JP5859677B2 - 口腔ケア用具の替えヘッド、口腔ケア用具、及びその使用方法 - Google Patents

口腔ケア用具の替えヘッド、口腔ケア用具、及びその使用方法 Download PDF

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Description

本発明は、主に口腔ケア用具及び口腔ケア用具の替えヘッドの構造に関する。
当該分野において、替えヘッドを備える電動歯ブラシが公知である。その電動歯ブラシは、一般的に、本体と、本体に取り外し可能に装着された替えヘッドとを備える。その電動歯ブラシにおいて、いくつかの理由からヘッドの交換性が、望まれている。様々なタイプの替えヘッド/ブラシが設計されており、それらは用毛又は様々な特徴(例えば、限定されるものではないが、用毛硬さ、用毛長さ、用毛太さ、用毛の断面形状、用毛の複数種類の組み合わせ、用毛の材料、用毛のカット形状、用毛の配列など)を有する他の清掃要素を備える。また、それらは、異なるユーザの特定の目的(例えば、限定されるものではないが、歯周ポケットケア、歯間ケア、歯垢除去、歯茎マッサージ、ホワイトニング、ポリッシングなど)に基づいて設計されており、また、使用者の嗜好(使用時のフィーリングなど)の要求を満たすように設計されている。また、モーション誘発回路及び構成要素を備える本体は、ブラシ部、例えば、口腔内の清掃作業を行うヘッドの歯清掃要素(と他の要素)などよりも平均寿命が長い。替えブラシ/ヘッドに設けられるブラシ部は、消耗品である。したがって、替えブラシ/ヘッドを、使用者(消費者)に供給し続ける必要がある。歯清掃要素(又はヘッドの他の要素)が消耗したとき、消費者が電動歯ブラシ全体を破棄しなければならないとすれば、消費者にとって不便である。多くの場合、電動歯ブラシを使用し続けると、1年間に複数回替えヘッド/ブラシを購入することになる。したがって、電動歯ブラシ本体と、互いに取り外し可能に装着することができるヘッド部とを設計することが業界で一般的になっている。これによって、消費者は、適切な時期に消耗した又は特定のヘッド部を、新しい別のヘッド部に交換することができる。
電動歯ブラシの構造を開示する文献の一例として、特開2011−143057号公報(特許文献1)、特開2011−139844号公報(特許文献2)等が挙げられる。これらの文献に開示された電動歯ブラシの構造においては、替えブラシは、以下のように、電動歯ブラシ本体へ取り付けられる。電動歯ブラシ本体のステムの表面に設けられた凸部が、替えブラシの内周面に設けられた凹部に嵌合されることで、ステムに替えブラシが固定される。電動歯ブラシは、電動歯ブラシ本体からの振動を、電動歯ブラシ本体から替えブラシのブラシ部に効率良く、かつ、効果的に伝達するべきである。
既存の替えブラシは、多くの欠陥に悩まされている。その欠陥とは、替えヘッドの製造の複雑さ、本体への替えヘッドの不適切な装着、本体への替えヘッドの装着安定性の不十分さが含まれる。したがって、替えヘッド、及びその替えヘッドを備える口腔ケア用具を改良する必要がある。
この発明に基づいた電動歯ブラシにおいては、先端部を有し内部に設けられた振動源により振動し、中心軸に沿って延びる棒状形態のステムを含む電動歯ブラシ本体、および上記ステムを覆うようにして装着される替えブラシを備える、電動歯ブラシであって、以下の構成を備える。
上記ステムは、その外周面から外方に向かって突出する凸部領域を含み、上記替えブラシは、開口後端を有する筒状部と、上記筒状部の先端側の外部に設けられるブラッシング部材と、上記筒状部の後端側から先端側に向かって設けられ、先端側は閉じ後端側が上記開口後端において開口する開口領域を規定する開口側壁とを含む。
上記開口側壁は、上記開口領域に向かって突出する膨出壁を有し、上記替えブラシの上記ステムへの装着状態においては、上記凸部領域は、上記開口領域内に位置するとともに、上記膨出壁が、上記凸部領域の後端側において上記凸部領域に接している。
他の形態においては、上記替えブラシは、上記筒状部の先端側の内部に設けられ、上記ステムの上記先端部側を保持する保持部を有し、上記替えブラシの上記ステムへの装着状態においては、上記筒状部の上記保持部において上記ステムの上記先端部が保持される。
他の形態においては、上記開口側壁は、上記開口後端から先端側に向かって延びる第1側壁と、上記第1側壁に対して、上記中心軸周りに沿う周方向に対向する位置に設けられ、上記開口後端から先端側に向かって延びる第2側壁と、上記第1側壁および上記第2側壁の先端側に設けられ、上記第1側壁および上記第2側壁を連結する第3側壁とを有し、上記第1側壁は、その後端側に、上記第2側壁側に向かって突出する上記膨出壁を有し、上記凸部領域は、後端側から先端側に向かって延びる形状を有し、上記替えブラシの上記ステムへの装着状態においては、上記第3側壁は、上記凸部領域の先端部側に当接している。
他の形態においては、上記第1側壁は、側面視において、上記中心軸に対して傾斜する方向に延びるように設けられ、上記凸部領域は、側面視において、上記中心軸に対して傾斜する方向に延びる傾斜壁面を有し、上記替えブラシの上記ステムへの装着状態においては、上記第1側壁は、上記傾斜壁面に当接している。
他の形態においては、上記第2側壁は、上記第3側壁側に、上記第1側壁に平行に傾斜する傾斜側壁領域と、上記開口後端側に、側面視において、上記中心軸に平行な平行側壁領域とを有する。
他の形態においては、上記替えブラシの上記ステムへの装着状態において、上記ステムの外周面と上記筒状部の内周面との間には、いずれか一方に上記中心軸方向に延びるリブが設けられ、いずれか他方に、上記リブを受け入れるガイド溝が設けられている。
他の形態においては、上記リブおよび上記ガイド溝は、上記中心軸を挟んで、上記凸部領域および上記開口側壁とは対向する領域に設けられている。
他の形態においては、上記リブおよび上記ガイド溝は、上記中心軸を挟んで、上記凸部領域および上記開口側壁とは対向する領域以外の領域に設けられている。
他の形態においては、上記開口側壁は、上記中心軸を挟んで上記ブラッシング部材とは対向する位置に設けられている。
この発明に基づいた替えブラシにおいては、先端部を有し、内部に設けられた振動源により振動する中心軸に沿って延びる棒状形態のステムを含む電動歯ブラシ本体に用いられ、上記ステムを覆うようにして装着される替えブラシであって、以下の構成を備える。
上記ステムは、その外周面から外方に向かって突出する凸部領域を含み、当該替えブラシは、開口後端を有する筒状部と、上記筒状部の先端側の外部に設けられるブラッシング部材と、上記筒状部の後端側から先端側に向かって設けられ、先端側は閉じ後端側が上記開口後端において開口する開口領域を規定する開口側壁とを含む。
上記開口側壁は、上記開口領域に向かって突出する膨出壁を有し、上記替えブラシの上記ステムへの装着状態においては、上記凸部領域は、上記開口領域内に位置するとともに、上記膨出壁が、上記凸部領域の後端側において上記凸部領域に接している。
他の形態においては、上記替えブラシは、上記筒状部の先端側の内部に設けられ、上記ステムの上記先端部側を保持する保持部を有し、上記替えブラシの上記ステムへの装着状態においては、上記筒状部の上記保持部において上記ステムの上記先端部が保持される。
他の形態においては、上記開口側壁は、上記開口後端から先端側に向かって延びる第1側壁と、上記第1側壁に対して、上記中心軸周りに沿う周方向に対向する位置に設けられ、上記開口後端から先端側に向かって延びる第2側壁と、上記第1側壁および上記第2側壁の先端側に設けられ、上記第1側壁および上記第2側壁を連結する第3側壁とを有し、上記第1側壁は、その後端側に、上記第2側壁側に向かって突出する上記膨出壁を有し、上記凸部領域は、後端側から先端側に向かって延びる形状を有し、上記替えブラシの上記ステムへの装着状態においては、上記第3側壁は、上記凸部領域の先端部側に当接している。
他の形態においては、上記第1側壁は、側面視において、上記中心軸に対して傾斜する方向に延びるように設けられ、上記凸部領域は、側面視において、上記中心軸に対して傾斜する方向に延びる傾斜壁面を有し、上記替えブラシの上記ステムへの装着状態においては、上記第1側壁は、上記傾斜壁面に当接している。
他の形態においては、上記第2側壁は、上記第3側壁側に、上記第1側壁に平行に傾斜する傾斜側壁領域と有し、上記開口後端側に、側面視において、上記中心軸に平行な平行側壁領域とを有する。
他の形態においては、上記替えブラシの上記ステムへの装着状態において、上記ステムの外周面と上記筒状部の内周面との間には、いずれか一方に上記中心軸方向に延びるリブが設けられ、いずれか他方に、上記リブを受け入れるガイド溝が設けられている。
他の形態においては、上記リブおよび上記ガイド溝は、上記中心軸を挟んで、上記凸部領域および上記開口側壁とは対向する領域に設けられている。
他の形態においては、上記リブおよび上記ガイド溝は、上記中心軸を挟んで、上記凸部領域および上記開口側壁とは対向する領域以外の領域に設けられている。
他の形態においては、上記開口側壁は、上記中心軸を挟んで上記ブラッシング部材とは対向する位置に設けられている。
さらに他の形態においては、本発明は、例えば、電動歯ブラシ等の口腔ケア用具の替えヘッドに関する。替えヘッドは、特別に設計された構造を採用しており、その構造は、替えヘッドを、口腔ケア用具本体に設けられた特別に設計されたボスに装着するものである。口腔ケア用具は、一般的に本体と、替えヘッドとを備える。上記替えヘッドは、上記本体のステムから突出したボスのロック部のアンダーカット面に係合するロックタブを有する筒状スリーブを備える。
一形態においては、本発明は、口腔ケア用具であってもよい。口腔ケア用具は、本体と、替えヘッドとを備える。上記本体は、肩部を備える握持部、長手方向軸に沿って延びるステム、上記ステムの外表面から突出したボスであって、軸方向から離れて設けられたアンダーカット面を有するロックリブ部と、上記ロックリブ部から上記肩部に向かって延びる位置決めリブとを備えるとともに、上記アンダーカット面は、上記位置決めリブ部の第1側面から円周方向に向かって突出するボス、を備える。上記替えヘッドは、キャビティと、上記キャビティ内への開口を規定する近位縁とを備える筒状スリーブ、上記筒状スリーブ内において上記近位縁から離れて設けられたロックスリット部と上記近位縁から上記ロックスロット部に延びるエントリースロット部とを備えるスロット、上記エントリースロット部の第1側壁を形成する遠位縁と、上記ロックスロット部の底壁を形成する上縁とを含むロックタブとを備える。上記筒状スリーブは、上記ステムが上記筒状スリーブ内に配置されたロック状態において、上記ステムに取り外し可能に装着される。上記位置決めリブ部は、上記エントリースロット部内に配置される。上記ロックリブ部は、上記ロックスロット部内に配置される。上記ロックタブの上縁は、上記ロックリブ部のアンダーカット面に係合し、上記ステムから上記筒状スリーブが軸方向に外れることを抑制する。
他の形態においては、本発明は、替えヘッドが取り外し可能に装着された口腔ケア用具本体であってもよい。口腔ケア用具は、肩部を備える握持部、上記肩部から長手方向軸に沿って延びるステム、上記ステムの外表面から突出するボスを備える。上記ボスは、上記肩部から軸方向に離れて設けられたアンダーカット面を有するロックリブ部と、上記ロックリブ部から上記肩部へ延びる位置決めリブ部とを備え、上記アンダーカット面は、上記位置決めリブ部の第1側面から円周方向に突出している。
さらに他の形態においては、本発明は、口腔ケア用具本体に取り外し可能に装着する替えヘッドであってもよい。替えヘッドは、複数の歯清掃要素を設けたヘッド;上記本体のステムを受けるためのキャビティと、上記キャビティ内への開口を規定する近位縁とを備えた筒状スリーブ;上記筒状スリーブ内において上記ステムのボスと嵌合するためのスロット、ここで上記スロットは、(1)上記ステムの上記ボスのロックリブ部を受けるためのロックスロット部であって、上記近位縁から軸方向に離れて設けられたロックスロット部と、(2)上記ステムの上記ボスの位置決めリブ部を受けるためのエントリースロット部であって、上記近位縁から上記ロックスロット部に延びるエントリースロット部とを備える;上記エントリースロット部の第1側壁を形成する遠位縁と、上記ロックスロット部の底壁を形成する上縁とを備えるロックタブ;を備える。上記上縁は、上記ボスの上記ロックリブ部のアンダーカット面に係合し、上記ステムから上記筒状スリーブが軸方向に外れることを抑制する。
さらに他の形態においては、本発明は、電動歯ブラシであってもよい。電動歯ブラシは、先端部と、外周面と、その外周面から外方に向かって突出する凸部領域とを含むステムを備える本体;上記本体内で位置決めされ、上記ステムの上記先端部を振動させることが可能な振動源;上記ステムに当接可能な替えブラシ;を備える。上記替えブラシは、開口後端と先端側を有する筒状部、上記先端側に設けられた歯清掃要素、後端側に設けられ、先端側は閉じ後端側が上記開口後端において開口する開口領域を規定する開口側壁、を含む。上記開口側壁は、膨出壁を有し、上記替えブラシの上記ステムへの装着状態においては、上記凸部領域は、上記開口領域内に位置するとともに、上記膨出壁が、上記凸部領域の後端側において上記凸部領域に接している。
また他の形態においては、本発明は、口腔ケア用具であってもよい。口腔ケア用具は、本体と、替えヘッドとを備える。上記本体は、握持部、上記握持部から第1長手方向軸方向に沿って延びるステム、上記ステムの外表面から半径方向外方に向かって突出したボスであって、アンダーカット面を有するロック部と、上記第1部から上記握持部に延びる位置決め部とを含むボス、を備える。上記替えヘッドは、キャビティと、上記キャビティ内への開口を規定する近位縁と、弾性部とを含む筒状スリーブ、上記弾性部の内面から半径方向内方に向かって突出した突起、上記弾性部の内面から半径方向内方に向かって突出し、上記突起との間に第1軸チャンネルを有するロックタブを備える。上記筒状スリーブは、上記ステムが上記筒状スリーブの上記キャビティ内に配置されたロック状態において、上記ステムに取り外し可能に装着されている。上記ボスの上記位置決め部は、前記第1軸チャンネル内に配置され、上記ステムに対して上記筒状スリーブが回転することを抑制する一方、上記ロックタブは、上記ボスの上記アンダーカット面に係合し、上記ステムから上記筒状スリーブが軸方向に外れることを抑制する。
さらに他の形態においては、本発明は、口腔ケア用具本体に取り外し可能に装着される替えヘッドであってもよい。替えヘッドは、複数の歯清掃要素を設けたヘッド;上記本体のステムを受けるキャビティと、上記キャビティ内への開口を規定する近位縁と、弾性部とを含む筒状スリーブ;上記弾性部の内面から半径方向内方に向かって突出した突起;上記弾性部の内面から半径方向内方に向かって突出し、上記突起との間に第1軸チャンネルを有するロックタブ;を備える。上記弾性部は、上記筒状スリーブから半径方向外方に変形可能である。
さらに他の形態においては、本発明は、替えブラシを口腔ケア用具本体に取り外し可能に装着する方法であってもよい。方法は、a)本体のステムと軸方向に一直線上に替えヘッドを配置するステップ、ここで上記替えヘッドは、キャビティを形成する筒状スリーブを備える一方、上記筒状スリーブは、弾性部と、上記弾性部の内面から半径方向内方に向かって突出したロックタブとを含む;b)開口を介して上記筒状スリーブの上記キャビティ内に上記ステムを移動させ、上記ロックタブが上記ステムのボスのロック部に接触して上方へ移動し、それによって上記弾性部が半径方向外方に変形することにより、変形状態となるステップ、を含む。上記方法において、上記ロックタブが上記ボスの上記ロック部を通過するとき、上記弾性部が標準状態に戻り、ロック状態を実現する。ロック状態は、以下の手順で実現される。(1)上記ボスの位置決め部が上記ロックタブに隣接して配置され、(2)上記ロックタブの上縁が、上記ボスのアンダーカット面に係合し、上記ステムから上記筒状スリーブが軸方向に外れることを抑制する。
さらに他の形態においては、本発明は、口腔ケア用具であってもよい。口腔ケア用具は、本体と、替えヘッドとを備える。上記本体は、握持部、上記グリップから第1長手方向軸に沿って延びるステム、上記ステムの外表面から半径方向外方に向かって突出したボスであって、アンダーカット面を有する係止部と上記第1部から上記握持部に延びる位置決め部とを含むボスを備える。上記替えヘッドは、キャビティと、上記キャビティ内への開口を規定する近位縁と、弾性部とを含む筒状スリーブ、上記弾性部の内面から半径方向内方に向かって突出したロックタブ、を備える。上記ステムが上記筒状スリーブの上記キャビティ内に配置されたロック状態において、上記筒状スリーブは上記ステムに取り外し可能に装着される。上記ボスの上記位置決め部は、上記ボスの上記位置決め部の隣に配置される。上記ロックタブは、上記ボスの上記ロック部の上記アンダーカット面に係合し、上記ステムから上記筒状スリーブが軸方向に外れることを抑制する。
他の形態においては、本発明は、口腔ケア用具本体に取り外し可能に装着される替えヘッドであってもよい。替えヘッドは、複数の歯清掃要素を有するヘッド;上記本体のステムを受けるためのキャビティと、上記キャビティ内への開口を規定する近位縁とを含む筒状スリーブ;上記筒状スリーブ内において上記ステムのボスに嵌合するためのスロット、ここでスロットは、(1)上記ステムの上記ボスの少なくとも一部を受けるためのロックスロット部と、(2)上記ロックスロット部の底壁を形成する上縁であって上記ボスに係合可能である上縁を含むロックタブ;を備える。上記ロックスロット部は、上記替えヘッドの長手方向軸に対してある角度で斜めに向けられた第1スロット軸に沿って延びる。
本発明のさらなる適用分野については、以下の詳細な説明で明らかにしている。なお、詳細な説明および具体例は、本発明の好ましい実施形態を示すが、例示のみを目的としたものであり、本発明の範囲を限定するものではないことを理解すべきである。
本発明は、詳細な説明および添付図面からより完全に理解される。
本発明の実施の形態1における電動歯ブラシの全体構成を示す斜視図(組立図)である。 図1の電動歯ブラシの全体構成を示す断面図(一部側面図)である。 実施の形態において替えブラシが本体のステムへ取り外し可能に連結された装着状態を示す、側面視における図1の電動歯ブラシの部分拡大図である。 実施の形態における図3の替えブラシに形成される開口側壁を示す、側面視における部分拡大図である。 図3の替えブラシの底面側からの斜視図である。 図1の電動歯ブラシのステムを示す、側面視における部分拡大図である。 図1の電動歯ブラシのステムを示す、部分斜視図である。 図3中VIII−VIII線矢視断面図である。 ステムが替えブラシの領域に部分的に挿入され、替えブラシをステムに取り外し可能に装着した第1模式図である。 ステムが替えブラシの領域に部分的に挿入され、替えブラシをステムに取り外し可能に装着した第2模式図である。 ステムが替えブラシの領域に部分的に挿入され、替えブラシをステムに取り外し可能に装着した第3模式図である。 替えブラシがステムに取り外し可能に装着された、替えブラシの装着状態を示す第4模式図(装着完了)である。 替えブラシの製造プロセスを示す斜視図である。 本発明の実施の形態2における替えブラシに形成された開口側壁を示す、側面視における部分拡大図である。 本発明の実施の形態3における替えブラシに形成された開口側壁を示す、側面視における部分拡大図である。 本発明の実施の形態4における本体と、本体に取り外し可能に装着された替えヘッドとを備えた口腔ケア用具の正面図である。 替えブラシが本体から取り外された図16の口腔ケア用具の正面図である。 図17の替えヘッドの領域XVIIIAの拡大図である。 図17の本体の領域XVIIIBの拡大図である。 本体のステムが替えヘッドの筒状スリーブのキャビティに部分的に挿入され、替えヘッドを本体に取り外し可能に装着した図16の口腔ケア用具の拡大斜視図である。 本体のステムが替えヘッドの筒状スリーブのキャビティに部分的に挿入され、ステムのボスのロック部が筒状スリーブのスロットのエントリースロット部内に配置された、図16の口腔ケア用具の正面図である。 本体のステムが替えヘッドの筒状スリーブのキャビティ内に完全に挿入され、ボスのロック部が筒状スリーブのスロットのロックスロット部内に配置され、ボスの位置決め部が筒状スリーブのスロットのエントリースロット部内に配置され、ロック状態を実現した図16の口腔ケア用具の拡大正面図である。 図21のXXII−XXII線矢視断面図である。 図21のXXIII−XXIII線矢視断面図である。 本発明の実施の形態5における本体と替えヘッドとを備えた口腔ケア用具であって、替えヘッドが本体から取り外された状態の正面図である。 図24の本体の領域XXVの拡大図である。 本体のステムが替えヘッドの筒状スリーブのキャビティ内に部分的に挿入され、替えヘッドを本体に取り外し可能に装着した図24の口腔ケア用具の拡大斜視図である。 本発明の実施の形態6における本体と替えヘッドを備えた口腔ケア用具であって、替えヘッドが本体と取り外し可能に装着された状態の正面図である。 替えヘッドが本体から取り外された図27の口腔ケア用具の正面図である。 図28の替えヘッドの領域XXIXの拡大図である。 図28の替えヘッドの底面図である。 図28の替えヘッドの筒状スリーブから離れたラッチの内面の斜視図である。 図28の本体の領域XXXIIの拡大図である。 本体のステムが替えヘッドの筒状スリーブのキャビティ内に部分的に挿入され、替えヘッドが本体に取り外し可能に装着された図28の口腔ケア用具の拡大正面図である。 本体のステムが替えヘッドの筒状スリーブのキャビティ内に完全に挿入されてロック状態を実現した図28の口腔ケア用具の拡大正面図である。 図34のXXXV−XXXV線矢視横断面図である。 図34のXXXVI−XXXVI線矢視縦断面図である。
以下の好適な実施形態の説明は、本質的に単なる例示であり、本発明、その用途、又は使用を制限することを意図するものではない。
本発明に基づく実施の形態における電動歯ブラシおよび替えブラシについて、以下、図面を参照しながら説明する。以下の各実施の形態においては、モータの回転により振動を発生させる電動歯ブラシについて説明する。本発明は、本明細書において、電動歯ブラシを例として挙げているが、本明細書で説明する本発明の概念は、替えヘッドを利用する手動歯ブラシ、又は他の手動の又は電動の口腔ケア用具に適用することができる。適用されるものには、制限されるものではないが、舌クリーナー、ウォーターピック、歯間デバイス、歯ポリッシャーを備えていてもよく、歯係合要素を有する特別に設計された取っ手付きの用具を備えていてもよい。また、本明細書で説明する本発明の概念は、振動電動歯ブラシに加えて、他の種類の電動歯ブラシに使用することもできる。
本発明の原理に係る例示的な実施の形態の説明は、明細書全体の一部とみなされる添付図面を参照して読むことを意図している。以下の各実施の形態においては、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲を、必ずしもその個数、量などに限定するものではない。以下で説明する各実施の形態においては、同一の部品、相当部品に対して、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない。
本明細書に開示された発明に係る実施の形態の説明では、方向又は向きへの言及は、単に説明のために用いられることを意図しており、本発明の範囲を限定することを決して意図していない。相対的用語「下側」、「上側」、「水平」、「垂直」、「上方」、「下方」、「上」、「下」、「上部」、「下部」、「先端」、「後端」又はそれらの派生用語(例えば、「水平に」、「下方に」、「上方に」などは、)は、説明している図に記載された又は表示された向きを言及しているものと解釈されるべきである。これらの相対的用語は、説明するためだけに使用され、特に記載がある場合を除き、装置が特定の方向に構成され、又は操作されることを要求しない。用語「装着された」、「添付された」、「接続された」、「連結された」、「相互接続された」など、およびそれらと同様の用語は、別段の記載のない限り、複数の構造体が、直接的に、又は介在構造体を通して間接的に、あるいは可動の又は剛性のアタッチメント若しくは関係により直接的および間接的の両方で、互いに固定される関係若しくは装着される関係を表す。
さらに、本発明の特徴および利点を例示した実施の形態を参照して説明する。本発明は、例示的な実施の形態に限定されるべきではない。例示的な実施の形態は、単独で、または複数の特徴の他の組み合わせにおいて有している特徴を組み合わせたいくつかの可能性のある非限定的な組み合わせを示している。本発明の範囲は、明細書に添付された特許請求の範囲によって定義される。
(電動歯ブラシ100)
図1および図2を参照して、本発明の実施の形態1における電動歯ブラシ100について説明する。図1は、電動歯ブラシ100の全体構成を示す斜視図(組立図)、図2は、電動歯ブラシ100の全体構成を示す断面図(一部側面図)である。
電動歯ブラシ100は、電動歯ブラシ本体1および替えブラシ50を備えている。電動歯ブラシ本体1は、ケース10、モータ20、偏心ロッド30、および中心軸30tに沿って延びる形態を有するステム40を含む。ケース10は、筒状に形成されている。ケース10は、電動歯ブラシ1の使用者により把持される。ケース10の表面には、操作部13が設けられている。
モータ20は、ケース10の一端11寄りに内蔵されている。モータ20は、駆動シャフト21を有している。モータ20は、駆動シャフト21を回転させるために、ケース10に内蔵された所定の電源(不図示)に接続されている。偏心ロッド30は、略棒状に形成されている。
偏心ロッド30は、錘部33bを有している。錘部33bの重心位置は、偏心ロッド30の中心軸30tから外側(図9紙面下方側)にずれている。換言すると、錘部33bは、偏心ロッド30の中心軸30tに対して偏心している。偏心ロッド30の他端32側は、駆動シャフト21に接続されている。
ステム40は、円筒形状(キャップ状)を有する。ステム40の一端41側は閉ざされ、一端41側の内側には、軸受部44が設けられている。軸受部44には、偏心ロッド30の一端31が挿入される。ステム40は、偏心ロッド30を覆うようにしてケース10側に装着される。ステム40の先端には、他のステム40の領域よりも縮径された円筒形状の先端部41が設けられている。
替えブラシ50は、開口後端51bを有する筒状部51と、この筒状部51の先端側の内部に設けられ、ステム40の先端部41を保持する保持部51aと、筒状部51の先端側の外部に設けられるブラシ部52とを有する。替えブラシ50の筒状部51が、ステム40の外側において、ステム40を覆うようにして装着される。替えブラシ50のステム40への装着構造および装着ステップの詳細については、後述する。
なお、本実施の形態では、ブラッシング部材として、毛状のブラシ部52を採用した場合について説明しているが、シリコン製のブラッシングヘッド(塊)を採用することも可能である。
また、本実施の形態では、替えブラシ50の保持部51aによりステム40の先端部41が保持されているが、必ずしも先端に限定されるものではなく、先端部41側が保持されていればよい。
なお、本実施の形態では、筒状部51の保持部51aにおいてステム40の先端部41を保持する構造について説明しているが、ステム40の先端部41を保持する構造に限定されず、先端部41を保持する構造に代わり、ステム40の他の領域を保持する構造を採用することも可能である。また、開口側壁510による凸部領域410の保持力を十分確保することができる場合には、他の領域において筒状部51がステム40を保持する領域を設ける必要はない。
モータ20の駆動シャフト21、偏心ロッド30の回転軸、ステム40の中心軸、および替えブラシ50の筒状部51の中心軸は、中心軸30tに一致するように配置されている。
なお、以下の説明において、電動歯ブラシ100のブラシ部52側を先端側、ケース側を後端側と称する。また、中心軸30tに対して垂直な方向から視野を側面視と称する。
(電動歯ブラシ100の動作)
上記のように構成される電動歯ブラシ100の動作について説明する。電動歯ブラシ本体1に替えブラシ50が装着された状態においては、替えブラシ50の筒状部51の先端側の内部に設けられた保持部51aに、ステム40の先端部41が保持される。替えブラシ50の後端側におけるステム40との固定構造については、後述する。
使用者が操作部13を操作して、モータ20を駆動させる。モータ20は、駆動シャフト21を回転させる。偏心ロッド30は、駆動シャフト21から伝達される動力により、駆動シャフト21と一体となって回転する。
錘部33bが中心軸30t回りに回転することにより、中心軸30t周りに遠心力が発生する。当該遠心力は、ステム40を振動させる。ステム40の振動は、替えブラシ50の筒状部51を通じてブラシ部52に伝達される。こうして、ブラシ部52が振動する。
(ステム40への替えブラシ50の装着構造)
図3から図12を参照して、ステム40への替えブラシ50の装着構造、具体的には、替えブラシ50の後端側におけるステム40との固定構造について説明する。図3は、ステム40への替えブラシ50の装着状態を示す、側面視における部分拡大図、図4は、替えブラシ0に設けられる開口側壁を示す、側面視における部分拡大図、図5は、替えブラシ0の底面側からの斜視図、図6は、電動歯ブラシ本体1に設けられるステム40の側面視における部分拡大図、図7は、電動歯ブラシ本体1に設けられるステム40の部分斜視図、図8は、図3中VIII−VIII線矢視断面図である。
図3を参照して、ステム40には、その外周面から外方に向かって突出する凸部領域410が設けられている。替えブラシ50の開口後端51bには、筒状部51の後端側から先端側に向かって設けられ、先端側は閉じ後端側が開口後端51bにおいて開口する開口領域510Kを規定する開口側壁510が設けられている。電動歯ブラシ本体1に替えブラシ50が装着された状態においては、ステム40の凸部領域410は、開口側壁510によって規定される開口領域510Kの内部に位置している。
(開口側壁510)
図4を参照して、開口側壁510は、開口後端51bから先端側に向かって延びる第1側壁511(図4中のA1、A3を含む領域)と、第1側壁511に対して、中心軸30t周りに沿う周方向Rに対向する位置に設けられ、開口後端51bから先端側に向かって延びる第2側壁512(図4中のA4を含む領域)と、第1側壁511および第2側壁512の先端側に設けられ、第1側壁511および第2側壁512を連結する、上端側に向かって凸形状の第3側壁513(図4中のA2を含む領域)とを有している。
第1側壁511は、側面視において、中心軸30tに対して傾斜する方向に延びるように設けられる第1傾斜壁面511a(図4中のA1の領域)と、後端側に第1傾斜壁面511aに連続して設けられる円弧壁511b(図4中のA3の領域)と、第2側壁512側に向かって突出し、円弧壁511bに連続して設けられる膨出壁511cとを有している。一例として、傾斜角度α1は、開口側壁510の長手方向の長さが7mm程度に対しては、5°〜15°くらいが好ましい。
第2側壁512は、側面視において、第3側壁513に連続して設けられ、第1側壁511の第1傾斜壁面511aに平行に傾斜する第2傾斜側壁領域512a(図4中のA4の領域)と、第2傾斜側壁領域512aに連続し、開口後端51b側に、側面視において、中心軸30tに平行な第1平行側壁領域512bとを有する。
さらに、第1平行側壁領域512bの後端側には、第1側壁511の第1傾斜壁面511aに平行に傾斜する第3傾斜側壁領域512cおよび開口後端51bに通じる第2平行側壁領域512dが設けられている。開口後端51bに形成される膨出壁511cと第2平行側壁領域512dとによって規定される開口幅は、Wとなる。
図5を参照して、開口側壁510は、中心軸30tを挟んでブラシ部52とは対向する位置に設けられている。また、替えブラシ50の筒状部51の開口後端51b側の内部には、中心軸30tに沿って延びる第1ガイド溝520および第2ガイド溝530が形成されている。
ガイド溝520は、2本の平行に延びるリブ520rの間に形成され、この第1ガイド溝520は、中心軸30tを挟んで、開口側壁510とは対向する領域に設けられている。また、第2ガイド溝530は、2本の平行に延びるリブ530rの間に形成され、このガイド溝530は、中心軸30tを挟んで、開口側壁510とは対向する領域以外の領域に設けられ、本実施の形態では、中心軸30t方向の後端側から先端側から見て、中心軸30t回りに約90°回転した位置に設けられている。
図6および図7を参照して、ステム40に設けられる凸部領域410は、側面視において、中心軸30tに対して傾斜する方向に延びる第1傾斜壁面410a、この第1傾斜壁面410aに対して平行に傾斜する第2傾斜壁面410c、第1傾斜壁面410aおよび第2傾斜壁面410cの先端側を連結する湾曲形状の先端側側面410b、および第1傾斜壁面410aおよび第2傾斜壁面410cの後端側を連結する湾曲形状の後端側側面410dを有している。凸部領域410の傾斜角度は、上述の開口側壁510に設けられる傾斜角度と同じ傾斜角度に設けられる。一例として、傾斜角度α1は、開口側壁510の長手方向の長さが7mm程度に対しては、5°〜15°くらいが好ましい。
また、ステム40の外表面には、中心軸30tを挟んで凸部領域410とは対向する領域に、第1ガイド溝520に嵌合する、中心軸30tに沿って延びる第1リブ420が設けられている。また、ステム40の外表面には、中心軸30tを挟んで凸部領域410とは対向する領域以外の領域に、中心軸30tに沿って延びる第2リブ430が設けられている。本実施の形態では、中心軸30t方向の後端側から先端側から見て、中心軸30t回りに約90°回転した位置に設けられている。また、第1リブ420および第2リブ430の下端部には、ステム40の外表面において環状に設けられるフランジ440が設けられている。
図8を参照して、ステム40に替えブラシ50が装着された状態においては、凸部領域410は、開口側壁510内に位置し、第1リブ420は第1ガイド溝520内に位置し、第2リブ430は第2ガイド溝530内に位置することとなる。
(ステム40への替えブラシ50の装着ステップ)
次に、図9から図11を参照して、ステム40への筒状部51の装着ステップについて説明する。図9から図11は、ステム40への替えブラシ50の装着ステップを示す第1から第3模式図である。
ステム40の先端側から矢印D方向に沿って、替えブラシ50をステム40に装着する。その際、第1リブ420は第1ガイド溝520に案内され、第2リブ430は第2ガイド溝530に案内される。ステム40の周囲に設けられる、凸部領域410、第1リブ420、および第2リブ430は、中心軸30tの周りに非対象に配置されていることから、ステム40に対する替えブラシ50の挿入位置は一義的に定められる。
また、第1リブ420が、中心軸30tを挟んで凸部領域410とは対向する領域に設けられていることから、凸部領域410および第1リブ420がステム40の装着をガイドしながら、ステム40の傾斜を阻止しながら、両者の中心軸30tを一致させた状態で替えブラシ50をステム40に装着する。
図10−12を参照して、替えブラシ50のステム40への装着を進めると、凸部領域410の湾曲形状の先端側側面410bが、開口後端51bに形成される膨出壁511cと第2平行側壁領域512dとによって規定される開口から、開口領域510Kの内部に進入する。ここで、開口側壁510に第1平行側壁領域512bを設けておくことで、膨出壁511cと第2平行側壁領域512dとによって規定される開口幅を大きくすることが可能となり、凸部領域410の開口領域510Kの内部への進入を容易にする。
図11および図12を参照して、さらに替えブラシ50のステム40への装着を進めると、凸部領域410の先端側側面410bは、開口側壁510の第1平行側壁領域512bの第2側壁512に沿ってスライド移動する。また、膨出壁511cが、凸部領域410の第1傾斜壁面410aの当接を開始する。この際、替えブラシ50の開口後端51b側は、側方(図中矢印X1方向)に押し広げられながら、膨出壁511cは、第1傾斜壁面410aに沿ってスライド移動する。
図12を参照して、替えブラシ50のステム40への装着が完了すると、膨出壁511cは第1傾斜壁面410aを乗り越え、押し広げられていた弾性力に基づき、一気に凸部領域410の後端側側面410dに当接する状態となる。使用者は、この膨出壁511cのクリック感覚により、替えブラシ50のステム40への装着が完了したことを認識する。
また、替えブラシ50のステム40への装着状態においては、凸部領域410が後端側側面410dに当接する状態に加えて、第1傾斜壁面511aが第1傾斜壁面410aに当接し、第3側壁513が先端側側面410bに当接する状態となる。これにより、開口側壁510が、凸部領域410を抱きかかえる状態となる。
その結果、替えブラシ50の後端側におけるステム40との固定構造の強化を図ることが可能となる。これにより、替えブラシ50は、ステム40の先端部41の保持(図2中のP1部)と後端側の保持(図2中のP2部)とにより、ステム40への固定が強化され、替えブラシ50の電動歯ブラシ本体1への装着状態をより良好な状態にすることが可能となる。
さらに、電動歯ブラシ100の使用時においては、ブラシ部52に力(荷重)が加わることで、開口側壁510における替えブラシ50の筒状部51の内面とステム40の外面との隙間が小さくなり、開口側壁510の凸部領域410への保持力(係合力)を高めることができ、替えブラシ50のステム40への固定をより安定させることができる。
また、開口側壁510に歯磨き粉などの異物が詰まって固着した場合であっても、本実施の形態における開口側壁510は、開口後端51bに対して開放されているため、容易に歯磨き粉などの異物を除去することができる。
また、替えブラシ50のステム40の装着が困難になった場合であっても、開口側壁510の状態を外観として観察することができる。その結果、開口側壁510に歯磨き粉などの異物が詰まっている場合にあって、直ぐに開口側壁510を清掃すべき動機付けが得られ、無理に替えブラシ50をステム40に装着させるような事態を未然に回避させることができる。その結果、替えブラシ50およびステム40の破損を未然に防止することができる。
また、替えブラシ50に設けられる開口側壁510は、開口後端51bに対して開放されているため、仮に、ステム40に対して、所定の向き(正しい向き)に替えブラシ50を装着せず、無理矢理間違った方向に替えブラシ50嵌めようとした場合でも、替えブラシ50の筒状部51が外側に向けて容易に曲げることが可能となる。これによっても、替えブラシ50およびステム40の破損を未然に防止することができる。
また、替えブラシ50に設けられる開口側壁510は、開口後端51bに対して開放されているため、替えブラシ50のステム40への装着時には、開口側壁510全体が替えブラシ50の外側へ大きく曲がって変形した後に、凸部領域410に係合することから、開口側壁510による凸部領域410への保持力(係合力)を高めることができる。特に、本実施の形態では、開口側壁510は、第2傾斜側壁領域512a、第3側壁513、第1傾斜壁面511a、円弧壁511b、および膨出壁511cを有していることから、係合力を高める範囲を広くすることができる。
また、予め保持力の狙い値を、広い範囲の中心付近で調整しておくことによって、ロック時に関係する寸法(凸部領域410の寸法および開口側壁510の寸法)に多少の寸法誤差があっても、替えブラシ50にステム40を確実に固定することができる。その結果、電動歯ブラシ1の使用時の、ステム40と替えブラシ50との間において発生する騒音を低減することができる。
また、替えブラシ50のステム40への装着時のロックフィーリング(装着が完了したことを音と手の感覚で使用者に伝えること)は、使用者の無理な替えブラシ50のステムへの押し込みを防ぐ為にも重要であり、ステム40と替えブラシ50の破損の低減に対して効果的である。
また、替えブラシ50の開口側壁510の変形を利用することによりロックフィーリングを得る場合においても、開口側壁510に第1傾斜壁面511aを設けることで、上下方向および左右方向に対して、調整範囲を広く取ることができ、替えブラシ50をステム40に対して、より安定して装着することができる。
このように、替えブラシ50の電動歯ブラシ本体1への装着においては、振動の伝達(「振動伝達特性」)の他に、替えブラシ50と電動歯ブラシ本体1との「着脱性」、「位置決め性」、「替えブラシ固定(保持)力」、「装着時の位置決め」、「保持力の安定性」、「騒音性」、「装着認識性(ロック時のフィーリング)」、使用に伴う歯磨き粉の固着に対する「清掃性」などの機能を持つことが要求される。
また、図13に、替えブラシ50の製造プロセスを示す。替えブラシ50の製造プロセスにおいては、2分割された樹脂成形型が用いられ、樹脂成形型は、図中のM1およびM2方向に引き離される。図中の二点鎖線MLは、上型と下型との境界を示している。
替えブラシ50の筒状部51には、ブラシ植毛用孔51hと、開口側壁510とを同時に成形する必要があるが、ブラシ植毛用孔51hの中心軸30tを挟んだ反対側に開口側壁510を設けることで、樹脂成形型の引き出し方向(M1、M2)側に、ブラシ植毛用孔51hおよび開口側壁510が位置することから、替えブラシ50の製造プロセスを変更することなく(プロセスを増加させることなく)、本実施の形態における替えブラシ50の製造を行なうことができる。
ここで、開口側壁510が、ブラシ植毛用孔51hから見て左右方向(中心軸30tから見て90°回転した方向)に存在する場合について検討する。替えブラシ50の内側の空間を形成するためのスライドコア(金型)は替えブラシ50の下端側にスライドする必要がある。
また、開口側壁510に関しては膨出壁511cが設けてあるために、アンダーカット(突起が邪魔をして、スライド(図中のM1またはM2方向)できない)となり、スライドコアにより、替えブラシ50の内側の空間の形成と開口側壁510とを一体で形状を成形することができない。そのため、金型には、開口側壁510を成形する金型領域が外側にスライド機構を設ける必要が生じ、製造コストの上昇を招く。
さらに、上記構造を実現するためには、替えブラシ50の外側に、金型が移動するためのスペースが必要となる。生産性(量産性、コスト面)を考慮すると、1回の成型で複数個の替えブラシを生産するために、複数個のキャビティ(例えば、1回の成形で、8個取りなど)で対応するのが一般的である。複数個取りをした場合、上記のスライド構造を各キャビティ毎に設ける必要があり、結果として金型が大型となり成形機も限定されることから、採算上の悪化、制約条件が多くなり、量産に向いていない。
一方、本実施の形態に示すように、ブラシ植毛用孔51hの中心軸30tを挟んだ反対側に開口側壁510を設けることで、金型に対して、上述のスライド機構が不要となるため、生産性を悪化させることなく、通常の替えブラシと同じ生産性を確保することが可能となる。
なお、上記実施の形態においては、開口側壁510の形状として、図4に示す第1平行側壁領域512bを設ける場合について説明しているが、この形状に限定されるものではない。たとえば、図14に示すように、第2傾斜側壁領域512aが、そのまま開口後端51bにまで達する形状であってもかまわない。また、図15に示すように、傾斜壁を有さない、第1側壁511の形状、および第2側壁512の形状を採用することも可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明のいくつかの実施の形態における電動歯ブラシは、先端部41を有し内部に設けられた振動源により振動し、中心軸30tに沿って延びる棒状形態のステム40を含み、電動歯ブラシ本体1、およびステム40を覆うようにして装着される替えブラシ50を備える電動歯ブラシであって、以下の構成を備える。
ステム40は、その外周面から外方に向かって突出する凸部領域410を含み、替えブラシ50は、後端51bを有する筒状部51と、筒状部51の先端側の外部に設けられるブラシ部52と、筒状部51の後端側から先端側に向かって設けられ、先端側は閉じ後端側が開口後端51bにおいて開口する開口領域510Kを規定する開口側壁510とを含む。
開口側壁510は、開口領域510Kに向かって突出する膨出壁511cを有し、替えブラシ50のステム40への装着状態においては、凸部領域410は、開口領域510K内に位置するとともに、膨出壁511cが、凸部領域410の後端側において凸部領域410に接している。
また、本発明の替えブラシは、先端部41を有し、内部に設けられた振動源により振動すし、中心軸30tに沿って延びる棒状形態のステム40を含む電動歯ブラシ本体1に用いられ、ステム40を覆うようにして装着される替えブラシ50であって、以下の構成を備える。
ステム40は、その外周面から外方に向かって突出する凸部領域410を含み、当該替えブラシ50は、開口後端51bを有する筒状部51と、筒状部51の先端側の外部に設けられるブラシ部52と、筒状部51の後端側から先端側に向かって設けられ、先端側は閉じ後端側が開口後端51bにおいて開口する開口領域510Kを規定する開口側壁510とを含む。
開口側壁510は、開口領域510Kに向かって突出する膨出壁511cを有し、替えブラシ50のステム40への装着状態においては、凸部領域410は、開口領域510K内に位置するとともに、膨出壁511cが、凸部領域410の後端側において凸部領域410に接している。
図16および図17を参照して、本発明の実施の形態4における電動歯ブラシ1000について説明する。一般的に、電動歯ブラシ1000は、替えヘッド100と、本体200とを備える。以降でさらに詳細に説明するように、替えヘッド100および本体200は、図11−12を参照して説明される同様の方法で、替えヘッド100を本体200に繰り返し脱着可能に設計されている。図16では、替えヘッド100が本発明の実施の形態における本体200に取り外し可能に装着されたロック状態にある電動歯ブラシ1000を説明している。図17では、替えヘッド100が本体200から取り外された取り外し状態にある電動歯ブラシ1000を説明している。
本体200は、通常、握持部210と、ステム220とを備える。握持部210は、その遠位端である肩部211で終端する。例示された実施の形態では、本体200の肩部211は、本体200の握持部210の遠位端を形成する環状の肩部である。例示された肩部211は、本体200の握持部210の遠位端によって形成された第1傾斜面と、ステム20(図19−23参照)の(環状フランジと見なすことができる)ラジアルカラー212によって形成される第2傾斜面とを含むステップ面を備える。当然ながら、本発明は、全ての実施の形態において、そのように限定されるものではない。例えば、いくつかの実施の形態では、肩部211は、1つの平面又は1つの輪郭に沿った面とすることができる。また、いくつかの他の実施の形態においては、肩部211は、分割されていてもよく、又は完全な環状でなくてもよい。
肩部211は、本体200の握持部210の遠位部の外表面から形成された外表面を含む。ステム220は、握持部210から延びる。さらに具体的に説明すると、ステム220は、握持部210の肩部211から、長手方向軸A−Aに沿って延びる。いくつかの実施の形態においては、本体200におけるステム220および握持部210は、一体化して形成することができる。しかしながら、いくつかの実施の形態においては、本体200におけるステム220および握持部210は、別々に形成され、製造プロセスの後の工程中において連結してもよい。
本体200の握持部210は、使用者が使用中に電動歯ブラシ1000を保持し、操作できる機構を設けた細長構造を有している。握持部210は、様々な形状、輪郭および構成とすることができ、本発明の形状、輪郭および構成に限定されない。例示した実施の形態においては、握持部210は、筒状の筐体である。本体200は、電源、電動モータ、電気回路、および替えヘッド100に所望のモーションを与えるために必要な構成要素を含む。いくつかの実施の形態においては、振動要素がステム220内に収容され、電動歯ブラシ1000の替えヘッド100に所望のモーションを与えるために、電源および/またはモータに動作可能に接続される。振動要素は、握持部210内に収容されたモータによって駆動される偏心器であってもよい。例えば、偏心器は、図2に示された偏心ロッド30およびウェイト部33bであってもよい。
また、本体200は、歯ブラシ1000の様々な動作を制御するユーザインタフェースを含む。動作は、制限されるものではないが、電源のオンオフ、モータ速度の変更、またはその他の機能を含む。本体200は、実質的には、前述の電気回路および機械構成要素を水分から保護するための防水筐体または防水ケースである。例示された実施の形態においては、ユーザインタフェースは、本体200の外表面213に配置されたオン/オフスイッチ272を含む。オン/オフスイッチ272は、様々な形態をとることができる。例えば、限定されるものではないが、プッシュボタン、スライドスイッチ、タッチ式スイッチなどの形態を含む。電動歯ブラシ1000が電源をオンオフすることによって動作する特定の機構は、すべての実施の形態における本発明に限定されるものではない。他の実施の形態においては、ユーザインタフェースは、電動歯ブラシ1000の動作を制御する他の入力を含むことができる。例えば、制限されるものではないが、ディスプレイ装置、周波数制御、振幅制御、および/またはパルス制御、あるいは替えヘッド100に与えられたモーションの制御を含む。
本体200のステム220は、細長い筒状または棒状構造を有する。この構造は、替えヘッド100が本体200に取り外し可能に装着される機構を設けている。語句「棒状」は、細長い筒状構造を意味することを意図している。なお、本発明は、特に明記しない限り、特定の形状に限定されない。本体200のステム220および替えヘッド100は、替えヘッド100をステム220に取り外し可能に装着できる嵌合ボス/スロット構成を含む。具体的には、本体200は、ステム220の外(周)面221から半径方向外方に向かって延びる、言い換えれば、突出するボス230を備える。替えヘッド100は、ステム220のボス230を受けるための(受けスロットと見なすことができる)スロット130を備える。いくつかの実施の形態においては、ボス230は、突起部領域と呼んでもよく、スロット130は、開口側壁と呼んでもよい。ボス230およびスロット130は、協働し、替えヘッド100と本体200との機械的に係合させ、電動歯ブラシ1000の使用中に本体200から替えヘッド100が偶発的におよび/または望まずに軸方向へ外れることを抑制する。例示された実施の形態においては、スロット130は、通常、ステム220のボス230に対応する大きさおよび形状を有する。しかしながら、本発明はそのように、他の実施形態に限定されるものではない。以降にさらに詳細に説明するが、ボス230とスロット130との間の機械的係合は、替えヘッド100と本体200とを取り外し可能に連結でき、長期にわたって同じ本体200に、複数の替えヘッド100を使用することができる。
更に、本体200は、ステム220の外表面221から外方に向かって突出するリブ222A、222Bを備える。リブ222A、222Bは、インデックスリブと呼んでもよく、図6および図7に示された第1リブ420および第2リブ430と同様のものである。図17においては、インデックスリブ222Aのみが見えているが、インデックスリブ222Bは、ステム220の後ろ側に配置されている(図22−23においては見えている)。インデックスリブ222A、222Bは、以降でさらに詳細に説明するように、装着中に替えヘッド100と本体200との間の回転位置合わせを適切に行うことができる。例示された実施の形態においては、2つのインデックスリブ222A、222Bが図示されているが、好みに応じて2つより多いまたは少ないインデックスリブをステム220上に組み込むことができることを理解すべきである。また、本発明のいくつかの実施の形態においては、ステム220は、異なる複数のインデックスリブまたは他のインデックス構造を含んでもよい。そのような実施の形態においては、替えヘッド100と本体200との間の所望の回転位置合わせがボス230自体(またはその部分)によって達成することができる。
インデックスリブ222A、222Bは、本体200の肩部211から軸方向上方に延びて、上面273で終端する。他の実施の形態においては、インデックスリブ222A、222Bは、肩部211の手前で終端して、アンダーカット面を形成している。そのような実施の形態においては、これらのアンダーカット面を形成することは好ましい。アンダーカット面は、ステム220から上方へ離れる凸状または半径方向先細りする形状を有しており、それらが電動歯ブラシ1000の通常使用中に替えヘッド100との不適切な係合面として使用されることを抑制している。
例示された実施の形態においては、インデックスリブ222A、222Bは、ステム220の外表面221に沿って軸方向に延びる細長構造を有している。他の実施の形態においては、インデックスリブ222A、222Bは、他の形状および向きにすることができる。本発明は、インデックスリブ222A、222Bが様々な配置、形状、および/またはステム220上の位置とすることができることを意図している。しかしながら、いくつかの実施の形態においては、インデックスリブ222A、222Bを使用して、替えヘッド100と本体200との間の所望の回転位置合わせを行うことが望まれている。
替えヘッド100は、ヘッド110を含む。図に示していないが、ヘッド110は、当該技術分野で知られているように、ヘッド110に設けられた複数の歯清掃要素を備える。複数の歯清掃要素は、口腔表面および/または歯間を、清掃するためおよび/または研磨するために設けられている。替えヘッド100は、図1、図2、図5および図13に示されるように替えブラシと呼ばれてもよい。替えブラシという語句は、特定のヘッドデザインに限定されるものではないことを意図している。本明細書で使用する語句「歯清掃要素」は、一般的な意味で使用されており、相対的面接触を介して、歯および/または口腔軟組織(例えば、舌、頬、歯肉等)の清掃、研磨、または拭き取りに使用可能ないくつかの構造を意味する。「歯清掃要素」の一般的な例としては、限定されるものではないが、毛束、フィラメント毛、繊維毛、ナイロン毛、スパイラル毛、ゴム毛、エラストマー突起、可撓性ポリマー突起、これらの組み合わせ、および/またはそのような材料または組み合わせを含む構造を含む。好適なエラストマー材料には、口腔衛生装置における使用に適した任意の生体適合性を有する弾性材料が含まれる。
本発明の歯清掃要素は、当技術分野において公知である任意の方法で替えヘッド100のヘッド110に設けることができる。例えば、インモールド・タフティング(IMT)またはアンカー・フリー・タフティング(AFT)におけるステープル/アンカーを使用することによって、歯清掃要素/歯係合要素を設けることができる。
図16、図17および図19を並行して参照して、替えヘッド100をさらに説明する。替えヘッド100は、筒状部/スリーブ120を備える。筒状部/スリーブ120は、キャビティ121を規定する内面126を有する。キャビティ121では、替えヘッド100が本体200に取り外し可能に装着されたときに本体200のステム220が配置される。キャビティ121は、本体200のステム220を収容するサイズおよび形状を有し、替えヘッド100が本体200を繰り返して脱着可能に装着(と取り外し)を行うことができる。いくつかの実施の形態においては、キャビティ121は、例えば、図3および図5で説明した実施の形態のように、開口領域と呼ばれてもよい。筒状スリーブ120は、キャビティ121の開口後端/開口123を規定する後端側/近位縁122を備える。開口123は、キャビティ121内への通路を形成しているため、本体200のステム220が、開口123を介してキャビティ121の中および外へ軸方向に移動することができる。したがって、替えヘッド100が本体200に装着中に、本体200のステム220が、筒状スリーブ120の開口123を通って、替えヘッド100の筒状スリーブ120に設けられたキャビティ121内に挿入される。
替えヘッド100のヘッド110は、近位縁122の反対側にある筒状スリーブ120の先端/近位端124に連結される。例示された実施の形態においては、替えヘッド100における筒状スリーブ120およびヘッド110は、成形、フライス加工、機械加工、または他の適切なプロセスを使用して単一の部材から成る一体構造を形成してもよい。しかしながら、他の実施の形態において、替えヘッド100におけるヘッド110および筒状スリーブ120は、別々の構成要素として形成され、当該技術分野において公知である任意の適切な技術、例えば、限定されるものではないが、熱溶接、超音波溶接、タイトフィット組み立て、継ぎ手スリーブ、ねじ係合、接着、またはファスナー等による製造プロセスの後の工程で動作可能に接続されてもよい。いくつかの実施の形態において、替えヘッド100は、例えば、限定されるものではないが、ポリマーと、エチレン、プロピレン、ブタジエン、ビニル化合物およびポリエステルのコポリマーなどの硬質プラスチック材料で形成される。
図18A、図18Bおよび図19を並行して参照して、本体200のステム220に設けられたボス230と、替えヘッド100の筒状スリーブ120に設けられたスロット130とを詳しく説明する。まず、図18Aおよび図19を参照して、替えヘッド100の筒状スリーブ120に設けられたスロット130は、ロックスロット部131と、エントリースロット部132とを備える。ロックスロット部131は、筒状スリーブ120の近位縁122から軸方向に距離を空けて設けられる。エントリースロット部132は、近位縁122からロックスロット部131に延びる。したがって、スロット130は、ロックスロット部131と、エントリースロット部132とを空間的につなげることによって一体化して形成された単一の連続したスロットとなる。
例示された実施の形態において、ロックスロット部131は、スロット130の斜め部分である。したがって、例示された実施の形態において、替えヘッド100が本体200に装着されるとき、ロックスロット部131は、本体200のステム220の長手方向軸A−Aに対して斜めに向けられる。例示された実施の形態においては、ロックスロット部131は、筒状スリーブ120の近位縁122から軸方向に空間を空けて配置される底縁133を有する。エントリースロット部132は、ロックスロット部131の底縁133から筒状スリーブ120の近位縁122に延びる。例示された実施の形態において、エントリースロット部132は、筒状スリーブ120の近位縁122を通って延び、それによって筒状スリーブ120の近位縁122内に隙間または空間を形成する。その結果、スロット130は、開口端スロットとみなすことができる。開口端スロットは、エントリースロット部132によって形成された筒状スリーブ120の近位縁122内の隙間または空間である。開口端スロットは、筒状スリーブ120の近位縁122内の挿入口を提供しているため、替えヘッド100を本体200に装着するときに本体200のステム220に設けられたボス230が軸方向に移動できる。
エントリースロット部132は、第1側壁136および第2側壁141によって規定される。ロックスロット部131は、底壁137、第1側壁143、頂壁144、第2側壁145、および遷移壁146によって規定される。エントリースロット部132の第1側壁136と、ロックスロット部131の第1側壁143とは、共にスロット130の第1側壁を形成してもよい。エントリースロット部132の第2側壁141と、ロックスロット部131の第2側壁145と、遷移壁146とは、共にスロット131の第2側壁を形成してもよい。スロット131における第1側壁の遠位端と第2側壁の遠位端との間を延びる頂壁144は、第3側壁と呼ばれてもよい。ロックスロット部131は、第1スロット軸B−Bに沿って延びる一方、エントリースロット部132は、第2スロット軸C−Cに沿って延びる。いくつかの実施の形態において、第2スロット軸C−Cは、替えヘッド100の長手方向軸であり、替えヘッド100が本体200に取り外し可能に装着されたときに本体200の長手方向軸A−Aと一致する。ロックスロット部131の第1スロット軸B−Bは、エントリースロット部132の第2スロット軸C−Cに対して角度Θだけ斜めに向けられている。第2スロット軸C−Cが替えヘッド100の長手方向軸である実施の形態において、ロックスロット部131の第1スロット軸B−Bは、替えヘッド100の長手方向軸に対して角度Θだけ斜めに向けられている。一実施の形態において、角度Θは、5°から20°の間であり、より好ましくは、5°から15°の間である。第2スロット軸C−Cは、ロックスロット部131の中央領域142における第1スロット軸B−Bと交差する。いくつかの実施の形態においては、ロックスロット部131は、第1スロット軸B−Bに沿って延びる細長い直線状のスロットに形成することができる一方、エントリースロット部132は、第2スロット軸C−Cに沿って延びる細長い直線状のスロットに形成することができる。
例示された実施の形態においては、ロックスロット部131の底壁137は、凸円弧状を有している。同様に、ロックスロット部131の頂壁144も凸円弧状を有している。そのような一実施の形態においては、ロックスロット部131の頂壁144は、約180°の凹円弧状を有している一方、ロックスロット部131の底壁137は、約90°の凹円弧状を有している。その結果、ロックスロット部131の頂壁144は、ロックスロット部131のU字状の上部を形成する一方、ロックスロット部131の底壁137は、替えヘッド100を本体200に装着しやすくするため、ロックスロット部131の輪郭に沿った下隅を形成する(以降でさらに詳細に説明する)。当然ながら、本発明は、これに限定されず、前述の角度は、他の実施の形態において、大きくまたは小さくすることができる。さらに、頂壁144は、曲線形状に限定されず、いくつかの実施の形態において平坦な形状であってもよい。例示された実施の形態においては、第1スロット軸B−Bは、ロックスロット部131における頂壁137と底壁144との両方に交差する。
底壁137は、エントリースロット部132の第1側壁136からロックスロット部131の第1側壁143に延びる。ロックスロット部131の第1側壁143は、ロックスロット部131の底壁137からロックスロット部131の頂壁144に延びる。例示された実施の形態においては、ロックスロット部131の第1側壁143は、第1スロット軸B−Bと略平行に配置される直線状の壁である。ロックスロット部131の第2側壁145は、ロックスロット部131の頂壁144からロックスロット部131の遷移壁146に延びる。例示された実施の形態において、ロックスロット部131の第2側壁145は、第2スロット軸C−Cと略平行に配置される直線状の壁である。ロックスロット部131の遷移壁146は、ロックスロット部131の第2側壁145からエントリースロット部132の第2側壁141に延びる。例示された実施の形態においては、ロックスロット部131の遷移壁146は、第1スロット軸B−Bと略平行に配置される直線状の壁である。エントリースロット部132の第1側壁136および第2側壁141は、第2スロット軸C−Cと略平行に配置されている。さらに、エントリースロット部132の第1側壁136は、筒状スリーブ120の近位縁122から頂部133(以降で説明するようにロックタブ135上に返しを形成する)に向かうロックスロット部131の底壁137に延びる。
エントリースロット部132は、第1側壁136と第2側壁141との間の長さで定義される周方向幅W1を有する。周方向幅W1は、底壁137と遷移壁146との間の長さを定義するロックスロット部131の周方向幅W2より小さい。以降でさらに詳しく説明するように、エントリースロット部132の周方向幅W1の大きさは、スロット130内で周方向に向かって突出するロックタブ135に起因する。また、ロックスロット部131の周方向幅W1は、ロックスロット部131の第1側壁143が傾斜している/斜めの向きを向いていることによって、エントリースロット部132から離れることを減らしている。
上述したように、筒状スリーブ120は、スロット130内に周方向に突出するロックタブ135を含んでいる。例示された実施の形態においては、ロックタブ135は、筒状スリーブ120と一体の部品となっている。ロックタブ135は、スロット130のエントリースロット部132の第1側壁136を形成する遠位縁181で終端する。いくつかの実施の形態においては、遠位縁181は、図4で説明したように、膨出壁と呼ばれてもよい。また、ロックタブ135は、ロックスロット部131の底壁137を形成する上縁182を備える。したがって、その実施の形態においては、ロックタブの遠位縁181は、エントリースロット部132の第1側壁136である一方、ロックタブ135の上縁182は、ロックスロット部131の底壁137である。ロックタブ135は、エントリースロット部132に隣接する筒状スリーブ120の近位縁部分を形成する底縁183を更に備える。以降に詳しく説明するように、ロックタブ135の上縁182がボス230のロック部231のアンダーカット面233と係合するとき、筒状スリーブ120とステム220との間のロック状態が達成される。したがって、一実施の形態においては、ロックタブ135の上縁182は、ボス230のロック部231に形成されたアンダーカット面233のサイズおよび形状に適合する。
筒状スリーブ120は、ロックタブ135と反対側のスロット130内に周方向に向かって突出する突起185を更に備える。その結果、突起185の遠位縁184は、エントリースロット部132の第2側壁141を形成する。突起185の上縁は、ロックスロット部131の遷移壁146を形成する。したがって、ロックタブ135および突起185は、エントリースロット部132(いくつかの実施の形態においては軸チャンネルとみなすことができる)を規定するとみなすことができる。
また、筒状スリーブ120は、替えヘッド100の筒状スリーブ120の内面126に形成されるインデックススロット190A、190Bを備える。インデックススロット190A、190Bは、本体200のステム220のインデックスリブ222A、222Bを受けるためのものである。いくつかの実施の形態においては、インデックススロット190A、190Bは、図5で説明するように、ガイド溝と呼ばれてもよい。替えヘッド100を本体200に装着中、インデックススロット190A、190Bは、インデックスリブ222A、222Bに位置合わせされ、本体200のステム20を筒状スリーブ120のキャビティ121に完全に挿入する。インデックススロット190A、190Bおよびインデックスリブ222A、222Bが適切に位置合わせされない場合、筒状スリーブ120とステム220との間でロック状態を達成することができない。
図18Bおよび図19を並行して参照して、本体200のステム220に設けられたボス230を詳細に説明する。ボス230は、通常、ロックリブ部231および位置決めリブ部232を備える。例示された実施の形態においては、ロックリブ部230および位置決めリブ部232のそれぞれは、ステム220の外/周面221から外方に向かって突出する細長い直線状のリブ構造を有している。しかしながら、本発明は、それに限定されるものではなく、他の実施の形態においては、ロックリブ部230と位置決めリブ部232は、様々な形状をとることができる。例えば、限定されるものではないが、ブロック、湾曲した曲線、および/またはそれらの組み合わせであってもよい。
ロックリブ部231は、ボス230の近位/後端側における握持部210に設けられた肩部211から軸方向に離れた位置に設けられたアンダーカット面233を備える。以降でさらに詳しく説明するように、ロックリブ部231に設けられたアンダーカット面233は、替えヘッド100のロックタブ135が、軸方向に筒状スリーブ120とステム220をロックした状態で保持するように係合することができる構造を提供する。例示された実施の形態においては、アンダーカット面233は、凸円弧状を有している。一実施の形態においては、ロックリブ部231に設けられたアンダーカット面233と、ロックタブ135の上縁182とは、ほぼ同じ曲率半径を有し、形状が互いに対応しているため、2つの部材間で適切な係合を可能にしている。当然ながら、本発明は、すべての実施の形態において、そのように限定されるものではなく、ロックタブ135の上縁182がロックリブ部31のアンダーカット面233と適切に係合(嵌合)できればよい。例示された実施の形態においては、アンダーカット面233は、位置決めリブ部232の第1側面236から円周方向に向かって突出している。
例示された実施の形態において、ロックリブ部231は、長手方向軸A−Aに対して(および肩部211に対して)斜めの向きに配置された直線状のリブである。位置決めリブ部232は、ロックリブ部231の中央領域280から軸方向に延び、肩部211に連結する。例示された実施の形態においては、ボス230の位置決めリブ部232は、肩部211のラジアルカラー212を超えて半径方向に向かって突出していない。当然ながら、ラジアルカラー212が省略された実施の形態においては、ボス230は、肩部211の外表面を超えて半径方向に向かって突出していない。したがって、ボス230の位置決めリブ部232は、指定されたアンダーカット面233を除くすべての場所において、ボス230が替えヘッドの形状と機械的に係合することを抑制することができる。
ボス230のロックリブ部231は、外表面234を備える。同様に、ボス230の位置決めリブ部232は、外表面235を備える。ロックリブ部231の外表面23と、位置決めリブ部232の外表面235との間に区切りまたは隙間を有さない。さらに、例示された実施の形態においては、ロックリブ部231の外表面234と、位置決めリブ部232の外表面235とは、ステム220の外表面221から外方へ向かって同じ距離延びている。したがって、ロックリブ部231の外表面234と、位置決めリブ部232の外表面235は、一体化してほぼ連続した面を形成する。当然ながら、本発明は、すべての実施の形態およびいくつかの他の実施の形態において、そのように限定されるものではなく、ステム220の外表面221からロックリブ部231の外表面234までの距離と、ステム220の外表面221から位置決めリブ部232の外表面235までの距離とが異なっていてもよい。しかしながら、いくつかの形状的なおよび/または距離的な違いによって、アンダーカット面が形成されてしまい、機械的に係合することが可能となることがないことが好ましい。
ロックリブ部231は、第1リブ軸D−Dに沿って延び、位置決めリブ部232は、第2リブ軸E−Eに沿って延びる。第1リブ軸D−Dは、第2リブ軸E−Eに対して角度βだけ斜めを向いている。一実施の形態においては、角度βは、5°から20°の間であり、より好ましくは5°から15°の間である。さらに、第1リブ軸D−Dは、ステム220の長手方向軸A−Aに対して斜めを向き、交差していない。ロックリブ部231は、上述したように斜めに延びる細長い直線状リブ部を形成する、位置決めリブ部232は、長手方向軸A−Aの方向に延びる細長い直線状リブ部を形成する。
ロックリブ部231は、アンダーカット面233、第1側面243、上面244および第2側面245によって規定される。ロックリブ部231における第1側面243および第2側面245は、直線状であって、第1リブ軸D−Dに対して略平行に延びる。一実施の形態においては、ロックリブ部231の上面244は、約180°の凸円弧状であり、ロックスロット部131の頂壁144の曲率半径とほぼ同じ曲率半径を有する。また、アンダーカット面233は、例示された実施の形態において、約90°の凸円弧状である。位置決めリブ部232は、第1側面236および第2側面241によって規定される。位置決めリブ部232における第1側面236および第2側面241は、直線状であって、第2リブ軸E−Eに対して略平行に延びる。位置決めリブ部232は、ロックリブ部231の中央領域280においてロックリブ部231とマージする(または交差する)。
以降の説明から理解できるように、ボス230のロックリブ部231は、替えヘッド100が本体200に装着されたときに受けスロット130のロックスロット部131に嵌合するサイズおよび形状を有している。簡潔に上述したように、位置決めリブ部232は、ロックリブ部231から下方へ延び、替えヘッド100を本体200に適切におよび/または正確に装着できるように設けられている。
図19−21を並行して参照して、本発明における実施の形態の替えブラシ100を本体200に取り外し可能に装着する方法を説明する。上述したように、替えヘッド100を本体200に装着するため、最初に替えヘッド100と本体200を軸方向に互いに整列させる。次に、ステム220を、筒状スリーブ120のキャビティ121内に部分的に挿入する。ステム220の挿入は、インデックスリブ222A、222Bが筒状スリーブ120と接触することによって制限されるまで行う。替えヘッド100および/または本体200を、互いに回転させ、替えヘッド100と本体200との間の回転位置合わせを行う。上述したように、替えヘッド100と本体200との間の回転位置合わせは、ステム220のインデックスリブ222A、222Bが筒状スリーブ120のインデックススロット190A、190Bと位置合わせすることにより適切に行われる。例示された実施の形態においては、ステム220のインデックスリブ222A、222Bがインデックススロット190A、190Bに位置合わせされる1つの角度位置のみを有する。替えヘッド100と本体200との回転位置合わせを適切に行えると、筒状スリーブ120の受けスロット130が本体200のボス230と位置合わせされる。
一旦、替えヘッド100と本体200との間の回転位置合わせが適切に行われると(筒状スリーブ120とステム220との間の回転位置合わせを適切に行うと)、替えヘッド100は、ステム220の下方に向かって移動を続ける。この移動中、ステム220のインデックスリブ222A、222Bが筒状スリーブ120のインデックススロット190A、190Bに滑り込む。インデックスリブ222A、222Bは、替えヘッド100と本体200のステムとの間の位置合わせを可能にするとともに、替えヘッド100の筒状スリーブ120の内面126に接触することによって、完全に組み立てられた電動歯ブラシ1000の安定性を維持している(図22−23参照)。
同時に、前述した移動中に、ボス230の位置決めリブ部231が、筒状スリーブ120に設けられたスロット130のエントリースロット部132に滑り込む。ロックリブ部231がエントリースロット部132の周方向幅W2より大きい周方向幅W3を有するため、ロックリブ部231は、エントリースロット部132を周方向に拡大し、それによって筒状スリーブ120のこの部分を変形させ、その弾力性によって標準状態から変形状態にする。本体200のステム220は、筒状スリーブ10のキャビティ121内を移動し続け、ロックリブ部231がエントリースロット部132を通過し、ロックスロット部131に入る。この工程では、筒状スリーブ120の弾性部が標準状態に戻り、それによって(1)ロックタブ135の上縁182がロックリブ部231に設けられたアンダーカット面233に係合する。(2)位置決めリブ部232がエントリースロット部132内に配置されることで、筒状スリーブ120とステム220との間でロック状態を達成する。いくつかの実施の形態においては、筒状スリーブ120とステム220がロック状態になると、ロックタブの遠位縁181が、位置決めリブ部232の第1側面236および/または突起の遠位縁184が位置決めリブ部232の第2側面241に係合することができる。また、ロックリブ部231の上面244は、ロックスロット部131の頂壁144に係合することができる。
図21に示すように、ロック状態にあるとき、替えヘッド100が本体200のステムに装着されている。ロック状態において、ボス230および受けスロット130は、相互に係合し、ボス230のロックリブ部231が受けスロット130のロックスロット部131内にネストし、ボス230の位置決めリブ部232が受けスロット130のエントリースロット部132内にネストするとともに、エントリースロット部132通って延びる。
図21−23を並行して参照して、完全に組み立てられた電動歯ブラシ1000をより詳しく説明する。ロック状態にあるとき、ボス230のロックリブ部231の第1側面243は、スロット130のロックスロット部131の第1側壁143と係合する。ボス230のロックリブ部231の上面244は、受けスロット130のロックスロット部131の頂壁144と係合する。又、ボス230のロックリブ部231のアンダーカット面233は、ロックタブ135の上縁182によって係合される。第2側壁145と、ロックスロット部131の遷移壁146と、ボス230の位置決めリブ部232の第2側面241との間には、隙間149が存在する。隙間149は、概念的に、ロックスロット部131の一部である。位置決めリブ部232は、受けスロット130のエントリースロット部132内に配置されるとともに、エントリースロット部132を通って延びる。
本明細書では、ボス230の様々な面が、受けスロット130の様々な壁と係合するものとして記載されているが、本発明では、全ての実施の形態において、係合は、それらの面と壁との間の実際に連続的に接触していることに限定されないことを理解するべきである。むしろ、係合は、いくつかの実施の形態において、様々な壁との間で許容誤差または幾何学的形状によって生じる小さい空間または隙間を有する例が含まれてもよい。
上述したように、ロック状態においては、ロックタブ135の上縁182は、ボス230のアンダーカット面233に係合する。この係合によって、筒状スリーブ120は、ステム220に対して軸方向に保持される。したがって、一旦替えヘッド100が本体200のステム220に完全に装着されると、ロックタブ135の上縁182と、ロックリブ部231のアンダーカット面233とが接触することによって、ボス230が受けスロット130から容易に引っ張り出されることを抑制するため、替えヘッド100が本体200のステム220から偶然外れることがなくなる。当然ながら、替えヘッド100をステム220から外したいとき(例えば、使用者が替えヘッド100を新しい替えヘッド100と交換したいとき)、使用者は、替えヘッドと本体200とを反対方向に引っ張って、本体200のステム220から替えヘッド100を取り外す。それによって、替えヘッド100とステム220との間をアンロック状態にする。また、筒状スリーブ120を挟み込むことによって、筒状スリーブ120を変形させ、ボス230のロックリブ部231のアンダーカット面233と、ロックタブ135の上縁182との間に間隔を設け、替えヘッド100を本体200から取り外すこともできる。
さらに、替えヘッド100が、ロック状態において、本体200に取り外し可能に装着されたとき、ボス230と受けスロット130が一致し、第1リブ軸D−Dは、第1スロット軸B−Bと略同軸となり、第2リブ軸E−Eは、第2スロット軸C−Cと略同軸となる。
図24−27を参照して、本発明の実施の形態5における電動歯ブラシ2000を説明する。電動歯ブラシ2000は、通常、替えヘッド400と、本体500とを備える。本体500は、インデックスリブ222A、222Bがインデックスリング522と取り替えていることを除いて、図16−23で説明した本体200と同じである。同様に、替えヘッド400は、インデックスボス538、539を受けるインデックススロット190A、190Bが省略されていることを除いて、図16−23で説明した替えヘッド100と同じである。したがって、冗長的になるのを避けるため、以降においては、参照として本明細書に使用され、援用されている図16−23で説明した本体200および替えヘッド100とは、異なる本体500および替えヘッド400の要素についてのみ詳しく説明する。理解しやすくするために、本体500と同様の要素は、符号の番号が「200」番台ではなく「500」番台にセットされていることを除いて、本体200に付与された番号と同様の符号を付与する。同様に、替えヘッド400の同様の要素は、符号の番号が「100」番台ではなく「400」番台にセットされていることを除いて、替えヘッド100に付与された番号と同様の符号を付与する。
本体500は、ステム520の外表面521から外方へ向かって延びるインデックスリング522を備える。インデックスリング522は、以降でより詳細に説明するように、替えヘッド400を本体500に装着中、替えヘッド400と本体500との間の回転位置合わせを適切に行うことができる構成を有している。インデックスリング522は、アンダーカット面552を備える。インデックスリング522のアンダーカット面552は、凸状となっているかまたは傾斜しており、本体500の肩部511に対して先細形状になっている。
例示された実施の形態においては、インデックスリング522は、ボス530が延びて通る隙間523を含む。当然ながら、本発明は、すべての実施の形態において、インデックスリング522の特定の配置、形状および/または位置決めによって限定されるものではなく、インデックスリング522は、替えヘッド400と本体500との間の回転位置合わせが可能である任意の他の構成をとることもできる。したがって、いくつかの実施の形態においては、インデックスリング522は、ステム520の外表面521から延びる連続した突起であってもよく、他の実施の形態においては、インデックスリング522は、不連続に形成された2つ以上の突起から形成されてもよい。
装着中に替えヘッド400と本体500との間の位置決めを望みの通りに行う(例えば、回転位置合わせを適切に行う)ために、替えヘッド400の筒状スリーブ420は、筒状スリーブ420の内面426からキャビティ421の内方に向かって突出する第1インデックスボス438と、筒状スリーブ420の内面426からキャビティ421の内方に向かって突出する第2インデックスボス439とを備える。第1インデックスボス438および第2インデックスボス439は、本体500のステム520のインデックスリング522と協働し、ステム420が筒状スリーブ420のキャビティ421内を軸方向に移動するとき、替えヘッド400と本体500との回転位置合わせを適切に行うことができる。具体的には、本体500のステム20を、筒状スリーブ420のキャビティ421内に挿入する間、替えヘッド400と本体500との回転位置合わせが適切に行われない場合、第1インデックスボス438および第2インデックスボス439は、インデックスリング522と接触し、本体00のステム20が替えヘッド400の筒状スリーブ420のキャビティ421内に完全に挿入されることを抑制する。筒状スリーブ420の第1インデックスボス438および第2インデックスボス439が、インデックスリング522内に形成される隙間523内に配置されるとき、替えヘッド400の本体500に対する位置合わせが適切に行われる。より具体的には、筒状スリーブ420の第1インデックスボス438が、インデックスリング522とボス530との間の第1隙間523A内に配置され、筒状スリーブ420の第2インデックスボス439が、インデックスリング522とボス530との間の第2隙間523B内に配置されるときに、替えヘッド400の本体500に対する位置合わせが適切に行われる。
例示された実施の形態においては、第1隙間523Aは、ボス530が斜め方向を向いているため、第2隙間523Bよりも幅が大きい。当然ながら、本発明は、全ての実施の形態において、そのように限定されるものではなく、第1隙間523Aと第2隙間523Bが同じ長さの幅であってもよく、または他の実施の形態において、第2隙間523Bが第1隙間523Aよりも幅が大きくてもよい。替えヘッド400と本体500との間の回転位置合わせが適切に行われる際に、第1インデックスボス438および第2インデックスボス439は、それぞれ第1隙間523Aおよび第2隙間523Bに適合するように、それぞれの大きさに応じたサイズとなっている。
替えヘッド400を本体500に取り外し可能に装着する方法において、替えヘッド400と本体500との間の回転位置合わせは、筒状スリーブ420の第1インデックスボス538、438と第2インデックスボス539、439の位置合わせを行い、第1インデックスボス438を第1隙間523A内に滑り込ませ、第2インデックスボス39を第2隙間523B内に滑り込ませることで適切に行うことができる。インデックスリング522は、替えヘッド400と本体500のステム520との間の位置合わせを可能にすることに加えて、ロック状態において替えヘッド400の内面426に接触することによって、完全に組み立てられた電動歯ブラシ2000の安定性を維持する。
図27および図28を並行して参照して、本発明における実施の形態6に係る電動歯ブラシ3000を説明する。電動歯ブラシ3000は、通常、替えヘッド700と、本体800とを備える。以降でさらに詳細に説明するように、替えヘッド700および本体800は、替えヘッド700が本体800から繰り返し脱着を行うことができるように設計されており、替えヘッド700の交換および/または清掃を自由に行うことができる。図27では、本発明の実施の形態において、替えヘッド700が取り外し可能に本体800に装着された状態における電動歯ブラシ3000を説明している。図28では、替えヘッド700が本体800に装着されていない状態の電動歯ブラシ3000を説明している。図28では、本体800へ取り外し可能に装着するための替えヘッド700の位置決めが、点線で示されている。
本体800は、図16−23で説明した本体200と同じである。同様に、替えヘッド700は、替えヘッド100の要素と同一の要素を備えている。したがって、冗長になることを避けるため、以降においては、参照として本明細書に使用され、援用されている図16−23で説明した替えヘッド100とは異なる替えヘッド700の要素についてのみ詳しく説明する。理解しやすくするために、本体800と同様の要素は、符号の番号が「200」番台ではなく「800」番台にセットされていることを除いて、本体200に付与された番号と同様の符号を付与する。同様に、替えヘッド700の同様の要素は、符号の番号が「100」番台ではなく「700」番台にセットされていることを除いて、替えヘッド100に付与された番号と同様の符号を付与する。
替えヘッド700は、替えヘッド700が本体800に取り外し可能に装着されたときに本体800のステム820が配置される内面726を有する筒状スリーブ720を備える。筒状スリーブ720は、弾性部780を備える。いくつかの実施の形態においては、弾性部780は、弾性材料から形成される筒状スリーブ720の一部分であってもよい。しかしながら、本発明は、そのように限定されるべきではなく、いくつかの他の実施の形態において、筒状スリーブ720の残りの部分と同様の硬質プラスチック材料から形成することができる。いくつかの実施の形態においては、筒状スリーブ720の弾性部780は、筒状スリーブ720の底環状部である。以降で説明する例示の実施の形態においては、弾性部780は、筒状スリーブ720内に形成されるラッチ750を備える。弾性部780が弾性材料または硬質プラスチックから形成されるかどうかに関係なく、以降で説明するように、弾性部780は、半径方向外方に変形し、筒状スリーブ720をステム820に装着することができる。ロックタブ730および突起740は、筒状スリーブ720の弾性部780において、筒状スリーブ720の内面726から半径方向内方に向かって突出する。
例示された実施の形態においては、替えヘッド700の筒状スリーブ720は、近位端722から長手方向に第1距離D1延びる第1スロット761と、近位縁722から長手方向に第1距離D1延びる第2スロット762を備える。第1スロット761および第2スロット762は、筒状スリーブ720の外表面724に沿って互いに周方向に離れている。筒状スリーブ720の一部は、筒状スリーブ720の近位端722から、筒状スリーブ720の近位端722から第1距離D1離れた位置へ第1スロット761と第2スロット762との間を通って周方向に延び、筒状スリーブ720内にラッチ750を形成する。ラッチ750は、筒状スリーブ720の弾性部780における筒状スリーブ720内に形成される。したがって、例示された実施形態では、上述したように、弾性部780は、筒状スリーブ720内に形成されたラッチ750を備えている。
ラッチ750は、筒状スリーブ720の近位縁722の一部を形成する自由底縁751と、第1スロット761と隣接する自由底縁751から上方へ延びる第1側縁752と、第2スロット762と隣接する自由底縁751から上方へ延びる第2側縁753とを備える。ラッチ750の自由底縁751は、以降でさらに詳細に説明するように、ラッチ750を半径方向外方に変形可能な傾斜面を形成し、替えヘッド700を本体800に装着する間にロックタブ730および突起740をステム820のボス830に乗せるように補助する面取り部758を備える。面取り部758は、上方へ傾斜しており、筒状スリーブ720の内面726からキャビティ721に向かって半径方向内方に延びている(図36参照)。ラッチ750は、ラッチ750の第1側縁752と第2側縁753との間を第1距離D1延びる変形部754を介して筒状スリーブ720に接続される。以降でさらに詳細に説明するように、スロット761、762および面取り部758によって、ラッチ750は、半径方向外方へ変形することによって、替えヘッド700を本体800に装着できる。
例示された実施の形態において、ラッチ750は、内面756を備える。ロックタブ730は、ラッチ750の内面756から半径方向内方に向かって突出し、突起740は、ラッチ750の内面756から半径方向内方に向かって突出する。より具体的には、突起740は、筒状スリーブ720の内面726から第2距離D2延び、ロックタブ730は、筒状スリーブ720の内面726から第3距離D3延びる。例示された実施の形態において、第2距離D2は、第3距離D3とほぼ同じ距離である。
突起740は、平坦上面741と、平坦側面742とを備える。また、ロックタブ730は、弧状ロック面731と、平坦側面732とを備える。弧状ロック面731は、ロックタブ730の上縁を形成し、ロックタブ730の部分を形成する。ロックタブ730は、以降で説明されるように、替えヘッド700を本体800に取り外し可能に装着するためのステム820のボス830に係合する。弧状ロック面731は、わずかに面取りされており、替えヘッド700の筒状スリーブ720が本体800のステム820に取り外し可能に装着された後、筒状スリーブ720をステム820から取り外すことができる。具体的には、弧状ロック面731は、わずかに面取りされて下方に傾斜している。そのため、弧状ロック面731が筒状スリーブ720の内面726からキャビティ721に向かって半径方向内方延びている(図36参照)。以降で詳細に説明するように、面取りがあることによって、筒状スリーブ720をステム820から簡単に取り外すことができる。第1軸チャンネル757は、ロックタブ730の側面732と、突起740の側面742との間に存在する。第1軸チャンネル757は、ロックタブ730と突起740との間を延びる第2周方向幅W2を有する。
筒状スリーブ720のラッチ750は、突起740の上面741およびロックタブ730の上縁731から、放射壁771へ延びるソケット770を備える。放射壁771は、ラッチ750の内面756からキャビティ72に向かって半径方向内方に延びている。ソケット770は、替えヘッド700の筒状スリーブ720が本体800のステム820に装着されたときに、ソケット770の中にステム820のボス830を保持するような大きさに作られ、構成される。ソケット770は、上述したように、ソケット770内のボス830と協働するラッチ750の壁において、厚さが薄くなった領域である。第1軸チャンネル757は、ラッチ750の近位端758からソケット770内への通路を提供する。
さらに、筒状スリーブ720は、内部に内面を形成する少なくとも1つのインデックススロット725を備える。例示された実施の形態においては、筒状スリーブ720は、2つのインデックススロット725を備える。インデックススロット725のそれぞれは、第1放射壁727および第2放射壁728によって規定される。さらに、インデックススロット725のそれぞれは、第1放射壁727と第2放射壁728との間のインデックススロット725の幅である周方向幅W1を有する。例示された実施の形態においては、インデックススロット725のそれぞれは、同じ周方向幅W1を有する。しかしながら、本発明は、すべての実施の形態において、そのように限定されるべきではなく、いくつかの他の実施の形態において、それぞれのスロット725が互いに異なる寸法の幅を有していてもよい。
筒状スリーブ720のインデックススロット725は、替えヘッド700を本体800に取り外し可能に装着する間、ステム820のインデックスリブ822と協働し、替えヘッド700と本体800との位置合わせを適切に行うことができる。さらに、インデックスリブ822は、インデックススロット725の周方向幅W1とほぼ等しい周方向幅を有している。「ほぼ等しい」という用語は、例えば、以降でさらに詳細に説明するように、替えヘッド700を本体800に装着する間、インデックスリブ822をインデックススロット725で受けることができるような一般交差を含むことを意図している。したがって、インデックススロット725は、インデックスリブ822よりもわずかに大きい周方向幅を有しており、インデックスリブ822をインデックススロット725で受け、ネストすることが可能である。インデックススロット725およびインデックスリブ822は、以降で説明するロック状態において、替えヘッド700が本体800に装着された後、ステム820に対して筒状スリーブ720が回転することを抑制する。
例示された実施の形態においては、筒状スリーブ720は、その内面726を形成する複数の窪み729を備える。混乱するのを避けるため、図においては、すべての窪み729にラベルを付さず、一部にラベルを付している。窪み729は、筒状スリーブ720を形成するために必要な材料の量を低減し、製造コストを低減する。窪み729のそれぞれは、インデックススロット725の周方向幅W1より小さい周方向幅を有しているため、替えヘッド700を本体800に取り外し可能に装着する間、インデックスリブ822を窪み729で受けることを抑制する。いくつかの実施の形態においては、窪み729は、完全に省略され、筒状スリーブ720の内面726が、ラッチ750、スロット761、762およびインデックススロット725以外のすべての領域において、滑らかな連続した表面であってもよい。
図28および図32を並行して参照して、本体800のステム820に設けられたボス830を説明する。ボス830は、図18Bおよび図19で説明したボス230と同一のものである。したがって、冗長になることを避けるため、詳細な説明は省略する。図18Bと図19についての説明は、他に適用可能であり、参照として本明細書に組み込まれていることは理解される。理解しやすくするために、ボス830と同様の要素は、符号の番号が「200」番台ではなく「800」番台にセットされていることを除いて、ボス230に付与された番号と同様の符号を付与する。ボス830は、第1リブ軸M−Mに沿って延びる第1部831と、第2リブ軸N−Nに沿って延びる第2部832を備える。第1リブ軸M−Mは、ステム820の長手方向軸L−Lに対して斜めに向けられ、交差しないように配置されている。第1部831は、前述したように斜めに延びる細長い直線状リブ部を形成する。第2部832は、長手方向軸L−Lの方向に延びる細長い直線状リブ部を形成する。
図33−36を並行して参照して、替えヘッド700を本体800に取り外し可能に装着するプロセスを説明する。まず、替えヘッド700が本体800のステム820に軸方向に位置合わせされて配置される。一度そのように位置合わせされると、本体80のステム820が、開口723を通って替えヘッド700の筒状スリーブ720のキャビティ721内へ軸方向に移動する。図33は、替えヘッド700を本体800に装着する最初のステップを示している。さらに、図33に示されるように、ステム820のインデックスリブ822が、筒状スリーブ720のインデックススロット725に軸方向に位置合わせされる。そして、ステム820がキャビティ721内へ移動し続け、インデックスリブ822をインデックススロット725で受ける。ステム820がキャビティ721内へ移動中にステム820がさらに軸方向に移動することを抑制するいくつかのポイントがある場合、ステム820のインデックスリブ822が、筒状スリーブ720のインデックススロット725と軸方向に位置合わせされるまで、筒状スリーブ720をステム820に対して回転させる。
インデックススロット(またはスロット)725とインデックスリブ(またはリブ822)との間の軸位置合わせを行っているとき、図34に示すように、筒状スリーブ720の近位縁722が本体800の握持部810の肩部811に接触するまで、ステム820がキャビティ721内へ移動する。その移動中、第1軸チャンネル757の幅W2がボス830の周方向幅W3より小さいため、突起740とロックタブ730の少なくとも一方が、ボス830の第1部831の上方へ移動する。したがって、ステム820が筒状スリーブ720のキャビティ721内を移動中、ボス830全体が第1軸チャンネル757に適合しない。
突起740およびロックタブ730は、傾斜面を形成するラッチ750の底縁751の面取り部758によって、ボス830の第1部831の上方を移動できる。具体的には、ステム820が筒状スリーブ720のキャビティ721内へ軸方向に移動するように、ラッチ750の自由底縁751がボス830の第1部831の一部に接触し、面取り部758が突起740および/またはロックタブ730をボス830の上方へ移動させることができる。突起740および/またはロックタブ730がボス830の第1部831の上方へ移動すると、ラッチ750がキャビティ721から離れる方向であって半径方向外方に変形し、変形状態となる。ラッチ750は、ヒンジ754を支点とすることで、ラッチ750の半径方向外方への変形をしやすくしている。ラッチ750を省き、筒状スリーブ720において半径方向に変形可能な弾性部780を単に備える実施の形態では、筒状スリーブ720をステム820に装着する間、弾性部780全体が半径方向外方に変形し、変形状態となる。
図34から図36を参照して、ロック状態において、本体800のステム820に取り外し可能に装着される筒状スリーブ720を説明する。突起740および/またはロックタブ730がボス830の第1部831上を通り過ぎるとき、突起740およびロックタブ730の少なくとも一方がボス830の第1部831の上方へ移動するため、ラッチ750が半径方向外方に変形する。そして、突起740およびロックタブ730の少なくとも一方が、ボス830の第1部831を通り過ぎたときに標準状態に戻る。
ロック状態において、ボス830の第2部832は、突起740とロックタブ730との間に配置される第1軸チャンネル757内に配置される。したがって、ロックタブ730は、ボス830の第2部832の第1側壁836に係合する一方、突起740は、ボス830の第2部832の第2側壁841に係合する。これは、ステム820に対しての筒状スリーブ720の回転を抑制する。さらに、ロック状態において、ロックタブ730の弧状ロック面731は、ボス830の第1部831に設けられたアンダーカット底面833に係合し、筒状スリーブ720がステム820から軸方向に外れることを抑制する。
上述したように、筒状スリーブ720とステム820がロック状態にある場合、ステム820に対する筒状スリーブ720の回転が抑制される。これは、ボス830の第2部832が、第1軸チャンネル757の幅W2とほぼ等しい幅W4を有するためである。さらに、インデックススロット725の周方向幅W1は、インデックスリブ822の周方向幅W2とほぼ等しく、更に筒状スリーブ720とステム820間の相対的な回転を抑制する。ロック状態にあるとき、インデックスリブ822のそれぞれが、インデックススロット725内に配置される第1放射壁727および第2放射壁728のそれぞれに係合し、ステム820に対する筒状スリーブ720の回転を制限する。
ロック状態にあるとき、突起740とロックタブ730の両方がステム820の外表面821から離れている。より具体的には、突起740とロックタブ730のそれぞれが筒状スリーブ720の内面726から同じ距離延び、突起740およびロックタブ730が同じ大きさの隙間によってステム820の外表面21から離れる。
替えヘッド700が本体800に取り外し可能に装着されたとき、自動的にロック状態となる。これは、ロックタブ730の弧状ロック面731が、ボス830の第1部831のアンダーカット底面833に係合するためである。したがって、ロックタブ730の弧状ロック面731が、ボス830の第1部831に設けられたアンダーカット底面833と接触しない、または係合しないいくつかの位置においては、替えヘッド700と本体800は、アンロック状態となる。したがって、ロック状態からアンロック状態への変化は、単にステム820に対して筒状スリーブ720を軸方向に移動させることによって起こる。特に、筒状スリーブ720をステム820に装着中に筒状スリーブ720が第1方向に軸方向に移動する場合、ロック状態からアンロック状態に変化する間、筒状スリーブ720が第1方向と反対方向である第2方向に軸方向に移動する。
筒状スリーブ720のロックタブ730に設けられた弧状ロック面731上において下方へ傾斜した面取りによって、ステム820から離れる方向へ筒状スリーブ720を移動させ、ステム820から筒状スリーブ720を簡単に取り外すことができる。具体的には、ロック状態からアンロック状態への変化については、使用者が筒状スリーブ720を引いて、筒状スリーブ720を第2方向へ移動させる。これによって、突起740とロックタブ730の少なくとも一方をボス830の第1部831の上方へ移動させ、ラッチ750を半径方向外方へ変形させる。この方法において筒状スリーブ720を移動し続けると、突起740および/またはロックタブ730が、ラッチ750が標準状態に戻るまでボス830の第1部831を通り過ぎる。この方法においては、筒状スリーブ720は、ロック状態からアンロック状態に簡単に変えることができ、清掃のためまたは別の筒状スリーブ720と交換するため、筒状スリーブ720をステム820から取り外すことができる。
明細書全体を通して使用されるように、範囲は、その範囲内にあるそれぞれの値および全ての値を記述するための略記として用いられている。範囲内の任意の値が、範囲の終わりとして選択可能である。また、本明細書で引用されるすべての参考文献は、その全体が本明細書中で参照されることによって援用されている。本開示における定義と引用文献における定義が異なる場合は、本開示の定義で解釈する。
前述の説明および図面は、本発明における例示の実施の形態を表しているが、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な追加、変更及び置換をすることができることが理解される。特に、本発明が、その精神または本質的な特徴から逸脱することなく、他の特有の形状、構造、配置、比率、大きさにおいて実施されること、および他の要素、材料、構成要素と共に実施されることは、当業者にとって明らかである。本発明が、本発明の原理を逸脱することなく、構造、配置、比率、大きさ、材料、および構成要素を変更して使用されること、あるいは特有の環境および動作要件に特に適合する本発明の実施に使用されることは、当業者によって理解される。今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって定義され、前述の説明または実施の形態に制限されない。

Claims (8)

  1. 先端部を有し、内部に設けられた振動源により振動し、中心軸に沿って延びる棒状形態のステムを含む電動歯ブラシ本体に用いられ、前記ステムを覆うようにして装着される替えブラシであって、
    前記ステムは、その外周面から外方に向かって突出する凸部領域を含み、
    前記替えブラシは、
    開口後端を有する筒状部、
    前記筒状部の先端側の外部に設けられるブラッシング部材、
    前記筒状部の後端側から先端側に向かって設けられ、先端側は閉じ後端側が前記開口後端において開口する開口領域を規定する開口側壁、
    を含み、
    前記開口側壁は、前記開口領域に向かって突出する膨出壁を有し、
    前記替えブラシの前記ステムへの装着状態においては、前記凸部領域は、前記開口領域内に位置するとともに、前記膨出壁が、前記凸部領域の後端側において前記凸部領域に接し、
    前記開口側壁は、前記開口後端から先端側に向かって延びる第1側壁を有し、前記第1側壁は、側面視において、前記中心軸に対して傾斜する方向に延びるように設けられ、前記凸部領域は、側面視において、前記中心軸に対して傾斜する方向に延びる傾斜壁面を有し、前記替えブラシの前記ステムへの装着状態においては、前記第1側壁が、前記傾斜壁面に当接しており、
    前記開口側壁は、
    前記第1側壁に対して、前記中心軸周りに沿う周方向に対向する位置に設けられ、前記開口後端から先端側に向かって延びる第2側壁、
    前記第1側壁および前記第2側壁の先端側に設けられ、前記第1側壁と前記第2側壁とを連結する第3側壁、
    を有し、
    前記第1側壁は、その後端側に、前記第2側壁側に向かって突出する前記膨出壁を有し、
    前記凸部領域は、後端側から先端側に向かって延びる形状を有し、
    前記替えブラシの前記ステムへの装着状態においては、前記第3側壁は、前記凸部領域の先端部側に当接している、替えブラシ。
  2. 前記替えブラシは、前記筒状部の先端側の内部に設けられ、前記ステムの前記先端部側を保持する保持部を有し、
    前記替えブラシの前記ステムへの装着状態においては、前記筒状部の前記保持部において前記ステムの前記先端部が保持される、請求項1に記載の替えブラシ。
  3. 前記第2側壁は、
    前記第3側壁側に、前記第1側壁に平行に傾斜する傾斜側壁領域を有し、
    前記開口後端側に、側面視において、前記中心軸に平行な平行側壁領域を有する、請求項に記載の替えブラシ。
  4. 前記替えブラシの前記ステムへの装着状態において、
    前記ステムの外周面と前記筒状部の内周面との間には、いずれか一方に前記中心軸方向に延びるリブが設けられ、いずれか他方に、前記リブを受け入れるガイド溝が設けられている、請求項1からのいずれか一項に記載の替えブラシ。
  5. 前記リブおよび前記ガイド溝は、前記中心軸を挟んで、前記凸部領域および前記開口側壁とは対向する領域に設けられている、請求項に記載の替えブラシ。
  6. 前記リブおよび前記ガイド溝は、前記中心軸を挟んで、前記凸部領域および前記開口側壁とは対向する領域以外の領域に設けられている、請求項に記載の替えブラシ。
  7. 前記開口側壁は、前記中心軸を挟んで前記ブラッシング部材とは対向する位置に設けられている、請求項1からのいずれか一項に記載の替えブラシ。
  8. 先端部を有し、内部に設けられた振動源により振動し、中心軸に沿って延びる棒状形態のステムを含む口腔ケア用具本体に用いられ、前記ステムを覆うようにして装着される替えヘッドであって、
    前記ステムは、その外周面から外方に向かって突出する凸部領域を含み、
    前記替えヘッドは、
    開口後端を有する筒状部、
    前記筒状部の先端側の外部に設けられる歯清掃要素、
    前記筒状部の後端側から先端側に向かって設けられ、先端側は閉じ後端側が前記開口後端において開口する開口領域を規定する開口側壁、
    を含み、
    前記開口側壁は、前記開口領域に向かって突出する膨出壁を有し、
    前記替えブラシの前記ステムへの装着状態においては、前記凸部領域は、前記開口領域内に位置するとともに、前記膨出壁が、前記凸部領域の後端側において前記凸部領域に接し、
    前記開口側壁は、前記開口後端から先端側に向かって延びる第1側壁を有し、前記第1側壁は、側面視において、前記中心軸に対して傾斜する方向に延びるように設けられ、前記凸部領域は、側面視において、前記中心軸に対して傾斜する方向に延びる傾斜壁面を有し、前記替えヘッドの前記ステムへの装着状態においては、前記第1側壁が、前記傾斜壁面に当接しており、
    前記開口側壁は、
    前記第1側壁に対して、前記中心軸周りに沿う周方向に対向する位置に設けられ、前記開口後端から先端側に向かって延びる第2側壁、
    前記第1側壁および前記第2側壁の先端側に設けられ、前記第1側壁と前記第2側壁とを連結する第3側壁、
    を有し、
    前記第1側壁は、その後端側に、前記第2側壁側に向かって突出する前記膨出壁を有し、
    前記凸部領域は、後端側から先端側に向かって延びる形状を有し、
    前記替えヘッドの前記ステムへの装着状態においては、前記第3側壁は、前記凸部領域の先端部側に当接している、替えヘッド。
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