JP5861903B1 - 間接照明構造体のユニット部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】天井や壁が仕上がった後からであっても簡単に設置でき、しかも、きれいな稜線を得ることができるばかりでなく、曲壁面にも設置可能であり、その上、前面板の見付け幅を小さくすることで軽快感をも演出可能な間接照明構造体を構成するユニット部品を提供する。【解決手段】石膏ボード製で横長矩形状の前面板と、該前面板の上辺に沿って折り返されて壁側に延伸する水平連結板と、該水平連結板の延伸側の辺に沿って折り返されて垂下する内面板と、該内面板の下辺に沿って折り返されて内側に水平に延伸する底板と、断面が幅広部および幅狭部からなる軽鉄であって該底板の下面の短辺方向に幅広部が固着される底板補強材と、その一端が直角に折り返されるように上方向に延伸する取付補強材と、からなり、両端部にはそれぞれ底板補強材が突き出た雄型ジョイント部および底板が突き出た雌型ジョイント部が形成される、構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、室内の壁面の上部や下り天井に設置される間接照明構造体に関し、さらに詳しくは軽量鉄骨下地(以下、本明細書では「軽鉄下地」という。)およびそれに張着される石膏ボードからなる間接照明構造体を構成するユニット部品に関する。
従来からビル等の室内空間は天井であっても壁であっても多くの場合、軽鉄下地に石膏ボードを張着し、その上から塗装やクロス貼等による仕上げを施すことにより形成されてきた。そして、柔らかな室内空間を演出するために、室内を直接的に照明するだけでなく、間接的に照明する間接照明を併用することが行われていて、梁やダクトなどをカバーするための下り天井を利用して天井および下り天井の段差部分に間接照明を設けることも行われている。
ここで、従来例に係る間接照明用構造体について図10を参照して説明する。この間接照明用構造体は、吊りボルト39に嵌着金具を介して軽量溝形鋼の野縁受38を吊設して、さらに野縁受38と直交するように野縁受38から嵌着金具を介して軽量形鋼の野縁37を吊設して天井や下り天井の軽鉄下地とし、下り天井の軽鉄下地は延伸して間接照明構造体の一部を構成する。ついで、天井や下り天井の軽鉄下地に石膏ボードの天井板36、下り天井板32、背面板31および前面板11を張着して間接照明構造体となる。そして、必要に応じて、天井板36、下り天井板32、背面板31および前面板11に塗装やクロスで仕上げを施し、間接照明構造体の野縁受38上に灯具41を設置することにより、間接照明構造が完成する。なお、石膏ボードとは、石膏を芯として、 その両面をボード用原紙(以下、本明細書では「原紙」という。)で被覆成型したものをいう。
この従来例の場合、灯具41が載置される野縁受38の上面から下り天井板32の表面までの距離は、下り天井板32の厚さ12.5mm+野縁受38の高さ38mm+野縁37の高さ19mm≒70mm、となって、これに、前面板11の高さには野縁受38の上縁から前面板11の天端までの距離が加算されることになる。
上述したように、間接照明は、室内の天井面および下り天井面の段差部分(図10の場合)や壁面の上部に照明器具が収納されるボックス状の間接照明構造体を形成するようにして行われるが、軽鉄下地組作業や石膏ボード張着作業に手間と熟練を要していてコスト高の要因になっている。このため、これらの課題を解決するための考案が実開平6−71640号公報や実用新案登録第3177378号公報に開示されている。
実開平6−71640号公報に開示の考案は、「照明器具を載置するための野縁の施工作業を省略化するとともに、石膏ボードの施工作業をも簡略化した間接照明構造を提供する。」ことを目的としていて、その目的を達成するために「 天井面と壁面との入り隅部分に下向きに開口となるような凹部を設け、照明器具を収納可能に形成された不燃性部材たる収納体を照明器具とともに凹部に挿入固定した間接照明構造である。収納体は、照明器具を載置可能に形成されるとともに凹部の反壁面側に位置する天井面を壁面との間に間隙を有するように壁面側に延長して形成された底板と、底板の反壁面側端部を凹部内面に沿って上方に折曲させた立設板と、立設板の上端を凹部内面に沿って壁面側に向かって折曲させた天板とを備えて形成した。」構成となっている。
また、実用新案登録第3177378号公報に開示の考案は、本願出願人による考案であって、「建物内の間接照明のための構造体を、不燃紙を張設された石膏ボードを利用して簡便に構成することを課題」としていて、その解決手段を「建物内の壁材に装着される不燃紙張設型の背板部材の下縁に、照明器具を載置するための第1底板部材が水平に連接されて、その前縁に起立した内側アゴ板が設けられるとともに、同内側アゴ板の上縁に水平連結部材を介し連結される垂下した外側アゴ板との間には、金属性の補強材が設けられる」構成としている。
実開平6−71640号公報 実用新案登録第3177378号公報
しかしながら、実開平6−71640号公報に開示の考案では、天井面と壁面との入り隅部分に下向きに開口となるような凹部を設けることから、天井裏の懐の距離がある程度確保されていないと設置できず、また、構成部品点数も比較的多いことから下地まで含んだ作業に手間が掛かる傾向にあるし、天井や壁が仕上がった後からこの間接照明構造を設置することは容易ではない。
また、実用新案登録第3177378号公報に開示の考案では、現場施工を前提としていて、外側アゴ板、水平補強板および内側アゴ板の寸法精度の確保が困難であり、外側アゴ板および水平補強板の折り曲げ部、水平補強板および内側アゴ板の折り曲げ部が形成する線(以下、「稜線」という。)がきれいな直線とならず、後工程である塗装作業やクロス貼り作業に手間と負担を押しつける傾向となる。
一方で、室内空間の装飾的な効果をさらに高めるために、壁面を曲面にすることも多く行われるようになってきており、そのニーズに合わせて間接照明構造も曲面にすることが求められているが、実開平6−71640号公報に開示の考案であっても実用新案登録第3177378号公報に開示の考案であってもその要望に対応できるものとなっていない。
そこで、本願発明が解決しようとする課題は、天井や壁が仕上がった後からであっても簡単に設置でき、しかも、きれいな稜線を得ることができるばかりでなく、曲壁面にも設置可能であり、その上、前面板の見付け幅を小さくすることで軽快感をも演出可能な間接照明構造体を構成するユニット部品を提供することにある。
上記課題を達成するために、本願請求項1に係る間接照明用構造体のユニット部品は、間接照明用構造体の構成部品として室内の壁面上部や天井の段差部分に設置される軽量鉄骨下地およびそれに張着される石膏ボードからなるユニット部品であって、石膏ボード製で横長矩形状の前面板と、前記前面板の上辺に沿って折り返されて壁側に延伸する石膏ボード製で横長矩形状の水平連結板と、前記水平連結板の延伸側の辺に沿って折り返されて垂下する石膏ボード製で横長矩形状の内面板と、前記内面板の下辺に沿って折り返されて内側に水平に延伸する石膏ボード製で横長矩形状の底板と、断面が幅広部および幅狭部からなる軽量鉄骨であって前記底板の下面の短手方向に幅広部が固着される底板補強材と、前記底板補強材の前記前面板とは反対側の一端が直角に折り返されるように上方向に延伸する取付補強材と、からなり、前記前面板および前記内面板は互いに密着して固着され、または前記底板補強材の他端が直角に折り返されるように上方向に延伸する前面板補強材の両側を前記前面板および前記内面板が密着して固着され、前記前面板の下辺および前記底板補強材の下側は同一レベルとなるように形成され、前記前面板、前記水平連結板、前記内面板および前記底板の長手方向の一端縁には前記底板補強材および前記取付補強材、またはそれらに加えて前記前面板補強材が取着されるとともに、平面から見て一直線状となっている該一端縁は該底板補強材の長手方向に沿った中心線に略一致して雄型ジョイント部が形成され、該前面板、該水平連結板、該内面板および該底板の長手方向の平面から見て一直線状となっている他端縁は該底板補強材よりも外側に突き出した状態となって雌型ジョイント部が形成され、一の前記ユニット部品と他の前記ユニット部品とは雄型ジョイント部と雌型ジョイント部が嵌合して接続され、前記底板補強材、前記前面板補強材および前記取付補強材は軽量溝型鋼、または軽量角パイプであり、該軽量溝型鋼にあってはその溝内に石膏ボードが埋入されている、ことを特徴としている。
なお、「前」や「内」、「垂直」や「水平」、あるいは「上方向」や「下方向」は、間接照明用構造体のユニット部品を壁や下り壁(天井の段差部分)に取り付けたときの概念であり、「壁側に延伸」とは「室内側とは逆方向に延伸」する意であって、「下り天井側に延伸」をも含む概念である。
また、本願請求項2に係る間接照明用構造体のユニット部品は、請求項1に記載の間接照明用構造体のユニット部品であって、少なくとも前記前面板および前記水平連結板の折り返し部分は、石膏ボードの表面の原紙を残して形成されるV字溝が直角に折り返されている、ことを特徴としている。
そして、本願請求項3に係る間接照明用構造体のユニット部品は、請求項1または請求項2に記載の間接照明用構造体のユニット部品であって、前記前面板、前記水平連結板、前記内面板および前記底板の長さは石膏ボードの規格幅(W)と同一の910mmまたは1,000mmであり、前記底板補強材および前記取付補強材、または前記底板補強材、前記取付補強材および前記前面板補強材は略W/(n+0.5)(ただし、nは整数でn≧2。)ピッチに取着されている、ことを特徴としている。
さらに、本願請求項4に係る間接照明用構造体のユニット部品は、請求項2または請求項3に記載の間接照明用構造体のユニット部品であって、前記前面板は下方に延伸し壁側に折り返されて前記底板補強材の下面に張着される底面天井板が形成され、前記水平連結板と前記内面板の折り返し部分、該内面板と前記底板の折り返し部分、および該前面板および該底面天井板の折り返し部分は、石膏ボードの表面または裏面の原紙を残して形成されるV字溝が直角に折り返されている、ことを特徴としている。
また、本願請求項5に係る間接照明用構造体のユニット部品は、請求項4に記載の間接照明用構造体のユニット部品であって、前記底板の壁側は上方に折り返されて前記取付補強材に張着される背面板が形成され、該底板と該背面板の折り返し部分は石膏ボードの裏面の原紙を残して形成されるV字溝が直角に折り返されている、ことを特徴としている。
そして、本願請求項6に係る間接照明用構造体のユニット部品は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の間接照明用構造体のユニット部品であって、隣接する前記底板補強材間の前記水平連結板、前記内面板および前記底板には2本の第1のスリットが前記前面板の厚さ相当分を残して等間隔に全断面に亘って貫設され、隣接する該第1のスリット間の該底板補強材で支持されていない前記底板は前記雌型ジョイント部を除き取り除かれている、ことを特徴としている。
さらに、本願請求項7に係る間接照明用構造体のユニット部品は、請求項6に記載の間接照明用構造体のユニット部品であって、前記水平連結板および前記内面板には隣接する前記第1のスリット間にも1つ以上の第2のスリットが略等間隔に貫設されている、ことを特徴としている。
また、本願請求項8に係る間接照明用構造体のユニット部品は、請求項7に記載の間接照明用構造体のユニット部品であって、前記内面板の前記第1のスリットおよび前記第2のスリットは該内面板の前面板側の原紙を残したV字溝で形成されている、ことを特徴としている。
そして、本願請求項9に係る間接照明用構造体のユニット部品は、請求項1または請求項2に記載の間接照明用構造体のユニット部品であって、前記前面板、前記水平連結板、前記内面板および前記底板の長さは石膏ボードの規格幅(W)と同一の910mmまたは1,000mmであり、前記底板補強材および前記取付補強材、または前記底板補強材、前記取付補強材および前記前面板補強材は略W/(m+0.5)(ただし、mは整数でm≧3。)ピッチに取着され、隣接する該底板補強材間の該水平連結板、該内面板および該底板には1本の第1のスリットが該前面板の厚さ相当分を残して等間隔に全断面に亘って貫設されている、ことを特徴としている。
本願発明は上記の構成により以下の効果を奏する。
(1)本願発明に係る間接照明用構造体のユニット部品(以下、本明細書では単に「ユニット部品」という。)は、横長矩形状の前面板、水平連結板および内面板が一体となり、これに軽量鉄骨(以下、本明細書では単に「軽鉄」という。)製の底板補強材に裏打ちされた底板と底板補強材の一端に固着されて上方向に延伸する取付補強材とが予め工場等で組み立てられ、その上、取付補強材の幅広部が前面板に対向して延伸する構成となっているため、壁の軽鉄下地を構成する建地部材に対して壁に直交する方向からドリルビスで取付補強板を貫通させて螺着するだけでユニット部品を取着できるので、熟練工でなくとも簡単に取り付けることができる。なお、ユニット部品の取り付け後は、底板補強材に石膏ボードの天井板を螺着し、水平補強板に石膏ボードの背面板を螺着するだけで、間接照明用構造体が完成するので、間接照明用構造体の組立自体も極めて簡単、かつ容易に施工することができる。
(2)前面板の下辺および前記底板補強材の下側を同一レベル、すなわち前面板の下辺、前面板補強材の下端および取付補強材の下端を底板補強材の下側と同一レベルとなるように形成することにより、工場等から施工現場に運搬したりしても、前面板の下辺が損傷を受けることはない。
(3)予め底板補強材の下面に底面天井板、またはそれに加えて取付補強材に背面板を張着することにより、上記(2)の効果が得られるばかりでなく、「底面天井板を張着する」あるいは「底面天井板および背面板を張着する」という現場作業を省略することができる。
(4)ユニット部品の長手方向の両端部に形成された雄型ジョイント部および雌型ジョイント部を接続することにより、特に、雄型ジョイント部に前面板補強材が取着されている場合には、この前面板補強材が前面板、水平連結板および内面板が形成する雌型ジョイント部の空間に嵌合することになるので、ユニット部品同士のジョイント部では前面板および水平連結板の目違いが生じにくくなり、折り返し部分の稜線も蛇行することなく直線的なものとなる。
(5)天井や壁が仕上がった後や石膏ボード張着作業完了後であっても、壁の石膏ボードの上から取付補強材を壁軽鉄下地の建地部材に螺着するだけでユニット部品が取着でき、簡単、かつ容易に間接照明用構造体を取り付けることができる。
(6)ユニット部品の底部は、石膏ボード製の底板とその下面に幅広部が固着される底板補強材とからなり、それらに石膏ボード製の天井板が螺着されて間接照明用構造体の底部となるので、従来よりも底部の厚みを小さくでき、ユニット部品の底部に載置した照明具を目線の高さから見えないような前面板の高さとすることにより、前面板の高さは従来よりも小さくすることが可能となる。
(7)前面板および水平連結板の折り返し部分を石膏ボードの表面の原紙を残してV字溝を形成して直角に折り返すようにすることで、折り返し部分の稜線はよりシャープな線となって仕上がりもきれいなものとなる。
(8)ユニット部品の長さを石膏ボードの規格幅に一致させることにより、建築に用いられる基準寸法(モジュール)に合致することから、ユニット部品としての無駄となる部分が少なくなる。
(9)取付補強材、底板補強材および前面板補強材をその溝内に石膏ボードを埋入した軽量溝型鋼とし、または軽量角パイプとした場合には、その両面から石膏ボードを螺着しても、螺着に際しての締め付け過ぎによる石膏ボードのひび割れが生じない。
(10)水平連結板、内面板および底板の隣接する底板補強材の間に2本の第1のスリットを前面板の厚さ相当分を残して等間隔に全断面に亘って貫設し、底板補強材で支持されていない独立片となった底板を取り除くことで、前面板を外方向に突き出す凸曲面とすることが可能となる。その上、第1のスリットは前面板の厚さ相当分を残して前面板自体には溝が入らない状態となっているので、前面板が形成する凸曲面は角張ることなくスムーズな状態の曲面となり、さらに底板は底板補強材で支持されているので、底板に荷重を掛けても底板を介して底板補強材に外力が伝わり当該荷重に十分耐えることができる。
(11)さらに、水平連結板および内面板の第1のスリット間にも1つ以上の新たな第2のスリットを貫設することにより、前面板の曲面を小さな曲率半径とすることができることから、あらゆる凸曲面のニーズに対応することができる。
(12)内面板の第1のスリットおよび第2のスリットを前面板側の原紙を残したV字溝で形成することとした場合には、底板が連接されていない内面板同士のいわゆる「出入りの暴れ」を防ぐことができる。
(13)水平連結板、内面板および底板の隣接する底板補強材の間に1本の第1のスリットを前面板の厚さ相当分を残して等間隔に全断面に亘って貫設した場合には、独立片となったそれぞれの底板も底板補強材で支持されているので、前面板を外方向に向けて凹んだ状態の凹曲面とすることが可能となる。その上、第1のスリットは前面板の厚さ相当分を残して前面板自体には溝が入らない状態となっているので、前面板が形成する凹曲面は角張ることなくスムーズな状態の曲面となる。
実施例1、実施例3および実施例4に係るユニット部品の縦断面図である。 実施例1に係るユニット部品の平面図である。 図2におけるIII部分の拡大図である。 実施例2に係るユニット部品の縦断面図である。 実施例3に係るユニット部品の部分平面図である。 図5におけるVI部分の拡大図である。 実施例4に係るユニット部品の部分平面図である。 実施例5に係る間接照明構造体のユニット部品を使用した下り天井の施工方法を示す縦断面図である。 実施例6に係る間接照明構造体のユニット部品を使用した下り天井の施工方法を示す縦断面図である。 従来例に係る間接照明用構造体の縦断面図である。
本発明を実施するための形態に係る実施例について、図1ないし図9に基づいて説明する。なお、図1ないし図9において、符号1は実施例1に係るユニット部品、符号2は実施例2に係るユニット部品、符号3は実施例3に係るユニット部品、符号4は実施例4に係るユニット部品、符号5は実施例5に係るユニット部品、符号6は実施例6に係るユニット部品、符号7は雄型ジョイント部、符号8は雌型ジョイント部、符号11は前面板、符号12は水平連結板、符号13は内面板、符号14は底板、符号15は底面天井板、符号21は前面板補強材、符号22は底板補強材、符号23は取付補強材、符号231は取付補強材本体、符号232は取付補強材の埋入体、符号25は第1のスリット、符号26は第2のスリット、符号261はV字溝、符号262は前面板の原紙、符号31は背面板、符号32は下り天井板、符号33は定規野縁受、符号341は第1の曲線定規野縁受、符号342は第2の曲線定規野縁受、符号35は壁軽鉄下地の建地、符号36は天井板、である。
まず、実施例1に係るユニット部品1について、図1ないし図3を参照して説明する。
ユニット部品1は、石膏ボード製で横長矩形状の前面板11と、前面板11の上辺に沿って折り返されて壁側に延伸する石膏ボード製で横長矩形状の水平連結板12と、水平連結板12の延伸側の辺に沿って折り返されて垂下する石膏ボード製で横長矩形状の内面板13と、内面板13の下辺に沿って折り返されて内側に水平に延伸する石膏ボード製で横長矩形状の底板14と、前面板11が下方に延伸し壁側に折り返されて水平に延伸する石膏ボード製で横長矩形状の底面天井板15と、底板14の下面の短手方向に沿って幅広部側が固着される軽量溝形鋼製の底板補強材22と、底板補強材11の前面板とは反対側の一端、すなわち底板14の辺縁に相当する箇所が直角に折り返されるように上方向に延伸する軽量溝形鋼製の取付補強材23と、底板補強材11の前面板側である他端が直角に折り返されるように上方向に延伸する軽量溝形鋼製の前面板補強材21と、から構成されていて、前面板11、水平連結板12および内面板13は前面板補強材21を囲繞し、底面天井板15は底板補強材11の下面に張着されている。なお、これらの構成部材は予め工場等で組み立てられてユニット化されている。
ユニット部品1では、前面板11、水平連結板12、裏面板13、底板14および底面天井板15に厚さ12.5mmの石膏ボードを使用し、前面板補強材21、底板補強材22および取付補強材23には野縁受として使用されるウェブ面(幅広部)38mm×フランジ面(幅狭部)12mmの軽量溝形鋼を使用していて、軽量溝形鋼の溝内には石膏ボードが埋入されて糊着されている。図3は取付補強材23が取付補強材本体231および取付補強材の埋入体232から構成されていることを示しているが、底板補強材22も同様の構成である。なお、軽量溝形鋼に代えて、例えば幅広部40mm×幅狭部16mmの軽量角パイプを使用しても良い。
なお、底板14および裏面板13の折り返し部、裏面板13および水平連結板12の折り返し部、水平連結板12および前面板11の折り返し部、前面板11および底面天井板15の折り返し部は、1枚の石膏ボードの表面あるいは裏面の原紙を残してV字溝を形成し、そのV字溝を直角に折り曲げることにより形成されている。
ユニット部品1の長さWは石膏ボードの規格幅と同一の910mmであり、底板補強材22、取付補強材23および前面板補強材21は等間隔に910/(n+0.5)(ただし、nは整数でn≧2。)ピッチに配置されていて、n=2の場合は略360mmとなり、n=3の場合は260mmとなる。なお、ユニット部品1の幅(底面天井板15の幅)および前面板11の高さは、載置する灯具の種類によっても異なるし、設計者の意向によっても異なるが、底面天井板15を張着しているユニット部品1では、灯具の載置面である底板14の上面から下り天井板32の表面までの距離は、底板14の厚さ12.5mm+底板補強材22の厚さ12mm+底面天井板15の厚さ12.5mm=37mm、となり、従来例の70mmの略1/2となって前面板11の高さを小さくすることが可能となる。
ユニット部品1の長さ方向の両端縁部には、それぞれ雄型ジョイント部7および雌型ジョイント部8が形成されている。雄型ジョイント部7は平面から見て一直線状となった前面板11、水平連結板12、内面板13、底板14および底面天井板15の長手方向の縁部から一体となった前面板補強材21、底板補強材22および取付補強材23の幅方向の1/2程度が外側に突き出した状態となっている一方、雌型ジョイント部8は平面から見て一直線状となった前面板11、水平連結板12、内面板13、底板14および底面天井板15の長手方向の縁部が一体となった前面板補強材21、底板補強材22および取付補強材23よりも外側に突き出した状態となっている。そして、一のユニット部品1の雄型ジョイント部7の前面板補強材21が他のユニット部品1の雌型ジョイント部8の前面板11、水平連結板12および内面板13が形成する空間に挿入されるとともに、雄型ジョイント部7の底板補強材22上に雌型ジョイント部8の底板14が載置されて接続される。
つぎに、ユニット部品1の壁面への取り付け方について説明するが、まず、ユニット部品1が取り付けられる壁の軽鉄下地について概説すると、壁の軽鉄下地は、床のコンクリート面および天井のコンクリート下面にランナーと呼ばれるコの字状の軽鉄を固着して、天井面のランナーと床面のランナーとの間にスタッドと呼ばれる軽量溝形鋼製の壁軽鉄下地の建地35を所定ピッチで垂設することで形成され、さらにその上から石膏ボードを張着することにより、壁面が形成される。なお、下り天井により天井に段差部分が形成されている場合のユニット部品1の取り付け方については、実施例5を参照されたい。
ユニット部品1を使用する間接照明用構造体は以下の手順で取り付けることができる。すなわち、
(1)現場の壁軽鉄下地の建地35のピッチをユニット部品1の取付補強材23のピッチに合わせて配置する。
(2)ユニット部品1が所定の高さとなるようにして壁軽鉄下地の建地35に取付補強材23を当接させて、取付補強材23の上からドリルビスで壁軽鉄下地の建地35に螺着させる。なお、取付補強材23と壁軽鉄下地の建地35がずれているような場合には、壁軽鉄下地の建地35をずらして合わせることができる。
(3)ユニット部品1が固定されると他のユニット部品1を接続して固定する。その後、石膏ボード張り作業に移行し、壁や天井の石膏ボード張り作業とともに、取付補強材23に石膏ボードが張着されて背面板31となる。
以上の工程を経て、間接照明用構造体が形成され、その後は仕上げ作業に移行し、最終工程で図示外の灯具が底板14に載置される。
つぎに、実施例2に係るユニット部品2について、図4を参照して説明するが、ユニット部品2の構成と取付手順はユニット部品1と略同様であるので、異なる構成についてのみ説明する。
ユニット部品2の前面が石膏ボード製で横長矩形状の前面板11と、前面板11の上辺に沿って折り返されて裏側に延伸する石膏ボード製で横長矩形状の水平連結板12と、水平連結板12の延伸側の辺に沿って折り返されて垂下する石膏ボード製で横長矩形状の内面板13と、から構成され、前面板11、水平連結板12、内面板13および底面天井板15の折り返し部分は、石膏ボードの表面の原紙を残してVカットして直角に折り返されていることはユニット部品1と同様であるが、前面板11および内面板13は折り返されて互いに密着している。
この構成により、水平連結板12の幅は25mm(12.5mm+12.5mm)となって、ユニット部品1の水平連結板12の幅の37mm(12.5mm+12mm+12.5mm)よりも狭くすることができる。一方で、前面板補強材21が挿入されていないので、底板14から水平連結板12の表面、すなわち、前面板11の高さは略50mm以下とすることが好ましい。なお、一のユニット部品2と他のユニット部品2との接続では、一のユニット部品2の底板補強材22に他のユニット部品2の底板11が載置される程度となるが、前面板11の高さが低いので、前面板11同士の目違いが生じても極めて微少なものとなる。
つぎに、実施例3に係るユニット部品3について、図1、図5および図6を参照して説明するが、ユニット部品3の断面から見た構成はユニット部品1と略同様であり、異なっているのは水平連結板12、内面板13および底板14の構成であるものの、図1における底面天井板15は構成部材とはなっていない。ここでは異なるこれらの構成についてのみ説明する。
平面から見たユニット部品3は、水平連結板12、内面板13および底板14の隣接する底板補強材22の間に2本の第1のスリット25が前面板11の厚さ相当分を残して等間隔に全断面に亘って貫設されていて、底板補強材22に支持されていない底板14は取り去られたような形状となっていて、さらに第1のスリット25、25間にも第2のスリット26が水平連結板12および内面板13に前面板11の厚さ相当分を残して貫設されている形状となっている。第1のスリット25および第2のスリット26は略等間隔であって、そのスリット幅は略2mmないし10mmとなっている。そして、第1のスリット25および第2のスリット26は、図6に示すように内面板13の前面板側の原紙262を残したV字溝261で形成されている。
なお、ユニット部品3にも雄型ジョイント部7および雌型ジョイント部8が形成されていることは勿論であり、これ以外のユニット部品3の構成部品についても、ユニット部品1と同様の構成となっているのでその説明を省略する。また、水平連結板12、内面板13および底板14自体の構成をユニット部品2と同様にすることができるのは勿論である。
ところで、ユニット部品3の長さはユニット部品1と同様の910mmであるが、底板補強材22、取付補強材23および前面板補強材21のピッチは910/4≒225mmあるいは910/5≒180mmとしていて、第1のスリット25および第2のスリット26の間隔は、225mm/4≒56mm、あるいは180mm/4=45mmとなっている。これはユニット部品3が主に外側に向かって凸の凸曲壁面に使用することを前提としているためであり、第1のスリット25および第2のスリット26の間隔を45mmとした場合には、曲率半径を300mmとすることができる。
このような小さな曲率半径でも前面板11はスムーズな曲面を描いていて、底板14が設置されている箇所であっても、底板14に拘束されることなく前面板11はスムーズな曲面を形成し、前面板11にひび割れが生じないことは実物で確認できた。また、第2のスリット26は、内面板13の前面板11側の原紙262を残したV字溝261で形成されているため、互いに細かく分断された内面板13であっても、内面板13同士は原紙262で繋がっている。これにより、内面板13の内面側は出入りのない状態となって個々の「暴れ」を防ぐことができる。
また、ユニット部品3の壁面への取り付け方については、ユニット部品1の壁面への取り付け方と略同様であり、ニット部品3を使用する間接照明用構造体の組立方法もユニット部品1と略同様であるので、その説明を省略する。なお、下り天井により天井に段差部分が形成されている場合のユニット部品3の取り付け方については、実施例6を参照されたい。
つぎに、実施例4に係るユニット部品4について、図7を参照して説明するが、ユニット部品4の構成と取付手順はユニット部品3と略同様であるので、異なる構成についてのみ説明する。
平面から見たユニット部品4は、水平連結板12、内面板13および底板14の隣接する底板補強材22の間に1本の第1のスリット25が前面板11の厚さ相当分を残して等間隔に全断面に亘って貫設された形状となっている。したがって、すべての底板14は底板補強材22で支持されている。また、ユニット部品4にも雄型ジョイント部7および雌型ジョイント部8が形成されていることは勿論であり、これ以外のユニット部品4の構成部品についても、ユニット部品1と同様の構成となっているのでその説明を省略する。なお、図1における底面天井板15は構成部材とはなっていない。また、水平連結板12、内面板13および底板14自体の構成をユニット部品2と同様にすることができるのは勿論である。
上記の構成により、ユニット部品4は、主に外側に向かって凹んだ凹曲壁面に使用することに適したユニット部品となる。また、ユニット部品4の壁面への取り付け方については、ユニット部品1またはユニット部品3の壁面への取り付け方と略同様であり、ユニット部品4を使用する間接照明用構造体の組立方法もユニット部品1またはユニット部品3と略同様であるので、その説明を省略する。
つぎに、実施例5に係るユニット部品5について、図8を参照して説明するが、ユニット部品5の構成はユニット部品1と略同様であるので、異なる構成についてのみ説明すると、ユニット部品5では、ユニット部品1に加えて背面板31が構成部材となっている。この背面板31は底板14の壁側が天井方向に折り返されて上方に延伸する石膏ボード製であり、取付補強材23に張着されていて、この取付補強材23はユニット部品1の取付補強材23よりも上方に長く延伸している。そして、背面板31および底板14の折り返し部は、1枚の石膏ボードの裏面の原紙を残してV字溝を形成し、そのV字溝を直角に折り曲げることにより形成されている。
ここで、ユニット部品5を使用した天井の段差部分の施工方法について、説明する。
(1)吊りボルト39に嵌着金具を介して軽量溝形鋼の野縁受38を吊設して、さらに野縁受38と直交するように野縁受38から嵌着金具を介して軽量形鋼の野縁37を吊設して天井および下り天井の軽鉄下地を組み立てる。
(2)天井の軽鉄下地を構成する野縁受38に直交してまたは野縁受38に平行に定規となる定規野縁受33を天井の段差部分の位置に合わせて固着する。図8は定規野縁受33を野縁受38に直交して固着する例を示していて、定規野縁受33を野縁受38に載置して嵌着金具で固定している。定規野縁受33を野縁受38に平行に固着する場合は、野縁受38に直交して複数の捨て野縁受を固着し、さらに、この複数の捨て野縁受から定規野縁受33を吊設するようにする。この定規野縁受33の固着の位置如何により、ユニット部品5の平面的な位置の精度は決定される。
(3)ユニット部品5の底板補強材22の下面と下り天井の野縁37の下面のレベルが同一となる(面一になる)ように定規野縁受33に取付補強材23をレベル調整しながら押しつけ、螺着して固定する。なお、この場合、ユニット部品5同士のジョイント部分に位置する取付補強材23と定規野縁受33を、野縁受同士が垂直面で直交する箇所に使用する市販の「下り壁上部止金具」を使用してユニット部品5のレベルを微調整しながら仮固定し、仮固定後にそれぞれの取付補強材23を定規野縁受33に螺着することで容易に所定のレベルでユニット部品5を固着することができる。
(4)ユニット部品5の底面天井板15については、図1よりも内側(図1の左側)に延伸しているので、延伸している先端部を下り天井の野縁37であるMバーにビス止めする。これによりユニット部品5は間接照明用構造体としての強度を有するようになる。そして、下り天井板32および天井板36を張着すると、天井段差部の間接照明用構造体が完成する。
なお、ユニット部品5に代えて予め背面板を張着したユニット部品2を使用しても良いことは勿論である。
つぎに、実施例6に係るユニット部品6について、図9を参照して説明するが、ユニット部品6の構成はユニット部品3、ユニット部品4と同様であり、異なるところは取付補強材23がユニット部品3、ユニット部品4の取付補強材23よりも上方に長く延伸し、所定の曲率半径を有する第1の曲線定規野縁受341をユニット部品3の取付補強材23の下部に螺着している点にある。
ここで、ユニット部品6を使用した天井の段差部分の施工方法について、図9を基に説明する。
(1)所定の曲率半径を有する第1の曲線定規野縁受341により、ユニット部品6はの所定の曲率半径を有する間接照明用構造体のユニット部品となっている。
(2)吊りボルト39に嵌着金具を介して軽量溝形鋼の野縁受38を吊設して、さらに野縁受38と直交するように野縁受38から嵌着金具を介して軽量形鋼の野縁37を吊設して天井および下り天井の軽鉄下地を組み立てる。
(3)天井の軽鉄下地を構成する野縁受38に直交してまたは野縁受38に平行に定規となる第2の曲線定規野縁受342を天井の段差部分の位置に合わせて固着する。なお、第2の曲線定規野縁受342は第1の曲線定規野縁受341と同一形状である。図9は第2の曲線定規野縁受342を野縁受38に直交して固着する例を示していて、第2の曲線定規野縁受342は野縁受38に載置して嵌着金具で固定している。第2の曲線定規野縁受342を野縁受38に平行に固着する場合は、野縁受38に直交して捨て複数の野縁受を固着し、さらに、この複数の野縁受から第2の曲線定規野縁受342を吊設するようにする。この第2の曲線定規野縁受342の定規野縁受33の固着の位置如何により、ユニット部品3の平面的な位置の精度は決定される。
(4)ユニット部品6の底板補強材22の下面と下り天井の野縁37の下面のレベルが同一となるように第2の曲線定規野縁受342に取付補強材23をレベル調整しながら押しつけ、螺着して固定する。なお、前述と同様に、ユニット部品6同士のジョイント部分に位置する取付補強材23を微調整しながら仮固定し、仮固定後にそれぞれの取付補強材23を第2の曲線定規野縁受342に螺着することで容易に所定のレベルでユニット部品6を固着することができる。
(5)底面天井板15、背面板31、下り天井板32および天井板36を張着する。
なお、ユニット部品6に代えてユニット部品4を使用しても良いことは勿論であるし、ユニット部品5と組み合わせることにより、平面的に見て様々な曲線や直線を有する天井の段差部の施工も可能であることは勿論である。
1 実施例1に係るユニット部品
2 実施例2に係るユニット部品
3 実施例3に係るユニット部品
4 実施例4に係るユニット部品
5 実施例5に係るユニット部品
6 実施例6に係るユニット部品
7 雄型ジョイント部
8 雌型ジョイント部
11 前面板
12 水平連結板
13 内面板
14 底板
15 底面天井板
21 前面板補強材
22 底板補強材
23 取付補強材
231 取付補強材本体
232 取付補強材の埋入体
25 第1のスリット
26 第2のスリット
261 V字溝
262 内面板の原紙
31 背面板
33 定規野縁受
341 第1の曲線定規野縁受
342 第2の曲線定規野縁受

Claims (9)

  1. 間接照明用構造体の構成部品として室内の壁面上部や天井の段差部分に設置される軽量鉄骨下地およびそれに張着される石膏ボードからなるユニット部品であって、
    石膏ボード製で横長矩形状の前面板と、
    前記前面板の上辺に沿って折り返されて壁側に延伸する石膏ボード製で横長矩形状の水平連結板と、
    前記水平連結板の延伸側の辺に沿って折り返されて垂下する石膏ボード製で横長矩形状の内面板と、
    前記内面板の下辺に沿って折り返されて内側に水平に延伸する石膏ボード製で横長矩形状の底板と、
    断面が幅広部および幅狭部からなる軽量鉄骨であって前記底板の下面の短手方向に幅広部が固着される底板補強材と、
    前記底板補強材の前記前面板とは反対側の一端が直角に折り返されるように上方向に延伸する取付補強材と、からなり、
    前記前面板および前記内面板は互いに密着して固着され、または前記底板補強材の他端が直角に折り返されるように上方向に延伸する前面板補強材の両側を前記前面板および前記内面板が密着して固着され、
    前記前面板の下辺および前記底板補強材の下側は同一レベルとなるように形成され、
    前記前面板、前記水平連結板、前記内面板および前記底板の長手方向の一端縁には前記底板補強材および前記取付補強材、またはそれらに加えて前記前面板補強材が取着されるとともに、平面から見て一直線状となっている該一端縁は該底板補強材の長手方向に沿った中心線に略一致して雄型ジョイント部が形成され、該前面板、該水平連結板、該内面板および該底板の長手方向の平面から見て一直線状となっている他端縁は該底板補強材よりも外側に突き出した状態となって雌型ジョイント部が形成され、一の前記ユニット部品と他の前記ユニット部品とは雄型ジョイント部と雌型ジョイント部が嵌合して接続され、
    前記底板補強材、前記前面板補強材および前記取付補強材は軽量溝型鋼、または軽量角パイプであり、該軽量溝型鋼にあってはその溝内に石膏ボードが埋入されている、ことを特徴とする間接照明用構造体のユニット部品。
  2. 少なくとも前記前面板および前記水平連結板の折り返し部分は、石膏ボードの表面の原紙を残して形成されるV字溝が直角に折り返されている、ことを特徴とする請求項1に記載の間接照明用構造体のユニット部品。
  3. 前記前面板、前記水平連結板、前記内面板および前記底板の長さは石膏ボードの規格幅(W)と同一の910mmまたは1,000mmであり、前記底板補強材および前記取付補強材、または前記底板補強材、前記取付補強材および前記前面板補強材は略W/(n+0.5)(ただし、nは整数でn≧2。)ピッチに取着されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の間接照明用構造体のユニット部品。
  4. 前記前面板は下方に延伸し壁側に折り返されて前記底板補強材の下面に張着される底面天井板が形成され、前記水平連結板と前記内面板の折り返し部分、該内面板と前記底板の折り返し部分、および該前面板および該底面天井板の折り返し部分は、石膏ボードの表面または裏面の原紙を残して形成されるV字溝が直角に折り返されている、ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の間接照明用構造体のユニット部品。
  5. 前記底板の壁側は上方に折り返されて前記取付補強材に張着される背面板が形成され、該底板と該背面板の折り返し部分は石膏ボードの裏面の原紙を残して形成されるV字溝が直角に折り返されている、ことを特徴とする請求項4に記載の間接照明用構造体のユニット部品。
  6. 隣接する前記底板補強材間の前記水平連結板、前記内面板および前記底板には2本の第1のスリットが前記前面板の厚さ相当分を残して等間隔に全断面に亘って貫設され、隣接する該第1のスリット間の該底板補強材で支持されていない前記底板は前記雌型ジョイント部を除き取り除かれている、ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の間接照明用構造体のユニット部品。
  7. 前記水平連結板および前記内面板には隣接する前記第1のスリット間にも1つ以上の第2のスリットが略等間隔に貫設されている、ことを特徴とする請求項6に記載の間接照明用構造体のユニット部品。
  8. 前記内面板の前記第1のスリットおよび前記第2のスリットは該内面板の前面板側の原紙を残したV字溝で形成されている、ことを特徴とする請求項7に記載の間接照明用構造体のユニット部品。
  9. 前記前面板、前記水平連結板、前記内面板および前記底板の長さは石膏ボードの規格幅(W)と同一の910mmまたは1,000mmであり、前記底板補強材および前記取付補強材、または前記底板補強材、前記取付補強材および前記前面板補強材は略W/(m+0.5)(ただし、mは整数でm≧3。)ピッチに取着され、隣接する該底板補強材間の該水平連結板、該内面板および該底板には1本の第1のスリットが該前面板の厚さ相当分を残して等間隔に全断面に亘って貫設されている、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の間接照明用構造体のユニット部品。
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