JP5851588B2 - 生物医学止血用粉末ディスペンサ - Google Patents

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Description

本発明は、粉末状薬剤を噴射するために適合された供給システム、特には生物医学止血用粉末を供給するためのディスペンサの分野に関する。
時々、治療を受けている患者に粉末状薬剤を供給することが必要となる。例として、そのような粉末状薬剤は、特に、緩衝パッチを生成するために、及び/または、組織損傷部位における出血を抑制するために有用である。
粉末状薬剤が単一の容器に貯蔵されている時、医療従事者にとって、投与されるべき正確な用量を正確に計量することは、しばしば困難である。それ故、患者は、過剰のまたは過少の薬剤を受け取ることがある。このように、供給プロセスは、安定せず容易に繰り返し得ない。さらに、長期間に亘って単一の容器に貯蔵された粉末状薬剤の大量供給は、粉末が固まったり層状になるという結果をもたらす。
各カートリッジが供給されるべき一用量の物質を有する独立した複数のカートリッジに貯蔵された物質を供給するために適合された装置が、開示されている。ヨーロッパ特許出願EP1,550,713に開示されている装置は、装置内に円筒状に設けられた複数カートリッジ保持部を備えている。しかしながら、そのような装置は、非常に小さな寸法の発生学的物質(genetic material)を生体組織内に供給するために適合されている。実際には、そのような装置を用いて供給されるべき粉末状物質は、0.2μm〜3μmの範囲の寸法であり、したがって粉末状薬剤の仕様からは程遠く、ここで粉末は、概して数十または数百マイクロメートルの寸法である。そのような装置の構造及び操作は、このように、粉末状薬剤を供給するために適合されていない。
アクセスが容易でない組織部位に正確な用量の粉末状薬剤を正確に供給しようとする時、例えば腹腔鏡下の供給技術が用いられる時、にも、問題が生ずる。その結果、正確な用量の粉末状薬剤が治療を必要とする組織部位に正確に及び繰り返し供給され得るディスペンサを利用することが望ましい。
本発明は、複数用量且つ正確な用量の粉末状薬剤が、アクセスされて患者に供給されるように回動可能な薬剤カルーセルの個々のチャンバ内に貯蔵される、生物医学止血用粉末ディスペンサに関する。粉末ディスペンサは作動され、押圧ハンドルの制御下で計量された一用量が取り込まれて患者に供給されるように、加圧気体の噴流が、薬剤カルーセルの粉末が充填されたチャンバの特定の一つに供給される。
より正確には、添付の特許請求の範囲に記載された粉末を供給するための装置が、提案されている。
第1の態様によれば、本発明は、主題として、標的部位に粉末を供給するための装置を有しており、当該装置は、
−二つの殻部を有し得る本体部と、
−前記標的部位に供給されるべき粉末で満たされる粉末貯蔵部、特には薬剤カルーセルと、
−特には加圧気体で満たされるように意図された前記本体部内に位置する気体貯蔵部と、
−前記粉末貯蔵部と連通している排出ノズルと、
−前記気体貯蔵部と前記粉末貯蔵部との間で前記本体部内に位置しており、前記気体貯蔵部から前記粉末貯蔵部への前記加圧気体の流れを遮断するように閉鎖される、通常閉鎖された気体排出弁、特には通常閉鎖された気体排出狭窄弁と、
−前記通常閉鎖された気体排出弁に連結された作動ハンドル、特には押圧ハンドルと、
を備え、
前記作動ハンドルは、前記通常閉鎖された気体排出弁を開放しそれによって加圧気体の噴流が前記気体貯蔵部から前記粉末貯蔵部に適用されることを可能にするために、当該作動ハンドルに加えられる力に反応して、前記本体部に対して第1の方向に動き、それによって、前記粉末貯蔵部からの前記粉末の少なくとも一部が、取り込まれて前記排出ノズルを通して前記標的部位に供給される。
“通常閉鎖された気体弁”という表現は、本発明では、力が装置に加えられない時、特には作動ハンドルに加えられない時、当該弁が閉鎖される、ということを意味する。
“通常開放された気体弁”という表現は、本発明では、力が装置に加えられない時、特には作動ハンドルに加えられない時、当該弁が開放される、ということを意味する。以下の実施の形態を受けて、装置が気体源に差し込まれていない時、または、装置が作動される時、通常開放された気体弁は、閉鎖される。
とりわけ、作動ハンドルの動きと同時に、且つ、作動ハンドルの動きにのみ反応して、通常開放された弁は、閉鎖された状態に切り替えられ、通常閉鎖された弁は、開放された状態に切り替えられる。
気体源は、例えば部屋内に差込口を有する病院内に存在する加圧気体のネットワークであってよく、または、装置内に可動に組み込まれ得る加圧気体の缶であり得る。最後の場合、装置は自律式であり得る。
装置は、複数の、例えば2〜20の、粉末のショット(shot)を供給し得る。
そのような粉末ディスペンサの好ましいが限定されない、単独または組み合せで取られる態様は、以下の通りである。
装置は、前記気体貯蔵部と前記粉末貯蔵部との間を通る気体排出ホースを更に備え、前記通常閉鎖された気体排出弁は、前記気体排出ホースに連結されており、且つ、前記気体排出ホースを閉鎖し、それによって前記気体貯蔵部から前記粉末貯蔵部への加圧気体の流れを遮断するように閉鎖され、前記加圧気体の噴流が前記気体貯蔵部から前記粉末貯蔵部へ前記気体排出ホースを介して適用されることを許容するように前記気体排出ホースが対応して開放される、というように、前記通常閉鎖された排出弁は、前記作動ハンドルの前記第1の方向の動きに反応して開放される。
特には、前記通常閉鎖された気体排出弁は、気体排出ホースを取り囲んでおり、前記通常閉鎖された気体排出弁は、固定弁部材、特にはアンビルと、可動弁部材、特にはクランプと、を有しており、前記固定弁部材及び前記可動弁部材の間に、前記気体排出ホースは、位置決めされており、前記気体排出ホースを閉鎖するために前記通常閉鎖された気体排出弁が閉鎖される時、当該固定弁部材及び当該可動弁部材は、一緒に位置決めされ、前記気体排出ホースを対応して開放するように前記通常閉鎖された気体排出弁が開放される時、当該固定弁部材及び当該可動弁部材は、離間して位置決めされる。
装置は、前記本体部内に位置し、前記通常閉鎖された気体排出弁と連絡するバネを更に備えていてよく、前記通常閉鎖された排出弁の前記固定弁部材及び前記可動弁部材が離間して位置決めされ、当該通常閉鎖された排出弁が開放されるために、前記作動ハンドルに加えられる力に反応して当該作動ハンドルが前記本体部に対して前記第1の方向に移動する時、当該バネは圧縮され、前記固定弁部材及び前記可動弁部材が一緒に位置決めされ、前記通常閉鎖された排出弁が閉鎖されるために、前記作動ハンドルに加えられる力が終了される時、当該バネは伸長する。
装置は、前記通常閉鎖された気体排出弁の可動弁部材を囲むバネを更に備えていてよく、前記作動ハンドルに加えられる力が終了され当該バネが伸長する時、前記固定弁部材に対して前記可動弁部材を移動させるために、且つ、当該作動ハンドルを前記本体部に対して反対方向に回動させるために、当該バネは、前記可動弁部材に対する押付力を生成する。
前記作動ハンドルに加えられる前記力に反応して当該作動ハンドルが前記本体部に対して前記第1の方向に移動する時、当該作動ハンドルは、押下げられて前記本体部の内側に回動されてよい。
当該装置は、当該作動ハンドルに取り付けられた回動ピンと、前記本体部に取り付けられた回動ポストと、を更に備えていてよく、当該回動ポストは、前記本体部の内部に回動可能に受容されており、前記作動ハンドルが当該作動ハンドルに加えられる力に反応して前記第1の方向に移動する時、当該回動ピンは、前記回動ポストにおいて回動し、当該作動ハンドルは、前記本体部の内側に回動する。
装置は、気体貯蔵部と加圧気体源との間で本体部内に位置する通常開放された気体流入弁、特には狭窄弁、更に特には可動部と固定部とを含む狭窄弁を備えていてよい。通常開放された気体流入弁は、気体貯蔵部が加圧気体源からの加圧気体で満たされることを許容するように開放される。作動ハンドルが作動ハンドルに加えられる力に反応して本体部に対して第1の方向に移動する時、作動ハンドルは、通常開放された気体流入弁が閉鎖し、それによって、気体貯蔵部が気体源からの加圧気体で満たされることを妨げるように、通常開放された気体流入弁に連結されている。
装置は、その一方の端部において前記気体貯蔵部に取り付けられ、その他方の端部において前記加圧気体源に接続されるよう適合された気体流入ホース、特には気体流入チューブを更に備えていてよく、前記通常開放された気体流入弁は、当該気体流入ホースに連結されており、当該気体入流ホースを閉鎖し、それによって前記加圧気体源から前記気体貯蔵部への当該気体流入ホースを介した前記加圧気体の流れを遮断するように、前記通常開放された気体流入弁は、前記作動ハンドルに加えられる力及び当該作動ハンドルの前記第1の方向の動きに反応して閉鎖され、前記気体貯蔵部が前記気体流入ホースを介した前記加圧気体源からの前記加圧気体で満たされることを許容するように前記気体流入ホースが対応して開放される、というように、前記作動ハンドルに加えられる力が終了される時、前記通常開放された気体流入弁は、開放される。
装置は、通常開放された気体流入弁を備えていてよく、前記通常開放された気体流入弁は、前記作動ハンドルに取り付けられ当該作動ハンドルと共に移動可能であるホース狭窄部材を有しており、前記作動ハンドルが当該作動ハンドルに加えられる力に反応して前記第1の方向に移動する時、前記気体流入ホースが閉鎖され、前記加圧気体源から前記気体貯蔵部への前記気体流入ホースを介した前記加圧気体の流れを遮断する、というように、当該ホース狭窄部材は、前記気体流入ホースに向けて移動して当該気体流入ホースと接触する。
装置は、粉末貯蔵部を備えていてよく、前記粉末貯蔵部は、複数の粉末が充填されたチャンバを有しており、各チャンバは、前記標的部位に供給されるべき一供給量の粉末で満たされ、前記作動ハンドルが当該作動ハンドルに加えられる力に反応して前記第1の方向に移動する時、当該特定の一つのチャンバの粉末状内容物が前記気体の噴流によって捕捉される、というように、前記粉末貯蔵部の前記粉末が充填されるチャンバの特定の一つは、前記気体貯蔵部と前記排出ノズルとの間の流体路内に位置する。
装置は、粉末貯蔵部を備えていてよく、前記粉末貯蔵部は、当該粉末貯蔵部の粉末で充填される前記複数のチャンバの特定の一つだけが前記流体路内に位置する、というように位置決めされるように回動可能である。
装置は、前記本体部内に位置し前記粉末貯蔵部に連結されたラチェット車を更に備えていてよく、当該ラチェット車は、粉末が充填される前記複数のチャンバの前記特定の一つが前記流体路内へ回転されるまで前記粉末貯蔵部に対して対応する回動を伝えるために、前記作動ハンドルに加えられる力に反応して前記本体部に対して前記第1の方向に移動する当該作動ハンドルに反応して回動される。
装置は、ラチェット作動部をさらに備えていてよく、前記ラチェット作動部は、前記作動ハンドルの前記第1の方向における動きが当該ラチェット作動部の対応する動きと、前記ラチェット車及び当該ラチェット車が連結された前記粉末貯蔵部の各々の回動と、を引き起こし、それによって、前記粉末貯蔵部の粉末が充填される前記複数のチャンバの前記特定の一つが前記流体路内に回動される、というように、前記作動ハンドルから突出し前記ラチェット車と連絡する。
装置は、また、前記本体部と前記排出ノズルとの間に位置し前記粉末貯蔵部を取り囲むカバー部、特にはカルーセルカバー部を更に備えていてよく、当該カバー部は、当該カバー部を横切って広がる後部キャップと、当該後部キャップを貫通して形成された穴部と、を有しており、前記ラチェット車は、当該穴部を通して当該ラチェット車と前記粉末貯蔵部との間で延びる軸を通して前記粉末貯蔵部に連結されており、それによって、前記本体部内の前記ラチェット車の回動は、前記軸を通して前記カバー部により取り囲まれた前記粉末貯蔵部に伝達される。
装置は、可撓性スナップによって前記カバー部に取外し可能に接続された後部キャップを備えていてよく、前記可撓性スナップは、前記カバー部内に形成された各係止スロットによる取外し可能な受容のために、当該後部キャップから突出している。
装置は、当該カバー部から突出し当該カバー部によって取り囲まれた前記粉末貯蔵部と連絡する可撓性のインデックスタブを有するカバー部を備えており、前記インデックスタブは、前記粉末貯蔵部の粉末が充填される前記複数の連続的なチャンバが一度につき一つ前記気体貯蔵部と前記排出ノズルとの間の前記流体路内に移動されるように、前記粉末貯蔵部の前記回動を制限する。
装置は、前記カバー部の後部キャップを備えており、当該後部キャップは、当該後部キャップを水平に及び垂直に貫通する連続的に接続された気体チャネルを有しており、当該気体チャネルは、前記気体貯蔵部と前記排出ノズルとの間で前記流体路内に位置している。
装置は、カバー部によって取り囲まれた粉末貯蔵部を備えており、前記カバー部は、少なくとも一つの流入封止部と、少なくとも一つの排出封止部と、を有しており、当該流入封止部は、前記粉末貯蔵部の粉末が充填される前記複数のチャンバの第1の端部を封止するように、前記粉末貯蔵部の一方の端部を横切って広がっており、当該排出封止部は、前記粉末が充填されるチャンバの対向する端部を封止するように、前記粉末貯蔵部の他方の端部を横切って広がっており、当該流入封止部及び当該排出封止部の各々は、当該流入封止部ないし当該排出封止部を貫通して形成され前記気体貯蔵部と前記排出ノズルとの間で前記流体路内に位置する穴部を有している。
標的部位に粉末を供給するための装置は、
−通常開放された気体流入弁と、
−前記通常閉鎖された気体排出弁及び前記通常開放された気体流入弁の各々に連結された作動ハンドルと、
を備えていてよく、
当該通常開放された気体流入弁は、前記気体貯蔵部と加圧気体源との間で前記本体部内に位置しており、前記気体貯蔵部が前記加圧気体源からの前記加圧気体で満たされることを許容するように開放され、
前記作動ハンドルは、同時に前記通常開放された気体流入弁を閉鎖し、それによって前記気体貯蔵部が前記加圧気体源からの加圧気体で満たされることを妨げ、且つ、前記通常閉鎖された気体排出弁を開放し、それによって加圧気体の噴流が前記気体貯蔵部から前記粉末貯蔵部へ適用されることを可能にし、それによって、前記粉末貯蔵部からの前記粉末の少なくとも一部が取り込まれて前記排出ノズルを経由して前記標的部位に供給される。
一般論として、好ましい実施の形態によれば、回動可能な薬剤カルーセルを備えた生物医学止血用粉末ディスペンサが開示されており、薬剤カルーセルの内部には、複数の正確な用量の粉末状薬剤が、一回に一用量が患者に繰り返し投与されるように貯蔵される。カルーセルは、複数のチャンバを有しており、チャンバの各々は、計量された一用量の粉末状薬剤を含む。粉末ディスペンサは、また、一用量の粉末状薬剤を患者に供給するために、薬剤カルーセルの回動と、加圧気体の噴出と、の両方を開始する押圧ハンドルを備えている。薬剤カルーセルは、カルーセルカバー部内に位置し、回動される。押圧ハンドルによって支持され押圧ハンドルと共に移動可能な作動指状部は、ラチェット車の歯状部と相互作用する。ラチェット車は、カルーセルカバー部の後部に亘って取り付けられたカルーセル後部キャップの中央穴部を貫通する軸によってカルーセルに接続されている。粉末ディスペンサを作動するように押圧ハンドルが使用者によって押し下げられると、作動指状部は、回動をラチェット車に与えるよう、ハンドルによってラチェット車の歯状部に向けて移動されて、当該歯状部と接触する。ラチェット車の回動は、特定のチャンバの内容物がアクセスされて粉末ディスペンサから排出ノズルチューブを通して排出され得るようにカルーセルの薬剤が充填された連続するチャンバを流体路内に移動させるために、カルーセルカバー部内の薬剤カルーセルの対応する回動を引き起こす。
気体貯蔵部は、貯蔵部流入ホースを通してその外部供給部からの既知の量の圧縮気体で満たされている。押圧ハンドルによって支持されて押圧ハンドルと共に移動可能な通常開放された流入狭窄弁が、貯蔵部流入ホースと係合している。気体排出ホースが、気体貯蔵部から、カルーセル後部キャップの水平(すなわち内向き)チャネル及び垂直(すなわち上向き)チャネルに延びている。通常閉鎖された、バネによって付勢された気体排出狭窄弁が、貯蔵部からの気体排出ホースを囲んで当該ホースに係合している。後部キャップのチャネルは、薬剤カルーセルの特定のチャンバの一方の側と連絡しており、薬剤カルーセルから、粉末状薬剤が、カルーセルの背部を封止する一対の滑り内側ガスケットを貫通して形成された、軸方向に整列された流入穴部を介して投与される。薬剤が充填された特定のチャンバの反対側は、薬剤カルーセルの前部を封止する一対の滑り外側ガスケットを貫通して形成された、軸方向に整列された排出穴部を介してディスペンサの排出ノズルチューブと連絡している。
生物医学止血用粉末ディスペンサが休止状態のとき、押圧力は、使用者によって押圧ハンドルに加えられない。この場合、通常開放された流入狭窄弁は、気体貯蔵部が外部気体供給部からの貯蔵部流入ホースを通して圧縮された気体で満たされるように、開放されたままである。通常閉鎖された気体排出狭窄弁は、気体排出ホースを狭窄して閉鎖するように閉鎖されたままであり、それによって、気体の流れが気体貯蔵部から薬剤カルーセルへ流れることを妨げる。
作動状態の間、一用量の粉末状薬剤を薬剤ディスペンサの薬剤カルーセルから患者に供給するために、押圧力が押圧バンドルに加えられ、それによって、ハンドルは、押し下げられて回動ピンにおいて回動される。押圧ハンドルの押下げは、ハンドルによって支持された流入狭窄弁をその通常開放された位置から閉鎖された位置に、当該閉鎖された位置で貯蔵部流入ホースを狭窄して閉鎖して外部供給部から貯蔵部への圧縮された気体の流れを阻止するように、移動させる。作動指状部は、これもまた押圧ハンドルによって支持されており、ラチェット車の歯状部に向けて移動されて当該歯状部と接触し、それによってラチェット車を回動させる。ラチェット車の回動が、薬剤が充填された単一のチャンバが軸方向にディスペンサの排出ノズルチューブと整列されるように、カルーセルカバー部内において薬剤カルーセルの対応する回動を引き起こす。同時に、気体排出狭窄弁は、その通常閉鎖された位置から、開放された位置に移動される。この開放された位置で、この時、予め狭窄された気体排出ホースは、開放される。その結果、連続した流路が、気体貯蔵部から排出ノズルチューブに、気体排出ホース、カルーセル後部キャップの水平チャネル及び垂直チャネル、一対の内側封止ガスケットを貫通する流入気体穴部、カルーセルの薬剤が充填された特定のチャンバ、並びに、一対の外側封止ガスケットを貫通する排出気体穴部、を通して確立される。この場合、カルーセルの特定のチャンバからの粉末状薬剤は、患者への供給のために、加圧気体の噴流によって取り込まれる。
更なる選択肢として、生物医学止血用粉末の取り扱い及び作動が、使用者の手中に保持される把持部の追加によって促進され得る。作動誘引部が、回動可能に把持部に連結されており、粉末ディスペンサの押圧ハンドルに対して回動可能である。押圧力が使用者によって加えられる時、作動誘引部は、押圧ハンドルに向けて回動され、それによって押圧ハンドルを押し下げて回動させる。粉末ディスペンサは、このように、一用量の粉末状薬剤が患者へ供給されるために取り込まれるように、作動される。
図1は、本発明の好ましい実施の形態による生物医学止血用粉末ディスペンサの斜視図である。 図2は、図1に示された粉末ディスペンサの分解図である。 図3は、図1に示された粉末ディスペンサの正面図である。 図4は、休止状態の粉末ディスペンサを示す、図3の4−4線に沿った粉末ディスペンサの断面図である。 図5は、使用者に一用量の粉末状薬剤を供給するように粉末ディスペンサが作動状態にある時、当該粉末ディスペンサを通る連続する流体路を示している。 図6は、作動状態の粉末ディスペンサの断面図である。 図7は、閉鎖位置にある粉末ディスペンサのバネで付勢された通常閉鎖された気体排出狭窄弁を示している。 図8は、開放位置にある図7の気体排出狭窄弁を示している。 図9は、回動可能な作動誘引部を有する任意の把持部であって、それによって粉末ディスペンサが保持されて作動される把持部を備えた粉末ディスペンサを示している。 図10は、圧力除去弁を有する粉末ディスペンサの一実施の形態の部分断面斜視図である。 図11は、図10の実施の形態の貯蔵部及び圧力除去弁の分解図である。 図12は、図10の粉末ディスペンサの他の部分断面斜視図である。 図13は、図12のA内に示された圧力除去弁の分解図である。 図14は、図10の実施の形態の貯蔵部及び圧力除去弁の断面図である。 図15は、閉鎖された位置にある図14の圧力除去弁の断面図である。 図16は、開放された位置にある図14の圧力除去弁の断面図である。
図1及び図2は、組み立てられており使用可能な構造の、好ましい実施の形態による、本発明の生物医学止血用粉末ディスペンサ1を示している。以下により詳細に説明されるように、止血用粉末ディスペンサ1は、空気または他の適切な気体の流れの中に取り込まれた正確な一用量の粉末状薬剤を患者に供給するように適合されている。ほんの一例として、止血用粉末ディスペンサ1は、出血を抑えるために粉末状薬剤を創傷部位に供給するための特別の適用性を有している。粉末ディスペンサ1は、一対の対向するハンドル殻部3及び5を備えており、一対のハンドル殻部3及び5は、一対のハンドル殻部間を延びる一対の係止ポスト6を通して受容される止め具によって、互いに連結されている。押圧ハンドル7が、殻部3及び5間における相互移動のために支持されている。説明されるように、粉末ディスペンサ1が使用者の手の中に保持された状態で、押圧ハンドル7は、加圧気体の予測可能な噴流と、正確な用量の粉末状薬剤と、が一緒に混合されてディスペンサから患者に排出される、という工程を開始するように、手動で押下げられて(すなわち、押圧されて)、ハンドル殻部3及び5の内側に回動され得る。このように粉末状薬剤を流体化することが、組織(例えば創傷)部位への薬剤の正確で完全な供給を可能にする。
カルーセルカバー部9が、対向するハンドル殻部3及び5の第1の端部と、排出ノズルチューブ10と、の間に位置している。ディスペンサ1から一度に排出されるべき一用量ずつの粉末状薬剤が、カルーセルカバー部9によって囲まれた後述の薬剤カルーセル22内に貯蔵される。気体流入チューブ12が、対向するハンドル殻部3及び5の対向する端部に形成された入口開口部13を通して受容された流入取付部32に連結されている。
気体流入チューブ12は、典型的には3〜5メートルの長さであり、ハンドル殻部3及び5の外側を通る。流入フィルタ14が、気体流入チューブ12と圧力調整器連結部15との間に位置している。圧縮された気体(例えば、空気、二酸化炭素または他の適切な無害な気体)の外部気体源が、圧力調整器連結部15に取り付けられるべき圧力調整器(不図示)、特には気体流入弁(不図示)、さらに特には気体供給ないし気体遮断弁(不図示)とも呼ばれる開放気体流入弁、によって気体流入チューブ12に接続されている。圧縮気体の調整されてフィルタリングされた供給が、外部気体源から止血用粉末ディスペンサ1に気体流入チューブ12を介して適用され得る。したがって、押圧ハンドル7が使用者によって押し下げられる時、カルーセルカバー部9内の薬剤カルーセル22の薬剤充填チャンバ23などの粉末貯蔵部内に貯蔵される一用量の粉末状薬剤が、流体化されて加圧気体の流れの中で、後述するように排出ノズルチューブ10を介して患者に投与される。
これに関し図2〜5を同時に参照すると、図1の生物医学止血用粉末ディスペンサ1の詳細と、繰り返し可能な容積の加圧気体が供給されてディスペンサから噴出されて患者に供給されるべき一用量の粉末状薬剤と混合される方法の詳細と、が開示されている。使用者によって対向するハンドル殻部3及び5に対して押圧されて押し下げられるべき押圧ハンドル7は、その中に形成された隣接する開口部16及び17を通して殻部の内側へ回動可能である。押圧ハンドル7は、その第1の端部にラチェット作動部18を有している。ラチェット作動部18から殻部3及び5を通して下方に垂れ下がっているのは、作動指状部20(図2に最良に示されている)である。作動指状部20は、カルーセル内に貯蔵された一用量の粉末状薬剤が流体化のために位置決めされるように、複数用量の薬剤カルーセル22の回動を制御する。
押圧ハンドル7の対向する端部から下方且つ殻部3及び5の内側に突出しているのは、通常開放された流入狭窄弁24,25である。この狭窄弁24,25は、可動部24と固定部25とを有し得る。特に、可動部24は、作動ハンドル7と一体化されて作動ハンドルと共に移動し、固定部25は、殻部3と一体化されている。また、ハンドル7の対向する端部から突出し、ハンドル殻部3及び5の内部に位置しているのは、ハンドルヒンジピン26である。狭窄弁24,25は、貯蔵部流入ホース28と連絡していて、貯蔵部流入ホース28を通して気体の流れを制御する。ハンドルヒンジピン26は、円筒状回動ポスト29内に回動可能に受容されており、円筒状回動ポスト29は、対向する殻部3及び5から内側に突出している。このように、ハンドル7が粉末ディスペンサ1を作動させるように押圧されて押し下げられる時、ハンドル7は、ハンドルによって保持された作動指状部20が薬剤カルーセル22の回動を制御するように対応して移動される、というように、回動ポスト29内のハンドルヒンジピン26において回動する。
中空の(例えば、円筒状の)封止された気体貯蔵部30が、ハンドル殻部3及び5によって囲まれており、ハンドル殻部3及び5の間に支持されている。貯蔵部流入ホース28の一方の端部が、殻部3及び5内の貯蔵部30の後端部に連結されている。貯蔵部流入ホース28の対向する端部は、前述の流入取付部32において気体流入チューブ12にハンドル殻部3及び5を通して連結されている。したがって、流入気体流路が、圧縮された気体の外部気体源から気体貯蔵部30に、気体流入チューブ12及び貯蔵部流入ホース28を介して確立されている。貯蔵部30への貯蔵部流入ホース28を通じた気体の流れは、使用者が押圧ハンドル7を押し下げられることに反応して、流入狭窄弁24,25によって制御される。
気体貯蔵部30の前端部は、貯蔵部用キャップ34によって閉鎖されている。ダックビル弁(すなわち、一方向チェック弁)36が、貯蔵部用キャップ34を通して気体貯蔵部30と連絡している。ダックビル弁36は、気体貯蔵部30の前端部でキャップ34に取り付けられている組み合わせ弁及びチューブ取付部38によって囲まれている。弾性気体排出ホース40の一方の端部は、ダックビル弁36によって気体貯蔵部30と連絡するように、組み合わせ弁及びチューブ取付部38に連結されている。気体排出ホース40の対向する端部は、カルーセル後部キャップ(50で参照され、図5に最良に示されている)に連結されている。
気体貯蔵部30に連結された気体排出ホース40は、通常閉鎖された気体排出狭窄弁42を通して受容されている。狭窄弁42(図7及び図8に最良に示されている)の動作は、狭窄弁42を囲みハンドル殻部3及び5の内側に係合する(例えば、コイル)バネ44によって制御される。バネ44は、押圧ハンドル7が使用者によって押し下げられているかどうかによって、緩められたり圧縮されたりする。粉末ディスペンサ1の休止状態中(図4に最良に示されている)にハンドル7が押し下げられていない時、バネ44は、緩められて伸長され、貯蔵部30とカルーセル後部キャップ50との間の気体の流れを妨げるように、気体排出狭窄弁42は、気体排出ホース40を挟むようにバネ44によって促される。
カルーセルカバー部9によって囲まれた薬剤カルーセル22は、複数の(例えば、16の)チャンバ23を有しており、チャンバ23の各々は、気体貯蔵部30からの加圧された気体の噴流によって患者に供給されるように準備された計量された一用量の粉末状薬剤で満たされる。前述のように、カルーセル22は、押圧ハンドル7が使用者によって押し下げられると回動され、それによって、カルーセルの単一のチャンバ23が、そこに貯蔵される一用量の粉末状薬剤が気体の噴流によって取り込まれて排出され得るように、位置決めされる。
この目的を達成するために、粉末ディスペンサ1の押圧ハンドル7の一方の端部でラチェット作動部18から下方に垂れ下がる作動指状部20は、ラチェット車48の周りの歯状部49と接続される。ラチェット車48は、カルーセル後部カバー部50内の中央穴部54を貫通するシャフト52によって、カルーセル22に接続されている。シャフト52は、一対の可撓性の係止指状部(53で示され、図5に最良に示されている)を有しており、係止指状部は、薬剤カルーセル22内の係止係合部内にスナップ留めされるように、シャフト52から突出している。粉末ディスペンサ1の作動状態の間(図6に最良に示されている)、押圧ハンドル7がハンドル殻部3及び5の内側に押し下げられて回動される時はいつでも、押圧ハンドル7によって保持された作動指状部20は、ラチェット車48の歯状部49に押付力を加え、それによってラチェット車を回動させる。ラチェット車48の回動は、カルーセルカバー部9内でカルーセルの対応する回動を引き起こすように、シャフト52によってカルーセル22に伝達される。
特に図5を参照すると、ダックビル(チェック)弁36によって気体貯蔵部30と連絡する気体排出ホース40が、カルーセル後部キャップ50と整列されて示されている。特に、気体排出ホース40は、カルーセル後部キャップ50の背部で気体連結部56に接続されている。後部キャップ50の気体連結部56は、カルーセル後部キャップ50を貫通する連続する水平(すなわち、内方向)チャネル58及び垂直(すなわち、上方向)チャネル60と流体連通して延びている。後部キャップ50のチャネル58及び60は、気体排出ホース40によって運ばれる気体を、押圧ハンドル7が押し下げられる時にカルーセルが回動された位置に垂れ下がっているカルーセル22の薬剤が充填されたチャンバ23の特定の一つに適用する。このように、排出ホース40からカルーセル22に流れる気体が、カルーセル後部キャップ50の水平及び垂直チャネル58及び60を通して異なる2つの方向に進行することが好ましい。後部キャップ50を通る二方向気体流路は、大きな直径のラチェット車48と、カルーセル22を正確に参照する(index)能力と、に適合していることが望ましい。
カルーセル後部カバー部50の前部は、互いに向かい合って配置された一対の摺動内部ガスケット62及び64(図5に最良に示されている)によって覆われている。内部ガスケット62及び64は、カルーセル22の後部と、その薬剤充填チャンバ23の後端部と、を封止している。一対の内部ガスケット63及び64のうち、カルーセル後部カバー部50に接している第1の部分62は、好ましくは、発泡体などの弾力性を有する材料から作られている。第1のガスケット62の上に位置し且つカルーセル22の後部に接している内部ガスケットの第2の部分64は、好ましくは、テフロンとして知られるような低摩擦材料から作られる。一対の内部ガスケット62及び64の各々は、後部キャップ50に対するカルーセルの回動を与えるために、ラチェット車48からカルーセル22に延びているシャフト52及び係止指状部53を適合させるように、内部ガスケット62ないし64を貫通して形成された中央開口部66及び68を有している。一対の滑り内部ガスケット62及び64の各々は、また、内部ガスケット62ないし64を通して延びる流入気体穴部69及び70を有している。内部ガスケット62及び64の流入気体穴部69及び70は、軸方向に、互いに整列され、カルーセル後部キャップ50の垂直(すなわち上方向)チャネル60の頂部と整列されており、カルーセルが回動された位置によってアクセスされるべきカルーセル22の薬剤充填チャンバ23の特定の一つと整列される。
一対の滑り外部ガスケット72及び74は、カルーセル22の前部を封止し、薬剤充填チャンバ23の先端部を閉鎖するように、互いに向き合って配置されている。カルーセル22の前部に接している一対の外部ガスケット72及び74の第1の部分72は、好ましくは、テフロンから作られている。第1のガスケット72上に広がっており、内部にカルーセル22、並びに、一対の内部ガスケット62及び64、及び一対の外部ガスケット72及び74が収容されているカルーセルカバー部9の内部を圧迫する外部ガスケットの第2の部分74は、好ましくは、発泡体から形成されている。一対の滑り外部ガスケット72及び74の各々は、外部ガスケット72ないし74を通って延びる排出気体穴部76ないし78を有している。外部ガスケット72及び74の排出気体穴部76及び78は、軸方向に、互いに整列されており、アクセスされるべきカルーセル22の薬剤充填チャンバ23の特定の一つと整列されており、カルーセルカバー部9に連結された排出ノズルチューブ10と整列されている。
カルーセル後部キャップ50は、その両側に位置する一対の可撓性スナップ82を有している。薬剤カルーセル22と、カルーセルの前部及び後部を封止する一対の滑り内部ガスケット62,64及び一対の滑り外部ガスケット72,74とは、カルーセルカバー部9の内部に位置し、カルーセルカバー部9によって囲まれている。カルーセル22が押圧ハンドル7の押下げに反応してカルーセルカバー部9の内側でカルーセル後部カバー部50に対して回転可能であるように、カルーセル後部キャップ50は、カルーセルカバー部9の後部に亘って取り付けられている。カルーセル後部キャップ50の可撓性スナップ82がカバー部9内に形成されたそれぞれの係止スロット84を有する係止係合部内にスナップ留めされる時、カルーセル後部キャップ50は、カルーセルカバー部9に取り付けられる(図2に最良に示されている)。
ラチェット車48は、粉末ディスペンサ1が作動される時ラチェット車の回動を生じさせるように、押圧ハンドル7の押下げに反応してラチェット車48の歯状部49に向けて押し付けられる作動指状部20の下方に位置するように、カルーセルカバー部9の後方に位置している。ラチェット車48がシャフト52によってカルーセル22に接続されているので、押圧ハンドル7の各押下げは、カルーセル22の複数の動力を与えられた薬剤充填チャンバ23の連続する一つ一つが気体排出ホース40と排出ノズルチューブ10との間を通り、カルーセル後部キャップ50の水平チャネル58及び垂直チャネル60と、一対の内部ガスケット62及び64を通る流入穴部60及び70と、アクセスされるべき特定の粉末充填カルーセルチャンバ23と、一対の排出ガスケット72及び74を通る気体排出穴部76及び78と、を含む、連続した流体路内へ移動されるように、カルーセル22の所定の回動を引き起こす。
カルーセルカバー部9は、バネの復元力(spring memory)を有する可撓性インデックスタブ85であって、内側に突出してカルーセル22の隣接するチャンバ23の間の交差部(intersection)においてカルーセル22と係合する可撓性インデックスタブ85を有している。インデックスタブ85は、粉末が充填される単一のチャンバ23だけが前述の排出ホース40と排出ノズルチューブ10との間の流体路内に移動されるように、押圧ハンドル7が押し下げられるといつでも、カルーセルカバー部9内でのカルーセル22の回動中、カルーセル22を索引する(index)。カルーセルカバー部9は、また、後部キャップ50に対向するカルーセルカバー部9の前部から突出する連結器86を有している。排出ノズルチューブ10が取り付けられているノズルハブ88が、連結器86との取外し可能な接続部内へ回動される。つまり、ハブ88によって保持される係止タブ90がカルーセルカバー部9上の対応する係止タブ受容部91の下方で当該係止タブ受容部91と係止係合させるノズルハブ88に対抗する回転力を受け取るように、一対の指状翼部89が、ノズルハブ88から突出している。排出ノズルチューブ10は、異なるチューブ長さを有する異なるハブが気体排出ホース40と排出ノズルチューブ10との間で延びる連続流体路内に回動される薬剤カルーセル22の粉末が充填される特定のチャンバ23と連絡するように連結器に取り付けられ得る、というように、取外し可能なノズルハブ88に接着されている。
図4は、休止状態における生物医学止血用粉末ディスペンサ1を示している。つまり、気体貯蔵部30は、外部気体源から気体流入チューブ12及び貯蔵部流入ホース28を介して気体貯蔵部へ供給される既知の容積(例えば約10cc)の圧縮気体で満たされている。押圧力は、使用者によって押圧ハンドル7に加えられていない。したがって、押圧ハンドル7から垂れ下がり押圧ハンドル7と共に移動可能な通常開放された流入狭窄弁24,25は、貯蔵部30が満たされる時に貯蔵部流入ホース28が狭窄されて塞がれないように、開放されたままである。同時に、通常閉鎖された気体排出狭窄弁42は、閉鎖されクリンプ遮断(crimp shut)されたままであるように、そのバネ44によって付勢されている。この場合、貯蔵部30からカルーセル後部キャップ50への気体排出ホース40を経由した気体の流れは、遮断される。その結果、粉末ディスペンサ1を休止状態にした状態では、気体は、気体貯蔵部30からカルーセル22の薬用粉末が充填されるいかなるチャンバ23へも供給されない。
図6に戻って、作動状態の生物医学止血用粉末ディスペンサ1が示されている。作動状態の間、予め計量された用量の粉末状薬剤が、薬剤カルーセル22から患者に供給される。粉末ディスペンサ1を作動させるために、使用者(例えば医療従事者)は、押圧ハンドル7を押し下げるように、押圧力を加える。それによって、ハンドルは、ハンドル殻部3及び5の内側へ移動するように、ハンドルヒンジピン26において回動する。押圧ハンドル7の内側への移動は、ハンドルによって保持される通常開放された流入狭窄弁24,25を対応して貯蔵部流入ホース28へ向けて移動させて貯蔵部流入ホース28と接触させる。狭窄弁24,25は、この時、流入ホース28が狭窄閉鎖されて締め付けられるように、閉鎖される。それによって、外部気体源と気体貯蔵部30との間の連通は、遮断される。
同時に、粉末ディスペンサ1の作動状態の間の押圧ハンドル7の押下げ及び回動は、ハンドル7によって保持された作動指状部20を、ラチェット車48の歯状部49へ向けて押して歯状部49と接触させ、それによってラチェット車を回動させる。ラチェット車48の回動は、カルーセルがカルーセルカバー部9内でカルーセル後部キャップ50並びに一対の滑り内部ガスケット62,64及び一対の滑り外部ガスケット72,74に対して回動するように、シャフト52を介して薬剤カルーセル22に伝達される。その結果、カルーセル22は、粉末が充填される単一のチャンバ23が気体貯蔵部30からの気体排出ホース40と排出ノズルチューブ10との間の流体路内に移動されるよう、その一方で先に粉末が排出された使用済みチャンバが流体路の外に移動されるよう、回動される。
さらには、粉末ディスペンサ1の作動状態の間の押圧ハンドル7の押下げは、また、気体排出狭窄弁42を、その通常閉鎖された位置から開放された位置に移動させる。その結果、休止状態の間の気体排出ホース40の先の狭窄は解除され、この時、押圧ハンドル7に加えられる押圧力が終了されるまで、気体流路が、排出ホース40を通して開放される。前述の理由で、前述の連続した流体路は確立され、連続した流体路に沿って、気体が、圧力が掛かった状態で、粉末ディスペンサ1を通して気体貯蔵部30から排出ノズルチューブ10にダックビル弁36(これは、薬剤カルーセル22から貯蔵部への逆流を防止する)、気体排出ホース40、カルーセル後部キャップ50の(図5の)水平チャネル58及び垂直チャネル60、一対の内部ガスケット62及び64を通した流入気体穴部69及び70、アクセスされるべきカルーセル22の粉末が充填される特定のチャンバ23、並びに、一対の外部ガスケットの排出気体穴部76及び78、を通して吹き付けられる。
特定の薬剤チャンバ23内に貯蔵された計量された用量の粉末状薬剤は、気体貯蔵部30から排出された気体と混合される。したがって、粉末状薬剤は、気体の噴出による粉末ディスペンサ1の排出ノズルチューブ10を介した患者への供給の為に、取り込まれる。
患者への薬剤の供給に続いて、押圧ハンドル7は解放され、生物医学止血用粉末ディスペンサ1は、自動的にその休止状態に戻る。この場合、流入狭窄弁24は、押圧ハンドル7と共に上方に移動し、貯蔵部流入ホース28と接触しなくなる。それによって、ホース28は、もはや狭窄されて閉鎖されず、気体貯蔵部30は、加圧気体で再度満たされる。気体排出狭窄弁42は、新しい計量された用量の粉末状薬剤が前述の方法で供給され得るように、押圧ハンドル7がもう一度押圧されるまで、気体充填貯蔵部30を薬剤カルーセル22から遮断するために気体排出狭窄弁42の通常閉鎖された休止位置に戻るように、バネ44によって促される。
このことに関して図7及び8を参照すると、バネで付勢された通常閉鎖された気体排出狭窄弁42の詳細が示されており、バネで付勢された通常閉鎖された気体排出狭窄弁42は、気体貯蔵部30と、薬剤カルーセル22からアクセスされるべき特定の粉末状薬剤充填チャンバ23と、の間の可撓性気体排出ホース40を通る気体の流れを制御する。図7は、生物医学止血用粉末ディスペンサ1が図4に示すその休止状態にある時、気体排出ホース40が狭窄閉鎖されるように、その通常閉鎖された位置にある排出狭窄弁42を示している。狭窄弁42は、互いに離間された可動クランプ45と固定アンビル46とを有している。気体排出ホース40は、クランプ45とアンビル46との間を通っている。狭窄弁42のクランプ45は、ハンドル殻部(その一つである3のみが視認される)に隣接する(コイル)バネ44によって囲まれている。可動クランプ45は、力伝達部材47を通じて押圧ハンドル7に係合している。力伝達部材47は、ハンドル7の押下げ及び回動に反応する。力伝達部材47は、狭窄弁42のクランプ45に取り付けられており、クランプ45と共に移動する。
粉末ディスペンサ1が休止状態で、押圧力は、使用者によって加えられず、押圧ハンドル7は、固定されたままである。狭窄弁42のクランプ45を囲むバネ44は、可動クランプ45を上方に固定アンビル46に向けて押すように、緩められて伸長される。このように、気体排出狭窄弁42は、閉鎖され、気体排出ホース40は、クランプ45とアンビル46との間で狭窄閉鎖される。この場合、ホース40を通した気体の流れは、遮断される。
図8は、使用者の手によって(参照矢印の向きによって表された)押圧力が押圧ハンドル7に加えられた時の図6の作動状態にある粉末ディスペンサ1を示している。その結果、ハンドル7は、ハンドル殻部(例えば3)の内側へ押し下げられて回動されている。ハンドル7の押下げは、バネ44が圧縮されるように狭窄弁42のクランプ45を移動させて固定アンビル46から離間させるように、狭窄弁42の力伝達部材47に伝達される。気体排出ホース40の可撓性は、クランプ45とアンビル46との間でホースを復元し開放することを可能にする。通常閉鎖された気体排出狭窄弁42は、この時解放されており、排出ホース40は、もはや狭窄閉鎖されない。この場合、貯蔵部30からの気体の噴流が、薬剤充填チャンバ23に供給され得る。
薬剤ディスペンサの作動状態の終わりに、押圧ハンドル7に加えられる押圧力は、終了される。圧縮されたバネ44は、伸長可能であり、狭窄弁42は、ハンドル7を図4に示すその休止位置に上方に回動させるように、もう一度閉鎖される。
図9を参照すると、図1〜図8の生物医学止血用粉末ディスペンサ1の作動を促進するため、開口型伸長把持部92が、ハンドル殻部(一方の殻部3のみが視認可能である)の下方で、ディスペンサに接続されている。グリップ92は、ディスペンサ1が容易に運ばれて、治療されるべき患者の組織領域に対して位置決めされる(腹腔鏡下で行われる場合も含む)ように、使用者の手の中で握られ得る。
作動用引き金94が、把持部92によって囲まれており、その開口部を通じて内側に移動(すなわち回動)されるよう適合されている。この目的を達成するため、引き金94は、引き金が押圧ハンドル7に対して、粉末ディスペンサ1が図4の休止状態にあり粉末状薬剤が患者に供給されていない時における緩められた位置(94−1で参照され、破線で示されている)から、粉末ディスペンサ1が図6の作動状態にあり一用量の粉末状薬剤が患者への供給のために取り込まれる時における薬剤供給位置に、回動可能であるというように、回動ピン96において把持部92に回動可能に接続されている。
この点について、引き金94は、力反応端部98及びハンドル押下端部100を有している。ディスペンサ1の作動より前は、使用者によって力反応端部に把持力は加えられておらず、引き金94−1は、緩められている。この場合、引き金94−1の力反応端部100−1は、押圧ハンドル7に押付力を加えない。
ディスペンサ1を作動させ、そこから一用量の粉末状薬剤を投与するために、使用者は、作動用引き金94−1の力反応端部98−1に把持力を加え、それによって引き金を回動ピン96においてその緩められた位置からその薬剤供給位置に、第1方向に回動させる。引き金94のハンドル押下端部100は、それに応じて、押圧ハンドル7−1に対して押し付けられ、それによって、ハンドルを前述したように回動させ、ディスペンサ1のハンドル殻部(例えば3)の内側に移動させる。ハンドル7−1が押し下げられた状態で、粉末ディスペンサ1は、この時、その薬用内容物が排出ノズルチューブ10を介して患者に供給され得るというように、気体貯蔵部30から、アクセスされるべきカルーセル22の特定のチャンバ23に、連続した流体路を開通するように、図6を参照した時に明らかにされたように、作動状態にある。
使用者が力反応端部98上の把持力を解放した時、作動用引き金94は、自動的に、回動軸96において反対方向に回動する。すなわち、気体排出狭窄弁42のバネ44が粉末ディスペンサ1の作動状態の終わりに伸長すると、引き金94は、その緩められた位置に戻るように押圧ハンドル7によって促され、ディスペンサ1は、新たな作動を待つようにもう一度休止状態となる。
特定の実施の形態において、提案された生物医学止血用粉末ディスペンサは、患者を過剰に加圧された気体のパルスに晒すことを避けるように、多数の要素を備えている。確かに、操作者が気体供給部に設けられ圧力調整器連結部15によって粉末薬剤ディスペンサに接続された気体圧力調整器を適合させ損じたり迂回させてしまうならば、バックアップ用圧力制限機能を備えていることが望ましい。この目的を達成するため、ディスペンサは、加圧気体貯蔵部30に設けられた圧力除去弁200を備え得る。圧力解放弁200は、内部圧力が規定の上限を超えた時、気体が貯蔵部30から逃げるように適合されている。
圧力除去弁200の要素が、図10〜図16に示されている。貯蔵部30は、図11に示すように、実質的に貯蔵部30を閉鎖するが貯蔵部30内の加圧気体に2つの排出路を提供する貯蔵部キャップ34aに取り付けられている。一方の排出路P1が、前述のように、カルーセル22を通って粉末ディスペンサの排出ノズル10に向けて通されている。第2の排出路P2は、規定の圧力の上限を超える貯蔵部30から気体を除去するためのものである。
第2の排出路は、図16に最良に示されており、図16は、気体が逃げるための流路を示している。それは、貯蔵部30の内側から除去弁流入部201を通って、O−リング202を通過して、ピストン筐体203の内側と圧力除去弁ピストン204の外側との間の空間204を通り、除去弁排出部206を通って出る。この第2の排出路は、ピストン205と、取り付けられたO−リング202と、を除去弁流入部201の外周部と封止接触させる力を加える前負荷(preload)バネ207によって、通常閉鎖されている。これは、図15に最良に示されている。
貯蔵部30内の気体の圧力が規定の圧力閾値を超えても、気体の圧力によってピストン205に加えられた力は、バネ207の前負荷(preload)の力を超え、ピストン205を持ち上げ、取り付けられたO−リング202は、除去弁流入部201の外周部との封止接触から離される。気体が貯蔵部30から逃げると、第2の排出路P2を閉鎖するために、前負荷バネ207がピストン205及びO−リング202を元の位置に戻して安全弁流入部201と封止接触させ得るまで、圧力は低減する。除去弁200は、繰り返し回し回帰され得る。
除去弁200は、その性能を改善するための特徴を有し得る。このように、一実施の形態において、O−リングが取り付けられたピストン205から延びるピン208が、設けられている。このピン208は、除去弁流入部201の外周部上に中心合わせされた位置で、O−リング202を固定する。
ピストン筐体203は、さらに、図13に最良に示されている他のピストン案内面209及びバイパスチャネル210を有し得る。それは、気体がピストン205の側部に沿って逃げることを許容しながら、ピストン205を整列されたままにするよう機能する。
圧力除去弁200の組み合わされた要素は、患者を、圧力除去弁によって制御されて、規定の上限を超える気体の圧力に晒すことを避けるように作用する。
供給されるべき粉末は、特には、医薬組成物を含んでいるか、または医薬組成物から成っている。医薬組成物は、対象の細胞または生命体に対して機械的効果及び/または生物学的効果を有し得る。粉末は、特には、コラーゲンを含み得る。
特定の実施の形態において、粉末は、止血用粉末である。この粉末は、以下のものを含み得る、または、以下のものから成る。
−コラーゲン、特には、組成物の全重量と比較して50〜100重量%の範囲の量のコラーゲン、及び
−次のものから選択される少なくとも一つの組成物
○トロンビンなどの凝固因子
○オシド化合物(osidic compound)、特には、グリコサミノグリカン及び/または単糖類。
特には、コラーゲンは、コラーゲンの全重量と比較して、少なくとも60重量%、さらに特には、少なくとも70重量%、さらに特には、少なくとも75重量%、もしくは少なくとも80重量%、さらに特には、少なくとも85重量%、さらに特には、少なくとも90重量%、さらに特には、少なくとも95%、特には、少なくとも98重量%の量の線維状(fibrous)及び/または小繊維状(fibrillar)コラーゲンを含んでいる。ある実施の形態では、コラーゲンは、完全に線維状である。
「線維状(fibrous)及び/または小繊維状(fibrillar)」によって意味されるものは、小線維(fibril)の形態のコラーゲンであり、すなわち、小線維状コラーゲン、または小線維アセンブリ(fibrils assembly)に対応する線維(fibre)の形態のコラーゲン、すなわち線維状(fibrous)コラーゲンである。
より正確には、小線維は、10nm〜1μmの範囲の直径を有しており、線維は、1μm〜10μmの範囲の直径を有している。
線維状または小線維状コラーゲンの定義は、特には、「Nature designs tough collagen:explaining the nanostructure of collagen fibrils」Markus Buehler,in PNAS,15 august 2006,vol.103,n33,pp12285−12290に開示されている定義である。
コラーゲンは、I型またはI及びIII型から選択され得る。
コラーゲンは、特には、基本的な抽出(basic extraction)から得ることが可能である。
コラーゲンは、例えば、加熱脱水(DHT)、架橋因子、例えばホルムアルデヒド及び/またはグルタルアルデヒド、酸化多糖酸化酵素、例えばFR09/5268に記載の方法によるもの、及び/または、酸化アミロペクチンと架橋され得る。
組成物は、組成物の全重量、特には乾燥重量と比較して、少なくとも70重量%、少なくとも75重量%、少なくとも77重量%、少なくとも80重量%の量のコラーゲンを含み得る。
組成物は、組成物の全重量、特には乾燥重量と比較して、少なくとも99重量%、少なくとも96重量%、少なくとも93重量%、少なくとも90重量%の量のコラーゲンを含み得る。
組成物がオシド化合物(osidic compound)を含んでいないがトロンビンなどの少なくとも一つの凝固因子を含んでいる時、コラーゲンの量は、組成物の全重量、特には乾燥重量と比較して、99重量%程度であり得る。
コラーゲンの量は、組成物の全重量、特には乾燥重量と比較して、70〜99重量%、特には75〜96重量%、さらに特には77〜93重量%、さらに特には80〜90重量%の範囲であり得る。
「組成物の乾燥全重量」によって意味されるものは、溶媒を含まない、特には水を含まない、組成物の全重量、したがって無水組成物の全重量である。
成分の重量及び割合は、これらの成分の無水重量に対応し、また対応する割合に対応し得る。
組成物は、少なくとも一つの、特には一つの凝固因子、特にはトロンビンを含み得る。
それは、動物源(animal source)からまたは再結合源(recombining source)に由来する。
凝固因子、特にはトロンビンの量は、組成物の全重量、特には乾燥重量と比較して0.1重量%未満である。
トロンビンの場合、その量は、組成物の、特には乾燥組成物の0.01〜20UI/mg、0.05〜10UI/mg、0.1〜5UI/mg、または0.2〜2UI/mgの範囲であり得る。
組成物は、少なくとも一つのオシド化合物であり、特には、グリコサミノグリカン、単糖類及びこれらの混合物から選択されるオシド化合物を含み得る。
組成物は、組成物の全重量、とくには乾燥重量と比較して、2〜25重量%、5〜23重量%、7〜21重量%または10〜18重量%の範囲の量のオシド化合物を含み得る。
組成物は、2〜50、特には3〜33、さらに特には4〜25、または5〜20の範囲のコラーゲン/オシド化合物重量比を示し得る。
組成物は、少なくとも一つの、特には、一つのグリコサミノグリカンを含み得る。より正確には、グリコサミノグリカンは、抗凝血作用を示さない。
グリコサミノグリカンは、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸及びヒアルロン酸から選択され、特には、コンドロイチン硫酸であり得る。
グリコサミノグリカンは、組成物による血液の吸収速度を改善し得る。それは、血液とトロンビンを有する止血用成分、特にはコラーゲン、との間の接触を促進させる。
組成物は、組成物の全重量、特には乾燥重量と比較して、2〜25重量%、3〜20重量%、4〜15重量%、または5〜12.5重量%の範囲の量のグリコサミノグリカンを含み得る。
組成物は、2.5〜50、3.5〜35、5〜25、または6〜20のコラーゲン/グリコサミノグリカン重量比を有し得る。
組成物は、少なくとも一つの、特には一つの単糖類を含み得る。単糖類は、リボース、サッカロース、フルクトース及びグルコースから選択され、特には、単糖類は、グルコースである。
組成物は、組成物の全重量、特には乾燥重量と比較して、1〜12.5重量%、1.5〜10重量%、2〜8重量%、2.5〜7.5重量%の範囲の量の単糖類を含み得る。
組成物は、5〜100、7〜65、10〜96/2または11〜40の範囲のコラーゲン/単糖類重量比を有し得る。
リボース、サッカロース、フルクトース、グルコース、及びそれらの混合物などの単糖類、特には、グルコースは、コラーゲン、さらに特には線維状及び/または小線維状コラーゲンの粒子を、所望の特徴、特には寸法及び/または密度に関する所望の特徴を有する単糖類と共に得ることを許容する。
一実施の形態によれば、組成物は、コラーゲン及び単糖類を含む粒子、あるいはコラーゲン及び単糖類から成る粒子を含んでいる、あるいは、粒子から成っている。
特別な実施の形態によれば、組成物は、以下のものを含み得る、あるいは以下のものから成っている。すなわち、
−約85重量%の量の繊維状及び/または小線維状コラーゲンと、
−組成物の0.2〜2UI/mgの範囲の、特には乾燥した、トロンビンと、
−約10重量%の量のコンドロイチン硫酸と、
−組成物の全重量の、特には乾燥重量と比較して役4.9重量%の量のグルコースと、
である。
「約X%の量」によって意味されることは、プラスマイナス20%の変化を意味し、例えば、約10%の量は、8〜12%を意味し、特には、プラスマイナス10%の変化、さらに特には、プラスマイナス5%の変化を意味する。
組成物、特には乾燥形態の組成物は、少なくとも0.4g/lのタップ密度(tapped density)、及び/または少なくとも0.3g/lの非タップ密度(untapped density)を有し得る。好ましくは、組成物は、0.4g/mlより高いタップ密度、最も好ましくは、0.4g/mL〜0.6g/mLの範囲のタップ密度を有している。
組成物は、特には乾燥組成物は、少なくとも50重量%の、200〜400μmの範囲の寸法を有する粒子を含み得る。
「乾燥組成物」や「乾燥形態の組成物」によって意味されるものは、制限された量のyoueki、特には水を含む組成物である。この量は、組成物の全重量の20重量%より少なく、15重量%より少なく、10重量%より少なく、5重量%より少なくてよい。
このように、本発明は、また、粉末、特には前述のような止血用粉末を有する本発明による装置を含むキット、あるいは当該装置から成るキットに関する。

Claims (15)

  1. 標的部位に粉末を供給するための装置(1)であって、
    当該装置は、
    −本体部(3,5)と、
    −前記標的部位に供給されるべき粉末で満たされる粉末貯蔵部(22)と、
    −加圧気体で満たされるように前記本体部内に位置する気体貯蔵部(30)と、
    −前記粉末貯蔵部(22)と連絡する排出ノズル(10)と、
    −前記気体貯蔵部(30)と前記粉末貯蔵部(22)との間で前記本体部(3,5)内に位置し、前記気体貯蔵部から前記粉末貯蔵部(22)への前記加圧気体の流れを遮断するように閉鎖される、通常閉鎖された気体排出弁(42)と、
    −前記通常閉鎖された気体排出弁(42)に連結された作動ハンドル(7)と、
    を備え、
    前記作動ハンドル(7)は、前記通常閉鎖された気体排出弁(42)を開放しそれによって加圧気体の噴流が前記気体貯蔵部(30)から前記粉末貯蔵部(22)に適用されることを可能にするために、当該作動ハンドルに加えられる力に反応して、前記本体部(3,5)に対して第1の方向に動き、それによって、前記粉末貯蔵部(22)からの前記粉末の少なくとも一部が、取り込まれて前記排出ノズル(10)を通して前記標的部位に供給され、
    当該装置は、更に、通常開放された気体流入弁(24,25)を備えており、
    当該通常開放された気体流入弁(24,25)は、前記気体貯蔵部(30)と加圧気体源との間で前記本体部内に位置しており、前記気体貯蔵部(30)が前記加圧気体源からの前記加圧気体で満たされることを許容するように開放され、
    前記作動ハンドル(7)に加えられる前記力に反応して当該作動ハンドル(7)が前記本体部(3,5)に対して前記第1の方向に移動する時、前記通常開放された気体流入弁(24,25)を閉鎖しそれによって前記気体貯蔵部(30)が前記加圧気体源から加圧気体を更に受け取ることを妨げる、というように、当該作動ハンドル(7)は、前記通常開放された気体流入弁(24,25)に連結されている
    ことを特徴とする装置。
  2. −前記作動ハンドル(7)が前記本体部(3,5)に対して前記第1の方向に移動する時−、同時に前記通常開放された気体流入弁(24,25)を閉鎖し、それによって前記気体貯蔵部(30)が前記加圧気体源から加圧気体を更に受け取ることを妨げ、且つ、前記通常閉鎖された気体排出弁(42)を開放し、それによって加圧気体の噴流が前記気体貯蔵部(30)から前記粉末貯蔵部(22)に適用されることを可能にし、それによって、前記粉末貯蔵部(22)からの前記粉末の少なくとも一部が取り込まれて前記排出ノズル(10)を通して前記標的部位に供給されるために、前記作動ハンドル(7)は、前記通常閉鎖された気体排出弁(42)と、前記通常開放された気体流入弁(24,25)と、の両方に連結されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置(1)。
  3. 前記気体貯蔵部(30)と前記粉末貯蔵部(22)との間を通る気体排出ホース(40)
    を更に備えており、
    前記通常閉鎖された気体排出弁(42)は、前記気体排出ホース(40)に連結されており、且つ、前記気体排出ホース(40)を閉鎖し、それによって前記気体貯蔵部(30)から前記粉末貯蔵部(22)への加圧気体の流れを遮断するように閉鎖され、
    前記加圧気体の噴流が前記気体貯蔵部(30)から前記粉末貯蔵部(22)に前記気体排出ホース(40)を介して適用されることを許容するように前記気体排出ホース(40)が対応して開放される、というように、前記通常閉鎖された排出弁(42)は、前記作動ハンドル(7)の前記第1の方向の動きに反応して開放される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の装置(1)。
  4. 前記通常閉鎖された気体排出弁(42)は、気体排出ホース(40)を取り囲んでおり、
    前記通常閉鎖された気体排出弁(42)は、固定弁部材(46)と、可動弁部材(40)と、を有しており、
    当該固定弁部材(46)及び当該可動弁部材(40)の間に、前記気体排出ホース(40)は、位置決めされており、
    前記気体排出ホース(40)を閉鎖するために前記通常閉鎖された気体排出弁(42)が閉鎖される時、当該固定弁部材(46)及び当該可動弁部材(45)は、一緒に位置決めされ、
    前記気体排出ホース(40)を対応して開放するように前記通常閉鎖された気体排出弁(42)が開放される時、当該固定弁部材(46)及び当該可動弁部材(45)は、離間して位置決めされる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の装置(1)。
  5. 前記本体部(3,5)内に位置し、前記通常閉鎖された気体排出弁(42)と連絡するバネ(44)
    を更に備え、
    前記通常閉鎖された排出弁(42)の前記固定弁部材(46)及び前記可動弁部材(45)が離間して位置決めされ当該通常閉鎖された排出弁(42)が開放されるために、前記作動ハンドル(7)に加えられる力に反応して当該作動ハンドル(7)が前記本体部(3,5)に対して前記第1の方向に移動する時、当該バネ(44)は圧縮され、
    前記固定弁部材(46)及び前記可動弁部材(45)が一緒に位置決めされ前記通常閉鎖された排出弁(42)が閉鎖されるために、前記作動ハンドル(7)に加えられる力が終了される時、当該バネ(44)は伸長する
    ことを特徴とする請求項4に記載の装置(1)。
  6. 前記通常閉鎖された気体排出弁(42)の可動弁部材(45)を囲むバネ(44)
    を更に備え、
    前記作動ハンドル(7)に加えられる力が終了され当該バネ(44)が伸長する時、前記通常閉鎖された気体排出弁(42)の固定弁部材(46)に対して前記可動弁部材(45)を移動させるために、且つ、当該作動ハンドル(7)を前記本体部に対して反対方向に回動させるために、当該バネ(44)は、前記可動弁部材(45)に対する押付力を生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の装置(1)。
  7. その一方の端部において前記気体貯蔵部(30)に取り付けられ、その他方の端部において前記加圧気体源に接続されるよう適合された気体流入ホース(12)
    を更に備え、
    前記通常開放された気体流入弁(24,25)は、当該気体流入ホース(12)に連結されており、
    当該気体入流ホース(12)を閉鎖し、それによって前記加圧気体源から前記気体貯蔵部(30)への当該気体流入ホース(12)を介した前記加圧気体の流れを遮断するように、前記通常開放された気体流入弁(24,25)は、前記作動ハンドル(7)に加えられる力及び当該作動ハンドル(7)の前記第1の方向の動きに反応して閉鎖され、
    前記気体貯蔵部(30)が前記気体流入ホース(12)を介した前記加圧気体源からの前記加圧気体で満たされることを許容するように前記気体流入ホース(12)が対応して開放される、というように、前記作動ハンドル(7)に加えられる力が終了される時、前記通常開放された気体流入弁(24,25)は、開放される
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の装置(1)。
  8. その一方の端部において前記気体貯蔵部(30)に取り付けられ、その他方の端部において前記加圧気体源に接続されるよう適合された気体流入ホース(12)
    を更に備え、
    前記通常開放された気体流入弁(24,25)は、前記作動ハンドル(7)に取り付けられ当該作動ハンドル(7)と共に移動可能であるホース狭窄部材(24)を有しており、
    前記作動ハンドル(7)が当該作動ハンドル(7)に加えられる力に反応して前記第1の方向に移動する時、前記気体流入ホース(12)が閉鎖され、前記加圧気体源から前記気体貯蔵部(30)への前記気体流入ホース(12)を介した前記加圧気体の流れを遮断する、というように、当該ホース狭窄部材(24)は、前記気体流入ホース(12)に向けて移動して当該気体流入ホース(12)と接触する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の装置(1)。
  9. 前記粉末貯蔵部(22)は、複数の粉末が充填されるチャンバ(23)を有しており、 各チャンバ(23)は、前記標的部位に供給されるべき一供給量の粉末で満たされ、
    前記作動ハンドル(7)が当該作動ハンドルに加えられる力に反応して前記第1の方向に移動する時、当該特定の一つのチャンバ(23)の粉末状内容物が前記気体の噴流によって取り込まれる、というように、前記粉末貯蔵部(22)の前記粉末が充填されるチャンバ(23)の特定の一つが、前記気体貯蔵部(30)と前記排出ノズル(10)との間の流体路内に位置する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の装置(1)。
  10. 前記粉末貯蔵部(22)は、一度につき当該粉末貯蔵部(22)の粉末で充填される前記複数のチャンバ(23)のただ一つが前記流体路内に位置する、というように位置決めされるように回動可能であり、
    当該装置は、前記本体部内に位置し前記粉末貯蔵部(22)に連結されたラチェット車(48)を更に備え、
    当該ラチェット車(48)は、粉末が充填される前記複数のチャンバ(23)の前記特定の一つが前記流体路内に回動されるまで前記粉末貯蔵部(22)に対して対応する回動を伝えるために、前記作動ハンドル(7)に加えられる力に反応して前記本体部(3,5)に対して前記第1の方向に移動する当該作動ハンドル(7)に反応して回動される
    ことを特徴とする請求項に記載の装置(1)。
  11. 前記本体部(3,5)と前記排出ノズル(10)との間に位置し前記粉末貯蔵部(22)を取り囲むカバー部(9)
    を更に備え、
    当該カバー部(9)は、当該カバー部(9)を横切って広がる後部キャップ(50)と、当該カバー部(9)を貫通して形成された穴部と、を有しており、
    前記ラチェット車(48)は、当該穴部を通して当該ラチェット車(48)と前記粉末貯蔵部(22)との間で延びる軸(52)を通して前記粉末貯蔵部(22)に連結されており、
    それによって、前記本体部(3,5)内の前記ラチェット車(48)の回動は、前記軸(52)を通して前記カバー部(9)により取り囲まれた前記粉末貯蔵部(22)に伝達される
    ことを特徴とする請求項10に記載の装置(1)。
  12. 当該カバー部(9)から突出し当該カバー部(9)によって取り囲まれた前記粉末貯蔵部(22)と連絡する可撓性のインデックスタブ(85)を有するカバー部(9)
    を更に備え、
    前記インデックスタブ(85)は、前記粉末貯蔵部(22)の粉末が充填される前記複数の連続的なチャンバ(23)が一度につき一つ前記気体貯蔵部(30)と前記排出ノズル(10)との間で前記流体路内に移動されるように、前記粉末貯蔵部(22)の前記回動を制限する
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の装置(1)。
  13. カバー部(9)によって取り囲まれた粉末貯蔵部(22)
    を更に備え、
    前記カバー部(9)は、少なくとも一つの流入封止部(62,64)と、少なくとも一つの排出封止部(72,74)と、を有しており
    当該流入封止部(62,64)は、前記粉末貯蔵部(22)の粉末が充填される前記複数のチャンバ(23)の第1の端部を封止するように、前記粉末貯蔵部の一方の端部を横切って広がっており、
    当該排出封止部(72,74)は、前記粉末が充填されるチャンバ(23)の対向する端部を封止するように、前記粉末貯蔵部の他方の端部を横切って広がっており、
    当該流入封止部(62,64)及び当該排出封止部(72,74)の各々は、当該流入封止部ないし当該排出封止部を貫通して形成され前記気体貯蔵部(30)と前記排出ノズル(10)との間で前記流体路内に位置する穴部(69,70,76,78)を有している
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の装置(1)。
  14. 前記通常気体排出弁(42)が閉鎖された位置にある間、前記気体貯蔵部(30)内の前記気体の圧力が閾値を超える時、気体が当該気体貯蔵部(30)から逃げることを許容するように前記気体貯蔵部(30)内に設けられた圧力除去弁(200)
    を更に備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の装置(1)。
  15. 請求項1乃至14のいずれかに記載の装置(1)と、
    コラーゲンを含む止血組成物と、
    を備えたキット。
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