JP5866535B1 - 取引処理装置、取引処理方法、プログラム及び取引処理システム - Google Patents

取引処理装置、取引処理方法、プログラム及び取引処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】オフラインの状況下で行った決済処理に関する取引情報が奪取されるリスクを低減する。さらに、決済手続の煩雑化を低減しながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性を低減する。【解決手段】取引処理装置は、所定の決済先装置との間で、カードを用いた取引内容の決済処理に関する通信を行う通信部と、前記カードを用いた取引の決済に使用されるカード情報を前記カードから読取る磁気カードリーダ部と、前記カードを用いた取引内容の決済処理に関する各種事項の情報が入力される入力部と、前記通信部における前記決済処理に関する通信が不可状態の場合に、前記カードを用いた取引内容の決済処理に応じて、カード情報と取引内容の各種事項とをオフライン決済票として印字する印字部と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、取引における決済処理の手続を行うために使用される取引処理装置、取引処理方法、プログラム及び取引処理システムに関する。
例えば物品の販売においてカード(例えばクレジットカード)を用いた決済処理が行われる際、従来の取引処理装置は、カードの所有者に対する与信照会がなされて特に問題ない旨の応答が得られた場合、決済に関する所定の決済先装置(例えば決済センタが運営する決済サーバ装置)に売上情報を送信する。取引処理装置と決済の決済先装置との間の回線が断となっている状態で、1回の売上金額が所定金額未満である場合には、取引処理装置内のRAM(Random Access Memory)に顧客情報と売上情報とが取引情報として記憶され、蓄積される。このような取引情報の蓄積は、「タンキング」と呼ばれる。タンキングされた売上件数毎の取引情報の数が一定値に達した後、取引処理装置は、タンキングされた取引情報を一括で決済先装置に送信する。このようなタンキングに関する先行技術として、例えば特許文献1に示す取引処理装置が提案されている。
特開平2−75097号公報
特許文献1に示す従来の取引処理装置と決済の決済先装置との間の回線が断となっている場合には、オンラインによる決済サービス(以下「オンライン決済」)を遂行することができない。回線の断に限らず、取引処理装置が設置される店舗の回線が断線や短絡など故障している場合や、回線の網がダウンしている場合、決済の決済先装置である決済センタ装置自体がダウンしている場合(つまり使用停止状態である場合)にも、同様にオンライン決済を遂行することができない。
オンライン決済を遂行することができない場合であっても、従来の取引処理装置は、オフラインによる決済サービス(以下「オフライン決済」)を遂行することができる。すなわち従来の取引処理装置は、売上金額が、店舗とアクワイヤラ(若しくは決済プロセッサ又はイシュア)との間の加盟店契約に基づいて予め定められた取引金額条件を超えない範囲であれば、決済先装置との通信を行うことなくオフライン決済を遂行することができる。そして取引処理装置は、オフライン決済を遂行した結果として、その取引情報のタンキングを行うことができる。
ところで、ICクレジットカードを用いた決済におけるカード取引を行うために、従来の取引処理装置は例えば、取引処理装置又はその付属装置が備えるPINPADを用いて入力されるPIN(Personal Identification Number)を、取引処理装置又はその付属装置が備える読取装置によって読み取られるカード情報との照合を行っている。PINの照合は取引処理装置の中で行われ、照合が一致(認証)した場合に、そのICクレジットカードでの決済が可能となる。
これに対して、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される新たな決済方式では、ICクレジットカードの認証は、従来の取引端末装置ではなく、決済先装置で行われる。この方式の取引処理装置は例えば、取引処理装置又はその付属装置が備える読取装置によって読み取られるカード情報を決済先装置に送信し、その取引処理装置又はその付属装置が備えるPINPADを用いて入力されるPINを決済先装置に送信する。ICクレジットカードのPINの照合は、取引端末装置ではなく、決済先装置で行われる。したがって、オンラインでない状態でカード決済を行うために操作者は、ICクレジットカードを用いたオフライン決済を行うことができないので、ICクレジットカードに併せて設けられている磁気ストライプに記録された情報を用いた磁気クレジットカード機能によるオフライン決済を行う必要がある。
ICクレジットカードは磁気ストライプを併せて備えているため、磁気クレジットカード機能による決済を行うことが可能である。その際、操作者は、アクワイヤラ若しくは決済プロセッサ(又はイシュア)に電話をかけてその取引について与信照会し、与信が得られた場合に当該アクワイヤラ(又はイシュア)から取得した承認番号を取引端末装置に入力してオフライン決済を行ってもよいし、そのような認証情報の取得を行うことなく、オフライン決済を行ってもよい。いずれの場合においても、取引端末装置は、磁気クレジットカード機能を用いて行われたオフライン決済の取引情報のタンキングを行う。操作者が承認番号を取引端末装置に入力した場合、取引端末装置は、その承認番号を、対応する取引情報とともにタンキングしてもよい。なお、参考までに、クレジットカード決済は、取引端末装置を使用せず、承認情報をカード番号とともに紙のクレジット伝票へ記入または写し取り、決済を行うことも可能である。
しかしながら、磁気クレジットカード機能を用いて行われる決済において、電話をかけ承認番号の取得を伴うオフライン決済は長い時間がかかり、手続が煩雑となる。また、そのために、決済のため顧客を待たせる時間も長くなる。そのような手続の煩雑化や長い待ち時間を避けるために、操作者が承認番号の取得を行うことなく、磁気クレジットカード機能によるオフライン決済を行うこともできるが、ICカードのようにカードの認証を伴わないので、不正なカード決済取引を未然に防ぐことができない。そのため、前述の加盟店契約に基づいて、アクワイヤラ又は店舗の少なくともいずれか(アクワイヤラとなることが多い)が損害を被るという問題があった。
さらに、オフライン決済による売上げ後に、オフライン決済に使用した取引処理装置が故障した時に、取引端末装置の交換を行う作業者が、故障した取引処理装置から取引情報を取り出すことができない、又はまれに情報の取り出しを失念することがあった。その結果、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報は利用されることなく、決済先が保持する取引情報との不整合が生じる、という課題があった。その結果、オフライン決済で売上げた債権が回収できないために、店舗が損害を被るという問題があった。
さらに、上記のような特許文献1の構成では、取引処理装置内にタンキングされた各種情報(即ち、オフライン時の決済処理に関する取引情報)の情報セキュリティを的確に確保することが困難である。
例えば、特許文献1ではタンキングされた取引情報は第2のカード記憶媒体に保存されるので、取引処理装置以外の他の装置に接続された場合又は第2のカード記憶媒体が悪意ある第三者に持ち去られてしまうと、取引情報自体が容易に奪取されてしまうリスクが免れないという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するために、オフラインの状況下で行った決済処理に関する取引情報の情報セキュリティを的確に担保し、オフラインの状況下において取引情報が奪取されるリスクを低減する取引処理装置、取引処理方法、プログラム及び取引処理システムを提供することを目的とする。
さらに本発明は、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生を低減しながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性を低減する取引処理装置、取引処理方法、プログラム及び取引処理システムを提供することを目的とする。
さらに本発明は、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済を可能とする取引処理装置、取引処理方法、プログラム及び取引処理システムを提供することを目的とする。
本発明は、所定の決済先装置との間で、カードを用いた取引内容の決済処理に関する通信を行う通信部と、前記カードを用いた取引の決済に使用されるカード情報を前記カードから読取る磁気カードリーダ部と、前記カードを用いた決済処理に関する各種事項の情報が入力される入力部と、前記通信部における前記決済処理に関する通信が不可状態の場合に、前記カードを用いた決済処理に応じて、前記カード情報と前記入力部に入力された前記各種事項の情報とに基づく、前記所定の決済先装置へ送信すべき売上情報を暗号化する暗号化部と、前記暗号化部により暗号化された暗号化情報を用いて、前記所定の決済先装置が決済のために必要な前記売上情報として復元可能に所定形状のシンボルを生成するシンボル生成部と、前記シンボル生成部により生成された前記所定形状のシンボルをオフライン決済票として印字する印字部と、を備える、取引処理装置である。
この構成では、取引処理装置は、所定の決済先装置との間で、カードを用いた取引内容の決済処理に関する通信が不可状態である場合に、カードを用いた取引内容の決済処理毎に、入力部に入力された決済処理に関する各種事項の情報と磁気カードリーダ部により読取られたカード情報とをオフライン決済票として印字する。
これにより、取引処理装置は、所定の決済先装置(例えば決済センタ装置)との間でカードを用いた取引内容の決済処理に関する通信が不可状態(即ち、オフライン状態)である場合には、オフライン状態で行った決済処理に関する各種事項(例えば、カードブランド、決済金額、支払方法や支払回数)の情報(取引情報)と決済処理に用いられたカードのカード情報とをオフライン決済票として印字し、その後各種事項の情報を削除するので、取引処理装置が盗まれた場合や故障した場合でもオフライン決済票を適正に管理することによって取引情報の情報セキュリティが劣化することを防ぐことができ、取引情報の情報セキュリティを的確に担保することができ、オフライン状態でも取引情報が第三者により奪取されるリスクを低減することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。さらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済が可能となる。
また、本発明は、前記カードを用いた取引内容の決済処理に応じて、前記入力部に入力された前記各種事項の情報を暗号化する暗号化部と、前記暗号化部により暗号化された前記各種事項の暗号化情報に対応する所定形状のシンボルを生成するシンボル生成部と、を更に備え、前記印字部は、前記シンボル生成部により生成された前記所定形状のシンボルを前記オフライン決済票として印字する、取引処理装置である。
この構成によれば、取引処理装置は、カードを用いた取引内容の決済処理に応じて、入力部に入力された各種事項の情報(取引情報)を暗号化し、暗号化された情報に対応する所定形状のシンボルを生成してオフライン決済票として印字するので、オフライン決済票が第三者に盗まれてシンボルリーダによってシンボルの内容が読み取られた場合でも、取引情報の復号鍵が無い限り、取引情報の漏えいが回避されるので、オフライン決済票の印字前に取引情報を暗号化しない場合に比べて、オフライン決済票に印字された取引情報の情報セキュリティの劣化を軽減することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。さらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済が可能となる。
また、本発明は、前記通信部における前記決済処理に関する通信が不可状態から可能状態になった場合に、前記オフライン決済票に印字された前記シンボルの読み取りに応じて、前記暗号化情報を前記シンボルから取得する取得部、を更に備え、前記通信部は、前記取得部が取得した前記暗号化情報を用いて、前記所定の決済先装置に対し、前記カードを用いた取引内容の売上登録の要求時に、前記暗号化情報を送信する、取引処理装置である。
この構成では、取引処理装置は、決済処理に関する通信が不可状態から可能状態になった場合に、オフライン決済票に印字されたシンボルの読み取りに応じて、カードを用いた取引内容の決済処理に関して入力部に入力された各種事項の情報の暗号化情報を取得し、これらの情報を用いて、所定の決済先装置に対し、カードを用いた取引内容の売上登録の要求時に、暗号化情報を送信する。
これにより、取引処理装置は、オフライン状態からオンライン状態に復旧した場合に、オフライン状態の際にカードを用いた取引内容の決済処理に関して入力された各種事項の情報(取引情報)の暗号化情報を用いて、決済センタ装置に対して、取引内容の売上登録の要求時に暗号化情報を送信できるので、一連の決済処理を正式に完了することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。さらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済が可能となる。
また、本発明は、取引処理装置における取引処理方法であって、カードを用いた取引の決済に使用されるカード情報を読取るステップと、入力部に対し、前記カードを用いた取引内容の決済処理に関する各種事項の情報が入力されるステップと、前記カードを用いた取引内容の決済処理に関する所定の決済先装置との間の通信が不可状態の場合に、暗号化部において、前記カードを用いた決済処理に応じて、前記カード情報と前記入力部に入力された前記各種事項の情報とに基づく、所定の決済先装置へ送信すべき売上情報を暗号化するステップと、暗号化された暗号化情報を用いて、前記所定の決済先装置が決済のために必要な前記売上情報として復元可能に所定形状のシンボルを生成するステップと、印字部において、前所定形状のシンボルをオフライン決済票として印字するステップと、を有する、取引処理方法である。
この方法では、取引処理装置は、所定の決済先装置との間で、カードを用いた取引内容の決済処理に関する通信が不可状態である場合に、カードを用いた取引内容の決済処理毎に、入力部に入力された決済処理に関する各種事項の情報と磁気カードリーダ部により読取られたカード情報とをオフライン決済票として印字する。
これにより、取引処理装置は、所定の決済先装置(例えば決済センタ装置)との間でカードを用いた取引内容の決済処理に関する通信が不可状態(即ち、オフライン状態)である場合には、オフライン状態で行った決済処理に関する各種事項(例えば、カードブランド、決済金額、支払方法や支払回数)の情報(取引情報)と決済処理に用いられたカードのカード情報とをオフライン決済票として印字し、その後各種事項の情報を削除するので、取引処理装置が盗まれた場合や故障した場合でもオフライン決済票を適正に管理することによって取引情報の情報セキュリティが劣化することを防ぐことができ、取引情報の情報セキュリティを的確に担保することができ、オフライン状態でも取引情報が第三者により奪取されるリスクを低減することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。さらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済が可能となる。
また、本発明は、コンピュータである取引処理装置に、カードを用いた取引の決済に使用されるカード情報を読取るステップと、入力部に対し、前記カードを用いた取引内容の決済処理に関する各種事項の情報が入力されるステップと、前記カードを用いた取引内容の決済処理に関する所定の決済先装置との間の通信が不可状態の場合に、暗号化部において、前記カードを用いた決済処理に応じて、前記カード情報と前記入力部に入力された前記各種事項の情報とに基づく、所定の決済先装置へ送信すべき売上情報を暗号化するステップと、暗号化された暗号化情報を用いて、前記所定の決済先装置が決済のために必要な前記売上情報として復元可能に所定形状のシンボルを生成するステップと、印字部において、前所定形状のシンボルをオフライン決済票として印字するステップと、を実行させる、プログラムである。
このプログラムがインストールされたコンピュータである取引処理装置は、所定の決済先装置との間で、カードを用いた取引内容の決済処理に関する通信が不可状態である場合に、カードを用いた取引内容の決済処理毎に、入力部に入力された決済処理に関する各種事項の情報と磁気カードリーダ部により読取られたカード情報とをオフライン決済票として印字する。
これにより、取引処理装置は、所定の決済先装置(例えば決済センタ装置)との間でカードを用いた取引内容の決済処理に関する通信が不可状態(即ち、オフライン状態)である場合には、オフライン状態で行った決済処理に関する各種事項(例えば、カード番号、カードブランド、決済金額、支払方法や支払回数)の情報(取引情報)と決済処理に用いられたカード情報とをオフライン決済票として印字し、その後各種事項の情報を削除するので、取引処理装置が盗まれた場合や故障した場合でもオフライン決済票を適正に管理することによって取引情報の情報セキュリティが劣化することを防ぐことができ、取引情報の情報セキュリティを的確に担保することができ、オフライン状態でも取引情報が第三者により奪取されるリスクを低減することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。さらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済が可能となる。
また、本発明は、取引処理装置と所定の決済先装置とが接続された取引処理システムであって、前記取引処理装置は、前記決済先装置との間で、カードを用いた取引内容の決済処理に関する通信を行う通信部と、前記カードを用いた取引の決済に使用されるカード情報を前記カードから読取る磁気カードリーダ部と、前記カードを用いた取引内容の決済処理に関する各種事項の情報が入力される入力部と、前記通信部における前記決済処理に関する通信が不可状態の場合に、前記カードを用いた取引内容の決済処理に応じて、前記カード情報と前記入力部に入力された前記各種事項の情報とに基づく、前記所定の決済先装置へ送信すべき売上情報を暗号化する暗号化部と、前記暗号化部により暗号化された暗号化情報を用いて、前記所定の決済先装置が決済のために必要な前記売上情報として復元可能に所定形状のシンボルを生成するシンボル生成部と、前記シンボル生成部により生成された前記所定形状のシンボルをオフライン決済票として印字する印字部と、を備える、取引処理システムである。
この構成では、取引処理装置は、所定の決済先装置との間で、カードを用いた取引内容の決済処理に関する通信が不可状態である場合に、カードを用いた取引内容の決済処理毎に、入力部に入力された決済処理に関する各種事項の情報と磁気カードリーダ部により読取られたカード情報とをオフライン決済票として印字する。
これにより、取引処理装置は、所定の決済先装置(例えば決済センタ装置)との間でカードを用いた取引内容の決済処理に関する通信が不可状態(即ち、オフライン状態)である場合には、オフライン状態で行った決済処理に関する各種事項(例えば、カードブランド、決済金額、支払方法や支払回数)の情報(取引情報)と決済処理に用いられたカード情報とをオフライン決済票として印字し、その後各種事項の情報を削除するので、取引処理装置が盗まれた場合や故障した場合でもオフライン決済票を適正に管理することによって取引情報の情報セキュリティが劣化することを防ぐことができ、取引情報の情報セキュリティを的確に担保することができ、オフライン状態でも取引情報が第三者により奪取されるリスクを低減することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。さらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済が可能となる。
また、本発明は、前記取引処理装置は、前記カードを用いた取引内容の決済処理に応じて、前記入力部に入力された前記各種事項の情報を暗号化する暗号化部と、前記暗号化部により暗号化された前記各種事項の暗号化情報に対応する所定形状のシンボルを生成するシンボル生成部と、を更に備え、前記印字部は、前記シンボル生成部により生成された前記所定形状のシンボルを前記オフライン決済票として印字する、取引処理システムである。
この構成によれば、取引処理装置は、カードを用いた取引内容の決済処理に応じて、入力部に入力された各種事項の情報(取引情報)を暗号化し、更に、各種事項の暗号化情報に対応する所定形状のシンボルを生成してオフライン決済票として印字するので、オフライン決済票に印字された所定形状のシンボルを見ただけでは、取引情報の内容が文字として漏えいすることが回避され、オフライン決済票に印字された取引情報の情報セキュリティの劣化を軽減することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。さらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済が可能となる。
また、本発明は、前記取引処理装置は、前記通信部における前記決済処理に関する通信が不可状態から可能状態になった場合に、前記オフライン決済票に印字された前記シンボルの読み取りに応じて、前記暗号化情報を前記シンボルから取得する取得部、を更に備え、前記通信部は、前記取得部が取得した前記暗号化情報を用いて、前記所定の決済先装置に対し、前記カードを用いた取引内容の売上登録の要求時に、前記暗号化情報を送信し、前記決済先装置は、前記カードを用いた取引内容の売上登録の要求時に前記取引処理装置から送信された前記暗号化情報を受信し復号する復号部を備え、前記復号部により復号された前記各種事項の情報を用いて、前記カードを用いた取引内容の売上登録を行う、取引処理システムである。
この構成では、取引処理装置は、決済処理に関する通信が不可状態から可能状態になった場合に、オフライン決済票のシンボルの読み取りに応じて、暗号化情報をシンボルから取得し、更に、カードを用いた暗号化情報を用いて、所定の決済先装置に対し、カードを用いた取引内容の売上登録の要求時に暗号化情報を送信する。また、決済先装置は、カードを用いた取引内容の売上登録の要求時に送信された暗号化情報を受信して復号し、復号により得られた各種事項の情報を用いて、カードを用いた取引内容の売上登録を行う。
これにより、取引処理装置は、オフライン状態からオンライン状態に復旧した場合に、オフライン状態の際にカードを用いた取引内容の決済処理に関して入力された各種事項の情報(取引情報)の暗号化された情報をオフライン決済票のシンボルから読取ることができ、この読取りにより得られた暗号化情報をそのまま用いて、カードを用いた取引内容の売上登録の要求時に決済先装置に送信することができる。また、決済先装置は、決済先装置でしか復号できない復号用の鍵を用いて、取引処理装置から送信された暗号化情報を適正に復号することができるので、取引情報の内容の漏えいを軽減することができるうえに、復号により得られた取引内容の売上登録を行うことができ、一連の決済処理を正式に完了することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。さらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済が可能となる。
本発明によれば、オフラインの状況下で行った決済処理に関する取引情報の情報セキュリティを的確に担保することができ、オフラインの状況下において取引情報が奪取されるリスクを低減することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。さらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカードであっても、効率的なオフライン決済が可能となる。
(A)各実施形態の取引処理装置の第1外観例を示す図、(B)各実施形態の取引処理装置の第2外観例を示す図 各実施形態の取引処理システムのシステム構成の第1例を示す図 各実施形態の取引処理システムのシステム構成の第2例を示す図 各実施形態の取引処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図 各実施形態の取引処理システムにおけるオフライン決済時の取引処理装置の動作例を示す図 各実施形態の取引処理システムにおけるオンライン復旧時の取引処理装置の動作例を示す図 オフライン決済票の説明図 第1の実施形態の取引処理装置のオフライン決済時、オンライン復旧時、通常のオンライン時における各動作手順を詳細に説明するフローチャート 第2の実施形態の取引処理装置のオフライン決済時、オンライン復旧時、通常のオンライン時における各動作手順を詳細に説明するフローチャート
以下、本発明に係る取引処理装置、取引処理方法、プログラム及び取引処理システムの各実施形態について、図面を参照して説明する。以下の各実施形態では、本発明に係る取引処理装置を、カード(例えばクレジットカード)を用いた取引内容(例えば商品の購入又は役務の提供)の決済処理を行う機能を有し、店舗(アクワイヤラやイシュア(カード発行会社)との間でカード決済を取り扱う加盟店契約を締結している店舗のことで、「加盟店」とも言われる)に設置される決済端末装置として説明する。
(第1の実施形態)
図1(A)は、各実施形態の取引処理装置1の第1外観例を示す図である。図1(B)は、各実施形態の取引処理装置1の第2外観例を示す図である。図1(A)に示す取引処理装置1は、可搬型であり、略直方体の筐体とシンボルリーダBDR(図4参照)とが一体的に接続されている。図1(B)に示す取引処理装置1は、略直方体の筐体とシンボルリーダBDRとが一体的に接続されていない。この場合には、シンボルリーダBDRは取引処理装置1とは別装置として構成される。
図2は、各実施形態の取引処理システム10のシステム構成の第1例を示す図である。図2に示す取引処理システム10は、シンボルリーダBDRが接続された取引処理装置1と、所定の決済先装置の一例としての決済センタ装置5とがネットワーク(イントラネットNW1及びインターネットNW2)を介して接続された構成である。取引処理装置1とシンボルリーダBDRとは例えば有線のケーブルにより接続されている。
ネットワークは、無線ネットワーク又は有線ネットワークをインターフェースとして接続されるイントラネットNW1且つ又はインターネットNW2である。無線ネットワークは、例えば無線LAN(Local Area Network)、無線WAN(Wide Area Network)、3G若しくはLTE(Long Term Evolution)又はWiGig(Wireless Gigabit)である。有線ネットワークは、例えばIEEE802.3又はイーサネット(登録商標)(ETHERNET(登録商標))である。
取引処理装置1は、決済センタ装置5との間で、カードCrD(図5参照)を用いた取引内容の決済処理に関する通信を行い、カードCrDを用いた取引内容の決済処理に関する各種事項の情報がタッチパネルTPに入力され、決済処理に関する通信が不可状態(即ち、オフライン状態)の場合に、カードCrDを用いた取引内容の決済処理毎に、タッチパネルTPに入力された各種事項の情報をオフライン決済票として印字する。また、取引処理装置1は、オフライン決済票を印字した後、オフライン決済票に対応するタッチパネルTPに入力された各種事項の情報を削除する。取引処理装置1の具体的な構成については、図4を参照して説明する。
決済センタ装置5は、例えば加盟店と直接に加盟店契約を結んでいるイシュア(即ち、カードの発行会社)若しくはアクワイヤラ(即ち、特定のカード取引を取り扱う加盟店を募集し、加盟店のカード取引に基づく売上情報を統括する会社)における決済処理用のサーバ装置(決済センタ)、又は、サードパーティプロセッサ(即ち、イシュア若しくはアクワイヤラから業務委託を受けて各加盟店からの決済処理の中継を代行する会社)における決済中継処理用のサーバ装置(決済中継センタ)である。決済センタ装置5は、イントラネットNW1及びインターネットNW2を介して取引処理装置1から、取引内容の決済処理の与信照会を受け、与信するか否かを判断又はイシュアやアクワイヤラにその判断の照会を行う。決済センタ装置5は、与信結果又は与信照会の判断結果を、インターネットNW2及びイントラネットNW1を介して取引処理装置1に応答する。
図3は、各実施形態の取引処理システム10Aのシステム構成の第2例を示す図である。図3に示す取引処理システム10Aは、取引処理装置1と、バーコードリーダRDが接続されたPOS(Point Of Sales)端末3と、決済センタ装置5とを含む構成である。図3に示す取引処理システム10Aの説明では、図2に示す取引処理システム10の各部と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
POS端末3は、例えばケーブルを介して取引処理装置1に接続され、バーコードリーダRDにより読み取られたバーコードが貼付された商品自体又は役務を示す役務ボード(例えば役務の名称と役務の金額を示すための各バーコードとが一覧になって示された紙面)に関する商品情報若しくは役務情報やその価格情報をタッチパネルディスプレイDPに表示し、決済処理の対象となる商品若しくは役務に関する情報を記憶部(不図示)に記憶する。また、図3において、POS端末3に接続されるバーコードリーダRDを、図1(A)に示すシンボルリーダBDRとして用いてもよい。
次に、本実施形態の取引処理装置1のハードウェア構成の一例について、図4を参照して説明する。図4は、各実施形態の取引処理装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4に示す取引処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)21と、磁気カードリーダ部23と、接触式ICカードリーダライタ部25と、非接触ICカードリーダライタ部27と、ループアンテナ部29と、PINPADI/F部31と、キー入力部33と、タッチ入力部35と、表示部37と、プリンタI/F部39と、プリンタ41と、シンボルリーダI/F部43と、シンボルリーダ45と、有線ネットワークI/F部47と、広域無線通信アンテナ49Aが接続された広域無線通信部49と、局所無線通信アンテナ51Aが接続された局所無線通信部51と、POSI/F部53と、フラッシュROM(Read Only Memory)55と、RAM(Random Access Memory)57とを含む構成である。
CPU21は、取引処理装置1の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、他の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理及びデータの記憶処理を行う。
例えば、取引処理装置1では、有線ネットワークI/F部47、広域無線通信部49及び局所無線通信部51のいずれも通信不可の状態(オフライン状態)である場合に、本発明に係るプログラムに規定されたコードに従う各処理を実行することで、以下の処理が行われる。暗号化部の一例としてのCPU21は、カードCrDを用いた取引内容の決済処理毎に、磁気カードリーダ部23で読取ったカードCrDの情報と、タッチパネルTPのタッチ入力部35に入力された決済処理に関する各種事項の情報(例えば、1回払いなどの支払い方法や、支払い回数)とを含む情報(決済情報)を、決済センタ装置5(図4参照(決済先装置))が復号可能な鍵を用いて暗号化する。暗号化に使用する鍵は、取引処理装置1に予め記憶されてもよいし、決済センタ装置5装置(決済先装置)とやりとして取引処理装置1が生成してもよく、また、決済センタ装置5装置(決済先装置)から提供されてもよい。暗号化に使用する鍵は、公開鍵暗号方式による公開鍵が用いられてもよいし、暗号化鍵と復号鍵とは同一の共通鍵が用いられてもよい。共通鍵の場合には、共通鍵は、鍵を奪取・改変・消去する取引処理装置1の外部からの攻撃から安全に隔離された、取引処理装置1の内部の物理的かつまたは論理的領域に格納されている。シンボル生成部の一例としてのCPU21は、磁気カードリーダ部23で読取ったカードCrDの情報と決済処理に関する各種事項とを含む決済情報が暗号化された情報(以下、「暗号化情報」)を2次元バーコードにエンコードして、その暗号化情報に対応するオフライン決済票(図7参照)の2次元バーコードBD1のデータを生成する。そしてCPU21は、その2次元バーコードBD1のデータをプリンタI/F部39に出力する。2次元バーコードは、所定形状のシンボルの一例である。
また、削除部の一例としてのCPU21は、本発明に係るプログラムに規定されたコードに従う各処理を実行することで、プリンタ41により印字されたオフライン決済票RC1の印字後(例えばシンボルの一例としての2次元バーコードBD1のデータをプリンタI/F部39に出力した後)に、RAM57又はCPU21のキャッシュ(不図示)に保持している、取引内容の決済処理に関する決済情報MPY(後述)と取引の売場情報(店舗情報CNR)とを含むデータと、その暗号化情報及び2次元バーコードBD1のデータを削除する。なお、決済情報MPYの一部のみ、かつまたは、店舗情報CNRの一部のみを削除してもよい。
取引処理装置1の有線ネットワークI/F部47、広域無線通信部49及び局所無線通信部51のいずれか一つが通信可能の状態(オンライン状態)に復旧した場合に、操作者は、オフライン決済票RC1に印字されている2次元バーコードBD1の読み取りを行う。2次元バーコードBD1の読み取りは、シンボルリーダBDRを用いて行われる。取引処理装置1の取得部の一例としてのシンボルリーダI/F部43は、読み取られた2次元バーコードBD1から暗号化情報をデコードする。デコードされた暗号化情報は、有線ネットワークI/F部47、広域無線通信部49及び局所無線通信部51のいずれか一つを用いて、決済センタ装置5に送信される。
決済センタ装置5(決済先装置)は、取引処理装置1から送信された暗号化情報を受信して、その暗号化情報の復号を行い、復号された各種事項の情報を用いて、前記カードを用いた取引内容の売上登録を行う。
また、決済処理部の一例としてのCPU21は、本発明に係るプログラムに規定されたコードに従う各処理を実行することで、有線ネットワークI/F部47、広域無線通信部49及び局所無線通信部51のいずれも通信不可の状態(オフライン状態)からいずれか一つが通信可能の状態(オンライン状態)に復旧した場合に、カードCrDを用いた取引内容の決済処理においてタッチパネルTPのタッチ入力部35に入力された決済処理に関する各種事項の情報を用いて、有線ネットワークI/F部47、広域無線通信部49及び局所無線通信部51のうちいずれかを介して、決済センタ装置5との間で決済処理を行う。
磁気カードリーダ部23は、取引処理装置1の筐体の側面側に設けられたスリット(不図示)の内部に配置され、磁気カードの磁気ストライプを読み取る機能を有し、読み取った磁気ストライプから磁気カードに登録された各種情報を読み出してCPU21に出力する。
接触式ICカードリーダライタ部25は、取引処理装置1の筐体の側面(例えば図1に示す取引処理装置1に対する紙面左下側)に設けられた接触式ICカードの挿入口(不図示)の内部に配置され、挿入口に挿入された接触式ICカードの電極を介して、接触式ICカードに記録されたカード情報を読み取ったり書き込んだりする。なお、接触式ICカードリーダライタ部25により読み取られたカード情報はCPU21に入力される。
非接触ICカードリーダライタ部27は、例えば取引処理装置1の表示部37に対して略平行になるように配置されたループアンテナ部29と接続され、所定の近距離無線通信(例えばNFC(Near Field Communication))を用いて、カード(例えばクレジットカード)と非接触で無線通信を行い、非接触ICカードリーダライタ部27に記録されたカード情報を読み取ったり書き込んだりする。なお、非接触ICカードリーダライタ部27により読み取られたカード情報はCPU21に入力される。
PINPADI/F部31は、例えば商品の購入者がPIN(Personal Identification Number、暗証番号)を入力する際に使用されるテンキー装置であるPINPAD7と接続され、購入者により入力されたPIN情報を取得してCPU21に出力する。
キー入力部33は、例えば取引処理装置1の筐体に設けられたプッシュ型のボタンであり、例えば決済処理の際に決済処理に使用されるカードに関する各種情報(例えばカード番号、カードブランド)の店員による入力操作に用いられる。キー入力部33は、決済処理に使用されるカードの所有者が、PINを入力する際にも用いられてもよい。
タッチ入力部35は、取引処理装置1のタッチパネルTPに対するタッチ入力を検出する機能を有する。
表示部37は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electroluminescence)を用いて構成され、取引処理装置1のタッチパネルTPの表示を制御する機能を有する。本実施形態では、タッチ入力部35と表示部37とにより、取引処理装置1のタッチパネルTPが構成される。
プリンタI/F部39は、例えば有線ネットワークI/F部47、広域無線通信部49及び局所無線通信部51のいずれも通信不可の状態(オフライン状態)である場合に、
CPU21により生成されたシンボルの一例としての2次元バーコードBD1のデータを取得してプリンタ41に出力する。
印字部の一例としてのプリンタ41は、取引処理装置1の筐体内に格納され、例えば有線ネットワークI/F部47、広域無線通信部49及び局所無線通信部51のいずれも通信不可の状態(オフライン状態)である場合に、不図示の印字用紙に対し、プリンタI/F部39から出力された2次元バーコードBD1のデータを印字する。
シンボルリーダI/F部43は、シンボルリーダ45(例えば図1に示すシンボルリーダBDR)により読み取られた1次元バーコード又は2次元バーコードBD1のデータを取得してCPU21に出力する。
シンボルリーダ45は、例えばシンボルリーダBDRを用いて構成され、オフライン決済票RC1として印字された2次元バーコードBD1を読み取り、読み取り結果に関するデータ(すなわち暗号化情報)をシンボルリーダI/F部43に出力する。
有線ネットワークI/F部47は、有線ネットワークであるインターネットNW2又は店舗のイントラネットNW1に接続し、インターネットNW2を介して決済センタ装置5との間で通信を行い、又はイントラネットNW1及びインターネットNW2を介して決済センタ装置5との間で通信を行う。
広域無線通信部49は、広域無線通信アンテナ49Aと接続され、インターネットNW2又は決済センタ装置5を運営する業者が独自に展開しているアクセスポイント(不図示)を介した電話回線による接続形態等の広域無線通信路(例えばWAN(Wide Area Network))を介して通信する機能を有する。広域無線通信路における通信は、例えばW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、CDMA(Code Division Multiple Access)2000、LTE(Long Term Evolution)等の移動体通信を用いて行われてもよい。
局所無線通信部51は、局所無線通信アンテナ51Aと接続され、イントラネットNW1等の局所無線通信路を用いて、例えば無線LAN通信する機能を有する。局所無線通信部51は、無線LAN通信以外の通信(例えばBluetooth(登録商標)通信)を行ってもよい。
POSI/F部53は、取引処理装置1にPOS端末3が接続されている場合(例えば図3参照)に、POS端末3からの入力情報を取得し、更に、POS端末3への出力情報をPOS端末3に出力する。
フラッシュROM55は、各種のデータを記憶する機能を有する。記憶されるデータは、例えば決済センタ装置5との間での決済処理に使用されるアプリケーション(決済処理用アプリケーション)のプログラムコード及びデータ、各種業務に関わるアプリケーション(それぞれの業務処理用アプリケーション)のプログラムコード及びデータ、その他取引処理装置1の各部を制御するためのプログラム及びデータでもよい。
記憶部の一例としてのRAM57は、例えばCPU21の動作に伴う演算処理の際に、演算処理の途中において発生する処理データを、一時的に記憶するために用いられるメモリである。例えばRAM57は、オフライン決済票として印字される2次元バーコードBD1にデコードされる前の暗号化情報などを一時的に保存する。
図5は、各実施形態の取引処理システム10におけるオフライン決済時の取引処理装置1の動作例を示す図である。図6は、各実施形態の取引処理システム10におけるオンライン復旧時の取引処理装置1の動作例を示す図である。図5では、例えばイントラネットNW1、インターネットNW2及び決済センタ装置5のいずれもがダウンしている状態(使用不可状態)である場合が図示されているが、取引処理装置1と決済センタ装置5とが通信不可であればイントラネットNW1、インターネットNW2及び決済センタ装置5のいずれかがダウンしている状態であればよい。
図5に示すオフライン状態では、詳細は図8において説明するが、取引処理装置1と決済センタ装置5とは直接に通信することができないので、カードCrDを用いた取引内容の一連の決済処理を完了させることはできず、一部の決済処理(例えば図8に示す売上登録の要求を除く処理)について行うことができるだけである(図8参照)。具体的には、図5に示すオフライン状態では、取引処理装置1は、決済センタ装置5との間で決済処理に関する通信ができないので、取引処理装置1単体で、カードCrDを用いた取引内容の決済処理毎に、タッチパネルTPに入力された各種事項の情報をオフライン決済票RC1として印字する。
一方、図6に示すように、イントラネットNW1、インターネットNW2及び決済センタ装置5のいずれもがダウンしている状態から復旧した状態(オンライン状態)になった場合には、取引処理装置1は決済センタ装置5との間で通信を行うことができるので、一連の決済処理を完了させることができる(図8参照)。具体的には、図6に示すオンライン状態では、取引処理装置1は、決済センタ装置5との間で決済処理に関する通信ができるので、オフライン状態下で生成したオフライン決済票に印字された2次元バーコードBD1をシンボルリーダBDRによって読み取り、暗号化情報をデコードして、決済センタ装置5に送信する。
図7は、オフライン決済票RC1の説明図である。図7に示すオフライン決済票RC1は、所定の印字用紙に、CPU21により生成された所定形状のシンボルの一例としての2次元バーコードBD1のデータが印字されている。2次元バーコードBD1は、取引の売場情報(店舗情報CNR)と、取引内容の決済処理に関する決済情報MPYとを含むデータがCPU21によって暗号化された後、所定形状のシンボルに変換されて生成された画像である。先にも述べたように、取引内容の決済処理に関する決済情報MPYと、取引の売場情報(店舗情報CNR)とを含むデータは、決済センタ装置5(図4参照(決済先装置))が復号可能な鍵を用いて暗号化され、暗号化情報となる。
店舗情報CNRは、例えば店舗名と、店舗内の売場名やその売場名を示す記号と、店舗内で顧客を対応した店員名やその店員名を示す記号とを含む情報である。また、決済情報MPYは、例えばクレジットカード番号と、カードブランドと、決済金額と、支払方法及びその回数と、決済処理の年月日と、取引の識別番号(取引通番)とを含む情報である。2次元バーコードBD1は、店舗情報CNRと決済情報MPYとがCPU21によって暗号化されてから生成される。
次に、本実施形態の取引処理装置1の動作手順について、図8を参照して説明する。図8は、第1の実施形態の取引処理装置1のオフライン決済時、オンライン復旧時、通常のオンライン時における各動作手順を詳細に説明するフローチャートである。なお、図8の説明において、同一の処理の内容には同一のステップ番号を付して説明を省略する。
図8において、取引処理装置1の処理種別として例えばオフライン状態(即ち、有線ネットワークI/F部47、広域無線通信部49及び局所無線通信部51のいずれも通信不可の状態(オフライン状態)である場合)には(S1、オフライン状態)、CPU21は、タッチパネルTPの表示部37に対し、決済処理用アプリケーションを起動するために店員に対してカード(例えばクレジットカード)の読み取り動作を促すためのプロンプト(カードスキャンプロンプト)を表示させる(S2)。
加盟店(例えば店舗)の店員が顧客の保持するクレジットカードの読み取り操作を行うと、磁気カードリーダ部23、接触式ICカードリーダライタ部25又は非接触ICカードリーダライタ部27は、いずれかのクレジットカード(即ち、磁気クレジットカード、接触式ICクレジットカード又は非接触ICクレジットカード)に記録された情報を読み取る(S3)。CPU21は、磁気カードリーダ部23、接触式ICカードリーダライタ部25又は非接触ICカードリーダライタ部27により読み取られた情報を受けると、決済処理用アプリケーションにおいて決済処理の対象となる取引内容の入力画面をタッチパネルTPの表示部37に表示させる。
この後、店舗の店員は、顧客に確認を取りながら、タッチパネルTPに対し、決済処理の対象となる取引内容に関する情報を入力する操作を行う。CPU21は、タッチ入力部35を介して、これらの入力操作を検出する。
例えば、店員の入力操作によって、磁気クレジットカード、接触式ICクレジットカード又は非接触ICクレジットカードのカードブランドが選択され、この選択されたカードブランドに関する情報がCPU21に入力される(S4)。続いて、店員の入力操作によって、決済金額が入力され、この入力された決済金額に関する情報がCPU21に入力される(S5)。更に、支払方法(例えば1回払い、分割払い等)が選択され、かつ、支払回数が入力され、これらの選択された支払方法及び入力された支払回数に関する情報がCPU21に入力される(S6)。
なお、クレジットカードが接触式ICクレジットカードである場合には、ステップS6の支払方法等の情報が入力された後、顧客は、店員の指示に応じて、タッチパネルTPの表示部37においてソフトウェアキーボードとして表示されたPINPAD(例えば「0」から「9」までのテンキー)又はPINPAD7に対し、PIN(暗証番号)の入力又は顧客自身の署名を入力する(S7)。CPU21は、タッチ入力部35を介して入力されたPIN又は署名に関する情報を取得する。即ち、ステップS7では、オフライン状態において決済する場合に、例えば商品の購入者(顧客)がクレジットカードの正当な所有者であるか否かの本人確認が行われる。
CPU21は、ステップS6又はステップS7の後、ステップS5において入力された決済金額が、店舗(加盟店)とアクワイヤラ若しくはイシュアとの間の加盟店契約に基づいて予め定められたオフライン状態における決済処理(オフライン決済)時の取引金額条件を超えるか否かを判定する(S8)。なお、オフライン決済時の取引金額条件(例えば1取引の上限金額十万円)に関する情報は、例えばCPU21又はフラッシュROM55に予め記憶されているが、加盟店契約の更改に応じて適宜更新されてもよい。
ステップS8において、ステップS5において入力された決済金額が、店舗とアクワイヤラ若しくはイシュアとの間の加盟店契約に基づいて予め定められたオフライン状態時の取引上限金額を超えないと判定された場合には、CPU21は、ステップS3からステップS6において入力された各種事項の情報(所謂、決済情報MPY)と上述した店舗情報CNRとに対し、所定の暗号化鍵を用いて暗号化を行う(S9)。取引処理装置1は、決済先装置が復号可能な暗号化鍵を用いて、上述の暗号化を行う。更に、CPU21は、暗号化された情報エンコードして、所定形状のシンボルの一例としての2次元バーコードBD1を生成する(S9)。このオフライン決済票RC1の生成は、アクワイヤラ、イシュア又は決済プロセッサへ送信するべき売上情報の存在を店舗の店員に意識させることと、取引処理装置1にタンキングされた情報が喪失した時のバックアップを目的としている。磁気クレジットカードによるオフライン決済において、操作者が承認番号を取引処理装置1に入力した場合、取引処理装置1は、その承認番号を、上述した決済情報MPY及び店舗情報CNRとともに、所定の暗号化鍵を用いて暗号化を行ってもよい。そして取引処理装置1は、上述の暗号化情報を含んだ2次元バーコードBD1を、所定のシンボルの一例として生成してもよい。
ステップS9の後、CPU21は、プリンタI/F部39を介して、ステップS9において生成した2次元バーコードBD1をプリンタ41に印字させることで、オフライン決済票RC1を生成する(S10)。このオフライン決済票RC1の生成は、決済センタ装置5へ送信するべき売上情報の存在を店舗の店員に意識させることと、取引処理装置1にタンキングされた情報が喪失した時のバックアップを目的としている。更に、CPU21は、プリンタI/F部39を介して、オフライン決済票RC1だけでなく、取引内容の決済処理(オフライン決済処理)に関する顧客控や必要に応じて署名控もプリンタ41に印字させる(S10)。なお、ステップS10では、CPU21は、プリンタ41により印字されたオフライン決済票RC1の印字後(例えばシンボルの一例としての2次元バーコードBD1のデータをプリンタI/F部39に出力した後)に、RAM57又はCPU21のキャッシュ(不図示)に保持している、上述した決済情報MPY及び店舗情報CNRを含むデータと、それらの暗号化情報及び2次元バーコードBD1のデータを削除する。この後、取引処理装置1の処理種別として取引処理装置1の動作として終了する場合には(S11、YES)、図8に示す取引処理装置1の動作は終了する。一方、取引処理装置1の処理種別として取引処理装置1の動作として終了しない場合には(S11、NO)、次の取引内容の決済処理に関して同様の処理が繰り返されるので、取引処理装置1の動作はステップS2に戻る。
一方、取引処理装置1の処理種別として例えばオンライン状態(即ち、有線ネットワークI/F部47、広域無線通信部49及び局所無線通信部51のいずれも通信不可の状態(オフライン状態)からいずれか一つが通信可能の状態(オンライン状態)に復旧した場合)には(S1、オンライン状態復旧)、ステップS10において生成されたオフライン決済票RC1がシンボルリーダ45の一例としてのシンボルリーダBDRによって読み取られる(S12)。読み取られた情報は、シンボルリーダI/F部43を介してCPU21に入力される。
CPU21は、ステップS12において読み取られたデータから暗号化情報をデコードする(S13)。そしてCPU21は、デコードした暗号化情報を、決済センタ装置5に送信する(S14)。決済センタ装置5は、取引処理装置1から送信された暗号化情報を受信して、その暗号化情報の復号を行う。そして決済センタ装置5は、復号された各種事項の情報(具体的には店舗情報CNR及び決済情報MPY)を用いて、オフライン状態で行った決済処理(オフライン決済)における決済金額を売上額とする売上登録を行う。この後、取引処理装置1の処理種別として取引処理装置1の動作として終了する場合には(S15、YES)、図8に示す取引処理装置1の動作は終了する。一方、取引処理装置1の処理種別として取引処理装置1の動作として終了しない場合には(S15、NO)、次のオフライン決済票の決済処理に関して同様の処理が繰り返されるので、取引処理装置1の動作はステップS12に戻る。
また、取引処理装置1の処理種別として例えばオンライン状態(即ち、元々オフライン状態に陥っていなく通常のオンライン状態(有線ネットワークI/F部47、広域無線通信部49及び局所無線通信部51のいずれも通信可能の状態(オンライン状態))である場合)には(S1、オンライン決済(通常時))、取引処理装置1の動作は、オフライン状態と同様に、ステップS2からステップS7の各処理が行われる。
ステップS7の後、CPU21は、決済センタ装置5に対し、ステップS3からステップS6において入力された取引内容の決済処理に関して与信を与えて良いか否かの判断(与信照会)、及び与信照会の結果として特に問題ない旨の応答が得られた場合に売上登録を要求する(S16)。ステップS16の後、CPU21は、プリンタI/F部39を介して、ステップS3からステップS6において入力された取引内容の決済処理(オンライン決済処理)に関する顧客控及び店舗控や必要に応じて署名控もプリンタ41に印字させる(S17)。この後、取引処理装置1の処理種別として取引処理装置1の動作として終了する場合には(S18、YES)、図8に示す取引処理装置1の動作は終了する。一方、取引処理装置1の処理種別として取引処理装置1の動作として終了しない場合には(S18、NO)、次のオンライン決済処理に関して同様の処理が繰り返されるので、取引処理装置1の動作はステップS2に戻る。
以上により、本実施形態の取引処理システム10では、取引処理装置1は、所定の決済先装置である決済センタ装置5との間で、カード(例えばクレジットカード)を用いた取引内容の決済処理に関する通信が不可状態である場合に、カードを用いた取引内容の決済処理毎に、タッチパネルTPに入力された決済処理に関する各種事項の情報をオフライン決済票RC1として印字する。また、取引処理装置1は、オフライン決済票RC1を印字した後、磁気カードリーダ部23で読取ったカードCrDの情報と、オフライン決済票RC1に対応するタッチパネルTPに入力された各種事項の情報とを含む情報(決済情報)を削除する。
これにより、本実施形態の取引処理装置1は、所定の決済先装置(例えば決済センタ装置5)との間でカードを用いた取引内容の決済処理に関する通信が不可状態(即ち、オフライン状態)である場合には、オフライン状態で行った決済処理に関する各種事項(例えば、カードブランド、決済金額、支払方法や支払回数)の情報(取引情報)をオフライン決済票RC1として印字し、その後各種事項の情報を削除するので、取引処理装置1が第三者によって盗まれた場合や故障した場合でもオフライン決済票RC1の書類を適正に管理することによって取引情報の情報セキュリティが劣化することを防ぐことができ、取引情報の情報セキュリティを的確に担保することができ、オフライン状態でも取引情報が第三者により奪取されるリスクを低減することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。またさらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済が可能となる。
また、取引処理装置1は、カードを用いた取引内容の決済処理毎に、タッチパネルTPに入力された各種事項の情報(取引情報)に対応する所定形状のシンボル(2次元バーコードBD1)を生成してオフライン決済票RC1として印字するので、オフライン決済票RC1に印字された所定形状のシンボル(2次元バーコードBD1)を見ただけでは、取引情報の内容が文字として漏えいすることが回避されるので、オフライン決済票RC1に印字された取引情報の情報セキュリティの劣化を軽減することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。またさらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済が可能となる。またさらに、取引情報表すシンボルを印刷するため、決済センタ装置5へ送信するべき売上情報の存在を店舗の店員に意識させることが可能となる。
また、取引処理装置1は、カードを用いた取引内容の決済処理毎に、タッチパネルTPに入力された各種事項の情報(取引情報)を暗号化し、暗号化された情報に対応する所定形状のシンボル(2次元バーコードBD1)を生成してオフライン決済票RC1として印字するので、オフライン決済票RC1が第三者に盗まれてシンボルリーダ45によってシンボルの内容が読み取られた場合でも、取引情報の復号鍵が無い限り、取引情報の漏えいが回避されるので、オフライン決済票RC1の印字前に取引情報を暗号化しない場合に比べて、オフライン決済票RC1に印字された取引情報の情報セキュリティの劣化を軽減することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。またさらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済が可能となる。
また、取引処理装置1は、決済処理に関する通信が不可状態から可能状態になった場合に、オフライン決済票RC1の読み取りに応じて、カードを用いた取引内容の決済処理に関してタッチパネルTPに入力された各種事項の情報を取得し、これらの情報を用いて、所定の決済先装置である決済センタ装置5に対し、カードを用いた取引内容の売上登録を要求する。
これにより、取引処理装置1は、オフライン状態からオンライン状態に復旧した場合に、オフライン状態の際にカードを用いた取引内容の決済処理に関して入力された各種事項の情報(取引情報)を用いて、決済センタ装置5に対して取引内容の売上登録を行うことができるので、一連の決済処理を正式に完了することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。またさらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済が可能となる。
また、取引処理装置1は、決済処理に関する通信が不可状態から可能状態になった場合に、オフライン決済票RC1の読み取りに応じて、磁気カードリーダ部23で読取ったカードCrDの情報と、カードを用いた取引内容の決済処理に関してタッチパネルTPに入力された各種事項の情報とが暗号化された暗号化情報をデコードして、暗号化された状態のまま決済センタ装置5に送信する。暗号化情報は、決済センタ装置5が復号可能な鍵を用いて暗号化されている。
これにより、取引処理装置1は、オフライン状態からオンライン状態に復旧した場合に、オフライン状態の際にカードを用いた取引内容の決済処理に関して入力された各種事項の情報(取引情報)は、決済センタ装置5が復号可能な鍵を用いて暗号化された状態のまま、決済センタ装置5に送信される。したがって、取引情報の内容の漏えいを軽減することができるうえに、決済センタ装置5に対して取引内容の売上登録を行うことができ、一連の決済処理を正式に完了することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。またさらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済が可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、オフライン状態の決済処理においてメモリ(例えばRAM57)の容量に空きがある場合には、決済処理に関するデータを蓄積(タンキング)し、容量に空きがない場合には第1の実施形態と同様に決済処理に関するデータを用いてオフライン決済票を印字する取引処理装置の例について説明する。
なお、本実施形態の取引処理装置を含む取引処理システムのシステム構成及び取引処理装置の内部構成は第1の実施形態と同様であるため、同一の内容に関する説明は省略し、異なる内容について説明する。
次に、本実施形態の取引処理装置1の動作手順について、図9を参照して説明する。図9は、第2の実施形態の取引処理装置1のオフライン決済時、オンライン復旧時、通常のオンライン時における各動作手順を詳細に説明するフローチャートである。なお、図9に示す各処理の説明において、図8に示す各処理と同一である場合には同一の符号を付して説明を省略し、異なる内容について説明する。
図9において、オフライン状態のステップS8において、ステップS5において入力された決済金額が、店舗とアクワイヤラ若しくはイシュアとの間の加盟店契約に基づいて予め定められたオフライン状態時の取引上限金額を超えないと判定された場合には、CPU21は、ステップS3からステップS6においてタッチパネルTPにおいて入力された決済処理に関する各種事項の情報を蓄積(タンキング)するためのタンキングメモリとしてのRAM57の容量に所定値以上の空きがあるか否かを判定する(S21)。なお、タンキングメモリの一例としてRAM57を用いて説明しているが、例えば図4に図示していない外部記憶媒体(例えばSDカード)を用いてもよい。
タンキングメモリとしてのRAM57の容量に所定値以上の空きがあると判定された場合には(S21、YES)、CPU21は、ステップS3からステップS6においてタッチパネルTPにおいて入力された決済処理に関する各種事項の情報を蓄積(タンキング)する(S22)。このタンキング処理は、アクワイヤラ、イシュア又は決済プロセッサへ送信するべき売上情報の存在を店舗の店員に意識させることと、取引処理装置1にタンキングされた情報が喪失した時のバックアップを目的としている。磁気クレジットカードによるオフライン決済において、操作者が承認番号を取引処理装置1に入力した場合、取引処理装置1は、その承認番号を、上述した決済情報MPY及び店舗情報CNRとともにタンキングしてもよい。いずれにおいても、取引処理装置1は、決済先装置が復号可能な暗号化鍵を用いて、タンキングを行おうとしている上述の情報の暗号化を行ってからタンキングを行う。
一方、タンキングメモリとしてのRAM57の容量に所定値以上の空きがないと判定された場合には(S21、NO)、CPU21は、上述した決済情報MPY及び店舗情報CNRとに対し、決済先装置が復号可能な暗号化鍵を用いて暗号化を行うことにより、暗号化情報を生成する(S23)。更に、CPU21は、暗号化情報2次元バーコードにエンコードして、2次元バーコードBD1を生成する(S23)。2次元バーコードは、所定形状のシンボルの一例である。また、CPU21は、プリンタI/F部39を介して、2次元バーコードBD1をプリンタ41に印字させることで、オフライン決済票RC1を生成する(S23)。このオフライン決済票RC1の生成は、決済センタ装置5へ送信するべき売上情報の存在を店舗の店員に意識させることと、取引処理装置1にタンキングされた情報が喪失した時のバックアップを目的としている。磁気クレジットカードによるオフライン決済において、操作者が承認番号を取引処理装置1に入力した場合、取引処理装置1は、その承認番号を、上述した決済情報MPY及び店舗情報CNRとともに、所定の暗号化鍵を用いて暗号化を行ってもよい。そして取引処理装置1は、上述の暗号化された情報を含んだ2次元バーコードBD1を、所定のシンボルの一例として生成してもよい。
ステップS22又はステップS23の後、CPU21は、プリンタI/F部39を介して、取引内容の決済処理(オフライン決済処理)に関する顧客控や店舗控、更に必要に応じて署名控もプリンタ41に印字させる(S10A)。なお、ステップS10Aでは、CPU21は、プリンタ41により印字されたオフライン決済票RC1の印字後(例えばシンボルの一例としての2次元バーコードBD1のデータをプリンタI/F部39に出力した後)に、RAM57又はCPU21のキャッシュ(不図示)に保持している、上述した決済情報MPY及び店舗情報CNRと、その暗号化情報及び2次元バーコードBD1のデータを削除する。なお、決済情報MPYの一部、かつまたは、店舗情報CNRの一部を削除してもよい。タンキングメモリとしてのRAM57にタンキングされている場合には、CPU21は、2次元バーコードBD1のデータを削除するが、暗号化決済情報については削除しない。この後、取引処理装置1の処理種別として取引処理装置1の動作として終了する場合には(S11、YES)、図8に示す取引処理装置1の動作は終了する。一方、取引処理装置1の処理種別として取引処理装置1の動作として終了しない場合には(S11、NO)、次の取引内容の決済処理に関して同様の処理が繰り返されるので、取引処理装置1の動作はステップS2に戻る。
次に、オフライン状態からオンライン状態に復旧した場合には(S1、オンライン状態復旧)、CPU21は、暗号化された後、タンキングメモリとしてのRAM57にタンキングされた決済処理に関する各種事項の情報(具体的には店舗情報CNR及び決済情報MPY)を、暗号化決済情報として決済センタ装置5へ送信する。そしてCPU21は、オフライン状態で行った決済処理(オフライン決済)における決済金額を売上額として売上登録するための要求を決済センタ装置5に対して行う(S24)。
ステップS24の後、オフライン決済票RC1の印字がされていない場合には(S25、YES)、図9に示す取引処理装置1の動作は終了する。一方、オフライン決済票RC1の印字がされていた場合には(S25、NO)、ステップS22において生成されたオフライン決済票RC1がシンボルリーダ45の一例としてのシンボルリーダBDRによって読み取られる(S12)。読み取られた情報は、シンボルリーダI/F部43を介してCPU21に入力される。ステップS12以降の処理は図8に示す取引処理装置1のステップS12以降の各処理と同一であるため、説明を省略する。
更に、また、取引処理装置1の処理種別として例えばオンライン状態(即ち、元々オフライン状態に陥っていなく通常のオンライン状態(有線ネットワークI/F部47、広域無線通信部49及び局所無線通信部51のいずれも通信可能の状態(オンライン状態))である場合)には(S1、オンライン決済(通常時))、取引処理装置1の動作は、図8に示すステップS2以降の各処理と同一であるため、説明を省略する。
以上により、本実施形態の取引処理装置1は、所定の決済先装置である決済センタ装置5との間で、カード(例えばクレジットカード)を用いた取引内容の決済処理に関する通信が不可状態である場合に、カードを用いた取引内容の決済処理毎に、タンキングメモリとしてのRAM57の容量に所定値以上の空きがある場合には、タッチパネルTPに入力された決済処理に関する各種事項の情報を暗号化した後、タンキング(蓄積)する。一方、取引処理装置1は、カードを用いた取引内容の決済処理毎に、タンキングメモリとしてのRAM57の容量に所定値以上の空きが無い場合には、タッチパネルTPに入力された決済処理に関する各種事項の情報を暗号化した後、オフライン決済票RC1として印字する。また、取引処理装置1は、オフライン決済票RC1を印字した後、オフライン決済票RC1に対応するタッチパネルTPに入力された各種事項の情報を削除する。
これにより、本実施形態の取引処理装置1は、所定の決済先装置(例えば決済センタ装置5)との間でカードを用いた取引内容の決済処理に関する通信が不可状態(即ち、オフライン状態)である場合には、タンキングメモリとしてのRAM57の容量に所定値以上の空き容量がある場合には、オフライン状態で行った決済処理に関する各種事項(例えば、カードブランド、決済金額、支払方法や支払回数)の情報(取引情報)を暗号化した後タンキングするので、オンライン状態に復旧した後に、決済センタ装置5に対して、売上登録の要求に関する決済処理を迅速に行うことができる。
また、取引処理装置1は、所定の決済先装置(例えば決済センタ装置5)との間でカードを用いた取引内容の決済処理に関する通信が不可状態(即ち、オフライン状態)である場合には、タンキングメモリとしてのRAM57の容量に所定値以上の空き容量が無い場合には、第1の実施形態と同様に、オフライン状態で行った決済処理に関する各種事項(例えば、カードブランド、決済金額、支払方法や支払回数)の情報(取引情報)を暗号化した後、オフライン決済票RC1として印字し、その後各種事項の情報を削除するので、取引処理装置1が第三者によって盗まれた場合や故障した場合でもオフライン決済票RC1の書類を適正に管理することによって取引情報の情報セキュリティが劣化することを防ぐことができ、取引情報の情報セキュリティを的確に担保することができ、オフライン状態でも取引情報が第三者により奪取されるリスクを低減することができる。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減される。またさらに、決済処理に使用されるカードの認証に必要な情報が取引端末装置と決済先装置との間で送受信される決済方式のカード(ICクレジットカード)であっても、カードに付帯する磁気クレジット機能を用いた効率的なオフライン決済が可能となる。
以上、図面を参照して各種の実施形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上述した本実施形態では、購入者のカード取引の一例としてクレジットカード(より具体的には磁気クレジットカード、接触式ICクレジットカード、非接触ICクレジットカード)を用いた決済処理について説明したが、クレジットカードを用いた決済処理に限定されず、例えばデビットカード、電子マネー、プリペイドカード、ポストペイカード、ポイントカード、電子クーポン、電子商品券を用いた決済処理に適用されてもよい。
本発明は、オフラインの状況下で行った決済処理に関する取引情報の情報セキュリティを的確に担保し、オフラインの状況下において取引情報が奪取されるリスクを低減する取引処理装置、取引処理方法、プログラム及び取引処理システムとして有用である。さらに、決済手続の煩雑化と不正なカード決済取引による損害の発生が低減されながら、故障した取引処理装置にタンキングされていた取引情報が失われる可能性は低減する取引処理装置、取引処理方法、プログラム及び取引処理システムとして有用である。
1 取引処理装置
3 POS端末
5 決済センタ装置
7 PINPAD
21 CPU
23 磁気カードリーダ部
25 接触式ICカードリーダライタ部
27 非接触ICカードリーダライタ部
29 ループアンテナ部
31 PINPADI/F部
33 キー入力部
35 タッチ入力部
37 表示部
39 プリンタI/F部
41 プリンタ
43 シンボルリーダI/F部
45 シンボルリーダ
47 有線ネットワークI/F部
49 広域無線通信部
49A 広域無線通信アンテナ
51 局所無線通信部
51A 局所無線通信アンテナ
53 POSI/F部
55 フラッシュROM
57 RAM
BDR シンボルリーダ
NW1 インターネット
NW2 イントラネット
TP タッチパネル

Claims (8)

  1. 所定の決済先装置との間で、カードを用いた取引内容の決済処理に関する通信を行う通信部と、
    前記カードを用いた取引の決済に使用されるカード情報を前記カードから読取る磁気カードリーダ部と、
    前記カードを用いた決済処理に関する各種事項の情報が入力される入力部と、
    前記通信部における前記決済処理に関する通信が不可状態の場合に、前記カードを用いた決済処理に応じて、前記カード情報と前記入力部に入力された前記各種事項の情報とに基づく、前記所定の決済先装置へ送信すべき売上情報を暗号化する暗号化部と、
    前記暗号化部により暗号化された暗号化情報を用いて、前記所定の決済先装置が決済のために必要な前記売上情報として復元可能に所定形状のシンボルを生成するシンボル生成部と、
    前記シンボル生成部により生成された前記所定形状のシンボルをオフライン決済票として印字する印字部と、を備える、
    取引処理装置。
  2. 請求項1に記載の取引処理装置であって、
    前記印字部による印字後、前記売上情報のデータを削除する制御部、を更に備える、
    取引処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の取引処理装置であって、
    前記通信部における前記決済処理に関する通信が不可状態から可能状態になった場合に、前記オフライン決済票に印字された前記シンボルの読み取りに応じて、前記シンボルから復元した前記暗号化情報を取得する取得部、を更に備え、
    前記通信部は、
    前記取得部が取得した前記暗号化情報を用いて、前記所定の決済先装置に対し、前記カードを用いた取引内容の売上登録の要求時に、前記暗号化情報を送信する、
    取引処理装置。
  4. 取引処理装置における取引処理方法であって、
    カードを用いた取引の決済に使用されるカード情報を読取るステップと、
    入力部に対し、前記カードを用いた取引内容の決済処理に関する各種事項の情報が入力されるステップと、
    前記カードを用いた取引内容の決済処理に関する所定の決済先装置との間の通信が不可状態の場合に、暗号化部において、前記カードを用いた決済処理に応じて、前記カード情報と前記入力部に入力された前記各種事項の情報とに基づく、所定の決済先装置へ送信すべき売上情報を暗号化するステップと、
    暗号化された暗号化情報を用いて、前記所定の決済先装置が決済のために必要な前記売上情報として復元可能に所定形状のシンボルを生成するステップと、
    印字部において、前所定形状のシンボルをオフライン決済票として印字するステップと、を有する、
    取引処理方法。
  5. コンピュータである取引処理装置に、
    カードを用いた取引の決済に使用されるカード情報を読取るステップと、
    入力部に対し、前記カードを用いた取引内容の決済処理に関する各種事項の情報が入力されるステップと、
    前記カードを用いた取引内容の決済処理に関する所定の決済先装置との間の通信が不可状態の場合に、暗号化部において、前記カードを用いた決済処理に応じて、前記カード情報と前記入力部に入力された前記各種事項の情報とに基づく、所定の決済先装置へ送信すべき売上情報を暗号化するステップと、
    暗号化された暗号化情報を用いて、前記所定の決済先装置が決済のために必要な前記売上情報として復元可能に所定形状のシンボルを生成するステップと、
    印字部において、前所定形状のシンボルをオフライン決済票として印字するステップと、を有する、
    プログラム。
  6. 取引処理装置と所定の決済先装置とが接続された取引処理システムであって、
    前記取引処理装置は、
    前記決済先装置との間で、カードを用いた取引内容の決済処理に関する通信を行う通信部と、
    前記カードを用いた取引の決済に使用されるカード情報を前記カードから読取る磁気カードリーダ部と、
    前記カードを用いた取引内容の決済処理に関する各種事項の情報が入力される入力部と、
    前記通信部における前記決済処理に関する通信が不可状態の場合に、前記カードを用いた取引内容の決済処理に応じて、前記カード情報と前記入力部に入力された前記各種事項の情報とに基づく、前記所定の決済先装置へ送信すべき売上情報を暗号化する暗号化部と、
    前記暗号化部により暗号化された暗号化情報を用いて、前記所定の決済先装置が決済のために必要な前記売上情報として復元可能に所定形状のシンボルを生成するシンボル生成部と、
    前記シンボル生成部により生成された前記所定形状のシンボルをオフライン決済票として印字する印字部と、を備える、
    取引処理システム。
  7. 請求項6に記載の取引処理システムであって、
    前記取引処理装置は、
    前記印字部による印字後、前記売上情報のデータを削除する制御部、を更に備える、
    取引処理システム。
  8. 請求項6又は7に記載の取引処理システムであって、
    前記取引処理装置は、
    前記通信部における前記決済処理に関する通信が不可状態から可能状態になった場合に、前記オフライン決済票に印字された前記シンボルの読み取りに応じて、前記シンボルから復元した前記暗号化情報を取得する取得部、を更に備え、
    前記通信部は、
    前記取得部が取得した前記暗号化情報を用いて、前記所定の決済先装置に対し、前記カードを用いた取引内容の売上登録の要求時に、前記暗号化情報を送信し、
    前記決済先装置は、
    前記カードを用いた取引内容の売上登録の要求時に前記取引処理装置から送信された前記暗号化情報を受信し復号する復号部を備え、
    前記復号部により復号された前記各種事項の情報を用いて、前記カードを用いた取引内容の売上登録を行う、
    取引処理システム。
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