JP5861172B2 - 架空線用テンションバランサ - Google Patents
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Description
ンションバランサに関する。
また、かかる従来のテンションバランサの架空線に張力を付与するコイルばねは、円筒部材に収納され、コイルばねを受け止め、コイルばねの伸縮に対応して移動するばね座も円形であり、このばねの伸縮に対応した張力は、ばねの伸縮により移動するばね座よりワイヤおよび張力変換プーリを介し架空線に伝達される。従って、コイルばねも円筒状、このコイルばねの収納部材も円筒部材およびばね座も円形であるため、コイルばねおよびばね座は、円筒部材内において捩れ(回動)を許容する形態となる。従って、ワイヤに捩れ現象が生じたり、円筒部材に捻れ(回動)が生ずると、円筒部材に対しコイルばね、ばね座、ワイヤおよび張力変換プーリの位置関係が正常な位置からずれる可能性があり、機能に悪影響を及ぼす課題がある。
一定径の螺旋状の第1のワイヤガイド溝を備える第1プーリ部および径が順次変化する螺旋状の第2のワイヤガイド溝を備える第2プーリ部が並列され、前記第1のワイヤガイド溝および第2のワイヤガイド溝が螺旋方向を逆にして形成された第1の張力変換プーリと、該第1の張力変換プーリと同様の第1プーリ部および第2プーリ部が並列され、該第2プーリ部が第1の張力変換プーリの第2プーリ部と隣り合わせで同軸に並列される第2の張力変換プーリと、
前記第1の張力変換プーリおよび第2の張力変換プーリそれぞれの第1プーリ部の第1のワイヤガイド溝に沿って巻回され、各一端が該第1のワイヤガイド溝の一部に固定され、他端が架空線側に連結される各一の第1のワイヤと、
前記第1の張力変換プーリおよび第2の張力変換プーリそれぞれの第2プーリ部の第2のワイヤガイド溝に沿って巻回され、各一端が該第2のワイヤガイド溝の一部に固定され、他端が前記コイルばねに連結されて張力が付与される各一の第2のワイヤと、を備え、
前記第1の張力変換プーリおよび第2の張力変換プーリそれぞれの第1プーリ部および第2プーリ部は、一本の水平軸に回転不可能に挿通され、かつ二つの前記第1プーリ部が二つの前記第2プーリ部を介在するように配置され、
前記各一の第1のワイヤの端部が架空線に連結され、前記架空線の伸縮量を、前記第1の張力変換プーリおよび前記第2の張力変換プーリの回転に伴う前記コイルばねの伸縮動作によって吸収させると共に、前記架空線の伸縮に伴うコイルばねの張力の変化を、架空線の伸縮で前記各張力変換プーリが正逆回動することで巻回されている各一の第2のワイヤの位置が、径の順次変化する螺旋状の各一の第2のワイヤガイド溝に案内されて変わることにより、巻回されている該第2のワイヤの位置のプーリ径が変化し第1のワイヤガイド溝に巻回されている第1のワイヤに略均一化した張力として出力し架空線に付与する架空線用テンションバランサにおいて、
前記架空線に張力を付与するコイルばねを収納して、支柱などの固定部材に回転不可能に支持される角筒部材と、
前記第2プーリ部の回転による第2のワイヤの移動量に応じて前記コイルばねを伸縮させる方向に前記角筒部材の内側面に対し微小間隙をおいて移動可能に設けられた略矩形のばね座と、
該ばね座に固設された軸受部材に回転自在に軸支され、前記一方の第2プーリ部から引き出された第2ワイヤが懸回され他方の第2プーリ部に至る滑車と、を備えることを特徴とする。
(1)第1のワイヤの牽引ポイントの偏心による張力変換プーリの捻れ現象を防止できる。即ち、第1の張力変換プーリおよび第2の張力変換プーリで構成する張力変換プーリ部分に捻れ現象が軽減する。従って、コイルばねおよび第2プーリ部、第2のワイヤによる架空線の張力均一化制御を、第1のワイヤを介し安定して行うことが出来る。
(2)コイルばねは角筒部材内に収納され、また、この角筒部材内に設けられ、第2プーリ部から引き出された第2のワイヤが連結され、第2プーリ部の回転による第2のワイヤの移動量に応じて前記コイルばねを伸縮させる方向に移動可能なばね座も略矩形であるので、コイルばねおよび第2のワイヤに捻れが生じても、また、角筒部材に捻れ(回動も含む)が生じても、角筒部材内での回転が規制され、正常な動作を保証する。
(3)第1プーリ部を径の異なるものと取り換えることで、コイルばねのばね力(張力)が同じものでも、張力変換プーリから出力する張力を容易に調整することが可能となる。従って、例えば、架空線によって標準張力が異なっても、標準張力毎にコイルばねを変えることなく、第1プーリ部を取り換えることによって対応できる。
(4)コイルばねのばね力は、滑車を介し第2のワイヤに伝達されるが、第2ワイヤは滑車に懸回して折り返されているので、この部分での第2のワイヤの損傷が防止され、耐久性が向上する。
この実施の形態では、架空線19に張力を付与するコイルばね4を収納して、支柱などの固定部材に回転不可能に支持される角筒部材3内に、略矩形のばね座35が前記コイルばね4を伸縮させる方向に移動可能に設けられ、該ばね座35に軸受部材46が固設され、該軸受部材46に滑車47が回転自在に軸支48されている。本例では軸受部材46は逆U字状の形状をなし、その開放端側がばね座35に固着されている。滑車47は、この軸受部材46の一方の片と他方の片の間に位置し、一方の片と他方の片の間に架設された支軸48に回転自在に軸支されている。
他は前記実施の形態と同様であるので、同様な構成は同一符号を付して他の詳細な説明は省略する。
2A 第1の張力変換プーリ
2B 第2の張力変換プーリ
2a 第1プーリ部
2b 第2プーリ部
3 角筒部材
4 コイルばね
4a、4b ばね部材
5 水平軸
6、7、8 角孔
9 リング
10 軸受
11 第1のワイヤガイド溝
12 第2のワイヤガイド溝
13 第1のワイヤ
14 、16 係止孔
15 第2のワイヤ
17 ガイドローラ
18 絶縁碍子
19 架空線
20 ナット
21 可動ばね受け部材
21a、21b 段付きばね座
22 プレート
23 長孔
24 取付金具
25 取付孔
28 矩形小孔
29 立上り片
30、31 矩形小孔
32 プレート
33 長ボルト
34 ナット
35 ばね座
36 ガイドチャンネル
37 横長孔
38 U字状ホルダ
39 横長孔
41 端板
42 横長孔
46 軸受部材
47 滑車
48 支軸
Claims (2)
- 空中に架設される架空線の張力を一定に保持するための架空線用テンションバランサであって、
架空線に張力を付与するコイルばねと、
一定径の螺旋状の第1のワイヤガイド溝を備える第1プーリ部および径が順次変化する螺旋状の第2のワイヤガイド溝を備える第2プーリ部が並列され、前記第1のワイヤガイド溝および第2のワイヤガイド溝が螺旋方向を逆にして形成された第1の張力変換プーリと、該第1の張力変換プーリと同様の第1プーリ部および第2プーリ部が並列され、該第2プーリ部が第1の張力変換プーリの第2プーリ部と隣り合わせで同軸に並列される第2の張力変換プーリと、
前記第1の張力変換プーリおよび第2の張力変換プーリそれぞれの第1プーリ部の第1のワイヤガイド溝に沿って巻回され、各一端が該第1のワイヤガイド溝の一部に固定され、他端が架空線側に連結される各一の第1のワイヤと、
前記第1の張力変換プーリおよび第2の張力変換プーリそれぞれの第2プーリ部の第2のワイヤガイド溝に沿って巻回され、各一端が該第2のワイヤガイド溝の一部に固定され、他端が前記コイルばねに連結されて張力が付与される各一の第2のワイヤと、を備え、
前記第1の張力変換プーリおよび第2の張力変換プーリそれぞれの第1プーリ部および第2プーリ部は、一本の水平軸に回転不可能に挿通され、かつ二つの前記第1プーリ部が二つの前記第2プーリ部を介在するように配置され、
前記各一の第1のワイヤの端部が架空線に連結され、前記架空線の伸縮量を、前記第1の張力変換プーリおよび前記第2の張力変換プーリの回転に伴う前記コイルばねの伸縮動作によって吸収させると共に、前記架空線の伸縮に伴うコイルばねの張力の変化を、架空線の伸縮で前記各張力変換プーリが正逆回動することで巻回されている各一の第2のワイヤの位置が、径の順次変化する螺旋状の各一の第2のワイヤガイド溝に案内されて変わることにより、巻回されている該第2のワイヤの位置のプーリ径が変化し第1のワイヤガイド溝に巻回されている第1のワイヤに略均一化した張力として出力し架空線に付与する架空線用テンションバランサにおいて、
前記架空線に張力を付与するコイルばねを収納して、支柱などの固定部材に回転不可能に支持される角筒部材と、
前記第2プーリ部の回転による第2のワイヤの移動量に応じて前記コイルばねを伸縮させる方向に前記角筒部材の内側面に対し微小間隙をおいて移動可能に設けられた略矩形のばね座と、
該ばね座に固設された軸受部材に回転自在に軸支され、前記一方の第2プーリ部から引き出された第2ワイヤが懸回され他方の第2プーリ部に至る滑車と、を備えることを特徴とする架空線用テンションバランサ。 - 前記第1の張力変換プーリおよび第2の張力変換プーリそれぞれの第1プーリ部と第2プーリ部は、前記水平軸に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の架空線用テンションバランサ。
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