JP5859388B2 - 電流計測システムおよび電流計測方法 - Google Patents

電流計測システムおよび電流計測方法 Download PDF

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本発明は、電源線に流れる電流を計測する電流計測システムおよび電流計測方法に関する。
各需要家が有する負荷機器の電力使用状態を監視するために、分電盤における複数の電源線それぞれに取付けた電流センサを用いて、各電源線に流れる電流を計測することが知られている。
このような電流計測において、電流センサの検出値がゼロである場合には、電源線に流れる電流はゼロであると計測される。しかし、電流センサが故障している場合には、電源線に実際には電流が流れていても検出値はゼロとなり、電流が誤計測されることが問題である。
電流センサの故障を判別するために、各配線に複数の電流センサを設けることが提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−160136号公報
しかし、特許文献1に記載の方法においては、各電源線に少なくとも2つの電流センサを設ける必要があるので、単一の電流センサを設ける場合に比べて設置コストが増加することが問題であった。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、電流を計測する電源線の数に比べて電流センサを増やすことなく、電流センサの故障を判別し得る電流計測システムおよび電流計測方法を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、第1の観点による電流計測システムは、
基準電源線に流れる電流に応じた検出値を検出する基準電流センサと
基準電源線および第1の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第1の電流センサと、
基準電流センサの検出値に基づいて基準電源線に流れる電流を算出し、基準電流センサおよび第1の電流センサの検出値に基づいて第1の電源線に流れる電流を算出する計測部と、
計測部に算出された第1の電源線に流れる電流と基準電源線に流れる電流の正負を比較して、第1の電流センサの状態を判別する判別部とを備える
ことを特徴とするものである。
また、当該電流計測システムは、
第1の電源線および第2の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第2の電流センサを備え、
計測部は、第1の電流センサおよび第2の電流センサの検出値に基づいて第2の電源線に流れる電流を算出し、
判別部は、計測部に算出された第2の電源線に流れる電流に基づいて、第2の電流センサの状態を判別する
ことが好ましい。
また、当該電流計測システムは、
第1の電源線および第2の電源線〜第(n−1)の電源線(nは3以上の整数)および第nの電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値をそれぞれ検出する第2の電流センサ〜第nの電流センサを備え、
計測部は、第1の電流センサおよび第2の電流センサ〜第(n−1)の電流センサ〜第nの電流センサの検出値に基づいて、それぞれ第2の電源線〜第nの電源線に流れる電流を算出し、
判別部は、計測部に算出された第2の電源線〜第nの電源線に流れる電流に基づいて、第2の電流センサ〜第nの電流センサの状態をそれぞれ判別する
ことが好ましい。
また、当該電流計測システムは、
基準電源線および第2の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第2の電流センサを備え、
計測部は、基準電流センサおよび第2の電流センサの検出値に基づいて第2の電源線に流れる電流を算出し、
判別部は、計測部に算出された第2の電源線に流れる電流に基づいて、第2の電流センサの状態を判別する
ことが好ましい。
また、当該電流計測システムは、
基準電源線と、第2の電源線〜第nの電源線(nは3以上の整数)とに流れる電流の合計に応じた検出値をそれぞれ検出する第2の電流センサ〜第nの電流センサを備え、
計測部は、基準電流センサと第2の電流センサ〜第nの電流センサとの検出値に基づいて、第2の電源線〜第nの電源線に流れる電流をそれぞれ算出し、
判別部は、計測部に算出された第2の電源線〜第nの電源線に流れる電流に基づいて、第2の電流センサ〜第nの電流センサの状態をそれぞれ判別する
ことが好ましい。
また、当該電流計測システムは、
基準電流センサは複数である
ことが好ましい。
また、当該電流計測システムは、
複数の基準電流センサは同一の基準電源線に流れる電流に応じた検出値を検出する
ことが好ましい。
上述したように本発明の解決手段をシステムとして説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本発明の第1の観点を方法として実現させた電流計測方法は、
基準電流センサを基準電源線に取付ける第1の取付けステップと、
第1の電流センサを基準電源線および第1の電源線に取付ける第2の取付けステップと、
基準電流センサおよび第1の電源線の検出値を検出する検出ステップと、
基準電流センサの検出値に基づいて、基準電源線に流れる電流を算出する第1の算出ステップと、
基準電流センサおよび第1の電流センサの検出値に基づいて、第1の電源線に流れる電流を算出する第2の算出ステップと、
第1の算出ステップおよび第2の算出ステップにおいてそれぞれ算出された基準電源線および第1の電源線に流れる電流の正負を比較して、第1の電流センサの状態を判別する判別ステップとを備える
ことを特徴としている。
また、当該電流計測方法は、
第1の取付けステップにおいて、複数の電源線の中で電流を流す頻度の最も高い電源線を基準電源線として基準電流センサを取付ける
ことが好ましい。
また、第2の観点による電流計測システムは、
基準電源線に流れる電流に応じた検出値を検出する基準電流センサと
基準電源線および第1の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第1の電流センサと、
基準電流センサの検出値に基づいて基準電源線に流れる電流を算出し、基準電流センサおよび第1の電流センサの検出値に基づいて第1の電源線に流れる電流を算出する計測部と、
計測部に算出された第1の電源線に流れる電流に基づいて、第1の電流センサの状態を判別する判別部と、
第1の電源線および第2の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第2の電流センサとを備え、
計測部は、第1の電流センサおよび第2の電流センサの検出値に基づいて第2の電源線に流れる電流を算出し、
判別部は、計測部に算出された第2の電源線に流れる電流に基づいて、第2の電流センサの状態を判別する
ことを特徴とするものである。
また、第3の観点による電流計測システムは、
基準電源線に流れる電流に応じた検出値を検出する基準電流センサと
基準電源線および第1の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第1の電流センサと、
基準電流センサの検出値に基づいて基準電源線に流れる電流を算出し、基準電流センサおよび第1の電流センサの検出値に基づいて第1の電源線に流れる電流を算出する計測部と、
計測部に算出された第1の電源線に流れる電流に基づいて、第1の電流センサの状態を判別する判別部とを備え、
第1の電源線および第2の電源線〜第(n−1)の電源線(nは3以上の整数)および第nの電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値をそれぞれ検出する第2の電流センサ〜第nの電流センサを備え、
計測部は、第1の電流センサおよび第2の電流センサ〜第(n−1)の電流センサ〜第nの電流センサの検出値に基づいて、それぞれ第2の電源線〜第nの電源線に流れる電流を算出し、
判別部は、計測部に算出された第2の電源線〜第nの電源線に流れる電流に基づいて、第2の電流センサ〜第nの電流センサの状態をそれぞれ判別する
ことを特徴とするものである。
また、第4の観点による電流計測システムは、
基準電源線に流れる電流に応じた検出値を検出する基準電流センサと
基準電源線および第1の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第1の電流センサと、
基準電流センサの検出値に基づいて基準電源線に流れる電流を算出し、基準電流センサおよび第1の電流センサの検出値に基づいて第1の電源線に流れる電流を算出する計測部と、
計測部に算出された第1の電源線に流れる電流に基づいて、第1の電流センサの状態を判別する判別部と、
基準電源線および第2の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第2の電流センサとを備え、
計測部は、基準電流センサおよび第2の電流センサの検出値に基づいて第2の電源線に流れる電流を算出し、
判別部は、計測部に算出された第2の電源線に流れる電流に基づいて、第2の電流センサの状態を判別する
ことを特徴とするものである。
また、第5の観点による電流計測システムは、
基準電源線に流れる電流に応じた検出値を検出する基準電流センサと
基準電源線および第1の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第1の電流センサと、
基準電流センサの検出値に基づいて基準電源線に流れる電流を算出し、基準電流センサおよび第1の電流センサの検出値に基づいて第1の電源線に流れる電流を算出する計測部と、
計測部に算出された第1の電源線に流れる電流に基づいて、第1の電流センサの状態を判別する判別部と、
基準電源線と、第2の電源線〜第nの電源線(nは3以上の整数)とに流れる電流の合計に応じた検出値をそれぞれ検出する第2の電流センサ〜第nの電流センサを備え、
計測部は、基準電流センサと第2の電流センサ〜第nの電流センサとの検出値に基づいて、第2の電源線〜第nの電源線に流れる電流をそれぞれ算出し、
判別部は、計測部に算出された第2の電源線〜第nの電源線に流れる電流に基づいて、第2の電流センサ〜第nの電流センサの状態をそれぞれ判別する
ことを特徴とするものである。
上記のように構成された本発明に係る電流計測システムおよび電流計測方法によれば、電流を計測する電源線の数に比べて電流センサを増やすことなく、電流センサの故障を判別可能である。
第1の実施形態に係る電流計測システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 図1における電流計測システムの電流センサの電源線への取付け方法を説明するための図である。 第1の実施形態において計測部および判別部が実行する判別処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る電流計測システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 図4における電流計測システムの電流センサの電源線への取付け方法を説明するための図である。 第2の実施形態において計測部および判別部が実行する判別処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施形態に係る電流計測システムについて説明する。図1は、本実施形態に係る電流計測システムの概略構成を示す機能ブロック図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る電流計測システム10は、第1の基準電流センサ11S1、第2の基準電流センサ11S2、第1の電流センサ11N1〜第nの電流センサ11Nn(nは3以上の整数)、計測部12、および判別部13を含んで構成される。
第1の基準電流センサ11S1、第2の基準電流センサ11S2、および第1の電流センサ11N1〜第nの電流センサ11Nnは、例えば変流器であって、電流センサ11S1、11S2、11N1〜11Nnを取付けた電源線に流れる交流電流に応じた検出値を検出する。変流器は環状部位またはクランプ状部位などの電源線を挿入させる被挿入部を有しており、被挿入部に電源線を挿入させることにより取付け可能である。被挿入部位に複数の電源線が挿入されている場合には、変流器は各電源線に流れる交流電流の合計に応じた検出値を検出する。
計測部12は、第1の基準電流センサ11S1、第2の基準電流センサ11S2、および第1の電流センサ11N1〜第nの電流センサ11Nnが検出した検出値を取得する。計測部12は、取得した検出値、および各電流センサ11S1、11S2、11N1〜11Nnの特性、例えば変流比に基づいて、各電流センサ11S1、11S2、11N1〜11Nnの検出値に対応する交流電流を算出可能である。また、計測部12は、後述するように、算出した交流電流に基づいて、各電源線に流れる交流電流を算出する。
判別部13は、計測部12の算出した交流電流を取得する。判別部13は、後述するように、取得した各電源線に流れる交流電流に基づいて、各電流センサ11S1、11S2、11N1〜11Nnが異常状態であるか否かを判別する。
電流計測システム10における第1の基準電流センサ11S1、第2の基準電流センサ11S2、および第1の電流センサ11N1〜第nの電流センサ11Nnは、以下に説明するように、分電盤の電源線に取付けられる。図2に示すように、分電盤は、位相が同じ交流電流が流れる(n+1)本の電源線を有する。ユーザは、各電源線の中で交流電流を流す頻度が最も大きい電源線を基準電源線14Sに定める。また、ユーザは基準電源線14S以外の各電源線を任意に、第1の電源線14N1〜第nの電源線14Nnのいずれかに定める。
ユーザは、基準電源線14Sに、第1の基準電流センサ11S1および第2の基準電流センサ11S2を取付ける。すなわち、ユーザは、第1の基準電流センサ11S1および第2の基準電流センサ11S2それぞれの被挿入部に、基準電源線14Sを挿入する。
ユーザは、基準電源線14Sおよび第1の電源線14N1に第1の電流センサ11N1を取付ける。すなわち、ユーザは、第1の電流センサ11N1の被挿入部に、基準電源線14Sおよび第1の電源線14N1を挿入する。以下、同様に、ユーザは、第1の電源線14N1および第2の電源線14N2〜第(n−1)の電源線14N(n−1)および第nの電源線14Nnに、第2の電流センサ11N2〜第nの電流センサ11Nnをそれぞれ取付ける。
次に、基準電源線14Sおよび第1の電源線14N1〜第nの電源線14Nnに流れる交流電流の算出と、第1の基準電流センサ11S1、第2の基準電流センサ11S2、および第1の電流センサ11N1〜第nの電流センサ11Nnの異常判別とについて説明する。
各電流センサ11S1、11S2、11N1〜11Nnの上述のような取付けにより、第1の基準電流センサ11S1および第2の基準電流センサ11S2の検出値は、基準電源線14Sに流れる交流電流に対応する。第1の電流センサ11N1の検出値は、基準電源線14Sに流れる交流電流および第1の電源線14N1に流れる交流電流の合計に対応する。第mの電流センサ11Nm(mは1〜nの各整数)の検出値は、第(m−1)の電源線14N(m−1)に流れる交流電流および第mの電源線14Nmに流れる交流電流の合計に対応する。
計測部12は、第1の基準電流センサ11S1または第2の基準電流センサ11S2の検出値に対応する交流電流を、基準電源線14Sに流れる交流電流として算出する。また、計測部12は、第1の電流センサ11N1の検出値に対応する交流電流を、基準電源線14Sに流れる交流電流および第1の電源線14N1に流れる交流電流の合計として算出する。同様に、計測部12は、第mの電流センサ11Nmの検出値に対応する交流電流を、第(m−1)の電源線14N(m−1)に流れる交流電流および第mの電源線14Nmに流れる交流電流の合計として算出する。
計測部12が各電流センサ11S1、11S2、11N1〜11Nnの検出値に対応する交流電流を算出すると、計測部12は第1の電源線14N1〜第nの電源線14Nnを流れる交流電流を算出する。
計測部12は、第1の電流センサ11N1の検出値に対応する交流電流から、基準電源線14Sに流れる交流電流を減じることにより、第1の電源線14N1に流れる交流電流を算出する。また、計測部12は、第mの電流センサ11Nmの検出値に対応する交流電流から、第(m−1)の電源線14N(m−1)に流れる交流電流を減じることにより、第mの電源線14Nmに流れる交流電流を算出する。
計測部12は、算出した各電源線14S、14N1〜14Nnに流れる交流電流を判別部13に通知する。判別部13が全電流センサ11S1、11S2、11N1〜11Nnに異常がないと判別した場合に、計測部12は、算出した各電源線14S、14N1〜14Nnに流れる交流電流を外部機器に出力可能である。例えば、計測部12は算出した交流電流をメモリに出力し、記憶させることが可能である。また、計測部12は算出した交流電流をモニタに出力し、表示させることが可能である。
判別部13は、計測部12が算出した各電源線14S、14N1〜14Nnに流れる交流電流に基づいて、第1の電流センサ11N1〜第nの電流センサ11Nnが故障または取付け不良などの異常状態であるか否かを判別する。
前述のように、各電源線14S、14N1〜14Nnに流れる交流電流は同じ位相なので、すべての電流センサ11S1、11S2、11N1〜11Nnが正常である場合には、算出される各電源線14S、14N1〜14Nnに流れる交流電流は、ゼロであるものを除いて、正負が等しくなる。それゆえ、基準電源線14Sに流れる交流電流と正負が異なる交流電流が算出された場合には、当該交流電流が算出された第mの電源線14Nmに対して第mの電流センサ11Nmが故障または取付け不良などの異常状態であると推定可能である。
また、判別部13は第1の基準電流センサ11S1および第2の基準電流センサ11S2の検出値のいずれか一方のみが実質的にゼロである場合に、ゼロの検出値を検出する基準電流センサが異常状態であると判別する。
判別部13は、異常であると判別した電流センサの識別情報を外部機器に出力可能である。例えば、判別部13はモニタなどに異常であると判別した電流センサを表示し、ユーザに報知することが可能である。
次に、第1の実施形態における、計測部12および判別部13が実行する判別処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。判別処理は、所定の周期で実行される。
ステップS100において、計測部12は、第1の基準電流センサ11S1、第2の基準電流センサ11S2、および第1の電流センサ11N1〜第nの電流センサ11Nnから検出値を取得する。検出値を取得すると、プロセスはステップS101に進む。
ステップS101では、判別部13は、第1の基準電流センサ11S1および第2の基準電流センサ11S2の検出値を計測部12から取得する。また、判別部は、取得した検出値のいずれか一方のみが実質的にゼロであるか否かを判別する。いずれか一方の検出値が実質的にゼロである場合には、プロセスはステップS102に進む。両方の検出値がゼロである場合または両方の検出値がゼロでない場合には、プロセスはステップS103に進む。
ステップS102では、判別部13は検出値がゼロであった基準電流センサが異常状態であると判別し、モニタなどの外部機器に異常状態である基準電流センサを報知させる。異常状態の報知後、判別処理を終了する。
ステップS103では、計測部12は、各電流センサ11S1、11S2、11N1〜11Nnの検出値および特性に基づいて、各電流センサ11S1、11S2、11N1〜11Nnの検出値に対応する交流電流を、電流センサ別に算出する。検出値に対応する交流電流を算出すると、プロセスはステップS104に進む。
ステップS104では、判別部13は、異常を判別する電流センサの指定に用いる指定フラッグmを1にリセットする。指定フラッグのリセット後、プロセスはステップS105に進む。
ステップS105では、計測部12は、第mの電源線14Nmに流れる交流電流を算出する。即ち、計測部12は、第mの電流センサ11Nmの検出値に対応する交流電流から、第(m−1)の電源線14N(m−1)(m=1の場合、基準電源線14S)に流れる交流電流を減じることにより、第mの電源線14Nmに流れる交流電流を算出する。第mの電源線14Nmに流れる交流電流を算出すると、プロセスはステップS106に進む。
ステップS106では、判別部13は、基準電源線14Sおよび第mの電源線14Nmに別々に流れる交流電流の正負が同じであるか否かを判別する。正負が異なる場合には、プロセスはステップS107に進む。正負が等しい場合には、プロセスはステップS108に進む。
ステップS107では、判別部13は第mの電流センサ11Nmが異常状態であると判別し、モニタなどの外部機器に第mの電流センサ11Nmが異常状態であることを報知させる。異常状態の報知後、判別処理を終了する。
ステップS108では、判別部13は、指定フラッグmがnに一致するか否かを判別する。指定フラッグmがnに一致しない場合には、プロセスはステップS109に進む。指定フラッグmがnに一致する場合には、プロセスはステップS110に進む。
ステップS109では、判別部13は指定フラッグmに1を加算する。指定フラッグmへの加算後、プロセスはステップS105に戻る。
ステップS110では、計測部12は、基準電源線14Sおよび第1の電源線14N1〜第nの電源線14Nnそれぞれに流れる交流電流を外部機器に出力する。各交流電流の外部機器への出力後、判別処理を終了する。
以上のような構成の第1の実施形態の電流計測システム10によれば、第1の電源線14N1〜第nの電源線14Nnに流れる交流電流を、同じ数の第1の電流センサ11N1〜11Nnを用いて算出可能である。さらに、電流計測システム10は算出した各電源線14S、14N1〜14NNnに流れる交流電流に基づいて、第1の電流センサ11N1〜第nの電流センサ11Nnの異常状態を判別可能である。すなわち、第1の実施形態の電流計測システム10によれば、少なくとも一部の電流センサの異常状態を判別可能にするために、電流センサを電源線の数に対して増加不要である。
また、電流計測システム10によれば、基準電源線14Sには第1の基準電流センサ11S1および第2の基準電流センサ11S2を取付け、その検出値を監視することにより、第1の基準電流センサ11S1および第2の基準電流センサ11S2が異常状態であるか否かを判別可能である。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態では第2の電流センサ〜第nの電流センサの取付け方法および各電源線に流れる交流電流の算出方法が第1の実施形態と異なっている。以下に、第1の実施形態と異なる点を中心に第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同じ機能および構成を有する部位には同じ符号を付す。
図4に示すように、第2の実施形態に係る電流計測システム100は、第1の基準電流センサ11S1、第2の基準電流センサ11S2、第1の電流センサ11N1〜第nの電流センサ11Nn、計測部120、および判別部130を含んで構成される。
第1の基準電流センサ11S1、第2の基準電流センサ11S2、および第1の電流センサ11N1〜第nの電流センサ11Nnの構成および機能は、第1の実施形態と同じである。
第1の実施形態と同様に、計測部120は、各電流センサ11S1、11S2、11N1〜11Nnが検出した検出値を取得し、各電流センサ11S1、11S2、11N1〜11Nnの特性および検出値に基づいて、各電流センサ11S1、11S2、11N1〜11Nnに対応する交流電流を算出する。また、計測部120は、後述するように、検出値に対応する交流電流に基づいて、各電源線に流れる交流電流を算出する。
判別部130は、計測部120の算出した各電源線に流れる交流電流を取得し、後述するように、取得した交流電流に基づいて、各電流センサの11S1、11S2、11N1〜11Nnの状態を判別する。
第1の実施形態と同様に、第1の基準電流センサ11S1、第2の基準電流センサ11S2、および第1の電流センサ11N1〜第nの電流センサ11Nnは、分電盤の電源線に取付けられる。第1の実施形態と同様に、ユーザが、分電盤の複数の電源線が基準電源線14Sおよび第1の電源線14N1〜第nの電源線14Nnに定める(図5参照)。
第1の実施形態と同様に、ユーザは、基準電源線14Sに、第1の基準電流センサ11S1および第2の基準電流センサ11S2を取付ける。また、第1の実施形態と同様に、ユーザは、基準電源線14Sおよび第1の電源線14N1に、第1の電流センサ11N1を取付ける。第1の実施形態と異なり、ユーザは、基準電源線14Sと第2の電源線14N2〜第nの電源線14Nnとに、第2の電流センサ11N2〜第nの電流センサ11Nnを取付ける。
次に、基準電源線14S、および第1の電源線14N1〜第nの電源線14Nnに流れる交流電流の算出と、第1の基準電流センサ11S1、第2の基準電流センサ11S2、および第1の電流センサ11N1〜第nの電流センサ11Nnの異常判別とについて説明する。
第1の実施形態と同様に、計測部120は、第1の基準電流センサ11S1または第2の基準電流センサ11S2の検出値に対応する交流電流を、基準電源線14Sに流れる交流電流として算出する。また、第1の実施形態と同様に、計測部120は、第1の電流センサ11N1の検出値に対応する交流電流を、基準電源線14Sに流れる交流電流および第1の電源線14N1に流れる交流電流の合計として算出する。第1の実施形態と異なり、計測部120は、第mの電流センサ11Nmの検出値に対応する交流電流を、基準電源線14Sに流れる交流電流および第mの電源線14Nmに流れる交流電流の合計として算出する。
第1の実施形態と同様に、計測部120が各電流センサ11S1、11S2、11N1〜11Nnの検出値に対応する交流電流を算出すると、計測部120は第1の電源線14N1〜第nの電源線14Nnを流れる交流電流を算出する。
第1の実施形態と同様に、計測部120は、第1の電流センサ11N1の検出値に対応する交流電流から、基準電源線14Sに流れる交流電流を減じることにより、第1の電源線14N1に流れる交流電流を算出する。第1の実施形態と異なり、計測部120は、第mの電流センサ11Nmの検出値に対応する交流電流から、基準電源線14Sに流れる交流電流を減じることにより、第mの電源線14Nmに流れる交流電流を算出する。
第1の実施形態と同様に、計測部120は、算出した各電源線14S、14N1〜14Nnに流れる交流電流を判別部130に通知する。第1の実施形態と異なり、判別部130が異常は無いと判別した電流センサに対応する電源線に流れる交流電流を、計測部120は外部機器に出力可能である。
判別部130は、計測部120から取得する各電源線14S、14N1〜14Nnに流れる交流電流に基づいて、第1の電流センサ11N1〜第nの電流センサ11Nnが異常状態であるか否かを判別する。第1の実施形態と同様に、判別部130は、基準電源線14Sを流れる交流電流および各電源線14N1〜14Nnを流れる交流電流の正負が異なるか否かに基づいて、第1の電流センサ11N1〜第nの電流センサ11Nnが異常状態であるか否かを判別する。
また、第1の実施形態と同様に、判別部130は、第1の基準電流センサ11S1および第2の基準電流センサ11S2の検出値に基づいて、いずれかの基準電流センサが異常状態であるか否かを判別する。
次に、第2の実施形態における、計測部120および判別部130が実行する判別処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。判別処理は、所定の周期毎に実行する。
ステップS200〜S203においては、計測部120および判別部130は、第1の実施形態におけるステップS100〜S102と同じ動作を実行する。
ステップS204では、計測部120は、基準電源線14Sおよび第1の電源線14N1〜第nの電源線14Nnに別々に流れる交流電流を算出する。全電源線14S、14N1〜14Nnに別々に流れる交流電流を算出すると、プロセスはステップS205に進む。
ステップS205では、判別部130は、第1の電源線14N1〜第nの電源線14Nnの中に基準電源線14Sに流れる交流電流の正負と異なる交流電流が流れる電源線があるか否かを判別する。正負の異なる交流電流が流れる電源線がある場合には、プロセスはステップS206に進む。全電源線に別々に流れる交流電流の正負が等しい場合には、プロセスはステップS207に進む。
ステップS206では、判別部130は、ステップS205において基準電源線14Sに流れる交流電流と正負が異なる交流電流の流れる電源線に取付けられた電流センサが異常状態であると判別する。また、判別部130は異常状態であることをモニタなどの外部機器に報知させる。異常状態の報知後、プロセスはステップS207に進む。
ステップS207では、判別部130は異常状態にある電流センサを計測部120に通知し、計測部120は異常状態にある電流センサを除く正常な電流センサに基づいて算出した各電源線に流れる交流電流を外部機器に出力する。各交流電流の外部機器への出力後、判別処理を終了する。
以上のような構成の第2の実施形態の電流計測システム100によっても、少なくとも一部の電流センサの異常状態を判別可能にするために、電流センサを電源線の数に対して増加不要である。また、電流計測システム100によっても、第1の基準電流センサ11S1および第2の基準電流センサ11S2が異常状態であるか否かを判別可能である。
また、電流計測システム100によれば、第1の電流センサ11N1〜第(n−1)の電流センサ11N(n−1)が異常状態であっても、異常状態にある電流センサが取付けられる電源線以外の電源線に流れる交流電流を算出可能である。
本発明を諸図面や実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
例えば、第1の実施形態および第2の実施形態において電流センサは交流電流を検出する構成であるが、例えばホール電流センサのように直流電流を検出可能な構成であってもよい。
10、100 電流計測システム
11S1、11S2 第1の基準電流センサ、第2の基準電流センサ
11N1〜11Nn 第1の電流センサ〜第nの電流センサ
12、120 計測部
13、130 判別部
14S 基準電源線
14N1〜14Nn 第1の電源線〜第nの電源線

Claims (13)

  1. 基準電源線に流れる電流に応じた検出値を検出する基準電流センサと
    前記基準電源線および第1の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第1の電流センサと、
    前記基準電流センサの検出値に基づいて前記基準電源線に流れる電流を算出し、前記基準電流センサおよび前記第1の電流センサの検出値に基づいて前記第1の電源線に流れる電流を算出する計測部と、
    前記計測部に算出された前記第1の電源線に流れる電流と前記基準電源線に流れる電流の正負を比較して、前記第1の電流センサの状態を判別する判別部とを備える
    ことを特徴とする電流計測システム。
  2. 請求項1に記載の電流計測システムであって、
    前記第1の電源線および第2の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第2の電流センサを備え、
    前記計測部は、前記第1の電流センサおよび前記第2の電流センサの検出値に基づいて前記第2の電源線に流れる電流を算出し、
    前記判別部は、前記計測部に算出された前記第2の電源線に流れる電流に基づいて、前記第2の電流センサの状態を判別する
    ことを特徴とする電流計測システム。
  3. 請求項1に記載の電流計測システムであって、
    前記第1の電源線および第2の電源線〜第(n−1)の電源線(nは3以上の整数)および第nの電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値をそれぞれ検出する第2の電流センサ〜第nの電流センサを備え、
    前記計測部は、前記第1の電流センサおよび前記第2の電流センサ〜第(n−1)の電流センサ〜第nの電流センサの検出値に基づいて、それぞれ前記第2の電源線〜前記第nの電源線に流れる電流を算出し、
    前記判別部は、前記計測部に算出された前記第2の電源線〜前記第nの電源線に流れる電流に基づいて、前記第2の電流センサ〜前記第nの電流センサの状態をそれぞれ判別する
    ことを特徴とする電流計測システム。
  4. 請求項1に記載の電流計測システムであって、
    前記基準電源線および第2の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第2の電流センサを備え、
    前記計測部は、前記基準電流センサおよび前記第2の電流センサの検出値に基づいて前記第2の電源線に流れる電流を算出し、
    前記判別部は、前記計測部に算出された前記第2の電源線に流れる電流に基づいて、前記第2の電流センサの状態を判別する
    ことを特徴とする電流計測システム。
  5. 請求項1に記載の電流計測システムであって、
    前記基準電源線と、第2の電源線〜第nの電源線(nは3以上の整数)とに流れる電流の合計に応じた検出値をそれぞれ検出する第2の電流センサ〜第nの電流センサを備え、
    前記計測部は、前記基準電流センサと前記第2の電流センサ〜前記第nの電流センサとの検出値に基づいて、前記第2の電源線〜前記第nの電源線に流れる電流をそれぞれ算出し、
    前記判別部は、前記計測部に算出された前記第2の電源線〜前記第nの電源線に流れる電流に基づいて、前記第2の電流センサ〜前記第nの電流センサの状態をそれぞれ判別する
    ことを特徴とする電流計測システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電流計測システムであって、前記基準電流センサは複数であることを特徴とする電流計測システム。
  7. 請求項6に記載の電流計測システムであって、複数の前記基準電流センサは同一の基準電源線に流れる電流に応じた検出値を検出することを特徴とする電流計測システム。
  8. 基準電流センサを基準電源線に取付ける第1の取付けステップと、
    第1の電流センサを前記基準電源線および第1の電源線に取付ける第2の取付けステップと、
    前記基準電流センサおよび前記第1の電源線の検出値を検出する検出ステップと、
    前記基準電流センサの検出値に基づいて、前記基準電源線に流れる電流を算出する第1の算出ステップと、
    前記基準電流センサおよび前記第1の電流センサの検出値に基づいて、前記第1の電源線に流れる電流を算出する第2の算出ステップと、
    前記第1の算出ステップおよび前記第2の算出ステップにおいてそれぞれ算出された前記基準電源線および前記第1の電源線に流れる電流の正負を比較して、前記第1の電流センサの状態を判別する判別ステップとを備える
    ことを特徴とする電流計測方法。
  9. 請求項8に記載の電流計測方法であって、前記第1の取付けステップにおいて、複数の電源線の中で電流を流す頻度の最も高い電源線を前記基準電源線として前記基準電流センサを取付けることを特徴とする電流計測方法。
  10. 基準電源線に流れる電流に応じた検出値を検出する基準電流センサと
    前記基準電源線および第1の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第1の電流センサと、
    前記基準電流センサの検出値に基づいて前記基準電源線に流れる電流を算出し、前記基準電流センサおよび前記第1の電流センサの検出値に基づいて前記第1の電源線に流れる電流を算出する計測部と、
    前記計測部に算出された前記第1の電源線に流れる電流に基づいて、前記第1の電流センサの状態を判別する判別部と、
    前記第1の電源線および第2の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第2の電流センサとを備え、
    前記計測部は、前記第1の電流センサおよび前記第2の電流センサの検出値に基づいて前記第2の電源線に流れる電流を算出し、
    前記判別部は、前記計測部に算出された前記第2の電源線に流れる電流に基づいて、前記第2の電流センサの状態を判別する
    ことを特徴とする電流計測システム。
  11. 基準電源線に流れる電流に応じた検出値を検出する基準電流センサと
    前記基準電源線および第1の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第1の電流センサと、
    前記基準電流センサの検出値に基づいて前記基準電源線に流れる電流を算出し、前記基準電流センサおよび前記第1の電流センサの検出値に基づいて前記第1の電源線に流れる電流を算出する計測部と、
    前記計測部に算出された前記第1の電源線に流れる電流に基づいて、前記第1の電流センサの状態を判別する判別部とを備え、
    前記第1の電源線および第2の電源線〜第(n−1)の電源線(nは3以上の整数)および第nの電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値をそれぞれ検出する第2の電流センサ〜第nの電流センサを備え、
    前記計測部は、前記第1の電流センサおよび前記第2の電流センサ〜第(n−1)の電流センサ〜第nの電流センサの検出値に基づいて、それぞれ前記第2の電源線〜前記第nの電源線に流れる電流を算出し、
    前記判別部は、前記計測部に算出された前記第2の電源線〜前記第nの電源線に流れる電流に基づいて、前記第2の電流センサ〜前記第nの電流センサの状態をそれぞれ判別する
    ことを特徴とする電流計測システム。
  12. 基準電源線に流れる電流に応じた検出値を検出する基準電流センサと
    前記基準電源線および第1の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第1の電流センサと、
    前記基準電流センサの検出値に基づいて前記基準電源線に流れる電流を算出し、前記基準電流センサおよび前記第1の電流センサの検出値に基づいて前記第1の電源線に流れる電流を算出する計測部と、
    前記計測部に算出された前記第1の電源線に流れる電流に基づいて、前記第1の電流センサの状態を判別する判別部と、
    前記基準電源線および第2の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第2の電流センサとを備え、
    前記計測部は、前記基準電流センサおよび前記第2の電流センサの検出値に基づいて前記第2の電源線に流れる電流を算出し、
    前記判別部は、前記計測部に算出された前記第2の電源線に流れる電流に基づいて、前記第2の電流センサの状態を判別する
    ことを特徴とする電流計測システム。
  13. 基準電源線に流れる電流に応じた検出値を検出する基準電流センサと
    前記基準電源線および第1の電源線に別々に流れる電流の合計に応じた検出値を検出する第1の電流センサと、
    前記基準電流センサの検出値に基づいて前記基準電源線に流れる電流を算出し、前記基準電流センサおよび前記第1の電流センサの検出値に基づいて前記第1の電源線に流れる電流を算出する計測部と、
    前記計測部に算出された前記第1の電源線に流れる電流に基づいて、前記第1の電流センサの状態を判別する判別部と、
    前記基準電源線と、第2の電源線〜第nの電源線(nは3以上の整数)とに流れる電流の合計に応じた検出値をそれぞれ検出する第2の電流センサ〜第nの電流センサを備え、
    前記計測部は、前記基準電流センサと前記第2の電流センサ〜前記第nの電流センサとの検出値に基づいて、前記第2の電源線〜前記第nの電源線に流れる電流をそれぞれ算出し、
    前記判別部は、前記計測部に算出された前記第2の電源線〜前記第nの電源線に流れる電流に基づいて、前記第2の電流センサ〜前記第nの電流センサの状態をそれぞれ判別する
    ことを特徴とする電流計測システム。
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