JP5855548B2 - エネルギー管理システム - Google Patents

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本発明は、建物のエネルギー使用量評価に好適なエネルギー管理システムに関する。
建物のエネルギー使用量を評価する方法として、建物のエネルギー使用量に密接な関係がある建物の用途、延床面積および宿泊客数に起因する変動要素を反映すべく、原単位指標を用いたエネルギー原単位を計算し、評価する技術が知られている。この技術として、例えば特開2009−199233号公報(特許文献1)にエネルギー消費評価システムが公知である。
この技術は、管理対象の建物から送られてくる建物内で消費される二次エネルギー消費量を格納するエネルギー消費量格納手段と、上記の延床面積および建物の使用状況の所定の評価期間内のデータを格納する基礎データ格納手段と、所定の評価期間毎に建物毎の二次エネルギー消費量を一次エネルギー消費量に換算する換算手段と、一次エネルギー消費量を延床面積と使用状況のデータとの積で除算して原単位を算出する原単位算出手段と、延床面積と使用状況のデータとの積に対する原単位の近似直線を建物の用途別に算出する近似直線算出手段と、を有することを特徴としている。
特開2009−199233号公報
前記特許文献1に開示されたエネルギー管理システムは、建物の使用状況の変動要素を延床面積や宿泊客数および入院患者数を考慮してエネルギー原単位の演算を行い、その演算結果をレポート作成手段でグラフ化してオーナーに提出するようにしたものである。そのため、建物のエネルギー原単位が平均値と比べどの位置にあるかは明確に判断できるが、エネルギー原単位が以前と比べどのようになったかを容易に判断することができなかった。また、変動要素の影響が大きい宿泊客数あるいはテナントの増減に対し、その影響を明確に判断することも難しかった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、宿泊客数あるいはテナントの増減などの入居率等の変動要素を排除した省エネルギー効果の確認を可能とし、エネルギー原単位に対する良否を明確に判定できるようにすることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、顧客ビルにおける予め設定された期間のエネルギー使用量を計測する計測装置および当該計測装置による計測結果を記憶する第1の記憶装置を有するビル管理装置と、このビル管理装置と通信回線を介して接続されるセンター装置と、を含むエネルギー管理システムにおいて、前記センター装置が、前記第1の記憶装置から前記計測結果を取り込むとともに、第2の記憶装置に記憶させる情報取得指令部と、前記第2の記憶装置に設けられ、顧客情報における予め設定された変動情報を更新可能に記憶する変動要素記憶部と、前記第2の記憶装置に記憶された前記計測結果から前記顧客ビル毎に、前記期間における延床面積当たりの延床面積エネルギー原単位および対比すべき前記期間の延床面積エネルギー原単位増減率、並びに稼動面積当たりの稼動面積エネルギー原単位および対比すべき前記期間の稼動面積エネルギー原単位増減率を算出する演算部と、前記演算部で算出された前記延床面積エネルギー原単位増減率および前記稼動面積エネルギー原単位増減率を表示装置に表示させるデータ表示司令部と、を備え、前記データ表示司令部は、顧客ビル毎のエネルギー原単位の良否を顧客に直感的に弁別させるために、前記表示装置の表示画面の予め設定された第1の領域に、指定した複数の前記顧客ビルにおける前記延床面積エネルギー原単位増減率を削減率が多い順にグラフ化して表示させ、前記表示装置の表示画面の予め設定された第2の領域に、前記第1の領域に表示された前記顧客ビルに対応した前記稼動面積エネルギー原単位増減率をグラフ化して表示させることを特徴とする。
本発明によれば、入居率等の変動要素を排除した省エネルギー効果の確認が可能となり、省エネルギー施策の対象となるビルの明確化を図ることができる。
本発明の実施形態に係るエネルギー管理システムの構成を示すブロック図である。 エネルギー管理システムのエネルギー原単位を算出する演算手順を示すフローチャートである。 エネルギー管理システムのビル毎のエネルギー原単位の前年度比増減の算出結果の表示例を示す図である。
以下、本発明に係るエネルギー管理システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るエネルギー管理システムのシステム構成を示すブロック図である。
図1において、本実施形態に係るエネルギー管理システムは、第1ないし第Nの複数の顧客ビル(以下、顧客ビル(1)、・・・ビル(N)と称す。ただし、Nは2以上の整数。この場合の(1)・・・(N)は参照符号ではなく、単にビルを特定する番号である。)と、顧客ビル(1)〜(N)とそれぞれ通信回線13を介して接続されたセンター装置14とから基本的に構成されている。
各顧客ビル(1)〜(N)は、エネルギー計測器2、ビル管理システム7およびパーソナルコンピュータ(以下、PCと称す。)12を備えている。以下、顧客ビル(1)を例にとって説明する。ビル管理システム7は、エネルギー計測器2で計数したデータを取り込むとともに、通信回線13を介してセンター装置14と遠隔的に接続されている。PC12は、ビル管理システム7に対して着脱自在に接続されている。
エネルギー計測器2は、電気使用量計3の使用量データ、ガス使用量計4の使用量データ、水道使用量計5の使用量データおよび顧客ビル(1)の気温測定計6の測定データを計測する。
ビル管理システム7は、データ取込部8、制御装置9、第1の記憶装置10および通信装置11を備えている。データ取込部8はエネルギー計測器2で計数したデータを取り込み、制御装置9は予め記憶されるプログラムに従い、ビル管理システム7に設けられる機器を制御し、当該機器に制御指令を行う。第1の記憶装置10はデータ取込部8で取り込んだデータを少なくとも記憶し、通信装置11は通信回線13あるいはPC12と通信を行う。
通信装置11に接続されるPC12は、顧客ビル(1)の延床面積、顧客ビル(1)がテナントビルの場合のテナント入居率、テナント毎の貸室面積、宿泊施設の場合の宿泊数および稼働率、並びに顧客ビル(1)の外気温などを入力し、入力されたデータは第1の記憶装置10に格納される。
センター装置14は、通信装置15、制御装置16、ビル情報取得司令部17、気温データ取得司令部18、第2の記憶装置19、演算部20およびデータ表示司令部25を備えている。
通信装置15は、通信回線13を介してビル管理システム7と遠隔的に接続される。ビル情報取得司令部17は、ビル管理システム7の第1の記憶装置10に記憶されている電気、ガス、水道等の使用量データ、顧客ビルの延床面積、テナント入居率、宿泊数、宿泊施設の稼働率およびテナント毎の貸室面積等の取得指令を、少なくとも所定の時間間隔で出力する。気温データ取得司令部18は、ビル管理システム7の第1の記憶装置10に記憶されている気温データの取得指令を、少なくとも所定の時間間隔で出力する。
第2の記憶装置19は、ビル情報取得指令部17および気温データ取得指令部18の指令信号の出力より、ビル管理システム7の第1の記憶装置10に記憶されている各種情報から取得した情報である電気、ガス、水道等の使用量データ、顧客ビルの延床面積、テナント入居率、宿泊数、宿泊施設の稼働率およびテナント毎の貸室面積等を記憶する。制御装置16は、センター装置14に設けられる機器を制御し、制御指令を行う。
演算部20は、第1ないし第4演算部21,22,23,24を備え、第2の記憶装置19に格納された前記各種データを取得して予め設定された演算を行う。
データ表示司令部25は、前記センター装置14の通信装置15に着脱自在に接続されたPC26のモニタ27に、演算部20で演算した結果を所定のフォーマットで表示させる。ここで、テナント入居率、宿泊数、宿泊施設の稼働率、テナント毎の貸室面積等、顧客ビル(1)〜(N)の情報における変動する情報は、第2の記憶装置19の変動要素記憶部19Aに更新可能に格納される。
第1演算部21は、顧客ビル(1)〜(N)毎に延床面積を用いた延床面積エネルギー原単位(図2では、「第1エネルギー原単位」と記す。)の演算を行う。第2演算部22は、第1演算部21が演算を行った延床面積エネルギー原単位に対する前年度比増減の演算を行う。第3演算部23は、第1ないし第N顧客ビル(1)〜(N)毎にビルの延床面積とテナント入居率の積で求める稼動面積エネルギー原単位(図2では、「第2エネルギー原単位」と記す。)の演算を行う。第4演算部24は、第3演算部23が演算を行った稼動面積エネルギー原単位に対する前年度比増減の演算を行う。第1ないし第4演算部21〜24の演算結果は、第2の記憶装置19に格納される。
図2は演算部20で実行されるエネルギー原単位の演算手順を示すフローチャートである。このフローチャートの手順に基づいて、エネルギー原単位が算出され、モニタ27への表示が行われる。
複数のビルを所有するオーナーの依頼により、センター装置14の担当者は、通信装置15にPC26を接続した後、オーナーが所有する顧客ビル(1)〜(N)を全て選出し、エネルギー原単位の算出指令を所定の操作で実行する(ステップS1)。
算出指令を受けた制御装置16は、第1演算部21を起動させ(ステップS2)、オーナーが所有する1つのビル、顧客ビル(1)を選択し、第2の記憶装置19に記憶されている当該選択した顧客ビル(1)のエネルギー計測器2で計測した電気使用量計3の使用量データ、ガス使用量計4の使用量データ、水道使用量計5の使用量データを取得する(ステップS3)。
次に、第1演算部21は、制御装置16の指令により、ステップS3で取得した各使用量データの所定期間である例えば2011年度の使用量データを集計する(ステップS4)。ここで、所定期間を特定の期間である2011年度の1年としたが、1月毎、1日毎、1時間毎等、任意の期間を選択することも可能である。
さらに、制御装置16は、顧客ビル(1)の延床面積を第2の記憶装置19から取得し(ステップS5)、第1演算部21に演算指令を与える。これにより、第1演算部21は、顧客ビル(1)の所定期間である2011年度の延床面積エネルギー原単位(第1エネルギー源単位)を演算する(ステップS6)。ここで、第1演算部21が演算する顧客ビル(1)の2011年度の延床面積エネルギー原単位は、顧客ビル(1)が使用した2011年度の全エネルギー使用量を延べ床面積で割った値である。
次いで、制御装置16は、顧客ビル(1)の2010年度の延床面積エネルギー原単位を第2の記憶装置19から取得し、第1演算部21に演算指令を与える。これにより、第2演算部22は、2010年度の延床面積エネルギー原単位に対して、ステップS6で演算した2011年度の延床面積エネルギー原単位の増減率を演算する(ステップS7)。ここで、ステップS7の延床面積エネルギー原単位の増減率は2010年度に対する2011年度のものとしたが、前年同月との対比であっても良い。その後、制御装置16は、ステップS4で求めた集計値、ステップS6で求めた延床面積エネルギー原単位、ステップS7で求めた延床面積エネルギー原単位の増減率を、第2の記憶装置19に格納する(ステップS8)。
ステップS8の処理が終了すると、制御装置16は、ステップS1で選出したオーナー所有の処理対象ビルの全てに対してステップS4〜ステップS8の処理が完了したかをチェックする(ステップS9)。オーナーが所有するビルにまだ集計対象ビルが存在する場合、ステップS3へ戻って、ステップS3以降の処理を繰り返す。
他方、制御装置16は、ステップS9でオーナーが所有する全ての対象ビルへの処理が完了したと判断すると、第3演算部23を起動させ(ステップS10)、オーナーが所有するビル、例えば顧客ビル(1)を選択し、第2の記憶装置19に記憶されている顧客ビル(1)のエネルギー計測器2で計測した電気使用量計3の使用量データ、ガス使用量計4の使用量データおよび水道使用量計5の使用量データを取得する(ステップS11)。
ステップS11の処理が終了すると、第3演算部23はステップS4と同様に、制御装置16の指令によりステップS11で取得した各使用量データの所定期間である2011年度のエネルギー使用量デー夕を集計する(ステップS12)。また、制御装置16は、第2の記憶装置19から顧客ビル(1)の延床面積と、2011年度のテナント入居率を取得し(ステップS13,S14)、第3演算部23へ演算指令を出力する。
演算指令を受けた第3演算部23は、顧客ビル(1)について、ステップS13で取得した延床面積とステップS14で取得したテナント入居率とを乗算し、稼動面積を演算する(ステップS15)。
稼動面積の演算が終了すると、第3演算部23は、顧客ビル(1)の所定期間である2011年度の稼動面積エネルギー原単位を演算する(ステップS16)。ここで、第3演算部23が演算する顧客ビル(1)の2011年度の稼動面積エネルギー原単位は、顧客ビル(1)が使用した2011年度の全エネルギー使用量(ステップS12の集計値)を稼動面積(ステップS15の演算値)で割った値で、この値が稼動面積エネルギー原単位である。
稼動面積エネルギー原単位が求まると、制御装置16は、顧客ビル(1)の2010年度の稼動面積エネルギー原単位を第2の記憶装置19から取得し、第4演算部24に演算指令を与える。これにより、第4演算部24は、2010年度の稼動面積エネルギー原単位に対して、ステップS16で演算した2011年度の稼動面積エネルギー原単位の増減率を演算する(ステップS17)。ここで、ステップS17の稼動面積エネルギー原単位の増減率は2010年度に対する2011年度としたが、前年同月との対比であっても良い。
前記ステップS12で求めた集計値、ステップS16で求めた稼動面積エネルギー原単位、ステップS17で求めた稼動面積エネルギー原単位の増減率は、ステップS18で第2の記憶装置19に格納される。
ステップS18で前記各データが第2の記憶装置19に格納されると、制御装置16は、集計対象ビルの存在を確認し(ステップS19)、まだ集計対象ビルが存在する場合にはステップS11に戻ってそのステップ以降の処理を繰り返す。集計対象ビルがない場合には、ステップS1で選出したビルに対して、オーナーに対する報告義務が予め定められているか否かをチェックし(ステップS20)、報告義務がない場合はそのまま処理を終了し、報告義務がある場合は表示処理を実施し(ステップS21)、表示処理が完了するとこの処理を終了する。ここで、ステップS21で行う表示処理は、予め登録されたPC26のモニタ27で表示(図3参照)可能なものであり、制御装置16の指令でデータ表示指令部25が処理を行うものである。なお、PC12のモニタに表示させることもできる。
図3は、データ表示指令部25が行った表示処理のモニタ表示の一例を示す図である。図3において、モニタ27へはオーナーが所有する全てのビルについて、上段27−1が延床面積エネルギー原単位の削減率を、下段27−2が稼動面積エネルギー原単位の増減率を、それぞれ示している。図では、横軸に全ビル(1)〜(60)を取り、縦軸にエネルギー原単位の削減率を取っている。
具体的には、上段27−1は、第2演算部22がステップS7で求めた延床面積エネルギー原単位の削減率の高い順、即ち、前年度に比べて延床面積エネルギー原単位が減少したビルの順にその削減率を棒グラフによって延床面積エネルギー原単位グラフ27Aとして示している。この上段27−1に示す延床面積エネルギー原単位グラフ27Aでは、顧客ビル(1)〜(60)の延床面積が異なっていても、単位延床面積当たりのエネルギー原単位が表示されている。
このようにして表示すると、ビル毎の単位延床面積当たりのエネルギー原単位の客観的対比が可能となる。図3では、顧客ビル(1)から顧客ビル(30)の値は前年度に比べ今年度が削減されたことを示し、顧客ビル(31)から顧客ビル(60)の値は前年度に比べ今年度が増加したことを示している。
また、下段27−2は、上段27−1の顧客ビル(1)から顧客ビル(60)に対し、第4演算部24がステップS17で求めた稼動面積エネルギー原単位の増減率を棒グラフで示す稼動面積エネルギー原単位グラフ27Bである。この下段27−2に示す稼動面積エネルギー原単位グラフ27Bでは、ステップS14で取得したテナント入居率を考慮しているため、延床積の大小あるいは入居率の変動にとらわれないエネルギー削減率を比較することができる。
また、延床面積エネルギー原単位グラフ27Aおよび稼動床面積エネルギー原単位グラフ27Bの棒グラフをモニタ27上でタッチして選択すれば、棒グラフに対し、ビル名称、前年度のエネルギー原単位、本年度のエネルギー原単位、前年度比削減率の値を示すデータ表示ボックスA〜Dが表示される。なお、この例では、モニタ27はタッチパネルで構成されている。また、タッチパネルに代えてあるいは加えてPC26あるいは12のキーボードからビル番号を選択し、あるいはマウスによりカーソルで指定して表示させることもできる。
前記モニタ27上の表示では、顧客ビル(1)の延床面積エネルギー原単位グラフ27Aの棒グラフは、「前年度のエネルギー原単位320MJ/m、本年度のエネルギー原単位228MJ/m、前年度比削減率22.8%剤減」と文字表示によりデータ表示ボックスAに表示される。
顧客ビル(1)の稼動面積エネルギー原単位グラフ27Bの棒グラフは、「前年度のエネルギー原単位347MJ/m、本年度のエネルギー原単位407MJ/m、前年度比削減率17.3%増加」とデータ表示ボックスBに表示される。
ビル(38)の延床面積エネルギー原単位グラフ27Aの棒グラフは、「前年度のエネルギー原単位352MJ/m、本年度のエネルギー原単位360MJ/m、前年度比削減率2.2%増加」とデータ表示ボックスCに表示される。
ビル(38)の稼動床面積エネルギー原単位グラフ27Bの棒グラフは、「前年度のエネルギー原単位411MJ/m、本年度のエネルギー原単位379MJ/m、前年度比削減率7.7%削減」と、データ表示ボックスDに表示される。
顧客ビル(1)に対するデータ表示ボックスAとデータ表示ボックスBの表示内容を比較すると、エネルギー原単位の削減は、テナントの入居率が減少したことに起因することが分かる。
ビル(38)に対するデータ表示ボックスCとデータ表示ボックスDの表示内容を比較すると、延床面積エネルギー原単位グラフ27Aは前年度より増加したが、稼動面積エネルギー原単位グラフ27Bでは前年度より減少している。これにより、ビル(38)では、テナント入居率が増加しても省エネルギー施策の効果が得られたことが分かる。
また、本実施形態では、データ表示指令部25が行った表示処理の説明を行ったが、印字出力に関しては、予め登録されたPC12あるいはPC26のモニタ27へ表示した画面の例えばビットマップデータをプリンタに出力すれば、表示された画面をハードコピーとして印字することができる。
このように、上段27−1の延床面積エネルギー原単位グラフ27Aと、下段27−2の稼動床面積エネルギー原単位グラフ27Bとを対比すると、エネルギー原単位が共に前年度より増加しているビルに対し、省エネルギー施策の実施が必要なビルが明確になる。その結果、オーナーに対し省エネルギーの計画の推進の一助とすることができる。
以上のように、本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
1)顧客ビル(1)〜(N)における予め設定された期間のエネルギー使用量を計測する計測装置2および当該計測装置2による計測結果を記憶する第1の記憶装置10を有するビル管理装置7と、このビル管理装置7と通信回線13を介して接続されるセンター装置14と、を含むエネルギー管理システムにおいて、センター装置14が、第1の記憶装置10から前記計測結果を取り込むとともに、第2の記憶装置19に記憶させるビル情報取得指令部17と、第2の記憶装置19に設けられ、顧客情報における予め設定された変動情報を更新可能に記憶する変動要素記憶部19Aと、第2の記憶装置19に記憶された前記計測結果から顧客ビル毎(1)〜(N)に、前記期間における延床面積当たりの延床面積エネルギー原単位および対比すべき前記期間の延床面積エネルギー原単位増減率、並びに稼動面積当たりの稼動面積エネルギー原単位および対比すべき前記期間の稼動面積エネルギー原単位増減率を算出する演算部20と、演算部20で算出された延床面積エネルギー原単位増減率および稼動面積エネルギー原単位増減率を延床面積エネルギー原単位グラフ27Aおよび稼動面積エネルギー原単位グラフ27Bとして表示装置に表示させるデータ表示司令部25と、を備えたので、入居率等の変動要素を排除した省エネルギー効果の確認が目視により可能となり、エネルギー原単位に対する良否を直感的に弁別することができる。これにより、省エネルギー施策の対象となるビルの明確化を図ることが可能となる。
2)前記演算部20が、第2の記憶装置19に記憶された前記計測結果から顧客ビル(1)〜(N)毎に、前記期間における延床面積当たりの延床面積エネルギー原単位を算出する第1演算部21と、第1演算部21で算出された延床面積エネルギー原単位に対し、対比すべき前記期間の延床面積エネルギー原単位増減率を算出する第2演算部22と、第2の記憶装置19に記憶された前記計測結果から顧客ビル(1)〜(N)毎に、変動要素記憶部19Aに記憶された前記変動情報から算出した稼動面積当たりの稼動面積エネルギー原単位を算出する第3演算部23と、第3演算部23で算出された稼動面積エネルギー原単位に対し、対比すべき前記期間の稼動面積エネルギー原単位増減率を算出する第4演算部24と、を備え、延床面積エネルギー原単位増減率および稼動面積エネルギー原単位増減率を演算することができるので、データ表示司令部25が、これらを表示データとして延床面積エネルギー原単位グラフ27Aおよび稼動面積エネルギー原単位グラフ27Bとして表示装置に表示させることが可能となる。
3)前記データ表示司令部25は、モニタ27の表示画面の予め設定された第1の領域(表示画面の上段27−1)に、指定した複数の顧客ビル(1)〜(N)における延床面積エネルギー原単位増減率を削減率が多い順に延床面積エネルギー原単位グラフ27Aとして表示させ、表示装置の表示画面の予め設定された第2の領域(表示画面の下段27−2)に、前記上段27−1に表示された顧客ビル(1)〜(N)に対応した稼動面積エネルギー原単位増減率を稼動面積エネルギー原単位グラフ27Bとして表示させるので、一目で複数の顧客ビル(1)〜(N)の延床面積エネルギー原単位増減率および稼動面積エネルギー原単位増減率の状態を把握することができる。
4)前記データ表示司令部25は、モニタ27上で延床面積エネルギー原単位増減率および稼動面積エネルギー原単位増減率のグラフを選択すると、選択されたグラフに対応する顧客ビル、算出したエネルギー原単位および増減率を文字データでデータ表示ボックスA,B,C,Dに表示させるので、グラフで感覚的に理解したエネルギー原単位を具体的に数値で理解することができる。
なお、特許請求の範囲における顧客ビルは本実施形態では顧客ビル(1)〜(N)に、計測装置はエネルギー計測器2に、第1の記憶装置は符号10に、ビル管理装置はビル管理システム7に、通信回線は符号13に、センター装置は符号14に、第2の記憶装置は符号19に、情報取得司令部はビル情報取得司令部17に、変動要素記憶部は符号19Aに、演算部は符号20に、表示装置はモニタ27に、データ表示司令部は符号25に、第1演算部は符号21に、第2演算部は符号22に、第3演算部は符号23に、第4演算部は符号24に、第1の領域は上段27−1に、第2の領域は下段27−2に、エネルギー管理システムは顧客ビル(1)〜(N)とセンター装置14が通信回線13によって接続されたシステムに、それぞれ対応する。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
1〜N 顧客ビル
2 エネルギー計測器
7 ビル管理システム
10 第1の記憶装置
13 通信回線
14 センター装置
17 ビル情報取得指令部
19 第2の記憶装置
19A 変動要素記憶部
20 演算部
21 第1演算部
22 第2演算部
23 第3演算部
24 第4演算部
25 データ表示指令部
27 モニタ
27−1 上段
27−2 下段

Claims (6)

  1. 顧客ビルにおける予め設定された期間のエネルギー使用量を計測する計測装置および当該計測装置による計測結果を記憶する第1の記憶装置を有するビル管理装置と、
    このビル管理装置と通信回線を介して接続されるセンター装置と、
    を含むエネルギー管理システムにおいて、
    前記センター装置が、
    前記第1の記憶装置から前記計測結果を取り込むとともに、第2の記憶装置に記憶させる情報取得指令部と、
    前記第2の記憶装置に設けられ、顧客情報における予め設定された変動情報を更新可能に記憶する変動要素記憶部と、
    前記第2の記憶装置に記憶された前記計測結果から前記顧客ビル毎に、前記期間における延床面積当たりの延床面積エネルギー原単位および対比すべき前記期間の延床面積エネルギー原単位増減率、並びに稼動面積当たりの稼動面積エネルギー原単位および対比すべき前記期間の稼動面積エネルギー原単位増減率を算出する演算部と、
    前記演算部で算出された前記延床面積エネルギー原単位増減率および前記稼動面積エネルギー原単位増減率を表示装置に表示させるデータ表示司令部と、
    を備え
    前記データ表示司令部は、顧客ビル毎のエネルギー原単位の良否を顧客に直感的に弁別させるために、前記表示装置の表示画面の予め設定された第1の領域に、指定した複数の前記顧客ビルにおける前記延床面積エネルギー原単位増減率を削減率が多い順にグラフ化して表示させ、前記表示装置の表示画面の予め設定された第2の領域に、前記第1の領域に表示された前記顧客ビルに対応した前記稼動面積エネルギー原単位増減率をグラフ化して表示させること
    を特徴とするエネルギー管理システム。
  2. 請求項1に記載のエネルギー管理システムにおいて、
    前記演算部が、
    前記第2の記憶装置に記憶された前記計測結果から前記顧客ビル毎に、前記期間における延床面積当たりの延床面積エネルギー原単位を算出する第1演算部と、
    前記第1演算部で算出された前記延床面積エネルギー原単位に対し、対比すべき前記期間の延床面積エネルギー原単位増減率を算出する第2演算部と、
    前記第2の記憶装置に記憶された前記計測結果から前記顧客ビル毎に、前記変動要素記憶部に記憶された前記変動情報から算出した稼動面積当たりの稼動面積エネルギー原単位を算出する第3演算部と、
    前記第3演算部で算出された前記稼動面積エネルギー原単位に対し、対比すべき前記期間の稼動面積エネルギー原単位増減率を算出する第4演算部と、
    を備えたことを特徴とするエネルギー管理システム。
  3. 請求項1または2に記載のエネルギー管理システムにおいて、
    前記データ表示司令部は、表示画面中の前記延床面積エネルギー原単位増減率および前記稼動面積エネルギー原単位増減率のグラフを選択すると、選択されたグラフに対応する顧客ビル、算出したエネルギー原単位および増減率を、文字表示させること
    を特徴とするエネルギー管理システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のエネルギー管理システムにおいて、
    前記エネルギー使用量が、電気、ガスおよび水道のいずれか1つの使用量を含むこと
    を特徴とするエネルギー管理システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のエネルギー管理システムにおいて、
    前記予め設定された変動情報が、延床面積、テナント入居率、宿泊数、宿泊施設の稼働率およびテナント毎の貸室面積の1つを含むこと
    を特徴とするエネルギー管理システム。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のエネルギー管理システムにおいて、
    前記稼動面積が延床面積とテナント入居率の積で求められること
    を特徴とするエネルギー管理システム。
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