JP5854219B2 - プロセス制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、プロセス制御システムに関し、詳しくは、フィールド機器と制御システムとの通信を無線で行うように構成されたプロセス制御システムの改良に関する。
プロセス制御システムにおけるフィールド機器と制御システムとの通信は、2線式の信号線による4〜20mAのアナログ通信→4〜20mAのアナログ通信にデジタル信号が重畳されたHART(登録商標)などのハイブリッド通信→FOUNDATION Fieldbus(登録商標)やPROFIBUS(登録商標)などのデジタル通信を経て、国際計測制御学会(ISA: International Society of Automation)のISA100委員会により策定され2009年9月に発行されたインダストリアルオートメーション用無線通信規格ISA100.11aに代表される無線へと進化してきた。
ハイブリッド通信やデジタル通信により、プラント操業で利用できる情報量が飛躍的に増大した結果、機器が発信する複数のプロセス量や診断結果などの多様な情報をDCS(Distributed Control System:分散制御システム)や機器管理システムなどの上位システムに伝えることができるようになり、設備管理や予知保全などが可能になった。
フィールド機器と制御システム間の通信を無線化するフィールド無線技術は、これらに加え、配線やエンジニアリングコストを削減できる、配線が困難な場所にも機器の設置が可能 になる、機器の追加や削除が容易であるなど、多くのメリットを持つことから、これらのメリットを活用することで、今まで不可能とされていたことを可能にする計装の実現が期待できる。
図4は、ISA100.11aに準拠したシステム構成の一例を示すブロック図である。無線ネットワーク1は、たとえば4台の無線フィールド機器2a〜2dで構成されている。これら無線フィールド機器2a〜2dは、従来からプロセス制御システムで用いられている伝送器や操作端末などのフィールド機器に無線通信機能が付加されたものである。
バックボーンルータ3は、無線フィールド機器2a〜2dの相互間および無線フィールド機器2a〜2dとゲートウェイ5を相互に接続するための機能を持つものであり、たとえば3台のバックボーンルータ3a〜3cがバックボーンネットワーク4に接続されている。これらバックボーンルータ3a〜3cは、無線フィールド機器2a〜2dをバックボーンネットワーク4に接続するためのアクセスポイント機能、ゲートウェイ5と接続するためのインタフェース機能、バックボーンネットワーク4を経由して無線フィールド機器2a〜2dが通信するためのルーティング機能などを有する。
バックボーンネットワーク4の通信プロトコルとしては、たとえばIP(Internet Protocol)を用いる。
ゲートウェイ5は、DCS10などの上位システムとISA100.11aに基づく無線ネットワーク1間をインタフェースする機能を有するものである。図4の例では、バックボーンネットワーク4とコントロールネットワーク9の間に2台のゲートウェイ5a、5bが接続されていて、上位システムのアプリケーションに依存した処理を行う。
ゲートウェイ5a、5bには、それぞれModbusサーバ6a、6bが実装されている。無線フィールド機器2a〜2dの測定データは、バックボーンルータ3a〜3cを介してゲートウェイ5a、5bに通知され、ゲートウェイ5a、5b内に実装されているModbusサーバ6a、6bに転送格納される。これらModbusサーバ6a、6bに転送格納された測定データは、ModbusクライアントであるDCS10からのデータ取得要求に応じてDCS10に転送出力される。
ゲートウェイ5a、5bとDCS10などの上位システムとは、メタルまたは光メディアに対応したイーサネット(登録商標)の100BASE-TXや100BASE-FXなどで接続される。光メディアを使用することにより、電磁ノイズが大きな環境でも安定した通信が行える。
ゲートウェイ5a、5bとDCS10との通信プロトコルとしては、たとえばModbus/TCP(Modbus/Transmission Control Protocol)を用いる。Modbus/TCPは、イーサネットのTCP/IPプロトコル上にModbusプロトコルが実装されたものであり、産業界で広く使用されている。
バックボーンネットワーク4には、システムマネージャ7とセキュリティマネージャ8も接続されている。
システムマネージャ7は、無線フィールド機器2a〜2dの通信周期、通信エラー処理など、ISA100.11aに基づく無線ネットワーク1の動作を統括して制御する機能を有している。
セキュリティマネージャ8は、システムマネージャ7と連係してフィールド無線通信のセキュリティを確保する機能を有するものであり、セキュリティ鍵の配布や更新、機器の認証などの管理を行う。
なお、ISA100.11aで規定されているこれらゲートウェイとシステムマネージャとセキュリティマネージャとバックボーンルータを含む4つの機能が一体化された一体型ゲートウェイも実用化されている。
図4の構成によれば、無線フィールド機器2a〜2dとDCS10との間の通信経路は3台のバックボーンルータ3a〜3cで冗長化されることになり、無線フィールド機器2a〜2dとバックボーンルータ3a〜3cとの間の無線通信経路も冗長化されることになる。ISA100.11aは、通信の信頼性を高めるためのさまざまな基本機能を規定しているといえる。
なお、図4では図示していないが、冗長化されているゲートウェイ5a、5bにVIP(Virtual IP)機能を設けることにより、ModbusクライアントであるDCS10は、ゲートウェイ5a、5bの制御権が切り替わってもゲートウェイ5がシングル構成であるか冗長化されているかを意識することなく常に1つのIPアドレスに対して通信すればよい通信環境を構築でき、DCS10の実装を簡略化できる。
非特許文献1には、ISA100.11aに準拠したフィールド無線ソリューションのコンセプトと、DCSを中心としたフィールド無線システムのコンセプトが記載されている。
非特許文献2には、ISA100.11aに準拠した無線フィールド機器およびフィールド無線システムに関連する技術が記載されている。
特許文献1には、アドレス可能な冗長ゲートウェイを介して他のシステムにアクセスするシステムにおける接続確立を簡略化するための技術が記載されている。
特許文献2には、二重化ゲートウェイを交互に使用することにより、二重化されたゲートウェイの故障を早期に検知する技術が記載されている。
山本 周二、外2名、「計装を革新するISA100.11a準拠フィールド無線ソリューション」、横河技報、横河電機株式会社、2010年、Vol.53 No.2(2010) p.7−p.12 山本 周二、外3名、「世界初ISA100.11a準拠無線フィールド機器」、横河技報、横河電機株式会社、2010年、Vol.53 No.2(2010) p.13−p.16
特表2008−502216号公報 特開平10−285202号公報
図5は、図4における各部の動作説明図である。図5において、一方のゲートウェイ5aは現在制御権を有していて制御状態にあり、他方のゲートウェイ5bは待機状態にあるものとする。
ModbusクライアントであるDCS10は、制御側のゲートウェイ5aに対してVIPアドレスを送信し、通信経路の確立を要求する(S1)。ゲートウェイ5aは、DCS10からの通信経路の確立要求に対し、問題がなければ通信経路確立要求OKを返信する(S2)。DCS10は、ゲートウェイ5aからの通信経路確立要求OKの返信を確認すると、ゲートウェイ5aに対してデータ取得要求を送信する(S3)。ゲートウェイ5aは、DCS10からのデータ取得要求に対し、問題がなければデータ取得要求OKを返信するとともに、測定データも送信する(S4)。以降、DCS10とゲートウェイ5aは、正常に動作している状態では、データ取得要求と通信経路確立要求OKおよび測定データの授受を繰り返す(S5、S6)。
ところが、ゲートウェイ5aに故障が発生すると、DCS10からのデータ取得要求に対し(S7)、データ取得要求OKを返信できなくなる。待機側のゲートウェイ5bは制御側のゲートウェイ5aの状態を常時監視していて、制御側のゲートウェイ5aが故障したと認識すると、制御系統の接続を切り替えて制御権を得る(S8)。これにより、他方のゲートウェイ5bが制御状態になる。なお、これらゲートウェイ5の応答時間は最大応答待ち時間(たとえば4sec)に比べて十分短い時間(たとえば25msec未満)に設計されている。また、ゲートウェイ5の切り替わり時間はたとえば最大1secとする。
一方、DCS10は、最大応答待ち時間を超えてゲートウェイ5aから応答がない場合にはゲートウェイ5aが故障したと認識し、測定データが正しく取得できなかったことを意味するアラームをユーザに通知する(S9)。
このように制御権がゲートウェイ5aから5bに切り替わる過程において、ModbusクライアントであるDCS10とゲートウェイ5a間の通信経路は切断される(S10)。そこで、DCS10は新しく制御状態になったゲートウェイ5bに対してVIPアドレスを送信し、通信経路の確立を要求する(S11)。ゲートウェイ5bは、DCS10からの通信経路の確立要求に対し、問題がなければ通信経路確立要求OKを返信する(S12)。DCS10は、ゲートウェイ5bからの通信経路確立要求OKの返信を確認すると、ゲートウェイ5bに対してデータ取得要求を送信する(S13)。ゲートウェイ5bは、DCS10からのデータ取得要求に対し、問題がなければデータ取得要求OKを返信するとともに、測定データも送信する(S14)。なお、ユーザに対するアラーム通知は、新しく制御状態になったゲートウェイ5bからの測定データ取得が完了するまで継続して行われる(S15)。
しかし、図4のようにゲートウェイが冗長化されたシステムにおいて、Modbusクライアントはゲートウェイが冗長化されているかどうかを意識していないため、制御側のゲートウェイが故障した場合には待機側のゲートウェイが新制御側となるものの、最大応答待ち時間に基づいて制御側のゲートウェイの異常を検出してしまい、最大応答待ち時間中における最新の測定データを取得できなくなる。
また、無線フィールド機器2がDCS10から出力される操作信号により駆動されるバルブなどの操作端末の場合には、操作信号出力が中断してしまうことになる。
本発明は、このような従来の問題点に着目したものであり、その目的は、冗長化されているゲートウェイの一方が故障して他方に切り替わった場合でも、無線フィールド機器と制御システムとの間で継続して信号の授受が行えるプロセス制御システムを提供することにある。
このような課題を達成する請求項1の発明は、
無線フィールド機器と制御システムとの通信経路が、異常を検知するための最大応答待ち時間Taが設定されたゲートウェイで冗長化されたプロセス制御システムにおいて、
前記制御システムは、
前記ゲートウェイへのデータ取得要求に対する所定の応答待ち時間Tbを監視する応答待ち時間監視手段と、
前記所定の応答待ち時間Tbが経過した時点で前記ゲートウェイから応答がない場合には通信経路を切断する通信経路切断手段と、
切断された前記通信経路について再度通信経路の確立要求を行う通信経路確立要求手段と、
前記通信経路再確立要求に対する所定の再確立応答待ち時間Tcを監視する再確立応答待ち時間監視手段と、
前記所定の再確立応答待ち時間Tcが経過した時点で前記ゲートウェイから応答がない場合には異常と判断してアラームを出力する異常判断手段、
を設け、
前記最大応答待ち時間Taと応答待ち時間Tbと再確立応答待ち時間Tcは、次式で示す関係を満たすように設定されていることを特徴とするプロセス制御システムである。
最大応答待ち時間Ta≧応答待ち時間Tb+再確立応答待ち時間Tc
請求項2の発明は、請求項1に記載のプロセス制御システムにおいて、
前記無線フィールド機器は、前記制御システムに測定データを送信する伝送器であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載のプロセス制御システムにおいて、
前記無線フィールド機器は、前記制御システムから出力される操作信号により駆動される操作端末であることを特徴とする。
これらにより、冗長化されているゲートウェイ間で制御権の切り替わりが発生しても、無線フィールド機器の測定データを継続して取得したり、無線フィールド機器に対する操作信号を継続して伝送できる。そして、両方のゲートウェイが故障している場合には、従来と同様に、最大応答待ち時間経過後に、ユーザにゲートウェイの故障を表すアラームを出力できる。
本発明の一実施例を示すブロック図である。 図1における各部の動作説明図である。 図1の動作の流れを説明するフローチャートである。 従来のシステム構成の一例を示すブロック図である。 図4における各部の動作説明図である。
以下、本発明について、図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施例を示すブロック図であり、図4と共通する部分には同一の符号を付けている。図1と図4の相違点は、図1の制御システムとして動作するDCS10には、本発明に基づく所定の機能ブロックを設けていることである。
図1において、DCS10には、応答待ち時間監視部11と、通信経路切断部12と、通信経路再確立要求部13と、再確立応答待ち時間監視部14と、異常判断部15が設けられている。
図2は図1における各部の動作説明図であり、図5と共通する部分には同一の符号を付けている。なお、図2において、一方のゲートウェイ5aは現在制御権を有していて制御状態にあり、他方のゲートウェイ5bは待機状態にあるものとする。
制御システムとして動作しModbusクライアントでもあるDCS10は、制御側のゲートウェイ5aに対してVIPアドレスを送信し、通信経路の確立を要求する(S1)。ゲートウェイ5aは、DCS10からの通信経路の確立要求に対し、問題がなければ通信経路確立要求OKを返信する(S2)。DCS10は、ゲートウェイ5aからの通信経路確立要求OKの返信を確認すると、ゲートウェイ5aに対してデータ取得要求を送信する(S3)。ゲートウェイ5aは、DCS10からのデータ取得要求に対し、問題がなければデータ取得要求OKを返信するとともに、測定データも送信する(S4)。以降、DCS10とゲートウェイ5aは、正常に動作している状態では、データ取得要求と通信経路確立要求OKおよび測定データの授受を繰り返す(S5、S6)。
ところが、ゲートウェイ5aに故障が発生すると、DCS10からのデータ取得要求に対し(S7)、データ取得要求OKを返信できなくなる。待機側のゲートウェイ5bは制御側のゲートウェイ5aの状態を常時監視していて、制御側のゲートウェイ5aが故障したと認識すると、制御系統の接続を切り替えて制御権を得る(S8)。これにより、他方のゲートウェイ5bが制御状態になる。なお、これらゲートウェイ5の応答時間は最大応答待ち時間Ta(たとえば4sec)に比べて十分短い時間(たとえば25msec未満)に設計されている。また、ゲートウェイ5の切り替わり時間はたとえば最大1secとする。
DCS10の応答待ち時間監視部11は、ゲートウェイ5aへのデータ取得要求に対する所定の応答待ち時間Tbの経過を監視する。通信経路切断部12は、応答待ち時間監視部11が監視している所定の応答待ち時間Tbが経過した時点でゲートウェイ5aから応答がないことを確認して通信経路を切断する(S10)。
通信経路確立要求部13は、新しく制御状態になったゲートウェイ5bに対してVIPアドレスを送信し、通信経路の再確立を要求する(S11)。ゲートウェイ5bは、DCS10からの通信経路の再確立要求に対し、問題がなければ通信経路確立要求OKを返信する(S12)。
再確立応答待ち時間監視部14は、通信経路再確立要求に対する所定の再確立応答待ち時間Tcの経過を監視する。異常判断部15は、再確立応答待ち時間監視部14が監視している所定の再確立応答待ち時間Tcが経過した時点でゲートウェイ5bから応答がないことを確認すると異常と判断してアラームを出力するが、図2では異常と判断していないのでアラーム出力は図示しない。
なお、これら最大応答待ち時間Taと応答待ち時間Tbと再確立応答待ち時間Tcは、次式で示す関係が成立するように設定されている。
最大応答待ち時間Ta≧応答待ち時間Tb+再確立応答待ち時間Tc
DCS10は、ゲートウェイ5bからの通信経路確立要求OKの返信を確認すると、ゲートウェイ5bに対してデータ取得要求を送信する(S13)。ゲートウェイ5bは、DCS10からのデータ取得要求に対し、問題がなければデータ取得要求OKを返信するとともに、測定データも送信する(S14)。
図3は、図1の動作の流れを説明するフローチャートである。DCS10は、制御権を有するゲートウェイ5に対してデータ取得要求を送信した後(S1)、データ取得要求に対するゲートウェイ5からの応答受信の有無を確認する(S2)。ゲートウェイ5からの応答を受信できた場合は、応答内容には関係なくゲートウェイ5は正常に動作していることを意味するので、引き続きデータ取得要求を実行する。
データ取得要求に対するゲートウェイ5からの応答受信が確認できない場合、データ取得要求送信後の待ち時間が所定の応答待ち時間Tbを超えたか否かを確認し(S3)、超えたら一旦通信経路を切断する(S4)。
通信経路切断後、再度、制御権を有するゲートウェイ5に対して通信経路確立要求を実施し(S5)、通信経路再確立要求に対するゲートウェイ5からの応答受信の有無を確認する(S6)。
通信経路再確立要求に対するゲートウェイ5からの応答受信が確認できた場合、その応答が正常か否かを確認する(S7)。正常と確認したらゲートウェイ5の切り替わりが完了して新しいゲートウェイとの通信路が確立されたと判断し、ステップS1以降の一連の処理を実行して新しいゲートウェイ5から測定データを受信する。通信経路再確立要求に対するゲートウェイ5からの応答受信を異常と確認したら、ユーザに異常を通知する(S8)。
通信経路再確立要求に対するゲートウェイ5からの応答受信が確認できない場合、通信経路再確立要求送信後の待ち時間が所定の再確立時間Tcを超えたか否かを確認する(S9)。所定の再確立時間Tcを超えたらゲートウェイ5が異常であると判断し、ユーザにデータが取得できなかったことを意味する異常を通知する(S8)。
このように、図3のステップS1→S2→S3→S4→S5→S6→S7→S1・・のループ処理を実行することにより、ユーザは冗長化されているゲートウェイ5の一方が故障しても他方を介して測定データを継続して取り込むことができる。
そして、冗長化されているゲートウェイ5の両方が故障している場合あるいはシングル構成の場合には、ステップS1→S2→S3→S4→S5→S6→S9→S8の処理を実行することにより、従来と同様に、最大応答待ち時間Ta(≧応答待ち時間Tb+再確立応答待ち時間Tc)の経過後にユーザに異常を通知することができる。
なお、上記実施例では、無線フィールド機器2が、制御システムであるDCS10に測定データを送信する伝送器の例について説明したが、伝送器に限るものではなく、ModbusクライアントであるDCS10から出力される操作信号により駆動されるバルブなどの操作端末であっても、冗長化されているゲートウェイが切り替わった場合に同様の処理手順にしたがって操作信号を伝送することができる。
以上説明したように、本発明によれば、冗長化されているゲートウェイの一方が故障して他方に切り替わった場合でも無線フィールド機器と制御システムとの間で継続して信号の授受が行えるプロセス制御システムが実現でき、プロセス制御システムを安定に駆動できる。
1 無線ネットワーク
2 無線フィールド機器
3 バックボーンルータ
4 バックボーンネットワーク
5 ゲートウェイ
6 Modbusサーバ
7 システムマネージャ
8 セキュリティマネージャ
9 コントロールネットワーク
10 DCS
11 応答待ち時間監視部
12 通信経路切断部
13 通信経路再確立要求部
14 再確立応答待ち時間監視部
15 異常判断部

Claims (3)

  1. 無線フィールド機器と制御システムとの通信経路が、異常を検知するための最大応答待ち時間Taが設定されたゲートウェイで冗長化されたプロセス制御システムにおいて、
    前記制御システムは、
    前記ゲートウェイへのデータ取得要求に対する所定の応答待ち時間Tbを監視する応答待ち時間監視手段と、
    前記所定の応答待ち時間Tbが経過した時点で前記ゲートウェイから応答がない場合には通信経路を切断する通信経路切断手段と、
    切断された前記通信経路について再度通信経路の確立要求を行う通信経路確立要求手段と、
    前記通信経路再確立要求に対する所定の再確立応答待ち時間Tcを監視する再確立応答待ち時間監視手段と、
    前記所定の再確立応答待ち時間Tcが経過した時点で前記ゲートウェイから応答がない場合には異常と判断してアラームを出力する異常判断手段、
    を設け、
    前記最大応答待ち時間Taと応答待ち時間Tbと再確立応答待ち時間Tcは、次式で示す関係を満たすように設定されていることを特徴とするプロセス制御システム。
    最大応答待ち時間Ta≧応答待ち時間Tb+再確立応答待ち時間Tc
  2. 前記無線フィールド機器は、前記制御システムに測定データを送信する伝送器であることを特徴とする請求項1に記載のプロセス制御システム。
  3. 前記無線フィールド機器は、前記制御システムから出力される操作信号により駆動される操作端末であることを特徴とする請求項1に記載のプロセス制御システム。
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