JP5851765B2 - ロータリー式圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリー式の圧縮機に関する。
ロータリー圧縮機は、例えば、ルームエアコンやパッケージエアコン等の空気調和装置において、冷媒回路内での気体冷媒の圧縮に用いられるものである。
ロータリー式圧縮機は、密閉されたハウジング内に、円筒状の内壁面を有したシリンダと、シリンダの中心に対して偏心して設けられたピストンロータと、を備えている。ピストンロータは、シリンダの中心軸に沿って設けられたシャフトに設けられている。シャフトは、シリンダに固定された軸受を介してその軸線周りに回転自在に設けられている。シャフトには、シャフトを回転させるための電動モータを構成する回転子(ロータ)が接続されている。回転子の外周側には、ハウジングの内周面に固定された固定子(ステータ)が配置され、固定子に通電されることによって、シャフトが回転駆動され、ピストンロータがシリンダ内で旋回する。そして、シリンダとピストンロータの間に形成された圧縮室に冷媒を吸い込み、ピストンロータの回転により圧縮室容積が減少して冷媒を圧縮して吐出する。
ロータリー式圧縮機は、上述した軸受けなどの部材の摺動部分を潤滑するために、ハウジングの底部には潤滑油が溜められている。潤滑油はガス冷媒にミスト状となって含まれており、潤滑油を含むガス冷媒が吐出されて冷凍サイクル側に流入する。冷凍サイクル側に循環される潤滑油の油循環率(OCR)[全質量流量(冷媒流量+潤滑油流量)に対する潤滑油の質量流量の比]が増加すると、冷凍サイクル側での熱交換を阻害することによりシステム効率を低下させるとともに、圧縮機側において潤滑油不足に陥るおそれがある。
そこで、潤滑油を分離してから冷媒を吐出する手法が種々提案されている。例えば、特許文献1は、回転子を軸方向に貫通する冷媒通過路を経由してその上方に配した油分離板により形成される油分離空間へと導入させる。油分離空間で回転する油分離板の遠心分離作用より、潤滑油が分離されてガス冷媒のみが圧縮機外へ吐出される。そして、回転子の上面に取り付ける油分離板を、非磁性材からなる焼結品又は鍛造品とすることにより磁気的影響を回転子に及ぼさないとともに、安価に製造できることを特許文献1は述べている。
特開2001−349293号公報(図1〜図5)
ところが、特許文献1のロータリー式圧縮機は、取り付けられた油分離板は回転子とともに回転するものである。したがって、この電動モータは、油分離板の重量をも考慮した出力を備えなければならないので、その分だけ回転子、固定子のサイズを大きくしなければならない。また、特許文献1のロータリー式圧縮機は、油分離空間及び油分離板を設けるスペースが回転子の上方に余計に必要になる。
本発明は、このような課題に基づいてなされたもので、回転子の重量を増やさずに、加えて、回転子の周囲に余計なスペースを設けることなく、冷媒に含まれる潤滑油を分離できるロータリー式圧縮機を提供することを目的とする。
本発明者等は、回転子に形成される冷媒通過路を通過する過程で潤滑油を冷媒から分離することを着想した。つまり、回転子(冷媒通過路)を冷媒が通過する際に回転子が回転しているので、冷媒よりも質量の高い潤滑油は遠心力により冷媒通過路の外周側に冷媒よりも優先的に移動する。したがって、冷媒通路道に連なる潤滑油の通り路を径方向に形成すれば、潤滑油を冷媒から分離させることができる。そしてこのような潤滑油の通り路は、回転子の内部に所定の空隙を設けることにより形成できるので、回転子の重量を増やすことはないし、また、回転子の周囲に余計なスペースを設ける必要もない。
以上の指針に基づいてなされた本発明のロータリー式圧縮機は、冷媒の吐出口が設けられ、潤滑油が溜められる油溜まりを底部に有するハウジングと、ハウジングの下部側に配置され、冷媒を圧縮するロータリー式圧縮機構部と、ハウジングの上部側に配置され、圧縮機構部を駆動する電動モータと、を備える。
本発明による電動モータは、ハウジングに固定される固定子と、固定子の内周側に配置され、固定子に電力が供給されると軸心の周りに回転する回転子と、を備える。この回転子には、圧縮機構部で圧縮された冷媒を吐出口に向けて流す、軸心方向に真っ直ぐに延びるように冷媒通過路が設けられるとともに、冷媒通過路に一端が連なり、回転子の径方向の外側に延びる分離油路を備える。
本発明のロータリー式圧縮機(以下、単に圧縮機ということがある)において、冷媒と潤滑油からなる混合体は冷媒通過路内に流入する。回転子は高速で回転しているため、冷媒通過路に流入した混合体にはこの回転に伴う遠心力が作用する。冷媒(ガス)よりも比重が大きい潤滑油はこの遠心力により回転子の外周側に移動する。この潤滑油は冷媒通過路に連なる分離油路に流入するので、冷媒から潤滑油を分離することができる。
本発明において、分離油路に流入した潤滑油を油溜まりに戻すには少なくとも2つの形態がある。
1つ目の形態は、分離油路の他端を回転子の外側面に開口させる、というものである。この形態によると、分離油路に流入した潤滑油は、遠心力が作用することで、外側面の開口を介して分離油路から流出される。この潤滑油は、回転子と固定子の間の隙間を通って、又は、固定子とハウジングの間の隙間を通って、油貯まりに落下する。
1つ目の形態において回転子が短径部を備える場合には、分離油路は、短径部に対応する外側面に開口させることが好ましい。短径部に対応する領域は回転子と固定子の間の隙間が大きいので、潤滑油を油溜まりに向けて落下させやすい。なお、固定子のコイルが集中巻される場合、回転子に短径部を備えることが多い。
2つ目の形態は、冷媒通過路よりも径方向の外側に、潤滑油を油溜まりに向けて流す戻し油路を回転子に設けるとともに、分離油路の他端が戻し油路に連なる、というものである。
2つ目の形態は、分離油路に流入した潤滑油を、回転子内に設けた戻し油路を介して油溜まりに戻すというものである。
本発明の圧縮機において、回転子が、固定子の上端よりも上方に突出する突出部を備える場合には、分離油路は、この突出部に設けることが好ましい。
詳しくは後述するが、圧縮機の作動時に生ずる騒音を防止するために、電動モータを構成する回転子の磁力中心(図1 C1)を、固定子の磁力中心(図1 C2)よりも、軸線方向の上方にオフセットさせることがある。この圧縮機は、回転子が、固定子の上端よりも上方に突出する突出部を備えることになるが、この突出部はトルクの発生にほとんど寄与しないことを前提としている。一方で、分離油路は、回転子に磁性体ではない空隙をもたらすものであるから、モータのトルクを低下させる要素となり得る。そこで、トルクの発生にほとんど寄与しない突出部に分離油路を設けることで、モータのトルクを低下させないか、または、低下させたとしても微小にできる。
通常、回転子は、磁性材からなる複数の回転子素材を積層して構成される。この場合、一又は複数の回転子素材に分離油路に対応する溝を形成することにより分離油路を構成することができる。
分離油路を得るのに回転子素材に溝を形成するだけで足りるので、コストの上昇をほとんど招かない。
本発明によれば、回転子に分離油路を設けることで、冷媒通過路内で遠心力が作用して外周側に移動した潤滑油を冷媒と分離することができる。したがって、冷凍サイクルにおけるシステム効率の低下を抑制できるとともに、潤滑油不足を抑制できる。分離油路は、回転子の内部に設けられた空隙で構成できるから、回転子の重量を増加させることも、また、余計なスペースを必要とすることもない。加えて、油分離板を設ける必要がないので、本発明はロータリー式圧縮機のコスト低減に寄与する。
本実施形態におけるロータリー式圧縮機の構成を示す断面図である。 図1の要部拡大図である。 本実施形態における回転子の積層構造を示す断面図であり、図4のX−X線に相当する箇所で切断した場合の断面図である。 本実施形態における回転子を構成する回転子素材を示す平面図である。 固定子のコイルが集中巻される場合に適用される第2回転子素材の例を示す平面図である。 回転子の冷媒通過路の数が図4よりも多く設けられる回転子に適用される回転子素材の例を示す平面図である。 分離油路が固定子よりも上方に設けられる回転子の例を示す、ロータリー式圧縮機の部分断面図である。 分離油路を流れる潤滑油を油溜まりに戻す戻し油路が形成された回転子の例を示す断面図であり、図9のY−Y線に相当する箇所で切断した場合の断面図である。 図8に示す回転子を構成する回転子素材を示す平面図である。 締結具の挿入孔を戻し油路として利用する場合の回転子素材を示す平面図である。 回転子素材を設ける替わりにリング状のスペーサを設けることにより周方向に開放された分離油路を備える回転子の例を示す断面図であり、図12のW−W線に相当する箇所で切断した場合の断面図である。 図11のZ−Z線断面を示す図である。
図1、図2に示すように、圧縮機10は、図1における上下方向に中心軸を有した円筒状の密閉型のハウジング11内に、ディスク状のシリンダ20A、20Bが上下2段に設けられた、いわゆる2気筒タイプのロータリー式圧縮機である。シリンダ20A、20Bの中央部には、それぞれ、上下方向に軸線を有した円筒状のシリンダ内壁面20Sが形成されている。
シリンダ20A、20Bの内方には、それぞれ、シリンダ内壁面20Sの内径よりも小さな外径を有した円筒状のピストンロータ21A、21Bが配置されている。ピストンロータ21A、21Bは、ハウジング11の中心軸に沿ったシャフト23の偏心軸部23A、23Bにそれぞれ挿入固定されている。これにより、シリンダ20A、20Bのシリンダ内壁面20Sとピストンロータ21A、21Bの外周面との間には、それぞれ三日月状の断面を有した空間Rが形成される。ここで、上段側のピストンロータ21Aと、下段側のピストンロータ21Bとは、その位相が互いに異なるように設けられている。
また、上下のシリンダ20A、20Bの間には、ディスク状の仕切板24が設けられている。仕切板24により、上段側のシリンダ20A内の空間Rと、下段側のシリンダ20Bの空間Rとが互いに連通せずに圧縮室R1と圧縮室R2とに仕切られている。
上下のシリンダ20A、20Bには、圧縮室R1、R2を、それぞれ2つに区切る図示しないブレードが設けられている。このブレードは、シリンダ20A、20Bのそれぞれにおいて、シリンダ20A、20Bの径方向に延在して形成された挿入溝に、ピストンロータ21A、21Bに対して接近・離間する方向に進退自在に保持されている。そして、このブレードは、先端部がピストンロータ21A、21Bに常に押し付けられるように、後端側が弾性部材により支持されている。
図1に示したように、シャフト23は、上下のシリンダ20A、20Bに図示しないボルトによって固定された上下の軸受29A、29Bにより、その軸線周りに回動自在に支持されている。
そして、シャフト23には、ピストンロータ21A、21Bの内側に、シャフト23の中心軸から直交する方向にオフセットした偏心軸部23A、23Bが形成されている。偏心軸部23A、23Bは、ピストンロータ21A、21Bの内径よりもわずかに小さな外径を有している。これにより、シャフト23が回転すると、偏心軸部23A、23Bがシャフト23の中心軸周りに旋回し、上下のピストンロータ21A、21Bがシリンダ20A、20B内で、偏心転動する。このとき、ブレードは、先端部がピストンロータ21A、21Bの動きに追従して進退し、ピストンロータ21A、21Bに常に押し付けられる。
シャフト23は、軸受29Aから上方に突出して延びており、その突出部には、シャフト23を回転させるためのモータ40の回転子41が一体に設けられている。回転子41の外周部に対向して、固定子60が、ハウジング11の内周面に固定して設けられている。
回転子41は、珪素鋼板等の磁性材からなる円板状の回転子素材42a,42bを複数枚積層して構成される回転子コア42を備えている(図3)。回転子コア42は、複数枚積層された回転子素材42a,42bを例えば、ボルト・ナット等の締結部材Bにより一体的に締結して構成される。回転子コア42には、固定子60から発生する磁界が作用することで回転子41に回転力を与える永久磁石が設けられている。なお、図には永久磁石の記載を省略している。また、回転子コア42には、その軸心孔43に沿って上下方向に延びる複数の貫通孔(以下、「冷媒通過路」という。)44が設けられている。本実施形態では、冷媒通過路44を周方向に均等間隔に4カ所設けている。
冷媒通過路44の下端はそれぞれ開口端44Lとされており、この開口端44Lを通って、潤滑油と冷媒ガスとの混合体が冷媒通過路44内に流入するようになっている。また、冷媒通過路44の上端はそれぞれ開口端44Uとされている。開口端44Lから冷媒通過路44内に流入した潤滑油と冷媒ガスとの混合体は、図2に示す矢印Fで示すように、冷媒通過路44の上方に設けられた開口端44Uを通って回転子コア42(回転子41)の外部上方に流出するようになっている。
本実施形態の回転子コア42(回転子41)は、分離油路45備えている。詳しくは後述するが、分離油路45は回転子コア42内に設けられる空隙からなる。分離油路45は、回転子コア42の上端近傍において、一端が冷媒通過路44に連なり、回転子コア42の径方向の外側に向けて延びる。分離油路45は、他端が回転子コア42の外側面42Sに開口する。したがって、冷媒通過路44は分離油路45を介して回転子コア42の外部と連通することになる。本実施形態ではそれぞれの冷媒通過路44に対応して分離油路45が設けられるので、平面視すると、回転子コア42には4つの分離油路45が放射状に配置される。
なお、本発明において分離油路45が設けられる高さ方向の位置は任意であるが、混合体から潤滑油を分離するには、高い位置に設けることが有利である。また、本実施形態では高さ方向の一カ所にだけ分離油路45を設けているが、高さ方向の複数個所に設けることを本発明は許容する。
固定子60は、珪素鋼板等の磁性材からなる円板状の固定子素材を複数枚積層して構成される固定子コア61と、この固定子コア61のティース部に巻設されるコイルエンド(渡線)48とを有している。この場合、コイルエンド62の渡線部63が固定子コア61の上下両端面61a,61bから突出する。なお、固定子コア61は、ハウジング11内に圧入固定(焼嵌め)されているが、その外周面を所定間隔で平板状に切除することで、ハウジング11の胴部11aとの間に隙間11bが形成される。
また、図2に示すように、渡線部63の基端部(固定子コア61の側に位置する端部)には、シャフト23の回転軸線と直交する方向に沿って延びるとともに、コイルエンド62により取り囲まれる領域Aとハウジング11の胴部11a内とを連通する複数の連通路64が形成されている。
本実施形態において、回転子41と固定子60は高さが同じになるように作製されているが、回転子41の上端が固定子60の上端より突出するように、圧縮機10に組み付けられる場合がある。これは、以下の理由による。すなわち、圧縮機10は、回転子の上と下で発生する圧力脈動により、ピストンロータ21A,21Bおよびシャフト23が、シャフト23を支持する軸受29A、29Bのクリアランスの範囲内で振動する。その結果、ピストンロータ21A,21Bが、シャフト23の軸線方向に振動して軸受29A、29B(特に下側の軸受29B)と干渉し、騒音が生じる。そこで、モータ40を構成する回転子41の磁力中心C1と、固定子60の磁力中心C2とを、シャフト23の軸線方向にオフセットさせる。そうすれば、固定子60で発生する磁界によって回転子41およびシャフト23を下方に引き付けることができるので、ピストンロータ21A,21Bが下側の軸受29Bに押し付けられ、騒音の発生を抑制する。
ハウジング11の側方には、シリンダ20A、20Bの外周面に対向する位置に、開口部12A、12Bが形成されている。シリンダ20A、20Bには、開口部12A、12Bに対向する位置に、シリンダ内壁面20Sの所定位置まで連通する吸入ポート30A、30Bが形成されている。
ハウジング11の底部には、油溜まり51が形成されている。図示を省略した潤滑油はこの油溜まり51に貯留され、圧縮機10の運転に伴って冷媒とともに混合体を構成する。
ハウジング11の外部に、圧縮機10に供給するに先立ち冷媒を気液分離するためのアキュムレータ14が、ステー15を介してハウジング11に固定されている。
アキュムレータ14には、アキュムレータ14内の冷媒を圧縮機10に吸入させるための吸入管16A、16Bが設けられている。吸入管16A、16Bの先端部は、開口部12A、12Bを通して、吸入ポート30A、30Bに接続されている。
このような圧縮機10においては、アキュムレータ14の吸入口14aからアキュムレータ14内に冷媒を取り込み、アキュムレータ14内で冷媒を気液分離して、その気相を吸入管16A、16Bから、シリンダ20A、20Bの吸入ポート30A、30Bを介し、シリンダ20A,20Bの内部空間である圧縮室R1、R2に供給する。
そして、ピストンロータ21A、21Bの偏心転動により、圧縮室R1、R2の容積が徐々に減少して冷媒が圧縮される。シリンダ20A、20Bの所定の位置には、冷媒を吐出する吐出穴(図示無し)が形成されており、この吐出穴にはリード弁(図示無し)が備えられている。これにより、圧縮された冷媒の圧力が高まると、リード弁を押し開き、冷媒をシリンダ20A、20Bの外部に吐出する。吐出された冷媒に潤滑油が巻き込まれることで混合体が生成される。この冷媒は、ハウジング11の上部に設けられた吐出口55から外部の図示しない配管に吐出される。
この混合体は、開口端44Lを通って冷媒通過路44内に流入する。回転子41は高速で回転しているため、冷媒通過路44に流入した混合体には回転に伴う遠心力が作用する。冷媒(ガス)よりも潤滑油の比重が大きいので、この遠心力により潤滑油が回転子41の外周側に優先的に移動しながら混合体は冷媒通過路44を開口端44Uに向かって進む。開口端44Uの手前に分離油路45が設けられているので、潤滑油は分離油路45に流入する。こうして混合体は、冷媒から潤滑油が分離される。
分離油路45に流入した潤滑油は、遠心力の働きにより、分離油路45から流出される。この潤滑油は、回転子41と固定子60の間の隙間を通って、又は、固定子60とハウジング11の間の隙間11bを通って、油貯まり51に落下する。あるいは、分離油路45から流出された潤滑油の一部は、冷媒に巻き込まれて混合体となり、吐出口55に向かうこともある。
以上のように、圧縮機10は、回転子41に分離油路45を設けることで、冷媒通過路44内で遠心力が作用して外周側に移動した潤滑油を冷媒と分離することができる。したがって、冷凍サイクルにおけるシステム効率の低下を抑制できるとともに、圧縮機10における潤滑油不足を抑制できる。分離油路45は、回転子41の内部に設けられた空隙で構成されるものであるから、回転子41の重量を増加させることも、また、余計なスペースを必要とすることもない。
[回転子41の構成例]
次に、回転子コア42(回転子41)のより具体的な構成を、図3及び図4を参照して説明する。
前述したように、回転子コアは複数枚の回転子素材を積層して作製される。通常は形態が同じ回転子素材を必要な枚数だけ積層し、締結部材により締結して一体化された回転子コアを作製する。ところが、分離油路45を形成するために、異なる2種類の回転子素材42a、42bにより、本発明の回転子コア42は作製される。このなかで回転子素材42bは、分離油路45を形成するのに直接的に係る。
回転子素材42aは、図4(a)に示すように、表裏を貫通する軸孔43aが中心に形成された円板状の部材である。回転子素材42aには、軸孔43aの周囲に4つの冷媒通過孔44aが表裏を貫通して形成されている。冷媒通過孔44aは、互いに隣接する冷媒通過孔44a同士が90°の間隔を隔てて配置されている。
また、回転子素材42aには、冷媒通過孔44aよりも外周側に、締結部材Bが貫通する4つの締結孔46aが表裏を貫通して形成されている。締結孔46aは、互いに隣接する締結孔46aが90°の間隔を隔てて配置されている。
さらに、回転子素材42aには、永久磁石を保持するための磁石保持溝47aが表裏を貫通して形成されている。この実施形態では、一対の磁石保持溝47aが中心軸を基準にしてV字状に配置されて1組の永久磁石群を保持するものであり、併せて4組の永久磁石群が回転子コア42に保持される。
回転子素材42a、42bが積層されて回転子コア42を構成すると、軸孔43aは軸心孔43を構成し、冷媒通過孔44aは冷媒通過路44を構成する。
回転子素材42bは、図4(b)に示すように、表裏を貫通する軸孔43bが中心に形成された円板状の部材であり、締結孔46b及び磁石保持溝47bが形成されている。締結孔46b及び磁石保持溝47bは、それぞれ、回転子素材42aの締結孔46a及び磁石保持溝47aに対応するものである。
回転子素材42bは、さらに、分離油溝45bを備えている。分離油溝45bは回転子素材42bの内周端45biから外周端45boにかけて形成される。外周端45boは回転子素材42bの外周縁に開口しており、また、分離油溝45bは回転子素材42bの表裏を貫通している。
分離油溝45bは、回転子素材42aの冷媒通過孔44aに対応して設けられている。つまり、回転子素材42bを回転子素材42aに積層すると、分離油溝45bは内周端45bi側が冷媒通過孔44aと重なり、分離油溝45bと冷媒通過孔44aは連通する。
以上の構成を備える回転子素材42aと回転子素材42bを積層して回転子コア42を得る。図3に示すように、大半の部分は回転子素材42aを積層するが、分離油路45を設ける部分に対応して回転子素材42bを配置することで回転子コア42を得る。なお、積層の枚数などの態様は任意である。
この回転子コア42において、回転子素材42bは上下が回転子素材42aに挟まれている。そうすると、分離油溝45bは上下開口が上下に配置される回転子素材42aに塞がれる。ただし、内周端45biが冷媒通過孔44aと連通する部分は除かれる。また、分離油溝45bの外周端45boは回転子素材42bの周縁に開口しているので、分離油路45は回転子コア42の外側面42Sに開口する。こうして、回転子コア42には、一端が冷媒通過路44に連なり、回転子コア42の径方向の外側に群れて延びる分離油路45が形成される。
[固定子60 集中巻対応]
固定子60にコイルを巻き回すのに集中巻きを適用することはよく知られている。この場合、よく知られているように、径が縮小された部分を有する回転子(回転子コア)が用いられることがある。この回転子素材142bは、例えば図5に示すように、長径部LDと短径部SDを交互に備える。この回転子素材142bは、分離油溝45bを短径部SDに対応して設ける。そうすると、分離油溝45bは短径部SDに開口することになる。
この回転子素材142bを用いて得られた回転子コア42を固定子60(図5に点線で内径を示す)の内部に配置すると、短径部SDと固定子60の間には、長径部LDと固定子60の間よりも大きい隙間が設けられる。したがって、この短径部SDに対応する部分は、分離油路45から流出された潤滑油が、回転子41と固定子60の間を通り易くなるので、油貯まり51に潤滑油を効率よく戻すことができる。
なお、回転子素材42bと同様の構成には図4と同じ符号を図5に付けた。また、回転子素材142bに対応する固定子の図示は省略するが、図4(a)に示す回転子素材42aの外形を図5の回転子素材142bと同様にすればよい。
[回転子 他の形態]
本発明は、種々の形態の回転子に適用できる。例えば、図4に示した冷媒通過孔44aを二つに分割した形態とすることができる。この形態に従う回転子素材242a、242bが図6に記載されている。なお、図4に示した回転子素材42a、回転子素材42bと同様の構成については、図6に図4と同じ符号を付している。
回転子素材242aには、軸孔43aの周囲に8つの冷媒通過孔244aが表裏を貫通して形成されている。
回転子素材242aには、回転子素材42aと同様に、4つの締結孔46aが形成されている。この締結孔46aは、隣接する一組の磁石保持溝47aの間に配置される点で、回転子素材42aと配置位置が相違している。
回転子素材242bは、図6(b)に示すように、分離油溝245bを備えている。分離油溝245bは、やはり、回転子素材242aの冷媒通過孔244aに対応して設けられている。この分離油溝245bは、点線で示される冷媒通過孔244aに対応する位置から外周縁にかけて形成される。この分離油溝245bは、磁石保持溝47a及び締結孔46aと干渉することは避けなければならないので、径方向に対して所定の角度だけ傾斜して形成されている。このように、分離油溝245bは、径方向に沿って形成される場合に限らず、径方向に傾斜して設けることができる。
なお、締結孔46aが図4と同様の位置に設けられているとすれば、2つの隣接する冷媒通過孔244aに対応する一つの分離油溝245bを設けることもできる。
[分離油路45の高さ方向位置]
分離油路45を設ける位置は高いほど好ましいことは前述のとおりである。しかるに、圧縮機10のように回転子41の上端が固定子60の上端よりも突出している場合には、図7に示すように、分離油路45を固定子60の上端よりも突出している回転子41の部分に設けることが好ましい。
分離油路45は、回転子コア42に磁性体ではない空隙をもたらすものであるから、モータ40のトルクを低下させる要素となり得る。しかしながら、固定子60の上端よりも突出している回転子41の部分はそもそもトルクの発生にほとんど寄与しないことを前提としているので、当該部分に分離油路45を設けてもモータ40のトルクを低下させないか、または、低下させたとしても微小である。
この場合、連通路64を分離油路45に対応する位置に設けると、分離油路45から流出された潤滑油が回転子41と固定子60の間の隙間に到達しやすくなるので好ましい。
[分離油路の他端が径方向には封止]
以上説明した回転子41は、分離油路45を回転子コア42の外側面42Sに開口させ、分離された潤滑油を回転子41と固定子60の間、つまり回転子41の外部を通して油貯まり51に戻すものである。しかし、本発明は潤滑油を戻す通路を回転子の内部に設けることもできる。その一例を図8及び図9に基づいて説明する。
この回転子141(回転子コア142)は、図8に示すように、それぞれの冷媒通過路44に一端が連なる分離油路145が設けられている。分離油路145の他端は、戻し油路52に連なる。戻し油路52は、冷媒通過路44よりも径方向の外側に設けられ、上端は回転子素材42aにより封止されるが、下端は回転子コア142の底面に開口する。
回転子コア142は、回転子素材342aと回転子素材342bに加えて、図4に示した回転子素材42aを積層して作製される。
図9に示すように、回転子素材342aは、冷媒通過孔44aに加えて、戻し油孔52aが形成されている。回転子素材342aが積層されたとき、戻し油孔52aは戻し油路52を構成する。回転子素材342aの他の構成は、図4の回転子素材42aと同じである。したがって、図4(a)と同じ符号を図9(a)に付している。
次に、回転子素材342bは、分離油溝145bを備えている。分離油溝145bは、内周側の端部が冷媒通過孔44aに対応しており、外周側の端部が戻し油孔52aに対応している。つまり、分離油溝145bは、冷媒通過孔44aに対応する位置から戻し油孔52aに対応する位置にかけて形成されている。回転子素材342bの他の構成は、図4の回転子素材42bと同じである。したがって、図4(b)と同じ符号を図9(b)に付している。
以上の構成を備える回転子素材342aと回転子素材342b、さらに回転子素材42aを積層して回転子コア142を得る。図8に示すように、大半の部分は回転子素材342aを積層するが、分離油路145を設ける部分に対応して回転子素材342bを配置することで回転子コア142を得る。また、最上層には回転子素材42aを積層する。
この回転子141(回転子コア142)を用いると、遠心分離された潤滑油は分離油路145に流入する。分離油路145に流入した潤滑油は、遠心力の働きにより、分離油路145の外周端に導かれた後に、戻し油路52に流入する。潤滑油は戻し油路52を通って油貯まり51に落下する。
この実施形態によると、混合体から分離された潤滑油は回転子コア142の内部を通って油貯まり51に戻されると吐出口55に向かうことはないので、より確実に潤滑油を油戻し51に戻すことができる。
[締結孔を戻し油路とする]
以上の例では、戻し油路52を新たに形成したが、本発明はこれに限定されず、締結孔46a,46bを戻し油路として利用することができる。その例を図10に基づいて説明する。
この例は、回転子素材242aは図6(a)に示したものと同じものを用いる(図10(a))。一方、図10(b)に示される回転子素材442bを用いることにより戻し油路を形成する。つまり、回転子素材442bは、分離油溝245bを備えている。分離油溝245bは、内周側が二股に分岐されるとともに、外周側は集合しており、V字状をなしている。この分離油溝245bは、内周側の端部が冷媒通過孔244aに対応しており、外周側の端部が締結孔46aに対応している。つまり、分離油溝245bは、冷媒通過孔244aに対応する位置から締結孔46aに対応する位置にかけて形成されている。回転子素材442bの他の構成は、図4の回転子素材42bと同じである。したがって、図4(b)と同じ符号を図10(b)に付している。
以上の構成を備える回転子素材242aと回転子素材442bを積層して得られる回転子コアは、遠心分離された潤滑油が分離油溝245bからなる分離油路に流入する。この分離油路に流入した潤滑油は、遠心力の働きにより、分離油路の外周側に導かれた後に、締結孔46aに流入する。締結孔46aには締結部材Bが挿入されるが、締結部材Bの径を締結孔46aに対して十分に小さくすることで、流入した潤滑油は締結孔46aを通って油貯まり51に落下する。
この実施形態においても以上と同様の効果を奏するのに加えて、戻し油路を独立して形成する必要がないので、製作工数の低減に寄与する。
[周方向にも開放された分離油路の例]
以上の実施形態では、一部の回転子素材に分離油溝を形成することで分離油路を形成する例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、積層される回転素子素材の中からその一部を取り除くことで、分離油路を形成することもできる。その例を図11、図12に基づいて説明する。
この例による回転子241(回転子コア242)は、複数枚の例えば回転子素材42aを積層して得られる。ただし、分離油路45を設けたい位置には回転子素材42a(42b)を設ける替りにリング状のスペーサ53を設置する。そうすると、スペーサ53の周囲は空隙が形成されることになり、この空隙が分離油路45を構成する。この分離油路45は、回転子241の外側面に開口するとともに、永久磁石Mを除いて周方向を遮るものがなく開放されている。
以上のように、本発明の分離油路は、回転子の周方向に閉じられた空隙、又は、回転子の周方向に開放された空隙、の何れであってもよい。
この実施形態においても、以上と同様の効果を奏するのに加えて、異なる回転子素材を形成するのに比べてスペーサ53を作製する加工費、材料費を低減できるので、コスト的に有利となる。
なお、この例ではスペーサ53は内周側に設けたが、スペーサ53を設ける位置は任意である。
以上、本発明の種々の形態を説明したが、これら以外にも、以上で挙げた構成を取捨選択し、あるいは他の構成に適宜変更することが可能である。
例えば、回転子41の回転軸線に分離油路45が直交する例を以上では示したが、本発明はこれに限らず、回転軸線に対して傾斜する分離油路とすることもできる。さらに、回転子(内周又は外周)の接線に対する法線方向に分離油路を設けることに限定されず、法線方向に傾斜する方向に分離油路を設けることができる。
また、ロータリー式圧縮機構とスクロール式圧縮機構とが組み合わされた電動圧縮機について本発明を適用することもできる。つまり、本発明におけるロータリー式圧縮機とは、ロータリー式圧縮機構を備えている圧縮機を広く包含する。
10 圧縮機
11 ハウジング
11b 隙間
20A,20B シリンダ
21A,21B ピストンロータ
23 シャフト
29A,29B 軸受
40 モータ
41,141,241 回転子
42,142,242 回転子コア
42a,42b,142b,242a,242b,342a,342b,442b 回転子素材
42S 外側面
43 軸心孔
43a,43b 軸孔
44 冷媒通過路
44a,244a 冷媒通過孔
45,145 分離油路
45b,145b,245b 分離油溝
46a,46b 締結孔
51 油溜まり
52 戻し油路
52a 戻し油孔
53 スペーサ
60 固定子
61 固定子コア
62 コイルエンド
64 連通路
LD 長径部
SD 短径部

Claims (7)

  1. 冷媒の吐出口が設けられ、潤滑油が溜められる油溜まりを底部に有するハウジングと、
    前記ハウジングの下部側に配置され、冷媒を圧縮するロータリー式圧縮機構部と、
    前記ハウジングの上部側に配置され、前記圧縮機構部を駆動する電動モータと、を備え、
    前記電動モータは、
    前記ハウジングに固定される固定子と、
    前記固定子の内周側に配置され、前記固定子に電力が供給されると軸心の周りに回転する回転子と、
    前記圧縮機構部で圧縮された冷媒を前記吐出口に向けて流す、下側開口端から上側開口端まで前記軸心方向に真っ直ぐに延びるように前記回転子に設けられた冷媒通過路と、
    前記冷媒通過路に一端が連なり、前記回転子の径方向の外側に延びる分離油路と、を備える、
    ことを特徴とするロータリー式圧縮機。
  2. 前記分離油路は、
    他端が前記回転子の外側面に開口する、
    請求項1に記載のロータリー式圧縮機。
  3. 前記回転子が短径部を備え、
    前記分離油路は、前記短径部に対応する前記外側面に開口する、
    請求項2に記載のロータリー式圧縮機。
  4. 前記回転子は、前記冷媒通過路よりも径方向の外側に、前記潤滑油を前記油溜まりに向けて流す戻し油路を設け、
    前記分離油路の他端が前記戻し油路に連なる、
    請求項1に記載のロータリー式圧縮機。
  5. 前記回転子は、前記固定子の上端よりも上方に突出する部分を備え、
    前記分離油路は、前記突出する部分に設けられる、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のロータリー式圧縮機。
  6. 磁性材からなる複数の回転子素材を積層して前記回転子が形成され、
    前記分離油路は、一又は複数の前記回転子素材に形成された溝により構成される、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のロータリー式圧縮機。
  7. 前記分離油路は、前記上側開口端の近傍において、前記冷媒通過路に一端が連なる、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のロータリー式圧縮機。
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