JP5856857B2 - 対物レンズアダプタ取付用ガイド - Google Patents

対物レンズアダプタ取付用ガイド Download PDF

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本発明は、対物レンズアダプタ取付用ガイドに関するものである。
従来、顕微鏡装置において、対物レンズの先端に取り付けて視野範囲の変更等を行う対物レンズ用アダプタが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この対物レンズ用アダプタは、光学素子を備える先端部材を弾性部材の作用によって柔らかく対物レンズの先端に密着させることができる。
これにより、先端部の径寸法が極めて細い細径先端部を有する生体観察用の対物レンズであっても、細径先端部を損傷させることなく密着させて、高精度の観察を行うことができる。すなわち、特許文献1に記載された対物レンズ用アダプタは、先端部材を対物レンズの先端面に押し付ける際に過大な押圧力をかけずに済み、損傷防止効果が高い。
特開2010−8493号公報
しかしながら、特許文献1に記載された対物レンズ用アダプタは、光学素子を備えた筒状の先端部材を備え、生体観察用の対物レンズの細径先端部を先端部材の内側に挿入させるため、この挿入に際して両者の同心がずれたり、相対的に傾斜したりしていると、やはり細径先端部に過大な力が作用して損傷する可能性がある。特に、対物レンズ用アダプタが光学的に不透明な材質により構成されている場合、挿入中に両者の位置関係を目視確認できず、誤って細径先端部を損傷してしまう可能性もある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、筒状の先端部材内への細径先端部の挿入時に細径先端部に過大な力が作用することを防止して、細径先端部の損傷を防止することができる対物レンズアダプタ取付用ガイドを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、大径部と、該大径部の先端に光軸に沿って延びる、前記大径部より小さい径寸法の細径先端部とを有する対物レンズの前記細径先端部の先端光学部材に密着させる光学素子を先端に備えた筒状の先端部材を有するアダプタを取り付けるための対物レンズアダプタ取付用ガイドであって、前記大径部に、前記光軸に直交する方向に位置決め状態に固定される固定部と、該固定部に接続し、該固定部が前記大径部に固定されたときに、前記細径先端部の光軸に対して、前記アダプタの最大半径方向寸法と略同一の間隔をあけて平行に延びる1以上のガイド面を有するガイド部とを備える対物レンズアダプタ取付用ガイドを提供する。
本態様によれば、大径部と細径先端部とを備える対物レンズの大径部に、固定部を固定すると、該固定部に接続するガイド部のガイド面が、対物レンズの光軸に対してアダプタの最大半径方向寸法と略同一の間隔をあけて平行に配置される。したがって、アダプタの最大半径方向寸法を有する部分をガイド面に突き当てることにより、アダプタの光軸を対物レンズの光軸に簡易に一致させることができる。これにより、対物レンズの光軸に沿うガイド面に沿わせてアダプタをスライドさせるだけで、アダプタの筒状の先端部材内に対物レンズの細径先端部を無理なく嵌合させて、細径先端部の損傷を防止しつつ、対物レンズにアダプタを取り付けることができる。
上記態様においては、前記ガイド面が、周方向に所定範囲にわたって、または、周方向に離れた2以上の位置に設けられていてもよい。
このようにすることで、周方向の所定範囲にわたって、または、周方向に離れた2以上の位置において、アダプタの最大半径方向寸法を有する部分をガイド面に接触させることにより、より容易に対物レンズの光軸とアダプタの光軸との同心をだすことができ、さらに簡易に対物レンズにアダプタを取り付けることができる。
また、上記態様においては、前記アダプタが半径方向外方に突出する取っ手を備え、前記ガイド部に、前記取っ手を貫通可能な幅寸法を有し、前記固定部が前記大径部に固定されたときに、前記細径先端部の光軸に平行に延びるスリットが設けられていてもよい。
このようにすることで、固定部を対物レンズに固定した状態で、アダプタに設けられた取っ手をスリット内に配置し、スリットに沿って取っ手を移動させるだけで、アダプタの筒状の先端部材内に対物レンズの細径先端部を無理なく嵌合させて、細径先端部の損傷を防止しつつ、対物レンズにアダプタを取り付けることができる。
また、上記態様においては、前記アダプタが、最大半径方向寸法を有する円筒外面を備え、前記ガイド部が、前記円筒外面を嵌合させる円筒内面からなるガイド面を備えていてもよい。
このようにすることで、アダプタの円筒外面を円筒内面からなるガイド面に、周方向の所定範囲にわたって接触させることができ、対物レンズへのアダプタの嵌合作業をより容易にすることができる。
また、上記態様においては、前記固定部および前記ガイド部が、前記対物レンズおよび前記アダプタを半径方向に挿脱可能にする開口部を有していてもよい。
このようにすることで、対物レンズに対してアダプタを挿入した状態で、開口部を介して固定部およびガイド部内から対物レンズおよびアダプタの組立体を抜き出すことができる。このため、固定部およびガイド部内に対物レンズおよびアダプタの組立体を挿入したままの状態で、組立体を例えば、顕微鏡のレボルバに取り付け、その後に、組立体から対物レンズアダプタ取付用ガイドを取り外すことができる。これにより、レボルバ等に固定されるまでの間、組立体を保護することができる。
また、上記態様においては、前記ガイド部は、前記固定部が前記大径部に固定されたときに、前記対物レンズに取り付けられた状態の前記アダプタの先端より先方に突出していてもよい。
このようにすることで、対物レンズの細径先端部に取り付けられた状態のアダプタが、ガイド部の先端より引っ込んだ位置に配置され、ガイド部の先端によって他の部材に接触することが防止され、保護される。
また、上記態様においては、前記取っ手に、前記対物レンズに対して任意の周方向位置で前記アダプタを固定可能な回転止め手段が設けられ、前記ガイド部に、前記固定部が前記大径部に周方向に移動可能に固定された状態で、前記アダプタの前記取っ手に一致する前記光軸方向位置に、前記開口部から周方向に延びて、前記取っ手を挿入可能な幅寸法を有する周方向スリットが設けられていてもよい。
このようにすることで、対物レンズの大径部に固定部を固定し、アダプタの最大半径方向寸法を有する部分をガイド面に突き当てて、ガイド面に沿わせてアダプタをスライドさせることにより、アダプタの筒状の先端部材内に対物レンズの細径先端部を嵌合させると、アダプタの取っ手が、ガイド部に設けられた周方向スリットに一致する位置に配置される。この状態で、取っ手を操作して周方向に移動させると、取っ手が周方向スリット内を移動して、ガイド部に邪魔されることなく、対物レンズに対してアダプタを光軸回りに相対的に回転移動させることができる。これにより、対物レンズアダプタ取付用ガイドを取り付けたままの状態で、対物レンズとアダプタとの相対角度位置を調節することができ、その後回転止め手段を作動させて、両者を所望の相対角度位置で固定することができる。
本発明によれば、筒状の先端部材内への細径先端部の挿入時に細径先端部に過大な力が作用することを防止して、細径先端部の損傷を防止することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る対物レンズアダプタ取付用ガイドを示す(a)正面図、(b)縦断面図、(c)平面図である。 図1の対物レンズアダプタ取付用ガイドを対物レンズに取り付ける作業を説明する図である。 図1の対物レンズアダプタ取付用ガイドを用いて対物レンズにアダプタを取り付ける作業を説明する図である。 図1の対物レンズアダプタ取付用ガイドを用いて対物レンズにアダプタを取り付けた状態を示す図である。 図4に示される対物レンズとアダプタとの組立体から図1の対物レンズアダプタ取付用ガイドを取り外す作業を説明する図である。 図1の対物レンズアダプタ取付用ガイドの変形例を示す平面図である。 図6の対物レンズアダプタ取付用ガイドを対物レンズに取り付ける作業を説明する図である。 図6の対物レンズアダプタ取付用ガイドを用いて対物レンズにアダプタを取り付ける作業を説明する図である。 図6の対物レンズアダプタ取付用ガイドを用いて対物レンズにアダプタを取り付けた状態を示す図である。 図9に示される対物レンズとアダプタとの組立体から図6の対物レンズアダプタ取付用ガイドを取り外す作業を説明する図である。 図6の対物レンズアダプタ取付用ガイドの変形例を示す縦断面図である。
本発明の一実施形態に係る対物レンズアダプタ取付用ガイド1について図面を参照して以下に説明する。
まず、本実施形態に係る対物レンズアダプタ取付用ガイド1を説明する前に、この対物レンズアダプタ取付用ガイド1によって取り付ける対物レンズ2とアダプタ3について説明する。
対物レンズ2は、図2に示されるように、顕微鏡のレボルバ等に取り付ける取付ネジ2aと、該取付ネジ2a側に設けられた大径部2bと、取付ネジ2aとは反対側の端部に設けられた大径部より径寸法の小さい細径先端部2cとを備えている。本実施形態においては、大径部2bは、2つの外形寸法を有する第1、第2の円筒面2d,2eを有する2段の円柱状に形成されている。
細径先端部2cの先端面には、カバー硝子あるいはレンズのような最先端の光学部材(図示略)が配置されている。この細径先端部2cのみを、生体内に挿入して先端面を被写体に密着あるいは近接させることにより、生体の生きたままの観察を低侵襲で行うことができる。
アダプタ3は、図3に示されるように、細径先端部2cの最先端の光学部材の前方に他の光学部材を配置して観察方向や先端形状を変更する場合に使用される。アダプタ3は、対物レンズ2の細径先端部2cを挿入する細長い筒状の先端部材3aと、対物レンズ2の大径部2bの第1の円筒面2dを嵌合させる嵌合部3bとを備えている。先端部材3aの先端には、細径先端部2cの最先端の光学部材を密着させる光学部材3cが配置されている。
これら先端部材3aと嵌合部3bは、光軸方向に移動可能に設けられるとともに、間に配置されるバネ3dによって嵌合部3b内に先端部材3aを引っ込める方向に付勢されている。また、嵌合部3bには、周方向の1カ所に、半径方向外方に延びる取っ手3eが設けられ、該取っ手3eには、半径方向に貫通して配置され、締結されることによって、嵌合部3b内面から先端を突出させることができる固定用ネジ3fが設けられている。
アダプタ3を対物レンズ2に取り付けるには、対物レンズ2の光軸にアダプタ3の先端部材3aの中心軸を一致させた状態で、両者を光軸方向に相対移動させて先端部材3a内に細径先端部2cを挿入していく。また、このときアダプタ3の嵌合部3b内には対物レンズ2の大径部2bの第1の円筒面2dが嵌合される。この挿入作業の途中位置で、先端部材3aの先端の光学部材3cに細径先端部2cの最先端の光学部材が密着するが、バネ3dが設けられているので、密着した両者間には過大な力が作用せず、対物レンズ2の光学部材や光学部材3cが損傷しないように保護される。そして、バネ3dを適当量圧縮した状態で、固定用ネジ3fを締結することにより、アダプタ3が対物レンズ2に固定され、取付が終了する。
次に、本実施形態に係る対物レンズアダプタ取付用ガイド1について説明する。
本実施形態に係る対物レンズアダプタ取付用ガイド1は、図1に示されるように、円筒状部材である。
本実施形態に係る対物レンズアダプタ取付用ガイド1は、図1(c)に示されるように、横断面C字状の、略円筒状部材であって、図1(b)に示されるように、対物レンズ2の大径部2bの第2の円筒面2eに嵌合する内径寸法を有する一端側の固定部1aと、他端側のガイド部1bとを備えている。
固定部1aおよびガイド部1bは、図1(a)に示されるように、その長手方向に沿って直線状のスリット1cを備えている。また、ガイド部1bの先端内面には、先端方向に向かって次第に広がるテーパ内面1dが設けられている。
ガイド部1bの内面(ガイド面)の内径寸法は、アダプタ3の最大外径寸法に略一致している。アダプタ3は、対物レンズ2の大径部2bの第2の円筒面2eを嵌合させる嵌合部3bにおいて、最大外形寸法を有している。本実施形態においては、アダプタ3の最大外径寸法は、対物レンズ2の第2の円筒面2eの外形寸法に一致している。
また、スリット1cの幅寸法は、アダプタ3に設けられた取っ手3eを隙間を空けて収容可能な寸法を有している。
このように構成された本実施形態に係る対物レンズアダプタ取付用ガイド1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る対物レンズアダプタ取付用ガイド1を用いて、対物レンズ2にアダプタ3を取り付けるには、まず、対物レンズ2の第2の円筒面2eに対物レンズアダプタ取付用ガイド1の固定部1aを嵌合させる。これにより、対物レンズ2の大径部2bに固定部1aが、半径方向に位置決めされる。
固定部1aにはガイド部1bが接続されているので、対物レンズ2の第1の円筒面2dに対物レンズアダプタ取付用ガイド1の固定部1aを嵌合させるだけで、ガイド部1bの中心軸を対物レンズ2の中心軸に一致させることができる。
この状態で、対物レンズアダプタ取付用ガイド1の固定部1aとは反対側の端部からアダプタ3を挿入する。
このとき、操作者は取っ手3eを持って、図3に示されるように、取っ手3eをスリット1c内に挿入するように、アダプタ3と対物レンズアダプタ取付用ガイド1との位相を合わせて、アダプタ3の嵌合部3bをガイド部1b内に挿入する。ガイド部1bの先端にはテーパ内面1dが設けられているので、アダプタ3の嵌合部3bのガイド部1b内への挿入作業が簡易になる。
そして、アダプタ3の嵌合部3bの外径寸法と、ガイド部1bの内面の内径寸法とは一致しているので、アダプタ3の嵌合部3bの外面をガイド部1bの内面に嵌合させるだけで、嵌合部3bの外面がガイド部1bの内面によって略全周にわたって半径方向に位置決めされ、アダプタ3の光軸を対物レンズ2の光軸に簡易に一致させることができる。
その後、ガイド部1bに設けられたスリット1cに沿って取っ手3eを移動させるだけで、対物レンズ2の細径先端部2cをアダプタ3の筒状の先端部材3a内に容易に嵌合させ、図4に示されるように、アダプタ3を対物レンズ2に取り付けることができる。
すなわち、アダプタ3の先端部材3aと対物レンズ2の細径先端部2cとの嵌合状態は、外側から目視観察することができないが、本実施形態に係る対物レンズアダプタ取付用ガイド1によれば、対物レンズ2とアダプタ3の光軸を精度よく一致させて、相互に無理な力を発生させることなく、挿入することができる。
このように、本実施形態に係る対物レンズアダプタ取付用ガイド1によれば、対物レンズ2の細径先端部2cにアダプタ3の先端部材3aを嵌合させる嵌合作業を容易に行うことができ、かつ、対物レンズ2の細径先端部2cやアダプタ3に過大な力が作用することを防止して、これらを保護することができる。
そして、細径先端部2cの先端の光学部材が、アダプタ3の先端部材3aの先端の光学部材3cに密着し、バネ3dが圧縮され始めた時点で、取っ手3eに設けた固定用ネジ3fを締結することにより、対物レンズ2にアダプタ3が装着状態に固定される。このとき、ガイド部1bが、アダプタ3の先端よりも突出した位置に配置されるので、対物レンズアダプタ取付用ガイド1を取り付けたままの状態としておけば、対物レンズ2およびアダプタ3の組立体の搬送時あるいは顕微鏡のレボルバへの装着作業時においても対物レンズ2およびアダプタ3が他の部材に衝突することにより損傷を受けることから保護することができる。
そして、対物レンズ2およびアダプタ3の組立体が顕微鏡のレボルバに取付等された後に、図5に示されるように、対物レンズアダプタ取付用ガイド1をアダプタ3の先端側に抜き出すことにより、組立体から容易に取り外すことができる。これにより、アダプタ3の先端を露出させ、生体内に挿入して観察を行うことができる。
なお、本実施形態においては、対物レンズアダプタ取付用ガイド1の横断面を略C字状に構成したが、これに代えて、図6に示されるように、横断面略U字状に形成してもよい。
すなわち、本実施形態におけるスリット1cに代えて、図6に示されるように、対物レンズ2の第1の円筒面2dの外径寸法と同じ幅寸法の開口部1eを有していてもよい。
また、図7に示す例では、対物レンズ2’が、その軸方向に間隔をあけて2カ所にそれぞれ第2の円筒面2eを有するフランジ部2fを有している。そして、対物レンズアダプタ取付用ガイド1’の固定部1aには、2つのフランジ部2fの間に挿入される内鍔状のガイドレール1fが設けられている。また、対物レンズアダプタ取付用ガイド1’には、図6に示されるように、その半径方向外側からガイドレール1fを貫通してガイド固定用ネジ1gが設けられている。
このように構成された対物レンズアダプタ取付用ガイド1’によれば、図7に示されるように、対物レンズ2’に対して対物レンズアダプタ取付用ガイド1’を半径方向から近接させ、2つのフランジ部2fの間にガイドレール1fを挿入して行くと、フランジ部2fに設けられた第1の円筒面2dが対物レンズアダプタ取付用ガイド1’の内面に突き当たる。この位置で、ガイド固定用ネジ1gを締結することにより、図8に示されるように、対物レンズアダプタ取付用ガイド1’が対物レンズ2’の大径部2bに半径方向に位置決めされた状態で固定される。このとき、対物レンズアダプタ取付用ガイド1’のガイド部1bの中心軸と、対物レンズ2’の光軸とが一致する。
この後に、アダプタ3をガイド部1bの内面に突き当てた状態で、図8に示されるように、光軸方向にスライドさせることにより、図9に示されるように、アダプタ3を対物レンズ2’に無理なく装着することができる。
そして、アダプタ3を対物レンズ2’に固定した後には、ガイド固定用ネジ1gを緩めて、図10に示されるように、対物レンズ2’にアダプタ3を取り付けた組立体から、対物レンズアダプタ取付用ガイド1’を光軸に直交する方向に取り外すことができる。これにより、組立体を顕微鏡のレボルバに取り付けた状態で、組立体の先端方向に十分なスペースを確保できない場合であっても、光軸に直交する方向に対物レンズアダプタ取付用ガイド1’を取り外すことができるという利点がある。
また、上記実施形態においては、図11に示されるように、対物レンズアダプタ取付用ガイド1’を対物レンズ2’にアダプタ3を取り付けた状態で、アダプタ3の取っ手3eの配置されるガイド部1bの長手方向位置に、開口部1eから周方向に直線状に延びる周方向スリット1hが設けられていてもよい。この周方向スリット1hも取っ手3eを通過可能な幅寸法を有している。
このようにすることで、固定用ネジ3fを締結する前に、取っ手3eを周方向スリット1h内で周方向に移動させることにより、対物レンズ2’に対するアダプタ3の光軸回りの位相を調節することができる。
例えば、アダプタ3の先端部材3aの先端に、側視用プリズムのような方向性のある光学部材3cが固定されている場合には、対物レンズアダプタ取付用ガイド1’が取り付けられている状態のままで、対物レンズ2’に対するアダプタ3の位相を調節することが好ましい。
例えば、顕微鏡から取り外した状態のレボルバに対物レンズアダプタ取付用ガイド1’を取り付けた状態の対物レンズ2’およびアダプタ3の組立体を装着し、対物レンズ2’に対するアダプタ3の位相を調節して固定用ネジ3fにより固定する。そして、この状態でレボルバを顕微鏡に装着し、最後に対物レンズアダプタ取付用ガイド1’を組立体から取り外す。このようにすることで、対物レンズ2’およびアダプタ3の組立体が顕微鏡に最終的に固定されるまで、対物レンズアダプタ取付用ガイド1’によって覆われているので、装着作業中に誤って落下させたり他の部材に衝突させたりしても、対物レンズ2’およびアダプタ3が損傷しないように保護することができる。
また、ガイド面として円筒内面または半円筒内面を例示したが、これに限定されるものではなく、周方向に間隔をあけて配置されそれぞれがアダプタ3を突き当てることで、アダプタ3の中心軸を対物レンズ2の光軸に一致させることができる2以上のガイド部1bを採用してもよい。
1,1’ 対物レンズアダプタ取付用ガイド
1a 固定部
1b ガイド部
1c スリット
1e 開口部
1h 周方向スリット
2,2’ 対物レンズ
2b 大径部
2c 細径先端部
3 アダプタ
3a 先端部材
3c 光学部材(光学素子)
3e 取っ手
3f 固定用ネジ(回転止め手段)

Claims (7)

  1. 大径部と、該大径部の先端に光軸に沿って延びる、前記大径部より小さい径寸法の細径先端部とを有する対物レンズの前記細径先端部の先端光学部材に密着させる光学素子を先端に備えた筒状の先端部材を有するアダプタを取り付けるための対物レンズアダプタ取付用ガイドであって、
    前記大径部に、前記光軸に直交する方向に位置決め状態に固定される固定部と、
    該固定部に接続し、該固定部が前記大径部に固定されたときに、前記細径先端部の光軸に対して、前記アダプタの最大半径方向寸法と略同一の間隔をあけて平行に延びる1以上のガイド面を有するガイド部とを備える対物レンズアダプタ取付用ガイド。
  2. 前記ガイド面が、周方向に所定範囲にわたって、または、周方向に離れた2以上の位置に設けられている請求項1に記載の対物レンズアダプタ取付用ガイド。
  3. 前記アダプタが半径方向外方に突出する取っ手を備え、
    前記ガイド部に、前記取っ手を貫通可能な幅寸法を有し、前記固定部が前記大径部に固定されたときに、前記細径先端部の光軸に平行に延びるスリットが設けられている請求項1または請求項2に記載の対物レンズアダプタ取付用ガイド。
  4. 前記アダプタが、最大半径方向寸法を有する円筒外面を備え、
    前記ガイド部が、前記円筒外面を嵌合させる円筒内面からなるガイド面を備える請求項1から請求項3のいずれかに記載の対物レンズアダプタ取付用ガイド。
  5. 前記固定部および前記ガイド部が、前記対物レンズおよび前記アダプタを半径方向に挿脱可能にする開口部を有する請求項3に記載の対物レンズアダプタ取付用ガイド。
  6. 前記ガイド部は、前記固定部が前記大径部に固定されたときに、前記対物レンズに取り付けられた状態の前記アダプタの先端より先方に突出している請求項1から請求項5のいずれかに記載の対物レンズアダプタ取付用ガイド。
  7. 前記取っ手に、前記対物レンズに対して任意の周方向位置で前記アダプタを固定可能な回転止め手段が設けられ、
    前記ガイド部に、前記固定部が前記大径部に固定された状態で、前記アダプタの前記取っ手に一致する前記光軸方向位置に、前記開口部から周方向に延びて、前記取っ手を挿入可能な幅寸法を有する周方向スリットが設けられている請求項5に記載の対物レンズアダプタ取付用ガイド。
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