JP5859560B2 - 通信制御方法、基地局、及びユーザ端末 - Google Patents

通信制御方法、基地局、及びユーザ端末 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システムにおける通信制御方法、基地局、及びユーザ端末に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、3GPPリリース10以降において、LTE(Long Term Evolution)を高度化したLTE Advancedの標準化を進めている(例えば、非特許文献1参照)。
LTE−Advancedでは、高電力基地局(いわゆる、マクロ基地局)のカバレッジエリアに低電力基地局(いわゆる、ピコ基地局やホーム基地局)が配置されるヘテロジーニアスネットワークの提供が検討されている。ヘテロジーニアスネットワークは、高電力基地局の負荷を低電力基地局に分散させることが可能である。
また、LTE Advancedは、LTEとの後方互換性を確保しながら広帯域化を実現すべく、LTEにおけるキャリア(周波数帯)をコンポーネントキャリア(CC)と位置付け、複数のキャリアを組み合わせて無線通信に使用するキャリアアグリゲーション技術が導入される。なお、「キャリア」は、「セル」として取り扱われることもある。
3GPP TS 36.300 v10.4.0
ヘテロジーニアスネットワークでは、高電力基地局と低電力基地局とが同一のキャリアを使用する場合に、高電力基地局に接続するユーザ端末が低電力基地局のカバレッジエリア端周辺に居ると、当該低電力基地局が当該ユーザ端末からの上りリンク干渉を受けることがある。
ここで、どのユーザ端末が干渉源であるかを把握できれば、干渉源のユーザ端末(以下、「与干渉ユーザ端末」と称する)を他のキャリアにハンドオーバするなどによって、当該上りリンク干渉を解決できると考えられる。
しかしながら、低電力基地局は、上りリンク干渉を受けていることは把握できるものの、与干渉ユーザ端末を特定できない。また、高電力基地局及びそれに接続するユーザ端末は、当該ユーザ端末が低電力基地局に上りリンク干渉を与えていることを把握できず、与干渉ユーザ端末も特定できない。
したがって、ヘテロジーニアスネットワークにおける上りリンク干渉を回避することは困難であった。
そこで、本発明は、ヘテロジーニアスネットワークにおける上りリンク干渉を回避できる通信制御方法、基地局、及びユーザ端末を提供する。
本発明に係る通信制御方法は、第1の基地局(例えばMeNB100−1)と、前記第1の基地局よりもカバレッジエリアの狭い少なくとも1つの第2の基地局(例えばPeNB100−2)と、を有する移動通信システムにおける通信制御方法であって、前記第1の基地局が、前記第2の基地局の位置を示す位置情報と前記第2の基地局の使用キャリアを示す情報とを送信するステップAと、前記第1の基地局に接続するユーザ端末(例えばMUE200−1)が、前記第1の基地局から受信した前記位置情報に基づいて自端末の位置が前記第2の基地局の位置に近接していると判断した場合に、前記第2の基地局の使用キャリアを示すキャリア情報を含む近接通知情報を前記第1の基地局に送信するステップBと、を有することを特徴とする。
本発明に係る通信制御方法の他の特徴によれば、前記ステップAにおいて、前記第1の基地局は、前記第2の基地局の位置を示す位置情報を前記第2の基地局の使用キャリアと関連付けて送信する。
本発明に係る通信制御方法の他の特徴によれば、前記ステップAは、前記第1の基地局の使用キャリアそれぞれにおいて、前記第2の基地局それぞれの使用キャリアを示す情報をブロードキャストで送信するステップを含む。
本発明に係る通信制御方法の他の特徴によれば、第1の基地局と、前記第1の基地局よりもカバレッジエリアの狭い少なくとも1つの第2の基地局と、を有する移動通信システムにおける通信制御方法であって、前記第1の基地局が、前記第2の基地局の位置を示す位置情報を送信するステップAと、前記第1の基地局に接続するユーザ端末が、前記第1の基地局から受信した前記位置情報に基づいて自端末の位置が前記第2の基地局の位置に近接していると判断した場合に、前記第2の基地局の使用キャリアを示すキャリア情報を含む近接通知情報を前記第1の基地局に送信するステップBと、を有し、前記ステップAは、前記第1の基地局が、前記第2の基地局の位置を示す位置情報を前記第2の基地局の使用キャリアと関連付けて送信するため、前記第1の基地局の使用キャリアそれぞれにおいて、当該使用キャリアと同一キャリアを使用する前記第2の基地局の位置を示す位置情報をブロードキャストで送信する。
本発明に係る通信制御方法の他の特徴によれば、前記ステップAにおいて、前記第1の基地局は、前記ユーザ端末に二次キャリアが追加された場合に、当該二次キャリアと同一キャリアを使用する前記第2の基地局の位置を示す位置情報を前記ユーザ端末にユニキャストで送信する。
本発明に係る通信制御方法の他の特徴によれば、前記ステップBは、前記近接する第2の基地局の使用キャリアと前記ユーザ端末の使用キャリアとが一致する場合に、当該一致するキャリアを示す情報を前記近接通知情報に含めて送信する。
本発明に係る通信制御方法の他の特徴によれば、前記第1の基地局が、前記ステップBで送信された前記近接通知情報を受信した後、前記近接する第2の基地局の使用キャリアと前記ユーザ端末の使用キャリアとが一致する場合に、前記ユーザ端末の使用キャリアを他のキャリアに切り替えるようハンドオーバ制御を行うステップをさらに有する。
本発明に係る通信制御方法の他の特徴によれば、前記第1の基地局が、前記ステップBで送信された前記近接通知情報を受信した後、前記近接する第2の基地局の使用キャリアと前記ユーザ端末の一次キャリアと一致する場合に、前記一次キャリアを他のキャリアに切り替えるようハンドオーバ制御を行うステップをさらに有する。
本発明に係る通信制御方法の他の特徴によれば、前記第1の基地局が、前記一次キャリアを前記他のキャリアに切り替えた後、切り替え前に前記一次キャリアとして使用されていたキャリアを前記ユーザ端末の二次キャリアとして追加しないよう設定するステップをさらに有する。
本発明に係る通信制御方法の他の特徴によれば、前記第1の基地局が、前記ステップBで送信された前記近接通知情報を受信した後、前記第2の基地局の使用キャリアと前記ユーザ端末の二次キャリアとが一致する場合に、前記二次キャリアの使用を停止するよう制御するステップをさらに有する。
本発明に係る基地局は、移動通信システムにおける基地局であって、他の基地局の位置を示す位置情報と前記他の基地局の使用キャリアを示す情報とを送信する送信部と、自局に接続するユーザ端末が前記位置情報に基づいて前記ユーザ端末の位置が前記他の基地局の位置に近接していると判断した場合に前記ユーザ端末から送信される情報であって、かつ、前記他の基地局の使用キャリアを示すキャリア情報を含む近接通知情報を受信する受信部と、を有することを特徴とする。
本発明に係るユーザ端末は、移動通信システムにおけるユーザ端末であって、第1の基地局から、第2の基地局の位置を示す位置情報と前記第2の基地局の使用キャリアを示す情報とを受信する受信部と、前記第1の基地局から受信した前記位置情報に基づいて自端末の位置が前記第2の基地局の位置に近接していると判断した場合に、前記第2の基地局の使用キャリアを示すキャリア情報を含む近接通知情報を前記第1の基地局に送信する送信部と、を有することを特徴とする。
第1実施形態〜第4実施形態に係る移動通信システムを示す。 第1実施形態〜第4実施形態に係るeNBのブロック図である。 第1実施形態〜第4実施形態に係るUEのブロック図である。 第1実施形態に係る移動通信システムの動作パターン1を示す。 第1実施形態に係る移動通信システムの動作パターン2を示す。 第2実施形態に係る移動通信システムの動作パターン1を示す。 第2実施形態に係る移動通信システムの動作パターン2を示す。 第3実施形態に係る移動通信システムの動作パターン1を示す。 第3実施形態に係る移動通信システムの動作パターン2を示す。 第4実施形態に係る移動通信システムの動作パターン1を示す。 第4実施形態に係る移動通信システムの動作パターン2を示す。
図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の各実施形態に係る図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付す。
[第1実施形態]
(移動通信システムの構成)
図1は、本実施形態に係る移動通信システムを示す。本実施形態に係る移動通信システムは、LTE Advanced(3GPPリリース10以降)に基づいて構成される。
図1に示すように、移動通信システムは、大型のカバレッジエリアを形成するマクロ基地局(Macro evolved Node−B:MeNB)100−1と、小型のカバレッジエリアを形成するピコ基地局(Pico evolved Node−B:PeNB)100−2と、を有する。図1では、MeNB100−1のカバレッジエリア内に設置されたPeNB100−2を1つのみ図示しているが、複数のPeNB100−2がMeNB100−1のカバレッジエリア内に設置されていてもよい。MeNB100−1及びPeNB100−2のそれぞれには、1又は複数のユーザ端末(User Equipment:UE)が接続している。
以下において、MeNB100−1に接続するUEをMUE200−1と称し、PeNB100−2に接続するUEをPUE200−2と称する。また、MeNB100−1及びPeNB100−2を特に区別しないときは単にeNB100と称し、MUE200−1及びPUE200−2を特に区別しないときは単にUE200と称する。
なお、接続とは、UE200がeNB100と同期した状態であって、当該eNB100から当該UE200へ無線リソースを割り当て可能な状態を意味する。また、上りリンクとは、UE200からeNB100への通信方向を意味し、下りリンクとは、eNB100からUE200への通信方向を意味する。
MeNB100−1及びPeNB100−2は、LTEの無線アクセスネットワークであるE−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)に含まれる。本実施形態では、E−UTRANは、ヘテロジーニアスネットワークとして構成されており、PeNB100−2は、MeNB100−1のカバレッジエリア内であって、例えば高トラフィック地帯(いわゆる、ホットゾーン)に配置される。
MeNB100−1は、異なる2つのキャリア(CC1、CC2)でサービスを提供可能である。ただし、3つ以上のキャリアでサービスを提供してもよい。各キャリアは、周波数方向において複数のリソースブロック(RB)を含む。また、PeNB100−2は、1つのキャリア(CC1)で運用されており、PUE200−2との無線通信にCC1を使用する。MeNB100−1との無線通信にCC1を使用するMUE200−1がPeNB100−2のカバレッジエリア端周辺に居ると、PeNB100−2がMUE200−1からの上りリンク干渉を受けることがある。
カバレッジエリアは、1又は複数のセルにより構成される。セルは、セルIDによって識別され、キャリアと対応付けられる。なお、キャリアと当該キャリアを使用するeNB100と当該eNB100のカバレッジエリアとを併せてセルと称することもある。このため、MeNB100−1はマクロセルと称されることがあり、PeNB100−2はピコセルと称されることがある。
キャリアアグリゲーション技術がサポートされる場合、MeNB100−1とMUE200−1との無線通信に最初に使用されるキャリアは一次(Primary)キャリアと称され、以降追加されるキャリアは二次(Secondly)キャリアと称される。また、一次キャリアは一次セル(Pcell)と称されることがあり、二次キャリアは二次セル(Scell)と称されることがある。
UE200は、接続中の状態に相当するコネクティッド(RRC Connected)状態において、接続先のセル(サービングセルと称される)を切り替えることができる。このようなサービングセルの切り替えは例えばハンドオーバによって実現される。UE200のハンドオーバは、当該UE200のサービングセルによって制御される。
MeNB100−1とPeNB100−2との間には、隣接する基地局を相互接続するための論理通信路であるX2インターフェイスが設定される。また、LTEのコアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)とMeNB100−1との間、及びEPCとPeNB100−2との間には、EPCとの論理通信路であるS1インターフェイスが設定される。
次に、eNB100の構成を説明する。図2は、eNB100のブロック図である。図2に示すように、eNB100は、複数のアンテナ101と、無線通信部110と、ネットワーク通信部120と、記憶部130と、制御部140と、を含む。
アンテナ101は、無線信号の送受信に用いられる。無線通信部110は、例えば無線周波数(RF)回路やベースバンド(BB)回路等を用いて構成され、アンテナ101を介して無線信号を送受信する。本実施形態では、無線通信部110は、複数のキャリアを同時に使用して無線通信を行うこともできる。ネットワーク通信部120は、X2インターフェイス上で隣接eNBとの基地局間通信を行う。また、ネットワーク通信部120は、S1インターフェイス上でEPCとの通信を行う。記憶部130は、eNB100の制御等に用いられる各種の情報を記憶する。制御部140は、eNB100が備える各種の機能を制御する。
次に、UE200の構成を説明する。図3は、UE200のブロック図である。図3に示すように、UE200は、アンテナ201と、無線通信部210と、位置情報取得部220と、記憶部230と、制御部240と、を含む。
アンテナ201は、無線信号の送受信に用いられる。無線通信部210は、例えばRF回路やBB回路等を用いて構成され、アンテナ201を介して無線信号を送受信する。本実施形態では、無線通信部210は、複数のキャリアを同時に使用して無線通信を行うこともできる。位置情報取得部220は、例えばGPS受信機を含み、受信したGPS信号に基づく位置情報を制御部240に出力する。記憶部230は、UE200の制御等に用いられる各種の情報を記憶する。制御部240は、UE200が備える各種の機能を制御する。
(移動通信システムの動作)
次に、図1に示す通信環境を例に、移動通信システムの動作パターン1及び2を説明する。
各動作パターンでは、MeNB100−1が、自eNBのカバレッジエリア内に設置されているPeNB100−2それぞれの地理的な位置の情報、及びPeNB100−2それぞれの使用キャリア(運用キャリア)の情報を予め記憶していることを前提とする。
(1)動作パターン1
図4は、本実施形態の動作パターン1を示す。本動作パターンには、キャリアアグリゲーション技術が適用されない。
図4に示すように、ステップS11において、MeNB100−1は、自eNBのカバレッジエリア内に設置されているPeNB100−2それぞれについて、地理的な位置を示す位置情報と、使用中のキャリアを示すキャリア情報と、を送信する。本実施形態では、MeNB100−1は、自eNBが使用可能なキャリア(CC1、CC2)のそれぞれにおいて、自eNBのカバレッジエリア内に設置されている全てのPeNB100−2の位置情報及びキャリア情報の組をブロードキャストで送信する。例えば、当該位置情報及びキャリア情報の組をシステム情報ブロック(SIB)に含めて送信する。MUE200−1は、PeNB100−2毎の位置情報及びキャリア情報を含むSIBを受信する。
ステップS12において、MUE200−1は、ステップS11で受信したSIBに含まれるPeNB100−2毎の位置情報及びキャリア情報を取得し、当該位置情報及びキャリア情報を記憶する。MUE200−1は、MeNB100−1と接続している間は当該記憶した位置情報及びキャリア情報を保持する。
ステップS13において、MUE200−1は、自UEの位置情報を取得し、当該位置情報によって示される自UEの位置と、ステップS12で記憶した位置情報によって示される各PeNB100−2の位置との差分、すなわち、自UEと各PeNB100−2との間の距離を算出する。そして、MUE200−1は、PeNB100−2毎に算出した距離を閾値と比較する。当該閾値は、例えば、各PeNB100−2のカバレッジエリア半径と同程度、又は当該カバレッジエリア半径に所定値を加えた値であり、MUE200−1に予め記憶されている。あるいは、当該閾値はMeNB100−1からMUE200−1に通知されてもよい。MUE200−1は、算出した距離が閾値を下回る場合には、自UEがPeNB100−2に近接していると判断し、処理をステップS14に進める。
ステップS14において、MUE200−1は、ステップS12で記憶したキャリア情報に基づいて、自UEが近接していると判断したPeNB100−2の使用キャリアを特定し、当該特定したキャリアと自UEで使用中のキャリア(CC1)とが一致するか否かを判断する。MUE200−1は、PeNB100−2の使用キャリアと、自UEで使用中のキャリアとが一致すると判断した場合には、処理をステップS15に進め、そうでなければ、処理をステップS13に戻す。
なお、PeNB100−2とMUE200−1とが近接し、かつ当該PeNB100−2の使用キャリアとMUE200−1の使用キャリアとが一致する場合、MUE200−1は当該PeNB100−2に対する上りリンクの干渉源となり得る。
ステップS15において、MUE200−1は、ステップS14で一致すると判断したキャリアを示すキャリア情報を含む近接通知(Enhanced Proximity Indication)を生成し、当該近接通知をMeNB100−1に送信する。MeNB100−1は、近接通知を受信する。
ステップS16において、MeNB100−1は、ステップS15で受信した近接通知に応じて、MUE200−1をPeNB100−2に対する上りリンクの干渉源と見なし、MUE200−1の使用キャリアを他のキャリア(CC2)に切り替えるよう制御する。詳細には、MeNB100−1は、MUE200−1に対し、当該他のキャリアに対応するセルへの切り替え指示(ハンドオーバ指示)を送信する。
(2)動作パターン2
図5は、本実施形態の動作パターン2を示す。本動作パターンには、キャリアアグリゲーション技術が適用される。この場合、MeNB100−1及びMUE200−1の無線通信には、一次キャリア(Pcell)と二次キャリア(Scell)とが使用可能である。
図5に示すように、ステップS101において、MeNB100−1は、本実施形態の動作パターン1と同様に、自eNBのカバレッジエリア内に設置されているPeNB100−2それぞれの位置情報及びキャリア情報を送信する。MUE200−1は、自UEの一次キャリア(Pcell)上で、PeNB100−2毎の位置情報及びキャリア情報を含むSIBを受信する。これは、仕様上、ブロードキャストされるシステム情報は一次キャリア(Pcell)でのみ取得するよう規定されているためである。
ステップS102及びステップS103は本実施形態の動作パターン1と同様である。
ステップS104において、MUE200−1は、ステップS102で記憶したキャリア情報に基づいて、自UEが近接していると判断したPeNB100−2の使用キャリアを特定し、当該特定したキャリアと自UEで使用中の一次キャリア(Pcell)及び/又は二次キャリア(Scell)とが一致するか否かを判断する。MUE200−1は、PeNB100−2の使用キャリアと、自UEで使用中の一次キャリア(Pcell)及び/又は二次キャリア(Scell)とが一致すると判断した場合には、処理をステップS105に進め、そうでなければ、処理をステップS103に戻す。
ステップS105において、MUE200−1は、ステップS104で一致すると判断したキャリアを示すキャリア情報を含む近接通知(Enhanced Proximity Indication)を生成し、当該近接通知をMeNB100−1に送信する。MUE200−1は、当該一致するキャリアを一次キャリア(Pcell)又は二次キャリア(Scell)のどちらで使用しているかを示す情報を近接通知に含めてもよい。MeNB100−1は、近接通知を受信する。
ステップS106において、MeNB100−1は、ステップS105で受信した近接通知に含まれるキャリア情報と、自eNBで管理しているキャリア割り当て情報又は当該近接通知に含まれる情報と、に基づいて、PeNB100−2の使用キャリアと一致するMUE200−1の使用キャリアが一次キャリア(Pcell)であるか二次キャリア(Scell)であるかを判断する。そして、一次キャリア(Pcell)であれば処理をステップS107に進め、二次キャリア(Scell)であれば処理をステップS108に進める。
ステップS107において、MeNB100−1は、MUE200−1の一次キャリア(Pcell)を他のキャリアに切り替える(すなわち、ハンドオーバする)。ここで他のキャリアとは、MUE200−1の二次キャリア(Scell)であってもよい。さらに、MeNB100−1は、一次キャリア(Pcell)を他のキャリアに切り替えた後、切り替え前に一次キャリア(Pcell)として使用されていたキャリアをMUE200−1の二次キャリア(Scell)として追加しないよう設定する。
一方、ステップS108において、MeNB100−1は、PeNB100−2の使用キャリアと一致するMUE200−1の二次キャリア(Scell)の使用を停止する。
(まとめ)
以上説明したように、MeNB100−1と、MeNB100−1よりもカバレッジエリアの狭い少なくとも1つのPeNB100−2と、を有する移動通信システムにおいて、MeNB100−1は、PeNB100−2の位置を示す位置情報を送信する。MeNB100−1に接続するMUE200−1は、PeNB100−2の位置情報を受信した後、自UEの位置がPeNB100−2の位置に近接することを示す情報であって、自UEの使用キャリアを当該近接するPeNB100−2の使用キャリアと異ならせための近接通知(Enhanced Proximity Indication)をMeNB100−1に送信する。これにより、ヘテロジーニアスネットワークにおける上りリンク干渉を回避できる。
本実施形態では、MeNB100−1は、PeNB100−2の位置情報を当該PeNB100−2の使用キャリアと関連付けて送信する。詳細には、MeNB100−1の使用キャリアそれぞれにおいて、PeNB100−2それぞれの使用キャリアを示す情報をブロードキャストで送信する。そして、MUE200−1は、自UEと近接するPeNB100−2の使用キャリアがMUE200−1の使用キャリアと一致すると判断した場合に、当該一致するキャリアを示すキャリア情報を近接通知(Enhanced Proximity Indication)に含めて送信する。これにより、MeNB100−1は、PeNB100−2に上りリンク干渉を与える可能性のあるMUE200−1の使用キャリアを特定できる。
本実施形態では、MeNB100−1は、近接通知(Enhanced Proximity Indication)を受信した後、MUE200−1と近接するPeNB100−2の使用キャリアが、当該MUE200−1の一次キャリア(Pcell)と一致する場合に、当該一次キャリア(Pcell)を他のキャリアに切り替えるようハンドオーバ制御を行う。これにより、MUE200−1の通信が途絶することなく、PeNB100−2に対する上りリンク干渉を回避できる。
本実施形態では、MeNB100−1が、一次キャリア(Pcell)を他のキャリアに切り替えた後、切り替え前に一次キャリア(Pcell)として使用されていたキャリアをMUE200−1の二次キャリア(Scell)として追加しないよう設定する。これにより、PeNB100−2に対する上りリンク干渉を回避できる。
本実施形態では、MeNB100−1が、近接通知(Enhanced Proximity Indication)を受信した後、PeNB100−2の使用キャリアがMUE200−1の二次キャリア(Scell)と一致する場合に、当該二次キャリア(Scell)の使用を停止するよう設定する。これにより、PeNB100−2に対する上りリンク干渉を回避できる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について、上述した実施形態との相違点を主として説明する。本実施形態では、PeNB100−2の使用キャリアとMUE200−1の使用キャリアとが一致するか否かの判断をMeNB100−1で行う。
(1)動作パターン1
図6は、本実施形態の動作パターン1を示す。本動作パターンには、キャリアアグリゲーション技術が適用されない。
図6に示すように、ステップS21〜ステップS23は第1実施形態の動作パターン1と同様である。
ステップS24において、MUE200−1は、ステップS23で自UEが近接していると判断したPeNB100−2の使用キャリアを示すキャリア情報を含む近接通知(Enhanced Proximity Indication)を生成し、当該近接通知をMeNB100−1に送信する。
ステップS25において、MeNB100−1は、ステップS24で受信した近接通知に含まれるPeNBキャリア情報と、自eNBで管理しているMUE200−1へのキャリア割り当て情報と、に基づいて、MUE200−1と近接するPeNB100−2の使用キャリアと、MUE200−1で使用中のキャリア(CC1)と、が一致するか否かを判断する。一致すると判断した場合には、処理をステップS26に進める。
ステップS26において、MeNB100−1は、MUE200−1をPeNB100−2に対する上りリンクの干渉源と見なし、MUE200−1の使用キャリアを他のキャリア(CC2)に切り替えるよう制御する。詳細には、MeNB100−1は、MUE200−1に対し、当該他のキャリアに対応するセルへの切り替え指示(ハンドオーバ指示)を送信する。
(2)動作パターン2
図7は、本実施形態の動作パターン2を示す。本動作パターンには、キャリアアグリゲーション技術が適用される。
図7に示すように、ステップS201〜ステップS204は本実施形態の動作パターン1と同様である。
ステップS205において、MeNB100−1は、ステップS204で受信した近接通知に含まれるPeNBキャリア情報と、自eNBで管理しているMUE200−1へのキャリア割り当て情報と、に基づいて、MUE200−1と近接するPeNB100−2の使用キャリアと、MUE200−1で使用中の一次キャリア(Pcell)及び/又は二次キャリア(Scell)と、が一致するか否かを判断する。一致すると判断した場合には、処理をステップS207に進め、そうでなければ、処理をステップS206に進める。
ステップS206において、MeNB100−1は、MUE200−1と近接するPeNB100−2の使用キャリアと同一のキャリアをMUE200−1の二次キャリア(Scell)として追加しないよう設定する。
ステップS207〜ステップS209は第1実施形態の動作パターン2と同様である。
このように、本実施形態によれば、MUE200−1と近接するPeNB100−2の使用キャリアと同一のキャリアを、MUE200−1の二次キャリア(Scell)として追加しないようにすることができるため、PeNB100−2に対する上りリンク干渉を回避できる。
[第3実施形態]
以下において、第3実施形態について、上述した実施形態との相違点を主として説明する。
本実施形態では、MeNB100−1は、MeNB100−1の使用キャリアそれぞれにおいて、当該使用キャリアと同一キャリアを使用するPeNB100−2の位置情報を送信する。例えば、MeNB100−1の使用キャリアがCC1及びCC2であれば、CC1を使用するPeNB100−2の位置情報をCC1で送信し、CC2を使用するPeNB100−2の位置情報をCC2で送信する。これにより、MeNB100−1は、PeNB100−2の位置情報を当該PeNB100−2の使用キャリアと関連付けて送信できるため、PeNB100−2の使用キャリア情報の送信を省略できる。
(1)動作パターン1
図8は、本実施形態の動作パターン1を示す。本動作パターンには、キャリアアグリゲーション技術が適用されない。
図8に示すように、ステップS31において、MeNB100−1は、自eNBが使用可能なキャリア毎に、自eNBのカバレッジエリア内に設置されているPeNB100−2のうち当該キャリアを使用するPeNB100−2の位置情報をブロードキャストで送信する。例えば、当該位置情報をシステム情報ブロック(SIB)に含めて送信する。
ステップS32において、MUE200−1は、ステップS31で受信したSIBに含まれるPeNB100−2の位置情報を取得し、当該位置情報と、当該位置情報を受信したキャリアを示すキャリア情報と、を記憶する。MUE200−1は、MeNB100−1と接続している間は当該記憶した位置情報及びキャリア情報を保持する。
ステップS33〜ステップS36は第1実施形態の動作パターン1と同様である。
(2)動作パターン2
図9は、本実施形態の動作パターン2を示す。本動作パターンには、キャリアアグリゲーション技術が適用される。
図9に示すように、ステップS301において、MeNB100−1は、自eNBが使用可能なキャリア毎に、自eNBのカバレッジエリア内に設置されているPeNB100−2のうち当該キャリアを使用するPeNB100−2の位置情報をブロードキャストで送信する。MUE200−1は、自UEの一次キャリア(Pcell)上で、当該キャリアを使用するPeNB100−2の位置情報を含むSIBを受信する。
また、MeNB100−1は、MUE200−1に二次キャリア(Scell)が追加された場合には、当該二次キャリア(Scell)と同一キャリアを使用するPeNB100−2の位置情報をMUE200−1にユニキャストで送信する。例えば、MUE200−1の使用キャリアがCC1であるときに、CC2を二次キャリア(Scell)として追加する場合には、CC2を使用するPeNB100−2の位置情報をCC2でユニキャスト送信する。これは、仕様上、ブロードキャストされるシステム情報は一次キャリア(Pcell)でのみ取得するよう規定されているためである。
ステップS302において、MUE200−1は、ステップS301で受信したSIBに含まれるPeNB100−2の位置情報を取得し、当該位置情報と、当該位置情報を受信したキャリアを示すキャリア情報と、を記憶する。MUE200−1は、MeNB100−1と接続している間は当該記憶した位置情報及びキャリア情報を保持する。
ステップS303〜ステップS308は第1実施形態の動作パターン2と同様である。
このように、本実施形態によれば、PeNB100−2の位置情報を当該PeNB100−2の使用キャリアと関連付けて送信できるため、PeNB100−2の使用キャリア情報の送信を省略できる。
[第4実施形態]
以下において、第4実施形態について、上述した実施形態との相違点を主として説明する。
(1)動作パターン1
図10は、本実施形態の動作パターン1を示す。本動作パターンには、キャリアアグリゲーション技術が適用されない。MeNB100−1は、上述した実施形態と同様に、自eNBのカバレッジエリア内に設置されているPeNB100−2それぞれの地理的な位置の情報、及びPeNB100−2それぞれの使用キャリアの情報を予め記憶している。
図10に示すように、ステップS41において、MeNB100−1は、自eNBのカバレッジエリア内に設置されているPeNB100−2それぞれについて、地理的な位置を示す位置情報とPeNB100−2の識別情報とを送信する。例えば、MeNB100−1は、自eNBが使用可能な全てのキャリアにおいて、自eNBのカバレッジエリア内に設置されている全てのPeNB100−2の位置情報及び識別情報の組をブロードキャストで送信する。
ステップS42において、MUE200−1は、ステップS41で受信したSIBに含まれるPeNB100−2毎の位置情報及び識別情報を取得し、当該位置情報及び識別情報を記憶する。MUE200−1は、MeNB100−1と接続している間は当該記憶した位置情報及び識別情報を保持する。
ステップS43において、MUE200−1は、ステップS2で記憶した位置情報に基づいて、自UEがPeNB100−2に近接していると判断した場合、処理をステップS44に進める。
ステップS44において、MUE200−1は、ステップS303で自UEと近接すると判断したPeNB100−2の識別情報を含む近接通知(Enhanced Proximity Indication)を生成し、当該近接通知をMeNB100−1に送信する。なお、当該近接通知は、UE200の識別情報も含む。
ステップS45において、MeNB100−1は、ステップS44で受信した近接通知に含まれるPeNB100−2の識別情報及びUE200の識別情報と、自eNBで管理しているMUE200−1へのキャリア割り当て情報と、自eNBで管理しているPeNB100−2それぞれの使用キャリアの情報と、に基づいて、MUE200−1と近接するPeNB100−2(すなわち、識別情報によって示されるPeNB100−2)の使用キャリアと、MUE200−1で使用中のキャリアと、が一致するか否かを判断する。一致すると判断した場合には、処理をステップS46に進める。
ステップS46において、MeNB100−1は、MUE200−1をPeNB100−2に対する上りリンクの干渉源と見なし、MUE200−1の使用キャリアを他のキャリア(CC2)に切り替えるよう制御する。詳細には、MeNB100−1は、MUE200−1に対し、当該他のキャリアに対応するセルへの切り替え指示(ハンドオーバ指示)を送信する。
(2)動作パターン2
図11は、本実施形態の動作パターン2を示す。本動作パターンには、キャリアアグリゲーション技術が適用される。
図11に示すように、ステップS401〜ステップS404は本実施形態の動作パターン1と同様である。
ステップS405において、MeNB100−1は、ステップS404で受信した近接通知に含まれるPeNB100−2の識別情報及びUE200の識別情報と、自eNBで管理しているMUE200−1へのキャリア割り当て情報と、自eNBで管理しているPeNB100−2それぞれの使用キャリアの情報と、に基づいて、MUE200−1と近接するPeNB100−2(すなわち、識別情報によって示されるPeNB100−2)の使用キャリアと、MUE200−1で使用中の一次キャリア(Pcell)及び/又は二次キャリア(Scell)と、が一致するか否かを判断する。そして、一致すると判断した場合には、処理をステップS407に進め、そうでなければ、処理をステップS406に進める。
ステップS406において、MeNB100−1は、MUE200−1と近接するPeNB100−2の使用キャリアと同一のキャリアをMUE200−1の二次キャリア(Scell)として追加しないよう設定する。
ステップS407〜ステップS409は第1実施形態の動作パターン2と同様である。
[その他の実施形態]
この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した各実施形態及び変更例は、別個独立に実施する場合に限らず、相互に組み合わせて実施してもよい。
上述した各実施形態は、PeNB100−2への上りリンクの干渉を未然に回避するものであったが、上りリンクの干渉が検出された後に、上述した各動作フローを開始してもよい。例えば、MeNB100−1は、上りリンクのリソースブロック毎の干渉レベルを示すOverload IndicatorをX2インターフェイス上でPeNB100−2から受信し、当該Overload Indicatorが高レベルの上りリンク干渉を示す場合にのみ、上述した各動作フローを開始する。
上述した各実施形態では、MeNB100−1がPeNB100−2に向けて移動するケースを想定していたが、その後MeNB100−1がPeNB100−2から離れていく場合には、その旨をMeNB100−1に通知してもよい。この場合、MUE200−1は、近接通知を送信した後、近接状態(距離が閾値を下回る状態)が維持されているか否かを監視する。そして、近接状態が維持されなくなった場合、MUE200−1は、近接していたPeNB100−2の使用キャリアと自UEの使用キャリアとを異ならせる必要がなくなったことを通知するための近接解除通知をMeNB100−1に送信する。その結果、MeNB100−1は、切り替えていた一次キャリア(Pcell)を元のキャリアに戻したり、二次キャリア(Scell)として追加を禁止していたキャリアを禁止解除(追加許可)したりすることができる。
上述した各実施形態では、PeNB100−2の使用キャリアは1つ(CC1)で固定されていたが、PeNB100−2の使用キャリアが変更された場合に、X2インターフェイス上でPeNB100−2からMeNB100−1へ変更後の使用キャリアを通知し、MeNB100−1は記憶している情報を更新してもよい。
上述した各実施形態においては、MeNB及びPeNBの組み合わせを例に説明したが、MeNB及びフェムトセル(HeNB)の組み合わせであってもよく、PeNB及びフェムトセル(HeNB)の組み合わせであってもよい。
なお、米国仮出願第61/555259号(2011年11月3日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明は、ヘテロジーニアスネットワークにおける上りリンク干渉を回避できるので、移動通信などの無線通信分野において有用である。

Claims (13)

  1. 第1の基地局と、前記第1の基地局よりもカバレッジエリアの狭い少なくとも1つの第2の基地局と、を有する移動通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記第1の基地局が、前記第2の基地局の位置を示す位置情報と前記第2の基地局の使用キャリアを示す情報とを送信するステップAと、
    前記第1の基地局に接続するユーザ端末が、前記第1の基地局から受信した前記位置情報に基づいて自端末の位置が前記第2の基地局の位置に近接していると判断した場合に、前記第2の基地局の使用キャリアを示すキャリア情報を含む近接通知情報を前記第1の基地局に送信するステップBと、
    を有することを特徴とする通信制御方法。
  2. 前記ステップAにおいて、前記第1の基地局は、前記第2の基地局の位置を示す位置情報を前記第2の基地局の使用キャリアと関連付けて送信することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記ステップAは、前記第1の基地局の使用キャリアそれぞれにおいて、前記第2の基地局それぞれの使用キャリアを示す情報をブロードキャストで送信するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の通信制御方法。
  4. 第1の基地局と、前記第1の基地局よりもカバレッジエリアの狭い少なくとも1つの第2の基地局と、を有する移動通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記第1の基地局が、前記第2の基地局の位置を示す位置情報を送信するステップAと、
    前記第1の基地局に接続するユーザ端末が、前記第1の基地局から受信した前記位置情報に基づいて自端末の位置が前記第2の基地局の位置に近接していると判断した場合に、前記第2の基地局の使用キャリアを示すキャリア情報を含む近接通知情報を前記第1の基地局に送信するステップBと、を有し、
    前記ステップAは、前記第1の基地局が、前記第2の基地局の位置を示す位置情報を前記第2の基地局の使用キャリアと関連付けて送信するため、前記第1の基地局の使用キャリアそれぞれにおいて、当該使用キャリアと同一キャリアを使用する前記第2の基地局の位置を示す位置情報をブロードキャストで送信するステップを含むことを特徴とする通信制御方法。
  5. 前記ステップAにおいて、前記第1の基地局は、前記ユーザ端末に二次キャリアが追加された場合に、当該二次キャリアと同一キャリアを使用する前記第2の基地局の位置を示す位置情報を前記ユーザ端末にユニキャストで送信することを特徴とする請求項4に記載の通信制御方法。
  6. 前記ステップBは、前記近接する第2の基地局の使用キャリアと前記ユーザ端末の使用キャリアとが一致する場合に、当該一致するキャリアを示す前記キャリア情報を前記近接通知情報に含めて送信することを特徴とする請求項2に記載の通信制御方法。
  7. 前記第1の基地局が、前記ステップBで送信された前記近接通知情報を受信した後、前記近接する第2の基地局の使用キャリアと前記ユーザ端末の使用キャリアとが一致する場合に、前記ユーザ端末の使用キャリアを他のキャリアに切り替えるようハンドオーバ制御を行うステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  8. 前記第1の基地局が、前記ステップBで送信された前記近接通知情報を受信した後、前記近接する第2の基地局の使用キャリアと前記ユーザ端末の一次キャリアとが一致する場合に、前記一次キャリアを他のキャリアに切り替えるようハンドオーバ制御を行うステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  9. 前記第1の基地局が、前記一次キャリアを前記他のキャリアに切り替えた後、切り替え前に前記一次キャリアとして使用されていたキャリアを前記ユーザ端末の二次キャリアとして追加しないよう設定するステップをさらに有することを特徴とする請求項8に記載の通信制御方法。
  10. 前記第1の基地局が、前記ステップBで送信された前記近接通知情報を受信した後、前記第2の基地局の使用キャリアと前記ユーザ端末の二次キャリアとが一致する場合に、前記二次キャリアの使用を停止するよう制御するステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  11. 移動通信システムにおける基地局であって、
    他の基地局の位置を示す位置情報と前記他の基地局の使用キャリアを示す情報とを送信する送信部と、
    自局に接続するユーザ端末が前記位置情報に基づいて前記ユーザ端末の位置が前記他の基地局の位置に近接していると判断した場合に前記ユーザ端末から送信される情報であって、かつ、前記他の基地局の使用キャリアを示すキャリア情報を含む近接通知情報を受信する受信部と、
    を有することを特徴とする基地局。
  12. 移動通信システムにおけるユーザ端末であって、
    第1の基地局から、第2の基地局の位置を示す位置情報と前記第2の基地局の使用キャリアを示す情報とを受信する受信部と、
    前記第1の基地局から受信した前記位置情報に基づいて自端末の位置が前記第2の基地局の位置に近接していると判断した場合に、前記第2の基地局の使用キャリアを示すキャリア情報を含む近接通知情報を前記第1の基地局に送信する送信部と、
    を有することを特徴とするユーザ端末。
  13. 移動通信システムにおけるユーザ端末に適用される制御部であって、
    第1の基地局から、第2の基地局の位置を示す位置情報と前記第2の基地局の使用キャリアを示す情報とを受信するプロセスと、
    前記第1の基地局から受信した前記位置情報に基づいて自端末の位置が前記第2の基地局の位置に近接していると判断した場合に、前記第2の基地局の使用キャリアを示すキャリア情報を含む近接通知情報を前記第1の基地局に送信するプロセスと、
    を実行することを特徴とする制御部。
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