジャスタ保持孔15cに進退可能に螺合されるため、アジャスタ3を回転することにより、アジャスタ3はキャップ部材1内を進退し、プッシュロッド63を介してニードル弁62(図1)を駆動することができる。
また、上記プッシュロッド63のアジャスタ側端部には、アジャスタ3の先端面の傾斜に合わせて傾斜するテーパ面63aが形成されている。このため、アジャスタ3が懸架装置本体側若しくは外気側に移動してキャップ部材1内を進退すると、プッシュロッド63は、テーパ面63aをアジャスタ3の先端面に摺接させながら軸方向に移動することができる。
さらに、上記アジャスタ3は、最も外気側に位置する最後退時においても、上記テーパ面13eから突出しないように設定されているとともに、エアバルブ2の外気側端部2aからキャップ部材1の軸心線Xに向けて垂直に形成された仮想面y1よりも、アジャスタ3の外気側端部3aからキャップ部材1の軸心線Xに向けて垂直に形成された仮想面y2が、懸架装置本体側(図2中下側)に位置するように設定されている。このため、本実施の形態においては、アジャスタ3の外気側端部3aがエアバルブ2の外気側端部2aよりも懸架装置本体側(図2中下側)に配置されるように設定されている。
尚、上記アジャスタ3が最も外気側に位置する最後退時において、アジャスタ3の外気側端部3aからキャップ部材1の軸心線Xに向けて垂直形成された仮想面y2が、エアバルブ2の外気側端部2aからキャップ部材1の軸心線Xに向けた垂直に形成された仮想面y1と同一平面上に配置され、最後退時にあるアジャスタ3の外気側端部3aがエアバルブ2の外気側端部2aと同じ高さに設定されてもよい。
つづいて、上記エアバルブ取り付け孔14は、上記把持部13やアジャスタ取り付け孔15とシール係止部12(キャップ部材1)の直径方向に並んで配置されている。このため、キャップ部材1の軸心線Xに対して平行な平面上に、アジャスタ3及びエアバルブ2の軸心線が配置され、アジャスタ3及びエアバルブ2がキャップ部材1の直径方向に沿って配置されている。尚、本実施の形態においては、アジャスタ3及びエアバルブ2の軸心線が配置される上記平面上に、キャップ部材1の軸心線Xが配置されている。
また、上記エアバルブ取り付け孔14は、上記シール係止部12に形成される円柱状のエアバルブ収容孔14aと、このエアバルブ収容孔14aの懸架装置本体側に連なるとともに上記螺子部10に形成されて上記エアバルブ収容孔14aよりも小径に形成されるエアバルブ保持孔14bとを備えており、上記エアバルブ収容孔14aとエアバルブ保持孔14bとの境界に環状の段差面14cが形成されている。
そして、本実施の形態において、上記エアバルブ取り付け孔14は、シリンダ内気室42に開口しており、エアバルブ2を介してシリンダ内気室42に気体を給排することで、シリンダ内気室42及び気室Aに気体を給排し、シリンダ内気室42及び気室Aに封入される気体による反力を調整することができる。
また、上記エアバルブ2は、上記エアバルブ保持孔14bに螺合されるエアバルブ螺子部20と、外径がこのエアバルブ螺子部20の外径よりも大きく形成される環状のフランジ部21とを備えている。そして、エアバルブ2をキャップ部材1の外気側からエアバルブ保持孔14bに螺合したとき、上記フランジ部21が段差面14cに当接して、エアバルブ2の懸架装置本体側への移動が規制されるため、上記フランジ部21でエアバルブ2の軸方向の位置決めをすることができる。また、本実施の形態においては、上記フランジ部21がエアバルブ収容孔14a内に収容されるため、エアバルブ2がシール係止部12から外気側に突出する高さを低くすることができる。
次に、本実施の形態に係るフロントフォークの作用効果について説明する。本実施の形態において、アジャスタ3がキャップ部材1の軸心線Xに対して斜めに配置されるとともに、アジャスタ3の外気側端部3aがエアバルブ2の外気側端部2aと同じ高さか、上記エアバルブ2の上記外気側端部2aよりも懸架装置本体側(図1,2中下側)に配置されるように設定されている。
つまり、上記したように、アジャスタ3がキャップ部材1の軸心線Xに対して斜めに配置されているため、エアバルブ2の取り付けスペースを従来よりも広くすることができる。このため、従来よりもエアバルブ2をキャップ部材1の軸心線側に寄せて配置させ、エアバルブ2のフランジ部21を収容するエアバルブ収容孔14aをキャップ部材1に形成することができ、エアバルブ2がシール係止部12から突出する高さを低くすることができる。また、従来のように、エアバルブ2が懸架装置本体Fの内部に突出することもない。
さらに、上記アジャスタ3の外気側端部3aが上記エアバルブ2の外気側端部2aと同じ高さか、上記エアバルブ2の上記外気側端部2aよりも懸架装置本体側に配置されるように設定されていることから、キャップ部材1と、このキャップ部材1に取り付けられたエアバルブ2及びアジャスタ3とからなるキャップ部材組立体を従来よりも小型化してフロントフォークのストローク長を従来よりも長くすることが可能となる。
また、アジャスタ3がキャップ部材1の軸心線Xに対して斜めに配置されていることから、エアバルブ2をキャップ部材1の軸心線側に寄せて配置させたとしても、エアバルブ2及びアジャスタ3の操作側となる外気側端部2a,3aを従来よりも離間させることができるため、エアバルブ2を介して気室Aに気体を給排する際の作業性やアジャスタ3の操作性を良好にすることが可能となる。
また、本実施の形態においては、エアバルブ2とアジャスタ3がキャップ部材1の直径方向に沿って配置され、アジャスタ3がキャップ部材1の反エアバルブ側の外周部からキャップ部材1の軸心線側に向けてキャップ部材1内に挿入されるとともに、アジャスタ3の外気側端部3aが上記キャップ部材1の外周側に配置されている。このため、エアバルブ2及びアジャスタ3がキャップ部材1の軸心線側において接近するものの、外気側にかけてエアバルブ2とアジャスタ3とを離間させることができる。
したがって、エアバルブ2のフランジ部21を収容するためのエアバルブ収容孔14aをシール係止部12に形成したとしても、アジャスタ3の取り付けスペースを圧迫することがない。また、アジャスタ3の懸架装置本体側端部に位置するアジャスタ螺子部30がキャップ部材1の軸心線側に配置されていることから、従来と同様に、アジャスタ3からの作用を受けるプッシュロッド63をアジャスタ3で直接操作することができる。
また、本実施の形態においては、キャップ部材1は、外周に螺子溝10aが形成された螺子部10と、この螺子部10の外気側に起立して外周に断面コ字状の環状溝12aが形成される円柱状のシール係止部12と、このシール係止部12の外気側に起立する把持部13と、この把持部13を避けてキャップ部材1を軸方向に貫通するエアバルブ取り付け孔14と、上記把持部13からキャップ部材1の軸心線Xに向けて斜めに形成されるアジャスタ取り付け孔15とを備えており、エアバルブ取り付け孔14にエアバルブ2が取り付けられるとともに、アジャスタ取り付け孔15にアジャスタ3が取り付けられている。
このため、キャップ部材1を懸架装置本体Fに取り付ける際、若しくは分解する際に、アジャスタ3を取り付けるための把持部13を工具等でつかんでキャップ部材1を回転させることができ、キャップ部材1をつかむための持ち手をキャップ部材1に別に形成する必要がなく、キャップ部材1をさらに小型化することができる。
また、本実施の形態において、把持部13の外周には、シール係止部12から起立してこのシール係止部12の直径に対して対称かつ平行に配置された平面からなる一対の把持面13c,13cが形成されている。このため、キャップ部材1を懸架装置本体Fに取り付ける際、若しくは分解する際に、把持面13c,13cに工具を引っ掛けることができ、把持部13をつかみ易く作業性が良い。
また、本実施の形態において、上記把持部13の外周には、上記キャップ部材1の軸心線Xに対して垂直に配置され上記把持部13の外気側端部となる水平面13dが形成されており、上記エアバルブ2の外気側端部2aが水平面13dと同じ高さか、この水平面13dよりも懸架装置本体側に配置されるように設定されている。このため、上記把持部13にエアバルブ2が隠れ、エアバルブ2を把持部13で保護することができる。
また、本実施の形態において、上記把持部13の外周には、上記水平面13dから反エアバルブ側に向けて連なり、キャップ部材1の軸心線Xに対して傾斜して配置されるテーパ面13eが形成されており、このテーパ面13eに対して垂直に上記アジャスタ取り付け孔15が配置されている。このため、アジャスタ3が従来のアジャスタ300と同様の形状を備えていても、アジャスタ3の操作性を悪化させることがない。
また、本実施の形態において、エアバルブ取り付け孔14は、上記シール係止部12に形成される円柱状のエアバルブ収容孔14aと、このエアバルブ収容孔14aの懸架装置本体側に連なるとともに上記エアバルブ収容孔14aよりも小径に形成されるエアバルブ保持孔14bとを備えている。
また、上記エアバルブ2は、エアバルブ保持孔14bに螺合されるエアバルブ螺子部20と、外径がエアバルブ螺子部20の外径よりも大きく形成される環状のフランジ部21とを備え、エアバルブ2をキャップ部材1の外気側からエアバルブ取り付け孔14内に挿入したとき、エアバルブ螺子部20がエアバルブ保持孔14bに螺合されるとともに、フランジ部21がエアバルブ収容孔14内に配置される。
このため、エアバルブ2がシール係止部12から外気側に突出する高さを低くすることができる。また、エアバルブ2の外気側端部2aをキャップ部材1の外気側端部となる水平面13dと同じ高さか、この水平面13dよりも懸架装置本体側(図1,2中下側)に配置したとしても、把持部13がシール係止部12から外気側に突出する高さも低くすることができる。したがって、キャップ部材1をさらに小型化することが可能となり、キャップ部材1と、このキャップ部材1に取り付けられたエアバルブ2及びアジャスタ3とからなるキャップ部材組立体もさらに小型化することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱することなく改造、変形及び変更を行うことができることは理解すべきである。
例えば、上記実施の形態においては、フロントフォークが倒立型に設定されているとしたが、アウターチューブが車輪側に連結されるとともにインナーチューブが車体側に連結されて正立型に設定されているとしてもよい。
また、上記実施の形態において、緩衝器Dが倒立型に設定されており、アジャスタ3でベース部材流路Lを通過する作動流体の流量を変更することにより減衰力を調整しているが、この限りではない。例えば、緩衝器が車輪側に連結されるシリンダと、このシリンダ内に出没可能に挿入されるとともに車体側に連結されるピストンロッドとを備えて正立型に設定されていてもよい。尚、この場合には、キャップ部材1の保持部11にピストンロッドを保持するとともに、このピストンロッドの軸心部にプッシュロッド63を挿入し、アジャスタ3で上記プッシュロッド63を軸方向に移動させることで緩衝器の減衰力を調整することができる。
また、上記実施の形態においては、上記アジャスタ3で緩衝器Dの減衰力を調整しているが、ピストンロッドに保持されるピストンやベース部材に積層されて減衰力発生手段を構成するリーフバルブの開弁圧を調整するとしてもよく、アジャスタ3で調整する対象は適宜選択することが可能である。
また、上記実施の形態においては、上記気室A内に収容される気体が懸架ばねとして機能しているが、この限りではなく、コイルスプリングからなる懸架ばねを懸架装置本体F内に収容していてもよい。
また、上記実施の形態においては、エアバルブ2とアジャスタ3がキャップ部材1の直径方向に沿って配置されているがこの限りではなく、エアバルブ2とアジャスタ3の配置は適宜変更することが可能である。
また、上記キャップ部材1、エアバルブ2、アジャスタ3の構成や、形状も上記の限りではなく、適宜構成や形状を選択することが可能である。
A 気室
B バイパス路
D 緩衝器
F 懸架装置本体
L1,L2 ベース部材流路
T アウターチューブ
V1,V2 リーフバルブ
1 キャップ部材
2 エアバルブ
2a,3a 外気側端部
3 アジャスタ
4 シリンダ
5 ケース
6 ベースロッド
10 螺子部
11 保持部
12 シール係止部
13 把持部
14 エアバルブ取り付け孔
14a エアバルブ収容孔
14b エアバルブ保持孔
15 アジャスタ取り付け孔
15a ケース収容孔
15b アジャスタ収容孔
15c アジャスタ保持孔
20 アジャスタ螺子部
21 フランジ部
30 アジャスタ螺子部
40 圧側室
41 液溜室
42 シリンダ内気室
50 孔
60 ベース部材
61 フリーピストン
62 ニードル弁
63 プッシュロッド

Claims (5)

  1. アウターチューブとこのアウターチューブ内に出没可能に挿入されたインナーチューブとからなり車体と車輪との間に介装された懸架装置本体と、この懸架装置本体の内部に形成されて気体を収容する気室と、上記懸架装置本体の車体側開口を塞ぐキャップ部材と、このキャップ部材に取り付けられて上記気室内に気体を給排するエアバルブと、上記キャップ部材に取り付けられるアジャスタとを備えているフロントフォークにおいて、
    上記アジャスタが上記キャップ部材の軸心線に対して斜めに配置されるとともに、上記アジャスタの外気側端部が上記エアバルブの外気側端部と同じ高さか、上記エアバルブの上記外気側端部よりも懸架装置本体側に配置されるように設定されており、
    上記キャップ部材は、外周に螺子溝が形成された螺子部と、この螺子部の外気側に起立して外周に断面コ字状の環状溝が形成される円柱状のシール係止部と、このシール係止部の外気側に起立する把持部と、この把持部を避けて上記キャップ部材を軸方向に貫通するエアバルブ取り付け孔と、上記把持部からキャップ部材の上記軸心線に向けて斜めに形成されるアジャスタ取り付け孔とを備えており、
    上記エアバルブ取り付け孔に上記エアバルブが取り付けられるとともに、上記アジャスタ取り付け孔に上記アジャスタが取り付けられていることを特徴とするフロントフォーク。
  2. 上記エアバルブと上記アジャスタが上記キャップ部材の直径方向に沿って配置されており、上記アジャスタが上記キャップ部材の反エアバルブ側の外周部から上記キャップ部材の軸心線側に向けて上記キャップ部材内に挿入されるとともに、上記アジャスタの上記外気側端部が上記キャップ部材の外周側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のフロントフォーク。
  3. 上記把持部の外周には、上記シール係止部から起立してこのシール係止部の直径に対して対称かつ平行に配置された平面からなる一対の把持面が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフロントフォーク。
  4. 上記把持部の外周には、上記キャップ部材の上記軸心線に対して垂直に配置され上記キャップ部材の外気側端部となる水平面が形成されており、
    上記エアバルブの上記外気側端部が上記水平面と同じ高さか、この水平面よりも懸架装置本体側に配置されるように設定されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のフロントフォーク。
  5. 上記把持部の外周には、上記水平面から反エアバルブ側に向けて連なり、上記キャップ部材の上記軸心線に対して傾斜して配置されるテーパ面が形成されており、このテーパ面に対して垂直に上記アジャスタ取り付け孔が配置されていることを特徴とする請求項4に記載のフロントフォーク。
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