JP5850849B2 - 湿熱変色性組成物及び湿熱変色インジケータ - Google Patents

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Description

本発明は、医療分野や食品分野で用いられる高圧蒸気滅菌処理における滅菌条件の検知や滅菌処理の完了を確認するために有用な、湿熱変色性組成物及び湿熱変色インジケータに関する。
高圧蒸気滅菌は、医療分野、食品加工分野等のさまざまな分野で利用されている。医療分野では、例えば、医療機器、医療器具等の滅菌、殺菌等に使用されている。また、食品加工分野では、例えば、レトルト食品の製造における滅菌等に使用されている。
高圧蒸気滅菌における滅菌条件の検知や滅菌処理の完了を確認する方法として、生物学的な方法と化学的な方法に大別されるが、簡便性、取扱性等の点で後者の方法が優れている。化学的な方法としては、変色性のインキ組成物で変色層を形成したインジケータを用いる方法が主流となっている。
上記インジケータとしては、従来、特許文献1に記載のインジケータが知られている。特許文献1には、「三二酸化ビスマス、塩基性炭酸ビスマス、水酸化ビスマス、塩基性硝酸ビスマス、塩基性酢酸ビスマスから選ばれる一種または複数種の水に不溶または難溶なビスマス化合物と、チオ尿素、メチルチオ尿素、エチルチオ尿素、トリメチルチオ尿素、トリルチオ尿素、ジフェニルチオ尿素、ジトリルチオ尿素、フェニルチオ尿素、メチロールチオ尿素から選ばれる一種または複数種のチオ尿素化合物と、合成ゴム系樹脂とでなる組成物が、実質的に透明な合成樹脂によってシート基材上で被覆されていることを特徴とする湿熱検知用インジケータ。」が記載されている(特許請求の範囲)。そして、[発明の効果]欄には、「この湿熱検知用インジケータは、従来のインジケータに比べ、滅菌条件完了時の変色応答性や人体に対する安全性が優れており、医療分野における高圧蒸気滅菌処理条件や食品分野におけるレトルト殺菌処理条件と整合した変色条件を有している。」と記載されている。
しかしながら、上記従来の湿熱検知用インジケータには次のような問題がある。それは、従来の湿熱検知用インジケータが湿熱条件のみならず乾熱条件(単なる加熱)によっても変色するという問題である。高圧蒸気滅菌するためには、高温・高圧の水蒸気(湿熱)が必須であり水蒸気を伴わない単なる加熱(乾熱)では滅菌効果は得られない。そのため、滅菌条件の検知や滅菌処理の完了を確認する際は、湿熱条件が確実に得られていることを確認できることが重要であるが、従来の湿熱検知用インジケータでは乾熱条件でも同様に変色するため、機器の不具合などにより不意に乾熱条件のみで湿熱条件が得られていない場合には正確な判断ができない。
従って、従来の湿熱検知用インジケータには更なる改良の余地がある。
特公平4−62746号公報
本発明は、湿熱条件下と乾熱条件下で変色の程度が異なり、湿熱条件の検知に有用な、湿熱変色性組成物及び湿熱変色インジケータを提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、熱変色性組成物のバインダーとして特定の樹脂を用いる場合には上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の湿熱変色性組成物及び湿熱変色インジケータに関する。
1.ビスマス化合物、硫黄化合物、バインダー及び有機溶剤を含有する湿熱変色性組成物であって、前記バインダーとして樹脂酸価が50以上の樹脂を含有することを特徴とする湿熱変色性組成物。
2.前記ビスマス化合物は、酸化ビスマス、水酸化ビスマス、硫酸ビスマス、塩化ビスマス、オキシ塩化ビスマス、硝酸ビスマス、塩基性硝酸ビスマス、塩基性炭酸ビスマス、酢酸ビスマス、塩基性酢酸ビスマス、シュウ酸ビスマス及び塩基性シュウ酸ビスマスからなる群から選択される少なくとも1種である、上記項1に記載の湿熱変色性組成物。
3.前記硫黄化合物は、チオ尿素化合物、チウラム化合物、チアゾール化合物、含硫アミノ酸化合物及び含硫有機酸化合物からなる群から選択される少なくとも1種である、上記項1又は2に記載の湿熱変色性組成物。
4.湿熱非変色性の染料及び/又は顔料を含有する、上記項1〜3のいずれかに記載の湿熱変色性組成物。
5.粘度が5000mPa・s未満である、シルクスクリーン印刷及び/又はグラビア印刷に用いるインクとしての、上記項1〜4のいずれかに記載の湿熱変色性組成物。
6.基材上に、上記項1〜5のいずれかに記載の湿熱変色性組成物から形成される変色層を有する湿熱変色インジケータ。
7.前記変色層の上に樹脂層を有する、上記項6に記載の湿熱変色インジケータ。
8.前記基材と前記変色層との間に非変色層を有する、上記項6又は7に記載の湿熱変色インジケータ。
以下、本発明について詳細に説明する。
湿熱変色性組成物
本発明の湿熱変色性組成物は、ビスマス化合物、硫黄化合物、バインダー及び有機溶剤を含有する湿熱変色性組成物であって、前記バインダーとして樹脂酸価が50以上の樹脂を含有することを特徴とする。
上記特徴を有する本発明の湿熱変色性組成物は、加熱によりビスマス化合物と硫黄化合物が反応して濃色の硫化ビスマスを生成することにより変色が得られるが、バインダーとして樹脂酸価が50以上の樹脂を含有することにより、湿熱条件下と乾熱条件下で変色の程度が異なるか、又は湿熱条件下のみで変色する。即ち、湿熱条件下では変色し易く、乾熱条件下では変色し難い。よって、本発明の湿熱変色性組成物を用いた湿熱変色インジケータによれば、高圧蒸気滅菌を実施する際に滅菌処理に適した湿熱条件が得られているかどうか又は湿熱条件下で確実に滅菌処理が完了したかどうかを正確に判断することができる。
上記ビスマス化合物としては、白色又は淡色であって硫黄化合物と反応して黒色の硫化ビスマスを生成するものを用いる。このビスマス化合物としては、例えば、酸化ビスマス、水酸化ビスマス、硫酸ビスマス、塩化ビスマス、オキシ塩化ビスマス、硝酸ビスマス、塩基性硝酸ビスマス、塩基性炭酸ビスマス、酢酸ビスマス、塩基性酢酸ビスマス、シュウ酸ビスマス及び塩基性シュウ酸ビスマスからなる群から選択される少なくとも1種が挙げられる。これらのビスマス化合物の中でも、酸化ビスマス及び塩基性炭酸ビスマスの少なくとも1種が好ましい。
上記ビスマス化合物の粒子径は限定的ではないが、20μm以下が好ましく、5μm以下がより好ましい。
湿熱変色性組成物中のビスマス化合物の含有量は限定的ではないが、5〜50重量%が好ましく、10〜30重量%がより好ましい。ビスマス化合物の含有量が多すぎる場合には、変色時の色変化が進みすぎるおそれがある。また、ビスマス化合物の含有量が少なすぎる場合には、変色時の色変化が少なく、正確な判断ができないおそれがある。
上記硫黄化合物としては、白色又は淡色であってビスマス化合物と反応して黒色の硫化ビスマスを生成するものを用いる。この硫黄化合物としては、例えば、チオ尿素化合物、チウラム化合物、チアゾール化合物、含硫アミノ酸化合物及び含硫有機酸化合物からなる群から選択される少なくとも1種が挙げられる。
上記チオ尿素化合物としては、例えば、チオ尿素、1,3−ジメチル−2−チオ尿素、1,3−ジエチル−2−チオ尿素、1,3−ジトリルチオ尿素、2,2’−ジトリルチオ尿素、1,3‐ジフェニル−2−チオ尿素、1−フェニル−2−チオ尿素、アリルチオ尿素、1−アセチル−2−チオ尿素、エチレンチオ尿素、トリメチルチオ尿素、トリルチオ尿素、メチルチオ尿素、エチルチオ尿素、1−フェニル−3−チオセミカルバジド、4−フェニル−3−チオセミカルバジド、チオカルボヒドラジド、1,3−ビス(ジメチルアミノプロピル)−2−チオ尿素、トリブチルチオ尿素等が挙げられる。
上記チウラム化合物としては、例えば、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、テトラキス(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィドが挙げられる。
上記チアゾール化合物としては、例えば、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジベンゾチアゾリルジスルフィド、2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩、2−メルカプトベンゾチアゾールのシクロヘキシルアミン塩、2−(N,N’−ジエチルチオカルバモイルチオ)ベンゾチアゾール、2−(モルホリノジチオ)ベンゾチアゾール、2−アミノベンゾチアゾールが挙げられる。
上記含硫アミノ酸化合物としては、例えば、メチオニン、システイン、チアミン硝酸塩等が挙げられる。
上記含硫有機酸化合物としては、例えば、チオサリチル酸、チオグリコール酸、サッカリン等が挙げられる。
これらの硫黄化合物の中でも、1,3−ジトリルチオ尿素、1,3‐ジフェニル−2−チオ尿素及び1−フェニル−2−チオ尿素の少なくとも1種が好ましい。
上記硫黄化合物の粒子径は限定的ではないが、100μm以下が好ましく、30μm以下がより好ましい。
湿熱変色性組成物中の硫黄化合物の含有量は限定的ではないが、1〜50重量%が好ましく、5〜25重量%がより好ましい。硫黄化合物の含有量が多すぎる場合には、変色時の色変化が進みすぎるおそれがある。また、硫黄化合物の含有量が少なすぎる場合には、変色時の色変化が少なく、正確な判断ができないおそれがある。
上記バインダーとしては、塗膜を形成することが可能な樹脂酸価が50以上の樹脂を含有するバインダーを用いる。酸価は50以上であればよいが、100以上が好ましく、200以上がより好ましい。
このような樹脂としては、例えば、酸性の官能基を含む酸価50以上の高分子を用いることができる。具体的には、スチレン−アクリル酸共重合体樹脂、スチレン−マレイン酸共重合体樹脂、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体樹脂、アクリル樹脂、マレイン酸樹脂、ロジン変性樹脂等が挙げられる。その他の樹脂であっても、酸性の官能基を含む酸価50以上の高分子であれば使用できる。
湿熱変色性組成物中のバインダーの含有量は限定的ではないが、0.1〜20重量%が好ましく、1〜10重量%がより好ましい。バインダーの含有量を上記範囲内に設定することにより、発明の効果を維持しつつ塗膜の耐久性を良好に保持することができる。なお、好ましい態様としてスチレン−アクリル酸共重合体樹脂とポリビニルブチラール樹脂との混合物を用いる場合には、スチレン−アクリル酸共重合体樹脂(A)とポリビニルブチラール樹脂(B)との混合割合としては、(A):(B)=20〜100重量%:0〜80重量%程度に設定することが好ましい。
上記有機溶剤としては、上記バインダーを溶解できるものであればよく、例えば、アルコール系、多価アルコール系、グリコールエーテル系、エステル系、ケトン系、脂肪族炭化水素系、脂環族炭化水素系、芳香族炭化水素系等の有機溶剤が挙げられる。これらの有機溶剤の中でも、グリコールエーテル系溶剤が好ましい。
湿熱変色性組成物中の有機溶剤の含有量は限定的ではないが、20〜80重量%が好ましく、30〜60重量%がより好ましい。このような有機溶剤の含有量の中から、バインダーの種類や湿熱変色性組成物に求められる粘度に応じて含有量を調整すればよい。
湿熱変色性組成物中のバインダー及び/又は有機溶剤の含有量を調整することにより、湿熱変色性組成物の粘度を調整することができる。粘度を調整することにより、各種印刷手法に適した粘度の湿熱変色性組成物(インク)を提供することができる。本発明では、湿熱変色性組成物の粘度は5000mPa・s未満とすることが好ましく、特にシルクスクリーン印刷に適した粘度としては500〜5000mPa・s程度であり、グラビア印刷に適した粘度としては10〜500mPa・s程度である。
その他、必要に応じて、増量剤、湿熱非変色性色素、インキ添加剤等を配合してもよい。
増量剤としては、例えば、ベントナイト、活性白土、アルミナ、タルク、炭酸カルシウム、シリカ等が挙げられる。
湿熱非変色性色素としては公知の染料/及び顔料が使用でき、例えば、C.I.ダイレクトイエロー12,27,98、C.I.ダイレクトレッド1,4,28、C.I.ダイレクトオレンジ8,26,29、C.I.ダイレクトブラウン2,44,58,106,209、C.I.アシッドオレンジ74、C.I.アシッドレッド111、C.I.アシッドブルー113,117,120、C.I.アシッドグリーン9,19,44、C.I.アシッドブラウン13、C.I.モルダントブラウン19、C.I.ディスパースレッド9、C.I.ソルベントエロー16,21,29,56,61、C.I.ソルベントオレンジ1,2,14,37,40、C.I.ソルベントレッド1,8,23,30,49,81,82,83,84,100,109,121、C.I.ソルベントバイオレット8,21,27、C.I.ソルベントブラウン20等が挙げられる。
インキ添加剤としては、例えば、公知のインキ添加剤である、レベリング剤、消泡剤、紫外線吸収剤、表面調整剤等が挙げられる。
本発明の湿熱変色性組成物は、これらの成分を均一に混合することによって調製できる。好ましい調製方法としては、先にバインダーと有機溶剤をディゾルバーなどで撹拌する。その際、バインダーが溶解し難い場合には加熱しながら撹拌するとよい。加熱温度は限定的ではないが、通常は40〜80℃程度とすればよい。次にビスマス化合物及び硫黄化合物を分散させる。分散する際は、ビスマス化合物及び硫黄化合物の目標粒径に応じて、ボールミル、ビーズミル、3本ロール、回転式ホモジナイザー、高圧式ホモジナイザー等の公知の混合機に投入し、均一に混合する。最後に、必要に応じて、増量剤、湿熱非変色性色素、インキ添加剤を加えて更に撹拌する。
湿熱変色インジケータ
本発明の湿熱変色インジケータは、基材上に、湿熱変色性組成物から形成される変色層を形成したものである。
基材の種類は特に制限されず、公知の材料を適用できる。例えば、金属・合金材料(アルミニウム箔、ステンレス鋼箔、ブリキ箔、錫箔等)、プラスチックス(ポリエステル、セロファン、アセチルセルロース、エチルセルロース、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、塩酸ゴム、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリフッ化ビニル、ポリアミド、ポリフッ化エチレン等のフィルム又は成形体)、繊維類(紙、木質材料、不織布、織布、その他の繊維シート)、無機材料(セラミックス、ガラス、コンクリート、石膏類)のほか、これらの複合材料等を用いることができる。また、ポリプロピレン合成紙、ポリエチレン合成紙等の合成樹脂繊維紙(合成紙)も好適に用いることができる。
例えば、上記基材上に湿熱変色性組成物(インキ)からなる変色層を印刷等によって形成すればよい。変色層の厚さは基材の種類に応じて適宜設定できるが、通常は0.1〜100μm程度(好ましくは0.5〜50μm)である。
変色層は、例えば、シルクスクリーン印刷、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、フレキソ印刷等の公知の印刷方法に従って行うことができる。その他にも、ローラー、刷毛塗り、スプレー等によっても形成できる。また、基材をインキ中に浸漬することによって各層を形成することもできる。紙、不織布等のようにインキが浸透する材料には特に好適である。本発明では、特に印刷による方法が適している。
本発明では、基材と変色層との間に非変色層を設けることができる。非変色層は、高圧蒸気雰囲気下で変色しないインキによって形成することが出来る。非変色層を形成するためのインキとしては、高圧蒸気雰囲気下で変色しない限りいずれのインキも用いることができる。このようなインキとして、市販の普通色インキも使用できる。例えば、水性インキ、油性インキ、無溶剤型インキ等を用いることができる。また、印刷する場合は印刷方法に応じて公知の凸版インキ、グラビアインキ、スクリーンインキ、オフセットインキ等を適宜使い分けることができる。これらのインキは、単独又は2種以上を混合して調色してもよい。また、非変色層におけるインキには、公知のインキに配合されている成分(例えば、樹脂系バインダー、増量剤、溶剤等)が含まれていてもよい。
本発明の湿熱変色インジケータは、湿熱条件下と乾熱条件下では変色層の変色の程度が異なり、好ましくは湿熱条件下で変色し、乾熱条件下では変色しない。よって、予め湿熱条件下での変色の程度を指標化しておくことにより、湿熱変色インジケータを置いた高圧蒸気滅菌器が湿熱環境にあるか否かを正確に判断することができる。従って、本発明の湿熱変色インジケータによれば、高圧蒸気滅菌を実施する際に滅菌処理に適した湿熱条件が得られているかどうか又は湿熱条件下で確実に滅菌処理が完了したかどうかを正確に判断することができる。なお、高圧蒸気滅菌の温度としては、121℃又は134℃が一般的である。
本発明の湿熱変色インジケータは、そのままインジケータカードとして使用することができる(使用形態1)。また、他の形態としては、水蒸気透過性ホルダーに湿熱変色インジケータを収容して高圧蒸気滅菌器用工程試験用具(以下、「試験用具」と称する)として使用することができる(使用形態2)。また、湿熱変色インジケータと、多孔質シート、発泡シート及びクレープ紙から選ばれる少なくとも1種の気体透過調節体とを重ね合わせ、その両側を気体透過性体で挟持した積層体を、小孔を設けた外皮により包装し、高圧蒸気滅菌器予真空試験用インジケータパック(以下、「インジケータパック」と称する)として使用することができる(使用形態3)。なお、これらの3種の使用形態は例示であり、必要に応じて、他の使用形態を採用することができる。
使用形態2の試験用具の一例を、図1を参照しながら説明する。図1の試験用具1はケース2(結束手段)とシート部材群6とバイオロジカル式又はデータロガー式インジケータ10と湿熱変色インジケータ11とで構成されている。
ケース2は、本体2aと蓋2bから構成されている。本体2aには留め金3が設けられ、蓋2bを閉じた際に留め金3によって本体2aに固定できるようになっている。蓋2bと本体2aには、蒸気を通すための複数(計16個)の蓋孔5及び本体孔4が設けてある。これら本体2aと蓋2bは、例えば、ステンレス(SUS304等),アルミニウム,銅,チタン,各種合金、ポリエステル,ナイロン,テフロン(登録商標),ポリカーボネート,ポリエチレン,ポリプロピレン,ガラス,ホウ珪酸ガラス,パイレックス(登録商標),アルミナ,ジルコニア,グラスライニング,ほうろう等の高圧蒸気に耐え得る材料により形成することができる。
シート部材群6は、上部シート7、中間シート8及び下部シート9で構成されている。図1に示す例では、上部シート7は1枚、中間シート8は計6枚、下部シート9は1枚設けられている。ここで、上部シート7と下部シート9は2枚以上であってもよい。積層されるシート部材群6のうち、中間部分に配置される中間シート8には収容孔8aが形成されている。各シートは、必ずしも単一の素材である必要はないが、紙やパルプ等の安価に入手することができる蒸気透過性素材であって、しかも高圧蒸気に複数回晒されても耐えることができる素材のものが好ましい。例えば、素材がパルプ100%から構成されていれば、約20〜30回程度の試験に耐えることができる。
シート部材群6において中間シート8の枚数を増やすほど収容孔8aの深さが深くなる。収容孔8aにはバイオロジカル式又はデータロガー式インジケータ10が収容される。よって、収容孔8aの深さは、バイオロジカル式又はデータロガー式インジケータ10を収容できる深さであるとともにケース2の深さ(H)以下の寸法となるように設定する。シート部材群6を形成する際は、各シートの切欠部12の位置を合わせることにより正確に積層することができる。
収容孔8aにバイオロジカル式又はデータロガー式インジケータ10を収容し、湿熱変色インジケータ11を中間シート8のインジケータ収容孔8aを設けていない部分で上下に挟んで中間シート8内に配置したシート部材群6をケース2に収容することにより試験用具が得られる。そして、試験用具を高圧蒸気滅菌器内に配置し、湿熱変色インジケータの変色を確認することにより、滅菌処理に適した湿熱条件が得られているかどうか又は湿熱条件下で確実に滅菌処理が完了したかどうかを正確に判断することができる。
次に、使用形態3のインジケータパックの一例を、図2を参照しながら説明する。図2はインジケータパックの断面斜視図である。図2に示されるインジケータパックは、湿熱変色インジケータ13と、多孔質シート、発泡シート及びクレープ紙から選ばれる少なくとも1種の気体透過調節体14とを重ね合わせ、その両側を気体透過性体15a(151、152及び153の積層体)並びに15b(154、155及び156の積層体)で挟持した積層体を、小孔16を設けた外皮17により包装したものである。
気体透過調節体14は、インジケータパックの中心部へ空気や蒸気の流出入を容易にするための多孔質のシートであり、湿熱変色インジケータ13と気体透過性体15bとの間に配置されている。その大きさは湿熱変色インジケータ13と同程度が望ましい。気体透過調節体14には、減圧や加圧によって湿熱変色インジケータ13や気体透過性体15bが押し付けられた場合でも孔が潰れて閉塞することがなく、蒸気の流路が確保される性質の材料を使用する。例えば、フッ素樹脂多孔質シート、シリコーン樹脂多孔質シート等の多孔質シート;ウレタン樹脂発泡体シート、塩化ビニル樹脂発泡体シート等の発泡体シート;クレープ紙が使用可能である。発泡体シートの場合、蒸気の流入量を好適に調節するためには5mm程度の厚さがあればよい。
気体透過性体15a・15bは、空気を含有し、且つ加熱蒸気が透過できる材料であればよい。例えば、一体的に圧縮された綿やガラス繊維、耐熱性のある不織布、紙、コルク、パルプが使用できる。
外皮17には蒸気不透過性のフィルムを使用する。蒸気不透過性フィルムとしては、例えば、アルミニウム、銅、ステンレス、錫等の金属箔;ポリエステル、ナイロン、テフロン(登録商標)、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等の合成樹脂フィルム;これらのフィルムの積層フィルムが使用できる。外皮17の表面には包装の封着を容易にするために、熱融着性樹脂層や接着剤層を設けても良い。熱融着性樹脂層には、例えば、二軸延伸ポリプロピレン、無延伸ポリプロピレン、エチレン−ビニルアルコール共重合体、アイオノマー樹脂が使用できる。接着剤層には、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタンゴム、共重合ポリアミド、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、エチレン−アクリル共重合体、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アイオノマー樹脂等が使用できる。
インジケータパックの使用方法は次の通りである。先ず、インジケータパックを高圧蒸気滅菌器に入れ、通常の滅菌サイクルで滅菌作業を開始する。高圧蒸気滅菌器内を真空ポンプで排気するとインジケータパック内の空気は外皮17の上面と下面の小孔16を通って排出される。次に高圧蒸気滅菌器内に加圧蒸気を導入する。加圧蒸気は外皮17の小孔16から気体透過性体15a・15bの内部に浸透し、インジケータパックの中心部へ向けて浸透、誘導される。真空ポンプが正常に作動して高圧蒸気滅菌器内の空気が好適に排出されている場合、蒸気は気体透過性体15aから直接、又は気体透過性体15bから気体透過調節体14を経て湿熱変色インジケータ13に到達し、湿熱変色インジケータ13が発色する。滅菌サイクル終了後は、高圧蒸気滅菌器からインジケータパックを取り出し、外皮17を破って湿熱変色インジケータ13の発色状態を確認する。
本発明の湿熱変色性組成物は、加熱によりビスマス化合物と硫黄化合物が反応して濃色の硫化ビスマスを生成することにより変色が得られるが、バインダーとして樹脂酸価が50以上の樹脂を含有することにより、湿熱条件下と乾熱条件下で変色の程度が異なるか、又は湿熱条件下のみで変色する。即ち、湿熱条件下では変色し易く、乾熱条件下では変色し難い。よって、本発明の湿熱変色性組成物を用いた湿熱変色インジケータによれば、高圧蒸気滅菌を実施する際に滅菌処理に適した湿熱条件が得られているかどうか又は湿熱条件下で確実に滅菌処理が完了したかどうかを正確に判断することができる。
使用形態2の試験用具の一例を示す斜視図である。 使用形態3のインジケータパックの一例を示す断面斜視図である。
以下に実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1〜9及び比較例1〜8
(湿熱変色性組成物及び湿熱変色インジケータの作製)
表1に示される成分のうち、先ず有機溶剤及びバインダーをディゾルバーで撹拌した。バインダーが溶解し難い場合には、加熱することにより溶解させた。次に、残りの成分を添加して十分に撹拌した。なお、ビスマス化合物の目標粒径が0.2μm、チオ尿素化合物の目標粒径が20μmとなるようにボールミル、ビーズミル等を使用した。これにより、実施例1〜9及び比較例1〜8の17種類の湿熱変色性組成物(インキ)を調製した。
上記各インキを用いて250メッシュシルクスクリーン版を通して上質紙に印刷して、それぞれ変色層を形成した。
Figure 0005850849
試験例1(変色性テスト)
各湿熱変色インジケータに対して、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器:サクラ精機株式会社製「FLC−H06SEZ」)を用いて、134℃×2分間の湿熱処理を行った。
処理前後の変色層の色を目視で確認した。その結果を表1に示す。
試験例2(耐乾熱性テスト)
各湿熱変色インジケータに対して、加熱恒温槽(ヤマト科学製「SD45」)を用いて、140℃×30分の乾熱処理を行った。
処理前後の変色層の色を目視で確認した。その結果を表1に示す。
≪考 察≫
バインダーとして酸価50以上の樹脂を使用した実施例1〜9の湿熱変色インジケータは、いずれも湿熱による変色に比べて乾熱による色の変化が小さいため、高圧蒸気滅菌インジケータとして適している。実施例8では、酸価50以上の樹脂と酸価50未満の樹脂とを併用しているが、酸価50以上の樹脂が含まれることにより、高圧蒸気滅菌インジケータとして適した特性を発揮する。
特公平4-62746号公報にある合成ゴムメジウムを用いた比較例3〜7のうち、硫黄化合物を含まない比較例4のインジケータは、湿熱によっても乾熱によっても全く変色しなかった。残りの比較例1〜3のインジケータは、硫黄化合物を含むため湿熱によって変色するが、乾熱によってもほぼ同様に変色し、高圧蒸気滅菌用インジケータとして適さない。特公平4-62746号公報とは異なる合成ゴム系メジウムを用いた比較例8のインジケータも同様の結果であり、高圧蒸気滅菌用インジケータとして適さない。
1.試験用具
2.ケース
2a.本体
2b.蓋
3.留め金
4.本体孔
5.蓋孔
6.シート部材群
7.上部シート
8.中間シート
8a.収容孔
9.下部シート
10.バイオロジカル式又はデータロガー式インジケータ
11.湿熱変色インジケータ
12.切欠部
13.湿熱変色インジケータ
14.気体透過調節体
15a・15b.気体透過性体
16.小孔
17.外皮

Claims (6)

  1. ビスマス化合物、硫黄化合物、バインダー及び有機溶剤を含有する湿熱変色性組成物であって、前記バインダーとして樹脂酸価が50以上の樹脂を含有し、かつ前記硫黄化合物がチオ尿素化合物からなり、かつ粘度が5000mPa・s未満である、シルクスクリーン印刷及び/又はグラビア印刷に用いることを特徴とする湿熱変色性組成物。
  2. 前記ビスマス化合物は、酸化ビスマス、水酸化ビスマス、硫酸ビスマス、塩化ビスマス、オキシ塩化ビスマス、硝酸ビスマス、塩基性硝酸ビスマス、塩基性炭酸ビスマス、酢酸ビスマス、塩基性酢酸ビスマス、シュウ酸ビスマス及び塩基性シュウ酸ビスマスからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の湿熱変色性組成物。
  3. 湿熱非変色性の染料及び/又は顔料を含有する、請求項1又は2に記載の湿熱変色性組成物。
  4. 基材上に、請求項1〜3のいずれかに記載の湿熱変色性組成物から形成される変色層を有する湿熱変色インジケータ。
  5. 前記変色層の上に樹脂層を有する、請求項4に記載の湿熱変色インジケータ。
  6. 前記基材と前記変色層との間に非変色層を有する、請求項4又は5に記載の湿熱変色インジケータ。
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