JP5853428B2 - 光源装置、放電灯の駆動方法およびプロジェクター - Google Patents
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Description
このような放電灯は、例えば、高周波数の交流電流を駆動電流として供給する駆動方法により駆動される。この駆動方法によれば、放電の安定性が得られ、放電灯本体の黒化や失透等を防止することができ、放電灯の寿命の低下を抑制することができる。
しかしながら、放電灯本体の黒化や失透等が生じ、放電灯の寿命が低下するという問題がある。
本発明の光源装置は、1対の電極を有する放電灯と、
前記1対の電極に駆動電流を供給する駆動装置と、を有し、
前記駆動電流は、周波数が1kHz以上10GHz以下の交流電流を含み、かつ、前記交流電流が供給される電流供給区間と、前記交流電流が供給されない供給停止区間とを交互に繰り返すよう構成され、
前記交流電流が供給される前記電流供給区間の期間は、前記供給停止区間の期間よりも長いことを特徴とする。
これにより、放電灯の黒化を抑制し、電極間距離を一定の距離に保持して、放電灯を駆動することができる。
本発明の光源装置は、1対の電極を有する放電灯と、
前記1対の電極に駆動電流を供給する駆動装置と、を有し、
前記駆動電流は、周波数が1kHz以上10GHz以下の交流電流を含み、かつ、前記交流電流が供給される電流供給区間と、前記交流電流が供給されない供給停止区間とを交互に繰り返すよう構成され、
前記駆動電流の供給により前記放電灯が点灯している際、前記1対の電極の温度が変動し、該1対の電極の先端部に突起が形成されることを特徴とする。
これにより、より確実に、電極に突起を形成することができる。
本発明の光源装置では、前記電流供給区間の期間は、1〜100msecであることが好ましい。
これにより、より確実に、電極に突起を形成することができる。
これにより、より確実に、電極に突起を形成することができる。
本発明の光源装置では、前記電流供給区間において、前記交流電流の振幅は、一定であることが好ましい。
これにより、より確実に、放電灯の黒化を抑制することができる。
本発明の光源装置では、前記電流供給区間において、前記交流電流の振幅は、段階的に変化していることが好ましい。
これにより、より確実に、電極に突起を形成することができる。
前記電流供給区間において、前記交流電流の振幅は、段階的に減少していることが好ましい。
これにより、電極での突起の成長が容易に起こり、よって、電極間距離を一定の距離に保持することができる。これにより、放電灯を効率良く駆動することができる。
前記電流供給区間において、前記交流電流の振幅は、段階的に増加していることが好ましい。
これにより、電極での突起の成長が容易に起こり、よって、電極間距離を一定の距離に保持することができる。これにより、放電灯を効率良く駆動することができる。
前記電流供給区間は、第1の電流供給区間と、前記第1の電流供給区間よりも前記交流電流の振幅が小さい第2の電流供給区間とを含み、
前記第1の電流供給区間と前記第2の電流供給区間との間に前記供給停止区間が設けられていることが好ましい。
これにより、電極での突起の成長(形成)が促進される。
これにより、音響共鳴効果によって放電が不安定になることを防止することができる。
本発明の光源装置では、前記駆動電流の供給により前記放電灯が点灯している際、前記1対の電極の温度が変動し、該1対の電極の先端部に突起が形成されることが好ましい。
これにより、電極間距離を一定の距離に保持して、放電灯を効率良く駆動することができる。
周波数が1kHz以上10GHz以下の交流電流を生成し、
前記交流電流が供給される電流供給区間と、前記交流電流の供給が停止される供給停止区間とを交互に繰り返す駆動電流を生成し、
前記駆動電流を前記1対の電極に供給する工程を有し、
前記交流電流が供給される前記電流供給区間の期間は、前記供給停止区間の期間よりも長いことを特徴とする。
これにより、放電灯の黒化を抑制し、電極間距離を一定の距離に保持して、放電灯を駆動することができる。
本発明の放電灯の駆動方法は、1対の電極を有する放電灯の駆動方法であって、
周波数が1kHz以上10GHz以下の交流電流を生成し、
前記交流電流が供給される電流供給区間と、前記交流電流の供給が停止される供給停止区間とを交互に繰り返す駆動電流を生成し、
前記駆動電流を前記1対の電極に供給する工程を有し、
前記駆動電流の供給により前記放電灯が点灯している際、前記1対の電極の温度が変動し、該1対の電極の先端部に突起が形成されることを特徴とする。
前記光源装置から出射した光を画像情報に基づいて変調する変調装置と、
前記変調装置により変調された光を投射する投射装置と、を有することを特徴とする。
これにより、放電灯の黒化を抑制し、電極間距離を一定の距離に保持して、放電灯を駆動することができる。
<第1実施形態>
図1は、本発明の光源装置の第1実施形態を示す断面図(ブロック図も含まれる)、図2は、図1に示す光源装置の放電灯を示す断面図、図3は、図1に示す光源装置の放電灯駆動装置を示すブロック図、図4は、図1に示す光源装置の放電灯駆動装置で生成される駆動電流を示す図である。なお、図2では、副反射鏡の図示は省略されている。また、図4中(図6、図7についても同様)の二点鎖線は、「包絡線」を示す。
光源ユニット110は、放電灯500と、凹状の反射面を有する主反射鏡112と、出射光をほぼ平行光にする平行化レンズ114とを備えている。主反射鏡112と放電灯500とは、無機接着剤116により接着されている。また、主反射鏡112は、放電灯500側の面(内面)が反射面となっており、この反射面は、図示の構成では、回転楕円面をなしている。
なお、主反射鏡112の反射面の形状は、前記の形状には限定されず、その他、例えば、回転放物面等が挙げられる。また、主反射鏡112の反射面が回転放物面である場合は、放電灯500の発光部を回転放物面のいわゆる焦点に配置すれば、平行化レンズ114を省略することができる。
放電灯本体510の中央部には、後述の放電媒質が封入され、気密的に密閉された放電空間(空洞部)512を含む発光容器が形成されている。この放電灯本体510の少なくとも放電空間512に対応する部位は、光透過性を有している。放電灯本体510の構成材料としては、例えば、石英ガラス等のガラス、光透過性セラミックス等が挙げられる。
各電極610、710は、放電空間512に収納されている。すなわち、各電極610、710は、その先端部が放電灯本体510の放電空間512において、互いに所定距離離間し、互いに対向するように配置されている。
電極610と電極710との間の最短距離である電極間距離は、1μm以上5mm以下であることが好ましく、500μm以上1.5mm以下であることがより好ましい。
なお、各電極610、710の構成材料としては、例えば、タングステン等の高融点金属材料等が挙げられる。
放電開始用ガスとしては、例えば、ネオン、アルゴン、キセノン等の希ガス等が挙げられる。また、発光に寄与するガスとしては、例えば、水銀、ハロゲン化金属の気化物等が挙げられる。また、その他のガスとしては、例えば、黒化を防止する機能を有するガス等が挙げられる。黒化を防止する機能を有するガスとしては、例えば、ハロゲン(例えば、臭素等)、ハロゲン化合物(例えば、臭化水素等)、またはこれらの気化物等が挙げられる。
また、点灯時の放電灯本体510内の気圧は、0.1atm以上300atm以下であることが好ましく、50atm以上300atm以下であることがより好ましい。
図3に示すように、放電灯駆動装置200は、高周波数の交流電流を発生する高周波電流発生器31と、増幅器33と、例えばCPU(Central Processing Unit)で構成され、高周波電流発生器31および増幅器33の作動を制御する機能を有する制御部34とを備えており、交流電流を駆動電流として放電灯500の1対の電極610、710に供給する装置である。
すなわち、まず、電流供給区間41では、電極610、710の温度が高くなることで、電極610、710の先端部の一部が、溶融し、その溶融した電極材が表面張力によって電極610、710の先端部に集まる。一方、供給停止区間42では、駆動電流の供給が停止するため、電極610、710の温度が電流供給区間41のときよりも低くなって、前記溶融した電極材が凝固する。このような溶融した電極材が電極610、710の先端部に集まる状態と、前記溶融した電極材が凝固する状態とを繰り返すことで突起618、718の成長が起こり、これにより、電極間距離を一定の距離に保持することができる。これにより、放電灯を効率良く駆動することができる。
また、高周波数の交流電流を用いるので、放電灯500の黒化を防止でき、長寿命化を図ることができる。
また、交流電流の周波数は、1kHz以上10GHz以下であり、1kHz以上100kHz以下、または、3MHz以上10GHz以下であることが好ましく、1kHz以上20kHz以下、または、3MHz以上3GHz以下であることがより好ましい。
しかし、交流電流の周波数が前記下限値よりも小さいと、その駆動電流の1周期毎に、電極610、710の温度が変動し、これにより突起の形成や維持ができなくなり、また、黒化が生じる場合がある。また、前記上限値よりも大きいものは現実性がない。
また、交流電流の周波数が20kHzよりも大きく、3MHzよりも小さいと、他の条件によっては、音響共鳴効果により放電が不安定となる。
そして、電流供給区間41と供給停止区間42の合計の期間をA、電流供給区間41の期間をBとしたとき、その期間Aと期間Bの比B/Aは、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるが、10%以上、99%以下であることが好ましい。この数値範囲の中でも、特に、電流供給区間41の期間Bが供給停止区間の期間C(=期間A−期間B)よりも長いのがより好ましい、すなわち、50%を越え、99%以下であることがより好ましい。
前記比B/Aが前記下限値よりも小さいと、他の条件によっては、突起618、718が潰れてしまい、また、前記上限値よりも大きいと、他の条件によっては、突起618、718が形成されない。
以上説明したように、この光源装置1によれば、放電灯500の黒化を抑制し、長寿命化を図ることができる。また、電極610、710に突起618、718が形成され、電極間距離を一定の距離に保持することができ、放電灯500を効率良く駆動することができる。
図5は、本発明の光源装置(第2実施形態)の放電灯駆動装置を示すブロック図、図6は、図5に示す放電灯駆動装置で生成される駆動電流を示す図である。
以下、これらの図を参照して本発明の光源装置、放電灯の駆動方法およびプロジェクターの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、放電灯駆動装置での駆動電流の態様が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
このように交流電流が振幅変調されて間欠的に放電灯500に供給されることにより、電極610、710での突起618、718の成長(形成)がそれぞれ促進される。
図7は、本発明の光源装置(第3実施形態)の放電灯駆動装置で生成される駆動電流を示す図である。
以下、この図を参照して本発明の光源装置、放電灯の駆動方法およびプロジェクターの第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、放電灯駆動装置での駆動電流の態様が異なること以外は前記第2実施形態と同様である。
これにより、電極間距離を一定の距離に保持することができる。これにより、放電灯を効率良く駆動することができる。また、放電灯500内でのアークARの位置も安定することとなり、よって、放電灯500の点灯時のちらつきが防止され、放電灯500を効率良く駆動することができる。また、放電灯500の黒化も防止され、長寿命化を図ることができる。
図8は、本発明のプロジェクターの実施形態を摸式的に示す図である。
図8に示すプロジェクター300は、前述した光源装置1と、インテグレータレンズ302および303を有する照明光学系と、色分離光学系(導光光学系)と、赤色に対応した(赤色用の)液晶ライトバルブ84と、緑色に対応した(緑色用の)液晶ライトバルブ85と、青色に対応した(青色用の)液晶ライトバルブ86と、赤色光のみを反射するダイクロイックミラー面811および青色光のみを反射するダイクロイックミラー面812が形成されたダイクロイックプリズム(色合成光学系)81と、投射レンズ(投射光学系)82とを備えている。
色分離光学系は、ミラー304、306、309、青色光および緑色光を反射する(赤色光のみを透過する)ダイクロイックミラー305、緑色光のみを反射するダイクロイックミラー307、青色光のみを反射するダイクロイックミラー308、集光レンズ310、311、312、313および314を有している。
なお、このプロジェクター300では、液晶ライトバルブ84、85、86および駆動回路により、光源装置1から出射した光を画像情報に基づいて変調する変調装置の主要部が構成され、投射レンズ82により、その変調装置により変調された光を投射する投射装置の主要部が構成される。
まず、光源装置1から出射した白色光(白色光束)は、インテグレータレンズ302および303を透過する。この白色光の光強度(輝度分布)は、インテグレータレンズ302および303により均一化される。
インテグレータレンズ302および303を透過した白色光は、ミラー304で図8中左側に反射し、その反射光のうちの青色光(B)および緑色光(G)は、それぞれダイクロイックミラー305で図8中下側に反射し、赤色光(R)は、ダイクロイックミラー305を透過する。
ダイクロイックミラー305で反射した青色光および緑色光のうちの緑色光は、ダイクロイックミラー307で図8中左側に反射し、青色光は、ダイクロイックミラー307を透過する。
また、ダイクロイックミラー307を透過した青色光は、ダイクロイックミラー308で図8中左側に反射し、その反射光は、ミラー309で図8中上側に反射する。前記青色光は、集光レンズ312、313および314により整形され、青色用の液晶ライトバルブ86に入射する。
この際、液晶ライトバルブ84の液晶パネル16の各画素は、赤色用の画像信号に基づいて作動する駆動回路により、スイッチング制御(オン/オフ)され、また、液晶ライトバルブ85の液晶パネル16の各画素は、緑色用の画像信号に基づいて作動する駆動回路により、スイッチング制御され、また、液晶ライトバルブ86の液晶パネル16の各画素は、青色用の画像信号に基づいて作動する駆動回路により、スイッチング制御される。
これにより、赤色光、緑色光および青色光は、それぞれ、液晶ライトバルブ84、85および86で変調され、赤色用の画像、緑色用の画像および青色用の画像がそれぞれ形成される。
また、前記液晶ライトバルブ85により形成された緑色用の画像、すなわち液晶ライトバルブ85からの緑色光は、入射面814からダイクロイックプリズム81に入射し、ダイクロイックミラー面811および812をそれぞれ透過して、出射面816から出射する。
このように、前記液晶ライトバルブ84、85および86からの各色の光、すなわち液晶ライトバルブ84、85および86により形成された各画像は、ダイクロイックプリズム81により合成され、これによりカラー画像が形成される。この画像は、投射レンズ82により、所定の位置に設置されているスクリーン320上に投影(拡大投射)される。
以上説明したように、このプロジェクター300によれば、前述した光源装置1を有しているので、消費電力を低減でき、また、安定した良好な画像を表示することができる。
また、本発明の光源装置および放電灯の駆動方法は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
(実施例1)
図1に示され、下記の構成の光源装置を作成した。
放電灯本体の構成材料:石英ガラス
放電灯本体内の封入物:アルゴン、水銀、臭素、臭素メチル
放電灯本体内の点灯時の気圧:200atm
電極の構成材料:タングステン
電極間距離:1.1mm
放電灯の定格電力:200W
交流電流の周波数:5kHz
駆動電流値(OFF時を含めた平均):3A
駆動電流の変調周波数:170Hz
B/A:80%
駆動電流として、周波数が150Hz、デューティー比が50%であり、波形が矩形状をなす交流電流(直流交番電流)を用いた以外は、前記実施例1と同様の光源装置を作成した。
(比較例2)
駆動電流として、周波数が5kHz、デューティー比が50%であり、波形が矩形状をなす交流電流(直流交番電流)を用いた以外は、前記実施例1と同様の光源装置を作成した。
実施例1、比較例1、比較例2に対し、それぞれ、下記のようにして各評価を行った。その結果は、下記表1に示す通りである。
(突起)
点灯開始から500時間における電極間距離の変動を観察した。
その観察結果を表1に示す。表1中の「○」は極間距離に変動がまったくない(突起の成長が良好)ことを示し、「△」は10%以下の変動があったことを示し、「×」は光源装置が使用に耐え得る程度に突起が好適に成長しないこと(突起の成長が不良)を示す。
点灯開始から500時間直後に電力をoffし、そのときのランプの赤熱状態を観察した。
その観察結果を表1に示す。表1中の「○」は黒化が観察されないまたは観察されても軽微であることを示し、「×」は黒化が著しく観察されたことを示す。
これに対し、比較例1では黒化が生じ、比較例2では突起が形成されず、電極が消耗してしまった。
Claims (14)
- 1対の電極を有する放電灯と、
前記1対の電極に駆動電流を供給する駆動装置と、を有し、
前記駆動電流は、周波数が1kHz以上10GHz以下の交流電流を含み、かつ、前記交流電流が供給される電流供給区間と、前記交流電流が供給されない供給停止区間とを交互に繰り返すよう構成され、
前記交流電流が供給される前記電流供給区間の期間は、前記供給停止区間の期間よりも長いことを特徴とする光源装置。 - 1対の電極を有する放電灯と、
前記1対の電極に駆動電流を供給する駆動装置と、を有し、
前記駆動電流は、周波数が1kHz以上10GHz以下の交流電流を含み、かつ、前記交流電流が供給される電流供給区間と、前記交流電流が供給されない供給停止区間とを交互に繰り返すよう構成され、
前記駆動電流の供給により前記放電灯が点灯している際、前記1対の電極の温度が変動し、該1対の電極の先端部に突起が形成されることを特徴とする光源装置。 - 前記供給停止区間の期間は、10μsec〜5msecである請求項1または2に記載の光源装置。
- 前記電流供給区間の期間は、1〜100msecである請求項1ないし3のいずれかに記載の光源装置。
- 前記電流供給区間と前記供給停止区間との合計の期間をA、前記電流供給区間の期間をBとしたとき、B/Aが50%より大きく99%以下に設定されている請求項1ないし4のいずれかに記載の光源装置。
- 前記電流供給区間において、前記交流電流の振幅は、一定である請求項1ないし5のいずれかに記載の光源装置。
- 前記電流供給区間において、前記交流電流の振幅は、段階的に変化している請求項1ないし5のいずれかに記載の光源装置。
- 前記駆動装置は、前記交流電流の振幅を変調し、振幅変調された前記交流電流を前記駆動電流として前記1対の電極に供給可能であり、
前記電流供給区間において、前記交流電流の振幅は、段階的に減少している請求項7に記載の光源装置。 - 前記駆動装置は、前記交流電流の振幅を変調し、振幅変調された前記交流電流を前記駆動電流として前記1対の電極に供給可能であり、
前記電流供給区間において、前記交流電流の振幅は、段階的に増加している請求項7に記載の光源装置。 - 前記駆動装置は、前記交流電流の振幅を変調し、振幅変調された前記交流電流を前記駆動電流として前記1対の電極に供給可能であり、
前記電流供給区間は、第1の電流供給区間と、前記第1の電流供給区間よりも前記交流電流の振幅が小さい第2の電流供給区間とを含み、
前記第1の電流供給区間と前記第2の電流供給区間との間に前記供給停止区間が設けられている請求項1ないし9のいずれかに記載の光源装置。 - 前記交流電流の周波数は、1kHz以上100kHz以下、または、3MHz以上10GHz以下である請求項1ないし10のいずれかに記載の光源装置。
- 1対の電極を有する放電灯の駆動方法であって、
周波数が1kHz以上10GHz以下の交流電流を生成し、
前記交流電流が供給される電流供給区間と、前記交流電流の供給が停止される供給停止区間とを交互に繰り返す駆動電流を生成し、
前記駆動電流を前記1対の電極に供給する工程を有し、
前記交流電流が供給される前記電流供給区間の期間は、前記供給停止区間の期間よりも長いことを特徴とする放電灯の駆動方法。 - 1対の電極を有する放電灯の駆動方法であって、
周波数が1kHz以上10GHz以下の交流電流を生成し、
前記交流電流が供給される電流供給区間と、前記交流電流の供給が停止される供給停止区間とを交互に繰り返す駆動電流を生成し、
前記駆動電流を前記1対の電極に供給する工程を有し、
前記駆動電流の供給により前記放電灯が点灯している際、前記1対の電極の温度が変動し、該1対の電極の先端部に突起が形成されることを特徴とする放電灯の駆動方法。 - 請求項1から請求項11のいずれかに記載の光源装置と、
前記光源装置から出射した光を画像情報に基づいて変調する変調装置と、
前記変調装置により変調された光を投射する投射装置と、を有することを特徴とするプロジェクター。
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