JP5851941B2 - 制御系設計支援装置及び方法並びにプログラム - Google Patents

制御系設計支援装置及び方法並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、制御系設計支援装置及び方法並びにプログラムに関するものである。
従来、不感帯、飽和、ヒステリシス等の非線形要素を含む機械装置の制御装置を設計する際に重視する点の一つとして、自励振動の抑制がある。
例えば、特許文献1には、多慣性軸捩れ系にバックラッシュ(非線形要素)を含む伝達系を有するシステムの制御方法が開示されている。この制御方法は、電動機慣性にバックラッシュ部慣性を加算した等価慣性を求め、トルク指令と等価慣性より推定速度を算出し、電動機速度と推定速度の偏差を積分して線形要素に与えるとともに、線形要素出力に等価ばね定数を乗算のうえバックラッシュ推定トルクを演算し、バックラッシュ推定トルクをトルク指令が得られる前段でフィードバック補償するものである。
特許第3580632号公報
非線形要素を含む機械装置の制御装置を設計する際、自励振動を抑制するための補償器を制御系に組み込む必要がある。補償器の設計については、設計者が自らの能力を駆使して設計を行うのが一般的であり、補償器を自動的に設計するようなアルゴリズムについては未だ提案されていなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、非線形要素を含む制御対象の制御装置を設計する際に、非線形要素による不安定な、あるいは安定振動(リミットサイクル)が持続する自励振動を抑制可能な制御系の設計を支援する制御系設計支援装置及び方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、入力手段と、入力手段から入力された制御対象の機械系数式モデル及び制御系の基本構成に関する情報に基づいて第1開ループ伝達関数を算出する第1伝達関数計算手段と、前記第1開ループ伝達関数を線形要素と非線形要素とに分離する第1要素分離手段と、前記非線形要素の伝達関数と前記線形要素の伝達関数との周波数特性を分析することにより、前記制御系の安定判定を行う安定判定手段と、前記制御系が不安定であるとの判定がされた場合に、制御系が安定するように前記線形要素の伝達関数を変更し、線形要素の目標伝達関数を作成する関数作成手段と、前記制御系が不安定であるとの判定がされた場合に、前記入力手段から前記制御系の基本構成に追加する補償器に関する情報を入力させ、該補償器を含む場合の第2開ループ伝達関数を該補償器の伝達関数を未知要素として設定して算出する第2伝達関数計算手段と、前記第2開ループ伝達関数を線形要素と非線形要素とに分離する第2要素分離手段と、前記第2要素分離手段によって分離された線形要素の伝達関数と、前記関数作成手段によって作成された前記目標伝達関数とをマッチングすることで、前記未知要素として設定された前記補償器の伝達関数を導出する関数導出手段とを具備する制御系設計支援装置を提供する。
本発明によれば、基本構成による制御系の情報と制御対象の機械数式モデルを入力情報として受け付け、この入力情報から第1開ループ伝達関数が算出される。更に、この第1開ループ伝達関数が線形要素と非線形要素とに分離され、非線形要素の伝達関数と線形要素の伝達関数との周波数特性が分析されることにより、制御系の安定判定が行われる。この結果、制御系が不安定であると判定された場合には、制御系が安定するように線形要素の伝達関数が変更され、線形要素の目標伝達関数が作成される。
また、一方では、入力手段から制御系の基本構成に追加する補償器に関する情報が入力され、該補償器の伝達関数が未知要素として設定された第2開ループ伝達関数が算出される。算出された第2開ループ伝達関数は線形要素と非線形要素とに分離され、分離された線形要素の伝達関数と目標伝達関数とがマッチングされることで、未知要素として設定された補償器の伝達関数が導出される。
このように、本発明によれば、基本構成による制御系の情報と制御対象の機械数式モデルを入力することにより、制御系の安定性が自動的に判定されるので、制御系が安定しているか否かを容易に把握することが可能となる。更に、制御系が安定していないと判定された場合には、制御を安定させるための補償器の伝達関数が自動的に演算されて提示されるので、制御設計における設計者の労力を軽減することができ、設計に関する時間を短縮することが可能となる。また、制御系の基本構成においてどの位置に補償器を設置し、どのような信号をフィードバックさせるかについてはユーザが指定することができるので、自由度の高い設計を実現することが可能となる。
上記制御系設計支援装置において、前記関数作成手段は、前記線形要素の伝達関数に補償要素の伝達関数を追加することにより前記目標伝達関数を作成することとしてもよい。
上記制御系設計支援装置において、前記関数作成手段は、前記線形要素のベクトル軌跡が前記非線形要素のベクトル軌跡に交差しないように前記線形要素のベクトル軌跡を変形させ、変形後の前記線形要素のベクトル軌跡に従って前記線形要素の目標伝達関数を作成することとしてもよい。
上記制御系設計支援装置において、前記関数作成手段は、基本的な補償要素に関する複数の伝達関数フォーマットが格納されているフォーマット格納手段と、前記非線形要素のベクトル軌跡と交差しないように、前記線形要素のベクトル軌跡を変形させる軌跡変形手段と、変形前後の前記線形要素のベクトル軌跡の差分ベクトル軌跡を算出する軌跡算出手段と、前記差分ベクトル軌跡の特性に近い伝達関数フォーマットを前記フォーマット格納手段から選択する選択手段と、前記差分ベクトル軌跡と前記伝達関数フォーマットから前記差分ベクトル軌跡に対応する補償要素の伝達関数を特定する関数特定手段と、変形前の前記線形要素の伝達関数と前記補償要素の伝達関数とから前記目標伝達関数を作成する目標関数設定手段とを備えることとしてもよい。
上記制御系設計支援装置において、前記関数作成手段は、同一の座標上に描かれた前記非線形要素のベクトル軌跡と前記線形要素のベクトル軌跡とを表示する表示手段を有し、前記軌跡変形手段は、前記入力手段から前記表示手段に表示された前記線形要素のベクトル軌跡を変形する指示が入力された場合に、その指示に従って前記線形要素のベクトル軌跡を変形させることとしてもよい。
上記制御系設計支援装置は、更に前記補償器の伝達関数を表示するため、前記安定判定手段により基本構成における前記制御系が安定しているとの判定がされた場合に、その旨を表示するための表示手段を備えていてもよい。
本発明は、入力手段から入力された制御対象の機械系数式モデル及び制御系の基本構成に関する情報に基づいて、第1開ループ伝達関数を算出する第1伝達関数計算過程と、前記第1開ループ伝達関数を線形要素と非線形要素とに分離する第1要素分離過程と、前記非線形要素の伝達関数と前記線形要素の伝達関数との周波数特性を分析することにより、前記制御系の安定判定を行う安定判定過程と、前記制御系が不安定であるとの判定がされた場合に、制御系が安定するように前記線形要素の伝達関数を変更し、線形要素の目標伝達関数を作成する関数作成過程と、前記制御系が不安定であるとの判定がされた場合に、前記入力手段から前記制御系の基本構成に追加する補償器に関する情報を入力させ、該補償器を含む場合の第2開ループ伝達関数を該補償器の伝達関数を未知要素として設定して算出する第2伝達関数計算過程と、前記第2開ループ伝達関数を線形要素と非線形要素とに分離する第2要素分離過程と、前記第2要素分離過程において分離された線形要素の伝達関数と、前記関数作成過程において作成された前記目標伝達関数とをマッチングすることで、前記未知要素として設定された前記補償器の伝達関数を導出する関数導出過程とをコンピュータが実行する制御系設計支援方法を提供する。
本発明は、入力手段から入力された制御対象の機械系数式モデル及び制御系の基本構成に関する情報に基づいて、第1開ループ伝達関数を算出する第1伝達関数計算処理と、前記第1開ループ伝達関数を線形要素と非線形要素とに分離する第1要素分離処理と、前記非線形要素の伝達関数と前記線形要素の伝達関数との周波数特性を分析することにより、前記制御系の安定判定を行う安定判定処理と、前記制御系が不安定であるとの判定がされた場合に、制御系が安定するように前記線形要素の伝達関数を変更し、線形要素の目標伝達関数を作成する関数作成処理と、前記制御系が不安定であるとの判定がされた場合に、前記入力手段から前記制御系の基本構成に追加する補償器に関する情報を入力させ、該補償器を含む場合の第2開ループ伝達関数を該補償器の伝達関数を未知要素として設定して算出する第2伝達関数計算処理と、前記第2開ループ伝達関数を線形要素と非線形要素とに分離する第2要素分離処理と、前記第2要素分離処理において分離された線形要素の伝達関数と、前記関数作成処理において作成された前記目標伝達関数とをマッチングすることで、前記未知要素として設定された前記補償器の伝達関数を導出する関数導出処理とをコンピュータに実行させるための制御系設計支援プログラムを提供する。
本発明によれば、設計者の労力を軽減できるとともに、設計時間の短縮を図ることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る制御系設計支援装置が適用される機械装置の一構成例を示した図である。 図1に示した機械装置が備える非線形要素について説明するための図である。 図1に示した機械装置及び制御系の数式モデル(ブロック線図)の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る制御系設計支援装置のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。 制御系設計支援装置が備える機能を展開して示した機能ブロック図である。 非線形要素のベクトル軌跡と線形要素のベクトル軌跡とのゲイン差分について説明するための図である。 図5に示した関数作成部の一構成例を示した図である。 線形要素のベクトル軌跡と非線形要素のベクトル軌跡とが交差する場合のベクトル軌跡の一例を示した図である。 変形後における線形要素のベクトル軌跡の一例を示した図である。 差分ベクトル軌跡に対応するゲインと位相のボード線図を示している。 図3に示した制御系の基本構成に、補償器が追加された場合のブロック線図の一例を示した図である。 制御系設計支援装置によって実行される処理手順について示したフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る制御系設計支援装置及び方法並びにプログラムについて、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る制御系設計支援装置は、例えば、図1に示すように不感帯等の非線形要素を含む機械装置(制御対象)を制御する制御系の設計に適したものであり、ユーザが設計した基本構成の制御系によって制御を行った場合に、制御が不安定になるか否かを判定する安定性判定機能、制御が不安定になると判定された場合に、制御を安定化する補償器の伝達関数を自動で導出する機能等を備えている。
以下、説明の便宜上、図1に示した機械装置50を制御対象とし、この機械装置50を制御する制御系の設計を支援する場合を例に挙げて説明する。なお、本発明の制御系設計支援装置が適用される制御対象は、この例に限定されることなく、非線形要素(例えば、不感帯、飽和、ヒステリシス等)を有する機械装置や電子回路等を制御対象とする制御装置の設計支援に適用される。制御対象の具体例としては、減速ギアやボールねじを使った駆動機構を有するサーボ系(不感帯、バックラッシュ)、摩擦を有するサーボ系(リレー要素)センサに非線形性があるサーボ系、アクチュエータに速度飽和やトルク飽和があるサーボ系等が挙げられる。
図1において、機械装置50は、モータ51の回転力を駆動軸52、ギア53,54及び負荷軸55を介して負荷56へ伝達するものである。機械装置50では、図2に示すように、ギア53、54間に不感帯(機械ガタ、バックラッシュともいう。)が存在し、駆動軸52から負荷軸55への力の伝達を不連続に変化させるおそれがあり、これが非線形要素となる。
また、機械装置50を制御する制御系60の基本構成はユーザによって設計され、ここでは、図1に示すように、位置制御器61及び速度制御器62を備え、負荷56の位置制御とモータ51(駆動軸52)の速度制御とを行うフルクローズド制御系とされている。
位置制御器61は、負荷56の目標位置を示す負荷角度指令値θ と負荷角度θの検出値との偏差δθに対して比例制御を行うことにより、モータ51の速度を示すモータ速度指令値ω を算出する。
速度制御器62は、位置制御器61によって算出されたモータ速度指令値ω とモータ速度ωの検出値との偏差δωに対し、比例積分制御を行うことにより、モータトルク指令値τ を算出する。このようにして算出されたトルク指令値τ に基づいてモータ51が制御されることにより、負荷の位置制御およびモータ速度制御が実現される。
図1に示した機械装置50及び制御系60は、例えば、図3に示すような機械系数式モデル(ブロック線図)で表わされる。
そして、このような機械装置50及び制御系60の基本構成の機械系数式モデルに関する情報が制御系設計支援装置1に入力情報として入力されることにより、機械装置50を安定して制御するための制御系の設計支援がなされる。
図4は、本発明の一実施形態に係る制御系設計支援装置1のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。図4に示すように、制御系設計支援装置1は、例えば、CPU11と、CPU11が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)12と、各プログラム実行時のワーク領域として機能するRAM(Random Access Memory)13と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)14と、ネットワークに接続するための通信インターフェース15と、外部記憶装置16が装着されるアクセス部17とを備えている。これら各部は、バス18を介して接続されている。
更に、制御系設計支援装置1には、キーボードやマウス等からなる入力部21およびデータを表示する液晶表示装置等からなる表示部22がそれぞれのインターフェース(図示略)等を介して接続されている。
なお、CPU11が実行するプログラム等を記憶するための記憶媒体は、ROM12に限られない。例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の他の補助記憶装置であってもよい。
図5は、制御系設計支援装置1が備える機能を展開して示した機能ブロック図である。図5に示した各部により実現される処理は、例えば、CPU11がROM12に記憶されているプログラムをRAM13に読み出して実行することにより実現されるものである。
図5に示すように、制御系設計支援装置1は、第1伝達関数計算部31、第1要素分離部32、安定判定部33、関数作成部34、第2伝達関数計算部35、第2要素分離部36、および関数導出部37を備えている。
第1伝達関数計算部31は、例えば、ユーザから入力部21(図4参照)を介して入力された制御対象の機械系数式モデル及び制御系の基本構成に関する情報を入力情報として受け付け、入力情報に基づいて第1開ループ伝達関数を計算する。
ここで、制御対象の機械系数式モデルは、例えば、伝達関数の形式で入力部21から入力される。このとき、非線形要素については、Nxとして入力される。
また、制御系の基本構成に関する情報は、例えば、フィードバックする信号が特定された数式として入力される。このとき、既知の制御ゲインについてはその数値が入力される。なお、制御対象の機械系数式モデル及び制御系の基本構成に関する情報の入力形式は一例であり、第1伝達関数計算部31には、制御対象と基本構成の制御系に関する開ループ伝達関数を算出するのに必要となる情報が入力されるように構成されていればよい。
例えば、図3に示したブロック線図に関する第1開ループ伝達関数(位置開ループ伝達関数)は、以下の(1)式として算出される。
Figure 0005851941
また、入力部21を介して入力された制御対象の機械系数式モデル及び制御系の基本構成に関する情報は、ハードディスク等の所定の記憶装置に格納され、後段の処理において適宜参照される。
第1要素分離部32は、第1伝達関数計算部31によって算出された第1開ループ伝達関数を安定限界条件G(s)=−1に基づいて、線形要素G(s)と非線形要素−1/Nxとに分離する。例えば、上記(1)式で表わされた第1開ループ伝達関数は、以下の(2)式のように要素分離される。ここで、非線形要素Nxは記述関数とよばれる。
Figure 0005851941
安定判定部33は、第1要素分離部32によって分離された線形要素の伝達関数と非線形要素の関数−1/Nxとを用いて、制御系60の安定判定を行う。安定判定部33は、例えば、ベクトル軌跡(ナイキスト線図)を用いることで制御系60の安定性を判定する。具体的には、シミュレーション等により、非線形要素(不感帯)の関数−1/Nおよび線形要素の伝達関数G(s)のベクトル軌跡を描き、互いのベクトル軌跡が交差しているか否かを判別する。
例えば、以下の手順により制御系60の安定性が判定される。
まず、非線形要素の関数−1/Nxは、一般には非線形要素のパラメータa(バックラッシュ量や飽和のレベル等)の関数となり、一般にNx=(a+jb)/a=Nx(a)と表せる。ここで、aは入力振幅であり、a,bは非線形のパラメータである。この入力振幅aを実際に取り得る値の範囲amin≦a≦amaxで変化させたときのベクトル軌跡(ナイキスト線図)を作成し、このときのベクトル軌跡における位相範囲φmin≦φ≦φmaxを求める。
続いて、非線形要素のベクトル軌跡(ナイキスト線図)−Nx(a)が描かれた座標上に、線形要素のベクトル軌跡を伝達関数G(jω)に基づいて描く。
続いて、上記位相範囲φmin≦φ≦φmaxにおける非線形要素のゲインNx(a)と線形要素のゲインG(jω)との差分δGを求める。すなわち、ゲインの差分δGが非常に小さい値をとる場合には、交差に近い状態であるため、実システムにおける変動を考慮すると不安定になって振動する可能性が高い。従って、ゲインの差分δGを算出し、この差分δGの値に応じて系が不安定か否かを判定する。
具体的には、ゲインの差分δGは、図6に示すように、位相φを位相範囲φmin≦φ≦φmaxで変化させたときの非線形要素のゲインNx(a)と線形要素のゲインG(jω)との距離の差に相当し、以下の(3)式で算出される。図6において、Nx(a)は入力振幅aを実際に取り得る値の範囲amin≦a≦amaxで変化させたときのベクトル軌跡、G(jω)は線形要素のベクトル軌跡である。
|Nx(a)−G(jω)|φmin≦φ≦φmax=δG (3)
続いて、位相範囲における全ての位相φに対する差分δGが、予め設定されている閾値Δよりも大きいか否かを判断し、閾値Δよりも大きい場合(δG>Δ)には系が安定であると判定し、閾値Δ以下の場合(δG≦Δ)には系が不安定であると判定する。ここで、閾値Δはゼロまたはゼロに近い値に設定される。
安定判定部33は、上記の判定結果において、制御系60が安定していると判定した場合、すなわち、互いのベクトル軌跡が交差に近い状態にないと判断した場合には、その旨を表示部22(図4参照)に出力する。これにより、表示部22には制御系60が安定している旨の表示がなされる。従って、ユーザは、自励振動を抑制する補償器を特に設けることなく、入力部21から入力した基本構成の制御系60によって、安定した制御が実現可能なことを確認することができる。
一方、安定判定部33は、制御系60が不安定であると判定した場合には、関数作成部34にその旨を通知するとともに、ベクトル軌跡の情報や伝達関数の情報を出力する。
関数作成部34は、安定判定部33によって制御系60が不安定であると判定された場合に、制御系60が安定するように線形要素の伝達関数を変更し、線形要素の目標伝達関数を作成する。
例えば、関数作成部34は、線形要素の伝達関数に補償要素の伝達関数を追加することにより目標伝達関数を作成する。より具体的には、関数作成部34は、線形要素のベクトル軌跡が非線形要素のベクトル軌跡に交差しないように線形要素のベクトル軌跡を変形させ、変形後の線形要素のベクトル軌跡に基づいて線形要素の目標伝達関数を作成する。
図7は、関数作成部34の一構成例を示した図である。図7に示すように、関数導出部37は、フォーマット格納部41、軌跡変形部42、軌跡算出部43、選択部44、関数特定部45、及び目標関数設定部46を備えている。
フォーマット格納部41には、基本的な補償要素に関する複数の伝達関数フォーマットが格納されている。登録されている複数の補償要素の伝達関数フォーマットは、比例要素、比例積分要素、比例積分微分要素、一次遅れ要素などの各種要素及びそれらの組み合わせ等であり、具体例としては以下のものが一例として挙げられる。
CF(s)=a
CF(s)=(as+b)/(cs+d)
CF(s)=(as+b)/(cs+ds+e)
CF(s)=(as+b)(cs+d)/(es+f)(gs+h)
ここで、係数a、b、c・・・は特性を決めるパラメータであり、設計者により任意に設定される値である。
軌跡変形部42は、非線形要素のベクトル軌跡と交差しないように、換言すると、非線形要素のベクトル軌跡との関係で安定した制御が確保できるように、線形要素のベクトル軌跡の概形を変形させる。このベクトル軌跡の概形変形は、自動で行っても良いし、入力部を介してユーザから入力された変形指示に基づいて変形を行っても良い。
自動で行う場合には、例えば、非線形要素のベクトル軌跡との交点付近における位相を所定量ずらすようなアルゴリズムを予め登録しておき、このアルゴリズムに基づいてベクトル軌跡を変形させることとすればよい。
また、ユーザによって変形を行わせる場合には、例えば、軌跡変形部42は、表示部22(図4参照)に、図6に示したような共通の座標上に描かれた非線形要素のベクトル軌跡と線形要素のベクトル軌跡とを表示させ、ユーザに対して線形要素のベクトル軌跡の変形を指示する。この指示に従い、ユーザによって交差を回避するような線形要素のベクトル軌跡の変形指示が入力されると、この指示に従って線形要素のベクトル軌跡を変形させる。
これにより、例えば、図8に示された線形要素のベクトル軌跡は、図9に示すように、互いのベクトル軌跡が交差しないように変形させられる。
軌跡算出部43は、変形前後の線形要素のベクトル軌跡の差分ベクトル軌跡δG(jω)を算出する。例えば、差分ベクトル軌跡δG(jω)は、以下の(4)式で算出される。
δG(jω)=G´(jω)−G(jω) (4)
(4)式において、G´(jω)は変形後の線形要素のベクトル軌跡、G(jω)は変形前の線形要素のベクトル軌跡である。また、図10は差分ベクトル軌跡δG(jω)に対応するゲインと位相のボード線図を示している。
選択部44は、フォーマット格納部41に予め登録されている複数の補償要素の伝達関数フォーマットの中から差分ベクトル軌跡δG(jω)に近い特性の伝達関数を選定する。この伝達関数の選定は、例えば、図10に示したような差分ベクトル軌跡δG(jω)の周波数特性に基づいて行われる。このとき、選定される伝達関数フォーマットは1つであってもよいし、複数であってもよい。
関数特定部45は、差分ベクトル軌跡δG(jω)および選択部44によって選択された伝達関数フォーマットから、差分ベクトル軌跡δG(jω)に対応する補償要素の伝達関数CF(s)を特定する。
具体的には、選択部44によって選択された伝達関数フォーマットに含まれる係数a、b、c・・・をδG(jω)に基づいて同定する。これにより、差分ベクトル軌跡δG(jω)に近似する補償要素の伝達関数を得ることができる。ここで、係数a、b、c・・・の同定方法は、例えば、最小自乗法を用いる方法、差分ベクトル軌跡δG(jω)上の複数の点を選び、各点に関する連立方程式を立て、これを解くことによって同定する方法など、公知の算出手法を採用することが可能である。
目標関数設定部46は、関数特定部45によって特定された補償要素の伝達関数CF(s)と変形前の線形要素の伝達関数G(s)とから目標伝達関数を作成する。目標伝達関数G(s)は、以下の(5)式で表わされる。
(s)=G(s)・CF(s) (5)
このようにして、安定した制御を実現するための制御系の伝達関数が目標伝達関数として設定される。
Figure 0005851941
図5において、第2伝達関数計算部35は、入力部21(図4参照)を介してユーザから制御系の基本構成に追加する補償器に関する情報を受け付ける。例えば、安定判定部33によって基本構成による制御系60が不安定であるとの判定結果がだされた場合、表示部22にその旨の表示を行うとともに、ユーザに対して基本構成の制御系に組み込みたいと考える補償器の情報を入力するよう指示する。
この指示に従い、ユーザによって追加する補償器に関する情報が入力されると、第2伝達関数計算部35は、この入力情報及び第1開ループ伝達関数を算出する際に用いられ、所定の記憶領域に格納された制御対象の機械系数式モデル並びに制御系の基本構成の情報を用いて、補償器の伝達関数を未知要素として設定した第2開ループ伝達関数を算出する。
ここで、補償器に関する情報は、例えば、未知要素である補償器の伝達関数と、該補償器にフィードバックさせる信号とを含む情報である。
例えば、図11に示すように、図3に示した基本構成の制御系に対して、モータ角度θと負荷角度θとの位相差δθML(=θ−θ)を入力とし、モータトルクにフィードバックする補償器70を追加したい場合、ユーザは、以下の(7)式で示される情報を入力部21から入力する。
C(s)=CML(s)・δθML (7)
ここで、CML(s)は補償器の伝達関数であり、未知要素として設定される。また、δθML=(θ−θ)は、補償器にフィードバックさせる信号である。
第2伝達関数計算部35は、上述のような補償器に関する情報を受け取ると、補償器70の伝達関数を未知要素として含む第2開ループ伝達関数を算出する。
第2要素分離部36は、第2伝達関数計算部35によって算出された第2開ループ伝達関数を線形要素と非線形要素とに分離し、未知の補償器の伝達関数CMLを含む線形要素の伝達関数を算出する。
例えば、上記(7)式で特定される補償器を含む場合の線形要素の伝達関数は、未知要素である補償器の伝達関数CMLを用いて、以下の(8)式で表わされる。
Figure 0005851941
関数導出部37は、第2要素分離部36によって分離された線形要素の伝達関数G(s,CML)と、関数作成部34によって設定された目標伝達関数G(s)=G(s)・CF(s)とをマッチングすることにより、未知要素として設定された補償器70の伝達関数CMLを導出する。すなわち、以下の(9)式から補償器70の伝達関数CMLを特定する。
G(s,CML)=G(s)・CF(s) (9)
この結果、例えば、補償器70の伝達関数CMLは以下の(10)式として導出される。
Figure 0005851941
導出された補償器70の伝達関数CMLは、表示部22に表示される。これにより、図11に示した補償器70に伝達関数CMLを設定することで、安定した制御系を設計することができる。
次に、上述した制御系設計支援装置1によって実行される処理手順について図12を参照して説明する。
まず、入力部21を介してユーザから制御対象の機械系数式モデル及び制御系の基本構成の情報が入力されると、これらの入力情報が所定の記憶領域に格納されるとともに、第1伝達関数計算部31によって、入力情報に基づいて第1開ループ伝達関数が計算される(ステップSA1)。
続いて、第1要素分離部32により、第1開ループ伝達関数が線形要素G(s)と非線形要素−1/Nxとに分離される(ステップSA2)。
続いて、安定判定部33により、線形要素の伝達関数G(s)と非線形要素の伝達関数−1/Nxとを用いた制御系の安定判定を行われる(ステップSA3)。この結果、制御系が安定していると判定された場合には、表示部22を介してその旨がユーザに通知される(ステップSA4)。
一方、制御系が不安定であると判定された場合には、関数作成部34により、制御系が安定するような線形要素の伝達関数が目標伝達関数として作成される(ステップSA5)。
また、入力部21を介してユーザから補償器に関する情報が入力され、この入力情報及び記憶部に格納されている制御対象の機械系数式モデル並びに制御系の基本構成の情報を用いて、補償器の伝達関数を未知要素として設定した第2開ループ伝達関数が、第2伝達関数計算部35によって算出される(ステップSA6)。
続いて、第2要素分離部36により、第2開ループ伝達関数が線形要素と非線形要素とに分離され、未知の補償器の伝達関数CMLを含む線形要素の伝達関数が算出される(ステップSA7)。
続いて、関数導出部37により、第2要素分離部36によって分離された線形要素の伝達関数と、関数作成部34によって設定された目標伝達関数とをマッチングすることにより、未知要素として設定された補償器の伝達関数が導出される(ステップSA8)。
導出された補償器の伝達関数は、表示部に表示されることによりユーザに提示される(ステップSA9)。
以上説明したように、本実施形態に係る制御系設計支援装置及び方法並びにプログラムによれば、基本構成による制御系の情報と制御対象の機械数式モデルを入力することにより、制御系の安定性が自動的に判定されるので、ユーザ(設計者)は制御系が安定しているか否かを容易に確認することが可能となる。
更に、制御系が安定していないと判定された場合には、制御を安定させるための補償器の伝達関数が自動的に演算されて提示されるので、制御設計における設計者の労力を軽減することができ、設計に関する時間を短縮することが可能となる。
更に、制御系の基本構成においてどの位置に補償器を設置し、どのような信号をフィードバックさせるかについては設計者が指定できるので、自由度の高い設計を実現することが可能となる。
1 制御系設計支援装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
21 入力部
22 表示部
31 第1伝達関数計算部
32 第1要素分離部
33 安定判定部
34 関数作成部
35 第2伝達関数計算部
36 第2要素分離部
37 関数導出部
41 フォーマット格納部
42 軌跡変形部
43 軌跡算出部
44 選択部
45 関数特定部
46 目標関数設定部
50 機械装置
60 制御系

Claims (9)

  1. 入力手段と、
    入力手段から入力された制御対象の機械系数式モデル及び制御系の基本構成に関する情報に基づいて第1開ループ伝達関数を算出する第1伝達関数計算手段と、
    前記第1開ループ伝達関数を線形要素と非線形要素とに分離する第1要素分離手段と、
    前記非線形要素の伝達関数と前記線形要素の伝達関数との周波数特性を分析することにより、前記制御系の安定判定を行う安定判定手段と、
    前記制御系が不安定であるとの判定がされた場合に、制御系が安定するように前記線形要素の伝達関数を変更し、線形要素の目標伝達関数を作成する関数作成手段と、
    前記制御系が不安定であるとの判定がされた場合に、前記入力手段から前記制御系の基本構成に追加する補償器に関する情報を入力させ、該補償器を含む場合の第2開ループ伝達関数を該補償器の伝達関数を未知要素として設定して算出する第2伝達関数計算手段と、
    前記第2開ループ伝達関数を線形要素と非線形要素とに分離する第2要素分離手段と、
    前記第2要素分離手段によって分離された線形要素の伝達関数と、前記関数作成手段によって作成された前記目標伝達関数とをマッチングすることで、前記未知要素として設定された前記補償器の伝達関数を導出する関数導出手段と
    を具備する制御系設計支援装置。
  2. 前記関数作成手段は、前記線形要素の伝達関数に補償要素の伝達関数を追加することにより前記目標伝達関数を作成する請求項1に記載の制御系設計支援装置。
  3. 前記関数作成手段は、前記線形要素のベクトル軌跡が前記非線形要素のベクトル軌跡に交差しないように前記線形要素のベクトル軌跡を変形させ、変形後の前記線形要素のベクトル軌跡に従って前記線形要素の目標伝達関数を作成する請求項1または請求項2に記載の制御系設計支援装置。
  4. 前記関数作成手段は、
    基本的な補償要素に関する複数の伝達関数フォーマットが格納されているフォーマット格納手段と、
    前記非線形要素のベクトル軌跡と交差しないように、前記線形要素のベクトル軌跡を変形させる軌跡変形手段と、
    変形前後の前記線形要素のベクトル軌跡の差分ベクトル軌跡を算出する軌跡算出手段と、
    前記差分ベクトル軌跡の特性に近い伝達関数フォーマットを前記フォーマット格納手段から選択する選択手段と、
    前記差分ベクトル軌跡と前記伝達関数フォーマットから前記差分ベクトル軌跡に対応する補償要素の伝達関数を特定する関数特定手段と、
    変形前の前記線形要素の伝達関数と前記補償要素の伝達関数とから前記目標伝達関数を作成する目標関数設定手段と
    を具備する請求項1から請求項3のいずれかに記載の制御系設計支援装置。
  5. 前記関数作成手段は、
    同一の座標上に描かれた前記非線形要素のベクトル軌跡と前記線形要素のベクトル軌跡とを表示する表示手段を有し、
    前記軌跡変形手段は、前記入力手段から前記表示手段に表示された前記線形要素のベクトル軌跡を変形する指示が入力された場合に、その指示に従って前記線形要素のベクトル軌跡を変形させる請求項4に記載の制御系設計支援装置。
  6. 前記補償器の伝達関数を表示する表示手段を備える請求項1から請求項5のいずれかに記載の制御系設計支援装置。
  7. 前記安定判定手段により、基本構成における前記制御系が安定しているとの判定がされた場合に、その旨を表示する表示手段を備える請求項1から請求項6のいずれかに記載の制御系設計支援装置。
  8. 入力手段から入力された制御対象の機械系数式モデル及び制御系の基本構成に関する情報に基づいて、第1開ループ伝達関数を算出する第1伝達関数計算過程と、
    前記第1開ループ伝達関数を線形要素と非線形要素とに分離する第1要素分離過程と、
    前記非線形要素の伝達関数と前記線形要素の伝達関数との周波数特性を分析することにより、前記制御系の安定判定を行う安定判定過程と、
    前記制御系が不安定であるとの判定がされた場合に、制御系が安定するように前記線形要素の伝達関数を変更し、線形要素の目標伝達関数を作成する関数作成過程と、
    前記制御系が不安定であるとの判定がされた場合に、前記入力手段から前記制御系の基本構成に追加する補償器に関する情報を入力させ、該補償器を含む場合の第2開ループ伝達関数を該補償器の伝達関数を未知要素として設定して算出する第2伝達関数計算過程と、
    前記第2開ループ伝達関数を線形要素と非線形要素とに分離する第2要素分離過程と、
    前記第2要素分離過程において分離された線形要素の伝達関数と、前記関数作成過程において作成された前記目標伝達関数とをマッチングすることで、前記未知要素として設定された前記補償器の伝達関数を導出する関数導出過程と
    をコンピュータが実行する制御系設計支援方法。
  9. 入力手段から入力された制御対象の機械系数式モデル及び制御系の基本構成に関する情報に基づいて、第1開ループ伝達関数を算出する第1伝達関数計算処理と、
    前記第1開ループ伝達関数を線形要素と非線形要素とに分離する第1要素分離処理と、
    前記非線形要素の伝達関数と前記線形要素の伝達関数との周波数特性を分析することにより、前記制御系の安定判定を行う安定判定処理と、
    前記制御系が不安定であるとの判定がされた場合に、制御系が安定するように前記線形要素の伝達関数を変更し、線形要素の目標伝達関数を作成する関数作成処理と、
    前記制御系が不安定であるとの判定がされた場合に、前記入力手段から前記制御系の基本構成に追加する補償器に関する情報を入力させ、該補償器を含む場合の第2開ループ伝達関数を該補償器の伝達関数を未知要素として設定して算出する第2伝達関数計算処理と、
    前記第2開ループ伝達関数を線形要素と非線形要素とに分離する第2要素分離処理と、
    前記第2要素分離処理において分離された線形要素の伝達関数と、前記関数作成処理において作成された前記目標伝達関数とをマッチングすることで、前記未知要素として設定された前記補償器の伝達関数を導出する関数導出処理と
    をコンピュータに実行させるための制御系設計支援プログラム。
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