JP5858861B2 - クロック番号・時刻対応付回路、指定クロック時刻生成回路、イベント実施指示・時間差分生成回路、イベント実施装置、レーダ装置及び通信装置 - Google Patents
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Description
これに対し、送受信で同じアンテナを切り換えて用いるレーダ装置をモノスタティックレーダと呼ぶ。
また、受信の時刻ゲート幅を狭く絞っている場合には、注目する距離付近からの反射波の受信に失敗するような問題も生じる。また、そのずれが時間と共に変化する場合には、目標までの距離の時間変化、すなわち、目標の運動についても計測誤差が生じる。
よって、送受間の時刻ずれを極力低減する必要がある。
また、特許文献3に開示された方法では、補正のためにモノスタティック観測も実施しなければいけないという負荷、装置増大の課題に加え、観測方向の相違の影響で、完全に同じ反射点を観測できない可能性が高いこと、位相差は2Πごとに折り返すので、これをもとに戻すのが困難であるという課題がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るイベント実施装置の構成を示す図である。
イベント実施装置は、所定のイベントを実施するものである。このイベント実施装置は、図1に示すように、イベント実施指示・時間差分生成回路1、イベント実施器2及びイベント出力補正器3から構成されている。
高精度時刻取得器43は、例えば図2に示すように、GPS受信機431及びGPS時刻取得器432から構成されている。
GPS時刻取得器432は、GPS受信機431により取得されたGPS信号から、GPS時刻を取得するものである。そして、高精度時刻取得器43は、GPS時刻取得器432により取得されたGPS時刻を高精度時刻として用いる。
クロック番号・時刻関係特定器48は、例えば図3に示すように、クロック番号バイアス補正器481、時刻バイアス補正器482及びクロック番号・時刻平滑器483から構成されている。
ここで、基準クロック発生器41では、クロックの発生周期が不安定である場合や、周期は安定しているがその周期が設定値と異なる場合等、基準クロック発生器41に所望された動作と実際の動作が異なる場合がある。そのため、本実施の形態では、このような動作の異なりにより生じる悪影響を低減させることを主要な目的としている。
そこで、本実施の形態では、実際の特性(図5に示す「●」)を記録し、その特性から時刻とクロック番号との真の関係を推定する。
そこで、GPS時刻取得器432により、GPS受信機431で受信されたGPS信号からGPS時刻を抽出し、高精度時刻取得器43は、このGPS時刻を高精度時刻として出力する。このように、高精度なGPS時刻を比較的安価なGPS受信機431及びGPS時刻取得器432で得ることができるため、安価に高精度時刻の精度を向上させることができる。
以上のように、高精度時刻取得器43では、上記方法やその他に考えられる様々な方法のいずれかまたは複数用いて高精度時刻を得る。
また、上記では、読出時刻範囲設定・指示器46は、読み出しを行う時刻範囲を設定するものとしたが、これに限るものではなく、読み出しを行うクロック番号の範囲(番号範囲)を設定するようにしても良い。
なお、その他のハードウェアの性質によっても上記のようなバイアス誤差が発生する可能性がある。そこで、これらの誤差についても、クロック番号バイアス補正器481では、上記の1/2クロックのバイアス誤差補正と同様に補正を行う。
そこで、時刻バイアス補正器482では、上記の差、もしくは差の一部分について、これを打ち消すように、高精度時刻を補正する。
なお、図3では、クロック番号バイアス補正器481、時刻バイアス補正器482、クロック番号・時刻平滑器483の順に処理を行う構成となっているが、これに限るものではなく、適宜変更可能である。例えば、時刻バイアス補正器482、クロック番号バイアス補正器481の順に処理を行っても良いし、クロック番号バイアス補正器481の処理と時刻バイアス補正器482の処理とを並列で行っても良い。また、バイアス成分を含んだまま、まず、クロック番号・時刻平滑器483の処理を行い、その出力をクロック番号バイアス補正器481及び時刻バイアス補正器482で補正するようにしても良い。
このように、最小二乗法の次数を調整することによっても様々な効果が得られる。
そこで、イベント出力補正器3は、差分時刻算出器8により算出されたイベント実施指定時刻とイベント実施クロック番号時刻との差分に基づいて、イベント実施器2による実施結果を補正し、この悪影響を低減する(ステップST412)。
実施の形態2では、クロック番号・時刻関係特定器48により取得された時刻・番号対関係情報に基づいて、イベント実施指定時刻とイベント実施クロック番号時刻との差分をなるべく小さくするようにイベント実施指定時刻を微調整するものについて示す。
図6はこの発明の実施の形態2に係るイベント実施装置の構成を示す図である。図6に示す実施の形態2に係るイベント実施装置は、図1に示す実施の形態1に係るイベント実施装置の指定時刻設定器5を指定時刻・刻み候補設定器(概略時刻設定器)9及び指定時刻抽出器10に変更したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
この場合、理想的には、イベント実施クロック番号時刻とイベント実施指定時刻が一致し、その差分は0となる。
このような自由度を持たせた微調整は、複数のイベント実施装置が連携するような用途において、その主導権を握りやすい側の装置、例えばレーダ装置では送信局と受信局のうちの送信局側に特に適する。
実施の形態3では、クロック番号・時刻対応付回路4内のクロック番号・時刻関係特定器48により取得された時刻・番号対関係情報に基づいて、指定したクロック番号に対応する高精度時刻を抽出し、これを出力するものについて示す。
図7はこの発明の実施の形態3に係る指定クロック時刻生成回路11の構成を示す図である。
指定クロック時刻生成回路11は、クロック番号・時刻対応付回路4により取得された時刻・番号対関係情報に基づいて、指定されたクロック番号に対応する高精度時刻を得るものである。この指定クロック時刻生成回路11は、図7に示すように、クロック番号・時刻対応付回路4、指定クロック番号設定器12及び指定クロック時刻抽出器13から構成されている。
しかしながら、本実施の形態の方法を用いることにより、任意のクロック番号に対応した高精度時刻を得ることができる。従って、クロックの周期が想定とは異なる場合においても、クロックを一種の時計として用いることができる利点がある。
実施の形態4では、1つのイベント実施指示・時間差分生成回路1(1つの基準クロック発生器41)で複数のイベントを実施させるものについて示す。例えばレーダ装置への適用では、送信機と受信機を共通の基準発振器で駆動するような一般的な形態に相当する。
図8はこの発明の実施の形態4に係るイベント実施装置の構成を示す図である。図8に示す実施の形態4に係るイベント実施装置は、図1に示す実施の形態1に係るイベント実施装置のイベント実施器2をイベント実施器(#0)2a及び少なくとも1以上のイベント実施器(#n)2bに変更し、イベント出力補正器3を少なくとも1以上のイベント出力補正器(#n)3aに変更し、少なくとも1以上のイベント実施指示遅延器(#n)14を追加したものである。なお、図8では、イベント実施器2b、イベント出力補正器3a及びイベント実施指示遅延器14を1つずつ設けた場合を示している。
イベント実施器(第2のイベント実施器)2bは、図1に示すものと同様であり、イベント実施指示遅延器14により遅延されたイベント実施指示に従い、イベントを実施するものである。このイベント実施器2bによる実施結果を示すデータはイベント出力補正器3aに出力される。
そのために、イベント実施指示遅延器14では、#0、#nの両系に出されたイベント実施指示を遅延させる。また、イベント出力補正器3aでは、イベント実施指定時刻とイベント実施クロック番号時刻との差分、及び、上記遅延時間だけ、イベント実施器2bの出力信号を補正する。
しかし、その他の一般的にイベントでは、イベント実施指定時刻との相違が重要になる場合もあり、そのような場合には、上記イベント実施指定時刻とイベント実施クロック番号時刻との差分時間を無視できない。
実施の形態5では、複数のイベント実施指示・時間差分生成回路1(複数の基準クロック発生器41)で複数のイベントを連携で実施させるものについて示す。
図9はこの発明の実施の形態5に係るイベント実施装置の構成を示す図である。図9に示す実施の形態5に係るイベント実施装置は、図8に示す実施の形態4に係るイベント実施装置のイベント実施指示・時間差分生成回路1を複数のイベント実施指示・時間差分生成回路(#0,#n)1a,1bに変更し、イベント実施指示遅延器14を削除し、全体イベント調整回路15、複数の個別イベント調整回路(#0,#n)16a,16b及びイベント出力補正器(#0)3bを追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
また、イベント実施指示・時間差分生成回路1a,1bは、それぞれ個別イベント調整回路16a,16bによりイベント調整(イベント実施指定時刻の調整)が行われる。
このような連携が必要な運用として、例えばレーダ装置では、送信局と受信局が離れて配置されるようなバイスタティック構成による運用が挙げられる。バイスタティックレーダでは、上記のずれは、目標までの距離や速度の見積もり誤りは勿論のこと、目標の反射信号の欠落のような深刻な問題を引き起こす可能性がある。
なお、例えば、送信局と受信局の位置、送信周波数や帯域幅等、レーダの基本的な諸元については、既に定まっているものとする。
そして、個別イベント調整回路16bでは、送信側のイベント実施指定時刻と観測領域等を考慮して、受信側のイベント実施指定時刻を設定し、これをイベント実施指示・時間差分生成回路1bに送付する。
実施の形態6では、レーダ装置への適用を想定し、特に、送信局や受信局が移動する場合にも対応する方法について述べる。
図10はこの発明の実施の形態6に係るレーダ装置の構成を示す図である。
このレーダ装置は、図10に示すように、全体イベント調整回路15、送信イベント調整回路16c、送信イベント実施指示・時間差分生成回路1c、送信イベント実施器2c、受信イベント調整回路16d、受信イベント実施指示・時間差分生成回路1d、受信イベント実施器2d、受信信号補正器3c及び信号処理回路17から構成されている。
送信イベント調整回路16cは、図11に示すように、観測対象・送受信位置設定器161c、自己位置運動計測回路162c、各時刻自己位置予測回路163c、送信時刻設定回路164c及び送信時刻出力回路165cから構成されている。
受信イベント調整回路16dは、図12に示すように、観測対象・送受信位置設定器161d、自己位置運動計測回路162d、各時刻自己位置予測回路163d、受信時刻設定回路164d及び受信時刻出力回路165dから構成されている。
ここで、レーダプラットフォームが移動して観測対象を観測するようなレーダ装置の代表的な観測方式として、観測対象とレーダ装置の間の相対運動によって発生する見込み角の変化を利用して高分解能化を図る合成開口レーダ(Synthetic Aperture Radar:SAR)が挙げられる。特に、送信局と受信局の位置や運動が異なる場合にはバイスタティックSARと呼ばれる。本実施の形態の方法は、このようなバイスタティックSARに有用である。
そして、各時刻自己位置予測回路163cでは、自己位置運動計測回路162cにより計測された自己位置及び運動に基づいて、未来の各時刻における自己位置を予測する。
そして、送信時刻出力回路165cでは、送信時刻設定回路164cにより設定された仮の送信時刻を送信イベント実施指示・時間差分生成回路1cに出力する。
そして、各時刻自己位置予測回路163dでは、自己位置運動計測回路162dにより計測された自己位置及び運動に基づいて、未来の各時刻における自己位置を予測する。
また、送信局、受信局の一方、もしくは両方が移動しない、またはその移動量を無視できる場合に、その送信または受信のイベント調整回路で、自己位置運動計測回路、各時刻自己位置予測回路を省略できるので、処理負荷が低減される。
図14はこの発明の実施の形態7に係るレーダ装置の構成を示す図である。
図14に示す実施の形態7に係るレーダ装置は、図8に示す実施の形態4に係るイベント実施装置のイベント実施器2a,2b及びイベント出力補正器3aをそれぞれ、送信イベント実施器2c、受信イベント実施器2d及び受信信号補正器3cに変更し、信号処理回路17を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
Claims (50)
- 入力されたクロックをカウントしてクロック番号を出力するクロック番号カウント器と、
前記クロックより高精度な時刻を取得する高精度時刻取得器と、
前記高精度時刻取得器により時刻が取得されるごとに、前記クロック番号カウント器により出力された直近のクロック番号を当該時刻に対応付けた時刻・番号対データを生成するクロック番号・時刻統合器と、
前記クロック番号・時刻統合器により生成された時刻・番号対データに基づいて、前記クロック番号と前記時刻との関係を示す時刻・番号対関係情報を取得するクロック番号・時刻関係特定器と
を備えたクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記クロック番号・時刻統合器により生成された時刻・番号対データを蓄積するクロック番号・時刻蓄積器と、
前記クロック番号・時刻蓄積器により蓄積された時刻・番号対データのうち、所定の時刻範囲または番号範囲のデータを読み出すクロック番号・時刻読出器とを備え、
前記クロック番号・時刻関係特定器は、前記クロック番号・時刻統合器に代えて、前記クロック番号・時刻読出器により読み出された時刻・番号対データを用いる
ことを特徴とする請求項1記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記時刻範囲または前記番号範囲を設定し、前記クロック番号・時刻読出器に対して、当該範囲での前記時刻・番号対データの読み出しを指示する読出時刻範囲設定・指示器を備えた
ことを特徴とする請求項2記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記読出時刻範囲設定・指示器は、前記時刻・番号対データのばらつきによる影響を低減するように前記時刻範囲または前記番号範囲を設定する
ことを特徴とする請求項3記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記読出時刻範囲設定・指示器は、自己の特性の変化による影響を低減するように前記時刻範囲または前記番号範囲を設定する
ことを特徴とする請求項3記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記読出時刻範囲設定・指示器は、前記時刻・番号対データのばらつきの影響を低減し、かつ、自己の特性の変化による影響を低減するように前記時刻範囲または前記番号範囲を設定する
ことを特徴とする請求項3記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記高精度時刻取得器は、
GPS信号を受信するGPS受信機と、
前記GPS受信機により受信されたGPS信号からGPS時刻を取得するGPS時刻取得器とを備え、
前記GPS時刻取得器により取得されたGPS時刻を前記高精度な時刻とする
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記高精度時刻取得器は、
電波時計の標準電波を受信する標準電波受信機と、
前記標準電波受信機により受信された標準電波から標準時刻を取得する標準時刻取得器とを備え、
前記標準時刻取得器により取得された標準時刻を前記高精度な時刻とする
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記高精度時刻取得器は、
NTP時刻を取得するNTP時刻取得器を備え、
前記NTP時刻取得器により取得されたNTP時刻を前記高精度な時刻とする
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記高精度時刻取得器は、
GPS信号を受信してGPS時刻を取得することで前記高精度時刻を得る機能、標準電波を受信して標準時刻を取得することで前記高精度時刻を得る機能、及び、NTP時刻を取得することで前記高精度時刻を得る機能のうち、重複を含む2つ以上の機能を備え、各機能により得た前記高精度時刻を統合して最終的な前記高精度時刻とする
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記クロック番号・時刻関係特定器は、
前記時刻・番号対データを平滑化して前記時刻・番号対関係情報を取得するクロック番号・時刻平滑器を備えた
ことを特徴とする請求項1から請求項10のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記クロック番号・時刻関係特定器は、
前記時刻・番号対データのクロック番号に含まれるバイアス成分を補正するクロック番号バイアス補正器を備えた
ことを特徴とする請求項11記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記クロック番号バイアス補正器は、前記クロック番号のバイアス値が1/2であるとして補正する
ことを特徴とする請求項12記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記クロック番号・時刻関係特定器は、
前記時刻・番号対データの時刻に含まれるバイアス成分を補正する時刻バイアス補正器を備えた
ことを特徴とする請求項11記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記クロック番号・時刻平滑器は、前記時刻・番号対データに対して最小二乗法を適用することで、前記時刻・番号対関係情報を取得する
ことを特徴とする請求項11から請求項14のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記クロック番号・時刻平滑器は、前記時刻・番号対データに対して1次の最小二乗法を適用することで、前記時刻・番号対関係情報を取得する
ことを特徴とする請求項11から請求項14のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記クロック番号・時刻平滑器は、前記時刻・番号対データに対してスプライン補間を適用することで、前記時刻・番号対関係情報を取得する
ことを特徴とする請求項11から請求項14のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記クロック番号・時刻平滑器は、前記時刻に対する前記クロック番号を与える関数を用いることで、前記時刻・番号対関係情報を取得する
ことを特徴とする請求項15から請求項17のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記クロック番号・時刻平滑器は、前記時刻に対する前記クロック番号を与える関数、及び、当該関数から得た前記クロック番号に対する前記時刻を与える関数を用いることで、前記時刻・番号対関係情報を取得する
ことを特徴とする請求項15から請求項17のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記クロック番号・時刻平滑器は、前記クロック番号に対する前記時刻を与える関数を用いることで、前記時刻・番号対関係情報を取得する
ことを特徴とする請求項15から請求項17のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記クロック番号・時刻平滑器は、前記クロック番号に対する前記時刻を与える関数、及び、当該関数から得た前記時刻に対する前記クロック番号を与える関数を用いることで、前記時刻・番号対関係情報を取得する
ことを特徴とする請求項15から請求項17のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 前記クロック番号・時刻平滑器は、第一の平滑化で前記クロック番号に対する前記時刻を与える関数を用い、第二の平滑化で前記時刻に対する前記クロック番号を与える関数を用いることで、前記時刻・番号対関係情報を取得する
ことを特徴とする請求項15から請求項17のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路。 - 請求項1から請求項22のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路と、
所定のクロック番号を指定する指定クロック番号発生器と、
前記クロック番号・時刻対応付回路により取得された時刻・番号対関係情報に基づいて、前記指定クロック番号発生器により指定されたクロック番号に対応する時刻を抽出する指定クロック時刻抽出器と
を備えた指定クロック時刻生成回路。 - 請求項1から請求項22のうちのいずれか1項記載のクロック番号・時刻対応付回路と、
イベントを実施させる時刻であるイベント実施指定時刻を設定する指定時刻設定器と、
前記クロック番号・時刻対応付回路により取得された前記時刻・番号対関係情報、及び、前記指定時刻設定器により設定されたイベント実施指定時刻に基づいて、前記イベントを実施させるクロック番号であるイベント実施クロック番号を推定する実施番号推定器と
を備えたイベント実施指示・時間差分生成回路。 - 前記指定時刻設定器に代えて、
前記イベントを実施させる概略時刻であるイベント実施概略時刻を設定する概略時刻設定器と、
前記クロック番号・時刻対応付回路により取得された前記時刻・番号対関係情報、及び、前記概略時刻設定器により設定されたイベント実施概略時刻に基づいて、前記イベント実施指定時刻を抽出する指定時刻抽出器とを備えた
ことを特徴とする請求項24記載のイベント実施指示・時間差分生成回路。 - 前記概略時刻設定器は、前記イベントを実施させる所定の1時刻及び時刻刻みの候補を前記イベント実施概略時刻として設定し、
前記指定時刻抽出器は、前記クロック番号に対応する時間とのずれが小さく、かつ、前記クロック番号の周期が前記時刻刻みに近い前記イベント実施指定時刻を抽出する
ことを特徴とする請求項25記載のイベント実施指示・時間差分生成回路。 - 前記実施番号推定器に代えて、前記クロック番号・時刻対応付回路により取得された前記時刻・番号対関係情報、及び、前記指定時刻設定器により設定されたイベント実施指定時刻に基づいて、前記イベント実施クロック番号を推定するとともに、当該イベント実施クロック番号に対応する時刻であるイベント実施クロック番号時刻を推定する実施番号・時刻推定器を備えた
ことを特徴とする請求項24記載のイベント実施指示・時間差分生成回路。 - 前記指定時刻設定器により設定されたイベント実施指定時刻と、前記実施番号・時刻推定器により推定されたイベント実施クロック番号時刻との差分を算出する差分時刻算出器を備えた
ことを特徴とする請求項27記載のイベント実施指示・時間差分生成回路。 - 前記実施番号推定器により推定されたイベント実施クロック番号と、前記クロック番号・時刻対応付回路により出力されたクロック番号とを比較し、前記クロック番号が前記イベント実施クロック番号に一致する場合に、前記イベントの実施指示を示すイベント実施指示を出力するイベント実施指示器を備えた
ことを特徴とする請求項24記載のイベント実施指示・時間差分生成回路。 - 前記実施番号・時刻推定器により推定されたイベント実施クロック番号と、前記クロック番号・時刻対応付回路により出力されたクロック番号とを比較し、前記クロック番号が前記イベント実施クロック番号に一致する場合に、前記イベントの実施指示を示すイベント実施指示を出力するイベント実施指示器を備えた
ことを特徴とする請求項27記載のイベント実施指示・時間差分生成回路。 - 請求項29記載のイベント実施指示・時間差分生成回路と、
前記イベント実施指示・時間差分生成回路からのイベント実施指示に従い、前記イベントを実施するイベント実施器と
備えたイベント実施装置。 - 請求項30記載のイベント実施指示・時間差分生成回路と、
前記イベント実施指示・時間差分生成回路からのイベント実施指示に従い、前記イベントを実施するイベント実施器と
備えたイベント実施装置。 - 前記イベント実施指示・時間差分生成回路により算出された前記イベント実施指定時刻と前記イベント実施クロック番号時刻との差分に基づいて、前記イベント実施器による実施結果を補正するイベント出力補正器を備えた
ことを特徴とする請求項32記載のイベント実施装置。 - 前記イベント実施指示・時間差分生成回路により出力されたイベント実施指示を所定の遅延時間だけ遅延させるイベント実施指示遅延器と、
前記イベント実施指示遅延器により遅延されたイベント実施指示に従い、前記イベントを実施する少なくとも1つ以上の第2のイベント実施器を備えた
ことを特徴とする請求項32記載のイベント実施装置。 - 前記イベント実施指示・時間差分生成回路により算出された前記イベント実施指定時刻と前記イベント実施クロック番号時刻との差分、及び、前記イベント実施指示遅延器による遅延時間に基づいて、前記第2のイベント実施器による実施結果を補正する第2のイベント出力補正器を備えた
ことを特徴とする請求項34記載のイベント実施装置。 - 複数の前記イベントを調整する全体イベント調整器と、
請求項29記載の第1のイベント実施指示・時間差分生成回路と、
前記第1のイベント実施指示・時間差分生成回路によるイベント実施指示に従い、前記イベントを実施する第1のイベント実施器と、
請求項29記載の少なくとも1つ以上の第2のイベント実施指示・時間差分生成回路と、
前記第2のイベント実施指示・時間差分生成回路によるイベント実施指示に従い、前記イベントを実施する第2のイベント実施器と、
を備えたことを特徴とするイベント実施装置。 - 複数の前記イベントを調整する全体イベント調整器と、
請求項30記載の第1のイベント実施指示・時間差分生成回路と、
前記第1のイベント実施指示・時間差分生成回路によるイベント実施指示に従い、前記イベントを実施する第1のイベント実施器と、
請求項30記載の少なくとも1つ以上の第2のイベント実施指示・時間差分生成回路と、
前記第2のイベント実施指示・時間差分生成回路によるイベント実施指示に従い、前記イベントを実施する第2のイベント実施器と、
を備えたことを特徴とするイベント実施装置。 - 前記第1のイベント実施指示・時間差分生成回路により算出された前記イベント実施指定時刻と前記イベント実施クロック番号時刻との差分、及び、前記第2のイベント実施指示・時間差分生成回路により算出された前記イベント実施指定時刻と前記イベント実施クロック番号時刻との差分に基づいて、前記第2のイベント実施器による実施結果を補正する第2のイベント出力補正器を備えた
ことを特徴とする請求項37記載のイベント実施装置。 - 前記第1のイベント実施指示・時間差分生成回路により算出された前記イベント実施指定時刻と前記イベント実施クロック番号時刻との差分に基づいて、前記第1のイベント実施器による実施結果を補正する第1のイベント出力補正器を備えた
ことを特徴とする請求項37または請求項38記載のイベント実施装置。 - 前記イベント実施器は、
高周波信号を生成する送信機と、
前記送信機により生成された高周波信号を空間に放射する送信アンテナとを備えた
ことを特徴とする請求項31から請求項33のうちのいずれか1項記載のイベント実施装置。 - 前記イベント実施器は、
空間に飛び交う高周波信号を取り込む受信アンテナと、
前記受信アンテナにより取り込まれた高周波信号を受信処理する受信機とを備えた
ことを特徴とする請求項31から請求項33のうちのいずれか1項記載のイベント実施装置。 - 前記第1,2のイベント実施器のうち一方のイベント実施器は、
高周波信号を生成する送信機と、
前記送信機により生成された高周波信号を空間に放射する送信アンテナとを備え、
他方のイベント実施器は、
空間に飛び交う高周波信号を取り込む受信アンテナと、
前記受信アンテナにより取り込まれた高周波信号を受信処理する受信機とを備えた
ことを特徴とする請求項34から請求項39のうちのいずれか1項記載のイベント実施装置。 - 複数のイベント全体を調整する全体イベント調整回路と、
前記全体イベント調整回路による調整結果に基づいて、個別にイベントを調整し、イベント実施指定時刻を設定する送信イベント調整回路と、
前記送信イベント調整回路により設定されたイベント実施指定時刻に基づいて動作する、請求項30記載の送信側のイベント実施指示・時間差分生成回路と、
前記送信側のイベント実施指示・時間差分生成回路によるイベント実施指示に従い、送信イベントを実施する送信側のイベント実施器と、
前記全体イベント調整回路による調整結果に基づいて、個別にイベントを調整し、イベント実施指定時刻を設定する受信イベント調整回路と、
前記受信イベント調整回路により設定されたイベント実施指定時刻に基づいて動作する、請求項30記載の受信側のイベント実施指示・時間差分生成回路と、
前記受信側のイベント実施指示・時間差分生成回路によるイベント実施指示に従い、受信イベントを実施する受信側のイベント実施器と、
前記送信側のイベント実施指示・時間差分生成回路により算出された前記イベント実施指定時刻とイベント実施クロック時刻との差分、及び、前記受信側のイベント実施指示・時間差分生成回路により算出されたイベント実施指定時刻とイベント実施クロック時刻との差分に基づいて、前記受信側のイベント実施器による実施結果を補正する受信信号補正器とを備えた
ことを特徴とするレーダ装置。 - 前記送信イベント調整回路は、
観測対象及び送受信の位置に基づいて、イベント実施指定時刻を設定する送信時刻設定回路を備えた
ことを特徴とする請求項43記載のレーダ装置。 - 前記送信イベント調整回路は、
自己の位置及び運動を計測する自己位置運動計測回路と、
前記自己位置運動計測回路により計測された自己の位置及び運動に基づいて、未来の各時刻における自己の位置を予測する各時刻自己位置予測回路とを備え、
前記送信時刻設定回路は、前記各時刻自己位置予測回路により予測された各時刻における自己の位置も考慮して、イベント実施指定時刻を設定する
ことを特徴とする請求項44記載のレーダ装置。 - 前記受信イベント調整回路は、
観測対象及び送受信の位置、及び、前記送信イベント調整回路により設定されたイベント実施指定時刻に基づいて、イベント実施指定時刻を設定する受信時刻設定回路を備えた
ことを特徴とする請求項44または請求項45記載のレーダ装置。 - 前記受信イベント調整回路は、
自己の位置及び運動を計測する自己位置運動計測回路と、
前記自己位置運動計測回路により計測された自己の位置及び運動に基づいて、未来の各時刻における自己の位置を予測する各時刻自己位置予測回路とを備え、
前記受信時刻設定回路は、前記各時刻自己位置予測回路により予測された各時刻における自己の位置も考慮して、イベント実施指定時刻を設定する
ことを特徴とする請求項46記載のレーダ装置。 - 請求項30記載のイベント実施指示・時間差分生成回路と、
前記イベント実施指示・時間差分生成回路からのイベント実施指示に従い、送信イベントを実施する送信側のイベント実施器と、
前記イベント実施指示・時間差分生成回路により出力されたイベント実施指示を所定の遅延時間だけ遅延させるイベント実施指示遅延器と、
前記イベント実施指示遅延器により遅延されたイベント実施指示に従い、受信イベントを実施する受信側のイベント実施器と、
前記イベント実施指示・時間差分生成回路により算出された前記イベント実施指定時刻と前記イベント実施クロック番号時刻との差分、及び、前記イベント実施指示遅延器による遅延時間に基づいて、前記受信側のイベント実施器による実施結果を補正する受信信号補正器とを備えた
ことを特徴とするレーダ装置。 - 複数のイベント全体を調整する全体イベント調整回路と、
前記全体イベント調整回路による調整結果に基づいて、個別にイベントを調整し、イベント実施指定時刻を設定する送信イベント調整回路と、
前記送信イベント調整回路により設定されたイベント実施指定時刻に基づいて動作する、請求項30記載の送信側のイベント実施指示・時間差分生成回路と、
前記送信側のイベント実施指示・時間差分生成回路によるイベント実施指示に従い、送信イベントを実施する送信側のイベント実施器と、
前記全体イベント調整回路による調整結果に基づいて、個別にイベントを調整し、イベント実施指定時刻を設定する受信イベント調整回路と、
前記受信イベント調整回路により設定されたイベント実施指定時刻に基づいて動作する、請求項30記載の受信側のイベント実施指示・時間差分生成回路と、
前記受信側のイベント実施指示・時間差分生成回路によるイベント実施指示に従い、受信イベントを実施する受信側のイベント実施器と、
前記送信側のイベント実施指示・時間差分生成回路により算出された前記イベント実施指定時刻とイベント実施クロック時刻との差分、及び、前記受信側のイベント実施指示・時間差分生成回路により算出されたイベント実施指定時刻とイベント実施クロック時刻との差分に基づいて、前記受信側のイベント実施器による実施結果を補正する受信信号補正器とを備えた
ことを特徴とする通信装置。 - 請求項30記載のイベント実施指示・時間差分生成回路と、
前記イベント実施指示・時間差分生成回路からのイベント実施指示に従い、送信イベントを実施する送信側のイベント実施器と、
前記イベント実施指示・時間差分生成回路により出力されたイベント実施指示を所定の遅延時間だけ遅延させるイベント実施指示遅延器と、
前記イベント実施指示遅延器により遅延されたイベント実施指示に従い、受信イベントを実施する受信側のイベント実施器と、
前記イベント実施指示・時間差分生成回路により算出された前記イベント実施指定時刻と前記イベント実施クロック番号時刻との差分、及び、前記イベント実施指示遅延器による遅延時間に基づいて、前記受信側のイベント実施器による実施結果を補正する受信信号補正器とを備えた
ことを特徴とする通信装置。
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