JP5854961B2 - 連結装置の評価装置とその評価プログラム - Google Patents
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Description
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図2、図4及び図5に示すように、第1の部材(4)に連結される第1の連結部材(9A)と、第2の部材(3)に連結される第2の連結部材(9B)と、前記第1の部材に前記第1の連結部材を固定する第1の固定部材(10A)と、前記第2の部材に前記第2の連結部材を固定する第2の固定部材(10B)と、前記第1の部材と前記第2の部材との間で荷重を伝達するために、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材とを連結するリンク部材(6)と、前記リンク部材の第1の貫通孔(9d)と前記第1の連結部材の外周部(9b)との間で伝達する振動を緩和する第1の弾性部材(7A)と、前記リンク部材の第2の貫通孔(9d)と前記第2の連結部材の外周部(9b)との間で伝達する振動を緩和する第2の弾性部材(7B)とを備える連結装置(5)を評価する連結装置の評価装置であって、前記第2の部材から前記第2の連結部材を取り外した状態で前記第1の固定部材を加振したときに、前記リンク部材の振動を検出する振動検出装置(12B)の振動検出信号と、前記第2の連結部材の振動を検出する振動検出装置(12C)の振動検出信号とに基づいて、前記第2の弾性部材(7B)のばね定数(K2)を演算するばね定数演算部(20A)を備えること を特徴とする連結装置の評価装置(13)である。
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の連結装置の評価装置において、図5及び図9に示すように、前記連結装置の振動伝達量の共振周波数の変化に基づいて、前記第2の弾性部材の劣化状態を評価する劣化状態評価部(24B)を備えることを特徴とする連結装置の評価装置である。
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1に示す軌道1は、車両2が走行する通路(線路)である。軌道1は、車両2の車輪4aを支持し案内してこの車両2を走行させるレール1aなどを備えている。車両2は、軌道1に沿って走行する鉄道車両である。車両2は、例えば、電車、気動車又は機関車などである。車両2は、図1に示す車体3と、台車4と、図1〜図4に示すけん引装置5などを備えている。車体3は、旅客又は貨物などの積載物を輸送するための構造物である。車体3は、図2に示すように、けん引装置5の連結部材9Bに連結される車体側連結部3aなどを備えており、この車体側連結部3aは車体3に装着されている中心ピンに固定されている。図1に示す台車4は、車体3を支持して走行する装置である。台車4は、図1に示すように、レール1aと転がり接触する車輪4aと、台車4の主要構成部である台車枠4bと、図2に示すようにこの台車枠4bに固定されておりけん引装置5の連結部材9A,9Bに連結される台車側連結部4cなどを備えている。
ばね定数演算部20Aは、けん引装置5の加振点PAから弾性部材7A,7Bを通じてこのけん引装置5の測定点V2,V3まで伝達する振動を検出する振動検出装置12Cが出力する振動検出信号に基づいて、この弾性部材7Bのばね定数K2を演算する。ばね定数演算部20Aは、図4に示すように、固定部材10Aを加振したときに、リンク部材6の振動を検出する振動検出装置12Bが出力する振動検出信号と、連結部材9Bの振動を検出する振動検出装置12Cが出力する振動検出信号とに基づいて、車体3側の弾性部材7Bのばね定数K2を演算する。ばね定数演算部20Aは、図4に示す加振点PAに加振力を作用させたときに共振周波数同定部18Cが同定した図6に示すような測定点V3-V2間の振動伝達量における共振周波数f3に基づいて、車体3側の弾性部材7Bのばね定数K2を演算する。図4に示す加振点PAを加振する打撃試験は、測定点V2(変位x2)を強制振動(調和励振)させたときに、測定点V3(変位x3)に伝わる振動を計測する試験とみなせる。ばね定数演算部20Aは、図6に示すように、加振点PAを加振したときの測定点V3-V2間の振動伝達量に着目して、以下の数1によってばね定数K2を演算する。
図5に示すばね定数演算部20Bは、けん引装置5の加振点PAから弾性部材7Aを通じてこのけん引装置5の測定点V2まで伝達する振動を検出する振動検出装置12Bが出力する振動検出信号に基づいて、この弾性部材7Aのばね定数K1を演算する。ばね定数演算部20Bは、図4に示すように、固定部材10Aを加振したときに、この固定部材10Aの振動を検出する振動検出装置12Aが出力する振動検出信号と、リンク部材6の振動を検出する振動検出装置12Bが出力する振動検出信号とに基づいて、弾性部材7Aのばね定数K1を演算する。
以下では、図5に示す制御部28の動作を中心として説明する。
図8に示すステップ(以下、Sという)100において、評価プログラム記憶部26から評価プログラムを制御部28が読み込む。図示しない電源が使用者にON操作されると評価装置13に電力が供給されて、評価プログラム記憶部26から評価プログラムを制御部28が読み込み、一連の評価処理を制御部28が実行する。
(1) この第1実施形態では、けん引装置5を加振させたときにこのけん引装置5に発生する振動を検出する振動検出装置12A〜12Cが出力する振動検出信号に基づいて、弾性部材7A,7Bのばね定数K1,K2をばね定数演算部20A,20Bが演算する。このため、けん引装置5を加振させるだけで複数の弾性部材7A,7Bのばね定数K1,K2を簡単に同定することができる。
以下では、図1〜図5に示す部分と同一の部分については、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
図10に示す加振装置11は、固定部材10Aのボルト頭部10a及びリンク部材6の保持筒6aをリンク部材6の長手方向(車両2の前後方向(図中A方向))に使用者の操作によって打撃し、けん引装置5に加振力を作用させる。加振装置11は、固定部材10A側(台車4側)のボルト頭部10aの加振点PAに加振力を作用させるとともに、リンク部材6の台車4側の保持筒6bの加振点PBに加振力を作用させる。
(1) この第2実施形態では、けん引装置5の加振点PBから弾性部材7Bを通じてこのけん引装置5の測定点V3まで伝達する振動を検出する振動検出装置12Cが出力する振動検出信号に基づいて、この弾性部材7Bのばね定数K2をばね定数演算部20Aが演算する。このため、例えば、けん引装置5に衝撃加振試験を実施することによって弾性部材7Bのばね定数K2を簡単に演算することができる。
(試験品の概要)
試験品の一本リンクは、図4に示すけん引装置5と同一構造である。一本リンクは、2本の心棒とこれらの心棒を連結する一本リンク本体とから構成されており、一方の心棒が台車に接続されており、他方の心棒が車体に接続されている。心棒と一本リンク本体との間には一本リンクゴムが挿入されており、心棒と一本リンク本体との間を振動絶縁する。以下では、一本リンクゴムのうち台車側に取付けるものを台車側ゴムとし、車体側に取付けるものを車体側ゴムとする。試験品の一本リンクの諸元は、設計図の記載によると一本リンク本体(12.8kg)、心棒(7kg)、ゴム(0.62kg)、外筒(0.74kg)及びばね定数(7.85〜9.81MN/m)(材料試験機によって測定)である。試験品の一本リンクの設計図では、軸方向に静的に圧縮荷重を載荷した際に、δ(20.6kN)-δ(2.45kN)=1.85〜2.31mmと規定されている。ここで、δ(20.6kN)及びδ(2.45kN)は、一本リンクゴムに20.6kN及び2.45kNを載荷した際の変位量を示す。
一本リンクゴムのばね定数を簡易に推定する方法として、衝撃加振試験の適用を検討した。衝撃加振試験は、振動体の振動特性を簡便に評価する代表的な試験方法の1つである。また、新品及び現車から回収した試験品に衝撃加振試験及び材料試験機を用いた試験を実施して両試験結果を用いたばね定数を比較した。
衝撃加振試験では、公益財団法人鉄道総合技術研究所内に留置されている台車に一本リンクを取り付けたが、検修場での適用を想定して台車単体状態とし、一本リンクの一端を台車に取り付け、一本リンクの他端を車体から取り外して、一本リンクの車体側を自由端とした。インパルスハンマは、GK-3100((株)小野測器製)を用い、加振力をインパルスハンマによって測定し、振動加速度を振動加速度ピックアップPV-95(リオン(株)製)によって測定した。衝撃加振試験では、磁石アタッチメントを用いて振動加速度ピックアップを測定部位に磁力固定したが、1kHz以下の周波数範囲では磁力固定した場合でも接着した場合と同等の精度で振動測定が可能であることを確認した。図4に示すように、加振点PAは台車枠と台車側心棒を連結する取付けボルトとし、加振方向は一本リンクの取付けボルトの軸方向(車両の加減速方向)とした。振動加速度の測定点V1は、加振点PAと反対側の取付けボルトとし、振動加速度の測定点V2は一本リンク本体とし、振動加速度の測定点V3は車体側心棒とした。
図4に示す測定点V1〜V3の振動加速度の測定結果を周波数分析した上でレベル化し、以下に示す数12によって各測定点V1〜V3の値のレベル差(振動伝達量)を周波数毎に求めた。
次に、衝撃加振試験で算出したばね定数K1,K2の妥当性を判断するために、材料試験機を用いた試験で算出したばね定数と比較した。材料試験機を用いた試験(以下、材料試験という)は、一本リンクゴムに対して静的に圧縮及び引張方向に力を加えた際の荷重と変位の関係からばね定数を算出する試験である。
2つの一本リンクゴムを一本リンクに組み込んだ状態で万能材料試験機AG-300KNIS((株)島津製作所製)に専用のジグを用いて固定した。試験機に固定した後、速度6mm/minで-25kN(圧縮)〜25kN(引張)の荷重範囲で軸方向に載荷し、その時の変位及び荷重を測定した。材料試験では、ジグと試験品とのガタツキなどによる誤差を防止するため、-25kN〜25kNまで荷重を一度変化させた後、2回目の試験で得られた荷重−変位曲線から以下の数13を用いてばね定数Kを求めた。
図14に示すグラフは、新品の一本リンクの材料試験による荷重-変位曲線である。図14に示す縦軸は、荷重(kN)であり、横軸は変位(mm)である。材料試験の結果から求められた新品の一本リンクゴムのばね定数Kは、台車側ゴムが9.7MN/mであり、車体側ゴムが9.4MN/mである。その結果、新品では材料試験の結果より求めた2個の一本リンクゴムのばね定数Kの差異が小さいことが確認された。衝撃加振試験の結果によるばね定数K1,K2と同様に、材料試験の結果についても新品の一本リンクゴムの2個の値の差異が小さくなることが確認された。
次に、衝撃加振試験の結果から求めたばね定数K1,K2と材料試験の結果から求めたばね定数Kを比較した。試験品は、新品に加えて都市近郊線を走行する通勤電車から回収した使用品を用いた。また、新品及び使用品ともに試験品の製造メーカは1社に限定した。
図16に示すグラフは、衝撃加振試験の結果から求めた一本リンクゴムのばね定数の経年変化である。図16に示す縦軸は、ばね定数(MN/m)であり、横軸は使用期間(年)である。図16に示すように、新品と比較するとM車(電動車)及びT車(付随車)の使用品ともに経年によってばね定数が増加している。特に、M車の使用品についてはばね定数の増加が大きい。これはM車では、荷重条件が厳しいため経年によって劣化して硬化する程度が大きいためと考えられる。一方、使用品(使用期間が不明)の中には、図中点線に示すように新品よりも低いばね定数を示すものがあった。この使用品に対して材料試験を実施した結果、ばね定数が6MN/mであった。さらに、荷重無負荷の状態では判別できなかったが、材料試験によって荷重を負荷すると、心棒の近傍に深い損傷が発見された。
図18に示すグラフは、一本リンクゴムが新品である場合と損傷品である場合の測定点V3-V2間の振動伝達スペクトルLV32の実測値の一例である。図18に示す縦軸は、振動伝達量(dB)であり、横軸は周波数(Hz)であり、実線は新品の試験結果であり、点線は損傷品の試験結果である。図18に示すように、新品のばね定数に比べて損傷品のばね定数が低下しているため、新品の共振周波数に比べて損傷品の共振周波数が低周波数側に移動している。このため、使用品の共振周波数が新品の共振周波数の前後%の幅を超えて低周波数側に存在する場合には、一本リンクゴムに損傷がある可能性が高く、共振周波数の変化が検修時の損傷判断基準となることが確認された。また、一本リンクの諸元が同じである場合には、ばね定数を演算する必要がなく、振動伝達スペクトルの共振周波数の変化によって一本リンクゴムの損傷を判断可能なことが確認された。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、一本リンク式けん引装置のようなけん引装置5を連結装置の例に挙げて説明したが、このようなけん引装置5に連結装置を限定するものではない。例えば、車両のまくらばりと車体又は台車枠とを弾性部材によって連結するボルスタアンカ装置、車両の車体と台車枠とを弾性部材によって連結するヨーダンパ装置、軸箱と一体の軸ばりと台車枠とを弾性部材によって連結する軸ばり式の軸箱支持装置などの連結装置についてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、2つの弾性部材7A,7Bを備えるけん引装置5を連結装置の例に挙げて説明したが、1つの弾性部材を備える連結装置や3つ以上の弾性部材を備える連結装置についてもこの発明を適用することができる。
1a レール
2 車両
3 車体(第2の部材)
3a 車体側連結部
4 台車(第1の部材)
4c 台車側連結部
5 けん引装置(連結装置)
6 リンク部材
6a,6b 保持筒
6c ブシュ孔(第1の貫通孔)
6d ブシュ孔(第2の貫通孔)
7A 弾性部材(第1の弾性部材)
7B 弾性部材(第2の弾性部材)
7a 外周部
7b 内周部
8A 外筒(第1の外筒)
8B 外筒(第2の外筒)
8a 外周部
8b 内周部
9A 連結部材(第1の連結部材)
9B 連結部材(第2の連結部材)
9a 軸部
9b 外周部
9c 取付部
9d 取付孔
10A 固定部材(第1の固定部材)
10B 固定部材(第2の固定部材)
10a ボルト頭部
11 加振装置
12A〜12C 振動検出装置
13 評価装置
14 装着部
15 信号処理部
16A〜16D 振動伝達量測定部
17 振動伝達量情報記憶部
18A〜18D 共振周波数同定部
19 共振周波数情報記憶部
20A,20B ばね定数演算部
21 演算条件設定部
22 演算条件情報記憶部
23 ばね定数情報記憶部
24A,24B 劣化状態評価部
25 評価情報記憶部
26 評価プログラム記憶部
27 表示部
28 制御部
PA,PB 加振点
V1〜V3 測定点
f1〜f3,f3' 共振周波数
Claims (23)
- 第1の部材に連結される第1の連結部材と、
第2の部材に連結される第2の連結部材と、
前記第1の部材に前記第1の連結部材を固定する第1の固定部材と、
前記第2の部材に前記第2の連結部材を固定する第2の固定部材と、
前記第1の部材と前記第2の部材との間で荷重を伝達するために、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材とを連結するリンク部材と、
前記リンク部材の第1の貫通孔と前記第1の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第1の弾性部材と、
前記リンク部材の第2の貫通孔と前記第2の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第2の弾性部材と、
を備える連結装置を評価する連結装置の評価装置であって、
前記第2の部材から前記第2の連結部材を取り外した状態で前記第1の固定部材を加振したときに、前記リンク部材の振動を検出する振動検出装置の振動検出信号と、前記第2の連結部材の振動を検出する振動検出装置の振動検出信号とに基づいて、前記第2の弾性部材のばね定数を演算するばね定数演算部を備えること、
を特徴とする連結装置の評価装置。 - 第1の部材に連結される第1の連結部材と、
第2の部材に連結される第2の連結部材と、
前記第1の部材に前記第1の連結部材を固定する第1の固定部材と、
前記第2の部材に前記第2の連結部材を固定する第2の固定部材と、
前記第1の部材と前記第2の部材との間で荷重を伝達するために、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材とを連結するリンク部材と、
前記リンク部材の第1の貫通孔と前記第1の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第1の弾性部材と、
前記リンク部材の第2の貫通孔と前記第2の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第2の弾性部材と、
を備える連結装置を評価する連結装置の評価装置であって、
前記第2の部材から前記第2の連結部材を取り外した状態で前記リンク部材を加振したときに、このリンク部材の振動を検出する振動検出装置が出力する振動検出信号と、前記第2の連結部材の振動を検出する振動検出装置が出力する振動検出信号とに基づいて、前記第2の弾性部材のばね定数を演算するばね定数演算部を備えること、
を特徴とする連結装置の評価装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の連結装置の評価装置において、
前記ばね定数演算部は、前記連結装置の振動伝達量の共振周波数に基づいて、前記第2の弾性部材のばね定数を演算すること、
を特徴とする連結装置の評価装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の連結装置の評価装置において、
前記第2の弾性部材のばね定数の変化に基づいて、この第2の弾性部材の劣化状態を評価する劣化状態評価部を備えること、
を特徴とする連結装置の評価装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の連結装置の評価装置において、
前記連結装置の振動伝達量の共振周波数の変化に基づいて、前記第2の弾性部材の劣化状態を評価する劣化状態評価部を備えること、
を特徴とする連結装置の評価装置。 - 第1の部材に連結される第1の連結部材と、
第2の部材に連結される第2の連結部材と、
前記第1の部材に前記第1の連結部材を固定する第1の固定部材と、
前記第2の部材に前記第2の連結部材を固定する第2の固定部材と、
前記第1の部材と前記第2の部材との間で荷重を伝達するために、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材とを連結するリンク部材と、
前記リンク部材の第1の貫通孔と前記第1の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第1の弾性部材と、
前記リンク部材の第2の貫通孔と前記第2の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第2の弾性部材と、
を備える連結装置を評価する連結装置の評価装置であって、
前記第2の部材から前記第2の連結部材を取り外した状態で前記第1の固定部材を加振したときに、この第1の固定部材の振動を検出する振動検出装置が出力する振動検出信号と、前記リンク部材の振動を検出する振動検出装置が出力する振動検出信号とに基づいて、前記第1の弾性部材のばね定数を演算するばね定数演算部を備えること、
を特徴とする連結装置の評価装置。 - 第1の部材に連結される第1の連結部材と、
第2の部材に連結される第2の連結部材と、
前記第1の部材に前記第1の連結部材を固定する第1の固定部材と、
前記第2の部材に前記第2の連結部材を固定する第2の固定部材と、
前記第1の部材と前記第2の部材との間で荷重を伝達するために、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材とを連結するリンク部材と、
前記リンク部材の第1の貫通孔と前記第1の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第1の弾性部材と、
前記リンク部材の第2の貫通孔と前記第2の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第2の弾性部材と、
を備える連結装置を評価する連結装置の評価装置であって、
前記第2の部材から前記第2の連結部材を取り外した状態で前記第1の固定部材を加振したときに、この第1の固定部材の振動を検出する振動検出装置の振動検出信号と、前記第2の連結部材の振動を検出する振動検出装置の振動検出信号とに基づいて、前記第1の弾性部材のばね定数を演算するばね定数演算部を備えること、
を特徴とする連結装置の評価装置。 - 請求項6又は請求項7に記載の連結装置の評価装置において、
前記ばね定数演算部は、前記連結装置の振動伝達量の共振周波数に基づいて、前記第1の弾性部材のばね定数を演算すること、
を特徴とする連結装置の評価装置。 - 請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載の連結装置の評価装置において、
前記第1の弾性部材のばね定数の変化に基づいて、この第1の弾性部材の劣化状態を評価する劣化状態評価部を備えること、
を特徴とする連結装置の評価装置。 - 請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載の連結装置の評価装置において、
前記連結装置の振動伝達量の共振周波数の変化に基づいて、前記第1の弾性部材の劣化状態を評価する劣化状態評価部を備えること、
を特徴とする連結装置の評価装置。 - 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の連結装置の評価装置において、
前記振動検出装置を前記連結装置に着脱自在に装着する装着部を備えること、
を特徴とする連結装置の評価装置。 - 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の連結装置の評価装置において、
前記ばね定数演算部は、前記第1の部材が台車であり、前記第2の部材が車体であり、前記連結装置がこの車体とこの台車とをゴム筒を介して連結する一本リンク式けん引装置であるときに、このゴム筒のばね定数を演算すること、
を特徴とする連結装置の評価装置。 - 第1の部材に連結される第1の連結部材と、
第2の部材に連結される第2の連結部材と、
前記第1の部材に前記第1の連結部材を固定する第1の固定部材と、
前記第2の部材に前記第2の連結部材を固定する第2の固定部材と、
前記第1の部材と前記第2の部材との間で荷重を伝達するために、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材とを連結するリンク部材と、
前記リンク部材の第1の貫通孔と前記第1の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第1の弾性部材と、
前記リンク部材の第2の貫通孔と前記第2の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第2の弾性部材と、
を備える連結装置を評価する連結装置の評価プログラムであって、
前記第2の部材から前記第2の連結部材を取り外した状態で前記第1の固定部材を加振したときに、前記リンク部材の振動を検出する振動検出装置の振動検出信号と、前記第2の連結部材の振動を検出する振動検出装置の振動検出信号とに基づいて、前記第2の弾性部材のばね定数を演算するばね定数演算手順をコンピュータに実行させること、
を特徴とする連結装置の評価プログラム。 - 第1の部材に連結される第1の連結部材と、
第2の部材に連結される第2の連結部材と、
前記第1の部材に前記第1の連結部材を固定する第1の固定部材と、
前記第2の部材に前記第2の連結部材を固定する第2の固定部材と、
前記第1の部材と前記第2の部材との間で荷重を伝達するために、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材とを連結するリンク部材と、
前記リンク部材の第1の貫通孔と前記第1の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第1の弾性部材と、
前記リンク部材の第2の貫通孔と前記第2の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第2の弾性部材と、
を備える連結装置を評価する連結装置の評価プログラムであって、
前記第2の部材から前記第2の連結部材を取り外した状態で前記リンク部材を加振したときに、このリンク部材の振動を検出する振動検出装置が出力する振動検出信号と、前記第2の連結部材の振動を検出する振動検出装置が出力する振動検出信号とに基づいて、前記第2の弾性部材のばね定数を演算するばね定数演算手順をコンピュータに実行させること、
を特徴とする連結装置の評価プログラム。 - 請求項13又は請求項14に記載の連結装置の評価プログラムにおいて、
前記ばね定数演算手順は、前記連結装置の振動伝達量の共振周波数に基づいて、前記第2の弾性部材のばね定数を演算する手順を含むこと、
を特徴とする連結装置の評価プログラム。 - 請求項13から請求項15までのいずれか1項に記載の連結装置の評価プログラムにおいて、
前記第2の弾性部材のばね定数の変化に基づいて、この第2の弾性部材の劣化状態を評価する劣化状態評価手順を含むこと、
を特徴とする連結装置の評価プログラム。 - 請求項13から請求項15までのいずれか1項に記載の連結装置の評価プログラムにおいて、
前記連結装置の振動伝達量の共振周波数の変化に基づいて、前記第2の弾性部材の劣化状態を評価する劣化状態評価手順を含むこと、
を特徴とする連結装置の評価プログラム。 - 第1の部材に連結される第1の連結部材と、
第2の部材に連結される第2の連結部材と、
前記第1の部材に前記第1の連結部材を固定する第1の固定部材と、
前記第2の部材に前記第2の連結部材を固定する第2の固定部材と、
前記第1の部材と前記第2の部材との間で荷重を伝達するために、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材とを連結するリンク部材と、
前記リンク部材の第1の貫通孔と前記第1の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第1の弾性部材と、
前記リンク部材の第2の貫通孔と前記第2の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第2の弾性部材と、
を備える連結装置を評価する連結装置の評価プログラムであって、
前記第2の部材から前記第2の連結部材を取り外した状態で前記第1の固定部材を加振したときに、この第1の固定部材の振動を検出する振動検出装置が出力する振動検出信号と、前記リンク部材の振動を検出する振動検出装置が出力する振動検出信号とに基づいて、前記第1の弾性部材のばね定数を演算するばね定数演算手順をコンピュータに実行させること、
を特徴とする連結装置の評価プログラム。 - 第1の部材に連結される第1の連結部材と、
第2の部材に連結される第2の連結部材と、
前記第1の部材に前記第1の連結部材を固定する第1の固定部材と、
前記第2の部材に前記第2の連結部材を固定する第2の固定部材と、
前記第1の部材と前記第2の部材との間で荷重を伝達するために、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材とを連結するリンク部材と、
前記リンク部材の第1の貫通孔と前記第1の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第1の弾性部材と、
前記リンク部材の第2の貫通孔と前記第2の連結部材の外周部との間で伝達する振動を緩和する第2の弾性部材と、
を備える連結装置を評価する連結装置の評価プログラムであって、
前記第2の部材から前記第2の連結部材を取り外した状態で前記第1の固定部材を加振したときに、この第1の固定部材の振動を検出する振動検出装置の振動検出信号と、前記第2の連結部材の振動を検出する振動検出装置の振動検出信号とに基づいて、前記第1の弾性部材のばね定数を演算するばね定数演算手順をコンピュータに実行させること、
を特徴とする連結装置の評価プログラム。 - 請求項18又は請求項19に記載の連結装置の評価プログラムにおいて、
前記ばね定数演算手順は、前記連結装置の振動伝達量の共振周波数に基づいて、前記第1の弾性部材のばね定数を演算する手順を含むこと、
を特徴とする連結装置の評価プログラム。 - 請求項18から請求項20までのいずれか1項に記載の連結装置の評価プログラムにおいて、
前記第1の弾性部材のばね定数の変化に基づいて、この第1の弾性部材の劣化状態を評価する劣化状態評価手順を含むこと、
を特徴とする連結装置の評価プログラム。 - 請求項18から請求項20までのいずれか1項に記載の連結装置の評価プログラムにおいて、
前記連結装置の振動伝達量の共振周波数の変化に基づいて、前記第1の弾性部材の劣化状態を評価する劣化状態評価手順を含むこと、
を特徴とする連結装置の評価プログラム。 - 請求項13から請求項22までのいずれか1項に記載の連結装置の評価プログラムにおいて、
前記ばね定数演算手順は、前記第1の部材が台車であり、前記第2の部材が車体であり、前記連結装置がこの車体とこの台車とをゴム筒を介して連結する一本リンク式けん引装置であるときに、このゴム筒のばね定数を演算する手順を含むこと、
を特徴とする連結装置の評価プログラム。
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