JP5848988B2 - 横型帯鋸盤 - Google Patents

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Description

本発明は、無端状の帯鋸刃を循環走行させつつ、搬送方向へ搬送位置決めされた被切断材に対して切断加工を行う横型帯鋸盤に関する。
近年、横型帯鋸盤について種々の開発がなされており(特許文献1参照)、先行技術に係る横型帯鋸盤の構成等について説明すると、次のようになる。
先行技術に係る横型帯鋸盤は、被切断材を支持する基台を具備しており、この基台には、上下方向へ延びたメインコラムが立設されており、基台におけるメインコラムから搬送方向に直交する搬送幅方向に離隔した位置には、上下方向へ延びたサブコラム(ナローガイド)が立設されている。また、メインコラムとサブコラムに亘って、鋸刃ハウジングが上下方向へ移動可能に設けられており、この鋸刃ハウジングにおける搬送幅方向の一方側の上部及び下部は、メインコラムに上下方向へ移動可能に案内支持されており、鋸刃ハウジングにおける搬送幅方向の他方側の下部は、搬送幅方向に平行な軸(軸心)周りの回転を規制された状態でサブコラム(ナローガイド)に上下方向へ移動可能に案内支持されている。更に、鋸刃ハウジングには、一対の鋸刃ホイールが回転可能かつ搬送幅方向に離隔して設けられており、一対の鋸刃ホイールは、帯鋸刃を巻回して支持するものである。
従って、一対の鋸刃ホイールを回転させて、帯鋸刃を循環走行させつつ、鋸刃ハウジングを下方向(切込み方向)へ移動させる。これにより、搬送方向へ搬送位置決めされた被切断材に対して切断加工を行うことができる。
特開2009−297813号公報
ところで、被切断材の切断加工中において上方向の切削反力(背分力)が変動し、その変動が鋸刃ハウジングの固有振動数に近くなると、鋸刃ハウジングが共振して搬送方向に平行な方向の自励振動を励起する。また、鋸刃ハウジングが前述のようにメインコラム及びサブコラムに案内支持されていることもあり、鋸刃ハウジングの搬送幅方向の他方側の上コーナ部において、鋸刃ハウジングの自励振動による搬送方向に平行な方向の変位が特に顕著になる。そのため、被切断材の切断加工中に、鋸刃ハウジングの搬送方向に平行な方向の振動(自励振動)が大きくなると、被切断材に対して適切な切断加工を継続して行うことが困難になるという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の帯鋸盤を提供することを目的とする。
本発明の特徴は、無端状の帯鋸刃を循環走行させつつ、搬送方向へ搬送位置決めされた被切断材に対して切断加工を行う横型帯鋸盤において、被切断材を支持する基台と、前記基台に立設され、上下方向(鉛直方向)へ延びたメインコラムと、前記基台における前記メインコラムから前記搬送方向に直交する搬送幅方に離隔した位置に立設され、上下方向へ延びたサブコラム(ナローガイド)と、前記メインコラムと前記サブコラムに亘って上下方向へ移動可能に設けられ、前記搬送幅方向の一方側の上部及び下部が前記メインコラムに上下方向へ移動可能に案内支持され、前記搬送幅方向の他方側の下部が前記搬送幅方向に平行な軸(軸心)周りの回転を規制された状態で前記サブコラムに上下方向へ移動可能に案内支持された鋸刃ハウジングと、前記鋸刃ハウジングに回転可能かつ前記搬送幅方向に離隔して設けられ、前記帯鋸刃を巻回して支持する一対の鋸刃ホイールと、前記鋸刃ハウジングの前記搬送方向に平行な方向の振動を抑制する振動抑制機構と、を具備し、前記振動抑制機構は、前記鋸刃ハウジングにおける前記搬送幅方向の他方側の上部に設けられた固定ブラケットと、前記固定ブラケットに設けられ、前記サブコラムに対して接近離反する方向へ位置調節可能に構成された可動ブラケットと、前記可動ブラケットに回転自在に設けられ、前記サブコラムを押圧する押圧ローラと、前記鋸刃ハウジングから前記押圧ローラに伝達される振動(前記搬送方向に平行な方向の振動)を減衰する減衰要素と、前記サブコラムの鉛直方向に対する角度誤差(前記鋸刃ハウジングの上下方向の移動中における前記鋸刃ハウジングと前記サブコラムとの距離変化)を吸収可能なバネ要素と、を備えたことを要旨とする。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「案内支持され」とは、直接的に案内支持されることの他に、別部材を介して間接的に案内支持されることを含む意である。また、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、別部材を介して間接的に設けられたことを含む意である。
本発明の特徴によると、まず、前記可動ブラケットを前記サブコラムに対して接近離反する方向へ位置調節して、前記押圧ローラによって前記サブコラムを押圧する。そして、一対の前記鋸刃ホイールを回転させて、前記帯鋸刃を循環走行させつつ、前記鋸刃ハウジングを下方向(切込み方向)へ移動させる。これにより、前記搬送方向へ搬送位置決めされた被切断材に対して切断加工を行うことができる。なお、被切断材に対して切断加工を行った後は、前記鋸刃ハウジングを上方向へ移動させて、適宜の待機位置に復帰させておく。
ここで、被切断材の切断加工中、前記鋸刃ハウジングの前記搬送幅方向の他方側の上部において、前記減衰要素によって前記鋸刃ハウジングから前記押圧ローラに伝達される振動を減衰することにより、前記鋸刃ハウジングの前記搬送方向に平行な方向の振動(自励振動)を十分に抑制することができる。また、前記バネ要素によって前記サブコラムの鉛直方向に対する角度誤差(組付け誤差)を吸収できるため、前記鋸刃ハウジングを上下方向へ安定的に移動させることができる。
本発明によれば、前記鋸刃ハウジングを上下方向へ安定的に移動させつつ、前記鋸刃ハウジングの前記搬送方向に平行な方向の振動を十分に抑制できるため、被切断材に対して適切な切断加工を継続して安定的に行うことができる。
図1は、図4における矢視部Iの拡大図である。 図2は、本発明の実施形態に係る横型帯鋸盤の正面図である。 図3は、図2におけるIII-III線に沿った図である。 図4は、図2におけるIV-IV線に沿った図である。 図5は、振動対象物である鋸刃ハウジング等をモデル化した図である。 図6は、本発明の実施形態の変形例1に係る振動抑制機構を示す図であって、図1に相当する図である。 図7は、本発明の実施形態の変形例2に係る振動抑制機構を示す図であって、図1に相当する図である。 図8(a)は、本発明の実施形態に係る横型帯鋸盤による切断加工中における時間と鋸刃ハウジングの搬送方向に平行な方向の変位(振幅)との関係を示す図、図8(b)は、本発明の実施形態に係る横型帯鋸盤による切断加工中における鋸刃ハウジングの加速度を周波数分析した結果を示す図である。 図9(a)は、振動抑制機構を省略した比較例に係る横型帯鋸盤による切断加工中における時間と鋸刃ハウジングの搬送方向に平行な方向の変位(振幅)との関係を示す図、図9(b)は、比較例に係る横型帯鋸盤による切断加工中における鋸刃ハウジングの加速度を周波数分析した結果を示す図である。
本発明の実施形態について図1から図5を参照して説明する。なお、図面中、「FF」は、前方向、「FR」は、後方向、「L」は、左方向、「R」は、右方向、「U」は、上方向、「D」は、下方向をそれぞれ指してある。
図2から図4に示すように、本発明の実施形態に係る横型帯鋸盤1は、無端状の帯鋸刃Bを循環走行させつつ、搬送方向(前方向)へ搬送位置決めされた被切断材Wに対して切断加工を行うものである。そして、本発明の実施形態に係る横型帯鋸盤1の具体的な構成は、以下のようになる。
横型帯鋸盤1は、搬送方向に直交する搬送幅方向(左右方向)に延びた基台3を具備しており、この基台3は、被切断材Wを支持する加工テーブル5を備えている。また、被切断材を加工テーブル5に固定するため、基台3の上側には、被切断材Wを挟持する本体バイス機構7が設けられており、この本体バイス機構7は、本体固定バイス9、及びこの本体固定バイス9に対向しかつ搬送幅方向へ移動可能な本体可動バイス11を備えている。
基台3には、上下方向(鉛直方向)へ延びたメインコラム13が立設されており、このメインコラム13には、上下方向へ延びたLMガイド15が設けられている。また、基台3におけるメインコラム13から搬送幅方向に離隔した位置には、上下方向へ延びたサブコラム17が立設されており、このサブコラム17の下部には、上下方向へ延びたガイドレール19が設けられている。
メインコラム13とサブコラム17に亘って、鋸刃ハウジング21が上下方向へ移動可能に設けられている。また、鋸刃ハウジング21の正面側部分における搬送幅方向の一方側(右側)の上部及び下部には、LMスライダ23,25がブラケット27,29を介してそれぞれ設けられており、一対のLMスライダ23,25は、LMガイド15に上下方向へ移動可能に案内支持されるものである。換言すれば、鋸刃ハウジング21の正面側部分における搬送幅方向の一方側の上部及び下部は、メインコラム13に一対のLMスライダ23,25及びLMガイド15等を介して上下方向へ移動可能に案内支持されている。更に、鋸刃ハウジング21の正面側部分における搬送幅方向の他方側(左側)の下部には、一対の規制ローラ31,33が搬送方向に平行な軸心周りに回転可能にブラケット35を介して設けられており、一対の規制ローラ31,33は、ガイドレール19を搬送方向に平行な方向(前後方向)から挟持するようになっている。換言すれば、鋸刃ハウジング21の正面側部分における搬送幅方向の他方側の下部は、一対の規制ローラ31,33及びガイドレール19等を介して搬送幅方向に平行な軸(軸心)周りの回転を規制された状態でサブコラム17に上下方向へ移動可能に案内支持されている。そして、基台3におけるメインコラム13に隣接した位置には、鋸刃ハウジング21を昇降させるハウジング用油圧シリンダ37が立設されている。なお、鋸刃ハウジング21の搬送幅方向に平行な軸周りの回転を規制する手段として一対の規制ローラ31,33を用いているが、その他、適宜の手段を用いても構わない。
鋸刃ハウジング21には、一対の鋸刃ホイール39,41が回転可能かつ搬送幅方向に離隔して設けられており、一対の鋸刃ホイール39,41は、帯鋸刃Bを巻回して支持するものである。また、一方の鋸刃ホイール39は、帯鋸刃Bに張力を付与するために搬送幅方向へ位置調節可能になっている。そして、鋸刃ハウジング21の適宜位置には、一対の鋸刃ホイール39,41を回転させるホイール用モータ(図示省略)が設けられている。
鋸刃ハウジング21における一対の鋸刃ホイール39,41の間には、一対の鋸刃ガイド43,45が搬送幅方向に離隔して設けられており、一対の鋸刃ガイド43,45は、帯鋸刃Bの歯先が下側を向くように帯鋸刃Bを捻った状態で切削方向へ案内するものである。また、一方の鋸刃ガイド43は、搬送幅方向へ位置調節可能になっている。
鋸刃ハウジング21の正面側部分における搬送幅方向の他方側の上部には、鋸刃ハウジング21の搬送方向に平行な方向の振動を抑制する振動抑制機構47が設けられている。そして、振動抑制機構47の構成の詳細は、次のようになる。
図1に示すように、鋸刃ハウジング21の正面側部分における搬送幅方向の他方側の上部には、平面視L型形状の固定ブラケット49が設けられており、この固定ブラケット49には、可動ブラケット51が前後方向へ揺動可能に連結軸(連結ボルト)53を介して設けられている。また、可動ブラケット51はサブコラム17に対して接近離反する前後方向へ位置調節可能に構成されている。具体的には、固定ブラケット49には、前後方向に沿って円弧に延びたガイド溝55が形成されており、可動ブラケット51には、調節ボルト57がガイド溝55に挿通した状態で螺合して設けられてあって、この調節ボルト57の頭部は、固定ブラケット49のガイド溝55の周縁を押圧するようになっている。
可動ブラケット51には、サブコラム17を押圧する押圧ローラ59が搬送幅方向に平行な軸心周りに回転自在(回転可能)に設けられている。また、鋸刃ハウジング21と固定ブラケット49との間には、弾性変形可能な防振パット61が介在されている。そして、防振パット61は、鋸刃ハウジング21から押圧ローラ59に伝達される搬送方向に平行な方向の振動を減衰する減衰要素としての機能、及びサブコラム17の鉛直方向に対する組付け誤差(換言すれば、鋸刃ハウジング21の上下方向の移動中における鋸刃ハウジング21とサブコラム17との距離変化)を吸収可能なバネ要素としての機能をそれぞれ有している。なお、押圧ローラ59を弾性変形可能にし、押圧ローラ59が減衰要素としての機能及びバネ要素としての機能を有するようすることもでき、この場合には振動抑制機構47の構成から防振パット61を省略しても構わない。
なお、振動対象物である鋸刃ハウジング21等をモデル化すると、図5に示すようになる。ここで、図5において、mは、鋸刃ハウジング21の質量、Gは、鋸刃ハウジング21の重心位置、cは、防振パット61の減衰要素としての機能、kは、防振パット61のバネ要素としての機能、k0は、サブコラム17と基台3との間のバネ要素、Ftは、切削反力(背分力)、θは、鋸刃ハウジング21の鉛直方向に対する角度誤差をそれぞれ表している。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
まず、可動ブラケット51をサブコラム17に対して接近離反する前後方向へ位置調節して、押圧ローラ59によってサブコラム17を押圧する。次に、被切断材Wを搬送方向へ搬送位置決めし、本体バイス機構7によって被切断材Wを挟持して加工テーブル5に対して固定する。そして、ホイール用モータの駆動により一対の鋸刃ホイール39,41を回転させて、帯鋸刃Bを循環走行させつつ、ハウジング用油圧シリンダ37の作動により鋸刃ハウジング21を下方向(切込み方向)へ移動させる。これにより、搬送方向へ位置決めした被切断材Wに対して切断加工を行うことができる。なお、被切断材Wに対して切断加工を行った後は、ハウジング用油圧シリンダ37の作動により鋸刃ハウジング21を上方向へ移動させて、適宜の待機位置に復帰させておく。
ここで、被切断材Wの切断加工中、鋸刃ハウジング21の搬送幅方向の他方側の上部において、防振パット61の減衰要素としての機能によって鋸刃ハウジング21から押圧ローラ59に伝達される振動を減衰することにより、鋸刃ハウジング21の搬送方向に平行な方向の振動(自励振動)を十分に抑制することができる。また、防振パット61のバネ要素としての機能によってサブコラム17の鉛直方向に対する角度誤差(組付け誤差)を吸収きるため、鋸刃ハウジング21を上下方向へ安定的に移動させることができる。
従って、本発明の実施形態によれば、鋸刃ハウジング21を上下方向へ安定的に移動させつつ、鋸刃ハウジング21の搬送方向に平行な方向の振動を十分に抑制できるため、被切断材Wに対して適切な切断加工を継続して安定的に行うことができる。
(変形例1)
本発明の実施形態の変形例1について図6を参照して説明する。なお、図面中、「FF」は、前方向、「FR」は、後方向、「L」は、左方向、「R」は、右方向、「U」は、上方向、「D」は、下方向をそれぞれ指してある。
図6に示すように、本発明の実施形態の変形例1にあっては、前述の振動抑制機構47に代えて振動抑制機構63を用いており、以下、振動抑制機構63の構成のうち、振動抑制機構47と異なる部分についてのみ説明する。なお、振動抑制機構63の構成要素のうち、振動抑制機構47の構成要素と対応するものについては図面中に同一番号を付する。
鋸刃ハウジング21の正面側部分における搬送幅方向の他方側の上部には、平面視コ字形状の固定ブラケット65が設けられている。また、固定ブラケット65には、可動ブラケット67が設けられており、この可動ブラケット67は、サブコラム17に対して接近離反する前後方向へ位置調節可能に構成されている。具体的には、固定ブラケット65には、前後方向に沿って直線状に延びた複数のガイド溝69が形成されており、可動ブラケット67には、複数のガイドボルト71が対応するガイド溝69に挿通した状態で螺合して設けられている。また、固定ブラケット65の一部(突出片)65aには、可動ブラケット67の一部(突出片)67aに押圧する調節ボルト73が螺合して設けられている。なお、各ガイドボルト71の頭部が固定ブラケット65のガイド溝69の周縁を押圧するようになっていても構わない。
そして、本発明の実施形態の変形例1においても、前述と同様の作用を奏する。
(変形例2)
本発明の実施形態の変形例2について図7を参照して説明する。なお、図面中、「FF」は、前方向、「FR」は、後方向、「L」は、左方向、「R」は、右方向、「U」は、上方向、「D」は、下方向をそれぞれ指してある。
図7に示すように、本発明の実施形態の変形例2にあっては、前述の振動抑制機構47に代えて振動抑制機構75を用いており、以下、振動抑制機構75の構成のうち、振動抑制機構47と異なる部分についてのみ説明する。なお、振動抑制機構75の構成要素のうち、振動抑制機構47の構成要素と対応するものについては図面中に同一番号を付する。
可動ブラケット51は、サブコラム17よりも後方向へ突出してあって、可動ブラケット51の先端部には、押圧ローラ59と協働によりサブコラム17を挟持する補助ローラ77が搬送幅方向に平行な軸心回りに回転自在に設けられている。
そして、本発明の実施形態の変形例1においても、前述と同様の作用を奏する。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、鋸刃ハウジング21の正面側部分がメインコラム13及びサブコラム17に上下方向へ移動可能に案内支持され、かつ鋸刃ハウジング21の正面側部分に振動抑制機構47が設けられる代わりに、鋸刃ハウジング21の背面側部分がメインコラム13及びサブコラム17に上下方向へ移動可能に案内支持され、かつ鋸刃ハウジング21の背面側部分に振動抑制機構47が設けられる等、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
ホイール用電動モータに50Hzのパルスを印加した状態で、本発明の実施形態に係る横型帯鋸盤1による切断加工中における時間と鋸刃ハウジング21の搬送方向に平行な方向の変位(振幅)との関係、及び鋸刃ハウジングの加速度を周波数分析した結果をまとめると、図8(a)(b)に示すようになった。また、振動抑制機構47を省略した比較例に係る横型帯鋸盤を用い、ホイール用電動モータに50Hzのパルスを印加した状態で、比較例に係る横型帯鋸盤による切断加工中における時間と鋸刃ハウジング21の搬送方向に平行な方向の変位との関係、及び鋸刃ハウジング21の加速度を周波数分析した結果をまとめると、図9(a)(b)に示すようになった。つまり、振動抑制機構47を具備することにより、鋸刃ハウジング21の搬送方向に平行な方向の変位及び加速度が共に十分に減少することが確認された。
W 被切断材
1 横型帯鋸盤
3 基台
5 加工テーブル
13 メインコラム
15 LMガイド
17 サブコラム(ナローガイド)
19 ガイドレール
21 鋸刃ハウジング
23 LMスライダ
25 LMスライダ
31 規制ローラ
33 規制ローラ
37 ハウジング用油圧シリンダ
39 鋸刃ホイール
41 鋸刃ホイール
43 鋸刃ガイド
45 鋸刃ガイド
47 振動抑制機構
49 固定ブラケット
51 可動ブラケット
55 ガイド溝
57 調節ボルト
59 押圧ローラ
61 防振パット
63 振動抑制機構
65 固定ブラケット
67 可動ブラケット
69 ガイド溝
71 ガイドボルト
73 調節ボルト
75 振動抑制機構
77 補助ローラ

Claims (4)

  1. 無端状の帯鋸刃を循環走行させつつ、搬送方向へ搬送位置決めされた被切断材に対して切断加工を行う横型帯鋸盤において、
    被切断材を支持する基台と、
    前記基台に立設され、上下方向へ延びたメインコラムと、
    前記基台における前記メインコラムから前記搬送方向に直交する搬送幅方に離隔した位置に立設され、上下方向へ延びたサブコラムと、
    前記メインコラムと前記サブコラムに亘って上下方向へ移動可能に設けられ、前記搬送幅方向の一方側の上部及び下部が前記メインコラムに上下方向へ移動可能に案内支持され、前記搬送幅方向の他方側の下部が前記搬送幅方向に平行な軸周りの回転を規制された状態で前記サブコラムに上下方向へ移動可能に案内支持された鋸刃ハウジングと、
    前記鋸刃ハウジングに回転可能かつ前記搬送幅方向に離隔して設けられ、前記帯鋸刃を巻回して支持する一対の鋸刃ホイールと、
    前記鋸刃ハウジングの前記搬送方向に平行な方向の振動を抑制する振動抑制機構と、を具備し、
    前記振動抑制機構は、
    前記鋸刃ハウジングの前記搬送幅方向の他方側の上部に設けられた固定ブラケットと、
    前記固定ブラケットに設けられ、前記サブコラムに対して接近離反する方向へ位置調節可能に構成された可動ブラケットと、
    前記可動ブラケットに回転自在に設けられ、前記サブコラムを押圧する押圧ローラと、
    前記鋸刃ハウジングから前記押圧ローラに伝達される振動を減衰する減衰要素と、
    前記サブコラムの鉛直方向に対する角度誤差を吸収可能なバネ要素と、を備えたことを特徴とする横型帯鋸盤。
  2. 前記減衰要素及び前記バネ要素は、前記鋸刃ハウジングと前記固定ブラケットとの間に介在されかつ弾性変形可能な防振パットであることを特徴とする請求項1に記載の横型帯鋸盤。
  3. 前記押圧ローラが弾性変形可能であって、前記減衰要素及び前記バネ要素としての機能を有することを特徴とする請求項1に記載の横型帯鋸盤。
  4. 前記振動抑制機構は、
    前記可動ブラケットに回転自在に設けられ、前記押圧ローラと協働により前記サブコラムを挟持する補助ローラと、を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の横型帯鋸盤。
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